JP2002005004A - エネルギ変換装置 - Google Patents

エネルギ変換装置

Info

Publication number
JP2002005004A
JP2002005004A JP2000181370A JP2000181370A JP2002005004A JP 2002005004 A JP2002005004 A JP 2002005004A JP 2000181370 A JP2000181370 A JP 2000181370A JP 2000181370 A JP2000181370 A JP 2000181370A JP 2002005004 A JP2002005004 A JP 2002005004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flywheel
shaft
main shaft
eccentric shaft
energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000181370A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Abe
好勝 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000181370A priority Critical patent/JP2002005004A/ja
Publication of JP2002005004A publication Critical patent/JP2002005004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい入力で大きい出力を得ること、特に、
重力を電力等実用可能なエネルギに変換できるようにす
ること。 【解決手段】 外部からの動力で回転する主軸4にはず
み車9が固定される。はずみ車9には、その回転の腕r
より短い寸法の偏倚量dをもって偏心軸10が立設され
る。偏心軸10に係合し、偏心軸10の回動に従動して
付勢される出力軸11を設ける。はずみ車9は主軸4に
対して質量が平衡しているので、主軸4は小さい力で回
転させられる。偏心軸10の偏倚量dははずみ車9の回
転の腕rより寸法が小さいので、はずみ車9の回転エネ
ルギが回転の腕rと偏倚量dとの比に対応して増大され
て効率よく出力軸11に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギ変換装置
に関し、特に、はずみ車の慣性力を利用したエネルギ変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】化石燃料の枯渇が予想されることから、
近年、風力や太陽光など、化石燃料の代替エネルギを利
用した発電装置や省エネルギ装置の開発が盛んである。
例えば、特開平11−299202号公報には、微風下
でも風力エネルギを電気エネルギに変換することができ
る風力発電機が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の発電装
置や省エネルギ装置では、エネルギ変換装置が大型であ
ったり、高効率のものは高価であったり、天候等の不安
定要素に影響されたりして実用のための要求を十分に満
たしているとはいえない。本発明は、上述の問題点を解
消し、簡単な構造により、安定的に得られるエネルギを
投入して電力等の実用エネルギを効率的に取り出すこと
ができるエネルギ変換装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、外部からの動力で回転する主軸と、前記
主軸に固定されたはずみ車と、前記はずみ車の回転の腕
より短い寸法の偏倚量をもって該はずみ車に立設された
偏心軸と、前記偏心軸に係合して、該偏心軸の回動に従
動して付勢される出力取り出し部材とを具備した点に第
1の特徴がある。また、本発明は、前記出力取り出し部
材に連接される発電装置をさらに具備した点に第2の特
徴がある。
【0005】第1の特徴によれば、はずみ車は主軸に対
して質量が平衡しているので、主軸は小さい力で回転さ
せられる。出力取り出し部材ははずみ車に立設された偏
心軸の回動に従って付勢され、偏心軸の偏倚量ははずみ
車の回転の腕より寸法が小さいので、はずみ車の回転エ
ネルギが前記回転の腕と前記偏倚量との比に対応して増
大されて前記出力取り出し部材に伝達される。また、第
2の特徴によれば、出力取り出し部材が付勢されること
により、発電装置が付勢されて電力が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係るエネル
ギ変換装置の正面断面図、図2はA−A位置での断面図
である。図において、支持台1に設けられた軸受2,3
によって、垂直に立てられた主軸4が回転自在に支持さ
れる。主軸4にはプーリ5が固着される。支持台1に
は、主軸4と平行な軸を有するモータ6が固定され、こ
のモータ6の軸に固定されたプーリ7と前記主軸4側の
プーリ5とにベルト8が掛けられる。したがって、モー
タ6の回転はプーリ5,7やベルト8を介して主軸4に
伝達される。
【0007】主軸4の上端にははずみ車9が固着され
る。はずみ車9は、質量を外周部つまりリムに集中させ
ることにより回転の腕を長くしてその運動エネルギが大
となるよう設計される。はずみ車9の回転中心つまり主
軸4から距離dだけ偏倚した位置に偏心軸10が立設さ
れる。はずみ車9と同軸で配置された出力軸11は下端
部に円板12を有し、軸受13,14によって支持台1
に回転自在に支持される。
【0008】円板12には、前記偏心軸10が遊合可能
なよう、出力軸11から距離dだけ偏倚した位置に孔を
設ける。この孔に偏心軸10が遊合されることにより、
主軸4を中心とする偏心軸10の回転に伴って円板12
が回転し、出力軸11に偏心軸10の回転が伝達され
る。出力軸11には負荷として発電機15を連結するこ
とができる。
【0009】上記構成の装置において、モータ6を付勢
すると主軸4は回転する。はずみ車9の質量は主軸4に
対して軸対称であるので、主軸4はきわめて小さい力で
回動可能である。すなわち、モータ6としては小さい出
力のものを採用することができる。
【0010】主軸4が駆動されると、はずみ車9は回転
し、その回転は偏心軸10および円板12を介して出力
軸11に伝達される。このときの、はずみ車9の運動エ
ネルギWは、次式(f1)で表される。W=1/2(mr2
ω2 )…(f1)。すなわち、運動エネルギWは、はずみ車
9の質量m、回転の腕r、および回転角速度ωの関数で
ある。上述のように、質量mはリムに集中するよう設計
され、回転の腕rは前記偏心軸10の偏心量dより大き
く設定される。
【0011】したがって、偏心軸10を介して出力軸1
1から取り出される運動エネルギW´は、運動エネルギ
Wが前記回転の腕rと偏心量dとの比率で倍力されたも
のになる。すなわちW´=W・(r/d)…(f2)による
運動エネルギW´が得られる。このように、はずみ車9
は主軸4に対して質量がバランスしているので、モータ
6による極めて小さい入力で回転できるうえ、出力軸1
1からは偏心軸10によって倍力された運動エネルギW
´が取り出される。こうして、発電機15は極めて小さ
い入力にもかかわらず大きい電力を出力できる。
【0012】なお、はずみ車9は最も円滑に回転させる
上で円板状のものが好ましいが、必ずしも、円板状のも
のに限らず種々変形が可能である。図3は第1の変形例
に係る要部正面図であり、図1と同符号は同等部分を示
す。同図において、主軸4から水平面内で棒状体16を
放射状に張り出させ、その棒状体16つまり梁の先端に
重錘17,17を固定し、主軸4から偏倚した位置に垂
直に出力用の軸(偏心軸)10を立設させる。要は、主
軸4に対して質量が平衡するように重錘等、マスの大き
な部分が配置された回転体を形成するとともに、倍力さ
れた出力が取り出せるよう、回転の腕より小さい偏倚量
の偏心軸が設けられていればよい。
【0013】また、偏心軸10を介して出力を取り出す
構造は次のように変形してもよい。図4は第2の変形例
に係る要部正面図であり、図1と同符号は同等部分を示
す。同図において、偏心軸10に対して、揺動自在に連
結アーム18の一端を連結し、この連結アーム18の他
端には、摺動軸受19により水平面内で摺動自在に設け
られた摺動ロッド20の一端を回動自在に連結する。こ
の構造により、はずみ車9が回転すると、連結アーム1
8は、この連結アーム18と摺動ロッド20との連結部
を枢軸にして揺動するとともに、摺動ロッド20は摺動
軸受19に案内されて往復動する。こうして、倍力され
たはずみ車9の回転エネルギを摺動ロッド20の他端を
通じて得ることができる。
【0014】なお、出力軸11や摺動ロッド20に接続
される負荷は発電機に限らず、回転または往復動する動
力機械であってもよい。また、はずみ車9の回転の腕の
長さrや偏心軸10の偏倚量d、および主軸4の回転速
度等は出力の形態、つまり用途や負荷の大きさによって
種々変更し得るのはもちろんである。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2の発明によれば、はずみ車が固定された主軸は小
さい力で回転させられ、この回転によるはずみ車の回転
エネルギは倍力つまり増大されて出力取り出し部材に伝
達される。すなわち、主軸に対して与えられる小さいエ
ネルギで主軸は駆動可能であり、かつ、その入力エネル
ギは、はずみ車により倍力されて効率的にエネルギ変換
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るエネルギ変換装置
の正面断面図である。
【図2】 図1のA−A位置での断面図である。
【図3】 第1変形例に係るエネルギ変換装置の要部正
面図である。
【図4】 第2変形例に係るエネルギ変換装置の要部正
面図である。
【符号の説明】
1…支持台、 4…主軸、 5,7…プーリ、 6…モ
ータ、 8…ベルト、9…はずみ車、 10…偏心軸、
11…出力軸、 12…円板、 15…発電機、 1
6…梁、 17…重錘、 19…摺動軸受、 20…摺
動ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの動力で回転する主軸と、 前記主軸に固定されたはずみ車と、 前記はずみ車の回転の腕より短い寸法の偏倚量をもって
    該はずみ車に立設された偏心軸と、 前記偏心軸に係合して、該偏心軸の回動に従動して付勢
    される出力取り出し部材とを具備したことを特徴とする
    エネルギ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記出力取り出し部材に連接される発電
    装置をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の
    エネルギ変換装置。
JP2000181370A 2000-06-16 2000-06-16 エネルギ変換装置 Pending JP2002005004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000181370A JP2002005004A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 エネルギ変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000181370A JP2002005004A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 エネルギ変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002005004A true JP2002005004A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18682310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000181370A Pending JP2002005004A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 エネルギ変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002005004A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100805011B1 (ko) 2005-11-30 2008-02-20 가부시끼가이샤 브이에스디 플라이 휠 발전기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100805011B1 (ko) 2005-11-30 2008-02-20 가부시끼가이샤 브이에스디 플라이 휠 발전기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4088352A (en) Wind-driven power plant
US4061926A (en) Wind driven electrical generator
US6132172A (en) Windmill
CN106050572B (zh) 一种宽频带风致振动压电能量采集器
US20080150294A1 (en) Centrifugally active variable magnetic flux alternator
WO2008153490A1 (en) Wind turbine with vertical axis
CN101207346A (zh) 一种磁悬浮储能飞轮
US4311918A (en) Wind powered generator with gravity assisted mechanical advantage booseter
JP2002005004A (ja) エネルギ変換装置
JP5326139B2 (ja) 風力発電機
CN107120233A (zh) 一种垂直式风力发电装置
CN107013412B (zh) 一种带动叶片的小型垂直轴风力发电机及其发电方法
JP2005030374A (ja) 風力発電装置
CN208416425U (zh) 一种具有保护功能的风力发电塔用爬梯
JP2002005003A (ja) エネルギ変換装置
FR2607193A1 (fr) Mecanisme amplificateur d'energie par mise en rotation de bras munis de masselottes
KR20020046549A (ko) 풍차를 이용한 발전장치
CN2368996Y (zh) 滚摆叶片立轴式风机装置
CN206830376U (zh) 一种带动叶片的小型垂直轴风力发电机
WO2014104938A1 (ru) Устройство для выработки электроэнергии
JP2003293940A (ja) 簡易風力発電装置
JP2003013841A (ja) 無限鎖輪型風力発電装置
JPH05302564A (ja) 磁力と重力の作用で回転する装置
CN106972696A (zh) 分布式流能发电装置
TW201038840A (en) Power generator