JP2002010879A - 背当て連係クッション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の背当て連係クッションを使用すること
により、使用者の背中と両脇に支えができる事で、安定
性のあるクッションを構成する事が特徴である。 【解決手段】背当て連係クッションの６側に背中を当て
て座る事により、いくつかの連結された適当な弾力性と
柔軟性を持たせた１・２・３・４が、その互いの連結部
５において６側に折れ曲がる力が働き、そこに座ったも
のの両脇を包み込み、また、その力により優れた安定性
で体を支えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の体を支
え、優れた安定性を得られるクッションに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】各種インテリア製品のクッションは、機
能性が少なく体の一部分のみを少ない面積で支えるもの
が多い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】単にクッションの大き
さに頼らず、柔軟性と弾力性をもたせたクッションが、
使用者の体を支え、安定性を得られる事が必要である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、本発明はクッションを連係させ、また、それ
ぞれのクッションが弾力性と柔軟性をもち、クッション
の表側は凹凸が少なく、裏側にいくつかのクッションの
形に分かれた状態に形成させる。それにより、表側の中
央部分に力を加える事によって、連係されたクッション
が表側に曲がり、使用者の体を包み込ませる状態をつく
る事が特徴である。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明のクッションは、幾つかの
クッションから構成される。また、背当てに使用した時
の優れた安定性を求める為のものである。

【０００６】図１の斜面図にある１・４が適当な硬さの
中身を含ませたクッションと、２・３には適当な柔らか
さの中身を含ませたクッションが連係されている。

【０００７】

【実施例】以下は、図に従い説明する。図１斜面図の２
・３は人の背もたれになる程度の大きさになっており、
１・４は座った時の使用者の両脇を支える役目を果たす
クッションになる。全体として、椅子や壁面にもたれな
がら使用できる事が目的である。

【０００８】全体の大きさとして、一般の肘掛け椅子や
ソファー、又、壁などに体をもたれながらも使用できる
為、２・３の幅は、人の背中に適当にあたる面積を有
し、１・４の幅は２と３を合わせた程度の幅にする。高
さに関しては、人の脇を適当に覆い、肘掛けとしても使
用できる範囲の高さとする。

【０００９】図１・図３において、１・４のクッション
の中身に硬質の素材を使用し、２・３のクッションの中
身には、柔らかい素材を使用する。その素材は、従来使
用されてきた羽毛、ポリエステルなどの他にアクリル
系、ナイロン系などの化学繊維などあらゆる使用可能な
素材を使用する。

【００１０】また、そのカバーをする素材においても同
様に、従来使用されてきた自然繊維、ポリエステルなど
の他にアクリル系、ナイロン系などの化学繊維などあら
ゆる使用可能な素材を使用する。

【００１１】図３平面図に示す、前側にあたる６側は、
凹凸の少ない平坦な状態で裏側にあたる７側には連結部
にもあたる５ごとにいくつかのクッションの状態に分か
れている。５ごとに分かれていることにより、クッショ
ンが６側に折り曲がり、その連結部分５は、ほぼ前面の
近くで互いにその左右のクッションとつながっている。

【００１２】このように硬さのバランスを取った幾つか
のクッションを配列し、横に連結した事により図２のよ
うに、使用者の体重や力を受けたクッション２・３は裏
側の５部分で分かれた形になりながら、かかった力を吸
収するように弓形に曲がった状態になる。また、１・４
は中央の２・３の力の伝達を受け、５を境目に内側に曲
がるがクッションの中身に硬い素材を使用する事によっ
て、使用者の脇の部分をカバーするように支える。

【００１３】ところで、使用者の体の大小にもよるが、
図３平面図に示すように、２・３は平均的に背中と同等
の幅になっており、１・４が内側に大きく曲がり、体が
左右に振れないように支えられる大きさであるため、長
時間使用する場合でも安定性が高いので使用者が疲れな
い。尚、図１・図２・図３以外にも連係クッションの連
結する個数や形状は適当に変える事が可能である。

【００１４】

【発明の効果】以上まで説明したように、椅子や壁など
に座って寄りかかる時に、この背当て連係クッションを
使用することにより、背中を柔軟性のある柔らかいクッ
ションと両脇を弾力性のある適当に硬いクッションが包
み込むように支えてくれ、優れた安定性がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】クッション全体の斜面図である。

【図２】クッションを使用した場合の全体に内側に曲が
った状態を上から見た平面図である。

【図３】クッションを上から見た平面図である。

【符号の説明】

１ 外側のクッション ２ 内側のクッション ３ 内側のクッション ４ 外側のクッション ５ クッション結合部 ６ クッション正面 ７ クッション背面

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】使用する材料はアクリル系、ナイロン系な
   どの化学繊維や羽毛、自然繊維などあらゆる使用可能な
   材料を使う事ができる。
2. 【請求項２】表側は凹凸が少なく、裏側は幾つかのクッ
   ションの形に分かれ、表側に連係されている。
3. 【請求項３】クッションは、適当な弾力性と柔軟性で構
   成されている。
4. 【請求項４】表側の中央部分に力を加える事により、連
   係されたクッションが内側を包み込み、使用者の体を支
   える状態をつくる。