JP2002005549A - 自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方法と注水方法 - Google Patents

自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方法と注水方法

Info

Publication number
JP2002005549A
JP2002005549A JP2000184080A JP2000184080A JP2002005549A JP 2002005549 A JP2002005549 A JP 2002005549A JP 2000184080 A JP2000184080 A JP 2000184080A JP 2000184080 A JP2000184080 A JP 2000184080A JP 2002005549 A JP2002005549 A JP 2002005549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
ice storage
storage tank
group
tanks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000184080A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Dogoshi
純 堂腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000184080A priority Critical patent/JP2002005549A/ja
Publication of JP2002005549A publication Critical patent/JP2002005549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 注水された貯氷槽の自身で強度を持たせず、
地震などの震災に強い貯氷槽を提供する。 【解決手段】 自然氷製作用貯氷槽群1の組付け方法と
して、上下間の貯氷槽間の距離を既定し、かつ、構造的
に保持するため、支柱4を用いる。さらにその支柱4を
支持するために、凸状あるいは凹状の支持手段3を取り
付けておく。貯氷槽群が縦横の大きくなる場合には、横
方向の貯氷槽間にスペーサー6を挟むことにより、空気
の流れを確保し、かつ、柔構造を保つ。自然氷製作用貯
氷槽群の注水方法として、横方向の貯氷槽間の隙間に主
管を設置し、その主管から分岐管を下から、上部までの
貯氷槽それぞれに設けて、一気に注水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自然氷の
潜熱を利用した青果物などへの貯蔵や、自然氷を利用し
た冷房、暖房などに使用する寒冷地での冷熱源利用分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】これまで、寒冷地の寒さを利用した自然
氷の作製用として、「自然氷の潜熱を利用した青果物な
どの長期貯蔵方法と長期貯蔵装置」(平成4年特許出願
公告第55647)に示したように貯氷槽は上下の貯氷
槽間にスペーサーを介した積層状態であった。あるい
は、太い支柱に取付ける方法を用いていた。さらに、注
水にあたっては、いちいち手作業で注水を行ったり、貯
氷槽にオーバーフロー口を用いて、上部の貯氷槽から順
次流し落とす方法が取られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自然氷の作製方法につ
いては、上述の「自然氷の潜熱を利用した青果物などの
長期貯蔵方法と長期貯蔵装置」(平成4年特許出願公告
第55647)並びに、「貯蔵庫設備、並びに、貯蔵方
法」(平成11年特許公開-294919)に記載され
ているので詳細は語らないが、スペーサーを介した貯氷
槽の積層方法では、注水された貯氷槽の自重で強度を持
たせているため、地震などの震災に弱い面があった。し
かも、強度を保ちつつ、製氷のため、入気口からの冷
気、と貯氷槽や水面を接触させ、効率よく製氷させるた
め、できるだけ通風路を保持しなければならない。ま
た、水を貯氷槽上部まで注水し、最大限の貯水密度にす
ることにより建物の容積を最小限にする必要があった。
さらに、大規模な貯氷槽群、例えば、1000トン以上
にもなると、注水時間が掛かり過ぎる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】まず、貯氷槽群組付けを
解決する手段として、貯氷槽と下部貯氷槽の氷の膨張分
の長さを有した支柱を貯氷槽単位ごと用いることにある
(図1)。そして、その支柱を支持する、例えば、凸上
の支持体を貯氷槽縁部に設けることにある。そして、縦
横に必要な場合には、貯氷槽同士の間隔を既定したスペ
ーサーを介し、強度を保つ手段をとっている。
【0005】貯氷槽群への注水を解決する手段として、
下から上に数段設けられた自然氷作製用貯氷槽群には、
該群側の上から下に一本の主管8が設けられ、主管の最
低部は閉じられており、該主管から分岐した分岐管によ
って、各々の貯氷槽に注水される構造を取っている。
これによって、大型注水ポンプで一気に各段の貯氷槽に
注水する手段を取っている。
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。
【0006】図1は、本発明の自然氷製氷用貯氷槽群1
の組付け方法の実施例である。貯氷槽1-1の縁2の四隅に
穴が開けられ、そこに、ねじ込み式の凸状の支持体3が
縁2の上下に設けられる。これらは、一貯氷槽につき、
その縁部の角部4箇所に設けられている。最下部では、
床8に位置決めされた空洞状の支柱4−1を立て、そこ
に、貯氷槽1-1の縁部下の凸状支持体3-1aを嵌め込みた
だ載せる。そして、貯氷槽1-1の縁部上の凸状支持体に
空洞状の支柱4-2を嵌め込み、貯氷槽1-2を貯氷槽1-1に
取り付けられた縁部の凸状支持体3-1bに嵌め込まれ
る。このようにして順次、貯氷槽は、上段まで組み立て
ていくことができる。
【0007】図2、図3は、金属製の凹状の支持体5が
縁2の上下に設けられた場合の実施例である。この場
合、上下の支柱は、空洞状でも棒状でも構わない。
【0008】図4は、大型貯氷槽群の基本ユニットを示
したものである。縦横に組付けるため、貯氷槽間の間隔
を一定に保つと共に、横方向の強度を保つため、スペー
サー6が取り付けられている。
【0009】図5は、注水方法を示した実施例である。
主管9が貯氷槽群の側に立てられており、その分岐管10-
1,10-2,10-3が設けられている。主管9の端部11は、閉じ
られている。主管の上部端は、給水ポンプに接続されお
り、タンクに貯められていた水を一気に貯氷槽に注水さ
れる。この注水方法は、自然氷作製初期に行われるだけ
である。ただし、蒸発で水が目減りした場合には、毎
年、若干の注水作業を短時間で行うことができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、自然氷作製用貯氷槽群組
付けの発明は、従来に比べ、上下の貯氷槽間を支柱の長
さによって自由に既定でき、そして、貯氷槽上部ぎりぎ
りまで貯水できる効果がある。凹状あるいは、凸状の支
持体を取り付けることにより強度を充分に高める効果が
ある。
【0011】横方向には、既定間隔のスペーサーを用い
ることにより、風の通り道を確保しながら、全体の強度
を保持できる効果がある。このような組付け方法によっ
て、貯氷槽群全体は、柔構造を保ち、地震に強く、通風
路を保ち、製氷能力の優れた仕組みを恒久的に得ること
ができる。
【0012】さらに、自然氷作製用貯氷槽群組付けの注
水の発明は、一気に各貯氷槽に注水できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自然氷作製用貯氷槽群の組付け方法の実施例。
【図2】自然氷作製用貯氷槽群の組付け方法の実施例。
【図3】自然氷作製用貯氷槽群の凹状支持体の実施例。
【図4】自然氷作製用貯氷槽群の基本ユニット組付け方
法の実施例。
【図5】自然氷作製用貯氷槽群の注水方法の実施例。
【符号の説明】
1 貯氷槽 1-1 貯氷槽 1-2 貯氷槽 1-3 貯氷槽 2 貯氷槽の縁部 3 凸状の支持体 3-1a 縁部下の支持 3-1b 縁部上の支持体 4-1 支柱 5 凹状の支持体 6 スペーサー 7 水面、あるいは、氷面 8 床 9 主管 10-1,10-2,10-3 分岐管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自然氷作製用貯氷槽群において、上下の貯
    氷槽の間隔を既定した支持柱4とで支えあう構造を有し
    たことを特徴とする自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方
    法。
  2. 【請求項2】支持柱4を支持する手段として、貯氷槽の
    縁部2に凸状の支持手段3あるいは、凹状の支持手段4が
    設けられ、たことを特徴とする請求項1記載の自然氷作
    製用貯氷槽群の組み付け方法。
  3. 【請求項3】貯氷槽群は、近隣の貯氷槽同士が、貯氷槽
    の縁部にある間隔を有したスペーサー6によって保持さ
    れることを特徴とする請求項1記載の自然氷作製用貯氷
    槽群の組み付け方法。
  4. 【請求項4】下から上に数段設けられた自然氷作製用貯
    氷槽群には、該群側の上から下に一本の主管8が設けら
    れ、主管8の最低部は閉じられており、該主管8から分岐
    した分岐管9-1,9-2,9-3・・・によって、各々の貯氷槽1
    -1,1-2,1-3,・・・に注水される構造を有したことを特
    徴とする自然氷作製用貯氷槽群の注水方法。
JP2000184080A 2000-06-20 2000-06-20 自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方法と注水方法 Pending JP2002005549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184080A JP2002005549A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方法と注水方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184080A JP2002005549A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方法と注水方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002005549A true JP2002005549A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18684563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000184080A Pending JP2002005549A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方法と注水方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002005549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127894A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Tsuchiya Tokushu Nokigu Seisakusho:Kk 移動式氷室とその使用方法
JP2015036602A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 株式会社土谷特殊農機具製作所 製氷車及びその使用方法並びに貯氷施設

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127894A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Tsuchiya Tokushu Nokigu Seisakusho:Kk 移動式氷室とその使用方法
JP2015036602A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 株式会社土谷特殊農機具製作所 製氷車及びその使用方法並びに貯氷施設

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6138746A (en) Cooling coil for a thermal storage tower
CN202178067U (zh) 改进型重水堆乏燃料干式贮存模块
RU2006102490A (ru) Устройство для полива и транспортировки растений, стойка каркаса для него и способ получения конструкции, экономящей место
RU2007118651A (ru) Резервуар для хранения криогенных жидкостей
US3917765A (en) Concrete cooling tower
JP2002005549A (ja) 自然氷作製用貯氷槽群の組み付け方法と注水方法
JPH09279707A (ja) 冷却壁体
CN104430105B (zh) 一种双温棚水产养殖池塘
NO115803B (ja)
KR20140087306A (ko) 기둥용 보양 트러스
CN208251151U (zh) 一种方便拼装的综合管廊内侧模板
US6839919B2 (en) Curvilinear spa frame
CN108083367A (zh) 一种小型太阳能海水淡化装置
JPH07159063A (ja) 二重管式オープンラック型気化装置
CA2832802C (en) Floating cover
US10893648B2 (en) Cultivation floor system for cultivation of plants
JP3319629B2 (ja) 貯水槽付き地下構造物
FR3011066A1 (fr) Dispositif de recuperation et de stockage d'energie renouvelable sous forme d'eau chaude solaire grace a une piscine nouvelle generation ou la renovation d'une existante
CN215329123U (zh) 一种透水砖的排水支撑结构
CN107771654A (zh) 一种方便调节的植保放置架
CN216517131U (zh) 一种镜面水景建筑结构
JP2787479B2 (ja) 二重殻低温タンクの側部保冷構造
JP5682027B2 (ja) 地上式低温タンク貯槽のアンカー構造
KR200221347Y1 (ko) 온돌 배관용 블럭
CN212116336U (zh) 一种多功能栽培槽