JP2002008582A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JP2002008582A
JP2002008582A JP2000189365A JP2000189365A JP2002008582A JP 2002008582 A JP2002008582 A JP 2002008582A JP 2000189365 A JP2000189365 A JP 2000189365A JP 2000189365 A JP2000189365 A JP 2000189365A JP 2002008582 A JP2002008582 A JP 2002008582A
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JP
Japan
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ion
ion source
ion implantation
implantation apparatus
shut
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JP2000189365A
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English (en)
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Shiro Okamoto
史郎 岡本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオンビームを同時に異なる条件でセットア
ップでき、イオン注入しながら、その間、大気開放した
他のイオンソース部を取り外してオーバーホールできる
複数のイオンソース部を備えたイオン注入装置を得るこ
と。 【解決手段】 本発明の一実施形態のイオン注入装置1
は、オフセット電圧が印加される一対の共通電極5A、
5Bが所定の間隔を開けて内部に配設されているチャン
バー2のターゲット(不図示)側とは反対側の端部に、
2本のイオンソース部4A、4Bを互いに対称的に離間
して着脱自在に取り付けられている。そして各イオンソ
ース部4A、4Bは、それぞれイオンソース7A、7B
と、それらのイオンソース7A、7Bからのイオンビー
ムBの通路に出入できるビームダンプ8A、8Bとが個
々のハウジング2内に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同時に異なる条件
でイオンビームをセットアップできるイオン注入装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術のイオン注入装置は一つのチャ
ンバーに対してイオンビームを放射するイオンソース部
が一つである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、 1.異なる条件でイオンビームをセットアップするため
には、イオン注入装置を一度シャットダウンしなければ
ならず、作業効率がが悪い 2.イオンソース周りは短時間で汚れ、劣化がひどく進
み、従って、短い頻度でイオンソース部をオーバーホー
ルする必要がある。このため、イオンソースが一つであ
る場合、そのイオン注入装置は完全に使用できなくな
り、かつメンテナンスのための工数が可成り必要である 3.イオンソースの交換頻度が短いなどの課題があっ
た。
【0004】従って、本発明はこれらの課題を解決しよ
うとするものであって、共通のチャンバーに対して複数
のイオンソース部を備え、それらのイオンビームを同時
に異なる条件でセットアップでき、イオン注入しなが
ら、その間、大気開放した他のイオンソース部を取り外
してオーバーホールできるイオン注入装置を得ることを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】それ故、請求項1に記載
の発明では、イオン注入装置を、オフセット電圧が印加
される一対の共通電極が所定の間隔を開けて内部に配設
されているチャンバーのターゲット側とは反対側の端部
に、複数のイオンソース部を互いに対称的に離間して着
脱自在に取り付ける構成を採って、前記課題を解決して
いる。
【0006】そして請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のイオン注入装置における前記複数のイオンソ
ース部を、それぞれイオンソースと、それらのイオンソ
ースからのイオンビームの通路に出入できるビームダン
プとが個々のハウジング内に配設され、かつ、それぞれ
のイオンソース部に真空排気装置を連結して構成し、前
記課題を解決している。
【0007】また、請求項3に記載の発明では、請求項
1に記載のイオン注入装置における前記チャンバーの前
記端部に複数のゲートバルブを固定し、それら個々のゲ
ートバルブに対して前記複数のイオンソース部をそれぞ
れ着脱自在に取り付けられる構成を採って、前記課題を
解決している。
【0008】更に、請求項4に記載の発明では、請求項
1に記載のイオン注入装置における前記各イオンソース
部にそれぞれシャットオフバルブを設け、それらのシャ
ットオフバルブを介して前記各イオンソース部に複数種
のガス源を接続できる構成を採って、前記課題を解決し
ている。
【0009】従って、本発明のイオン注入装置によれ
ば、それぞれのイオンソース部を同時に異なる条件で、
或いは一つのイオンソース部だけでもセットアップする
ことができ、一方のイオンソース部を作動させながら他
方のイオンソース部をメンテナンス、オーバーホールな
どを行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の一実
施形態のイオン注入装置を説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態のイオン注入装
置のイオンソース部近傍を示す断面図、図2は図1に示
したイオン注入装置に用いて好適なガス配管図、図3は
図1に示したイオン注入装置の電極部近傍の拡大断面
図、そして図4は図1に示したイオン注入装置の1本の
イオンソース部のみで作動させている状態を示すイオン
ソース部近傍を示す断面図である。
【0012】先ず、図1を用いて、本発明のイオン注入
装置の構成、構造を説明する。このイオン注入装置1
は、チャンバー2のターゲット側とは反対側の端部の端
面には、複数の、図示の例では2個のゲートバルブ3
A、3Bがチャンバー2の軸線に対して対称的に、そし
て互いに反対方向に所定の角度を以て固定されている。
そしてこれらのゲートバルブ3A、3Bには、それぞれ
イオンソース部4A、4Bが着脱自在に取り付けられて
いる。また、チャンバー2の前記端部の内部には、各イ
オンソース部4A、4Bから引き出されるイオンビーム
に対して共通の一対の電極5A、5Bが所定の間隔を開
けて配設されている。
【0013】各イオンソース部4A、4Bは、それぞれ
ハウジング6A、6Bに納められた構造で構成されてお
り、それぞれハウジング6A、6Bの端部側内部にイオ
ンソース7A、7Bが、ゲートバルブ3A、3B側の端
部の内部にビームダンプ8A、8Bが配設されている。
そして各ビームダンプ8A、8Bは、それぞれのイオン
ソース7A、7Bから引き出されるイオンビームBの軌
道Tを横断する方向に前記端部の外部から入出が制御で
きるように構成されている。ビームダンプ8A、8Bの
イオンビームを受けるプレートはカーボン製とし、イオ
ンビームのヒットに耐えられる厚み、例えば、20mm
以上とする。
【0014】前記各イオンソース部4A、4Bのイオン
ソース7A、7Bには、図2に示したように、複数の、
この実施形態では2種類のガスA、Bを供給、停止でき
るようにシャットオフバルブ9Aa、9Ab及びシャッ
トオフバルブ9Ba、9Bbが配設されており、これら
にガス供給装置10のガス供給配管が接続されている。
更に、図示していないが、各イオンソース部4A、4B
には、拡散ポンプ、クライオポンプなどの真空排気装置
が連結されているものとする。
【0015】そのガス供給装置10はガスAが貯蔵され
ているガスボンベ11AとガスBが貯蔵されているガス
ボンベ11Bとから構成されており、それぞれのガスボ
ンベ11A、11Bには元栓であるシャットオフバルブ
12A、12Bが接続されている。これらのシャットオ
フバルブ12A、12Bには、入出力側にそれぞれシャ
ットオフバルブ13、14を備えたマスフローコントロ
ーラ(MFC)15が接続されている。そしてこれらマ
スフローコントローラ15の出力側のシャットオフバル
ブ14は、それぞれイオンソース7Aのシャットオフバ
ルブ9Aa、9Ab及びイオンソース7Bのシャットオ
フバルブ9Ba、9Bbに接続されている。なお、何れ
のシャットオフバルブも電磁式であれば、自動制御する
ことができる。
【0016】次に、このように構成されたイオン注入装
置1のイオン注入動作、機能を説明する。
【0017】初め、本イオン注入装置1は、チャンバー
2の端部のそれぞれのゲートバルブ3にイオンソース部
4A、4Bがそれぞれ装着されており、イオンソース7
Aのシャットオフバルブ9Aa、9Ab及びイオンソー
ス7Bのシャットオフバルブ9Ba、9Bbにはそれぞ
れ図2に示したガス供給装置10のシャットオフバルブ
14が接続されているものとする。そして、図1に示し
た状態では、イオンソース部4Aのビームダンプ8Aが
アウトした待機状態であって、イオンソース7Aから引
き出されたイオンビームはビームダンプ8Aで遮られて
おり、一方のイオンソース4Bのビームダンプ8Bはイ
ンした状態であって、イオンソース7Bから引き出され
たイオンビームBは軌道Tを辿ってターゲット(不図
示)方向に抜ける状態である。
【0018】この場合の前記一対の電極5A、5Bに
は、イオンソース7Bから引き出されたイオンビームB
が前記軌道Tを辿るようにオフセット電圧が印加され
る。即ち、電極5Aに正のオフセット電圧が、そして電
極5Bに負のオフセット電圧が印加されている。
【0019】次に、図3に示したように、イオンソース
部4Aのイオンソース7Aを作動させる場合には、前記
オフセット電圧の極性を切り替える。即ち、電極5Bに
正のオフセット電圧を、電極5Aに負のオフセット電圧
を印加する。イオンソース7Aから引き出されたイオン
ビームBは電極5A側に偏向され、ビーム軌道Tに乗
る。
【0020】このようにオフセット電圧の極性を切り替
えることで、前記角度を付けて配設されているイオンソ
ース部4A、4Bのそれぞれのイオンソース7A、7B
から引き出されたイオンビームBを所定のターゲット方
向に偏向させることができる。
【0021】従って、イオン注入装置1のイオンソース
7A、7Bへ供給する2種類のガスをシャットオフバル
ブ9Aa、9Ab、及び9Ba、9Bbを必要に応じて
操作することにより所望のイオンビームを生成させるこ
とができる。なお、シャットオフバルブ9Aa、9A
b、及び9Ba、9Bbが設けられているので異なるガ
スボンベ11A、11BからのガスA、Bが混入するこ
とはない。従って、同時に異なるイオン種のビームセッ
トアップが可能となる。また、同種のガスのセットアッ
プについても、同ガスがオンのみについてシャットオフ
バルブのオープン信号を出力させることにより可能とな
る。
【0022】次に、各イオンソース7A、7B周りなど
が汚れてクリーニングなどのメンテナンスを行う必要が
ある場合や、劣化がひどく進み、従って、イオンソース
部をオーバーホールする必要がある場合は、そのイオン
ソース部、例えば、図4に示したように、ゲートバルブ
3Bを閉めることによりチャンバー2内及びイオンソー
ス部4Aは高真空を保ちながら、イオンソース部4Bを
取り外すことができる。従って、イオンソース部4Aの
みでイオン注入を行うことができる。取り外したイオン
ソース部4Bは所定のスキームでメンテナンス、或いは
オーバーホールされる。
【0023】以上の実施形態のイオン注入装置1では、
2本のイオンソース部4A、4B及び2本のガスボンベ
11A、11Bのみで説明したが、イオンソース部は2
本のみに限定されるものではなく、必要に応じて本数を
増やすこともでき、同様に使用するガスの種類も増やし
て2種類以上のガスを接続することもできることを付言
しておく。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイオン注
入装置によれば、 1.同時に異なる条件のイオン注入のセットアップを行
うことができる 2.異種のガスを同時に使用することができる 3.一方のイオンソース部だけでもセットアップできる 4.一方のイオンソース部を取り外しても、イオン注入
装置を使用することができるため、その間、外した他方
のイオンソース部をオーバーホールすることができる 5.イオンソース部のオーバーホールによる設備停止時
間は脱着時のみで、稼働効率が大幅に向上できる 6.セットアップの切替に殆ど時間が掛からない 7.同種ガスでも、それぞれのイオンソース部でセット
アップすることができるなど、数々の優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のイオン注入装置のイオ
ンソース部近傍を示す断面図である。
【図2】 図1に示したイオン注入装置に用いて好適な
ガス配管図である。
【図3】 図1に示したイオン注入装置の電極部近傍の
拡大断面図である。
【図4】 図1に示したイオン注入装置の1本のイオン
ソース部のみで作動させている状態を示すイオンソース
部近傍を示す断面図である。
【符号の説明】
1…本発明の一実施形態のイオン注入装置、2…チャン
バー、3A,3B…ゲートバルブ、4A,4B…イオン
ソース部、5A,5B…電極、6A,6B…ハウジン
グ、7A,7B…イオンソース、9Aa,9Ab,9B
a,9Bb…シャットオフバルブ、10…ガス供給装
置、11A,11B…ガスボンベ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセット電圧が印加される一対の共通
    電極が所定の間隔を開けて内部に配設されているチャン
    バーのターゲット側とは反対側の端部に、複数のイオン
    ソース部が互いに対称的に離間して着脱自在に取り付け
    られていることを特徴とするイオン注入装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のイオンソース部がそれぞれイ
    オンソースと、該イオンソースからのイオンビームの通
    路に出入できるビームダンプを備えて個々のハウジング
    内に配設されており、かつ、各イオンソース部に真空排
    気装置が連結されていることを特徴とする請求項1に記
    載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】 前記チャンバーの前記端部には複数のゲ
    ートバルブが固定されており、それら個々のゲートバル
    ブに対して前記各イオンソース部がそれぞれ着脱自在に
    取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のイオ
    ン注入装置。
  4. 【請求項4】 前記各イオンソース部にそれぞれシャッ
    トオフバルブを備えており、該シャットオフバルブを介
    して前記各イオンソース部に複数種のガス源を接続でき
    ることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入装置。
JP2000189365A 2000-06-23 2000-06-23 イオン注入装置 Pending JP2002008582A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100599037B1 (ko) 2004-08-04 2006-07-12 삼성전자주식회사 이온 소스 및 이를 갖는 이온 주입 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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