JP2002004096A - バレルメッキ方法及び装置 - Google Patents
バレルメッキ方法及び装置Info
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- JP2002004096A JP2002004096A JP2000180995A JP2000180995A JP2002004096A JP 2002004096 A JP2002004096 A JP 2002004096A JP 2000180995 A JP2000180995 A JP 2000180995A JP 2000180995 A JP2000180995 A JP 2000180995A JP 2002004096 A JP2002004096 A JP 2002004096A
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- barrel unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メッキ浴槽内をバレルユニットが端から順に
間欠移動し、バレルユニットの停止期間中にメッキする
構成とし、メッキ析出量のばらつきを低減し、あわせて
作業員の人数や装置設置面積を削減する。 【解決手段】 バレル内に収納する電子部品とメディア
に電気的に接触する電極を当該バレル外部の集電器9に
導出したバレルユニット8と、間欠搬送されるバレルユ
ニット8の停止位置で前記集電器9が接触する給電器7
と、前記給電器毎に任意に設定する電流値を前記集電器
に通電する給電手段とを用い、メッキ浴槽2内にてバレ
ルユニット8を間欠的に横移動させて搬送し、前記停止
位置にて停止中の前記バレルユニット8の前記電極に前
記給電器7及び集電器9を介して所定電流値で通電す
る。
間欠移動し、バレルユニットの停止期間中にメッキする
構成とし、メッキ析出量のばらつきを低減し、あわせて
作業員の人数や装置設置面積を削減する。 【解決手段】 バレル内に収納する電子部品とメディア
に電気的に接触する電極を当該バレル外部の集電器9に
導出したバレルユニット8と、間欠搬送されるバレルユ
ニット8の停止位置で前記集電器9が接触する給電器7
と、前記給電器毎に任意に設定する電流値を前記集電器
に通電する給電手段とを用い、メッキ浴槽2内にてバレ
ルユニット8を間欠的に横移動させて搬送し、前記停止
位置にて停止中の前記バレルユニット8の前記電極に前
記給電器7及び集電器9を介して所定電流値で通電す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の外部電
極の形成等を行うにときに利用する電子部品のメッキ方
法及び装置に関するものであり、特に、チップ部品の端
子電極等をバレル電解メッキにより形成するバレルメッ
キ方法及び装置に関する。
極の形成等を行うにときに利用する電子部品のメッキ方
法及び装置に関するものであり、特に、チップ部品の端
子電極等をバレル電解メッキにより形成するバレルメッ
キ方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバレルメッキ装置として、図8に
単独メッキ処理(バッチ処理)を行う最も一般的な装置
の例を示す。この図のように、メッキ液を貯留したメッ
キ浴槽110内にバレルユニット111を浸漬させると
ともに、そのバレルユニットに対応する正電極としての
アノード112と負電極としてのカソード113を備
え、正電極と負電極を外部の整流器(電源装置)114
に接続して通電し、バレルユニット111のバレル内に
収納された電子部品の端子電極にメッキ液(電解質溶
液)から所定のメッキを施す。
単独メッキ処理(バッチ処理)を行う最も一般的な装置
の例を示す。この図のように、メッキ液を貯留したメッ
キ浴槽110内にバレルユニット111を浸漬させると
ともに、そのバレルユニットに対応する正電極としての
アノード112と負電極としてのカソード113を備
え、正電極と負電極を外部の整流器(電源装置)114
に接続して通電し、バレルユニット111のバレル内に
収納された電子部品の端子電極にメッキ液(電解質溶
液)から所定のメッキを施す。
【0003】この場合、メッキの析出量は「電流値×通
電時間」(電気量)に比例する。つまり、バレルユニッ
ト111への電流値と通電時間にて析出量を管理するこ
とになり、例えばバレルユニット111をメッキ浴槽1
10に投入し、固定位置で電流値(A)をかけて、ある
時間(T秒)メッキを行ったなら、バレルユニット11
1をメッキ浴槽110から取り出す。このとき A×T=F(全電気量) となり、メッキ析出量はこのFに比例する。
電時間」(電気量)に比例する。つまり、バレルユニッ
ト111への電流値と通電時間にて析出量を管理するこ
とになり、例えばバレルユニット111をメッキ浴槽1
10に投入し、固定位置で電流値(A)をかけて、ある
時間(T秒)メッキを行ったなら、バレルユニット11
1をメッキ浴槽110から取り出す。このとき A×T=F(全電気量) となり、メッキ析出量はこのFに比例する。
【0004】図8はメッキ浴槽に1個のバレルユニット
を投入する例であるが、実際にはメッキ浴槽に多数個の
バレルユニットを投入する装置構成となっている。この
場合、バレルユニットの浸漬及び通電オンと、取り出し
及び通電オフを人手による作業に頼っており、メッキ浴
槽を効率よく使用すること、バレルユニットの浸漬と取
り出しを効率よく実施することに無駄があり、必要とす
る作業員の人数やメッキ浴槽の設置面積に問題がある。
を投入する例であるが、実際にはメッキ浴槽に多数個の
バレルユニットを投入する装置構成となっている。この
場合、バレルユニットの浸漬及び通電オンと、取り出し
及び通電オフを人手による作業に頼っており、メッキ浴
槽を効率よく使用すること、バレルユニットの浸漬と取
り出しを効率よく実施することに無駄があり、必要とす
る作業員の人数やメッキ浴槽の設置面積に問題がある。
【0005】一方、本出願人により特願平11−282
305号において、バレルユニットを連続してメッキ浴
槽の一方から投入し他方から取り出す構成が提案されて
いる。図9はこの場合の各バレルユニットに対する通電
方法を示し、バレルユニット111には、メッキ浴槽中
を連続移動する間に整流器(電源装置)114から正電
極としてのアノード112、負電極としてのカソードに
接続する給電器115を介して連続的に通電されてい
る。
305号において、バレルユニットを連続してメッキ浴
槽の一方から投入し他方から取り出す構成が提案されて
いる。図9はこの場合の各バレルユニットに対する通電
方法を示し、バレルユニット111には、メッキ浴槽中
を連続移動する間に整流器(電源装置)114から正電
極としてのアノード112、負電極としてのカソードに
接続する給電器115を介して連続的に通電されてい
る。
【0006】図9の構成では、整流器1個によるバレル
ユニット多数個への並列給電であり、個々のバレルユニ
ット毎に電流値や通電時間を制御することは難しい。こ
のため、各バレルユニットに収容される電子部品は同じ
条件でメッキ処理するものに限定されることになる。ま
た、バレルユニットの横移動位置によって電流値が変動
したり、あるバレルユニットの給電部分での接触不良が
当該バレルユニットの電流値減少を引き起こすだけでな
く残りのバレルユニットの電流値増大を引き起こすこと
等により、各バレルユニット毎のメッキ析出量のばらつ
きが大きくなる問題が発生する。
ユニット多数個への並列給電であり、個々のバレルユニ
ット毎に電流値や通電時間を制御することは難しい。こ
のため、各バレルユニットに収容される電子部品は同じ
条件でメッキ処理するものに限定されることになる。ま
た、バレルユニットの横移動位置によって電流値が変動
したり、あるバレルユニットの給電部分での接触不良が
当該バレルユニットの電流値減少を引き起こすだけでな
く残りのバレルユニットの電流値増大を引き起こすこと
等により、各バレルユニット毎のメッキ析出量のばらつ
きが大きくなる問題が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、上記の点に鑑み、メッキ浴槽内をバレルユニットが
端から順に間欠移動し、バレルユニットの停止期間中に
メッキする構成とし、メッキ析出量のばらつきを低減
し、あわせて作業員の人数やメッキ浴槽等のラインを構
成する装置の設置面積を削減可能なバレルメッキ方法及
び装置を提供することにある。
は、上記の点に鑑み、メッキ浴槽内をバレルユニットが
端から順に間欠移動し、バレルユニットの停止期間中に
メッキする構成とし、メッキ析出量のばらつきを低減
し、あわせて作業員の人数やメッキ浴槽等のラインを構
成する装置の設置面積を削減可能なバレルメッキ方法及
び装置を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、個々のバレルユニ
ット毎に給電することで、電流値と通電時間を個々のバ
レルユニット毎に制御してメッキ析出量を管理可能なバ
レルメッキ方法及び装置を提供することにある。
ット毎に給電することで、電流値と通電時間を個々のバ
レルユニット毎に制御してメッキ析出量を管理可能なバ
レルメッキ方法及び装置を提供することにある。
【0009】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
の実施の形態において明らかにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るバレルメッキ方法は、バレル内に収納
する電子部品とメディアに電気的に接触する電極を当該
バレル外部の集電器に導出したバレルユニットと、該バ
レルユニットを間欠的に横移動させる搬送手段と、前記
バレルユニットの停止位置で前記集電器が接触する給電
器と、前記給電器毎に任意に設定する電流値を前記集電
器に通電する給電手段とを用い、メッキ液を貯留したメ
ッキ浴槽内にて前記バレルユニットを間欠的に横移動さ
せて搬送し、前記停止位置にて停止中の前記バレルユニ
ットの前記電極に前記給電器及び集電器を介して任意に
設定する電流値で通電することを特徴としている。
に、本発明に係るバレルメッキ方法は、バレル内に収納
する電子部品とメディアに電気的に接触する電極を当該
バレル外部の集電器に導出したバレルユニットと、該バ
レルユニットを間欠的に横移動させる搬送手段と、前記
バレルユニットの停止位置で前記集電器が接触する給電
器と、前記給電器毎に任意に設定する電流値を前記集電
器に通電する給電手段とを用い、メッキ液を貯留したメ
ッキ浴槽内にて前記バレルユニットを間欠的に横移動さ
せて搬送し、前記停止位置にて停止中の前記バレルユニ
ットの前記電極に前記給電器及び集電器を介して任意に
設定する電流値で通電することを特徴としている。
【0011】前記バレルメッキ方法において、前記バレ
ルユニットを前記メッキ浴槽内で自転させるとよい。
ルユニットを前記メッキ浴槽内で自転させるとよい。
【0012】前記メッキ浴槽内を搬送される個々のバレ
ルユニットについての電流値と通電時間の積の総和を個
々のバレルユニット毎に制御するとよい。
ルユニットについての電流値と通電時間の積の総和を個
々のバレルユニット毎に制御するとよい。
【0013】本発明に係るバレルメッキ装置は、電子部
品とメディアを収納するバレルと、該バレル内に収納す
る電子部品とメディアに電気的に接触する電極と、該電
極を当該バレル外部に導出した集電器とを有するバレル
ユニットと、メッキ液を貯留したメッキ浴槽内にて前記
バレルユニットを間欠的に横移動させる搬送手段と、前
記バレルユニットの停止位置に設けられていて前記集電
器が接触する給電器と、記給電器毎に任意に設定する電
流値を前記集電器に通電する給電手段とを備えたことを
特徴としている。
品とメディアを収納するバレルと、該バレル内に収納す
る電子部品とメディアに電気的に接触する電極と、該電
極を当該バレル外部に導出した集電器とを有するバレル
ユニットと、メッキ液を貯留したメッキ浴槽内にて前記
バレルユニットを間欠的に横移動させる搬送手段と、前
記バレルユニットの停止位置に設けられていて前記集電
器が接触する給電器と、記給電器毎に任意に設定する電
流値を前記集電器に通電する給電手段とを備えたことを
特徴としている。
【0014】前記バレルメッキ装置において、前記搬送
手段は前記バレルユニットを前記メッキ浴槽内で自転さ
せる機構をさらに備えるとよい。
手段は前記バレルユニットを前記メッキ浴槽内で自転さ
せる機構をさらに備えるとよい。
【0015】前記バレルメッキ装置において、前記搬送
手段は、載置された前記バレルユニットを横方向に移送
する第1の無端帯機構と、該第1の無端帯機構に載置さ
れたバレルユニットのバレルの回転伝達部材に係合して
当該バレルを自転させる第2の無端帯機構とを有する構
成にするとよい。
手段は、載置された前記バレルユニットを横方向に移送
する第1の無端帯機構と、該第1の無端帯機構に載置さ
れたバレルユニットのバレルの回転伝達部材に係合して
当該バレルを自転させる第2の無端帯機構とを有する構
成にするとよい。
【0016】前記メッキ浴槽内を搬送される個々のバレ
ルユニットについての電流値と通電時間の積の総和を個
々のバレルユニット毎に制御する制御手段を備えるとよ
い。
ルユニットについての電流値と通電時間の積の総和を個
々のバレルユニット毎に制御する制御手段を備えるとよ
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバレルメッキ
方法及び装置の実施の形態を図面に従って説明する。
方法及び装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0018】図1乃至図7で本発明の実施の形態を説明
する。図1は装置全体構成であって、架台1に設置され
たメッキ浴槽2とこの中を間欠移動する複数個のバレル
ユニット8等をバレルユニット進行方向に平行な断面で
示し、図2はメッキ浴槽2とバレルユニット8等をバレ
ルユニット進行方向に直交する断面で示す。
する。図1は装置全体構成であって、架台1に設置され
たメッキ浴槽2とこの中を間欠移動する複数個のバレル
ユニット8等をバレルユニット進行方向に平行な断面で
示し、図2はメッキ浴槽2とバレルユニット8等をバレ
ルユニット進行方向に直交する断面で示す。
【0019】架台1は複数の梁を組み合わせてなり、メ
ッキ浴槽2や搬送手段としての搬送機構3や給電器7や
複数個のバレルユニット8が載る骨組みである。
ッキ浴槽2や搬送手段としての搬送機構3や給電器7や
複数個のバレルユニット8が載る骨組みである。
【0020】図1に示すように、バレルユニット8は矢
印Dのようにメッキ浴槽2の一端から投入し、メッキ浴
槽2中のメッキ液20に浸漬されたバレルユニット8は
該メッキ浴槽2中を図1右方向に間欠的に進行し他端か
ら矢印Uのように取り出される構成である。
印Dのようにメッキ浴槽2の一端から投入し、メッキ浴
槽2中のメッキ液20に浸漬されたバレルユニット8は
該メッキ浴槽2中を図1右方向に間欠的に進行し他端か
ら矢印Uのように取り出される構成である。
【0021】メッキ浴槽2は上部が開口する長方形の樹
脂製容器である。メッキ浴槽2は長手方向にバレルユニ
ット8が一列に進行する空間と、バレルユニット8を間
欠的に進行させる搬送機構3が組み込まれ、さらにメッ
キ液20を液面201乃至液面202の範囲に貯留す
る。図示しないがメッキ浴槽2は底からメッキ液20を
放出する排出管を備える。排出管は循環ポンプに接続
し、循環ポンプの出口側はフィルタに接続し、フィルタ
の出口側はメッキ浴槽2にメッキ液20を再び貯留する
供給管に接続する。循環ポンプを作動させるとメッキ浴
槽2のメッキ液20をフィルタを通して循環させる。ま
た、循環ポンプの出口側はバルブを介して外部排出管に
接続し、バルブを開くとメッキ液20を外部に排出し、
バルブを閉じておくとフィルタを通して循環させる構成
である。
脂製容器である。メッキ浴槽2は長手方向にバレルユニ
ット8が一列に進行する空間と、バレルユニット8を間
欠的に進行させる搬送機構3が組み込まれ、さらにメッ
キ液20を液面201乃至液面202の範囲に貯留す
る。図示しないがメッキ浴槽2は底からメッキ液20を
放出する排出管を備える。排出管は循環ポンプに接続
し、循環ポンプの出口側はフィルタに接続し、フィルタ
の出口側はメッキ浴槽2にメッキ液20を再び貯留する
供給管に接続する。循環ポンプを作動させるとメッキ浴
槽2のメッキ液20をフィルタを通して循環させる。ま
た、循環ポンプの出口側はバルブを介して外部排出管に
接続し、バルブを開くとメッキ液20を外部に排出し、
バルブを閉じておくとフィルタを通して循環させる構成
である。
【0022】バレルユニット8の搬送機構3は、各バレ
ルユニット8を横方向に間欠的に移動させるチェーン3
5を用いた第1の無端帯機構と、各バレルユニット8の
バレル80を自転させるチェーン51を用いた第2の無
端帯機構と、これらに付随する機構とを有している。こ
の搬送機構3においては、メッキ浴槽2の底に複数の座
21を固着し設け、図1で手前に図2で右側に示す各々
の座21に支持台31をボルトで固定し設けるととも
に、図1で裏側に図2で左側に示す各々の座22に支持
台32をボルトで固定し設ける。この結果、メッキ浴槽
2の底に所定間隔を保ち複数の支持台31と支持台32
が立設することになる。支持台31と支持台32は下端
に立設方向に直交し座21と座22にボルトで固定され
る取付座を有し、また、支持台31と支持台32は上端
に立設方向に直交しチェーンガイド33を固定する座を
有し、さらに支持台32はチェーンガイド34を固定す
る座を有する。従って、支持台31と支持台32は上端
の形状が相違する。チェーンガイド33は図2の右側と
左側において支持台31と支持台32で勝手違いに支持
され、チェーンガイド34は図2の左側において支持台
32で支持される。
ルユニット8を横方向に間欠的に移動させるチェーン3
5を用いた第1の無端帯機構と、各バレルユニット8の
バレル80を自転させるチェーン51を用いた第2の無
端帯機構と、これらに付随する機構とを有している。こ
の搬送機構3においては、メッキ浴槽2の底に複数の座
21を固着し設け、図1で手前に図2で右側に示す各々
の座21に支持台31をボルトで固定し設けるととも
に、図1で裏側に図2で左側に示す各々の座22に支持
台32をボルトで固定し設ける。この結果、メッキ浴槽
2の底に所定間隔を保ち複数の支持台31と支持台32
が立設することになる。支持台31と支持台32は下端
に立設方向に直交し座21と座22にボルトで固定され
る取付座を有し、また、支持台31と支持台32は上端
に立設方向に直交しチェーンガイド33を固定する座を
有し、さらに支持台32はチェーンガイド34を固定す
る座を有する。従って、支持台31と支持台32は上端
の形状が相違する。チェーンガイド33は図2の右側と
左側において支持台31と支持台32で勝手違いに支持
され、チェーンガイド34は図2の左側において支持台
32で支持される。
【0023】図1においてメッキ浴槽2の右内側と左内
側にチェーン35(第1の無端帯機構の無端帯)を張架
するスプロケット36とスプロケット37とが位置す
る。図2から判るようにチェーン35は右側と左側に計
2連を備えるので、スプロケット36とスプロケット3
7は図1の手前と裏側と各々2個ずつ備えられている。
そうして、スプロケット36の手前と裏側の2個は軸3
8に固着され一体に回転する。また、スプロケット37
の手前と裏側の2個は回転自在に軸支された軸39に固
着されている。スプロケット36は軸38が駆動される
と一体に回転しチェーン35を循環させ、スプロケット
37はチェーン35が循環すると従動して回転する構成
である。
側にチェーン35(第1の無端帯機構の無端帯)を張架
するスプロケット36とスプロケット37とが位置す
る。図2から判るようにチェーン35は右側と左側に計
2連を備えるので、スプロケット36とスプロケット3
7は図1の手前と裏側と各々2個ずつ備えられている。
そうして、スプロケット36の手前と裏側の2個は軸3
8に固着され一体に回転する。また、スプロケット37
の手前と裏側の2個は回転自在に軸支された軸39に固
着されている。スプロケット36は軸38が駆動される
と一体に回転しチェーン35を循環させ、スプロケット
37はチェーン35が循環すると従動して回転する構成
である。
【0024】また、メッキ浴槽2の左内側と右内側にチ
ェーン51(第2の無端帯機構の無端帯)を張架するス
プロケット52とスプロケット53が位置する。図2で
チェーン51は左側に1個を備えバレルユニット8のス
プロケット808に係合している。
ェーン51(第2の無端帯機構の無端帯)を張架するス
プロケット52とスプロケット53が位置する。図2で
チェーン51は左側に1個を備えバレルユニット8のス
プロケット808に係合している。
【0025】図1において右側には搬送駆動機構4が架
台1に取り付けられ、左側には従動機構5が架台1に取
り付けられる。また、左側にはバレル回転機構の従動機
構6が架台1に取り付けられる。
台1に取り付けられ、左側には従動機構5が架台1に取
り付けられる。また、左側にはバレル回転機構の従動機
構6が架台1に取り付けられる。
【0026】搬送駆動機構4はベース40を中心に構成
される。ベース40に固定されかつ下方のメッキ浴槽2
内に図1紙面に平行な支持板が手前と裏側に各々垂下し
ており、該支持板の下方に軸38を支える軸受を取り付
け、図1紙面に直交する方向に軸38を回転自在に軸支
する。一方、ベース40に固定し上方にモータ支持台4
1、42を立設する。モータ支持台41は搬送モータ4
3を支持し、モータ支持台42はバレル回転モータ44
を支持する。搬送モータ43の出力軸にスプロケット4
5が固着され一体に回転する。軸38にはスプロケット
46が固着され一体に回転する。スプロケット45とス
プロケット46にチェーン47を張架し、搬送モータ4
3が軸38を回転させスプロケット36からチェーン3
5を循環させる。チェーン47の張りはモータ支持台4
1に搬送モータ43を支持する位置を上下方向に変更す
ることで加減する。
される。ベース40に固定されかつ下方のメッキ浴槽2
内に図1紙面に平行な支持板が手前と裏側に各々垂下し
ており、該支持板の下方に軸38を支える軸受を取り付
け、図1紙面に直交する方向に軸38を回転自在に軸支
する。一方、ベース40に固定し上方にモータ支持台4
1、42を立設する。モータ支持台41は搬送モータ4
3を支持し、モータ支持台42はバレル回転モータ44
を支持する。搬送モータ43の出力軸にスプロケット4
5が固着され一体に回転する。軸38にはスプロケット
46が固着され一体に回転する。スプロケット45とス
プロケット46にチェーン47を張架し、搬送モータ4
3が軸38を回転させスプロケット36からチェーン3
5を循環させる。チェーン47の張りはモータ支持台4
1に搬送モータ43を支持する位置を上下方向に変更す
ることで加減する。
【0027】バレル回転機構を構成するために、別の支
持板がベース40に固定され下方に垂下し、その支持板
の下方に前記スプロケット52及びもう1個のスプロケ
ットを一体に回転するように固着した軸55を回転自在
に軸支し、バレル回転モータ44の出力軸にスプロケッ
ト48を固着し一体に回転させる。スプロケット48と
前記軸55に固着の前記もう1個のスプロケットにチェ
ーン49を張架し、バレル回転モータ44が前記もう1
個のスプロケットを介しスプロケット52を回転させ、
チェーン51を循環させる。チェーン49の張りはモー
タ支持台42にバレル回転モータ44を支持する位置を
上下方向に変更することで加減する。
持板がベース40に固定され下方に垂下し、その支持板
の下方に前記スプロケット52及びもう1個のスプロケ
ットを一体に回転するように固着した軸55を回転自在
に軸支し、バレル回転モータ44の出力軸にスプロケッ
ト48を固着し一体に回転させる。スプロケット48と
前記軸55に固着の前記もう1個のスプロケットにチェ
ーン49を張架し、バレル回転モータ44が前記もう1
個のスプロケットを介しスプロケット52を回転させ、
チェーン51を循環させる。チェーン49の張りはモー
タ支持台42にバレル回転モータ44を支持する位置を
上下方向に変更することで加減する。
【0028】従動機構5ではベース50が架台1に螺子
止めされて取り付けられている。ベース50に固定され
かつ下方のメッキ浴槽2内に図1紙面に平行な支持板5
6が手前と裏側に各々垂下しており、支持板56の下方
に軸受を取り付け、図1紙面に直交する方向に軸39を
回転自在に軸受を介して支持する。ベース50は架台1
に止められている螺子を緩めると所定の距離だけチェー
ン35の張りの方向に移動自在である。螺子を緩めてベ
ース50を架台に対して移動させてチェーン35が所定
の張りを得るところで螺子を締めればよい。
止めされて取り付けられている。ベース50に固定され
かつ下方のメッキ浴槽2内に図1紙面に平行な支持板5
6が手前と裏側に各々垂下しており、支持板56の下方
に軸受を取り付け、図1紙面に直交する方向に軸39を
回転自在に軸受を介して支持する。ベース50は架台1
に止められている螺子を緩めると所定の距離だけチェー
ン35の張りの方向に移動自在である。螺子を緩めてベ
ース50を架台に対して移動させてチェーン35が所定
の張りを得るところで螺子を締めればよい。
【0029】従動機構6ではベース60が架台1に螺子
止めされ取り付けられている。ベース60から下方に直
交する方向にメッキ浴槽2内に支持アーム57が垂下
し、その支持アーム57の下方に垂下方向と直交する軸
を固着し、該軸にスプロケット53を回転自在に軸支す
る。ベース60は架台1に止められている螺子を緩める
と所定の距離だけチェーン51の張りの方向に移動自在
である。螺子を緩めてベース60を架台に対して移動さ
せてチェーン51が所定の張りを得るところで螺子を締
めればよい。
止めされ取り付けられている。ベース60から下方に直
交する方向にメッキ浴槽2内に支持アーム57が垂下
し、その支持アーム57の下方に垂下方向と直交する軸
を固着し、該軸にスプロケット53を回転自在に軸支す
る。ベース60は架台1に止められている螺子を緩める
と所定の距離だけチェーン51の張りの方向に移動自在
である。螺子を緩めてベース60を架台に対して移動さ
せてチェーン51が所定の張りを得るところで螺子を締
めればよい。
【0030】図1、図2及び図6に示すバレルユニット
8を説明する。バレルユニット8はバレル80、ユニッ
ト側板81,82及び連結棒83等を有している。この
バレルユニット8はバレル80を回転自在に備えるもの
で、バレル80は筒体801と筒体801の両端に固着
されたバレル側板802,803で基本的な容器を構成
する。筒体801は例えば樹脂製の骨組でなるかごを構
成し、骨組が構成する複数の開口を塞ぐように樹脂製の
網を取り付ける。網のメッシュはバレル80に収納する
メディアとバレルメッキする電子部品が通過しない値と
する。樹脂製のバレル側板802とバレル側板803は
中心に穴を備えフランジ804とフランジ805を取り
付ける。フランジ804,805はバレル側板802,
803が備える穴と連続する穴を有し、両穴に共通する
ブッシュを嵌着する、バレル側板802とバレル側板8
03側で各々のブッシュが備える穴は同一の中心を共有
し、樹脂製のユニット側板81,82に螺子止め固定さ
れた軸806,807が嵌入し、バレル80は軸80
6,807で回転自在に支持される。また、フランジ8
05にスプロケット808を前記中心を共有し固定す
る。スプロケット808に回転駆動力を伝えるとバレル
80は軸806,807を回転中心にして回転する。バ
レルユニット8のユニット側板81とユニット側板82
とは上部に連結棒83を渡すことで連結一体化されてい
る。連結棒83は例えば金属棒に樹脂製被覆を施したも
のでバレルユニット8の持ち上げ個所となる。
8を説明する。バレルユニット8はバレル80、ユニッ
ト側板81,82及び連結棒83等を有している。この
バレルユニット8はバレル80を回転自在に備えるもの
で、バレル80は筒体801と筒体801の両端に固着
されたバレル側板802,803で基本的な容器を構成
する。筒体801は例えば樹脂製の骨組でなるかごを構
成し、骨組が構成する複数の開口を塞ぐように樹脂製の
網を取り付ける。網のメッシュはバレル80に収納する
メディアとバレルメッキする電子部品が通過しない値と
する。樹脂製のバレル側板802とバレル側板803は
中心に穴を備えフランジ804とフランジ805を取り
付ける。フランジ804,805はバレル側板802,
803が備える穴と連続する穴を有し、両穴に共通する
ブッシュを嵌着する、バレル側板802とバレル側板8
03側で各々のブッシュが備える穴は同一の中心を共有
し、樹脂製のユニット側板81,82に螺子止め固定さ
れた軸806,807が嵌入し、バレル80は軸80
6,807で回転自在に支持される。また、フランジ8
05にスプロケット808を前記中心を共有し固定す
る。スプロケット808に回転駆動力を伝えるとバレル
80は軸806,807を回転中心にして回転する。バ
レルユニット8のユニット側板81とユニット側板82
とは上部に連結棒83を渡すことで連結一体化されてい
る。連結棒83は例えば金属棒に樹脂製被覆を施したも
のでバレルユニット8の持ち上げ個所となる。
【0031】バレル80は、軸806と807が備える
穴に前記中心を共有する中心棒84を嵌入して備える。
中心棒84は金属棒に樹脂製被覆を施したもので、直交
する方向に所定の間隔を有し複数本の電極棒85を固着
してある。電極棒85は金属であり先端は金属の電極8
6であり、電極86が露出している部分以外は電極棒8
5も樹脂製被覆を施してある。電極棒85は図2の左側
でリード87に接続固着し、回転しない。リード87は
金属製でありユニット側板82内の溝を上部に貫通す
る。つまり、リード87はユニット側板82で被覆され
て上部に貫通し突出しており、この結果、リード87の
上部突出個所からバレル80内の電極棒85先端の複数
の電極86まで電気的に導通する。
穴に前記中心を共有する中心棒84を嵌入して備える。
中心棒84は金属棒に樹脂製被覆を施したもので、直交
する方向に所定の間隔を有し複数本の電極棒85を固着
してある。電極棒85は金属であり先端は金属の電極8
6であり、電極86が露出している部分以外は電極棒8
5も樹脂製被覆を施してある。電極棒85は図2の左側
でリード87に接続固着し、回転しない。リード87は
金属製でありユニット側板82内の溝を上部に貫通す
る。つまり、リード87はユニット側板82で被覆され
て上部に貫通し突出しており、この結果、リード87の
上部突出個所からバレル80内の電極棒85先端の複数
の電極86まで電気的に導通する。
【0032】ユニット側板81は下端をユニット座88
に固定し、ユニット側板82は下端をユニット座89に
固定する。ユニット座88,89はバレルユニット8を
搬送機構3に載置したとき、搬送される方向に平行であ
る。
に固定し、ユニット側板82は下端をユニット座89に
固定する。ユニット座88,89はバレルユニット8を
搬送機構3に載置したとき、搬送される方向に平行であ
る。
【0033】図4及び図5に示すように、前記リード8
7が上部に突出する個所には、集電器9が螺子止めで取
り付けられる。集電器9は集電ベース91と集電子92
とを有し、集電ベース91は前記リード87と同じく
銅、銅合金等の導体で、ほぼ直角に曲げられた形状をし
ており、リード87の上部突出部分に一面を接して螺子
97で固定すると他面はほぼ水平に位置する。図4のよ
うに、集電子92は、弾性力を発揮するための下層部材
93と良導電性の上層部材94とを重ね合わせ、平板状
の取付部92aとここから弾性を持つように円弧状に折
り返された円弧状摺接部92bとを有するように形成し
たものである。但し、弾性力を発揮するための下層部材
93は螺子95で固定された円弧状摺接部92bの基部
からその先端までの長さであり、平板状の取付部92a
は良導電性の上層部材94が延長して構成されており、
直接集電ベース91に接続するようになっている。下層
部材93はばね鋼、燐青銅、ベリリウム銅等の弾性体
(導体、非導体を問わない)の板材で形成され、上層部
材94は良導電性金属板材、例えば銅、銅合金等であ
る。前記取付部92aは集電ベース91の水平部分の底
面に螺子96で固定され、円弧状摺接部92bは折り返
されて集電ベース91の上方に円弧状に湾曲した状態で
延長している。集電子92の集電ベース91への取り付
け方向は、円弧状摺接部92bが弾性を発揮しやすいよ
うに、円弧状摺接部92bの基部がバレルユニット8の
進行方向に向いていることが好ましい。また、集電子9
2は集電ベース91に対して回転しないように固着す
る。
7が上部に突出する個所には、集電器9が螺子止めで取
り付けられる。集電器9は集電ベース91と集電子92
とを有し、集電ベース91は前記リード87と同じく
銅、銅合金等の導体で、ほぼ直角に曲げられた形状をし
ており、リード87の上部突出部分に一面を接して螺子
97で固定すると他面はほぼ水平に位置する。図4のよ
うに、集電子92は、弾性力を発揮するための下層部材
93と良導電性の上層部材94とを重ね合わせ、平板状
の取付部92aとここから弾性を持つように円弧状に折
り返された円弧状摺接部92bとを有するように形成し
たものである。但し、弾性力を発揮するための下層部材
93は螺子95で固定された円弧状摺接部92bの基部
からその先端までの長さであり、平板状の取付部92a
は良導電性の上層部材94が延長して構成されており、
直接集電ベース91に接続するようになっている。下層
部材93はばね鋼、燐青銅、ベリリウム銅等の弾性体
(導体、非導体を問わない)の板材で形成され、上層部
材94は良導電性金属板材、例えば銅、銅合金等であ
る。前記取付部92aは集電ベース91の水平部分の底
面に螺子96で固定され、円弧状摺接部92bは折り返
されて集電ベース91の上方に円弧状に湾曲した状態で
延長している。集電子92の集電ベース91への取り付
け方向は、円弧状摺接部92bが弾性を発揮しやすいよ
うに、円弧状摺接部92bの基部がバレルユニット8の
進行方向に向いていることが好ましい。また、集電子9
2は集電ベース91に対して回転しないように固着す
る。
【0034】図1と図2において、バレルユニット8の
搬送機構3はチェーン35にバレルユニット8のホルダ
ー30を備えることが示される。すなわち、チェーン3
5にアタッチメントとしてホルダー30がバレルユニッ
ト8を該チェーン35に搬送させる所定の間隔で取り付
けられる。チェーン35が一巡するどの個所においても
所定の間隔を得るよう予めチェーン35のリンク数を決
める。1個のバレルユニット8に対してホルダー30の
アタッチメント301、302の1組が対応する。チェ
ーン35は図1の手前と裏側(図2の右側と左側)に計
2連を備えるので、1個のバレルユニット8は計4個の
アタッチメントで保持される構成である。すなわち、バ
レルユニット8のユニット座88は手前のアタッチメン
ト301,302に保持され、該バレルユニット8のユ
ニット座89は裏側のアタッチメント301,302に
保持される。ユニット座88、89に対して計4個のア
タッチメント301,302は外周を位置決めする立ち
上がり片を有し、チェーン35に所定の間隔で確実に搬
送させることができる。そのうえ、バレルユニット8を
チェーン35の搬送方向に直交する方向に持ち上げるこ
とが容易にできる構成であり、また、バレルユニット8
を所定のホルダー30に保持させる場合、ホルダー30
に合致する位置において、チェーン35の搬送方向に直
交する方向に下降させれば保持させることができる。こ
のときの位置合わせを容易にするため、アタッチメント
301,302の立ち上がり片の上端を外側に拡げてあ
る。
搬送機構3はチェーン35にバレルユニット8のホルダ
ー30を備えることが示される。すなわち、チェーン3
5にアタッチメントとしてホルダー30がバレルユニッ
ト8を該チェーン35に搬送させる所定の間隔で取り付
けられる。チェーン35が一巡するどの個所においても
所定の間隔を得るよう予めチェーン35のリンク数を決
める。1個のバレルユニット8に対してホルダー30の
アタッチメント301、302の1組が対応する。チェ
ーン35は図1の手前と裏側(図2の右側と左側)に計
2連を備えるので、1個のバレルユニット8は計4個の
アタッチメントで保持される構成である。すなわち、バ
レルユニット8のユニット座88は手前のアタッチメン
ト301,302に保持され、該バレルユニット8のユ
ニット座89は裏側のアタッチメント301,302に
保持される。ユニット座88、89に対して計4個のア
タッチメント301,302は外周を位置決めする立ち
上がり片を有し、チェーン35に所定の間隔で確実に搬
送させることができる。そのうえ、バレルユニット8を
チェーン35の搬送方向に直交する方向に持ち上げるこ
とが容易にできる構成であり、また、バレルユニット8
を所定のホルダー30に保持させる場合、ホルダー30
に合致する位置において、チェーン35の搬送方向に直
交する方向に下降させれば保持させることができる。こ
のときの位置合わせを容易にするため、アタッチメント
301,302の立ち上がり片の上端を外側に拡げてあ
る。
【0035】図1乃至図5において、停止位置(給電ス
テーションとなる)のバレルユニット8の集電器9に接
触してメッキ電流を供給する給電器7を説明する。図1
で、バレルユニット8の投入位置と取り出し位置以外に
バレルユニット8の停止位置は4箇所あり、これら4箇
所の停止位置にあるバレルユニット8の集電器9にそれ
ぞれ接触するように4個の給電器7が給電ベース70に
組み付けられる。つまり、架台1において図1の裏側で
図2の左側に示す上部に突出する支持部材の上端に図3
の如く蝶番71の片方を固定し、一方、給電ベース70
の一端にも該蝶番71の他方を固定する。給電ベース7
0のハンドル72を把持して持ち上げると図3の想像線
70’の如く開く。架台1の上端にアーム101を固定
し上端にゴム材によるストッパ102を備えるので、給
電ベース70を仮想線70’の如く開くと開いた位置を
保持する(この状態はバレルユニット8への通電を行わ
ない。)。
テーションとなる)のバレルユニット8の集電器9に接
触してメッキ電流を供給する給電器7を説明する。図1
で、バレルユニット8の投入位置と取り出し位置以外に
バレルユニット8の停止位置は4箇所あり、これら4箇
所の停止位置にあるバレルユニット8の集電器9にそれ
ぞれ接触するように4個の給電器7が給電ベース70に
組み付けられる。つまり、架台1において図1の裏側で
図2の左側に示す上部に突出する支持部材の上端に図3
の如く蝶番71の片方を固定し、一方、給電ベース70
の一端にも該蝶番71の他方を固定する。給電ベース7
0のハンドル72を把持して持ち上げると図3の想像線
70’の如く開く。架台1の上端にアーム101を固定
し上端にゴム材によるストッパ102を備えるので、給
電ベース70を仮想線70’の如く開くと開いた位置を
保持する(この状態はバレルユニット8への通電を行わ
ない。)。
【0036】給電ベース70は図2の実線で示す位置に
おいて延長部73が架台1に備えるストッパ103に当
接し位置を保持する。給電ベース70において図2左側
の支持部材に空間を設け、該空間を覆うように電気的絶
縁部材でなる保持板74を給電ベース70に取り付け
る。前記給電器7は、前記保持板74に複数の支柱75
を垂下する方向に固定し、図5に示すように支柱75の
下端に給電レール76を上下に移動自在に取り付けた構
造を有するとともに、この給電レール76の下降位置は
支柱75下端のストッパ75aにて規制され、さらに支
柱75の周囲に設けられたばね79で給電レール76は
下方に付勢されている。前記給電レール76に引出線7
7の一端を固定し、該引出線77を外部に引き出して後
述する図7の整流器(電源装置)に接続する。なお、引
出線77は電気的な絶縁カバー78を給電ベース70に
取り付けて覆い外部と絶縁する。
おいて延長部73が架台1に備えるストッパ103に当
接し位置を保持する。給電ベース70において図2左側
の支持部材に空間を設け、該空間を覆うように電気的絶
縁部材でなる保持板74を給電ベース70に取り付け
る。前記給電器7は、前記保持板74に複数の支柱75
を垂下する方向に固定し、図5に示すように支柱75の
下端に給電レール76を上下に移動自在に取り付けた構
造を有するとともに、この給電レール76の下降位置は
支柱75下端のストッパ75aにて規制され、さらに支
柱75の周囲に設けられたばね79で給電レール76は
下方に付勢されている。前記給電レール76に引出線7
7の一端を固定し、該引出線77を外部に引き出して後
述する図7の整流器(電源装置)に接続する。なお、引
出線77は電気的な絶縁カバー78を給電ベース70に
取り付けて覆い外部と絶縁する。
【0037】本実施の形態においては、図1に示す如く
給電器7が有する給電レール76はバレルユニット8の
4箇所の停止位置に対応させてそれぞれ配置する。つま
り、個々の停止位置で停止中の1個のバレルユニット8
の集電子92に対してこれと接触するように1本の給電
レール76を配置する。
給電器7が有する給電レール76はバレルユニット8の
4箇所の停止位置に対応させてそれぞれ配置する。つま
り、個々の停止位置で停止中の1個のバレルユニット8
の集電子92に対してこれと接触するように1本の給電
レール76を配置する。
【0038】図2において、メッキ浴槽2の内側底面に
電気的な絶縁部材でなる複数の台23を設ける。そうし
て、台23に支持させてNi等の部材でなるアノード2
6を載置する。アノード26に一端を固定した引出線2
7を外部に引き出して後述する図7の整流器(電源装
置)に接続する。ここで、アノード26は、バレルユニ
ット8の4箇所の停止位置に対応させてそれぞれ配置す
る。つまり、個々の停止位置で停止中の1個のバレルユ
ニット8の真下位置に1個のアノード26を配置する。
なお、メッキ液20に浸漬される引出線は例えばTi等
の不溶性金属を用いる。
電気的な絶縁部材でなる複数の台23を設ける。そうし
て、台23に支持させてNi等の部材でなるアノード2
6を載置する。アノード26に一端を固定した引出線2
7を外部に引き出して後述する図7の整流器(電源装
置)に接続する。ここで、アノード26は、バレルユニ
ット8の4箇所の停止位置に対応させてそれぞれ配置す
る。つまり、個々の停止位置で停止中の1個のバレルユ
ニット8の真下位置に1個のアノード26を配置する。
なお、メッキ液20に浸漬される引出線は例えばTi等
の不溶性金属を用いる。
【0039】図7はバレルユニット毎の通電値管理のた
めの構成を示す。この場合、バレルユニット8の間欠搬
送における4個の停止位置(給電ステーション)St.
1〜St.4でのアノード26と給電器7間に直流電流
給電手段としての整流器#1〜#4がそれぞれ接続され
ている。また、各整流器#1〜#4の電流値及び通電時
間は制御手段としての集中制御装置CNTで集中管理さ
れる。この集中制御装置CNTは各停止位置St.1〜
St.4での電流値及び通電時間を制御するだけでな
く、個々のバレルユニット8がメッキ浴槽2に投入さ
れ、停止位置St.1〜St.4を通過して取り出され
るまでの電流値と通電時間の積の総和を制御する機能を
持っている。
めの構成を示す。この場合、バレルユニット8の間欠搬
送における4個の停止位置(給電ステーション)St.
1〜St.4でのアノード26と給電器7間に直流電流
給電手段としての整流器#1〜#4がそれぞれ接続され
ている。また、各整流器#1〜#4の電流値及び通電時
間は制御手段としての集中制御装置CNTで集中管理さ
れる。この集中制御装置CNTは各停止位置St.1〜
St.4での電流値及び通電時間を制御するだけでな
く、個々のバレルユニット8がメッキ浴槽2に投入さ
れ、停止位置St.1〜St.4を通過して取り出され
るまでの電流値と通電時間の積の総和を制御する機能を
持っている。
【0040】以上に説明した実施の形態の構成において
次のように動作する。図2に示し、さらに図6に斜視図
で示す如く、バレルユニット8からバレル80は分離で
き、さらに筒体801からバレル側板802,803は
分離できる。バレル80にこれから端子にメッキを施す
電子部品とメディアを収納すること、バレル80から端
子にメッキを施された電子部品とメディアを取り出すこ
とを実行可能とするためである。バレルユニット8とメ
ディアはメッキ浴槽2を含むメッキラインを循環する
が、電子部品はこれから端子にメッキを施すものがバレ
ル80に収納され、メッキラインを通過してメッキを施
された電子部品は取り出されるので循環しない。つま
り、図6のバレル分離、組立工程の説明のように、メッ
キラインを通過してメッキが施された電子部品を収容し
たバレル80は入替え操作のために、電子部品、メディ
ア共に取り出され、メディアは電子部品から分離されて
再度バレル80内に入れられて、メッキ前の工程に戻さ
れる。
次のように動作する。図2に示し、さらに図6に斜視図
で示す如く、バレルユニット8からバレル80は分離で
き、さらに筒体801からバレル側板802,803は
分離できる。バレル80にこれから端子にメッキを施す
電子部品とメディアを収納すること、バレル80から端
子にメッキを施された電子部品とメディアを取り出すこ
とを実行可能とするためである。バレルユニット8とメ
ディアはメッキ浴槽2を含むメッキラインを循環する
が、電子部品はこれから端子にメッキを施すものがバレ
ル80に収納され、メッキラインを通過してメッキを施
された電子部品は取り出されるので循環しない。つま
り、図6のバレル分離、組立工程の説明のように、メッ
キラインを通過してメッキが施された電子部品を収容し
たバレル80は入替え操作のために、電子部品、メディ
ア共に取り出され、メディアは電子部品から分離されて
再度バレル80内に入れられて、メッキ前の工程に戻さ
れる。
【0041】これから端子にメッキを施す電子部品とメ
ディアをバレル80に収納する。この状態では、バレル
80内部の電極86は電子部品とメディアに電気的に接
触している。このように電子部品及びメディアが収納さ
れたバレル80は、次にバレルユニット8に組み立てら
れる。そうして、図示しないピックアンドプレース手段
(以下P&P手段と称する)が連結棒83を把持し、図
1に矢印Dで示す如くメッキ浴槽2内の所定位置にバレ
ルユニット8を浸漬する、搬送駆動機構4の搬送モータ
43は間欠回転させる。その際、バレルユニット8を浸
漬するときは第1の無端帯機構の無端帯であるチェーン
35の所定のアタッチメント301,302が所定の位
置にあり、バレルユニット8のユニット座88,89が
アタッチメント301,302に合致し載置保持され
る。同時にバレルユニット8のスプロケット808は第
2の無端帯機構の無端帯であるチェーン51に係合す
る。
ディアをバレル80に収納する。この状態では、バレル
80内部の電極86は電子部品とメディアに電気的に接
触している。このように電子部品及びメディアが収納さ
れたバレル80は、次にバレルユニット8に組み立てら
れる。そうして、図示しないピックアンドプレース手段
(以下P&P手段と称する)が連結棒83を把持し、図
1に矢印Dで示す如くメッキ浴槽2内の所定位置にバレ
ルユニット8を浸漬する、搬送駆動機構4の搬送モータ
43は間欠回転させる。その際、バレルユニット8を浸
漬するときは第1の無端帯機構の無端帯であるチェーン
35の所定のアタッチメント301,302が所定の位
置にあり、バレルユニット8のユニット座88,89が
アタッチメント301,302に合致し載置保持され
る。同時にバレルユニット8のスプロケット808は第
2の無端帯機構の無端帯であるチェーン51に係合す
る。
【0042】続いて、チェーン35が循環するとバレル
ユニット8は矢印Sの方向に間欠的に進行する。つま
り、投入直後のバレルユニット8は図7の停止位置S
t.1に移送され、停止位置St.1のバレルユニット
8は停止位置St.2に、…、停止位置St.4のバレ
ルユニット8は取り出し位置に順次移送される。一方、
バレル回転モータ44の回転はチェーン49を介してチ
ェーン51を循環させている。チェーン51が循環する
とバレルユニット8に対してスプロケット808が回転
する。スプロケット808の回転はバレル80を回転さ
せる。従って、バレルユニット8は矢印Sの方向に間欠
搬送されながらバレル80を別に回転(自転)すること
になる。回転方向はチェーン51の循環方向とバレルユ
ニット8の搬送速度による相対関係で決まる。
ユニット8は矢印Sの方向に間欠的に進行する。つま
り、投入直後のバレルユニット8は図7の停止位置S
t.1に移送され、停止位置St.1のバレルユニット
8は停止位置St.2に、…、停止位置St.4のバレ
ルユニット8は取り出し位置に順次移送される。一方、
バレル回転モータ44の回転はチェーン49を介してチ
ェーン51を循環させている。チェーン51が循環する
とバレルユニット8に対してスプロケット808が回転
する。スプロケット808の回転はバレル80を回転さ
せる。従って、バレルユニット8は矢印Sの方向に間欠
搬送されながらバレル80を別に回転(自転)すること
になる。回転方向はチェーン51の循環方向とバレルユ
ニット8の搬送速度による相対関係で決まる。
【0043】通常状態において、給電ベース70は図3
実線の閉じられた位置にあり、各停止位置St.1〜S
t.4に間欠送りされたバレルユニット8の集電器9の
集電子92は、対応する給電器7の給電レール76に接
触するようになる。各バレルユニット8が停止している
期間において、図7の整流器#1〜#4が集中制御装置
CNTにより作動されて通電が開始され、陰極側は引出
線77、給電レール76、集電子92、集電ベース9
1、リード87、中心棒84、電極棒85、電極86へ
の接続が行われ、陽極側はアノード26が引出線27を
介して既に接続されているので、電極86とアノード2
6間のメッキ液20の存在により、バレル80に収納さ
れた電子部品の端子はメディアを介しあるいは直接に電
極86と接触し、電子部品の端子はメッキ液により例え
ばNiやSnがメッキされる。
実線の閉じられた位置にあり、各停止位置St.1〜S
t.4に間欠送りされたバレルユニット8の集電器9の
集電子92は、対応する給電器7の給電レール76に接
触するようになる。各バレルユニット8が停止している
期間において、図7の整流器#1〜#4が集中制御装置
CNTにより作動されて通電が開始され、陰極側は引出
線77、給電レール76、集電子92、集電ベース9
1、リード87、中心棒84、電極棒85、電極86へ
の接続が行われ、陽極側はアノード26が引出線27を
介して既に接続されているので、電極86とアノード2
6間のメッキ液20の存在により、バレル80に収納さ
れた電子部品の端子はメディアを介しあるいは直接に電
極86と接触し、電子部品の端子はメッキ液により例え
ばNiやSnがメッキされる。
【0044】この際、メッキ析出量はメッキ浴槽2内を
間欠搬送される個々のバレルユニット8についての電流
値と通電時間の積の総和を個々のバレルユニット毎に集
中制御装置CNTにて制御して予め設定された析出量と
なるようにする。
間欠搬送される個々のバレルユニット8についての電流
値と通電時間の積の総和を個々のバレルユニット毎に集
中制御装置CNTにて制御して予め設定された析出量と
なるようにする。
【0045】メッキ浴槽2に投入されたバレルユニット
8は間欠搬送されながら停止位置(給電ステーション)
St.1〜St.4を経て図1に示すメッキ浴槽2の右
端の取り出し位置に至る。右端の取り出し位置に至った
バレルユニット8は図示しないP&P手段が連結棒83
を把持し、矢印Uで示す如く持ち上げて次の工程である
異なるメッキ浴槽や水洗槽に移し換える。
8は間欠搬送されながら停止位置(給電ステーション)
St.1〜St.4を経て図1に示すメッキ浴槽2の右
端の取り出し位置に至る。右端の取り出し位置に至った
バレルユニット8は図示しないP&P手段が連結棒83
を把持し、矢印Uで示す如く持ち上げて次の工程である
異なるメッキ浴槽や水洗槽に移し換える。
【0046】図8で説明した単独メッキ処理の場合と本
実施の形態によるメッキ処理の場合、最終積算電気量は
等価にできる。つまり、メッキの析出量は「電流値×通
電時間」(電気量)に比例し、A×T=F(全電気量)
となる。
実施の形態によるメッキ処理の場合、最終積算電気量は
等価にできる。つまり、メッキの析出量は「電流値×通
電時間」(電気量)に比例し、A×T=F(全電気量)
となる。
【0047】図7の実施の形態では各停止位置(給電ス
テーション)St.1〜St.4での電気量は以下の表
1のようになる。
テーション)St.1〜St.4での電気量は以下の表
1のようになる。
【0048】 表1 停止位置 St.1 St.2 St.3 St.4 合計値 時 間 T1 T2 T3 T4 T 電流値 A1 A2 A3 A4 A 電気量 F1 F2 F3 F4 F (但し、T1,T2,T3,T4は通電時間であり、停止時間で許される範囲で 設定できる。) ここで、最終積算電気量は、F1+F2+F3+F4と
なり、これを単独メッキ処理の場合のF(ねらい値)に
一致させることで、等価なメッキ処理が可能である。
なり、これを単独メッキ処理の場合のF(ねらい値)に
一致させることで、等価なメッキ処理が可能である。
【0049】本実施の形態では、バレルユニット8の横
移動駆動は、同一に行われるため、横移動、停止は同時
に行われ、各停止位置St.1〜St.4での停止時間
及びメッキ時間の最長は全てのバレルユニット8で等し
い。よって、メッキ析出量は各停止位置に対応させて設
けられた整流器#1〜#4にて電流制御を行うこと及び
通電時間を制御することにより制御可能である。各停止
位置に到来したバレルユニット8に対して集中制御装置
CNTで集中制御することで、最適化された電流値を個
々のバレルユニット毎に通電可能である。
移動駆動は、同一に行われるため、横移動、停止は同時
に行われ、各停止位置St.1〜St.4での停止時間
及びメッキ時間の最長は全てのバレルユニット8で等し
い。よって、メッキ析出量は各停止位置に対応させて設
けられた整流器#1〜#4にて電流制御を行うこと及び
通電時間を制御することにより制御可能である。各停止
位置に到来したバレルユニット8に対して集中制御装置
CNTで集中制御することで、最適化された電流値を個
々のバレルユニット毎に通電可能である。
【0050】また、上記の最終積算電気量の管理方法を
用いることによって、バレルユニット毎にメッキ膜厚の
異なる異品種の電子部品を収納してメッキ浴槽2内に投
入した場合でも、各バレルユニット8の最適メッキ仕様
(各停止位置での電流値、電流パターン)、投入順番に
ついての情報を各整流器#1〜#4を制御している集中
制御装置CNTに入力しておくことで、各バレルユニッ
ト8毎に最適条件でメッキ処理が可能となる。また、各
バレルユニット8のメッキ仕様は、作業者のために各バ
レルユニット8に貼り付けておくことができる。
用いることによって、バレルユニット毎にメッキ膜厚の
異なる異品種の電子部品を収納してメッキ浴槽2内に投
入した場合でも、各バレルユニット8の最適メッキ仕様
(各停止位置での電流値、電流パターン)、投入順番に
ついての情報を各整流器#1〜#4を制御している集中
制御装置CNTに入力しておくことで、各バレルユニッ
ト8毎に最適条件でメッキ処理が可能となる。また、各
バレルユニット8のメッキ仕様は、作業者のために各バ
レルユニット8に貼り付けておくことができる。
【0051】例えば、あるチップ部品a,b,cをメッ
キする場合、メッキ必要条件が以下の表2であるとす
る。
キする場合、メッキ必要条件が以下の表2であるとす
る。
【0052】 実施の形態の装置条件では、各停止位置でのメッキ時間
が10分、給電ステーションとなる停止位置は4箇所で
あるとする。
が10分、給電ステーションとなる停止位置は4箇所で
あるとする。
【0053】各給電ステーションでの電流のかけ方は例
えば以下の表3のように設定する。
えば以下の表3のように設定する。
【0054】 表3 停止位置 St.1 St.2 St.3 St.4 メッキ 品種a(20A) 10 10 10 10 時 間 b(30A) 10 10 10 0 注1 c(40A) 10 10 10 5 注2 注1:品種bについては、St.4はメッキ完了している状態であるため必要な いが、装置構成上通過するため、微弱電流を流し、殆どメッキの付かない状態で 通過させる。 注2:注1と同様にSt.4では5分間のみメッキ電流を流し、残り5分は微弱 電流を流す。なお、電流0の状態(他のステーション電流オン)でメッキ液中に さらすと、バイポーラ現象が発生する可能性があり、不良の原因となるので、電 流が完全に0となる状態は避ける。
【0055】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
を得ることができる。
【0056】(1) メッキ浴槽2内に搬送機構3を設け
バレルユニット8が順に間欠的に横方向に移動する構成
とするとともに、メッキ浴槽2のバレルユニット8が搬
送途中で停止する停止位置St.1〜St.4上に給電
器7をそれぞれ備え、かつバレルユニット8の各々に集
電器9を備え、バレルユニット8が停止している期間
中、給電器7に集電器9が接触してバレルユニット8が
回転されながらバレルユニットが収納する電子部品の端
子にメッキを施すことができる。
バレルユニット8が順に間欠的に横方向に移動する構成
とするとともに、メッキ浴槽2のバレルユニット8が搬
送途中で停止する停止位置St.1〜St.4上に給電
器7をそれぞれ備え、かつバレルユニット8の各々に集
電器9を備え、バレルユニット8が停止している期間
中、給電器7に集電器9が接触してバレルユニット8が
回転されながらバレルユニットが収納する電子部品の端
子にメッキを施すことができる。
【0057】(2) 個々のバレルユニット毎に停止位置
(給電ステーション)での整流器の電流値を制御すると
ともに、個々のバレルユニットについての各停止位置で
の電気量の総和を集中制御装置CNTで追跡管理するこ
とで、バレルユニット毎にメッキ仕様が異なる場合であ
ってもそのメッキ仕様に合わせた所望のメッキ析出量と
することが可能である。
(給電ステーション)での整流器の電流値を制御すると
ともに、個々のバレルユニットについての各停止位置で
の電気量の総和を集中制御装置CNTで追跡管理するこ
とで、バレルユニット毎にメッキ仕様が異なる場合であ
ってもそのメッキ仕様に合わせた所望のメッキ析出量と
することが可能である。
【0058】(3) バレルユニット8の停止時のみ通電
する構成であり、バレルユニット8を移動させながら通
電する構成に比較して通電電流のばらつきを少なくでき
る。また、各停止位置(給電ステーション)毎に整流器
を独立に設けたので、あるバレルユニット8の集電器9
と給電器7間の接触不良は、他のバレルユニット8のメ
ッキ処理に影響を及ぼすことがない。従って、信頼性の
高いメッキ処理が可能である。
する構成であり、バレルユニット8を移動させながら通
電する構成に比較して通電電流のばらつきを少なくでき
る。また、各停止位置(給電ステーション)毎に整流器
を独立に設けたので、あるバレルユニット8の集電器9
と給電器7間の接触不良は、他のバレルユニット8のメ
ッキ処理に影響を及ぼすことがない。従って、信頼性の
高いメッキ処理が可能である。
【0059】(4) メッキ浴槽2に対してバレルユニッ
ト8を一端から投入して順に間欠搬送し他端から取り出
すことが可能になり、メッキ浴槽2を効率よく使用する
ことが可能になり、かつメッキ浴槽への投入と取り出し
がP&P手段で自動的に実行でき、バレルユニットをメ
ッキ浴槽に浸漬する位置の決定に作業員の熟練した判断
を必要とせず、そのうえ、作業員の人数やメッキ浴槽の
ラインを構成する装置の設置面積を少なくする効果が得
られる。
ト8を一端から投入して順に間欠搬送し他端から取り出
すことが可能になり、メッキ浴槽2を効率よく使用する
ことが可能になり、かつメッキ浴槽への投入と取り出し
がP&P手段で自動的に実行でき、バレルユニットをメ
ッキ浴槽に浸漬する位置の決定に作業員の熟練した判断
を必要とせず、そのうえ、作業員の人数やメッキ浴槽の
ラインを構成する装置の設置面積を少なくする効果が得
られる。
【0060】(5) バレルユニット8をメッキ時にメッ
キ浴槽2内で自転させることで、バレル内部の電子部品
のメッキをばらつきなく実行可能である。
キ浴槽2内で自転させることで、バレル内部の電子部品
のメッキをばらつきなく実行可能である。
【0061】(6) 搬送機構3は、載置されたバレルユ
ニット8を横方向に間欠移送する第1の無端帯機構(チ
ェーン35を無端帯として用いるもの)と、該第1の無
端帯機構に載置されたバレルユニット8のバレル80の
回転伝達部材(スプロケット808)に係合して当該バ
レル80を自転させる第2の無端帯機構(チェーン51
を無端帯として用いるもの)とを有しており、2種の無
端帯機構の組合せにより、バレルユニット8の横方向の
搬送と該バレルユニット8が回転自在に備えるバレル8
0の自転動作を行うことができ、構成が簡素である。
ニット8を横方向に間欠移送する第1の無端帯機構(チ
ェーン35を無端帯として用いるもの)と、該第1の無
端帯機構に載置されたバレルユニット8のバレル80の
回転伝達部材(スプロケット808)に係合して当該バ
レル80を自転させる第2の無端帯機構(チェーン51
を無端帯として用いるもの)とを有しており、2種の無
端帯機構の組合せにより、バレルユニット8の横方向の
搬送と該バレルユニット8が回転自在に備えるバレル8
0の自転動作を行うことができ、構成が簡素である。
【0062】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。例えば、搬送機構のチェーン、
スプロケットの代わりに、メッキ液に耐久性のあるベル
ト、ベルト車を用いて無端帯機構を構成してもよい。ま
た、間欠搬送の停止位置(給電ステーション)は4箇所
に限らず、複数箇所であればよい。
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。例えば、搬送機構のチェーン、
スプロケットの代わりに、メッキ液に耐久性のあるベル
ト、ベルト車を用いて無端帯機構を構成してもよい。ま
た、間欠搬送の停止位置(給電ステーション)は4箇所
に限らず、複数箇所であればよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バレル内に収納する電子部品とメディアに電気的に接触
する電極を当該バレル外部の集電器に導出したバレルユ
ニットと、前記集電器が接触する給電器とを用い、メッ
キ液を貯留したメッキ浴槽内にて前記バレルユニットを
間欠的に横移動させ、途中の停止位置にて各バレルユニ
ットの前記電極に前記給電器及び集電器を介して通電す
るようにしており、メッキ浴槽に対してバレルユニット
を一端から投入して順に間欠搬送し他端から取り出すこ
とが可能になる。このため、メッキ浴槽を効率よく使用
することが可能になり、かつメッキ浴槽への投入と取り
出しがP&P手段で自動的に実行でき、バレルユニット
をメッキ浴槽に浸漬する位置の決定に作業員の熟練した
判断を必要とせず、そのうえ、作業員の人数やメッキ浴
槽のラインを構成する装置の設置面積を少なくする効果
が得られる。
バレル内に収納する電子部品とメディアに電気的に接触
する電極を当該バレル外部の集電器に導出したバレルユ
ニットと、前記集電器が接触する給電器とを用い、メッ
キ液を貯留したメッキ浴槽内にて前記バレルユニットを
間欠的に横移動させ、途中の停止位置にて各バレルユニ
ットの前記電極に前記給電器及び集電器を介して通電す
るようにしており、メッキ浴槽に対してバレルユニット
を一端から投入して順に間欠搬送し他端から取り出すこ
とが可能になる。このため、メッキ浴槽を効率よく使用
することが可能になり、かつメッキ浴槽への投入と取り
出しがP&P手段で自動的に実行でき、バレルユニット
をメッキ浴槽に浸漬する位置の決定に作業員の熟練した
判断を必要とせず、そのうえ、作業員の人数やメッキ浴
槽のラインを構成する装置の設置面積を少なくする効果
が得られる。
【0064】また、各バレルユニットの停止期間中に通
電することで、通電電流の変動を少なくして安定したメ
ッキ処理が可能である。
電することで、通電電流の変動を少なくして安定したメ
ッキ処理が可能である。
【0065】さらに、前記メッキ浴槽内を搬送される個
々のバレルユニットについての電流値と通電時間の積の
総和を個々のバレルユニット毎に制御する構成とすれ
ば、バレルユニット毎にメッキ仕様が異なる場合であっ
てもそのメッキ仕様に合わせた所望のメッキ析出量とす
ることが可能である。
々のバレルユニットについての電流値と通電時間の積の
総和を個々のバレルユニット毎に制御する構成とすれ
ば、バレルユニット毎にメッキ仕様が異なる場合であっ
てもそのメッキ仕様に合わせた所望のメッキ析出量とす
ることが可能である。
【図1】本発明に係るバレルメッキ方法及び装置の実施
の形態であって、バレルユニット搬送方向に平行な断面
を示す正断面図である。
の形態であって、バレルユニット搬送方向に平行な断面
を示す正断面図である。
【図2】同じく、バレルユニット搬送方向に直交する断
面を示す側断面図である。
面を示す側断面図である。
【図3】実施の形態において、給電ベースの開状態と閉
状態をそれぞれ示す部分側断面図である。
状態をそれぞれ示す部分側断面図である。
【図4】図1におけるバレルユニット上部の集電子及び
給電レール周辺の構造を示す拡大正面図である。
給電レール周辺の構造を示す拡大正面図である。
【図5】図2におけるバレルユニット上部の集電子及び
給電レール周辺の構造を示す拡大側断面図である。
給電レール周辺の構造を示す拡大側断面図である。
【図6】バレルから電子部品とメディアを分離する操作
を説明する斜視図である。
を説明する斜視図である。
【図7】実施の形態における各停止位置での電流値管理
の方法を示す説明図である。
の方法を示す説明図である。
【図8】従来の単独メッキ処理の装置の例を示す説明図
である。
である。
【図9】本出願人提案の従来装置の説明図である。
1 架台 2 メッキ浴槽 3 搬送機構 4 搬送駆動機構 5 従動機構 6 従動機構 7 給電器 8 バレルユニット 9 集電器 20 メッキ液 26 アノード 27 引出線 30 ホルダー 35,47,49,51 チェーン 36,37,45,46,48,52,53,808
スプロケット 43 搬送モータ 44 バレル回転モータ 70 給電ベース 74 保持板 75 支柱 76 給電レール 77 引出線 80 バレル 81,82 ユニット側板 84 中心棒 85 電極棒 86 電極 87 リード 88,89 ユニット座 91 集電ベース 92 集電子 92a 取付部 92b 円弧状摺接部 #1〜#4 整流器 CNT 集中制御装置
スプロケット 43 搬送モータ 44 バレル回転モータ 70 給電ベース 74 保持板 75 支柱 76 給電レール 77 引出線 80 バレル 81,82 ユニット側板 84 中心棒 85 電極棒 86 電極 87 リード 88,89 ユニット座 91 集電ベース 92 集電子 92a 取付部 92b 円弧状摺接部 #1〜#4 整流器 CNT 集中制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 忠良 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 粂 寿 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 櫻井 隆司 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 バレル内に収納する電子部品とメディア
に電気的に接触する電極を当該バレル外部の集電器に導
出したバレルユニットと、該バレルユニットを間欠的に
横移動させる搬送手段と、前記バレルユニットの停止位
置で前記集電器が接触する給電器と、前記給電器毎に任
意に設定する電流値を前記集電器に通電する給電手段と
を用い、 メッキ液を貯留したメッキ浴槽内にて前記バレルユニッ
トを間欠的に横移動させて搬送し、前記停止位置にて停
止中の前記バレルユニットの前記電極に前記給電器及び
集電器を介して任意に設定する電流値で通電することを
特徴とするバレルメッキ方法。 - 【請求項2】 前記バレルユニットを前記メッキ浴槽内
で自転させる請求項1記載のバレルメッキ方法。 - 【請求項3】 前記メッキ浴槽内を搬送される個々のバ
レルユニットについての電流値と通電時間の積の総和を
個々のバレルユニット毎に制御する請求項1又は2記載
のバレルメッキ方法。 - 【請求項4】 電子部品とメディアを収納するバレル
と、該バレル内に収納する電子部品とメディアに電気的
に接触する電極と、該電極を当該バレル外部に導出した
集電器とを有するバレルユニットと、 メッキ液を貯留したメッキ浴槽内にて前記バレルユニッ
トを間欠的に横移動させる搬送手段と、 前記バレルユニットの停止位置に設けられていて前記集
電器が接触する給電器と、 記給電器毎に任意に設定する電流値を前記集電器に通電
する給電手段とを備えたことを特徴とするバレルメッキ
装置。 - 【請求項5】 前記搬送手段は前記バレルユニットを前
記メッキ浴槽内で自転させる機構をさらに備える請求項
4記載のバレルメッキ装置。 - 【請求項6】 前記搬送手段は、載置された前記バレル
ユニットを横方向に移送する第1の無端帯機構と、該第
1の無端帯機構に載置されたバレルユニットのバレルの
回転伝達部材に係合して当該バレルを自転させる第2の
無端帯機構とを有している請求項5記載のバレルメッキ
装置。 - 【請求項7】 前記メッキ浴槽内を搬送される個々のバ
レルユニットについての電流値と通電時間の積の総和を
個々のバレルユニット毎に制御する制御手段を備える請
求項4,5又は6記載のバレルメッキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180995A JP3325877B2 (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | バレルメッキ方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180995A JP3325877B2 (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | バレルメッキ方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002004096A true JP2002004096A (ja) | 2002-01-09 |
JP3325877B2 JP3325877B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18681987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000180995A Expired - Fee Related JP3325877B2 (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | バレルメッキ方法及び装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3325877B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101229235B1 (ko) | 2011-12-30 | 2013-02-07 | (주)포인텍 | 연속도금라인의 정지시 전류량 제어방법 |
CN104831340A (zh) * | 2015-05-19 | 2015-08-12 | 台州蓝德斯光学有限公司 | 一种用于眼镜脚全自动电镀加工系统 |
-
2000
- 2000-06-16 JP JP2000180995A patent/JP3325877B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101229235B1 (ko) | 2011-12-30 | 2013-02-07 | (주)포인텍 | 연속도금라인의 정지시 전류량 제어방법 |
CN104831340A (zh) * | 2015-05-19 | 2015-08-12 | 台州蓝德斯光学有限公司 | 一种用于眼镜脚全自动电镀加工系统 |
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