JP2002004165A - 繊維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層板 - Google Patents

繊維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層板

Info

Publication number
JP2002004165A
JP2002004165A JP2000180337A JP2000180337A JP2002004165A JP 2002004165 A JP2002004165 A JP 2002004165A JP 2000180337 A JP2000180337 A JP 2000180337A JP 2000180337 A JP2000180337 A JP 2000180337A JP 2002004165 A JP2002004165 A JP 2002004165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
fiber
base material
fiber base
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000180337A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Minagawa
尚亮 皆川
Moritaka Ikeda
盛隆 池田
Ayako Shiraki
綾子 白木
Masayuki Fujinami
真之 藤浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Original Assignee
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Glass Fiber Co Ltd filed Critical Unitika Glass Fiber Co Ltd
Priority to JP2000180337A priority Critical patent/JP2002004165A/ja
Publication of JP2002004165A publication Critical patent/JP2002004165A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 液流を高圧で噴きつけることなく繊維基材
を容易に開繊できる繊維基材の処理方法と、この開繊維
処理方法を施した繊維基材で補強した樹脂積層板を提供
する。 【解決手段】 長繊維よりなる経糸と緯糸とを織成して
得られた繊維基材を液中に配置する。この液中に配置し
た繊維基材に気泡を含む液流を噴きつけ、この液流の噴
きつれ圧力と気泡の消失時の圧力とを繊維基材に加えて
経糸と緯糸の少なくとも一方を開繊する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
の補強に用いられるガラスクロス等の繊維基材の処理方
法とこの繊維基材で補強した樹脂積層板に関し、さらに
詳しくは、繊維基材を構成する繊維を簡単に開繊して容
易に含浸樹脂を浸透させることができる処理方法に関す
る。
【0002】プリント配線基板の高密度実装化、高多層
化、薄板化に伴い、この配線基板の補強に用いられるガ
ラスクロス等の繊維基材も、高い特性が要求されてい
る。特に、繊維基材への樹脂含浸性は最も重要なもので
あり、例えば、耐熱性、寸法安定性、穴開け加工性等に
影響を与える。
【0003】しかし、ガラスクロスの経糸と緯糸を構成
するガラス繊維は、通常フィラメント径が5〜9μのモ
ノフィラメントを数百本とし軽く撚りを加えて経糸と緯
糸にされる。またこのガラス繊維には紡糸時に澱粉や油
剤が塗布されており、しかも澱粉等を除去するため長時
間の加熱処理が施されることでヒートセット効果も加わ
る。更に、集束剤を除去されたガラス繊維の表面は、使
用される樹脂との親和性を持たせるために、シランカッ
プリング剤等の表面処理が施される。この結果、上記ガ
ラス繊維のフィラメント束はその集束性が極めて高い。
この集束性の高い繊維を用いたガラスクロスは、樹脂が
容易に含浸しないため生産速度を上げ難いばかりか、樹
脂の付着斑や繊維間のボイドを生じ易く、ガラス繊維と
樹脂との結合に不均一を生じ、耐熱性、寸法安定性、穴
開け加工性等が劣る問題がある。
【0004】さらに、上記集束性の高いガラス繊維を織
成したガラスクロスは、経糸と緯糸の交差部でもり上が
るので、これに樹脂を含浸させて基板とした場合、その
表面に凹凸を生じ、表面平滑性に劣ることになる。プリ
ント配線基板では配線密度の向上及びパターンの微細化
が要求されているが、表面平滑性に劣るとこれらの要求
に対応することができない問題がある。
【0005】
【従来の技術】そこで、従来、上記問題を解消してガラ
スクロスへのマトリックス樹脂の含浸性を改善するため
に、例えば特開平8−127959号公報に開示のよう
に、高圧ウォータージェットをガラスクロスに噴射し、
集束性の高いガラス繊維を開繊する方法がある。即ちこ
の従来技術では、直径0.1〜0.2mm程度の小口径か
ら4.9〜14.7MPa(50〜150kg/cm2)の圧力で噴
出した高圧の柱状水流をガラスクロスに吹き付ける。こ
れにより、上記集束したガラス繊維が開繊してばらける
ので樹脂が均一に且つ容易に含浸することができ、しか
も繊維がばらけて偏平化するので経糸と緯糸の交差部に
おけるもり上がりが少なくなり、樹脂の含浸により得ら
れる基板の表面平滑性を高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ガ
ラスクロスに高圧の柱状水流が吹き付けられるため、ガ
ラスクロスの織目が荒れたり、毛羽の発生が多くなる問
題がある。しかも、高圧の噴出圧力を必要とするため、
エネルギーコストがかかるうえ、高圧に耐える設備を必
要とし、安価に実施することができない問題もある。
【0007】本発明は上記問題点を解消し、液流を高圧
で噴きつけることなく、繊維基材を容易に開繊できる繊
維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層
板を提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、例えば本発明の実施形態を示す図1及び図2
に基づいて説明すると、次のように構成したものであ
る。即ち、本発明1は繊維基材の処理方法に関し、長繊
維よりなる経糸と緯糸とを織成して得られた繊維基材
(4)を液中に配置し、これに気泡(12)を含む液流(8)を
噴きつけて上記経糸と緯糸の少なくとも一方を開繊する
ことを特徴とする。
【0009】本発明2は繊維基材で補強した樹脂積層板
に関し、上記本発明1の処理方法で処理した繊維基材
(4)を補強材とし、これに樹脂を含浸させて成形したこ
とを特徴とする。
【0010】繊維基材には噴きつけた液流の圧力ととも
に気泡の消失の際に生じる圧力が繊維に加わる。このと
き、気泡は繊維基材と周囲の液体により広がるとともに
一部が繊維基材を通過するので、上記消失の際に生じる
圧力は繊維基材の広い範囲に加わる。これにより繊維基
材の各繊維がばらけて良好に開繊される。また、繊維基
材が液中に配置されているため、各繊維に織成前に塗布
された糊剤(集束剤)等や、過剰に塗布されたシランカッ
プリング剤が上記圧力を受けて繊維から分離すると周囲
の液中に良好に分散していく。
【0011】上記繊維基材は、ガラス繊維や、炭素繊
維、アルミナ繊維等の無機繊維を単独で織成したもの、
これらを混織したもの、あるいはこれらに有機繊維を混
織したものをいう。なお、この繊維基材の織組織は、例
えば平織、綾織、朱子織、三軸織など、特定の織組織に
限定されない。上記液流に含まれる気泡は、例えば予め
液流中に混合させておき、この気泡混合液流を繊維基材
に噴きつけてもよいが、気泡の少なくとも一部が液体中
への高圧液流の噴射によるキャビテーションで生じた気
泡であってもよい。この場合には繊維基材の周囲で気泡
が良好に消失し、液流の噴きつけ圧力とともにこの気泡
の消失時の圧力が繊維基材に加わって、各繊維を良好に
開繊させることができる。
【0012】上記液流の噴きつけ圧力は、フィラメント
の切断と毛羽の発生を抑制するため9.8MPa(100kg/
cm2)以下が好ましく、1.96〜4.9MPa(20〜50k
g/cm2)が一層好ましい。なお、繊維基材を配置する液
体や繊維基材に噴きつける液体は、通常、水が用いられ
るが、繊維基材へ悪影響を与えない成分であればどのよ
うな液体であってもよく、例えばシランカップリング剤
を含む液体を用いることにより繊維の表面処理を同時に
行うことも可能である。
【0013】上記液流を噴き出す噴出装置は、繊維基材
を配置した液中に配置してもよく、また上記液体の液面
よりも上方に配置してもよい。この噴出装置は、例えば
前記従来技術で用いた噴出装置のように、直径0.1〜
2.0mm程度、好ましくは直径0.2〜1.0mm程度
の小口径の噴出口を有するノズルを備えた装置が用いら
れる。0.1mm以下では液流の噴きつけ範囲が狭いの
で開繊効率が小さく、一方、2mm以上では液流の流量
が多いので経済的でない。なお、この噴出ノズルを回転
など周期的に移動させながら用いると繊維基材の広い範
囲に液流を噴きつけることができ、より好ましい。
【0014】上記液流を噴きつける繊維基材は、集束剤
等が付着している、いわゆる生機段階の繊維基材、集束
剤等をヒートクリーニング等により除去した段階の繊維
基材、あるいはシランカップリング剤で表面処理をした
繊維基材のいずれであってもよい。生機段階の繊維基材
を本発明により処理した場合には、各繊維がヒートクリ
ーニング処理によるヒートセット効果が加えられる前
の、各繊維が移動しやすい状態であるので、液流の噴き
つけにより良好に開繊される。一方、シランカップリン
グ剤による表面処理後の繊維基材を本発明により処理し
た場合には、各繊維から過剰のシランカップリング剤等
が除去されるので、後の処理で行われる樹脂の含浸が一
層容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1及び図2は本発明を実施するた
めの処理装置の一例を示し、図1は繊維基材の処理装置
の概略側面図、図2は処理装置の要部の平面図である。
【0016】図1に示すように、この処理装置(1)は水
槽(2)と、この水槽(2)の上方に配置した噴出装置(3)
とからなる。上記水槽(2)に収容された水中には、繊維
基材であるガラスクロス(4)が、例えば水面(5)下10
〜30mmの位置に配置され、図1における左方向へ、
10〜25m/分の速度で移動するように構成されてい
る。なお、このガラスクロス(4)の背面には、必要に応
じて仮想線で示すバックボード(13)が配置される。この
バックボード(13)はガラスクロス(4)を支持し、逃げや
変形を防止するための部材であり、固定板や金網、また
はこれらをコンベア状に構成したもの等が用いられる。
ただしガラスクロス(4)に変形等の虞れがなければ、こ
のバックボード(13)を省略できることはいうまでもな
い。
【0017】上記噴出装置(3)は、直径0.2mmのノ
ズル口(6)を有する噴出ノズル(7)を1列に並べてあ
り、各ノズル口(6)から上記ガラスクロス(4)へ所定の
水圧、例えば1.96〜9.8MPa(20〜100kg/cm2)
で水流(8)を噴き出すように構成してある。
【0018】上記噴出装置(3)は、図2に示すように、
ガラスクロス(4)の移動方向(9)に対し所定角度、例え
ば45度に傾斜させて配置してあり、噴出ノズル(7)の
配置間隔(10)に対してガラスクロス(4)に噴きつけられ
る水流(8)の間隔(11)を狭くし、ガラスクロス(4)の全
面に水流(8)が加わるように構成してある。なお、上記
噴出ノズル(7)の配置間隔や配置角度は、繊維基材の種
類や集束剤の塗布、表面処理などの処理状態、噴出ノズ
ルの構造、液流の拡散状態等により適宜設定される。上
記噴出装置(3)は全体が回転移動するように構成してあ
る。なお、噴出装置(3)の移動は回転に代えて往復移動
や揺動移動させてもよく、またこれらの構造に代えて、
噴出ノズル(7)自体を回転等するように構成してもよ
い。
【0019】上記噴出ノズル(7)から噴き出された水流
(8)は、上記水面(5)から突入して水中内を高速で移動
する。この水流(8)の移動によるキャビテーションで水
中には多量の気泡(12)が生じ、この気泡(12)を含む水流
(8)が上記ガラスクロス(4)に噴きつけられる。ガラス
クロス(4)に噴きつけられた気泡(12)は、ガラスクロス
(4)で広がりながら一部がガラスクロス(4)を通過す
る。そしてこのガラスクロス(4)の周囲で上記気泡(12)
が消失し、この時に生じる圧力と上記水流(8)の水圧と
がガラスクロス(4)に加わり、各繊維がばらけて開繊し
偏平化する。このとき、各繊維から分離した過剰のシラ
ンカップリング剤や糊剤等は、周囲の水中に溶解し分散
して繊維から離れて行く。
【0020】図3は、噴出圧力を1.96〜14.7MPa
(20〜150kg/cm2)に変化させた場合の、ガラスク
ロスの開繊処理の試験結果を示す比較表である。上記噴
出圧力以外の試験条件は、ノズル口径が0.2mm、噴
出ノズル(7)とガラスクロス(4)との間隔が50mm、
水面(5)とガラスクロス(4)との間隔が30mm、ガラ
スクロス(4)の引取速度が10m/分である。
【0021】上記各試験項目の測定方法は次の通りであ
る。 (1)糸幅の測定 電子顕微鏡でガラスクロスの平面写真を撮影し、開繊効
果が明瞭となる緯糸の糸幅を測定した。 (2)毛羽の測定 評価用のガラスクロス(20cm角)を用いてプリプレグ
を作成し、毛羽により突起した部分の大小で、毛羽の少
ないレベルから順に、秀(◎)、優(○)、良(△)、可(×)
とした。 (3)樹脂の含浸速度の測定 光透過法によって評価した。即ち、トリアセテートフィ
ルムを張ったガラス板の透過光の強さ(R1)を測定し、
次いで、トリアセテートフィルムを張ったガラス板にガ
ラスクロスを置き、このガラスクロスにエポキシ樹脂を
載せてから所定時間(20秒と180秒)経過後の透過光
の強さ(R2)を測定した。測定結果は、前者に対する後
者の比率(R2÷R1×100%)で表した。 (4)通気性の測定 JIS R 3420により測定した。
【0022】この試験結果から明らかなように、未処理
の繊維に比べて各繊維とも糸幅が広がっており、通気性
が低下していることからも繊維がばらけていることが判
る。また、樹脂の含浸速度も未処理品に比べて早くなっ
ている。一方、噴出圧力が14.7MPa(150kg/cm2)
に達すると毛羽立ちが多くなり、好ましくない。しか
し、噴出圧力が9.8MPa(100kg/cm2)までは毛羽立
ちが許容され、特に、噴出圧力が4.9MPa(50kg/cm
2)以下では、毛羽立ちが少なく、良好である。
【0023】上記実施形態では噴出装置を水面よりも上
方に配置したが、この噴出装置は上記水槽内の水中に配
置しても良い。この場合は、繊維基材は水中内を垂直方
向など任意の方向に移動させることができる。また、上
記実施形態ではキャビテーションにより生じた気泡を用
いたが、これに代えて噴出装置から気泡を混合した水流
を噴き出すように構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。
【0025】(1)液流を高圧で噴きつけることなく、
したがって繊維基材を過剰に毛羽立てることなく、繊維
基材を容易に開繊することができるうえ、繊維基材には
気泡の消失時の圧力が広範囲に加わるので、各液流の噴
きつけにより効率よく開繊することができる。
【0026】(2)高い圧力を要しないのでエネルギー
コストを低減でき、また高圧に耐える設備を要しないの
で安価に実施することができる。
【0027】(3)繊維基材を液中に配置しているた
め、各繊維に織成前に塗布された糊剤(集束剤)等や、過
剰に塗布されたシランカップリング剤を繊維基材の周囲
の液中に良好に分散させて繊維基材から不要物を容易に
除去することができる。
【0028】(4)上記により開繊された各繊維は、良
好に開繊され偏平化しているうえ毛羽が少ないことか
ら、これを補強材とする樹脂積層板を形成する際に、樹
脂を短時間で容易に含浸させることができるうえ、得ら
れた樹脂積層板は寸法安定性が良く、しかも表面平滑性
に優れる。
【0029】(5)上記気泡の少なくとも一部を、液体
中への高圧液流の噴射によるキャビテーションで生じた
気泡で構成した場合には、繊維基材の周囲で気泡が良好
に消失するので液流の噴きつけ圧力とともにこの気泡の
消失時の圧力を効果的に繊維基材へ加えることができ、
各繊維を一層良好に開繊させることができる。
【0030】(6)繊維基材を配置した液中に噴出装置
を配置し、この噴出装置から上記液流を噴出する場合
は、液流の液面への衝突によるエネルギーロスがないの
で、繊維基材へ効率よく液流を噴きつけることができ
る。
【0031】(7)繊維基材を配置した液体の液面より
も上方に噴出装置を配置し、この噴出装置から上記液流
を噴出する場合は、液流の液面への衝突により上記気泡
が多量に発生するうえ、この噴出装置を容易に細かく移
動させることができ、液流の噴きつけ範囲を広げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための処理装置の一例を示
す、概略側面図部である。
【図2】上記処理装置の要部の平面図である。
【図3】ガラスクロスの開繊処理の試験結果を示す比較
表である。
【符号の説明】
1…処理装置、2…水槽、3…噴出装置、4…繊維基材
(ガラスクロス)、5…液面(水面)、6…ノズル口、7…
噴出ノズル、8…液流(水流)、9…ガラスクロスの移動
方向、10…噴出ノズルの配置間隔、11…水流の間隔、12
…気泡、13…バックボード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B154 AA13 AB20 BA25 BB33 BC07 BE03 BE04 DA18 DA30 4F072 AB09 AC02 AD23 AG06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長繊維よりなる経糸と緯糸とを織成して
    得られた繊維基材(4)を液中に配置し、これに気泡(12)
    を含む液流(8)を噴きつけて上記経糸と緯糸の少なくと
    も一方を開繊することを特徴とする、繊維基材の処理方
    法。
  2. 【請求項2】 上記気泡(12)の少なくとも一部が、液中
    への高圧液流(8)の噴射によるキャビテーションで生じ
    た気泡(12)である、請求項1に記載の繊維基材の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 上記繊維基材(4)を配置した液中に噴出
    装置(3)を配置し、この噴出装置(3)から上記液流(8)
    を噴出する、請求項1又は請求項2に記載の繊維基材の
    処理方法。
  4. 【請求項4】 上記繊維基材(4)を配置した液体の液面
    (5)よりも上方に噴出装置(3)を配置し、この噴出装置
    (3)から上記液流(8)を噴出する、請求項1又は請求項
    2に記載の繊維基材の処理方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項1から請求項4のいずれか1
    項に記載の処理方法で処理した繊維基材(4)を補強材と
    し、これに樹脂を含浸させて成形したことを特徴とす
    る、繊維基材で補強した樹脂積層板。
JP2000180337A 2000-06-15 2000-06-15 繊維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層板 Pending JP2002004165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180337A JP2002004165A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 繊維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180337A JP2002004165A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 繊維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002004165A true JP2002004165A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18681459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000180337A Pending JP2002004165A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 繊維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002004165A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169650A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Unitika Glass Fiber Co Ltd 扁平ガラス繊維織物の製造方法
JP2009094415A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Fujitsu Ltd 配線基板およびその製造方法
JP2009091668A (ja) * 2007-10-03 2009-04-30 Arisawa Mfg Co Ltd サイジング剤の除去方法並びに糸,繊維体及びプリプレグ
US8186053B2 (en) 2008-11-14 2012-05-29 Fujitsu Limited Circuit board and method of manufacturing the same
CN109750473A (zh) * 2019-03-07 2019-05-14 岭南师范学院 一种便于放置衣物且方便拿取的服装用熨烫一体机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169650A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Unitika Glass Fiber Co Ltd 扁平ガラス繊維織物の製造方法
JP4515896B2 (ja) * 2004-12-14 2010-08-04 ユニチカ株式会社 扁平ガラス繊維織物の製造方法
JP2009091668A (ja) * 2007-10-03 2009-04-30 Arisawa Mfg Co Ltd サイジング剤の除去方法並びに糸,繊維体及びプリプレグ
JP2009094415A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Fujitsu Ltd 配線基板およびその製造方法
US8186053B2 (en) 2008-11-14 2012-05-29 Fujitsu Limited Circuit board and method of manufacturing the same
CN109750473A (zh) * 2019-03-07 2019-05-14 岭南师范学院 一种便于放置衣物且方便拿取的服装用熨烫一体机
CN109750473B (zh) * 2019-03-07 2023-09-26 岭南师范学院 一种便于放置衣物且方便拿取的服装用熨烫一体机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102758335B (zh) 一种超高性能电子级玻璃纤维布的生产工艺
US5806155A (en) Apparatus and method for hydraulic finishing of continuous filament fabrics
JP4189319B2 (ja) 多色糸およびそれから形成される布
CA2287369A1 (en) Method and apparatus for striped patterning of dyed fabric by hydrojet treatment
JP2002004165A (ja) 繊維基材の処理方法及びこの繊維基材で補強した樹脂積層板
WO2004027136A1 (ja) ガラスクロス及びそれを用いたフィルム基材
JP4458987B2 (ja) 扁平ガラス繊維織物の製造方法
JP3837872B2 (ja) ガラス繊維織物の開繊処理方法
JP4515896B2 (ja) 扁平ガラス繊維織物の製造方法
JP2001073249A (ja) プリント配線基板用のガラスクロス
JP2001207375A (ja) プリント配線基板用繊維織物の製造方法,プリント配線基板用繊維織物及びプリント配線基板用プリプレグ
KR20130131635A (ko) 스크린마스크 클리너용 팬시사의 제조방법 및 이를 이용한 스크린마스크 클리너용 직물의 제조방법
JP4547784B2 (ja) エアジェットノズルおよびそれを用いたシート材の糸幅拡幅方法
JP5410006B2 (ja) 無機繊維布帛の洗浄方法
JPH0434057A (ja) 繊維シートの高圧水流処理方法及びその装置
JPH042857A (ja) ガラス繊維系織布の連続脱油方法
JP2511322B2 (ja) 織布の開繊方法
JP2003171864A (ja) ガラスクロス開繊方法
JP2576084B2 (ja) インクリボンの製造方法
JPH10259567A (ja) 無機繊維織物及びその開繊方法
JPH04357071A (ja) インクリボン用織物
JPH10266064A (ja) ガラスクロスの表面処理法
JP2002192523A (ja) 樹脂含浸用ガラスクロスの処理方法およびその処理装置
KR20120115760A (ko) 워터제트직기를 이용한 유리직물의 제직방법 및 이에 의해 제직된 유리직물
JP2023125119A (ja) ガラスクロスの開繊方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070508

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100223