JP2002004808A - 大形回転機械用の潤滑油供給装置 - Google Patents
大形回転機械用の潤滑油供給装置Info
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- JP2002004808A JP2002004808A JP2000181569A JP2000181569A JP2002004808A JP 2002004808 A JP2002004808 A JP 2002004808A JP 2000181569 A JP2000181569 A JP 2000181569A JP 2000181569 A JP2000181569 A JP 2000181569A JP 2002004808 A JP2002004808 A JP 2002004808A
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- oil
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- piping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】油清浄化装置に潤滑油を通流させるための動力
の低減を図れる大形回転機械用の潤滑油供給装置を提供
する。 【解決手段】潤滑油供給装置１は、従来例に対して油清
浄化装置６に潤滑油９９を供給する配管として、戻り油
配管４のほぼ水平に配設されている引回し部分４１に取
り付けられた分岐配管２を用いるようにしている。そう
して、大形回転機械を建屋の２階に，潤滑油タンク８を
建屋の１階に設置する場合には、分岐配管２の戻り油配
管４への取付部２１と、出口配管９４の潤滑油タンク８
への取付部３との間にほぼ５〔ｍ〕の高低差を取り得
る。この高低差により、大形回転機械から戻った高温の
潤滑油９９の所定量を油清浄化装置６に通流させるのに
要する所要圧力差を十分に賄うことができる。
の低減を図れる大形回転機械用の潤滑油供給装置を提供
する。 【解決手段】潤滑油供給装置１は、従来例に対して油清
浄化装置６に潤滑油９９を供給する配管として、戻り油
配管４のほぼ水平に配設されている引回し部分４１に取
り付けられた分岐配管２を用いるようにしている。そう
して、大形回転機械を建屋の２階に，潤滑油タンク８を
建屋の１階に設置する場合には、分岐配管２の戻り油配
管４への取付部２１と、出口配管９４の潤滑油タンク８
への取付部３との間にほぼ５〔ｍ〕の高低差を取り得
る。この高低差により、大形回転機械から戻った高温の
潤滑油９９の所定量を油清浄化装置６に通流させるのに
要する所要圧力差を十分に賄うことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、蒸気タービンや
発電機等の大形回転機械用でしかも油清浄化装置を備え
た潤滑油供給装置に係わり、油清浄化装置に潤滑油を通
流させるための動力の低減を図ることができるその構成
に関する。
発電機等の大形回転機械用でしかも油清浄化装置を備え
た潤滑油供給装置に係わり、油清浄化装置に潤滑油を通
流させるための動力の低減を図ることができるその構成
に関する。
【０００２】
【従来の技術】電力用・産業用のタービン装置やタービ
ンで駆動される発電機などの大形回転機械では、その軸
受は常時潤滑油が供給されることを前提にして構成され
ており、このため、軸受などに潤滑油の供給を常時行う
ための潤滑油供給装置が設置されていることが一般であ
る。この潤滑油供給装置には潤滑油タンク，油ポンプな
どと共に、潤滑油を常時清浄に保つための油清浄化装置
が必ず付随されている。この種の潤滑油供給装置の油清
浄化装置の合理化および運転コストの低減を意図した構
成が、同じ出願人より出願された潤滑油装置の油清浄機
として特開平９−３２４６０６号公報により公知になっ
ている。以下に、この特開平９−３２４６０６号公報に
より公知になっている潤滑油供給装置の内容を基にし
て、従来例の大形回転機械用の潤滑油供給装置を図２を
用いて説明する。
ンで駆動される発電機などの大形回転機械では、その軸
受は常時潤滑油が供給されることを前提にして構成され
ており、このため、軸受などに潤滑油の供給を常時行う
ための潤滑油供給装置が設置されていることが一般であ
る。この潤滑油供給装置には潤滑油タンク，油ポンプな
どと共に、潤滑油を常時清浄に保つための油清浄化装置
が必ず付随されている。この種の潤滑油供給装置の油清
浄化装置の合理化および運転コストの低減を意図した構
成が、同じ出願人より出願された潤滑油装置の油清浄機
として特開平９−３２４６０６号公報により公知になっ
ている。以下に、この特開平９−３２４６０６号公報に
より公知になっている潤滑油供給装置の内容を基にし
て、従来例の大形回転機械用の潤滑油供給装置を図２を
用いて説明する。
【０００３】ここで図２は、従来例の大形回転機械用の
潤滑油供給装置の要部を示す配管系統図である。図２に
おいて、９は、潤滑油９９の貯溜用の潤滑油タンク８、
潤滑油９９用の油ポンプ７，７、油清浄化装置６、潤滑
油９９の供給用の供給用配管５、潤滑油タンク８に向け
て戻る潤滑油９９のための戻り油配管４、冷却器９１，
９１、油清浄化装置６に向けて潤滑油９９を送油する油
配管９２、油清浄化装置６と潤滑油タンク８との間を接
続する出口配管９４とを備え、図示しない大形回転機械
に供給用配管５から潤滑油９９を供給する従来例の潤滑
油供給装置である。なお９３は、油配管９２に介挿され
て、油清浄化装置６への潤滑油９９の送油量の調整など
を行うバルブである。
潤滑油供給装置の要部を示す配管系統図である。図２に
おいて、９は、潤滑油９９の貯溜用の潤滑油タンク８、
潤滑油９９用の油ポンプ７，７、油清浄化装置６、潤滑
油９９の供給用の供給用配管５、潤滑油タンク８に向け
て戻る潤滑油９９のための戻り油配管４、冷却器９１，
９１、油清浄化装置６に向けて潤滑油９９を送油する油
配管９２、油清浄化装置６と潤滑油タンク８との間を接
続する出口配管９４とを備え、図示しない大形回転機械
に供給用配管５から潤滑油９９を供給する従来例の潤滑
油供給装置である。なお９３は、油配管９２に介挿され
て、油清浄化装置６への潤滑油９９の送油量の調整など
を行うバルブである。
【０００４】この事例の場合の油タンク８は直方体状に
形成され、潤滑油９９を貯留すると共に油ポンプ７，７
などを収容しており、潤滑油９９の油面９９ａのレベル
は、収容している油ポンプ７などが潤滑油９９内に常時
浸漬されるような位置に設定されている。この油タンク
８の容積は、大形回転機械に用いられている全ての潤滑
油９９を油タンク８に収容した場合であっても、潤滑油
９９が油タンク８から溢れ出ることの無いように、油面
９９ａの上側に十分な余裕が確保できるように設定され
ていることが一般である。油タンク８に貯溜されている
潤滑油９９は油ポンプ７によって例えば５００〜６００
〔ｋＰａ〕程度に加圧され、供給用配管５に設置された
冷却器９１により除熱されたうえで、供給用配管５を介
して大形回転機械に軸受の潤滑用などとして供給され
る。また、油ポンプ７で加圧された潤滑油９９の一部
は、冷却器９１に流入する前に供給用配管５から油配管
９２に分岐されて油清浄化装置６を通流する。
形成され、潤滑油９９を貯留すると共に油ポンプ７，７
などを収容しており、潤滑油９９の油面９９ａのレベル
は、収容している油ポンプ７などが潤滑油９９内に常時
浸漬されるような位置に設定されている。この油タンク
８の容積は、大形回転機械に用いられている全ての潤滑
油９９を油タンク８に収容した場合であっても、潤滑油
９９が油タンク８から溢れ出ることの無いように、油面
９９ａの上側に十分な余裕が確保できるように設定され
ていることが一般である。油タンク８に貯溜されている
潤滑油９９は油ポンプ７によって例えば５００〜６００
〔ｋＰａ〕程度に加圧され、供給用配管５に設置された
冷却器９１により除熱されたうえで、供給用配管５を介
して大形回転機械に軸受の潤滑用などとして供給され
る。また、油ポンプ７で加圧された潤滑油９９の一部
は、冷却器９１に流入する前に供給用配管５から油配管
９２に分岐されて油清浄化装置６を通流する。
【０００５】油清浄化装置６は、大形回転機械の軸受な
どを通流する際に潤滑油９９に混入した水分，塵埃など
の不純物を除去して潤滑油９９を清浄化するための装置
であり、潤滑油９９の清浄化処理を行う油清浄化本体６
１には、不純物を除去する方式によって濾過方式，遠心
分離方式などがある。油清浄化本体６１で清浄化処理を
施された潤滑油９９は出口配管９４を介して油タンク８
に流入し、潤滑油９９に貯留された潤滑油９９と一体に
混合される。大形回転機械の軸受を潤滑するなどした潤
滑油９９は、戻り油配管４を通流して潤滑油タンク８に
戻るが、その際、全ての潤滑油９９を自重により油タン
ク８に回収できるようにするため、大形回転機械，潤滑
油供給装置９を設置する図示しない建屋において、大形
回転機械を建屋の２階に，潤滑油タンク８を建屋の１階
に設置することが一般である。そうしてこの場合、大形
回転機械と潤滑油タンク８との間の高低差は少なくとも
５〔ｍ〕程度はあり、戻り油配管４の引回し部分は大形
回転機械の近傍に配設されていることが一般である。
どを通流する際に潤滑油９９に混入した水分，塵埃など
の不純物を除去して潤滑油９９を清浄化するための装置
であり、潤滑油９９の清浄化処理を行う油清浄化本体６
１には、不純物を除去する方式によって濾過方式，遠心
分離方式などがある。油清浄化本体６１で清浄化処理を
施された潤滑油９９は出口配管９４を介して油タンク８
に流入し、潤滑油９９に貯留された潤滑油９９と一体に
混合される。大形回転機械の軸受を潤滑するなどした潤
滑油９９は、戻り油配管４を通流して潤滑油タンク８に
戻るが、その際、全ての潤滑油９９を自重により油タン
ク８に回収できるようにするため、大形回転機械，潤滑
油供給装置９を設置する図示しない建屋において、大形
回転機械を建屋の２階に，潤滑油タンク８を建屋の１階
に設置することが一般である。そうしてこの場合、大形
回転機械と潤滑油タンク８との間の高低差は少なくとも
５〔ｍ〕程度はあり、戻り油配管４の引回し部分は大形
回転機械の近傍に配設されていることが一般である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る潤滑油供給装置９では、大形回転機械の軸受を潤滑す
るなどして温度が上昇して粘度が低下し、しかも油ポン
プ７によって加圧された状態の潤滑油９９が油清浄化装
置６に通流されるので、油清浄化装置の合理化および運
転コストの低減をある程度は実現できている。しかしな
がら潤滑油供給装置９では、油ポンプ７は大形回転機
械に供給する潤滑油９９と、油清浄化装置６に通流させ
る潤滑油９９との両方を加圧する必要あること、油清
浄化装置６に通流させる潤滑油９９の油量は、油ポンプ
７から吐出される油量の数〔％〕前後、多い場合には１
０〔％〕程度であることのため、油ポンプ７の容量や油
ポンプ駆動用電動機の容量が大きくなり、このことが油
清浄化装置の製造原価および運転コストの低減努力を阻
害する要因になっている。
る潤滑油供給装置９では、大形回転機械の軸受を潤滑す
るなどして温度が上昇して粘度が低下し、しかも油ポン
プ７によって加圧された状態の潤滑油９９が油清浄化装
置６に通流されるので、油清浄化装置の合理化および運
転コストの低減をある程度は実現できている。しかしな
がら潤滑油供給装置９では、油ポンプ７は大形回転機
械に供給する潤滑油９９と、油清浄化装置６に通流させ
る潤滑油９９との両方を加圧する必要あること、油清
浄化装置６に通流させる潤滑油９９の油量は、油ポンプ
７から吐出される油量の数〔％〕前後、多い場合には１
０〔％〕程度であることのため、油ポンプ７の容量や油
ポンプ駆動用電動機の容量が大きくなり、このことが油
清浄化装置の製造原価および運転コストの低減努力を阻
害する要因になっている。
【０００７】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされ、その目的は、油清浄化装置に潤滑油を通流さ
せるための動力の低減を図れる大形回転機械用の潤滑油
供給装置を提供することにある。
みなされ、その目的は、油清浄化装置に潤滑油を通流さ
せるための動力の低減を図れる大形回転機械用の潤滑油
供給装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、潤滑油の貯溜用の潤滑油タンクと、潤滑油の供給先
から潤滑油タンクに向けて戻る潤滑油を送油する戻り油
配管と、前記潤滑油の清浄化処理を行う油清浄化装置と
を備え、戻り油配管の主要部を潤滑油タンクよりも上方
に位置させて配設した大形回転機械用の潤滑油供給装置
において、前記油清浄化装置に通流させる潤滑油を前記
戻り油配管から分岐する分岐配管と、油清浄化装置によ
り清浄化処理を施された潤滑油を前記潤滑油タンクに戻
す出口配管とを備え、分岐配管・油清浄化装置および出
口配管の潤滑油を，分岐配管の戻り油配管への取付部と
出口配管の潤滑油タンクへの取付部との高低差を利用し
て通流させることにより達成される。
は、潤滑油の貯溜用の潤滑油タンクと、潤滑油の供給先
から潤滑油タンクに向けて戻る潤滑油を送油する戻り油
配管と、前記潤滑油の清浄化処理を行う油清浄化装置と
を備え、戻り油配管の主要部を潤滑油タンクよりも上方
に位置させて配設した大形回転機械用の潤滑油供給装置
において、前記油清浄化装置に通流させる潤滑油を前記
戻り油配管から分岐する分岐配管と、油清浄化装置によ
り清浄化処理を施された潤滑油を前記潤滑油タンクに戻
す出口配管とを備え、分岐配管・油清浄化装置および出
口配管の潤滑油を，分岐配管の戻り油配管への取付部と
出口配管の潤滑油タンクへの取付部との高低差を利用し
て通流させることにより達成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図１
を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において
は、図２に示した従来例の潤滑油供給装置と同一部分に
は同じ符号を付してその説明を省略する。また図１で
は、図２で付した符号については極力代表的な符号のみ
を記すようにしている。図１は、この発明の実施の形態
の一例による大形回転機械用の潤滑油供給装置の要部を
示す構成図であり、潤滑油供給装置を側面から見ると共
に、潤滑油タンクを一部破断して示している。図１にお
いて、１は、図２に示した従来例による潤滑油供給装置
９に対し、油配管９２に代えて戻り油配管４から分岐す
る分岐配管２を用いるようにしたこの発明による潤滑油
供給装置である。
を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において
は、図２に示した従来例の潤滑油供給装置と同一部分に
は同じ符号を付してその説明を省略する。また図１で
は、図２で付した符号については極力代表的な符号のみ
を記すようにしている。図１は、この発明の実施の形態
の一例による大形回転機械用の潤滑油供給装置の要部を
示す構成図であり、潤滑油供給装置を側面から見ると共
に、潤滑油タンクを一部破断して示している。図１にお
いて、１は、図２に示した従来例による潤滑油供給装置
９に対し、油配管９２に代えて戻り油配管４から分岐す
る分岐配管２を用いるようにしたこの発明による潤滑油
供給装置である。
【００１０】この分岐配管２は、戻り油配管４の引回し
部分４１（ほぼ水平の状態に配設されている）に取り付
けられている。発明者は、分岐配管２の戻り油配管４へ
の取付部２１と、出口配管９４の潤滑油タンク８への取
付部３との間の高低差Ｈ〔ｍ〕は、大形回転機械を建屋
の２階に，潤滑油タンク８を建屋の１階に設置する場合
には、大形回転機械と潤滑油タンク８との間の高低差に
ほぼ相当する値を取り得ることに着目した。そうして、
大形回転機械から戻った高温の潤滑油９９の所定量を油
清浄化装置６の濾過方式の油清浄化本体６１に通流させ
るのに要する所要圧力差ΔＰは、油清浄化本体６１に用
いるフィルターが新品の場合に１０〔Ｐａ〕程度，交換
直前の場合に２５〔Ｐａ〕程度である。また、遠心分離
方式などの場合の油清浄化本体６１の所要圧力差ΔＰ
も、前記した濾過方式の場合の範疇に納まる。
部分４１（ほぼ水平の状態に配設されている）に取り付
けられている。発明者は、分岐配管２の戻り油配管４へ
の取付部２１と、出口配管９４の潤滑油タンク８への取
付部３との間の高低差Ｈ〔ｍ〕は、大形回転機械を建屋
の２階に，潤滑油タンク８を建屋の１階に設置する場合
には、大形回転機械と潤滑油タンク８との間の高低差に
ほぼ相当する値を取り得ることに着目した。そうして、
大形回転機械から戻った高温の潤滑油９９の所定量を油
清浄化装置６の濾過方式の油清浄化本体６１に通流させ
るのに要する所要圧力差ΔＰは、油清浄化本体６１に用
いるフィルターが新品の場合に１０〔Ｐａ〕程度，交換
直前の場合に２５〔Ｐａ〕程度である。また、遠心分離
方式などの場合の油清浄化本体６１の所要圧力差ΔＰ
も、前記した濾過方式の場合の範疇に納まる。
【００１１】発明者はこれ等のことを基にし、所要圧力
差ΔＰと前記高低差Ｈとの関係はΔＰ＜αＨの関係にあ
ることを見出した。ここでαは、高低差Ｈ〔ｍ〕を〔Ｐ
ａ〕値に変換するための換算係数であり、その値は大形
回転機械から戻った高温の潤滑油９９の場合に約８〔Ｐ
ａ／ｍ〕である。すなわち、この発明の潤滑油供給装置
１では、油清浄化装置６による清浄化対象の潤滑油９９
を、戻り油配管４の引回し部分４１と潤滑油タンク８と
の間の高低差Ｈを利用することで、ポンプの加圧力を使
用すること無しに油清浄化装置６に通流させることがで
きる。これにより、潤滑油供給装置１では、潤滑油９９
用の油ポンプ（従来例の場合の油ポンプ７）の加圧対象
は大形回転機械に供給する潤滑油９９のみで済むことに
なり、潤滑油９９用の油ポンプの容量や油ポンプ駆動用
電動機の容量を低減できて、油清浄化装置１の製造原価
および運転コストを低減できる。
差ΔＰと前記高低差Ｈとの関係はΔＰ＜αＨの関係にあ
ることを見出した。ここでαは、高低差Ｈ〔ｍ〕を〔Ｐ
ａ〕値に変換するための換算係数であり、その値は大形
回転機械から戻った高温の潤滑油９９の場合に約８〔Ｐ
ａ／ｍ〕である。すなわち、この発明の潤滑油供給装置
１では、油清浄化装置６による清浄化対象の潤滑油９９
を、戻り油配管４の引回し部分４１と潤滑油タンク８と
の間の高低差Ｈを利用することで、ポンプの加圧力を使
用すること無しに油清浄化装置６に通流させることがで
きる。これにより、潤滑油供給装置１では、潤滑油９９
用の油ポンプ（従来例の場合の油ポンプ７）の加圧対象
は大形回転機械に供給する潤滑油９９のみで済むことに
なり、潤滑油９９用の油ポンプの容量や油ポンプ駆動用
電動機の容量を低減できて、油清浄化装置１の製造原価
および運転コストを低減できる。
【００１２】
【発明の効果】この発明による大形回転機用の潤滑油供
給装置では、前記課題を解決するための手段の項で述べ
た構成とすることで、油清浄化装置６に潤滑油９９を通
流させるのに当たり、戻り油配管４の引回し部分４１と
潤滑油タンク８との間の高低差を利用することが可能に
なるので、潤滑油９９用の油ポンプは大形回転機械に供
給する潤滑油９９のみを加圧すればよいことになり、こ
の油ポンプの容量や油ポンプ駆動用電動機の容量を、従
来例の場合に対して数〔％〕〜１０〔％〕程度低減でき
て、油清浄化装置の製造原価および運転コストの低減が
可能になるとの効果を得られる。
給装置では、前記課題を解決するための手段の項で述べ
た構成とすることで、油清浄化装置６に潤滑油９９を通
流させるのに当たり、戻り油配管４の引回し部分４１と
潤滑油タンク８との間の高低差を利用することが可能に
なるので、潤滑油９９用の油ポンプは大形回転機械に供
給する潤滑油９９のみを加圧すればよいことになり、こ
の油ポンプの容量や油ポンプ駆動用電動機の容量を、従
来例の場合に対して数〔％〕〜１０〔％〕程度低減でき
て、油清浄化装置の製造原価および運転コストの低減が
可能になるとの効果を得られる。
【図１】この発明の実施の形態の一例による大形回転機
械用の潤滑油供給装置の要部を示す構成図
械用の潤滑油供給装置の要部を示す構成図
【図２】従来例の大形回転機械用の潤滑油供給装置の要
部を示す配管系統図
部を示す配管系統図
１ 潤滑油供給装置 ２ 分岐配管 ２１ 取付部 ３ 取付部 ４ 戻り油配管 ４１ 引回し部分 ６ 油清浄化装置 ８ 潤滑油タンク ９４ 出口配管 ９９ 潤滑油
Claims (1)
- 【請求項１】潤滑油の貯溜用の潤滑油タンクと、潤滑油
の供給先から潤滑油タンクに向けて戻る潤滑油を送油す
る戻り油配管と、前記潤滑油の清浄化処理を行う油清浄
化装置とを備え、戻り油配管の主要部を潤滑油タンクよ
りも上方に位置させて配設した大形回転機械用の潤滑油
供給装置において、 前記油清浄化装置に通流させる潤滑油を前記戻り油配管
から分岐する分岐配管と、油清浄化装置により清浄化処
理を施された潤滑油を前記潤滑油タンクに戻す出口配管
とを備え、分岐配管・油清浄化装置および出口配管の潤
滑油を，分岐配管の戻り油配管への取付部と出口配管の
潤滑油タンクへの取付部との高低差を利用して通流させ
ることを特徴とする大形回転機械用の潤滑油供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000181569A JP2002004808A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 大形回転機械用の潤滑油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000181569A JP2002004808A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 大形回転機械用の潤滑油供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002004808A true JP2002004808A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18682477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000181569A Withdrawn JP2002004808A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | 大形回転機械用の潤滑油供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002004808A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2166195A2 (en) * | 2008-09-18 | 2010-03-24 | United Technologies Corporation | Fluid reservoir in a gas turbine engine |
| CN107606452A (zh) * | 2017-09-20 | 2018-01-19 | 镇江颀龙科技有限公司 | 一种联轴器润滑装置 |
-
2000
- 2000-06-16 JP JP2000181569A patent/JP2002004808A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2166195A2 (en) * | 2008-09-18 | 2010-03-24 | United Technologies Corporation | Fluid reservoir in a gas turbine engine |
| EP2166195A3 (en) * | 2008-09-18 | 2012-01-04 | United Technologies Corporation | Fluid reservoir in a gas turbine engine |
| US8146711B2 (en) | 2008-09-18 | 2012-04-03 | United Technologies Corporation | Reduced gulp fluid reservoir |
| US8348017B2 (en) | 2008-09-18 | 2013-01-08 | United Technologies Corporation | Reduced gulp fluid reservoir |
| CN107606452A (zh) * | 2017-09-20 | 2018-01-19 | 镇江颀龙科技有限公司 | 一种联轴器润滑装置 |
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