JP2002006477A - フォトマスクのパターン形状補正方法および補正されたフォトマスク - Google Patents

フォトマスクのパターン形状補正方法および補正されたフォトマスク

Info

Publication number
JP2002006477A
JP2002006477A JP2001121073A JP2001121073A JP2002006477A JP 2002006477 A JP2002006477 A JP 2002006477A JP 2001121073 A JP2001121073 A JP 2001121073A JP 2001121073 A JP2001121073 A JP 2001121073A JP 2002006477 A JP2002006477 A JP 2002006477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrected
pattern
corner
wiring layer
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001121073A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichiro Tonai
圭一郎 東内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001121073A priority Critical patent/JP2002006477A/ja
Publication of JP2002006477A publication Critical patent/JP2002006477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光近接効果により生じたパターンの変形を適
切に修正し、補正するフォトマスクのパターン形状補正
方法を得ること。 【解決手段】 配線層により形成される略水平の外角を
除く外角が存在する配線層の角部に光近接効果によるフ
ォトマスクのパターン形状を補正する方法であって、ゲ
ート電極と、前記角部とが、所定距離以内にあるときに
は、第1の補正図形を導入し、ゲートと、前記角部と
が、所定距離を越えるときには、第2の補正図形を付与
するよう選択することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスクのパ
ターン形状補正方法および修正されたフォトマスクに関
し、詳しくはパターン変形を修正し補正するフォトマス
クのパターン形状補正方法および修正されたフォトマス
クに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォトマスクのパターン形状補正
方法は、例えば、フォトリソグラフィー(photolithogr
aphy/光蝕刻法)により形成したパターンに、形成時の
光学系の光近接効果により生じたパターン変形を修正し
補正するのに適用されている。
【0003】従来のフォトマスクのパターン形状補正方
法を図7に示す。配線層の角点3を補正する場合は、角
点3に切り欠きを入れて補正するための、補正図形
(A)31、補正図形(B)32を付加する。この補正
図形(A)31および補正図形(B)32の大きさは、
図7に示すように、2つの付加図形の幅a3、長さb3
の矩形の同一形状の図形に設定して補正している。ま
た、ゲートの幅W、補正図形の間隔G1、間隔G2の大
きさは、補正図形の付加の際に考慮に入れていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の補正図形のフォトマスクの形成において、所定の条
件下では光近接効果により、フォトレジストによる配線
層の形状が正しく形成されないという問題点を伴う。
【0005】上記問題の発生に対し、適切な補正図形の
付加が求められている。この一例として、図8にフォト
レジストの形状例を示す。本図に適用される補正方法に
よれば、補正図形の大きさを大きくすると、光近接効果
により、たとえば配線レジストパターン55の角点3近
傍の丸まりを低減する効果が大きくなる。しかしなが
ら、補正図形51の大きさを図8に示すように大きくな
ると、たとえばゲート部分の一部分51の幅が細くなる
細りが生じ、その結果、悪影響が生ずる。この悪影響が
生じないように補正図形を小さくすると、角点部近傍の
フォトレジストにおける配線レジストパターン55が丸
くなり、この丸まりを十分に小さくできず、したがって
光近接効果の補正が十分には得られないという問題点が
ある。
【0006】また、配線幅が小さく、補正図形により狭
められた配線層の幅G1が狭い場合には、フォトレジス
トの細り52が大きくなり、新たに配線が断線する危険
を生じるという問題点がある。なお図8では、補正図形
による細りを配線層の片側だけで考慮した図を示した
が、一般的には、点線で示した細りは、配線層の両側で
起こるので、さらに、配線層の幅G1 が細くなる。
【0007】本発明は、光近接効果により生じたパター
ン変形(細りや丸み)を適切に修正し補正するフォトマ
スクのパターン形状補正方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、配線層により形成される
略水平の外角を除く外角が存在する配線層の角部に光近
接効果によるフォトマスクのパターン形状を補正する方
法であって、ゲート電極と、前記角部とが、所定距離以
内にあるときには、第1の補正図形を導入し、ゲート
と、前記角部とが、所定距離を越えるときには、第2の
補正図形を付与するよう選択することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、拡散層と配線層
とが重なるゲート電極を形成する配線層のフォトマスク
のパターン形状補正方法において、前記配線層のパター
ンの角部が拡散層から形成される外角の頂点近傍にあ
り、前記角部は、ゲートからの距離が一定範囲内にある
か否かを判定し、前記角部の中央近傍から切り欠きを入
れて所定の補正図形を付加して前記パターン形成部分の
角部の形状を補正することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記パターンのゲートの幅、ゲートの間
隔、補正図形の間隔、および配線パターン幅の大きさを
基に、前記補正図形の付加の有無を決めることを特徴と
する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3において、前記補正図形の大きさは、ゲート電極を配
線層内で移動可能な方向と同一方向の辺に対する補正図
形の大きさと、前記方向と異なる方向の辺に対する補正
図形の大きさとを、相互に異なる大きさとしたことを特
徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、前記ゲート電極を配線層内で移動可能な方向と同一
方向の辺に対する補正図形の大きさを、当該方向と異な
る方向の辺に対する補正図形の大きさより、小さくした
ことを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項4におい
て、前記ゲート電極を配線層内で移動可能な方向と異な
る方向の補正図形のみを形成し、前記ゲート電極を配線
層内で移動可能な方向の辺に対する補正図形を形成しな
いことを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、略水平の角を除
く配線層パターンの外角を形成する角部が、拡散層外の
存在の条件と、ゲート電極からの距離が所定の設定値内
の条件と、ゲート電極同士の間隔が所定の設定値Pm以
上である条件から選択される少なくとも1つの条件を採
用して角部を抽出するステップと、前記抽出した角部の
ゲート電極を配線層内で移動可能な方向の辺に、所定の
補正図形Aを、ゲート方向でない辺に補正図形Bをそれ
ぞれに付加するステップと、前記補正図形Bと隣設する
補正図形との間隔G1が所定の設定値G1mを超えるか
否か(G1>G1m)を判定するステップと、前記判定
により、G1>G1mを満足しない場合には、前記補正
図形A、補正図形Bを削除するステップとを有すること
を特徴とする。
【0015】請求項8に記載の発明は、略水平の角を除
く配線層パターンの外角を形成する角部が、拡散層外の
存在の条件と、ゲート電極からの距離が所定の設定値内
の条件と、ゲート電極同士の間隔が所定の設定値Pm以
上である条件から選択される少なくとも1つの条件を採
用して角部を抽出するステップと、前記抽出した角部の
ゲート電極を配線層内で移動可能な方向の辺に、所定の
補正図形Aを、ゲート方向でない辺に補正図形Bをそれ
ぞれに付加するステップと、前記補正図形Bと隣設する
補正図形との間隔G1を算出し、算出された間隔G1が
所定の設定値G1mを超えるか否かを判定するステップ
と、前記判定により、G1>G1mを満足しない場合に
は、前記補正図形A、補正図形Bを削除するステップと
を有することを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8に
記載のフォトマスクのパターン形状補正方法を用いて形
成された、修正されたフォトマスクである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるフォトマスクのパターン形状補正方法の実施の形
態を詳細に説明する。図1〜図6に、本発明に係るフォ
トマスクのパターン形状補正方法の実施形態およびその
他の実施形態を示す。なお以後の説明では、配線層は、
ゲートに電圧(電流)を印加するために設けられる層と
して説明する。本発明に係る補正方法は、光学的な近接
効果によるフォトマスク全般の補正方法に関するが、特
に、配線層の場合に、このような補正方法が適用される
ことが好ましい。
【0018】図1〜2は、本発明のフォトマスクのパタ
ーン形状補正方法の実施形態の処理手順例を示すフロー
チャートである。また、図5は、補正図形の構成例を示
すパターンレイアウト図である。本実施形態では、ま
ず、設計したデータを基に、図5に示すパターンレイア
ウトを作成する。図5に示すパターンレイアウトは、実
際に作製しようとする理想のものである。この図5に示
される配線層パターンを作製するためのマスクパターン
を形成するために、図1または図2に示す以下のフロー
を実行する。
【0019】この図1に示す本処理手順例では、まず、
配線層パターンの外角で、略水平の角180が除外され
る。一般に配線層のパターンは、微細になれば、若干で
こぼこにはなるが、簡単に直線などに近似可能である。
図1 に示すように、水平角を除外すると、多くは、その
外角が90°または270°程度のものに分類可能とな
る。図1 に示すフローでは、このうち、外角が好ましく
は90°のものを検出する。また、図2に示すように、
外角90度の角の条件1と、拡散層の外にあるという条
件2と、ゲートから距離Rが設定値Rm以内にあるとい
う条件3と、ゲートの間隔が設定値Pm以上の角1であ
るという条件4のうちの1つを抽出することもできる
(図示せず)。
【0020】図2においては、これら条件1〜4の全て
を同時に満足したときに、本発明に係る補正方法が適用
可能である場合を示しているが、本発明では、たとえ
ば、条件1については、図1に示すように、必須とし、
その他の2〜4の条件を任意に設定するようにすること
もできる。
【0021】次いで、角1のゲート方向の辺に補正図形
(A)11を、ゲート方向でない辺に補正図形(B)1
2を付加し(ステップS2)、補正図形(B)12と隣
り合う補正図形との間隔G1を算出し(ステップS
3)、ステップS3で算出した間隔G1が設定値G1m
以上か否かをステップS4においてチェックする。この
チェック(S4)の結果が" G1>G1m" を満たせば
変更処理は実行せず(ステップS5)、間隔G1が設定
値G1m以上でなければあるいは以下であるいずれかで
あれば(S4/NO)、補正図形(A)11、補正図形
(B)12を削除する(ステップS6)。上記ステップ
S5の補正に基づいて、図4に示すような、配線層のた
めのマスクパターンが作製される。本発明では、前記
式" G1>G1m" か、式" G1≧G1m" のいずれを
選択してもよい。
【0022】特に、本発明では、前記ステップS3とS
4とが、補正図形(B)と、隣り合う補正図形との間隔
G1が設定値G1m以上(または間隔G1が設定値G1
mより大きい)か否かを決定するステップS30に置き
換えることが好ましい。そしてステップ30において、
Noの場合にはステップS6に進み、Yesの場合には
ステップS5に進み、以下、前記同様に進行する。
【0023】(動作例)図3は、水平方向に活性領域
(拡散層)が設けられている素子例を示す。この活性領
域は、素子分離領域に囲まれて半導体基板上に形成され
ている。活性領域の間に水平方向に延在するように、配
線層が形成されている。この配線層は、たとえばポリシ
リコンにより形成されている。配線層は、通常、1層で
構成されているが、多層であってもよい。
【0024】配線層と、活性領域とが交差する(換言す
れば重なった)領域がトランジスタのゲートとして機能
するゲート領域である。このゲート領域以外の領域は、
配線領域(たとえばポリシリコン配線領域)である。ゲ
ート領域の下にゲート絶縁膜およびチャンネルが形成さ
れるのが一般的であり、ゲートの両サイドの活性領域
は、ソースドレイン領域になる。図3は、図1または図
2に示された理想のパターンレイアウトの製造工程と、
図4に示されるマスクパターンを適当な比率を考慮して
重ね合わせたものである。また、図3に示された回路の
レイアウトは、たとえば、CMOSのロジックで使用さ
れるパターンレイアウトの一部を示したものである。
【0025】図5にパターンレイアウトを示す。本レイ
アウトには拡散層と配線層のパターンが含まれており、
配線層パターンが拡散層パターンに重なる部分はトラン
ジスタのゲート電極となる。配線層パターンの角が拡散
層パターンの外にあり、かつゲートからの距離Rが設定
値Rmよりも小さいときに、配線層パターンの角2に切
り欠きを入れて補正するための補正図形(A)21、補
正図形(B)22を付加する。両補正図形の角2での繋
ぎ部分は、段を埋めるように連結する。
【0026】またゲートの幅Wが設定値Wmより大きい
とき、あるいは前記W値を比較せずに、ゲートの間隔P
を比較してこのP値が設定値Pmより小さいとき、隣接
する補正図形(B)の間隔G1が設定値G1mより小さ
いときは、補正図形(A)11および補正図形(b)1
2を付加しない。
【0027】前記設定値Rmは、たとえば、露光光の波
長の0.5〜1倍程度に重ね合わせ誤差許容量を加算し
た簡便な値を採用することができる。また、本発明で
は、以下に示すより精密なRm値を用いることができ
る。まず図6に示すように、従来例を示す図7の補正3
1、32が存在しないレイアウトパターンを用い、実験
またはシミュレーションにより、R1を求める。すなわ
ち、レジストパターンのコーナーでの丸まり55によ
り、ゲートの寸法が許容範囲を越えた角3からの範囲で
あるR1を求める。このR1にプロセス変動誤差および
重ね合わせ誤差許容量を加算して、その値をRmとする
ことができる。そしてこの精密なRm値を、多少、大き
めに設定して、大き目のRm値を設定することができ
る。
【0028】この大き目のRmを設定する場合には、補
正のパターン部分の数(補正対象数)が増加して補正時
間が多少長くなるが、上記プロセス変動誤差および重ね
合わせ誤差許容量に対して余裕度が増すこととなる。
【0029】また、設定値Pmについても実験またはシ
ミュレーションにより求められるが、間隔Pが十分に大
きいパターンの場合、たとえば最小ゲート長の10倍程
度に対して最適な補正図形11、12を求める。そして
間隔Pが小さいパターンの場合に、この補正図形11、
12を付加したときに、配線部分の間隔の幅(角部1か
ら、その右隣の角部までの間の配線層が設けられた間隔
Pから幅b2の2倍を引いた幅)が、許容範囲内である
Pの下限値をPmと設定する。なおこのPm値の代わり
に、後述するG2値を用いることができる。
【0030】また、G1値は、W2から、補正図形12
の幅a2の2倍を差し引いた値であり、最大許容範囲に
ある補正図形の幅の値から、G1m値が求められる。
【0031】補正図形の大きさは、ゲート方向の辺に対
する補正図形(A)11の大きさa1、b1と、ゲート
方向ではない辺に対する補正図形(B)12の大きさa
2、b2とを異なる大きさとし、補正図形(A)11は
補正図形(B)12より小さくする。
【0032】(効果)第1に、ゲート部分においてフォ
トレジストの一部分が細くなる悪影響を生ずることな
く、十分な光近接効果補正の効果が得られる。
【0033】補正図形の大きさを大きくすると、光近接
効果によるフォトレジストの角の丸まりを低減する効果
は大きくなる。しかし、ゲートの一部分が細くなる悪影
響が生ずる。補正図形(A)11と、補正図形(B)1
2は、光近接効果補正の効果は同じである。一方、ゲー
トの一部分が細くなる現象に対する影響は、補正図形
(A)11の方が補正図形(B)12より大きい。補正
図形(A)11を小さくし、補正図形(B)12を大き
くすることで、ゲートの一部分が細くなる悪影響を抑え
て、光近接効果補正の効果を向上することが出来る。
【0034】第2に、補正が不要な箇所を補正しないこ
とで、パターンデータのサイズ増加を低減する。
【0035】ゲート幅が大きい場合は、角での丸まりに
よるデバイスの影響は少なく、補正の必要がない。ここ
に補正図形を付加しないことで図形数の増大を低減し、
データサイズの増大を低減する。
【0036】第3に、図7に示される従来法では、単
に、全ての角を抽出して光近接効果の補正を行ってい
た。従来法では、このように、抽出した角が、どこの位
置にあるのかを分類せずに補正を行っていたにすぎな
い。これに対し、本発明では、抽出した角(コーナー)
のうち、図1または図2に示される条件の角(コーナ
ー)を抽出して適宜分類し、光近接効果の補正を行うよ
うに貼り付ける補正図形のサイズを選択している。そし
て、本発明では、抽出条件に適合しない角については、
従来法に従って、光近接効果の補正を行うことができ、
補正作業をあまり複雑化させずに済む。このように、本
発明においては、補正図形の間隔が狭い場合に、配線が
断線することを防げる。
【0037】そして本発明では、補正図形の間隔が狭い
と配線部分が断線し易くなる。この場合に補正しないこ
とで、配線が断線することを防ぐことができるという効
果を奏することができる。なお角部1、2、3は、最も
近いゲート電極からの位置を基準にしたときに、その一
定距離内にゲート電極が1つ存在するときを1とし、2
つ存在するときを2とし、これら以外の場合(従来の補
正図形を付与するような補正で足りるような位置にある
ときなど)には、3として説明した。また、角部は、外
角を形成する要素であればよく、たとえば点として存在
したり、面積として存在したり、あるいは辺(の一部)
として存在することもある。本発明では、これらいずれ
の場合を含んだ意味で用いられる。
【0038】(他の実施例)第2の実施例を図3に示
す。角2に接する辺はどちらもゲート方向の辺である。
また角2は、両辺方向ともゲートからの距離R1とR2
がRm以下である。この場合は、どちらの方にもゲート
方向の辺に対する補正図形の大きさ" a1、b1" を採
用する。また、本発明では、図6に示すような角部3
は、水平方向側では、距離Rm以内にゲートが存在して
おり、幅がa2で長さがb2である補正図形が採用され
ることとなる。なお、本発明では、この角部3に、補正
図形を貼り付けないでもよい。
【0039】さらに、変化例として、図2に示したゲー
ト間隔Pの制限の代わりに補正図形(B)12の間隔G
2の最小間隔制限を採用することができる。また、G1
制限の代わりに、配線パターン幅W2の最小幅制限を加
えてもよい。さらに、補正図形(A)11は付加せず、
補正図形(B)12のみとしてもよい。なお本変形例に
よる補正後のマスクパターンは、図示していないが、図
4と図5の比較からも明らかなように、図6において、
配線層のゲート電極による補正図形の貼り付け部分(白
抜きで表示)がマスクパターンの切り欠き部分となり、
したがって図6の斜線部分が、フォトマスクの訂正後の
パターンとなる。
【0040】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。特に、本実施形態でも、前記ステップS
3とS4とが、補正図形(B)と、隣り合う補正図形と
の間隔G1が設定値G1m以上か否かを決定するステッ
プS30に置き換えることが好ましく、その他、前記実
施形態と同様に進行する。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明のフォトマスクのパターン形状補正方法
は、配線層のパターンの角が拡散層の外であり、かつゲ
ートからの距離が一定範囲内のパターン形成部分を検索
し、形成されたパターンの角に切り欠きを入れて所定の
補正図形を付加し、パターン形成部分の角部の形状を補
正する。これにより、ゲート部分においてフォトレジス
トの一部分が細くなるという悪影響を生ずることなく、
十分な光近接効果を補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のフォトマスクのパターン形
状補正方法の実施形態の処理手順例を示すフローチャー
トであり、(b)は、(a)のステップS3とS4と置
き換えられるステップS30を示す。
【図2】(a)は、本発明のフォトマスクのパターン形
状補正方法の実施形態の処理手順例を示すフローチャー
トであり、(b)は、(a)のステップS3とS4とを
置き換えられるステップS30を示す。
【図3】活性層(活性領域)と、配線層の理想的なパタ
ーンを示す図である。
【図4】補正図形を付した補正後のフォトマスクのパタ
ーンを示す図である。
【図5】補正図形の構成例を示すパターンレイアウト図
である。
【図6】他の実施形態例の補正図形の構成例を示すパタ
ーンレイアウト図である。
【図7】従来のフォトマスクのパターン形状補正方法例
を示す図である。
【図8】従来のフォトレジストの形状例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3 角部(コーナー部) 11、21、31 補正図形(A) 12、22、32 補正図形(B) P ゲートの間隔 R ゲートからの距離 G1、G2 隣り合う補正図形との間隔 W ゲートの幅 a1、b1 補正図形(A)の大きさ a2、b2 補正図形(B)の大きさ 51、52 細り 55 配線レジストパターン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線層により形成される略水平の外角を
    除く外角が存在する配線層の角部に光近接効果によるフ
    ォトマスクのパターン形状を補正する方法であって、 ゲート電極と、前記角部とが、所定距離以内にあるとき
    には、第1の補正図形を導入し、ゲートと、前記角部と
    が、所定距離を越えるときには、第2の補正図形を付与
    するよう選択することを特徴とするフォトマスクのパタ
    ーン形状補正方法。
  2. 【請求項2】 拡散層と配線層とが重なるゲート電極を
    形成する配線層のフォトマスクのパターン形状補正方法
    において、 前記配線層のパターンの角部が拡散層から形成される外
    角の頂点近傍にあり、 前記角部は、ゲートからの距離が一定範囲内にあるか否
    かを判定し、 前記角部の中央近傍から切り欠きを入れて所定の補正図
    形を付加して前記パターン形成部分の角部の形状を補正
    することを特徴とするフォトマスクのパターン形状補正
    方法。
  3. 【請求項3】 前記パターンのゲートの幅、ゲートの間
    隔、補正図形の間隔、および配線パターン幅の大きさを
    基に、前記補正図形の付加の有無を決めることを特徴と
    する請求項1または2に記載のフォトマスクのパターン
    形状補正方法。
  4. 【請求項4】 前記補正図形の大きさは、ゲート電極を
    配線層内の移動可能な方向と同一方向の辺に対する補正
    図形の大きさと、前記方向と異なる方向の辺に対する補
    正図形の大きさとを、相互に異なる大きさとしたことを
    特徴とする請求項2または3に記載のフォトマスクのパ
    ターン形状補正方法。
  5. 【請求項5】 前記ゲート電極を配線層内で移動可能な
    方向と同一方向の辺に対する補正図形の大きさを、当該
    方向と異なる方向の辺に対する補正図形の大きさより、
    小さくしたことを特徴とする請求項4に記載のフォトマ
    スクのパターン形状補正方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極を配線層内で移動可能な
    方向と異なる方向の補正図形のみを形成し、前記ゲート
    電極を配線層内で移動可能な方向の辺に対する補正図形
    を形成しないことを特徴とする請求項4に記載のフォト
    マスクのパターン形状補正方法。
  7. 【請求項7】 略水平の角を除く配線層パターンの外角
    を形成する角部が、拡散層外の存在の条件と、ゲート電
    極からの距離が所定の設定値内の条件と、ゲート電極同
    士の間隔が所定の設定値Pm以上である条件から選択さ
    れる少なくとも1つの条件を採用して角部を抽出するス
    テップと、 前記抽出した角部のゲート電極を配線層内で移動可能な
    方向の辺に、所定の補正図形Aを、ゲート方向でない辺
    に補正図形Bをそれぞれに付加するステップと、 前記補正図形Bと隣設する補正図形との間隔G1が所定
    の設定値G1mを超えるか否か(G1>G1m)を判定
    するステップと、 前記判定により、G1>G1mを満足しない場合には、
    前記補正図形A、補正図形Bを削除するステップとを有
    することを特徴とするフォトマスクのパターン形状補正
    方法。
  8. 【請求項8】 略水平の角を除く配線層パターンの外角
    を形成する角部が、拡散層外の存在の条件と、ゲート電
    極からの距離が所定の設定値内の条件と、ゲート電極同
    士の間隔が所定の設定値Pm以上である条件から選択さ
    れる少なくとも1つの条件を採用して角部を抽出するス
    テップと、 前記抽出した角部のゲート電極を配線層内で移動可能な
    方向の辺に、所定の補正図形Aを、ゲート方向でない辺
    に補正図形Bをそれぞれに付加するステップと、 前記補正図形Bと隣設する補正図形との間隔G1を算出
    し、算出された間隔G1が所定の設定値G1mを超える
    か否かを判定するステップと、 前記判定により、G1>G1mを満足しない場合には、
    前記補正図形A、補正図形Bを削除するステップとを有
    することを特徴とするフォトマスクのパターン形状補正
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載のフォトマスクのパ
    ターン形状補正方法を用いて形成された、修正されたフ
    ォトマスク。
JP2001121073A 2000-04-19 2001-04-19 フォトマスクのパターン形状補正方法および補正されたフォトマスク Pending JP2002006477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001121073A JP2002006477A (ja) 2000-04-19 2001-04-19 フォトマスクのパターン形状補正方法および補正されたフォトマスク

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123702 2000-04-19
JP2000-123702 2000-04-19
JP2001121073A JP2002006477A (ja) 2000-04-19 2001-04-19 フォトマスクのパターン形状補正方法および補正されたフォトマスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002006477A true JP2002006477A (ja) 2002-01-09

Family

ID=26590712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001121073A Pending JP2002006477A (ja) 2000-04-19 2001-04-19 フォトマスクのパターン形状補正方法および補正されたフォトマスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002006477A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100800706B1 (ko) 2006-11-29 2008-02-01 동부일렉트로닉스 주식회사 반도체 소자의 마스크 패턴 형성 방법
CN101989041B (zh) * 2009-07-30 2012-07-11 上海华虹Nec电子有限公司 一种增加二维图形分辨率的方法
CN103365071A (zh) * 2012-04-09 2013-10-23 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 掩膜板的光学邻近校正方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100800706B1 (ko) 2006-11-29 2008-02-01 동부일렉트로닉스 주식회사 반도체 소자의 마스크 패턴 형성 방법
CN101989041B (zh) * 2009-07-30 2012-07-11 上海华虹Nec电子有限公司 一种增加二维图形分辨率的方法
CN103365071A (zh) * 2012-04-09 2013-10-23 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 掩膜板的光学邻近校正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8719740B2 (en) Semiconductor device which is subjected to optical proximity correction
US8392856B2 (en) Semiconductor device and layout design method for the same
US5847421A (en) Logic cell having efficient optical proximity effect correction
JP2005197685A (ja) ダブル・ゲートFinFET設計のための自動層生成法および装置
KR20010051225A (ko) 광근접효과 보정방법
JP5233219B2 (ja) 半導体装置の製造方法及びフォトマスクの設計方法
US7432143B2 (en) Method for forming gate of semiconductor device
US20060136861A1 (en) Layout modification using multilayer-based constraints
US9530731B2 (en) Method of optical proximity correction for modifying line patterns and integrated circuits with line patterns modified by the same
JP2006276491A (ja) マスクパターン補正方法、及びフォトマスク作製方法
US7930656B2 (en) System and method for making photomasks
CN100592494C (zh) 修正接触孔金属覆盖层布图设计的方法
US6519759B2 (en) Photomask pattern shape correction method and corrected photomask
US8143724B2 (en) Standard cell and semiconductor device including the same
JP2002006477A (ja) フォトマスクのパターン形状補正方法および補正されたフォトマスク
CN108828899B (zh) 连接孔层的光学临近修正方法
US20100234973A1 (en) Pattern verifying method, method of manufacturing a semiconductor device and pattern verifying program
JP2007123342A (ja) 半導体装置の製造方法。
US10061884B2 (en) Dummy pattern filling method
US5834161A (en) Method for fabricating word lines of a semiconductor device
KR100462887B1 (ko) 필드 게이트 이미지의 폭을 보강하는 위상 에지 위상 변이마스크 및 제조방법
US20180120693A1 (en) Method for correcting layout pattern
TWI573249B (zh) 半導體佈局圖案之製作方法、半導體元件之製作方法以及半導體元件
CN117631461A (zh) 光学邻近修正方法及掩膜板
JP2005141104A (ja) フォトマスク

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021105