JP2002007068A - 情報記録表示装置 - Google Patents

情報記録表示装置

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JP2002007068A
JP2002007068A JP2000192042A JP2000192042A JP2002007068A JP 2002007068 A JP2002007068 A JP 2002007068A JP 2000192042 A JP2000192042 A JP 2000192042A JP 2000192042 A JP2000192042 A JP 2000192042A JP 2002007068 A JP2002007068 A JP 2002007068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録表示装置において、情報表示媒体を
情報記録表示装置に密着させ固定させ、ディスプレイと
しての機能を発現させる。 【解決手段】 文字・画像等の情報の書換えが自在であ
りこの情報を表示するとともに記憶することができる情
報表示媒体5を有する情報記録表示システムを構成する
情報を記録する情報記録表示装置1であって、装置本体
10のシートセット部11の底に設けた変形部材12
と、透明基板31と,透明画素電極群32と,樹脂薄膜
33と,電極駆動回路34とを有する上面カバー30と
を有し、シートセット部11に情報表示媒体5をセット
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字・画像等の情
報の書換えが可能な情報表示媒体を用いて、情報の書込
みおよび消去、表示および閲覧を行う情報記録表示シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、情報を記録し表示する手段と
して紙を用いることが広く行われている。この紙を用い
る記録方法は、以下のような長所を有している。
【0003】すなわち、画像や文字などの情報を記録す
る媒体として広く用いられている紙は、CRT(cat
hode ray tube)や液晶ディスプレイなど
と異なり、複数枚並べて情報を見る一覧性に優れ、複数
枚並べて情報を容易に比較検討することができるほか、
多少乱雑な取り扱いをしても情報の保存性がよく、見る
場所、配置などの自由度が大きい、などの利点を有して
いる。
【0004】また、紙は、大量の情報を複数枚に分けて
保持することにより、CRTや液晶ディスプレイの画面
のように毎回書換えたりスクロール機能によって情報を
検索する方法と異なり、必要な情報を複数枚の情報から
感性により直感的に検索することが出来る利点がある。
【0005】さらに、人間は周囲の視認情報の大部分を
反射光により認識していることから、反射型表示媒体で
ある紙は人間の思考作業の効率を高める作用があると考
えられる。このことは、CRTや液晶ディスプレイ上の
画面をわざわざ紙にプリントアウトし作業を行うといっ
た行動にも裏付けられている。
【0006】しかしながら、このような利点を有する紙
にも、以下のような欠点がある。すなわち、不必要にな
った情報が表示された紙は、書換えを行うことが困難あ
るいは手間がかかるために使い捨てられ、紙の使用量が
増大する一方である。また、紙は電子データを直接的に
入出力することが出来ず、書換えも基本的に出来ないた
め、紙一枚あたりの情報量が限定されており、大量の情
報表示には、大量の紙が必要となることから、携帯性に
欠け保管スペースを大量に要し、森林資源の枯渇化・環
境負荷の増大を招く問題点を有している。
【0007】一方、パーソナルコンピュータの普及によ
り大量の電子データを取り扱う作業が多くなった昨今に
おいては、CRTや液晶ディスプレイを電子データの表
示媒体として用いる場面が多くなり、電子データの直接
的な入力ができず書換えも困難である紙は不便な表示媒
体となりつつある。
【0008】しかしながら、CRTや液晶ディスプレイ
は、消費電力が大きい点や眼精疲労等を招き反射表示に
慣れた人間の思考作業効率を低下させる問題点を有して
いる。また解像度等の表示品位が紙に比較し劣るという
問題点を有する。さらに携帯性に欠け、必要に応じて情
報を複数枚並べて一覧表示出来る、紙のような一覧性が
不足している。
【0009】そこで、紙の利便性を保持しつつ、ディス
プレイのように電子データが入出力でき、何度も書換え
が可能な記録媒体が期待されている。
【0010】このような記録媒体の例として、たとえ
ば、特開平6−67141号公報に開示される技術が挙
げられる。
【0011】この技術は、高分子材料と低分子液晶との
複合膜や高分子液晶と低分子液晶との複合膜などの光変
調部材の両面に、有機または無機の保護層を設けたもの
からなる記録媒体シートが用いられており、記録媒体シ
ートに印加する電界により液晶の配列状態を変化させ、
情報の書込みおよび消去を行うものである。
【0012】具体的には、記録媒体シートは以下の書込
消去装置を用いて書込消去を行なっている。まず、初期
化電源が接続された2本のロール間を記録媒体シートが
通過することにより、高周波電圧もしくは記録媒体シー
トに画像情報を書き込んだ電荷あるいは電圧の極性とは
逆極性の電荷あるいは電圧が印加され、情報が消去され
て初期化される。その後、コロナ帯電器によりマイナス
の電荷に帯電させた有機感光体の表面上に対応した電荷
あるいは電荷パターンを与えることにより情報の書込み
を行う。
【0013】情報が書き込まれた情報媒体シートは、感
電防止のため、除電用の2本のロールの間を通過させて
電荷を持去した後に排出される。記録媒体シートは、厚
み0.1mm程度のプラスチック性フィルム状であり、
かつ文字や画像情報の書換え・消去が何回でも可能であ
り、さらにメモリー性を持つために、書き込んだ情報を
長期間保持することができる。
【0014】しかしながら、上記技術によれば、記録媒
体シートと書込消去装置は完全に分離した状態で使用す
るため、書換えには煩雑さを要し、利用者が積極的に書
込消去装置を使用しない限り、記録媒体を再利用するこ
とができない。
【0015】一方、他の記録媒体および情報記録表示装
置の例として、本発明者は特開2000−19980号
公報に示される技術を開示している。
【0016】この情報記録表示装置は、情報記録シート
である液晶ペーパーに電界を印加することによって、液
晶ペーパーに情報を記録したり、記録された情報を消去
したりすることができる情報書込消去部を有していると
ともに、液晶ペーパーを情報書込消去部に搬送可能に保
持するシート収納部とを備えている。
【0017】上記情報記録表示装置では、液晶ペーパー
に用いられる液晶として、好ましくは、低分子コレステ
リック液晶材料や高分子材料とコレステリック液晶との
複合系材料を用いている。
【0018】しかしながら、上記技術によれば、液晶ペ
ーパーに書込み消去を行う際、情報書込消去部に液晶ペ
ーパーを毎回搬送する必要があり、ディスプレイのよう
に電気駆動回路への電子データの入出力に同期して表示
内容を書き換えることができないため、表示内容の更新
には時間を要するという問題点がある。また、情報記録
表示装置内に記録媒体シートが格納されるため情報が記
録されたシートを情報記録表示装置より取り外し、従来
の紙ドキュメントのように使用することは困難である。
【0019】さらに、他の記録媒体および情報記録表示
装置の例としては、たとえば、特開平9−101864
号公報に開示された技術が挙げられる。
【0020】この従来技術は、熱による書換可能な記録
媒体を、多数の発熱素子から成るヒートパネルを有する
情報記録表示装置に載置し、情報蓄積媒体(記憶媒体)
から読み出された画像の電子データに応じて発熱素子が
発熱することにより情報記録媒体に画像情報の記録を行
うものである。
【0021】また該装置には、手書入力の認識を行う入
力フィルムがヒートパネル表面に開閉自在に装着されて
おり、該情報表示媒体をヒートパネルと入力フィルムの
間に保持し手書入力を行うことにより手書情報が該情報
表示媒体に記録できるようになっている。書き込まれた
情報表示媒体は装置から取り外して従来の紙ドキュメン
トと同様に使用することができる。
【0022】しかしながら、上記技術によれば、情報表
示媒体をヒートパネルに載置し書込みを行う際、特定の
固定手段がないため情報表示媒体とヒートパネルの密着
性が悪く、書込みが不完全となる可能性が有る。また、
情報表示媒体を載置し書込みを行うので、基本的には水
平に情報記録表示装置を設置した状態でのみ書込み消去
が可能であり、記録媒体を挟んだままディスプレイなど
のように表示面の角度・位置を自由に変え、ディスプレ
イのような表示用途として使用するには不向きである。
【0023】同様に、情報表示媒体を情報記録表示装置
に固定する手段がないので、記録媒体をはさんだままの
状態で記録装置を携帯性を有する表示装置として使用す
ることは困難である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙のように
取り扱いやすく、一覧性にすぐれ、人間の作業効率を向
上する反射型表示を実現し、且つディスプレイのように
大量の電子データを直接的に入出力できる、紙とデイス
プレイの両方の作業性・利便性を実現する情報記録表示
装置において、情報表示媒体を情報記録表示装置に密着
させ固定させることによりディスプレイとしての機能
(情報“表示”装置としての機能)を発現させることが
でき、さらにその状態での携帯性を持たせることにより
その作業性・利便性を向上させることを目的とする。
【0025】また、本発明は、書込作業の確実性を向上
させ、一般の般のハードコピー装置やディスプレイの信
頼性と同等の信頼性を付与した情報記録表示装置を提供
することを目的とする。
【0026】一般に紙に対して用いられる手書入力部材
は、書込作業(鉛筆、ボールペン等)と消去作業(消し
ゴム等)で別々の部材を使用する必要があるのに対し、
本発明は、手書入力情報を電子データで入力することを
利用し、書込み・消去のどちらの操作も一つの手書入力
部材で行えるようにした情報記録表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0027】さらに、本発明は、一般に紙に対する書込
作業・消去作業のために用いられる手書入力部材を、手
書入力情報を電子データで入力することを利用し、情報
記録表示装置の各動作を制御するためのツールとしても
使用できるようにした情報記録表示装置を提供すること
を目的とする。
【0028】本発明は、通常の状態では読み取ることが
できないように情報記録用シートに記録した機密情報を
記録表示する機密情報記録表示装置を提供することを目
的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、文字・画像等の情報の書換えが自在であ
りこの情報を表示するとともに記憶することができる情
報表示媒体(情報記録用シート)と、該情報表示媒体に
情報を記録する情報記録表示装置とからなる情報記録表
示システムを構成する情報記録表示装置であって、前記
情報表示媒体(情報記録用シート)に表示する情報を書
換自在に記憶する情報記憶手段(記憶媒体挿入部、記憶
部)と、前記情報表示媒体を装着する媒体装着手段(シ
ートセット部、装置本体)と、前記情報表示媒体に前記
情報記憶手段の情報を書き込む情報書込手段(透明画素
電極、電極駆動回路、樹脂薄膜、情報書込処理手段)
と、前記情報表示媒体を前記媒体装着手段に密着させる
媒体密着手段(変形部材、シート支持機構)とを備え
た。
【0030】上記課題を解決するために、本発明は、上
記情報記録表示装置において、さらに、前記情報表示媒
体を交換可能に保持する媒体保持手段(上面カバー)を
備えた。
【0031】本発明は、上記情報記録表示装置におい
て、さらに、前記情報表示媒体を前記媒体装着手段に搬
入する媒体搬入手段(シート挿入口)を備えた。
【0032】本発明は、上記情報記録表示装置におい
て、上記情報表示媒体に表示されている情報の顕像化を
制御する顕像化手段(顕像化部材)を備えた。
【0033】本発明は、上記情報記録表示装置におい
て、上記顕像化手段の動作が所定の符号に基づいて制御
されるようにした。
【0034】本発明は、上記情報記録表示装置におい
て、上記情報表示媒体の位置を検知する媒体位置検知手
段(シート検知部、シート端センサー)を備えた。
【0035】本発明は、上記情報記録表示装置におい
て、さらに手書入力を行う手書入力手段(手書入力部
材、感知部材)を備え、該手書入力手段を用いて情報記
録表示装置の動作を制御するようにした。
【0036】本発明は、上記情報記録表示装置におい
て、上記情報表示媒体に表示されている情報を消去する
モードを選択する情報消去モード選択手段を備えた。
【0037】本発明は、上7手書入力手段により、上記
情報表示媒体に表示されている情報の部分消去を行うよ
うにした。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる情報記録表
示システムについて説明する。本発明にかかる情報記録
表示システムは、情報表示媒体として働く情報記録用シ
ートと、該情報表示媒体に情報を記録する情報記録表示
装置とから構成される。まず、図1を用いて、本発明に
かかる情報記録表示システムに用いる情報記録用シート
の構成を説明する。
【0039】まず、本発明にかかる情報記録表示システ
ムに用いる情報記録用シート5について説明する。図1
(a)は情報記録用シート5の構造を模式的に示す縦断
面図である。
【0040】上記情報記録用シート5は、第1の保護層
51と第2の保護層52との一対の保護層間に液晶層5
3を挟持し、さらに第2の保護層52の外面側に導電層
55を形成した構造となっている。第1の保護層51と
第2の保護層52は、液晶層53の外縁で接着剤により
接着されている。この接着剤により上記第1の保護層5
1と第2の保護層52間に接着層54が形成され、一対
の第1の保護層51と第2の保護層52とその外縁に設
けた接着層54で形成する空間内に液晶が封入されて、
液晶層53を形成する。
【0041】第1の保護層51と第2の保護層52は、
例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる
薄膜シートで構成される。なお、第1の保護層51と第
2の保護層52は、少なくとも一方の保護層が上記PE
Tのような透明性および可撓性を有する樹脂等の素材で
構成されていればよく、他方の保護層は不透明な素材で
あってもよい。
【0042】液晶層53を構成する液晶材料としては、
例えば低分子コレステリック液晶材料、高分子材料とコ
レステリック液晶との複合系材料等が用いられる。
【0043】低分子コレステリック液晶材料としては、
コレステロール誘導体からなるコレステリック液晶や、
ネマティック液晶にカイラル剤を所定量添加することに
より得られるカイラルネマティック液晶等を用いること
ができる。
【0044】上記ネマティック液晶としては、たとえば
メルク社製のE7、E48、E8、E44、M48など
が用いられる。また、カイラル剤としては、メルク社製
のCE2、CB15、CN、S−811などが用いられ
る。
【0045】高分子材料とコレステリック液晶との複合
系材料としては、高分子材料にアクリル樹脂を用い、液
晶にコレステリック相を示す液晶を用いる。
【0046】上述した液晶材料からなる液晶層53を挟
持する第1の保護層51と第2の保護層52のうち、第
2の保護層52の外面上に形成された導電層55は、第
1の保護層51と第2の保護層52間の電位を確保する
ためのものであり、たとえば、第2の保護層52が透明
な素材で形成される場合には、アイ・ティー・オー(I
TO:Indium Tin Oxide)のような透
明導電膜を用いて形成される。第2の保護層52が不透
明な素材で形成される場合には、不透明な金属の導電膜
とすることができる。
【0047】第2の保護層52を情報記録表示装置に設
けたアース側電極に密着させて使用する場合には、上記
導電層55は必ずしも必要ではない。
【0048】また、上記導電層55は、図1(b)に示
すように保護層52と液晶層53との間に形成してもよ
い。この場合、導電層55は保護層52の外面側に回り
込んだ回込部56を有する状態にし、情報記録用シート
5を情報記録表示システムを構成する情報記録表示装置
に設置する際、情報記録表示装置に設けたアース手段と
導電層55の回込部56が接触してアースが取れる状態
にする。
【0049】また、図示しないが、図1(a)の導電層
55と保護層52との間に、コントラストを向上させる
ための着色層を設けることができる。この着色層は、液
晶層53に使用する液晶との関係からどういう色の組み
合せで表示を行うかを決定することにより、適宜設定す
ればよい。
【0050】上記導電層55を着色することにより、導
電層55自体が着色層を兼ねるようにし、該導電層55
を装置本体10に接触しアースが取れる構成としてもよ
い。
【0051】上記接着層54を形成する接着剤として
は、たとえばエポキシ樹脂やアクリル樹脂などが使用可
能である。
【0052】上記構成の情報記録用シート5に対して、
情報記録表示装置により情報を書き込むときの印加電圧
は、第1の保護層51と第2の保護層52の厚さや液晶
の材質などにより異なる。たとえば、液晶層53をカイ
ラルネマティック液晶(E7とS−811の9:1混合
物)で構成し、層厚を10μmとしたとき、液晶層53
に初期化電圧としてDC30Vを印加することでホメオ
トロピック状態(液晶分子が鉛直方向に配列した状態)
となり急激に0Vにすることで透明性を有するツイスト
プレーナー状態(ある波長を選択的に反射する状態)に
なる。同様に、書込電圧として液晶層53にDC10V
を印加することでフォーカルコニック状態となり白濁す
る。上記液晶材料はツイストプレーナー状態での選択反
射波長を赤外域になるように液晶層53が構成されてい
るので、下面に黒の着色層を設けておけば白黒表示が得
られる。
【0053】情報記録用シート5は、メモリー性を有す
るので、情報記録表示装置の電源を切ってもあるいは情
報記録用シート5を情報記録表示システムから取り出し
ても、書き込まれたデータは損なわれない。よって、電
源を切つて静止画を表示させたり、情報記録表示装置か
ら取り出して紙ドキュメントのように扱うことも可能で
ある。
【0054】上記した情報記録用シート5は、本発明の
情報記録表示装置による記録・表示以外にも、特開平6
‐67141号公報に示されるような従来の複写機等の
電子写真プロセスを利用して情報を記録することも可能
である。
【0055】つぎに、図2〜図7を用いて、本発明の情
報記録表示システムを構成する第1の実施の形態にかか
る情報記録表示装置の構造を説明する。図2は本発明の
情報記録表示システムを構成する第1の実施の形態にか
かる情報記録表示装置の構造の概要を示す外観斜視図で
あり、図3は図2の情報記録表示システムを構成する情
報記録表示装置に情報記録用シートがセットされた状態
でのA−A線での縦断面図であり、図4は図2に示した
情報記録表示装置の上面カバーが開いた状態を模式的に
説明する側面図である。図5は図2に示した情報記録表
示装置の上面カバー部の平面構造と情報記録用シートと
の配置関係を説明する図であり、図6は該情報記録表示
装置のシートセット部の平面構造と情報記録用シートと
の配置関係を説明する模式図であり、図7はシートセッ
ト部の図6のB‐B線での一部分を省略した縦断面図で
ある。
【0056】図に示すように、本発明の情報記録表示シ
ステムは、前記情報記録用シート5と、このシートを搭
載する情報記録表示装置1から構成される。
【0057】第1の実施の形態にかかる情報記録表示シ
ステムの情報記録表示装置1の構造を説明する。この実
施の形態の情報記録表示装置は、上面カバーを開閉して
情報記録用シートを載置する形態を採用した装置であ
る。
【0058】図2〜図7に示すように、第1の実施の形
態にかかる情報記録表示システムの情報記録表示装置1
は、情報記録用シート5をセットするシートセット部1
1を有する装置本体10と、装置本体10にヒンジ19
を介して開閉可能に取り付けられた上面カバー30から
なる。
【0059】情報記録表示装置1の装置本体10は、シ
ートセット部11と、変形部材12と、操作部14と、
第1の開閉感知部材151と、外部記憶媒体7を挿入す
る外部記憶媒体挿入部16等を有して構成される。
【0060】装置本体10の手前表面に設けた操作部1
4は、情報記録表示システムを操作する部分であり、装
置の電源をON/OFFする電源ボタン141、ページ
送りやページ戻りを行わせるページめくりボタン14
2,143、画面の記録・表示を行なわせる記録ボタン
144、画面の消去を行わせる消去ボタン145が設け
られる。
【0061】シートセット部11は、装置本体10の上
面の操作部14を除くほぼ全面にわたって情報記録用シ
ート5とほぼ同様の形状に設けられ、情報記録用シート
5をセットしたときに情報記録用シート5を受け入れる
くぼみ111を有している。シートセット部11のくぼ
み111には、弾力性および導電性を有する変形部材1
2が埋め込まれている。変形部材12と装置本体10
は、接触部分を介して電気的に導通している。さらに、
変形部材12には、図7に示すように、シートサイズを
検知する感圧タブレット13を設けることができる。
【0062】変形部材12の材料としては、たとえば、
通常の弾力性を有する樹脂上にアルミニウムなどの金属
をコーティングして得た材料、ETFE(エチレン−四
フツ化エチレン共重合体),PEEK(ポリエーテルエ
ーテルケトン),レーヨン,ナイロンなどにカーボンブ
ラックなどの導電剤を添加して導電性を付与した弾力性
を有する樹脂、ウレタンゴム,シリコーンゴムやエチレ
ン・プロピレンゴムなどのゴム材料にカーボンブラック
やイオンなどの導電剤を添加して導電性を付与した弾力
性を有するゴムなどが挙げられる。
【0063】図7に示すように、装置本体10のシート
セット部11は、情報記録用シート5がセットされた状
態で、その上面αが装置本体10の上面βより少し突出
するように構成されている。よって、上面カバー30を
閉じると、変形部材12の弾性力により情報記録用シー
ト5は上面カバー30の書込手段に密着されるようにな
る。
【0064】上面カバー30が閉じられたことを感知す
る第1の開閉感知部材151は、装置本体10のフレー
ムの上面に設けられている。
【0065】外部記憶媒体挿入部16には、情報記録用
シート5に記録する情報などが格納された外部記憶媒体
7が挿入される。
【0066】上面カバー30は、フレーム35と、該フ
レーム35に保持される透明基板31と、該透明基板3
1の一面に設けた透明画素電極群32と、透明画素電極
群32と情報記録用情報記録用シート5との密着性をよ
くし透明画素電極群32を接触の負荷から保護する役目
を有する樹脂薄膜33と、電極駆動回路34と、フレー
ム35の下面に設けた第2の開閉感知部材152とを有
して構成される。
【0067】透明画素電極群32と電極駆動回路34と
樹脂薄膜33で、情報を情報記録用シート5に書き込む
書込手段を構成している。
【0068】フレーム35は、各上面カバー構成要素を
格納し、上面カバー30の破損・変形を防止する役目を
有しており、高い剛性を有する樹脂やマグネシウム合金
等の軽量かつ頑強な材料を用いて形成される。
【0069】図3に示すように、装置本体10に第1の
閉じ具211を設け、上面カバー30のフレーム35に
第1の閉じ具211に対応する位置に第2の閉じ具21
2を設け、第1の閉じ具211および第2の閉じ具21
2により、間に情報記録用シート5を挟んだ状態で装置
本体10に上面カバー30を圧着状態に固定する。
【0070】透明基板31は、たとえばポリカーボネー
ト等の透明性および平滑性が良く軽くて割れない変形の
少ない樹脂材料から構成され、情報記録用シート5との
密着面側には、透明画素電極群32が設けられている。
【0071】透明画素電極群32は、ITOを用いて構
成され、それぞれTFT(:Thin Film Tr
ansistor;例えば、アモルファスSi‐TF
T、高温多結晶Si‐TFT、低温多結晶Si‐TF
T)あるいはMIM(MetalInsulator
Metal)素子などのスイッチング素子を介して電極
駆動回路34に接続された複数の個別の透明画素電極を
マトリクス状に配置して構成されている。
【0072】樹脂薄膜33は、透明画素電極群32と情
報記録用シート5とが直接接触することによって透明画
素電極面が損傷することを避け、且つ透明画素電極群3
2と情報記録用シート5との密着性をあげる働きを有し
ており、0.5μm以下程度の極薄ポリエチレン密着性
フィルム等を用いて透明画素電極群32の表面に形成さ
れる。
【0073】電極駆動回路34は、透明画素電極群32
の外周に配され、かつ、TAB(Tape Autom
ated Bonding)方式等により透明基板31
上に設けられている。電極駆動回路34は、個別の透明
画素電極毎に、記録する情報に対応した電圧を印加す
る。
【0074】上面カバー30を閉じた状態で、装置本体
10と上面カバー5とが接触する部分に、第2の開閉感
知部材152を設ける。装置本体10に設けた第1の開
閉感知部材151と上面カバー30に設けた第2の開閉
感知部材152とで上面カバー30の開閉を感知する開
閉感知部15を構成する。
【0075】開閉感知部15を構成するセンサーとし
て、各種感圧センサーを用いたり、第1の開閉感知部材
151および第2の開閉感知部材152を導電性を有す
る樹脂等で構成し、両感知部材間に微弱電流を流してそ
の導通の有無により開閉を感知するタイプ等のセンサー
を用いることができ、その他のセンサーを用いることも
できる。
【0076】開閉感知部15が、上面カバー30が閉じ
た状態を感知すると、情報記録表示装置1は、CPU
(Central Processing Unit)
処理により書込(電圧印加)待機状態となる。上面カバ
ー30の閉じ込みが不完全な状態では、開閉感知部15
が上面カバー30が閉じたことを感知せず、記録ボタン
144を操作しても書込(電圧印加)処理は行われな
い。
【0077】図7に示すように、装置本体10のシート
セット部11に情報記録用シート5をセットし、情報記
録用シート5への書込(消去)手段を有する上面カバー
30を閉じて上面カバー30を情報記録用シート5を密
着させ、透明画素電極に所定の電圧を印加することによ
って、情報記録用シート5ヘの情報の記録または記録さ
れた情報の消去を行う。
【0078】情報記録用シート5に記録した情報は、上
面カバー30を閉じたままの状態で透明基板31を通し
て上から見えるようになっている。
【0079】図5に示すように、上面カバー30には、
シートセット部11ヘ情報記録用シート5が正常位置に
セットされているかを確認しシートサイズを検知するた
めのシート検知部36が設けられている。
【0080】図6に示すように、情報記録用シート5が
装置本体10のシートセット部11のa点を始点とする
2辺ab,acに接触している状態を正常位置と定義す
る。装置本体10のシートセット部11のa点を始点と
する2辺ab,acに対応する上面カバー30の樹脂薄
膜33の部分に、a’を始点とする2辺a’b’,a’
c’のシート検知部36が、配置されている。シート検
知部36は、例えばシートサイズに対応する位置にセン
サーを設けることによって形成することができる。シー
トセット部11に情報記録用シート5がセットされ上面
カバー30により圧着されると、a’点および2辺a’
b’,a’c’の長さをシート検知部36で感知して、
正常位置へ情報記録用シート5がセットされたことおよ
びシートサイズを碓認することができる。
【0081】シート検知部36が2辺a’b’、a’
c’の長さを検知できず、情報記録用シート5の正常位
置へのセットが確認できない場合、情報記録表示装置の
CPUは、書き込み(電圧印加)を禁止する書込禁止状
態とする。シート検知部36が2辺a’b’、a’c’
の長さを検知して情報記録用シート5の正常位置へのセ
ットを確認するとともにシートサイズを判断できた場
合、シートサイズに対応する画素電極エリアdを書込
(電圧印加)待機状態とし、a’点を基準として書込開
始位置を判断する。
【0082】なお、シート検知部36のタイプとその検
知方法としては、感圧タイプによる圧力検知手段、装置
本体10のシートセット部11の2辺ab,acに設け
たLED(Light Emitting Diod
e)と上面カバー30の2辺a’b’、a’c’に設け
たフォトダイオードからなるセンサーを用いて受光強度
によりシート有無を検知する方法などを用いることがで
きる。
【0083】シートサイズの検知と情報記録用シート6
の正常位置へのセットを検知するシート検知部36とし
て、上記のセンサーに代えて、図7に示すように、装置
本体10のシートセット部11のくぼみ111内に設け
た変形部材12の内部に感圧タブレット13を埋め込ん
で形成することができる。この検知方式は、情報記録用
シート5が上面カバー30により圧着された際、情報記
録用シート5が存在する部分とシートが存在しない部分
で変形部材12にかかる圧力に差が生じるように設計さ
れており、その差を感圧タブレット13が感知してシー
トサイズを判断できるようになっている。
【0084】情報記録用シート5への情報の記録および
表示は、記録内容が記憶された外部記憶媒体7を利用す
る。
【0085】ディジタルデータが記憶された外部記憶媒
体7を、情報記録表示装置1の外部記憶媒体挿入部16
に挿入し、情報記録表示装置1に備えられるRAM(R
andom Access Memory)からなる記
憶部にディジタルデータを取り込む。記憶部に一旦ディ
ジタルデータを記録することなく外部記憶媒体7から記
録回路へ直接ディジタルデータを送ってもよい。
【0086】情報記録表示装置1の記憶部(RAM)に
取り込まれたディジタルデータは、操作部14の記録ボ
タンまたは表示動作を操作することにより、情報記録用
シート5に記録される。
【0087】記憶媒体7としては、FD(Floppy
Disk)、Zipディスク、MD(Magneti
co‐Optical)ディスク、CD−ROM(Co
mpact Disk Read―Only Memo
ry)、CD−RAM(Compact Disc−R
andom Access Memory)、CD−R
AM−R(Compact Disc−Random
Access Memory―Recordabl
e)、CD−RAM−RW(Compact Disc
−Random Access Memory―ReW
ritable)、DVD−ROM(Digital
Video Disk−Read OnlyMemor
y)、DVD−RAM(Digital Video
Disk−Random Access Memor
y)、スマートメデイア等が考えられる。
【0088】また、情報記録用シート5に記録するディ
ジタルデータは、パソコンもしくはコンテンツ配信シス
テム等より情報記録表示装置1に取り込むことができ
る。装置本体10には、このためのコネクタおよびイン
タフェースを設けることができる。
【0089】情報記録表示装置操作部14のページめく
りボタン142,143により、外部記憶媒体7からの
データの読込みおよび情報記録用シート5への情報記録
および表示を開始したり、複数頁データの場合のページ
送りを行う。
【0090】このような構造を有する情報記録表示装置
1のシートセット部11に情報記録用シート5を載置し
た後、上面カバー30を閉じて情報記録用シート5の表
面αに上面カバー30の樹脂薄膜33を接触させる。こ
の状態で情報記録用シート5が正常位置にセットされた
ことおよびシートサイズを判断すると、外部記憶媒体挿
入部16に挿入された外部記憶媒体7から情報を読み出
して、電極駆動回路34を動作させ、透明画素電極群3
2と装置本体10のアース側電極間に情報に対応した電
圧を印加して、情報記録用シート5に情報を書き込む。
書き込んだ情報は、透明基板を通して読み取ることがで
きる。
【0091】図8の機能ブロック図を用いて、第1の実
施の形態にかかる情報記録表示装置の機能構成を説明す
る。第1の実施の形態にかかる情報記録表示装置1は、
読取・書込処理部81と、記憶部82と、インタフェー
ス83と、シート位置検知部84と、シートサイズ検知
部85と、情報書込処理部86と、情報消去処理部87
と、CPU88と、操作部14と、開閉感知部15とを
有して構成される。
【0092】読取・書込処理部81は、外部記憶媒体7
に記憶された情報を読み取りまたは情報記録表示装置へ
送られてきた情報を外部記録媒体7へ書き込む処理を行
なう。
【0093】記憶部82は、外部記憶媒体7や外部コン
ピュータやコンテンツ配信システム75等から取り込ん
だ表示情報を記憶する記憶手段であり、例えばRAMを
用いて構成される。インタフェース83は、外部のコン
ピューターやコンテンツ配備システム75等から表示情
報を取り込むインタフェースである。
【0094】シート位置検知部84とシートサイズ検知
部85は、それぞれシートセット部11にセットされた
情報記録用シート5の位置とシートのサイズを検知する
手段であり、前述の感圧タブレット13やシート検知部
36を用いて構成される。
【0095】情報書込処理部86は、シートセット部1
1にセットされた情報記録用シート5に表示情報を記録
する処理を実行する手段であり、表示情報を記録に適し
たデータに変換処理する機能、電極駆動回路34,透明
画素電極群32,樹脂薄膜33から構成される書込手段
などから構成される。
【0096】情報消去処理部87は、シートセット部1
1にセットされた情報記録用シート5に記録された情報
を消去する処理を実行する手段であり、表示情報を消去
するデータを作成する機能、電極駆動回路34,透明画
素電極群32,樹脂薄膜33から構成される書込手段な
どから構成される。
【0097】CPU88は、情報記録表示装置1の全体
の動作を処理する。
【0098】操作部14は、電源のON/OFFや,ペ
ージ送り,記録消去の指示などを送出する手段であり、
前述の操作部14に相当する。
【0099】開閉感知部15は、上面カバー30の開閉
状態を検知する手段であり、前述の開閉感知部15に相
当する。
【0100】本発明の情報記録表示装置1は、手書入力
に対応させる構成とすることができる。図9および図1
0を用いて、本発明の第2の実施の形態にかかる情報記
録表示装置について説明する。この情報記録表示装置
は、第1の実施の形態にかかる情報記録表示装置1に情
報を手書きで入力する機能を具備させた点に特徴を有し
ている。
【0101】この情報記録表示装置は、外部記憶媒体7
に格納されたデータを用いずに、白紙にメモするように
手書入力部材76を用いて、上面カバー30の表面から
手書きしたデータを情報記録用シート5に記録および表
示させることが可能である。同様に、外部記憶媒体7に
格納されたデータの記録および表示を行う場合において
も、何らかの情報が表示された状態の情報記録用シート
5に手書入力により追記することも可能である。
【0102】手書入力方式としていくつかの例を説明す
る。図9(a)に感圧方式の手書入力を採用した手法を
示す。感圧方式の手書入力方式では、上面カバー30の
表面に感圧方式手書入力感知部材37を設け、この入力
感知部37に手書入力部材76を用いて圧力を加えて手
書入力する。感圧式手書入力感知部材37で検出した手
書入力データを情報記録表示装置1内の記憶部(RA
M)82に記憶するとともに、透明画素電極群32の個
別透明画素電極に電圧を印加して情報記録用シート5に
表示する。
【0103】このような感圧方式手書入力方式に代えて
静電誘導方式の手書入力とすることができる。この静電
誘導方式手書入力では、静電気を発生するように構成し
た静電誘導方式手書入力部材76を用いて上面カバー3
0に設けた静電誘導方式手書入力感知部材37に手書入
力し、静電誘導方式手書入力感知部材37で検出した手
書入力データを情報記録表示装置内の記憶部(RAM)
82に記憶するとともに、透明画素電極群32の個別透
明画素電極に電圧を印加して情報記録用シート5に表示
する。
【0104】感圧方式の手書入力は、新携帯情報ツール
ザウルス(シャープ),電子手帳(シャープ)・プロス
テーション(シャープ)等が代表的な例である。静電誘
導方式の手書入力は、パームトップPCT−500(ソ
ニー)等に採用されている。
【0105】手書入力方式として電磁誘導方式の手書入
力を採用した手法を図9(b)を用いて説明する。電磁
誘導方式の手書入力は、電磁誘導方式の手書入力感知部
材40を装置本体10の下面もしくはシートセット部1
1の底面に設け、先端から磁束を形成する電磁誘導方式
の手書入力部材76を用いて手書入力する。手書入力さ
れた手書入力データを情報記録表示装置内の記憶部(R
AM)82に記憶し、情報記録用シート5に表示する。
電磁誘導方式の手書入力として、PENTOP(ワコ
ム)等がある。
【0106】手書入力方式として発信局となる微弱電波
発信機77と複数の小型の受信機41とから構成される
小型GPS方式の手書入力を採用した手法を図9(c)
を用いて説明する。この小型GPS方式手書入力は、コ
ードレスの手書入力部材76に設けた微弱電波発信機7
7から微弱電波を発信し、情報記録表示装置1の装置本
体10内に設けた複数の受信機41で、この電波を受信
し、それぞれの受信機に置ける電波到達時間の差等を演
算して、上面カバー30の透明部材31上における手書
入力部材76の位置を感知する。
【0107】各方式で感知された、手書入力部材76に
よる入力位置の座標データもしくはベクトルデータは、
情報記録表示装置内の記憶部(RAM)82に一旦記憶
され、情報記録表示装置のCPUの処理により電極駆動
回路34に送られ、筆跡に対応する透明画素電極に電圧
印加することによって、手書入力の筆跡を情報記録用シ
ート5に記録および表示する。
【0108】操作部14の操作によって、情報記録表示
装置内の記憶部(RAM)82に記憶した手書きデータ
を外部記憶媒体7に保存することも可能である。すなわ
ち、操作部14の記録ボタン144を押すことによって
情報記録表示装置内の記憶部(RAM)82に一旦記憶
された手書入力データを、情報記録表示装置内のCPU
88の働きによりインタフェース83を介して外部記憶
媒体7に記憶させることができる。
【0109】外部記憶媒体7への上書き保存または新規
保存の選択は、記録ボタン144を押す回数もしくは押
す時間長により選択することができる。また、外部記憶
媒体7への上書き保存または新規保存の選択は、記録ボ
タン144を押すことによって操作部14に設けた表示
部に上書き保存および新規保存選択の画面(選択ボタ
ン)を表示し、入力部材76を用いて採用する選択ボタ
ンにタッチすることにより選択する方法でもよい。
【0110】一方、操作部14の消去ボタン145を押
すことにより、手書入力部材76を消去ツールに変更す
ることができる。消去方法は、消去範囲を手書入力部材
76を用いて範囲指定する広域消去、もしくは手書入力
部材76で入力部分のみを消去する微細消去を行うこと
ができる。広域消去における範囲指定は、消去範囲の輪
郭入力、あるいは四角形状消去の対角線入力等を採用す
ることができる。広域消去と微細消去の選択は、手書入
力部材76での画面へのクリック方法による選択、また
は消去ボタン145を押すことにより表示部に広域消去
および微細消去選択の画面(選択ボタン)を表示し、入
力部材76で採用する選択ボタンにタッチすることによ
り選択する方法でもよい。
【0111】なお、消去ボタン145により消去モード
になっている間は、画面上もしくは操作部14に設けた
表示部になんらかの消去モードを明示する表示を行い、
誤操作により誤って記録情報が消去されてしまわないよ
うに構成することができる。また、誤操作によって誤っ
て記録情報を消去した場合、消去前の記録情報に復活で
きる選択画面(ボタン)を表示し、誤消去した記録情報
を復活させるように構成することができる。
【0112】図10の機能ブロック図を用いて、第2の
実施の形態にかかる情報記録表示装置の機能構成を説明
する。第2の実施の形態にかかる情報記録表示装置1
は、第1の実施の形態にかかる情報記録表示装置1の構
成に、手書入力部材76によって書き込まれた入力を検
知する手書入力検知部89を追加した点に特徴を有して
おり、その他の構成要素は第1の実施の形態にかかる情
報記録表示装置と同様であるので、説明を省略する。
【0113】手書入力部材76は、入力検出手段が感圧
方式の書込感知部材37であるときには、該書込感知部
材37に圧力を与えるペン型の入力部材であり、静電誘
導方式の書込感知部材37であるときには、静電誘導方
式の手書入力部材76を用いる。手書入力部材76は、
入力検出手段が電磁誘導方式の書込感知部材40である
ときには、該部材に電界を及ぼす電磁誘導方式の入力部
材であり、小型GPS方式の受信機41であるときに
は、微弱電波を発信する微弱電波発信機77を備えた手
書入力部材76を用いる。
【0114】つぎに、本発明の第3の実施の形態にかか
る情報記録用シート挿入タイプの情報記録表示装置の構
造を図11および図12を用いて説明する。図11は、
第2の実施の形態にかかる情報記録表示装置の外観形状
を示す斜視図であり、図12は図11のC‐C線での断
面形状を模式的に示す一部を省略した縦断面図である。
【0115】上記の第1の実施の形態にかかる情報記録
表示装置は、上面カバー30が開閉するタイプの情報記
録表示装置であったが、第3の実施の形態にかかる情報
記録表示装置は、上面カバー30と装置本体10が一体
となった形態であり、情報記録用シート5を情報記録表
示装置1の装置本体10の側面から挿入して装着するタ
イプの装置である。
【0116】図に示すように、この情報記録表示装置1
は、上面カバー30を装置本体10と一体に形成すると
ともに、情報記録用シート5を挿入するシート挿入口1
7を、装置本体10の側面に有しており、装置本体10
内で情報記録用シート5を支持するシート支持機構20
を備えた点に特徴を有している。この実施の形態にかか
る情報記録表示装置1の構造を説明する図において、第
1の実施の形態と同様な構成要素は同一の符号を付して
いる。
【0117】シート挿入口17に続く装置本体10の内
部には、シート挿入部18が形成されている。シート挿
入口の高さgおよびシート挿入部18の内部高さhはシ
ート厚みfよりも十分に広い高さになっており、挿入時
にシートが引っかかったり、折れ曲がったりすることが
ないようになっている。
【0118】すなわち、シート挿入口17のシート挿入
部18の内部高さhは、情報記録用シート5の厚みをf
とし、シート挿入口17の開口高さをgとすると、f<
h<<gとなるよう設計され、開口高さgから内部高さ
hへ滑らかに変化しており、スムーズに情報記録用シー
ト5を出し入れでき、シート挿入部の奥まで情報記録用
シート5自体のコシを利用して情報記録用シート5が誘
導されるようになっている。
【0119】シート挿入部18内の奥壁面には情報記録
用シート5が正しく挿入されたことを検知するシート端
センサー25および情報記録用シート5が変形部材12
と樹脂薄膜33に正しく圧接したことを検出するシート
圧接センサー26が設けられている。情報記録用シート
5のシート端がシート端センサー25に到達すると、シ
ート支持機構20の働きによってシート挿入部18の底
面が上面カバー30側に移動し、シート挿入部18の底
面がシート5を持ち上げ上面カバー30に圧着させるよ
うになっている。
【0120】シート挿入部18の底面は、第1の実施の
形態にかかる開閉タイプの装置と同様の変形部材12を
有し、変形部材12を持ち上げ情報記録用シート5を上
面カバー30に圧着するためのシート支持機構20から
形成されている。
【0121】シート支持機構20は、装置本体10とシ
ート挿入部18内の底面をギア等を用いて電動式で上下
させる機構、あるいは、装置本体10とシート挿入部1
8の底面の裏側間の空隙部にラテックス製等の弾性部材
でできた袋状のバネ材を設け、装置本体10に備えられ
た小型の排気・吸気両用ポンプを用いて袋内の空気圧を
調整することにより、情報記録用シート5を上面カバー
30の樹脂薄膜33に密着させたり開放したりする機構
等を用いることができる。
【0122】情報記録用シート5のシート端部がシート
挿入部の奥に到達したことを感知するシート端センサー
25として感圧式センサーを、情報記録用シート5が変
形部材12と上面カバー30の樹脂薄膜33に密着した
ことを検出するシート圧接センサー26として、変形部
材12または樹脂薄膜33部のいずれか一方に設けたフ
ォトダイオードと他方に設けたLEDからなる光学式セ
ンサーを用いることができる。
【0123】この構成を有する情報記録表示装置1は、
情報記録用シート5をシート挿入口17から挿入し、シ
ート端がシート挿入部18の奥に達したことをシート端
センサー25が検出すると、シート支持機構20が動作
して情報記録用シート5を上面カバー30の樹脂薄膜3
3に密着させる。情報記録用シート5が正常な位置にセ
ットされたことをシート圧接センサー26が検出する
と、情報の書込処理または消去処理を可能として、それ
ぞれの処理を行なう。これらの処理は第1の実施の形態
と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0124】つぎに、本発明の第4の実施の形態にかか
る機密情報記録表示システムにおける機密情報記録表示
装置の構成を、図13〜図15を用いて説明する。この
実施の形態にかかる機密情報記録表示装置は、通常の状
態では顕像化していない機密情報記録用シートに記録さ
れた情報を特定の装置によってのみ顕像化させるように
した機密情報記録表示システムであり、機密用情報記録
シートおよび機密情報記録表示装置とから構成される。
【0125】図13は、この実施の形態にかかる機密情
報記録表示システムの構成を説明する外観斜視図であ
り、図13(a)は装置に情報記録用シートをセットし
顕像化処理が実行される前の状態を、図13(b)は顕
像化処理を実行した後の状態を、図13(c)は情報記
録用シートを取り出した状態を示している。図14は機
密情報記録表示装置の上面カバーの構造を模式的に示す
縦断面図である。図15は、この機密情報記録表示装置
を用いた機密情報記録表示システムの構成を概念的に説
明する図である。
【0126】この実施の形態にかかる機密情報記録表示
システムは、機密情報記録表示装置1Sと機密情報記録
用シート5Sとから構成される。
【0127】図13に示すように、この実施の形態にか
かる機密情報記録表示システムにおいては、単に機密情
報記録用シート5Sが機密情報記録表示装置1Sにセッ
トされた状態では上面カバー30Sの画面にはスクラン
ブルされた画像が表示される(図13(a))。顕像化
処理を実行することによって、初めて上面カバー30S
の顕像化部材38のスクランブル機能が解除され、顕像
化された状態でのみ記録内容の表示が可能となる(図1
3(b))。機密情報記録表示装置1Sから機密情報記
録用シート5Sをはずした状態では、機密情報記録用シ
ート5には何も表示されず、記録内容を読み取ることが
できない(図13(c))。
【0128】機密情報記録表示装置1Sは、装置本体1
0Sと上面カバー30Sとから構成される。上面カバー
30Sは、図14に示すように、第1から第3の実施の
形態に示した上面カバー30とほぼ同様な構成を有して
いるが、透明基板31の外側表面に顕像化部材38を有
する点に特徴が有る。
【0129】機密情報記録用シート5Sは、前述の情報
記録用シート5と同様に、電圧印加によるシートへの表
示データの記録が可能であるが、前述の情報記録用シー
ト5と異なり、機密情報記録表示装置1Sの上面カバー
30Sに有する顕像化部材38によって、初めて記録さ
れたデータが顕像化される。
【0130】すなわち、機密情報記録用シート5Sは、
基本的に図1に示した情報記録用シート5の構成と同様
でありここにはあらためて図示しないが、情報記録用シ
ート5における液晶層53の液晶材料が異なっている。
【0131】機密情報記録用シート5Sの液晶層53と
しては、コレステリック液晶、ネマティック液晶(T
N、STN)、スメクチック液晶等、偏光子を用いなけ
れば顕像化されない材料等を用いる。顕像化部材38と
しては、印加する電圧により透明/不透明が切り換えら
れる透過/白濁モードの高分子分散液晶等、または偏光
子を有する透過/黒モードの一般の透過型液晶パネル等
を用いることができる。
【0132】機密情報記録表示装置1Sは、企業やその
他の団体内部での機密情報の記録および閲覧に利用でき
る。このシステムの利用態様をその概念図である図15
を用いて説明する。
【0133】機密情報記録表示装置1Sは、企業等の団
体内に構築されるコンピューターネットワーク60等へ
の接続が可能であり、機密情報の閲覧が許可される者の
固有認証番号をサーバ61等に登録する。機密情報を閲
覧しようとする者がその固有認証番号IDNo.を入力
すると、サーバ61において機密情報記録用シート5S
のデータ記録部57に記録されたデータを用いて認証番
号照合が行われ、入力された固有認証番号が登録された
認証番号と一致したときに、顕像化部材38によるスク
ランブルを解除して機密情報記録用シート5Sに記録さ
れた情報を読み取ることができるようにする。入力され
た固有認証番号が未登録認証番号であるときには、機密
情報記録表示装置1Sのスクランブル機能が解除され
ず、表示ができない仕組みになっている。
【0134】このため、万が一機密情報記録用シート5
Sが部外者に流出しても、機密情報記録用シート5S単
体では内容判読が不可能であり、機密情報記録表示装置
1Sを入手しても、固有認証番号を入力しない限り、機
密情報記録用シート5Sに記録された機密情報を読取る
ことはできない。
【0135】認証番号の入力は、機密情報記録用シート
5Sのセット時に、認証番号入力画面62が表示され、
ページめくりボタン142、143をナンバー入力キ
ー、記録ボタン144を確定ボタンとして行うことが出
来る。また、機密情報記録用シート5Sのセット時に、
画面に認証番号入力画面62とともにテンキーボタンが
表示され入力部材76でタッチすることにより認証番号
入力する方法でもよい。
【0136】図16の機能ブロック図を用いて、第4の
実施の形態にかかる機密情報記録表示装置1Sの機能構
成を説明する。第4の実施の形態にかかる機密情報記録
表示装置1は、第3の実施の形態にかかる情報記録表示
装置1の構成に、認証番号照合部(サーバ)61からの
認証によって記録を顕像化処理する顕像化処理手段80
を追加した点に特徴を有しており、その他の構成要素は
第3の実施の形態にかかる情報記録表示装置と同様であ
るので、説明を省略する。
【0137】図17を用いて、上記第1〜第3の実施の
形態にかかる情報記録表示装置、上記第4の実施の形態
にかかる機密情報記録表示装置に共通して用いられる電
源供給方式を説明する。
【0138】上記した情報記録表示装置1,1Sの電源
供給は、装置本体10の内部に設けた再充電可能な電池
などの内部電源を使用する態様のほかに、装置本体10
に設けたコネクタ93にAC/DCコンバータ911を
設けた電源コード91を接続し、家庭用AC電源に接続
する態様(図17(a))や、携帯用DC電源92を情
報記録表示装置にセットする態様(図17(b))があ
り、操作部14の電源ボタン141のON/OFF操作
によって行う。
【0139】携帯用DC電源92は、電池もしくは家庭
用DC電源で充電可能な充電バッテリを用いることがで
きる。
【0140】以上のように、本発明は、文字・画像等の
情報の書換えが自在でありこの情報を表示するとともに
記憶することができる情報表示媒体(情報記録用シー
ト)と、該情報表示媒体に情報を記録する情報記録表示
装置とからなる情報記録表示システムを構成する情報記
録表示装置であって、前記情報表示媒体(情報記録用シ
ート)に表示する情報を書換自在に記憶する情報記憶手
段(記憶媒体挿入部、記憶部)と、前記情報表示媒体を
装着する媒体装着手段(シートセット部、装置本体)
と、前記情報表示媒体に前記情報記憶手段の情報を書き
込む情報書込手段(透明画素電極、電極駆動回路、樹脂
薄膜、情報書込処理手段)と、前記情報表示媒体を前記
媒体装着手段に密着させる媒体密着手段(変形部材、シ
ート支持機構)とを備えることにより、情報表示媒体を
情報記録表示装置の媒体装着手段にセットして情報書込
手段に密着させることによって、情報表示媒体に情報を
書き込むことができる。
【0141】以上のように、本発明は、文字・画像等の
情報の書換えが自在でありこの情報を表示するとともに
記憶することができる情報表示媒体(情報記録用シー
ト)と、該情報表示媒体に情報を記録する情報記録表示
装置とからなる情報記録表示システムを構成する情報記
録表示装置であって、前記情報表示媒体(情報記録用シ
ート)に表示する情報を書換自在に記憶する情報記憶手
段(記憶媒体挿入部、記憶部)と、前記情報表示媒体を
装着する媒体装着手段(シートセット部、装置本体)
と、前記情報表示媒体に前記情報記憶手段の情報を書き
込む情報書込手段(透明画素電極、電極駆動回路、樹脂
薄膜、情報書込処理手段)と、前記情報表示媒体を前記
媒体装着手段に密着させる媒体密着手段(変形部材、シ
ート支持機構)とを備えることにより、情報表示媒体を
情報記録表示装置の媒体装着手段にセットして情報書込
手段に密着させることによって、情報表示媒体に情報を
書き込むことができる。
【0142】また、この発明によれば、媒体保持手段
(上面カバー)によって情報記録媒体を交換可能に保持
することができ、記録媒体をはさんだままの状態で情報
記録表示装置を携帯性を有する表示装置として使用する
ことができる。
【0143】さらに、この発明によれば、媒体搬入手段
(シート挿入口)を備えたので情報記録媒体を交換可能
に保持することができ、記録媒体をはさんだままの状態
で情報記録表示装置を携帯性を有する表示装置として使
用することができる。
【0144】上記の説明では、第1の実施の形態では情
報表示媒体を媒体保持手段によって保持する態様を示
し、第2の実施の形態では媒体挿入手段を設けたが、請
求項1の発明においては媒体保持手段または媒体挿入手
段は必須のものではなく、媒体密着手段を有し駆動電圧
がシートにかかりさえすれば、その目的を十分に達成す
ることができる。
【0145】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、装置本体10
の弾性部材(変形部材)12の弾性力により情報記録用
シート5と透明画素電極群10を有する書込手段を確実
に全面接触させることができるので、情報記録用シート
5の浮きによって所定の書込電圧がシートに十分に印加
されず書込みが出来ない状態を防ぐことができる。
【0146】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様に、情報記録用シート5の浮きによって所定の書
込電圧がシートに十分に印加されず書込みが出来ない状
態を防ぐことができる。また、情報記録表示装置1がど
のような角度配置になっても情報記録表示装置1に扶持
されたシートの位置がずれたりシートが外れたりするこ
とがない。よって情報記録表示装置1を水平状態でのみ
使用する必要がなく、携帯性を付加させることができ、
さらにディスプレイ的な用途として使用することができ
る。
【0147】請求項3の発明によれば、シートの設置の
際に上面カバーを開閉する必要がなく、また上面カバー
および装置本体を一体化できるので、耐久性が良く、か
つ取り扱い性、携帯性に優れた形態を実現できる。
【0148】請求項4の発明によれば、機密文書を機密
用シートで作成することにより、機密文書の流出によっ
て機密情報が漏洩することなく、必要時のみ機密情報記
録表示装置に機密用シートを挟持させ機密文書の内容を
確認することができるので、機密文書の機密性をさらに
向上させることができる。
【0149】請求項5の発明によれば、万が一機密用シ
ートが部外者に流出しても、機密用シート単体では内容
判読が不可能であり、機密情報記録表示装置を入手して
も、固有認証番号を入力しない限り、機密用シートに記
録された機密情報を読み取ることができないので、機密
文書の機密性をさら向上させることができる。
【0150】請求項6の発明によれば、情報記録用シー
ト5が正常位置に配置されないまま情報記録表示装置1
に保持された場合に、書込手段が電圧を印加する領域と
シート領域がずれ、表示が成されない部分が生じること
を防ぐことができる。
【0151】また、シートサイズが書込情報の表示領域
サイズより小さい場合、書込手段が電圧を印加する領域
がシート領域よりも大きいために表示されない部分が生
じることを防ぎ、書込情報の表示領域サイズをシートサ
イズに対応させることができる。
【0152】請求項7の発明によれば、手書入力手段に
よって装置の各種動作を制御できるので、情報記録表示
装置に操作用ボタン等を増設することなく多様な操作が
可能となり、情報記録表示装置の携帯性や小型化を妨げ
ることなく多機能化することができる。
【0153】請求項8の発明によれば、消去モードを設
定することにより、手書入力手段を消去手段としても併
用でき、消去用ボタン等を増設せずに消去動作を行うこ
とができる。
【0154】請求項9の発明によれば、ペンタイプの手
書入力手段を消去手段として利用することにより、消去
範囲を簡便にかつ多様な形状にて指定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる情報記録表示システムにおいて
使用される情報記録用シートの構造を示す縦断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる情報記録表
示装置の概略構成を示す外観斜視図。
【図3】図2の情報記録表示装置のA‐A線での縦断面
図。
【図4】上記情報記録表示装置の上面カバー部を開放し
た状態での側面図。
【図5】上記情報記録表示装置の上面カバー部のシート
接触面側より見た平面図。
【図6】上記情報記録表示装置の装置本体のシート接触
面側より見た平面図。
【図7】図6に示した情報記録表示装置の図B‐B線で
の縦断面図。
【図8】情報記録表示装置の機能構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図9】本発明の第2の実施の形態にかかる手書入力方
式を採用した情報記録表示装置の構造を説明する縦断面
図。
【図10】図9に示した情情報記録表示装置の機能構成
を示す機能ブロック図。
【図11】本発明の第3の実施の形態にかかる情報記録
表示装置の構造を説明する外観斜視図。
【図12】図11に示した形態の情報記録表示装置のC
‐C線での縦断面図。
【図13】本発明に第4の実施の形態にかかる機密情報
記録表示装置における機密保持の機能を説明する斜視
図。
【図14】図13の機密情報記録表示装置の上面カバー
の構造を説明する縦断面図。
【図15】図13の機密情報記録表示装置をコンピュー
タに接続した構成を説明する図。
【図16】図13の機密情報記録表示装置の機能構成を
示す機能ブロック図。
【図17】本発明にかかる情報記録表示装置の電源供給
部を説明する斜視図。
【符号の説明】
1 情報記録表示装置 1S 機密情報記録表示装置 5 情報記録用シート 5S 機密情報記録用シート 7 外部記憶媒体 10 装置本体 11 シートセット部 111 くぼみ 12 変形部材 13 感圧タブレット 14 操作部 141 電源ボタン 142 ページ送りボタン 143 ページ戻りボタン 144 情報記録ボタン 145 情報消去ボタン 15 開閉感知部 151 第1の開閉感知部材 152 第2の開閉感知部材 16 外部記憶媒体挿入部 17 シート挿入ロ 18 シート挿入部 19 ヒンジ 20 シート支持機構 21 閉じ具 211 第1の閉じ具 212 第2の閉じ具 25 シート端センサー 26 シート圧接センサー 30 上面カバー 31 透明基板 32 透明画素電極群 33 樹脂薄膜 34 電極駆動回路 35 フレーム 36 シート検知部 37 感圧方式(静電誘導方式)手書入力感知部材 38 顕像化部材 40 電磁誘導方式手書入力検知部材 41 受信機 51 第1の保護層 52 第2の保護層 53 液晶層 54 接着層 55 導電層 56 回込部 57 データ記録部 60 コンピュータネットワーク 61 サーバ(暗証番号照合部) 62 暗証番号入力画面 75 コンピュータ/コンテンツ配信システム 76 手書入力部材 77 微弱電波発信機 80 顕像化処理部 81 読取・書込処理部 82 記憶部(RAM) 83 インタフェース 84 シート位置検知部 85 シートサイズ検知部 86 情報書込処理部 87 情報消去処理部 88 CPU 89 手書入力検知部 91 電源コード 911 A/Dコンバータ 92 携帯用DC電源 93 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/03 310 G06F 3/03 310D G09F 9/00 366 G09F 9/00 366A Fターム(参考) 2H088 EA62 GA02 GA03 GA04 GA10 HA11 KA02 2H089 JA04 QA11 QA13 RA08 SA01 TA11 5B068 AA15 AA22 AA31 BB11 BC07 BD02 BD07 BD17 BD25 BE12 CC16 CD06 5B087 AE02 CC01 CC12 CC21 CC31 DD17 DJ01 5G435 AA18 BB12 BB16 DD16 DD20 EE12 EE44 LL07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字・画像等の情報の書換えが自在であ
    りこの情報を表示するとともに記憶することができる情
    報表示媒体と、該情報表示媒体に情報を記録する情報記
    録表示装置とからなる情報記録表示システムを構成する
    情報記録表示装置であって、前記情報表示媒体に表示す
    る情報を書換自在に記憶する情報記憶手段と、前記情報
    表示媒体を装着する媒体装着手段と、前記情報表示媒体
    に前記情報記憶手段の情報を書き込む情報書込手段と、
    前記情報表示媒体を前記媒体装着手段に密着させる媒体
    密着手段とを備えたことを特徴とする情報記録表示装
    置。
  2. 【請求項2】 上記情報記録表示装置において、前記情
    報表示媒体を交換可能に保持する媒体保持手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録表示装置。
  3. 【請求項3】 上記情報記録表示装置において、前記情
    報表示媒体を前記媒体装着手段に搬入する媒体搬入手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録表
    示装置。
  4. 【請求項4】 上記情報記録表示装置において、上記情
    報表示媒体に表示されている情報の顕像化を制御する顕
    像化手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれか1項に記載の情報記録表示装置。
  5. 【請求項5】 上記顕像化手段の動作が所定の符号に基
    づいて制御されることを特徴とする請求項4に記載の情
    報記録表示装置。
  6. 【請求項6】 上記情報記録表示装置において、上記情
    報表示媒体の位置を検知する媒体位置検知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項に記載の情報記録表示装置。
  7. 【請求項7】 上記情報記録表示装置において、さらに
    手書入力を行う手書入力手段を備え、該手書入力手段を
    用いて情報記録表示装置の動作を制御することを特徴と
    する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の情
    報記録表示装置。
  8. 【請求項8】 上記情報記録表示装置において、上記情
    報表示媒体に表示されている情報を消去するモードを選
    択する情報消去モード選択手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の情報
    記録表示装置。
  9. 【請求項9】 上記手書入力手段により、上記情報表示
    媒体に表示されている情報の部分消去を行うことを特徴
    とする請求項8に記載の情報記録表示装置。
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