JP2002010066A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JP2002010066A
JP2002010066A JP2000191470A JP2000191470A JP2002010066A JP 2002010066 A JP2002010066 A JP 2002010066A JP 2000191470 A JP2000191470 A JP 2000191470A JP 2000191470 A JP2000191470 A JP 2000191470A JP 2002010066 A JP2002010066 A JP 2002010066A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】写真プリントには日付などの文字情報が写し込
まれているが、適正な文字情報の書き込み領域を決定す
るための測色機能を搭載するカメラは大型化及び複雑化
して携帯しにくくなる上、コストも高くなっていた。 【解決手段】本発明は、カメラで撮影されたフィルムや
画像データを読み取り、撮影画像と共に記憶された文字
情報を読み取り、構図判定部6aによる画像内の人物の
顔上や高輝度領域上の書き込み不適切な領域を避けて、
書き込み領域を決定し、また色判定部6bにより背景色
に対して見やすい文字色に設定して、画像合成部5で画
像と文字情報を合成し、プリンタ8によるプリント出力
若しくはモデム7による画像データ出力を行う画像再生
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像上にメッセージ
や日付けなどの文字情報を合成できる写真プリント装置
等の画像再生装置に係り、特にプリントにする画面や電
子メールにて送信する画面上に見やすく、被写体の邪魔
にならない位置に文字情報を合成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラには撮影したときの日時な
どのデート情報を巻き上げられているフィルムに光学的
に写し込む記録機構が搭載されている。
【0003】また、写真撮影の楽しみ方の1つとして、
日時のみのデート情報の他に、撮影した写真にメッセー
ジを写しこんでプレゼントするという方法が知られてい
る。例えば、APSシステムでは、予めカメラに登録さ
れたメッセージの中から選択して、フィルム上の磁気記
録領域に磁気情報として記録できるようになっている。
そして、プリントの際にラボラトリではその磁気情報を
読みとって、写真画面上に対応する文字を合成して写真
を作成するというサービスを行なう。
【0004】この写真を送られた人は、被写体像からだ
けでは伝わらなかった種々の情報を受けとることがで
き、写真を見る楽しみが増大する。また、後に写真鑑賞
した際に、いつごろどのような時に撮影した写真である
かを知るための重要な手がかりとなり、写真を楽しむ時
の重要な補助手段となっている。
【0005】これらのデート情報やメッセージは、撮影
されたコマ内に写し込まれるため、写し込まれる領域に
おける背景が、他に比べて高輝度であったり、背景色が
比較的白っぽい色であった場合には、写し込まれたデー
ト情報が白く滲んで見えにくくなったりする。
【0006】これを防止するために、例えば、特開平7
−140542号公報において、色センサを備える測色
機能をカメラに搭載し、撮影時にデート情報を写し込む
領域の色が指定された色であるか否か及び、測光により
得られたその領域の測光値以上の値が検出されているか
否かを判定して、予め指定された色であったり、輝度が
高すぎたりした場合には、デート情報を写し込むには不
適当と判定され、その旨の警告が出される技術が開示さ
れている。この警告により、撮影者にデート情報を写し
込むのであれば構図を変更するように促したり、若しく
はデート情報の記録を中止するように示唆している。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、前述したよ
うな測色機能を搭載すると、カメラが大型化及び複雑化
して、カメラが携帯しにくくなる上、カメラのコストも
高くなる。
【0008】また、メッセージにおいては、背景色によ
り見えにくくなるだけでなく、構図上の重要な位置に写
し込まれていたりすると、返って写真自体を楽しむこと
ができなくなる。
【0009】従って、コストの上昇を抑制してユーザー
に負担をかけることなく、画像から構図や被写体位置や
色の情報を読みとり、プリント時にその画像にふさわし
い位置や文字の色でメッセージや日付け等を合成する事
によって文字入りの写真画像をより美しく、かつ文字情
報を読みとりやすくする必要がある。
【0010】そこで本発明は、コストの上昇を抑制しつ
つ、カメラだけでなく、現像、プリント等を行なうラボ
ラトリ関係まで含めたシステムの最適化を行ない、メッ
セージやデート表示の色や記録場所を写真の色や構図に
応じて変更できるようにして見やすく、邪魔にならない
文字表示付画像を得られる画像再生装を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、まず、フィルム上に記録された画像を読み
取って写真プリントを作成する画像再生装置において、
上記フィルム上へ撮影時又はその後に記録された文字情
報を読み取る手段と、読み取った上記画像の構図及び色
を判別する手段と、上記判別された構図若しくは色の情
報に応じて、写真プリント上の上記文字情報を書き込む
領域の位置及びその文字色を決定する手段とを備える画
像再生装置を提供する。上記文字情報は、撮影時の日付
情報、時間情報、または、メッセージ情報であることを
特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
【0012】次に、入力された画像の画面上に文字情報
を合成して再生する画像再生装置において、上記画像内
の主被写体領域を検出する手段と、上記画像内の上記主
被写体領域を除く領域の色を検出する手段と、上記主被
写体領域と、上記主被写体領域を除く領域で検出された
色情報とに基づいて、上記画像内における上記文字情報
の合成位置とその文字色とを決定する決定手段とを備え
る画像再生装置を提供する。
【0013】さらに、画像上に文字情報を合成して再生
する画像再生装置において、上記画像に基づいて、昼間
に撮影された画像であるか夜間に撮影された画像である
かを判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果に従
って、上記画像内の輝度が低い領域を上記文字情報の書
き込み位置として決定する決定手段とを備える画像再生
装置を提供する。
【0014】以上のような構成の画像再生装置は、予め
画像内の主要写体領域の位置に基づく構図から画像の美
的価値を変えない文字情報を書き込む領域(空き領域)
の位置が複数設定され、入力された画像の構図を判定し
て、文字情報の書き込み領域を決定し、その背景色を検
出し適切な文字色で画像に文字情報が書き込まれる画像
合成が行われる。また、文字情報の書き込み領域の決定
の際には、構図によるものだけではなく、候補となった
領域の輝度(コントラスト)を他の候補領域と比較し、
さらに低い輝度の領域が選択される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の画像
再生装置に係る第1の実施形態の構成図である。本実施
形態の画像再生装置は、ラボラトリなどに配備されて、
フィルムによる画像とディスク等の記録媒体によるデジ
タル画像にそれぞれ対応する装置であって、取り込んだ
画像の構図を判定して、日付、時間、メッセージ等から
なる文字情報を書き込む空き領域を設定し、その空き領
域の背景色を判定して文字色を設定し、画像と文字情報
との画像合成を行うものである。
【0016】この画像再生装置は、装置全体を制御する
パーソナルコンピュータからなる制御部1と、撮影され
たフィルム3を現像する現像処理部2と、現像されたフ
ィルム3のコマ近傍に設けられた磁気記録部から撮影時
に記録された文字情報を読み取る磁気読み取り部9と、
フィルム3のコマから光学的に画像を読み取るスキャナ
等からなる画像読み取り部10と、記録媒体13に記録
されたデジタル画像及び文字情報を読み出すデジタル画
像処理部12と、読み取った画像及び文字情報を一時的
に記憶するメモリ4と、画像の構図や文字情報を写し込
む領域の背景色を判定する像判定部6と、読み取られた
画像と文字情報とを合成する画像合成部5と、合成され
た画像をプリント11として印刷出力するプリンタ8
と、ユーザに合成画像等を電子メールとして送信する際
に、その送受信の仲介を行うためのモデム7とで構成さ
れる。
【0017】この像判定部6は、読み取られた画像(デ
ジタル画像も含む)における画面上の被写体位置を判定
する構図判定部6aと、文字情報を写し込む領域の背景
色を判定する色判定部6bとを備えており、制御部1に
より被写体位置に基づく空き領域の中から文字情報を写
し込む領域が選択され、その選択された領域の背景色に
基づく文字色の決定を行う。また、磁気読み取り部9と
画像読み取り部10とは一体的に構成され、フィルム3
を装填した状態で連続的に画像の読み取りと文字情報の
読み取りを行うことができる。本実施形態により合成さ
れた画像は、ユーザーの要望に従って、印刷されたプリ
ント画像や、モデム7を介して電子メールとして受け取
ることができる。
【0018】次に図2に示すフローチャートを参照し
て、このように構成された画像再生装置による画像合成
について説明する。まず、カメラ等により撮影されたフ
ィルム3について説明する。フィルム3はラボラトリに
持ちこまれ、現像処理部2により現像される(ステップ
S1)。そして現像されたフィルム3を磁気読み取り部
9(画像読み取り部10)に装填して(ステップS
2)、磁気読み取り部9でフィルム3のコマ近傍に設け
られた磁気記録部から撮影時に記録された文字情報を読
み取ってメモリ4に格納する(ステップS3)。その
後、各コマから画像を光学的に順次読み出して、電気信
号からなる画像データに変換して、同様にメモリ4へ格
納する(ステップS4)。
【0019】次に、制御部1の制御により格納した画像
データを読み出し、像判定部6の構図判定部6aにより
画像おける構図、即ち画面上の被写体位置を判定する
(ステップS5)。この被写体位置から文字情報を書き
込むべき空き領域位置が求められる。具体的には、制御
部1に予め内蔵するプログラムによる所定のシーケンス
による判定及び処理によって、後述するように画像内に
おける被写体位置を判断する。例えば、図3(a)〜
(h)に示すP1〜P8のような構図であれば、広さを考
慮しつつ画面内のどの位置の書き込み領域(空き領域)
に文字情報を書き込むかを判定する(ステップS6)。
これらの書き込み領域は斜線で示す。
【0020】次に色判定部6bにより書き込み領域の背
景色を判定し、その背景色に対してクリアに見える文字
色を設定する(ステップS7)。そして、書き込む文字
情報の量(文字数)と書き込み領域の広さに基づき、文
字の大きさを決定し(ステップS8)、画像と文字情報
を合成する(ステップS9)。この合成画像を出力する
(ステップS10)。例えば、プリンタ8によりプリン
ト画像11として印刷出力する。または、モデム7を介
してネットワークと接続して、電子メールの添付ファイ
ルとしてユーザに送信する。このような画像合成処理と
出力が全コマにわたって行われたか否かを判定し(ステ
ップS11)、全コマを処理・出力していなければ(N
O)、ステップS2に戻って同様な処理をおこない、全
コマが処理・出力されたならば(YES)、一連の処理
シーケンスを終了させる。図4に示すフローチャートを
参照して画像の構図判定について説明する。取り込んだ
画像データの画面内の主要被写体(例えば、人物)の存
在を判断することによって、構図が縦方向か横方向かを
判定する。
【0021】まず、画面内の像の微分信号を利用して2
値化処理を行なって輪郭を検出する(ステップS2
1)。その検出された輪郭の図形において、円形がある
か否かを判定する(ステップS22)。これは、円形で
あるものを人物の“顔”と仮定して、その円形が存在す
れば(YES)、画面上のどの位置にいるかを座標で求
める(ステップS23)。この判定で円形の輪郭が無い
場合には(NO)、色判定部6bにより肌色の被写体が
画面内に存在するか否かを判別し(ステップS24)、
存在したならば(YES)、その存在する位置として座
標を求める(ステップS25)。しかし、肌色の被写体
が存在しないならば(NO)、主要被写体が人物ではな
い画像として人物フラグをリセットする(ステップS2
6)。画像内に輪郭が円形のものがある若しくは肌色の
ものが存在する場合、主要被写体が人物である画像とし
て、人物フラグをセットする(ステップS27)。ここ
で、この肌色検出は、撮影した地域によって変更する場
合もあるため、白人系、黒人系、黄色人種系をカバーす
る種々の色を用意して比較する。
【0022】この後、2値化された画像データのコント
ラスト変化を検出する(ステップS28)。これは、図
5(a)に示すような画面11で、画像の中央を横方向
に分割するラインL1 と縦方向に分割するラインL2に
沿って、コントラストの変化をモニタすると、図5
(b)に示すようにラインL1に沿った場合は、人物の
体の部分の輪郭部で大きな変化が見られるがラインL2
に沿った場合は、図5(c)に示すように、輪郭が存在
しないため変化が見られない。そこで、このような結果
が得られた場合は、画像が横構図であると判断できる。
【0023】従って、画像の構図の縦横を判定するに
は、長辺方向(横方向)にコントラストの変化が多いか
否かを判定する(ステップS29)。この判定でコント
ラストの変化が多い場合には(NO)、縦構図と判定し
て縦構図フラグがリセットされる(ステップS30)。
一方、コントラストの変化が少ない場合には、画像は縦
構図であるものと判定し、縦構図フラグがセットされる
(ステップS31)。
【0024】そして縦構図であった場合は、長辺方向の
コントラスト変化をモニタする(ステップS32)。ま
た、横構図であった場合は、短辺方向のコントラスト変
化を判定する(ステップS33)。この変化をモニタす
るのは、ライン L1 ,L2ではなく、人物がいると判
定された座標に沿って行うようにする。これによって人
物がいる所にはコントラストがあるが上空にはコントラ
ストがない場合が多いとして、空の方向が判定される
(ステップS34)。
【0025】次に、人物フラグがセットされているか否
かを判定して(ステップS35)、人物フラグがセット
されていれば(YES)、予め求められていた顔部の座
標のより下方(空と反対の方向)を人物の体と判定する
(ステップS36)。つまり図5(a)のような画像で
は斜線部が人物と判定される。
【0026】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て、文字を書き込むことができる書き込み領域の決定に
ついて説明する。前述した図4のルーチンにより、画像
が図3に示したP1〜P8のいずれかの構図と判定され
る。まず、人物フラグが1か否かを判定する(ステップ
S41)。即ち、人物画像であるかが判断できる。
【0027】この判定で人物フラグが0、つまりリセッ
トされていた場合には(NO)、画面上方(窓部)の明
るさを検出する(ステップS42)。この検出された明
るさを所定値と比較して(ステップS43)、明るい場
合には(YES)、例えば昼間の屋外の風景と判定され
(ステップS44)、画像の構図が縦構図か横構図かを
判定する(ステップS45)。この判定で画像が縦構図
であれば(YES)、P5,P6で規定した書き込み領域
で、コントラストの低い方を選択して文字情報を書き込
むように設定する(ステップS46)。また画像が横構
図であれば(NO)、P1,P2で規定した書き込み領域
で、コントラストの低い方を選択して文字情報を書き込
むように設定する(ステップS47)。この判定の根拠
は、空がきれいな写真の方が見ばえがよいからで、画面
下方に優先して文字情報を書き込むようにする。
【0028】また上記ステップS43の判定で暗い場合
は(NO)、例えば夜景か室内の画像と判定され(ステ
ップS48)、画像の構図が縦構図か横構図かを判定す
る(ステップS49)。この判定で画像が縦構図であれ
ば(YES)、P5〜P8で規定した書き込み領域で、コ
ントラストの低いものを選択して文字情報を書き込むよ
うに設定する(ステップS50)。また画像が横構図で
あれば(NO)、P1〜P4で規定した書き込み領域で、
コントラストの低いものを選択して文字情報を書き込む
ように設定する(ステップS51)。この判定の根拠
は、画像の四隅のどこに文字情報が書き込まれても見ば
えはかわらないからである。
【0029】一方、上記ステップS41の判定におい
て、人物写真と判定された時は(YES)、人物が画面
の中央のみに存在するか否かを判定する(ステップS5
2)。この判定は、複数の人物が並んで存在する場合で
あって、例えば、2人であれば、中央には存在せず、左
右に存在する構図となり、3人であれば中央と左右にそ
れぞれ存在する構図となる。この判定で人物が中央のみ
に存在したならば(YES)、画像の構図が縦構図か横
構図かを判定する(ステップS53)。この判定で画像
が縦構図であれば(YES)、P5で規定した書き込み
領域に文字情報を書き込むように設定する(ステップS
54)。また画像が横構図であれば(NO)、P1で規
定した書き込み領域に文字情報を書き込むように設定す
る(ステップS55)。これは、従来の多くのカメラの
仕様、又は、絵画へのサイン時の配置に近くして、オー
ソドックスな印象を重視するものである。
【0030】また上記ステップS52の判定において、
人物が中央のみではない場合には(NO)、他に人物が
右側に存在するか否かを判定する(ステップS56)。
この判定で人物が右側に存在しない場合(NO)、ステ
ップS53に移行する。一方、存在した場合には(YE
S)、今度は人物が左側に存在するか否かを判定する
(ステップS57)。この判定で人物が左側に存在しな
い場合(NO)、画像の構図が縦構図か横構図かを判定
する(ステップS58)。この判定で画像が縦構図であ
れば(YES)、P6で規定した書き込み領域に文字情
報を書き込むように設定する(ステップS59)。また
画像が横構図であれば(NO)、P2で規定した書き込
み領域に文字情報を書き込むように設定する(ステップ
S60)。
【0031】例えば、図7(a)に画面の右側にのみ人
物が存在する構図P2を例にとってシーケンスにあては
めると、ステップS52において、中央に人物はいない
ため(NO)に分岐して、次のステップS56におい
て、右側に人物が存在しているため(YES)に分岐
し、さらにステップS57において、左側に人物が存在
していないため(NO)に分岐する。さらにステップS
58における構図の縦横を判定で、横構図となるため
(NO)に分岐してP2と判定され、文字情報の書き込
み領域は、画面左下の位置に決定される。
【0032】そして、ステップS56,S57の判定に
おいて、左右の両側に人物が存在する場合には、P3,
P4,P7,P8で規定する画面上方の書き込み領域に文
字情報を書き込むが、この時に左右の書き込み領域のコ
ントラストを比較する(ステップS61)。この比較に
おいて、右側の書き込み領域のコントラストが大きかっ
た場合には(YES)、画像の構図が縦構図か横構図か
を判定する(ステップS62)。この判定で画像が縦構
図であれば(YES)、P8で規定した書き込み領域に
文字情報を書き込むように設定する(ステップS6
3)。また画像が横構図であれば(NO)、P4で規定
した書き込み領域に文字情報を書き込むように設定する
(ステップS64)。
【0033】また、上記比較において、左側の書き込み
領域のコントラストが大きかった場合には(NO)、画
像の構図が縦構図か横構図かを判定する(ステップS6
5)。この判定で画像が縦構図であれば(YES)、P
7で規定した書き込み領域に文字情報を書き込むように
設定する(ステップS66)。また画像が横構図であれ
ば(NO)、P3で規定した書き込み領域に文字情報を
書き込むように設定する(ステップS67)。
【0034】以上説明したように本実施形態によれば、
画像内の主要被写体の位置即ち、画面上の人物の存在位
置を判定し、且つ構図の縦横や上下方向、さらには、文
字情報を書き込む書き込み領域のコントラストを考慮し
て、最適な書き込み位置を選択し、また、背景色も考慮
した文字色を選択できるため、画像的な価値を落とさず
に見やすい文字情報の表示を実現することができる。例
えば、美しい空に文字を書きこんだりすることを防止
し、画面の美しを乱すことなく、なお且つ、コントラス
トの低い部分に文字情報を書き込むため、見やすい文字
情報を表示できる。
【0035】尚、本実施形態によれば、文字情報の書き
込み領域のコントラストが低い部分の面積に従って、図
7(a),(b)に示すように、人物に文字が掛からな
いように文字の大きさや区切りなどを選択して切りかえ
るようにする応用も可能である。
【0036】図8は、本発明の画像再生装置に係る第2
の実施形態の構成図である。本実施形態は、前述した図
6の文字情報を書き込むための書き込み領域の決定の仕
方が異なるものであり、図4において説明した画面の上
下、構図の縦横は決定されているものとする。尚、この
実施形態では、求められた構図に関わらず、取りあえ
ず、一般的に行われている画像の画面右下に文字情報を
書き込むことを基本としている。
【0037】まず、画面右下部の書き込み領域を画像内
の空のコントラストと比較して、同程度か否か、即ち文
字情報の書き込みが適正か否かを判定する(ステップS
71)。これは、空の部分のコントラストと書き込み領
域のコントラストが同程度ならば、右下部には背景と同
様の被写体があるのみで、文字情報が重なって困るよう
な主要被写体は存在しないと判定するものである。この
判定で、コントラストの差が小さく同程度であれば(Y
ES)、その書き込み領域に人物の顔等が存在する場合
もあり、それを考慮して、肌の色や輪郭を利用しての顔
の有無判定を行う(ステップS72)。この結果、人物
の顔21が存在しないと判定されたならば(NO)、画
面右下部を文字情報の書き込み領域とする(ステップS
73)。
【0038】しかし、ステップS71で著しく背景と異
なりコントラストの差が大きかったり(NO)、ステッ
プS72で人物の顔21が存在した場合には(YE
S)、画面左下部を次候補として、書き込み領域と空の
コントラストを比較して、同程度か否かを判定する(ス
テップS74)。この判定で、コントラストの差が小さ
く同程度であれば(YES)、前述したと同様に人物の
顔等が存在する場合を考慮して、顔の有無判定を行う
(ステップS75)。この結果、人物の顔が存在しない
と判定されたならば(NO)、画面左下部を文字情報の
書き込み領域とする(ステップS76)。
【0039】一方、ステップS74で著しく背景と異な
りコントラストの差が大きかったり(NO)、ステップ
S75で人物の顔21が存在した場合には(YES)、
画像の空部(上部)が暗いか否かを判定する(ステップ
S77)。これは、空部が暗い場合には、図9に示すよ
うに夜景シーンであるものと判定する。一般的に、夜景
のシーンでは、画像の手前側はストロボの光で画面が明
るく輝度が高いため、人物などの被写体がいる場合が多
く、また、空の黒い部分は青空とは違って文字表示によ
って美観が損なわれにくいことから空部に表示を行う事
による問題は少ない。そこで、むしろ画面上部を優先し
た文字表示とする。このステップS77の判定におい
て、画像の空部が暗い夜景シーンであった場合には(Y
ES)、空部の左右のコントラストの比較により、左側
のコントラストの方が右側よりも大きいか否かを判定す
る(ステップS78)。この判定により、左側のコント
ラストの方が大きい場合には(YES)、コントラスト
の暗い方に文字情報を書き込むようにするため、画面右
側を文字情報の書き込み領域とする(ステップS7
9)。しかし、左側のコントラストの方が小さい場合に
は(NO)、画面左側を文字情報の書き込み領域とする
(ステップS80)。
【0040】次に、ステップS77で画像の空部が暗い
夜景シーンでなかった場合(NO)や前述した判定によ
って、まだ文字情報を書き込み領域の位置が決定されて
いない場合には、画面内で顔以外の同じ色が広がってる
領域を検出する(ステップS81)。そして、文字情報
の文字の大きさを縮小した書き込み領域を設定する(ス
テップS82)。そして書き込み領域を同系色の平面部
に設定する(ステップS83)。この書き込み領域が同
系色であってさらに縮小するのは、画像の構図上、書き
込みを入れたくない場合などで、ユーザが文字情報を消
したい時には、周辺の色を文字部に塗りこむような処理
で簡単に文字情報を消せるようにするためである。
【0041】以上説明したように本実施形態によれば、
基本的には画面の右下部に文字情報を書き込むことを基
本としておき、夜景等も考慮し右下部が最適な設定でな
い場合は、人物の顔の有無やコントラストの判定によ
り、左下部若しくは上部に書き込み領域(空き領域)を
決定する。しかし、これらの判定に対しても、決定でき
ない場合には、人物の顔以外で画像を占める割合の大き
い背景領域となる同色平面部を検出してさらに文字情報
の書き込み領域を縮小して、文字情報を消す等の画像処
理を容易に実施できるように画像合成を行う。これによ
り、ユーザ側で画像修復が容易になるように考慮されて
いる。
【0042】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0043】(1)本発明は、写真フィルム上に記録さ
れた画像を読みとって写真プリントを作成する画像再生
装置において、上記写真フィルム上に記録された文字情
報をとる手段と、 上記画像の構図または色を判別する
手段と、上記判別された構図または色の情報に応じて、
写真プリント上の上記文字情報の位置または色を決定す
る手段と、を具備することを特徴とする画像再生装置で
ある。
【0044】(2)上記文字情報は、写真撮影時の日付
情報、時間情報、または、メッセージ情報であることを
特徴とする上記(1)項に記載の画像再生装置である。
【0045】(3)本発明は、写真画像上に文字情報を
合成して再生する画像再生装置において、写真画面内の
人物位置を検出する手段と、上記写真画面内の上記人物
位置とは異なる位置における色を検出する手段と、上記
人物位置の検出結果と上記人物位置とは異なる位置の色
情報とに基づいて、上記文字情報の合成位置と色とを決
定する決定手段と、を具備することを特徴とする画像再
生装置である。
【0046】を具備することを特徴とする画像再生装
置。
【0047】(4)本発明は、写真画像上に文字情報を
合成して再生する画像再生装置において、上記写真画像
に基づいて、昼間の風景であるか夜間の風景であるかを
判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果に従っ
て、画像再生時の上記文字情報の位置を決定する決定手
段と、を具備することを特徴とする画像再生装置であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、見
やすく、被写体の邪魔にならない位置や色でメッセージ
や日付けを写真画面内に合成できる画像再生装置を提供
することができ、ユーザーは写真を見ながら撮影時の思
い出や、写真に込められたメッセージをより楽しむこと
ができる画像再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像再生装置に係る第1の実施形態の
構成図である。
【図2】図1に示した画像再生装置による画像合成につ
いて説明するためのフローチャートである。
【図3】撮影画像の構図による文字情報を書き込み領域
(空き領域)の例を示す図である。
【図4】画像の構図判定について説明するためのフロー
チャートである。
【図5】画像の構図判定を行うために用いる画像におけ
る輪郭抽出やコントラストの例を示す図である。
【図6】文字情報を書き込むための空き領域の決定につ
いて説明するためのフローチャートである。
【図7】人物が存在する構図における設定された書き込
み領域の設定例を示す図である。
【図8】本発明の画像再生装置に係る第2の実施形態の
構成図である。
【図9】夜景シーンの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…制御部(パーソナルコンピュータ) 2…現像処理部 3…フィルム 4…メモリ 5…画像合成部 6…像判定部 6a…構図判定部 6b…色判定部 7…モデム 8…プリンタ 9…磁気読み取り部 10…画像読み取り部 11…プリント 12…デジタル画像処理部 13…記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H106 AA74 AA80 AA82 AB04 BA27 BA37 BA47 BA72 BA79 2H109 BA02 BA03 BA04 BA22 5C023 AA18 AA38 BA11 CA05 DA04 EA03 5C052 AA11 FA03 FA07 FB05 FD07 FD09 FE01 5C076 AA16 BA02 BA06 CA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム上に記録された画像を読み取っ
    て写真プリントを作成する画像再生装置において、 上記フィルム上へ撮影時又はその後に記録された文字情
    報を読み取る手段と、 読み取った上記画像の構図及び色を判別する手段と、 上記判別された構図若しくは色の情報に応じて、写真プ
    リント上の上記文字情報を書き込む領域の位置及びその
    文字色を決定する手段と、 を具備することを特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 上記文字情報は、写真撮影時の日付情
    報、時間情報、または、メッセージ情報であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 【請求項3】 入力された画像の画面上に文字情報を合
    成して再生する画像再生装置において、 上記画像内の主被写体領域を検出する手段と、 上記画像内の上記主被写体領域を除く領域の色を検出す
    る手段と、 上記主被写体領域と、上記主被写体領域を除く領域で検
    出された色情報とに基づいて、上記画像内における上記
    文字情報の合成位置とその文字色とを決定する決定手段
    と、 を具備することを特徴とする画像再生装置。
  4. 【請求項4】 画像上に文字情報を合成して再生する画
    像再生装置において、 上記画像に基づいて、昼間に撮影された画像であるか夜
    間に撮影された画像であるかを判定する判定手段と、 上記判定手段の判定結果に従って、上記画像内の輝度が
    低い領域を上記文字情報の書き込み位置として決定する
    決定手段と、 を具備することを特徴とする画像再生装置。
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