JP2002007930A - 与信情報提供システム、販売システム、購買システム及び情報記憶媒体 - Google Patents
与信情報提供システム、販売システム、購買システム及び情報記憶媒体Info
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- JP2002007930A JP2002007930A JP2000183495A JP2000183495A JP2002007930A JP 2002007930 A JP2002007930 A JP 2002007930A JP 2000183495 A JP2000183495 A JP 2000183495A JP 2000183495 A JP2000183495 A JP 2000183495A JP 2002007930 A JP2002007930 A JP 2002007930A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 コンピュータネットワークを介した商取引を
行う相手方の与信判定を可能にするための与信情報提供
システムを提供する。 【解決手段】 コンピュータネットワーク130を介し
て販売クライアント110の販売情報に従って取引を行
う購買クライアント120は、それに先立って、コンピ
ュータネットワーク130を介して与信調査用サーバ1
00に対し、販売クライアント110の照会要求142
を行う。与信調査用サーバ100は、あらかじめコンピ
ュータネットワーク130に接続された商取引を行うク
ライアントごとに、与信判定を行うための基礎情報とな
る与信判定情報を記憶し、照会要求に従って提供する。
購買クライアント120は、受信した与信判定情報に基
づいて所与の与信判定処理を行い、販売クライアント1
10に対する与信限度額を設定し、この限度額の範囲内
で販売クライアント110と商取引を行う。
行う相手方の与信判定を可能にするための与信情報提供
システムを提供する。 【解決手段】 コンピュータネットワーク130を介し
て販売クライアント110の販売情報に従って取引を行
う購買クライアント120は、それに先立って、コンピ
ュータネットワーク130を介して与信調査用サーバ1
00に対し、販売クライアント110の照会要求142
を行う。与信調査用サーバ100は、あらかじめコンピ
ュータネットワーク130に接続された商取引を行うク
ライアントごとに、与信判定を行うための基礎情報とな
る与信判定情報を記憶し、照会要求に従って提供する。
購買クライアント120は、受信した与信判定情報に基
づいて所与の与信判定処理を行い、販売クライアント1
10に対する与信限度額を設定し、この限度額の範囲内
で販売クライアント110と商取引を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを介して商取引を行う際に取引相手の与信判定
を行うための与信情報提供システム、販売システム、購
買システム及び情報記憶媒体に関する。
トワークを介して商取引を行う際に取引相手の与信判定
を行うための与信情報提供システム、販売システム、購
買システム及び情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、企業間の商取引において、取引相手の信用調査結果
に従って与信限度額と呼ばれる商取引限度額を設定し、
その範囲内で取引が行われることがある。この場合、取
引対象となる商品又はサービスの取引が行われる前に、
販売側企業、購買側企業のうち少なくとも一方が、専門
の企業調査業者に対して取引先に関する信用調査を依頼
し、その調査結果からそれぞれ独自の基準に従って与信
限度額を設定する。
り、企業間の商取引において、取引相手の信用調査結果
に従って与信限度額と呼ばれる商取引限度額を設定し、
その範囲内で取引が行われることがある。この場合、取
引対象となる商品又はサービスの取引が行われる前に、
販売側企業、購買側企業のうち少なくとも一方が、専門
の企業調査業者に対して取引先に関する信用調査を依頼
し、その調査結果からそれぞれ独自の基準に従って与信
限度額を設定する。
【0003】このような信用調査結果は、例えば取引相
手の資本金、営業年数、売上高といった企業規模や経営
状態を示す各種情報からなる。
手の資本金、営業年数、売上高といった企業規模や経営
状態を示す各種情報からなる。
【0004】信用調査を依頼した企業は、入手した信用
調査結果を与信判定情報として用い、相手方が取引先と
して信頼できるか否か、或いは信頼できるとした場合に
取引可能な金額である与信限度額を設定するための与信
判定を行う。
調査結果を与信判定情報として用い、相手方が取引先と
して信頼できるか否か、或いは信頼できるとした場合に
取引可能な金額である与信限度額を設定するための与信
判定を行う。
【0005】この与信判定を商取引前に行うことによっ
て、例えば取引していた企業が倒産したり、架空の会社
であったりといった相手方に起因する原因により、実際
の商取引において被る可能性のある不測の損害を最小限
に抑えることができる。
て、例えば取引していた企業が倒産したり、架空の会社
であったりといった相手方に起因する原因により、実際
の商取引において被る可能性のある不測の損害を最小限
に抑えることができる。
【0006】ところで、近年の情報処理及び通信技術の
進歩によって、コンピュータネットワークであるインタ
ーネット網が急速に拡大している。
進歩によって、コンピュータネットワークであるインタ
ーネット網が急速に拡大している。
【0007】このようなインターネット網の拡大によっ
て、商取引においても国境間の障壁がなくなり、例えば
諸外国の企業との間でインターネットによる商取引を行
う機会が増加している。
て、商取引においても国境間の障壁がなくなり、例えば
諸外国の企業との間でインターネットによる商取引を行
う機会が増加している。
【0008】拡大したインターネット網により商取引の
対象が多くなって商取引が盛んになる一方で、購買側及
び販売側双方にとって互いに相手方を特定することがで
きなくなっている。従って、相手方の信用調査がなされ
ないまま取引を行うことになるため、料金振り込み後の
購買品未配送や、購買品配達後の料金未払いといった問
題が発生する。
対象が多くなって商取引が盛んになる一方で、購買側及
び販売側双方にとって互いに相手方を特定することがで
きなくなっている。従って、相手方の信用調査がなされ
ないまま取引を行うことになるため、料金振り込み後の
購買品未配送や、購買品配達後の料金未払いといった問
題が発生する。
【0009】その結果、各企業では、この種の問題を未
然に防ぐため、商取引の対象とされる商品の品質の良し
悪しに関わらず、名の知れた大手メーカを相手に取引が
行われる傾向が強くなり、例えば外国の地方の企業が優
れた商品を提供する場合であってもインターネットによ
る取引を有利に行うことができないという不都合が生じ
ている。
然に防ぐため、商取引の対象とされる商品の品質の良し
悪しに関わらず、名の知れた大手メーカを相手に取引が
行われる傾向が強くなり、例えば外国の地方の企業が優
れた商品を提供する場合であってもインターネットによ
る取引を有利に行うことができないという不都合が生じ
ている。
【0010】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、コンピュー
タネットワークを介した商取引を行う相手方の与信判定
を可能にして、このコンピュータネットワーク上で行わ
れる商取引の信頼性を向上させるための与信情報提供シ
ステム、販売システム、購買システム及び情報記憶媒体
を提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、コンピュー
タネットワークを介した商取引を行う相手方の与信判定
を可能にして、このコンピュータネットワーク上で行わ
れる商取引の信頼性を向上させるための与信情報提供シ
ステム、販売システム、購買システム及び情報記憶媒体
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、コンピュータネットワークを介して販売シ
ステムと購買システムとの間で行われる商取引における
情報を提供する与信情報提供システムであって、前記販
売システムを特定し与信判定を行うための与信判定情報
を記憶するための記憶手段と、前記購買システムから前
記販売システムの照会要求を受け付ける受付手段と、前
記商取引に先立って、前記照会要求に基づいて前記販売
システムの与信判定情報を前記購買システムに対して提
供する提供手段とを含むことを特徴とする。また本発明
に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより使用可能な
情報記憶媒体であって、上記手段を実行するためのプロ
グラムを含むことを特徴とする。また本発明に係るプロ
グラムは、コンピュータにより使用可能なプログラム
(搬送波に具現化されるプログラムを含む)であって、
上記手段を実行するための処理ルーチンを含むことを特
徴とする。
に本発明は、コンピュータネットワークを介して販売シ
ステムと購買システムとの間で行われる商取引における
情報を提供する与信情報提供システムであって、前記販
売システムを特定し与信判定を行うための与信判定情報
を記憶するための記憶手段と、前記購買システムから前
記販売システムの照会要求を受け付ける受付手段と、前
記商取引に先立って、前記照会要求に基づいて前記販売
システムの与信判定情報を前記購買システムに対して提
供する提供手段とを含むことを特徴とする。また本発明
に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより使用可能な
情報記憶媒体であって、上記手段を実行するためのプロ
グラムを含むことを特徴とする。また本発明に係るプロ
グラムは、コンピュータにより使用可能なプログラム
(搬送波に具現化されるプログラムを含む)であって、
上記手段を実行するための処理ルーチンを含むことを特
徴とする。
【0012】これら各手段は、コンピュータネットワー
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
【0013】与信判定とは、取引相手が商取引を行う際
に信用できるか否か、或いは信用できるとした場合に取
引可能な金額として与信限度額をいくらに設定するかと
いった判断をいう。与信判定情報とは、このような与信
判定を行うための基礎情報であって、取引相手の取引規
模や実績などの各種情報からなる。
に信用できるか否か、或いは信用できるとした場合に取
引可能な金額として与信限度額をいくらに設定するかと
いった判断をいう。与信判定情報とは、このような与信
判定を行うための基礎情報であって、取引相手の取引規
模や実績などの各種情報からなる。
【0014】照会要求とは、取引相手についての与信判
定を行うために、当該取引相手の与信判定情報が登録さ
れているか否かに関する情報、或いは登録されている与
信判定情報そのものの取得を要求することをいう。
定を行うために、当該取引相手の与信判定情報が登録さ
れているか否かに関する情報、或いは登録されている与
信判定情報そのものの取得を要求することをいう。
【0015】また、記憶手段を実行するためのプログラ
ムとは、記憶手段に情報を書き込んだり、或いは記憶手
段から情報を読み出したりするためのプログラムであ
る。
ムとは、記憶手段に情報を書き込んだり、或いは記憶手
段から情報を読み出したりするためのプログラムであ
る。
【0016】本発明によれば、販売システムと購買シス
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、販売システムの与信判定情報を提供
する与信情報提供システムは、購買システムから販売シ
ステムの照会要求を受け付けると、販売システムと購買
システムとの間で行われる商取引に先立って、照会要求
された販売システムの与信情報を提供するようにした。
これにより、購買システムに、コンピュータネットワー
クを介した商取引に先立って与信判定を行わせることが
できるので、販売側を特定できないことによる不測の損
害を最小限に抑え、取引の信頼性を非常に容易かつ迅速
に向上させることができるようになる。
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、販売システムの与信判定情報を提供
する与信情報提供システムは、購買システムから販売シ
ステムの照会要求を受け付けると、販売システムと購買
システムとの間で行われる商取引に先立って、照会要求
された販売システムの与信情報を提供するようにした。
これにより、購買システムに、コンピュータネットワー
クを介した商取引に先立って与信判定を行わせることが
できるので、販売側を特定できないことによる不測の損
害を最小限に抑え、取引の信頼性を非常に容易かつ迅速
に向上させることができるようになる。
【0017】また本発明は、コンピュータネットワーク
を介して販売システムと購買システムとの間で行われる
商取引における情報を提供する与信情報提供システムで
あって、前記購買システムを特定し与信判定を行うため
の与信判定情報を記憶するための記憶手段と、前記販売
システムから前記購買システムの照会要求を受け付ける
受付手段と、前記商取引に先立って、前記照会要求に基
づいて前記購買システムの与信判定情報を前記販売シス
テムに対して提供する提供手段とを含むことを特徴とす
る。また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータに
より使用可能な情報記憶媒体であって、上記手段を実行
するためのプログラムを含むことを特徴とする。また本
発明に係るプログラムは、コンピュータにより使用可能
なプログラム(搬送波に具現化されるプログラムを含
む)であって、上記手段を実行するための処理ルーチン
を含むことを特徴とする。
を介して販売システムと購買システムとの間で行われる
商取引における情報を提供する与信情報提供システムで
あって、前記購買システムを特定し与信判定を行うため
の与信判定情報を記憶するための記憶手段と、前記販売
システムから前記購買システムの照会要求を受け付ける
受付手段と、前記商取引に先立って、前記照会要求に基
づいて前記購買システムの与信判定情報を前記販売シス
テムに対して提供する提供手段とを含むことを特徴とす
る。また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータに
より使用可能な情報記憶媒体であって、上記手段を実行
するためのプログラムを含むことを特徴とする。また本
発明に係るプログラムは、コンピュータにより使用可能
なプログラム(搬送波に具現化されるプログラムを含
む)であって、上記手段を実行するための処理ルーチン
を含むことを特徴とする。
【0018】これら各手段は、コンピュータネットワー
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
【0019】また、記憶手段を実行するためのプログラ
ムとは、記憶手段に情報を書き込んだり、或いは記憶手
段から情報を読み出したりするためのプログラムであ
る。
ムとは、記憶手段に情報を書き込んだり、或いは記憶手
段から情報を読み出したりするためのプログラムであ
る。
【0020】本発明によれば、販売システムと購買シス
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、購買システムの与信判定情報を提供
する与信情報提供システムは、販売システムから購買シ
ステムの照会要求を受け付けると、販売システムと購買
システムとの間で行われる商取引に先立って、照会要求
された購買システムの与信情報を提供するようにした。
これにより、販売システムに、コンピュータネットワー
クを介した商取引に先立って与信判定を行わせることが
できるので、購買側を特定できないことによる不測の損
害を最小限に抑え、取引の信頼性を非常に容易かつ迅速
に向上させることができるようになる。
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、購買システムの与信判定情報を提供
する与信情報提供システムは、販売システムから購買シ
ステムの照会要求を受け付けると、販売システムと購買
システムとの間で行われる商取引に先立って、照会要求
された購買システムの与信情報を提供するようにした。
これにより、販売システムに、コンピュータネットワー
クを介した商取引に先立って与信判定を行わせることが
できるので、購買側を特定できないことによる不測の損
害を最小限に抑え、取引の信頼性を非常に容易かつ迅速
に向上させることができるようになる。
【0021】また本発明は、コンピュータネットワーク
を介して購買システムとの間で商取引を行う販売システ
ムであって、前記購買システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記購買システムを特定し与信判定を行う
ための与信判定情報を提供する与信情報提供システムに
対して、前記コンピュータネットワークを介して前記購
買システムの照会要求を行う手段と、前記照会要求に対
応して前記与信情報提供システムから前記購買システム
の与信判定情報を受け付ける手段と、前記与信判定情報
に基づいて前記購買システムの与信判定を行う手段とを
含むことを特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体
は、コンピュータにより使用可能な情報記憶媒体であっ
て、上記手段を実行するためのプログラムを含むことを
特徴とする。また本発明に係るプログラムは、コンピュ
ータにより使用可能なプログラム(搬送波に具現化され
るプログラムを含む)であって、上記手段を実行するた
めの処理ルーチンを含むことを特徴とする。
を介して購買システムとの間で商取引を行う販売システ
ムであって、前記購買システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記購買システムを特定し与信判定を行う
ための与信判定情報を提供する与信情報提供システムに
対して、前記コンピュータネットワークを介して前記購
買システムの照会要求を行う手段と、前記照会要求に対
応して前記与信情報提供システムから前記購買システム
の与信判定情報を受け付ける手段と、前記与信判定情報
に基づいて前記購買システムの与信判定を行う手段とを
含むことを特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体
は、コンピュータにより使用可能な情報記憶媒体であっ
て、上記手段を実行するためのプログラムを含むことを
特徴とする。また本発明に係るプログラムは、コンピュ
ータにより使用可能なプログラム(搬送波に具現化され
るプログラムを含む)であって、上記手段を実行するた
めの処理ルーチンを含むことを特徴とする。
【0022】これら各手段は、コンピュータネットワー
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
【0023】本発明によれば、販売システムと購買シス
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引に先立って、販売システムが購買システムの与
信判定情報を提供する与信情報提供システムに対して照
会要求を行い、これに対応して受け付けた与信判定情報
に基づいて与信判定を行うようにした。これにより、販
売システムは、コンピュータネットワークを介した商取
引に先立って与信判定を行うことができるので、購買側
を特定できないことによる不測の損害を最小限に抑え、
取引の信頼性を非常に容易かつ迅速に向上させることが
できる。
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引に先立って、販売システムが購買システムの与
信判定情報を提供する与信情報提供システムに対して照
会要求を行い、これに対応して受け付けた与信判定情報
に基づいて与信判定を行うようにした。これにより、販
売システムは、コンピュータネットワークを介した商取
引に先立って与信判定を行うことができるので、購買側
を特定できないことによる不測の損害を最小限に抑え、
取引の信頼性を非常に容易かつ迅速に向上させることが
できる。
【0024】また本発明は、コンピュータネットワーク
を介して購買システムとの間で商取引を行う販売システ
ムであって、前記購買システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記コンピュータネットワークに接続され
た購買システムごとに各購買システムを特定し与信判定
を行うための与信判定情報を提供する与信情報提供シス
テムに対して、前記コンピュータネットワークに接続さ
れた1又は複数の購買システムについて前記コンピュー
タネットワークを介して照会要求を行う手段と、前記与
信情報提供システムから前記照会要求に基づいて購買シ
ステムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付ける手
段と、購買システムごとに前記与信判定情報に基づいて
与信判定を行う手段と、この与信判定結果に応じて前記
商取引を行う購買システムを選択する手段とを含むこと
を特徴とする。
を介して購買システムとの間で商取引を行う販売システ
ムであって、前記購買システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記コンピュータネットワークに接続され
た購買システムごとに各購買システムを特定し与信判定
を行うための与信判定情報を提供する与信情報提供シス
テムに対して、前記コンピュータネットワークに接続さ
れた1又は複数の購買システムについて前記コンピュー
タネットワークを介して照会要求を行う手段と、前記与
信情報提供システムから前記照会要求に基づいて購買シ
ステムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付ける手
段と、購買システムごとに前記与信判定情報に基づいて
与信判定を行う手段と、この与信判定結果に応じて前記
商取引を行う購買システムを選択する手段とを含むこと
を特徴とする。
【0025】これら各手段は、コンピュータネットワー
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
【0026】本発明によれば、販売システムと購買シス
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、コンピュータネットワークに接続さ
れた複数の購買システムそれぞれについての与信判定情
報を提供する与信情報提供システムに対し、販売システ
ムが商取引相手となる1又は複数の購買システムについ
て照会要求を行う。そして、各購買システムの照会要求
に対応して受け付けた与信判定情報に基づいてそれぞれ
与信判定を行い、これら与信判定結果に応じて、取引相
手となる購買システムを選択するようにした。これによ
り、販売クライアントを入札ロボットとして機能させる
ことが可能となる。即ち、コンピュータネットワークに
接続された不特定多数の購買クライアントそれぞれにつ
いて、優れた商品等の入札先を特定し、この特定した購
買クライアントとの間で安全な商品調達を行うことがで
き、事業規模の拡大、流通の効率化及び低コスト化を実
現することができる。
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、コンピュータネットワークに接続さ
れた複数の購買システムそれぞれについての与信判定情
報を提供する与信情報提供システムに対し、販売システ
ムが商取引相手となる1又は複数の購買システムについ
て照会要求を行う。そして、各購買システムの照会要求
に対応して受け付けた与信判定情報に基づいてそれぞれ
与信判定を行い、これら与信判定結果に応じて、取引相
手となる購買システムを選択するようにした。これによ
り、販売クライアントを入札ロボットとして機能させる
ことが可能となる。即ち、コンピュータネットワークに
接続された不特定多数の購買クライアントそれぞれにつ
いて、優れた商品等の入札先を特定し、この特定した購
買クライアントとの間で安全な商品調達を行うことがで
き、事業規模の拡大、流通の効率化及び低コスト化を実
現することができる。
【0027】また本発明は、コンピュータネットワーク
を介して販売システムとの間で商取引を行う購買システ
ムであって、前記販売システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記販売システムを特定し与信判定を行う
ための与信判定情報を提供する与信情報提供システムに
対して、前記コンピュータネットワークを介して前記販
売システムの照会要求を行う手段と、前記照会要求に対
応して前記与信情報提供システムから前記販売システム
の与信判定情報を受け付ける手段と、前記与信判定情報
に基づいて前記販売システムの与信判定を行う手段とを
含むことを特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体
は、コンピュータにより使用可能な情報記憶媒体であっ
て、上記手段を実行するためのプログラムを含むことを
特徴とする。また本発明に係るプログラムは、コンピュ
ータにより使用可能なプログラム(搬送波に具現化され
るプログラムを含む)であって、上記手段を実行するた
めの処理ルーチンを含むことを特徴とする。
を介して販売システムとの間で商取引を行う購買システ
ムであって、前記販売システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記販売システムを特定し与信判定を行う
ための与信判定情報を提供する与信情報提供システムに
対して、前記コンピュータネットワークを介して前記販
売システムの照会要求を行う手段と、前記照会要求に対
応して前記与信情報提供システムから前記販売システム
の与信判定情報を受け付ける手段と、前記与信判定情報
に基づいて前記販売システムの与信判定を行う手段とを
含むことを特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体
は、コンピュータにより使用可能な情報記憶媒体であっ
て、上記手段を実行するためのプログラムを含むことを
特徴とする。また本発明に係るプログラムは、コンピュ
ータにより使用可能なプログラム(搬送波に具現化され
るプログラムを含む)であって、上記手段を実行するた
めの処理ルーチンを含むことを特徴とする。
【0028】これら各手段は、コンピュータネットワー
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
【0029】本発明によれば、販売システムと購買シス
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引に先立って、購買システムが販売システムの与
信判定情報を提供する与信情報提供システムに対して照
会要求を行い、これに対応して受け付けた与信判定情報
に基づいて与信判定を行うようにした。これにより、購
買システムは、コンピュータネットワークを介した商取
引に先立って与信判定を行うことができるので、販売側
を特定できないことによる不測の損害を最小限に抑え、
取引の信頼性を非常に容易かつ迅速に向上させることが
できる。
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引に先立って、購買システムが販売システムの与
信判定情報を提供する与信情報提供システムに対して照
会要求を行い、これに対応して受け付けた与信判定情報
に基づいて与信判定を行うようにした。これにより、購
買システムは、コンピュータネットワークを介した商取
引に先立って与信判定を行うことができるので、販売側
を特定できないことによる不測の損害を最小限に抑え、
取引の信頼性を非常に容易かつ迅速に向上させることが
できる。
【0030】また本発明は、コンピュータネットワーク
を介して販売システムとの間で商取引を行う購買システ
ムであって、前記販売システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記コンピュータネットワークに接続され
た販売システムごとに各販売システムを特定し与信判定
を行うための与信判定情報を提供する与信情報提供シス
テムに対して、前記コンピュータネットワークに接続さ
れた1又は複数の販売システムについて前記コンピュー
タネットワークを介して照会要求を行う手段と、前記与
信情報提供システムから前記照会要求に基づいて販売シ
ステムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付ける手
段と、販売システムごとに前記与信判定情報に基づいて
与信判定を行う手段と、この与信判定結果に応じて前記
商取引を行う販売システムを選択する手段とを含むこと
を特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体は、コン
ピュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記
手段を実行するためのプログラムを含むことを特徴とす
る。また本発明に係るプログラムは、コンピュータによ
り使用可能なプログラム(搬送波に具現化されるプログ
ラムを含む)であって、上記手段を実行するための処理
ルーチンを含むことを特徴とする。
を介して販売システムとの間で商取引を行う購買システ
ムであって、前記販売システムとの間で商取引を行うの
に先立って、前記コンピュータネットワークに接続され
た販売システムごとに各販売システムを特定し与信判定
を行うための与信判定情報を提供する与信情報提供シス
テムに対して、前記コンピュータネットワークに接続さ
れた1又は複数の販売システムについて前記コンピュー
タネットワークを介して照会要求を行う手段と、前記与
信情報提供システムから前記照会要求に基づいて販売シ
ステムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付ける手
段と、販売システムごとに前記与信判定情報に基づいて
与信判定を行う手段と、この与信判定結果に応じて前記
商取引を行う販売システムを選択する手段とを含むこと
を特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体は、コン
ピュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記
手段を実行するためのプログラムを含むことを特徴とす
る。また本発明に係るプログラムは、コンピュータによ
り使用可能なプログラム(搬送波に具現化されるプログ
ラムを含む)であって、上記手段を実行するための処理
ルーチンを含むことを特徴とする。
【0031】これら各手段は、コンピュータネットワー
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
クを介して分散して設け、それぞれにおいて分散処理さ
せることが可能である。
【0032】本発明によれば、販売システムと購買シス
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、コンピュータネットワークに接続さ
れた複数の販売システムそれぞれについての与信判定情
報を提供する与信情報提供システムに対し、購買システ
ムが商取引相手となる1又は複数の販売システムについ
て照会要求を行う。そして、各販売システムの照会要求
に対応して受け付けた与信判定情報に基づいてそれぞれ
与信判定を行い、これら与信判定結果に応じて、取引相
手となる販売システムを選択するようにした。これによ
り、購買クライアントを購買ロボットとして機能させる
ことが可能となる。即ち、コンピュータネットワークに
接続された不特定多数の販売クライアントそれぞれにつ
いて、優れた商品等の購買先を特定し、この特定した販
売クライアントとの間で安全な商品調達を行うことがで
き、事業規模の拡大、流通の効率化及び低コスト化を実
現することができる。
テムとの間でコンピュータネットワークを介して行われ
る商取引において、コンピュータネットワークに接続さ
れた複数の販売システムそれぞれについての与信判定情
報を提供する与信情報提供システムに対し、購買システ
ムが商取引相手となる1又は複数の販売システムについ
て照会要求を行う。そして、各販売システムの照会要求
に対応して受け付けた与信判定情報に基づいてそれぞれ
与信判定を行い、これら与信判定結果に応じて、取引相
手となる販売システムを選択するようにした。これによ
り、購買クライアントを購買ロボットとして機能させる
ことが可能となる。即ち、コンピュータネットワークに
接続された不特定多数の販売クライアントそれぞれにつ
いて、優れた商品等の購買先を特定し、この特定した販
売クライアントとの間で安全な商品調達を行うことがで
き、事業規模の拡大、流通の効率化及び低コスト化を実
現することができる。
【0033】また本発明に係る与信情報提供システム、
情報記憶媒体及びプログラムは、前記記憶された与信判
定情報のうち前記照会要求によって指定された与信判定
情報の項目だけを提供することを特徴とする。
情報記憶媒体及びプログラムは、前記記憶された与信判
定情報のうち前記照会要求によって指定された与信判定
情報の項目だけを提供することを特徴とする。
【0034】また本発明に係る与信情報提供システム、
情報記憶媒体及びプログラムは、前記与信判定情報の各
項目は、提供すべき情報の詳細度が異なるランクによっ
て分類され、前記照会要求によって指定されたランクに
対応した与信判定情報の項目だけを提供することを特徴
とする。
情報記憶媒体及びプログラムは、前記与信判定情報の各
項目は、提供すべき情報の詳細度が異なるランクによっ
て分類され、前記照会要求によって指定されたランクに
対応した与信判定情報の項目だけを提供することを特徴
とする。
【0035】また本発明に係る販売システム、購買シス
テム、情報記憶媒体及びプログラムは、前記照会要求
は、前記与信情報提供システムによって提供される与信
判定情報のうち所与の項目だけを含む与信判定情報の提
供を要求するものであることを特徴とする。
テム、情報記憶媒体及びプログラムは、前記照会要求
は、前記与信情報提供システムによって提供される与信
判定情報のうち所与の項目だけを含む与信判定情報の提
供を要求するものであることを特徴とする。
【0036】また本発明に係る販売システム、購買シス
テム、情報記憶媒体及びプログラムは、前記与信判定情
報の各項目は、提供される情報の詳細度が異なるランク
によって分類されており、前記照会要求は要求する前記
情報の詳細度を示すランクが指定されたものであること
を特徴とする。
テム、情報記憶媒体及びプログラムは、前記与信判定情
報の各項目は、提供される情報の詳細度が異なるランク
によって分類されており、前記照会要求は要求する前記
情報の詳細度を示すランクが指定されたものであること
を特徴とする。
【0037】このようにすることによって、販売システ
ム若しくは購買システムは、無駄な費用を払うことな
く、与信判定情報の提供を受けることができるようにな
る。
ム若しくは購買システムは、無駄な費用を払うことな
く、与信判定情報の提供を受けることができるようにな
る。
【0038】さらに、販売システム若しくは購買システ
ムでは、与信判定すべき情報の詳細度に応じた効果的な
与信判定が可能となるばかりか、与信判定情報の項目が
増えた場合でも必要な項目を1つずつ指定するといった
煩雑な作業を省略することができる。
ムでは、与信判定すべき情報の詳細度に応じた効果的な
与信判定が可能となるばかりか、与信判定情報の項目が
増えた場合でも必要な項目を1つずつ指定するといった
煩雑な作業を省略することができる。
【0039】また本発明は、前記記憶手段と、前記受付
手段と、前記提供手段とを含むサーバを含み、前記受付
手段は、前記コンピュータネットワークを介して前記照
会要求を受信し、前記提供手段は、前記商取引に先立っ
て、前記コンピュータネットワークを介し前記照会要求
によって要求された前記与信判定情報を前記照会要求の
要求元に対して送信することを特徴とする。
手段と、前記提供手段とを含むサーバを含み、前記受付
手段は、前記コンピュータネットワークを介して前記照
会要求を受信し、前記提供手段は、前記商取引に先立っ
て、前記コンピュータネットワークを介し前記照会要求
によって要求された前記与信判定情報を前記照会要求の
要求元に対して送信することを特徴とする。
【0040】このようにサーバ装置として機能を実現す
ることにより、コンピュータネットワークを介した与信
判定情報の保守や、管理といった作業を省略することが
できる。
ることにより、コンピュータネットワークを介した与信
判定情報の保守や、管理といった作業を省略することが
できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を用いて詳細に説明する。
について図面を用いて詳細に説明する。
【0042】1.与信判定システム 与信判定システムとは、インターネットなどのコンピュ
ータネットワークを介した商取引を行う際に、購買側或
いは販売側で相手方の与信判定を行うためのシステムを
いうものとする。このような与信判定システムにより、
ネットワーク上で行われる商取引の信頼性を向上させる
ことができる。
ータネットワークを介した商取引を行う際に、購買側或
いは販売側で相手方の与信判定を行うためのシステムを
いうものとする。このような与信判定システムにより、
ネットワーク上で行われる商取引の信頼性を向上させる
ことができる。
【0043】1.1 与信判定システムの構成 図1に、本実施形態の与信判定システムの構成の概要を
示す。
示す。
【0044】本実施形態における与信判定システムは、
与信調査用サーバ(広義には、与信情報提供システム)
100、販売クライアント(広義には、販売システム)
110、購買クライアント(広義には、購買システム)
120を含む。
与信調査用サーバ(広義には、与信情報提供システム)
100、販売クライアント(広義には、販売システム)
110、購買クライアント(広義には、購買システム)
120を含む。
【0045】与信調査用サーバ100、販売クライアン
ト110、購買クライアント120は、それぞれコンピ
ュータネットワーク(例えばインターネット)130に
接続されている。コンピュータネットワーク130がイ
ンターネットの場合、サーバ、各クライアントにそれぞ
れ固有のアドレスが付与され、サーバ及び各クライアン
ト間は、このアドレスに基づいて、所与の通信プロトコ
ルに従って、互いに情報転送が行われるようになってい
る。
ト110、購買クライアント120は、それぞれコンピ
ュータネットワーク(例えばインターネット)130に
接続されている。コンピュータネットワーク130がイ
ンターネットの場合、サーバ、各クライアントにそれぞ
れ固有のアドレスが付与され、サーバ及び各クライアン
ト間は、このアドレスに基づいて、所与の通信プロトコ
ルに従って、互いに情報転送が行われるようになってい
る。
【0046】ここで、与信調査用サーバ100とは、与
信判定を行うための与信判定情報を記憶するデータベー
スを含み、各クライアントからの要求に応じてこれら情
報を提供する装置をいう。
信判定を行うための与信判定情報を記憶するデータベー
スを含み、各クライアントからの要求に応じてこれら情
報を提供する装置をいう。
【0047】この与信調査用サーバ100のデータベー
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント110、購買クライアント120それ
ぞれについて固有に付与された識別子(ID)に対応付
けて、各与信判定情報が記憶される。
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント110、購買クライアント120それ
ぞれについて固有に付与された識別子(ID)に対応付
けて、各与信判定情報が記憶される。
【0048】このIDとしては、例えば独自に付与され
た番号であってもよいし、コンピュータネットワーク1
30内で固有に付与されるアドレス(URL、IPアド
レス)であってもよい。
た番号であってもよいし、コンピュータネットワーク1
30内で固有に付与されるアドレス(URL、IPアド
レス)であってもよい。
【0049】与信判定情報は、例えば相手方の資本金、
営業年数、売上高といった企業規模や経営状態を示す情
報であって、企業の与信判定を行うための各種情報から
なる。このような与信判定情報は、例えば与信調査用サ
ーバ100を管理する専門の企業調査業者による調査結
果として、調査対象となった企業ごとに蓄積されたもの
である。
営業年数、売上高といった企業規模や経営状態を示す情
報であって、企業の与信判定を行うための各種情報から
なる。このような与信判定情報は、例えば与信調査用サ
ーバ100を管理する専門の企業調査業者による調査結
果として、調査対象となった企業ごとに蓄積されたもの
である。
【0050】また、販売クライアント110とは、商取
引の対象となる商品又はサービスの販売処理を行うため
の装置をいう。
引の対象となる商品又はサービスの販売処理を行うため
の装置をいう。
【0051】販売処理としては、例えばコンピュータネ
ットワーク130を介して、販売対象となる商品又はサ
ービスの販売受注を受け付け、その受注の内容に基づい
て商品又はサービスの提供の手配を行うといった一連の
処理をいうものとする。
ットワーク130を介して、販売対象となる商品又はサ
ービスの販売受注を受け付け、その受注の内容に基づい
て商品又はサービスの提供の手配を行うといった一連の
処理をいうものとする。
【0052】また、購買クライアント120とは、商取
引の対象となる商品又はサービスの購買処理を行うため
の装置をいう。
引の対象となる商品又はサービスの購買処理を行うため
の装置をいう。
【0053】購買処理としては、例えばコンピュータネ
ットワーク130を介して、購買対象となる商品又はサ
ービスの発注を行い、購買対象となる商品又はサービス
の提供を受けるための一連の処理をいうものとする。
ットワーク130を介して、購買対象となる商品又はサ
ービスの発注を行い、購買対象となる商品又はサービス
の提供を受けるための一連の処理をいうものとする。
【0054】このような販売クライアント110或いは
購買クライアント120としては、例えばパーソナルコ
ンピュータや通信端末のみならず、携帯電話や携帯情報
端末といった有線通信或いは無線通信によりコンピュー
タネットワーク130にアクセス可能な装置がある。
購買クライアント120としては、例えばパーソナルコ
ンピュータや通信端末のみならず、携帯電話や携帯情報
端末といった有線通信或いは無線通信によりコンピュー
タネットワーク130にアクセス可能な装置がある。
【0055】さらに、コンピュータネットワーク130
としては、インターネットのみならず、公衆網やISD
N、光通信網、移動体通信網など有線、無線を問わずコ
ンピュータで通信可能な各種形態のネットワークがあ
る。
としては、インターネットのみならず、公衆網やISD
N、光通信網、移動体通信網など有線、無線を問わずコ
ンピュータで通信可能な各種形態のネットワークがあ
る。
【0056】1.2 システムの動作の概要 このような構成の与信判定システムでは、コンピュータ
ネットワーク130を介した購買クライアント120か
らの購買処理により発注が行われ、販売クライアント1
10による商品又はサービスの販売処理が行われて、商
取引が行われる。
ネットワーク130を介した購買クライアント120か
らの購買処理により発注が行われ、販売クライアント1
10による商品又はサービスの販売処理が行われて、商
取引が行われる。
【0057】この商取引が行われるのに先立って、販売
クライアント110或いは購買クライアント120は、
コンピュータネットワーク130を介して与信調査用サ
ーバ100に対して、相手方の照会要求を行う(購買ク
ライアント照会140、販売クライアント照会14
2)。この照会要求には、相手方のクライアントを識別
するためのクライアントIDが付されている。
クライアント110或いは購買クライアント120は、
コンピュータネットワーク130を介して与信調査用サ
ーバ100に対して、相手方の照会要求を行う(購買ク
ライアント照会140、販売クライアント照会14
2)。この照会要求には、相手方のクライアントを識別
するためのクライアントIDが付されている。
【0058】与信調査用サーバ100は、受け付けた照
会要求に付されたIDを判別し、データベースから対応
する与信判定情報を検索する。そして、与信調査用サー
バ100は、コンピュータネットワーク130を介し
て、検索した与信判定情報150、152を送信する。
会要求に付されたIDを判別し、データベースから対応
する与信判定情報を検索する。そして、与信調査用サー
バ100は、コンピュータネットワーク130を介し
て、検索した与信判定情報150、152を送信する。
【0059】照会要求を行ったクライアントでは、受信
した与信判定情報を用いて、それぞれ独自の与信判定処
理を行い、相手方の信用度に応じた与信限度額を設定す
る。そして、各クライアントは、その設定範囲内で、上
述したように相手方とコンピュータネットワーク130
を介して取引情報160の授受を行うことで、商取引を
行う。
した与信判定情報を用いて、それぞれ独自の与信判定処
理を行い、相手方の信用度に応じた与信限度額を設定す
る。そして、各クライアントは、その設定範囲内で、上
述したように相手方とコンピュータネットワーク130
を介して取引情報160の授受を行うことで、商取引を
行う。
【0060】1.3 本実施形態の与信調査用サーバの
構成 ところで、コンピュータネットワーク130に接続され
た与信調査用サーバ100によって商取引に先立って提
供された与信判定情報に基づいて与信判定を行う与信判
定システムには、種々の態様があるが、与信調査用サー
バ100については共通の構成をなし、共通の動作をす
る。
構成 ところで、コンピュータネットワーク130に接続され
た与信調査用サーバ100によって商取引に先立って提
供された与信判定情報に基づいて与信判定を行う与信判
定システムには、種々の態様があるが、与信調査用サー
バ100については共通の構成をなし、共通の動作をす
る。
【0061】以下では、このような与信調査用サーバ1
00について説明する。
00について説明する。
【0062】図2に、本実施形態の与信調査用サーバ1
00のハードウェア構成の一例を示す。
00のハードウェア構成の一例を示す。
【0063】本実施形態における与信調査用サーバ10
0は、処理部200、メモリ210、通信処理部22
0、与信判定情報記憶部230を含む。これら各部は、
バス240を介して接続されている。
0は、処理部200、メモリ210、通信処理部22
0、与信判定情報記憶部230を含む。これら各部は、
バス240を介して接続されている。
【0064】処理部200は、与信業作用サーバ100
の各部を制御する。この処理部200の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ210に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
の各部を制御する。この処理部200の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ210に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
【0065】メモリ210は、処理部200や通信処理
部220などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部200の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ210に上述したプログラムが格納さ
れる。
部220などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部200の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ210に上述したプログラムが格納さ
れる。
【0066】通信処理部220は、コンピュータネット
ワーク130を介して、他の装置との間で通信を行うた
めのプロトコル処理などの各種制御を行う。通信処理部
220の機能は、各種プロセッサ、或いは通信用ASI
Cなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現さ
れる。
ワーク130を介して、他の装置との間で通信を行うた
めのプロトコル処理などの各種制御を行う。通信処理部
220の機能は、各種プロセッサ、或いは通信用ASI
Cなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現さ
れる。
【0067】なお本実施形態における与信調査用サーバ
100の各手段を実行するためのプログラム或いはデー
タは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュータ
ネットワーク130及び通信処理部220を介してメモ
リ210に配信することも可能である。
100の各手段を実行するためのプログラム或いはデー
タは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュータ
ネットワーク130及び通信処理部220を介してメモ
リ210に配信することも可能である。
【0068】与信判定情報記憶部230は、与信判定を
行うための与信判定情報を記憶する。
行うための与信判定情報を記憶する。
【0069】図3に、本実施形態の与信判定情報記憶部
230の記憶内容を説明するための説明図を示す。
230の記憶内容を説明するための説明図を示す。
【0070】与信判定情報記憶部230には、クライア
ントの識別情報としてそれぞれクライアントごとに付与
されたクライアントID260に対応付けて、登録情報
として各クライアントの与信判定情報262が記憶され
ている。これにより、クライアントID260を検索キ
ーとして、所望のクライアントの与信判定情報を検索す
ることができるようになっている。
ントの識別情報としてそれぞれクライアントごとに付与
されたクライアントID260に対応付けて、登録情報
として各クライアントの与信判定情報262が記憶され
ている。これにより、クライアントID260を検索キ
ーとして、所望のクライアントの与信判定情報を検索す
ることができるようになっている。
【0071】処理部200は、ID判別部202、検索
部204を含む。
部204を含む。
【0072】ID判別部202は、コンピュータネット
ワーク130を介して受け付けたクライアントの照会要
求に含まれるクライアントの識別情報としてのクライア
ントIDを判別する。
ワーク130を介して受け付けたクライアントの照会要
求に含まれるクライアントの識別情報としてのクライア
ントIDを判別する。
【0073】検索部204は、与信判定情報記憶部23
0によって記憶される与信判定情報の中から、ID判別
部202によって判別されたクライアントIDに対応し
た与信判定情報を検索する。
0によって記憶される与信判定情報の中から、ID判別
部202によって判別されたクライアントIDに対応し
た与信判定情報を検索する。
【0074】1.4 本実施形態のサーバの動作 このような構成の本実施形態の与信調査用サーバ100
は、処理部200により、例えばメモリ210に格納さ
れたプログラムに従って与信調査用サーバ100の各部
が制御される。
は、処理部200により、例えばメモリ210に格納さ
れたプログラムに従って与信調査用サーバ100の各部
が制御される。
【0075】図4に、本実施形態の与信調査用サーバ1
00の処理部200による処理内容の一例を示す。
00の処理部200による処理内容の一例を示す。
【0076】まず処理部200は、通信処理部220に
おいてコンピュータネットワーク130を介して照会要
求が受信されたか否かを監視する(ステップS10:
N)。
おいてコンピュータネットワーク130を介して照会要
求が受信されたか否かを監視する(ステップS10:
N)。
【0077】この照会要求は、上述したようにコンピュ
ータネットワーク130を介した販売クライアント11
0と購買クライアント120との間で行われようとする
商取引に先立って、少なくとも一方のクライアントから
取引先として妥当であるか、或いは取引額にみあう信頼
度があるか否かを判断するための与信判定情報の取得を
要求するものである。
ータネットワーク130を介した販売クライアント11
0と購買クライアント120との間で行われようとする
商取引に先立って、少なくとも一方のクライアントから
取引先として妥当であるか、或いは取引額にみあう信頼
度があるか否かを判断するための与信判定情報の取得を
要求するものである。
【0078】処理部200は、通信処理部220におい
てこの照会要求が受信されたことが検出されたとき(ス
テップS10:Y)、ID判別部202により、受信さ
れた照会要求に含まれるクライアントIDの内容を判別
させる(ステップS12)。
てこの照会要求が受信されたことが検出されたとき(ス
テップS10:Y)、ID判別部202により、受信さ
れた照会要求に含まれるクライアントIDの内容を判別
させる(ステップS12)。
【0079】続いて、検索部204は、与信判定情報記
憶部230にクライアントごとに蓄積される与信判定情
報の中から、ID判別部202で判別されたクライアン
トIDに対応する与信判定情報を検索する(ステップS
14)。
憶部230にクライアントごとに蓄積される与信判定情
報の中から、ID判別部202で判別されたクライアン
トIDに対応する与信判定情報を検索する(ステップS
14)。
【0080】処理部200は、検索部204で検索した
与信判定情報を、通信処理部220により照会要求を行
ったクライアントに対して、コンピュータネットワーク
130を介して送信する(ステップS16)。
与信判定情報を、通信処理部220により照会要求を行
ったクライアントに対して、コンピュータネットワーク
130を介して送信する(ステップS16)。
【0081】以上により、処理部200は、一連の照会
要求に対応した与信判定情報の提供処理を終了する。
要求に対応した与信判定情報の提供処理を終了する。
【0082】2.第1の実施形態 第1の実施形態における与信判定システムでは、コンピ
ュータネットワーク130に接続された販売クライアン
トと購買クライアントとの間で行われようとする商取引
に先立って、購買クライアントから与信調査用サーバ1
00に対し販売クライアントの照会要求がされる。
ュータネットワーク130に接続された販売クライアン
トと購買クライアントとの間で行われようとする商取引
に先立って、購買クライアントから与信調査用サーバ1
00に対し販売クライアントの照会要求がされる。
【0083】2.1 第1の実施形態における与信判定
システムの構成 図5に、第1の実施形態における与信判定システムの構
成の概要を示す。
システムの構成 図5に、第1の実施形態における与信判定システムの構
成の概要を示す。
【0084】ただし、図1乃至4で説明した与信判定シ
ステムと同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略
する。
ステムと同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略
する。
【0085】この与信判定システムは、与信調査用サー
バ(広義には、与信情報提供システム)100、販売ク
ライアント(広義には、販売システム)300、購買ク
ライアント(広義には、購買システム)310を含む。
バ(広義には、与信情報提供システム)100、販売ク
ライアント(広義には、販売システム)300、購買ク
ライアント(広義には、購買システム)310を含む。
【0086】与信調査用サーバ100、販売クライアン
ト300、購買クライアント310は、それぞれコンピ
ュータネットワーク130に接続されている。
ト300、購買クライアント310は、それぞれコンピ
ュータネットワーク130に接続されている。
【0087】この与信調査用サーバ100のデータベー
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント300、購買クライアント310それ
ぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報が
記憶される。
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント300、購買クライアント310それ
ぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報が
記憶される。
【0088】コンピュータネットワーク130を介して
販売クライアント300から販売情報320を取得した
購買クライアント310が、所望の商品又はサービスを
購買するために、この販売クライアント300との間で
コンピュータネットワーク130を介した商取引を行う
場合、従来ではコンピュータネットワーク130を介し
て発注を行っていた。
販売クライアント300から販売情報320を取得した
購買クライアント310が、所望の商品又はサービスを
購買するために、この販売クライアント300との間で
コンピュータネットワーク130を介した商取引を行う
場合、従来ではコンピュータネットワーク130を介し
て発注を行っていた。
【0089】例えば、購買クライアント310が、コン
ピュータネットワーク130としてのインターネットを
介して販売クライアント300のホームページをアクセ
スすると、これに掲載される販売情報(カタログ)を閲
覧することができる。この販売情報を閲覧して、購買ク
ライアント310からこれに含まれる商品又はサービス
の購買を希望する場合、所与のフォームに従って発注内
容(希望商品、決済方法など)を記入して送信する。
ピュータネットワーク130としてのインターネットを
介して販売クライアント300のホームページをアクセ
スすると、これに掲載される販売情報(カタログ)を閲
覧することができる。この販売情報を閲覧して、購買ク
ライアント310からこれに含まれる商品又はサービス
の購買を希望する場合、所与のフォームに従って発注内
容(希望商品、決済方法など)を記入して送信する。
【0090】しかしながら、購買クライアント310側
にとって、購買しようとする商品又はサービス、或いは
取引額によっては、販売クライアント300側を特定で
きないため、万が一にも不測の損害を被る恐れがある。
にとって、購買しようとする商品又はサービス、或いは
取引額によっては、販売クライアント300側を特定で
きないため、万が一にも不測の損害を被る恐れがある。
【0091】そこで、第1の実施形態では、購買クライ
アント310が、商取引に先立って、コンピュータネッ
トワーク130を介して与信調査用サーバ100から与
信判定情報を取得して、この与信判定情報に基づいて与
信判定を行う。
アント310が、商取引に先立って、コンピュータネッ
トワーク130を介して与信調査用サーバ100から与
信判定情報を取得して、この与信判定情報に基づいて与
信判定を行う。
【0092】このため、第1の実施形態では、販売情報
320を取得した購買クライアント310は、与信調査
用サーバ100に対して販売クライアント300の照会
330を行って、販売クライアント300の与信判定情
報340を取得する。
320を取得した購買クライアント310は、与信調査
用サーバ100に対して販売クライアント300の照会
330を行って、販売クライアント300の与信判定情
報340を取得する。
【0093】購買クライアント310は、この取得した
与信判定情報340に基づいて、独自の与信判定処理を
行って、その範囲内で販売クライアント300との間で
商取引を行うように発注350を行う。
与信判定情報340に基づいて、独自の与信判定処理を
行って、その範囲内で販売クライアント300との間で
商取引を行うように発注350を行う。
【0094】以下、このような第1の実施形態における
与信判定システムの要部について、詳細に説明する。
与信判定システムの要部について、詳細に説明する。
【0095】2.2 販売クライアントの構成 図6に、第1の実施形態の販売クライアント300のハ
ードウェア構成の一例を示す。
ードウェア構成の一例を示す。
【0096】第1の実施形態における販売クライアント
300は、処理部400、メモリ410、通信処理部4
20、入力部430、出力部440を含む。これら各部
は、バス450を介して接続されている。
300は、処理部400、メモリ410、通信処理部4
20、入力部430、出力部440を含む。これら各部
は、バス450を介して接続されている。
【0097】処理部400は、販売クライアント300
の各部を制御する。この処理部400の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ410に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
の各部を制御する。この処理部400の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ410に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
【0098】メモリ410は、処理部400や通信処理
部420などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部400の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ410に上述したプログラムが格納さ
れる。
部420などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部400の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ410に上述したプログラムが格納さ
れる。
【0099】通信処理部420は、コンピュータネット
ワーク130を介して、他の装置との間で通信を行うた
めのプロトコル処理などの各種制御を行う。
ワーク130を介して、他の装置との間で通信を行うた
めのプロトコル処理などの各種制御を行う。
【0100】なお第1の実施形態における販売クライア
ント300の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部420を介して
メモリ410に配信することも可能である。
ント300の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部420を介して
メモリ410に配信することも可能である。
【0101】入力部430は、キーなどの入力装置であ
って、コンピュータネットワーク130を介して閲覧さ
せる販売情報についての販売クライアント300のユー
ザによる入力や変更、コンピュータネットワーク130
を介して購買クライアントからの受注に対応した販売処
理を行うためのものである。
って、コンピュータネットワーク130を介して閲覧さ
せる販売情報についての販売クライアント300のユー
ザによる入力や変更、コンピュータネットワーク130
を介して購買クライアントからの受注に対応した販売処
理を行うためのものである。
【0102】出力部440は、CRTやLCDなどの表
示装置であって、販売クライアント300のユーザによ
る販売情報の編集結果、受注、販売処理状況を表示する
ためのものである。
示装置であって、販売クライアント300のユーザによ
る販売情報の編集結果、受注、販売処理状況を表示する
ためのものである。
【0103】処理部400は、販売処理部402を含
む。
む。
【0104】販売処理部402は、コンピュータネット
ワーク130を介して購買クライアント310から販売
対象となる商品又はサービスの受注内容に基づいて商品
又はサービスの提供の手配を行う。より具体的には、例
えば購買クライアント310からの入金を確認後、受注
された商品等の配送を所与の配送センタに指示する。
ワーク130を介して購買クライアント310から販売
対象となる商品又はサービスの受注内容に基づいて商品
又はサービスの提供の手配を行う。より具体的には、例
えば購買クライアント310からの入金を確認後、受注
された商品等の配送を所与の配送センタに指示する。
【0105】メモリ410は、販売情報404を含む。
【0106】販売情報404は、販売クライアント30
0の販売対象となる商品又はサービスを示すカタログな
どの情報をいう。このような販売情報404は、例えば
購買クライアント310側からの要求に従って販売クラ
イアント300からホームページや電子メールによって
提供することが望ましいが、ダイレクトメールなどの郵
便などによって提供するようにしてもよい。
0の販売対象となる商品又はサービスを示すカタログな
どの情報をいう。このような販売情報404は、例えば
購買クライアント310側からの要求に従って販売クラ
イアント300からホームページや電子メールによって
提供することが望ましいが、ダイレクトメールなどの郵
便などによって提供するようにしてもよい。
【0107】2.3 販売クライアントの動作 このような構成の第1の実施形態の販売クライアント3
00は、処理部400により、例えばメモリ410に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。ここで
は、販売クライアント300は、ホームページという形
態で販売情報を備えているものとする。
00は、処理部400により、例えばメモリ410に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。ここで
は、販売クライアント300は、ホームページという形
態で販売情報を備えているものとする。
【0108】図7に、第1の実施形態の販売クライアン
ト300の処理部400による処理内容の一例を示す。
ト300の処理部400による処理内容の一例を示す。
【0109】まず処理部400は、通信処理部420に
おいてコンピュータネットワーク130を介して、ホー
ムページ上に記載された販売情報へのアクセスを監視す
る(ステップS20)。
おいてコンピュータネットワーク130を介して、ホー
ムページ上に記載された販売情報へのアクセスを監視す
る(ステップS20)。
【0110】販売情報へのアクセスがあったことが検出
されたとき(ステップS20:Y)、処理部400は、
メモリ410の販売情報404をホームページ上の記載
事項として提供する(ステップS22)。
されたとき(ステップS20:Y)、処理部400は、
メモリ410の販売情報404をホームページ上の記載
事項として提供する(ステップS22)。
【0111】一方、販売情報へのアクセスがないことが
検出されたとき(ステップS20:N)、通信処理部4
20においてコンピュータネットワーク130を介して
購買クライアントからの受注を受信したか否かが検出さ
れる(ステップS24)。
検出されたとき(ステップS20:N)、通信処理部4
20においてコンピュータネットワーク130を介して
購買クライアントからの受注を受信したか否かが検出さ
れる(ステップS24)。
【0112】通信処理部420において受注を受信した
ことが検出されたとき(ステップS24:Y)、販売処
理部402によって上述したように所与の販売処理が行
われる(ステップS26)。即ち、購買クライアント3
10からの入金を確認後、受注された商品等の配送を所
与の配送センタに指示したりする。
ことが検出されたとき(ステップS24:Y)、販売処
理部402によって上述したように所与の販売処理が行
われる(ステップS26)。即ち、購買クライアント3
10からの入金を確認後、受注された商品等の配送を所
与の配送センタに指示したりする。
【0113】通信処理部420において受注を受信した
ことが検出されなかったとき(ステップS24:N)、
何ら処理を行わず、一連の処理を終了する(エンド)。
ことが検出されなかったとき(ステップS24:N)、
何ら処理を行わず、一連の処理を終了する(エンド)。
【0114】2.4 購買クライアントの構成 図8に、第1の実施形態の購買クライアント310のハ
ードウェア構成の一例を示す。
ードウェア構成の一例を示す。
【0115】第1の実施形態における購買クライアント
310は、処理部500、メモリ510、通信処理部5
20、入力部530、出力部540を含む。これら各部
は、バス550を介して接続されている。
310は、処理部500、メモリ510、通信処理部5
20、入力部530、出力部540を含む。これら各部
は、バス550を介して接続されている。
【0116】処理部500は、購買クライアント310
の各部を制御する。この処理部500の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ510に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
の各部を制御する。この処理部500の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ510に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
【0117】メモリ510は、処理部500や通信処理
部520などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部500の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ510に上述したプログラムが格納さ
れる。
部520などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部500の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ510に上述したプログラムが格納さ
れる。
【0118】通信処理部520は、コンピュータネット
ワーク130を介して、他の装置との間で通信を行うた
めのプロトコル処理などの各種制御を行う。
ワーク130を介して、他の装置との間で通信を行うた
めのプロトコル処理などの各種制御を行う。
【0119】なお第1の実施形態における購買クライア
ント500の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部520を介して
メモリ510に配信することも可能である。
ント500の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部520を介して
メモリ510に配信することも可能である。
【0120】入力部530は、キーなどの入力装置であ
って、購買クライアント310のユーザによって操作さ
れる場合には、販売クライアント300に対する販売情
報のアクセスや、発注指示などを入力するためのもので
ある。
って、購買クライアント310のユーザによって操作さ
れる場合には、販売クライアント300に対する販売情
報のアクセスや、発注指示などを入力するためのもので
ある。
【0121】なお、販売情報が所与のフォーマットで記
述されている場合には、処理部500により、販売クラ
イアント300に対する販売情報のアクセスや、取得し
た与信判定情報に基づいて行った与信判定によって設定
された与信限度額内での発注指示を行わせることも可能
である。
述されている場合には、処理部500により、販売クラ
イアント300に対する販売情報のアクセスや、取得し
た与信判定情報に基づいて行った与信判定によって設定
された与信限度額内での発注指示を行わせることも可能
である。
【0122】出力部540は、CRTやLCDなどの表
示装置であって、購買クライアントのユーザによって操
作される場合には、販売クライアント300に対する販
売情報の閲覧や、発注、購買処理状況を表示するための
ものである。
示装置であって、購買クライアントのユーザによって操
作される場合には、販売クライアント300に対する販
売情報の閲覧や、発注、購買処理状況を表示するための
ものである。
【0123】なお、販売情報が所与のフォーマットで記
述され、処理部500により発注処理を行わせる場合に
は、単に購買クライアントのユーザが発注処理状況を確
認するためのものとなる。
述され、処理部500により発注処理を行わせる場合に
は、単に購買クライアントのユーザが発注処理状況を確
認するためのものとなる。
【0124】処理部500は、照会要求部502、与信
判定部504、購買処理部506を含む。
判定部504、購買処理部506を含む。
【0125】照会要求部502は、コンピュータネット
ワーク130を介して販売クライアント300から販売
情報320を取得して商取引を開始する前に、購買クラ
イアント310のユーザ又は処理部500の指示によっ
て、与信調査用サーバ100に対して、商取引の相手先
となる販売クライアント300の照会を要求する。
ワーク130を介して販売クライアント300から販売
情報320を取得して商取引を開始する前に、購買クラ
イアント310のユーザ又は処理部500の指示によっ
て、与信調査用サーバ100に対して、商取引の相手先
となる販売クライアント300の照会を要求する。
【0126】ここで、照会を要求するとは、与信調査用
サーバ100にあらかじめ登録されている与信判定情報
の取得を要求することをいう。
サーバ100にあらかじめ登録されている与信判定情報
の取得を要求することをいう。
【0127】購買クライアントは、それぞれ自己の規模
や購買方針などに従って、与信判定基準が異なる。従っ
て、与信調査用サーバ100では、与信判定を行うこと
なく、この与信判定に必要とされる各種与信判定情報を
提供する。
や購買方針などに従って、与信判定基準が異なる。従っ
て、与信調査用サーバ100では、与信判定を行うこと
なく、この与信判定に必要とされる各種与信判定情報を
提供する。
【0128】与信判定部504は、照会要求部502に
よる照会要求に対応して与信調査用サーバ100から取
得した与信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
よる照会要求に対応して与信調査用サーバ100から取
得した与信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
【0129】例えば、与信判定情報に、販売クライアン
ト300の資本金、営業年数、前年度の売上高が含まれ
ている場合、これらについて所与の基準を設け、購買ク
ライアント310が有効に商品等を購買でき、かつ安全
に商取引できる額を示す与信限度額を設定する。
ト300の資本金、営業年数、前年度の売上高が含まれ
ている場合、これらについて所与の基準を設け、購買ク
ライアント310が有効に商品等を購買でき、かつ安全
に商取引できる額を示す与信限度額を設定する。
【0130】購買処理部506は、コンピュータネット
ワーク130を介し、販売クライアント300に対し
て、発注を行って、希望の商品又はサービスを購買する
ための処理を行う。より具体的には、例えば販売クライ
アント300に対して、購買金額を払い込んだり、その
確認を行ったりする。
ワーク130を介し、販売クライアント300に対し
て、発注を行って、希望の商品又はサービスを購買する
ための処理を行う。より具体的には、例えば販売クライ
アント300に対して、購買金額を払い込んだり、その
確認を行ったりする。
【0131】2.5 購買クライアントの動作 このような構成の第1の実施形態の購買クライアント3
10は、処理部500により、例えばメモリ510に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。
10は、処理部500により、例えばメモリ510に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。
【0132】図9に、第1の実施形態の購買クライアン
ト310の処理部500による処理内容の一例を示す。
ト310の処理部500による処理内容の一例を示す。
【0133】まず処理部500は、通信処理部520に
より、コンピュータネットワーク130を介して販売ク
ライアント300のホームページ上に記載された販売情
報へアクセスを行うか否かを監視する(ステップS3
0:N)。このアクセスは、購買クライアント310の
ユーザにより、入力部530を介して指示されるか、或
いは販売クライアント300から取得した販売情報に基
づいて購買処理を行うために販売情報の収集を目的とし
て処理部500によって指示されたものである。
より、コンピュータネットワーク130を介して販売ク
ライアント300のホームページ上に記載された販売情
報へアクセスを行うか否かを監視する(ステップS3
0:N)。このアクセスは、購買クライアント310の
ユーザにより、入力部530を介して指示されるか、或
いは販売クライアント300から取得した販売情報に基
づいて購買処理を行うために販売情報の収集を目的とし
て処理部500によって指示されたものである。
【0134】通信処理部520により、コンピュータネ
ットワーク130を介した販売情報へアクセスされたと
き(ステップS30:Y)、さらに通信処理部520に
おいて、アクセスした販売情報が受信されたか否かを監
視する(ステップS32:N)。
ットワーク130を介した販売情報へアクセスされたと
き(ステップS30:Y)、さらに通信処理部520に
おいて、アクセスした販売情報が受信されたか否かを監
視する(ステップS32:N)。
【0135】通信処理部520において、アクセスした
販売情報が受信されたとき(ステップS32:Y)、そ
の販売情報に従って商品等を購買するとき、販売クライ
アント300を照会するか否かを判別する(ステップS
34)。
販売情報が受信されたとき(ステップS32:Y)、そ
の販売情報に従って商品等を購買するとき、販売クライ
アント300を照会するか否かを判別する(ステップS
34)。
【0136】ここで、購買指示が購買クライアント31
0のユーザによってなされる場合には、ステップS32
で受信した販売情報が出力部540に送出され、文字等
の情報として表示される。そして、この出力部540を
見たユーザは、入力部530を介して、希望する商品等
の購買指示を行う。
0のユーザによってなされる場合には、ステップS32
で受信した販売情報が出力部540に送出され、文字等
の情報として表示される。そして、この出力部540を
見たユーザは、入力部530を介して、希望する商品等
の購買指示を行う。
【0137】一方、購買指示が処理部500によってな
される場合には、処理部500は、ステップS32で受
信され、所与のフォーマットで記述された販売情報を解
析して、例えば商品名、価格、納期などの所与の購買条
件を満足するか否かを判別する。購買条件を満たしてい
るとき、処理部500は、購買指示を行う。
される場合には、処理部500は、ステップS32で受
信され、所与のフォーマットで記述された販売情報を解
析して、例えば商品名、価格、納期などの所与の購買条
件を満足するか否かを判別する。購買条件を満たしてい
るとき、処理部500は、購買指示を行う。
【0138】また、商取引を行う前に、照会を行うか否
かを設定する動作モードを設け、あらかじめ切り替えら
れるようにしておく。これにより、必要がない場合に
は、できるだけコンピュータネットワーク130を介し
た照会を行わずに購買処理を行うことで、処理の迅速化
と低コスト化とを図る。
かを設定する動作モードを設け、あらかじめ切り替えら
れるようにしておく。これにより、必要がない場合に
は、できるだけコンピュータネットワーク130を介し
た照会を行わずに購買処理を行うことで、処理の迅速化
と低コスト化とを図る。
【0139】ステップS34で、販売クライアント30
0を照会すると判別されたとき(ステップS34:
Y)、照会要求部502により、通信処理部520及び
コンピュータネットワーク130を介して、調査用サー
バ100に対して照会要求を行う(ステップS36)。
0を照会すると判別されたとき(ステップS34:
Y)、照会要求部502により、通信処理部520及び
コンピュータネットワーク130を介して、調査用サー
バ100に対して照会要求を行う(ステップS36)。
【0140】この照会要求には、調査対象である販売ク
ライアント300に付与されているクライアントIDが
付与される。
ライアント300に付与されているクライアントIDが
付与される。
【0141】その後処理部500は、与信調査用サーバ
100から、ステップS36で行った照会要求に対応す
る与信判定情報の受信を監視する(ステップS38:
N)。
100から、ステップS36で行った照会要求に対応す
る与信判定情報の受信を監視する(ステップS38:
N)。
【0142】処理部500は、通信処理部520におい
て販売クライアント300の与信判定情報の受信が検出
されたとき(ステップS38:Y)、与信判定部504
において所与の与信判定処理を行う(ステップS4
0)。これにより、販売クライアント300に対する与
信限度額が設定される。
て販売クライアント300の与信判定情報の受信が検出
されたとき(ステップS38:Y)、与信判定部504
において所与の与信判定処理を行う(ステップS4
0)。これにより、販売クライアント300に対する与
信限度額が設定される。
【0143】このようにステップS40で与信限度額が
設定され、或いはステップS34で、例えば上述したよ
うに切り替えられた動作モードに従って、販売クライア
ント300を照会しないと判別されたとき(ステップS
34:N)、処理部500は、与信判定部504によっ
て設定された与信限度額に基づいて、販売クライアント
300から取得した販売情報によって示された商品等を
発注するか否かを判別する。そして、発注を行わないと
判別したとき(ステップS42:N)、そのままそのま
ま購買クライアントの処理を終了する(エンド)。
設定され、或いはステップS34で、例えば上述したよ
うに切り替えられた動作モードに従って、販売クライア
ント300を照会しないと判別されたとき(ステップS
34:N)、処理部500は、与信判定部504によっ
て設定された与信限度額に基づいて、販売クライアント
300から取得した販売情報によって示された商品等を
発注するか否かを判別する。そして、発注を行わないと
判別したとき(ステップS42:N)、そのままそのま
ま購買クライアントの処理を終了する(エンド)。
【0144】一方、発注を行うと判別されたとき(ステ
ップS42:Y)、購買処理部506により、所与の購
買処理を行う(ステップS44)。例えば、購買処理部
506は、販売クライアント300に対して、購買金額
を払い込み、その確認を行う。
ップS42:Y)、購買処理部506により、所与の購
買処理を行う(ステップS44)。例えば、購買処理部
506は、販売クライアント300に対して、購買金額
を払い込み、その確認を行う。
【0145】以上のようにして、購買クライアントの処
理を終了する(エンド)。
理を終了する(エンド)。
【0146】2.6 第1の実施形態のシーケンス コンピュータネットワーク130に接続され、上述した
ような与信調査用サーバ100、販売クライアント30
0、購買クライアント310を含む第1の実施形態の与
信判定システムでは、次のようなシーケンスで商取引が
行われる。
ような与信調査用サーバ100、販売クライアント30
0、購買クライアント310を含む第1の実施形態の与
信判定システムでは、次のようなシーケンスで商取引が
行われる。
【0147】図10に、第1の実施形態の与信判定シス
テムにおける商取引シーケンスの一例を示す。
テムにおける商取引シーケンスの一例を示す。
【0148】購買クライアント310によって、コンピ
ュータネットワーク130を介して販売クライアント3
00に対しアクセスすると(アクセス580)、販売ク
ライアント300はホームページに記載されたカタログ
や電子メールなどの形態によって販売情報582を返信
する。
ュータネットワーク130を介して販売クライアント3
00に対しアクセスすると(アクセス580)、販売ク
ライアント300はホームページに記載されたカタログ
や電子メールなどの形態によって販売情報582を返信
する。
【0149】販売情報582を受信した購買クライアン
ト310は、ユーザ或いは処理部の指示により販売情報
に記載された商品等を購買すると判断した場合、実際に
金銭等の授受が行われる商取引に先立って、コンピュー
タネットワーク130を介して与信調査用サーバ100
に対して販売クライアント300の照会要求584を送
信する。
ト310は、ユーザ或いは処理部の指示により販売情報
に記載された商品等を購買すると判断した場合、実際に
金銭等の授受が行われる商取引に先立って、コンピュー
タネットワーク130を介して与信調査用サーバ100
に対して販売クライアント300の照会要求584を送
信する。
【0150】与信調査用サーバ100は、受信した照会
要求584に含まれる販売クライアント300のクライ
アントIDを検索キーとして、あらかじめ登録されてい
る販売クライアント300の与信判定情報を取り出し、
これを与信判定情報586として購買クライアント31
0に対して返信する。
要求584に含まれる販売クライアント300のクライ
アントIDを検索キーとして、あらかじめ登録されてい
る販売クライアント300の与信判定情報を取り出し、
これを与信判定情報586として購買クライアント31
0に対して返信する。
【0151】購買クライアント310は、受信した与信
判定情報586に基づいて与信判定処理を行って、購買
クライアント310における販売クライアント300に
対する与信限度額を設定する。
判定情報586に基づいて与信判定処理を行って、購買
クライアント310における販売クライアント300に
対する与信限度額を設定する。
【0152】購買クライアント310は、設定した与信
限度額の範囲内で発注588を行う。
限度額の範囲内で発注588を行う。
【0153】購買クライアント310から発注588を
受信した販売クライアント300は、入金の確認等を行
った後、受注した商品等を配送手配する(商品59
0)。
受信した販売クライアント300は、入金の確認等を行
った後、受注した商品等を配送手配する(商品59
0)。
【0154】以上説明したように第1の実施形態では、
コンピュータネットワーク130を介して販売クライア
ント300の販売情報にしたがって商品等を購買しよう
とする(取引を行おうとする)購買クライアント310
は、その取引に先立って、コンピュータネットワーク1
30を介して与信調査用サーバ100に対して、販売ク
ライアント300の照会要求を行うようにした。この与
信調査用サーバ100は、あらかじめコンピュータネッ
トワーク130に接続された商取引を行うクライアント
ごとに、与信判定を行うための基礎情報となる与信判定
情報を記憶し、照会要求に従ってこの情報を提供する。
そして、照会要求に対応して与信判定情報を受信した購
買クライアント310は、所与の与信判定処理を行って
販売クライアント300に対する与信限度額を設定し、
この限度額の範囲内で販売クライアント300と商取引
を行うようにした。これにより、購買クライアント31
0は、入金を行ったにも関わらず、商取引の相手方とな
る販売クライアント300が倒産したり、架空の会社で
あったりといった相手方を特定できないことによる不測
の損害を最小限に抑え、取引の信頼性を非常に容易かつ
迅速に向上させることができるようになる。
コンピュータネットワーク130を介して販売クライア
ント300の販売情報にしたがって商品等を購買しよう
とする(取引を行おうとする)購買クライアント310
は、その取引に先立って、コンピュータネットワーク1
30を介して与信調査用サーバ100に対して、販売ク
ライアント300の照会要求を行うようにした。この与
信調査用サーバ100は、あらかじめコンピュータネッ
トワーク130に接続された商取引を行うクライアント
ごとに、与信判定を行うための基礎情報となる与信判定
情報を記憶し、照会要求に従ってこの情報を提供する。
そして、照会要求に対応して与信判定情報を受信した購
買クライアント310は、所与の与信判定処理を行って
販売クライアント300に対する与信限度額を設定し、
この限度額の範囲内で販売クライアント300と商取引
を行うようにした。これにより、購買クライアント31
0は、入金を行ったにも関わらず、商取引の相手方とな
る販売クライアント300が倒産したり、架空の会社で
あったりといった相手方を特定できないことによる不測
の損害を最小限に抑え、取引の信頼性を非常に容易かつ
迅速に向上させることができるようになる。
【0155】3.第2の実施形態 第1の実施形態における与信判定システムでは、コンピ
ュータネットワーク130に接続された販売クライアン
トと購買クライアントとの間で行われようとする商取引
に先立って、調査用サーバ100に対し購買クライアン
トから販売クライアントの照会要求がされる場合につい
て説明したが、第2の実施形態における与信判定システ
ムでは、与信調査用サーバ100に対し販売クライアン
トから購買クライアントの照会要求が行われる。
ュータネットワーク130に接続された販売クライアン
トと購買クライアントとの間で行われようとする商取引
に先立って、調査用サーバ100に対し購買クライアン
トから販売クライアントの照会要求がされる場合につい
て説明したが、第2の実施形態における与信判定システ
ムでは、与信調査用サーバ100に対し販売クライアン
トから購買クライアントの照会要求が行われる。
【0156】3.1 第2の実施形態における与信判定
システムの構成 図11に、第2の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す。
システムの構成 図11に、第2の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す。
【0157】ただし、図1乃至4で説明した与信判定シ
ステムと同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略
する。
ステムと同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略
する。
【0158】この与信判定システムは、与信調査用サー
バ(広義には、与信情報提供システム)100、販売ク
ライアント(広義には、販売システム)600、購買ク
ライアント(広義には、購買システム)610を含む。
バ(広義には、与信情報提供システム)100、販売ク
ライアント(広義には、販売システム)600、購買ク
ライアント(広義には、購買システム)610を含む。
【0159】与信調査用サーバ100、販売クライアン
ト600、購買クライアント610は、それぞれコンピ
ュータネットワーク130に接続されている。
ト600、購買クライアント610は、それぞれコンピ
ュータネットワーク130に接続されている。
【0160】この与信調査用サーバ100のデータベー
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント600、購買クライアント610それ
ぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報が
記憶される。
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント600、購買クライアント610それ
ぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報が
記憶される。
【0161】コンピュータネットワーク130を介して
購買クライアント610から購買情報620を取得した
販売クライアント600が、販売したい商品又はサービ
スについて入札を行う場合、従来ではコンピュータネッ
トワーク130を介してそのまま入札を行っていた。
購買クライアント610から購買情報620を取得した
販売クライアント600が、販売したい商品又はサービ
スについて入札を行う場合、従来ではコンピュータネッ
トワーク130を介してそのまま入札を行っていた。
【0162】例えば、販売クライアント600が、コン
ピュータネットワーク130としてのインターネットを
介して購買クライアント610のホームページをアクセ
スすると、これに掲載される購買情報(カタログ)を閲
覧することができる。ここで、購買情報とは、購買希望
の商品又はサービスを示す情報であり、場合によってそ
の購買希望額が記述される。そして、販売クライアント
600において、購買希望された商品等に合致した販売
対象が存在する場合、購買クライアント610に対し
て、所与のフォームに従って入札内容(販売商品、販売
希望額、決済方法など)を記入して送信する。
ピュータネットワーク130としてのインターネットを
介して購買クライアント610のホームページをアクセ
スすると、これに掲載される購買情報(カタログ)を閲
覧することができる。ここで、購買情報とは、購買希望
の商品又はサービスを示す情報であり、場合によってそ
の購買希望額が記述される。そして、販売クライアント
600において、購買希望された商品等に合致した販売
対象が存在する場合、購買クライアント610に対し
て、所与のフォームに従って入札内容(販売商品、販売
希望額、決済方法など)を記入して送信する。
【0163】しかしながら、販売クライアント600側
にとって、販売しようとする商品又はサービス、或いは
取引額によっては、購買クライアント610側を特定で
きないため、万が一にも不測の損害を被る恐れがある。
にとって、販売しようとする商品又はサービス、或いは
取引額によっては、購買クライアント610側を特定で
きないため、万が一にも不測の損害を被る恐れがある。
【0164】そこで、第2の実施形態では、販売クライ
アント600が、商取引に先立って、コンピュータネッ
トワーク130を介して与信調査用サーバ100から与
信判定情報を取得して、この与信判定情報に基づいて与
信判定を行う。
アント600が、商取引に先立って、コンピュータネッ
トワーク130を介して与信調査用サーバ100から与
信判定情報を取得して、この与信判定情報に基づいて与
信判定を行う。
【0165】このため、第2の実施形態では、購買情報
620を取得した販売クライアント600は、与信調査
用サーバ100に対して購買クライアント610の照会
630を行って、購買クライアント610の与信判定情
報640を取得する。
620を取得した販売クライアント600は、与信調査
用サーバ100に対して購買クライアント610の照会
630を行って、購買クライアント610の与信判定情
報640を取得する。
【0166】販売クライアント600は、この取得した
与信判定情報640に基づいて、独自の与信判定処理を
行って、その範囲内で購買クライアント610との間で
安全に商取引ができるように入札650を行う。
与信判定情報640に基づいて、独自の与信判定処理を
行って、その範囲内で購買クライアント610との間で
安全に商取引ができるように入札650を行う。
【0167】以下、このような第2の実施形態における
与信判定システムの要部について、詳細に説明する。
与信判定システムの要部について、詳細に説明する。
【0168】3.2 購買クライアントの構成 図12に、第2の実施形態の購買クライアント610の
ハードウェア構成の一例を示す。
ハードウェア構成の一例を示す。
【0169】ただし、図8に示した第1の実施形態にお
ける購買クライアント310と同一部分には同一符号を
付し、説明を省略する。
ける購買クライアント310と同一部分には同一符号を
付し、説明を省略する。
【0170】第2の実施形態における購買クライアント
610は、処理部700、メモリ710、通信処理部5
20、入力部530、出力部540を含む。これら各部
は、バス550を介して接続されている。
610は、処理部700、メモリ710、通信処理部5
20、入力部530、出力部540を含む。これら各部
は、バス550を介して接続されている。
【0171】処理部700は、購買クライアント610
の各部を制御する。この処理部700の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ710に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
の各部を制御する。この処理部700の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェアや、メモリ710に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
【0172】メモリ710は、処理部700や通信処理
部520などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部700の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ710に上述したプログラムが格納さ
れる。
部520などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部700の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ710に上述したプログラムが格納さ
れる。
【0173】なお第2の実施形態における購買クライア
ント610の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部520を介して
メモリ710に配信することも可能である。
ント610の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部520を介して
メモリ710に配信することも可能である。
【0174】処理部700は、購買処理部506を含
む。
む。
【0175】メモリ710は、購買情報712を含む。
【0176】購買情報712は、購買クライアント61
0における購買希望対象となる商品又はサービスを示す
カタログなどの情報をいう。このような購買情報712
は、例えば販売クライアント600側からの要求に従っ
て購買クライアント610からホームページや電子メー
ルによって提供することが望ましいが、ダイレクトメー
ルなどの郵便などによって提供するようにしてもよい。
0における購買希望対象となる商品又はサービスを示す
カタログなどの情報をいう。このような購買情報712
は、例えば販売クライアント600側からの要求に従っ
て購買クライアント610からホームページや電子メー
ルによって提供することが望ましいが、ダイレクトメー
ルなどの郵便などによって提供するようにしてもよい。
【0177】3.3 購買クライアントの動作 このような構成の第2の実施形態の購買クライアント6
10は、処理部700により、例えばメモリ710に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。ここで
は、購買クライアント610は、ホームページという形
態で購買情報を備えているものとする。
10は、処理部700により、例えばメモリ710に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。ここで
は、購買クライアント610は、ホームページという形
態で購買情報を備えているものとする。
【0178】図13に、第2の実施形態の購買クライア
ント610の処理部700による処理内容の一例を示
す。
ント610の処理部700による処理内容の一例を示
す。
【0179】まず処理部700は、通信処理部520に
おいてコンピュータネットワーク130を介して、ホー
ムページ上に記載された購買情報へのアクセスを監視す
る(ステップS50)。
おいてコンピュータネットワーク130を介して、ホー
ムページ上に記載された購買情報へのアクセスを監視す
る(ステップS50)。
【0180】購買情報へのアクセスがあったことが検出
されたとき(ステップS50:Y)、処理部700は、
メモリ710の購買情報712をホームページ上の記載
事項として提供する(ステップS52)。
されたとき(ステップS50:Y)、処理部700は、
メモリ710の購買情報712をホームページ上の記載
事項として提供する(ステップS52)。
【0181】一方、購買情報へのアクセスがないことが
検出されたとき(ステップS50:N)、通信処理部5
20においてコンピュータネットワーク130を介して
販売クライアントからの入札を受信したか否かが検出さ
れる(ステップS54)。
検出されたとき(ステップS50:N)、通信処理部5
20においてコンピュータネットワーク130を介して
販売クライアントからの入札を受信したか否かが検出さ
れる(ステップS54)。
【0182】通信処理部520において入札を受信した
ことが検出されたとき(ステップS54:Y)、処理部
700は所与の入札受付処理を行う(ステップS5
6)。
ことが検出されたとき(ステップS54:Y)、処理部
700は所与の入札受付処理を行う(ステップS5
6)。
【0183】処理部700は、入札受付処理において、
入札が受け付けられた全ての販売クライアントの中から
1つを選択する。これは、例えば、販売希望金額、販売
する商品等の品質や、納期、決済方法などを考慮して、
択一的に販売クライアントを選択する。
入札が受け付けられた全ての販売クライアントの中から
1つを選択する。これは、例えば、販売希望金額、販売
する商品等の品質や、納期、決済方法などを考慮して、
択一的に販売クライアントを選択する。
【0184】その後、購買処理部506によって、ステ
ップS56において選択された販売クライアントに対し
て、上述したように所与の購買処理が行われる。
ップS56において選択された販売クライアントに対し
て、上述したように所与の購買処理が行われる。
【0185】通信処理部520において入札を受信した
ことが検出されなかったとき(ステップS54:N)、
何ら処理を行うことなく一連の処理を終了する(エン
ド)。
ことが検出されなかったとき(ステップS54:N)、
何ら処理を行うことなく一連の処理を終了する(エン
ド)。
【0186】以上のようにして、購買クライアントの処
理を終了する(エンド)。
理を終了する(エンド)。
【0187】3.4 販売クライアントの構成 図14に、第2の実施形態の販売クライアント600の
ハードウェア構成の一例を示す。
ハードウェア構成の一例を示す。
【0188】ただし、図6に示した第1の実施形態にお
ける販売クライアント300と同一部分には同一符号を
付し、説明を省略する。
ける販売クライアント300と同一部分には同一符号を
付し、説明を省略する。
【0189】第2の実施形態における販売クライアント
600は、処理部800、メモリ810、通信処理部4
20、入力部430、出力部440を含む。これら各部
は、バス450を介して接続されている。
600は、処理部800、メモリ810、通信処理部4
20、入力部430、出力部440を含む。これら各部
は、バス450を介して接続されている。
【0190】処理部800は、販売クライアント600
の各部を制御する。この処理部500の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェ8や、メモリ810に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
の各部を制御する。この処理部500の機能は、例えば
CPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハードウ
ェ8や、メモリ810に蓄積された所与のプログラムに
より実現する。
【0191】メモリ810は、処理部800や通信処理
部420などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部800の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ810に上述したプログラムが格納さ
れる。
部420などの作業用情報が一時的に保持され、その機
能はRAMなどのハードウェアにより実現できる。処理
部800の機能が、制御プログラムによって実現される
場合には、メモリ810に上述したプログラムが格納さ
れる。
【0192】なお第2の実施形態における販売クライア
ント600の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部420を介して
メモリ810に配信することも可能である。
ント600の各手段を実行するためのプログラム或いは
データは、他の装置が有する情報記憶媒体からコンピュ
ータネットワーク130及び通信処理部420を介して
メモリ810に配信することも可能である。
【0193】なお、購買情報が所与のフォーマットで記
述されている場合には、処理部800により、購買クラ
イアント610に対する購買情報のアクセスや、取得し
た与信判定情報に基づいて行った与信判定によって設定
された与信限度額内での入札を行わせることも可能であ
る。
述されている場合には、処理部800により、購買クラ
イアント610に対する購買情報のアクセスや、取得し
た与信判定情報に基づいて行った与信判定によって設定
された与信限度額内での入札を行わせることも可能であ
る。
【0194】なお、購買情報が所与のフォーマットで記
述され、処理部800により入札処理を行わせる場合に
は、単に販売クライアントのユーザが入札処理状況を確
認するためのものとなる。
述され、処理部800により入札処理を行わせる場合に
は、単に販売クライアントのユーザが入札処理状況を確
認するためのものとなる。
【0195】処理部800は、照会要求部802、与信
判定部804、入札処理部806を含む。
判定部804、入札処理部806を含む。
【0196】照会要求部802は、コンピュータネット
ワーク130を介して購買クライアント800から購買
情報620を取得して商取引を開始する前に、販売クラ
イアント600のユーザ又は処理部800の指示によっ
て、与信調査用サーバ100に対して、商取引の相手先
となる購買クライアント610の照会を要求する。
ワーク130を介して購買クライアント800から購買
情報620を取得して商取引を開始する前に、販売クラ
イアント600のユーザ又は処理部800の指示によっ
て、与信調査用サーバ100に対して、商取引の相手先
となる購買クライアント610の照会を要求する。
【0197】販売クライアントは、それぞれ自己の規模
や販売方針などに従って、与信判定基準が異なる。従っ
て、与信調査用サーバ100では、与信判定を行うこと
なく、この与信判定に必要とされる各種与信判定情報を
提供する。
や販売方針などに従って、与信判定基準が異なる。従っ
て、与信調査用サーバ100では、与信判定を行うこと
なく、この与信判定に必要とされる各種与信判定情報を
提供する。
【0198】与信判定部804は、照会要求部802に
よる照会要求に対応して与信調査用サーバ100から取
得した与信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
よる照会要求に対応して与信調査用サーバ100から取
得した与信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
【0199】例えば、与信判定情報に、購買クライアン
ト610の資本金、営業年数、前年度の売上高が含まれ
ている場合、これらについて所与の基準を設け、販売ク
ライアント600が有効に商品等を販売でき、かつ安全
に商取引できる額を示す与信限度額を設定する。
ト610の資本金、営業年数、前年度の売上高が含まれ
ている場合、これらについて所与の基準を設け、販売ク
ライアント600が有効に商品等を販売でき、かつ安全
に商取引できる額を示す与信限度額を設定する。
【0200】入札処理部806は、コンピュータネット
ワーク130を介し、購買クライアント610に対し
て、入札を行って、希望の商品又はサービスを販売する
ための処理を行う。より具体的には、例えば購買クライ
アント610に対して、販売したい商品等とその販売希
望金額とを含む入札希望の送信と、その入札結果の確認
を行ったりする。
ワーク130を介し、購買クライアント610に対し
て、入札を行って、希望の商品又はサービスを販売する
ための処理を行う。より具体的には、例えば購買クライ
アント610に対して、販売したい商品等とその販売希
望金額とを含む入札希望の送信と、その入札結果の確認
を行ったりする。
【0201】3.5 販売クライアントの動作 このような構成の第2の実施形態の販売クライアント6
00は、処理部800により、例えばメモリ810に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。
00は、処理部800により、例えばメモリ810に格
納されたプログラムに従って各部が制御される。
【0202】図15に、第2の実施形態の販売クライア
ント600の処理部800による処理内容の一例を示
す。
ント600の処理部800による処理内容の一例を示
す。
【0203】まず処理部800は、通信処理部420に
より、コンピュータネットワーク130を介して購買ク
ライアント610のホームページ上に記載された購買情
報へアクセスを行うか否かを監視する(ステップS6
0:N)。このアクセスは、販売クライアント600の
ユーザにより入力部430を介して指示されるか、或い
は購買クライアント610から取得した購買情報に基づ
いて入札を行うことを目的として購買情報の収集のため
に処理部800によって指示されたものである。
より、コンピュータネットワーク130を介して購買ク
ライアント610のホームページ上に記載された購買情
報へアクセスを行うか否かを監視する(ステップS6
0:N)。このアクセスは、販売クライアント600の
ユーザにより入力部430を介して指示されるか、或い
は購買クライアント610から取得した購買情報に基づ
いて入札を行うことを目的として購買情報の収集のため
に処理部800によって指示されたものである。
【0204】通信処理部420により、コンピュータネ
ットワーク130を介した購買情報へアクセスされたと
き(ステップS60:Y)、さらに通信処理部420に
おいて、アクセスした購買情報が受信されたか否かを監
視する(ステップS62:N)。
ットワーク130を介した購買情報へアクセスされたと
き(ステップS60:Y)、さらに通信処理部420に
おいて、アクセスした購買情報が受信されたか否かを監
視する(ステップS62:N)。
【0205】通信処理部420において、アクセスした
購買情報が受信されたとき(ステップS62:Y)、そ
の購買情報に従って商品等の入札を行うとき、購買クラ
イアント610を照会するか否かを判別する(ステップ
S64)。
購買情報が受信されたとき(ステップS62:Y)、そ
の購買情報に従って商品等の入札を行うとき、購買クラ
イアント610を照会するか否かを判別する(ステップ
S64)。
【0206】ここで、入札指示が購買クライアント60
0のユーザによってなされる場合には、ステップS62
で受信した購買情報が出力部440に送出され、文字等
の情報として表示される。そして、この出力部440を
見たユーザは、入力部430を介して、希望する商品等
の入札指示を行う。
0のユーザによってなされる場合には、ステップS62
で受信した購買情報が出力部440に送出され、文字等
の情報として表示される。そして、この出力部440を
見たユーザは、入力部430を介して、希望する商品等
の入札指示を行う。
【0207】一方、入札指示が処理部800によってな
される場合には、処理部800は、ステップS62で受
信され、所与のフォーマットで記述された購買情報を解
析して、例えば商品名、販売希望金額、納期などの所与
の入札条件を満足するか否かを判別する。入札条件を満
たしているとき、処理部800は、入札指示を行う。
される場合には、処理部800は、ステップS62で受
信され、所与のフォーマットで記述された購買情報を解
析して、例えば商品名、販売希望金額、納期などの所与
の入札条件を満足するか否かを判別する。入札条件を満
たしているとき、処理部800は、入札指示を行う。
【0208】また、商取引を行う前に、照会を行うか否
かを設定する動作モードを設け、あらかじめ切り替えら
れるようにしておく。これにより、必要がない場合に
は、できるだけコンピュータネットワーク130を介し
た照会を行うことなく、処理の迅速化と低コスト化とを
図る。
かを設定する動作モードを設け、あらかじめ切り替えら
れるようにしておく。これにより、必要がない場合に
は、できるだけコンピュータネットワーク130を介し
た照会を行うことなく、処理の迅速化と低コスト化とを
図る。
【0209】ステップS64で、購買クライアント61
0を照会すると判別されたとき(ステップS64:
Y)、照会要求部802により、通信処理部420及び
コンピュータネットワーク130を介して、調査用サー
バ100に対して照会要求を行う(ステップS66)。
0を照会すると判別されたとき(ステップS64:
Y)、照会要求部802により、通信処理部420及び
コンピュータネットワーク130を介して、調査用サー
バ100に対して照会要求を行う(ステップS66)。
【0210】この照会要求には、調査対象である購買ク
ライアント610に付与されているクライアントIDが
付与される。
ライアント610に付与されているクライアントIDが
付与される。
【0211】その後処理部800は、与信調査用サーバ
100から、ステップS66で行った照会要求に対応す
る与信判定情報の受信を監視する(ステップS68:
N)。
100から、ステップS66で行った照会要求に対応す
る与信判定情報の受信を監視する(ステップS68:
N)。
【0212】処理部800は、通信処理部420におい
て購買クライアント60の与信判定情報の受信が検出さ
れたとき(ステップS68:Y)、与信判定部804に
おいて所与の与信判定処理を行う(ステップS70)。
これにより、購買クライアント610に対する与信限度
額が設定される。
て購買クライアント60の与信判定情報の受信が検出さ
れたとき(ステップS68:Y)、与信判定部804に
おいて所与の与信判定処理を行う(ステップS70)。
これにより、購買クライアント610に対する与信限度
額が設定される。
【0213】このようにステップS70で与信限度額が
設定され、或いはステップS64で、例えば上述したよ
うに切り替えられた動作モードに従って、購買クライア
ント610を照会しないと判別されたとき(ステップS
64:N)、処理部800は、与信判定部804によっ
て設定された与信限度額に基づいて、購買クライアント
610から取得した購買情報によって示された商品等の
入札を行うか否かを判別する。そして、入札を行わない
と判別したとき(ステップS72:N)、そのままその
まま販売クライアントの処理を終了する(エンド)。
設定され、或いはステップS64で、例えば上述したよ
うに切り替えられた動作モードに従って、購買クライア
ント610を照会しないと判別されたとき(ステップS
64:N)、処理部800は、与信判定部804によっ
て設定された与信限度額に基づいて、購買クライアント
610から取得した購買情報によって示された商品等の
入札を行うか否かを判別する。そして、入札を行わない
と判別したとき(ステップS72:N)、そのままその
まま販売クライアントの処理を終了する(エンド)。
【0214】一方、入札を行うと判別されたとき(ステ
ップS72:Y)、入札処理部806により、所与の入
札処理を行う(ステップS74)。例えば、入札処理部
806は、購買クライアント610に対して、販売した
い商品等とその販売希望金額とを含む入札希望の送信
と、その入札結果の確認を行い、購買クライアント61
0からの受注があったときは所与の販売処理を行う。
ップS72:Y)、入札処理部806により、所与の入
札処理を行う(ステップS74)。例えば、入札処理部
806は、購買クライアント610に対して、販売した
い商品等とその販売希望金額とを含む入札希望の送信
と、その入札結果の確認を行い、購買クライアント61
0からの受注があったときは所与の販売処理を行う。
【0215】以上のようにして、販売クライアントの処
理を終了する(エンド)。
理を終了する(エンド)。
【0216】3.6 第2の実施形態のシーケンス コンピュータネットワーク130に接続され、上述した
ような与信調査用サーバ100、販売クライアント60
0、購買クライアント610を含む第2の実施形態の与
信判定システムは、次のようなシーケンスで商取引が行
われる。
ような与信調査用サーバ100、販売クライアント60
0、購買クライアント610を含む第2の実施形態の与
信判定システムは、次のようなシーケンスで商取引が行
われる。
【0217】図16に、第2の実施形態の与信判定シス
テムにおける商取引シーケンスの一例を示す。
テムにおける商取引シーケンスの一例を示す。
【0218】販売クライアント600によって、コンピ
ュータネットワーク130を介して購買クライアント6
10に対してアクセスが行われると(アクセス88
0)、購買クライアント610はホームページに記載さ
れたカタログや電子メールなどの形態によって購買情報
882を返信する。
ュータネットワーク130を介して購買クライアント6
10に対してアクセスが行われると(アクセス88
0)、購買クライアント610はホームページに記載さ
れたカタログや電子メールなどの形態によって購買情報
882を返信する。
【0219】購買情報882を受信した販売クライアン
ト600は、ユーザ或いは処理部の指示により購買情報
に記載された商品等に対して入札を行うと判断した場
合、実際に金銭或いは商品等の授受が行われる商取引に
先立って、コンピュータネットワーク130を介して与
信調査用サーバ100に対して購買クライアント610
の照会要求884を送信する。
ト600は、ユーザ或いは処理部の指示により購買情報
に記載された商品等に対して入札を行うと判断した場
合、実際に金銭或いは商品等の授受が行われる商取引に
先立って、コンピュータネットワーク130を介して与
信調査用サーバ100に対して購買クライアント610
の照会要求884を送信する。
【0220】与信調査用サーバ100は、受信した照会
要求884に含まれる購買クライアント610のクライ
アントIDを検索キーとして、あらかじめ登録されてい
る購買クライアント610の与信判定情報を取り出し、
これを与信判定情報886として販売クライアント60
0に対して返信する。
要求884に含まれる購買クライアント610のクライ
アントIDを検索キーとして、あらかじめ登録されてい
る購買クライアント610の与信判定情報を取り出し、
これを与信判定情報886として販売クライアント60
0に対して返信する。
【0221】販売クライアント600は、受信した与信
判定情報886に基づいて与信判定処理を行って、販売
クライアント600における購買クライアント610に
対する与信限度額を設定する。
判定情報886に基づいて与信判定処理を行って、販売
クライアント600における購買クライアント610に
対する与信限度額を設定する。
【0222】販売クライアント600は、設定した与信
限度額の範囲内で販売希望金額を指定した入札888を
行う。
限度額の範囲内で販売希望金額を指定した入札888を
行う。
【0223】販売クライアント600から入札888を
受信した購買クライアント610は、それまでに入札受
付された全ての販売クライアントの中から1つを選択す
る。これは、例えば、販売希望金額、販売する商品等の
品質や、納期、決済方法などを考慮して択一的に1つの
販売クライアントを選択する。
受信した購買クライアント610は、それまでに入札受
付された全ての販売クライアントの中から1つを選択す
る。これは、例えば、販売希望金額、販売する商品等の
品質や、納期、決済方法などを考慮して択一的に1つの
販売クライアントを選択する。
【0224】そして、選択した販売クライアント600
に対して、発注890を行う。
に対して、発注890を行う。
【0225】発注890を受信した販売クライアント6
00は、入金の確認等を行った後、受注した商品等を配
送手配する(商品892)。
00は、入金の確認等を行った後、受注した商品等を配
送手配する(商品892)。
【0226】以上説明したように第2の実施形態では、
コンピュータネットワーク130を介して購買クライア
ント610の購買情報にしたがって商品等を入札しよう
とする(取引を行おうとする)販売クライアント600
は、その取引に先立って、コンピュータネットワーク1
30を介して与信調査用サーバ100に対して、購買ク
ライアント610の照会要求を行うようにした。そし
て、照会要求に対応して与信判定情報を受信した販売ク
ライアント600は、所与の与信判定処理を行って購買
クライアント610に対する与信限度額を設定し、この
限度額の範囲内で購買クライアント610と商取引を行
うようにした。これにより、販売クライアント600
は、販売するつもりであった購買クライアント610が
突然倒産したり、架空の会社であったりして、本来販売
できるはずの商品等が販売できなくなるといった相手方
を特定できないことによる不測の損害を最小限に抑え、
取引の信頼性を非常に容易かつ迅速に向上させることが
できるようになる。
コンピュータネットワーク130を介して購買クライア
ント610の購買情報にしたがって商品等を入札しよう
とする(取引を行おうとする)販売クライアント600
は、その取引に先立って、コンピュータネットワーク1
30を介して与信調査用サーバ100に対して、購買ク
ライアント610の照会要求を行うようにした。そし
て、照会要求に対応して与信判定情報を受信した販売ク
ライアント600は、所与の与信判定処理を行って購買
クライアント610に対する与信限度額を設定し、この
限度額の範囲内で購買クライアント610と商取引を行
うようにした。これにより、販売クライアント600
は、販売するつもりであった購買クライアント610が
突然倒産したり、架空の会社であったりして、本来販売
できるはずの商品等が販売できなくなるといった相手方
を特定できないことによる不測の損害を最小限に抑え、
取引の信頼性を非常に容易かつ迅速に向上させることが
できるようになる。
【0227】4.第3の実施形態 第1及び第2の実施形態における与信判定システムで
は、商取引相手が1対1であるものとして説明したが、
これに限定されるものではない。第3の実施形態におけ
る購買クライアントは、いわゆる購買(検索)ロボット
として機能するようになっている。
は、商取引相手が1対1であるものとして説明したが、
これに限定されるものではない。第3の実施形態におけ
る購買クライアントは、いわゆる購買(検索)ロボット
として機能するようになっている。
【0228】4・1 第3の実施形態における与信判定
システム 図17に、第3の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す。
システム 図17に、第3の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す。
【0229】ただし、図5に示す第1の実施形態の与信
判定システムと同一部分には同一符号を付し、説明を省
略する。
判定システムと同一部分には同一符号を付し、説明を省
略する。
【0230】この与信判定システムは、与信調査用サー
バ100、第1〜第Nの販売クライアント3001〜3
00N、購買クライアント1000を含む。
バ100、第1〜第Nの販売クライアント3001〜3
00N、購買クライアント1000を含む。
【0231】与信調査用サーバ100、第1〜第Nの販
売クライアント3001〜300N、購買クライアント1
000は、それぞれコンピュータネットワーク130に
接続されている。
売クライアント3001〜300N、購買クライアント1
000は、それぞれコンピュータネットワーク130に
接続されている。
【0232】この与信調査用サーバ100のデータベー
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
第1〜第Nの販売クライアント3001〜300Nを含む
複数の販売クライアント、購買クライアント1000そ
れぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報
が記憶される。
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
第1〜第Nの販売クライアント3001〜300Nを含む
複数の販売クライアント、購買クライアント1000そ
れぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報
が記憶される。
【0233】ここで、第1〜第Nの販売クライアント3
001〜300Nの構成及び動作は、それぞれ第1の実施
形態の販売クライアント300の構成及び動作と同様で
ある。第1〜第Nの販売クライアント3001〜300N
は、それぞれクライアントIDが付与され、それぞれ所
与のフォーマットの販売情報を有している。
001〜300Nの構成及び動作は、それぞれ第1の実施
形態の販売クライアント300の構成及び動作と同様で
ある。第1〜第Nの販売クライアント3001〜300N
は、それぞれクライアントIDが付与され、それぞれ所
与のフォーマットの販売情報を有している。
【0234】第3の実施形態の購買クライアント100
0は、購買(検索)ロボットとして機能するようになっ
ている。
0は、購買(検索)ロボットとして機能するようになっ
ている。
【0235】即ち、購買クライアント1000は、コン
ピュータネットワーク130を介して、目的とする商品
又はサービスを販売する第1〜第Nの販売クライアント
3001〜300Nそれぞれについてアクセスし、販売情
報10101〜1010Nを取得する。
ピュータネットワーク130を介して、目的とする商品
又はサービスを販売する第1〜第Nの販売クライアント
3001〜300Nそれぞれについてアクセスし、販売情
報10101〜1010Nを取得する。
【0236】そして、購買クライアント1000は、ア
クセスした販売クライアントそれぞれについて、コンピ
ュータネットワーク130を介して与信調査用サーバ1
00に対して照会要求10201〜1020Nを行う。
クセスした販売クライアントそれぞれについて、コンピ
ュータネットワーク130を介して与信調査用サーバ1
00に対して照会要求10201〜1020Nを行う。
【0237】これは、所与のフォーマットで記述された
販売情報から、目的とする商品等の種類を判別すると共
に、各販売クライアントをインターネット上で固有に付
与されたURLをクライアントIDとして用いること
で、容易に実現することができる。
販売情報から、目的とする商品等の種類を判別すると共
に、各販売クライアントをインターネット上で固有に付
与されたURLをクライアントIDとして用いること
で、容易に実現することができる。
【0238】その結果、購買クライアント1000は、
与信調査用サーバ100から第1〜第Nの販売クライア
ント3001〜300Nそれぞれの与信判定情報1030
1〜1030Nを取得する。
与信調査用サーバ100から第1〜第Nの販売クライア
ント3001〜300Nそれぞれの与信判定情報1030
1〜1030Nを取得する。
【0239】購買クライアント1000は、販売クライ
アントごとに取得した与信判定情報に基づいて与信判定
を行い、これら各与信判定結果から購買しようとする販
売クライアントを選択する。
アントごとに取得した与信判定情報に基づいて与信判定
を行い、これら各与信判定結果から購買しようとする販
売クライアントを選択する。
【0240】ここで、購買先を第2の販売クライアント
3002に選択されたものとすると、購買クライアント
1000はコンピュータネットワーク130を介し第2
の販売クライアント3002に対して発注1040を行
う。
3002に選択されたものとすると、購買クライアント
1000はコンピュータネットワーク130を介し第2
の販売クライアント3002に対して発注1040を行
う。
【0241】以下、このような第3の実施形態における
与信判定システムの要部について、より具体的に説明す
る。
与信判定システムの要部について、より具体的に説明す
る。
【0242】図18に、第3の実施形態における購買ク
ライアント1000が取得する販売クライアントの与信
判定情報の一例を示す。
ライアント1000が取得する販売クライアントの与信
判定情報の一例を示す。
【0243】第3の実施形態における与信判定情報10
50は、各販売クライアントのURLなどのクライアン
トID1052に対応付けて、企業名称1054、設立
年数1056、資本金額1058、取引銀行1060、
前年度売上高1062、前々年度売上高1064などが
記憶される。
50は、各販売クライアントのURLなどのクライアン
トID1052に対応付けて、企業名称1054、設立
年数1056、資本金額1058、取引銀行1060、
前年度売上高1062、前々年度売上高1064などが
記憶される。
【0244】購買クライアント1000は、これら与信
判定情報1050の各項目に基づいて、アクセスした販
売クライアントの与信限度額を設定する。
判定情報1050の各項目に基づいて、アクセスした販
売クライアントの与信限度額を設定する。
【0245】4.2 購買クライアント(購買ロボッ
ト)の構成 図19に、第3の実施形態の購買クライアント1000
のハードウェア構成の一例を示す。
ト)の構成 図19に、第3の実施形態の購買クライアント1000
のハードウェア構成の一例を示す。
【0246】ただし、図8に示した第1の実施形態にお
ける購買クライアント310と同一部分には同一符号を
付し、適宜説明を省略する。
ける購買クライアント310と同一部分には同一符号を
付し、適宜説明を省略する。
【0247】第3の実施形態における購買クライアント
1000は、処理部1100、メモリ510、通信処理
部520、入力部530、出力部540を含む。これら
各部は、バス550を介して接続されている。
1000は、処理部1100、メモリ510、通信処理
部520、入力部530、出力部540を含む。これら
各部は、バス550を介して接続されている。
【0248】処理部1100は、購買クライアント10
00の各部を制御する。この処理部1100の機能は、
例えばCPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハ
ードウェアや、メモリ510に蓄積された所与のプログ
ラムにより実現する。
00の各部を制御する。この処理部1100の機能は、
例えばCPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハ
ードウェアや、メモリ510に蓄積された所与のプログ
ラムにより実現する。
【0249】処理部1100は、照会要求部1102、
与信判定部1104、クライアント選択部1106、購
買処理部506を含む。
与信判定部1104、クライアント選択部1106、購
買処理部506を含む。
【0250】照会要求部1102は、コンピュータネッ
トワーク130に接続される複数の販売クライアントを
アクセスして取得した販売情報に基づいて、これら販売
クライアントの中から目的とする商品等を販売するクラ
イアントとして選択された第1〜第Nの販売クライアン
ト3001〜300Nそれぞれについて、与信調査用サー
バ100に対して、照会を要求する。
トワーク130に接続される複数の販売クライアントを
アクセスして取得した販売情報に基づいて、これら販売
クライアントの中から目的とする商品等を販売するクラ
イアントとして選択された第1〜第Nの販売クライアン
ト3001〜300Nそれぞれについて、与信調査用サー
バ100に対して、照会を要求する。
【0251】この際、各照会要求には、アクセスした第
1〜第Nの販売クライアント300 1〜300NのURL
がクライアントIDとして付される。
1〜第Nの販売クライアント300 1〜300NのURL
がクライアントIDとして付される。
【0252】与信判定部1104は、アクセスされた各
販売クライアントごとに、照会要求部1102による照
会要求に対応して与信調査用サーバ100から取得した
与信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
販売クライアントごとに、照会要求部1102による照
会要求に対応して与信調査用サーバ100から取得した
与信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
【0253】クライアント選択部1106は、アクセス
した第1〜第Nの販売クライアント3001〜300Nそ
れぞれから取得した販売情報と、与信判定部1104に
よる与信判定結果から、購買相手として最適な販売クラ
イアントを選択する。
した第1〜第Nの販売クライアント3001〜300Nそ
れぞれから取得した販売情報と、与信判定部1104に
よる与信判定結果から、購買相手として最適な販売クラ
イアントを選択する。
【0254】購買処理部506は、クライアント選択部
1106によって選択された販売クライアントに対し
て、コンピュータネットワーク130を介し、発注を行
って、希望の商品又はサービスを購買するための処理を
行う。
1106によって選択された販売クライアントに対し
て、コンピュータネットワーク130を介し、発注を行
って、希望の商品又はサービスを購買するための処理を
行う。
【0255】4.3 購買クライアント(購買ロボッ
ト)の動作 このような構成の第3の実施形態の購買クライアント1
000は、処理部1100により、例えばメモリ510
に格納されたプログラムに従って各部が制御される。
ト)の動作 このような構成の第3の実施形態の購買クライアント1
000は、処理部1100により、例えばメモリ510
に格納されたプログラムに従って各部が制御される。
【0256】図20に、第3の実施形態の購買クライア
ント1000の処理部1100による処理内容の一例を
示す。
ント1000の処理部1100による処理内容の一例を
示す。
【0257】まず処理部1100は、コンピュータネッ
トワーク130に接続される販売クライアントのうち、
目的とする商品等を販売する販売クライアントを選択す
る(ステップS80)。
トワーク130に接続される販売クライアントのうち、
目的とする商品等を販売する販売クライアントを選択す
る(ステップS80)。
【0258】そして、処理部1100は、通信処理部5
20によりコンピュータネットワーク130を介し、選
択した販売クライアントそれぞれについてアクセスし
て、所与のフォーマットで記述された販売情報を取得す
る(ステップS82)。
20によりコンピュータネットワーク130を介し、選
択した販売クライアントそれぞれについてアクセスし
て、所与のフォーマットで記述された販売情報を取得す
る(ステップS82)。
【0259】これは、例えばあらゆる種類の商品等を販
売する販売クライアントのリストの中から目的とする商
品等を販売するクライアントを選択することで、それぞ
れについて販売情報を取得する。
売する販売クライアントのリストの中から目的とする商
品等を販売するクライアントを選択することで、それぞ
れについて販売情報を取得する。
【0260】また、1つずつクライアントにアクセスを
行って、所与のフォーマットで記述された販売情報を取
得して、目的とする商品等を販売するか否かを判別する
ようにしてもよい。
行って、所与のフォーマットで記述された販売情報を取
得して、目的とする商品等を販売するか否かを判別する
ようにしてもよい。
【0261】いずれにしろ、目的とする商品等を販売す
る1又は複数の販売クライアントからの販売情報を取得
すると、続いてアクセス対象の販売クライアントの1つ
に対して与信調査用サーバ100に対して照会を要求す
る(ステップS84)。
る1又は複数の販売クライアントからの販売情報を取得
すると、続いてアクセス対象の販売クライアントの1つ
に対して与信調査用サーバ100に対して照会を要求す
る(ステップS84)。
【0262】照会要求には、コンピュータネットワーク
130内で一意に識別可能な各販売クライアントのUR
LがクライアントIDとして付される。
130内で一意に識別可能な各販売クライアントのUR
LがクライアントIDとして付される。
【0263】その後処理部1100は、与信調査用サー
バ100から、ステップS84で行った照会要求に対応
する与信判定情報の受信を監視する(ステップS86:
N)。
バ100から、ステップS84で行った照会要求に対応
する与信判定情報の受信を監視する(ステップS86:
N)。
【0264】処理部1100は、通信処理部520にお
いて販売クライアントの与信判定情報の受信が検出され
たとき(ステップS86:Y)、与信判定部1104に
おいて所与の与信判定処理を行う(ステップS88)。
いて販売クライアントの与信判定情報の受信が検出され
たとき(ステップS86:Y)、与信判定部1104に
おいて所与の与信判定処理を行う(ステップS88)。
【0265】これは、図18に示したような与信判定情
報の各項目に基づいて、各販売クライアントに対する与
信限度額が設定される。
報の各項目に基づいて、各販売クライアントに対する与
信限度額が設定される。
【0266】処理部1100は、ステップS80で検索
した販売クライアントそれぞれについて、ステップS8
2からステップS88までの各処理を行う(ステップS
90:N)。
した販売クライアントそれぞれについて、ステップS8
2からステップS88までの各処理を行う(ステップS
90:N)。
【0267】そして、ステップS80で検索した全ての
販売クライアントについて与信判定処理が行われると
(ステップS90:Y)、クライアント選択部1106
により、各販売クライアントごとの与信判定結果にした
がって、購買側にとって最も有利な販売クライアントを
選択する(ステップS92)。
販売クライアントについて与信判定処理が行われると
(ステップS90:Y)、クライアント選択部1106
により、各販売クライアントごとの与信判定結果にした
がって、購買側にとって最も有利な販売クライアントを
選択する(ステップS92)。
【0268】この販売クライアントの選択方法として
は、販売情報に記述される購入希望の商品等について、
例えば商取引可能な限度額として設定された与信限度額
や、販売価格や納期、決済方法などの具体的な取引条件
を考慮して、購買側にとって最も都合のよいものを選択
するようにすればよい。
は、販売情報に記述される購入希望の商品等について、
例えば商取引可能な限度額として設定された与信限度額
や、販売価格や納期、決済方法などの具体的な取引条件
を考慮して、購買側にとって最も都合のよいものを選択
するようにすればよい。
【0269】続いて、処理部1100は、クライアント
選択部1104によって選択された販売クライアントに
対し、与信判定部1102によって設定された当該販売
クライアントの与信限度額に基づき、取得した販売情報
によって示された商品等を発注するか否かを判別する。
そして、発注を行わないと判別したとき(ステップS9
4:N)、そのままそのまま購買クライアントの処理を
終了する(エンド)。
選択部1104によって選択された販売クライアントに
対し、与信判定部1102によって設定された当該販売
クライアントの与信限度額に基づき、取得した販売情報
によって示された商品等を発注するか否かを判別する。
そして、発注を行わないと判別したとき(ステップS9
4:N)、そのままそのまま購買クライアントの処理を
終了する(エンド)。
【0270】一方、発注を行うと判別されたとき(ステ
ップS94:Y)、購買処理部506により、所与の購
買処理を行う(ステップS96)。例えば、購買処理部
506は、選択した販売クライアントに対して、購買金
額を払い込み、その確認を行う。
ップS94:Y)、購買処理部506により、所与の購
買処理を行う(ステップS96)。例えば、購買処理部
506は、選択した販売クライアントに対して、購買金
額を払い込み、その確認を行う。
【0271】以上のようにして、購買クライアントの処
理を終了する(エンド)。
理を終了する(エンド)。
【0272】ところで、第3の実施形態の購買クライア
ント1000は、上述したステップS88において、特
定取引先与信枠テーブルを参照して与信判定を行う。
ント1000は、上述したステップS88において、特
定取引先与信枠テーブルを参照して与信判定を行う。
【0273】図21に、第3の実施形態における特定取
引先与信枠テーブルの記憶内容を説明するための説明図
を示す。
引先与信枠テーブルの記憶内容を説明するための説明図
を示す。
【0274】特定取引先与信枠テーブル1200には、
特定取引先として指定されたクライアントを示す特定取
引先ID1202に対応して、与信額1204が記憶さ
れている。この特定取引先与信枠テーブル1200に
は、取引実績がないものの商取引先として重要であっ
て、商取引の機会があったときには特に優先的に取引を
行いたいクライアントを特定取引先として指定されたク
ライアントが、その与信枠とともに登録される。
特定取引先として指定されたクライアントを示す特定取
引先ID1202に対応して、与信額1204が記憶さ
れている。この特定取引先与信枠テーブル1200に
は、取引実績がないものの商取引先として重要であっ
て、商取引の機会があったときには特に優先的に取引を
行いたいクライアントを特定取引先として指定されたク
ライアントが、その与信枠とともに登録される。
【0275】図22及び図23に、第3の実施形態にお
ける購買クライアント1000によって図20のステッ
プS20で行われる与信判定処理の処理内容の一例を示
す。
ける購買クライアント1000によって図20のステッ
プS20で行われる与信判定処理の処理内容の一例を示
す。
【0276】まず与信調査用サーバ100から与信判定
情報を取得すると、処理部1100は、この販売クライ
アントとの間で取引実績があるか否かを判別する(ステ
ップS100)。
情報を取得すると、処理部1100は、この販売クライ
アントとの間で取引実績があるか否かを判別する(ステ
ップS100)。
【0277】ステップS100で、当該販売クライアン
トとの間で取引実績があると判別されたとき(ステップ
S100:Y)、取得した与信判定情報に含まれる前年
度の売上高に占める取引実績額を示す取引実績占有率が
50パーセント以上であるか否かを判定する(ステップ
S102)。
トとの間で取引実績があると判別されたとき(ステップ
S100:Y)、取得した与信判定情報に含まれる前年
度の売上高に占める取引実績額を示す取引実績占有率が
50パーセント以上であるか否かを判定する(ステップ
S102)。
【0278】取引実績占有率が50パーセント以上であ
ると判定されたとき(ステップS102:Y)、取引限
度額の上限を設定しない(ステップS104)。
ると判定されたとき(ステップS102:Y)、取引限
度額の上限を設定しない(ステップS104)。
【0279】一方、取引実績占有率が50パーセント以
上ではないと判定されたとき(ステップS102:
N)、この取引実績占有率が20パーセント以上である
か否かを判定する(ステップS106)。
上ではないと判定されたとき(ステップS102:
N)、この取引実績占有率が20パーセント以上である
か否かを判定する(ステップS106)。
【0280】取引実績占有率が20パーセント以上であ
ると判定されたとき(ステップS106:Y)、取引限
度額の上限を取得した与信判定情報に含まれる前年度売
上高の80パーセントの額に設定する(ステップS10
8)。
ると判定されたとき(ステップS106:Y)、取引限
度額の上限を取得した与信判定情報に含まれる前年度売
上高の80パーセントの額に設定する(ステップS10
8)。
【0281】ステップS106で、取引実績占有率が2
0パーセント以上ではないと判定されたとき(ステップ
S106:N)、この取引実績占有率が5パーセント以
上であるか否かを判定する(ステップS110)。
0パーセント以上ではないと判定されたとき(ステップ
S106:N)、この取引実績占有率が5パーセント以
上であるか否かを判定する(ステップS110)。
【0282】取引実績占有率が5パーセント以上である
と判定されたとき(ステップS110:Y)、取引限度
額の上限を取得した与信判定情報に含まれる前年度売上
高の50パーセントの額に設定する(ステップS11
2)。
と判定されたとき(ステップS110:Y)、取引限度
額の上限を取得した与信判定情報に含まれる前年度売上
高の50パーセントの額に設定する(ステップS11
2)。
【0283】ステップS110で、取引実績占有率が5
パーセント以上ではないと判定されたとき(ステップS
110:N)、取引限度額の上限を取得した与信判定情
報に含まれる前年度売上高の20パーセントの額に設定
する(ステップS114)。
パーセント以上ではないと判定されたとき(ステップS
110:N)、取引限度額の上限を取得した与信判定情
報に含まれる前年度売上高の20パーセントの額に設定
する(ステップS114)。
【0284】これに対して、ステップS100で当該販
売クライアントとの間で取引実績がないと判別されたと
き(ステップS100:N)、取得した与信判定情報に
含まれる資本金額が10億円以上であるか否かを判定す
る(ステップS116)。
売クライアントとの間で取引実績がないと判別されたと
き(ステップS100:N)、取得した与信判定情報に
含まれる資本金額が10億円以上であるか否かを判定す
る(ステップS116)。
【0285】ステップS116で、当該販売クライアン
トの資本金が10億円以上であると判定されたとき(ス
テップS116:Y)、当該販売クライアントの与信判
定情報に含まれる前年度売上高が100億円以上である
か否かを判定する(ステップS118)。
トの資本金が10億円以上であると判定されたとき(ス
テップS116:Y)、当該販売クライアントの与信判
定情報に含まれる前年度売上高が100億円以上である
か否かを判定する(ステップS118)。
【0286】ステップS116で、当該販売クライアン
トの資本金が10億円以上ではないと判定されたとき
(ステップS116:N)、当該販売クライアントの与
信判定情報に含まれる設立年数から算出した営業年数が
3年以上であるか否かを判定する(ステップS12
0)。
トの資本金が10億円以上ではないと判定されたとき
(ステップS116:N)、当該販売クライアントの与
信判定情報に含まれる設立年数から算出した営業年数が
3年以上であるか否かを判定する(ステップS12
0)。
【0287】ステップS120で当該販売クライアント
の営業年数が3年以上であると判定されたとき(ステッ
プS120:Y)、或いはステップS118で前年度売
上高が100億円以上ではないと判定されたとき(ステ
ップS118:N)、当該販売クライアントの与信判定
情報に含まれる前年度売上高が20億円以上であるか否
かを判定する(ステップS122)。
の営業年数が3年以上であると判定されたとき(ステッ
プS120:Y)、或いはステップS118で前年度売
上高が100億円以上ではないと判定されたとき(ステ
ップS118:N)、当該販売クライアントの与信判定
情報に含まれる前年度売上高が20億円以上であるか否
かを判定する(ステップS122)。
【0288】ステップS118で、前年度売上高が10
0億円以上であると判定されたとき(ステップS11
8:Y)、取引限度額の上限を前年度売上高の20パー
セントの額に設定する(ステップS124)。
0億円以上であると判定されたとき(ステップS11
8:Y)、取引限度額の上限を前年度売上高の20パー
セントの額に設定する(ステップS124)。
【0289】また、ステップS122で、前年度売上高
が20億円以上であると判定されたとき(ステップS1
22:Y)、取引限度額の上限を前年度売上高の50パ
ーセントの額に設定する(ステップS126)。
が20億円以上であると判定されたとき(ステップS1
22:Y)、取引限度額の上限を前年度売上高の50パ
ーセントの額に設定する(ステップS126)。
【0290】一方、ステップS122で、前年度売上高
が20億円以上ではないと判定されたとき(ステップS
122:N)、取引限度額の上限を、取得した当該販売
クライアントの与信判定情報に含まれる資本金額の50
パーセントの額に設定する(ステップS128)。
が20億円以上ではないと判定されたとき(ステップS
122:N)、取引限度額の上限を、取得した当該販売
クライアントの与信判定情報に含まれる資本金額の50
パーセントの額に設定する(ステップS128)。
【0291】さらに、ステップS120において、営業
年数が3年未満であると判定されたとき(ステップS1
20:N)、当該販売クライアントの与信判定情報に含
まれる前年度売上高が20億円以上であるか否かを判定
する(ステップS130)。
年数が3年未満であると判定されたとき(ステップS1
20:N)、当該販売クライアントの与信判定情報に含
まれる前年度売上高が20億円以上であるか否かを判定
する(ステップS130)。
【0292】ステップS130で、前年度売上高が20
億円以上であると判定されたとき(ステップS130:
Y)、取引限度額の上限を前年度の売上高の15パーセ
ントの額に設定する(ステップS132)。
億円以上であると判定されたとき(ステップS130:
Y)、取引限度額の上限を前年度の売上高の15パーセ
ントの額に設定する(ステップS132)。
【0293】ステップS130で、前年度売上高が20
億円以上ではないと判定されたとき(ステップS13
0:N)、図21で示した特定取引先限度額テーブルを
検索する(ステップS134)。
億円以上ではないと判定されたとき(ステップS13
0:N)、図21で示した特定取引先限度額テーブルを
検索する(ステップS134)。
【0294】特定取引先限度額テーブルを検索した結
果、特定取引先として当該販売クライアントが指定され
ているものとして検索されたとき(ステップS136:
Y)、当該販売クライアントに対応して特定取引先限度
額テーブルに記憶された与信額を、取引限度額に設定す
る(ステップS138)。
果、特定取引先として当該販売クライアントが指定され
ているものとして検索されたとき(ステップS136:
Y)、当該販売クライアントに対応して特定取引先限度
額テーブルに記憶された与信額を、取引限度額に設定す
る(ステップS138)。
【0295】特定取引先限度額テーブルを検索した結
果、特定取引先として当該販売クライアントが指定され
ているものとして検索されなかったとき(ステップS1
36:N)、当該販売クライアントの取引限度額を10
0万円以下に設定する(ステップS140)。
果、特定取引先として当該販売クライアントが指定され
ているものとして検索されなかったとき(ステップS1
36:N)、当該販売クライアントの取引限度額を10
0万円以下に設定する(ステップS140)。
【0296】ステップS104、S108、S112、
S114、S124、S126、S128、S132、
S138、S140により、取引限度額を設定した後
は、一連の取引限度額の設定を行う与信判定処理を終了
する(エンド)。
S114、S124、S126、S128、S132、
S138、S140により、取引限度額を設定した後
は、一連の取引限度額の設定を行う与信判定処理を終了
する(エンド)。
【0297】このように購買クライアント1000は、
それぞれについて与信限度額が設定された販売クライア
ントについて、その他の具体的な取引条件を考慮して、
購買先の販売クライアントを選択する。
それぞれについて与信限度額が設定された販売クライア
ントについて、その他の具体的な取引条件を考慮して、
購買先の販売クライアントを選択する。
【0298】ここでは、与信限度額を何らかの値に設定
するようにしたが、与信限度額を「0」とすることによ
って、商取引を行わないように与信判定を行うことも可
能である。
するようにしたが、与信限度額を「0」とすることによ
って、商取引を行わないように与信判定を行うことも可
能である。
【0299】以上説明したように第3の実施形態では、
コンピュータネットワーク130に接続された複数の販
売クライアント3001〜300Nの販売情報それぞれに
従って、商品等を購買しようとする(取引を行おうとす
る)購買クライアント1000は、その取引に先立っ
て、コンピュータネットワーク130を介して与信調査
用サーバ100に対し、各販売クライアントの照会要求
を行うようにした。そして、購買クライアント1000
は、所与の与信判定処理を行って販売クライアント30
0に対する与信限度額を設定する与信判定を行って、各
販売クライアントの与信判定結果に基づいて条件の良い
販売クライアントを選択して、その範囲内で商取引を行
うようにした。これにより、購買クライアント1000
は、これまで簡単には商取引を行うことができなかっ
た、優れた商品等を販売する海外の小企業や不特定多数
に上る販売クライアントとの間で、安全な商品調達を行
うことができ、事業規模の拡大、流通の効率化及び低コ
スト化を実現することができる。
コンピュータネットワーク130に接続された複数の販
売クライアント3001〜300Nの販売情報それぞれに
従って、商品等を購買しようとする(取引を行おうとす
る)購買クライアント1000は、その取引に先立っ
て、コンピュータネットワーク130を介して与信調査
用サーバ100に対し、各販売クライアントの照会要求
を行うようにした。そして、購買クライアント1000
は、所与の与信判定処理を行って販売クライアント30
0に対する与信限度額を設定する与信判定を行って、各
販売クライアントの与信判定結果に基づいて条件の良い
販売クライアントを選択して、その範囲内で商取引を行
うようにした。これにより、購買クライアント1000
は、これまで簡単には商取引を行うことができなかっ
た、優れた商品等を販売する海外の小企業や不特定多数
に上る販売クライアントとの間で、安全な商品調達を行
うことができ、事業規模の拡大、流通の効率化及び低コ
スト化を実現することができる。
【0300】5.第4の実施形態 第3の実施形態では、1対多の商取引を行う場合につい
て、購買クライアントがいわゆる購買(検索)ロボット
として機能するものとして説明したが、第4の実施形態
における与信判定システムでは、販売クライアントが、
いわゆる販売(入札)ロボットとして機能するようにな
っている。
て、購買クライアントがいわゆる購買(検索)ロボット
として機能するものとして説明したが、第4の実施形態
における与信判定システムでは、販売クライアントが、
いわゆる販売(入札)ロボットとして機能するようにな
っている。
【0301】5.1 第4の実施形態における与信判定
システムの構成 図24に、第4の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す。
システムの構成 図24に、第4の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す。
【0302】ただし、図11に示す第2の実施形態の与
信判定システムと同一部分には同一符号を付し、説明を
省略する。
信判定システムと同一部分には同一符号を付し、説明を
省略する。
【0303】この与信判定システムは、与信調査用サー
バ100、販売クライアント1300、第1〜第Mの購
買クライアント6101〜610Mを含む。
バ100、販売クライアント1300、第1〜第Mの購
買クライアント6101〜610Mを含む。
【0304】与信調査用サーバ100、販売クライアン
ト1300、第1〜第Mの購買クライアント6101〜
610Mは、それぞれコンピュータネットワーク130
に接続されている。
ト1300、第1〜第Mの購買クライアント6101〜
610Mは、それぞれコンピュータネットワーク130
に接続されている。
【0305】この与信調査用サーバ100のデータベー
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント1300、第1〜第Mの購買クライア
ント6101〜610Mを含む複数の購買クライアントそ
れぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報
を記憶する。
スには、コンピュータネットワーク130に接続された
販売クライアント1300、第1〜第Mの購買クライア
ント6101〜610Mを含む複数の購買クライアントそ
れぞれのクライアントIDに対応付けて、与信判定情報
を記憶する。
【0306】ここで、第1〜第Mの購買クライアント6
101〜610Mの構成及び動作は、それぞれ第2の実施
形態の購買クライアント610の構成及び動作と同様で
ある。第1〜第Mの購買クライアント6101〜610M
は、それぞれクライアントIDが付与され、それぞれ所
与のフォーマットの購買情報を有している。
101〜610Mの構成及び動作は、それぞれ第2の実施
形態の購買クライアント610の構成及び動作と同様で
ある。第1〜第Mの購買クライアント6101〜610M
は、それぞれクライアントIDが付与され、それぞれ所
与のフォーマットの購買情報を有している。
【0307】第4の実施形態の販売クライアント130
0は、販売(入札)ロボットとして機能するようになっ
ている。
0は、販売(入札)ロボットとして機能するようになっ
ている。
【0308】即ち、販売クライアント1300は、コン
ピュータネットワーク130を介して、目的とする商品
又はサービスの購買を希望する第1〜第Mの購買クライ
アント6101〜610Mそれぞれについてアクセスし、
購買情報13101〜1310Mを取得する。
ピュータネットワーク130を介して、目的とする商品
又はサービスの購買を希望する第1〜第Mの購買クライ
アント6101〜610Mそれぞれについてアクセスし、
購買情報13101〜1310Mを取得する。
【0309】そして、販売クライアント1300は、ア
クセスした購買クライアントそれぞれについて、コンピ
ュータネットワーク130を介して与信調査用サーバ1
00に対して照会要求13201〜1320Mを行う。
クセスした購買クライアントそれぞれについて、コンピ
ュータネットワーク130を介して与信調査用サーバ1
00に対して照会要求13201〜1320Mを行う。
【0310】これは、所与のフォーマットで記述された
購買情報から、目的とする商品等の種類を判別すると共
に、各購買クライアントをインターネット上で固有に付
与されたURLをクライアントIDとして用いること
で、容易に実現することができる。
購買情報から、目的とする商品等の種類を判別すると共
に、各購買クライアントをインターネット上で固有に付
与されたURLをクライアントIDとして用いること
で、容易に実現することができる。
【0311】その結果、販売クライアント1300は、
与信調査用サーバ100から第1〜第Mの販売クライア
ント6101〜610Mそれぞれの与信判定情報1330
1〜1330Mを取得する。
与信調査用サーバ100から第1〜第Mの販売クライア
ント6101〜610Mそれぞれの与信判定情報1330
1〜1330Mを取得する。
【0312】販売クライアント1300は、購買クライ
アントごとに取得した与信判定情報に基づいて与信判定
を行い、これら各与信判定結果から入札しようとする購
買クライアントを選択する。
アントごとに取得した与信判定情報に基づいて与信判定
を行い、これら各与信判定結果から入札しようとする購
買クライアントを選択する。
【0313】ここで、入札先を第2の購買クライアント
6102に選択されたものとすると、販売クライアント
1300はコンピュータネットワーク130を介し第2
の購買クライアント6102に対して入札1340を行
う。
6102に選択されたものとすると、販売クライアント
1300はコンピュータネットワーク130を介し第2
の購買クライアント6102に対して入札1340を行
う。
【0314】以下、このような第4の実施形態における
与信判定システムの要部について、より具体的に説明す
る。
与信判定システムの要部について、より具体的に説明す
る。
【0315】5.2 販売クライアント(入札ロボッ
ト)の構成 図25に、第4の実施形態の販売クライアント1300
のハードウェア構成の一例を示す。
ト)の構成 図25に、第4の実施形態の販売クライアント1300
のハードウェア構成の一例を示す。
【0316】ただし、図14に示した第2の実施形態に
おける販売クライアント600と同一部分には同一符号
を付し、適宜説明を省略する。
おける販売クライアント600と同一部分には同一符号
を付し、適宜説明を省略する。
【0317】第4の実施形態における販売クライアント
1300は、処理部1400、メモリ810、通信処理
部420、入力部430、出力部440を含む。これら
各部は、バス450を介して接続されている。
1300は、処理部1400、メモリ810、通信処理
部420、入力部430、出力部440を含む。これら
各部は、バス450を介して接続されている。
【0318】処理部1300は、販売クライアント13
00の各部を制御する。この処理部1300の機能は、
例えばCPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハ
ードウェアや、メモリ810に蓄積された所与のプログ
ラムにより実現する。
00の各部を制御する。この処理部1300の機能は、
例えばCPU或いはASIC(ゲートアレイ)などのハ
ードウェアや、メモリ810に蓄積された所与のプログ
ラムにより実現する。
【0319】処理部1400は、照会要求部1402、
与信判定部1404、クライアント選択部1406、入
札処理部806を含む。
与信判定部1404、クライアント選択部1406、入
札処理部806を含む。
【0320】照会要求部1402は、コンピュータネッ
トワーク130に接続される複数の購買クライアントの
中から、目的とする商品等を購買希望するクライアント
としてアクセスされた第1〜第Mの購買クライアント6
101〜610Mそれぞれについて、与信調査用サーバ1
00に対して、照会を要求する。
トワーク130に接続される複数の購買クライアントの
中から、目的とする商品等を購買希望するクライアント
としてアクセスされた第1〜第Mの購買クライアント6
101〜610Mそれぞれについて、与信調査用サーバ1
00に対して、照会を要求する。
【0321】この際、各照会要求には、アクセスした第
1〜第Mの購買クライアント610 1〜610MのURL
がクライアントIDとして付される。
1〜第Mの購買クライアント610 1〜610MのURL
がクライアントIDとして付される。
【0322】与信判定部1404は、アクセスされた販
売クライアントごとに、照会要求部1402による照会
要求に対応して与信調査用サーバ100から取得した与
信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
売クライアントごとに、照会要求部1402による照会
要求に対応して与信調査用サーバ100から取得した与
信判定情報に基づいて、与信判定を行う。
【0323】クライアント選択部1406は、アクセス
した第1〜第Mの購買クライアント6101〜610Mそ
れぞれから取得した購買情報と、与信判定部1404に
よる与信判定結果から、販売先相手として最適な購買ク
ライアントを選択する。
した第1〜第Mの購買クライアント6101〜610Mそ
れぞれから取得した購買情報と、与信判定部1404に
よる与信判定結果から、販売先相手として最適な購買ク
ライアントを選択する。
【0324】入札処理部806は、クライアント選択部
1406によって選択された購買クライアントに対し
て、コンピュータネットワーク130を介し、入札を行
って、希望の商品又はサービスを販売するための処理を
行う。
1406によって選択された購買クライアントに対し
て、コンピュータネットワーク130を介し、入札を行
って、希望の商品又はサービスを販売するための処理を
行う。
【0325】5.3 販売クライアント(入札ロボッ
ト)の動作 このような構成の第4の実施形態の販売クライアント1
300は、処理部1400により、例えばメモリ810
に格納されたプログラムに従って各部が制御される。
ト)の動作 このような構成の第4の実施形態の販売クライアント1
300は、処理部1400により、例えばメモリ810
に格納されたプログラムに従って各部が制御される。
【0326】図26に、第4の実施形態の販売クライア
ント1300の処理部1400による処理内容の一例を
示す。
ント1300の処理部1400による処理内容の一例を
示す。
【0327】まず処理部1400は、コンピュータネッ
トワーク130に接続される購買クライアントのうち、
目的とする商品等の購買を希望する購買クライアントを
選択する(ステップS150)。
トワーク130に接続される購買クライアントのうち、
目的とする商品等の購買を希望する購買クライアントを
選択する(ステップS150)。
【0328】そして、処理部1400は、通信処理部4
20によりコンピュータネットワーク130を介し、選
択した購買クライアントの1つにアクセスして、所与の
フォーマットで記述された購買情報を取得する(ステッ
プS152)。
20によりコンピュータネットワーク130を介し、選
択した購買クライアントの1つにアクセスして、所与の
フォーマットで記述された購買情報を取得する(ステッ
プS152)。
【0329】これは、例えば1つずつクライアントにア
クセスを行って、所与のフォーマットで記述された購買
情報を取得して、目的とする商品等の購買希望を行って
いるか否かを判別するようにしてもよい。
クセスを行って、所与のフォーマットで記述された購買
情報を取得して、目的とする商品等の購買希望を行って
いるか否かを判別するようにしてもよい。
【0330】いずれにしろ、目的とする商品等を購買希
望する1又は複数の購買クライアントからの購買情報を
取得すると、続いてアクセス対象の購買クライアントの
1つについて与信調査用サーバ100に対して照会を要
求する(ステップS154)。
望する1又は複数の購買クライアントからの購買情報を
取得すると、続いてアクセス対象の購買クライアントの
1つについて与信調査用サーバ100に対して照会を要
求する(ステップS154)。
【0331】照会要求には、コンピュータネットワーク
130内で一意に識別可能な各購買クライアントのUR
LがクライアントIDとして付される。
130内で一意に識別可能な各購買クライアントのUR
LがクライアントIDとして付される。
【0332】その後処理部1100は、与信調査用サー
バ100から、ステップS154で行った照会要求に対
応する与信判定情報の受信を監視する(ステップS15
6:N)。
バ100から、ステップS154で行った照会要求に対
応する与信判定情報の受信を監視する(ステップS15
6:N)。
【0333】処理部1400は、通信処理部420にお
いて購買クライアントの与信判定情報の受信が検出され
たとき(ステップS156:Y)、与信判定部1404
において所与の与信判定処理を行う(ステップS15
8)。
いて購買クライアントの与信判定情報の受信が検出され
たとき(ステップS156:Y)、与信判定部1404
において所与の与信判定処理を行う(ステップS15
8)。
【0334】これは、例えば図18に示したような与信
判定情報の各項目に基づいて、各購買クライアントに対
する与信限度額が設定される。
判定情報の各項目に基づいて、各購買クライアントに対
する与信限度額が設定される。
【0335】処理部1400は、ステップS150で検
索した購買クライアントそれぞれについて、ステップS
152からステップS158までの各処理を行う(ステ
ップS160:N)。
索した購買クライアントそれぞれについて、ステップS
152からステップS158までの各処理を行う(ステ
ップS160:N)。
【0336】そして、ステップS150で検索した全て
の購買クライアントについて与信判定処理が行われると
(ステップS160:Y)、クライアント選択部140
6により、各購買クライアントごとの与信判定結果にし
たがって、販売側にとって最も有利な購買クライアント
を選択する(ステップS162)。
の購買クライアントについて与信判定処理が行われると
(ステップS160:Y)、クライアント選択部140
6により、各購買クライアントごとの与信判定結果にし
たがって、販売側にとって最も有利な購買クライアント
を選択する(ステップS162)。
【0337】この購買クライアントの選択方法として
は、例えば商取引可能な限度額として設定された与信限
度額や、販売価格や納期、決済方法などの具体的な取引
条件を考慮して、販売側にとって最も都合のよいものを
選択するようにすればよい。
は、例えば商取引可能な限度額として設定された与信限
度額や、販売価格や納期、決済方法などの具体的な取引
条件を考慮して、販売側にとって最も都合のよいものを
選択するようにすればよい。
【0338】続いて、処理部1400は、クライアント
選択部1404によって選択された購買クライアントに
対し、与信判定部1402によって設定された当該購買
クライアントの与信限度額に基づき、取得した購買情報
によって示された商品等を入札するか否かを判別する。
そして、入札を行わないと判別したとき(ステップS1
64:N)、そのままそのまま照会処理を終了する(エ
ンド)。
選択部1404によって選択された購買クライアントに
対し、与信判定部1402によって設定された当該購買
クライアントの与信限度額に基づき、取得した購買情報
によって示された商品等を入札するか否かを判別する。
そして、入札を行わないと判別したとき(ステップS1
64:N)、そのままそのまま照会処理を終了する(エ
ンド)。
【0339】一方、入札を行うと判別されたとき(ステ
ップS164:Y)、入札処理部806により、所与の
入札処理を行う(ステップS166)。
ップS164:Y)、入札処理部806により、所与の
入札処理を行う(ステップS166)。
【0340】以上のようにして、購買クライアントにお
ける照会処理を終了する(エンド)。
ける照会処理を終了する(エンド)。
【0341】第4の実施形態の販売クライアント130
0は、上述したステップS158において、特定取引先
与信枠テーブルと、図21で説明した特定取引先与信枠
テーブルを参照して与信判定を行う。
0は、上述したステップS158において、特定取引先
与信枠テーブルと、図21で説明した特定取引先与信枠
テーブルを参照して与信判定を行う。
【0342】図27に、第4の実施形態における取引先
別与信限度額テーブルの記憶内容を説明するための説明
図を示す。
別与信限度額テーブルの記憶内容を説明するための説明
図を示す。
【0343】取引先別与信限度額テーブル1420に
は、各クライアントを識別するためのクライアントID
1422に対応して、与信限度額1424が記憶されて
いる。この取引先別与信限度額テーブル1420には、
取引実績があるクライアントについての与信限度額が登
録されるようになっている。
は、各クライアントを識別するためのクライアントID
1422に対応して、与信限度額1424が記憶されて
いる。この取引先別与信限度額テーブル1420には、
取引実績があるクライアントについての与信限度額が登
録されるようになっている。
【0344】図28に、第4の実施形態における販売ク
ライアント1300によって図26のステップS158
で行われる与信判定処理の処理内容の一例を示す。
ライアント1300によって図26のステップS158
で行われる与信判定処理の処理内容の一例を示す。
【0345】まず与信調査用サーバ100から与信判定
情報を取得すると、処理部1400は、この購買クライ
アントが図27で示した取引先別与信限度額テーブルに
登録されているか否かを検索する(ステップS17
0)。これにより、当該購買クライアントとの間で取引
実績があるか否かを判別することができる。
情報を取得すると、処理部1400は、この購買クライ
アントが図27で示した取引先別与信限度額テーブルに
登録されているか否かを検索する(ステップS17
0)。これにより、当該購買クライアントとの間で取引
実績があるか否かを判別することができる。
【0346】ステップS170における検索の結果、取
引先与信限度額テーブルに当該購買クライアントが登録
され、取引実績があると判別されたとき(ステップS1
72:Y)、取引先与信限度額テーブルに当該購買クラ
イアントに対応して記憶された与信限度額を設定する
(ステップS174)。
引先与信限度額テーブルに当該購買クライアントが登録
され、取引実績があると判別されたとき(ステップS1
72:Y)、取引先与信限度額テーブルに当該購買クラ
イアントに対応して記憶された与信限度額を設定する
(ステップS174)。
【0347】ステップS172で、検索の結果、取引先
与信限度額テーブルに当該購買クライアントが登録され
ておらず、取引実績がないと判別されたとき(ステップ
S172:N)、取得した当該購買クライアントの与信
判定情報に含まれる設立年数から営業年数を算出する。
そして、処理部1400は、この営業年数が3年以上で
あるか否かを判定する(ステップS176)。
与信限度額テーブルに当該購買クライアントが登録され
ておらず、取引実績がないと判別されたとき(ステップ
S172:N)、取得した当該購買クライアントの与信
判定情報に含まれる設立年数から営業年数を算出する。
そして、処理部1400は、この営業年数が3年以上で
あるか否かを判定する(ステップS176)。
【0348】ステップS176で、営業年数が3年以上
であると判定されたとき(ステップS176:Y)、当
該購買クライアントとの間の与信限度額の上限を、取得
した与信判定情報に含まれる資本金額の20パーセント
の額に設定する(ステップS178)。
であると判定されたとき(ステップS176:Y)、当
該購買クライアントとの間の与信限度額の上限を、取得
した与信判定情報に含まれる資本金額の20パーセント
の額に設定する(ステップS178)。
【0349】一方、ステップS176で、営業年数が3
年以上ではないと判定されたとき(ステップS176:
N)、図21に示した特定取引先与信枠テーブルを検索
する(ステップS180)。
年以上ではないと判定されたとき(ステップS176:
N)、図21に示した特定取引先与信枠テーブルを検索
する(ステップS180)。
【0350】そして、ステップS180で当該購買クラ
イアントが特定取引先与信枠テーブルに登録され、特定
取引先として指定されていると判別されたとき(ステッ
プS182:Y)、このクライアントに対応して特定取
引先与信枠テーブルに記憶された与信限度額を設定する
(ステップS184)。
イアントが特定取引先与信枠テーブルに登録され、特定
取引先として指定されていると判別されたとき(ステッ
プS182:Y)、このクライアントに対応して特定取
引先与信枠テーブルに記憶された与信限度額を設定する
(ステップS184)。
【0351】ステップS182で、当該購買クライアン
トが特定取引先与信枠テーブルに登録されておらず、特
定取引先として指定されていないと判別されたとき(ス
テップS182:N)、このクライアントの与信限度額
の上限を0(与信枠なし)とし、取引不可と設定する
(ステップS186)。
トが特定取引先与信枠テーブルに登録されておらず、特
定取引先として指定されていないと判別されたとき(ス
テップS182:N)、このクライアントの与信限度額
の上限を0(与信枠なし)とし、取引不可と設定する
(ステップS186)。
【0352】ステップS174、S178、S184、
S186で与信限度額が設定されると、一連の与信判定
処理を終了する(エンド)。
S186で与信限度額が設定されると、一連の与信判定
処理を終了する(エンド)。
【0353】このように販売クライアント1300は、
それぞれについて与信限度額が設定された購買クライア
ントについて、その他の具体的な取引条件を考慮して、
入札先の購買クライアントを選択する。
それぞれについて与信限度額が設定された購買クライア
ントについて、その他の具体的な取引条件を考慮して、
入札先の購買クライアントを選択する。
【0354】以上説明したように第4の実施形態では、
コンピュータネットワーク130に接続された複数の購
買クライアント6101〜610Mの購買情報それぞれに
従って、商品等の入札を行おうとする(取引を行おうと
する)販売クライアント1300は、その取引に先立っ
て、コンピュータネットワーク130を介して与信調査
用サーバ100に対し、各購買クライアントの照会要求
を行うようにした。そして、販売クライアント1300
は、所与の与信判定処理を行って購買クライアントに対
する与信限度額を設定する与信判定を行って、各購買ク
ライアントの与信判定結果に基づいて条件の良い入札先
を選択して、その範囲内で商取引を行うようにした。こ
れにより、販売クライアント1300は、これまで簡単
には商取引を行うことができなかった海外の小企業や不
特定多数に上る購買クライアントを入札先として、安全
な商取引を行うことができ、事業規模の拡大、流通の効
率化及び低コスト化を実現することができる。
コンピュータネットワーク130に接続された複数の購
買クライアント6101〜610Mの購買情報それぞれに
従って、商品等の入札を行おうとする(取引を行おうと
する)販売クライアント1300は、その取引に先立っ
て、コンピュータネットワーク130を介して与信調査
用サーバ100に対し、各購買クライアントの照会要求
を行うようにした。そして、販売クライアント1300
は、所与の与信判定処理を行って購買クライアントに対
する与信限度額を設定する与信判定を行って、各購買ク
ライアントの与信判定結果に基づいて条件の良い入札先
を選択して、その範囲内で商取引を行うようにした。こ
れにより、販売クライアント1300は、これまで簡単
には商取引を行うことができなかった海外の小企業や不
特定多数に上る購買クライアントを入札先として、安全
な商取引を行うことができ、事業規模の拡大、流通の効
率化及び低コスト化を実現することができる。
【0355】なお、第1〜第4の実施形態では、与信調
査用サーバと、各クライアントとの間でコンピュータネ
ットワークを介して、商取引を行うようにしたが、これ
に限定されるものではない。例えば、サーバ、各クライ
アントの機能を、コンピュータネットワーク130を介
し分散して実行するようにしても良い。また、これら実
施形態の各手段を実行するための各種情報を、サーバの
情報記憶媒体とクライアントの情報記憶媒体に分散して
格納するようにしてもよい。
査用サーバと、各クライアントとの間でコンピュータネ
ットワークを介して、商取引を行うようにしたが、これ
に限定されるものではない。例えば、サーバ、各クライ
アントの機能を、コンピュータネットワーク130を介
し分散して実行するようにしても良い。また、これら実
施形態の各手段を実行するための各種情報を、サーバの
情報記憶媒体とクライアントの情報記憶媒体に分散して
格納するようにしてもよい。
【0356】また、第1〜第4の実施形態では、各クラ
イアントから与信調査用サーバに対して行う照会要求と
して、与信調査用サーバに登録された与信判定情報の取
得を要求するものとして説明したが、これに限定される
ものではない。この他に、照会要求を行ったクライアン
トについて、与信調査用サーバに登録されているか否か
を示す登録可否情報のみの取得を要求ものであってもよ
い。
イアントから与信調査用サーバに対して行う照会要求と
して、与信調査用サーバに登録された与信判定情報の取
得を要求するものとして説明したが、これに限定される
ものではない。この他に、照会要求を行ったクライアン
トについて、与信調査用サーバに登録されているか否か
を示す登録可否情報のみの取得を要求ものであってもよ
い。
【0357】また、第1〜第4の実施形態では、与信判
定情報としてクライアントごとに登録される与信判定情
報をそのまま提供するものとして説明したが、これに限
定されるものではない。例えば、販売クライアント若し
くは購買クライアントから照会要求を行う際に、必要と
する与信判定情報の項目を指定する。そして、与信調査
用サーバは指定された与信判定情報の項目のみを提供す
る。このようにすることによって、販売クライアント若
しくは購買クライアントは、無駄な調査費用及び通信費
用を払うことなく、与信判定情報の提供を受けることが
できるようになる。
定情報としてクライアントごとに登録される与信判定情
報をそのまま提供するものとして説明したが、これに限
定されるものではない。例えば、販売クライアント若し
くは購買クライアントから照会要求を行う際に、必要と
する与信判定情報の項目を指定する。そして、与信調査
用サーバは指定された与信判定情報の項目のみを提供す
る。このようにすることによって、販売クライアント若
しくは購買クライアントは、無駄な調査費用及び通信費
用を払うことなく、与信判定情報の提供を受けることが
できるようになる。
【0358】この場合、提供される与信判定情報の項目
をあらかじめ決められたランクごとに分類しておき、信
調査用サーバから販売クライアント若しくは購買クライ
アントによって指定されたランクに従って必要な与信判
定情報の項目のみが提供されるようにしてもよい。これ
により、販売クライアント若しくは購買クライアントで
は与信判定すべき情報の詳細度に応じた効果的な与信判
定が可能となると共に、与信判定情報の項目が増えた場
合でも必要な項目を1つずつ指定するといった煩雑な作
業を省略することができる。
をあらかじめ決められたランクごとに分類しておき、信
調査用サーバから販売クライアント若しくは購買クライ
アントによって指定されたランクに従って必要な与信判
定情報の項目のみが提供されるようにしてもよい。これ
により、販売クライアント若しくは購買クライアントで
は与信判定すべき情報の詳細度に応じた効果的な与信判
定が可能となると共に、与信判定情報の項目が増えた場
合でも必要な項目を1つずつ指定するといった煩雑な作
業を省略することができる。
【図1】本実施形態の与信判定システムの構成の概要を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】本実施形態の与信調査用サーバのハードウェア
構成の一例を示すブロック図である。
構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の与信判定情報記憶部の記憶内容を
説明するための説明図である。
説明するための説明図である。
【図4】本実施形態の与信調査用サーバの処理内容の一
例を示す流れ図である。
例を示す流れ図である。
【図5】第1の実施形態における与信判定システムの構
成の概要を示す構成図である。
成の概要を示す構成図である。
【図6】第1の実施形態の販売クライアントのハードウ
ェア構成の一例を示すブロック図である。
ェア構成の一例を示すブロック図である。
【図7】第1の実施形態の販売クライアントの処理内容
の一例を示す流れ図である。
の一例を示す流れ図である。
【図8】第1の実施形態の購買クライアントのハードウ
ェア構成の一例を示すブロック図である。
ェア構成の一例を示すブロック図である。
【図9】第1の実施形態の購買クライアントの処理内容
の一例を示す流れ図である。
の一例を示す流れ図である。
【図10】第1の実施形態における商取引シーケンスの
一例を示すシーケンス図である。
一例を示すシーケンス図である。
【図11】第2の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す構成図である。
構成の概要を示す構成図である。
【図12】第2の実施形態の購買クライアントのハード
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図13】第2の実施形態の購買クライアントの処理内
容の一例を示す流れ図である。
容の一例を示す流れ図である。
【図14】第2の実施形態の販売クライアントのハード
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図15】第2の実施形態の販売クライアントの処理内
容の一例を示す流れ図である。
容の一例を示す流れ図である。
【図16】第2の実施形態における商取引シーケンスの
一例を示すシーケンス図である。
一例を示すシーケンス図である。
【図17】第3の実施形態における与信判定システムの
構成の概要を示す構成図である。
構成の概要を示す構成図である。
【図18】第3の実施形態における与信判定情報の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図19】第3の実施形態の購買クライアントのハード
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図20】第3の実施形態の購買クライアントの処理内
容の一例を示す流れ図である。
容の一例を示す流れ図である。
【図21】第3の実施形態における特定取引先与信枠テ
ーブルの記憶内容を説明するための説明図である。
ーブルの記憶内容を説明するための説明図である。
【図22】第3の実施形態における購買クライアントの
与信判定処理の処理内容の一例の前半部を示す流れ図で
ある。
与信判定処理の処理内容の一例の前半部を示す流れ図で
ある。
【図23】第3の実施形態における購買クライアントの
与信判定処理の処理内容の一例の後半部を示す流れ図で
ある。
与信判定処理の処理内容の一例の後半部を示す流れ図で
ある。
【図24】第4の実施形態の与信判定システムの構成の
概要を示す構成図である。
概要を示す構成図である。
【図25】第4の実施形態の販売クライアントのハード
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
ウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図26】第4の実施形態の販売クライアントの処理内
容の一例を示す流れ図である。
容の一例を示す流れ図である。
【図27】第4の実施形態における取引先与信限度額テ
ーブルの記憶内容を説明するための説明図である。
ーブルの記憶内容を説明するための説明図である。
【図28】第4の実施形態における販売クライアントの
与信判定処理の処理内容の一例を示す流れ図である。
与信判定処理の処理内容の一例を示す流れ図である。
100 与信調査用サーバ(与信情報提供システム) 110、300、600、1300 販売クライアント
(販売システム) 120、310、610、1000 購買クライアント
(購買システム) 130 コンピュータネットワーク 140 購買クライアント照会 142 販売クライアント照会 150、152、340、640、10301〜103
0N、13301〜1330M 与信判定情報 160 取引情報 200、400、500、700、800、1100、
1400 処理部 202 ID判別部 204 検索部 210、410、510、710、810 メモリ 220、420、520 通信処理部 230、10301〜1030N 与信判定情報記憶部 240、450、550 バス 3001〜300N 第1〜第Nの販売クライアント 320、404、10101〜1010N 販売情報 330、630、10201〜1020N、13201〜
1320M 照会 350、1040 発注 402 販売処理部 430、530 入力部 440、540 出力部 502、802、1102、1402 照会要求部 504、804、1104、1404 与信判定部 506 購買処理部 6101〜610M 第1〜第Mの購買クライアント 620、712、13101〜1310M 購買情報 650、1340 入札 806 入札処理部 1106、1406 クライアント選択部
(販売システム) 120、310、610、1000 購買クライアント
(購買システム) 130 コンピュータネットワーク 140 購買クライアント照会 142 販売クライアント照会 150、152、340、640、10301〜103
0N、13301〜1330M 与信判定情報 160 取引情報 200、400、500、700、800、1100、
1400 処理部 202 ID判別部 204 検索部 210、410、510、710、810 メモリ 220、420、520 通信処理部 230、10301〜1030N 与信判定情報記憶部 240、450、550 バス 3001〜300N 第1〜第Nの販売クライアント 320、404、10101〜1010N 販売情報 330、630、10201〜1020N、13201〜
1320M 照会 350、1040 発注 402 販売処理部 430、530 入力部 440、540 出力部 502、802、1102、1402 照会要求部 504、804、1104、1404 与信判定部 506 購買処理部 6101〜610M 第1〜第Mの購買クライアント 620、712、13101〜1310M 購買情報 650、1340 入札 806 入札処理部 1106、1406 クライアント選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA05 BB11 BB33 BB46 CC03 CC05 CC36 DD05 EE23 EE24 EE26 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07
Claims (23)
- 【請求項1】 コンピュータネットワークを介して販売
システムと購買システムとの間で行われる商取引におけ
る情報を提供する与信情報提供システムであって、 前記販売システムを特定し与信判定を行うための与信判
定情報を記憶するための記憶手段と、 前記購買システムから前記販売システムの照会要求を受
け付ける受付手段と、 前記商取引に先立って、前記照会要求に基づいて前記販
売システムの与信判定情報を前記購買システムに対して
提供する提供手段と、 を含むことを特徴とする与信情報提供システム。 - 【請求項2】 コンピュータネットワークを介して販売
システムと購買システムとの間で行われる商取引におけ
る情報を提供する与信情報提供システムであって、 前記購買システムを特定し与信判定を行うための与信判
定情報を記憶するための記憶手段と、 前記販売システムから前記購買システムの照会要求を受
け付ける受付手段と、 前記商取引に先立って、前記照会要求に基づいて前記購
買システムの与信判定情報を前記販売システムに対して
提供する提供手段と、 を含むことを特徴とする与信情報提供システム。 - 【請求項3】 コンピュータネットワークを介して購買
システムとの間で商取引を行う販売システムであって、 前記購買システムとの間で商取引を行うのに先立って、
前記購買システムを特定し与信判定を行うための与信判
定情報を提供する与信情報提供システムに対して、前記
コンピュータネットワークを介して前記購買システムの
照会要求を行う手段と、 前記照会要求に対応して前記与信情報提供システムから
前記購買システムの与信判定情報を受け付ける手段と、 前記与信判定情報に基づいて前記購買システムの与信判
定を行う手段と、 を含むことを特徴とする販売システム。 - 【請求項4】 コンピュータネットワークを介して購買
システムとの間で商取引を行う販売システムであって、 前記購買システムとの間で商取引を行うのに先立って、
前記コンピュータネットワークに接続された購買システ
ムごとに各購買システムを特定し与信判定を行うための
与信判定情報を提供する与信情報提供システムに対し
て、前記コンピュータネットワークに接続された1又は
複数の購買システムについて前記コンピュータネットワ
ークを介して照会要求を行う手段と、 前記与信情報提供システムから前記照会要求に基づいて
購買システムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付
ける手段と、 購買システムごとに前記与信判定情報に基づいて与信判
定を行う手段と、 この与信判定結果に応じて前記商取引を行う購買システ
ムを選択する手段と、 を含むことを特徴とする販売システム。 - 【請求項5】 コンピュータネットワークを介して販売
システムとの間で商取引を行う購買システムであって、 前記販売システムとの間で商取引を行うのに先立って、
前記販売システムを特定し与信判定を行うための与信判
定情報を提供する与信情報提供システムに対して、前記
コンピュータネットワークを介して前記販売システムの
照会要求を行う手段と、 前記照会要求に対応して前記与信情報提供システムから
前記販売システムの与信判定情報を受け付ける手段と、 前記与信判定情報に基づいて前記販売システムの与信判
定を行う手段と、 を含むことを特徴とする購買システム。 - 【請求項6】 コンピュータネットワークを介して販売
システムとの間で商取引を行う購買システムであって、 前記販売システムとの間で商取引を行うのに先立って、
前記コンピュータネットワークに接続された販売システ
ムごとに各販売システムを特定し与信判定を行うための
与信判定情報を提供する与信情報提供システムに対し
て、前記コンピュータネットワークに接続された1又は
複数の販売システムについて前記コンピュータネットワ
ークを介して照会要求を行う手段と、 前記与信情報提供システムから前記照会要求に基づいて
販売システムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付
ける手段と、 販売システムごとに前記与信判定情報に基づいて与信判
定を行う手段と、 この与信判定結果に応じて前記商取引を行う販売システ
ムを選択する手段と、 を含むことを特徴とする購買システム。 - 【請求項7】 請求項1又は2のいずれかにおいて、 前記記憶された与信判定情報のうち前記照会要求によっ
て指定された与信判定情報の項目だけを提供することを
特徴とする与信情報提供システム。 - 【請求項8】 請求項1、2、7のいずれかにおいて、 前記与信判定情報の各項目は、提供すべき情報の詳細度
が異なるランクによって分類され、前記照会要求によっ
て指定されたランクに対応した与信判定情報の項目だけ
を提供することを特徴とする与信情報提供システム。 - 【請求項9】 請求項3又は4のいずれかにおいて、 前記照会要求は、前記与信情報提供システムによって提
供される与信判定情報のうち所与の項目だけを含む与信
判定情報の提供を要求するものであることを特徴とする
販売システム。 - 【請求項10】 請求項3、4、9のいずれかにおい
て、 前記与信判定情報の各項目は、提供される情報の詳細度
が異なるランクによって分類されており、前記照会要求
は要求する前記情報の詳細度を示すランクが指定された
ものであることを特徴とする販売システム。 - 【請求項11】 請求項5又は6のいずれかにおいて、 前記照会要求は、前記与信情報提供システムによって提
供される与信判定情報のうち所与の項目だけを含む与信
判定情報の提供を要求するものであることを特徴とする
購買システム。 - 【請求項12】 請求項5、6、11のいずれかにおい
て、 前記与信判定情報の各項目は、提供される情報の詳細度
が異なるランクによって分類されており、前記照会要求
は要求する前記情報の詳細度を示すランクが指定された
ものであることを特徴とする購買システム。 - 【請求項13】 請求項1、2、7、8のいずれかにお
いて、 前記記憶手段と、前記受付手段と、前記提供手段とを含
むサーバを含み、 前記受付手段は、前記コンピュータネットワークを介し
て前記照会要求を受信し、 前記提供手段は、前記商取引に先立って、前記コンピュ
ータネットワークを介し前記照会要求によって要求され
た前記与信判定情報を前記照会要求の要求元に対して送
信することを特徴とする与信情報提供システム。 - 【請求項14】 コンピュータが使用可能な情報記憶媒
体であって、 コンピュータネットワークを介して行われる商取引にお
ける販売システムを特定し与信判定を行うための与信判
定情報を記憶するための手段と、 前記コンピュータネットワークを介して前記販売システ
ムと商取引を行う購買システムから前記販売システムの
照会要求を受け付ける手段と、 前記商取引に先立って、前記照会要求に基づいて前記販
売システムの与信判定情報を前記購買システムに対して
提供する手段と、 を実行するためのプログラムを含むことを特徴とする情
報記憶媒体。 - 【請求項15】 コンピュータが使用可能な情報記憶媒
体であって、 コンピュータネットワークを介して行われる商取引にお
ける購買システムを特定し与信判定を行うための与信判
定情報を記憶するための手段と、 前記コンピュータネットワークを介して前記購買システ
ムと商取引を行う販売システムから前記購買システムの
照会要求を受け付ける手段と、 前記照会要求に基づいて前記購買システムの与信判定情
報を前記販売システムに対して提供する手段と、 を実行するためのプログラムを含むことを特徴とする情
報記憶媒体。 - 【請求項16】 コンピュータが使用可能な情報記憶媒
体であって、 コンピュータネットワークを介して購買システムとの間
で商取引を行うのに先立って、前記購買システムを特定
し与信判定を行うための与信判定情報を提供する与信情
報提供システムに対して、前記コンピュータネットワー
クを介して前記購買システムの照会要求を行う手段と、 前記照会要求に対応して前記与信情報提供システムから
前記購買システムの与信判定情報を受け付ける手段と、 前記与信判定情報に基づいて前記購買システムの与信判
定を行う手段と、 を実行するためのプログラムを含むことを特徴とする情
報記憶媒体。 - 【請求項17】 コンピュータが使用可能な情報記憶媒
体であって、 コンピュータネットワークを介して購買システムとの間
で商取引を行うのに先立って、前記コンピュータネット
ワークに接続された購買システムごとに各購買システム
を特定し与信判定を行うための与信判定情報を提供する
与信情報提供システムに対して、前記コンピュータネッ
トワークに接続された1又は複数の購買システムについ
て前記コンピュータネットワークを介して照会要求を行
う手段と、 前記与信情報提供システムから前記照会要求に基づいて
購買システムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付
ける手段と、 購買システムごとに前記与信判定情報に基づいて与信判
定を行う手段と、 この与信判定結果に応じて前記商取引を行う購買システ
ムを選択する手段と、 を実行するためのプログラムを含むことを特徴とする情
報記憶媒体。 - 【請求項18】 コンピュータが使用可能な情報記憶媒
体であって、 コンピュータネットワークを介して販売システムとの間
で商取引を行うのに先立って、前記販売システムを特定
し与信判定を行うための与信判定情報を提供する与信情
報提供システムに対して、前記コンピュータネットワー
クを介して前記販売システムの照会要求を行う手段と、 前記照会要求に対応して前記与信情報提供システムから
前記販売システムの与信判定情報を受け付ける手段と、 前記与信判定情報に基づいて前記販売システムの与信判
定を行う手段と、 を実行するためのプログラムを含むことを特徴とする情
報記憶媒体。 - 【請求項19】 コンピュータが使用可能な情報記憶媒
体であって、 コンピュータネットワークを介して販売システムとの間
で商取引を行うのに先立って、前記コンピュータネット
ワークに接続された販売システムごとに各販売システム
を特定し与信判定を行うための与信判定情報を提供する
与信情報提供システムに対して、前記コンピュータネッ
トワークに接続された1又は複数の販売システムについ
て前記コンピュータネットワークを介して照会要求を行
う手段と、 前記与信情報提供システムから前記照会要求に基づいて
販売システムそれぞれに対応した与信判定情報を受け付
ける手段と、 販売システムごとに前記与信判定情報に基づいて与信判
定を行う手段と、 この与信判定結果に応じて前記商取引を行う販売システ
ムを選択する手段と、 を実行するためのプログラムを含むことを特徴とする情
報記憶媒体。 - 【請求項20】 請求項14又は15のいずれかにおい
て、 前記記憶された与信判定情報のうち前記照会要求によっ
て指定された与信判定情報の項目だけを提供することを
特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項21】 請求項14、15、20のいずれかに
おいて、 前記与信判定情報の各項目は、提供すべき情報の詳細度
が異なるランクによって分類され、前記照会要求によっ
て指定されたランクに対応した与信判定情報の項目だけ
を提供することを特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項22】 請求項16乃至19のいずれかにおい
て、 前記照会要求は、前記与信情報提供システムによって提
供される与信判定情報のうち所与の項目だけを含む与信
判定情報の提供を要求するものであることを特徴とする
情報記憶媒体。 - 【請求項23】 請求項16乃至19、22のいずれか
において、 前記与信判定情報の各項目は、提供される情報の詳細度
が異なるランクによって分類されており、前記照会要求
は要求する前記情報の詳細度を示すランクが指定された
ものであることを特徴とする情報記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000183495A JP2002007930A (ja) | 2000-06-19 | 2000-06-19 | 与信情報提供システム、販売システム、購買システム及び情報記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000183495A JP2002007930A (ja) | 2000-06-19 | 2000-06-19 | 与信情報提供システム、販売システム、購買システム及び情報記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002007930A true JP2002007930A (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=18684075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000183495A Withdrawn JP2002007930A (ja) | 2000-06-19 | 2000-06-19 | 与信情報提供システム、販売システム、購買システム及び情報記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002007930A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002157422A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Fujitsu Ltd | 与信方法および記録媒体 |
JPWO2003105002A1 (ja) * | 2002-06-11 | 2005-10-13 | 株式会社帝国データバンク | 汎用的組織内個人認証システム |
-
2000
- 2000-06-19 JP JP2000183495A patent/JP2002007930A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002157422A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Fujitsu Ltd | 与信方法および記録媒体 |
JPWO2003105002A1 (ja) * | 2002-06-11 | 2005-10-13 | 株式会社帝国データバンク | 汎用的組織内個人認証システム |
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