JP2002007460A - コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法および記録媒体 - Google Patents

コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法および記録媒体

Info

Publication number
JP2002007460A
JP2002007460A JP2000186792A JP2000186792A JP2002007460A JP 2002007460 A JP2002007460 A JP 2002007460A JP 2000186792 A JP2000186792 A JP 2000186792A JP 2000186792 A JP2000186792 A JP 2000186792A JP 2002007460 A JP2002007460 A JP 2002007460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
interest
node
keyword
directory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000186792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3850013B2 (ja
Inventor
Taketo Miyaoku
健人 宮奥
Akito Akutsu
明人 阿久津
Yoshinobu Tonomura
佳伸 外村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2000186792A priority Critical patent/JP3850013B2/ja
Publication of JP2002007460A publication Critical patent/JP2002007460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3850013B2 publication Critical patent/JP3850013B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種デジタルコンテンツの放送型サービスを
受信し、受信されるコンテンツの中から、利用者の興味
のあるコンテンツを選択し、蓄積する装置において、利
用者が、逐次、興味対象を示すキーワードを入力する等
の手続きを行わなくても、興味対象となるコンテンツを
自動的に選択できるようにする。 【解決手段】 興味体系木の構造と一致したディレクト
リ構造を構成し、興味体系木の節点に対応したキーワー
ドを各ディレクトリの名前とし、興味指数が一定値以上
のコンテンツのみ蓄積し、また、その際、コンテンツの
メタ情報に含まれるキーワードと、興味体系木の節点に
対応付けられたキーワードとに基づき、蓄積するディレ
クトリを決定し、利用者の興味を反映したディレクトリ
構造において、ディレクトリを削除、移動、追加でき、
それらの変更を興味体系木へ反映する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送コン
テンツやインターネット上のデジタルコンテンツ等で、
コンテンツの内容を説明するメタ情報が関連付けられた
各種コンテンツを受信し、視聴するデジタル放送用受信
装置や、インターネット端末等の装置において、利用者
の興味を推定し、受信されたコンテンツの中から、利用
者が興味を持っているコンテンツを自動的に選択し、蓄
積する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CS、BSデジタル放送サービスやイン
ターネットにおけるpush型データ配信サービスにお
いては、一般的に、個々の利用者の要求とは無関係に、
情報提供者の意向に基づいて、一方的に、全ての利用者
に対して同一のコンテンツが送信される。
【0003】したがって、利用者は、自分に必要なコン
テンツのみを選別し、視聴することが困難であるという
問題がある。また、受信されたデータを一旦、蓄積した
後、視聴する仕組みを設けたとしても、大量のコンテン
ツが蓄積されている場合には、どのコンテンツが必要で
あるのかを即時に判断するのが困難である。また、大量
にコンテンツが受信される場合、蓄積量の制限から、全
てのコンテンツを蓄積することが不可能であるので、何
らかの手段によって、利用者にとって必要なコンテンツ
を的確に識別し、この識別されたコンテンツのみを蓄積
したいという要請がある。
【0004】そこで、これまでに各種のコンテンツ受信
装置において、利用者が興味を有するジャンルを示すキ
ーワードを予め登録することによって、登録されたキー
ワードに基づいて、利用者が必要なコンテンツを識別
し、これを蓄積する方法、装置が提案されている。
【0005】さらに、特開平11−134345号公報
「嗜好情報選択装置」には、テレビ放送、ラジオ放送に
おいて、テレビ放送、ラジオ放送に多重されている連動
テキストデータを、メタ情報とし、利用者の嗜好を示す
キーワードとその重要度とを利用者の視聴履歴から類推
し、これに基づいて、利用者の嗜好に適合した放送コン
テンツを選択し、記憶しておく装置が示されている。
【0006】さらに、デジタル放送用受信装置等におい
ては、EPG(Electric Program Guide)情報等のコン
テンツのメタ情報と、利用者のコンテンツ視聴履歴等に
基づいて、利用者の興味を示すキーワードを推定し、こ
れらのキーワードを利用して必要なコンテンツを識別す
るシステムが提案されている。
【0007】このようなシステムの一般的なアプローチ
は、EPG等のコンテンツメタ情報から、コンテンツ毎
に、コンテンツに関連するキーワードの集合(キーワー
ドベクトル)であるコンテンツプロファイルを作成し、
視聴されたコンテンツのコンテンツプロファイルに含ま
れるキーワードの重みを増加し、このような重み情報が
付加されたキーワードの集合を、ユーザプロファイル
(利用者の興味データ)として保持するとともに、利用
者の視聴履歴に伴い、これを逐次更新する。
【0008】そして、新たにコンテンツが受信された時
点で、受信されたコンテンツのコンテンツプロファイル
と上記ユーザプロファイルとの相関度を算出し、相関度
が規定値以上であれば、このコンテンツを、利用者にと
って必要なコンテンツと見なし、これを蓄積する。
【0009】ここで、上記相関度は、一般には、コンテ
ンツプロファイル中に存在し、かつ、上記ユーザプロフ
ァイルにも含まれるキーワードの重みの和等である。こ
のアプローチを拡張したものとして、「矢川他『個人の
嗜好に合ったテレビ番組を自動編集するエージェントの
検討』、電子情報通信学会技術研究報告,AI98−5
5,1998,12.」において、キーワードの重みを
決定する条件として、テレビの全視聴時間に対する各コ
ンテンツの視聴時間の比を利用する方法等も提案されて
いる。
【0010】また、「ソムヌック他『放送型データのユ
ーザ適応型分類、選択方法』,情報処理学会研究技術報
告,DPS85−43,1997,11.」において
は、放送局側から、コンテンツを分類するためのグロー
バルツリーと呼ばれる分類木を送信し、受信システム側
における利用者のコンテンツの視聴時間等を考慮し、グ
ローバルツリーをユーザにカスタマイズしたカスタムツ
リーを構築し、このカスタムツリーを利用し、受信コン
テンツを自動的に選択蓄積する方法が提案されている。
【0011】なお、グローバルツリーは、各節点にキー
ワードが対応し、放送局側で既定される一般的な概念体
系に基づいて、ジャンル階層構造を有するものであり、
この手法によって構築されるカスタムツリーは、グロー
バルツリーを部分的に削除し、しかも、それぞれの節点
キーワードに重みを有するものである。
【0012】また、HTMLデータコンテンツのフィル
タリング手法において、HTMLデータコンテンツその
ものに含まれるテキスト情報をメタ情報として、コンテ
ンツプロファイルを作成し、利用者が参照したコンテン
ツプロファイル群におけるキーワードの出現頻度をキー
ワードの重みとして、重み情報が付加されたキーワード
群をユーザプロファイルとし、任意のHTMLデータコ
ンテンツとユーザプロファイルとの相関度を算出するこ
とによって、選択するコンテンツを決定する方法が提案
されている。
【0013】「宮原他『Webブラウジングに基づいた
興味の定量的同定法とその協調フィルタリングへの適
用』、電子情報通信学会技術研究報告,ET97−11
5,1998,3」等においては、HTMLデータ内の
構造を解析し、タグ種類によって、キーワードに付加す
る重みを変化させ、構成されるユーザプロファイルの有
意性を向上する試みが提案されている。
【0014】また、宮原他によって提案されている手法
によって構築されるユーザプロファイルは、深さ1の木
構造を有し、HTMLテキストを解析して得られるキー
ワード群から、上記木構造ユーザプロファイルを構成す
るために、概念体系によって分類された用語辞書を利用
している。
【0015】上記装置、方法を用いることによって、受
信される各種放送コンテンツの中から、利用者が興味を
有すると推定されるコンテンツのみを選択し、蓄積し、
利用者に提供することが、一応実現可能である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キーワードを
予め入力する従来方法では、利用者は、興味対象が変化
する度に、キーワードを登録し直す必要がある、また、
指定されたキーワードに基づいて選定されたコンテンツ
の量が非常に多い場合には、コンテンツをさらに絞り込
むために、キーワードを追加する必要がある。また、膨
大なコンテンツの中から、興味対象となる特定小数のコ
ンテンツを選定するためには、1つのジャンルについ
て、複数のキーワードを指定する必要があり、または、
適切なキーワードを選出する必要がある等、利用者への
負担が大きいという問題がある。
【0017】さらに、キーワードの入力によって興味対
象を指定する従来方法は、利用者が興味対象を指定する
ためのキーワードを明確に認識している場合には効果的
に利用できるが、興味が漠然としている場合や、興味対
象を指定するための適当なキーワードを利用者が認識し
ていない場合等には、利用し難いという問題がある。
【0018】逆に、コンテンツメタ情報から得られるコ
ンテンツプロファイルと、利用者のコンテンツ視聴履歴
とから、コンテンツプロファイル中に出現する各キーワ
ードの利用者にとっての重要度を自動的に推定する従来
方法では、視聴されたコンテンツのコンテンツプロファ
イルに含まれるキーワードは、全て一様にその重要度を
増加させるので、興味に全く関係ないキーワードの重要
度が高く設定され、結果として、全く興味対象でないコ
ンテンツが多数選択され、蓄積される場合がある。ま
た、利用者の興味対象は、一般に逐次変化するものであ
るが、上記方法では、利用開始から現在時点までの視聴
履歴、または、最近の一定期間における視聴履歴に応じ
て、キーワードの重要度を自動的に累積算出するので、
任意のキーワードへの興味が損失した場合に、これが反
映されるまでに時間を要する。
【0019】したがって、その間、利用者が既に興味を
失ったキーワードに関連するコンテンツが蓄積され続け
ることになり、したがって、利用者の視聴履歴に基づい
て興味対象を推測する方法では、興味対象外のコンテン
ツが無駄に選択され、蓄積されるという問題がある。
【0020】また、キーワードの重み付けを行うにあた
り、視聴時間等を考慮する方法等を用いても、上記問題
は、根本的には解決し得ない。
【0021】さらに、蓄積デバイスの低価格化に伴い、
将来、デジタル放送用受信装置等各種デジタルコンテン
ツを、極めて大量に蓄積することが考えられる。しか
し、利用者のコンテンツ視聴履歴から利用者の興味を示
す上で重要なキーワード集合であるユーザプロファイル
を自動的に推定し、これを利用し、受信されるコンテン
ツを選択蓄積する方法では、蓄積されたコンテンツ量が
膨大である場合には、特定のキーワードに対応するコン
テンツがどれかということを知らないと、または、その
存否を知る手段がないと、希望するコンテンツに対して
迅速にアクセスすることができないという問題が生じ
る。
【0022】上記と同様に、利用者が不必要なコンテン
ツを識別し削除しようとする場合にも、どのコンテンツ
が不必要かを容易に知る手段がないので、不必要なコン
テンツを効率良く削除できないという問題が生じ、結果
として、蓄積デバイス内に不要なコンテンツが長期的に
残留されることになる。
【0023】このような問題を解消するために、各コン
テンツがどのようなキーワードに関連して選択されたか
ということを、コンテンツ単位で提示する手段を設けた
としても、上記キーワード集合から成るユーザプロファ
イルを利用し、コンテンツを自動取得する方法では、取
得したコンテンツ名とその関連情報(キーワード)とを
一様にリスト表示するような方法でしか、蓄積されたコ
ンテンツに関する情報を利用者に提供できない。しか
し、このような方法では、特に、コンテンツ量が多い場
合に、希望するコンテンツへの迅速なアクセスを実現す
ることは困難と言える。
【0024】「ソムヌック他『放送型データのユーザ適
応型分類,選択方法』,情報処理学会研究技術報告、D
PS85−43,1997,11.」等によって提案さ
れている方法は、カスタムツリーというキーワードを頂
点とする木構造で、ユーザプロファイルを表現するの
で、希望のジャンルキーワードに属するコンテンツへの
アクセスは、カスタムツリーを辿ることによって、容易
に実現される。したがって、ユーザプロファイルをキー
ワードの木構造として構築する手法は、大量のコンテン
ツを蓄積し、管理するためのシステムには適していると
考えられる。
【0025】しかし、ソムヌック他によって提案されて
いるシステムでは、データを分類するための分類木であ
るグローバルツリーが既に存在していると仮定してい
る。現状の施行されている放送サービスシステムにおい
ては、上記各データの分類に用いる分類木を提供してい
るものはないので、ソムヌック他によって提案されてい
る手法は、現状のシステムにおいては実現が困難であ
る。
【0026】さらに、放送提供される情報中には、従来
存在しない新しいジャンルに属する情報や、新出のキー
ワードが含まれることが頻繁にある。このように、グロ
ーバルツリーに含まれない新出のキーワードをメタ情報
とするデータを受信した場合、上記従来方法は有効に機
能しないという問題がある。また、木構造ユーザプロフ
ァイルを構成するために、既存の概念体系によって分類
された用語辞書を利用している「宮原他『Webブラウ
ジングに基づいた興味の定量的同定法とその協調フィル
タリングへの適用』,電子情報通信学会技術研究報告,
ET97−115,1998,3.」の方法も、上記ソ
ムヌック他の方法と同様の問題を内包する。
【0027】本発明は、各種デジタルコンテンツの放送
型サービスを受信し、受信されるコンテンツの中から、
利用者の興味のあるコンテンツを選択し、蓄積する装置
において、利用者が、逐次、興味対象を示すキーワード
を入力する等の手続きを行わなくても、興味対象となる
コンテンツを自動的に選択でき、しかも、興味対象とな
るコンテンツを自動的に選択、蓄積した際に、興味対象
以外のコンテンツが蓄積されることをできる限り防ぐこ
とができるコンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法お
よび記録媒体を提供することを第1の目的とするもので
ある。
【0028】また、本発明は、上記装置において、大量
のコンテンツが蓄積された際にも、興味対象であるコン
テンツを、利用者が効率良く参照することができ、ま
た、興味のないコンテンツを効率良く削除でき、利用者
にとって利便性の高い蓄積コンテンツの管理装置および
方法を提供することを第2の目的とするものである。
【0029】この第2の目的を実現するために、利用者
が興味を示す情報、すなわちユーザプロファイル情報を
木構造情報として保持する手法を用いるが、本発明は、
特に、木構造のユーザプロファイル情報を構築する際
に、放送局側等から提供されるデータ分類木や、既存の
概念体系によって分類された用語辞書を用いずにこれを
可能とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の(1)〜
(4)の構成を有する。 (1)利用者が参照した各コンテンツのメタ情報に含ま
れるキーワード群を利用し、1つのキーワードが1つの
節点に対応している根付き構造(以下、興味体系木と呼
ぶ。)を構成するとともに、この興味体系木の構造と一
致したディレクトリ構造を構成し、興味体系木の節点に
対応したキーワードを各ディレクトリの名前とする。 (2)興味体系木の節点に対応付けられたキーワードに
基づいて、興味指数を計算し、興味指数が一定値以上の
コンテンツのみ蓄積し、また、その際、コンテンツのメ
タ情報に含まれるキーワードと、興味体系木の節点に対
応付けられたキーワードとに基づき、蓄積するディレク
トリを決定する。 (3)利用者の興味を反映したディレクトリ構造中の任
意のディレクトリにおいて、コンテンツへのポインタを
削除、移動できる。 (4)利用者の興味を反映したディレクトリ構造におい
て、ディレクトリを削除、移動、追加でき、それらの変
更を興味体系木へ反映できる。
【0031】ところで、請求項2、3記載の発明は、コ
ンテンツ選択装置の興味情報抽出手段5において興味体
系木を構成する方法に関し、興味情報抽出手段5の興味
体系木構築手順の概念を簡単に説明すると次のようにな
る。
【0032】1つのコンテンツのメタ情報に含まれるキ
ーワードは、同一のコンテンツを説明しているという点
で、ある程度関連性があると考えられ、さらに関連性の
あるキーワード群の中で、もっとも出現頻度の高いキー
ワードは、上記キーワード群を代表するキーワードと言
える。ここで、上記関連性のあるキーワード群が1つの
ジャンルを成すとした場合、その中で最も出現頻度の高
いキーワードは、そのジャンルのジャンル名に相当する
と考える。このような考えに基づいて抽出されるジャン
ル名キーワードは、必ずしも、一般的な概念体系におい
て、キーワード群に含まれる他のキーワードを抽象する
キーワードにはなり得ない。しかし、利用者の視点を考
慮すれば、上記考えに基づいて抽出されるキーワードが
適当なジャンル名となる可能性が高いと言える。すなわ
ち、たとえば、あるキーワード群においてタレント名を
示す固有名詞がもっとも出現頻度が高い場合、そのタレ
ント名は、一般的な概念体系において、他のキーワード
を抽象するキーワードになり得ないが、利用者にとって
みれば、そのタレント名が代表ジャンル名であり、その
下のサブジャンルとして、「歌」や「ドラマ」や「映画」
等が含まれる構成が、より個人的な興味体系を忠実に再
現している可能性が高いと考えられる。
【0033】上記観点から、請求項2、3記載のコンテ
ンツ選択装置における興味情報抽出手段5の興味体系木
構築の手順では、まず、何度も同一のコンテンツのメタ
情報として出現するキーワードの組合せは、相関が高い
と見なし、利用者がこれまでに参照したコンテンツのメ
タ情報に含まれているキーワード全てについて。その相
関を示す無向グラフGを構築している。
【0034】次に、出現回数が既定値に満たないほど少
ないキーワードは、興味を表しているとは考えにくいの
で、これらのキーワードを無向グラフGから削除する。
さらに、その後、最も相関の低いキーワード間をつない
でいる辺を、無向グラフGから削除し、無向グラフGを
いくつかの連結成分に分離する。ここで、それぞれの連
結成分は、比較的弱いながら相関のあるキーワードの集
合を成しているので、それぞれをジャンルと見なし、各
ジャンルについてジャンル名(すなわち、最も出現頻度
の高いキーワード)を抽出し、これらを興味体系木にお
いて、根を親とする節点とする。
【0035】さらに、その後、ジャンルを成している各
連結成分それぞれについて、相関が次に低いキーワード
間をつないでいる辺を削除することによって、1つの連
結成分を、さらに複数の連結成分に分離する。そして、
分離され生成された連結成分のそれぞれを、サブジャン
ルと見なし、各サブジャンルについて、サブジャンル名
を、ジャンル名決定時と同様の規則によって決定し、こ
れらを興味体系木において、ジャンル名に相当する節点
を親とする節点として追加する。以降は、それぞれの連
結成分について、相関の低い辺を削除し、分離し、サブ
ジャンルを生成し、サブジャンル名を決定する上記手順
を、再帰的に実行し、興味体系木に子孫を追加する。
【0036】結果として、興味情報抽出手段5は、興味
体系木上の任意の節点に対応するキーワードは、その節
点の親の節点が有するジャンル名キーワードのサブジャ
ンル名となるような興味体系木を構築する。
【0037】これによって、本発明では、極めて膨大な
量のコンテンツが蓄積されている場合でも、利用者は、
ジャンル階層構造を持つ木を辿ることより、目的ジャン
ルのコンテンツへ容易にアクセスできる仕組みを提供す
る。
【0038】請求項4記載の発明は、興味情報抽出手段
5が、コンテンツのメタ情報にURIやURLが含まれ
る場合に、通信手段を介して、URIまたはURLによ
って識別されるコンテンツを取得し、そこに含まれてい
るテキスト情報を、コンテンツプロファイルを作成する
際に利用する。これによって、情報量の多いコンテンツ
プロファイルを抽出できるので、このようなコンテンツ
プロファイルと興味体系木とを用い、利用者にとって必
要なコンテンツの選別を行う際の精度の向上を期待する
ことができる。
【0039】さらに、上記興味情報抽出手段5が、利用
者が参照した各コンテンツのメタ情報から推測される利
用者の興味を、1つの節点に1つのキーワードが対応す
る根付き木構造の興味体系木という形態で保持し、上記
コンテンツ参照手段7が、興味体系木の構造に対応した
ディレクトリ構造を構成し、このディレクトリ構造を有
するコンテンツ選択画面8を上記表示手段に表示した
後、請求項5〜請求項10記載の発明によれば、利用者
が操作手段を用いてコンテンツ選択画面8上でコンテン
ツへのポインタの移動、削除、ディレクトリの削除、移
動、追加等を行うことを可能とした。したがって、上記
のように、コンテンツ選択画面8におけるディレクトリ
構造は、ジャンル階層構造を有していることによって、
利用者は、極めて効率的に不要なコンテンツ群の削除
や、コンテンツの整理を行うことができる。
【0040】また、請求項6記載の発明によれば、利用
者が操作手段を用いてディレクトリの削除や移動、追加
等を行った場合には、操作対象となったディレクトリに
対応する興味体系木上の節点の削除、移動、追加と対応
させて、上記興味体系木を更新するものとし、コンテン
ツ取得手段9は、コンテンツ選択画面8における利用者
の操作に伴い逐次更新される上記興味体系木と、受信さ
れたコンテンツのメタ情報とに基づいて、受信されたコ
ンテンツを選択し、蓄積するか否かを判断する。すなわ
ち、興味を示す興味体系木の構造を、コンテンツ選択画
面8として利用者に提示し、このコンテンツ選択画面8
における利用者の操作は、利用者の興味の変化を示すも
のと解釈し、利用者の操作結果を、直ちに興味体系木に
反映させることによって、利用者の興味の変化に、動的
かつ迅速に対応しつつ、受信コンテンツの選択処理を行
う。
【0041】請求項7記載の発明は、コンテンツ取得手
段9が、新たに受信したコンテンツのメタ情報に含まれ
るキーワードを抽出し、上記新たに受信したコンテンツ
のコンテンツプロファイルを構成し、上記新たに受信し
たコンテンツのコンテンツプロファイル中に提案し、し
かも、上記興味体系木に節点として含まれるキーワード
の数を基にして、上記新たに受信したコンテンツに対す
る興味指数を決定するものとしている。この方法を用い
れば、興味体系木の各節点が、重みの有無に関わらず興
味指数を決定できる。
【0042】請求項8記載の発明では、コンテンツ取得
手段9が、新たに受信したコンテンツのメタ情報に含ま
れているキーワードを抽出し、上記新たに受信したコン
テンツのコンテンツプロファイルを構成し、上記新たに
受信したコンテンツのコンテンツプロファイル中に含ま
れ、しかも、上記興味体系木に節点として含まれるキー
ワードの重みの和に基づいて、上記新たに受信したコン
テンツに対する興味指数を決定する。この方法は、興味
体系木の各節点の重み情報を利用するので、より有意な
興味指数が算出されることが期待し得る。
【0043】請求項9記載の発明は、コンテンツ取得手
段9は、上記興味体系木の節点であって、上記節点から
根までの経路上の全ての節点群と上記節点の子供である
全ての節点群の中で、上記新たに受信したコンテンツの
コンテンツプロファイル中のキーワードに対応する節点
を最も多く含み,しかも、最も深い位置に位置するもの
を、最関連節点として決定し、上記新たに受信したコン
テンツに対する興味指数が一定値以上である場合には、
コンテンツ参照手段7が管理するコンテンツ選択画面8
における上記最関連節点に対応するディレクトリ下に、
上記新たに受信したコンテンツへのポインタを追加す
る。この方法を用いれば、興味体系木の各節点の重みの
有無に関わらず、コンテンツへのポインタの配置位置を
決定することができる。
【0044】請求項10記載発明は、コンテンツ取得手
段9は、上記興味体系木の節点であって、上記節点から
根までの経路上の全ての節点群と上記節点の子供である
全ての節点群の中で、上記新たに受信したコンテンツの
コンテンツプロファイル中のキーワードに対応する節点
群の重みの和が最大になり、しかも、最も深い位置に位
置するものを、最関連節点として決定し、上記新たに受
信したコンテンツに対する興味指数が一定値以上である
場合には、上記コンテンツ参照手段7が管理する上記コ
ンテンツ選択画面8おける上記最関連節点に対応するデ
ィレクトリ下に、上記新たに受信したコンテンツへのポ
インタを追加する。この方法は、興味体系木の各節点の
重み情報を利用するので、より正確に、最もコンテンツ
の内容に適切なディレクトリ下に、当該コンテンツのポ
インタが配置されることを期待し得る。
【0045】請求項9、10記載の発明では、上記コン
テンツ取得手段9において選択蓄積されることが決定さ
れたコンテンツへのポインタを、上記コンテンツ参照手
段7において管理されている上記興味体系木に対応する
ディレクトリ構造(すなわち、ジャンル階層木構造)中
で、当該コンテンツに関連の深い位置に配置し、利用者
がジャンル階層木を辿ることによって、目的コンテンツ
に容易にアクセスし、参照できる。
【0046】
【発明の実施の形態および実施例】[実施例1]図1
は、本発明の第1の実施例であるコンテンツ選択装置1
00を、CS、BSデジタル放送用受信装置、アナログ
テレビ放送波に多重されたデータ放送を受信するアナロ
グ放送用受信装置等に適用する場合における構成例を示
すブロック図である。
【0047】コンテンツ選択装置100は、各種放送デ
ータを受信するための放送データ受信部12と、テレビ
番組映像等を蓄積するコンテンツ蓄積手段10と、表示
手段3と、操作手段4と、興味情報抽出手段5と、コン
テンツ参照手段7と、コンテンツ取得手段9と、通信手
段11とを有する。
【0048】この場合、表示手段3は、一般のテレビ受
像機または相応の機能を有するディスプレイ装置であ
り、操作手段4は、テレビに付随するリモコン等であ
る。興味情報抽出手段5は、興味体系木6を構築し、こ
れを保持している。
【0049】また、コンテンツ参照手段7は、興味体系
木6の構造に対応するディレクトリ構造を有するコンテ
ンツ選択画面8を、表示手段3に表示し、また、操作手
段4を利用して、表示手段3に表示されているコンテン
ツ選択画面8において、ディレクトリやコンテンツへの
ポインタを示すアイコンを追加、移動、削除を行う手段
である。
【0050】また,上記実施例を、デジタル放送受信装
置に適用する場合を仮定すると、図1中に点線枠で囲ま
れた部分は、STB101(Set Top Box)101であ
る。ただし、コンテンツ蓄積手段10は、STB101
やアナログ放送用受信装置に直接接続されるDVD−R
AMデバイスその他の記憶装置であってもよい。
【0051】通信手段11は、STB101等に内蔵ま
たは外部に直接接続されるモデム装置、ISDN回線通
信用TA、DSU装置等、IPネットワーク通信プロト
コルスタックモジュールである。
【0052】放送コンテンツ1は、上記実施例をCS、
BSデジタル放送用受信装置に適用する場合、放送デー
タ受信部12が受信するコンテンツであり、デジタル映
像放送チャネルにおいてMPEG2−AVストリームと
して放送されているテレビ番組映像と、コマーシャル映
像等と、データ放送チャネルで放送されるBML(Broa
dcast Markup Language)データその他のテキストデー
タ、または、それに付随する静止画像と、CSデジタル
放送において提供される音楽配信サービス等で入手され
る音楽とを含むコンテンツである。
【0053】メタ情報2は、上記コンテンツの関連付け
られ興味情報抽出手段5およびコンテンツ取得手段9に
よって利用され、対象コンテンツがテレビ番組映像であ
る場合には、テレビ番組映像の配信に先立ってデータ放
送チャネルから受信され、または、通信手段11を介し
て、インターネットからも入手し得るEPG(Electric
Programming Guide)情報が主たるメタ情報であり、テ
レビ番組映像とコマーシャル映像とに連動同期し、デー
タ放送チャネルから受信されるBMLデータ、その他の
テキストデータも含まれる。さらには、ARIB ST
D・B10によって規格され、デジタル映像放送チャネ
ルで放送されるMPEG2−AVストリームと多重さ
れ、送信される番組配列情報中に含まれる各種番組関連
情報も、重要なメタ情報2として利用する。
【0054】アナログ放送用受信装置に適用する場合に
おいて、放送コンテンツ1は、テレビ番組映像と、We
b CastまたはBit Cast等のサービス名で
提供され、垂直帰線消去期間を使用する伝送方式を用い
て、アナログテレビ放送波に多重され放送されるHTM
L(Hyper Text Markup Language)データ、および、そ
れに付随する画像データ、テキストデータを含む。
【0055】また、これらのコンテンツに関連付けられ
興味情報抽出手段5とコンテンツ取得手段9とが利用す
るメタ情報2は、アナログテレビ放送波に多重され、放
送されるEPG情報と、通信手段11を介して、インタ
ーネットから入手し得るEPG情報と、上記アナログテ
レビ放送波に多重され放送されているデータ中で、テレ
ビ番組に連動した内容を含むHTML(Hyper Text Mar
kup Language)データと、テキストデータとを指す。
【0056】図2は、本発明の第2の実施例であるコン
テンツ選択装置200を示すブロック図である。
【0057】コンテンツ選択装置200は、インターネ
ット13等のネットワークにおける放送型またはマルチ
キャスト型の各種コンテンツ配信サービスを受信するイ
ンターネット端末装置に適用した場合の構成例である。
【0058】コンテンツ選択装置200は、通信手段1
1と、テレビ番組映像等を蓄積するコンテンツ蓄積手段
10と、表示手段3と、操作手段4と、興味情報抽出手
段5と、コンテンツ参照手段7と、コンテンツ取得手段
9とを有し、通信手段11を介して各種コンテンツとこ
れに付随するメタ情報とを受信する。
【0059】図2中、点線枠で囲まれた部分は、PC
(Personal computer)201であり、上記興味情報抽
出手段5、コンテンツ参照手段7、コンテンツ取得手段
は、PC201上のソフトウェアとして実装されてい
る。
【0060】また、表示手段3は、PC201に接続さ
れているディスプレイ装置であり、操作手段4は、PC
201に接続されているキーボードやマウス等の装置で
あり、コンテンツ蓄積手段10は、PC201に内蔵さ
れているハードディスクデバイス、DVD−RAMデバ
イスその他の記憶装置である。
【0061】また、通信手段11は、PC201に内蔵
または外部に直接接続されているモデム装置、ISDN
回線通信用TA、DSU装置等と、PC201上にハー
ドウェアとして、または、PC201上のOS(Operat
ion System)に実装されるIPネットワーク通信プロト
コルスタックモジュールとを含む。
【0062】さらに、興味情報抽出手段5は、興味体系
木6を構築し、これを保持する。また、コンテンツ参照
手段7によって、興味体系木6の構造に対応するディレ
クトリ構造を有するコンテンツ選択画面8が、表示手段
3に表示される。また、コンテンツ参照手段7は、操作
手段4を用いて、表示手段3に表示されるコンテンツ選
択画面8において、ディレクトリやコンテンツへのポイ
ンタを示すアイコンの追加、移動、削除を行う。
【0063】通信手段11が受信するネットワーク放送
コンテンツ21は、インターネットにおいて、放送また
はマルチキャストの配信サービスによって受信される映
像、音楽、または、HTMLデータ、SMIL(Synchr
onized Multimedia Integration Language)データスト
リーム等を含むコンテンツである。
【0064】また、興味情報抽出手段5とコンテンツ取
得手段9とが利用するメタ情報22は、配信される映
像、音楽等のへッダ情報等に含まれる属性情報等や、H
TMLデータであれば、HTMLデータそのものをメタ
情報22として利用する。また、SMIL形式等で配信
される映像や音楽については、同期して配信されるHT
MLデータ等をメタ情報22として利用する。
【0065】図3は、本発明の第3の実施例であるコン
テンツ選択装置300を示すブロック図である。
【0066】コンテンツ選択装置300は、CS、BS
デジタル放送コンテンツと、インターネットを介したネ
ットワーク放送コンテンツとを、ともに受信することが
できる。
【0067】コンテンツ選択装置300は、テレビ番組
映像等を蓄積するコンテンツ蓄積手段10と、表示手段
3と、操作手段4と、興味情報抽出手段5と、コンテン
ツ参照手段7と、コンテンツ取得手段9と、通信手段1
1と、放送データ受信部12とを有する。
【0068】各種放送コンテンツ1と、放送から得られ
るメタ情報2とを放送データ受信部12が受信するとと
もに、通信手段11を介して、各種ネットワーク放送コ
ンテンツ21と、これに関連するメタ情報22とを受信
し、興味惰報抽出手段5とコンテンツ取得手段9とは、
放送データ受信部から受信されたコンテンツ1と、メタ
情報2と、通信手段11を介して受信されたネットワー
ク放送コンテンツ21と、メタ情報22とのそれぞれに
対して処理を行う。
【0069】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0070】以下の動作例は、コンテンツ選択装置10
0、200、300の全てに対応する。
【0071】上記実施例では、複数のキーワードを含む
テキストによって構成されているメタ情報が関連付けら
れたコンテンツを受信するとともに、参照する装置にお
いて、次の(1)〜(3)の動作を実行する。
【0072】(1)興味情報抽出手段5が、利用者が参
照した各コンテンツのメタ情報に含まれるキーワード群
を利用し、1つのキーワードが1つの節点に対応してい
る根付き木構造である興味体系木6を構成し、この興味
体系木6を保持する。
【0073】(2)次に、コンテンツ参照手段7が、興
味情報抽出手段5に保持されている興味体系木6の構造
と一致したディレクトリ構造を有し、各ディレクトリ
に、当該ディレクトリが対応する興味体系木6中の節点
に対応するキーワードを、そのディレクトリ名としたコ
ンテンツ選択画面8を構成し、このコンテンツ選択画面
8を、表示手段3に表示する。
【0074】(3)次に、コンテンツ取得手段9は、既
に受信され、コンテンツ蓄積手段10に関連するメタ情
報とともに蓄積されているコンテンツを参照するための
ポインタ(すなわちアイコン)を、蓄積されているメタ
情報と、興味情報抽出手段5に保持されている興味体系
木6とを利用して、コンテンツ選択画面8中のディレク
トリで、そのコンテンツに最も関連の深いディレクトリ
を選定し、そのディレクトリ内に、そのコンテンツを参
照するためのポインタ(すなわちアイコン)を配置す
る。
【0075】これと同様に、コンテンツ取得手段9は、
新たに受信された各コンテンツについても、そのコンテ
ンツに関連付けられているメタ情報と、興味情報抽出手
段5に保持されている興味体系木6とを利用し、コンテ
ンツ選択画面8中のディレクトリで、そのコンテンツに
最も関連の深いディレクトリを選定し、そのディレクト
リ内に、そのコンテンツへのポインタを追加する。
【0076】次に、上記実施例における興味情報抽出手
段5の動作について説明する。
【0077】まず、上記実施例における興味情報抽出手
段5が、興味体系木を構築する手順の概念を簡単に説明
する。
【0078】1つのコンテンツのメタ情報に含まれるキ
ーワードは、同一のコンテンツを説明しているという点
で、ある程度関連性があると考えられる。さらに、関連
性があるキーワード群の中で、もっとも出現頻度の高い
キーワードは、上記キーワード群を代表するキーワード
と言える。
【0079】ここで、上記関連性のあるキーワード群が
1つのジャンルを構成する場合、その中で最も出現頻度
の高いキーワードが、そのジャンルのジャンル名に相当
すると考える。このような考えに基づいて抽出されるジ
ャンル名キーワードは、必ずしも、一般的な概念体系に
おいて、キーワード群に含まれる他のキーワードを抽象
するキーワードにはなり得ない。しかし、利用者の視点
を考慮すれば、上記考えに基づいて抽出されるキーワー
ドが、適当なジャンル名である可能性が高いと言える。
つまり、たとえば、あるキーワード群において、タレン
ト名を示す固有名詞の出現頻度が最も高い場合、そのタ
レント名は、一般的な概念体系において、他のキーワー
ドを抽象するキーワードになり得ないが、利用者にとっ
てみれば、そのタレント名が代表ジャンル名であり、そ
の下のサブジャンルとして、「歌」や「ドラマ」や「映
画」等が含まれる構成が、より個人的な興味体系を忠実
に再現している可能性が高いと考えられる。
【0080】上記観点から、コンテンツ選択装置におけ
る興味情報抽出手段5が興味体系木を構築する手順で
は、まず、何度も同一のコンテンツのメタ情報2、22
として出現するキーワードの組合せは、相関が高いと見
なし、利用者がこれまでに参照したコンテンツのメタ情
報2、22に含まれるキーワード全てについて、その相
関を示す無向グラフGを構築する。
【0081】次に、出現回数が既定値に満たない程度に
少ないキーワードは、興味を表しているとは考えにくい
ので、これらのキーワードを無向グラフGから削除す
る。さらに、その後、最も相関の低いキーワード間をつ
ないでいる辺を、無向グラフGから削除し、無向グラフ
Gをいくつかの連結成分に分離する。ここで、それぞれ
の連結成分は、比較的弱いながら、相関のあるキーワー
ドの集合を成しているので、それぞれをジャンルと見な
し、各ジャンルについて、ジャンル名(つまり、最も出
現頻度の高いキーワード)を抽出し、これら抽出された
ジュンル名を、興味体系木において、根を親とする節点
とする。
【0082】さらに、その後に、ジャンルを成している
各連結成分のそれぞれについて、次に相関の低いキーワ
ード間をつないでいる辺を削除し、これによって、1つ
の連結成分をさらに複数の連結成分に分離する。そし
て、分離され、生成された連結成分のそれぞれをサブジ
ャンルと見なし、各サブジャンルについてサブジャンル
名を、ジャンル名決定時と同様の規則によって決定し、
これら決定されたサブジャンル名を、ジャンル名に相当
する節点を親とする節点として、興味体系木に追加す
る。
【0083】これ以降は、それぞれの連結成分につい
て、相関の低い辺を削除し、分離し、サブジャンルを生
成し、サブジャンル名を決定するという上記手順を、再
帰的に実行し、興味体系木に、子孫を追加する。
【0084】結果として、コンテンツ選択装置100〜
300における興味情報抽出手段5は、興味体系木上の
任意の節点に対応するキーワードが、その節点の親のサ
ブジャンル名になるような興味体系木を構築する。
【0085】次に、図4〜図17を用いて、興味情報抽
出手段5における興味体系木の具体的な構築手順を、2
種類説明する。
【0086】まず、図4、図6、図7、図9〜図17を
用いて、第1の興味体系木6を構築する手順について説
明する。
【0087】図4は、上記実施例において、第1の興味
体系木を構築する手順を示すフローチャートである。
【0088】まず、利用者が参照したコンテンツ毎に、
メタ情報2、22のテキストに、形態素解析を行うこと
によって、メタ情報2、22に含まれるキーワードを抽
出し、コンテンツ毎に、コンテンツに関連するキーワー
ド集合であるコンテンツプロファイルCPi={key
word1,keyword2,...}(i=
1,...,n)を構成する(S1)。なお、ここで、
各コンテンツが関連付けられたメタ情報2、22が、U
RI(Universal Resource Identifier)またはURL
(Uniform Resource Locator)を含む場合には、URI
またはURLによって指定される付属情報を、ネットワ
ークを介して、通信手段11が入手し、各コンテンツの
メタ情報2、22と上記付属情報に含まれるテキストデ
ータとから、キーワードを抽出し、コンテンツプロファ
イルを構成するようにしてもよい。
【0089】また、ここで、HTMLテキストデータ
等、極めて大量のキーワードを含むコンテンツのメタ情
報2、22から、キーワードを抽出する場合には、「宮
原他『Webブラウジングに基づいた興味の定量的同定
法とその協調フィルタリングへの適用』、電子情報通信
学会技術研究報告、ET97−115,1998,
3.」に示される方法等を用いて、当該HTMLテキス
トデータから、その特徴を示す上で重要度が高いキーワ
ードを規定値数抽出し、これらによって、コンテンツプ
ロファイルを形成するようにしてもよい。
【0090】図9は、上記実施例において、構成された
コンテンツプロファイル群の一例を示す図である。
【0091】次に、以下の規則に従い、キーワードを頂
点とする無向グラフGを構築する(S2)。 (1)コンテンツプロファイル群CPi(i=
1,...,n)中の各キーワードを、頂点とする。 (2)同一のコンテンツプロファイルに含まれているキ
ーワード間には、辺が存在する。 (3)コンテンツプロファイル群CPi(i=
1,...,n)中におけるキーワードの出現回数を、
当該頂点の重みとする。 (4)コンテンツプロファイル群CPi(i=
1,...,n)において、複数のコンテンツプロファ
イル中に、同一のキーワードの組合せが存在する場合、
そのキーワードの組合せの出現回数を、当該辺の重みと
する。
【0092】図10は、上記規則に従い、図9に示すコ
ンテンツプロファイル群から、構築された無向グラフG
を示す図である。
【0093】次に、無向グラフGから、重みがα以下で
ある頂点を削除し、無向グラフGを更新する(S3)。
【0094】図11は、上記実施例において、図10に
示す無向グラフGについて、α=1とし、重みがα以下
である頂点を、削除し、更新された無向グラフGを示す
図である。
【0095】さらに、以下の方法によって、無向グラフ
Gから、興味体系木Tを構築する(S4)。 (1)まず、無向グラフGについて、図6に示すアルゴ
リズムAを適用し、興味体系木Tを、深さ1まで構築す
る。
【0096】図12は、図11に示す無向グラフGにつ
いて、図6に示すアルゴリズムAを適用することによっ
て、深さ1まで構築された興味体系木Tを示す図であ
る。 (2)次に、n:1とする。 (3)次に、深さnの各節点を代表頂点とする連結グラ
フのそれぞれについて、図7に示すアルゴリズムB1を
適用し、興味体系木Tを、深さn+1まで構築する。
【0097】各連結グラフに、図7に示すアルゴリズム
B1を適用した結果、全てにおいて連結グラフが出力さ
れない場合、興味体系木Tの構築を終了する。 (4)以降、nを1ずつ増加し、上記(3)の手順を適
用した結果、全てにおいて連結グラフが出力されない場
合、興味体系木Tの構築を終了する。
【0098】次に、アルゴリズムAによって、図11に
示す無向グラフGから、図12に示す興味体系木Tを構
築する過程について説明する。
【0099】図6は、上記実施例において使用するアル
ゴリズムAを示すフローチャートである。
【0100】無向グラフGがアルゴリズムAに入力され
た場合、まずω=0が設定され(S41)、次に、興味
体系Tの根Pを作成する(S42)。その後の過程にお
いて、興味体系木Tの根Pを親とする節点を決定する
が、ここで、入力された無向グラフGは、図11に示す
ように、非連結なグラフであり、2つの連結成分と、連
結グラフG1と連結グラフG2とによって構成されてい
るものであるので、「無向グラフGは連結か?」を判別す
る処理(S43)において、「いいえ」が選択され、無向
グラフG中の連結成分G1、G2について、代表頂点を
決定する処理(S46)に進む。
【0101】ここで、連結グラフG1中の代表頂点(す
なわち最も重みの高い頂点)は、キーワード「スポー
ツ」に対応する頂点であり、連結グラフG2中の代表頂
点は、キーワード「木村」に対応する頂点であるので、
その結果、図12に示すように、興味体系木Tの根(ro
ot)を親とする節点として、「スポーツ」と「木村」が追
加されている。
【0102】図11に例として示す無向グラフGは、も
ともと非連結なグラフであるが、(STEP3)までの
過程において生成された無向グラフGが連結グラフであ
る場合もあり得る。この場合には、アルゴリズムA中の
「無向グラフGは連結か?」を判別する処理において、
「はい」が選択され、ω=ω+1が実行され(S43)、
次に、連結である無向グラフGから、重みがω(つま
り、1以下)の辺を無向グラフGから削除する(S4
5)。
【0103】そして、辺が削除され、更新きれた無向グ
ラフGについて、「無向グラフGは連結か?」を判別する
処理を再び行う(S43)。この結果、更新された無向
グラフGが非連結となっていれば、「いいえ」のパスが選
択され、無向グラフG中の各連結成分について、代表頂
点を決定する処理(S46)に進む。しかし、更新され
た無向グラフGが未だ連結である場合には、無向グラフ
Gが非連結になるまでω=ω+1、および、無向グラフ
Gから、重みがω以下の辺を無向グラフGから削除する
処理が繰り返し実行される。
【0104】つまり、上記アルゴリズムAは、重みω=
0が設定され、興味体系Tの根Pを作成し、無向グラフ
Gが連結でなければ、無向グラフG中の連結成分G1、
G2について、代表頂点を決定し、一方、無向グラフG
が連結であれば、ω=ω+1が実行され、連結である無
向グラフGから、重みがωの辺を無向グラフGから削除
し、更新するアルゴリズムである。
【0105】次に、上記(3)(4)の処理過程で適用
される図7に示すアルゴリズムB1の動作について説明
する。
【0106】図11に示す例において、まず、連結グラ
フG1にアルゴリズムB1が適用される。この時点で、
連結グラフG1の代表頂点「スポーツ」は、興味体系木
T中の外部節点(最も深い位置に位置し子供を持たない
節点)の1つとなっている。
【0107】アルゴリズムB1に入力された連結グラフ
G1に対して、連結グラフG1中の代表頂点に対応する
興味体系木T上の外部節点「スポーツ」を節点Pと定義
する(S51)。
【0108】次に、連結グラフG1から、代表頂点「ス
ポーツ」を削除し、連結グラフG1を更新する(S5
2)。この結果として、連結グラフG1は、図13に示
す状態になる。
【0109】次に、更新された連結グラフG1に対し
て、「連結グラフG1が複数の頂点を含むか」を判別す
る(S53)。この場合、連結グラフG1は、複数の頂
点を含むので、「はい」のパスが選択され、次に、「無向
グラフG1は連結か」を判別する(S54)。ここで
も、図13に示すグラフG1は連結であるので、「は
い」のパスが選択され、ω=ω+1が実行され(S5
5)、さらに、無向グラフG1から、重みがω(すなわ
ち1以下)の辺が無向グラフG1から削除される(S5
6)。この結果として、連結グラフG1は、図14に示
す状態になる。
【0110】次に、図14に状態になった無向グラフG
1に対して、再び「無向グラフG1は連結か」を判別す
る(S54)。この時点で、無向グラフG1は、非連結
となっているので、無向グラフG1中の、各連結成分に
ついて、代表頂点を決定する処理(S57)に進む。こ
こで、無向グラフG1中の連結成分は、それぞれ高々1
個しか頂点を含まないので(S53)、それぞれの頂点
「サッカ」および「野球」が代表頂点として決定され、節
点P(すなわち「スポーツ」を親とする節点)として、
興味体系木Tに追加される(S58)。この結果、興味
系木Tは、図15に示す構造になる。
【0111】次に、図11に示す連結グラフG2につい
て、アルゴリズムB1が適用され、連結グラフG2の代
表頂点に対応する興味体系木中の節点「木村」を親とす
る節点を決定する。
【0112】なお、この時点における図7に示すωの値
は、親となる節点「木村」が決定された時点での値であ
る。すなわち、親となる節点を代表頂点とする無向グラ
フGpが、n個の連結グラフG1,...,G
i,...,Gnを含む場合、各連結グラフGi=(i
=1,2,...,n)に対して、図7に示すアルゴリ
ズムB1を適用する際のωの初期値は、親となる節点が
決定された時点での値を取る。
【0113】まず、アルゴリズムB1に入力された連結
グラフG2に対して、連結グラフG2中の代表頂点に対
応する興味体系木T上の外部節点「木村」を、節点Pと
定義する。
【0114】次に、連結グラフG2から、代表頂点「木
村」を削除し、連結グラフG2を更新する。この結果と
して、連結グラフG2は、図16に示す状態になる。
【0115】次に、更新された連結グラフG2に対し
て、「連結グラフG2が複数の頂点を含むか」を判別す
る。この場合、連結グラフG2は、複数の頂点を含むの
で、「はい」のパスが選択され、次に、「無向グラフG2
は連結か」を判別する。この時点で、無向グラフG2
は、既に非連結となっているので、無向グラフG2中の
各連結成分について、代表頂点を決定する処理に進む。
ここで、無向グラフG2中の連結成分は、それぞれ高々
1個しか頂点を含まないので、それぞれの頂点「ドラ
マ」と「歌」とが代表頂点として決定され、節点P(す
なわち「木村」を親とする節点」)として、興味体系木T
に追加される。この結果、興味体系木Tは、図17に示
す構造になる。
【0116】次に、第2の興味体系木6の構築手順を説
明する。
【0117】第2の興味体系木構築手順では、図5に示
すように、まず、利用者が参照したコンテンツ毎に、メ
タ情報2、22のテキストに形態素解析を行うことによ
って、メタ情報2、22に含まれるキーワードを抽出
し、コンテンツに関連するキーワード集合であるコンテ
ンツプロファイルCPi={keyword1,key
word2,...}(i=1,...,n)を、コン
テンツ毎に構成する(S1)。
【0118】なお、ここで、各コンテンツの関連付けら
れたメタ情報2、22が、URI(Universal Resource
Identifier)またはURL(Uniform Resource Locato
r)を含む場合には、URIまたはURLによって指定さ
れる付属情報を、通信手段によってネットワークを介し
て、入手し、各コンテンツのメタ情報2、22と、上記
付属情報に含まれるテキストデータとから、キーワード
を抽出し、コンテンツプロファイルを構成する場合もあ
る。
【0119】また、ここで、HTMLテキストデータ等
極めて大量のキーワードを含むコンテンツメタ情報2、
22から、キーワードを抽出する場合には、「宮原他
『Webブラウジングに基づいた興味の定量的同定法と
その協調フィルタリングへの適用』、電子情報通信学会
技術研究報告,ET97−115,1998,3.」に
示されている方法等を用いて、当該HTMLテキストデ
ータから、その特徴を示す上で重要度の高いキーワード
を、規定値数、抽出し、これらによってコンテンツプロ
ファイルを形成する場合がある。
【0120】図9は、構成されたコンテンツプロファイ
ル群の一例を示す図である。
【0121】次に、以下に示す(1)〜(4)の規則に
従い、キーワードを頂点とする無向グラフGを構築する
(S12)。
【0122】(1)コンテンツプロファイル群CPi
(i=1,...,n)中の各キーワードを頂点とす
る。
【0123】(2)同一のコンテンツプロファイルに含
まれるキーワード間には辺が、存在する。
【0124】(3)コンテンツプロファイル群CPi
(i=1,...,n)中におけるキーワードの出現回
数を、当該頂点の重みとする。
【0125】(4)コンテンツプロファイル群CPi
(i=1,...,n)において、複数のコンテンツプ
ロファイル中に同一のキーワードの組合せが存在する場
合、そのキーワードの組合せの出現回数を、当該辺の重
みとする。
【0126】図10は、上記規則に従い、図9に示すコ
ンテンツプロファイル群から構築された無向グラフを示
す図である。
【0127】次に、無向グラフGから、重みがα以下で
ある頂点を削除し、無向グラフGを更新する(S3)。
【0128】図11は、図10に示す無向グラフGに対
して、α=1とし、重みがα以下である頂点を削除し、
更新された無向グラフGを示す図である。
【0129】さらに、以下の(1)〜(4)の方法によ
って無向グラフGから、興味体系木Tを構築する(S1
4)。
【0130】(1)まず、無向グラフGに対して、図6
に示すアルゴリズムAを適用し、興味体系木Tを深さ1
まで構築する。
【0131】図12は、図11に示す無向グラフGに対
して、図6に示すアルゴリズムAを適用することによっ
て、深さ1まで構築された興味体系木Tを示す図であ
る。
【0132】図11に示す無向グラフGは、2つの連結
成分と、連結グラフG1と、連結グラフG2とによって
構成され、連結グラフG1中の代表頂点(すなわち最も
重みの高い頂点)は、キーワード「スポーツ」に対応す
る頂点であり、連結グラフG2中の代表頂点は、キーワ
ード「木村」に対応する頂点であるので、この結果、図
12に示すように、興味体系木Tの根(root)を親とす
る節点として、「スポーツ」と「木村」とが追加されて
いる。
【0133】(2)次に、n=1とする (3)次に、深さnの各節点を代表頂点とする連結グラ
フのそれぞれに対して、図8に示すアルゴリズムB2を
適用し、興味体系木Tを、深さn+1まで構築する。図
8に示すアルゴリズムB2を、各連結グラフに適用した
結果、全てにおいて連結グラフが出力されない場合、興
味体系木Tの構築を終了する。
【0134】(4)以降、nを1ずつ増加し、上記
(3)の手順を適用した結果、全てにおいて、連結グラ
フが出力されない場合、興味体系木Tの構築を終了す
る。
【0135】次に、上記(3)、(4)の処理過程で適
用される図8に示すアルゴリズムB2の動作について説
明する。
【0136】つまり、上記アルゴリズムB1は、興味体
系木T上の節点をPとし、代表頂点を削除し、連結グラ
フG1を更新し、連結グラフG1が複数の頂点を含み、
無向グラフG1が連結であれば、ω=ω+1を実行し、
重みがω以下の辺を無向グラフG1から削除し、一方、
無向グラフG1が連結でなければ、無向グラフG1中
の、各連結成分について、代表頂点を決定し、他方、連
結グラフG1が複数の頂点を含まなければ、無向グラフ
G1を構成する頂点を、興味体系木Tに追加するアルゴ
リズムである。
【0137】図8は、上記実施例において、アルゴリズ
ムB2の動作を示すフローチャートである。
【0138】図11に示す例において、まず、連結グラ
フG1にアルゴリズムB2が適用される。この時点で、
連結グラフG1の代表頂点「スポーツ」は、興味体系木
T中の外部節点(最も深い位置に位置し、子供を持たな
い節点)の1つになっている(S61)。
【0139】アルゴリズムB2に入力された連結グラフ
G1に対して、連結グラフG1中の代表頂点に対応する
興味体系木T上の外部節点「スポーツ」を削除し、連結
グラフG1を更新する(S62)。この結果として、連
結グラフG1は、図13に示す状態になる。
【0140】次に、更新された連結グラフG1に対し
て、「連結グラフG1が、複数の頂点を含むか」を判別
する(S63)。この場合、連結グラフG1は、複数の
頂点を含むので、「はい」のパスが選択され、次に、ω
=ω+1が実行され(S64)、無向グラフG1から、
重みがω(すなわち1以下)の辺が、無向グラフG1か
ら削除される(S65)。この結果として、連結グラフ
G1は、図14に示す状態になる。
【0141】次に、図14の状態になった無向グラフG
1に対して、「無向グラフG1は連結か」を判別する
(S66)。この時点で、無向グラフG1は、非連結と
なっているので、無向グラフG1中の各連結成分につい
て、代表頂点を決定する処理(S67)に進む。ここ
で、無向グラフG1中の連結成分は、それぞれ高々1個
しか頂点を含まないので、それぞれの頂点「サッカ」と
「野球」とが代表頂点として決定され、節点P(すなわ
ち「スポーツ」を親とする節点)として、興味体系木T
に追加される(S68)。この結果、興味体系木Tは、
図15に示す構造になる。
【0142】つまり、上記アルゴリズムB2は、興味体
系木T上の節点をPとし、代表頂点を削除し、連結グラ
フG1を更新し、連結グラフG1が複数の頂点を含む
と、ω=ω+1を実行し、重みがω以下の辺を無向グラ
フG1から削除し、無向グラフG1が連結でなければ、
無向グラフG1中の、各連結成分について、代表頂点を
決定し、一方、連結グラフG1が複数の頂点を含まなけ
れば、無向グラフG1を構成する頂点を、興味体系木T
に追加するアルゴリズムである。
【0143】次に、図11に示す連結グラフG2につい
て、アルゴリズムB2が適用され、連結グラフG2の代
表頂点に対応する興味体系木中の節点「木村」を親とす
る節点を決定する。
【0144】なお、この時点でおいて、図7に示すωの
値は、親となる節点「木村」が決定された時点での値で
ある。すなわち、親となる節点を代表頂点とする無向グ
ラフGpが、n個の連結グラフG1,...,G
i,...,Gnを含む場合、各連結グラフGi=(i
=1,2,...,n)に対して、図7に示すアルゴリ
ズムB2を適用する際のωの初期値は、親となる節点が
決定された時点での値を取る。
【0145】まず、アルゴリズムB2に入力された連結
グラフG2に対して、連結グラフG2中の代表頂点に対
応する興味体系木T上の外部節点「木村」を、節点Pと
定義する。
【0146】次に、連結グラフG2から、代表頂点「木
村」を削除し、連結グラフG2を更新する。この結果と
して、連結グラフG2は、図16に示す状態になる。
【0147】そして、更新された連結グラフG2に対し
て、「連結グラフG2が複数の頂点を含むか」を判別す
る。この場合、連結グラフG2は、複数の頂点を含むの
で、「はい」のパスが選択され、次に、ω=ω+1が実
行され、無向グラフG1から、重みω(すなわち1以下
の辺)が、無向グラフG1から削除される。図16に示
す連結グラフG2には、既に辺が存在しないので、重み
が1以下である辺を削除する処理を行っても、結果とし
て得られる無向グラフG2は、図16に示すものに等し
い。
【0148】この後に、「無向グラフG2は連結か」を
判別する。この時点で、無向グラフG2は、既に非連結
となっているので、無向グラフG2中の各連結成分につ
いて、代表頂点を決定する処理に進む。ここで、無向グ
ラフG2中の連結成分は、それぞれ高々1個しか頂点を
含まないので、それぞれの頂点「ドラマ」と「歌」と
が、代表頂点として決定され、節点P(すなわち「木
村」を親とする節点」として、興味体系木Tに追加され
る。この結果、興味体系木Tは、図17に示す構造にな
る。
【0149】上記第1の興味体系木構築手段と第2の興
味体系木構築手段とでは、上記処理(3)、(4)にお
いて、アルゴリズムB1を適用するか、アルゴリズムB
2を適用するかの違いがある。上記実施例では、アルゴ
リズムB1とアルゴリズムB2とによって得られる興味
体系木Tの構造に差異がない。
【0150】アルゴリズムB1とアルゴリズムB2とに
よる効果の差を説明するために、以下の別の実施例を示
す。
【0151】今、図32に示す連結グラフGxが、興味
体系木の構築過程において出力されたとする。したがっ
て、次に、グラフGxの代表頂点であるPに対応する節
点を親とする節点を決定する処理を行う。
【0152】上記第1の興味体系木構築手順において
も、第2の興味体系木構築手順においても、まず、代表
頂点PをグラフGxから削除する。この結果、グラフG
xは、図33に示す構造になる。次に、「グラフGxは
複数の頂点を含むか」を判別し、図33に示すグラフG
xは複数の頂点を含むので、「はい」のパスが選択され
る。
【0153】ここで、アルゴリズムB1である場合、ま
ず、「グラフGxは連結か」を判断する。グラフGx
は、既に2つの連結成分によって構成される非連結なグ
ラフであるので、「いいえ」のパスが選択され、グラフ
Gx中の各連結成分についてそれぞれ代表頂点が決定さ
れ、これらが節点Pの子として興味体系木Tに追加され
る。さらに、この後、各連結成分についてアルゴリズム
B1を再帰的に適用することによって、新しく追加され
た節点の子となる節点が、逐次追加される。
【0154】この結果、アルゴリズムB1を用いて構成
される節点P以下の木構造は、図35に示す構造にな
る。
【0155】これに対して、アルゴリズムB2である場
合、「グラフGxは複数の頂点を含むか」を判別し、「は
い」が選択された後、ω=ω+1を実施するとともに、
重みがω以下の辺をグラフGxから削除する。この際、
ω=1だったとした場合、重みがω以下の辺が削除さ
れ、更新されたグラフGxは、図34に示す形状にな
る。この後に、更新されたグラフGxに対して、「グラ
フGxは連結か」を判断する。重みがω以下の辺を先に
削除し、この結果、この時点で、グラフGxは、3つの
連結成分(単一頂点)から構成される非連結なグラフで
あるので、「いいえ」のパスが選択され、グラフGx中
の各連結成分についてそれぞれ代表頂点が決定され、こ
れらが節点Pの子として興味体系木Tに、追加される。
【0156】この結果、アルゴリズムB1を用いて構成
される節点P以下の木構造は、図36に示す構造にな
る。
【0157】上記実施例のように、アルゴリズムB1を
用いる第1の興味体系木構築手順と、アルゴリズムB2
を用いる第2の興味体系木構築手順とでは、第1の手順
を用いる場合の方が、1つの節点Pを親とする節点の数
が少ない。すなわち、各接点における子供の数が、第2
の手順を用いて構築される興味体系木に比較して少なく
なる特徴がある。
【0158】興味体系木においては、親は子が属するジ
ャンル名キーワードとなる構造を持つので、ほぼ同等の
ジャンルに属するキーワード群を、一様に1つの当該ジ
ャンルのサブジャンルとして扱うか、または、さらにサ
ブジャンル内に複数のサブジャンルを設けるようにする
かの違いになる。
【0159】節点(すなわちキーワード数)があまりに
も多い場合には、第1の手順を用いる方が、情報が詳細
に分類された構造になるので、効果的であると言える
が、キーワード数が少ない場合には、相対的に深い興味
体系木を構築する第1の手順よりも、第2の手順を用い
る方が、根から目的ジャンルに到達するまでの経路距離
が短くなるので、情報へアクセスする手順が少なくな
り、効果的である。
【0160】なお、上記興味情報抽出手段5が構成する
上記興味体系木Tは、各節点に、上記コンテンツファイ
ル群中における上記各節点に対応するキーワードの出現
回数を、それぞれ重みとして有する場合がある。すなわ
ち、最初に構築した無向グラフGにおいて対応する頂点
の重みを、そのまま節点の重みとして有する。
【0161】次に、上記実施例におけるコンテンツ参照
手段7の動作について、説明する。
【0162】上記のように、コンテンツ参照手段7は、
興味情報抽出手段5が構築した興味体系木の構造と一致
する構造のディレクトリ構造とを有するコンテンツ選択
画面を構成し、これを表示手段に出力する。
【0163】図18は、図17に示す興味体系木の構造
と一致するディレクトリ構造を有するコンテンツ選択画
面の例を示す図である。
【0164】初期時点では、図18に示すコンテンツ選
択画面31が表示され、利用者が、操作手段を利用して
コンテンツ選択画面31中の「スポーツ」の名前を持つ
ディレクトリアイコンを選択すると、図中のコンテンツ
選択画面32に表示を遷移する。これと同様に、コンテ
ンツ選択画面31において、利用者が「木村」の名前を
持つディレクトリアイコンを選択すると、コンテンツ選
択画面33に表示が遷移する。
【0165】上記のように、コンテンツ選択手段は、操
作手段による利用者の操作に対応して、コンテンツ選択
画面32からコンテンツ選択画面31に表示を遷移する
等、各ディレクトリ間を移動し、したがって、対象とな
るカレントディレクトリのコンテンツ選択画面を表示手
段に表示する機能を、コンテンツ選択手段が有する。
【0166】図21に示すコンテンツ選択画面の例で
は、コンテンツ選択画面31〜34のそれぞれに、コン
テンツを参照するポインタとなるアイコンが配置されて
いる。コンテンツ選択手段は、操作手段による利用者の
操作によって、上記ポインタとなるアイコンが選択され
た場合、対象となるコンテンツを表示手段3に表示す
る、また、コンテンツの参照を止めることを、利用者が
操作手段によって指示すると、コンテンツ選択画面を表
示手段に再度表示する。なお、図1〜図3に示すシステ
ム構成例では、コンテンツ選択画面とコンテンツとを単
一の表示手段に表示ようにしているが、表示手段を2つ
具備し、それぞれに、コンテンツ選択画面、コンテンツ
を表示するようにしてもよい。
【0167】さらに、コンテンツ選択手段は、操作手段
による利用者の操作に対応して、ディレクトリや、コン
テンツへのポインタを削除したり、移動したりすること
が可能である。図21に示すコンテンツ選択画面31に
おいて、利用者の操作によって、「木村」の名前を持つ
ディレクトリを削除した場合、コンテンツ参照手段7
は、図22に示すコンテンツ選択画面31のように、コ
ンテンツ選択画面を更新する。
【0168】また、コンテンツ参照手段7は、コンテン
ツ選択画面中のディレクトリに対して行われた削除、移
動等の操作を、興味情報抽出手段5に保持されている興
味体系木に反映させる。上記例では、もともと興味情報
抽出手段5には、図17に示す興味情報体系木が保持さ
れているが、「木村」の名前を持つディレクトリを削除
した結果、コンテンツ参照手段7は、興味体系木を、図
23に示す構造に更新する。
【0169】さらに、コンテンツ選択手段は、操作手段
による利用者の操作に対応して、任意のディレクトリに
対応するコンテンツ選択画面内において、任意のキーワ
ード名を有する新しいディレクトリを追加することが可
能である。たとえば、図22に示すコンテンツ選択画面
31内において、「経済」という名前を有するディレク
トリを追加し、図26に示すコンテンツ選択画面31に
更新することができる。また、コンテンツ参照手段7
は、コンテンツ選択画面中で行われたディレクトリ追加
操作を、興味情報抽出手段5に保持されている興味体系
木に反映させる。上記例では、もともと、興味情報抽出
手段5には、図23に示す興味情報体系木が保持されて
いるが、「経済」の名前を持つディレクトリが追加され
た結果、コンテンツ参照手段7は、興味体系木を図28
に示す構造に更新する。この際、キーワード「経済」に
対応する節点の重みは、既定の値βに設定される、次
に、上記実施例におけるコンテンツ取得手段の動作につ
いて、説明する、コンテンツ取得手段は、次の手順
(1)〜(3)を実行する。
【0170】(1)まず、興味情報抽出手段5に保持さ
れている興味体系木と、受信されたコンテンツに関連付
けられたメタ情報2、22とを利用して、受信されたコ
ンテンツに対する興味指数を算出する。この際、利用さ
れる興味体系木は、コンテンツ参照手段7によって、利
用者のコンテンツ選択画面における操作に応じて、逐次
その構造が更新されているが、興味指数を算出するコン
テンツが受信された時点における最新の興味体系木を利
用する。
【0171】(2)次に、算出された興味指数がλ以上
であればこの受信されたコンテンツをコンテンツ蓄積手
段10に蓄積する。
【0172】(3)さらに、蓄積された当該コンテンツ
へのポインタを、コンテンツ選択画面中のディレクトリ
構造におけるどのディレクトリ下に配置するかを決定
し、その結果を、コンテンツ参照手段7に通知するとと
もに、コンテンツ参照手段7は、コンテンツ取得手段の
指示に従い、当該ディレクトリ下に蓄積された当該コン
テンツへのポインタを示すアイコンを追加する。
【0173】次に、コンテンツ取得手段が新しく受信し
たコンテンツに対する興味指数を計算する手順例とし
て、第1の興味指数計算手順例、第2の興味指数計算手
順例を説明する。
【0174】まず、第1の興味指数計算手順例について
説明する。
【0175】第1の興味指数計算手順例は、次の[ST
EP1]、[STEP2]によって構成されている。
【0176】[STEP1] 新たに受信したコンテン
ツのメタ情報2、22に含まれるキーワードを抽出し、
このコンテンツのコンテンツプロファイルを構成する。
なお、ここで、新たに受信したコンテンツに関連付けら
れたメタ情報2、22が、URIまたはURLを含む場
合には、URIまたはURLによって指定される付属情
報を、通信手段11によって、ネットワークを介して入
手し、新たに受信したコンテンツのメタ情報2、22
と、上記付属情報のテキストデータに含まれるキーワー
ドとを抽出し、このコンテンツのコンテンツプロファイ
ルを構成するようにしてもよい。
【0177】また、ここで、HTMLテキストデータ等
極めて大量のキーワードを含むコンテンツメタ情報2、
22から、キーワードを抽出する場合には、「宮原他
『Webブラウジングに基づいた興味の定量的同定法と
その協調フィルタリングへの適用』,電子情報通信学会
技術研究報告,ET97−115.1998,3.」に
示されている方法等を用いて、当該HTMLテキストデ
ータから、その特徴を示す上で重要度の高いキーワード
を規定値数、抽出し、これらによってコンテンツプロフ
ァイルを形成する場合がある。
【0178】[STEP2] 新たに受信したコンテン
ツのコンテンツプロファイル中に含まれ、かつ、上記興
味体系木に節点として含まれるキーワードの数がnであ
る場合に、γnを、このコンテンツの興味指数とする。
【0179】図19は、各受信コンテンツ名と、各受信
コンテンツのコンテンツプロファイルと、上記第1の興
味指数計算手順例においてγ=1として各コンテンツに
ついて算出された興味指数とを示す図である。
【0180】ただし、この時点で興味惰報抽出手段5が
保持している興味体系木は、図17に示す構造であると
する。
【0181】次に、第2の興味指数計算手順例ついて説
明する。
【0182】第2の興味指数計算手順例は、次の[ST
EP1]、[STEP2]によって構成されている。
【0183】[STEP1] 新たに受信したコンテン
ツのメタ情報2、22に含まれるキーワードを抽出し、
このコンテンツのコンテンツプロファイルを構成する。
なお、ここで、新たに受信したコンテンツの関連付けら
れたメタ情報2、22が、URIまたはURLを含む場
合には、URいまたはURLによって指定される付属情
報を通信手段によって、ネットワークを介して入手し、
新たに受信したコンテンツのメタ情報2、22と、上記
付属情報のテキストデータに含まれているキーワードと
を抽出し、このコンテンツのコンテンツプロファイルを
構成するようにしてもよい。
【0184】また、ここで、HTMLテキストデータ
等、極めて大量のキーワードを含むコンテンツメタ情報
2、22から、キーワードを抽出する場合には、「宮原
他『Weもブラウジングに基づいた興味の定量的同定法
とその協調フィルタリングへの適用』,電子情報通信学
会技術研究報告,ET97−115,1998,3.」
に示されている方法等を用いて、当該HTMLテキスト
データから、その特徴を示す上で重要度の高いキーワー
ドを規定値数、抽出し、これらによってコンテンツプロ
ファイルを形成する場合がある。
【0185】[STEP2] 新たに受信したコンテン
ツのコンテンツプロファイル中に含まれ、しかも、上記
興味体系木に節点として含まれるキーワードの重みの和
がWである場合に、γWを、このコンテンツの興味指数
とする。
【0186】図20は、各受信コンテンツ名と、各受信
コンテンツのコンテンツプロファイルと、上記第2の興
味指数計算手順例においてγ=1として各コンテンツに
ついて算出して興味指数とを示す図である。
【0187】ただし、この時点で興味情報抽出手段5が
保持している興味体系木は、図17に示す構造であると
する。
【0188】次に、コンテンツ取得手段は、算出された
興味指数に基づいて、各コンテンツを蓄積しておくか否
かを判断する。λ=1である場合には、図19、図20
に示す受信コンテンツ群中では、受信コンテンツ名が
「巨人 対 中日」「巨人 対阪神」「プロ野球ニュー
ス」「写真集広告」が選択され、コンテンツ蓄積手段1
0に、そのメタ情報2、22とともに蓄積されるが、
「経済ニュース」は、蓄積されずに破棄される。
【0189】さらに、コンテンツ取得手段9は、蓄積さ
れた当該コンテンツへのポインタをコンテンツ選択画面
8中のディレクトリ構造おいて、どのディレクトリ下に
配置するかを決定し、その結果をコンテンツ参照手段7
に通知する。
【0190】蓄積された当該コンテンツへのポインタを
コンテンツ選択画面8中のディレクトリ構造のどのディ
レクトリ下に配置するかを決定する配置位置決定手順と
して、第1の配置位置決定手順、第2の配置位置決定手
順について説明する。
【0191】第1の配置位置決定手順では、興味情報抽
出手段5に保持されている興味体系木中の任意の節点で
あって、この節点から根までの経路と、この節点の子供
である節点群との中に、当該コンテンツのコンテンツプ
ロファイル中のキーワードを最も多く含むような節点の
うちで、最も深い位置に位置するものを、最関連節点と
して、選択し、コンテンツ参照手段7が管理するディレ
クトリ構造において最関連節点に対応するディレクトリ
下に、当該コンテンツへのポインタを追加することを決
定する。
【0192】たとえば、図19において「巨人 対 中
日」のコンテンツプロファイルCP8中には、図17に
示す興味体系木中に共通して存在するキーワードとし
て、「スポーツ」と「野球」とが含まれる。したがっ
て、図17に示す興味体系木中の節点としては、「スポ
ーツ」に対応する節点と、「野球」に対応する節点と
が、ともに節点から根までの経路と、この節点の子供で
ある節点群との中に、コンテンツプロファイルCP8中
のキーワードを2つ含み、しかも、「野球」に対応する
節点の方が、興味体系本中で深い位置に存在するので、
「野球」に対応する節点が、最関連節点として選択され
る。この結果、コンテンツ参照手段7によって、図21
に示すように、図21中のコンテンツ選択画面34中
に、「巨人 対 中日」のコンテンツへのポインタが配
置される。
【0193】次に、上記と同様に、上記第1の配置位置
決定手順に従って処理を行った結果、「巨人 対 中
日」、「巨人 対 阪神」、「プロ野球ニュース」、「写
真集広告」の各コンテンツへのポインタは、図21に示
す位置に配置される。
【0194】別の例として、現在、興味情報抽出手段5
に保持されている興味体系木が 図28に示す構造であ
る場合について述べる。
【0195】この場合、コンテンツ選択画面8は、図2
9に示す構成となる。図19に示す受信コンテンツのう
ちで、「巨人 対 中日」のコンテンツプロファイルC
P8中には、図28に示す興味体系木中に共通して存在
するキーワードとして、「スポーツ」、「野球」、「巨
人」、「中日」が含まれる。
【0196】そして図28に示す興味体系木中の節点で
は、「野球」に対応する節点が、当該節点から根までの
経路と、この節点の子供である節点群との中に、コンテ
ンツプロファイルCP8中のキーワードを最大数である
3つ含み、同様に、「巨人」に対応する節点が、当該節
点から根までの経路上の節点群の中に、コンテンツプロ
ファイルCP8中のキーワードを最大数である3つを含
む。
【0197】しかし、「巨人」に対応する節点の方が、
深い位置に存在するので、「巨人」に対応する節点が最
関連節点として選択され、この結果、コンテンツ参照手
段7によって、図30に示すように、図29中のコンテ
ンツ選択画面35中に、「巨人対 中日」のコンテンツ
へのポインタが配置される。
【0198】次に、上記と同様に、上記第1の配置位置
決定手順に従って処理を行った結果、「巨人 対 中
日」、「巨人 対 阪神」、「プロ野球ニュース」、「写
真集広告」の各コンテンツへのポインタは、図30に示
す位置に配置される。
【0199】次に、第2の配置位置決定手順について説
明する。
【0200】第2の配置位置決定手順では、当該コンテ
ンツのコンテンツプロファイル中に含まれるキーワード
で、しかも、興味情報抽出手段5に保持されている興味
体系本中の任意の節点であって、この節点から根までの
経路と、この節点の子供である節点群とに対応するキー
ワードの重みの和が最大となるような節点のうちで、最
も深い位置に位置するものを、最関連節点として選択
し、コンテンツ参照手段7が管理するディレクトリ構造
において、最関連節点に対応するディレクトリ下に、当
該コンテンツへのポインタを追加することを決定する。
【0201】たとえば、図19または図20において、
「巨人 対 中日」のコンテンツプロファイルCP8中
には、図17に示す興味体系木中に共通して存在するキ
ーワードとして、「スポーツ」と「野球」とが含まれ
る。したがって、図17に示す興味体系木中の節点とし
ては、「スポーツ」に対応する節点と、「野球」に対応
する節点が、ともに節点から根までの経路と、この節点
の子供である節点群との中に、コンテンツプロファイル
CP8中のキーワードを2つ含み、しかも、それらの重
みの和が5となっている。
【0202】さらに、「野球」に対応する節点の方が、
興味体系木中で深い位置に存在するので、「野球」に対
応する節点が最関連節点として選択され、結果として、
コンテンツ参照手段7によって、図21に示すように、
図21中のコンテンツ選択画面34中に、「巨人 対
中日」のコンテンツへのポインタが配置される。
【0203】次に、上記と同様に、上記第2の配置位置
決定手順に従って処理を行った結果、「巨人 対 中
日」、「巨人 対 阪神」、「プロ野球ニュース」、「写
真集広告」の各コンテンツへのポインタは、図21に示
す位置に配置される。
【0204】別の例として、現在、興味情報抽出手段5
に保持されている興味体系木が、図28に示す構造であ
る場合について説明する。
【0205】この場合のコンテンツ選択画面8は、図2
9に示す構成となる。図19に示す受信コンテンツのう
ちで、「巨人 対 中日」のコンテンツプロファイルC
P8中には、図28に示す興味体系木中に共通して存在
するキーワードとして、「スポーツ」、「野球」、「巨
人」が含まれる。図28に示す興味体系木中の節点で
は、「野球」に対応する節点が、当該節点から根までの
経路とこの節点の子供である節点群との中に、コンテン
ツプロファイルCP8中のキーワード「スポーツ」と
「中日」とを含み、しかも、それらの重みの和が最大値
の9を取る。
【0206】また、「中日」に対応する節点が、同じ
く、当該節点から根までの経路上の節点群の中に、コン
テンツプロファイルCP8中のキーワード「スポーツ」
と「中日」とを含み、しかも、それらの重みの和が最大
値の9を取る。
【0207】しかし、「中日」に対応する節点の方が深
い位置に存在するので、「中日」に対応する節点が最関
連節点として選択され、この結果、コンテンツ参照手段
7によって、図31に示すように、図29中のコンテン
ツ選択画面35中に、「巨人対 中日」コンテンツへの
ポインタが配置される。
【0208】以下、上記と同様に、上記第1の配置位置
決定手順に従って処理を行った結果、「巨人 対 中
日」、「巨人 対 阪神」、「プロ野球ニュース」、「写
真集広告」の各コンテンツへのポインタは、図31に示
す位置に配置される。
【0209】図24は、図21に示すコンテンツ選択画
面31から、利用者が「木村」の名前を有するディレク
トリを削除した結果を示す図である。
【0210】図21に示すコンテンツ選択画面31か
ら、利用者が「木村」の名前を有するディレクトリを削
除した結果、コンテンツ参照手段7が、興味情報抽出手
段5に保持されている興味体系木を、図23に示す構造
に更新した後に、受信された各コンテンツ名と、各受信
コンテンツのコンテンツプロファイルと、上記第1の興
味指数計算手順例において、γ=1として各コンテンツ
について算出された興味指数とを示す図である。
【0211】図25は、利用者のディレクトリ削除操作
に伴い、コンテンツ参照手段7が、興味情報抽出手段5
に保持されている興味体系木を、図23に示す構造に更
新した後を示す図である。
【0212】利用者のディレクトリ削除操作に伴い、コ
ンテンツ参照手段7が、興味情報抽出手段5に保持され
ている興味体系木を、図23に示す構造に更新した後
に、受信された各コンテンツ名と、各受信コンテンツの
コンテンツプロファイルと、上記第2の興味指数計算手
順例において、γ=1として各コンテンツについて算出
された興味指数とを示す図である。
【0213】図24、図25に示す場合、λ=1とする
と、受信コンテンツ群中では、受信コンテンツ名が。
「巨人 対 中日」、「巨人 対 阪神」、「プロ野球ニ
ュース」が選択され、コンテンツ蓄積手段10に、その
メタ情報2、22とともに蓄積されるが、「写真集広
告」、「経済ニュース」は、蓄積されずに破棄される。
すなわち、利用者の削除操作に伴い、利用者がキーワー
ド「木村」に対する興味を損失したと見なし、これに関
連するコンテンツである「写真集広告」を蓄積しないよ
うに処理している。
【0214】上記と同様に、コンテンツ選択画面31に
よって、利用者が各ディレクトリを移動することが可能
であり、利用者がディレクトリを移動した結果、コンテ
ンツ参照手段7は、上記操作手段による利用者の操作に
よって、上記興味情報抽出手段5に保持されている興味
体系木に対して、移動されたディレクトリに対応する節
点を根とする部分木を、移動先ディレクトリに対応する
節点の下に移動する。この結果、コンテンツ取得手段9
は、ディレクトリの移動操作に伴い更新された興味体系
木に基づいて、新しく受信されたコンテンツへの興味指
数を計算するとともに コンテンツへのポインタの配置
位置を決定する。
【0215】上記実施例によれば、興味情報抽出手段5
が、任意の節点に対応するキーワードがその節点の親の
サブジャンル名となるような興味体系木として、利用者
の興味を抽出し、コンテンツ参照手段7が、興味体系木
の構造に対応するディレクトリ構造を有するコンテンツ
選択画面8を利用者に提示し、利用者は。コンテンツ選
択画面8においてコンテンツを参照する他、コンテン
ツ、ディレクトリの移動、不要なコンテンツ、ディレク
トリを削除等の処理を行う。利用者がディレクトリを移
動したり、削除したり、追加した場合に、操作対象とな
ったディレクトリに対応する興味体系木上の節点の移
動、削除、追加と見なし、これを興味体系木に反映す
る。
【0216】したがって、たとえば、利用者が「キーワ
ードA」に対応するディレクトリを削除した場合、利用
者が「キーワードA」に代表されるジャンルに対する興
味がなくなっことを意味し、ディレクトリが削除された
ことを、興味体系木に即座に反映させることによって、
それ以降、受信されたコンテンツについて、利用者が既
に興味を失った「キーワードA」に代表されるジャンル
に属するコンテンツが蓄積されない。これによって、利
用者は、極めて少ない手続きで、興味対象外のコンテン
ツを削除することができ、かつ、以後、そのジャンルの
コンテンツを蓄積しないように指定することが可能にな
る。
【0217】また、コンテンツ取得手段9は、受信され
たコンテンツを蓄積する場合、受信されたコンテンツに
最も関連の深いキーワード(ジャンル名)に対応するデ
ィレクトリに、このコンテンツを参照するためのポイン
タを配置し、上記のように興味体系木は、子が親のサブ
ジャンルとなるように自動的に構成される。この興味体
系木の構造に対応したディレクトリ構造を有するコンテ
ンツ選択画面8において、利用者は興味体系木を辿るこ
とによって、膨大な量の蓄積されたコンテンツの中から
目的とするジャンルのコンテンツを、容易に探し出して
参照することができる。
【0218】これと同様に、利用者は、不要なジャンル
のコンテンツ群を容易に発見することができ、即座に、
これを削除することができる。そして、利用者にとって
不要なコンテンツを含むディレクトリが削除された場合
に、この削除が興味体系木に反映されることによって、
利用者の興味を反映した興味体系木を、より正確に構成
することができる。
【0219】すなわち、上記実施例において、興味情報
抽出手段5が抽出した興味体系木が、当初、利用者の興
味を正確に反映していない場合でも、利用者の極めて簡
単な手続きによって、これを補正することができ、それ
以後、コンテンツ取得手段9は、利用者の興味を正確に
反映した興味体系木を利用し、新たに受信されたコンテ
ンツを選択蓄積することができるので、結果として、興
味対象外の無駄なコンテンツを蓄積することを防ぐこと
ができる。
【0220】さらに、上記実施例において、興味情報抽
出手段5は、既存の概念体系に基づいたデータ分類木等
の事前知識を用いずに、興味体系木を構築することがで
きるので、汎用性が高い。すなわち、実施例において述
べた、CS、BSデジタルおよびアナログ放送システム
や、インターネット上の放送システムとその融合型サー
ビスシステムと以外にも、既存のラジオ放送波に重畳さ
れるテキスト情報放送サービス等にも、上記実施例を適
用するようにしてもよい。
【0221】また、上記実施例は、従来の手法に比べ
て、既存概念体系に捕らわれず、自由度の高いキーワー
ド木構造である興味体系木を構築するので、利用者の個
人的な興味体系を、より忠実に表現したキーワード木構
造を抽出することができる。
【0222】また、上記実施例を記録媒体の発明として
把握することができる。つまり、上記実施例は、複数の
キーワードを含むテキストによって構成されているメタ
情報が関連付けられているコンテンツを、受信するとと
もに参照するコンテンツ選択手順をコンピュータに実行
させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒において、受信されたコンテンツを蓄積するコ
ンテンツ蓄積手順と、上記コンテンツとコンテンツ選択
画面とを表示する表示手順と、利用者がコンテンツの選
択等において操作する操作手順と、利用者が参照した各
コンテンツの上記メタ情報に含まれているキーワード群
を利用し、1つのキーワードが1つの節点に対応してい
る根付き木構造である興味体系木を構成し、上記興味体
系木を保持する興味情報抽出手順と、上記興味体系木の
構造と一致するディレクトリ構造を構成するともに、上
記ディレクトリ構造と、各ディレクトリ内に配置され、
上記コンテンツ蓄積手段内に保持されているコンテンツ
と、通信手段を介して、アクセスされるネットワーク上
のコンテンツへのポインタを管理し、各ディレクトリ
に、当該ディレクトリが対応する上記興味体系本中の節
点に対応するキーワード名を提示し、各ディレクトリ内
に配置されている各コンテンツへのポインタに当該コン
テンツ名を提示したコンテンツ選択画面を、上記表示手
段に表示するコンテンツ参照手順と、上記興味体系木
と、受信されたコンテンツに関連付けられたメタ情報と
を利用し、上記受信されたコンテンツに対する興味指数
を決定し、上記興味指数が所定の一定値以上であれば、
上記受信されたコンテンツを上記コンテンツ蓄積手段に
蓄積し、しかも、蓄積された当該コンテンツへのポイン
タを、上記コンテンツ参照手順が管理する上記コンテン
ツ選択画面に追加するコンテンツ取得手順とをコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体の例である。
【0223】なお、上記記録媒体として、FD、CD、
DVD、HD、半導体メモリ等を想定することができ
る。
【0224】
【発明の効果】本発明によれば、各種デジタルコンテン
ツの放送型サービスを受信し、受信されるコンテンツの
中から、利用者の興味のあるコンテンツを選択し、蓄積
する装置において、利用者が、逐次、興味対象を示すキ
ーワードを入力する等の手続きを行わなくても、興味対
象となるコンテンツを自動的に選択でき、しかも、興味
対象となるコンテンツを自動的に選択、蓄積した際に、
興味対象以外のコンテンツが蓄積されることをできる限
り防ぐことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるコンテンツ選択装
置100を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例であるコンテンツ選択装
置200を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例であるコンテンツ選択装
置300を示すブロック図である。
【図4】上記実施例において、第1の興味体系木を構築
する手順を示すフローチャートである。
【図5】上記実施例における興味情報抽出手段5の興味
体系木構築ステップを示すシーケンス図である。
【図6】上記実施例における興味情報抽出手段5の興味
体系木構築ステップ4において、無向グラフGから、興
味体系木を深さ1の節点までを追加するアルゴリズムA
を示す」フローチャートである。
【図7】上記実施例における興味情報抽出手段5の興味
体系木構築ステップ4において、興味体系木において深
さ2以降の節点を追加するアルゴリズムB1を示すフロ
ーチャートである。
【図8】上記実施例において、アルゴリズムB2の動作
を示すフローチャートである。
【図9】構成されたコンテンツプロファイル群の一例を
示す図である。
【図10】上記規則に従い、図9に示すコンテンツプロ
ファイル群から構築された無向グラフを示す図である。
【図11】図10に示す無向グラフGに対して、α=1
とし、重みがα以下である頂点を削除し、更新された無
向グラフGを示す図である。、図11に示す無向グラフ
Gに対して、図6に示すアルゴリズムAを適用すること
によって、深さ1まで構築された興味体系木Tを示す図
である。
【図12】図11に示すグラフに基づいて、深さ1の節
点まで追加された興味体系木Tを示す図である。
【図13】図10に示す連結グラフG1から代表頂点を
削除した状態を示すグラフである。
【図14】図13に示す連結グラフG1から重み1の辺
が削除された状態を示すグラフである。
【図15】図13に示すグラフに基づいて、深さ2の節
点が1部追加された興味体系木Tを示す図である。
【図16】図10に示す連結グラフG2から代表頂点を
削除した状態を示すグラフである。
【図17】図16に示すグラフにも基づいて、深さ2の
節点が全て追加された興味体系木Tを示す図である。
【図18】図17に示す興味体系木の構造と一致するデ
ィレクトリ構造を有するコンテンツ選択画面の例を示す
図である。
【図19】各受信コンテンツ名と、各受信コンテンツの
コンテンツプロファイルと、上記第1の興味指数計算手
順例においてγ=1として各コンテンツについて算出さ
れた興味指数とを示す図である。
【図20】各受信コンテンツ名と、各受信コンテンツの
コンテンツプロファイルと、上記第2の興味指数計算手
順例においてγ=1として各コンテンツについて算出し
て興味指数とを示す図である。
【図21】図19または図20に示す受信コンテンツへ
のポインタがコンテンツ選択画面8に追加された状態を
示す図である。
【図22】図21に示すコンテンツ選択画面8におい
て、利用者によって「木村」のデイレクトリが削除され
た状態を示す図である。
【図23】図22に示す利用者によって「木村」のディ
レクトリが削除された状態のコンテンツ選択画面8にお
けるディレクトリ構造が反映された興味体系木Tを示す
図である。
【図24】図21に示すコンテンツ選択画面31から、
利用者が「木村」の名前を有するディレクトリを削除し
た結果を示す図である。
【図25】利用者のディレクトリ削除操作に伴い、コン
テンツ参照手段7が、興味情報抽出手段5に保持されて
いる興味体系木を、図23に示す構造に更新した後を示
す図である。
【図26】図22に示すコンテンツ選択画面8におい
て、利用者によって「経済」のディレクトリが追加され
た状態を示す図である。
【図27】図26に示す利用者によって「経済」のディ
レクトリが追加された状態のコンテンツ選択画面8にお
けるディレクトリ構造が反映された興味体系Tを示す図
である。
【図28】興味体系木Tの別の例を示す図である。
【図29】図29に示す興味体系木Tに対応するコンテ
ンツ選択画面8の構成を示す図である。
【図30】第1の手順によって図19に示す受信コンテ
ンツへのポインタが、コンテンツ選択画面8に追加され
た状態を示す図である。
【図31】第2の手順によって、図19に示す受信コン
テンツへのポインタがコンテンツ選択画面8に追加され
た状態を示す図である。
【図32】興味体系木構築過程において、出力されるグ
ラフの一例を示す図である。
【図33】図32に示すグラフGxから代表頂点Pを削
除した後におけるグラフGxを示す図である。
【図34】図33に示すグラフGxから、重みが1以下
の辺を削除した後のグラフGxを示す図である。
【図35】アルゴリズムB1を適用することによって構
成された節点P以下の木構造を示す図である。
【図36】アルゴリズムB2を適用することによって構
成された節点P以下の木構造を示す図である。
【符号の説明】
100、200、300…コンテンツ選択装置、 1…放送コンテンツ、 2、22…メタ情報、 3…表示手段、 4…操作手段、 5…興味情報抽出手段、 6…興味体系木、 7…コンテンツ参照手段、 8…コンテンツ選択画面、 9…コンテンツ取得手段、 10…蓄積手段、 11…通信手段、 12…放送データ受信部、 13…インターネット、 21…ネットワーク放送コンテンツ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外村 佳伸 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B075 NK31 QM05

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーワードを含むテキストによっ
    て構成されているメタ情報が関連付けられているコンテ
    ンツを、受信するとともに参照するコンテンツ選択装置
    において、 受信されたコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段
    と;上記コンテンツとコンテンツ選択画面とを表示する
    表示手段と;利用者がコンテンツの選択等において操作
    する操作手段と;利用者が参照した各コンテンツの上記
    メタ情報に含まれているキーワード群を利用し、1つの
    キーワードが1つの節点に対応している根付き木構造で
    ある興味体系木を構成し、上記興味体系木を保持する興
    味情報抽出手段と;上記興味体系木の構造と一致するデ
    ィレクトリ構造を構成するともに、上記ディレクトリ構
    造と、各ディレクトリ内に配置され、上記コンテンツ蓄
    積手段内に保持されているコンテンツと、通信手段を介
    して、アクセスされるネットワーク上のコンテンツへの
    ポインタを管理し、各ディレクトリに、当該ディレクト
    リが対応する上記興味体系本中の節点に対応するキーワ
    ード名を提示し、各ディレクトリ内に配置されている各
    コンテンツへのポインタに当該コンテンツ名を提示した
    コンテンツ選択画面を、上記表示手段に表示するコンテ
    ンツ参照手段と;上記興味体系木と、受信されたコンテ
    ンツに関連付けられたメタ情報とを利用し、上記受信さ
    れたコンテンツに対する興味指数を決定し、上記興味指
    数が所定の一定値以上であれば、上記受信されたコンテ
    ンツを上記コンテンツ蓄積手段に蓄積し、しかも、蓄積
    された当該コンテンツへのポインタを、上記コンテンツ
    参照手段が管理する上記コンテンツ選択画面に追加する
    コンテンツ取得手段と;を具備することを特徴とするコ
    ンテンツ選択装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記興味情報抽出手段は、 利用者参照したコンテンツ毎にメタ情報に含まれるキー
    ワードを抽出し、コンテンツ毎にコンテンツに関連する
    キーワード集合であるコンテンツプロファイルCPi=
    {keyword1,keyword2,...}(i
    =1,...,n)を構成する第1の手順と;コンテン
    ツプロファイル群CPi(i=1,...,n)中の各
    キーワードを、頂点とし、同一のコンテンツプロファイ
    ルに含まれるキーワード間に、辺が存在するとし、コン
    テンツプロファイル群CPi(i=1,...,n)中
    におけるキーワードの出現回数を、当該頂点の重みと
    し、コンテンツプロファイル群CPi(i=
    1,...,n)において、複数のコンテンツプロファ
    イル中に同一のキーワードの組合せが存在する場合、そ
    のキーワードの組合せの出現回数を、当該辺の重みとす
    る規則に従い、キーワードを頂点とする無向グラフGを
    構築する第2の手順と;無向グラフGから、重みが所低
    値以下である頂点を削除し、無向グラフGを更新する第
    3の手順と;無向グラフGに対して、所定のアルゴリズ
    ムAを適用し、興味体系木Tを深さ1まで構築し、n=
    1とし、深さnの各節点を代表頂点とする連結グラフそ
    れぞれに対して、所定のアルゴリズムB1を適用し、興
    味体系木Tを深さn+1まで構築し、各連結グラフに上
    記アルゴリズムB1を適用した結果、全てにおいて連結
    グラフが出力されない場合、興味体系木Tの構築を終了
    し、以降、nを1ずつ増加し、上記手順を適用した結
    果、全てにおいて連結グラフが出力されない場合、興味
    体系木Tの構築を終了することによって無向グラフGか
    ら、興味体系木Tを構築する第4の手順と;によって,
    上記興味体系木を構築する手段であることを特徴とする
    コンテンツ選択装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記興味情報抽出手段は、 利用者参照したコンテンツ毎に、メタ情報に含まれるキ
    ーワードを抽出し、コンテンツ毎に、コンテンツに関連
    するキーワード集合であるコンテンツプロファイルCP
    i={keyword1,keyword2,...}
    (i=1,...,n)を構成する第1の手順と;コン
    テンツプロファイル群CPi(i=1,...,n)中
    の各キーワードを、頂点とし、同一のコンテンツプロフ
    ァイルに含まれるキーワード間に、辺が存在するとし、
    コンテンツプロファイル群CPi(i=1,...,
    n)中におけるキーワードの出現回数を、当該頂点の重
    みとし、コンテンツプロファイル群CPi(i=
    1,...,n)において、複数のコンテンツプロファ
    イル中に同一のキーワードの組合せが存在する場合、そ
    のキーワードの組合せの出現回数を、当該辺の重みとす
    る規則に従い、キーワードを頂点とする無向グラフGを
    構築する第2の手順と;無向グラフGから、重みがα以
    下である頂点を削除し、無向グラフGを更新する第3の
    手順と;無向グラフGに対して、所定のアルゴリズムA
    を適用し、興味体系木Tを、深さ1まで構築し、n=1
    とし、深さnの各節点を代表頂点とする連結グラフのそ
    れぞれに対して、所定のアルゴリズムB2を適用し、興
    味体系木Tを深さn+1まで構築し、各連結グラフに所
    定のアルゴリズムB2を適用した結果、全てにおいて連
    結グラフが出力されない場合、興味体系木Tの構築を終
    了し、以降、nを1ずつ増加し、上記手順を適用した結
    果、全てにおいて連結グラフが出力されない場合、興味
    体系木Tの構築を終了することによって、無向グラフG
    から、興味体系木Tを構築する第4の手順と;によっ
    て,上記興味体系木を構築する手段であることを特徴と
    するコンテンツ選択装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項にお
    いて、 通信手段を具備し、 上記興味情報抽出手段は、 コンテンツの関連付けられたメタ情報がURIまたはU
    RLを含む場合に、上記URIまたはURLによって指
    定される付属情報を、上記通信手段によって、ネットワ
    ークを介して入手し、上記利用者が参照したコンテンツ
    毎に、メタ情報と上記付属情報中のテキストデータに含
    まれるキーワードとを抽出し、コンテンツ毎に、キーワ
    ードの集合であるコンテンツプロファイルを構成し、上
    記コンテンツプロファイルを利用し、上記興味体系木を
    構成する手段であることを特徴とするコンテンツ選択装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項にお
    いて、 上記コンテンツ参照手段は、 上記操作手段による利用者の操作によって、上記コンテ
    ンツ選択画面中の上記コンテンツへのポインタを削除、
    移動し、削除されたコンテンツへのポインタに対応する
    コンテンツが、上記コンテンツ蓄積手段に存在する場合
    には、これを上記コンテンツ蓄積手段から削除する手段
    であることを特徴とするコンテンツ選択装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項にお
    いて、 上記コンテンツ参照手段は、 上記操作手段による利用者の操作によって、上記コンテ
    ンツ選択画面中のディレクトリを削除し、 上記興味惰報抽出手段に保持される興味体系木に対し
    て、削除されたディレクトリに対応する節点を根とする
    部分木を削除し、上記部分木に対応するディレクトリ構
    造内に存在するコンテンツへのポインタに対応するコン
    テンツが、上記コンテンツ蓄積手段に存在する場合に
    は、これを上記コンテンツ蓄積手段から削除し、 また、上記操作手段による利用者の操作によって、上記
    コンテンツ選択画面中のディレクトリを移動する機能を
    有し、上記興味情報抽出手段に保持される興味体系木に
    対して、上記移動されたディレクトリに対応する節点を
    根とする部分木を、移動先ディレクトリに対応する節点
    の下に移動し、 上記操作手段による利用者の操作によって、上記コンテ
    ンツ選択画面中にディレクトリを追加する機能を有し、
    さらには、追加するディレクトリにキーワード名を付加
    し、 上記興味情報抽出手段に保持される興味体系木に対し
    て、追加されたディレクトリが存在するディレクトリに
    対応する節点の子として、上記追加されたディレクトリ
    に付加されたキーワードに対応し、既定値の重みを有す
    る節点を追加する手段であることを特徴とするコンテン
    ツ選択装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1項にお
    いて、 コンテンツ取得手段は、 新たに受信したコンテンツのメタ情報に含まれるキーワ
    ードを抽出し、上記新たに受信したコンテンツのコンテ
    ンツプロファイルを構成し、上記新たに受信したコンテ
    ンツのコンテンツプロファイル中に含まれ、しかも、上
    記興味体系木に節点として含まれるキーワードの数に基
    づいて、上記新たに受信したコンテンツに対する興味指
    数を決定する手段であることを特徴とするコンテンツ選
    択装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれか1項にお
    いて、 コンテンツ取得手段は、 新たに受信したコンテンツのメタ情報に含まれるキーワ
    ードを抽出し、新たに受信したコンテンツのコンテンツ
    プロファイルを構成し、 上記新たに受信したコンテンツのコンテンツプロファイ
    ル中に含まれ、しかも、上記興味体系木に節点として含
    まれるキーワードの重みの和に基づいて、上記新たに受
    信したコンテンツに対する興味指数を決定する手段であ
    り、 上記興味体系木は、その各節点に重みを有するものであ
    ることを特徴とするコンテンツ選択装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか1項にお
    いて、 コンテンツ取得手段は、 上記興味体系木の節点であって、上記節点から根までの
    経路上の全ての節点群と上記節点の子供である全ての節
    点群との中で、上記新たに受信したコンテンツのコンテ
    ンツプロファイル中のキーワードに対応する節点を最も
    多く含み、しかも、最も深い位置に位置するものを、最
    関連節点として決定し、 上記新たに受信したコンテンツに対する興味指数が一定
    値以上である場合には、上記コンテンツ参照手段が管理
    する上記コンテンツ選択画面における上記最関連節点に
    対応するディレクトリ下に、上記新たに受信したコンテ
    ンツへのポインタを追加する手段であることを特徴とす
    るコンテンツ選択装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項8のいずれか1項に
    おいて、 上記興味情報抽出手段は、 各節点に重みを有し、上記興味体系木を構成する手段で
    あり、 上記コンテンツ取得手段は、 上記興味体系木の節点であって、上記節点から根までの
    経路上の全ての節点群と上記節点の子供である全ての節
    点群との中で、上記新たに受信したコンテンツのコンテ
    ンツプロファイル中のキーワードに対応する節点群の重
    みの和が最大となり、しかも、最も深い位置に位置する
    ものを、最関連節点として決定し、 上記新たに受信したコンテンツに対する興味指数が一定
    値以上である場合には、上記コンテンツ参照手段が管理
    する上記コンテンツ選択画面おける上記最関連節点に対
    応するディレクトリ下に、上記新たに受信したコンテン
    ツへのポインタを追加する手段であり、 上記興味体系木は、その各節点に重みを有するものであ
    ることを特徴とするコンテンツ選択装置。
  11. 【請求項11】 請求項2において、 上記所定のアルゴリズムAは、重みω=0が設定され、
    興味体系Tの根Pを作成し、無向グラフGが連結でなけ
    れば、無向グラフG中の連結成分G1、G2について、
    代表頂点を決定し、一方、無向グラフGが連結であれ
    ば、ω=ω+1が実行され、連結である無向グラフGか
    ら、重みがωの辺を無向グラフGから削除し、更新する
    アルゴリズムであり、 上記所定のアルゴリズムB1は、興味体系木T上の節点
    をPとし、代表頂点を削除し、連結グラフG1を更新
    し、連結グラフG1が複数の頂点を含み、無向グラフG
    1が連結であれば、ω=ω+1を実行し、重みがω以下
    の辺を無向グラフG1から削除し、一方、無向グラフG
    1が連結でなければ、無向グラフG1中の、各連結成分
    について、代表頂点を決定し、他方、連結グラフG1が
    複数の頂点を含まなければ、無向グラフG1を構成する
    頂点を、興味体系木Tに追加するアルゴリズムであるこ
    とを特徴とするコンテンツ選択装置。
  12. 【請求項12】 請求項3において、 上記所定のアルゴリズムAは、重みω=0が設定され、
    興味体系Tの根Pを作成し、無向グラフGが連結でなけ
    れば、無向グラフG中の連結成分G1、G2について、
    代表頂点を決定し、一方、無向グラフGが連結であれ
    ば、ω=ω+1が実行され、連結である無向グラフGか
    ら、重みがωの辺を無向グラフGから削除し、更新する
    アルゴリズムであり、 上記所定のアルゴリズムB2は、興味体系木T上の節点
    をPとし、代表頂点を削除し、連結グラフG1を更新
    し、連結グラフG1が複数の頂点を含むと、ω=ω+1
    を実行し、重みがω以下の辺を無向グラフG1から削除
    し、無向グラフG1が連結でなければ、無向グラフG1
    中の、各連結成分について、代表頂点を決定し、一方、
    連結グラフG1が複数の頂点を含まなければ、無向グラ
    フG1を構成する頂点を、興味体系木Tに追加するアル
    ゴリズムであることを特徴とするコンテンツ選択装置。
  13. 【請求項13】 複数のキーワードを含むテキストによ
    って構成されているメタ情報が関連付けられているコン
    テンツを、受信するとともに参照するコンテンツ選択方
    法において、 受信されたコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積段階
    と;上記コンテンツとコンテンツ選択画面とを表示する
    表示段階と;利用者がコンテンツの選択等において操作
    する操作段階と;利用者が参照した各コンテンツの上記
    メタ情報に含まれているキーワード群を利用し、1つの
    キーワードが1つの節点に対応している根付き木構造で
    ある興味体系木を構成し、上記興味体系木を保持する興
    味情報抽出段階と;上記興味体系木の構造と一致するデ
    ィレクトリ構造を構成するともに、上記ディレクトリ構
    造と、各ディレクトリ内に配置され、上記コンテンツ蓄
    積手段内に保持されているコンテンツと、通信段階を介
    して、アクセスされるネットワーク上のコンテンツへの
    ポインタを管理し、各ディレクトリに、当該ディレクト
    リが対応する上記興味体系本中の節点に対応するキーワ
    ード名を提示し、各ディレクトリ内に配置されている各
    コンテンツへのポインタに当該コンテンツ名を提示した
    コンテンツ選択画面を、上記表示手段に表示するコンテ
    ンツ参照段階と;上記興味体系木と、受信されたコンテ
    ンツに関連付けられたメタ情報とを利用し、上記受信さ
    れたコンテンツに対する興味指数を決定し、上記興味指
    数が所定の一定値以上であれば、上記受信されたコンテ
    ンツを上記コンテンツ蓄積手段に蓄積し、しかも、蓄積
    された当該コンテンツへのポインタを、上記コンテンツ
    参照段階で管理する上記コンテンツ選択画面に追加する
    コンテンツ取得段階と;を具備することを特徴とするコ
    ンテンツ選択方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 上記興味情報抽出段階は、 利用者参照したコンテンツ毎にメタ情報に含まれるキー
    ワードを抽出し、コンテンツ毎にコンテンツに関連する
    キーワード集合であるコンテンツプロファイルCPi=
    {keyword1,keyword2,...}(i
    =1,...,n)を構成する第1の手順と;コンテン
    ツプロファイル群CPi(i=1,...,n)中の各
    キーワードを、頂点とし、同一のコンテンツプロファイ
    ルに含まれるキーワード間に、辺が存在するとし、コン
    テンツプロファイル群CPi(i=1,...,n)中
    におけるキーワードの出現回数を、当該頂点の重みと
    し、コンテンツプロファイル群CPi(i=
    1,...,n)において、複数のコンテンツプロファ
    イル中に同一のキーワードの組合せが存在する場合、そ
    のキーワードの組合せの出現回数を、当該辺の重みとす
    る規則に従い、キーワードを頂点とする無向グラフGを
    構築する第2の手順と;無向グラフGから、重みが所低
    値以下である頂点を削除し、無向グラフGを更新する第
    3の手順と;無向グラフGに対して、所定のアルゴリズ
    ムAを適用し、興味体系木Tを深さ1まで構築し、n=
    1とし、深さnの各節点を代表頂点とする連結グラフそ
    れぞれに対して、所定のアルゴリズムB1を適用し、興
    味体系木Tを深さn+1まで構築し、各連結グラフに上
    記アルゴリズムB1を適用した結果、全てにおいて連結
    グラフが出力されない場合、興味体系木Tの構築を終了
    し、以降、nを1ずつ増加し、上記手順を適用した結
    果、全てにおいて連結グラフが出力されない場合、興味
    体系木Tの構築を終了することによって無向グラフGか
    ら、興味体系木Tを構築する第4の手順と;によって,
    上記興味体系木を構築する段階であることを特徴とする
    コンテンツ選択方法。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 上記興味情報抽出段階は、 利用者参照したコンテンツ毎に、メタ情報に含まれるキ
    ーワードを抽出し、コンテンツ毎に、コンテンツに関連
    するキーワード集合であるコンテンツプロファイルCP
    i={keyword1,keyword2,...}
    (i=1,...,n)を構成する第1の手順と;コン
    テンツプロファイル群CPi(i=1,...,n)中
    の各キーワードを、頂点とし、同一のコンテンツプロフ
    ァイルに含まれるキーワード間に、辺が存在するとし、
    コンテンツプロファイル群CPi(i=1,...,
    n)中におけるキーワードの出現回数を、当該頂点の重
    みとし、コンテンツプロファイル群CPi(i=
    1,...,n)において、複数のコンテンツプロファ
    イル中に同一のキーワードの組合せが存在する場合、そ
    のキーワードの組合せの出現回数を、当該辺の重みとす
    る規則に従い、キーワードを頂点とする無向グラフGを
    構築する第2の手順と;無向グラフGから、重みがα以
    下である頂点を削除し、無向グラフGを更新する第3の
    手順と;無向グラフGに対して、所定のアルゴリズムA
    を適用し、興味体系木Tを、深さ1まで構築し、n=1
    とし、深さnの各節点を代表頂点とする連結グラフのそ
    れぞれに対して、所定のアルゴリズムB2を適用し、興
    味体系木Tを深さn+1まで構築し、各連結グラフに所
    定のアルゴリズムB2を適用した結果、全てにおいて連
    結グラフが出力されない場合、興味体系木Tの構築を終
    了し、以降、nを1ずつ増加し、上記手順を適用した結
    果、全てにおいて連結グラフが出力されない場合、興味
    体系木Tの構築を終了することによって、無向グラフG
    から、興味体系木Tを構築する第4の手順と;によっ
    て,上記興味体系木を構築する段階であることを特徴と
    するコンテンツ選択方法。
  16. 【請求項16】 請求項13〜請求項15のいずれか1
    項において、 通信段階を具備し、 上記興味情報抽出段階は、 コンテンツの関連付けられたメタ情報がURIまたはU
    RLを含む場合に、上記URIまたはURLによって指
    定される付属情報を、上記通信手段によって、ネットワ
    ークを介して入手し、上記利用者が参照したコンテンツ
    毎に、メタ情報と上記付属情報中のテキストデータに含
    まれるキーワードとを抽出し、コンテンツ毎に、キーワ
    ードの集合であるコンテンツプロファイルを構成し、上
    記コンテンツプロファイルを利用し、上記興味体系木を
    構成する段階であることを特徴とするコンテンツ選択方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項13〜請求項16のいずれか1
    項において、 上記コンテンツ参照段階は、 上記操作手段による利用者の操作によって、上記コンテ
    ンツ選択画面中の上記コンテンツへのポインタを削除、
    移動し、削除されたコンテンツへのポインタに対応する
    コンテンツが、上記コンテンツ蓄積手段に存在する場合
    には、これを上記コンテンツ蓄積手段から削除する段階
    であることを特徴とするコンテンツ選択方法。
  18. 【請求項18】 請求項13〜請求項17のいずれか1
    項において、 上記コンテンツ参照段階は、 上記操作段階で利用者の操作によって、上記コンテンツ
    選択画面中のディレクトリを削除し、 上記興味惰報抽出段階で保持される興味体系木に対し
    て、削除されたディレクトリに対応する節点を根とする
    部分木を削除し、上記部分木に対応するディレクトリ構
    造内に存在するコンテンツへのポインタに対応するコン
    テンツが、上記コンテンツ蓄積手段に存在する場合に
    は、これを上記コンテンツ蓄積手段から削除し、 また、上記操作段階による利用者の操作によって、上記
    コンテンツ選択画面中のディレクトリを移動する機能を
    有し、上記興味情報抽出段階で保持される興味体系木に
    対して、上記移動されたディレクトリに対応する節点を
    根とする部分木を、移動先ディレクトリに対応する節点
    の下に移動し、 上記操作段階による利用者の操作によって、上記コンテ
    ンツ選択画面中にディレクトリを追加する機能を有し、
    さらには、追加するディレクトリにキーワード名を付加
    し、 上記興味情報抽出段階で保持される興味体系木に対し
    て、追加されたディレクトリが存在するディレクトリに
    対応する節点の子として、上記追加されたディレクトリ
    に付加されたキーワードに対応し、既定値の重みを有す
    る節点を追加する段階であることを特徴とするコンテン
    ツ選択方法。
  19. 【請求項19】 請求項13〜請求項18のいずれか1
    項において、 コンテンツ取得段階は、 新たに受信したコンテンツのメタ情報に含まれるキーワ
    ードを抽出し、上記新たに受信したコンテンツのコンテ
    ンツプロファイルを構成し、上記新たに受信したコンテ
    ンツのコンテンツプロファイル中に含まれ、しかも、上
    記興味体系木に節点として含まれるキーワードの数に基
    づいて、上記新たに受信したコンテンツに対する興味指
    数を決定する段階であることを特徴とするコンテンツ選
    択方法。
  20. 【請求項20】 請求項13〜請求項18のいずれか1
    項において、 コンテンツ取得段階は、 新たに受信したコンテンツのメタ情報に含まれるキーワ
    ードを抽出し、新たに受信したコンテンツのコンテンツ
    プロファイルを構成し、 上記新たに受信したコンテンツのコンテンツプロファイ
    ル中に含まれ、しかも、上記興味体系木に節点として含
    まれるキーワードの重みの和に基づいて、上記新たに受
    信したコンテンツに対する興味指数を決定する段階であ
    り、 上記興味体系木は、その各節点に重みを有するものであ
    ることを特徴とするコンテンツ選択方法。
  21. 【請求項21】 請求項13〜請求項20のいずれか1
    項において、 コンテンツ取得段階は、 上記興味体系木の節点であって、上記節点から根までの
    経路上の全ての節点群と上記節点の子供である全ての節
    点群との中で、上記新たに受信したコンテンツのコンテ
    ンツプロファイル中のキーワードに対応する節点を最も
    多く含み、しかも、最も深い位置に位置するものを、最
    関連節点として決定し、 上記新たに受信したコンテンツに対する興味指数が一定
    値以上である場合には、上記コンテンツ参照段階で管理
    する上記コンテンツ選択画面における上記最関連節点に
    対応するディレクトリ下に、上記新たに受信したコンテ
    ンツへのポインタを追加する段階であることを特徴とす
    るコンテンツ選択方法。
  22. 【請求項22】 請求項13〜請求項20のいずれか1
    項において、 上記興味情報抽出段階は、 各節点に重みを有し、上記興味体系木を構成する段階で
    あり、 上記コンテンツ取得段階は、 上記興味体系木の節点であって、上記節点から根までの
    経路上の全ての節点群と上記節点の子供である全ての節
    点群との中で、上記新たに受信したコンテンツのコンテ
    ンツプロファイル中のキーワードに対応する節点群の重
    みの和が最大となり、しかも、最も深い位置に位置する
    ものを、最関連節点として決定し、 上記新たに受信したコンテンツに対する興味指数が一定
    値以上である場合には、上記コンテンツ参照段階で管理
    する上記コンテンツ選択画面おける上記最関連節点に対
    応するディレクトリ下に、上記新たに受信したコンテン
    ツへのポインタを追加する段階であり、 上記興味体系木は、その各節点に重みを有するものであ
    ることを特徴とするコンテンツ選択方法。
  23. 【請求項23】 請求項14において、 上記所定のアルゴリズムAは、重みω=0が設定され、
    興味体系Tの根Pを作成し、無向グラフGが連結でなけ
    れば、無向グラフG中の連結成分G1、G2について、
    代表頂点を決定し、一方、無向グラフGが連結であれ
    ば、ω=ω+1が実行され、連結である無向グラフGか
    ら、重みがωの辺を無向グラフGから削除し、更新する
    アルゴリズムであり、 上記所定のアルゴリズムB1は、興味体系木T上の節点
    をPとし、代表頂点を削除し、連結グラフG1を更新
    し、連結グラフG1が複数の頂点を含み、無向グラフG
    1が連結であれば、ω=ω+1を実行し、重みがω以下
    の辺を無向グラフG1から削除し、一方、無向グラフG
    1が連結でなければ、無向グラフG1中の、各連結成分
    について、代表頂点を決定し、他方、連結グラフG1が
    複数の頂点を含まなければ、無向グラフG1を構成する
    頂点を、興味体系木Tに追加するアルゴリズムであるこ
    とを特徴とするコンテンツ選択方法。
  24. 【請求項24】 請求項15において、 上記所定のアルゴリズムAは、重みω=0が設定され、
    興味体系Tの根Pを作成し、無向グラフGが連結でなけ
    れば、無向グラフG中の連結成分G1、G2について、
    代表頂点を決定し、一方、無向グラフGが連結であれ
    ば、ω=ω+1が実行され、連結である無向グラフGか
    ら、重みがωの辺を無向グラフGから削除し、更新する
    アルゴリズムであり、 上記所定のアルゴリズムB2は、興味体系木T上の節点
    をPとし、代表頂点を削除し、連結グラフG1を更新
    し、連結グラフG1が複数の頂点を含むと、ω=ω+1
    を実行し、重みがω以下の辺を無向グラフG1から削除
    し、無向グラフG1が連結でなければ、無向グラフG1
    中の、各連結成分について、代表頂点を決定し、一方、
    連結グラフG1が複数の頂点を含まなければ、無向グラ
    フG1を構成する頂点を、興味体系木Tに追加するアル
    ゴリズムであることを特徴とするコンテンツ選択方法。
  25. 【請求項25】 複数のキーワードを含むテキストによ
    って構成されているメタ情報が関連付けられているコン
    テンツを、受信するとともに参照するコンテンツ選択手
    順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒において、 受信されたコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手順
    と;上記コンテンツとコンテンツ選択画面とを表示する
    表示手順と;利用者がコンテンツの選択等において操作
    する操作手順と;利用者が参照した各コンテンツの上記
    メタ情報に含まれているキーワード群を利用し、1つの
    キーワードが1つの節点に対応している根付き木構造で
    ある興味体系木を構成し、上記興味体系木を保持する興
    味情報抽出手順と;上記興味体系木の構造と一致するデ
    ィレクトリ構造を構成するともに、上記ディレクトリ構
    造と、各ディレクトリ内に配置され、上記コンテンツ蓄
    積手段内に保持されているコンテンツと、通信手段を介
    して、アクセスされるネットワーク上のコンテンツへの
    ポインタを管理し、各ディレクトリに、当該ディレクト
    リが対応する上記興味体系本中の節点に対応するキーワ
    ード名を提示し、各ディレクトリ内に配置されている各
    コンテンツへのポインタに当該コンテンツ名を提示した
    コンテンツ選択画面を、上記表示手段に表示するコンテ
    ンツ参照手順と;上記興味体系木と、受信されたコンテ
    ンツに関連付けられたメタ情報とを利用し、上記受信さ
    れたコンテンツに対する興味指数を決定し、上記興味指
    数が所定の一定値以上であれば、上記受信されたコンテ
    ンツを上記コンテンツ蓄積手段に蓄積し、しかも、蓄積
    された当該コンテンツへのポインタを、上記コンテンツ
    参照手順が管理する上記コンテンツ選択画面に追加する
    コンテンツ取得手順と;をコンピュータに実行させるプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP2000186792A 2000-06-21 2000-06-21 コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法および記録媒体 Expired - Fee Related JP3850013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186792A JP3850013B2 (ja) 2000-06-21 2000-06-21 コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法および記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186792A JP3850013B2 (ja) 2000-06-21 2000-06-21 コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法および記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002007460A true JP2002007460A (ja) 2002-01-11
JP3850013B2 JP3850013B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=18686891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000186792A Expired - Fee Related JP3850013B2 (ja) 2000-06-21 2000-06-21 コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3850013B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005117422A1 (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 放送システム、放送局装置、受信装置および放送方法
KR100886141B1 (ko) * 2001-06-14 2009-02-27 톰슨 라이센싱 파일 또는 파일들 내의 데이터를 자동으로 또는 전자적으로 어드레싱하기 위한 방법 및 장치
JP2009059114A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Brother Ind Ltd クーポン情報出力装置およびクーポン情報出力プログラム
JP2010501947A (ja) * 2006-08-31 2010-01-21 スウィーニー,ピーター 消費者定義の情報アーキテクチャ用のシステム、方法およびコンピュータプログラム
JP2011507094A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 イーストマン コダック カンパニー ユーザ・プロファイルのための、画像レコードの傾向の識別
JP2013105257A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Dowango:Kk キーワード取得装置、コンテンツ提供システム、キーワード取得方法、プログラム及びコンテンツ提供方法
JP2019097163A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社ドワンゴ サーバおよびプログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1145284A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Just Syst Corp プロファイルの作成方法およびその方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1145284A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Just Syst Corp プロファイルの作成方法およびその方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
サグアントラアクーン ソムヌック、ほか: "放送型データのユーザ適応型分類・選択手法", 情報処理学会研究報告, vol. 97巻、104号, CSNG199800536038, 7 November 1997 (1997-11-07), pages 249 - 254, ISSN: 0000765960 *
宮原一弘、岡本敏雄: "自立エージェント群による情報の協調フィルタリング", 電子情報通信学会技術研究報告, vol. 96巻、346号, CSNG199800371003, 2 November 1996 (1996-11-02), pages 17 - 24, ISSN: 0000765961 *

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100886141B1 (ko) * 2001-06-14 2009-02-27 톰슨 라이센싱 파일 또는 파일들 내의 데이터를 자동으로 또는 전자적으로 어드레싱하기 위한 방법 및 장치
JP4757192B2 (ja) * 2004-05-26 2011-08-24 パナソニック株式会社 受信装置および放送方法
WO2005117422A1 (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 放送システム、放送局装置、受信装置および放送方法
US8028316B2 (en) 2004-05-26 2011-09-27 Panasonic Corporation Broadcasting system, broadcasting station apparatus, receiving device, and broadcasting method
US9904729B2 (en) 2005-03-30 2018-02-27 Primal Fusion Inc. System, method, and computer program for a consumer defined information architecture
JP2010501947A (ja) * 2006-08-31 2010-01-21 スウィーニー,ピーター 消費者定義の情報アーキテクチャ用のシステム、方法およびコンピュータプログラム
US8510302B2 (en) 2006-08-31 2013-08-13 Primal Fusion Inc. System, method, and computer program for a consumer defined information architecture
JP2013211018A (ja) * 2006-08-31 2013-10-10 Sweeney Peter 消費者定義の情報アーキテクチャ用のシステム、方法およびコンピュータプログラム
JP2014056591A (ja) * 2006-08-31 2014-03-27 Sweeney Peter 消費者定義の情報アーキテクチャ用のシステム、方法およびコンピュータプログラム
JP2009059114A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Brother Ind Ltd クーポン情報出力装置およびクーポン情報出力プログラム
JP2011507094A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 イーストマン コダック カンパニー ユーザ・プロファイルのための、画像レコードの傾向の識別
JP2013105257A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Dowango:Kk キーワード取得装置、コンテンツ提供システム、キーワード取得方法、プログラム及びコンテンツ提供方法
JP2019097163A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社ドワンゴ サーバおよびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3850013B2 (ja) 2006-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8200688B2 (en) Method and system for facilitating information searching on electronic devices
JP4363806B2 (ja) オーディオビジュアルプログラム管理システム及びオーディオビジュアルプログラム管理方法
JP3810268B2 (ja) オーディオビジュアルシステム
US9792353B2 (en) Method and system for providing sponsored information on electronic devices
JP4408768B2 (ja) 記述データの生成装置、記述データを利用したオーディオビジュアル装置
JP4107811B2 (ja) オーディオビジュアルシステムの使用方法
US7181757B1 (en) Video summary description scheme and method and system of video summary description data generation for efficient overview and browsing
US20010020981A1 (en) Method of generating synthetic key frame and video browsing system using the same
KR101502343B1 (ko) 검색어와 관련된 컨텐츠를 제공하기 위한 멀티미디어제공방법 및 이를 적용한 멀티미디어 기기
US20080183681A1 (en) Method and system for facilitating information searching on electronic devices
US20090025054A1 (en) Method and system for access to content in a content space
US20120222059A1 (en) Method and system for providing information using a supplementary device
KR20010107394A (ko) 멀티미디어 시스템의 사용자 선호도 정보 구조와 객체표현정보 구성 방법 및 멀티미디어 정보 서비스 방법
KR20030096218A (ko) 데이터베이스에 의해 분산 사건들의 테이블들을 포함하는오디오-비주얼 플럭스에서의 오디오-비주얼 프로그램들또는 콘텐츠의 검색 방법
KR100534604B1 (ko) 티브이-애니타임 표준을 지원하는 멀티미디어 검색 및지능화 서비스 시스템
JP3850013B2 (ja) コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法および記録媒体
JP2003323458A (ja) 情報検索方法及びその装置、並びに該方法の実行プログラム及び該方法の実行プログラムを記録した記録媒体
JP2010218385A (ja) コンテンツ検索装置及びコンピュータプログラム
EP1100268A2 (en) Audivisual information management system
JP5525154B2 (ja) コンテンツ表示装置
KR100656516B1 (ko) 셋탑박스를 이용한 멀티미디어 검색 장치 및 그 방법
JP3023359B1 (ja) 送信装置、受信装置、送受信装置、送信方泡受信方法および送受信方法
EP1286516A2 (en) Digest transmission system for mobile telephones
JP2003283944A (ja) 再生中のマルチメディア・コンテンツのサーチを行うためにマルチメディア・コンテンツ再生装置と共に使用されるインタフェース装置
JP2006005683A (ja) ポータル画面生成装置及び方法、プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees