JP2002004051A - プラズマ処理装置の制御方法およびプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置の制御方法およびプラズマ処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の温度を一定に保つこと。 【解決手段】 基板支持台2内を循環するガルデンと、
静電チャック3に設けたヒーター8とにより基板Wを初
期加熱し、静電チャック内設電極15にバイアス印加す
ることで基板Wの成膜を行うにあたり、このバイアス印
加に基づいてヒーター8の電源をオフし、ガルデンによ
り基板Wの冷却を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バイアスイオン
アタック条件において、成膜中の基板の温度を一定に保
つことができるプラズマ処理装置の制御方法およびプラ
ズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のプラズマCVD装置の一
例を示す構成図である。このプラズマCVD装置50
は、真空チャンバー1内にアルミニウム製或いはステン
レス製の基板支持台2を設置し、この基板支持台2に窒
化アルミニウム製の静電チャック3を設けた構造であ
る。真空チャンバー1の側面には、水平磁場を発生させ
る水平磁場用コイル4、上部にはプラズマを励起するた
めの高周波用アンテナ5が設置されている。また、静電
チャック3内には、基板Wを加熱するためのヒーター
8、および静電チャック内設電極15が埋設されてい
る。この静電チャック内設電極15には、整合器6を介
して低周波用電源7が接続されている。
【0003】静電チャック3の上面には、ヘリウムガス
を通す溝9が形成されている。ヘリウムガスは、図示し
ないヘリウムガス供給系から供給される。前記ヒーター
8は、ヒーター用電源10に接続されている。また、ヒ
ーター用電源10は、制御部11によってオン/オフ制
御される。つぎに、基板支持台2の内部にはガルデン通
路(図示省略)が形成されており、このガルデン通路
は、ガルデンの配管12を介してガルデン循環装置13
に連結している。なお、真空チャンバー1には、原料ガ
スを供給するガス供給系、真空排気系などが設置されて
いる(図示省略)。
【0004】基板上に薄膜を形成するには、まず、ヒー
ター8に電力を供給して静電チャック3を加熱すること
で基板温度を200℃程度まで上昇させる。続いて、真
空チャンバー1内にガス供給系から原料ガスを導入し、
高周波用アンテナ5によってこれを励起し、プラズマを
生成する。また、水平磁場用コイル4によって真空チャ
ンバー1内に水平磁場を発生させ、当該水平磁場によっ
てプラズマをトラップする。そして、低周波用電源7に
より静電チャック内設電極15に基板支持台2に所定の
バイアスを印加し、基板Wに荷電粒子を搬送する。
【0005】また、基板支持台2には、ガルデン循環装
置13から200℃のガルデンが供給循環されており、
このガルデンの熱が静電チャック3を介して基板Wに伝
導する。成膜中は、基板Wに対するイオンアタックによ
って基板温度が上昇する。基板Wの温度は、ヘリウムガ
スの圧力を調整することによって制御する。ヘリウムガ
スは、静電チャック3と基板Wとの間の熱伝導に寄与す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプラズマCVD装置50では、赤外線温度計により
基板Wの温度を測定し、ヘリウムガスの圧力を調整する
ことで温度制御を行うようにしていたが、基板Wの主な
冷却はガルデン単独で行っていた。このため、バイアス
イオンアタックによる入熱を伴う成膜条件では、基板W
の初期温度を保つことが難しいという問題点があった。
一方、ガルデンの温度を例えば150℃程度まで下げる
と、基板Wの冷却効率は向上するが、静電チャック3の
吸着力が極端に低下するという問題点があった。
【0007】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、基板の温度を一定に保つことができる
プラズマ処理装置の制御方法およびプラズマ処理装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1にかかるプラズマ処理装置の制御方法
は、基板支持台を循環するガルデンによる加熱と、この
ガルデンによる加熱の底上げを基板保持用の静電チャッ
ク内に設けたヒーターにより行うことで基板温度を昇温
し、続いて、静電チャック内に設けた電極に対するバイ
アス印加に基づき前記ヒーターの電源を切るようにし、
バイアス印加を止めることに基づき前記ヒーターの電源
を入れるようにしたものである。
【0009】この発明では、ガルデンの加熱をヒーター
により底上げして所定の基板温度を確保し、基板に対す
る入熱が発生するときにヒーターをオフするようにす
る。これにより、ヒーターによる底上げ分の温度差が発
生し、ガルデンによる基板の冷却が効率的に行われる。
また、バイアス印加を止めるときには、再びヒーターを
オンして基板の加熱を行う。これにより、基板を保持す
る静電チャックの温度を吸着力が低下しない限度で維持
することができる。なお、このプラズマ処理装置には、
下記実施の形態に示すようなプラズマCVD装置他、R
IE(Reactive Ion Etching)装置などを含むものとす
る。
【0010】また、請求項2にかかるプラズマ処理装置
の制御方法は、ヒーターを内設した基板支持台上に静電
チャックを設置し、この静電チャック上に基板を保持
し、静電チャック内に設けた電極にバイアスを印加して
前記基板に薄膜を形成するものであり、ヒーターと基板
支持台内を循環するガルデンとを用いて基板温度を昇温
し、静電チャック内に設けた電極にバイアスを印加する
ことに基づき、前記ヒーターを切ると共にガルデンを基
板支持台内に循環させるようにし、バイアス印加を止め
ることに基づき、前記ヒーターを入れると共にガルデン
の循環を止めるようにしたものである。
【0011】この発明は、ヒーターを基板支持台に設け
ることで、基板支持台と静電チャックとの温度差を小さ
くするようにしている。また、基板支持台にヒーターを
設けることにより、バイアス印加時のみガルデンを循環
させるようにする。これにより、基板を保持する静電チ
ャックの温度を吸着力が低下しない限度で維持すること
ができる。
【0012】また、請求項3にかかるプラズマ処理装置
は、内部にガルデンが循環する基板支持台上に静電チャ
ックを設置すると共にこの静電チャックにヒーターおよ
び電極を内設し、当該電極にはバイアスを印加する電源
が接続されており、さらに、前記基板支持台と静電チャ
ックとの間にカーボンシートを介在させ、前記基板支持
台に対するバイアス印加に基づいて、ヒーターのオン・
オフを制御する制御部を備えたものである。
【0013】このプラズマ処理装置では、基板支持台と
静電チャックとの界面で熱交換が行われるため、この間
に熱伝導率の高いカーボンシートを設けることで、ヒー
ターのオン・オフに伴う熱交換効率が高められる。この
ため、上記請求項1にかかる制御方法において、基板の
温度を一定に保つことができる。
【0014】また、請求項4にかかるプラズマ処理装置
は、内部にガルデンが循環する基板支持台上に静電チャ
ックを設置し、かつ前記基板支持台にヒーターを内設す
ると共に当該静電チャック内設電極にバイアスを印加す
る電源が接続しており、さらに、前記基板支持台と静電
チャックとの間にカーボンシートを介在させ、前記基板
支持台に対するバイアス印加に基づいて、ヒーターのオ
ン・オフを制御する制御部を備えたものである。
【0015】この場合も上記同様に基板支持台と静電チ
ャックとの間の熱交換効率が向上するから、上記請求項
2にかかる制御方法において、基板の温度を一定に保つ
ことができる。
【0016】また、請求項5にかかるプラズマ処理装置
は、上記プラズマ処理装置において、さらに、前記基板
支持台には、ガルデン循環装置からガルデンを導入する
配管が設けられており、この配管にバイパス通路と当該
バイパス通路にガルデンを通すように作動する複数のバ
ルブを設けたものである。
【0017】バイパス通路により基板支持台に対するガ
ルデンの循環を切り換えるようにすれば、上記請求項2
にかかる制御方法において、ガルデンの循環を短時間で
開始することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、この発明の構
成要素には、この技術に関する当業者が設計変更し得る
内容を含むものとする。
【0019】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかるプラズマCVD装置を示す構成図であ
る。このプラズマCVD装置100のハード構成は、上
記従来のプラズマCVD装置50と同様であるが、基板
支持台2と静電チャック3との間に熱伝導率を向上させ
るためのカーボンシート14を設けた点が異なる。この
ため、その他のハード構成については説明を省略する。
なお、前記カーボンシート14は、本願発明の制御方法
を実施するにあたり必須ではないが、熱伝導を向上させ
ることによって本願発明をさらに効果的に実施すること
ができる。
【0020】図2は、図1に示したプラズマCVD装置
の動作を示すタイミングチャートである。まず、ガルデ
ン循環装置13によりガルデンの温度を150℃に設定
しておく。続いて、ヒーター8をオンにして基板温度を
200℃に底上げする。基板温度は、図示しない赤外線
温度計によって測定する。
【0021】つぎに、静電チャック内設電極15にバイ
アスを印加して成膜を行う。バイアスを印加するとイオ
ンアタックによる入熱で基板Wの温度が上昇する。この
バイアス印加と略同じタイミングでヒーター用電源10
をオフにする。これにより、ヒーター8による加熱がな
くなり、基板温度よりも低い温度のガルデンにより、基
板Wが冷却される。なお、基板支持台2と静電チャック
3との間にはカーボンシート14が介在しているから、
熱交換が効率的に行われる。
【0022】つぎに、静電チャック内設電極15のバイ
アスを切る場合には、ヒーター8の電源をオンに切り換
える。バイアスによる入熱がなくなると、静電チャック
3の温度が低下することになるが、ヒーター8により再
び加熱することで当該静電チャック3を200℃以上に
保つことができる。このように静電チャック3の温度が
略常時、200℃以上になっているので、当該静電チャ
ック3の吸着力が良好に維持される。
【0023】図3は、静電チャックの温度と成膜時間と
の関係を示すグラフ図である。この成膜条件は、低周波
用電源7の周波数を2MHz、出力を1kwとし、ヒー
ター用電源10の出力を0.5kwとした。また、基板
Wの径は、150mmとした。従来のように200℃の
ガルデン単独で冷却を行う場合には、成膜時間が経つに
つれて静電チャック3の温度が上昇し、基板Wが初期温
度を保つことができなかった。一方、150℃のガルデ
ンとヒーター8とを併用する場合には、成膜時間が経っ
ても静電チャック3の温度上昇が極めて小さく抑えられ
た。このため、基板Wの温度上昇は極めて小さく抑えら
れるという結果となった。
【0024】以上、このプラズマCVD装置100によ
れば、ガルデンによる冷却を行うにあたり、ヒーター8
によって静電チャック3の温度を底上げし、バイアス印
加時にヒーター8をオフするようにしたので、静電チャ
ック3の温度上昇を抑制できる。このため、バイアスイ
オンアタック条件においても、基板Wの初期温度を維持
できるようになる。
【0025】(実施の形態2)図4は、この発明の実施
の形態4にかかるプラズマCVD装置を示す構成図であ
る。このプラズマCVD装置200は、基板支持台2に
ヒーター20を設けた点に特徴がある。また、ガルデン
循環装置13と基板支持台2とを接続する配管12にバ
イパス通路21を設け、バルブ22によってガルデンの
循環経路を切り換えるようにしている。その他の構成
は、上記実施の形態1のプラズマCVD装置100と同
様であるから、その説明を省略する。
【0026】実施の形態1のように静電チャック3にヒ
ーター8を設けた場合、静電チャック3と基板支持台2
との間に約50℃の温度差が生じ、この温度差によって
窒化アルミニウム製の静電チャック3が破損するおそれ
がある。そこで、基板支持台2側にヒーター20を設け
ることで、当該基板支持台2および静電チャック3を一
体として温度上昇させるようにした。これにより、静電
チャック3と基板支持台2との間の温度差が極めて小さ
くなるから、静電チャック3の破損を有効に防止するこ
とができるようになる。
【0027】また、基板支持台2にヒーター20を設け
た場合、ガルデンの温度を実施の形態1の場合に比べて
低温にする必要がある。なお、上記のようにガルデン循
環装置13のオン・オフではなく、バイパス通路21と
バルブ22によりガルデンの循環経路を切り換えるよう
にしたのは、後者が基板支持台2に対するガルデンの供
給を短時間で行えるからである。
【0028】つぎに、このプラズマCVD装置200の
動作について説明する。図5は、図4に示したプラズマ
CVD装置の動作を示すタイミングチャートである。ま
ず、ヒーター用電源10をオンして基板支持台2を加熱
し、静電チャック3を介して基板Wにヒーター熱を伝導
させる。これによって、基板Wの温度が初期温度まで上
昇する。つぎに、静電チャック内設電極15にバイアス
を印加して成膜を行う。バイアスを印加するとイオンア
タックによる入熱で基板Wの温度が上昇する。
【0029】このバイアス印加と略同じタイミングでヒ
ーター用電源10をオフにする。また、バルブ22を作
動させて、バイパス通路21から基板支持台2に循環経
路を切り換える。これにより、ガルデンにより基板Wが
冷却される。なお、基板支持台2と静電チャック3との
間にはカーボンシート14が介在しているから、熱交換
が効率的に行われる。
【0030】続いて、基板支持台2のバイアスを切る場
合には、ヒーター用電源10をオンに切り換えると共に
ガルデンの循環をバイパス通路21側に切り換える。バ
イアスによる入熱がなくなると、静電チャック3の温度
が低下することになるが、ヒーター20により加熱する
ことで当該静電チャック3を200℃以上に保つことが
できる。このため、静電チャック3の吸着力が維持され
る。
【0031】以上、このプラズマCVD装置200によ
れば、ヒーター20によって基板支持台2および静電チ
ャック3を一体として加熱し、バイアス印加時にはヒー
ター20をオフすると共にガルデンの循環経路をバイパ
ス側から基板支持台2側に切り換えるようにしたので、
静電チャック3の温度上昇を抑制できる。このため、バ
イアスイオンアタック条件においても、基板Wの初期温
度を維持できるようになる。また、ヒーター20を基板
支持台2に設けたので静電チャック3に生じる温度勾配
を小さくすることができる。このため、静電チャック3
の破損を効果的に防止できるようになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のプラズ
マ処理装置(請求項1)では、基板支持台を循環するガ
ルデンによる加熱と、このガルデンによる加熱の底上げ
を基板保持用の静電チャック内に設けたヒーターにより
行うことで基板温度を昇温し、続いて、静電チャック内
設電極に対するバイアス印加に基づき前記ヒーターの電
源を切るようにし、バイアス印加を止めることに基づき
前記ヒーターの電源を入れるようにしたので、バイアス
イオンアタック条件において、成膜中の基板の温度を一
定に保つことができる。
【0033】また、この発明のプラズマ処理方法(請求
項2)では、ヒーターを内設した基板支持台上に静電チ
ャックを設置し、この静電チャック上に基板を保持し、
静電チャック内設電極にバイアスを印加して前記基板に
薄膜を形成するものであり、ヒーターと基板支持台内を
循環するガルデンとを用いて基板温度を昇温し、静電チ
ャック内設電極にバイアスを印加することに基づき、前
記ヒーターを切ると共にガルデンを基板支持台内に循環
させるようにし、バイアス印加を止めることに基づき、
前記ヒーターを入れると共にガルデンの循環を止めるよ
うにしたので、バイアスイオンアタック条件において、
成膜中の基板の温度を一定に保つことができる。
【0034】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項3)では、内部にガルデンが循環する基板支持台上に
静電チャックを設置すると共にこの静電チャックにヒー
ターを内設し、前記静電チャック内設電極にはバイアス
を印加する電源が接続されており、さらに、前記基板支
持台と静電チャックとの間にカーボンシートを介在さ
せ、前記静電チャック内設電極に対するバイアス印加に
基づいて、ヒーターのオン・オフを制御する制御部を備
えたので、基板支持台と静電チャックとの間の熱交換効
率が高められる。このため、バイアスイオンアタック条
件においても基板温度を一定に保つことができるように
なる。
【0035】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項4)では、内部にガルデンが循環する基板支持台上に
静電チャックを設置し、かつ前記基板支持台にヒーター
を内設すると共に当該静電チャック内設電極にバイアス
を印加する電源が接続しており、さらに、前記基板支持
台と静電チャックとの間にカーボンシートを介在させ、
前記静電チャック内設電極に対するバイアス印加に基づ
いて、ヒーターのオン・オフを制御する制御部を備えた
ので、バイアスイオンアタック条件においても基板の温
度を一定に保つことができる。
【0036】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項5)では、基板支持台には、ガルデン循環装置からガ
ルデンを導入する配管が設けられており、この配管にバ
イパス通路と当該バイパス通路にガルデンを通すように
作動する複数のバルブを設けたので、ガルデンの循環を
短時間で開始できる。このため、基板の温度制御を確実
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるプラズマCV
D装置を示す構成図である。
【図2】図1に示したプラズマCVD装置の動作を示す
タイミングチャートである。
【図3】静電チャックの温度と成膜時間との関係を示す
グラフ図である。
【図4】この発明の実施の形態4にかかるプラズマCV
D装置を示す構成図である。
【図5】図4に示したプラズマCVD装置の動作を示す
タイミングチャートである。
【図6】従来のプラズマCVD装置の一例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 真空チャンバー 2 基板支持台 3 静電チャック 4 水平磁場用コイル 5 高周波用アンテナ 6 整合器 7 低周波用電源 8 ヒーター 9 溝 10 ヒーター用電源 11 制御部 12 配管 13 ガルデン循環装置 14 カーボンシート 20 ヒーター 21 バイパス通路 22 バルブ 15 静電チャック内設電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 和人 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 4G075 AA24 AA63 BC04 BC06 CA02 CA25 CA42 CA47 CA63 CA65 DA02 DA05 EA05 EB01 EB41 EC21 FC11 4K030 FA04 KA23 5F031 HA19 HA37 MA28 MA32 5F045 EC07 EH02 EH16 EJ03 EK09 EK10 EK21 EM02 EM05 EM09 GB15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板支持台を循環するガルデンによる加
    熱と、このガルデンによる加熱の底上げを基板保持用の
    静電チャック内に設けたヒーターにより行うことで基板
    温度を昇温し、 続いて、静電チャック内に設けた電極に対するバイアス
    印加に基づき前記ヒーターの電源を切るようにし、バイ
    アス印加を止めることに基づき前記ヒーターの電源を入
    れるようにしたことを特徴とするプラズマ処理装置の制
    御方法。
  2. 【請求項2】 ヒーターを内設した基板支持台上に静電
    チャックを設置し、この静電チャック上に基板を保持
    し、静電チャック内に設けた電極にバイアスを印加して
    前記基板に薄膜を形成するものであり、ヒーターと基板
    支持台内を循環するガルデンとを用いて基板温度を昇温
    し、 静電チャック内に設けた電極にバイアスを印加すること
    に基づき、前記ヒーターを切ると共にガルデンを基板支
    持台内に循環させるようにし、 バイアス印加を止めることに基づき、前記ヒーターを入
    れると共にガルデンの循環を止めるようにしたことを特
    徴とするプラズマ処理装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 内部にガルデンが循環する基板支持台上
    に静電チャックを設置すると共にこの静電チャックにヒ
    ーターおよび電極を内設し、当該電極にはバイアスを印
    加する電源が接続されており、 さらに、前記基板支持台と静電チャックとの間にカーボ
    ンシートを介在させ、 前記基板支持台に対するバイアス印加に基づいて、ヒー
    ターのオン・オフを制御する制御部を備えたことを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 内部にガルデンが循環する基板支持台上
    に静電チャックを設置し、かつ前記基板支持台にヒータ
    ーを内設すると共に当該静電チャック内設電極にバイア
    スを印加する電源が接続しており、 さらに、前記基板支持台と静電チャックとの間にカーボ
    ンシートを介在させ、 前記基板支持台に対するバイアス印加に基づいて、ヒー
    ターのオン・オフを制御する制御部を備えたことを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記基板支持台には、ガルデン
    循環装置からガルデンを導入する配管が設けられてお
    り、この配管にバイパス通路と当該バイパス通路にガル
    デンを通すように作動する複数のバルブを設けたことを
    特徴とする請求項4に記載のプラズマ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010095299A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 三菱重工業株式会社 プラズマ処理装置の基板支持台
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