JP2002008986A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2002008986A
JP2002008986A JP2000186743A JP2000186743A JP2002008986A JP 2002008986 A JP2002008986 A JP 2002008986A JP 2000186743 A JP2000186743 A JP 2000186743A JP 2000186743 A JP2000186743 A JP 2000186743A JP 2002008986 A JP2002008986 A JP 2002008986A
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JP
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opening
reaction tube
tube
outer tube
movable outer
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JP2000186743A
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English (en)
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Masanori Yasuhara
正典 安原
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェハの出し入れをする際、反応チューブ内の
熱変動を最小限にし、外気の巻き込みを抑えて発塵を防
止する高信頼性の半導体製造装置を提供する。 【解決手段】半導体製造装置本体100において、反応
チューブ11とは別に可動アウターチューブ21が設け
られ、内部にフォーク15が配備される。フォーク15
は、支持部23を介して可動アウターチューブ21外部
の駆動軸24と繋がっている。フォーク15は複数のウ
ェハWFが搭載されるボート14を反応チューブ11の
開口12から内外に導く。可動アウターチューブ21外
周辺において、開口22付近の外気温度を上昇させるヒ
ータ25が配備されている。また、N2 パージガス供給
口26が設けられ、稼動時、可動アウターチューブ21
内はN2 ガスに置換される。シャッター13が開くと反
応チューブ11と可動アウターチューブ21の開口12
と22どうしが密着し、フォーク15により、ボート1
4上のウェハWFは反応チューブ11内にセットされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に横型のCVD
炉に関するロード/アンロードの改善を図る半導体製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD(Chemical Vapor Deposition )
法は薄膜形成法の一つであり、基板表面に原料となるガ
スを供給し、化学反応により膜を形成する方法である。
LSI製作においては主として多結晶Si、Si酸化膜
などのSi系薄膜の形成に広く適用され、重要な技術と
なっている。
【0003】CVD装置において膜厚ならびに膜質の均
一性を確保するには、原料ガスの供給量と炉内の消費量
の比率をできるだけ大きくする、ウェハ表面の温度を均
一にするということが必要不可欠である。これにより、
所望のCVD膜のウェハを量産化できる。
【0004】図3は、一般的な横型CVD炉の構成を示
す概略断面図である。反応チューブ31は、周囲の加熱
体により所定の温度に設定される。フォーク35に取り
付けられたボート34に複数のウェハWFが搭載されて
いる。フォーク35はボート34の搬送を行う。ウェハ
WFは、フォーク35によって反応チューブ31内にボ
ート34ごと出し入れされる。出し入れの際、チューブ
31の開口32に設けられたシャッター33が開閉す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CVD成膜処理時、反
応チューブ内は600℃〜850℃の間の所定温度に設
定される。しかしながら、ボート34に載った複数のウ
ェハWFをチューブ31内に搬入(ロード)する際、シ
ャッター33が開いたままとなる。その間、反応チュー
ブ31の開口32付近で熱が放出される。
【0006】すなわち、シャッター33を開けている時
間が長く、その間、外気を巻き込んで対流を起こし、反
応チューブ31の開口32付近、あるいは内部の温度が
不安定になる。特に反応チューブ31の開口32付近の
温度が急激に低下し、温度安定性に欠ける。
【0007】また、反応チューブ31の開口32付近に
おける外気の巻き込みは、発塵を促してパーティクル汚
染の原因となる。例えば、反応処理の繰り返しで反応チ
ューブ31内壁に少しずつ堆積される不要なCVD膜が
温度変化によりひび割れ、これを発塵させてしまう。こ
れにより、ウェハ成膜処理の信頼性低下を招く。
【0008】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたもので、ウェハの出し入れをする際、反応チューブ
内の熱変動を最小限にし、外気の巻き込みを抑えて発塵
を防止する高信頼性の半導体製造装置を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体製造装置
は、原料ガスが供給され、ウェハの成膜処理を行う反応
チューブと、複数のウェハが搭載されるボートと、前記
ボートを前記反応チューブの開口から内外に導くフォー
クと、前記反応チューブの開口を遮断するシャッター
と、前記反応チューブの開口と同等の開口を有すると共
に前記フォークを内部に支持して、前記シャッターを開
けると前記反応チューブと開口どうしを密着させる可動
アウターチューブと、前記可動アウターチューブの外周
辺に設けられ少なくとも前記可動アウターチューブの開
口付近の外気温度を上昇させる加熱体と、前記可動アウ
ターチューブに設けられたパージガスの供給口とを具備
したことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、開口付近の外気温度を上
昇させる加熱体を有する可動アウターチューブが、反応
チューブ開口での熱の放出を防ぎ、対流を抑える。これ
により、反応チューブ内へボート搬入時、外気の巻き込
みが抑えられ、反応チューブ内の温度を安定に保つ。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態に
係る半導体製造装置の構成を示す概観図である。半導体
製造装置本体100は、CVD炉等、周囲の加熱体で所
定の温度に設定され、原料ガスの供給によってウェハの
成膜処理を行う反応チューブ11を有する。反応チュー
ブ11の一方端の開口12は、ウェハWFの搬入出口と
なっており、開口12に設けられるシャッター13は、
反応チューブ11内部と外部を遮断する機能を有する。
【0012】本発明の実施形態では、可動アウターチュ
ーブ21が設けられている。可動アウターチューブ21
は、反応チューブ11の開口12と同等の開口22を有
すると共に、内部にフォーク15を配備している。フォ
ーク15は、支持部23を介して可動アウターチューブ
21外部の駆動軸24と繋がっている。
【0013】ボート14は、複数のウェハWFが搭載可
能であり、上記フォーク15によって搬送される。この
ような構成によって可動アウターチューブ21は、ウェ
ハWFの搬入出、つまりボート14のロード/アンロー
ドを制御する。
【0014】可動アウターチューブ21外周辺におい
て、開口22付近の外気温度を上昇させるヒータ25が
配備されている。ヒータ25は例えばランプヒータであ
る。ヒータ25は、反応チューブの設定温度プラスマイ
ナス50℃程度に設定される。
【0015】さらに、可動アウターチューブ21の開口
22とは反対側の端部に不活性ガス、例えばN2 ガスが
供給されるパージガス供給口26が設けられている。こ
れにより、稼動時、可動アウターチューブ21内はN2
ガスに置換され、開口22からN2 ガスが放出している
ようにする。
【0016】図1において、反応チューブ11は、ウェ
ハの成膜に適した所定の処理温度に設定されている。反
応チューブ11のシャッター13が開く前に、可動アウ
ターチューブ21の開口22が、反応チューブ11の開
口12に近接している。シャッター13が開くと、可動
アウターチューブ21の開口22と反応チューブ11の
開口12どうしが密着する。可動アウターチューブ21
内でフォーク15が移動し、複数のウェハWFが搭載さ
れたボート14は反応チューブ11内の所定位置にセッ
トされる。
【0017】上記実施形態の構成によれば、シャッター
13が開くとほぼ同時に、開口12が可動アウターチュ
ーブ21の開口22と密着する。これにより、反応チュ
ーブ11の開口12における熱の放出が防止できる。よ
り詳細には、反応チューブ11の開口12と可動アウタ
ーチューブ21の開口22とが密着する直前において、
可動アウターチューブ21の開口22付近の外気は反応
チューブ11の開口12付近の温度に近くなっている。
これにより、対流による外気の巻き込みは起こり難い。
さらに可動アウターチューブ21内はN2 ガスに置換さ
れているので、反応チューブ11の開口12へ他の外気
が入り込み難い。
【0018】これにより、反応チューブ11内は熱変動
が起こり難く、反応チューブ11の開口12から対流に
よる外気の巻き込みに伴うパーティクル汚染の懸念が解
消される。
【0019】図2は、本発明の第2実施形態に係る半導
体製造装置の構成を示す概観図である。前記第1実施形
態と同様の箇所には同一の符号を付す。前記第1実施形
態とと比べて異なる点は、N2 パージガスの供給口26
がウェハWFと並行な位置に増設された点である。少な
くとも可動アウターチューブ21内に配置されるボート
14上のウェハWFの並びに沿って複数設けられてい
る。
【0020】この第2実施形態では、可動アウターチュ
ーブ21後方のみからN2 パージを行う第1実施形態よ
り、ウェハWFと並行な位置からのN2 パージが追加さ
れるため置換効率が良くなる。また、可動アウターチュ
ーブ21内で、ヒータ25近くに位置するウェハWFが
酸化されないように、早くN2 ガスの置換を行うことが
できるという利点がある。その他の効果は、第1実施形
態と同様である。すなわち、反応チューブ11の開口1
2における熱の放出防止、対流による外気の巻き込み防
止、反応チューブ11の開口12への外気(N2 ガス以
外の他の外気)入り込み防止に寄与する。
【0021】上記各実施形態によれば、複数のウェハの
均一処理を目的とするため、反応チューブ11内へのボ
ート13の搬入はウェハロット数分の相当時間がかか
る。その時間内において反応チューブ11の開口12は
可動アウターチューブ21の開口22に連結している。
連結前には外気を入れないよう、対流防止用の工夫、す
なわち、ヒータ25、N2 パージガス供給口26を備
え、反応チューブ11の温度変化、外気の巻き込みを最
小限に抑える。また、可動アウターチューブ21内での
フォーク15の移動は周囲の環境の影響をほとんど受け
ないという利点がある。
【0022】なお、上記各実施形態では、パージガス
は、N2 ガスを用いたが、これに限らず、その他の不活
性ガス、例えばArガス、Heガスを用いても同様の効
果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、反
応チューブのシャッターが開くと、可動アウターチュー
ブが連結する。連結時において、可動アウターチューブ
21の開口周辺温度を反応チューブ内温度に近くし、可
動アウターチューブ21内を不活性ガスでパージしてお
く。これにより、反応チューブ開口での熱の放出を防
ぎ、対流、外気の巻き込みを防ぐ。これにより、ボート
搬入時、反応チューブ内の温度安定させ発塵が抑えられ
る高信頼性の半導体製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体製造装置の
要部構成を示す概観図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る半導体製造装置の
要部構成を示す概観図である。
【図3】一般的な横型CVD炉の構成を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
100…半導体製造装置本体 11…反応チューブ 12,22,32…開口 13,33…シャッター 14,34…ボート 15,35…フォーク 21…可動アウターチューブ 23…支持部 24…駆動軸 25…ヒータ 26…パージガス供給口 WF…ウェハ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ガスが供給され、ウェハの成膜処理
    を行う反応チューブと、 複数のウェハが搭載されるボートと、 前記ボートを前記反応チューブの開口から内外に導くフ
    ォークと、 前記反応チューブの開口を遮断するシャッターと、 前記反応チューブの開口と同等の開口を有すると共に前
    記フォークを内部に支持して、前記シャッターを開ける
    と前記反応チューブと開口どうしを密着させる可動アウ
    ターチューブと、 前記可動アウターチューブの外周辺に設けられ少なくと
    も前記可動アウターチューブの開口付近の外気温度を上
    昇させる加熱体と、 前記可動アウターチューブに設けられたパージガスの供
    給口と、を具備したことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記パージガスの供給口は、少なくとも
    前記可動アウターチューブの開口と反対側に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記パージガスの供給口は、少なくとも
    前記可動アウターチューブの開口と反対側の端部に設け
    られ、かつ前記ボート上のウェハの並びに沿って複数設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体製
    造装置。
JP2000186743A 2000-06-21 2000-06-21 半導体製造装置 Withdrawn JP2002008986A (ja)

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