JP2002005666A - 半導体リングレーザージャイロ装置及びその駆動方法、半導体リングレーザー - Google Patents

半導体リングレーザージャイロ装置及びその駆動方法、半導体リングレーザー

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JP2002005666A
JP2002005666A JP2000180252A JP2000180252A JP2002005666A JP 2002005666 A JP2002005666 A JP 2002005666A JP 2000180252 A JP2000180252 A JP 2000180252A JP 2000180252 A JP2000180252 A JP 2000180252A JP 2002005666 A JP2002005666 A JP 2002005666A
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laser gyro
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Yoshiyuki Shimosaku
義行 下窄
Takaaki Numai
貴陽 沼居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後方散乱を抑制するためには別の光学系や制
御系が必要であるため、構成が複雑になる。 【解決手段】 リング状の光路の一部に利得領域を形成
し、その他の領域にレーザー発振した光に対して透明な
領域又は吸収領域を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転角速度の検知
等に用いられる半導体リングレーザージャイロ装置及び
その駆動方法、半導体リングレーザーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、リングレーザージャイロの後方
散乱は、回転角速度の検出を妨げるロックイン現象の主
要な原因であると考えられている。そのため、従来から
後方散乱を抑制するための様々な技術が提案されてい
る。例えば、特開平7−7202号公報には、この後方
散乱を抑制する装置が提案されている。図8は同公報の
装置を示す図である。
【0003】図8の装置では、レーザー共振器71から
の2つのレーザー光72,73を各々独立に検出して光
強度を指示する光強度検出信号を出力する光検出手段7
4,75と、この光強度検出信号より差信号76を生成
するレーザー光検出回路77と、この差信号76を入力
する散乱光位相制御回路78とを有し、この差信号76
によってエネルギー非損失カップリング成分が最小とな
るようにミラー79,80の位置関係を制御するように
構成されている。これにより、最適な光路長制御及び散
乱光位相制御を行い、後方散乱の影響を抑制し、最良の
スケールファクタ特性が得られる。なお、81は光路長
制御回路、82はパワーアンプモジュールである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報の装置では、後方散乱の抑制のために別途の光学系や
制御系が必要であるので、構成が複雑化及び大型化し、
半導体リングレーザージャイロに適用するには難点があ
った。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、リング状光路の一部にのみ利得
領域を形成することにより、別途の光学系等を必要とす
ることなく後方散乱を抑制することが可能な半導体リン
グレーザージャイロ装置及びその駆動方法、半導体リン
グレーザーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、少なく
とも活性層と導波路とが半導体によって構成されている
半導体リングレーザージャイロ装置において、リング状
の光路の一部に利得領域を形成し、その他の領域にレー
ザー発振した光に対して透明な領域又は吸収領域を形成
したことを特徴とする半導体リングレーザージャイロ装
置によって達成される。
【0007】また、本発明の目的は、リング状リッジ型
の導波路を有し、該導波路が部分的にのみ利得領域とな
っていることを特徴とする半導体リングレーザーによっ
て達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の半導
体リングレーザージャイロ装置の後方散乱を抑制する原
理について説明する。半導体リングレーザーにおいて
は、後方散乱の要因としてミラー部分の他に光導波路の
側壁部分の荒れが考えられている。即ち、後方散乱はリ
ング状の光共振器のすべての部分で発生すると考えられ
る。
【0009】後方散乱によって生ずる後方散乱波は、ご
く僅かに存在するだけでもロックイン現象に対して大き
な影響を持つ。通常の半導体リングレーザーにおいては
リング状の光共振器部分すべてが、電流注入により活性
層となりうる。仮に光共振器全体に電極を設け、均一に
電流を注入し、光共振器全体を利得領域とした場合、光
共振器のすべての部分で光の増幅が生じ、本来なら増幅
したくない後方散乱波も同時に増幅されてしまう。この
ようにリング状の光共振器のすべてが利得領域であるな
らば、後方散乱波がすべての領域で増幅されてしまい、
結果的に後方散乱の影響が増加し、ロックイン現象を引
き起こす確率が高くなる。
【0010】そこで、本発明においては、リング状の光
共振器をすべて利得領域にはせずにレーザー発振に必要
な最小限の利得領域を形成し、光共振器のその他の部分
は後方散乱波を増幅させないために、発振した光に対し
て透明な領域、もしくは吸収領域としている。このよう
な構成においては、光共振器全体を利得領域とした場合
に比べて、利得領域以外をすべて透明な領域とし、後方
散乱光が増幅されないだけでも、後方散乱光の強度はレ
ーザー光の強度に比べて充分小さくなる。従って、ロッ
クイン現象の抑制には大きな効果がある。
【0011】また、リング状の光路の一部に吸収領域を
設けることで、更に大きな効果が得られる。即ち、光路
中に吸収領域があると、後方散乱光もレーザー光も同様
な減衰を受けるが、後方散乱光の強度が相対的に小さい
ため、吸収の度合いを適切に制御することにより、後方
散乱光の強度を相対的に無視できるほど小さくすること
ができる。よって、結果的にレーザー光のみを透過させ
るのと同様の効果が得られる。このようにして光路中に
適当な吸収領域を形成することで、後方散乱の影響を更
に低減することが可能となる。以上に述べた方法によ
り、半導体リングレーザージャイロの後方散乱を抑制す
ることができ、ロックイン現象の抑制に効果がある。
【0012】そこで、このような原理をふまえて本発明
の具体的な実施の形態について説明する。図1は本発明
の第1の実施形態を示す平面図、図2は図1のA−A′
線における断面図である。同図において、1は半導体リ
ングレーザージャイロ、1′はリング状光路、2はアノ
ード電極、3はカソード電極であり、両者は電気的に絶
縁がとられている。この電極2,3より電流を注入する
ことで、斜線で示す領域4が利得領域となる。これにつ
いては後述する。
【0013】次に、図2の断面図を参照しながら本実施
形態の半導体リングレーザージャイロ装置の構造につい
て説明する。まず、有機金属気相成長法を用いて絶縁性
のInP基板5(厚み350μm)の上にInPバッフ
ァー層6(厚み0.05μm)、1.3μm組成のアン
ドープInGaAsP光ガイド層7(厚み0.15μ
m)、1.55μm組成のアンドープInGaAsP活
性層8(厚み0.1μm)、1.3μm組成のアンドー
プInGaAsP光ガイド層9(厚み0.15μm)、
p−InPクラッド層10(厚み2μm)、1.4μm
組成のp−InGaAsPキャップ層11(厚み0.3
μm)を成長させる。
【0014】次いで、この結晶成長後、リング共振器を
構成するようにエッチングによって光導波路を形成す
る。ストライプの幅は5μm、光路1辺の長さは、15
μmである。そして、ウエハー全体にパッシベーション
用の保護膜12を形成する。この後、素子に電流を流す
ために、キャップ層11の上の保護膜12のみを除去す
る。続いて、ウエハー全面にアノード2としてCr/A
uを形成する。なお、放熱をよくするためにCr/Au
の上に層厚を数ミクロン程度以上と厚膜化したAuメッ
キを施している。その後、フォトレジストをパターニン
グしてアノード電極2及びカソード電極3を形成する部
分以外のCr/Auとキャップ層をエッチングしてアノ
ード電極とカソード電極を電気的に絶縁する。
【0015】次に、図1を参照して半導体リングレーザ
ージャイロの後方散乱を抑制する方法について説明す
る。まず、アノード電極2、カソード電極3を用いて電
流を注入すると、キャリアの大部分は最短距離であると
ころの、両電極が最も接近している部分を走っていく。
このため、4の領域にたくさんのキャリアが集中し、利
得領域となる。しかし、すべてのキャリアがこのパスで
流れるわけではなく、一部のキャリアは領域4を通ら
ず、遠回りして反対側を走っていく。
【0016】こちらの領域では、利得を与えるほどキャ
リア密度は高くないものの、光を吸収してしまうほどで
はないため、結果的にレーザー発振した光に対して透明
な領域となる。ここで、キャリア密度が更に低ければ、
光を吸収する吸収領域にもなりうる。これらは電極の配
置及び駆動電圧により制御可能である。このように光共
振器の一部分にのみ利得領域を設けることにより、利得
領域以外での光の増幅は行われなくなる。即ち、後方散
乱波の増幅が抑制され、その結果、ロックイン現象が発
生しにくくなる。
【0017】また、光導波路の形状は図9に示すような
非対称なテーパー領域50を有していることも好ましい
ものである。以降の実施形態においても同様である。こ
こで、非対称なテーパー領域50とは、互いに非対称な
第1のテーパー部分51と第2のテーパー部分52とか
らなる領域を意味する。
【0018】テーパー領域50が設けられていると、導
波路内を左回りの周回方向に伝搬する第1のレーザー光
53と右回りの周回方向に伝搬する第2のレーザー光5
4の間に光強度の差が生じる。
【0019】従って、リングレーザーが静止している際
にも第1のレーザー光53と第2のレーザー光54の間
にはそれぞれのレーザー光の発振周波数差による信号
(ビート信号)が得られる。そして、かかる静止時のビ
ート信号f0 を用いることにより、物体の角速度のみな
らず回転方向も検知することが可能となる。これは、回
転方向は、物体が回転した時のビート信号の変化を、上
記f0 と比較する事で分かるからである。なお、半導体
リングレーザーを用いて角速度を検出することに関して
は、特公昭62−39836号公報や特開平4−174
317号公報に詳しい記載がある。
【0020】次に、本発明の半導体リングレーザージャ
イロの第2の実施形態について説明する。図3は第2の
実施形態の平面図、図4はそのA−A′線における断面
図である。なお、第1の実施形態との相違点についての
み説明する。13は全面にアノードが形成された半導体
リングレーザージャイロ、13′はリング状光路、14
はアノードの下層にあるキャップ層の低抵抗領域(後述
のイオン注入されていない領域)を示す。
【0021】次に、図4の断面図を参照しながら本実施
形態の半導体リングレーザージャイロの構造について説
明する。まず、第1の実施形態とは異なり、本実施形態
では基板としてn−InP基板15を用いている。ま
た、裏面にはカソード16としてAuGe/Ni/Au
が形成されている。この基板15上に第1の実施形態と
同様の方法で各層を成膜し、リング共振器を形成する。
この際、エッチングによって光導波路を形成した後、ウ
エハー全体にパッシベーション用保護膜を形成する前
に、イオン注入によりキャップ層全体を高抵抗化させる
(これを17で示す)。但し、フォトレジストをパター
ニングして低抵抗領域14となる部分にのみイオン注入
がなされないようにする。次いで、パッシベーションを
行った後、全面にアノード2を形成する。
【0022】次に、図3を参照して半導体リングレーザ
ージャイロの後方散乱を抑制する方法について説明す
る。全面に形成されたアノード2を用いて電流を注入す
ると、電流の大部分はキャップ層の低抵抗領域14を流
れる。即ち、この部分が第1の実施形態における利得領
域に相当する。また、電流の一部は高抵抗領域を流れる
ため、この部分が第1の実施形態における透明な領域又
は吸収領域に相当する。従って、第1の実施形態と同様
の効果が得られ、後方散乱の影響を抑制することができ
る。
【0023】次に、本発明の半導体リングレーザージャ
イロの第3の実施形態について説明する。図5は第3の
実施形態の平面図、図6はそのA−A′線における断面
図である。なお、第2の実施形態との相違点についての
み説明する。18は全面にアノード電極が形成された半
導体リングレーザージャイロ、18′はリング状光路で
あり、活性層を有する部分19と、活性層をもたない部
分20から構成されている。
【0024】次に、図6に示す断面図を参照しながら本
実施形態の半導体リングレーザージャイロの構造につい
て説明する。まず、第2の実施形態との相違点は、n−
InP基板15上に各層を成膜した後、フォトレジスト
をパターニングしてエッチングを行い、基板の一部にお
いて活性層8までの各層を除去する点である。その後、
はじめに成膜したのと同様の手順で、エッチングした面
に再びガイド層、クラッド層、キャップ層を成膜する。
このようにして基板の一部においては、活性層が存在し
ていた部分がガイド層21のみになる。その後、活性層
を除去した部分と除去していない部分の両方を含むよう
にリング状の光共振器をエッチングによって形成する。
【0025】次に、図5を参照して半導体リングレーザ
ージャイロの後方散乱を抑制する方法について説明す
る。全面に形成されたアノード2を用いて電流を注入す
ると、電流は一様に注入される。この時、活性層を有す
る部分19が、第1の実施形態の利得領域に相当し、活
性層をもたない部分20が、第1の実施形態の透明な領
域もしくは吸収領域に相当する。従って、第1の実施形
態と同様の効果が得られ、後方散乱の影響を抑制するこ
とができる。
【0026】次に、本発明の半導体リングレーザージャ
イロの第4の実施形態について説明する。図7は第4の
実施形態を示す平面図である。なお、第1の実施形態と
の相違点についてのみ説明する。25は裏面に共通のカ
ソードを有し、上面に複数のアノードを持つ半導体リン
グレーザージャイロ、25′はリング状光路、22は利
得領域を形成するためのアノード、23は透明領域を形
成するためのアノード、24は吸収領域を形成するため
のアノードである。
【0027】本実施形態の半導体リングレーザージャイ
ロ25と、第1の実施形態の半導体リングレーザージャ
イロ1との相違点は、第一に本実施形態では絶縁性基板
ではなくn−InP基板(不図示、第2の実施形態に用
いたものと同じ)を使用しており、裏面にはカソード
(不図示、第2の実施形態と同様)が形成されている点
である。第二に上面に複数のアノードが形成されている
点である。作製方法は第1の実施形態と同様である。
【0028】次に、図7を参照して半導体リングレーザ
ージャイロの後方散乱を抑制する方法について説明す
る。上面のアノード22,23,24に電流を注入する
際、注入電流量を制御して、利得領域形成用のアノード
22においては、レーザー光が利得を得るのに充分なキ
ャリア密度を確保できるように多量の電流を注入する。
透明領域形成用アノード23においては、利得と損失の
丁度中間に当たるキャリア密度を実現し、レーザー光に
対して透明な領域となるように適度な電流量を制御して
注入する。吸収領域形成用アノード24においては、適
当な吸収量が得られるように少量の電流を制御して注入
する。
【0029】このように電流注入量を22>23>24
と制御することで、利得領域、透明な領域、吸収領域を
分割することができる。従って、第1の実施形態と同様
の効果が得られ、後方散乱の影響を抑制することができ
る。なお、上記条件を満たす限り、電極の形状及びサイ
ズに制限がないことは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ング状光路の一部にのみ利得領域を形成することによ
り、半導体リングレーザーの後方散乱を抑制でき、ロッ
クイン現象が起こりにくく、低角速度域での測定感度に
優れた半導体リングレーザージャイロを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体リングレーザージャイロ装置の
第1の実施形態を示す平面図である。
【図2】図2のA−A′線における断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す平面図である。
【図4】図3のA−A′線における断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す平面図である。
【図6】図5のA−A′線における断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態を示す平面図である。
【図8】従来例のリングレーザージャイロを示す図であ
る。
【図9】非対称なテーパー形状の導波路を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体リングレーザージャイロ 1′ リング状光路 2 アノード 3 カソード 4 利得領域 5 絶縁性のInP基板 6 InPバッファー層 7 InGaAsP光ガイド層 8 InGaAsP活性層 9 InGaAsP光ガイド層 10 p−InPクラッド層 11 p−InGaAsPキャップ層 12 保護膜 13 半導体リングレーザージャイロ 13′ リング状光路 14 キャップ層の低抵抗領域 15 n−InP基板 16 カソード 17 イオン注入によって高抵抗化されたキャップ層 18 半導体リングレーザージャイロ 18′ リング状光路 19 光共振器において活性層を有する部分 20 光共振器において活性層を持たない部分 21 ガイド層 22 利得領域形成用アノード 23 透明領域形成用アノード 24 吸収領域形成用アノード 25 半導体リングレーザージャイロ 25′ リング状光路 50 非対称なテーパー領域 51 第1のテーパー部分 52 第2のテーパー部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも活性層と導波路とが半導体に
    よって構成されている半導体リングレーザージャイロ装
    置において、リング状の光路の一部に利得領域を形成
    し、その他の領域にレーザー発振した光に対して透明な
    領域又は吸収領域を形成したことを特徴とする半導体リ
    ングレーザージャイロ装置。
  2. 【請求項2】 前記リング状の光路に利得領域として抵
    抗が小さい領域、透明な領域又は吸収領域として抵抗が
    大きい領域を形成し、抵抗の大きさにより電流が流れる
    経路を分けることにより、前記利得領域と前記透明な領
    域又は吸収領域を電気的に分割して形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の半導体リングレーザージャイロ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記リング状の光路に、活性層が存在す
    る領域と存在しない領域とを形成し、光学利得が発生す
    る領域を限定することにより、利得領域と透明の領域又
    は吸収領域とを分割して形成したことを特徴とする請求
    項1に記載の半導体リングレーザージャイロ装置。
  4. 【請求項4】 前記リング状の光路に複数の電極を形成
    し、電極間の間隔によって電流量を設定することによ
    り、利得領域とレーザー光に対して透明な領域又は吸収
    領域とを形成したことを特徴とする請求項1、2に記載
    の半導体リングレーザージャイロ装置。
  5. 【請求項5】 活性層を有する領域に少なくとも1つの
    電極が形成され、活性層部分に電流の経路が確保されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の半導体リングレ
    ーザージャイロ装置。
  6. 【請求項6】 リング状の光路に、利得領域を形成する
    ための電流を注入する第1の電極、レーザー発振した光
    に対して透明な領域又は吸収領域を形成するための電流
    を注入する第2の電極が形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体リングレーザージャイロ装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項6に記載の半導体リ
    ングレーザージャイロ装置の駆動方法であって、前記第
    1の電極にレーザー光の利得を得るために必要な電流を
    注入し、前記第2の電極にレーザー光に対し透明な領域
    となる電流又は所定の吸収量が得られる電流を注入する
    ことにより、リングレーザーにおける後方散乱を抑制す
    ることを特徴とする半導体リングレーザージャイロ装置
    の駆動方法。
  8. 【請求項8】 リング状リッジ型の導波路を有し、該導
    波路が部分的にのみ利得領域となっていることを特徴と
    する半導体リングレーザー。
  9. 【請求項9】 前記導波路は、非対称なテーパー形状を
    有する請求項8に記載の半導体リングレーザー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515688A (ja) * 2008-03-28 2011-05-19 ドリッテ パテントポートフォーリオ ベタイリグングスゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 表面センサの製造方法、表面センサシステムおよび表面センサの使用

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