JP2002009837A - パケット処理装置、方法および記録媒体 - Google Patents
パケット処理装置、方法および記録媒体Info
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- JP2002009837A JP2002009837A JP2000223080A JP2000223080A JP2002009837A JP 2002009837 A JP2002009837 A JP 2002009837A JP 2000223080 A JP2000223080 A JP 2000223080A JP 2000223080 A JP2000223080 A JP 2000223080A JP 2002009837 A JP2002009837 A JP 2002009837A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーバにおいて複数のクライアントから送信
されるパケットの入力処理回数を応答性を損なうことな
く削減するとともに、サーバでの圧縮されたデータの復
元および暗号の復号化の負荷を削減することのできるパ
ケット処理装置および方法を提供する。 【解決手段】 複数のクライアントからサーバへ送信さ
れるパケットをバッファに蓄積し、サーバ宛のパケット
に組み立て該サーバに送信するようにした。またサーバ
宛のパケトに組み立てる契機として、バッファのデータ
長または蓄積時間が所定値になったときとした。さら
に、蓄積したパケットにデータ圧縮または暗号化された
のもがあるときは、復元、復号化するようにした。
されるパケットの入力処理回数を応答性を損なうことな
く削減するとともに、サーバでの圧縮されたデータの復
元および暗号の復号化の負荷を削減することのできるパ
ケット処理装置および方法を提供する。 【解決手段】 複数のクライアントからサーバへ送信さ
れるパケットをバッファに蓄積し、サーバ宛のパケット
に組み立て該サーバに送信するようにした。またサーバ
宛のパケトに組み立てる契機として、バッファのデータ
長または蓄積時間が所定値になったときとした。さら
に、蓄積したパケットにデータ圧縮または暗号化された
のもがあるときは、復元、復号化するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はネットワーク上の
クライアントからサーバに送信されるパケットのパケッ
ト処理装置、処理方法およびプログラムを格納した記録
媒体に関する。
クライアントからサーバに送信されるパケットのパケッ
ト処理装置、処理方法およびプログラムを格納した記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、コンピュータネットワークにお
いてはデータをパケットに分割して送信することが一般
的である。図7はデータをパケットに分割する概念を示
している。データは所定の長さに分割され、各々に送信
元アドレス、宛先アドレス等を含むヘッダが付加されパ
ケットP1、P2およびP3が構成される。図8は、ネ
ットワークに接続されたクライアントAからパケットP
A1およびPA2が、またクライアントBからPB1お
よびPB2がサーバSに送信される状態を示している。
サーバSはパケットを受け取り、送信された各パケット
の送信元アドレスからパケットを元のクライアント毎の
データに組み立てる。このようにパケットによる通信
は、大きなデータをそのまま送信しその間回線を占有す
る方式に比べ、複数のクライアントのデータを分割し同
一回線に割込ませて送信することができる。
いてはデータをパケットに分割して送信することが一般
的である。図7はデータをパケットに分割する概念を示
している。データは所定の長さに分割され、各々に送信
元アドレス、宛先アドレス等を含むヘッダが付加されパ
ケットP1、P2およびP3が構成される。図8は、ネ
ットワークに接続されたクライアントAからパケットP
A1およびPA2が、またクライアントBからPB1お
よびPB2がサーバSに送信される状態を示している。
サーバSはパケットを受け取り、送信された各パケット
の送信元アドレスからパケットを元のクライアント毎の
データに組み立てる。このようにパケットによる通信
は、大きなデータをそのまま送信しその間回線を占有す
る方式に比べ、複数のクライアントのデータを分割し同
一回線に割込ませて送信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなパケットを
用いた通信は、比較的大きなデータを多数のユーザの端
末から受信する場合に有効であるが、今日急速に利用が
増大しているネットワークコミュニティのようにインタ
ラクティブ性が高く、小さなデータを頻繁に多数のクラ
イアントから受信するサーバにおいては、オーバーヘッ
ドが生じたり通信の伝送効率が悪化するとうい問題があ
った。
用いた通信は、比較的大きなデータを多数のユーザの端
末から受信する場合に有効であるが、今日急速に利用が
増大しているネットワークコミュニティのようにインタ
ラクティブ性が高く、小さなデータを頻繁に多数のクラ
イアントから受信するサーバにおいては、オーバーヘッ
ドが生じたり通信の伝送効率が悪化するとうい問題があ
った。
【0004】これに対し、図9に例示すようにクライア
ントから送信されるパケットP1、P2、P3およびP
4を、当該クライアント内のバッファに蓄積し、蓄積し
たパケットを組立ヘッダを付加してパケットPnに組み
立てる。該パケットPnをサーバに送信することによ
り、送信回数を減らす方法が提案されている。しかし、
パケットを当該クライアント内でバッファリングするこ
とは、バッファが一定量に達するまで待機することとな
り、リアルタイムでの処理を必要とするサービスでは応
答性が悪化する問題があった。
ントから送信されるパケットP1、P2、P3およびP
4を、当該クライアント内のバッファに蓄積し、蓄積し
たパケットを組立ヘッダを付加してパケットPnに組み
立てる。該パケットPnをサーバに送信することによ
り、送信回数を減らす方法が提案されている。しかし、
パケットを当該クライアント内でバッファリングするこ
とは、バッファが一定量に達するまで待機することとな
り、リアルタイムでの処理を必要とするサービスでは応
答性が悪化する問題があった。
【0005】また他の問題として、ネットワーク上のデ
ータ量を軽減するために圧縮して送信することがある
が、これを受信したサーバは伸張し復元する必要があ
る。さらに、クライアントからのデータは第三者による
盗聴、改竄を避けるため暗号化されて送信することが一
般的であるが、該暗号化されたデータをサーバで復号化
する必要が生じサーバの負荷が増大することがあった。
ータ量を軽減するために圧縮して送信することがある
が、これを受信したサーバは伸張し復元する必要があ
る。さらに、クライアントからのデータは第三者による
盗聴、改竄を避けるため暗号化されて送信することが一
般的であるが、該暗号化されたデータをサーバで復号化
する必要が生じサーバの負荷が増大することがあった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、サーバにおいて複数のクライアントから送信
されるパケットの入力処理回数を応答性を損なうことな
く削減するとともに、サーバでの圧縮されたデータの復
元および暗号の復号化の負荷を削減することのできるパ
ケット処理装置および方法を提供することにある。
のであり、サーバにおいて複数のクライアントから送信
されるパケットの入力処理回数を応答性を損なうことな
く削減するとともに、サーバでの圧縮されたデータの復
元および暗号の復号化の負荷を削減することのできるパ
ケット処理装置および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
ネットワークを介して複数のクライアントからサーバへ
送信されるパケットを受信する受信手段と、前記受信手
段により受信したパケットを逐次蓄積するバッファ手段
と、前記バッファ手段に蓄積されたパケットを読み取る
読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取ったパ
ケットを組み立てる組み立て手段と、前記組み立て手段
により組み立てたパケットを前記サーバに送信する送信
手段とを備えたパケット処理装置である。
ネットワークを介して複数のクライアントからサーバへ
送信されるパケットを受信する受信手段と、前記受信手
段により受信したパケットを逐次蓄積するバッファ手段
と、前記バッファ手段に蓄積されたパケットを読み取る
読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取ったパ
ケットを組み立てる組み立て手段と、前記組み立て手段
により組み立てたパケットを前記サーバに送信する送信
手段とを備えたパケット処理装置である。
【0008】これによれば、複数のクライアントから送
信されたパケットを逐次蓄積し、該蓄積したパケットを
組み立てサーバに送信することにより、個別のクライア
ントに対してレスポンスを落とすことなくサーバでの入
力回数を減少させることができる。特に、データ長の短
いパケットが時間当たり多量に送信されるネットワーク
コミュニティ等において、サーバでの総入力時間を短縮
できる。
信されたパケットを逐次蓄積し、該蓄積したパケットを
組み立てサーバに送信することにより、個別のクライア
ントに対してレスポンスを落とすことなくサーバでの入
力回数を減少させることができる。特に、データ長の短
いパケットが時間当たり多量に送信されるネットワーク
コミュニティ等において、サーバでの総入力時間を短縮
できる。
【0009】本発明の第2の手段は、前記第1の手段に
おいて、前記読み取り手段は、前記バッファ手段に蓄積
したパケットの合計データ長を監視する監視手段を含
み、該合計データ長が所定値に達したと判定したときに
前記バッファ手段からパケットを読み取るものである。
おいて、前記読み取り手段は、前記バッファ手段に蓄積
したパケットの合計データ長を監視する監視手段を含
み、該合計データ長が所定値に達したと判定したときに
前記バッファ手段からパケットを読み取るものである。
【0010】これによれば、バッファに蓄積されたパケ
ットの合計データ長が所定値に達したときに、これらパ
ケットを読み取り組み立てることにより、サーバへの送
信効率を向上させることができる。特に、データ長の異
なるパケットが混在した場合、組み立てるパケットのデ
ータ長を安定化することができる。
ットの合計データ長が所定値に達したときに、これらパ
ケットを読み取り組み立てることにより、サーバへの送
信効率を向上させることができる。特に、データ長の異
なるパケットが混在した場合、組み立てるパケットのデ
ータ長を安定化することができる。
【0011】本発明の第3の手段は、前記第1の手段に
おいて、前記読み取り手段は、パケットを受信したとき
に計時を開始するタマー手段を含み、該計時が所定時間
に達したときに前記バッファ手段からパケットを読み取
るものである。
おいて、前記読み取り手段は、パケットを受信したとき
に計時を開始するタマー手段を含み、該計時が所定時間
に達したときに前記バッファ手段からパケットを読み取
るものである。
【0012】これによれば、所定時間の経過時にパケッ
トを読み取ることにより、応答性を損なうことなくパケ
ットを組み立て送信することができる。特に、クライア
ントから送信されるパケット間の時間間隔にばらつきが
ある場合、バッファに蓄積されたパケットの合計データ
長が所定値以下であっても組み立て送信することで応答
性を保つことができる。
トを読み取ることにより、応答性を損なうことなくパケ
ットを組み立て送信することができる。特に、クライア
ントから送信されるパケット間の時間間隔にばらつきが
ある場合、バッファに蓄積されたパケットの合計データ
長が所定値以下であっても組み立て送信することで応答
性を保つことができる。
【0013】本発明の第4の手段は、前記第1、第2ま
たは第3の手段において、前記組み立て手段は、同一ク
ライアント毎にパケットを1個所にまとめて組み立てる
ものである。
たは第3の手段において、前記組み立て手段は、同一ク
ライアント毎にパケットを1個所にまとめて組み立てる
ものである。
【0014】これによれば、クライアント毎にまとめて
組み立てることにより、まとめた部分に1つの送信元ア
ドレスを付加すればよく、組み立てたパケットのデータ
長を短くすることができるとともに、該パケットを受信
したサーバでの読み取り処理が容易となる。
組み立てることにより、まとめた部分に1つの送信元ア
ドレスを付加すればよく、組み立てたパケットのデータ
長を短くすることができるとともに、該パケットを受信
したサーバでの読み取り処理が容易となる。
【0015】本発明の第5の手段は、前記第1、第2、
第3または第4の手段において、前記組み立て手段は、
圧縮データを伸張する復元手段を含み、前記読み取り手
段により読み取られたパケットのデータが圧縮されてい
るときに伸張して組み立てるものである。
第3または第4の手段において、前記組み立て手段は、
圧縮データを伸張する復元手段を含み、前記読み取り手
段により読み取られたパケットのデータが圧縮されてい
るときに伸張して組み立てるものである。
【0016】これによれば、圧縮されて送信されたデー
タをサーバで伸張し復元する必要がなく、サーバの負荷
を削減することができる。
タをサーバで伸張し復元する必要がなく、サーバの負荷
を削減することができる。
【0017】本発明の第6の手段は、前記第1、第2、
第3、第4または第5の手段において、前記組み立て手
段は、暗号の復号化手段を含み、前記読み取り手段によ
り読み取られたパケットの暗号化部分を復号化して組み
立てるものである。
第3、第4または第5の手段において、前記組み立て手
段は、暗号の復号化手段を含み、前記読み取り手段によ
り読み取られたパケットの暗号化部分を復号化して組み
立てるものである。
【0018】これによれば、暗号化されて送信されたデ
ータをサーバで復号化する必要がなく、サーバの処理能
力を他に振り向けることができる。
ータをサーバで復号化する必要がなく、サーバの処理能
力を他に振り向けることができる。
【0019】本発明の第7の手段は、ネットワークを介
して複数のクライアントからサーバへ送信されるパケッ
トを受信し、前記受信したパケットを逐次蓄積し、前記
蓄積したパケットを読み取り、前記読み取ったパケット
を組み立て、前記組み立てたパケットを前記サーバに送
信するパケット処理方法である。
して複数のクライアントからサーバへ送信されるパケッ
トを受信し、前記受信したパケットを逐次蓄積し、前記
蓄積したパケットを読み取り、前記読み取ったパケット
を組み立て、前記組み立てたパケットを前記サーバに送
信するパケット処理方法である。
【0020】これによれば、サーバへのパケットの入力
回数を減らすことができオーバーヘッドの発生を防ぐこ
とができる。
回数を減らすことができオーバーヘッドの発生を防ぐこ
とができる。
【0021】本発明の第8の手段は、ネットワークを介
して複数のクライアントからサーバへ送信されるパケッ
トを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより
受信したパケットをバッファに逐次蓄積する蓄積テップ
と、前記蓄積ステップで蓄積されたパケットを読み取る
読み取りステップと、前記読み取りステップにより読み
取ったパケットを組み立てる組み立てステップと、前記
組み立てステップにより組み立てたパケットを前記サー
バに送信する送信ステップとを備えたプログラムを格納
した記録媒体である。
して複数のクライアントからサーバへ送信されるパケッ
トを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより
受信したパケットをバッファに逐次蓄積する蓄積テップ
と、前記蓄積ステップで蓄積されたパケットを読み取る
読み取りステップと、前記読み取りステップにより読み
取ったパケットを組み立てる組み立てステップと、前記
組み立てステップにより組み立てたパケットを前記サー
バに送信する送信ステップとを備えたプログラムを格納
した記録媒体である。
【0022】記録媒体としては、CD−ROM、フロッ
ピー(登録商標)ディスク、磁気ディスク、光磁気ディ
スク等のあらゆる記録媒体を用いることができる。
ピー(登録商標)ディスク、磁気ディスク、光磁気ディ
スク等のあらゆる記録媒体を用いることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図に基づいて
説明する。
説明する。
【0024】
【実施例1】図1は、本実施例のハードウェア構成の例
を示している。サーバSにパケット処理装置X、Yをそ
れぞれ介してクライアントA、BおよびM、Nが接続さ
れている。サーバSおよびパケット処理装置X、Yはワ
ークステーション、パソーナルコンピュータ等を用いる
ことができる。クライアントA乃至Nはワークステーシ
ョン、パーソナルコンピュータまたはネットワーク接続
機能のあるゲーム機等を用いることができる。
を示している。サーバSにパケット処理装置X、Yをそ
れぞれ介してクライアントA、BおよびM、Nが接続さ
れている。サーバSおよびパケット処理装置X、Yはワ
ークステーション、パソーナルコンピュータ等を用いる
ことができる。クライアントA乃至Nはワークステーシ
ョン、パーソナルコンピュータまたはネットワーク接続
機能のあるゲーム機等を用いることができる。
【0025】図2は、図1のハードウェア構成でネット
上を送信されるパケットの構造の例を示している。図2
(a)は、クライアントA、Bからパケット処理装置X
に送信されるパケットの例であり、時系列的にパケット
P1、P2およびP3を示す。各パケットのデータに
は、送信元アドレスおよび宛先アドレスを含むヘッダが
付してあり、送信元アドレスがAであるP1およびP3
がクライアントAから送信されたパケットであり、送信
元アドレスがBであるP3がクライアントBから送信さ
れたパケットである。図2(b)は、上述のパケットP
1、P2およびP3がパケット処理装置Xで処理され、
組み立てられたパケットP4−1を示している。各クラ
イアントから送信されたパケットは、送信元アドレスA
またはBを含むヘッダを残しパケット処理装置Xで受信
した順に結合し、送信元アドレスXおよび宛先アドレス
Sを含むヘッダを付加して組み立てられる。
上を送信されるパケットの構造の例を示している。図2
(a)は、クライアントA、Bからパケット処理装置X
に送信されるパケットの例であり、時系列的にパケット
P1、P2およびP3を示す。各パケットのデータに
は、送信元アドレスおよび宛先アドレスを含むヘッダが
付してあり、送信元アドレスがAであるP1およびP3
がクライアントAから送信されたパケットであり、送信
元アドレスがBであるP3がクライアントBから送信さ
れたパケットである。図2(b)は、上述のパケットP
1、P2およびP3がパケット処理装置Xで処理され、
組み立てられたパケットP4−1を示している。各クラ
イアントから送信されたパケットは、送信元アドレスA
またはBを含むヘッダを残しパケット処理装置Xで受信
した順に結合し、送信元アドレスXおよび宛先アドレス
Sを含むヘッダを付加して組み立てられる。
【0026】なお、パケットP4−2のように送信元ク
ライアント毎にまとめて組み立ててもよい。この場合、
送信元のクライアントを示すアドレスはまとめた先頭に
1つあればよい。
ライアント毎にまとめて組み立ててもよい。この場合、
送信元のクライアントを示すアドレスはまとめた先頭に
1つあればよい。
【0027】図3は、パケット処理装置Xの機能ブロッ
ク図を示している。パケット受信部31は複数のクライ
アントAおよびBからパケットを順次受信し、バッファ
部32は受信したパケットを蓄積する。データ長監視部
33はバッファ部32に蓄積されたパケットの総データ
長を監視し、所定値に達したときにバッファ読取部35
へ読み取り指示を行う。一方、タイマ部34はバッファ
部32に最初のパケットが蓄積されたときに計時を開始
し、該計時が所定時間に達した時点でバッファ読取部3
5へ読み取り指示を行う。バッファ読取部35は、デー
タ長監視部33またはタイマ部34の読取指示を受ける
と、バッファ部32に蓄積されたパケットを順次読み取
る。復元部36は、バッファ読取部35が読み取ったパ
ケットのデータが圧縮されていれば伸張し復元する。ま
た暗号復号化部37は、バッファ読取部35が読み取っ
たパケットが暗号化されていれば復号化する。パケット
結合部38は、バッファ読取部35の読み取ったパケッ
ト、または復元部36、暗号復号化部37で復元、復号
化したパケットの宛先アドレスを削除し結合する。ヘッ
ダ付加部39は、パケット結合部38で結合したパケッ
トに送信元アドレスおよび宛先アドレスを含むヘッダを
付加して組み立てる。パケット送信部40は、ヘッダ付
加部39で組み立てたパケットを宛先アドレス該当先へ
送信する。
ク図を示している。パケット受信部31は複数のクライ
アントAおよびBからパケットを順次受信し、バッファ
部32は受信したパケットを蓄積する。データ長監視部
33はバッファ部32に蓄積されたパケットの総データ
長を監視し、所定値に達したときにバッファ読取部35
へ読み取り指示を行う。一方、タイマ部34はバッファ
部32に最初のパケットが蓄積されたときに計時を開始
し、該計時が所定時間に達した時点でバッファ読取部3
5へ読み取り指示を行う。バッファ読取部35は、デー
タ長監視部33またはタイマ部34の読取指示を受ける
と、バッファ部32に蓄積されたパケットを順次読み取
る。復元部36は、バッファ読取部35が読み取ったパ
ケットのデータが圧縮されていれば伸張し復元する。ま
た暗号復号化部37は、バッファ読取部35が読み取っ
たパケットが暗号化されていれば復号化する。パケット
結合部38は、バッファ読取部35の読み取ったパケッ
ト、または復元部36、暗号復号化部37で復元、復号
化したパケットの宛先アドレスを削除し結合する。ヘッ
ダ付加部39は、パケット結合部38で結合したパケッ
トに送信元アドレスおよび宛先アドレスを含むヘッダを
付加して組み立てる。パケット送信部40は、ヘッダ付
加部39で組み立てたパケットを宛先アドレス該当先へ
送信する。
【0028】これをフロー図で示したものが図4および
図5である。すなわち、パケット受信部31がパケット
を受信すると(101)、バッファ部32はバッファに
蓄積し(102)、タイマが停止中ならば(103)、
タイマ部のタイマを起動する(103)。データ長監視
部33は、バッファ部32に蓄積された全パケットのデ
ータ長を検出し(105)、該データ長が所定値以上で
あれば(106)、読み取り指示をバッファ読取部35
に行い(107)、タイマ部34のタイマをクリアし計
時を停止する(108)。ここで該データ長が設定値以
上でなければ(106)、ステップ101へ戻る。
図5である。すなわち、パケット受信部31がパケット
を受信すると(101)、バッファ部32はバッファに
蓄積し(102)、タイマが停止中ならば(103)、
タイマ部のタイマを起動する(103)。データ長監視
部33は、バッファ部32に蓄積された全パケットのデ
ータ長を検出し(105)、該データ長が所定値以上で
あれば(106)、読み取り指示をバッファ読取部35
に行い(107)、タイマ部34のタイマをクリアし計
時を停止する(108)。ここで該データ長が設定値以
上でなければ(106)、ステップ101へ戻る。
【0029】一方、タイマ部34はタイマ起動(10
4)以降、タイマ計時が所定時間を超えた時点で(12
1)、割込み処理として読み取り指示をバッファ読取部
35へ行い(107)、タイマ部34のタイマをクリア
し計時を停止する(108)。
4)以降、タイマ計時が所定時間を超えた時点で(12
1)、割込み処理として読み取り指示をバッファ読取部
35へ行い(107)、タイマ部34のタイマをクリア
し計時を停止する(108)。
【0030】バッファ読取部35は、読み取り指示によ
り(107)、バッファに蓄積されたパケットを順次蓄
積順に読み取り(109)、またバッファ部は当該パケ
ットをクリアする(110)。復元部36は、バッファ
から読み取ったパケットのデータが圧縮されていると
(111)、該パケットを伸張し復元する(112)。
暗号復号化部37は、バッファから読み取ったパケット
が暗号化鍵により暗号化されていると(113)、該パ
ケットを復号化鍵を用いて復号化する(114)。パケ
ット結合部38は、各パケットのヘッダの宛先アドレス
を削除し(115)、先行パケットと結合させる(11
6)。バッファの全てのパケットを読み取ると(11
7)、ヘッダ付加部39は、送信元アドレスおよび宛先
アドレスを含むヘッダを結合したパケットに付加し組み
立てる(118)。パケット送信部40は、組み立てた
パケットを宛先アドレスの当該送信先へ送信する(11
9)。
り(107)、バッファに蓄積されたパケットを順次蓄
積順に読み取り(109)、またバッファ部は当該パケ
ットをクリアする(110)。復元部36は、バッファ
から読み取ったパケットのデータが圧縮されていると
(111)、該パケットを伸張し復元する(112)。
暗号復号化部37は、バッファから読み取ったパケット
が暗号化鍵により暗号化されていると(113)、該パ
ケットを復号化鍵を用いて復号化する(114)。パケ
ット結合部38は、各パケットのヘッダの宛先アドレス
を削除し(115)、先行パケットと結合させる(11
6)。バッファの全てのパケットを読み取ると(11
7)、ヘッダ付加部39は、送信元アドレスおよび宛先
アドレスを含むヘッダを結合したパケットに付加し組み
立てる(118)。パケット送信部40は、組み立てた
パケットを宛先アドレスの当該送信先へ送信する(11
9)。
【0031】このように、本実施例によれば、複数のク
ライアントから送信されるパケットを一定量あるいは一
定時間蓄積し、パケットP4−1(図2(b)参照)の
ように組み立てサーバに送信することにより、サーバで
の入力処理回数を削減できるとともに、圧縮データを復
元し暗号化されたパケットを復号化するパケット処理装
置により、サーバでの負荷を低減することができる。
ライアントから送信されるパケットを一定量あるいは一
定時間蓄積し、パケットP4−1(図2(b)参照)の
ように組み立てサーバに送信することにより、サーバで
の入力処理回数を削減できるとともに、圧縮データを復
元し暗号化されたパケットを復号化するパケット処理装
置により、サーバでの負荷を低減することができる。
【0032】なお、バッファから読み取りを開始する契
機となる蓄積された総データ長の所定長さ、またはタイ
マ計時の所定時間を変更できるようにしてもよい。
機となる蓄積された総データ長の所定長さ、またはタイ
マ計時の所定時間を変更できるようにしてもよい。
【0033】
【実施例2】本実施では、パケットP4−2(図2
(b)参照)のように組み立てる場合を示す。この処理
は、実施例1のフロー図のステップ109をステプ20
1に変更し、ステップ202および203を追加するこ
とで実現できる。図6は実施例1のステップ108以降
のフロー図を示している。
(b)参照)のように組み立てる場合を示す。この処理
は、実施例1のフロー図のステップ109をステプ20
1に変更し、ステップ202および203を追加するこ
とで実現できる。図6は実施例1のステップ108以降
のフロー図を示している。
【0034】すなわち、バッファ読取部35は、読み取
り指示により(107)、バッファに蓄積されたパケッ
トを同一送信元アドレス毎に読み取り(201)、また
バッファ部は当該パケットをクリアする(110)。復
元部36は、バッファから読み取ったパケットのデータ
が圧縮されていると(111)、該パケットのデータを
伸張し復元する(112)。また暗号復号化部37は、
バッファから読み取ったパケットが暗号化鍵により暗号
化されていると(113)、該パケットを復号化鍵を用
いて復号化する(114)。パケット結合部38は、各
パケットのヘッダの宛先アドレスを削除し(115)、
また同一送信元アドレスの2番目以降のパケットであれ
ば(202)、送信元アドレスを削除して(203)、
先行パケットと結合させる(116)。バッファの全て
のパケットを読み取ると(117)、ヘッダ付加部39
は、送信元アドレスおよび宛先アドレスを含むヘッダを
結合したパケットに付加し組み立てる(118)。パケ
ット送信部40は、組み立てたパケットを宛先アドレス
の当該送信先へ送信する(119)。
り指示により(107)、バッファに蓄積されたパケッ
トを同一送信元アドレス毎に読み取り(201)、また
バッファ部は当該パケットをクリアする(110)。復
元部36は、バッファから読み取ったパケットのデータ
が圧縮されていると(111)、該パケットのデータを
伸張し復元する(112)。また暗号復号化部37は、
バッファから読み取ったパケットが暗号化鍵により暗号
化されていると(113)、該パケットを復号化鍵を用
いて復号化する(114)。パケット結合部38は、各
パケットのヘッダの宛先アドレスを削除し(115)、
また同一送信元アドレスの2番目以降のパケットであれ
ば(202)、送信元アドレスを削除して(203)、
先行パケットと結合させる(116)。バッファの全て
のパケットを読み取ると(117)、ヘッダ付加部39
は、送信元アドレスおよび宛先アドレスを含むヘッダを
結合したパケットに付加し組み立てる(118)。パケ
ット送信部40は、組み立てたパケットを宛先アドレス
の当該送信先へ送信する(119)。
【0035】このように、同一送信元アドレスのパケッ
トを一個所にまとめて組み立てたパケットをサーバに送
信することにより、サーバでの処理負荷をさらに削減で
きる。
トを一個所にまとめて組み立てたパケットをサーバに送
信することにより、サーバでの処理負荷をさらに削減で
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、サーバにおいて複数の
クライアントから送信されるパケットの入力処理回数を
応答性を損なうことなく削減するとともに、サーバでの
圧縮されたデータの復元および暗号の復号化の負荷を削
減することのできるパケット処理装置および方法を提供
することができる。
クライアントから送信されるパケットの入力処理回数を
応答性を損なうことなく削減するとともに、サーバでの
圧縮されたデータの復元および暗号の復号化の負荷を削
減することのできるパケット処理装置および方法を提供
することができる。
【0037】また、図1に示すハード構成をとることに
より、1つのパケット処理装置に障害が発生した場合、
影響を当該パケット処理装置に接続されたクライアント
のみに限定することができる。
より、1つのパケット処理装置に障害が発生した場合、
影響を当該パケット処理装置に接続されたクライアント
のみに限定することができる。
【図1】 本発明のハード構成を説明するための説明図
【図2】 本発明のパケット構成を説明するための説明
図
図
【図3】 本実施例を説明するための機能ブロック図
【図4】 実施例を説明するためのフロー図
【図5】 実施例を説明するためのフロー図
【図6】 実施例を説明するためのフロー図
【図7】 従来の技術を説明するための説明図
【図8】 従来の技術を説明するための説明図
【図9】 従来の技術を説明するための説明図
A、B、M、N クライアント X、Y パケット処理装置 S サーバ
Claims (8)
- 【請求項1】 ネットワークを介して複数のクライアン
トからサーバへ送信されるパケットを受信する受信手段
と、 前記受信手段により受信したパケットを逐次蓄積するバ
ッファ手段と、 前記バッファ手段に蓄積されたパケットを読み取る読み
取り手段と、 前記読み取り手段により読み取ったパケットを組み立て
る組み立て手段と、 前記組み立て手段により組み立てたパケットを前記サー
バに送信する送信手段とを備えたパケット処理装置。 - 【請求項2】 前記読み取り手段は、前記バッファ手段
に蓄積したパケットの合計データ長を監視する監視手段
を含み、該合計データ長が所定値に達したと判定したと
きに前記バッファ手段からパケットを読み取ることを特
徴とする請求項1記載のパケット処理装置。 - 【請求項3】 前記読み取り手段は、パケットを受信し
たときに計時を開始するタマー手段を含み、該計時が所
定時間に達したときに前記バッファ手段からパケットを
読み取ることを特徴とする請求項1記載のパケット処理
装置。 - 【請求項4】 前記組み立て手段は、同一クライアント
毎にパケットを1個所にまとめて組み立てることを特徴
とする請求項1、請求項2または請求項3記載のパケッ
ト処理装置。 - 【請求項5】 前記組み立て手段は、圧縮データを伸張
する復元手段を含み、前記読み取り手段により読み取ら
れたパケットのデータが圧縮されているときに伸張して
組み立てることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
項3または請求項4記載のパケット処理装置。 - 【請求項6】 前記組み立て手段は、暗号の復号化手段
を含み、前記読み取り手段により読み取られたパケット
の暗号化部分を復号化して組み立てることを特徴とする
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項
5記載のパケット処理装置。 - 【請求項7】 ネットワークを介して複数のクライアン
トからサーバへ送信されるパケットを受信し、 前記受信したパケットを逐次蓄積し、 前記蓄積したパケットを読み取り、 前記読み取ったパケットを組み立て、 前記組み立てたパケットを前記サーバに送信するパケッ
ト処理方法。 - 【請求項8】 ネットワークを介して複数のクライアン
トからサーバへ送信されるパケットを受信する受信ステ
ップと、 前記受信ステップにより受信したパケットをバッファに
逐次蓄積する蓄積テップと、 前記蓄積ステップで蓄積されたパケットを読み取る読み
取りステップと、 前記読み取りステップにより読み取ったパケットを組み
立てる組み立てステップと、 前記組み立てステップにより組み立てたパケットを前記
サーバに送信する送信ステップとを備えたプログラムを
格納した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000223080A JP2002009837A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | パケット処理装置、方法および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000223080A JP2002009837A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | パケット処理装置、方法および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002009837A true JP2002009837A (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=18717231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000223080A Pending JP2002009837A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | パケット処理装置、方法および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002009837A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200323A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Fujitsu Ltd | 無線ネットワーク内のオーバーヘッドを縮小するシステム及び方法 |
CN108446304A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-08-24 | 上海天旦网络科技发展有限公司 | 数据包检索系统和方法 |
-
2000
- 2000-06-20 JP JP2000223080A patent/JP2002009837A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200323A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Fujitsu Ltd | 無線ネットワーク内のオーバーヘッドを縮小するシステム及び方法 |
CN108446304A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-08-24 | 上海天旦网络科技发展有限公司 | 数据包检索系统和方法 |
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