JP2002008597A - 車両灯具用電球 - Google Patents

車両灯具用電球

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JP2002008597A
JP2002008597A JP2000184508A JP2000184508A JP2002008597A JP 2002008597 A JP2002008597 A JP 2002008597A JP 2000184508 A JP2000184508 A JP 2000184508A JP 2000184508 A JP2000184508 A JP 2000184508A JP 2002008597 A JP2002008597 A JP 2002008597A
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seal portion
shaped
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Kazumasa Sugiyama
和正 杉山
Mitsuhiro Okano
光博 岡野
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス球の口金との当接箇所を増やしガラス
球との当接部における応力集中を回避して、ガラス球の
破損防止に有効な車両灯具用電球を提供。 【解決手段】 ガラス球21の下端部に横断面矩形状の
ピンチシール部30を形成した電球本体20と、ピンチ
シール部30を囲繞するように電球本体20に固定一体
化された筒型矩形状の金属製口金40とを備え、ピンチ
シール部30の幅広側面31に幅方向に延びる帯状突起
を形成し、口金40の幅広側壁42に内側に切り起こし
た舌片43を形成し、舌片43を帯状突起に弾性係合さ
せて、ガラス球21の下端傾斜面を口金40の幅広側壁
縁部に圧接した状態に付勢保持する電球において、帯状
突起をほぼ平行に2条設けて、2条の帯状突起32,3
3間に舌片43の先端部を係合させて舌片43の動きを
拘束し、ガラス球21の下端傾斜面31aの幅方向ほぼ
中央部に凹部31bを形成して、ガラス球21の下端傾
斜面31aが口金40の四隅に当たるようにして、ガラ
ス球21の口金40との当接部31aにおける応力集中
を回避し、クラックの発生や破損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源本体であるフ
ィラメントを内蔵するガラス球の下端部に形成されたピ
ンチシール部に金属製の口金が固定一体化された車両灯
具用電球に係わり、特に、口金の側壁を内側に切り起こ
して形成した一対の舌片状延出部を、ピンチシール部の
対向幅広側面にそれぞれ形成した帯状突起に弾性係合さ
せて、ガラス球下端のピンチシール部幅広側面に連なる
傾斜面を口金の側壁縁部に当接する形態に付勢保持した
構造の車両灯具用電球に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電球としては、図14に
示すように、フィラメントを内蔵したガラス球の下端部
にピンチシール部を形成した電球本体1と、電球本体1
に固定一体化された金属製口金5とを備え、電球本体1
のピンチシール部2に帯状突起3を形成し、一方、筒型
の金属製口金5の側壁には、内側に切り起こした舌片6
を延出形成し、ピンチシール部2を筒型口金5内に挿入
して、舌片6を帯状突起3に係合させて、ピンチシール
部2を口金5に対し抜け止め一体化した構造となってい
る。
【0003】符号4は、ガラス球内においてフィラメン
トの両端をそれぞれ支持するとともに、ピンチシール部
2から外部に導出する2本のリード線で、例えば、リー
ド線4の一方は、溶接やはんだ付けにより口金5に接続
され、リード線4の他方は、口金5から延びる端子コー
ド(図示せず)の芯線に溶接固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の電球本
体と口金間の固定構造では、電球本体1が口金5に対し
がたつかないように、口金5の側壁側の舌片6をピンチ
シール部2側の帯状突起3に弾性係合させて、ガラス球
下端部のピンチシール部幅広側面に連なる傾斜面1aを
口金5の幅広側壁縁部5aに圧接した形態に付勢保持す
るように構成されている。このため、ガラス球の下端傾
斜面1aは、ある程度強く口金の側壁縁部5aに当接し
た状態に保持されている。
【0005】しかし、ガラス球の下端傾斜面1aは幾分
外側凸に湾曲する曲面であるため、口金の幅広側壁縁部
5a全域が均等にガラス球の下端傾斜面1aに当接する
わけではなく、ガラス球の下端傾斜面1aの特定の箇所
(一般には最も膨らんだ部位)だけが強く当たって、そ
こに応力が集中し、ガラス球が破損するおそれがあると
いう問題があった。
【0006】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、ガラス球下端部の口金との当
接箇所を増やしてガラス球の口金との当接部における応
力集中を回避することで、ガラス球の破損を防止するに
有効な車両灯具用電球を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するために、請求項1に係る車両灯具用電球において
は、光源本体であるフィラメントを内蔵したガラス球の
下端部に横断面矩形状のピンチシール部が形成された電
球本体と、前記ピンチシール部を囲繞するように前記電
球本体に固定一体化された筒型矩形状の金属製口金とを
備え、前記ピンチシール部の対向する幅広側面には、幅
方向に延びる帯状突起がそれぞれ形成され、前記口金の
対向する幅広側壁には、内側に切り起こされた舌片状の
幅広延出部がそれぞれ形成され、前記舌片状幅広延出部
が前記帯状突起に弾性係合して、前記ピンチシール部が
抜け止めされるとともに、前記ガラス球下端のピンチシ
ール部幅広側面に連なる傾斜面と前記口金の幅広側壁縁
部とが当接した形態に付勢保持された車両灯具用電球に
おいて、前記帯状突起をほぼ平行に2条設け、前記舌片
状延出部を前記2条の帯状突起間に係合させるととも
に、前記ガラス球下端傾斜面の幅方向ほぼ中央部に幅方
向に延びる凹部を形成して、前記ガラス球下端傾斜面の
幅方向両端部寄りを前記口金の幅広側壁縁部に当接させ
ように構成した。(作用)口金側の舌片状幅広延出部の
先端部がピンチシール部側の2条の帯状突起間に弾性係
合して、ピンチシール部の上下方向および左右方向の動
きを拘束する。また、ガラス球下端(のピンチシール部
幅広側面に連なる傾斜面)の幅方向両端部寄り(の4カ
所)が口金(の幅広側壁縁部)に当接するように付勢保
持されるので、即ち、電球本体(ガラス球)と口金と
は、横断面矩形状のピンチシール部の四隅に対応した4
カ所において当接するので、1カ所または2カ所で当接
する場合に比べて、電球本体(ガラス球)の口金との各
当接部に生ずる応力は分散される分、それだけ小さく、
電球本体(ガラス球)の一部だけに応力が集中して、ク
ラックが発生したり、破損につながるおそれがない。ま
た、ピンチシール部を口金に挿入する際、舌片状幅広延
出部が第1の帯状突起を乗り越えると、第2の帯状突起
に当たって、これ以上の挿入が妨げられるので、作業者
はピンチシール部が口金内所定位置まで挿入されたこと
を認識できる。請求項2においては、請求項1に記載の
車両灯具用電球において、前記ピンチシール部付け根側
の第2の帯状突起の高さを、ピンチシール部先端側の第
1の帯状突起の高さよりも高く形成するように構成し
た。(作用)ピンチシール部先端側の高さの低い第1の
帯状突起は、ピンチシール部を口金内に挿入する際の舌
片状幅広延出部の第1の帯状突起乗り越え動作を容易に
し、ピンチシール部付け根側の高さの高い第2の帯状突
起は、第1の帯状突起を乗り越えた舌片状幅広延出部の
第2の帯状突起の乗り越え動作を困難にして、ピンチシ
ール部の口金内への必要以上の挿入を阻止する。ただ
し、第1の帯状突起の高さは、弾性係合している舌片状
幅広延出部の係合が簡単に外れない限度以上の高さを持
つことは当然である。請求項3においては、請求項1ま
たは2に係る車両灯具用電球において、前記ピンチシー
ル部先端側の第1の帯状突起の縦断面を円弧形状に形成
し、前記ピンチシール部付け根寄りの第2の帯状突起の
縦断面を、前記第1の帯状突起に臨むその側面がピンチ
シール部幅広側面に対しほぼ垂直な平坦面をもつ矩形、
三角形または扇形に形成するようにした。(作用)ピン
チシール部先端側の縦断面円弧形状の第1の帯状突起
は、ピンチシール部を口金内に挿入する際の舌片状延出
部の第1の帯状突起乗り越え動作を容易にする。ピンチ
シール部付け根寄りの縦断面矩形、三角形または扇形の
第2の帯状突起は、第1の帯状突起を乗り越えた舌片状
延出部の第2の帯状突起乗り越え動作を困難にして、ピ
ンチシール部の口金内への必要以上の挿入を阻止する。
請求項4においては、請求項1または2に係る車両灯具
用電球において、前記ピンチシール部先端側の第1の帯
状突起を、そのピンチシール部先端側の斜面の傾斜がそ
の第2の帯状突起側の斜面の傾斜よりも緩やかな縦断面
三角形状に形成するようにした。(作用)ピンチシール
部先端側の縦断面三角形状の第1の帯状突起におけるピ
ンチシール部先端側の斜面は、その傾斜が緩やか(45
度未満)で、ピンチシール部を口金内に挿入する際の舌
片状延出部の第1の帯状突起乗り越え動作を容易にす
る。また、縦断面三角形状の第1の帯状突起における第
2の帯状突起側の斜面は、その傾斜がきつく(45度以
上で)、第1の帯状突起を乗り越えた舌片状延出部の先
端部を確実に掛止する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図9は本発明の第1の実施例を示
し、図1は本発明の第1の実施例である自動車用フォグ
ランプの光源として用いられるH3バルブの斜視図、図
2は同バルブの分解斜視図、図3は同バルブ構成部品で
ある電球本体の側面図、図4は同電球本体の縦断面図
(図3に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は同電
球本体の水平断面図(図3に示す線V−Vに沿う断面
図)、図6は同電球本体のピンチシール部の拡大斜視
図、図7はピンチシール部と口金間の固定構造を示す拡
大断面図、図8はピンチャーの片側の拡大斜視図、図9
はピンチャー作動によるピンチシール工程を示す拡大断
面図である。
【0010】これらの図において、符号10は、白熱電
球本体20に金属製の口金30を一体化したフォグラン
プ用のH3バルブで、光源本体であるフィラメント23
を内蔵したガラス球21の下端部に横断面矩形状のピン
チシール部30が形成された電球本体20と、ピンチシ
ール部30を囲繞するように電球本体20に固定一体化
された筒型矩形状の金属製口金40とを備えて構成され
ている。符号22,22は、ガラス球21内においてフ
ィラメント23を支持するとともに、ピンチシール部3
0から外部に導出する一対のリード線である。
【0011】ピンチシール部30は、幅方向両端部が厚
い横断面I字型に形成されて、その強度が確保されてい
る。符号30aは、厚肉部を示す。また、ピンチシール
部30の対向する一対の幅広側面31,31のほぼ中央
部には、後述する口金40側の舌片43,43が弾性係
合できる、幅方向に平行に延びる2条の帯状突起32,
33がそれぞれ形成されている。
【0012】また、ガラス球21下端部のピンチシール
部幅広側面31,31に連なる傾斜面31a,31aの
幅方向ほぼ中央部には、図6,7に拡大して示すよう
に、縦断面ほぼ三角形状で幅方向に延びる凹部31b,
31bが形成されている。このため、傾斜面31a,3
1aは、ガラス球21の下端部からピンチシール部幅広
側面31,31に連なる部位の幅方向両端側に、傾斜リ
ブのごとき形態に形成されている。傾斜面31aは、幅
広側面31に対して2カ所、全体で4カ所設けられてい
る。
【0013】一方、口金40は、所定形状に切断した金
属製薄板を折り曲げて、矩形筒型の口金本体41を成形
するとともに、筒型の口金本体41の周りに金属製円盤
形状の焦点リング44をはんだ付け溶接により一体化し
たもので、口金本体41の対向する幅広側壁42,42
には、内側に切り起こされて斜め下方に延出する帯状の
幅広舌片43,43が設けられている。
【0014】また、口金本体41の幅広側壁42の縁部
42aの幅方向中央部には、外方に折り曲げた半円形状
のバルブ受け45が形成されている。また、ピンチシー
ル部から導出するリード線22の一方は、一方の幅広側
壁42の下端部寄りを内側に切り起こして設けられた舌
片状接触部46にスポット溶接により接続され、リード
線22の他方は、端子コード50の芯線52に金属パイ
プ25を溶接することで接続一体化されている。そし
て、口金本体41内部から導出する端子コード50は、
口金本体41の下端部に折曲形成された断面コ字型のコ
ード把持部47によって把持されている。符号48は、
口金本体41の幅広側壁42,42に対向するように設
けられた金属パイプ25加締め用工具挿入用の孔であ
る。
【0015】そして、ピンチシール部30が口金本体4
1内に挿入されて、口金40側の帯状舌片43,43が
ピンチシール部30側の帯状突起32,32間に弾性係
合することで、ピンチシール部30は口金40に対しが
たつくことなく抜け止め保持されるとともに、ガラス球
21下端のピンチシール部幅広側面31に連なる傾斜面
31aが口金40の幅広側壁縁部42a,42aに当接
する形態に付勢保持されている。
【0016】帯状突起32,33は、縦断面円弧形状に
形成されており、ピンチシール部30を口金本体41内
に挿入する際に、帯状舌片43が大きな抵抗を受けるこ
となくスムーズに帯状突起32を乗り越えることができ
るようになっている。
【0017】そして、帯状舌片43,43の先端部は、
帯状突起32,33間に弾性係合して上下方向(軸方
向)の変位が阻止されるので、電球本体20は口金40
に対し上下方向(軸方向)にがたつかない。また、ピン
チシール部30(の帯状突起32、33間)は幅の広い
舌片43,43で両側から挟持されるので、電球本体2
0は口金40に対し左右方向(ピンチシール部幅方向)
にもがたつかない。
【0018】また、ガラス球21下端のピンチシール部
幅広側面31に連なる傾斜面の幅方向両端部寄りの4カ
所(符号31aで示す)が口金本体41の幅広側壁縁部
42aに当接するように付勢保持されるので、即ち、ガ
ラス球21と口金40とは、横断面矩形状のピンチシー
ル部30付け根の四隅に設けた傾斜リブのごとき傾斜面
31aに対応した4カ所において当接するので、ガラス
球21が1カ所または2カ所で口金40に当接する場合
に比べて、ガラス球21の口金40との各当接部に生ず
る応力は分散される分、それだけ小さく、ガラス球21
の一部だけに応力が集中して、クラックが発生したり、
破損につながるおそれがない。
【0019】また、ピンチシール部30を口金本体41
内に挿入する際、帯状舌片43が第1の帯状突起32を
乗り越えると、第2の帯状突起33に当たって、これ以
上の挿入が妨げられるので、作業者はピンチシール部3
0が口金40内所定位置まで挿入されたことを認識でき
る。
【0020】即ち、人の手で電球本体20に口金40を
一体化する場合は、一方の手で口金40を持ち、他方の
手で電球本体20を持って、ピンチシール部30を口金
本体41内に挿入する。そして、帯状舌片43,43が
帯状突起32を乗り越えて、「パチン」といったクリッ
ク感があると、口金本体41側の帯状舌片43,43の
先端部がピンチシール部30側の帯状突起32,33間
に係合した状態(電球本体20が口金本体41内の所定
位置に位置決め固定された状態)となる。
【0021】また、図9に示すように、ピンチシール部
30付け根側の第2の帯状突起33の背の高さH2は、
ピンチシール部先端側の第1の帯状突起32の背の高さ
H1よりも僅かではあるが高く形成されており、ピンチ
シール部30を口金本体41内に挿入する際には、帯状
舌片43,43が弾性変形しつつ帯状突起32をスムー
ズに乗り越えることができるとともに、帯状舌片43,
43の先端部が帯状突起32,33間に係合した後は、
帯状舌片43,43が背の高い帯状突起33を乗り越え
ることが困難となり、ピンチシール部30が口金本体4
1内に必要以上に挿入されにくいようになっている。
【0022】また、電球本体20のピンチシール部30
は、図8,9に示すピンチャーによって成形される。な
お、図8では、ピンチャーの片方だけを示す。
【0023】即ち、対向する左右一対のピンチャー5
0,50のそれぞれの成形面には、ピンチシール部30
の幅広側面31を成形するための平坦面51、帯状突起
32,33を成形するための凹部52,53、ピンチシ
ール部30の厚肉部30aを成形するための凹溝54、
ガラス球21下端の傾斜面31aを成形するためのテー
パ面55、凹部31bを成形するための凸部56が形成
されている。そして、図9に示すように、左右一対のピ
ンチャー50、50をかみ合わせて、所定形状のピンチ
シール部30を成形する。
【0024】図10は本発明の第2の実施例を示し、H
3バルブの要部であるピンチシール部と口金間の固定構
造を示す拡大断面図である。
【0025】前記した第1の実施例では、ピンチシール
部30に形成されている帯状突起32,33の縦断面が
いずれも円弧形状となっているが、この第2の実施例で
は、第1の帯状突起32の縦断面は円弧形状であるが、
第2の帯状突起33Aの縦断面は、第1の帯状突起32
に臨む側面がピンチシール部幅広側面31に対し垂直な
平坦面をもつ三角形に形成されている。
【0026】このため、帯状舌片43が帯状突起32,
33A間に係合した後は、帯状舌片43が第2の帯状突
起33Aを乗り越えることは、前記した第1の実施例に
比べて一層困難で、ピンチシール部30が口金本体41
内に必要以上に挿入されることが確実に防止される。
【0027】その他は、前記した第1の実施例と同一で
あるため、同一の符号を付すことにより、その重複した
説明は省略する。
【0028】また、前記した第2の実施例において、第
2の帯状突起33Aに代えて、図11(a),(b)に
示すように、その縦断面を矩形状や扇形状に形成した帯
状突起33B,33Cを用いてもよい。
【0029】図12、13は本発明のさらに他の実施例
を示し、図12は、他の実施例の要部であるピンチシー
ル部の拡大断面図、図13は、要部である第1の帯状突
起の拡大断面図である。
【0030】前記した実施例では、いずれにおいても、
第1の帯状突起32の縦断面が円弧形状に形成されてい
るが、この実施例では、ピンチシール部の口金内への挿
入性と口金に対する抜け止め性を高めるべく、第1の帯
状突起32Aが縦断面三角形状に形成されている。
【0031】即ち、第1の帯状突起32Aのピンチシー
ル部先端側の斜面32A1の傾斜θ1が第2の帯状突起
33B側の斜面32A2の傾斜θ2よりも緩やか(45
度未満)に形成されており、ピンチシール部30を口金
本体41内に挿入する際に、帯状舌片43は第1の帯状
突起32をスムーズかつ軽快に乗り越えることができ
る。
【0032】また、第2の帯状突起33B側の斜面32
A2の傾斜θ2は、ピンチシール部先端側の斜面32A
1の傾斜θ1よりもきつく(45度以上に)形成されて
おり、第1の帯状突起32を乗り越えた帯状舌片43先
端部は、この立壁状の斜面32A2と係合して、帯状舌
片43が帯状突起32A,33B間から脱落するような
ことがない。
【0033】
【発明の効果】請求項1によれば、電球本体が口金に対
しガタなく支持されるとともに、ガラス球と口金とは矩
形状の口金の四隅近傍の4カ所において当接するので、
それだけ電球本体(ガラス球)の口金との当接部におけ
る応力集中が回避されて、電球本体(ガラス球)にクラ
ックが発生したり、それが原因で破損したりする頻度が
減り、電球の長期使用が可能となる。また、ピンチシー
ル部を口金内に挿入するだけで、ピンチシール部を口金
内の所定位置に正確に位置決め固定できるので、電球本
体に口金を取り付ける作業が簡単となる。請求項2によ
れば、ピンチシール部を口金内の所定位置までスムーズ
にかつ正確に挿入できるとともに、必要以上の挿入が阻
止されるので、電球本体に口金を取り付ける作業が簡単
となる。請求項3によれば、ピンチシール部を口金内の
所定位置までスムーズにかつ正確に挿入できるととも
に、必要以上の挿入が確実に阻止されるので、電球本体
に口金を取り付ける作業が一層簡単となる。請求項4に
よれば、ピンチシール部を口金内の所定位置までスムー
ズにかつ正確にしかも軽快に挿入できるとともに、舌片
状延出部と帯状突起間の係合が外れないように確実に保
持されるので、灯具用電球としての信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用フォグラ
ンプの光源として用いられるH3バルブの斜視図
【図2】同バルブの分解斜視図
【図3】同バルブ構成部品である電球本体の側面図
【図4】同電球本体の縦断面図(図3に示す線IV−I
Vに沿う断面図)
【図5】同電球本体の水平断面図(図3に示す線V−V
に沿う断面図)
【図6】同電球本体のピンチシール部の拡大斜視図
【図7】ピンチシール部と口金間の固定構造を示す拡大
断面図
【図8】ピンチャーの片側の拡大斜視図
【図9】ピンチャー作動によるピンチシール工程を示す
拡大断面図
【図10】本発明の第2の実施例であるH3バルブの要
部であるピンチシール部と口金間の固定構造を示す拡大
断面図
【図11】本発明の他の実施例の要部であるピンチシー
ル部の拡大断面図
【図12】本発明のさらに他の実施例の要部であるピン
チシール部の拡大断面図
【図13】要部である第1の帯状突起の拡大断面図
【図14】従来のH3バルブのピンチシール部と口金間
の固定構造を示す拡大断面図
【符号の説明】
20 電球本体 21 ガラス球 22 リード線 23 光源本体であるフィラメント 30 ピンチシール部 31 ピンチシール部の幅広側面 31a 口金との当接部であるガラス球下端の傾斜面 31b ガラス球下端の傾斜面に形成した幅方向に延び
る凹部 32、32A ピンチシール部先端側の帯状突起 33、33A、33B、33C ピンチシール部付け根
側の帯状突起 40 口金 41 口金本体 42 幅広側壁 43 口金側の帯状舌片 50 ピンチャー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源本体であるフィラメントを内蔵した
    ガラス球の下端部に横断面矩形状のピンチシール部が形
    成された電球本体と、前記ピンチシール部を囲繞するよ
    うに前記電球本体に固定一体化された筒型矩形状の金属
    製口金とを備え、前記ピンチシール部の対向する幅広側
    面には、幅方向に延びる帯状突起がそれぞれ形成され、
    前記口金の対向する幅広側壁には、内側に切り起こされ
    た舌片状の幅広延出部がそれぞれ形成され、前記舌片状
    幅広延出部が前記帯状突起に弾性係合して、前記ピンチ
    シール部が抜け止めされるとともに、前記ガラス球下端
    のピンチシール部幅広側面に連なる傾斜面と前記口金の
    幅広側壁縁部とが当接した形態に付勢保持された車両灯
    具用電球において、前記帯状突起は、ほぼ平行に2条設
    けられて、前記舌片状延出部が前記2条の帯状突起間に
    係合するとともに、前記ガラス球下端傾斜面の幅方向ほ
    ぼ中央部に幅方向に延びる凹部が形成されて、前記ガラ
    ス球下端傾斜面の幅方向両端部寄りが前記口金の幅広側
    壁縁部に当接することを特徴とする車両灯具用電球。
  2. 【請求項2】 前記ピンチシール部付け根側の第2の帯
    状突起の高さは、ピンチシール部先端側の第1の帯状突
    起の高さよりも高く形成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の車両灯具用電球。
  3. 【請求項3】 前記ピンチシール部先端側の第1の帯状
    突起は、その縦断面が円弧形状に形成され、前記ピンチ
    シール部付け根寄りの第2の帯状突起は、前記第1の帯
    状突起に臨むその側面がピンチシール部幅広側面に対し
    ほぼ垂直な平坦面をもち、その縦断面が矩形、三角形ま
    たは扇形に形成されたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の車両灯具用電球。
  4. 【請求項4】 前記ピンチシール部先端側の第1の帯状
    突起は、そのピンチシール部先端側の斜面の傾斜がその
    第2の帯状突起側の斜面の傾斜よりも緩やかな縦断面三
    角形状に形成されたことを特徴とする請求項1または2
    に記載の車両灯具用電球。
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