JP2002003885A - 洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】塩化カルシウムの吸水特性を利用し、意図的に
大気中の水分を吸水する洗浄剤の提供。 【解決手段】塩化カルシウムに下記（イ）〜（ホ）の群
より選ばれる１つ、もしくは複数の組み合わせを付加し
た洗浄剤。（イ）界面活性剤、（ロ）有機中性薬剤、
（ハ）無機中性薬剤、（ニ）有機酸性薬剤、（ホ）無機
酸性薬剤。（ロ）〜（ホ）は例えばスルファミン酸、硫
酸ナトリウム等。（イ）〜（ホ）の配合比は塩化カルシ
ウム１００重量部に対し、（イ）０．１〜２０重量部、
（ロ）０．１〜２０重量部、（ハ）０．１〜２０重量
部、（ニ）０．１〜２０重量部、（ホ）０．１〜２０重
量部である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、大気中の水分を塩
化カルシウムの吸湿特性を利用し吸水し、請求項１に指
定した界面活性剤等薬剤を溶解し、洗浄剤として利用す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】塩化カルシウムの吸湿特性を利用し、家
庭内、押し入れ、タンスなどの大気中水分を除去もしく
は低減する商品は既に市販されている。この商品は、吸
湿された水分を排水口等に投棄し処理される。この様な
観点から大気中の水分を有効に利用し、洗浄剤として利
用し得るものは未だ提案されていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は意図的
に吸湿した水分を洗浄剤として提供する事にある。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】前記課題を解決すべく検討
した結果、塩化カルシウムが吸湿した水分に界面活性
剤、中性薬剤及び酸性薬剤を含有する組成物が、洗浄剤
として利用できる事を見出し、それを提供する事にあ
る。

【０００５】即ち本発明は、塩化カルシウム、界面活性
剤、中性薬剤及び酸性薬剤の中から塩化カルシウムを含
んだ２種以上を含有する事を特徴とする洗浄組成物。

【０００６】本発明の洗浄組成物は（イ）塩化カルシウ
ム、（ロ）界面活性剤、（ハ）有機中性薬剤、（二）無
機中性薬剤、（ホ）有機酸性薬剤、（ヘ）無機酸性薬剤
である。これらの成分のうち（イ）は除湿剤として
（ロ）〜（ヘ）は洗浄剤として従来使用のものが適用で
きる。

【０００７】（イ）〜（ヘ）の重量配合比は、通常
（イ）成分１００重量部に対して、（ロ）０．１〜２０
重量部、（ハ）０．１〜２０重量部、（二）０．１〜２
０重量部、（ホ）０．１〜２０重量部、（ヘ）０．１〜
２０重量部の範囲である。

【０００８】（イ）〜（ヘ）は、洗浄剤の有効成分とな
るものである。

【０００９】塩化カルシウムは吸湿成分であり、１００
重量部に対して１〜３ヶ月後には、５０〜１００重量部
の水分を吸湿する。吸湿された水分のｐｈは４〜５の弱
酸であり酸性洗浄剤としても有効である。

【００１０】界面活性剤は主たる洗浄剤であり、脂肪酸
アルカリ塩系、硫酸エステル系、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニールエーテル系に代表される。ノニールフ
ェノール、高級アルコール系界面活性剤である。

【００１１】有機中性薬剤、無機中性薬剤、有機酸性薬
剤、無機酸性薬剤は洗浄剤の助剤となり、スルファミン
酸、臭酸、クエン酸、乳酸、硫酸ナトリウム等の有機物
及び無機物である。

【００１２】本発明の組成物を洗浄剤として用いる方法
は、一般的に市販されている洗浄剤を使用した方法と同
じであり、使用割合は洗浄対象物表面積１ｍ^２に対し１
０ｇ〜１０００ｇの範囲である。

【００１３】

【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は以下の実施例によって限定されるものでない。

【００１４】洋式トイレ（開口部、深さ３３ｃｍ，奥行
３５ｃｍ，巾２８ｃｍ）に、組成物５００ｇを入れ、１
０時間放置し、水分接触部の汚れ落ちを確認。又、その
水溶液を流さず、接触部以外の部分をブラシにてこす
り、汚れ落ちを確認した。なお、市販塩素系トイレ洗浄
剤との比較を下記表１に示す。（組成物配合比率は表２
に示す。）

【００１５】

【発明の効果】本発明の組成物は、界面活性剤、有機無
機中性薬剤、有機無機酸性薬剤等を含有するので洗浄剤
として利用する事が出来る。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 塩化カルシウム、界面活性剤、有機及び
   無機中性薬剤、及び酸性薬剤を含有する事を特徴とする
   洗浄剤。
2. 【請求項２】 （イ）界面活性剤 （ロ）有機中性薬剤 （ハ）無機中性薬剤 （二）有機酸性薬剤 （ホ）無機酸性薬剤 塩化カルシウムに上記の郡より選ばれるひとつ、もしく
   は複数の組み合わせを付加した洗浄剤。