JP2002005565A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JP2002005565A
JP2002005565A JP2000187482A JP2000187482A JP2002005565A JP 2002005565 A JP2002005565 A JP 2002005565A JP 2000187482 A JP2000187482 A JP 2000187482A JP 2000187482 A JP2000187482 A JP 2000187482A JP 2002005565 A JP2002005565 A JP 2002005565A
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cooling
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Application number
JP2000187482A
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English (en)
Inventor
Masao Saito
正夫 齋藤
Takeshi Fujii
猛 藤井
Yuji Uchiumi
雄次 内海
Masaaki Ushimaru
真彰 牛丸
Yoshiaki Takano
善昭 高野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を多数収納でき、且つ、上面からの取り
出し作業性も良好な冷却貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷却貯蔵庫1は、断熱箱体4内に構成さ
れ、上面に開口する貯蔵室9内を所定の温度に冷却して
成るものであって、貯蔵室内において上下移動自在に設
けられ、物品が積載される可動台18と、この可動台を
上昇させる方向に常時付勢するコイルバネ21とを備
え、可動台は、物品の積載量の増大により降下すると共
に、物品の積載量の減少により、コイルバネの付勢力に
て上昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば食堂やレス
トランなどにおいて、食品などの物品を冷却しながら顧
客に提供するために供される冷却貯蔵庫に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より一般食堂やレストランなどで
は、サラダなどの冷製食品を繁忙期に備えて作り置き
し、冷蔵庫にて冷却保存して置く場合がある。係る提供
方法によれば、注文から提供までのタイムロスを削減し
て、販売量の増大を図ることができるからである。
【0003】このような販売方法を行う場合、例えば上
面に開口する貯蔵室を備えた冷蔵庫を設置し、この貯蔵
室内に前記サラダなどを複数収納して置いて、顧客から
の注文に応じ、上から取り出して提供することができれ
ば極めて利便性に富んだものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、貯蔵室内への
収納量を多くするためには、貯蔵室を深く形成し、この
貯蔵室内にサラダを積載しなければならない。係る構造
では、上部のサラダを取り出す際には問題とならないも
のの、顧客への提供により貯蔵室内のサラダが減少した
場合には、腰を屈めて貯蔵室内底部まで腕を差し入れ、
下部のサラダを取り出さなければならず、極めて作業性
が悪くなる。
【0005】そこで、貯蔵室の深さを浅くすると、今度
はサラダの収納量が減少してしまい、実用に供せなくな
ると云う問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術課題を解決する
ために成されたものであり、物品を多数収納でき、且
つ、上面からの取り出し作業性も良好な冷却貯蔵庫を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫は、
断熱箱体内に構成され、上面に開口する貯蔵室内を所定
の温度に冷却して成るものであって、貯蔵室内において
上下移動自在に設けられ、物品が積載される可動台と、
この可動台を上昇させる方向に常時付勢する付勢部材と
を備え、可動台は、物品の積載量の増大により降下する
と共に、物品の積載量の減少により、付勢部材の付勢力
にて上昇することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、上記にお
いて可動台は、貯蔵室内に複数並設され、それぞれ独立
して上下移動可能とされると共に、付勢部材は各可動台
をそれぞれ独立して上昇させるよう付勢することを特徴
とする。
【0009】請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、上記にお
いて断熱箱体の上面開口を開閉する着脱自在の蓋部材を
備え、この蓋部材は各可動台の上方に対応して複数設け
られていることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明の冷却貯蔵庫は、上記各発
明において断熱箱体の側面には、貯蔵室内下部に連通す
る掃除用開口を備え、この掃除用開口は開閉自在の断熱
扉にて閉塞されていることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明の冷却貯蔵庫は、上記各発
明において物品は、開閉可能な密閉容器内に収納された
食品であることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、断熱箱体内に構成され、
上面に開口する貯蔵室内を所定の温度に冷却して成る冷
却貯蔵庫において、貯蔵室内において上下移動自在に設
けられ、物品が積載される可動台と、この可動台を上昇
させる方向に常時付勢する付勢部材とを備えており、可
動台は、物品の積載量の増大により降下すると共に、物
品の積載量の減少により、付勢部材の付勢力にて上昇す
るようにしたので、可動台に物品を多数積載した場合に
は、可動台は降下して当該多数の物品を貯蔵室内に収納
すると共に、物品が減少した場合には、付勢部材の付勢
力にて可動台は上昇され、物品は持ち上げられることに
なる。
【0013】これにより、貯蔵室内に多数の物品を積載
した状態で、上面開口より上部の物品から順次取り出す
ことができると共に、物品の取り出しによりその量が減
少した場合には、可動台が上昇して物品が持ち上げられ
るので、係る場合にも上面開口からの物品の取出作業性
は極めて良好となる。これにより、上面に開口する貯蔵
室内に物品を多数収納しながら、当該上面開口からの物
品の取出作業性も著しく向上させることができるように
なるものである。
【0014】請求項2の発明によれば、上記に加えて可
動台は、貯蔵室内に複数並設され、それぞれ独立して上
下移動可能とされると共に、付勢部材は各可動台をそれ
ぞれ独立して上昇させるよう付勢するので、例えば複数
の種類の物品を収納する場合にも、種類毎に別々の可動
台に積載することにより、取出量の少ない物品は貯蔵室
内に収納して置き、取出量の多い物品は可動台にて持ち
上げることができるようになり、更なる利便性の向上を
図ることができるようになるものである。
【0015】また、例えば一種類の物品を収納する際に
も、可動台が単一の場合には、貯蔵室内の全範囲から均
等に物品を取り出さないと、多く残った位置の物品が開
口から上方に突出してしまう危険性が生じるが、各可動
台がそれぞれ独自の高さにて停止することができること
により、係る不都合の発生と取出時の制約を軽減するこ
とが可能となるものである。
【0016】請求項3の発明によれば、上記に加えて断
熱箱体の上面開口を開閉する着脱自在の蓋部材を備えて
いるので、上面開口からの冷気漏洩量を低減することが
できるようになる。特に、蓋部材は各可動台の上方に対
応して複数設けられているので、物品取出時に当該物品
を取り出す位置の蓋部材のみ開放することにより、物品
取出時における漏出冷気量を減少させることが可能とな
る。また、一つの蓋部材を開放してそれに対応する位置
の物品を取り出した場合、閉じている蓋部材の上に取り
出した物品を一時載置して置くこともできるようにな
り、取出作業性の更なる改善も図れるものである。
【0017】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて断熱箱体の側面には、貯蔵室内下部に連通する掃除
用開口を備え、この掃除用開口は開閉自在の断熱扉にて
閉塞されているので、可動台下方の貯蔵室内にゴミや物
品の滓が落下した場合にも、容易に清掃することができ
るようになるものである。
【0018】請求項5の発明によれば、上記各発明にお
いて物品は、開閉可能な密閉容器内に収納された食品と
したので、密閉容器内の食品を貯蔵室内にて恒温恒湿状
態で品質良く冷却保存することができるようになるもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷却貯蔵庫1の正面
図、図2は冷却貯蔵庫1の透視正面図、図3は冷却貯蔵
庫1の斜視図、図4は冷却貯蔵庫1の平面図、図5は冷
却貯蔵庫1の縦断側面図をそれぞれ示している。実施例
の冷却貯蔵庫1は、一般食堂やレストランなどに設置さ
れ、作り置きしたサラダを保冷し、対面で顧客に提供す
るために用いられるサラダディスペンサーと称される冷
蔵庫である。
【0020】この冷却貯蔵庫1は、上面に矩形状の開口
2を備え、前面(前側の側面となる)にも開口(掃除用
開口)3を備えた断熱箱体4により構成されており、こ
の断熱箱体4の向かって右側には、図示しない圧縮機や
凝縮器、冷却器などから冷媒回路が構成される冷却装置
が設置されるユニット室6が構成されている。そして、
前記冷却器にて冷却された冷気は、これも図示しない送
風機により断熱箱体4内に構成された貯蔵室9内の向か
って左側上部に吐出され、左側下部から吸引される。こ
れによって、貯蔵室9内を所定の冷蔵温度に冷却する。
【0021】この断熱箱体4の前面開口3は観音開き式
の断熱扉7、7により開閉自在に閉塞されている。尚、
8は断熱扉7、7間をシールするための回転式の仕切で
あり、向かって右側の断熱扉7の非枢支端に回動自在に
取り付けられている。
【0022】そして、係る断熱箱体4の貯蔵室9内に
は、上面開口2から図7に示す如き可動台ユニット11
が挿入されて取り付けられる。この可動台ユニット11
は、鋼板製の前後壁12、13及び左右壁14、15か
ら成る上下に開放した矩形状の枠体16と、この枠体1
6内を前後に仕切る仕切壁17と、枠体16内において
仕切壁17の前後に上下移動自在に並設された可動台1
8、19と、各可動台18、19を常時引き上げる方向
に付勢する複数のコイルバネ(付勢部材)21・・・・
などから構成されている。
【0023】各可動台18、19は少なくとも左右端か
ら下方に所定寸法に延在する縦辺22、22を備えてお
り、各縦辺22、22の前後端の上下には合計四個のロ
ーラ23・・・が回転自在に取り付けられている。各ロ
ーラ23・・・は枠体16の左右壁14、15に外側に
張り出して形成された縦溝24内に上下方向に転動自在
に係合する(図5)。これら上下に離間して取り付けら
れ、左右に位置する各ローラ23、23の転動によっ
て、各可動台18、19は略水平状態を保ったまま、傾
くこと無く、上下方向に移動自在となる。
【0024】また、縦辺22は左右壁14、15の図示
しない切り溝から外側に突出する取付辺26を備えてい
る。そして、前記コイルバネ21は各可動台18、19
の左右に四本ずつ準備され、それぞれの下端が前記取付
辺26に着脱可能に係合され、上端が枠体16の上端に
着脱可能に係合して取り付けられる(図19)。このコ
イルバネ21・・・の復元力(収縮力)により、各可動
台18、19は常時上昇する方向に付勢される。
【0025】更に、各可動台18、19の上方に対応す
る位置の上面開口2には、例えば透明硬質樹脂製(透明
ガラス板などでもよい)の蓋部材27、28が前後に並
んで着脱自在に載置される。尚、29は仕切壁17の上
端に取り付けられ、各蓋部材27、28の突き合わせ位
置の中央部を受けるための受け部材である。
【0026】また、枠体16の前壁12の下縁は前記縦
辺22の寸法分程上側に向かって矩形状に切り欠かれて
おり、この切欠部31によって、枠体16があっても前
面開口3と貯蔵室9内下部は連通されるかたちとなる。
【0027】このような枠体16の上縁には外向きフラ
ンジ32が形成されており、断熱箱体4の開口2の周縁
には階段状に降下した受けフランジ33が取り付けられ
ている。そして、可動台ユニット11を開口2から貯蔵
室9内に挿入すると、図9の如く枠体16の外向きフラ
ンジ32が受けフランジ33上に載置され、着脱可能に
保持されると共に、この状態で可動台ユニット11の上
面は断熱箱体4の上面より少許落ち込む位置となる。そ
して、各蓋部材27、28はこの段差を利用して上面開
口2内に載置される。
【0028】また、このようにして取り付けられた可動
台ユニット11の枠体16と断熱箱体4間、即ち、貯蔵
室9の壁面と枠体16の各壁間には図9の如く冷気循環
用の間隔Gが形成され、前記冷却器から吐出された冷気
はこの間隔G内を循環し、最終的に枠体16の下部に至
って吸い込まれるかたちとなる。
【0029】以上の構成で、各可動台18、19上には
開店に先だって上面開口2から図11に示すような作り
置きされたサラダ(物品)Sが積載され、更にこの積み
重ねが各可動台18、19で左右に四列構成されて貯蔵
室9内に収納される(図8)。このサラダSは椀36と
蓋37から成る密閉容器38内に野菜を収納して作られ
ており、椀36の下面には突起36Aが形成され、蓋3
7の上面には凹所37Aが形成されている。この椀36
の突起36Aは蓋37の凹所37A内に係合する位置に
形成されており、これにより、図11に示す如くサラダ
Sを積み重ねた際、各密閉容器38同士が係合して倒れ
ないように構成されている。
【0030】今、各可動台18、19上にサラダSが載
置されていない状態では、各可動台18、19を降下さ
せる力はそれ自体の重量によるもののみであるため、各
可動台18、19はコイルバネ21・・・の復元力によ
り引き上げられ、上面開口2の近傍に位置している(図
9)。そして、蓋部材27、28を取り外し、上面開口
2からサラダSを貯蔵室9内に挿入して、前述の如く左
右四列で各可動台18、19上に積み重ねていくと、各
可動台18、19は積載された複数のサラダSの重量に
より、図10中矢印で示す如くコイルバネ21・・・の
付勢力に抗して降下していく。
【0031】このとき、コイルバネ21・・・の復元力
としては、例えば少なくとも可動台18、19の全範囲
で均等にサラダSを積み重ねた際に、最上部のサラダS
が上面開口2より下に位置し、全てのサラダS・・が貯
蔵室9内に収納される強さのものを選定する。また、こ
の付勢力の調整は、コイルバネ21・・・の本数によっ
て行ってもよい。
【0032】このように可動台18、19が貯蔵室9内
の上部にある状態からサラダSを積み重ねていけるの
で、上面開口2からの可動台18、19上へのサラダS
の積載作業も容易となる。このようにして所定数(例え
ば上下に五段から十段など、貯蔵室9内に入りきる量)
のサラダS・・・を貯蔵室9内に収納した後、蓋部材2
7、28を並設して上面開口2を閉じる。尚、断熱扉
7、7も通常閉じているものとする。
【0033】この状態で、冷気は前述の如く貯蔵室9内
に循環されるので、貯蔵室9内のサラダSの野菜は密閉
容器38を介して冷却され、恒温恒湿状態で乾燥するこ
と無く、保冷されるかたちとなる。また、上面開口2は
蓋部材27、28にて閉塞されているので、保冷中に冷
気が漏れる不都合もない。
【0034】次に、開店後、係るサラダSを顧客に提供
する際には、双方若しくは何れかの蓋部材27及び/又
は28を取り外して上面開口2を開放する。そして、最
上部のサラダSから取り出していくと、可動台18、1
9に加わる荷重が減少するに伴って可動台18、19は
コイルバネ21・・・の復元力により上昇していく(図
5の上矢印)。尚、前述の如きコイルバネ21の設定に
より、この場合にも取り出したサラダSの下のサラダS
(このとき最上部になる)は少なくとも貯蔵室9内に止
まることになる。
【0035】また、何れかの蓋部材18、19を取り外
してサラダSを取り出す際には、残っている蓋部材上に
図5の如く取り出したサラダSを置いておくこともでき
るので、蓋部材18、19は作業台としても機能する。
更に、各可動台18、19は独立して上下動するので、
例えば可動台18上のサラダSを先に取り出してから、
可動台19上のサラダSを取り出すような手順も行え
る。この場合には、それぞれ独自の高さで可動台18、
19は停止することになる。特に、可動台18上と可動
台19上に種類の異なるサラダSを積載した場合には、
各可動台18、19で均等に取り出されなくなる場合が
考えられるので、係る場合にも可動台18、19が独立
して上下動することは極めて好都合なものとなる。
【0036】このようにしてサラダSが取り出されてい
くと、可動台18、19はコイルバネ21・・により上
昇していく。そして、最終的に最下部のサラダSが図1
0の上部に示す如く上面開口2の近傍まで持ち上げられ
るので、貯蔵室9が深くても、腰を屈めて手を貯蔵室9
内に差し入れ、貯蔵室9内下部のサラダSを取り出す必
要も無くなる。また、蓋部材27、28は別々に開閉で
きるので、サラダSを取り出す際の冷気漏洩も最小限に
抑制できる。
【0037】次に、このようにサラダSなどの食品を貯
蔵室9内に収納すると、それらの滓やゴミが貯蔵室9内
に落下するが、係る場合には図3の如く断熱扉7、7を
開放し、切欠部31から貯蔵室9内底部を清掃する。ま
た、可動台ユニット11自体が汚れた場合やコイルバネ
21・・・を交換するなどの際には、上面開口2から可
動台ユニット11全体を引き上げて貯蔵室9から取り出
してメンテナンスを行うことができる。これにより、清
掃や保守作業性が極めて良好となる。
【0038】尚、上記実施例ではコイルバネ21・・・
によって可動台18、19を引き上げる方式で本発明の
冷却貯蔵庫1を説明したが、それに限らず、図12に簡
略化して示すように各可動台18、19の下側の貯蔵室
9内底部にコイルバネ21A、21Aを圧縮して設置
し、このコイルバネ21A、21Aの伸張力によって各
可動台18、19を押し上げるようにしてもよい。
【0039】また、実施例では可動台を前後に二部品並
設したが、それに限らず、更に多くの可動台を貯蔵室9
内に並設し、独自に上下動させてもよい。更に、実施例
ではサラダSを物品の例にとって説明したが、収納保冷
可能な物品としてはそれに限らないことは云うまでもな
い。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、断熱
箱体内に構成され、上面に開口する貯蔵室内を所定の温
度に冷却して成る冷却貯蔵庫において、貯蔵室内におい
て上下移動自在に設けられ、物品が積載される可動台
と、この可動台を上昇させる方向に常時付勢する付勢部
材とを備えており、可動台は、物品の積載量の増大によ
り降下すると共に、物品の積載量の減少により、付勢部
材の付勢力にて上昇するようにしたので、可動台に物品
を多数積載した場合には、可動台は降下して当該多数の
物品を貯蔵室内に収納すると共に、物品が減少した場合
には、付勢部材の付勢力にて可動台は上昇され、物品は
持ち上げられることになる。
【0041】これにより、貯蔵室内に多数の物品を積載
した状態で、上面開口より上部の物品から順次取り出す
ことができると共に、物品の取り出しによりその量が減
少した場合には、可動台が上昇して物品が持ち上げられ
るので、係る場合にも上面開口からの物品の取出作業性
は極めて良好となる。これにより、上面に開口する貯蔵
室内に物品を多数収納しながら、当該上面開口からの物
品の取出作業性も著しく向上させることができるように
なるものである。
【0042】請求項2の発明によれば、上記に加えて可
動台は、貯蔵室内に複数並設され、それぞれ独立して上
下移動可能とされると共に、付勢部材は各可動台をそれ
ぞれ独立して上昇させるよう付勢するので、例えば複数
の種類の物品を収納する場合にも、種類毎に別々の可動
台に積載することにより、取出量の少ない物品は貯蔵室
内に収納して置き、取出量の多い物品は可動台にて持ち
上げることができるようになり、更なる利便性の向上を
図ることができるようになるものである。
【0043】また、例えば一種類の物品を収納する際に
も、可動台が単一の場合には、貯蔵室内の全範囲から均
等に物品を取り出さないと、多く残った位置の物品が開
口から上方に突出してしまう危険性が生じるが、各可動
台がそれぞれ独自の高さにて停止することができること
により、係る不都合の発生と取出時の制約を軽減するこ
とが可能となるものである。
【0044】請求項3の発明によれば、上記に加えて断
熱箱体の上面開口を開閉する着脱自在の蓋部材を備えて
いるので、上面開口からの冷気漏洩量を低減することが
できるようになる。特に、蓋部材は各可動台の上方に対
応して複数設けられているので、物品取出時に当該物品
を取り出す位置の蓋部材のみ開放することにより、物品
取出時における漏出冷気量を減少させることが可能とな
る。また、一つの蓋部材を開放してそれに対応する位置
の物品を取り出した場合、閉じている蓋部材の上に取り
出した物品を一時載置して置くこともできるようにな
り、取出作業性の更なる改善も図れるものである。
【0045】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて断熱箱体の側面には、貯蔵室内下部に連通する掃除
用開口を備え、この掃除用開口は開閉自在の断熱扉にて
閉塞されているので、可動台下方の貯蔵室内にゴミや物
品の滓が落下した場合にも、容易に清掃することができ
るようになるものである。
【0046】請求項5の発明によれば、上記各発明にお
いて物品は、開閉可能な密閉容器内に収納された食品と
したので、密閉容器内の食品を貯蔵室内にて恒温恒湿状
態で品質良く冷却保存することができるようになるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却貯蔵庫の正面図である。
【図2】本発明の冷却貯蔵庫の透視正面図である。
【図3】本発明の冷却貯蔵庫の斜視図である。
【図4】本発明の冷却貯蔵庫の平面図である。
【図5】本発明の冷却貯蔵庫の縦断側面図である。
【図6】本発明の冷却貯蔵庫の可動台ユニットの透視正
面図である。
【図7】本発明の冷却貯蔵庫の可動台ユニットの斜視図
である。
【図8】本発明の冷却貯蔵庫の可動台ユニットの平面図
である。
【図9】本発明の冷却貯蔵庫の上面開口部分の拡大縦断
正面図である。
【図10】本発明の冷却貯蔵庫の可動台ユニットの可動
台の動作を説明するためのもう一つの透視正面図であ
る。
【図11】本発明における物品の実施例のサラダを積み
重ねた状態の正面図である。
【図12】本発明の冷却貯蔵庫の他の実施例の概略縦断
側面図である。
【符号の説明】
1 冷却貯蔵庫 2 上面開口 3 前面開口 4 断熱箱体 7 断熱扉 9 貯蔵室 11 可動台ユニット 16 枠体 18、19 可動台 21 コイルバネ 23 ローラ 27、28 蓋部材 S サラダ
フロントページの続き (72)発明者 内海 雄次 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 牛丸 真彰 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高野 善昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に構成され、上面に開口する
    貯蔵室内を所定の温度に冷却して成る冷却貯蔵庫におい
    て、 前記貯蔵室内において上下移動自在に設けられ、物品が
    積載される可動台と、この可動台を上昇させる方向に常
    時付勢する付勢部材とを備え、前記可動台は、前記物品
    の積載量の増大により降下すると共に、前記物品の積載
    量の減少により、前記付勢部材の付勢力にて上昇するこ
    とを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記可動台は、前記貯蔵室内に複数並設
    され、それぞれ独立して上下移動可能とされると共に、
    前記付勢部材は各可動台をそれぞれ独立して上昇させる
    よう付勢することを特徴とする請求項1の冷却貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記断熱箱体の上面開口を開閉する着脱
    自在の蓋部材を備え、この蓋部材は各可動台の上方に対
    応して複数設けられていることを特徴とする請求項2の
    冷却貯蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記断熱箱体の側面には、前記貯蔵室内
    下部に連通する掃除用開口を備え、この掃除用開口は開
    閉自在の断熱扉にて閉塞されていることを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項3の冷却貯蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記物品は、開閉可能な密閉容器内に収
    納された食品であることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3又は請求項4の冷却貯蔵庫。
JP2000187482A 2000-06-22 2000-06-22 冷却貯蔵庫 Pending JP2002005565A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2024097680A (ja) * 2023-01-06 2024-07-19 日本放送協会 表示制御装置及びプログラム

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