JP2002005049A - スクロール圧縮機用のクランクシャフト組立体、スクロール圧縮機用の改良型クランクシャフト組立体、該クランクシャフト組立体を備えるスクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機用のクランクシャフト組立体、スクロール圧縮機用の改良型クランクシャフト組立体、該クランクシャフト組立体を備えるスクロール圧縮機

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JP2002005049A
JP2002005049A JP2001161861A JP2001161861A JP2002005049A JP 2002005049 A JP2002005049 A JP 2002005049A JP 2001161861 A JP2001161861 A JP 2001161861A JP 2001161861 A JP2001161861 A JP 2001161861A JP 2002005049 A JP2002005049 A JP 2002005049A
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orbiting
stationary
scroll
bearing
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JP2001161861A
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English (en)
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Michael V Kazakis
マイケル・ヴィー・カザキス
Charlie E Jones
チャーリー・イー・ジョーンズ
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Westinghouse Air Brake Technologies Corp
Original Assignee
Westinghouse Air Brake Technologies Corp
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    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/023Lubricant distribution through a hollow driving shaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクシャフト部材および軌道運動回転軸
受け間の回転連結部を、分解をまったく必要としないで
容易に定期的に潤滑できるようにしたスクロール圧縮機
用の新規な発明的クランクシャフト組立体の提供であ
る。 【解決手段】 スクロール圧縮機の軌道運動スクロール
部材36を静止スクロール部材37に対して非回転状態
に維持しながら、軌道運動スクロール部材の中心軸線を
静止スクロール部材の中心軸線周りに軌道運動するよう
に駆動する軌道運動駆動機構のクランクシャフト組立体
は、回転中心軸線を中心に回転するための細長いシャフ
ト部分38を有するクランクシャフト部材14と、クラ
ンクシャフト部材の一端に固定された軌道運動回転軸受
け42とを含む。この軸受けは、回転中心がクランクシ
ャフト部材の回転中心軸線に対してオフセット状態にあ
り、軌道運動スクロール部材から突出したハブ部分48
を収容して回転係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、流体、た
とえば冷却用の冷媒または周囲空気などのガスを圧縮し
て、圧縮空気供給源を提供するために使用されるスクロ
ール圧縮機に関する。特に本発明は、オイルレス回転ス
クロール圧縮機用の新規で発明的なクランクシャフト組
立体に関する。
【0002】
【関連出願】本出願は、同日付けで出願した整理番号S
AS14610の「スクロール圧縮機用の耐軸方向力回
転止め軸受け、スクロール圧縮機用の改良型回転止め装
置、及び耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧
縮機」、整理番号SAS14616の「スクロール圧縮
機用のチップシール組立体、及び該チップシール組立体
を備えるスクロール圧縮機」、整理番号SAS1462
4の「スクロール圧縮機用の回転止め装置、スクロール
圧縮機用の改良型回転止め装置、及び該回転止め装置を
備えるスクロール圧縮機」、スクロール圧縮機用の改良
型クランクシャフト組立体、及び該クランクシャフト組
立体を備えるスクロール圧縮機」、整理番号SAS14
626の「スクロール圧縮機用の空気入口弁組立体、ス
クロール圧縮機用の改良型空気入口弁組立体、及び該空
気入口弁組立体を備えるスクロール圧縮機」、及び整理
番号SAS14627の「スクロール圧縮機の回転止め
組立体用の潤滑装置、改良型潤滑装置、及び回転止め装
置および該回転止め装置用の改良型潤滑装置を含むスク
ロール圧縮機」に開示されているものと同様な主題を扱
っている。上記相互参照された同時係属中の出願の各々
に開示されている主題は、本明細書に完全に述べられた
場合と同じ効果を有して、参照として本明細書に明確に
援用される。
【0003】
【従来の技術】所謂「スクロール」圧縮機は、往復動形
圧縮機より優れた多くの利点を有するため、最近では、
幅広く、特に冷却および空調の分野で適用されている。
これらの利点として、作動音が小さいこと、圧縮弁、ピ
ストン、ピストンリングおよびシリンダなどの「消耗部
品」が少ないこと(従って、メンテナンスが削減される
こと)、往復動形圧縮機構造と対比して効率が向上する
ことがある。
【0004】スクロール圧縮機の消耗部品の数は、往復
動形圧縮機と比較して減少しているであろうが、それで
も相互に移動する多数の表面があり、これらの表面間の
潤滑を無視することができない。冷媒スクロール圧縮機
用の1つの構造は、圧縮機ハウジングの最下部に位置す
る油溜めと、圧縮機の可動部品を潤滑するためにこの油
溜めから油を引き上げる油ポンプとを用いている。その
ような構造の潤滑剤として使用される油は、圧縮中の空
気と比較的自由に混合することができる。冷媒中に懸濁
した潤滑油の大部分は、冷媒の流れ方向の変化と、冷媒
が圧縮機内に位置する表面と衝突することによって冷媒
から分離される。分離された後、油は、油溜めに排出さ
れる。
【0005】しかし、ガスは潤滑油と比較的自由に混合
することができるため、スクロール圧縮機から流出する
圧縮ガスは、依然として油の含有量が比較的高い。その
ような含有油は、圧縮ガス供給システムに持ち込まれる
と、動力源として圧縮ガス供給源を使用する空気駆動式
機構(たとえば、空気駆動式工具、ブレーキなど)の寿
命の短縮などの悪影響を与えるであろう。
【0006】
【発明の目的】本発明の1つの目的は、圧縮機の様々な
可動部品を潤滑するために使用される潤滑剤が、圧縮中
のガスと混合しない点で、「オイルレス」である回転ス
クロール圧縮機の提供である。このため、潤滑剤による
圧縮ガスの汚染がまったくなく、圧縮ガスを利用する前
に圧縮ガスから潤滑剤を分離するための特別な装備また
は構造を追加して用いる必要がない。
【0007】本発明の別の目的は、そのようなオイルレ
ス回転スクロール圧縮機用で、クランクシャフト部材お
よび軌道運動回転軸受け間の回転連結部を、分解をまっ
たく必要としないで容易に定期的に潤滑できるようにし
た新規な発明的クランクシャフト組立体の提供である。
これに関連して言うと、新規な発明的クランクシャフト
組立体は軌道運動スクロール部材を、クランクシャフト
部材の第1先端部に固定されて、軌道運動スクロール部
材から突出したハブ部分に回転係合する軌道運動回転軸
受けを介して駆動する。この軌道運動回転軸受けは、ス
クロール圧縮機のハウジングの外側に位置する見やすい
点から容易に接近できるクランクシャフトに貫設された
潤滑油チャネルを介して(たとえば、潤滑グリースで)
定期的に潤滑することができる。
【0008】本発明の上記目的および利点に加えて、以
下の発明の詳細な説明を特に添付図面および請求項と組
み合わせて考えた時、当該技術分野の専門家には本発明
の様々な他の目的および利点がより容易に明らかになる
であろう。
【0009】
【発明の概要】1つの態様では、本発明は、包括的に、
ハウジングと、ハウジングに対してほぼ静止状態でハウ
ジング内に取り付けられ、静止らせん状フランジを有す
る静止スクロール部材と、ハウジング内に配置され、軌
道運動らせん状フランジを有する軌道運動スクロール部
材とを含み、静止および軌道運動らせん状フランジは、
互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、それらの
間にらせん状に移動する圧縮ポケットを画定することが
でき、静止および軌道運動スクロール部材の各々は中心
軸線を有しており、さらに、軌道運動スクロール部材を
静止スクロール部材に対してほぼ非回転状態に維持しな
がら、軌道運動スクロール部材の中心軸線を静止スクロ
ール部材の中心軸線周りに軌道運動するように駆動する
軌道運動駆動機構を含むスクロール圧縮機用のクランク
シャフト組立体であって、軌道運動スクロール部材を静
止スクロール部材周りに軌道運動するように駆動するた
めに、回転中心軸線を中心に回転するための細長いシャ
フト部分を有するクランクシャフト部材と、クランクシ
ャフト部材に固定された軌道運動回転軸受けとを含み、
軌道運動回転軸受けは、クランクシャフト部材の回転中
心軸線に対して半径方向オフセット状態にある回転中心
を有しており、軌道運動回転軸受けは、軌道運動スクロ
ール部材から突出したハブ部分を受け取って回転係合す
ることができるようにしたクランクシャフト組立体を特
徴としている。
【0010】別の態様では、本発明は、包括的に、上記
形式のスクロール圧縮機の改良であって、回転中心軸線
を中心に回転するための細長いシャフト部分を有するク
ランクシャフト部材と、クランクシャフト部材に固定さ
れた軌道運動回転軸受けとを含み、軌道運動回転軸受け
は、クランクシャフト部材の回転中心軸線に対して半径
方向オフセット状態にある回転中心を有しており、軌道
運動回転軸受けは、軌道運動スクロール部材から突出し
たハブ部分を受け取って回転係合することができるよう
にした改良型クランクシャフト組立体を含む改良を特徴
としている。
【0011】さらに別の態様では、本発明は、包括的
に、軌道運動スクロール部材を軌道運動するように駆動
するクランクシャフト組立体を含むスクロール圧縮機で
あって、ハウジングと、ハウジングに対してほぼ静止状
態でハウジング内に取り付けられ、静止らせん状フラン
ジを有する静止スクロール部材と、ハウジング内に配置
され、軌道運動らせん状フランジを有する軌道運動スク
ロール部材とを含み、静止および軌道運動らせん状フラ
ンジは、互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、
それらの間にらせん状に移動する圧縮ポケットを画定す
ることができ、静止および軌道運動スクロール部材の各
々は中心軸線を有しており、さらに、軌道運動スクロー
ル部材の中心軸線を静止スクロール部材の中心軸線周り
に軌道運動するように駆動する軌道運動駆動機構を含
み、この軌道運動駆動機構はクランクシャフト組立体を
備えており、このクランクシャフト組立体は、回転中心
軸線を中心に回転するための細長いシャフト部分を有す
るクランクシャフト部材と、クランクシャフト部材に固
定された軌道運動回転軸受けとを含み、軌道運動回転軸
受けは、クランクシャフト部材の回転中心軸線に対して
半径方向オフセット状態にある回転中心を有しており、
軌道運動回転軸受けは、軌道運動スクロール部材から突
出したハブ部分を受け取って回転係合することができる
ようにしたスクロール圧縮機を特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照しなが
ら、特に好適な実施形態によって本発明を説明する。
【0013】本発明をさらに詳細に説明する前に、本発
明を明確にすると共に理解し易くするために、幾つかの
図面を通じて同一機能を有する同一部材に、同一の参照
番号を付していることに注意されたい。
【0014】まず図1および図2を参照すると、本発明
に従って構成されて、包括的に参照番号10で示された
スクロール圧縮機は、一般的に、軸受けキャップ12
と、軸受けキャップ12内に配置されたクランクシャフ
ト14と、静止スクロール16とを含む。静止スクロー
ル16は、ボルト18を関連のワッシャ、ロックワッシ
ャなどと共に円形配列することによって、軸受けキャッ
プ12にボルト留めされている。静止スクロール16自
体には、それからの熱の消散を改善するために一連の放
射状延在フィン20が設けられている。フード22が放
射状延在フィン20をほぼ覆っており、熱の消散を助け
るために、周囲空気を好ましくは静止スクロール16お
よび放射状延在フィン20に向けて強制的に送り込むた
めの強制空気取り入れ口24を備えている。この強制空
気は、中央孔26と、フード22の周辺部付近に設けら
れた開口28および30とを通って逃げる。中央孔26
は、また、静止スクロール16の中心に位置する圧縮空
気排出ポート32用の隙間を提供している一方、周辺開
口30も、静止スクロール16の周辺部分に配置された
空気入口弁組立体34用の隙間を提供している。
【0015】クランクシャフト14は、所望の回転動力
源によって軸受けキャップ12内で回転駆動される。た
とえば、ディーゼルまたは電気鉄道輸送車両(たとえ
ば、列車または軽便鉄道車両)の空気圧ブレーキシステ
ム用の圧縮空気を供給するためにスクロール圧縮機10
を使用しようとする場合、クランクシャフト14は、一
般的に、電気モータによって回転駆動されるであろう。
クランクシャフト14は、軌道運動スクロール部材36
を軸受けキャップ12内で軌道運動するように駆動す
る。軌道運動スクロール部材36は、好ましくは静止ス
クロール16と一体成形されて詳細に後述する静止スク
ロール部材37(図3および図4を参照)と噛み合って
いる。軌道運動スクロール部材36をそのように軌道運
動させる機構について、ここで図3、図6および図7を
参照しながらさらに明確に説明する。
【0016】クランクシャフト14は、クランクシャフ
ト14が所望の動力源によって回転駆動される時の中心
となる回転中心軸線40を有する細長いシャフト部分3
8を含む。軌道運動円筒形軸受け42が、軌道運動スク
ロール部材36に近接したクランクシャフト14の第1
先端部に取り付けられている。好ましくは、軌道運動ス
クロール部材36に近接したクランクシャフトのこの第
1先端部に、凹状カップ部分44が一体成形されてお
り、軌道運動円筒形軸受け42がこの凹状カップ部分4
4内に収容されている。軌道運動スクロール部材36も
中心軸線46を有し、この中心軸線46に沿って軌道運
動円筒形軸受け42内へ突出して軌道運動円筒形軸受け
42に回転係合するハブ部分48を備えている。軌道運
動円筒形軸受け42は、クランクシャフトの回転中心軸
線から距離rだけ半径方向にずれるように配置されてお
り、その結果、軌道運動円筒形軸受け42、ハブ部分4
8および軌道運動スクロール部材36自体のすべてが、
クランクシャフト14によって駆動されて、クランクシ
ャフト14の中心軸線40を中心にしてrの軌道半径を
有する軌道運動を行う。
【0017】軌道運動円筒形軸受け42への潤滑油進入
路を提供するために、クランクシャフト14の他方の第
2先端部から軌道運動円筒形軸受け42に近接した点ま
で延在する潤滑油チャネル50が設けられている。好ま
しくは、図示のように、潤滑油チャネル50は、クラン
クシャフト部材14の中心軸線40に沿って凹状カップ
部分44まで延在している。潤滑油チャネル50を設け
ることによって、メンテナンスの間、容易に接近できる
単一の見易い点、すなわち、クランクシャフト14の第
2先端部から軌道運動円筒形軸受け42に注油すること
ができる。また、潤滑油チャネル50は、組み立て中に
排気路としても機能する。スクロール圧縮機のハブ部分
48は、軌道運動円筒形軸受け42内に入り、エアーポ
ケットを形成することなくシールすることができる。な
ぜなら、いかなるエアーポケットも、潤滑油チャネル5
0を通して排気されるからである。
【0018】好ましくは、クランクシャフト14は、さ
らに、クランクシャフト14の中心軸線40から軌道運
動円筒形軸受け42の半径方向オフセット距離rと反対
の方向でシャフト部分38から半径方向に延出した釣り
合いおもり部分52を備えている。クランクシャフト1
4は、主クランクシャフト軸受け54および後部クラン
クシャフト軸受け56を設けることによって、軸受けキ
ャップ12内に回転可能に取り付けられている。主クラ
ンクシャフト軸受け54は、軌道運動円筒形軸受け42
付近の第1先端部とクランクシャフト14の第2先端部
との間の点でシャフト部分38に回転係合しており、後
部クランクシャフト軸受け56は、主クランクシャフト
軸受け54とクランクシャフト14の第2先端部との間
の点で、シャフト部分38に回転係合している。主およ
び後部クランクシャフト軸受け54および56の両方
は、たとえば、かご形ローラー軸受け構造(caged roll
er bearing design)か、かご形玉軸受け構造(caged b
all bearing design)にすることができる。同様に、軌
道運動円筒形軸受け42は、たとえば、かご形ローラー
軸受け構造あるいはボール軸受け構造であろう。
【0019】主クランクシャフト軸受け54は、好まし
くは、半径方向内向きに延出したリップ60を有する主
軸受けスリーブ58によって軸受けキャップ12内に位
置決めされている。後部軸受けスリーブ62が同様に、
後部クランクシャフト軸受け56を軸受けキャップ12
内に位置決めすることができる。図6および図7に最も
分かり易く示されているように、クランクシャフトロッ
クナット部材63が、クランクシャフトロックワッシャ
部材64を後部クランクシャフト軸受け56の後面に押
し付けて接触させている。また、図3および図7に示さ
れているように、凹状カップ部分44は、凹状カップ部
分44の底部から間隔を置いて環状棚部分66を備えて
いる。軌道運動円筒形軸受け42がこの環状棚部分66
に載ることによって、軌道運動円筒形軸受け42の下方
に潤滑油タンク68が形成され、この潤滑油タンク68
は、潤滑油チャネル50に接続している。凹状カップ部
分44内で軌道運動円筒形軸受け42に軌道運動シール
43が重なっている。
【0020】軌道運動スクロール部材36は、軌道運動
ベース部材70と、それから外向きに突出した軌道運動
らせん状フランジ72とを含む。上記の静止スクロール
部材37を設けるために、静止スクロール16は、静止
スクロール16から外向きに突出してクランクシャフト
14と共通の中心軸線40を有する、好ましくは、一体
成形された静止らせん状フランジ74を備えている。図
3および図5に最も分かり易く示されているように、静
止および軌道運動らせん状フランジ74および72は、
互いに嵌め合わせて噛み合わされている。スクロール形
圧縮機で圧縮を得る方法を熟知していない人には、圧縮
機構を想像するのが困難であろう。しかし、スクロール
形圧縮機技術の専門家であれば、圧縮機構は、十分に理
解される。簡単に説明すると、静止スクロール16に取
り付けられるか、それの一体成形部分である静止スクロ
ールフランジ74は、静止状態に維持される。軌道運動
スクロールフランジ72は、静止スクロールフランジ7
4に対して半径rの軌道運動を実行し、そのような軌道
運動中、静止スクロールフランジ74に対してほぼ非回
転状態に維持される。言い換えると、静止スクロールフ
ランジ74が静止中心軸線z(静止)40を有し、残り
の直交座標x(静止)およびy(静止)が静止らせん状
フランジ74の平面上に位置すると考えることができ
る。また、軌道運動らせん状フランジ72が軌道運動中
心軸線z(軌道運動)46を有し、残りの直交座標x
(軌道運動)およびy(軌道運動)が軌道運動らせん状
フランジ72の平面上に位置すると考えることができ
る。そのような場合、最も分かり易く言えば、静止およ
び軌道らせん状フランジのxおよびy軸が互いに平行な
関係にある一方で、圧縮を生じる軌道運動は、z(静
止)中心軸線40を中心にしたz(軌道運動)中心軸線
46の軌道運動であると説明することができる。言い換
えると、軌道運動らせん状フランジ72および静止らせ
ん状フランジ74間にほとんど相対回転運動を生じない
で、軌道運動が行われる。
【0021】そのような運動の間、軌道運動らせん状フ
ランジ72の各回転中に、圧縮ポケットが形成される。
そのように形成された圧縮ポケットは、噛み合った静止
および軌道運動らせん状フランジ74および72の中央
領域に向かってらせん形をなし、各軌道運動中に前進し
て圧縮段階を実施する。そのように形成された圧縮ポケ
ットが(一般的に静止中心軸線40付近に位置する)圧
縮空気出口76に達するために必要な回転数は、静止お
よび軌道運動らせん状フランジ74および72の各々に
設けられている旋回数(revolutions)によって決ま
る。本実施形態では、静止および軌道運動らせん状フラ
ンジ74および72の各々は、ほぼ3回を超える旋回数
を備えており、ほぼ3回の旋回数は、静止および軌道運
動らせん状フランジ74および72の外周からほぼ中央
に位置する圧縮空気出口76までに形成され且つ移動す
る圧縮ポケットのために必要な回数である。いる。好ま
しくは、静止および軌道運動らせん状フランジ74およ
び72の各々は、約1350°の弧、すなわち約33/4
回転にわたって延在している。
【0022】次に主に図5を参照すると、軌道運動らせ
ん状フランジ72は、半径方向外側の終端部分78を有
する。各非回転軌道運動中、軌道運動らせん状フランジ
72の半径方向外側終端部分78が静止らせん状フラン
ジ74の対応部分から分離しているので、順次広がるギ
ャップが形成され、その内部に低圧空気がほぼ円周上に
位置する吸い込み領域80から導入される。軌道運動ら
せん状フランジがさらに非回転軌道運動すると、終端部
分78が静止らせん状フランジ74の対応部分と接触す
ることによって、このギャップが最終的に閉じる。上記
動作は、軌道運動らせん状フランジ72の連続軌道運動
中に中央に位置する圧縮空気出口76に向かって内向き
にらせん状に移動する圧縮ポケットを形成する。図5に
は、2つの連続した圧縮ポケットが全体的に82および
84で示されており、半径方向内側の圧縮ポケット84
ほど、半径方向外側の圧縮ポケット82より高レベルに
圧縮される。
【0023】上記軌道運動駆動機構の作用でスクロール
部材72が半径rの軌道で軌道運動できるようにしなが
ら、同時に静止および軌道運動らせん状フランジ74お
よび72間の相対回転運動を防止するために、スクロー
ル圧縮機10は、さらに、図3、図8および図9に最も
分かり易く示された回転止め装置90を備えており、次
にこれについて説明する。
【0024】軸受けキャップ12は、軸受けキャップ1
2の内面から半径方向内向きに突出した半環状棚部分と
して形成された軸受け面部分86(図2、図3、図4お
よび図9を参照)を備えている。軸受け面部分86は、
組み立て/分解時にクランクシャフト14の釣り合いお
もり部分52用の隙間となるために、切り抜き部分88
(図2を参照)を備えている。3つの回転止め組立体9
0は、静止スクロール部材37およびクランクシャフト
14の共通中心軸線40から等距離に、好ましくはそれ
の周りに等角度間隔に配置されている。このため、3つ
の回転止め組立体90は、120°の角度間隔で配置さ
れている。現時点で好適な実施形態では、回転止め組立
体90の各々は、クランクシャフト14および静止スク
ロール部材37の共通中心軸線40から半径方向外側
に、好ましくは約12.7センチ(5インチ)である距
離Rに設けられている。
【0025】各回転止め組立体90は、好ましくは軸受
け面部分86(図3および図9を参照)上に固定的に取
り付けられて静止スクロール部材37に対して静止した
第1回転軸受け92と、軌道運動スクロール部材36に
固定的に取り付けられた第2回転軸受け94とを含む。
好ましくは、各第1回転軸受け92は、軸受け面部分8
6上に設けられた第1キャビティ96内に配置されてお
り、各第2回転軸受け94は、軌道運動スクロール部材
36に設けられた対応する第2キャビティ98に嵌まっ
ている。各回転止め組立体90は、さらに、第1回転軸
受け92に回転係合する第1シャフト部分102と、第
2回転軸受け94に回転係合する第2シャフト部分10
4とを有するオフセットクランク部材100を含む。第
1および第2シャフト部分102および104は、実質
的に互いに平行に並んで、軌道運動スクロール部材36
の中心軸線46と静止スクロール部材37およびクラン
クシャフト14の共通中心軸線40との間の半径方向オ
フセット距離rとほぼ同一の半径方向オフセット距離r
だけ分離しており、この距離rは、軌道運動スクロール
部材36の軌道半径でもある。
【0026】本発明者は、オフセットクランク部材10
0の第2シャフト部分104および第2回転軸受け94
間を回転係合させる特に有効な方法は、第2シャフト部
分104に非回転係合するが、第2回転軸受け94に回
転係合するブッシュ部材106を設けるものであること
を発見した。このために、第2シャフト部分104は、
ブッシュ部材106に設けられた同様なテーパキャビテ
ィ110と摩擦圧入によって非回転連結される円錐形テ
ーパ部分108を備えている。そして、ブッシュ部材1
06の非テーパ外周が、第2回転軸受け94と組み合わ
されて回転する。
【0027】スクロール圧縮機10の作動中、(たとえ
ば、らせん状に移動する圧縮ポケット82および84内
で)上昇する圧力が、中心軸線40および46に平行に
作用して静止および軌道運動らせん状部材37および3
6を互いに分離させようとする力である軸方向力を加え
る。第1シャフト部分102および第1回転軸受け92
間の、またブッシュ部材106および第2回転軸受け9
4間の回転運動用に設けるだけであるという観点からす
れば、第1および第2回転軸受け部材92および94を
従来の玉軸受け組立体または従来のローラー軸受け組立
体の形で設けることで十分である。その場合、静止およ
び軌道運転らせん状部材37および36を分離させよう
とする上記軸方向力と釣り合う、すなわちそれを補償す
るために、たとえば背圧を利用することができるであろ
う。しかし、本発明者は、第1および第2回転軸受け9
2および94に対して特殊な形式の軸受けを用いること
によって、上記の分離軸方向力を直接的に無力化するこ
とができ、そのため背圧を利用する必要がなくなること
を発見した。これに関して、回転軸受け部材92および
94は好ましくは、それぞれアンギュラコンタクト軸受
け組立体112の形で設けられており、その一例が最も
具体的に図10に示されている。図10は、アンギュラ
コンタクト軸受け組立体112として与えられた第2回
転軸受け94と、回転軌道の一方の終端での中心軸線4
0および46に対する第2回転軸受け94の配置とを示
している。第1回転軸受け92も同様なアンギュラコン
タクト軸受け組立体112の形で設けてもよいことは理
解されるであろう。好ましくは、第1および第2回転軸
受け部材92および94の両方が、それぞれアンギュラ
コンタクト軸受け組立体112の形で設けられる。
【0028】図10に示されているように、好ましく
は、第1および第2回転軸受け部材92および94用に
用いられるアンギュラコンタクト軸受け組立体112
は、静止スクロール部材37の中心軸線40の方向に平
行、かつ軌道運動スクロール部材の中心軸線46に平行
な非ゼロ成分(non-zero component)を突出した少なく
とも1つの軸受け表面114および116の両方または
そのいずれかを含み、中心軸線40および46は互いに
平行である。軸受け表面114および116の両方また
はそのいずれか一方が中心軸線40および46に平行な
方向に突出する非ゼロ成分を有することから、アンギュ
ラコンタクト軸受け組立体112は、圧縮中に発生して
静止および軌道運動スクロール部材37および36間に
分離力を加えようとする上記軸方向力に抵抗することが
できる。好ましくは、用いられているアンギュラコンタ
クト軸受け組立体112は、アンギュラコンタクト玉軸
受け組立体であって、単列構造である。そのようなアン
ギュラコンタクト玉軸受け組立体は市販されており、機
械技術分野の専門家には周知である。そのようなアンギ
ュラコンタクト玉軸受け組立体は、一般的に、それに加
えられる角力(angularforce)に抵抗するように角度を
つけた(すなわち、2つの直交する方向に非ゼロ成分を
有する)2つのそのような軸受け表面114および11
6を含む。
【0029】回転軸受け部材92および94を密封形事
前潤滑軸受け組立体の形で設けることが可能であるが、
現時点で好適な実施形態では、スクロール圧縮機10
は、回転軸受け部材92および94を定期的に潤滑する
ことができるようにする潤滑装置118を含む。潤滑装
置118を設けることによって、第1および第2回転軸
受け部材92および94の寿命を延ばすことができる。
密封形事前潤滑軸受けを使用すれば、定格寿命の終りが
近づいた時に軸受けを交換するために高コストの分解処
理が必要になるであろう。第1回転軸受け部材92を軸
受けキャップ12内に固定的に取り付けると共に、第1
および第2回転軸受け部材92および94をそれぞれ相
互連結する潤滑油チャネル部分を設けている回転止め組
立体90のさらに独特の構造によって、潤滑装置118
を設けることができる。
【0030】特に図3を参照すると、軸受けキャップ1
2の外表面上で各回転止め組立体90付近に、潤滑油ポ
ート120が配置されている。潤滑油チャネル122
が、潤滑油ポート120の各々から対応の回転止め組立
体90の第1回転軸受け92付近の少なくとも1点まで
延在している。特に図9に示されているように、オフセ
ットクランク部材100を貫通しているチャネル部分1
24が潤滑油チャネル122に続いているため、それは
最終的に第2回転軸受け94付近の別の点まで延在して
いる。潤滑油ポート120から潤滑油チャネル122内
に導入された潤滑剤(たとえば、グリース)が、第1回
転軸受け92を取り付けた軸受け面部分86に設けられ
た第1キャビティ96を介して第1回転軸受け92を潤
滑する。また、潤滑剤はオフセットクランク部材100
内のチャネル部分124を通って、軌道運動スクロール
部材36に設けられた第2キャビティ98へ送られて、
第2回転軸受け94を潤滑する。
【0031】前述したように、軌道運動らせん状フラン
ジ72および静止らせん状フランジ74は、互いに嵌め
合わされて噛み合うことによって、図5に示されている
圧縮ポケット82および84で表されてらせん状に移動
する圧縮ポケットを形成する。これらのらせん状に移動
する圧縮ポケット(たとえば、82および84)をほぼ
気密状に密封するために、本スクロール圧縮機10は、
図3に全体的に示されて図11および図12に具体的に
示されている独特の「チップシール(tipseal)」組立
体126を用いており、次にこれについて説明する。
【0032】軌道運動スクロール部材36の軌道運動ベ
ース部材70から外向きに突出した軌道運動らせん状フ
ランジ72の終端に、静止スクロール16のすぐ近くに
位置してそれと向き合った端面128が設けられてい
る。同様に、静止スクロール16から外向きに突出した
静止らせん状フランジ74の終端に、軌道運動ベース部
材70のすぐ近くに位置してそれと向き合った端面13
0が設けられている。端面128および130の各々
に、それぞれ内向きに延在する溝132および134が
設けられている。好ましくは、溝132および134の
各々が、それぞれ対応の端面128および130のほぼ
全体にわたって延在している。圧縮性部材136が溝1
32内に配置され、別の圧縮性部材138が同様に溝1
34内に配置されている。第1チップシール部材140
は、圧縮性部材136の上に重なり、第2チップシール
部材142は、圧縮性部材138の上に重なっている。
【0033】溝132および134の深さ、圧縮性部材
136および138の高さ、およびチップシール部材1
40および142の高さは、総て、これらの部材が組み
立て状態にあって圧縮性部材136および138がほぼ
未圧縮状態にある時、各チップシール部材140および
142が、約0.046〜0.056センチ(0.01
8〜0.022インチ)の範囲内の測定値だけ、それぞ
れの端面128および130から延出するように選択さ
れる。言い換えると、圧縮性部材136が実質的に未圧
縮状態にある時、圧縮性部材136およびチップシール
部材140の合計高さが溝132の深さを約0.046
〜0.056センチ(0.018〜0.022インチ)
だけ上回る。同様に、圧縮性部材138が実質的に未圧
縮状態にある時、圧縮性部材138およびチップシール
部材142の合計高さが溝134の深さを約0.046
〜0.056センチ(0.018〜0.022インチ)
だけ上回る。
【0034】スクロール圧縮機が(たとえば、図3に示
されているように)組み立て状態にある時、圧縮性部材
136および138が幾分圧縮されるため、それらはそ
れぞれのチップシール部材140および142に付勢力
を加えて、それらを静止スクロール16および軌道運動
ベース部材70のそれぞれの対向表面と接触するように
押し付けることによって、嵌め合わせて噛み合わされた
静止スクロール部材37および軌道運動スクロール部材
36間に形成されてらせん状に移動する圧縮ポケット
(たとえば、82および84)を実質的に気密状に密封
することができる。
【0035】本発明者は、圧縮性部材136および13
8をエラストマー材料、最も好ましくはシリコーンゴム
材、さらに好ましくは耐高熱性Oリング材料からなる細
長いOリングの形で提供することによって、良好な性能
を達成した。同様に、非金属物質、好ましくはPTFE
ベースの製品、最も好ましくはフルオロシント(fluoro
sint)材料の形でチップシール部材140および142
を設けることによって、良好な性能が達成された。
【0036】図1および図2に関連して簡単に説明した
空気入口弁組立体34は、図4および図13〜図15に
さらに具体的に示されており、次にこれについて説明す
る。
【0037】軌道運動および静止らせん状フランジ72
および74の周囲のほぼ円周上に位置する吸い込み領域
80(図5および図13に示されている)に周囲空気を
導入するために、また、クランクシャフト14を駆動す
る動力源の停止時の軌道運動スクロール部材36の逆転
を防止するために、空気入口弁組立体34が設けられて
いる。このために、空気入口チャネル144は、軸受け
キャップ12の外側に位置する周囲環境を軸受けキャッ
プ12内に位置する吸い込み領域80に連結している。
図4に示されているように、空気入口チャネル144
は、好ましくは静止スクロール16を貫通している。図
4の構造では、空気入口チャネル144の一部分は、静
止スクロール16内に設けられた空気入口ポート146
によって形成されている。空気入口弁組立体34は、空
気入口チャネル144内に配置された弁ピストン148
を含む。弁ピストン148は、弁ピストン148が空気
入口チャネル144を通る流れを実質的に遮断する(図
4、図13および図14に示された)第1位置と、弁ピ
ストン148が空気入口チャネル144を通る流れを実
質的に遮断しない第2位置との間を移動可能である。
【0038】弁ピストン148は、付勢部材150によ
って第1遮断位置の方へ付勢されている。さらに具体的
に言うと、空気入口弁組立体34は、さらに、静止スク
ロール16に対して静止状態に取り付けられた弁座15
2を含み、付勢部材150が弁ピストン148を弁座1
52と接触するように押し付けており、これによって弁
ピストン148を通過する流れが阻止されて、実質的に
空気入口チャネル144が遮断される。弁座152は、
弁ピストン148の、吸い込み領域80と反対側に配置
されており、従って、付勢部材150によって加えられ
る力は、実質的に吸い込み領域80から離れる方向であ
る。
【0039】図2、図4および図13に示されている現
在の好適な実施形態では、ボルト156で静止スクロー
ル16に連結される弁ハウジング154が設けられてい
る。弁ピストン148は、弁ハウジング154内に形成
された弁室158内に配置されており、弁座152は、
弁ハウジング154によって包囲された弁室158内に
形成された表面として設けられている。弁棒160が弁
ハウジング154に連結されて、それから吸い込み領域
80の方向に延出している。弁ピストン148は、弁棒
160を包囲しており、その上を摺動式に往復移動する
ことができる。弁ピストン148に第1ストップ表面1
62が形成されている。第2ストップ表面164が弁棒
160に形成されて、弁ピストン148に形成された第
1ストップ表面162と吸い込み領域80との間に位置
している。付勢部材150は、好ましくは、第1ストッ
プ表面162および第2ストップ表面164間で弁棒1
60に巻装されたコイルばね166の形で設けられてい
る。弁ピストン148は、弁棒160に沿って吸い込み
領域80の方向に摺動することによって、コイルばね1
66によって加えられる付勢力に逆らって周囲空気を圧
縮することができる。吸い込み領域80の方向への弁ピ
ストン148の移動は、弁ピストン148に設けられた
第1ストップ表面162が弁棒160に形成された第2
ストップ表面164と接触することによって制限され
る。
【0040】図14および図15は、以上に記載したも
のとほぼ同様に機能するが、空気入口導管170を延出
させた幾分異なった構造の空気入口弁胴168を備えた
空気入口弁組立体34の変更実施形態を示している。
【0041】特に好適な実施形態の詳細な説明によって
本発明を説明してきたが、添付の請求項に記載されてい
る発明の精神または範囲から逸脱することなく同等物の
様々な代用を行うことができることは、当該技術分野の
専門家には明らかであろう。それゆえ、本発明は、添付
の請求項だけでなく、下記の項目に記載の概念も、その
保護の対象とすることができる。 (1) 前記凹状カップ部分は、前記クランクシャフト
部材と一体成形されている請求項3記載のスクロール圧
縮機用のクランクシャフト組立体。 (2) さらに、潤滑油チャネルを含み、該潤滑油チャ
ネルは、前記クランクシャフト部材の外表面から前記ク
ランクシャフト部材の前記先端部に固定された前記軌道
運動回転軸受けまで延在している請求項2記載のスクロ
ール圧縮機用のクランクシャフト組立体。 (3) さらに、クランクシャフト主軸受けを含み、該
クランクシャフト主軸受けは、前記クランクシャフト部
材の前記第1先端部と前記クランクシャフト部材の前記
第2先端部との中間の第1軸受け位置で前記クランクシ
ャフト部材に回転係合している請求項4記載のスクロー
ル圧縮機用のクランクシャフト組立体。 (4) さらに、クランクシャフト後部軸受けを含み、
該クランクシャフト後部軸受けは、前記第1軸受け位置
と前記クランクシャフト部材の前記第2先端部との中間
の第2軸受け位置で前記クランクシャフト部材に回転係
合している上記(3)項記載のスクロール圧縮機用のク
ランクシャフト組立体。 (5) 前記クランクシャフト後部軸受けは、前記クラ
ンクシャフト部材の前記第2先端部に面する後面を有し
ており、さらに、クランクシャフトロックワッシャ部材
およびクランクシャフトロックナット部材を含み、該ク
ランクシャフトロックナット部材を前記クランクシャフ
ト部材に螺着することによって、前記クランクシャフト
ロックワッシャ部材を前記クランクシャフト後部軸受け
の前記後面に押し付けて接触させることができる上記
(4)項記載のスクロール圧縮機用のクランクシャフト
組立体。 (6) 前記凹状カップ部分は、底面を有しており、前
記潤滑油チャネルは前記凹状カップ部分の前記底面にほ
ぼ接続しており、前記凹状カップ部分は、前記底面から
間隔を置いた少なくとも部分的に環状の棚部分を備えて
おり、前記軌道運動回転軸受けは、前記底面から間隔を
置いた前記少なくとも部分的に環状の棚部分に係合し
て、実質的に前記凹状カップ部分の前記底面と前記軌道
運動回転軸受けとの間に潤滑油タンクを画定することが
できる請求項4記載のスクロール圧縮機用のクランクシ
ャフト組立体。 (7) さらに、クランクシャフト軌道運動シール部材
を含み、前記軌道運動回転軸受けおよび前記軌道運動シ
ール部材は共に、実質的に前記凹状カップ部分内に配置
されており、前記軌道運動シール部材は、前記軌道運動
回転軸受けの上に重なっている上記(6)項記載のスク
ロール圧縮機用のクランクシャフト組立体。 (8) 前記凹状カップ部分は、実質的に前記クランク
シャフト部材の第1先端部と一体成形されており、さら
に、実質的に前記クランクシャフト部材の前記第1先端
部に配置された前記凹状カップ部分から実質的に前記ク
ランクシャフト部材の前記第1先端部と反対の前記クラ
ンクシャフト部材の第2先端部に配置された潤滑油ポー
トまで延在している潤滑油チャネルを含む請求項7記載
のスクロール圧縮機用の改良型クランクシャフト組立
体。 (9) さらに、前記クランクシャフト部材の前記回転
中心軸線に対して前記軌道運動回転軸受けの前記回転中
心の前記半径方向オフセットとほぼ反対の方向に前記ク
ランクシャフトから半径方向に延出した釣り合いおもり
部材を含む請求項6記載のスクロール圧縮機用の改良型
クランクシャフト組立体。 (10) さらに、前記クランクシャフト部材の前記第
1先端部と前記クランクシャフト部材の前記第2先端部
との中間の第1軸受け位置で前記クランクシャフト部材
に回転係合しているクランクシャフト主軸受けと、前記
第1軸受け位置と前記クランクシャフト部材の前記第2
先端部との中間の第2軸受け位置で前記クランクシャフ
ト部材に回転係合しているクランクシャフト後部軸受け
を含む上記(8)項記載のスクロール圧縮機用の改良型
クランクシャフト組立体。 (11) 前記凹状カップ部分は、底面を有しており、
前記潤滑油チャネルは実質的に前記凹状カップ部分の前
記底面に接続しており、前記凹状カップ部分は、前記底
面から間隔を置いた少なくとも部分的に環状の棚部分を
備えており、前記軌道運動回転軸受けは、前記底面から
間隔を置いた前記少なくとも部分的に環状の棚部分に係
合して、実質的に前記凹状カップ部分の前記底面と前記
軌道運動回転軸受けとの間に潤滑油タンクを画定するこ
とができる上記(8)項記載のスクロール圧縮機用の改
良型クランクシャフト組立体。 (12) 前記凹状カップ部分は、底面を有しており、
前記潤滑油チャネルは実質的に前記凹状カップ部分の前
記底面に接続しており、前記凹状カップ部分は、前記底
面から間隔を置いた少なくとも部分的に環状の棚部分を
備えており、前記軌道運動回転軸受けは、前記底面から
間隔を置いた前記少なくとも部分的に環状の棚部分に係
合して、実質的に前記凹状カップ部分の前記底面と前記
軌道運動回転軸受けとの間に潤滑油タンクを画定するこ
とができる請求項9記載のクランクシャフト組立体を備
えるスクロール圧縮機。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って構成されたオイルレス回転ス
クロール圧縮機の斜視図である。
【図2】 本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の
分解斜視図である。
【図3】 本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の
横断面図である。
【図4】 図3の断面から約90°回転させた、本発明
のオイルレス回転スクロール圧縮機の横断面図である。
【図5】 本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の
縦断面図である。
【図6】 本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機に
使用されているクランクシャフトの分解斜視図である。
【図7】 図6のクランクシャフトの横断面図である。
【図8】 本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機に
用いられている回転止め組立体の分解斜視図である。
【図9】 図8の回転止め組立体の断面図である。
【図10】 図8および図9の回転止め組立体に使用さ
れることが好ましいアンギュラコンタクト軸受け組立体
の横断面図である。
【図11】 間をほぼ気密状に密封するための新規なチ
ップシール組立体を示す、本発明のオイルレス回転スク
ロール圧縮機の軌道運動らせん状フランジおよび静止ら
せん状フランジの断面図である。
【図12】 図11のチップシール組立体に使用されて
いるチップシール部材の斜視図である。
【図13】 特に圧縮すべき周囲空気を本発明のオイル
レス回転スクロール圧縮機に供給するために使用される
空気入口弁組立体を示す、図4の横断面図の一部の拡大
図である。
【図14】 空気入口弁組立体の変更実施形態の横断面
図である。
【図15】 図14の変更形空気入口組立体の分解斜視
図である。
【符号の説明】
10…スクロール圧縮機、12…軸受けキャップ、14
…クランクシャフト、16…静止スクロール部材、18
…ボルト、20…放射状延在フィン、22…フード、2
4…強制空気取り入れ口、26…中央孔、28,30…
開口、32…圧縮空気排出ポート、34…空気入口弁組
立体、36…軌道運動スクロール部材、37…静止スク
ロール部材、38…シャフト部分、40…回転中心軸
線、42…軌道運動円筒形軸受け、43…軌道運動シー
ル、44…凹状カップ部分、46…中心軸線、48…ハ
ブ部分、50…潤滑油チャネル、52…釣り合いおもり
部分、54…主クランクシャフト軸受け、56…後部ク
ランクシャフト軸受け、58…主軸受けスリーブ、60
…リップ、62…後部軸受けスリーブ、63…クランク
シャフトロックナット部材、64…クランクシャフトロ
ックワッシャ部材、65…棚部分、66…環状棚部分、
67…スナップリング、68…潤滑油タンク、70…軌
道運動ベース部材、72…軌道運動らせん状フランジ、
74…静止らせん状フランジ、76…圧縮空気出口、7
8…半径方向外側終端部分、80…吸い込み領域、8
2,84…圧縮ポケット、86…軸受け面部分、88…
切り抜き部分、90…回転止め装置(回転止め組立
体)、92…第1回転軸受け、94…第2回転軸受け、
96…第1キャビティ、98…第2キャビティ、100
…オフセットクランク部材、102…第1シャフト部
分、104…第2シャフト部分、106…ブッシュ部
材、108…円錐形テーパ部分、110…円錐形テーパ
キャビティ、112…アンギュラコンタクト軸受け組立
体、114,116…軸受け表面、118…潤滑装置、
120…潤滑油ポート、122…潤滑油チャネル、12
4…チャネル部分、126…チップシール組立体、12
8,130…端面、132,134…溝、136,13
8…圧縮性部材、140…第1チップシール部材、14
2…第2チップシール部材、144…空気入口チャネ
ル、146…空気入口ポート、148…弁ピストン、1
50…付勢部材、152…弁座、154…弁ハウジン
グ、156…ボルト、158…弁室、160…弁棒、1
62…第1ストップ表面、164…第2ストップ表面、
166…コイルばね、168…空気入口弁胴、170…
空気入口導管、r…軌道半径、x、y…直交座標、z…
静止中心軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・ヴィー・カザキス アメリカ合衆国、サウスキャロライナ州、 シンプソンヴィル、バードック・コート 5 (72)発明者 チャーリー・イー・ジョーンズ アメリカ合衆国、サウスキャロライナ州、 グリーンヴィル、オーク・リッジ・プレイ ス 150、アパートメント 14−0 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA17 AA24 AB03 BB01 BB10 BB34 CC16 CC17 CC32 3H039 AA10 AA12 BB11 CC12 CC19 CC27 CC41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングに対してほ
    ぼ静止状態で前記ハウジング内に取り付けられ、静止ら
    せん状フランジを有する静止スクロール部材と、前記ハ
    ウジング内に配置され、軌道運動らせん状フランジを有
    する軌道運動スクロール部材とを含み、前記静止および
    軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌め合わされて噛
    み合うことによって、それらの間にらせん状に移動する
    圧縮ポケットを画定することができ、前記静止および軌
    道運動スクロール部材の各々は中心軸線を有しており、
    さらに、前記軌道運動スクロール部材を前記静止スクロ
    ール部材に対してほぼ非回転状態に維持しながら、前記
    軌道運動スクロール部材の前記中心軸線を前記静止スク
    ロール部材の前記中心軸線周りに軌道運動するように駆
    動する軌道運動駆動機構を含むスクロール圧縮機用のク
    ランクシャフト組立体であって、前記軌道運動スクロー
    ル部材を前記静止スクロール部材周りに軌道運動するよ
    うに駆動するために、 回転中心軸線を中心に回転するための細長いシャフト部
    分を有するクランクシャフト部材と、 該クランクシャフト部材に固定された軌道運動回転軸受
    けとを含み、該軌道運動回転軸受けは、前記クランクシ
    ャフト部材の前記回転中心軸線に対して半径方向オフセ
    ット状態にある回転中心を有しており、 前記軌道運動回転軸受けは、前記軌道運動スクロール部
    材から突出したハブ部分を受け取って回転係合すること
    ができるようにしたクランクシャフト組立体。
  2. 【請求項2】 前記軌道運動回転軸受けは、前記クラン
    クシャフト部材の先端部に固定されている請求項1記載
    のスクロール圧縮機用のクランクシャフト組立体。
  3. 【請求項3】 さらに、前記クランクシャフト部材のほ
    ぼ先端部に配置された凹状カップ部分を含み、前記軌道
    運動回転軸受けは、実質的に前記凹状カップ部分内に配
    置されている請求項1記載のスクロール圧縮機用のクラ
    ンクシャフト組立体。
  4. 【請求項4】 さらに、 実質的に前記クランクシャフト部材の第1先端部に配置
    された凹状カップ部分を含み、前記軌道運動回転軸受け
    は、実質的に該凹状カップ部分内に配置されており、さ
    らに、 実質的に前記クランクシャフト部材の前記第1先端部に
    配置された前記凹状カップ部分から前記クランクシャフ
    ト部材の前記第1先端部と反対の前記クランクシャフト
    部材の第2先端部に実質的に配置された潤滑油ポートま
    で延在している潤滑油チャネルを含む請求項1記載のス
    クロール圧縮機用のクランクシャフト組立体。
  5. 【請求項5】 さらに、前記クランクシャフト部材の前
    記回転中心軸線に対して前記軌道運動回転軸受けの前記
    回転中心の前記半径方向オフセットとほぼ反対の方向に
    前記クランクシャフト部材から半径方向に延出した釣り
    合いおもり部材を含む請求項1記載のスクロール圧縮機
    用のクランクシャフト組立体。
  6. 【請求項6】 ハウジングと、該ハウジングに対してほ
    ぼ静止状態で前記ハウジング内に取り付けられ、静止ら
    せん状フランジを有する静止スクロール部材と、前記ハ
    ウジング内に配置され、軌道運動らせん状フランジを有
    する軌道運動スクロール部材とを含み、前記静止および
    軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌め合わされて噛
    み合うことによって、それらの間にらせん状に移動する
    圧縮ポケットを画定することができ、前記静止および軌
    道運動スクロール部材の各々は中心軸線を有しており、
    さらに、前記軌道運動スクロール部材を前記静止スクロ
    ール部材に対してほぼ非回転状態に維持しながら、前記
    軌道運動スクロール部材の前記中心軸線を前記静止スク
    ロール部材の前記中心軸線周りに軌道運動するように駆
    動する軌道運動駆動機構を含むスクロール圧縮機におい
    て、前記軌道運動スクロール部材を前記静止スクロール
    部材周りに前記軌道運動するように駆動する改良型クラ
    ンクシャフト組立体であって、 回転中心軸線を中心に回転するための細長いシャフト部
    分を有するクランクシャフト部材と、 該クランクシャフト部材に固定された軌道運動回転軸受
    けとを含み、該軌道運動回転軸受けは、前記クランクシ
    ャフト部材の前記回転中心軸線に対して半径方向オフセ
    ット状態にある回転中心を有しており、 前記軌道運動回転軸受けは、前記軌道運動スクロール部
    材から突出したハブ部分を受け取って回転係合すること
    ができるようにした改良型クランクシャフト組立体。
  7. 【請求項7】 さらに、実質的に前記クランクシャフト
    部材の先端部に配置された凹状カップ部分を含み、前記
    軌道運動回転軸受けは、実質的に前記凹状カップ部分内
    に配置されている請求項6記載のスクロール圧縮機用の
    改良型クランクシャフト組立体。
  8. 【請求項8】 軌道運動スクロール部材を軌道運動する
    ように駆動するクランクシャフト組立体を備えるスクロ
    ール圧縮機であって、 ハウジングと、 該ハウジングに対してほぼ静止状態で前記ハウジング内
    に取り付けられて、静止らせん状フランジを有する静止
    スクロール部材と、 前記ハウジング内に配置されて、軌道運動らせん状フラ
    ンジを有する軌道運動スクロール部材とを含み、 前記静止および軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌
    め合わされて噛み合うことによって、それらの間にらせ
    ん状に移動する圧縮ポケットを画定することができ、 前記静止および軌道運動スクロール部材の各々は中心軸
    線を有しており、さらに、 前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線を前記静止
    スクロール部材の前記中心軸線周りに軌道運動するよう
    に駆動する軌道運動駆動手段を含み、該軌道運動駆動手
    段は前記クランクシャフト組立体を備えており、前記ク
    ランクシャフト組立体は、 回転中心軸線を中心に回転するための細長いシャフト部
    分を有するクランクシャフト部材と、 該クランクシャフト部材に固定された軌道運動回転軸受
    けとを含み、該軌道運動回転軸受けは、前記クランクシ
    ャフト部材の前記回転中心軸線に対して半径方向オフセ
    ット状態にある回転中心を有しており、 前記軌道運動回転軸受けは、前記軌道運動スクロール部
    材から突出したハブ部分を受け取って回転係合すること
    ができるようにしたスクロール圧縮機。
  9. 【請求項9】 さらに、 実質的に前記クランクシャフト部材の第1先端部と一体
    成形された凹状カップ部分を含み、 前記軌道運動回転軸受けは、実質的に前記凹状カップ部
    分内に配置されており、さらに、 実質的に前記クランクシャフト部材の前記第1先端部に
    配置された前記凹状カップ部分から実質的に前記クラン
    クシャフト部材の前記第1先端部と反対の前記クランク
    シャフト部材の第2先端部に配置された潤滑油ポートま
    で延在している潤滑油チャネルを含む請求項8記載のク
    ランクシャフト組立体を備えるスクロール圧縮機。
JP2001161861A 2000-06-01 2001-05-30 スクロール圧縮機用のクランクシャフト組立体、スクロール圧縮機用の改良型クランクシャフト組立体、該クランクシャフト組立体を備えるスクロール圧縮機 Pending JP2002005049A (ja)

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