JP2002007259A

JP2002007259A - 情報配信システムおよび情報配信方法、並びに情報配信用プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number: JP2002007259A
Application number: JP2000193593A
Authority: JP
Inventors: Keiji Harada; 啓二原田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2000-06-27
Filing date: 2000-06-27
Publication date: 2002-01-11

Abstract

(57)【要約】【課題】利用者の必要とする情報を煩雑な操作も必要
無く、常に最新の情報を手軽な形で入手することができ
る情報配信システムを提供する。【解決手段】利用者の所望する情報を複数の情報提供
局１１３の中の該当の情報提供局から取得して通信回線
を介して利用者に配信する情報配信局１０１と、情報配
信局から配信される情報を受信する利用者側の受信装置
１０２とから構成する。情報配信局１０１は、情報配信
時刻とこの情報配信時刻に配信すべき情報の識別を表す
情報コードを設定し、現時刻がその設定された情報配信
時刻に達すると、情報コードを基にその情報配信時刻に
配信すべき情報を情報提供局１１３から取得して受信装
置１０２に配信する。受信装置１０２は、情報配信局か
ら配信される情報を自動的に印刷記録する。情報の各々
の更新時刻を情報配信時刻として記憶できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、不特定多数の利用
者に対して情報を配信するシステムにおいて、特に利用
者が煩雑な操作をする必要がなく自動的に最新情報を取
得し、且つ容易に閲覧することが可能であり、更に利用
者の負担する情報取得費用を比較的廉価に抑えることが
可能な情報配信システムおよび情報配信方法、並びに情
報配信用プログラムを記録した記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、インターネット上のホームペ
ージやファックスサービスなどの不特定多数の利用者に
対する情報配信システムが実現されている。また例え
ば、特開平７−２３１３０９号公報では、衛星通信を利
用して電子データ化された新聞を購買契約世帯に配信す
るシステムが提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】インターネット上のホ
ームページを利用するには、利用者は、パソコン（パー
ソナルコンピュータ）や閲覧ソフトの起動、プロバイダ
との接続、閲覧ソフトの操作など、その都度、煩雑な操
作が必要である。また、その取得した情報をパソコンの
画面上に表示されるために閲覧場所がパソコンを持ち歩
ける範囲内に限定されてしまう。更に、プロバイダと接
続している間は、常に課金されている状態となり、利用
者の経済的負担は多大なものとなってしまう。

【０００４】また、インターネットでファックスサービ
スを利用するには、利用者は、サービスを提供している
サイトへの電話、希望する情報を選択する操作など、ホ
ームページ利用時と同様に、かなり煩雑な操作が必要で
ある。また、ファックスサービスには広告などが付加さ
れていないため、利用者の負担する情報取得費用は比較
的高価なものとなってしまう。

【０００５】また、上記の特開平７−２３１３０９号公
報による、新聞を購読契約所帯に衛星通信を介して配信
する情報通信システムでは、通信衛星を介してセンタ局
と地方局および家庭端末を結ぶため、装置が大掛りなも
のとなり、初期投資や維持・管理費がかさみ、利用者へ
の負担が増えてしまうことが懸念される。

【０００６】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、利用者の必要とする情報を煩雑な操作
も必要無く、常に最新の情報を手軽な形で入手すること
ができる情報配信システムおよび情報配信方法、並びに
情報配信用プログラムを記録した記録媒体を提供するこ
とにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、利用者の所望する情報を複数の
情報提供局の中の該当の情報提供局から取得して、取得
した該情報を通信回線を介して前記利用者に配信する情
報配信局と、該情報配信局から配信される情報を受信す
る利用者側の受信装置とから構成される情報配信システ
ムであって、前記情報配信局は、情報配信時刻と該情報
配信時刻に配信すべき情報の識別を表す情報コードを設
定する配信タスク設定機能と、現時刻が前記情報配信時
刻に達すると前記情報コードを基に該情報配信時刻に配
信すべき情報を該情報を提供する情報提供局から取得し
て前記受信装置に配信する自動配信機能とを有し、前記
受信装置は、前記情報配信局から配信される情報を自動
的に印刷記録する印刷記録機能を有することを特徴とす
る。

【０００８】ここで、前記情報配信局の前記配信タスク
設定機能は、前記利用者の所望する情報の識別と情報配
信時刻を少なくとも含む個別情報を登録する利用者情報
登録機能を有し、登録した該利用者の個別情報を利用し
て、個々の利用者に特化した情報を利用者に配信するこ
とを特徴とすることができる。

【０００９】また、前記情報配信局の前記配信タスク設
定機能は、前記情報提供局から提供される個々の情報の
各々の更新時刻を前記情報配信時刻として記憶する更新
時刻記憶機能を有することを特徴とすることができる。

【００１０】また、前記情報配信局は、利用者の所望す
る情報以外に該情報に係わる一定量の付帯情報を該情報
に付加する付帯情報付加機能を有し、該付帯情報を前記
配信すべき情報と共に前記利用者に配信することを特徴
とすることができる。

【００１１】上記目的を達成するため、請求項５の発明
は、利用者の所望する情報を複数の情報提供局の中の該
当の情報提供局から取得して、取得した該情報を通信回
線を介して前記利用者に配信する情報配信システムの情
報配信局であって、前記情報提供局が提供する情報を取
得するためのアクセス先を該情報を識別する情報コード
毎にアクセス先管理テーブルに設定する手段と、利用者
から配信を望む情報の設定入力に応じて該利用者が所望
する情報の識別を示す情報コードと該情報を配信すべき
情報配信時刻とを配信タスクテーブルに登録する手段
と、前記利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて
前記配信タスクテーブルに登録された配信タスクの配信
先を利用者管理テーブルに登録する手段と、現在時刻と
前記配信タスクテーブルに設定された情報配信時刻とを
比較して現在時刻に配信タスクがあるか否かを判断する
手段と、前記配信タスクがある場合は、当該配信タスク
を表わす前記情報コードとアクセス先を前記配信タスク
テーブルと前記アクセス先管理テーブルから読み込む手
段と、前記アクセス先に指示された情報提供局の情報に
アクセスする手段と、該情報提供局から前記情報コード
で指定された情報を取得して配信情報記憶手段に記憶す
る手段と、該取得した情報を当該情報の情報配信時刻に
必要とする全ての配信先コードを前記利用者管理テーブ
ルから読み出し配信先コード記憶手段に記憶する手段
と、前記配信情報記憶手段に記憶された情報を前記配信
先コード記憶手段に記憶された配信先コードの配信先に
配信する手段とを具備することを特徴とする。

【００１２】ここで、付帯情報記憶手段から一定量の付
帯情報を読み出し該付帯情報を付帯情報バッファに書き
込む手段と、前記配信情報記憶手段にある情報と前記付
帯情報バッファにある付帯情報との合成情報を生成し、
該合成情報を前記配信先コード記憶手段にある全ての配
信先に逐次配信する手段とをさらに有することを特徴と
することができる。

【００１３】また、前記配信タスクテーブルは、利用者
の選択により前記情報配信時刻として前記情報提供局か
ら提供される個々の情報の各々の更新時刻を記憶するこ
とを特徴とすることができる。

【００１４】上記目的を達成するため、請求項８の発明
は、利用者の所望する情報を複数の情報提供局の中の該
当の情報提供局から取得して、取得した該情報を通信回
線を介して前記利用者に配信する情報配信方法であっ
て、情報配信時刻と該情報配信時刻に配信すべき情報の
識別を表す情報コードを設定する配信タスク設定ステッ
プと、現時刻が前記情報配信時刻に達すると前記情報コ
ードを基に該情報配信時刻に配信すべき情報を該情報を
提供する情報提供局から取得して前記利用者の受信装置
に配信する自動配信ステップと、前記配信される情報を
利用者側の受信装置で自動的に印刷記録する印刷記録ス
テップとを有することを特徴とする。

【００１５】上記目的を達成するため、請求項１２の発
明は、利用者の所望する情報を複数の情報提供局の中の
該当の情報提供局から取得して、取得した該情報を通信
回線を介して前記利用者に配信する情報配信方法であっ
て、前記情報提供局が提供する情報を取得するためのア
クセス先を該情報を識別する情報コード毎にアクセス先
管理テーブルに設定するステップと、利用者から配信を
望む情報の設定入力に応じて該利用者が所望する情報の
識別を示す情報コードと該情報を配信すべき情報配信時
刻とを配信タスクテーブルに登録するステップと、前記
利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて前記配信
タスクテーブルに登録された配信タスクの配信先を利用
者管理テーブルに登録するステップと、現在時刻と前記
配信タスクテーブルに設定された情報配信時刻とを比較
して現在時刻に配信タスクがあるか否かを判断するステ
ップと、前記配信タスクがある場合は、当該配信タスク
を表わす前記情報コードとアクセス先を前記配信タスク
テーブルと前記アクセス先管理テーブルから読み込むス
テップと、前記アクセス先に指示された情報提供局の情
報にアクセスするステップと、該情報提供局から前記情
報コードで指定された情報を取得して配信情報記憶手段
に記憶するステップと、該取得した情報を当該情報の情
報配信時刻に必要とする全ての配信先コードを前記利用
者管理テーブルから読み出し配信先コード記憶手段に記
憶するステップと、前記配信情報記憶手段に記憶された
情報を前記配信先コード記憶手段に記憶された配信先コ
ードの配信先に配信するステップとを有することを特徴
とする。

【００１６】上記目的を達成するため、請求項１５の発
明は、コンピュータにより利用者の所望する情報を複数
の情報提供局の中の該当の情報提供局から取得して、取
得した該情報を通信回線を介して前記利用者に配信する
情報配信用プログラムを記録した記録媒体であって、該
プログラムはコンピュータに対して、情報配信時刻と該
情報配信時刻に配信すべき情報の識別を表す情報コード
を設定させ、現時刻が前記情報配信時刻に達すると前記
情報コードを基に該情報配信時刻に配信すべき情報を該
情報を提供する情報提供局から取得して前記利用者の受
信装置に配信させることを特徴とする。

【００１７】上記目的を達成するため、請求項１９の発
明は、コンピュータにより利用者の所望する情報を複数
の情報提供局の中の該当の情報提供局から取得して、取
得した該情報を通信回線を介して前記利用者に配信する
情報配信用プログラムを記録した記録媒体であって、該
プログラムはコンピュータに対して、前記情報提供局が
提供する情報を取得するためのアクセス先を該情報を識
別する情報コード毎にアクセス先管理テーブルに設定さ
せ、利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて該利
用者が所望する情報の識別を示す情報コードと該情報を
配信すべき情報配信時刻とを配信タスクテーブルに登録
させ、前記利用者から配信を望む情報の設定入力に応じ
て前記配信タスクテーブルに登録された配信タスクの配
信先を利用者管理テーブルに登録させ、現在時刻と前記
配信タスクテーブルに設定された情報配信時刻とを比較
させて現在時刻に配信タスクがあるか否かを判断させ、
前記配信タスクがある場合は、当該配信タスクを表わす
前記情報コードとアクセス先を前記配信タスクテーブル
と前記アクセス先管理テーブルから読み込ませ、前記ア
クセス先に指示された情報提供局の情報にアクセスさ
せ、該情報提供局から前記情報コードで指定された情報
を取得させて配信情報記憶手段に記憶させ、該取得した
情報を当該情報の情報配信時刻に必要とする全ての配信
先コードを前記利用者管理テーブルから読み出させて配
信先コード記憶手段に記憶させ、前記配信情報記憶手段
に記憶された情報を前記配信先コード記憶手段に記憶さ
れた配信先コードの配信先に配信させることを特徴とす
る。

【００１８】（作用）本発明では、利用者の所望する情
報を情報提供局から自動的に取得して、通信回線を介し
て利用者に配信する情報配信局と、配信される情報を受
信して自動的に印刷出力する受信装置とから構成される
ので、利用者は煩雑な操作から開放され、必要な情報を
印刷物という手軽な形で入手することが可能になると共
に、配信に必要な時間分しか通信可能回線を占有しない
ので、利用者の経済的負担を軽減することが可能とな
る。更に、本発明では、使用者が希望する配信時刻を設
定することが可能であり、必要とする情報の更新時刻を
その配信時刻に設定することで常に最新の情報を取得す
ることができる。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。

【００２０】図１は本発明の一実施形態における情報配
信システムの概略構成を示す。同図に示すように、本実
施形態の情報配信システム１０では、情報配信局１０１
が、インターネット通信網１１２に接続された複数の情
報提供局１１３Ａ〜１１３Ｃから、専用通信回線を通じ
て所定の情報を取得し、取得した情報を電話回線やケー
ブルＴＶ回線等の回線を通じて利用者側端末である複数
の受信装置１０２Ａ〜１０２Ｃに配信する。

【００２１】例えば、ある受信装置１０２Ａを所有する
利用者Ａ（個人または法人）が、ある情報提供局１１３
Ａの有するある情報Ａ（例えば、株価情報、つり情報、
コンサート／ライブ情報、競売情報、医薬品副作用情報
等の複数の提供情報の中の１つ）を欲している場合、予
め所定の手続きを踏んで、利用者ＩＤ（識別番号）、所
望する情報の識別、所望する配信時刻等を情報配信局１
０１に登録する。

【００２２】情報配信局１０１は、予め登録された情報
提供局１１３Ａの有する情報Ａの更新時刻、或いは上記
の利用者の所望する配信時刻に達すると、インターネッ
ト通信網１１２から情報提供局１１３Ａにアクセスし、
最新の情報Ａを情報提供局１１３Ａから取得して、その
情報Ａを利用者Ａの受信装置１０２Ａに配信する。受信
装置１０２Ａは、配信された情報Ａを印刷出力し、利用
者Ａに提供する。

【００２３】以上の配信処理は、情報Ａが更新される度
に、あるいは利用者の所望の配信時刻毎に行われるの
で、利用者Ａは登録手続き以外には、特に何の操作もす
る必要が無く、常に最新の情報を印刷物という手軽な形
で閲覧することが可能である。

【００２４】次に、上記の情報配信局１０１の概略構成
について図２を参照して説明する。同図に示すように、
情報配信局１０１は、情報配信局１０１を統括的に管理
する管理装置２０１と、インターネット通信網１１２に
接続して情報提供局１１３の有する所定の情報を取得し
て配信情報記憶装置２０３に書き込む配信情報取得装置
２０２と、配信情報記憶装置２０３に書き込まれたこの
配信情報を回線を通じて利用者側に設置された受信装置
１０２Ａ〜１０２Ｃに配信する配信装置２０４とから構
成されている。

【００２５】また、上記の管理装置２０１は、図３に示
すように、この管理装置２０１の各部を制御する配信シ
ステムコントローラ３０１と、情報提供局１１３が有す
る各種情報の更新時刻或いは利用者の所望する配信時刻
と各々の時刻に配信すべき情報を表す特定コードを記憶
している配信タスク記憶装置３０３と、上述した利用者
登録情報を記憶している利用者登録情報記憶装置３０４
と、配信情報に一定量付加する付帯情報（例えば、情報
を取得した時刻など）を記憶する付帯情報記憶装置３０
２とから構成されている。

【００２６】配信タスク記憶装置３０３はその記憶して
いる情報として配信タスクテーブルとアクセス先管理テ
ーブルを有し、配信タスクテーブルは、例えば図４の
（Ａ）に示すように、配信タスクテーブルは各特定コー
ド毎にそれぞれの配信時刻（複数時刻も可）と配信すべ
き情報を表わす情報ＩＤとを登録し、アクセス先管理テ
ーブルは、例えば図４の（Ｂ）に示すように、各情報Ｉ
Ｄのアクセス先（情報提供局とその情報の識別）を登録
している。また、利用者登録情報記憶装置３０４はその
記憶している情報として利用者管理テーブルを有し、利
用者管理テーブルは、例えば図４の（Ｃ）に示すよう
に、各特定コード毎にそれぞれの利用者ＩＤと配信先を
登録している。なお、図４において、例えば配信時刻の
１０：００」は１０時を表わし、アクセス先の「１１３
Ａ」は情報提供局Ａを表わし、配信先の「１０２Ａ」は
受信装置Ａを表わす。

【００２７】次に、図５のフローチャートを参照して、
上記の情報配信局１０１の配信処理の動作について詳述
する。

【００２８】まず、図５の（Ａ）に示すように、図３の
配信システムコントローラ３０１は、内蔵されたタイマ
ー機能（図示しない）が示す現在時刻と、配信タスク記
憶装置３０３から読み込んだ図４の（Ａ）の配信タスク
テーブル（タイムテーブル）の配信時刻とを比較し、配
信タスクの有無を判断する（ステップ５０１）。

【００２９】配信タスクがある場合は、配信システムコ
ントローラ３０１は、配信タスク記憶装置３０３に記憶
された図４の（Ａ）、（Ｂ）の配信タスクテーブルとア
クセス先管理テーブルとから情報コード（特定コードと
アクセス先）を読み込み（ステップ５０２）、次いで、
この情報コードを図２の配信情報取得装置２０２に内蔵
された情報コードレジスタ（図示しない）に書き込み
（ステップ５０３）、配信情報取得装置２０２にダウン
ロード命令を発行する（ステップ５０４）。

【００３０】配信情報取得装置２０２は、図５の（Ｂ）
に示すように、このダウンロード命令を受け付けると
（ステップ５０５）、情報コードレジスタに書き込まれ
た情報コードに基づいてアクセス先に指示された情報提
供局１１３（例えば、１１３Ａ）にアクセスし（ステッ
プ５０６）、この情報提供局１１３にある、情報コード
で指定された情報（例えば、情報Ａ）を取得して図２の
配信情報記憶装置２０３に書き込み（ステップ５０
７）、ダウンロード完了の合図を配信システムコントロ
ーラ３０１に送信する（ステップ５０８）。

【００３１】配信システムコントローラ３０１は、図５
の（Ａ）に示すように、上記のダウンロード完了の合図
を受けると（ステップ５０９）、配信情報記憶装置２０
３に書き込まれた情報を当該配信時刻に必要とする全て
の配信先コードを、特定コードを基にして、図４の
（Ｃ）の利用者登録情報記憶装置３０４の利用者管理テ
ーブルから読み出し（ステップ５１０）、読み出したこ
の配信先コードを配信装置１０１に内蔵され配信先コー
ドレジスタ（図示しない）に書き込む（ステップ５１
１）。

【００３２】次いで、配信システムコントローラ３０１
は、図３の付帯情報記憶装置３０２から一定量の付帯情
報を読み出し（ステップ５１２）、この付帯情報を配信
装置２０４に内蔵された付帯情報バッファ（図示しな
い）に書き込み（ステップ５１３）、配信命令を発行す
る（ステップ５１４）。

【００３３】配信装置２０４は、図５の（Ｃ）に示すよ
うに、その配信命令を受け付けると（ステップ５１
５）、配信情報記憶装置２０３にある情報と付帯情報バ
ッファにある付帯情報との合成情報を生成し（ステップ
５１６）、この合成情報を上記の配信先コードレジスタ
にある全ての配信先に逐次配信する（ステップ５１
７）。

【００３４】次に、受信装置１０２の構成について説明
する。受信装置１０２は、図６に示すように、受信装置
各部を制御する受信システムコントローラ４０１と、情
報配信局１０１から配信される情報を受信し、受信情報
記憶装置４０３に書き込む受信制御装置４０２と、上記
の受信情報を印刷記録可能な形態に変換し、ＰＤ（プリ
ントデータ）記憶装置４０５に書き込む変換装置４０４
と、ＰＤ記憶装置４０５に記憶されているプリントデー
タを印刷記録するプリントエンジン４０６とから構成さ
れている。

【００３５】次に、図７のフローチャートを参照して、
受信装置１０２の受信処理について詳述する。

【００３６】まず、図７の（Ａ）に示すように、受信制
御装置４０２は、情報配信局１０１からの配信が開始さ
れると（ステップ７０１）、情報配信局１０１から配信
される情報を受信情報記憶装置４０３に逐次書き込み
（ステップ７０２）、所定の終了フラグを検出すると
（ステップ７０３）、受信システムコントローラ４０１
に対して受信完了合図を送信する（ステップ７０４）。

【００３７】受信システムコントローラ４０１は、図７
の（Ｂ）に示すように、受信制御装置４０２からの上記
受信完了合図を検出すると（ステップ７０５）、変換装
置４０４に対して変換命令を発行する（ステップ７０
６）。

【００３８】変換装置４０４は、図７の（Ｃ）に示すよ
うに、受信システムコントローラ４０１から上記変換命
令を受け付けると（ステップ７０７）、受信情報記憶装
置４０３にある受信情報を印刷記録可能なプリントデー
タに変換し（ステップ７０８）、次いでこの変換したプ
リントデータをＰＤ記憶装置４０５に書き込み（ステッ
プ７０９）、更に変換完了合図を受信システムコントロ
ーラ４０１に送信する（ステップ７１０）。

【００３９】受信システムコントローラ４０１は、図７
の（Ｂ）に示すように、上記変換完了合図を検出すると
（ステップ７１１）、プリントエンジン４０６に対して
印刷記録命令を発行する（ステップ７１２）。

【００４０】プリントエンジン４０６は、図７の（Ｄ）
に示すように、上記印刷記録命令を受け付けると（ステ
ップ７１３）、ＰＤ記憶装置４０５にあるプリントデー
タを逐次印刷記録する（ステップ７１４）。

【００４１】（他の実施の形態）上述した本発明の実施
形態では、本発明はこれに限定されず、各情報提供局１
１３Ａ〜１１３Ｃが提供する情報は夫々一種類Ａ〜Ｃと
して説明したが、本発明はこれに限定されず、１つの情
報提供局が複数種類の情報を提供する場合も含まれる。

【００４２】また、上述した本発明の実施形態では、図
４の配信時刻を利用者が設定した利用者の所望の配信時
刻としたが、本発明はこれに限定されず、各情報提供局
の提供する情報のそれぞれの更新時間としてもよい。

【００４３】なお、本発明は、複数の機器（例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど）から構成されるシステムに適用しても、１
つの機器からなる装置（例えば、複写機、ファクシミリ
装置など）に適用してもよい。

【００４４】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体（記憶媒体）を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。

【００４５】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。

【００４６】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピディスク（ＦＤ）、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード（ＩＣメモリカー
ド）、ＲＯＭなどを用いことができる。

【００４７】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているＯＳ（オ
ペレーティングシステム）などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。

【００４８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に煩雑な操作も必要無く、常に最新の情報を手軽な形
で入手することができる。

【００４９】すなわち、本発明によれば、利用者の所望
する情報を情報提供局から自動的に取得して、通信回線
を介して利用者に配信する情報配信局と、配信される情
報を受信して自動的に印刷出力する受信装置とから構成
されるので、利用者は煩雑な操作から開放され、必要な
情報を印刷物という手軽な形で入手することが可能にな
ると共に、配信に必要な時間分しか通信可能回線を占有
しないので、利用者の経済的負担を軽減することが可能
となる。

【００５０】更に、本発明によれば、使用者が希望する
配信時刻を設定することが可能であり、必要とする情報
の更新時刻をその配信時刻に設定することで常に最新の
情報を取得することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態における情報配信システム
の概略構成を示すブロック図である。

【図２】図１の情報配信局の概略構成を示すブロック図
である。

【図３】図２の情報配信局に内蔵された管理装置の概略
構成を示すブロック図である。

【図４】図３の配信タスク記憶装置、利用者登録情報記
憶装置の記憶されている管理テーブルの一構成例を示す
メモリマップ図である。

【図５】本発明の一実施形態の情報配信局の動作を説明
する、（Ａ）は配信システムコントローラ、（Ｂ）は配
信情報取得装置、（Ｃ）は配信装置のそれぞれの処理手
順を示すフローチャートである。

【図６】図１の受信装置の概略構成を示すブロック図で
ある。

【図７】本発明の一実施形態の受信装置の動作を説明す
る、（Ａ）は受信制御装置、（Ｂ）は受信システムコン
トローラ、（Ｃ）は変換装置、（Ｄ）はプリントエンジ
ンのそれぞれの処理手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０情報配信システム１０１情報配信局１０２Ａ〜１０２Ｃ受信装置１１２インターネット通信網１１３Ａ〜１１３Ｃ情報提供局２０１管理装置２０２配信情報取得装置２０３配信情報記憶装置２０４配信装置３０１配信システムコントローラ３０２付帯情報記憶装置３０３配信タスク記憶装置３０４利用者登録情報記憶装置４０１受信システムコントローラ４０２受信制御装置４０３受信情報記憶装置４０４変換装置４０５ＰＤ（プリントデータ）記憶装置４０６プリントエンジン

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】利用者の所望する情報を複数の情報提供
局の中の該当の情報提供局から取得して、取得した該情
報を通信回線を介して前記利用者に配信する情報配信局
と、該情報配信局から配信される情報を受信する利用者
側の受信装置とから構成される情報配信システムであっ
て、前記情報配信局は、情報配信時刻と該情報配信時刻に配
信すべき情報の識別を表す情報コードを設定する配信タ
スク設定機能と、現時刻が前記情報配信時刻に達すると
前記情報コードを基に該情報配信時刻に配信すべき情報
を該情報を提供する情報提供局から取得して前記受信装
置に配信する自動配信機能とを有し、前記受信装置は、前記情報配信局から配信される情報を
自動的に印刷記録する印刷記録機能を有することを特徴
とする情報配信システム。
【請求項２】前記情報配信局の前記配信タスク設定機
能は、前記利用者の所望する情報の識別と情報配信時刻
を少なくとも含む個別情報を登録する利用者情報登録機
能を有し、登録した該利用者の個別情報を利用して、個
々の利用者に特化した情報を利用者に配信することを特
徴とする請求項１に記載の情報配信システム。
【請求項３】前記情報配信局の前記配信タスク設定機
能は、前記情報提供局から提供される個々の情報の各々
の更新時刻を前記情報配信時刻として記憶する更新時刻
記憶機能を有することを特徴とする請求項１または２に
記載の情報配信システム。
【請求項４】前記情報配信局は、利用者の所望する情
報以外に該情報に係わる一定量の付帯情報を該情報に付
加する付帯情報付加機能を有し、該付帯情報を前記配信
すべき情報と共に前記利用者に配信することを特徴とす
る請求項１ないし３のいずれかに記載の情報配信システ
ム。
【請求項５】利用者の所望する情報を複数の情報提供
局の中の該当の情報提供局から取得して、取得した該情
報を通信回線を介して前記利用者に配信する情報配信シ
ステムの情報配信局であって、前記情報提供局が提供する情報を取得するためのアクセ
ス先を該情報を識別する情報コード毎にアクセス先管理
テーブルに設定する手段と、利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて該利用者
が所望する情報の識別を示す情報コードと該情報を配信
すべき情報配信時刻とを配信タスクテーブルに登録する
手段と、前記利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて前記
配信タスクテーブルに登録された配信タスクの配信先を
利用者管理テーブルに登録する手段と、現在時刻と前記配信タスクテーブルに設定された情報配
信時刻とを比較して現在時刻に配信タスクがあるか否か
を判断する手段と、前記配信タスクがある場合は、当該配信タスクを表わす
前記情報コードとアクセス先を前記配信タスクテーブル
と前記アクセス先管理テーブルから読み込む手段と、前記アクセス先に指示された情報提供局の情報にアクセ
スする手段と、該情報提供局から前記情報コードで指定された情報を取
得して配信情報記憶手段に記憶する手段と、該取得した情報を当該情報の情報配信時刻に必要とする
全ての配信先コードを前記利用者管理テーブルから読み
出し配信先コード記憶手段に記憶する手段と、前記配信情報記憶手段に記憶された情報を前記配信先コ
ード記憶手段に記憶された配信先コードの配信先に配信
する手段とを具備することを特徴とする情報配信システ
ムの情報配信局。
【請求項６】付帯情報記憶手段から一定量の付帯情報
を読み出し該付帯情報を付帯情報バッファに書き込む手
段と、前記配信情報記憶手段にある情報と前記付帯情報バッフ
ァにある付帯情報との合成情報を生成し、該合成情報を
前記配信先コード記憶手段にある全ての配信先に逐次配
信する手段とをさらに有することを特徴とする請求項５
に記載の情報配信システムの情報配信局。
【請求項７】前記配信タスクテーブルは、利用者の選
択により前記情報配信時刻として前記情報提供局から提
供される個々の情報の各々の更新時刻を記憶することを
特徴とする請求項５または６に記載の情報配信システム
の情報配信局。
【請求項８】利用者の所望する情報を複数の情報提供
局の中の該当の情報提供局から取得して、取得した該情
報を通信回線を介して前記利用者に配信する情報配信方
法であって、情報配信時刻と該情報配信時刻に配信すべき情報の識別
を表す情報コードを設定する配信タスク設定ステップ
と、現時刻が前記情報配信時刻に達すると前記情報コードを
基に該情報配信時刻に配信すべき情報を該情報を提供す
る情報提供局から取得して前記利用者の受信装置に配信
する自動配信ステップと、前記配信される情報を利用者側の受信装置で自動的に印
刷記録する印刷記録ステップとを有することを特徴とす
る情報配信方法。
【請求項９】前記配信タスク設定ステップは、前記利
用者の所望する情報の識別と情報配信時刻を少なくとも
含む個別情報を登録する利用者情報登録ステップを含
み、登録した該利用者の個別情報を利用して、個々の利
用者に特化した情報を利用者に配信することを特徴とす
る請求項８に記載の情報配信方法。
【請求項１０】前記配信タスク設定ステップは、前記
情報提供局から提供される個々の情報の各々の更新時刻
を前記情報配信時刻として記憶する更新時刻記憶ステッ
プを含むことを特徴とする請求項８または９に記載の情
報配信方法。
【請求項１１】前記利用者の所望する情報以外に該情
報に係わる一定量の付帯情報を該情報に付加する付帯情
報付加ステップをさらに有し、該付帯情報を前記配信す
べき情報と共に前記利用者に配信することを特徴とする
請求項８ないし１０のいずれかに記載の情報配信方法。
【請求項１２】利用者の所望する情報を複数の情報提
供局の中の該当の情報提供局から取得して、取得した該
情報を通信回線を介して前記利用者に配信する情報配信
方法であって、前記情報提供局が提供する情報を取得するためのアクセ
ス先を該情報を識別する情報コード毎にアクセス先管理
テーブルに設定するステップと、利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて該利用者
が所望する情報の識別を示す情報コードと該情報を配信
すべき情報配信時刻とを配信タスクテーブルに登録する
ステップと、前記利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて前記
配信タスクテーブルに登録された配信タスクの配信先を
利用者管理テーブルに登録するステップと、現在時刻と前記配信タスクテーブルに設定された情報配
信時刻とを比較して現在時刻に配信タスクがあるか否か
を判断するステップと、前記配信タスクがある場合は、当該配信タスクを表わす
前記情報コードとアクセス先を前記配信タスクテーブル
と前記アクセス先管理テーブルから読み込むステップ
と、前記アクセス先に指示された情報提供局の情報にアクセ
スするステップと、該情報提供局から前記情報コードで指定された情報を取
得して配信情報記憶手段に記憶するステップと、該取得した情報を当該情報の情報配信時刻に必要とする
全ての配信先コードを前記利用者管理テーブルから読み
出し配信先コード記憶手段に記憶するステップと、前記配信情報記憶手段に記憶された情報を前記配信先コ
ード記憶手段に記憶された配信先コードの配信先に配信
するステップとを有することを特徴とする情報配信方
法。
【請求項１３】付帯情報記憶手段から一定量の付帯情
報を読み出し該付帯情報を付帯情報バッファに書き込む
ステップと、前記配信情報記憶手段にある情報と前記付帯情報バッフ
ァにある付帯情報との合成情報を生成し、該合成情報を
前記配信先コード記憶手段にある全ての配信先に逐次配
信するステップとをさらに有することを特徴とする請求
項１２に記載の情報配信方法。
【請求項１４】配信タスクテーブルは、利用者の選択
により前記情報配信時刻として前記情報提供局から提供
される個々の情報の各々の更新時刻を記憶することを特
徴とする請求項１２または１３に記載の情報配信方法。
【請求項１５】コンピュータにより利用者の所望する
情報を複数の情報提供局の中の該当の情報提供局から取
得して、取得した該情報を通信回線を介して前記利用者
に配信する情報配信用プログラムを記録した記録媒体で
あって、該プログラムはコンピュータに対して、情報配信時刻と該情報配信時刻に配信すべき情報の識別
を表す情報コードを設定させ、現時刻が前記情報配信時刻に達すると前記情報コードを
基に該情報配信時刻に配信すべき情報を該情報を提供す
る情報提供局から取得して前記利用者の受信装置に配信
させることを特徴とする情報配信用プログラムを記録し
た記録媒体。
【請求項１６】前記プログラムはコンピュータに対し
て、前記利用者の所望する情報の識別と情報配信時刻を少な
くとも含む個別情報を登録させ、登録した該利用者の個
別情報を利用して、個々の利用者に特化した情報を利用
者に配信させることを特徴とする請求項１５記載の情報
配信用プログラムを記録した記録媒体。
【請求項１７】前記プログラムはコンピュータに対し
て、前記情報提供局から提供される個々の情報の各々の更新
時刻を前記情報配信時刻として記憶させることを特徴と
する請求項１５または１６に記載の情報配信用プログラ
ムを記録した記録媒体。
【請求項１８】前記プログラムはコンピュータに対し
て、前記利用者の所望する情報以外に該情報に係わる一定量
の付帯情報を該情報に付加させ、該付帯情報を前記配信
すべき情報と共に前記利用者に配信させることを特徴と
する請求項１５ないし１７のいずれかに記載の情報配信
用プログラムを記録した記録媒体。
【請求項１９】コンピュータにより利用者の所望する
情報を複数の情報提供局の中の該当の情報提供局から取
得して、取得した該情報を通信回線を介して前記利用者
に配信する情報配信用プログラムを記録した記録媒体で
あって、該プログラムはコンピュータに対して、前記情報提供局が提供する情報を取得するためのアクセ
ス先を該情報を識別する情報コード毎にアクセス先管理
テーブルに設定させ、利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて該利用者
が所望する情報の識別を示す情報コードと該情報を配信
すべき情報配信時刻とを配信タスクテーブルに登録さ
せ、前記利用者から配信を望む情報の設定入力に応じて前記
配信タスクテーブルに登録された配信タスクの配信先を
利用者管理テーブルに登録させ、現在時刻と前記配信タスクテーブルに設定された情報配
信時刻とを比較させて現在時刻に配信タスクがあるか否
かを判断させ、前記配信タスクがある場合は、当該配信タスクを表わす
前記情報コードとアクセス先を前記配信タスクテーブル
と前記アクセス先管理テーブルから読み込ませ、前記アクセス先に指示された情報提供局の情報にアクセ
スさせ、該情報提供局から前記情報コードで指定された情報を取
得させて配信情報記憶手段に記憶させ、該取得した情報を当該情報の情報配信時刻に必要とする
全ての配信先コードを前記利用者管理テーブルから読み
出させて配信先コード記憶手段に記憶させ、前記配信情報記憶手段に記憶された情報を前記配信先コ
ード記憶手段に記憶された配信先コードの配信先に配信
させることを特徴とする情報配信用プログラムを記録し
た記録媒体。
【請求項２０】前記プログラムはコンピュータに対し
て、付帯情報記憶手段から一定量の付帯情報を読み出させて
該付帯情報を付帯情報バッファに書き込ませ、前記配信情報記憶手段にある情報と前記付帯情報バッフ
ァにある付帯情報との合成情報を生成させ、該合成情報を前記配信先コード記憶手段にある全ての配
信先に逐次配信させることを特徴とする請求項１９に記
載の情報配信用プログラムを記録した記録媒体。
【請求項２１】前記プログラムはコンピュータに対し
て、前記配信タスクテーブルに、利用者の選択により前記情
報配信時刻として前記情報提供局から提供される個々の
情報の各々の更新時刻を記憶させることを特徴とする請
求項１９または２０に記載の情報配信用プログラムを記
録した記録媒体。