JP2002007258A - 情報受信装置および情報受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報受信装置および情報受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002007258A
JP2002007258A JP2000182197A JP2000182197A JP2002007258A JP 2002007258 A JP2002007258 A JP 2002007258A JP 2000182197 A JP2000182197 A JP 2000182197A JP 2000182197 A JP2000182197 A JP 2000182197A JP 2002007258 A JP2002007258 A JP 2002007258A
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Yoshifumi Kajikawa
敬文 梶川
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツ等の情報を配信するサーバ側の負
荷を低減させ、しかも低コストで情報を受信すること。 【解決手段】 複数のコンテンツを配信するコンテンツ
サーバ10からインターネット30を介して所望のコン
テンツを受信するユーザクライアント20は、配信可能
な複数のコンテンツに関するコンテンツリストをコンテ
ンツリストサーバ11より受信する工程と、受信したコ
ンテンツリストと受信済みのコンテンツに関する保存リ
スト21との比較結果に基づいて、受信を要求するため
のコンテンツ要求リストを作成する工程と、コンテンツ
要求リストに対応するコンテンツをコンテンツサーバ1
0より受信する工程と、受信されたコンテンツに基づい
て、保存リスト21を更新する工程とを経て動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント/サ
ーバシステムにおいてサーバから情報を受信(ダウンロ
ード)するための情報受信装置および情報受信プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関
するものであり、特に、サーバ側の処理負荷を低減させ
るための情報受信装置および情報受信プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するもの
である。
【0002】近時、インターネットの爆発的な普及に伴
って、コンテンツ等の情報をユーザクライアントに配信
するサーバの負荷も飛躍的に増大する傾向にある。従来
では、サーバの負荷の増大に対処する方法としては、サ
ーバを高性能なものに置換する等の対処が採られてい
た。しかしながら、今後、益々サーバの負荷が増大する
ことが見込まれているため、サーバを高性能なものに置
換するという対処方法では、コストが雪だるま式に増大
し、根本的な解決策とはならない。従って、従来より、
かかる問題を効果的に解決するための手段、方法が切望
されている。
【0003】
【従来の技術】従来より、コンテンツ(音楽、映像、コ
ンピュータプログラム等)を有料(又は無料)でコンテ
ンツ利用者に配信する場合には、インターネットを介し
て構築されたクライアント/サーバシステムが利用され
ている。このクライアント/サーバシステムは、コンテ
ンツ配信事業者側に設置されたサーバと、複数のコンテ
ンツ利用者側にそれぞれ設置され、インターネットを介
して上記サーバからコンテンツの配信を受ける複数のク
ライアントとから構成されている。コンテンツ利用者
は、コンテンツ配信事業者側に登録されたユーザであ
る。
【0004】上記構成において、クライアントからサー
バに対して、コンテンツ配信要求が出されると、サーバ
は、ユーザ認証を行った後、コンテンツ配信要求に応じ
て、どのコンテンツ利用者にどのコンテンツを配信すべ
きかを過去の配信履歴情報を参照することにより決定す
る。つぎに、サーバは、上記参照結果に基づいて、当該
コンテンツをインターネットを介して、当該コンテンツ
利用者側のクライアントに配信する。配信が終了する
と、サーバは、上記配信履歴情報を更新する。このよう
に、従来では、サーバ側で、複数のコンテンツ利用者毎
にそれぞれ対応する複数の配信履歴情報を集中管理し、
それぞれの配信履歴情報の更新処理を行っていた。
【0005】また、クライアントとしては、パーソナル
コンピュータの他に、コンテンツ受信・再生機能を有す
るモバイル機器(携帯電話機、PHS(Personal Handy
phone System)端末、PDA(Personal Digital Assis
tant)等)が用いられる。このモバイル機器の場合に
は、無線回線およびインターネットを介してサーバから
コンテンツの配信を受けた後、コンテンツが再生され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、従来では、配信履歴情報の管理や更新処理をサー
バ側で集中的に行っているため、クライアント数の増大
に伴って、サーバの負荷が増大する。このようにサーバ
の負荷が増大し、パフォーマンスが低下した場合には、
サーバを高性能なものに置換したり、サーバを増設し負
荷分散を図る等の対処が採られる。
【0007】しかしながら、このような負荷増大に対す
る対処方法では、コンテンツ配信に関するコストが非常
に高くつくという問題があり、コンテンツ配信事業者の
収益構造を悪化させてしまう。さらに、かかる対処方法
では、サーバ置換・増設に伴ってコンテンツ配信サービ
スを一時的に停止させなければならないという問題もあ
った。
【0008】また、コンテンツ利用者にとっては、コン
テンツの配信を受けている間、回線を接続する必要があ
るため、回線のトラフィックが多い時間帯に配信を受け
ると、通信コストがかさむという問題があった。さら
に、クライアントとして、モバイル機器を用いた場合に
は、無線回線の帯域が比較的狭いためデータ転送速度が
遅く、コンテンツの配信に非常に時間がかかり通信コス
トがかさみ、リアルタイム再生が必要なコンテンツの配
信に適さないという問題があった。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
コンテンツ等の情報を配信するサーバ側の負荷を低減さ
せ、しかも低コストで情報を受信することができる情報
受信装置および情報受信プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の情報を配信するサーバから所望の
情報を受信する情報受信装置において、配信可能な前記
複数の情報に関する配信情報リストを前記サーバより受
信する配信情報リスト受信手段と、前記配信情報リスト
と受信済みの情報に関する受信済み情報リストとの比較
結果に基づいて、未受信情報リストを作成する未受信情
報リスト作成手段と、前記未受信情報リストに対応する
情報を前記サーバより受信した後、データベースに格納
する未受信情報受信手段と、前記未受信情報受信手段に
より受信された情報に基づいて、前記受信済み情報リス
トを更新する更新手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、配信情報リスト受信手
段により配信情報リストが受信されると、未受信情報リ
スト作成手段により、上記配信情報リストと受信済み情
報リストとの比較結果に基づいて、未だ受信されていな
い情報(差分情報)に関する未受信情報リストが作成さ
れる。つぎに、未受信情報受信手段により、未受信情報
リストに対応する情報がサーバより受信され、データベ
ースに格納される。この受信処理が終了すると更新手段
は、受信済み情報リストを更新する。
【0012】このように、この発明によれば、受信済み
の情報の管理や、サーバから受信すべき情報を、サーバ
ではなく受信側で管理するようにしたので、コンテンツ
等の情報を配信するサーバ側の負荷を低減させることが
できるとともに、サーバ増設にかかるコストを低減させ
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる情報受信装置および情報受信プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体の一実施の形態に
ついて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明にかかる一実施の形態の概
略構成を示すブロック図である。この図には、コンテン
ツの管理・配信や課金管理を行うコンテンツサーバ10
と、このコンテンツサーバ10にインターネット30を
介して接続されたユーザクライアント20とからなるク
ライアント/サーバシステムが図示されている。なお、
実際には、インターネット30には、複数のユーザクラ
イアント20が接続されている。
【0015】コンテンツサーバ10は、コンテンツ配信
事業者側に設置されており、コンテンツリストサーバ1
1、課金サーバ12およびコンテンツ配信サーバ13か
ら構成されている。コンテンツリストサーバ11は、コ
ンテンツ利用者に対して配信可能な全コンテンツのリス
ト(以下、コンテンツリストと称する)を保持してお
り、ユーザクライアント20からの要求に応じて、コン
テンツリストをインターネット30を介してユーザクラ
イアント20へ配信するサーバである。課金サーバ12
は、有料のコンテンツの利用に際して、コンテンツ利用
者に対する課金情報を管理するとともに、コンテンツの
配信を受ける際のアクセス鍵を発行する。
【0016】コンテンツ配信サーバ13は、上述したコ
ンテンツリストに掲載されている全コンテンツ(コンテ
ンツ自体のファイル)を保持しており、ユーザクライア
ント20からの要求に応じて、全コンテンツの中から要
求された当該コンテンツを暗号化した後、インターネッ
ト30を介してユーザクライアント20へ配信するサー
バである。ここで注意すべきは、コンテンツの配信履歴
の管理や更新処理をコンテンツサーバ10側で一切行う
ことなく、ユーザクライアント20側で行う点である。
【0017】一方、ユーザクライアント20は、コンテ
ンツ利用者側に設置されたパーソナルコンピュータであ
り、インターネット30を介してコンテンツを受信する
機能、コンテンツを再生する機能、過去に受信済みのコ
ンテンツの履歴を管理する機能等を備えている。このユ
ーザクライアント20は、保存リスト21、保存コンテ
ンツ22およびアクセス鍵リスト23を保持・管理して
いる。これらの保存リスト21、保存コンテンツ22お
よびアクセス鍵リスト23は、記憶装置(図示略)に保
存されている。
【0018】保存リスト21は、受信済みのコンテンツ
のリスト、すなわち、過去に受信済みのコンテンツの履
歴情報である。保存コンテンツ22は、過去に受信済み
のコンテンツ(コンテンツ自体のファイル)である。ア
クセス鍵リスト23は、有料のコンテンツの配信を受け
る際に課金サーバ12から発行されるアクセス鍵のリス
トである。
【0019】つぎに、一実施の形態の概略動作例1につ
いて、図2に示したシーケンス図を参照しつつ説明す
る。この概略動作例1では、有料のコンテンツの課金方
式としての従量課金の場合について説明する。図2に示
したステップSA1では、ユーザクライアント20は、
コンテンツリストサーバ11に対してコンテンツリスト
を要求する。ステップSA2では、コンテンツリストサ
ーバ11は、コンテンツリストをユーザクライアント2
0へ送信する。
【0020】ステップSA3では、ユーザクライアント
20は、コンテンツリストサーバ11より受信したコン
テンツリストと、保存リスト21とを比較し、コンテン
ツ要求リストを作成する。このコンテンツ要求リスト
は、コンテンツリストと保存リスト21との差分であ
り、保存リスト21に含まれていないコンテンツであっ
てかつコンテンツリストに含まれているコンテンツのリ
ストである。
【0021】ステップSA4では、ユーザクライアント
20は、上記コンテンツ要求リストと、当該コンテンツ
利用者を識別するためのユーザIDとを課金サーバ12
へ送信する。ステップSA5では、課金サーバ12は、
ユーザIDに基づいて、当該コンテンツ利用者に対して
課金を行った後、コンテンツ要求リストに掲載されてい
るコンテンツに対応するアクセス鍵のリスト(以下、ア
クセス鍵リストと称する)を作成する。
【0022】ステップSA6では、課金サーバ12は、
作成したアクセス鍵リストをユーザクライアント20へ
送信する。ステップSA7では、ユーザクライアント2
0は、受信したアクセス鍵リストを記憶装置に保存す
る。これにより、アクセス鍵リスト23には、新たに受
信したアクセス鍵リストが追加される。
【0023】ステップSA8では、ユーザクライアント
20は、アクセス鍵リスト23から、新たに受信したア
クセス鍵リストを取り出した後、アクセス鍵リストをコ
ンテンツ配信サーバ13へ送信することにより、新たな
コンテンツを要求する。ステップSA9では、コンテン
ツ配信サーバ13は、アクセス鍵リストに含まれるそれ
ぞれのアクセス鍵を確認する。この確認結果がOKであ
る場合、ステップSA10では、コンテンツ配信サーバ
13は、アクセス鍵に対応する新たなコンテンツをユー
ザクライアント20へ送信する。
【0024】上記コンテンツを受信すると、ステップS
A11では、ユーザクライアント20は、受信したコン
テンツを記憶装置に保存する。これにより、保存コンテ
ンツ22には、新たに受信したコンテンツが追加され
る。また、ユーザクライアント20は、新たに受信した
コンテンツに関する情報を保存リスト21に追加すると
いう更新処理を実行する。そして、コンテンツ利用者
は、インターネット30との回線を切断した後、保存コ
ンテンツ22から希望のコンテンツを選択する。これに
より、当該コンテンツが再生される。
【0025】つぎに、一実施の形態の概略動作例2につ
いて、図3に示したシーケンス図を参照しつつ説明す
る。この概略動作例2では、有料のコンテンツの課金方
式としての定額課金の場合について説明する。従って、
概略動作例2では、コンテンツの配信回数に関わらず、
定額で課金されるため、課金サーバ12は不要となる。
この場合には、コンテンツリストサーバ11がアクセス
鍵を発行する。図3に示したステップSB1では、ユー
ザクライアント20は、コンテンツリストサーバ11に
対してユーザIDを送信することにより、コンテンツリ
ストを要求する。ステップSB2では、コンテンツリス
トサーバ11は、ユーザIDを確認し、この確認結果=
OKの場合にステップSB3の処理を実行する。
【0026】ステップSB3では、コンテンツリストサ
ーバ11は、コンテンツリストおよびアクセス鍵リスト
をユーザクライアント20へ送信する。このアクセス鍵
リストは、コンテンツリストに掲載されている全コンテ
ンツに対応するアクセス鍵のリストである。ステップS
B4では、ユーザクライアント20は、受信したアクセ
ス鍵リストを記憶装置に保存する。これにより、アクセ
ス鍵リスト23には、新たに受信したアクセス鍵リスト
が追加される。
【0027】つぎに、ユーザクライアント20は、コン
テンツリストサーバ11より受信したコンテンツリスト
と、保存リスト21とを比較し、配信を受けるコンテン
ツを選択する。すなわち、ユーザクライアント20は、
コンテンツリストと保存リスト21との差分のコンテン
ツを選択する。従って、選択されたコンテンツは、保存
リスト21に含まれていないコンテンツであってかつコ
ンテンツリストに含まれているコンテンツである。
【0028】ステップSB5では、ユーザクライアント
20は、アクセス鍵リスト23から、ステップSB4で
選択されたコンテンツに対応するアクセス鍵リストを取
り出した後、アクセス鍵リストをコンテンツ配信サーバ
13へ送信することにより、新たなコンテンツを要求す
る。ステップSB6では、コンテンツ配信サーバ13
は、アクセス鍵リストに含まれるそれぞれのアクセス鍵
を確認する。この確認結果がOKである場合、ステップ
SB7では、コンテンツ配信サーバ13は、アクセス鍵
に対応する新たなコンテンツをユーザクライアント20
へ送信する。
【0029】上記コンテンツを受信すると、ステップS
B8では、ユーザクライアント20は、受信したコンテ
ンツを記憶装置に保存する。これにより、保存コンテン
ツ22には、新たに受信したコンテンツが追加される。
また、ユーザクライアント20は、新たに受信したコン
テンツに関する情報を保存リスト21に追加するという
更新処理を実行する。そして、コンテンツ利用者は、イ
ンターネット30との回線を切断した後、保存コンテン
ツ22から希望のコンテンツを選択する。これにより、
当該コンテンツが再生される。
【0030】つぎに、本発明にかかる一実施の形態の具
体的構成について、図4を参照して詳述する。この図に
は、コンテンツの管理・配信や課金管理を行うコンテン
ツリストサーバ100、コンテンツサーバ200および
300と、これらのコンテンツリストサーバ100、コ
ンテンツサーバ200および300にインターネット5
00を介して接続されたユーザクライアント600およ
び700と、コンテンツ配信クライアント400とから
なるクライアント/サーバシステムが図示されている。
【0031】コンテンツリストサーバ100は、コンテ
ンツ配信事業者側に設置されており、前述したコンテン
ツリストサーバ11および課金サーバ12(図1参照)
と同様の機能を備えている。また、コンテンツリストサ
ーバ100は、コンテンツ利用者に対して配信可能な全
コンテンツのリスト(以下、コンテンツリストと称す
る)、有料のコンテンツに関する課金情報やアクセス鍵
をコンテンツリスト/課金データベース110に格納し
ている。
【0032】コンテンツサーバ200は、コンテンツデ
ータベース210に格納された複数のコンテンツ(コン
テンツ自体のファイル)の中から、ユーザクライアント
600または700から要求されたコンテンツをインタ
ーネット500を介して配信するサーバである。コンテ
ンツサーバ300は、コンテンツサーバ200と同様に
して、コンテンツデータベース310に格納された複数
のコンテンツ(コンテンツ自体のファイル)の中からユ
ーザクライアント600またはユーザクライアント70
0から要求されたコンテンツをインターネット500を
介して配信するサーバである。
【0033】コンテンツ配信クライアント400は、コ
ンテンツリスト/課金データベース110、コンテンツ
データベース210およびコンテンツデータベース31
0にアクセス可能とされ、コンテンツリスト、課金情
報、アクセス鍵、コンテンツ等を更新するクライアント
である。
【0034】一方、ユーザクライアント600は、コン
テンツ利用者側に設置されたパーソナルコンピュータで
あり、インターネット500を介してコンテンツを受信
する機能、コンテンツを再生する機能、過去に受信済み
のコンテンツの履歴を管理する機能等を備えている。こ
のユーザクライアント600には、各種情報を格納する
ための記憶装置660と、キーボード、マウス等の入力
部670と、CRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Li
quid Crystal Display)等の表示部680とが接続され
ている。
【0035】ユーザクライアント600において、メイ
ン制御部610は、コンテンツの受信・再生に関する制
御を行う。このメイン制御部610において、通信キュ
ー640は、インターネット500を介しての通信処理
待ちのキューである。WWW(World Wide Web)制御部
620は、ブラウザ650との連携により、コンテンツ
の受信・再生に関する制御を行う。言語処理エンジン6
30は、各種通信処理を実行する。ブラウザ650は、
コンテンツを閲覧するためのものである。
【0036】また、記憶装置660には、スクリプト格
納域661、コンテンツ格納域662、保存リスト格納
域663およびその他格納域664が確保されている。
スクリプト格納域661には、ある処理手順を記述した
スクリプトが格納される。コンテンツ格納域662に
は、受信したコンテンツ(コンテンツ自体のファイル)
が格納される。
【0037】保存リスト格納域663には、受信済みの
コンテンツのリスト、すなわち、過去に受信済みのコン
テンツの履歴情報である、図6(a)に示した保存コン
テンツ一覧情報850が格納される。同図に示した保存
コンテンツ一覧情報850は、コンテンツを識別するた
めのコンテンツ識別子(コンテンツIDC1 、IDC5
IDC7 )と、コンテンツ識別子に対応付けられたコン
テンツファイルA〜Dの名称(コンテンツファイルのリ
スト)から構成されている。
【0038】なお、一実施の形態では、上記保存コンテ
ンツ一覧情報850に代えて、図6(b)に示したディ
レクトリ形式の保存コンテンツ一覧情報860を保存リ
スト格納域663に格納するようにしてもよい。この保
存コンテンツ一覧情報860では、コンテンツ識別子で
あるコンテンツIDC1 、IDC5 およびIDC7 がディ
レクトリ名とされている。従って、コンテンツIDC1
には、コンテンツファイルA〜Cが対応付けられてお
り、コンテンツIDC5 には、コンテンツファイルDが
対応付けられている。これらのコンテンツファイルA〜
Dは、コンテンツ格納域662に格納されている。
【0039】その他格納域664には、その他の各種情
報(例えば、コンテンツ利用者を識別するためのユーザ
IDa )が格納される。ユーザクライアント700は、
別のコンテンツ利用者側に設置されており、ユーザクラ
イアント600と同一の構成とされている。このユーザ
クライアント700には、記憶装置710、入力部72
0および表示部730が接続されている。
【0040】つぎに、一実施の形態の具体的動作例1に
ついて、図5〜図10を参照しつつ説明する。図7は、
一実施の形態の具体的動作例1を説明するシーケンス図
であり、図8は、図4に示した表示部680の画面遷移
を示す図である。図9は、図4に示したユーザクライア
ント600の動作を説明するフローチャートである。こ
の具体的動作例1では、有料のコンテンツの課金方式と
しての従量課金の場合について説明する。
【0041】まず、図8に示したショートカットメニュ
ー画面900が表示部680(図4参照)に表示されて
いる状態で、コンテンツの受信・再生の開始を指示する
ためのショートカット901がコンテンツ利用者により
クリックされると、メイン制御部610の制御により、
表示部680には、選択画面910が表示される。この
選択画面910には、非接続ボタン911および接続ボ
タン912が表示されている。
【0042】非接続ボタン911は、インターネット5
00に接続することなく、コンテンツ格納域662に格
納されたコンテンツをブラウザ650により閲覧するた
めのボタンである。一方、接続ボタン912は、インタ
ーネット500を介して外部からコンテンツを受信(ダ
ウンロード)するためにインターネット500に接続す
るためのボタンである。
【0043】この場合、コンテンツ利用者により接続ボ
タン912がクリックされると、ユーザクライアント6
00がインターネット500と回線接続され、表示部6
80には、外部のコンテンツをダウンロード(受信)す
る処理を実行しているこを表すダウンロード画面920
が表示される。このダウンロード画面920において、
切断ボタン921は、ダウンロード処理を中断するため
のボタンである。
【0044】また、接続ボタン912がクリックされる
と、図7に示したステップSC1では、開始指示がユー
ザクライアント600のメイン制御部610に出され
る。これにより、ステップSC2では、メイン制御部6
10は、記憶装置660のその他格納域664より、コ
ンテンツ利用者を識別するためのユーザIDa を読み出
す。ステップSC3では、WWW制御部620は、コン
テンツリストサーバ100に対して、コンテンツリスト
を要求すべく、図5(a)に示した要求情報800を送
信する。この要求情報800は、ユーザ識別子(ユーザ
IDa )と要求内容(コンテンツリスト要求)とから構
成されている。
【0045】ステップSC4では、コンテンツリストサ
ーバ100は、受信した要求情報800内のユーザID
a を認証する処理を実行する。この認証処理が正常に終
了すると、ステップSC5では、コンテンツリストサー
バ100は、コンテンツリスト/課金データベース11
0から図5(b)に示したコンテンツリスト810を読
み出す。
【0046】このコンテンツリスト810は、コンテン
ツサーバ200(コンテンツサーバ300)からユーザ
クライアント600へ配信可能な全コンテンツの情報リ
ストである。具体的には、コンテンツリスト810は、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別子(コンテ
ンツIDC1 〜IDCn )と、コンテンツの名称(nam
1 〜namen )と、有料のコンテンツの金額(ch
arge1 〜chargen )と、コンテンツ利用期限
である有効日付(date1 〜daten )とから構成
されている。
【0047】つぎに、ステップSC6では、コンテンツ
リストサーバ100は、インターネット500を介して
コンテンツリスト810をメイン制御部610へ送信す
る。このコンテンツリスト810を受信すると、ステッ
プSC7では、メイン制御部610は、保存リストとし
ての保存コンテンツ一覧情報850(図6(a)参照)
を保存リスト格納域663から読み出す。
【0048】ステップSC8では、メイン制御部610
は、受信したコンテンツリスト810と保存コンテンツ
一覧情報850との差分を計算し、計算結果を図5
(c)に示したコンテンツ要求リスト820とする。こ
のコンテンツ要求リスト820は、保存コンテンツ一覧
情報850に含まれていないコンテンツであってかつコ
ンテンツリスト810に含まれているコンテンツのリス
トである。具体的には、コンテンツ要求リスト820
は、要求すべきコンテンツを識別するためのコンテンツ
識別子と、ユーザ識別子とから構成されている。
【0049】ステップSC9では、メイン制御部610
は、表示部680にコンテンツ要求リスト820を表示
させ、コンテンツ利用者に確認をとる。ステップSC1
0で、コンテンツ利用者の確認がとれると、ステップS
C11では、メイン制御部610は、コンテンツ要求リ
スト820をインターネット500を介してコンテンツ
リストサーバ100へ送信する。
【0050】ステップSC12では、コンテンツリスト
サーバ100は、コンテンツ要求リスト820のユーザ
IDa (ユーザ識別子)基づいて、当該コンテンツ利用
者に対する課金処理を実行する。ステップSC13で
は、コンテンツリストサーバ100は、コンテンツ要求
リスト820に掲載されているコンテンツ識別子に対応
するアクセス鍵等の情報を含むアクセス鍵リスト830
(図5(d)参照)を送信する。このアクセス鍵リスト
830は、コンテンツ識別子(コンテンツIDC1〜ID
Cn )、当該コンテンツの格納場所を示すURL(Unifo
rm Resource Locator)(URL1 〜URLn )、アク
セス鍵(アクセス鍵K1 〜Kn )とから構成されてい
る。
【0051】そして、アクセス鍵リスト830を受信す
ると、ステップSC14では、メイン制御部610は、
アクセス鍵リスト830から、アクセス鍵のリストを取
り出した後、アクセス鍵のリストを例えばコンテンツサ
ーバ200(コンテンツサーバ300の場合もある)へ
送信することにより、新たなコンテンツを要求する。ス
テップSC15では、コンテンツサーバ200は、アク
セス鍵リストに含まれるそれぞれのアクセス鍵を確認
し、この確認結果がOKである場合、コンテンツデータ
ベース210を検索し、アクセス鍵に対応するコンテン
ツを取り出す。
【0052】ステップSC16では、コンテンツサーバ
200は、インターネット500を介して、暗号化され
たコンテンツをユーザクライアント600へ配信する。
ステップSC17では、メイン制御部610は、上記コ
ンテンツを受信した後、アクセス鍵を用いて、暗号化さ
れたコンテンツを復号する。また、メイン制御部610
は、インターネット500との回線を切断する。
【0053】ステップSC18では、メイン制御部61
0は、受信したコンテンツをコンテンツ格納域662に
格納する。これにより、コンテンツ格納域662には、
新たに受信したコンテンツが追加される。また、メイン
制御部610は、新たに受信したコンテンツに関する情
報を保存コンテンツ一覧情報850に追加するという更
新処理を実行する。
【0054】この受信されたコンテンツは、ブラウザ6
50により、図8に示したブラウザ画面930として表
示部680に表示される。ここで、選択画面940の終
了ボタン941がコンテンツ利用者によりクリックされ
ると、ステップSC19では、メイン制御部610は、
一連の処理を終了する。この選択画面940において、
送信後終了ボタン942は、コンテンツの利用中に発生
したデータを外部の装置へ送信した後に、一連の処理を
終了させるためのボタンである。
【0055】ここで、上述したステップSC1〜ステッ
プSC18までの処理におけるユーザクライアント60
0の動作について、図9および図10に示したフローチ
ャートを参照して詳述する。図9に示したステップSD
1では、WWW制御部620は、図8に示したショート
カット非接続ボタン911または接続ボタン912がク
リックされることにより、HTTP(Hypertext Transf
er Protocol)アクセス要求を受けると、ステップSD
2では、WWW制御部620は、スクリプト要求である
か否かを判断する。ここでいうスクリプト要求は、スク
リプト格納域661に格納されたスクリプトに基づい
て、コンテンツの利用(配信・再生)に関する要求であ
る。
【0056】この場合、ステップSD2の判断結果が
「Yes」である場合、ステップSD3では、WWW制
御部620は、スクリプト格納域661からスクリプト
を読み出し、これを言語処理エンジン630に渡す。ス
テップSD4では、言語処理エンジン630は、通信処
理が必要であるか否かを判断する。この場合、接続ボタ
ン912がクリックされているものとすると、インター
ネット500との間で通信処理が必要である。従って、
言語処理エンジン630は、ステップSD4の判断結果
を「Yes」とする。
【0057】一方、非接続ボタン911がクリックされ
た場合、通信処理が不要であるため、言語処理エンジン
630は、ステップSD4の判断結果を「No」とす
る。ステップSD5では、WWW制御部620は、コン
テンツ格納域662から受信済みのコンテンツを読み出
し、これをブラウザ応答データとして作成した後、この
ブラウザ応答データをブラウザ650に渡す。これによ
り、ブラウザ画面930(図8参照)を通して当該コン
テンツが閲覧される。
【0058】この場合、ステップSD6では、言語処理
エンジン630は、図5(a)に示した要求情報800
をインターネット500を介してコンテンツリストサー
バ100へ送信する。ステップSD7では、コンテンツ
リストサーバ100からのコンテンツリスト810(図
5(b)参照)を受信する。ステップSD8では、言語
処理エンジン630は、差分計算処理(ステップSC
8:図7参照)を実行する。
【0059】すなわち、図10に示したステップSE1
では、言語処理エンジン630は、受信したコンテンツ
リスト810(図5(b)参照)からコンテンツ識別子
のリストLn(コンテンツIDC1〜IDCn )を作成す
る。ステップSE2では、言語処理エンジン630は、
保存リスト格納域663から保存リストとしての保存コ
ンテンツ一覧情報850(図6(a)参照)からコンテ
ンツ識別子のリストLO(コンテンツIDC2 、ID
C5 、IDC7)を作成する。ステップSE3では、上記
リストLn とLO との差分をとり、コンテンツ要求リス
ト820(図5(c)参照)を作成する。
【0060】図9に戻り、言語処理エンジン630は、
ステップSE3で作成したコンテンツ要求リストが空で
あるか否か、言い換えれば、差分が無い状態であるか否
かを判断し、この判断結果が「Yes」である場合、ス
テップSD5の処理が実行される。この場合、ステップ
SD9の判断結果が「No」である場合、言語処理エン
ジン630は、コンテンツ要求リスト820をコンテン
ツリストサーバ100へ送信することにより、コンテン
ツをダウンロードするための処理を実行する。
【0061】以後、前述したステップSC11〜ステッ
プSC16(図7参照)の処理により、コンテンツサー
バ200からユーザクライアント600にコンテンツが
ダウンロード(受信)される。ステップSD11では、
言語処理エンジン630は、受信したコンテンツをコン
テンツ格納域662に格納するとともに、保存コンテン
ツ一覧情報850を更新する。
【0062】つぎに、一実施の形態の具体的動作例2に
ついて、図11に示したシーケンス図を参照しつつ説明
する。この具体的動作例2では、有料のコンテンツの課
金方式としての定額課金の場合について説明する。
【0063】まず、図8に示したショートカットメニュ
ー画面900が表示部680(図4参照)に表示されて
いる状態で、コンテンツの受信・再生の開始を指示する
ためのショートカット901がコンテンツ利用者により
クリックされると、メイン制御部610の制御により、
表示部680には、選択画面910が表示される。この
場合、コンテンツ利用者により接続ボタン912がクリ
ックされると、ユーザクライアント600がインターネ
ット500と回線接続され、表示部680には、外部の
コンテンツをダウンロード(受信)する処理を実行して
いるこを表すダウンロード画面920が表示される。
【0064】また、接続ボタン912がクリックされる
と、図11に示したステップSF1では、開始指示がユ
ーザクライアント600のメイン制御部610に出され
る。これにより、ステップSF2では、メイン制御部6
10は、記憶装置660のその他格納域664より、コ
ンテンツ利用者を識別するためのユーザIDa を読み出
す。ステップSF3では、WWW制御部620は、コン
テンツリストサーバ100に対して、コンテンツリスト
を要求すべく、図5(a)に示した要求情報800を送
信する。
【0065】ステップSF4では、コンテンツリストサ
ーバ100は、受信した要求情報800内のユーザID
a を認証する処理を実行する。この認証処理が正常に終
了すると、ステップSF5では、コンテンツリストサー
バ100は、コンテンツリスト/課金データベース11
0から図5(b)に示したコンテンツリスト810を読
み出す。ステップSF6では、コンテンツリストサーバ
100は定額課金に関する処理を実行する。
【0066】ステップSF7では、コンテンツリストサ
ーバ100は、コンテンツデータベース210およびコ
ンテンツデータベース310に格納されている全コンテ
ンツに対応するアクセス鍵等の情報を含むコンテンツ/
アクセス鍵リスト840(図5(e)参照)を送信す
る。このコンテンツ/アクセス鍵リスト840は、コン
テンツ識別子(コンテンツIDC1 〜IDCn )、当該コ
ンテンツの格納場所を示すURL(URL1 〜URL
n )、アクセス鍵(アクセス鍵K1 〜Kn )、名称(n
ame1 〜namen )と、コンテンツ利用期限である
有効日付(date 1 〜daten )とから構成されて
いる。
【0067】このコンテンツ/アクセス鍵リスト840
を受信すると、ステップSF9では、メイン制御部61
0は、保存リストとしての保存コンテンツ一覧情報85
0(図6(a)参照)を保存リスト格納域663から読
み出す。ステップSF8では、メイン制御部610は、
受信したコンテンツ/アクセス鍵リスト840と保存コ
ンテンツ一覧情報850との差分を計算し、計算結果を
図5(c)に示したコンテンツ要求リスト820とす
る。
【0068】ステップSF10では、メイン制御部61
0は、表示部680にコンテンツ要求リスト820を表
示させ、コンテンツ利用者に確認をとる。ステップSF
11で、コンテンツ利用者の確認がとれると、ステップ
SF12では、メイン制御部610は、コンテンツ要求
リスト820からアクセス鍵リストを取り出した後、ア
クセス鍵リストをコンテンツサーバ200へ送信するこ
とにより、新たなコンテンツを要求する。ステップSF
13では、コンテンツサーバ200は、アクセス鍵リス
トに含まれるそれぞれのアクセス鍵を確認し、この確認
結果がOKである場合、コンテンツデータベース210
を検索し、アクセス鍵に対応するコンテンツを取り出
す。
【0069】ステップSF14では、コンテンツサーバ
200は、インターネット500を介して、暗号化され
たコンテンツをユーザクライアント600へ配信する。
ステップSF15では、メイン制御部610は、上記コ
ンテンツを受信した後、アクセス鍵を用いて、暗号化さ
れたコンテンツを復号する。また、メイン制御部610
は、インターネット500との回線を切断する。
【0070】ステップSF17では、メイン制御部61
0は、コンテンツをコンテンツ格納域662に格納す
る。これにより、コンテンツ格納域662には、新たに
受信したコンテンツが追加される。また、メイン制御部
610は、新たに受信したコンテンツに関する情報を保
存コンテンツ一覧情報850に追加するという更新処理
を実行する。この受信されたコンテンツは、ブラウザ6
50により、図8に示したブラウザ画面930として表
示部680に表示される。
【0071】以上説明したように、一実施の形態によれ
ば、受信済みのコンテンツの管理や、サーバから受信す
べきコンテンツを、サーバではなく受信側(ユーザクラ
イアント20、600、700)で管理するようにした
ので、コンテンツを配信するサーバ側(コンテンツサー
バ10、コンテンツリストサーバ100、コンテンツサ
ーバ200、300)の負荷を低減させることができる
とともに、サーバ増設にかかるコストを低減させること
ができる。
【0072】また、一実施の形態によれば、コンテンツ
の受信が終了した後にサーバへの接続回線を切断し、オ
フラインで、データベースに格納されたコンテンツを利
用するようにしたので、従来のようにサーバに回線接続
した状態でコンテンツを利用する場合に比して、通信コ
ストを低減させることができる。
【0073】以上本発明にかかる一実施の形態について
図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの
一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。
【0074】例えば、前述した一実施の形態において
は、ユーザクライアント20またはユーザクライアント
600の機能を実現するための情報受信プログラムを図
12に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体11
00に記録して、この記録媒体1100に記録された情
報受信プログラムを同図に示したコンピュータ1000
に読み込ませ、実行することによりユーザクライアント
20またはユーザクライアント600の機能を実現する
ようにしてもよい。
【0075】図12に示したコンピュータ1000は、
上記情報受信プログラムを実行するCPU1001と、
キーボード、マウス等の入力装置1002と、各種デー
タを記憶するROM(Read Only Memory)1003と、
演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Me
mory)1004と、記録媒体1100から情報受信プロ
グラムを読み取る読取装置1005と、ディスプレイ、
プリンタ等の出力装置1006と、装置各部を接続する
バスBUとから構成されている。
【0076】CPU1001は、読取装置1005を経
由して記録媒体1100に記録されている情報受信プロ
グラムを読み込んだ後、情報受信プログラムを実行する
ことにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体
1100には、光ディスク、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、ハードディスク等の可搬型の記録媒体が含まれ
ることはもとより、ネットワークのようにデータを一時
的に記録保持するような伝送媒体も含まれる。
【0077】また、上述した一実施の形態では、ユーザ
クライアント20(図1参照)およびユーザクライアン
ト600、700(図4参照)をパーソナルコンピュー
タとした例について説明したが、これらのユーザクライ
アント20、600および700に代えて、コンテンツ
受信・再生機能を備えたモバイル機器(携帯電話機、P
HS端末、PDA等)を用いてもよい。この構成例で
は、モバイル機器は、無線回線およびインターネットを
介してサーバからコンテンツを受信する。この場合に
は、無線回線のトラフィック量が少なく、データ転送速
度が速い時間帯にコンテンツを一括して受信することが
可能となり、結果的に通信コストが低減される。
【0078】また、上述した一実施の形態では、スケジ
ューラを用いて、差分計算(ステップSC8およびステ
ップSF8)を実行した後に、所定時間経過後の通信料
金が安い時間帯(深夜帯)にコンテンツを実際に受信す
るようにしてもよい。この場合には、通信コストが低減
される。
【0079】また、上述した一実施の形態では、図4に
示したコンテンツデータベース210とコンテンツデー
タベース310とに同一の内容のコンテンツを格納し、
負荷分散を図る構成を採ってもよい。この構成では、同
一コンテンツを複数のユーザクライアントで受信する場
合に、同一のコンテンツに対して複数種類のコンテンツ
鍵が用意され、これらのコンテンツ鍵が複数のユーザに
振り分けられる。この構成によれば、負荷分散装置等の
特別な装置を必要とすることなく、負荷分散を低コスト
で実現することができ、サーバ故障時の対応を楽にとる
ことができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信済みの情報の管理や、サーバから受信すべき情報
を、サーバではなく受信側で管理するようにしたので、
コンテンツ等の情報を配信するサーバ側の負荷を低減さ
せることができるとともに、サーバ増設にかかるコスト
を低減させることができるという効果を奏する。
【0081】また、本発明によれば、情報の受信が終了
した後にサーバへの接続回線を切断し、オフラインで、
データベースに格納された情報を利用するようにしたの
で、従来のようにサーバに回線接続した状態で情報を利
用する場合に比して、通信コストを低減させることがで
きるという効果を奏する。
【0082】また、本発明によれば、通信コストが安い
時間帯にサーバへ回線接続し、情報受信を実行させるよ
うにしたので、通信コストをさらに低減させることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】同一実施の形態の概略動作例1を説明するシー
ケンス図である。
【図3】同一実施の形態の概略動作例2を説明するシー
ケンス図である。
【図4】同一実施の形態の具体的構成を示すブロック図
である。
【図5】同一実施の形態で用いられる各種情報を示す図
である。
【図6】同一実施の形態で用いられる保存コンテンツ一
覧情報850および860を示す図である。
【図7】同一実施の形態の具体的動作例1を説明するシ
ーケンス図である。
【図8】図4に示した表示部640の画面遷移を示す図
である。
【図9】図4に示したユーザクライアント600の動作
を説明するフローチャートである。
【図10】図9に示した差分計算処理を説明するフロー
チャートである。
【図11】同一実施の形態の具体的動作例2を説明する
シーケンス図である。
【図12】同一実施の形態の変形例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 コンテンツサーバ 11 コンテンツリストサーバ 13 コンテンツ配信サーバ 20 ユーザクライアント 100 コンテンツリストサーバ 200 コンテンツサーバ 600 ユーザクライアント 610 メイン制御部 620 WWW制御部 630 言語処理エンジン 660 記憶装置 1000 コンピュータ 1001 CPU 1100 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報を配信するサーバから所望の
    情報を受信する情報受信装置において、 配信可能な前記複数の情報に関する配信情報リストを前
    記サーバより受信する配信情報リスト受信手段と、 前記配信情報リストと受信済みの情報に関する受信済み
    情報リストとの比較結果に基づいて、未受信情報リスト
    を作成する未受信情報リスト作成手段と、 前記未受信情報リストに対応する情報を前記サーバより
    受信した後、データベースに格納する未受信情報受信手
    段と、 前記未受信情報受信手段により受信された情報に基づい
    て、前記受信済み情報リストを更新する更新手段と、 を備えたことを特徴とする情報受信装置。
  2. 【請求項2】 前記未受信情報受信手段による受信が終
    了した後、前記サーバへの接続回線を切断する回線制御
    手段と、 回線切断中に、前記データベースに格納された情報を利
    用する情報利用手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回線制御手段は、前記未受信情報リ
    ストを作成した後、前記サーバへの接続回線を一旦切断
    し、通信コストが安い時間帯に前記サーバへ回線接続
    し、前記未受信情報受信手段に情報受信を実行させるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の情報受信装置。
  4. 【請求項4】 複数の情報を配信するサーバから所望の
    情報を受信する情報受信装置に適用される情報受信プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 配信可能な前記複数の情報に関する配信情報リストを前
    記サーバより受信させる配信情報リスト受信工程と、 前記配信情報リストと受信済みの情報に関する受信済み
    情報リストとの比較結果に基づいて、未受信情報リスト
    を作成させる未受信情報リスト作成工程と、 前記未受信情報リストに対応する情報を前記サーバより
    受信させた後、データベースに格納させる未受信情報受
    信工程と、 前記未受信情報受信工程で受信された情報に基づいて、
    前記受信済み情報リストを更新させる更新工程と、 をコンピュータに実行させるための情報受信プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記未受信情報受信工程における受信が
    終了した後、前記サーバへの接続回線を切断させる回線
    制御工程と、 回線切断中に、前記データベースに格納された情報を利
    用させる情報利用工程と、 を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報受信プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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