JP2002007190A - 通信ネットワークシステムおよび通信ネットワークシステムのデータベース更新方法 - Google Patents

通信ネットワークシステムおよび通信ネットワークシステムのデータベース更新方法

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JP2002007190A
JP2002007190A JP2000190191A JP2000190191A JP2002007190A JP 2002007190 A JP2002007190 A JP 2002007190A JP 2000190191 A JP2000190191 A JP 2000190191A JP 2000190191 A JP2000190191 A JP 2000190191A JP 2002007190 A JP2002007190 A JP 2002007190A
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JP2000190191A
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Katsuyoshi Takahashi
克佳 高橋
Keiichi Soda
圭一 曽田
Tachiki Ichihashi
立機 市橋
Kenji Kitayama
健志 北山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワークシステム全体に最新のデー
タベースが反映されるまでの遅延を低減する通信ネット
ワークシステムを得ること。 【解決手段】 更新用のデータベースを複数に分割し、
新旧判定用の識別子を付加した更新メッセージを生成す
るデータベース分割部と、この更新メッセージを順次送
信するデータベース送信部とを備えた管理装置と、管理
装置からの更新メッセージを順次受信する受信部21
と、受信部21が更新メッセージを受信するごとに、更
新メッセージの識別子と自装置のデータベースの識別子
とを比較して新旧を判定する版名識別部22と、判定識
別部22が判定を行うごとに、この判定結果に基づいて
更新メッセージを他の中継装置に転送する送信部25と
を備えた中継装置とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
接続された複数の中継装置に格納されたデータベース
(トポロジ情報等)を更新する通信ネットワークシステ
ムおよび通信ネットワークシステムのデータベース更新
方法に関し、特に、巡回的に使用する識別子(値が増え
ていく版名等)を用いて各中継装置のデータベースを適
切に更新する通信ネットワークシステムおよび通信ネッ
トワークシステムのデータベース更新方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークシステムにおいては、
ネットワークに接続された複数の中継装置(ルータ等)
にデータベース(トポロジ情報等)を格納し、これらの
データベースを同期させて更新している。従来の通信ネ
ットワークシステムのデータベース更新方法としては、
たとえば、ATM Forum Private Network-Network Interf
ace Specification Version 1.0,IETF RFC1583に開示さ
れた方法が知られている。
【0003】このような通信ネットワークシステムのデ
ータベース更新方法では、まず、データベース生成元
が、生成したデータベースに識別子を付加して各中継装
置に送信する。そして、このデータベースを受信した中
継装置は、自装置が保持しているデータベースの識別子
と受信データベース(受信したデータベース)の識別子
とを比較してデータベースの新旧を判定し、受信データ
ベースが自装置のデータベースよりも新しいものであれ
ば、受信データベースを受け付けて取り込む。また、各
中継装置は、定期的に互いのデータベースの識別子を交
換し、自装置のデータベースの識別子と相手側のデータ
ベースの識別子とを比較してデータベースの新旧を判定
し、相手側のデータベースが自装置のデータベースより
も新しいものであれば、相手側のデータベースを取得す
る。
【0004】このデータベースの更新は、全体のデータ
ベース単位で行ってもよいし、データベース全体を複数
の構成要素に分割し、各構成要素を一つのデータベース
として構成要素単位で更新を行ってもよい。データベー
スの送信は、各ネットワークで定められた有限長のパケ
ット形式にデータベースを分割したデータベース転送メ
ッセージ単位で行う。
【0005】図26は、従来の中継装置の概略構成を示
す図である。従来の中継装置9においては、データベー
ス受信部92が、他の中継装置からデータベースを受信
し、データベース識別部93が、受信データベースの識
別子と自装置で保持しているデータベース91の識別子
とを比較し、受信データベース識別子(受信データベー
スの識別子)が自装置のデータベース91の識別子より
も新しいものであれば、受信データベースを新たに自装
置のデータベース91として格納することによって自装
置のデータベース91を更新し、データベース送信部9
4が、受信データベースをさらに他の中継装置に転送す
る。
【0006】図27は、従来のデータベース転送メッセ
ージの構成を示す図である。従来のデータベース転送メ
ッセージD9は、宛先装置ID(宛先の装置のID)を
格納する宛先装置ID部D91と、送信元装置ID(送
信元の装置のID)を格納する送信元装置ID部D92
と、メッセージ長(データベース転送メッセージの長さ
の情報)を格納するメッセージ長部D93と、メッセー
ジ種別(データベース転送メッセージであることを示す
情報)を格納するメッセージ種別部D94と、シーケン
ス番号(データベースの分割位置を示す情報)を格納す
るシーケンス番号部D95と、データベースを分割した
データを格納するデータ部D96とを含んでいる。デー
タベースに付加された識別子は、データベースとともに
分割されてデータ部D96に格納される。
【0007】図28は、従来の通信ネットワークシステ
ムにおけるメッセージ転送の流れを示すシーケンス図で
ある。なお、中継装置9a,9b,9c,9dは、図2
6に示した中継装置9と同一の構成を有するものであ
り、ここでは、中継装置9aと中継装置9b、中継装置
9bと中継装置9c、中継装置9cと中継装置9dを、
それぞれ隣接して通信接続した例を示している。また、
データベース転送メッセージD9a,D9b〜D9c
は、図27に示したデータベース転送メッセージD9と
同一の構成を有するものである。
【0008】この通信ネットワークシステムにおいて
は、まず、中継装置9aが、自装置が保持するデータベ
ースを分割してデータベース転送メッセージD9a,D
9b〜D9cを生成し、これらのデータベース転送メッ
セージを中継装置9bに順次送信する。中継装置9b
は、データベース転送メッセージD9a,D9b〜D9
cを全て受信したあと、その受信データベースを受領
し、自装置のデータベースを更新する。中継装置9b
は、その後、データベース転送メッセージD9a,D9
b〜D9cを中継装置9cに順次送信する。以後同様
に、中継装置9b,9c間、中継装置9c,9d間にお
いてデータベース転送メッセージD9a,D9b〜D9
cが転送され、中継装置9b,9c,9dのデータベー
スが更新される。
【0009】データベースの識別子としてはバージョン
を示す版名やタイムスタンプが用いられる。たとえば、
識別子が順次インクリメントされていく値であれば、こ
の値の大小によりデータベースの新旧を判定する。識別
子を表す有限長のデータが短い場合は、識別子を巡回的
に更新する。たとえば、最大値のつぎに最小値に戻るよ
うに更新する。このような場合、識別子の単純な大小比
較ではデータベースの新旧を判定することができないの
で、識別子の差が所定の値以上であれば、識別子が小さ
い値に戻ったと判断し、小さい識別子の方が新しいと判
定する。
【0010】図29は、従来の中継装置9におけるデー
タベース更新処理の流れを示すフローチャートである。
ここでは、識別子が順次インクリメントされる値であっ
て、巡回的に更新される場合を例に挙げる。中継装置9
におけるデータベース更新処理においては、データベー
ス受信部92がデータベースを受信すると、データベー
ス識別部93が受信データベースの識別子を抽出する
(S91)。つぎに、データベース識別部93は、自装
置のデータベース91の識別子を抽出し(S92)、受
信データベースの識別子と保持データベース(自装置の
データベース)91との差の絶対値を算出する(S9
3)。
【0011】つぎに、算出した値と中央値(識別子の最
大値と最小値の中間の値)とを比較し、算出値(算出し
た値)が中央値以上であるか否かを判定する(S9
4)。算出値が中央値以上である場合は、識別子が小さ
い値に戻ったと判断し、受信データベースによって自装
置のデータベース91を更新する(S96)。一方、算
出値が中央値よりも小さい場合は、受信データベースの
識別子と保持データベース91の識別子とを比較し、受
信データベースの識別子が保持データベース91の識別
子よりも大きいか否かを判定する(S95)。
【0012】受信データベースの識別子が保持データベ
ース91の識別子よりも大きい場合は、受信データベー
スが保持データベース91よりも新しいものであると判
断してステップS96に進む。一方、受信データベース
の識別子が保持データベース91の識別子以下である場
合は、受信データベースが保持データベース91よりも
新しいものでないと判断して受信データベースを廃棄す
る(S97)。また、データベース送信部94は、デー
タベース識別部93が自装置のデータベース91を更新
したとき、受信データベースを他の中継装置に転送す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、各中継装置が、データベースを全て
受信し終えたあとで、そのデータベースを他の中継装置
に転送するため、通信ネットワークシステム全体に最新
のデータベースが反映されるまでの遅延が増大するとい
う問題点があった。特に、更新するデータベースのデー
タサイズが大きい場合や、データベースを転送する中継
数が多い場合や、ネットワークの伝送速度が低い場合
は、遅延がさらに増大するという不具合があった。
【0014】また、上記従来の技術によれば、識別子を
巡回の始まりとなる値に戻す場合、各中継装置のデータ
ベースの識別子が巡回の始まりとなる値に設定されたこ
とを確認しないため、受信データベースが中継装置のデ
ータベースよりも新しいものであっても、受信データベ
ースの識別子と中継装置のデータベースの識別子との差
の絶対値が所定の値よりも小さい場合、中継装置のデー
タベースが更新されない場合があり、適切なデータベー
スの更新処理を行うことができないという問題点があっ
た。特に、識別子を表すデータの全長が短い場合や、デ
ータベースの更新頻度が高い場合は、更新処理が適切に
行われない可能性がさらに増大するという不具合があっ
た。
【0015】たとえば、識別子を表すデータの長さが8
ビットであって、識別子が「0x00」〜「0xFF」
までの値をとる場合(「0x」は、続く値が16進数で
表されていることを示す)、ある中継装置において、そ
の中継装置が保持するデータベースの識別子が「0xE
0」のときに、他の中継装置との接続(リンク)が断た
れ、最新のデータベースの識別子が「0xC0」となっ
たときに、接続が回復し、最新のデータベースを受信し
たとする。
【0016】この場合、その中継装置は、受信データベ
ースの識別子「0xC0」と保持データベースの識別子
「0xE0」との差の絶対値を算出し、その算出値であ
る「0x20」と中央値「0x80」とを比較する。そ
して、算出値「0x20」は中央値「0x80」よりも
小さいので、つぎに、受信データベースの識別子「0x
C0」と保持データベースの識別子「0xE0」とを比
較する。そして、受信データベースの識別子「0xC
0」は保持データベースの識別子「0xE0」よりも小
さいので、データベースの更新は行われない。
【0017】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、通信ネットワークシステム全体に最新のデータ
ベースが反映されるまでの遅延を低減し、また、適切な
データベースの更新処理を行うことを可能とする通信ネ
ットワークシステムおよび通信ネットワークシステムの
データベース更新方法を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、この発明にかかる通信ネットワ
ークシステムにあっては、更新用のデータベースを複数
のデータに分割し、これら各データにデータベースの新
旧判定用の識別子を付加した更新メッセージを生成する
更新メッセージ生成手段と、前記更新メッセージ生成手
段が生成した各更新メッセージを順次送信する更新メッ
セージ送信手段と、を備えたデータベース更新装置と、
前記データベース更新装置からの前記更新メッセージを
順次受信する受信手段と、前記受信手段が前記更新メッ
セージを受信するごとに、当該更新メッセージの識別子
と自装置のデータベースの識別子とを比較して新旧を判
定する判定手段と、前記判定手段が前記判定を行うごと
に、当該判定結果に基づいて当該更新メッセージを他の
中継装置に転送する転送手段と、前記受信手段が受信し
た更新メッセージおよび前記判定手段の判定結果に基づ
いて自装置のデータベースおよび自装置のデータベース
の識別子を更新する更新手段と、を備えた複数の中継装
置と、を具備することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、データベース更新装置
において、更新メッセージ生成手段が、更新用のデータ
ベースを複数のデータに分割し、これら各データにデー
タベースの新旧判定用の識別子を付加した更新メッセー
ジを生成し、更新メッセージ送信手段が、更新メッセー
ジ生成手段が生成した各更新メッセージを順次送信し、
中継装置において、受信手段が、データベース更新装置
からの前記更新メッセージを順次受信し、判定手段が、
受信手段が更新メッセージを受信するごとに、当該更新
メッセージの識別子と自装置のデータベースの識別子と
を比較して新旧を判定し、転送手段が、判定手段が判定
を行うごとに、当該判定結果に基づいて当該更新メッセ
ージを他の中継装置に転送し、更新手段が、受信手段が
受信した更新メッセージおよび判定手段の判定結果に基
づいて自装置のデータベースおよび自装置のデータベー
スの識別子を更新する。これにより、データベースを全
て受信し終えるのを待たず、更新メッセージを受信して
新旧を判定するごとに、その更新メッセージを転送する
ことができる。
【0020】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記データベース更新装置が、データ
ベースの更新に応じて前記識別子を巡回的に更新する識
別子更新手段と、前記各中継装置のデータベースの識別
子を同期用の値に同期させる同期メッセージを送信する
同期メッセージ送信手段と、前記各中継装置のデータベ
ースの識別子が前記同期用の値に設定されたか否かを確
認する同期メッセージ確認手段と、前記各中継装置のデ
ータベースの識別子を巡回の始まりとなる値に同期させ
るリセットメッセージを送信するリセットメッセージ送
信手段と、前記各中継装置のデータベースの識別子が前
記巡回の始まりとなる値に設定されたか否かを確認する
リセットメッセージ確認手段と、を備え、前記中継装置
が、前記更新メッセージ,前記同期メッセージまたは前
記リセットメッセージのいずれを前記受信手段が受信し
たかに応じて、自装置のデータベースの識別子が前記同
期用の値である第1の状態、自装置のデータベースの識
別子が前記巡回の始まりとなる値である第2の状態、ま
たは自装置のデータベースの識別子が前記同期用の値お
よび前記巡回の始まりとなる値以外である第3の状態
を、第1の状態,第2の状態,第3の状態の順で不可逆
的に巡回的に繰り返し、前記転送手段は、前記更新メッ
セージ,前記同期メッセージまたは前記リセットメッセ
ージのいずれを前記受信手段が受信したかおよび自装置
の状態に基づいて当該メッセージを他の中継装置に転送
し、前記更新手段は、前記更新メッセージ,前記同期メ
ッセージまたは前記リセットメッセージのいずれを前記
受信手段が受信したかおよび自装置の状態に基づいて自
装置のデータベースの識別子を更新することを特徴とす
る。
【0021】この発明によれば、データベース更新装置
において、識別子更新手段が、データベースの更新に応
じて識別子を巡回的に更新し、同期メッセージ送信手段
が、各中継装置のデータベースの識別子を同期用の値に
同期させる同期メッセージを送信し、同期メッセージ確
認手段が、各中継装置のデータベースの識別子が同期用
の値に設定されたか否かを確認し、リセットメッセージ
送信手段が、各中継装置のデータベースの識別子を巡回
の始まりとなる値に同期させるリセットメッセージを送
信し、リセットメッセージ確認手段が、各中継装置のデ
ータベースの識別子が巡回の始まりとなる値に設定され
たか否かを確認し、中継装置において、更新メッセー
ジ,同期メッセージまたはリセットメッセージのいずれ
を受信手段が受信したかに応じて、自装置のデータベー
スの識別子が同期用の値である第1の状態、自装置のデ
ータベースの識別子が巡回の始まりとなる値である第2
の状態、または自装置のデータベースの識別子が同期用
の値および巡回の始まりとなる値以外である第3の状態
を、第1の状態,第2の状態,第3の状態の順で不可逆
的に巡回的に繰り返し、転送手段が、更新メッセージ,
同期メッセージまたはリセットメッセージのいずれを受
信手段が受信したかおよび自装置の状態に基づいて当該
メッセージを他の中継装置に転送し、更新手段が、更新
メッセージ,同期メッセージまたはリセットメッセージ
のいずれを受信手段が受信したかおよび自装置の状態に
基づいて自装置のデータベースの識別子を更新する。こ
れにより、中継装置において、自装置のデータベースよ
りも新しいデータベースを受信した場合に確実に自装置
のデータベースを更新することができる。
【0022】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記同期メッセージが、前記各中継装
置のデータベースの識別子を前記同期用の値に同期させ
る情報を前記更新メッセージに付加したものであり、前
記リセットメッセージが、前記各中継装置のデータベー
スの識別子を前記巡回の始まりとなる値に同期させる情
報を前記更新メッセージに付加したものであり、前記更
新手段が、前記受信手段が受信した前記同期メッセージ
または前記リセットメッセージに基づいて自装置のデー
タベースを更新することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、同期メッセージが、各
中継装置のデータベースの識別子を同期用の値に同期さ
せる情報を更新メッセージに付加したものであり、リセ
ットメッセージが、各中継装置のデータベースの識別子
を巡回の始まりとなる値に同期させる情報を更新メッセ
ージに付加したものであり、中継装置において、更新手
段が、受信手段が受信した同期メッセージまたはリセッ
トメッセージに基づいて自装置のデータベースを更新す
る。これにより、各中継装置のデータベースの識別子を
巡回の始まりとなる値に同期させると同時に、データベ
ースの更新を行うことができる。
【0024】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記中継装置が、自装置が前記第1の
状態であることを示す第1のモード、自装置が前記第2
の状態であることを示す第2のモード、または自装置が
前記第3の状態であることを示す第3のモードのいずれ
か一つのモードを設定する設定手段を備えたことを特徴
とする。
【0025】この発明によれば、中継装置において、設
定手段が、自装置が第1の状態であることを示す第1の
モード、自装置が第2の状態であることを示す第2のモ
ード、または自装置が第3の状態であることを示す第3
のモードのいずれか一つのモードを設定する。これによ
り、中継装置が自装置の状態を容易に判定することがで
きる。
【0026】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記データベース更新装置が、データ
ベースの更新に応じて前記識別子を巡回的に更新する識
別子更新手段と、前記各中継装置のデータベースの識別
子が前記第1の値に設定されたか否かを確認する第1値
確認手段と、前記各中継装置のデータベースの識別子が
前記第2の値に設定されたか否かを確認する第2値確認
手段と、を備え、前記中継装置が、自装置のデータベー
スの識別子が前記第1の値である第1の状態、自装置の
データベースの識別子が第2の値である第2の状態、ま
たは自装置のデータベースの識別子が前記第1の値およ
び前記第2の値以外である第3の状態を、第1の状態,
第2の状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回的に繰り
返し、前記転送手段が、前記受信手段が受信した更新メ
ッセージに付加された識別子および自装置の状態に基づ
いて当該更新メッセージを他の中継装置に転送し、前記
更新手段が、前記受信手段が受信した更新メッセージに
付加された識別子および自装置の状態に基づいて自装置
のデータベースの識別子を更新することを特徴とする。
【0027】この発明によれば、データベース更新装置
において、識別子更新手段が、データベースの更新に応
じて識別子を巡回的に更新し、第1値確認手段が、各中
継装置のデータベースの識別子が第1の値に設定された
か否かを確認し、第2値確認手段が、各中継装置のデー
タベースの識別子が前記第2の値に設定されたか否かを
確認し、中継装置において、自装置のデータベースの識
別子が前記第1の値である第1の状態、自装置のデータ
ベースの識別子が第2の値である第2の状態、または自
装置のデータベースの識別子が前記第1の値および前記
第2の値以外である第3の状態を、第1の状態,第2の
状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回的に繰り返し、
転送手段が、受信手段が受信した更新メッセージに付加
された識別子および自装置の状態に基づいて当該更新メ
ッセージを他の中継装置に転送し、更新手段が、受信手
段が受信した更新メッセージに付加された識別子および
自装置の状態に基づいて自装置のデータベースの識別子
を更新する。これにより、中継装置において、自装置の
データベースよりも新しいデータベースを受信した場合
に確実に自装置のデータベースを更新することができ
る。
【0028】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、前記中継装置が、自装置のデータベー
スおよび自装置のデータベースの識別子に基づいて更新
メッセージを生成する生成手段と、前記生成手段が生成
した更新メッセージを他の中継装置に送信する送信手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0029】この発明によれば、中継装置において、生
成手段が、自装置のデータベースおよび自装置のデータ
ベースの識別子に基づいて更新メッセージを生成し、送
信手段が、生成手段が生成した更新メッセージを他の中
継装置に送信する。これにより、中継装置が相互にデー
タベースの新旧を確認する場合においても、これらの中
継装置のデータベースを新しい方のデータベースに同期
させることができる。
【0030】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムのデータベース更新方法にあっては、更新用のデー
タベースを複数のデータに分割し、これら各データにデ
ータベースの新旧判定用の識別子を付加した更新メッセ
ージを生成する更新メッセージ生成工程と、前記更新メ
ッセージ生成工程で生成した各更新メッセージを通信ネ
ットワークシステムの中継装置に順次送信する更新メッ
セージ送信工程と、前記中継装置において、前記更新メ
ッセージ送信工程で送信された各更新メッセージを順次
受信する受信工程と、前記受信工程で前記更新メッセー
ジを受信するごとに、当該更新メッセージの識別子と前
記中継装置に設定されているデータベースの識別子とを
比較して新旧を判定する判定工程と、前記判定工程で前
記判定を行うごとに、当該判定結果に基づいて当該更新
メッセージを他の中継装置に転送する転送工程と、前記
受信工程で受信した更新メッセージおよび前記判定工程
の判定結果に基づいて前記中継装置のデータベースおよ
び前記中継装置のデータベースの識別子を更新する更新
工程と、を含むことを特徴とする。
【0031】この発明によれば、更新メッセージ生成工
程で、更新用のデータベースを複数のデータに分割し、
これら各データにデータベースの新旧判定用の識別子を
付加した更新メッセージを生成し、更新メッセージ送信
工程で、更新メッセージ生成工程で生成した各更新メッ
セージを通信ネットワークシステムの中継装置に順次送
信し、受信工程で、更新メッセージ送信工程で送信され
た各更新メッセージを中継装置において順次受信し、判
定工程で、受信工程で更新メッセージを受信するごと
に、当該更新メッセージの識別子と中継装置に設定され
ているデータベースの識別子とを比較して新旧を判定
し、転送工程で、判定工程で判定を行うごとに、当該判
定結果に基づいて当該更新メッセージを他の中継装置に
転送し、更新工程で、受信工程で受信した更新メッセー
ジおよび判定工程の判定結果に基づいて中継装置のデー
タベースおよび中継装置のデータベースの識別子を更新
する。これにより、データベースを全て受信し終えるの
を待たず、更新メッセージを受信して新旧を判定するご
とに、その更新メッセージを転送することができる。
【0032】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムのデータベース更新方法にあっては、さらに、デー
タベースの更新に応じて前記生成工程で付加する識別子
を巡回的に更新する識別子更新工程と、前記各中継装置
のデータベースの識別子を同期用の値に同期させる同期
メッセージを送信する同期メッセージ送信工程と、前記
同期メッセージ送信工程のあと、前記各中継装置のデー
タベースの識別子が前記同期用の値に設定されたか否か
を確認する同期メッセージ確認工程と、前記同期メッセ
ージ確認工程のあと、前記各中継装置のデータベースの
識別子を巡回の始まりとなる値に同期させるリセットメ
ッセージを送信するリセットメッセージ送信工程と、前
記リセットメッセージ送信工程のあと、前記各中継装置
のデータベースの識別子が前記巡回の始まりとなる値に
設定されたか否かを確認するリセットメッセージ確認工
程と、前記中継装置において、前記更新メッセージ,前
記同期メッセージまたは前記リセットメッセージのいず
れを前記受信工程で受信したかに応じて、前記中継装置
のデータベースの識別子が前記同期用の値である第1の
状態、前記中継装置のデータベースの識別子が前記巡回
の始まりとなる値である第2の状態、または前記中継装
置のデータベースの識別子が前記同期用の値および前記
巡回の始まりとなる値以外である第3の状態を、第1の
状態,第2の状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回的
に繰り返す状態遷移工程と、を含み、前記転送工程で、
前記更新メッセージ,前記同期メッセージまたは前記リ
セットメッセージのいずれを前記受信工程で受信したか
および前記中継装置の状態に基づいて当該メッセージを
他の中継装置に転送し、前記更新工程で、前記更新メッ
セージ,前記同期メッセージまたは前記リセットメッセ
ージのいずれを前記受信工程で受信したかおよび前記中
継装置の状態に基づいて前記中継装置のデータベースの
識別子を更新することを特徴とする。
【0033】この発明によれば、識別子更新工程で、デ
ータベースの更新に応じて生成工程で付加する識別子を
巡回的に更新し、同期メッセージ送信工程で、各中継装
置のデータベースの識別子を同期用の値に同期させる同
期メッセージを送信し、同期メッセージ確認工程で、同
期メッセージ送信工程のあと、各中継装置のデータベー
スの識別子が同期用の値に設定されたか否かを確認し、
リセットメッセージ送信工程で、同期メッセージ確認工
程のあと、各中継装置のデータベースの識別子を巡回の
始まりとなる値に同期させるリセットメッセージを送信
し、リセットメッセージ確認工程で、リセットメッセー
ジ送信工程のあと、各中継装置のデータベースの識別子
が巡回の始まりとなる値に設定されたか否かを確認し、
状態遷移工程で、更新メッセージ,同期メッセージまた
はリセットメッセージのいずれを受信工程で受信したか
に応じて、中継装置のデータベースの識別子が同期用の
値である第1の状態、中継装置のデータベースの識別子
が巡回の始まりとなる値である第2の状態、または中継
装置のデータベースの識別子が同期用の値および巡回の
始まりとなる値以外である第3の状態を、第1の状態,
第2の状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回的に繰り
返し、転送工程で、更新メッセージ,同期メッセージま
たはリセットメッセージのいずれを受信工程で受信した
かおよび中継装置の状態に基づいて当該メッセージを他
の中継装置に転送し、更新工程で、更新メッセージ,同
期メッセージまたはリセットメッセージのいずれを受信
工程で受信したかおよび中継装置の状態に基づいて中継
装置のデータベースの識別子を更新する。これにより、
中継装置において、自装置のデータベースよりも新しい
データベースを受信した場合に確実に自装置のデータベ
ースを更新することができる。
【0034】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムのデータベース更新方法にあっては、前記同期メッ
セージが、前記各中継装置のデータベースの識別子を前
記同期用の値に同期させる情報を前記更新メッセージに
付加したものであり、前記リセットメッセージが、前記
各中継装置のデータベースの識別子を前記巡回の始まり
となる値に同期させる情報を前記更新メッセージに付加
したものであり、前記更新工程で、前記受信工程で受信
した前記同期メッセージまたは前記リセットメッセージ
に基づいて前記中継装置のデータベースを更新すること
を特徴とする。
【0035】この発明によれば、同期メッセージが、各
中継装置のデータベースの識別子を同期用の値に同期さ
せる情報を更新メッセージに付加したものであり、リセ
ットメッセージが、各中継装置のデータベースの識別子
を巡回の始まりとなる値に同期させる情報を更新メッセ
ージに付加したものであり、更新工程で、受信工程で受
信した同期メッセージまたはリセットメッセージに基づ
いて中継装置のデータベースを更新する。これにより、
各中継装置のデータベースの識別子を巡回の始まりとな
る値に同期させるとともに、データベースの更新を行う
ことができる。
【0036】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムのデータベース更新方法にあっては、さらに、前記
中継装置において、前記中継装置が前記第1の状態であ
ることを示す第1のモード、前記中継装置が前記第2の
状態であることを示す第2のモード、または前記中継装
置が前記第3の状態であることを示す第3のモードのい
ずれか一つのモードを設定する設定工程を含むことを特
徴とする。
【0037】この発明によれば、設定工程で、中継装置
が第1の状態であることを示す第1のモード、中継装置
が第2の状態であることを示す第2のモード、または中
継装置が第3の状態であることを示す第3のモードのい
ずれか一つのモードを設定する。これにより、中継装置
が自装置の状態を容易に判定することができる。
【0038】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムのデータベース更新方法にあっては、さらに、デー
タベースの更新に応じて前記生成工程で付加する識別子
を巡回的に更新する識別子更新工程と、前記更新メッセ
ージ送信工程で所定の第1の値の識別子を付加した更新
メッセージを送信したあと、前記各中継装置のデータベ
ースの識別子が前記第1の値に設定されたか否かを確認
する第1値確認工程と、前記更新メッセージ送信工程で
前記第1の値に続く第2の値の識別子を付加した更新メ
ッセージを送信したあと、前記各中継装置のデータベー
スの識別子が前記第2の値に設定されたか否かを確認す
る第2値確認工程と、前記中継装置において、前記中継
装置のデータベースの識別子が前記第1の値である第1
の状態、前記中継装置のデータベースの識別子が第2の
値である第2の状態、または前記中継装置のデータベー
スの識別子が前記第1の値および前記第2の値以外であ
る第3の状態を、第1の状態,第2の状態,第3の状態
の順で不可逆的に巡回的に繰り返す状態遷移工程と、を
含み、前記転送工程で、前記受信工程で受信した更新メ
ッセージに付加された識別子および前記中継装置の状態
に基づいて当該更新メッセージを他の中継装置に転送
し、前記更新工程で、前記受信工程で受信した更新メッ
セージに付加された識別子および前記中継装置の状態に
基づいて前記中継装置のデータベースの識別子を更新す
ることを特徴とする。
【0039】この発明によれば、識別子更新工程で、デ
ータベースの更新に応じて生成工程で付加する識別子を
巡回的に更新し、第1値確認工程で、各中継装置のデー
タベースの識別子が前記第1の値に設定されたか否かを
確認し、第2値確認工程で、各中継装置のデータベース
の識別子が第2の値に設定されたか否かを確認し、状態
遷移工程で、中継装置のデータベースの識別子が第1の
値である第1の状態、中継装置のデータベースの識別子
が第2の値である第2の状態、または中継装置のデータ
ベースの識別子が第1の値および第2の値以外である第
3の状態を、第1の状態,第2の状態,第3の状態の順
で不可逆的に巡回的に繰り返し、転送工程で、受信工程
で受信した更新メッセージに付加された識別子および中
継装置の状態に基づいて当該更新メッセージを他の中継
装置に転送し、更新工程で、受信工程で受信した更新メ
ッセージに付加された識別子および中継装置の状態に基
づいて中継装置のデータベースの識別子を更新する。こ
れにより、中継装置において、自装置のデータベースよ
りも新しいデータベースを受信した場合に確実に自装置
のデータベースを更新することができる。
【0040】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムのデータベース更新方法にあっては、さらに、前記
中継装置において、前記中継装置のデータベースおよび
前記中継装置のデータベースの識別子に基づいて更新メ
ッセージを生成する生成工程と、前記中継装置におい
て、前記生成工程で生成した更新メッセージを他の中継
装置に送信する送信工程と、を含むことを特徴とする。
【0041】この発明によれば、生成工程で、中継装置
のデータベースおよび中継装置のデータベースの識別子
に基づいて更新メッセージを生成し、送信工程で、生成
工程で生成した更新メッセージを他の中継装置に送信す
る。これにより、中継装置が相互にデータベースの新旧
を確認する場合においても、これらの中継装置のデータ
ベースを新しい方のデータベースに同期させることがで
きる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態
により、この発明が限定されるものではない。
【0043】実施の形態1.この発明の実施の形態1と
して、通信ネットワークシステム全体を管理する管理装
置と、複数のネットワーク(LAN,WAN等)を接続
する中継装置とを備え、順次インクリメントされて巡回
的に更新される値(版名)を用いて各中継装置のデータ
ベースの更新処理を行う通信ネットワークシステムを例
に挙げて説明する。図1は、この発明の実施の形態1に
かかる通信ネットワークシステムの管理装置の概略構成
を示す図である。なお、管理装置1は、この発明のデー
タベース更新装置に対応する。
【0044】この通信ネットワークシステムの管理装置
1は、各中継装置に設定するためのデータベース11
と、旧データベース(更新前のデータベース)12を新
たなデータベース11に更新するとともにデータベース
の版名を更新するデータベース更新部13と、データベ
ース更新部13が更新したデータベース11を複数のデ
ータに分割し、各データに版名を付加したデータベース
転送メッセージを生成するデータベース分割部14と、
データベース分割部14が生成した各データベース転送
メッセージを順次ネットワークを介して中継装置に送信
するデータベース送信部15とを備えている。
【0045】データベース11は、各中継装置に設定さ
れている古いデータベースに置き換えて、各中継装置に
新たに設定するための更新用のデータベースである。デ
ータベース11は、更新が行われるデータ単位であっ
て、設定されるデータベース全体であってもよいし、全
体のデータベースを構成する各構成要素であってもよ
い。データベース更新部13は、旧データベース12を
新たなデータベース11に更新するとともにデータベー
スの版名を更新する。この版名は、順次インクリメント
されて巡回的に更新される値であって、たとえば、「0
x0」から「0xFF」まで(「0x」は、続く値が1
6進数で表されていることを示す)を繰り返す値であ
る。各中継装置は、この版名を比較し、大小を判定する
ことによってデータベースの新旧を判定する。
【0046】なお、版名は、この例に限られず、順次デ
クリメントされていくものであってもよいし、任意の順
に並べられた値をとっていくもの(たとえば、「0x
0」,「0x60」,「0xF0」,〜,「0x0」の
順で更新されていくもの)であってもよく、特に限定さ
れない。また、版名の巡回の始まりとなる値も、最大
値,最小値以外の値(「0x60」等)であってもよ
く、特に限定されない。版名が任意の順に並べられた値
をとっていくものである場合、各中継装置は、この順番
に基づいてデータベースの新旧を判定する。
【0047】データベース分割部14は、データベース
更新部13が更新したデータベース11を複数のデータ
に分割し、各データに版名を付加したデータベース転送
メッセージを生成する。データベースのデータ量が小さ
い場合は、データベースを分割せずに、データベース全
体に版名を付加したデータベース転送メッセージを生成
する。データベース送信部15は、データベース分割部
14が生成した各データベース転送メッセージを順次ネ
ットワークを介して中継装置に送信する。これらのデー
タベース転送メッセージは、各中継装置によって通信ネ
ットワークシステム全体に転送される。
【0048】図2は、実施の形態1にかかる通信ネット
ワークシステムの中継装置の概略構成を示す図である。
この通信ネットワークシステムの中継装置2は、ネット
ワーク(および他の中継装置)を介して管理装置1から
のデータベース転送メッセージを受信するデータベース
転送メッセージ受信部21と、データベース転送メッセ
ージ受信部21が受信したデータベース転送メッセージ
中の版名を識別し、その版名に基づいてデータベースの
新旧を判定するデータベース転送メッセージ版名識別部
22と、自装置のデータベース24を格納するデータベ
ース格納領域23と、自装置のデータベース24よりも
受信したデータベース転送メッセージのデータベースの
方が新しいとデータベース転送メッセージ版名識別部2
2が判定した場合、そのデータベース転送メッセージ
を、他のネットワークを介してさらに他の中継装置に転
送するデータベース転送メッセージ送信部25とを備え
ている。
【0049】データベース転送メッセージ受信部21
は、ネットワークを介して管理装置1からのデータベー
ス転送メッセージを受信する。管理装置1が同一のネッ
トワーク上にない場合は、他の中継装置を介してデータ
ベース転送メッセージを受信する。データベース転送メ
ッセージ版名識別部22は、データベース転送メッセー
ジ受信部21が受信したデータベース転送メッセージ中
の版名を識別し、その版名に基づいてデータベースの新
旧を判定する。
【0050】受信したデータベース転送メッセージのデ
ータベースが自装置のデータベース24よりも新しいも
のであれば、そのデータベース転送メッセージをデータ
格納領域23に蓄積し、また、そのデータベース転送メ
ッセージをデータベース転送メッセージ送信部25に出
力する。また、更新用のデータベースを全て受信し終え
たあと、蓄積したデータベース転送メッセージによって
自装置のデータベース24の更新を行う。受信したデー
タベース転送メッセージのデータベースが自装置のデー
タベース24よりも新しいものでなければ、そのデータ
ベース転送メッセージを廃棄する。
【0051】データベース格納領域23は、RAM,フ
ラッシュメモリ,ハードディスク等の書込み可能な記録
媒体であって、自装置のデータベース24を格納する。
また、データベース転送メッセージ版名識別部22から
のデータベース転送メッセージを蓄積する。データベー
ス転送メッセージ送信部25は、自装置のデータベース
24よりも受信したデータベース転送メッセージのデー
タベースの方が新しいとデータベース転送メッセージ版
名識別部22が判定した場合、そのデータベース転送メ
ッセージを、他のネットワークを介してさらに他の中継
装置に転送する。
【0052】図3は、実施の形態1にかかるデータベー
ス転送メッセージの構成を示す図である。実施の形態1
にかかるデータベース転送メッセージD1は、宛先装置
ID(宛先の装置のID)を格納する宛先装置ID部D
11と、送信元装置ID(送信元の装置のID)を格納
する送信元装置ID部D12と、メッセージ長(データ
ベース転送メッセージの長さの情報)を格納するメッセ
ージ長部D13と、メッセージ種別(データベース転送
メッセージであることを示す情報)を格納するメッセー
ジ種別部D14と、データベースを分割したデータを格
納するデータ部D15と、シーケンス番号(データベー
スの分割位置を示す情報)を格納するシーケンス番号D
16と、データベースの版名を格納する版名部D17と
を含んでいる。
【0053】データベースのデータ量が小さい場合は、
データベース全体がデータ部D15に格納される。シー
ケンス番号は、データ部D15に格納されたデータがデ
ータベースのどの部分を分割したものかを示す。たとえ
ば、1500バイト目からのデータであればシーケンス
番号として「1500」を設定する。また、宛先装置I
Dに代えてブロードキャストを示す情報を宛先装置ID
部D11に格納してもよい。
【0054】さて、これまで、管理装置1および中継装
置2の構成について説明したが、これらの各構成要素は
機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示したよ
うに構成されていなくてもよい。たとえば、管理装置
1,中継装置2が備える処理機能のうち全部または一部
を、図示しないCPU(Central Processing Unit)お
よびこのCPUにて解釈実行されるプログラムにより実
現することができる。すなわち、図示しないROMに
は、OS(Operating System)等と協働してCPUに命
令を与え、CPUに各種処理を行わせるコンピュータプ
ログラムが格納されている。そして、CPUは、このプ
ログラムに従って各種処理を行う。また、管理装置1,
中継装置2が備える処理機能のうち全部または一部を、
ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現する
ことも可能である。また、後述する実施の形態2,実施
の形態3の管理装置,中継装置についても同様に、CP
Uやワイヤードロジックによるハードウェアによって実
現することができる。
【0055】以上の構成において、実施の形態1の動作
について図4〜図6を参照して説明する。図4は、実施
の形態1にかかる通信ネットワークシステムにおけるメ
ッセージ転送の流れを示すシーケンス図である。なお、
中継装置2a,2b,2cは、図2に示した中継装置2
と同一の構成を有するものであり、ここでは、管理装置
1と中継装置2a、中継装置2aと中継装置2b、中継
装置2bと中継装置2cを、それぞれ隣接して通信接続
した例を示している。また、データベース転送メッセー
ジD1a,D1b〜D1cは、図3に示したデータベー
ス転送メッセージD1と同一の構成を有するものであ
る。
【0056】この通信ネットワークシステムにおいて
は、まず、管理装置1が、更新用のデータベース11を
分割して版名とともにデータベース転送メッセージD1
a,D1b〜D1cに格納し、これらのデータベース転
送メッセージを中継装置2aに順次送信する。中継装置
2aは、データベース転送メッセージD1a,D1b〜
D1cを全て受信する前に、各データベース転送メッセ
ージを受信するごとに、そのデータベースの新旧を判定
し、そのデータベース転送メッセージを中継装置2bに
転送する。
【0057】中継装置2bも同様に、データベース転送
メッセージD1a,D1b〜D1cを全て受信する前
に、各データベース転送メッセージを受信するごとに、
そのデータベースの新旧を判定し、そのデータベース転
送メッセージを中継装置2cに転送する。各中継装置に
おけるデータベースの更新については、データベース転
送メッセージD1a,D1b〜D1cを全て受信したあ
とに行う。
【0058】図5は、実施の形態1にかかる管理装置1
の動作の流れを示すフローチャートである。管理装置1
においては、まず、データベース更新部13が、新たな
データベース11を生成するとともに、旧データベース
12の版名に所定の値(「1」等)を加えた版名を新た
な版名とし(旧データベース12の版名が最大値である
場合は最小値を新たな版名とする)、この版名およびデ
ータベース11をデータベース分割部14に出力する
(S1,S2)。つぎに、データベース分割部14が、
データベース更新部13からのデータベースを分割し、
分割したデータおよび版名を格納したデータベース転送
メッセージを生成し、データベース送信部15に出力す
る(S3)。データベース送信部15は、データベース
分割部14からの各データベース転送メッセージを順次
ネットワークを介して中継装置に送信する(S4,S
5)。
【0059】図6は、実施の形態1にかかる中継装置2
の動作の流れを示すフローチャートである。中継装置2
においては、まず、データベース転送メッセージ受信部
21が管理装置1からのデータベース転送メッセージを
受信し、そのデータベース転送メッセージをデータベー
ス転送メッセージ版名識別部22に出力する。データベ
ース転送メッセージ版名識別部22は、データベース転
送メッセージ受信部21からのデータベース転送メッセ
ージ(以下、受信メッセージと呼ぶ)に格納されている
版名(以下、受信メッセージ版名と呼ぶ)を抽出し(S
11)、また、自装置のデータベース(以下、保持デー
タベースと呼ぶ)24の版名(以下、保持データベース
版名と呼ぶ)を抽出する(S12)。そして、受信メッ
セージ版名と保持データベース版名の差の絶対値を算出
する(S13)。
【0060】続いて、データベース転送メッセージ版名
識別部22は、この算出値が所定の値、たとえば中央値
以上か否かを判定する(S14)。この算出値が中央値
以上である場合は、受信メッセージのデータベースが保
持データベースよりも新しいと判断して、受信メッセー
ジをデータベース格納領域23に蓄積し、また、受信メ
ッセージをデータベース転送メッセージ送信部25に出
力する(S16)。データベース転送メッセージ送信部
25は、データベース転送メッセージ版名識別部22か
らの受信メッセージをさらに他の中継装置に転送する
(S17)。ここで、算出値が所定の値以上の場合、版
数が小さい方が新しいと判定するようにしてもよい。
【0061】一方、算出値が中央値よりも小さい場合、
受信メッセージ版名が保持メッセージ版名よりも大きい
か否かを判定する(S15)。受信メッセージ版名が保
持メッセージ版名よりも大きい場合は、受信メッセージ
のデータベースが保持データベースよりも新しいもので
あると判断して、ステップS16に進み、受信メッセー
ジ版名が保持メッセージ版名以下の場合は、受信メッセ
ージのデータベースが保持データベースよりも新しいの
もでないと判断して、受信メッセージを廃棄し(S1
8)、処理を終了する。ステップS11〜ステップS1
8は、データベース転送メッセージを受信するごとに行
われる。
【0062】前述したように、実施の形態1によれば、
管理装置1において、データベースを分割したデータお
よび版名を各データベース転送メッセージに格納して送
信し、各中継装置において、データベース転送メッセー
ジを全て受信する前に、データベース転送メッセージご
とに中継動作を行うため、通信ネットワークシステム全
体に最新のデータベースが反映されるまでの遅延を低減
することができる。
【0063】実施の形態2.この発明の実施の形態2
は、前述した実施の形態1において、各中継装置が、自
装置のデータベースの版名を巡回の始まりとなる値に戻
すための2つのモード(同期モード,リセットモード)
またはこれらのモード以外の通常モードを、不可逆的に
巡回的に遷移し、管理装置が、各中継装置を同期モード
にするメッセージを送信したあと、各中継装置が同期モ
ードであることを確認し、また、各中継装置をリセット
モードにするメッセージを送信したあと、各中継装置が
リセットモードであることを確認するようにしたもので
ある。
【0064】図7は、この発明の実施の形態2にかかる
通信ネットワークシステムの管理装置の概略構成を示す
図である。この通信ネットワークシステムの管理装置3
は、各中継装置に設定するためのデータベース31と、
旧データベース(更新前のデータベース)を新たなデー
タベース31に更新するとともにデータベースの版名を
更新するデータベース更新部33と、版名同期モード設
定情報を管理する版名同期モード管理部36と、データ
ベース更新部33が更新したデータベース31を複数の
データに分割し、各データに版名および版名同期モード
設定情報を付加したデータベース転送メッセージを生成
するデータベース分割部34と、データベース分割部3
4が生成した各データベース転送メッセージを順次ネッ
トワークを介して中継装置に送信するデータベース送信
部35と、各中継装置のデータベースの版名が最新のも
のであることを確認する版名確認実行部37とを備えて
いる。
【0065】版名同期モード管理部36は、版名が同期
用の値である同期モード, 版名が巡回の始まりとなる
値であるリセットモードまたは同期モード,リセットモ
ード以外の通常モードのいずれかを各中継装置に設定す
る版名同期モード設定情報を管理し、同期モード,リセ
ットモード,通常モードの順に不可逆的に巡回的に更新
する。データベース分割部34は、データベース更新部
33が更新したデータベース31を複数のデータに分割
し、各データに版名および版名同期モード設定情報を付
加したデータベース転送メッセージを生成する。データ
ベースのデータ量が小さい場合は、データベースを分割
せずに、データベース全体に版名を付加したデータベー
ス転送メッセージを生成する。
【0066】データベース送信部35は、データベース
分割部34が生成した各データベース転送メッセージを
順次ネットワークを介して中継装置に送信する。これら
のデータベース転送メッセージは、各中継装置によって
通信ネットワークシステム全体に転送される。
【0067】版名確認実行部37は、データベース送信
部35が同期モードの版名同期モード設定情報を格納し
たデータベース転送メッセージを送信したあと、各中継
装置のデータベースの版名が同期用の値に設定されてい
ること(または各中継装置が同期モードに設定されてい
ること)を確認する。また、データベース送信部35が
リセットモードの版名同期モード設定情報を格納したデ
ータベース転送メッセージを送信したあと、各中継装置
のデータベースの版名が巡回の始まりとなる値に設定さ
れていること(またはリセットモードに設定されている
こと)を確認する。
【0068】この確認は、版名確認実行部37が、版名
(またはモード)を問い合わせる版名読出しメッセージ
を各中継装置に送信し、各中継装置からの版名読出し応
答メッセージ(版名読出しメッセージの問合せに回答す
るメッセージ)を受信することによって行ってもよい
し、各中継装置が、自装置のモードが通常モードから同
期モードにまたは同期モードからリセットモードに切換
った場合、その旨を通知するメッセージを送信し、版名
確認実行部37がこのメッセージを受信することによっ
て行ってもよい。
【0069】図8は、実施の形態2にかかる通信ネット
ワークシステムの中継装置の概略構成を示す図である。
この通信ネットワークシステムの中継装置4は、ネット
ワーク(および他の中継装置)を介して管理装置3から
のデータベース転送メッセージを受信するデータベース
転送メッセージ受信部44と、データベース転送メッセ
ージ受信部44が受信したデータベース転送メッセージ
中の版名同期モード設定情報を識別し、その版名同期モ
ード設定情報に基づいてデータベースの新旧を判定する
版名同期モード識別部45と、データベース転送メッセ
ージ受信部44が受信したデータベース転送メッセージ
中の版名を識別し、その版名に基づいてデータベースの
新旧を判定する版名比較部46と、自装置に設定されて
いるモードの情報を格納する版名同期モード格納領域4
1と、自装置のデータベース43を格納するデータベー
ス格納領域42と、自装置のデータベース43よりも受
信したデータベース転送メッセージのデータベースの方
が新しいと版名同期モード識別部45または版名比較部
46が判定した場合、そのデータベース転送メッセージ
を、他のネットワークを介してさらに他の中継装置に転
送するデータベース転送メッセージ送信部47と、管理
装置3に対して自装置のデータベース43の版名(また
は自装置のモード)を通知する版名確認応答部48とを
備えている。
【0070】データベース転送メッセージ受信部44
は、ネットワークを介して管理装置3からのデータベー
ス転送メッセージを受信する。管理装置3が同一のネッ
トワーク上にない場合は、他の中継装置を介してデータ
ベース転送メッセージを受信する。版名同期モード識別
部45は、データベース転送メッセージ受信部44が受
信したデータベース転送メッセージ中の版名同期モード
設定情報を識別し、そのモードに基づいてデータベース
の新旧を判定する。また、版名比較部46は、データベ
ース転送メッセージ受信部44が受信したデータベース
転送メッセージ中の版名を識別し、その版名に基づいて
データベースの新旧を判定する。
【0071】版名同期モード識別部45,版名比較部4
6は、受信したデータベース転送メッセージのデータベ
ースが自装置のデータベース43よりも新しいものであ
れば、そのデータベース転送メッセージをデータベース
格納領域42に蓄積し、また、そのデータベース転送メ
ッセージをデータベース転送メッセージ送信部47に出
力する。また、更新用のデータベースを全て受信し終え
たあと、蓄積したデータベース転送メッセージによって
自装置のデータベース43の更新を行う。受信したデー
タベース転送メッセージのデータベースが自装置のデー
タベース43よりも新しいものでなければ、そのデータ
ベース転送メッセージを廃棄する。
【0072】データベース格納領域42は、RAM,フ
ラッシュメモリ,ハードディスク等の書込み可能な記録
媒体であって、自装置のデータベース43を格納する。
また、版名同期モード識別部45,版名比較部46から
のデータベース転送メッセージを蓄積する。版名同期モ
ード格納領域41は、RAM,フラッシュメモリ,ハー
ドディスク等の書込み可能な記録媒体であって、自装置
に設定されているモードの情報を格納する。
【0073】データベース転送メッセージ送信部47
は、自装置のデータベース43よりも受信したデータベ
ース転送メッセージのデータベースの方が新しいと版名
同期モード識別部45,版名比較部46が判定した場
合、そのデータベース転送メッセージを、他のネットワ
ークを介してさらに他の中継装置に転送する。版名確認
応答部48は、管理装置3からの版名読出しメッセージ
に対し、自装置のデータベース43の版名を回答する版
名読出し応答メッセージを返送する。または、自装置の
モードを回答するようにしてもよい。
【0074】図9は、実施の形態2にかかるデータベー
ス転送メッセージの構成を示す図である。なお、基本的
な構成は実施の形態1のデータベース転送メッセージD
1と同様につき図3と同一の部分については同一の符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ説明する。実施の形態2のデータベース転送メッ
セージD2は、実施の形態1のデータベース転送メッセ
ージD1の構成に加え、版名同期モード設定情報を格納
する版名同期モード設定情報部D21を含んでいる。ま
たは、同期モード,リセットモードを各中継装置に設定
するための専用のメッセージを用い、通常モードの場合
は実施の形態1のデータベース転送メッセージD1と同
一構成のデータベース転送メッセージを用いるようにし
てもよい。
【0075】以上の構成において、実施の形態2の動作
について図10〜図16を参照して説明する。図10
は、実施の形態2にかかる通信ネットワークシステムに
おけるメッセージ転送の流れを示すシーケンス図であ
る。なお、中継装置4a,4bは、図8に示した中継装
置4と同一の構成を有するものであり、ここでは、管理
装置3と中継装置4a、中継装置4aと中継装置4b
を、それぞれ隣接して通信接続した例を示している。ま
た、データベース転送メッセージD2a〜D2b,D2
c〜D2d,D2e〜D2fは、図9に示したデータベ
ース転送メッセージD2と同一の構成を有するものであ
る。
【0076】この通信ネットワークシステムにおいて
は、まず、管理装置3が、版名が巡回の最後の値(ある
回の巡回では「0xFF」が最後の値となり、他の回の
巡回では「0xF0」が最後の値となる、というよう
に、最後の値は巡回ごとに変化してもよい。ここでは
「0xFF」が最後の値であるとする。)である場合、
更新用のデータベース31を分割して版名「0xFF」
および同期モードの版名同期モード設定情報とともにデ
ータベース転送メッセージD2a〜D2bに格納し、こ
れらのデータベース転送メッセージを中継装置4aに順
次送信する。
【0077】中継装置4aは、データベース転送メッセ
ージD2a〜D2bを全て受信する前に、各データベー
ス転送メッセージを受信するごとに、そのデータベース
の新旧を判定し、そのデータベース転送メッセージを中
継装置4bに転送する。各中継装置におけるデータベー
スの更新およびモードの移行については、データベース
転送メッセージD2a〜D2bを全て受信したあとに行
う。データベース転送メッセージD2a〜D2bを全て
送信した管理装置3は、つぎに、版名読出しメッセージ
D3a〜D3bを各中継装置に送信する。管理装置3か
らの版名読出しメッセージを受信した各中継装置は、版
名読出し応答メッセージD4a〜D4bを管理装置3に
返送する。
【0078】各中継装置からの版名読出し応答メッセー
ジD4a〜D4bを受信した管理装置3は、つぎのデー
タベースの更新があったときに、そのデータベースを分
割し、巡回の始まりとなる版名(ある回の巡回では「0
x00」が巡回の始まりとなる版名となり、他の回の巡
回では「0x10」が巡回の始まりとなる版名となる、
というように、巡回の始まりとなる版名は巡回ごとに変
化してもよい。ここでは「0x00」が巡回の始まりと
なる版名であるとする。)およびリセットモードの版名
同期モード設定情報とともにデータベース転送メッセー
ジD2c〜D2dに格納し、これらのデータベース転送
メッセージを中継装置4aに順次送信する。
【0079】中継装置4aは、データベース転送メッセ
ージD2c〜D2dを全て受信する前に、各データベー
ス転送メッセージを受信するごとに、そのデータベース
の新旧を判定し、そのデータベース転送メッセージを中
継装置4bに転送する。各中継装置におけるデータベー
スの更新およびモードの移行については、データベース
転送メッセージD2c〜D2dを全て受信したあとに行
う。データベース転送メッセージD2c〜D2dを全て
送信した管理装置3は、つぎに、版名読出しメッセージ
D3c〜D3dを各中継装置に送信する。管理装置3か
らの版名読出しメッセージを受信した各中継装置は、版
名読出し応答メッセージD4c〜D4dを管理装置3に
返送する。
【0080】各中継装置からの版名読出し応答メッセー
ジD4c〜D4dを受信した管理装置3は、つぎのデー
タベースの更新があったときに、版名を更新し、そのデ
ータベースを分割して版名および通常モードの版名同期
モード設定情報とともにデータベース転送メッセージD
2e〜D2fに格納し、これらのデータベース転送メッ
セージを中継装置4aに順次送信する。
【0081】中継装置4aは、データベース転送メッセ
ージD2e〜D2fを全て受信する前に、各データベー
ス転送メッセージを受信するごとに、そのデータベース
の新旧を判定し、そのデータベース転送メッセージを中
継装置4bに転送する。各中継装置におけるデータベー
スの更新およびモードの移行については、データベース
転送メッセージD2e〜D2fを全て受信したあとに行
う。その後、版名が巡回の最後の値となるまで、同様の
動作が行われる。また、同期モード,リセットモード設
定用の、専用のメッセージやデータ部が空のデータベー
ス転送メッセージを用い、データベースが更新されるの
を待たずに前述した動作を連続的に行い、データベース
の変更を行うことなく版名またはモードのみを変更する
ようにしてもよい。
【0082】図11は、実施の形態2にかかる管理装置
3の動作の流れを示すフローチャートである。なお、基
本的な動作は実施の形態1と同様につき、図5と同一の
部分については同一の符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる部分についてのみ説明する。管理装置3
においては、ステップS2のあと、版名同期モード管理
部36が、その版名に応じて版名同期モード設定情報を
更新する。具体的には、その版名を最後の値とする場合
には版名同期モード設定情報を同期モードを示すものと
し、その版名が巡回の始まりとなる値である場合には版
名同期モード設定情報をリセットモードを示すものと
し、版名がこれら以外の値である場合には版名同期モー
ド設定情報を通常モードを示すものとする。
【0083】そして、データベース分割部34が、デー
タベース更新部33からのデータベースを分割し、分割
したデータならびに版名および版名同期モード設定情報
を格納したデータベース転送メッセージを生成し、デー
タベース送信部35に出力する(S21)。続いて、ス
テップS4,S5が実行され、その後、版名確認実行部
37が、版名同期モード管理部36が管理する版名同期
モード設定情報がリセットモードまたは同期モードを示
すものであるか否かを判定し(S22)、リセットモー
ドまたは同期モードを示すものであれば、各中継装置の
版名を確認する版名確認処理を行う。
【0084】図12〜図16は、実施の形態2にかかる
中継装置4の動作の流れを示すフローチャートである。
中継装置4においては、まず、データベース転送メッセ
ージ受信部44が管理装置3からのデータベース転送メ
ッセージを受信し(S31)、そのデータベース転送メ
ッセージを版名同期モード識別部45に出力する。版名
同期モード識別部45は、データベース転送メッセージ
受信部44からの受信メッセージに格納されている版名
同期モード設定情報(以下、受信メッセージ版名同期モ
ード設定情報と呼ぶ)を抽出し、また、版名同期モード
格納領域41に格納された自装置のモードを示す情報を
取得する(S32)。
【0085】そして、自装置のモードが通常モードであ
れば、受信メッセージ版名同期モード設定情報がリセッ
トモードを示すものであるか否かを判定する(S3
3)。受信メッセージ版名同期モード設定情報がリセッ
トモードを示すものであれば、その受信メッセージを廃
棄する(S34)。一方、受信メッセージ版名同期モー
ド設定情報がリセットモードを示すものでなければ、版
名比較部46が、その受信メッセージから受信メッセー
ジ版名を抽出し、また、データベース43から保持デー
タベース版名を抽出し、その受信メッセージ版名が保持
データベース版名よりも新しいものであるか否か(この
例では、大きいか否か)を判定する(S35)。
【0086】ここで、受信メッセージ版名同期モード設
定情報が同期モードを示すものであれば、版名比較部4
6が版名を比較することなく、版名同期モード識別部4
5が、その受信メッセージ版名が保持データベース版名
よりも新しいものであると判定するようにしてもよい。
【0087】版名比較部46は、受信メッセージ版名が
保持データベース版名よりも新しいものでない(大きく
ない)場合は、ステップS34に進んで受信メッセージ
を廃棄し、受信メッセージ版名が保持データベース版名
よりも新しいものである場合は(ステップS35肯定、
ステップS42肯定)、その受信メッセージをデータベ
ース転送メッセージ送信部47に出力する。データベー
ス転送メッセージ送信部47は、版名比較部46からの
受信メッセージをさらに他の中継装置に中継(転送)す
る(S43)。また、版名比較部46は、その受信メッ
セージをデータベース格納領域42に蓄積する(S4
4)。
【0088】つぎに、版名同期モード識別部45は、デ
ータベース転送メッセージを全て受信したか否かを判定
し(S45)、全てのデータベース転送メッセージの受
信が完了した場合、データベース格納領域42の保持デ
ータベースを更新する(S46)。また、受信メッセー
ジ版名同期モード設定情報および自装置のモードに応じ
て自装置のモードを更新する(S47)。
【0089】具体的には、受信メッセージ版名同期モー
ド設定情報が同期モードを示すものであって、自装置の
モードが通常モードであれば、版名同期モード格納領域
41の情報を同期モードを示すものに変更して自装置の
モードを同期モードに更新する。また、受信メッセージ
版名同期モード設定情報がリセットモードを示すもので
あって、自装置のモードが同期モードであれば、版名同
期モード格納領域41の情報をリセットモードを示すも
のに変更して自装置のモードをリセットモードに更新す
る。また、受信メッセージ版名同期モード設定情報が通
常モードを示すものであって、自装置のモードがリセッ
トモードであれば、版名同期モード格納領域41の情報
を通常モードを示すものに変更して自装置のモードを通
常モードに更新する。
【0090】また、ステップS32で、自装置が同期モ
ードである場合、版名同期モード識別部45は、受信メ
ッセージ版名同期モード設定情報がどのモードを示すも
のであるかを判定する(S36)。受信メッセージ版名
同期モード設定情報が通常モードを示すものであれば、
その受信メッセージを廃棄する(S37)。また、受信
メッセージ版名同期モード設定情報がリセットモードを
示すものであれば、ステップS42,S43に進む。ま
た、受信メッセージ版名同期モード設定情報が同期モー
ドを示すものであれば、版名比較部46が、その受信メ
ッセージから受信メッセージ版名を抽出し、また、デー
タベース43から保持データベース版名を抽出し、その
受信メッセージ版名が保持データベース版名よりも新し
いものであるか否か(この例では、大きいか否か)を判
定する(S38)。
【0091】このステップS38を実行するのは、同期
モードに対応する版名が複数ある場合、すなわち、同期
モードが複数回の更新において続く場合であり、同期モ
ードに対応する版名が一つである場合は、ステップS3
8を行わずにステップS37に進む。版名比較部46
は、受信メッセージ版名が保持データベース版名よりも
新しいものでない(大きくない)場合は、ステップS3
7に進んで受信メッセージを廃棄し、受信メッセージ版
名が保持データベース版名よりも新しいものである場合
は、ステップS42,S43に進む。
【0092】また、ステップS32で、自装置がリセッ
トモードである場合、版名同期モード識別部45は、受
信メッセージ版名同期モード設定情報が同期モードを示
すものであるか否かを判定する。受信メッセージ版名同
期モード設定情報が同期モードを示すものであれば、そ
の受信メッセージを廃棄する(S40)。一方、受信メ
ッセージ版名同期モード設定情報が同期モードを示すも
のでなければ、版名比較部46が、その受信メッセージ
から受信メッセージ版名を抽出し、また、データベース
43から保持データベース版名を抽出し、その受信メッ
セージ版名が保持データベース版名よりも新しいもので
あるか否か(この例では、大きいか否か)を判定する
(S41)。
【0093】ここで、受信メッセージ版名同期モード設
定情報が通常モードを示すものであれば、版名比較部4
6が版名を比較することなく、版名同期モード識別部4
5が、その受信メッセージ版名が保持データベース版名
よりも新しいものであると判定するようにしてもよい。
版名比較部46は、受信メッセージ版名が保持データベ
ース版名よりも新しいものでない(大きくない)場合
は、ステップS40に進んで受信メッセージを廃棄し、
受信メッセージ版名が保持データベース版名よりも新し
いものである場合は、ステップS42,S43に進む。
【0094】このように、中継装置のモードは、通常モ
ード,同期モード,リセットモードの順で不可逆的に順
次更新されていく。さらに、中継装置は、中継装置間で
定期的に互いの版名およびモードを通知する。そして、
互いの版名およびモードが異なる場合は、版名が新しい
側の中継装置が、前述した管理装置3と同様の動作を行
い、版名が古い側の中継装置のデータベースを更新す
る。
【0095】前述したように、実施の形態2によれば、
版名を巡回の始まり側の値に戻す場合(版名をリセット
する場合)、各中継装置の状態を、版名のリセット用の
2つの状態に不可逆的に順に遷移させ、各中継装置が2
つの状態に順に遷移したことを確認したあと、各中継装
置の状態を、通常の版名更新を行う状態に戻すため、確
実に各中継装置の版名を巡回の始まり側の値に戻すこと
ができ、データベースの新旧判断を確実に行うことがで
きる。
【0096】実施の形態3.この発明の実施の形態3
は、前述した実施の形態1において、巡回の終わりとな
る版名および新たな巡回の始まりとなる版名の2つの版
名を設け、各中継装置が、巡回の終わりとなる版名が設
定されている状態,新たな巡回の始まりとなる版名が設
定されている状態の2つの状態またはこれらの版名以外
が設定されている状態を、不可逆的に巡回的に遷移し、
管理装置が、各中継装置に、巡回の終わりとなる版名ま
たは新たな巡回の始まりとなる版名を設定したメッセー
ジを送信したあと、各中継装置にこれらの版名が設定さ
れていることを確認するようにしたものである。
【0097】図17は、この発明の実施の形態3にかか
る通信ネットワークシステムの管理装置の概略構成を示
す図である。この通信ネットワークシステムの管理装置
5は、各中継装置に設定するためのデータベース51
と、旧データベース(更新前のデータベース)を新たな
データベース51に更新するとともにデータベースの版
名を更新するデータベース更新部53と、データベース
更新部53が更新したデータベース51を複数のデータ
に分割し、各データに版名を付加したデータベース転送
メッセージを生成するデータベース分割部54と、デー
タベース分割部54が生成した各データベース転送メッ
セージを順次ネットワークを介して中継装置に送信する
データベース送信部55と、版名の巡回更新を管理する
版名更新管理部56と、各中継装置のデータベースの版
名が最新のものであることを確認する版名確認実行部5
7とを備えている。
【0098】版名更新管理部56は、版名が、巡回の始
まりとなる値または巡回の終わりとなる値(これらは最
大値,最小値に限られず、途中の値であってもよい。以
下、開始特別値,終了特別値と呼ぶ。)である場合、そ
の旨を版名確認実行部57に通知し、この通知を受けた
版名確認実行部57は、各中継装置のデータベースの版
名が最新の値、すなわち開始特別値または終了特別値で
あることを確認する。
【0099】この確認は、版名確認実行部57が、版名
を問い合わせる版名読出しメッセージを各中継装置に送
信し、各中継装置からの版名読出し応答メッセージ(版
名読出しメッセージの問合せに回答するメッセージ)を
受信することによって行ってもよいし、各中継装置が、
自装置のデータベースの版名が開始特別値または終了特
別値となった場合、その旨を通知するメッセージを送信
し、版名確認実行部57がこのメッセージを受信するこ
とによって行ってもよい。
【0100】データベース分割部54は、データベース
更新部53が更新したデータベース51を複数のデータ
に分割し、各データに版名を付加したデータベース転送
メッセージを生成する。データベースのデータ量が小さ
い場合は、データベースを分割せずに、データベース全
体に版名を付加したデータベース転送メッセージを生成
する。データベース送信部55は、データベース分割部
54が生成した各データベース転送メッセージを順次ネ
ットワークを介して中継装置に送信する。これらのデー
タベース転送メッセージは、各中継装置によって通信ネ
ットワークシステム全体に転送される。
【0101】図18は、実施の形態3にかかる通信ネッ
トワークシステムの中継装置の概略構成を示す図であ
る。この通信ネットワークシステムの中継装置6は、ネ
ットワーク(および他の中継装置)を介して管理装置5
からのデータベース転送メッセージを受信するデータベ
ース転送メッセージ受信部64と、データベース転送メ
ッセージ受信部64が受信したデータベース転送メッセ
ージ中の版名が開始特別値であるか終了特別値であるか
またはこれら以外の値であるかに基づいてデータベース
の新旧を判定する版名特別値識別部65と、データベー
ス転送メッセージ受信部64が受信したデータベース転
送メッセージ中の版名を識別し、その版名に基づいてデ
ータベースの新旧を判定する版名比較部66と、自装置
のデータベース63を格納するデータベース格納領域6
2と、自装置のデータベース63よりも受信したデータ
ベース転送メッセージのデータベースの方が新しいと版
名特別値識別部65または版名比較部66が判定した場
合、そのデータベース転送メッセージを、他のネットワ
ークを介してさらに他の中継装置に転送するデータベー
ス転送メッセージ送信部67と、管理装置5に対して自
装置のデータベース63の版名を通知する版名確認応答
部68とを備えている。
【0102】データベース転送メッセージ受信部64
は、ネットワークを介して管理装置5からのデータベー
ス転送メッセージを受信する。管理装置5が同一のネッ
トワーク上にない場合は、他の中継装置を介してデータ
ベース転送メッセージを受信する。版名特別値識別部6
5は、開始特別値および終了特別値を記憶しており、デ
ータベース転送メッセージ受信部64が受信したデータ
ベース転送メッセージ中の版名を識別し、その版名が開
始特別値であるか終了特別値であるかまたはこれら以外
の値であるかに基づいてデータベースの新旧を判定す
る。また、版名比較部66は、データベース転送メッセ
ージ受信部64が受信したデータベース転送メッセージ
中の版名を識別し、その版名に基づいてデータベースの
新旧を判定する。
【0103】版名特別値識別部65,版名比較部66
は、受信したデータベース転送メッセージのデータベー
スが自装置のデータベース63よりも新しいものであれ
ば、そのデータベース転送メッセージをデータベース格
納領域62に蓄積し、また、そのデータベース転送メッ
セージをデータベース転送メッセージ送信部67に出力
する。また、更新用のデータベースを全て受信し終えた
あと、蓄積したデータベース転送メッセージによって自
装置のデータベース63の更新を行う。受信したデータ
ベース転送メッセージのデータベースが自装置のデータ
ベース63よりも新しいものでなければ、そのデータベ
ース転送メッセージを廃棄する。
【0104】データベース格納領域62は、RAM,フ
ラッシュメモリ,ハードディスク等の書込み可能な記録
媒体であって、自装置のデータベース63を格納する。
また、版名特別値識別部65,版名比較部66からのデ
ータベース転送メッセージを蓄積する。データベース転
送メッセージ送信部67は、自装置のデータベース63
よりも受信したデータベース転送メッセージのデータベ
ースの方が新しいと版名特別値識別部65,版名比較部
66が判定した場合、そのデータベース転送メッセージ
を、他のネットワークを介してさらに他の中継装置に転
送する。
【0105】版名確認応答部68は、管理装置5からの
版名読出しメッセージに対し、自装置のデータベース6
3の版名を回答する版名読出し応答メッセージを返送す
る。なお、ここで用いられるデータベース転送メッセー
ジは、図3に示した実施の形態1のデータベース転送メ
ッセージD1と同一構成のものである。または、開始特
別値,終了特別値を各中継装置に設定するための専用の
メッセージを用い、これら以外の値の場合は実施の形態
1のデータベース転送メッセージD1と同一構成のデー
タベース転送メッセージを用いるようにしてもよい。
【0106】以上の構成において、実施の形態3の動作
について図19〜図25を参照して説明する。図19
は、実施の形態3にかかる通信ネットワークシステムに
おけるメッセージ転送の流れを示すシーケンス図であ
る。なお、中継装置6a,6bは、図18に示した中継
装置6と同一の構成を有するものであり、ここでは、管
理装置5と中継装置6a、中継装置6aと中継装置6b
を、それぞれ隣接して通信接続した例を示している。ま
た、データベース転送メッセージD1d〜D1e,D2
f〜D2g,D2h〜D2iは、図3に示した実施の形
態1のデータベース転送メッセージD1と同一の構成を
有するものである。
【0107】この通信ネットワークシステムにおいて
は、まず、管理装置5が、版名が終了特別値(この例で
は「0x0」)である場合、更新用のデータベース51
を分割し、版名「0x0」とともにデータベース転送メ
ッセージD1d〜D1eに格納し、これらのデータベー
ス転送メッセージを中継装置6aに順次送信する。
【0108】中継装置6aは、データベース転送メッセ
ージD1d〜D1eを全て受信する前に、各データベー
ス転送メッセージを受信するごとに、そのデータベース
の新旧を判定し、そのデータベース転送メッセージを中
継装置6bに転送する。各中継装置におけるデータベー
スの更新については、データベース転送メッセージD1
d〜D1eを全て受信したあとに行う。データベース転
送メッセージD1d〜D1eを全て送信した管理装置5
は、つぎに、版名読出しメッセージD3e〜D3fを各
中継装置に送信する。管理装置5からの版名読出しメッ
セージを受信した各中継装置は、版名読出し応答メッセ
ージD4e〜D4fを管理装置5に返送する。
【0109】各中継装置からの版名読出し応答メッセー
ジD4e〜D4fを受信した管理装置5は、つぎのデー
タベースの更新があったときに、そのデータベースを分
割し、開始特別値の版名(この例では「0x1」)とと
もにデータベース転送メッセージD1f〜D1gに格納
し、これらのデータベース転送メッセージを中継装置6
aに順次送信する。
【0110】中継装置6aは、データベース転送メッセ
ージD1f〜D1gを全て受信する前に、各データベー
ス転送メッセージを受信するごとに、そのデータベース
の新旧を判定し、そのデータベース転送メッセージを中
継装置6bに転送する。各中継装置におけるデータベー
スの更新については、データベース転送メッセージD1
f〜D1gを全て受信したあとに行う。データベース転
送メッセージD1f〜D1gを全て送信した管理装置5
は、つぎに、版名読出しメッセージD3g〜D3hを各
中継装置に送信する。管理装置5からの版名読出しメッ
セージを受信した各中継装置は、版名読出し応答メッセ
ージD4g〜D4hを管理装置5に返送する。
【0111】各中継装置からの版名読出し応答メッセー
ジD4g〜D4hを受信した管理装置5は、つぎのデー
タベースの更新があったときに、版名を更新し、そのデ
ータベースを分割して版名とともにデータベース転送メ
ッセージD1h〜D1iに格納し、これらのデータベー
ス転送メッセージを中継装置6aに順次送信する。
【0112】中継装置6aは、データベース転送メッセ
ージD1h〜D1iを全て受信する前に、各データベー
ス転送メッセージを受信するごとに、そのデータベース
の新旧を判定し、そのデータベース転送メッセージを中
継装置6bに転送する。各中継装置におけるデータベー
スの更新については、データベース転送メッセージD1
h〜D1iを全て受信したあとに行う。その後、版名が
終了特別値となるまで、同様の動作が行われる。また、
開始特別値,終了特別値設定用の、専用のメッセージや
データ部が空のデータベース転送メッセージを用い、デ
ータベースが更新されるのを待たずに前述した動作を連
続的に行い、データベースの変更を行うことなく版名ま
たはモードのみを変更するようにしてもよい。
【0113】図20は、実施の形態3にかかる管理装置
5の動作の流れを示すフローチャートである。なお、基
本的な動作は実施の形態1と同様につき、図5と同一の
部分については同一の符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる部分についてのみ説明する。管理装置5
においては、ステップS5のあと、版名更新管理部56
が、版名が終了特別値「0」または開始特別値「1」で
あるか否かを判定する(S52)。そして、版名が終了
特別値「0」または開始特別値「1」である場合、その
旨を版名確認実行部57に通知する。この通知を受けた
版名確認実行部57は、各中継装置の版名を確認する版
名確認処理を行う。
【0114】図21〜図25は、実施の形態3にかかる
中継装置6の動作の流れを示すフローチャートである。
中継装置6においては、まず、データベース転送メッセ
ージ受信部64が管理装置5からのデータベース転送メ
ッセージを受信し(S61)、そのデータベース転送メ
ッセージを版名特別値識別部65に出力する。版名特別
値識別部65は、データベース転送メッセージ受信部6
4からの受信メッセージ中の受信メッセージ版名を抽出
し、また、自装置のデータベース63の版名を抽出する
(S62)。
【0115】そして、保持データベース版名が終了特別
値「0」,開始特別値「1」以外であれば、受信メッセ
ージ版名が終了特別値「0」であるか開始特別値「1」
であるかこれら以外の値であるかを判定する(S6
3)。受信メッセージ版名が開始特別値「1」であれ
ば、その受信メッセージを廃棄する(S64)。また、
受信メッセージ版名が終了特別値「0」,開始特別値
「1」以外であれば、版名比較部66が、受信メッセー
ジ版名が保持データベース版名よりも新しいもであるか
否か(この場合は、大きいものであるか否か)を判定す
る(S65)。受信メッセージ版名が保持データベース
版名よりも新しいもでない場合、ステップS64に進
み、その受信メッセージを廃棄する。
【0116】一方、受信メッセージ版名が保持データベ
ース版名よりも新しいもである場合は、ステップS71
に進む。また、ステップS63で、受信メッセージ版名
が終了特別値「0」であると判定した場合もステップS
71に進む。ステップS71においては、受信メッセー
ジが廃棄されたか否かを判定し、受信メッセージが廃棄
されていなければ、データベース転送メッセージ送信部
67がその受信メッセージをさらに他の中継装置に中継
(転送)する(S72)。また、その受信メッセージは
データベース格納領域62に蓄積される(S73)。
【0117】つぎに、版名特別値識別部65は、データ
ベース転送メッセージを全て受信したか否かを判定し
(S74)、全てのデータベース転送メッセージの受信
が完了した場合、データベース格納領域62の保持デー
タベースを更新する(S75)。また、ステップS62
で、保持データベース版名が終了特別値「0」であると
判定した場合、版名特別値識別部65は、受信メッセー
ジ版名が開始特別値「1」であるか否かを判定する(S
66)。受信メッセージ版名が開始特別値「1」以外で
あればその受信メッセージを廃棄し(S67)、受信メ
ッセージ版名が開始特別値「1」であればステップS7
1,S72に進む。
【0118】また、ステップS62で、保持データベー
ス版名が開始特別値「1」であると判定した場合、版名
特別値識別部65は、受信メッセージ版名が終了特別値
「0」であるか否かを判定する(S68)。受信メッセ
ージ版名が終了特別値「0」である場合はその受信メッ
セージを廃棄する(S69)。一方、受信メッセージ版
名が終了特別値「0」以外である場合は、版名比較部6
6が、受信メッセージ版名が保持データベース版名より
も大きいか否かを判定する(S70)。受信メッセージ
版名が保持データベース版名よりも大きいものでない場
合はステップS69に進んでその受信メッセージを廃棄
する。一方、受信メッセージ版名が保持データベース版
名よりも大きいものである場合はステップS71,S7
2に進む。
【0119】このように、中継装置の状態は、終了特別
値が設定されている状態,開始特別値が設定されている
状態,これら以外の状態の順で不可逆的に順次更新され
ていく。さらに、中継装置は、中継装置間で定期的に互
いの版名を通知する。そして、互いの版名が異なる場合
は、版名が新しい側の中継装置が、前述した管理装置5
と同様の動作を行い、版名が古い側の中継装置のデータ
ベースを更新する。
【0120】前述したように、実施の形態3によれば、
巡回の始まりと終わりの所定の2つの版名を設定し、各
中継装置において、これらの版名が設定された2つの状
態を不可逆的に順に遷移させ、各中継装置が2つの状態
に順に遷移したことを確認したあと、各中継装置の状態
を、通常の版名更新を行う状態に戻すため、確実に各中
継装置の版名を巡回の始まり側の値に戻すことができ、
データベースの新旧判断を確実に行うことができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、データベース更新装置において、更新メッセージ生
成手段が、更新用のデータベースを複数のデータに分割
し、これら各データにデータベースの新旧判定用の識別
子を付加した更新メッセージを生成し、更新メッセージ
送信手段が、更新メッセージ生成手段が生成した各更新
メッセージを順次送信し、中継装置において、受信手段
が、データベース更新装置からの前記更新メッセージを
順次受信し、判定手段が、受信手段が更新メッセージを
受信するごとに、当該更新メッセージの識別子と自装置
のデータベースの識別子とを比較して新旧を判定し、転
送手段が、判定手段が判定を行うごとに、当該判定結果
に基づいて当該更新メッセージを他の中継装置に転送
し、更新手段が、受信手段が受信した更新メッセージお
よび判定手段の判定結果に基づいて自装置のデータベー
スおよび自装置のデータベースの識別子を更新する。こ
れにより、データベースを全て受信し終えるのを待た
ず、更新メッセージを受信して新旧を判定するごとに、
その更新メッセージを転送することができるため、通信
ネットワークシステム全体に最新のデータベースが反映
されるまでの遅延を低減することができる、という効果
を奏する。
【0122】つぎの発明によれば、データベース更新装
置において、識別子更新手段が、データベースの更新に
応じて識別子を巡回的に更新し、同期メッセージ送信手
段が、各中継装置のデータベースの識別子を同期用の値
に同期させる同期メッセージを送信し、同期メッセージ
確認手段が、各中継装置のデータベースの識別子が同期
用の値に設定されたか否かを確認し、リセットメッセー
ジ送信手段が、各中継装置のデータベースの識別子を巡
回の始まりとなる値に同期させるリセットメッセージを
送信し、リセットメッセージ確認手段が、各中継装置の
データベースの識別子が巡回の始まりとなる値に設定さ
れたか否かを確認し、中継装置において、更新メッセー
ジ,同期メッセージまたはリセットメッセージのいずれ
を受信手段が受信したかに応じて、自装置のデータベー
スの識別子が同期用の値である第1の状態、自装置のデ
ータベースの識別子が巡回の始まりとなる値である第2
の状態、または自装置のデータベースの識別子が同期用
の値および巡回の始まりとなる値以外である第3の状態
を、第1の状態,第2の状態,第3の状態の順で不可逆
的に巡回的に繰り返し、転送手段が、更新メッセージ,
同期メッセージまたはリセットメッセージのいずれを受
信手段が受信したかおよび自装置の状態に基づいて当該
メッセージを他の中継装置に転送し、更新手段が、更新
メッセージ,同期メッセージまたはリセットメッセージ
のいずれを受信手段が受信したかおよび自装置の状態に
基づいて自装置のデータベースの識別子を更新する。こ
れにより、中継装置において、自装置のデータベースよ
りも新しいデータベースを受信した場合に確実に自装置
のデータベースを更新することができるため、適切なデ
ータベースの更新処理を行うことができる、という効果
を奏する。
【0123】つぎの発明によれば、同期メッセージが、
各中継装置のデータベースの識別子を同期用の値に同期
させる情報を更新メッセージに付加したものであり、リ
セットメッセージが、各中継装置のデータベースの識別
子を巡回の始まりとなる値に同期させる情報を更新メッ
セージに付加したものであり、中継装置において、更新
手段が、受信手段が受信した同期メッセージまたはリセ
ットメッセージに基づいて自装置のデータベースを更新
するため、各中継装置のデータベースの識別子を巡回の
始まりとなる値に同期させると同時に、データベースの
更新を行うことができる、という効果を奏する。
【0124】つぎの発明によれば、中継装置において、
設定手段が、自装置が第1の状態であることを示す第1
のモード、自装置が第2の状態であることを示す第2の
モード、または自装置が第3の状態であることを示す第
3のモードのいずれか一つのモードを設定するため、中
継装置が自装置の状態を容易に判定することができる、
という効果を奏する。
【0125】つぎの発明によれば、データベース更新装
置において、識別子更新手段が、データベースの更新に
応じて識別子を巡回的に更新し、第1値確認手段が、各
中継装置のデータベースの識別子が第1の値に設定され
たか否かを確認し、第2値確認手段が、各中継装置のデ
ータベースの識別子が前記第2の値に設定されたか否か
を確認し、中継装置において、自装置のデータベースの
識別子が前記第1の値である第1の状態、自装置のデー
タベースの識別子が第2の値である第2の状態、または
自装置のデータベースの識別子が前記第1の値および前
記第2の値以外である第3の状態を、第1の状態,第2
の状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回的に繰り返
し、転送手段が、受信手段が受信した更新メッセージに
付加された識別子および自装置の状態に基づいて当該更
新メッセージを他の中継装置に転送し、更新手段が、受
信手段が受信した更新メッセージに付加された識別子お
よび自装置の状態に基づいて自装置のデータベースの識
別子を更新する。これにより、中継装置において、自装
置のデータベースよりも新しいデータベースを受信した
場合に確実に自装置のデータベースを更新することがで
きるため、適切なデータベースの更新処理を行うことが
できる、という効果を奏する。
【0126】つぎの発明によれば、中継装置において、
生成手段が、自装置のデータベースおよび自装置のデー
タベースの識別子に基づいて更新メッセージを生成し、
送信手段が、生成手段が生成した更新メッセージを他の
中継装置に送信する。これにより、中継装置が相互にデ
ータベースの新旧を確認する場合においても、これらの
中継装置のデータベースを新しい方のデータベースに同
期させることができるため、適切なデータベースの更新
処理を行うことができる、という効果を奏する。
【0127】つぎの発明によれば、更新メッセージ生成
工程で、更新用のデータベースを複数のデータに分割
し、これら各データにデータベースの新旧判定用の識別
子を付加した更新メッセージを生成し、更新メッセージ
送信工程で、更新メッセージ生成工程で生成した各更新
メッセージを通信ネットワークシステムの中継装置に順
次送信し、受信工程で、更新メッセージ送信工程で送信
された各更新メッセージを中継装置において順次受信
し、判定工程で、受信工程で更新メッセージを受信する
ごとに、当該更新メッセージの識別子と中継装置に設定
されているデータベースの識別子とを比較して新旧を判
定し、転送工程で、判定工程で判定を行うごとに、当該
判定結果に基づいて当該更新メッセージを他の中継装置
に転送し、更新工程で、受信工程で受信した更新メッセ
ージおよび判定工程の判定結果に基づいて中継装置のデ
ータベースおよび中継装置のデータベースの識別子を更
新する。これにより、データベースを全て受信し終える
のを待たず、更新メッセージを受信して新旧を判定する
ごとに、その更新メッセージを転送することができるた
め、通信ネットワークシステム全体に最新のデータベー
スが反映されるまでの遅延を低減することができる、と
いう効果を奏する。
【0128】つぎの発明によれば、識別子更新工程で、
データベースの更新に応じて生成工程で付加する識別子
を巡回的に更新し、同期メッセージ送信工程で、各中継
装置のデータベースの識別子を同期用の値に同期させる
同期メッセージを送信し、同期メッセージ確認工程で、
同期メッセージ送信工程のあと、各中継装置のデータベ
ースの識別子が同期用の値に設定されたか否かを確認
し、リセットメッセージ送信工程で、同期メッセージ確
認工程のあと、各中継装置のデータベースの識別子を巡
回の始まりとなる値に同期させるリセットメッセージを
送信し、リセットメッセージ確認工程で、リセットメッ
セージ送信工程のあと、各中継装置のデータベースの識
別子が巡回の始まりとなる値に設定されたか否かを確認
し、状態遷移工程で、更新メッセージ,同期メッセージ
またはリセットメッセージのいずれを受信工程で受信し
たかに応じて、中継装置のデータベースの識別子が同期
用の値である第1の状態、中継装置のデータベースの識
別子が巡回の始まりとなる値である第2の状態、または
中継装置のデータベースの識別子が同期用の値および巡
回の始まりとなる値以外である第3の状態を、第1の状
態,第2の状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回的に
繰り返し、転送工程で、更新メッセージ,同期メッセー
ジまたはリセットメッセージのいずれを受信工程で受信
したかおよび中継装置の状態に基づいて当該メッセージ
を他の中継装置に転送し、更新工程で、更新メッセー
ジ,同期メッセージまたはリセットメッセージのいずれ
を受信工程で受信したかおよび中継装置の状態に基づい
て中継装置のデータベースの識別子を更新する。これに
より、中継装置において、自装置のデータベースよりも
新しいデータベースを受信した場合に確実に自装置のデ
ータベースを更新することができるため、適切なデータ
ベースの更新処理を行うことができる、という効果を奏
する。
【0129】つぎの発明によれば、同期メッセージが、
各中継装置のデータベースの識別子を同期用の値に同期
させる情報を更新メッセージに付加したものであり、リ
セットメッセージが、各中継装置のデータベースの識別
子を巡回の始まりとなる値に同期させる情報を更新メッ
セージに付加したものであり、更新工程で、受信工程で
受信した同期メッセージまたはリセットメッセージに基
づいて中継装置のデータベースを更新するため、各中継
装置のデータベースの識別子を巡回の始まりとなる値に
同期させるとともに、データベースの更新を行うことが
できる、という効果を奏する。
【0130】つぎの発明によれば、設定工程で、中継装
置が第1の状態であることを示す第1のモード、中継装
置が第2の状態であることを示す第2のモード、または
中継装置が第3の状態であることを示す第3のモードの
いずれか一つのモードを設定するため、中継装置が自装
置の状態を容易に判定することができる、という効果を
奏する。
【0131】つぎの発明によれば、識別子更新工程で、
データベースの更新に応じて生成工程で付加する識別子
を巡回的に更新し、第1値確認工程で、各中継装置のデ
ータベースの識別子が前記第1の値に設定されたか否か
を確認し、第2値確認工程で、各中継装置のデータベー
スの識別子が第2の値に設定されたか否かを確認し、状
態遷移工程で、中継装置のデータベースの識別子が第1
の値である第1の状態、中継装置のデータベースの識別
子が第2の値である第2の状態、または中継装置のデー
タベースの識別子が第1の値および第2の値以外である
第3の状態を、第1の状態,第2の状態,第3の状態の
順で不可逆的に巡回的に繰り返し、転送工程で、受信工
程で受信した更新メッセージに付加された識別子および
中継装置の状態に基づいて当該更新メッセージを他の中
継装置に転送し、更新工程で、受信工程で受信した更新
メッセージに付加された識別子および中継装置の状態に
基づいて中継装置のデータベースの識別子を更新するた
め、中継装置において、自装置のデータベースよりも新
しいデータベースを受信した場合に確実に自装置のデー
タベースを更新することができる、という効果を奏す
る。
【0132】つぎの発明によれば、生成工程で、中継装
置のデータベースおよび中継装置のデータベースの識別
子に基づいて更新メッセージを生成し、送信工程で、生
成工程で生成した更新メッセージを他の中継装置に送信
する。これにより、中継装置が相互にデータベースの新
旧を確認する場合においても、これらの中継装置のデー
タベースを新しい方のデータベースに同期させることが
できるため、適切なデータベースの更新処理を行うこと
ができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかる通信ネット
ワークシステムの管理装置の概略構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1にかかる通信ネットワークシス
テムの中継装置の概略構成を示す図である。
【図3】 実施の形態1にかかるデータベース転送メッ
セージの構成を示す図である。
【図4】 実施の形態1にかかる通信ネットワークシス
テムにおけるメッセージ転送の流れを示すシーケンス図
である。
【図5】 実施の形態1にかかる管理装置の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態1にかかる中継装置の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2にかかる通信ネット
ワークシステムの管理装置の概略構成を示す図である。
【図8】 実施の形態2にかかる通信ネットワークシス
テムの中継装置の概略構成を示す図である。
【図9】 実施の形態2にかかるデータベース転送メッ
セージの構成を示す図である。
【図10】 実施の形態2にかかる通信ネットワークシ
ステムにおけるメッセージ転送の流れを示すシーケンス
図である。
【図11】 実施の形態2にかかる管理装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図12】 実施の形態2にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図13】 実施の形態2にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図14】 実施の形態2にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図15】 実施の形態2にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図16】 実施の形態2にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態3にかかる通信ネッ
トワークシステムの管理装置の概略構成を示す図であ
る。
【図18】 実施の形態3にかかる通信ネットワークシ
ステムの中継装置の概略構成を示す図である。
【図19】 実施の形態3にかかる通信ネットワークシ
ステムにおけるメッセージ転送の流れを示すシーケンス
図である。
【図20】 実施の形態3にかかる管理装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図21】 実施の形態3にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図22】 実施の形態3にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図23】 実施の形態3にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図24】 実施の形態3にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図25】 実施の形態3にかかる中継装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図26】 従来の中継装置の概略構成を示す図であ
る。
【図27】 従来のデータベース転送メッセージの構成
を示す図である。
【図28】 従来の通信ネットワークシステムにおける
メッセージ転送の流れを示すシーケンス図である。
【図29】 従来の中継装置におけるデータベース更新
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,3,5 管理装置、2,4,6 中継装置、11,
12,24,31,43,51,63 データベース、
13,33,53 データベース更新部、14,34,
54 データベース分割部、15,35,55 データ
ベース送信部、21,44,64 データベース転送メ
ッセージ受信部、22 データベース転送メッセージ版
名識別部、23,42,62 データベース格納領域、
25,47,67 データベース転送メッセージ送信
部、36 版名同期モード管理部、37,57 版名確
認実行部、41 版名同期モード格納領域、45 版名
同期モード識別部、46,66 版名比較部、56 版
名更新管理部、65 版名特別値識別部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市橋 立機 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 北山 健志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B082 EA07 GA05 GA14 5K030 HD03 KA05 MA01 MD07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 更新用のデータベースを複数のデータに
    分割し、これら各データにデータベースの新旧判定用の
    識別子を付加した更新メッセージを生成する更新メッセ
    ージ生成手段と、 前記更新メッセージ生成手段が生成した各更新メッセー
    ジを順次送信する更新メッセージ送信手段と、 を備えたデータベース更新装置と、 前記データベース更新装置からの前記更新メッセージを
    順次受信する受信手段と、 前記受信手段が前記更新メッセージを受信するごとに、
    当該更新メッセージの識別子と自装置のデータベースの
    識別子とを比較して新旧を判定する判定手段と、 前記判定手段が前記判定を行うごとに、当該判定結果に
    基づいて当該更新メッセージを他の中継装置に転送する
    転送手段と、 前記受信手段が受信した更新メッセージおよび前記判定
    手段の判定結果に基づいて自装置のデータベースおよび
    自装置のデータベースの識別子を更新する更新手段と、 を備えた複数の中継装置と、 を具備することを特徴とする通信ネットワークシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記データベース更新装置は、 データベースの更新に応じて前記識別子を巡回的に更新
    する識別子更新手段と、 前記各中継装置のデータベースの識別子を同期用の値に
    同期させる同期メッセージを送信する同期メッセージ送
    信手段と、 前記各中継装置のデータベースの識別子が前記同期用の
    値に設定されたか否かを確認する同期メッセージ確認手
    段と、 前記各中継装置のデータベースの識別子を巡回の始まり
    となる値に同期させるリセットメッセージを送信するリ
    セットメッセージ送信手段と、 前記各中継装置のデータベースの識別子が前記巡回の始
    まりとなる値に設定されたか否かを確認するリセットメ
    ッセージ確認手段と、 を備え、 前記中継装置は、前記更新メッセージ,前記同期メッセ
    ージまたは前記リセットメッセージのいずれを前記受信
    手段が受信したかに応じて、自装置のデータベースの識
    別子が前記同期用の値である第1の状態、自装置のデー
    タベースの識別子が前記巡回の始まりとなる値である第
    2の状態、または自装置のデータベースの識別子が前記
    同期用の値および前記巡回の始まりとなる値以外である
    第3の状態を、第1の状態,第2の状態,第3の状態の
    順で不可逆的に巡回的に繰り返し、 前記転送手段は、前記更新メッセージ,前記同期メッセ
    ージまたは前記リセットメッセージのいずれを前記受信
    手段が受信したかおよび自装置の状態に基づいて当該メ
    ッセージを他の中継装置に転送し、 前記更新手段は、前記更新メッセージ,前記同期メッセ
    ージまたは前記リセットメッセージのいずれを前記受信
    手段が受信したかおよび自装置の状態に基づいて自装置
    のデータベースの識別子を更新することを特徴とする請
    求項1に記載の通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記同期メッセージは、前記各中継装置
    のデータベースの識別子を前記同期用の値に同期させる
    情報を前記更新メッセージに付加したものであり、 前記リセットメッセージは、前記各中継装置のデータベ
    ースの識別子を前記巡回の始まりとなる値に同期させる
    情報を前記更新メッセージに付加したものであり、 前記更新手段は、前記受信手段が受信した前記同期メッ
    セージまたは前記リセットメッセージに基づいて自装置
    のデータベースを更新することを特徴とする請求項2に
    記載の通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記中継装置は、自装置が前記第1の状
    態であることを示す第1のモード、自装置が前記第2の
    状態であることを示す第2のモード、または自装置が前
    記第3の状態であることを示す第3のモードのいずれか
    一つのモードを設定する設定手段を備えたことを特徴と
    する請求項2または3に記載の通信ネットワークシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記データベース更新装置は、 データベースの更新に応じて前記識別子を巡回的に更新
    する識別子更新手段と、 前記各中継装置のデータベースの識別子が前記第1の値
    に設定されたか否かを確認する第1値確認手段と、 前記各中継装置のデータベースの識別子が前記第2の値
    に設定されたか否かを確認する第2値確認手段と、 を備え、 前記中継装置は、自装置のデータベースの識別子が前記
    第1の値である第1の状態、自装置のデータベースの識
    別子が第2の値である第2の状態、または自装置のデー
    タベースの識別子が前記第1の値および前記第2の値以
    外である第3の状態を、第1の状態,第2の状態,第3
    の状態の順で不可逆的に巡回的に繰り返し、 前記転送手段は、前記受信手段が受信した更新メッセー
    ジに付加された識別子および自装置の状態に基づいて当
    該更新メッセージを他の中継装置に転送し、 前記更新手段は、前記受信手段が受信した更新メッセー
    ジに付加された識別子および自装置の状態に基づいて自
    装置のデータベースの識別子を更新することを特徴とす
    る請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記中継装置は、 自装置のデータベースおよび自装置のデータベースの識
    別子に基づいて更新メッセージを生成する生成手段と、 前記生成手段が生成した更新メッセージを他の中継装置
    に送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5に記載の
    通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 更新用のデータベースを複数のデータに
    分割し、これら各データにデータベースの新旧判定用の
    識別子を付加した更新メッセージを生成する更新メッセ
    ージ生成工程と、 前記更新メッセージ生成工程で生成した各更新メッセー
    ジを通信ネットワークシステムの中継装置に順次送信す
    る更新メッセージ送信工程と、 前記中継装置において、前記更新メッセージ送信工程で
    送信された各更新メッセージを順次受信する受信工程
    と、 前記受信工程で前記更新メッセージを受信するごとに、
    当該更新メッセージの識別子と前記中継装置に設定され
    ているデータベースの識別子とを比較して新旧を判定す
    る判定工程と、 前記判定工程で前記判定を行うごとに、当該判定結果に
    基づいて当該更新メッセージを他の中継装置に転送する
    転送工程と、 前記受信工程で受信した更新メッセージおよび前記判定
    工程の判定結果に基づいて前記中継装置のデータベース
    および前記中継装置のデータベースの識別子を更新する
    更新工程と、 を含むことを特徴とする通信ネットワークシステムのデ
    ータベース更新方法。
  8. 【請求項8】 さらに、データベースの更新に応じて前
    記生成工程で付加する識別子を巡回的に更新する識別子
    更新工程と、 前記各中継装置のデータベースの識別子を同期用の値に
    同期させる同期メッセージを送信する同期メッセージ送
    信工程と、 前記同期メッセージ送信工程のあと、前記各中継装置の
    データベースの識別子が前記同期用の値に設定されたか
    否かを確認する同期メッセージ確認工程と、 前記同期メッセージ確認工程のあと、前記各中継装置の
    データベースの識別子を巡回の始まりとなる値に同期さ
    せるリセットメッセージを送信するリセットメッセージ
    送信工程と、 前記リセットメッセージ送信工程のあと、前記各中継装
    置のデータベースの識別子が前記巡回の始まりとなる値
    に設定されたか否かを確認するリセットメッセージ確認
    工程と、 前記中継装置において、前記更新メッセージ,前記同期
    メッセージまたは前記リセットメッセージのいずれを前
    記受信工程で受信したかに応じて、前記中継装置のデー
    タベースの識別子が前記同期用の値である第1の状態、
    前記中継装置のデータベースの識別子が前記巡回の始ま
    りとなる値である第2の状態、または前記中継装置のデ
    ータベースの識別子が前記同期用の値および前記巡回の
    始まりとなる値以外である第3の状態を、第1の状態,
    第2の状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回的に繰り
    返す状態遷移工程と、 を含み、 前記転送工程では、前記更新メッセージ,前記同期メッ
    セージまたは前記リセットメッセージのいずれを前記受
    信工程で受信したかおよび前記中継装置の状態に基づい
    て当該メッセージを他の中継装置に転送し、 前記更新工程では、前記更新メッセージ,前記同期メッ
    セージまたは前記リセットメッセージのいずれを前記受
    信工程で受信したかおよび前記中継装置の状態に基づい
    て前記中継装置のデータベースの識別子を更新すること
    を特徴とする請求項7に記載の通信ネットワークシステ
    ムのデータベース更新方法。
  9. 【請求項9】 前記同期メッセージは、前記各中継装置
    のデータベースの識別子を前記同期用の値に同期させる
    情報を前記更新メッセージに付加したものであり、 前記リセットメッセージは、前記各中継装置のデータベ
    ースの識別子を前記巡回の始まりとなる値に同期させる
    情報を前記更新メッセージに付加したものであり、 前記更新工程では、前記受信工程で受信した前記同期メ
    ッセージまたは前記リセットメッセージに基づいて前記
    中継装置のデータベースを更新することを特徴とする請
    求項8に記載の通信ネットワークシステムのデータベー
    ス更新方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記中継装置において、前記
    中継装置が前記第1の状態であることを示す第1のモー
    ド、前記中継装置が前記第2の状態であることを示す第
    2のモード、または前記中継装置が前記第3の状態であ
    ることを示す第3のモードのいずれか一つのモードを設
    定する設定工程を含むことを特徴とする請求項8または
    9に記載の通信ネットワークシステムのデータベース更
    新方法。
  11. 【請求項11】 さらに、データベースの更新に応じて
    前記生成工程で付加する識別子を巡回的に更新する識別
    子更新工程と、 前記更新メッセージ送信工程で所定の第1の値の識別子
    を付加した更新メッセージを送信したあと、前記各中継
    装置のデータベースの識別子が前記第1の値に設定され
    たか否かを確認する第1値確認工程と、 前記更新メッセージ送信工程で前記第1の値に続く第2
    の値の識別子を付加した更新メッセージを送信したあ
    と、前記各中継装置のデータベースの識別子が前記第2
    の値に設定されたか否かを確認する第2値確認工程と、 前記中継装置において、前記中継装置のデータベースの
    識別子が前記第1の値である第1の状態、前記中継装置
    のデータベースの識別子が第2の値である第2の状態、
    または前記中継装置のデータベースの識別子が前記第1
    の値および前記第2の値以外である第3の状態を、第1
    の状態,第2の状態,第3の状態の順で不可逆的に巡回
    的に繰り返す状態遷移工程と、 を含み、 前記転送工程では、前記受信工程で受信した更新メッセ
    ージに付加された識別子および前記中継装置の状態に基
    づいて当該更新メッセージを他の中継装置に転送し、 前記更新工程では、前記受信工程で受信した更新メッセ
    ージに付加された識別子および前記中継装置の状態に基
    づいて前記中継装置のデータベースの識別子を更新する
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信ネットワークシ
    ステムのデータベース更新方法。
  12. 【請求項12】 さらに、前記中継装置において、前記
    中継装置のデータベースおよび前記中継装置のデータベ
    ースの識別子に基づいて更新メッセージを生成する生成
    工程と、 前記中継装置において、前記生成工程で生成した更新メ
    ッセージを他の中継装置に送信する送信工程と、 を含むことを特徴とする請求項7〜請求項11に記載の
    通信ネットワークシステムのデータベース更新方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011029975A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Fujitsu Ltd ネットワーク管理プログラム、ネットワーク管理装置、およびネットワーク管理方法
JP5423900B2 (ja) * 2010-09-29 2014-02-19 富士通株式会社 中継システム、中継システムの制御方法及び中継装置の制御プログラム
CN111339113A (zh) * 2020-02-28 2020-06-26 湖南九鼎科技(集团)有限公司 基于etl技术的配方直达方法及系统

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