JP2002006220A - 光学式シミュレーション方法及び光学式シミュレータ - Google Patents

光学式シミュレーション方法及び光学式シミュレータ

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JP2002006220A JP2000184123A JP2000184123A JP2002006220A JP 2002006220 A JP2002006220 A JP 2002006220A JP 2000184123 A JP2000184123 A JP 2000184123A JP 2000184123 A JP2000184123 A JP 2000184123A JP 2002006220 A JP2002006220 A JP 2002006220A
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祐二朗 水野
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直人 金森
Masaki Suzuki
雅幾 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数式化に依存することなく、直接、光学的シ
ミュレーションを行うことで、自由曲面のシミュレーシ
ョンをも容易にするような光線式シミュレーション方法
及び光学式シミュレータを提供する。 【解決手段】 例えば、光学要素50に入射する光線4
1aは反射光線41bとしてベクトル演算により直線と
して決定されて描画される。この描画の繰り返しで光源
から光認識要素までの光跡が描画される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光線式シミュレー
ション方法及び光線式シミュレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光線式シミュレーション
方法の一例であるCAD技法においては、光源、反射、
屈折、瞳等の光学的要素を数式として扱っている。ま
た、図形から数式への変換を容易にするため、光学系の
入力は、主として、専用のモデラーを使用して行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記CAD技
法において、モデラーを主として扱えるのは、例えば、
凹面鏡でいえば、球面、放物面や双曲面等の数式化の容
易な要素にすぎない。このため、他のCAD技法で作成
された自由曲面を要素としたい場合には、手作業或いは
手作りのツールで近似的に数式化しなければならないと
いう不具合がある。
【0004】また、従来は、上記シミュレーションにあ
たり、光源から全方向に亘り或いは光学系の全域に亘っ
て、放射状に各光線を出射して全光線につき光学系の追
跡を行うようにしている。このため、虚像評価に必要な
瞳(視線円)に入射する光線の抽出を行うために、多く
の光線追跡を逐一しなければならない。例えば、虚像の
評価を正確に行うには、視線円の大きさを人間の実際の
瞳の大きさよりも小さくする必要があることから、上記
光線追跡に伴い視線円探査を行うには、細かな分割探査
が必要となる。従って、シミュレーションの効率が悪い
という不具合がある。
【0005】そこで、本発明は、このようなことに対処
するため、数式化に依存することなく、直接、光学的シ
ミュレーションを行うことで、自由曲面のシミュレーシ
ョンをも容易にするような光線式シミュレーション方法
及び光線式シミュレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る光学式シミュレーショ
ン方法は、複数の光学要素(50、60、70)を介す
る光源要素(40)と光認識要素(80)との間の光跡
をシミュレートにより決定する。
【0007】当該光学式シミュレーション方法におい
て、光源要素の光線が各光学要素により光路変更されて
当該各光学要素から出射する方向を画面上で描画により
直線でもって決定することで上記光跡とする。
【0008】このように、画面上で光線を直線として表
すことに着目し、立体図形で描画した反射面や屈折面等
の光学要素の作用を直線で描画することで、反射面や屈
折面その他自由曲面を、数式化に依存することなく、光
線追跡により直接簡単にシミュレーションできる。
【0009】また、請求項2に記載の光学式シミュレー
ション方法は、光源要素(40)、複数の光学要素(5
0、60、70)及び光認識要素(80)からなる光学
系において前記各光学要素を介する前記光源要素と前記
光認識要素との間の光跡をシミュレートにより決定す
る。
【0010】当該光学式シミュレーション方法におい
て、光源要素の多数の光線のうち、一光線を仮想中心線
とした円錐状の所定角度範囲内にある各光線が各光学要
素により光路変更されて当該各光学要素から出射する方
向を画面上で描画により直線でもって決定することでそ
れぞれ光跡とする第1手順(110、120)と、上記
各光跡上の光認識要素からの距離をそれぞれ評価して、
最も光認識要素に近い光跡を新たに仮想中心線とするよ
うに決定して、このように決定した新たな仮想中心線に
基づき第1手順を行う第2手順(130、140、15
0)とを備え、第1及び第2の各手順を、光源要素の光
線が光認識要素に認識される位置に達するまで繰り返
す。
【0011】このように、光源要素の多数の光線のうち
一光線を仮想中心線として限定した角度範囲で2次元2
分探査方法を用いて光認識要素の探査を行い、これを繰
り返すことにより、実質的に全範囲の探査と同等の探査
をより少ない探査で済ませる。これにより、光線追跡を
全範囲に亘り行うことなく、限定した範囲を徐々に瞳に
近づけていくため、シミュレーション時間の短縮を確保
できる。
【0012】また、請求項3に記載の発明に係る光学式
シミュレーション方法は、光源要素(40)、複数の光
学要素(50、60、70)及び光認識要素(80)か
らなる光学系において各光学要素を介する光源要素と光
認識要素との間の光跡をシミュレートにより決定する。
【0013】当該光学式シミュレーション方法におい
て、2次元2分探査方法を用いて、光源要素の光線に対
する追跡の範囲を徐々に光認識要素に近づけるようにし
て、上記光跡を描画する。これにより、請求項2の作用
効果をより一層高速にて達成できる。
【0014】また、請求項4に記載の発明に係る光学式
シミュレータは、複数の光学要素(50、60、70)
を介する光源要素(40)と光認識要素(80)との間
の光跡をシミュレートにより決定する。
【0015】そして、当該シミュレータは、光源要素の
光線が各光学要素により光路変更されて当該各光学要素
から出射する方向を画面上で描画により直線でもって決
定することで上記光跡とする。これにより請求項1に記
載の発明の実施に直接使用する光学式シミュレータの提
供が可能となる。
【0016】また、請求項5に記載の発明に係る光学式
シミュレータは、光源要素(40)、複数の光学要素
(50、60、70)及び光認識要素(80)からなる
光学系において各光学要素を介する光源要素と光認識要
素との間の光跡をシミュレートにより決定する。ここ
で、当該シミュレータは、光源要素の多数の光線のう
ち、一光線を仮想中心線とした円錐状の所定角度範囲内
にある各光線が各光学要素により光路変更されて当該各
光学要素から出射する方向を画面上で描画により直線で
もって決定することでそれぞれ光跡とする第1手段(1
10、120)と、各光跡上の光認識要素からの距離を
それぞれ評価して、最も光認識要素に近い光跡を新たに
仮想中心線とするように決定して、このように決定した
新たな仮想中心線に基づき第1手段にその処理を行わせ
る第2手段(130、140、150)とを備える。
【0017】そして、第1及び第2の各手段は、その処
理を、光源要素の光線が光認識要素に認識される位置に
達するまで繰り返す。
【0018】これにより、請求項2に記載の発明の実施
に直接使用する光学式シミュレータの提供が可能とな
る。
【0019】また、請求項6に記載の発明に係る光学式
シミュレータは、光源要素(40)、複数の光学要素
(50、60、70)及び光認識要素(80)からなる
光学系において各光学要素を介する光源要素と光認識要
素との間の光跡をシミュレートにより決定する。ここ
で、当該シミュレータは、光源要素の光線に対する追跡
の範囲を徐々に光認識要素に近づけるようにして上記光
跡を描画する2次元2分探査手段(170乃至192)
を備える。
【0020】これにより、請求項3に記載の発明の実施
に直接使用する光学式シミュレータの提供が可能とな
る。
【0021】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
により説明する。
【0023】(第1実施形態)図1は本発明に係る光学
式シミュレータの一例を示しており、このシミュレータ
は、操作装置10と、コンピュータ20と、陰極線管3
0(以下、CRT30という)とを備えている。操作装
置10は、キーボード及びマウスからなるもので、この
操作装置10は、その操作、即ちキーボードやマウスの
操作により、操作出力をコンピュータ20に入力する。
【0024】コンピュータ20は、図2及び図3にて示
すフローチャートに従い、コンピュータプログラムを実
行し、この実行中において、操作装置10の操作出力に
基づき、CRT30に表示する表示データを立体CAD
技法によりシミュレート処理する。
【0025】以上のように構成した本第1実施形態にお
いて、コンピュータ20が図2及び図3のフローチャー
トに従いコンピュータプログラムの実行を開始すれば、
ステップ100において、操作装置10の操作のもとC
RT30の画面上に描画すべき各光学要素40乃至90
(図4参照)が初期設定により描画される。ここで、光
源要素40、各光学要素50、60、70、90及び光
認識要素80は乗用車用ヘッドアップディスプレイの虚
像評価用光学系を構成するように描画によりシミュレー
トされている。
【0026】光源要素40は液晶パネルの表示面であ
り、両光学要素50、60は凹面鏡の反射面であり、光
学要素70は当該乗用車のフロントウインドシールドの
内面であり、光認識要素80は運転者の眼であり、光学
要素90は虚像である。
【0027】光源要素40は、液晶パネルの表面を9分
割して9個の光源41乃至49でもって代表される。光
学要素50は、光源要素40からの光を光学要素60に
向けて反射するものである。光学要素70は、光学要素
60の反射光を光認識要素80に向けて反射するもので
ある。光学要素90は、光認識要素80の反射像に対応
して光学要素70の前方に形成されるものである。
【0028】このようにして初期設定が終了すると、ス
テップ101において、光源要素40の中央に位置する
光源41の光が、光学要素50の中央で反射され、光学
要素60の中央で反射され、光学要素70のうち運転者
の視野領域の中央で光認識要素80に向け反射されると
ともに光学要素90の中央に結像するように、光跡Rが
描画される。
【0029】ついで、サブルーチン110、サブルーチ
ン120及び各ステップ130乃至150の処理が、コ
ンピュータ20のメモリに格納してある自動スクリプト
を用いてなされる。
【0030】まず、サブルーチン110において、3重
円錐作成処理がなされる。現段階では、3重円錐が光源
41の光に基づいて以下のようにして作成される。図5
及び図6にて示すように、光源41の光軸(或いは光学
要素50の中心に向かう光源41の光線)が仮中心線C
として設定される。そして、この仮中心線Cの周りに円
錐状の領域Dを設定し、この設定領域D内にて、光源4
1から各光線を、円周方向には仮中心線C周りに等角度
間隔φにて、半径方向には仮中心線Cを中心に等密度間
隔rにて出射させるように描画する(図5及び図6参
照)。これにより、図7にて示すように光学要素50上
に光源41の複数の光線が仮中心線Cを中心とする3重
円錐状に描画される。但し、領域Dは、図5にて示すご
とく、光源41を頂点とし開き角度θを有する円錐によ
り特定される。
【0031】なお、光源41の各光線は、円錐状の領域
にあれば、等密度間隔及び等角度間隔のものに限ること
なく、等間隔或いは等角度の分割で順次出射するもので
もよく、モンテカルロ法によりランダムに出射するもの
でもよく、また、重み付けランダム、例えば、中心方向
に正規分布をもったランダム出射によるものでもよい。
【0032】然る後、サブルーチン120(図2及び図
3参照)において、光源41の3重円錐状の各光線に基
づく光線追跡が各光学要素50乃至70について順次な
される。まず、ステップ121において、N=1とセッ
トされる。そして、ステップ122において、光源41
からの光線41aと光学要素50との交点P(図7及び
図8参照)が求められる。ここで、光線41aはベクト
ルaで特定される。なお、ベクトルaは便宜上光線41
aの入射方向とは逆向きのベクトルで示してある。
【0033】次に、ステップ123において、交点Pを
通り光学要素50の反射面に垂直な直線(法線)の単位
ベクトルbが求められる(図8参照)。そして、ステッ
プ124において、ベクトルaと単位ベクトルbとのス
カラー積L(図8参照)が求められる。その後、ステッ
プ125において、スカラー積Lとベクトルbとの積に
より、ベクトルaの上記法線への正射影のベクトルc
(図8参照)が求められる。
【0034】ついで、ステップ126において、ベクト
ルcのベクトルaからのベクトル差(c−a)が2倍さ
れてこのベクトル差(c−a)にベクトルaを加算し
て、入射光線41aに対する光学要素50の反射光線4
1bの光跡ベクトルxとして求められる(図8参照)。
その後、ステップ127において、交点Pからベクトル
xからなる反射光線の光跡R1が描かれる。
【0035】然る後、ステップ128において、N=1
であることから、NOと判定され、ステップ129にお
いて、N=N+1=2と更新される。そして、各ステッ
プ122乃至127の処理でもって、上述と実質的に同
様にして、光学要素60に対する光学要素50の反射面
における上記反射光線41bの反射光線が、ベクトルx
に対応するベクトルからなる光跡R1上の反射光線とな
る。
【0036】その後、ステップ128にてN=2に基づ
きNOとの判定がなされ、ステップ129にてN=3と
更新される。そして、各ステップ122乃至127の処
理でもって、上述と実質的に同様にして、光学要素70
に対する光学要素60の反射面における上記反射光線4
1bの反射光線が、ベクトルxに対応するベクトルから
なる光跡R1上の反射光線となる。これにより、光源4
1の光線41aは、光跡R1として、各光学要素50、
60、70にて反射されて、光跡R1として描画され
る。
【0037】ステップ128での判定がYESとなる
と、ステップ128aにおいて、N=0とセットされ、
3重円錐状光線のすべての光跡描画処理が終了したか否
かがステップ128bにて判定される。現段階では、一
光線に対する光跡R1が描画されたのみ故、ステップ1
28bでの判定がNOとなり、ステップ128cにおい
てN=N+1=1と加算更新される。
【0038】以下、上記3重円錐状光線の全てについて
各光学要素50乃至70につき上述と実質的に同様に光
跡が順次描画される。そして、ステップ128bにおけ
る判定がYESとなると、ステップ128dにおいて、
光学要素70から光認識要素80に向かう各光跡の光学
要素70との交点と光認識要素80の瞳(視線円)との
各距離が算出される。そして、この算出結果に基づき上
記全光跡のうち光認識要素80の瞳に入射する光跡があ
れば、ステップ130における判定がYESとなり、ス
テップ132において、光認識要素80への収束と判定
する。
【0039】一方、ステップ130における判定がNO
となると、ステップ140において、上記全光跡のうち
最も光認識要素80に近づいた光跡に対応する光源41
の光線(例えば、光跡R1に対応する光線)を選択し、
ステップ150において、この選択光線を中心光線(図
7にて符号C1参照)と設定する。そして、上述と同様
にサブルーチン110乃至130の処理がなされる。以
下同様の処理を行い、ステップ130での判定がYES
となると、ステップ131で収束と判定する。
【0040】このようにして収束した後は、光源要素4
0の各光源42乃至49の光線について、各サブルーチ
ン200a乃至200hにおいて、それぞれ、サブルー
チン110乃至ステップ131までの処理が同様に繰り
返される。
【0041】以上説明したように、本第1実施形態で
は、光線追跡が、3重円錐状の各光線に基づき徐々に光
認識要素80に近づけていくようにしてなされるので、
光学要素50の全反射面について光線追跡を行う必要が
なくなり、その結果、シミュレーション時間の短縮を図
りつつ、光認識要素80に歪みなく入る光学要素90と
して虚像を精度よく確保できるように、光学要素70の
形状にあわせて各光学要素50、60の光学設計のため
のシミュレーションを効率よく行うことができる。
【0042】これにより、当該シミュレーションでもっ
て、光源から出射した光線が光認識要素80に入射した
ときの光跡の延長線が虚像表示面と交わった点の位置を
評価することでの虚像の形状をシミュレートでき、その
結果、光認識要素80からみる光学要素90は、歪みの
ない虚像として得られるという評価を確保できる。
【0043】ここで、サブルーチン120の処理で説明
したように、反射面に対する反射光線を、当該反射面へ
の入射光線に基づきベクトル演算で求めて直線により描
画することで作成し、これをもとに、光源から光認識要
素80までの光跡の追跡を行う。
【0044】従って、従来、反射面が自由曲面であった
場合に必要とされるスプライン補間によるシミュレーシ
ョンが不要となる。換言すれば、スプライン補間に用い
る多数の数式の組み合わせで得られる面として作成する
ための変換や入力等の面倒な作業が不要となり、反射面
が自由曲面であっても、簡単にシミュレーションを行え
る。
【0045】特に、ヘッドアップディスプレイのよう
に、フロントウインドシールドのような本来光学光学要
素としては設計されていない曲面をシミュレートする場
合、フロントウインドシールドをCAD技法で設計した
ものと設計意図により、スプライン補間関数の次数が多
様となるため、従来の光学式シミュレータに入力するデ
ータを作成するには、これらのスプライン補間関数を従
来のCADシステムの内部から抽出して曲面群としなけ
ればならず、光学系が異なると、誤差の原因ともなる。
しかし、本実施形態では、上述のように、画面上でその
ままシミュレーションを行うことで光跡を追跡するの
で、上述のような誤差がなくなる。
【0046】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について図10乃至図15を参照して説明する。こ
の第2実施形態では、図2のフローチャートにおいて、
ステップ100乃至ステップ131に代えて、図10に
て示すサブルーチンからなるフローチャートを採用した
構成となっている。これに伴い、図2の各サブルーチン
200a乃至200hにおいても同様に変更されてい
る。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0047】このように構成した本第2実施形態におい
て、ステップ100Aでは、上記第1実施形態と同様
に、CRT30の画面上に描画すべき光源要素40、各
光学要素50、60、70、90、光認識要素80(図
11参照)が初期設定により描画される。また、ステッ
プ100Aでは、さらに、収束比ηが、例えば、0.5
と初期設定される。
【0048】次に、ステップ160において、仮想的な
視線平面Peが、図11にて示すごとく、光認識要素8
0を含むようにCRT30の画面上にて描画される。つ
いで、ステップ161において、仮想的な光源平面Ph
が、上記第1実施形態にて述べた光源41から光学要素
50に向かう光線を含むように、光源41と光学要素5
0との間にてCRT30の画面上に描画される(図12
参照)。
【0049】次に、ステップ162において、最初に打
つ光源平面Ph上の3点が決定される。そして、ステッ
プ163において、光源平面Ph上の2つの点c1、c
3(図12、図13参照)を方向付けの基準として光源
41から互いに対角線上にある各点c1、c3の方向に
上記第1実施形態と同様の光線追跡を行う。
【0050】ついで、ステップ164において、各光線
追跡で視線平面Peと交わる各点e1、e3(図11参
照)が、Xe1<Xe3、かつYe1<Ye3となるよ
うに、視線平面PeのXY座標面の座標方向を設定され
る。なお、点c1は座標(Xc1、Yc1)で特定さ
れ、点c3は座標(Xc3、Yc3)で特定され、点e
1は座標(Xe1、Ye1)で特定され、点e3は座標
(Xe3、Ye3)で特定される。
【0051】また、光源平面Ph上において両点c1、
c3の間の中点が点c2として設定され、光源41から
点c2の方向に上記第1実施形態と同様の光線追跡を行
ったときの視線平面Peと交わる点e2が設定される。
なお、点c2は座標(Xc2、Yc2)で特定され、点
e2は座標(Xe2、Ye2)で特定される。
【0052】上述のように描画した視線平面Peは、通
常、図11にて示すような単純な形状ではなく、図14
にて示すように歪んだ形状となる。そこで、以下の説明
は、図14の視線平面Pe(以下、歪み視線平面Peと
いう)を用いて行う。なお、歪み視線平面Pe上の符号
81は光認識要素80の中の視点(瞳に対応)を示す。
【0053】然る後、所謂1次元の2分探査方法から拡
張した2次元の2分探査方法を用いて、ステップ170
以後の処理を行う。
【0054】まず、ステップ170において、視点81
と歪み視線平面Peとの各交点e1乃至e3との間の距
離が算出される。そして、点e2に基づく距離が視線半
径r(瞳或いは視線円の半径)内にあるか否かが判定さ
れる。当該距離が視線半径r内にあれば、ステップ17
0における判定はYESとなり、ステップ171で、上
記ステップ131(図2参照)の場合と実質的に同様
に、収束と判定される。
【0055】一方、上記点e2に基づく距離が視線半径
r内になければ、ステップ170での判定がNOとな
る。然る後、ステップ180において、視点81は歪み
視線平面Pe上において中点(現段階では点e2)によ
りも左側に位置するかにつき判定される。
【0056】現段階では、視点81が点e2よりも左側
に位置すれば、ステップ180における判定がYESと
なる。そして、ステップ181において、点c3を収束
比η(=0.5)分だけ、光源平面Ph上にて、図15
にて示すごとく、点c3’まで左側に寄せる。
【0057】次に、ステップ190において、視点は歪
み視線平面Pe上において中点(現段階では点e2)に
よりも下側に位置するかにつき判定される。現段階で
は、視点は点e2よりも上側に位置すれば、ステップ1
90における判定はNOとなり、ステップ点c1を収束
比η(=0.5)分だけ、光源平面Ph上にて、図15
にて示すごとく、点c1’まで上側に寄せる。
【0058】そして、光源平面Ph上での両点c1’、
c3’の中点である点c2’(図15参照)を用いてス
テップ170以後の処理を繰り返す。この場合、光源4
1の光線が各点c1’、c2’、c3’方向に向かう場
合の各光跡の追跡がなされる。以下、同様にして光源4
1の光線(光源平面Ph上の対角線上中点を通る光線)
が視点81に入るまで行う。
【0059】また、上記ステップ180における判定が
NOとなる場合には、ステップ182において、点c1
を収束比η(=0.5)分だけ、光源平面Ph上にて右
側に寄せる。また、上記ステップ190における判定が
YESとなる場合には、ステップ点c3を収束比η(=
0.5)分だけ、光源平面Ph上にて、下側に寄せる。
その後の処理は上述と同様である。また、以上のステッ
プ100A乃至192の処理は、各光源42乃至49に
ついても同様に行う。
【0060】以上説明したように、本第2実施形態で
は、上述のように、2次元2分探査方法を利用して、光
線追跡の範囲を徐々に光認識要素80の瞳に近づけるよ
うにしていくから、光学系の全範囲に亘り光線追跡を行
う必要がなく、上記第1実施形態にて述べた虚像評価用
シミュレーションの時間が大幅に短縮され得る。
【0061】なお、本発明の実施にあたり、上記各実施
形態にて述べたような光源から光跡を追跡する光線追跡
系に限ることなく、光認識要素80の瞳から光跡を追跡
してもよい。
【0062】また、本発明の実施にあたり、サブルーチ
ン110での処理は、3重円錐作成処理に限ることな
く、一般に多重円錐処理作成処理であってもよい。
【0063】また、上記各実施形態では反射面を有する
光学系を例にとり説明したが、これに限ることなく、屈
折面をも含む光学系や、反射面及び屈折面を含む光学系
に本発明を適用してもよい。
【0064】また、本発明の実施にあたり、車両用ヘッ
ドアップディスプレイの光学系に限ることなく、例え
ば、車両用ヘッドマウントディスプレイの光学系の虚像
評価に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学シミュレータのブロック図で
ある。
【図2】図1のコンピュータの作用を示すフローチャー
トである。
【図3】図2のサブルーチン120の詳細フローチャー
トである。
【図4】上記第1実施形態において初期設定により描画
される光学系を示す模式的斜視図である。
【図5】図2のステップ110における3重円錐作成処
理で作成される3重円錐の模式的斜視図である。
【図6】図5の3重円錐の模式的側面図である。
【図7】上記第1実施形態における光線追跡の例を示す
模式的斜視図である。
【図8】図3のサブルーチンにおいて光線追跡にあたり
光学要素50への入射光線に基づき反射光線を作成する
ための説明図である。
【図9】光源の新たな光線を中心として光線追跡する例
を示す模式的斜視図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示すフローチャート
の要部である。
【図11】図10のステップ100Aでの初期設定によ
り描画される光学系の模式的斜視図である。
【図12】図10のステップ162の処理で3点を決定
される光源平面の模式的斜視図である。
【図13】図10のステップ163の処理で上記3点を
通る光源の各光線を示す光源平面の模式的斜視図であ
る。
【図14】上記第2実施形態における視点平面の例を示
す模式的斜視図である。
【図15】図10のステップ180乃至ステップ191
までの処理で光源平面上に新たに設定される3点を示す
模式的斜視図である。
【符号の説明】
20…コンピュータ、30…CRT、40…光源要素、
41乃至49…光源、50、60、70…光学要素、8
0…光認識要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 博之 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 水野 祐二朗 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 金森 直人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 鈴木 雅幾 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2H087 KA00 TA05 5B046 JA04 5B049 BB07 DD00 EE01 EE03 EE07 EE41 FF03 FF04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光学要素(50、60、70)を
    介する光源要素(40)と光認識要素(80)との間の
    光跡をシミュレートにより決定する光学式シミュレーシ
    ョン方法において、 前記光源要素の光線が前記各光学要素により光路変更さ
    れて当該各光学要素から出射する方向を画面上で描画に
    より直線でもって決定することで前記光跡とするように
    した光学式シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 光源要素(40)、複数の光学要素(5
    0、60、70)及び光認識要素(80)からなる光学
    系において前記各光学要素を介する前記光源要素と前記
    光認識要素との間の光跡をシミュレートにより決定する
    光学式シミュレーション方法において、 前記光源要素の多数の光線のうち、一光線を仮想中心線
    とした円錐状の所定角度範囲内にある各光線が前記各光
    学要素により光路変更されて当該各光学要素から出射す
    る方向を画面上で描画により直線でもって決定すること
    でそれぞれ光跡とする第1手順(110、120)と、 前記各光跡上の前記光認識要素からの距離をそれぞれ評
    価して、最も前記光認識要素に近い光跡を新たに仮想中
    心線とするように決定して、このように決定した新たな
    仮想中心線に基づき前記第1手順を行う第2手順(13
    0、140、150)とを備え、 前記第1及び第2の各手順を、前記光源要素の光線が前
    記光認識要素に認識される位置に達するまで繰り返すよ
    うにしたことを特徴とする光学式シミュレーション方
    法。
  3. 【請求項3】 光源要素(40)、複数の光学要素(5
    0、60、70)及び光認識要素(80)からなる光学
    系において前記各光学要素を介する前記光源要素と前記
    光認識要素との間の光跡をシミュレートにより決定する
    光学式シミュレーション方法において、 2次元2分探査方法を用いて、前記光源要素の光線に対
    する追跡の範囲を徐々に前記光認識要素に近づけるよう
    にして、前記光跡を描画することを特徴とする光学式シ
    ミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 複数の光学要素(50、60、70)を
    介する光源要素(40)と光認識要素(80)との間の
    光跡をシミュレートにより決定する光学式シミュレータ
    において、 前記光源要素の光線が前記各光学要素により光路変更さ
    れて当該各光学要素から出射する方向を画面上で描画に
    より直線でもって決定することで前記光跡とするように
    した光学式シミュレータ。
  5. 【請求項5】 光源要素(40)、複数の光学要素(5
    0、60、70)及び光認識要素(80)からなる光学
    系において前記各光学要素を介する前記光源要素と前記
    光認識要素との間の光跡をシミュレートにより決定する
    光学式シミュレータにおいて、 前記光源要素の多数の光線のうち、一光線を仮想中心線
    とした円錐状の所定角度範囲内にある各光線が前記各光
    学要素により光路変更されて当該各光学要素から出射す
    る方向を画面上で描画により直線でもって決定すること
    でそれぞれ光跡とする第1手段(110、120)と、 前記各光跡上の前記光認識要素からの距離をそれぞれ評
    価して、最も前記光認識要素に近い光跡を新たに仮想中
    心線とするように決定して、このように決定した新たな
    仮想中心線に基づき前記第1手段にその処理を行わせる
    第2手段(130、140、150)とを備え、 前記第1及び第2の各手段は、その処理を、前記光源要
    素の光線が前記光認識要素に認識される位置に達するま
    で繰り返すようにしたことを特徴とする光学式シミュレ
    ータ。
  6. 【請求項6】 光源要素(40)、複数の光学要素(5
    0、60、70)及び光認識要素(80)からなる光学
    系において前記各光学要素を介する前記光源要素と前記
    光認識要素との間の光跡をシミュレートにより決定する
    光学式シミュレータにおいて、 前記光源要素の光線に対する追跡の範囲を徐々に前記光
    認識要素に近づけるようにして前記光跡を描画する2次
    元2分探査手段(170乃至192)を備えることを特
    徴とする光学式シミュレータ。
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