JP2002000956A - 遊戯施設 - Google Patents

遊戯施設

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JP2002000956A
JP2002000956A JP2000188268A JP2000188268A JP2002000956A JP 2002000956 A JP2002000956 A JP 2002000956A JP 2000188268 A JP2000188268 A JP 2000188268A JP 2000188268 A JP2000188268 A JP 2000188268A JP 2002000956 A JP2002000956 A JP 2002000956A
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JP2000188268A
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English (en)
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Kensuke Fukatsu
賢輔 深津
Toshiki Yamagami
敏樹 山上
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Suzuka Circuitland Co Ltd
Original Assignee
Suzuka Circuitland Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3歳児以上であれば一人で車両を操舵するこ
とができ、しかも、段階的に運転技術は勿論、交通ルー
ルのレベルアップを、ゲーム感覚で楽しみながら同一遊
戯施設内で自然に知得することができる社会教育の場と
しても有意義な遊戯施設を提供する。 【解決手段】 遊戯施設を、同一の敷地内に、3歳から
5歳までの児童が一人で自走車両を操舵できる幼児用遊
戯コースと、5歳以上の児童が一人で自走車両を操舵で
きる児童用遊戯コースと、7歳以上の児童が一人で自走
車両を操舵できる擬似体験用遊戯コースと、を上記敷地
内の道路に沿って配置すると共に、上記各遊戯コースに
は、リーダライター端末機を夫々配設してこれでメイン
コンピュータ装置に通信可能に接続して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同一遊戯施設内
において、3歳児以上の児童が一人で自走車両を操舵し
つつ段階的にゲーム感覚で基本的な交通ルールを自然に
知得することができるように対応する器具装置類を効率
的に配置してなる遊戯施設に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、ディズニーランド等の
大型遊戯施設や、ハウステンボス等の大規模テーマパー
ク等が人気を博しているが、これらはいずれも、種々の
独立した遊戯場が敷地内に適宜配置された構成であり、
遊戯施設内の各遊戯場が、一貫した社会教育的なテーマ
を基軸として、社会のルールを遊びながら自然と知得す
る遊戯施設は、ともすれば、お仕着せがましく固い印象
となることから、敬遠されているのが現状である。
【0003】しかしながら、大型遊戯施設といえども、
単に娯楽を追及するだけではなく、楽しみながら自然に
社会のルールを子供に知得させる社会教育的な使命を有
しており、できる限りにおいて、これを実現できるシス
テムを採用するのが望ましい。
【0004】ところで、子供は男女を問わず、大人の真
似をすることが大好きであり、例えば、自らの意思で車
を操舵することが特に大好きである。反面、現代では交
通事故が多発しており、子供の内から交通ルールを学ば
せることは社会的にも非常に有意義であり、子供のため
にも有用である。
【0005】この発明は、かかる知見に着目して創案さ
れたものであって、その目的とするところは、3歳児以
上であれば一人で車両を操舵することができ、しかも、
段階的に運転技術は勿論、交通ルールのレベルアップ
を、ゲーム感覚で楽しみながら同一遊戯施設内で自然に
知得することができる社会教育の場としても有意義な遊
戯施設を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明にあっては、遊戯施設を、
同一の敷地内に、3歳から5歳までの児童が一人で自走
車両を操舵できる幼児用遊戯コースと、5歳以上の児童
が一人で自走車両を操舵できる児童用遊戯コースと、7
歳以上の児童が一人で自走車両を操舵できる擬似体験用
遊戯コースと、を上記敷地内に形成された道路に沿って
配置すると共に、上記各遊戯コースには、リーダライタ
ー端末機を夫々配設し、これら各リーダライター端末機
を、当該施設の管理センターに設置されているメインコ
ンピュータ装置に通信可能に接続し、上記3歳から5歳
までの児童は、上記幼児用遊戯コースでの操舵を知得し
た後、これを承認するカードを幼児用遊戯コースに設置
されているリーダライター端末機で発行して貰い、該カ
ードを上記児童用遊戯コースのリーダライター端末機に
読み取らせることで該児童用遊戯コースでの運転が許可
され、上記擬似体験用遊戯コースでの運転は、対象年齢
以上の者と、上記児童用遊戯コースでの操舵技術習得カ
ードを保有する者が擬似体験用遊戯コースに設置されて
いるリーダライター端末機に読み取らせることで許可さ
れるようにコンピュータ管理するように構成したことを
特徴とするものである。
【0007】このように構成することで、請求項1に記
載の遊戯施設にあっては、3歳児以上の児童が一人で車
両の運転技術を習得することができるので、上記児童の
自立心を向上させることができると共に、遊びながら交
通ルールを、同一の施設内で段階的に自然に学ぶことが
できる。この場合、上記各遊戯コースは、上記敷地内の
道路沿いに順に配置し、この間を街並みに似せた意匠を
施すことで、散歩気分で各遊戯コースを、隣町へと移動
する感覚で移動できるように構成するのが望ましい。
【0008】また、請求項2に記載された発明にあって
は、上記各遊戯施設間に、上記敷地内に敷設されたレー
ルに沿って自走可能なチンチン電車を対象年齢以上の児
童或は保護者が自ら操舵することによって移動可能に構
成したことを特徴とするものである。
【0009】このように構成することで、請求項2に記
載の遊戯施設にあっては、請求項1の各遊戯施設間を移
動するときにも、自動車とは異なり、かつ、児童にも人
気があるチンチン電車を自らが運転して移動することが
できるので、遊戯心をさらに駆り立てることができる。
【0010】さらに、請求項3に記載された発明にあっ
ては、上記敷地内に、水遊び場や擬似工事現場、自然の
面白さを実体験できる施設、メリーゴーランド方式の模
型飛行機施設の全てが、或は、適宜選択されて配置した
ことを特徴とするものである。
【0011】このように構成することで、請求項3に記
載の遊戯施設にあっては、交通ルールを遊びながら自然
に習得することができると共に、水遊び場や擬似工事現
場、自然の面白さを実体験できる施設、メリーゴーラン
ド方式の模型飛行機施設等で遊ぶことで、児童が自らの
意思で遊びを創造しながら自然の面白さを実体験し、遊
び心をかき立てることができる。
【0012】また、請求項4に記載された発明にあって
は、上記擬似工事現場に、児童が運転可能なショベルカ
ー等の工事車両を配置したことを特徴とするものであ
る。
【0013】このように構成することで、請求項4に記
載された遊戯施設にあっては、普段の日常生活では危険
で近寄ることができない場所と同様な場所で、日常では
運転できない特殊車両を安全に運転して楽しむことがで
きるので、遊び心をかき立てることができる。
【0014】さらに、請求項5に記載された発明にあっ
ては、上記自然の面白さを実体験できる施設には、部屋
全体が空気を膨らませて形成されていると共に、室内に
は、中に潜ると空気が外に吸い出される暖炉や、手を入
れると風が勢い良く吹出すテレビ、空気が充填された柱
等の器具又は装置が適宜選択されて配設されてなる空気
の実験室を設営し、或は、請求項6に記載された発明の
ように、部屋の壁や天井に蓄光塗料を塗装すると共に、
蓄光塗料が塗着された多数のボールを敷設し、天井に配
設された照明やミラーボールを用いて、上記壁や天井及
びボールに3原色調波長光を照射したり、ブラックライ
トを照射し、或は、エフェクトマシーンによる光の不思
議さを体験することができる器具或は装置を適宜選択し
て設営し、又は、請求項7に記載された発明のように、
上記自然の面白さを実体験できる施設に、花形鍵盤、花
形打楽器、自動変声機、踏むと音が鳴る器具、坐ると音
がでる器具、蔦型の伝音機等の器具或は装置が適宜選択
されて配設されてなる音の実験室を設営して構成したこ
とを特徴とするものである。
【0015】このように構成することで、請求項5乃至
請求項7に記載の遊戯施設にあっては、光や空気、音の
不思議さを体験し、自然の面白さを実感することができ
る。
【0016】また、請求項8に記載された発明にあって
は、上記自然の面白さを実体験できる施設に、ボールを
擬似動物の口に入れると当該動物の鳴き声が発せられる
装置を室内に設営したことを特徴とするものである。
【0017】このように構成することで、請求項8に記
載の遊戯施設にあっては、各動物の形態と鳴き声を視覚
と聴覚とで確認することができ、しかも、ボールを擬似
動物の口に入れる、という遊びを通じて上記確認行為を
繰り返すことができるので、効率的な学習効果を期待で
きる、という作用効果が得られる。
【0018】さらに、請求項9に記載された発明にあっ
ては、上記自然の面白さを実体験できる施設に、児童用
アスレチック施設を付設し、児童用アスレチック施設に
は、例えば、請求項10に記載された発明のように、ビ
スクライム、揺れる足場、配管クライム、巨大クレー
ン、立体迷路、工具のトンネル、ジャングルコード等、
日常生活では児童の立ち入りが禁止されているため反対
に児童が非常に興味のある工事現場に模した遊戯具が適
宜選択されて配置することで、あたかも工事現場で遊ん
でいるような体験を楽しむことができる。
【0019】また、請求項11に記載の発明にあって
は、上記自然の面白さを実体験できる施設と児童用アス
レチック施設とを、児童が網材等で形成された手掛かり
部材で行き来できるネットタワーで連通接続し、該ネッ
トタワー内には、請求項12に記載された発明のよう
に、請求項8で使用されたボールを洗浄した後、該ボー
ルがネットタワー上部から降るように供給されることを
特徴とするものである。
【0020】このように構成することで、請求項11及
び請求項12に記載された遊戯施設にあっては、異なる
遊び体験ができる2つの部屋を、安全に、かつ、楽しみ
ながら往復して遊ぶことができ、しかも、請求項8で使
用されたボールを効率よく活用して、これをネットタワ
ー内の上部から降り注ぐように供給する斬新な遊び空間
を容易に演出することができるので、遊び心をより満足
させ、楽しみながら児童の体力アップを図ることもでき
る。
【0021】また、請求項13に記載された遊戯施設で
は、前記幼児用遊戯コースと、児童用遊戯コースと、擬
似体験用遊戯コースと、で得られた得点を、前記管理セ
ンターに設置されているメインコンピュータ装置で集計
し、この集計された得点表示を、上記各遊戯コースのリ
ーダライター端末機に出力し、該リーダライター装置に
は免許証発行機を接続し、該免許証発行機は、上記メイ
ンコンピュータ装置或はリーダライター装置からの得点
情報に基づいて、90点以上を獲得した児童には、ゴー
ルド様免許証を、90点以下の児童には普通様免許証を
発行することを特徴とするものである。
【0022】そして、上記ゴールド様免許証は、請求項
14に記載したように、写真、住所、氏名、生年月日等
を入力し、パウチしたものを無料で発行するように構成
したことを特徴とするものである。
【0023】また、この場合において、メインコンピュ
ータ装置は、請求項15に記載したように、各遊戯コー
スで、90点以上の得点が得られたことを検知したとき
には、上記各遊戯コースのゴール付近に設けられたゴー
ルゲートのランプ類を点滅させ、かつ、ファンファーレ
が鳴るようにスイッチをオン制御するように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0024】このように構成することで、請求項13乃
至請求項15に記載の発明にあっては、遊びの中にも児
童の競技意欲を増進せしめることができるので、運転技
術を短期に修得することが可能となり、さらには、この
ゴールド様免許証で、遊園地内の食べ物や飲み物及び乗
り物の割引券として使用できるように構成することで、
競技意識をさらに増加させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に示す発明の実施
の一形態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0026】図1と図2に示すように、この発明の実施
の一形態例に係る遊戯施設は、「子供が主役、自分の意
思で遊びを創造する」をコンセプトとし、エリアイメー
ジを一つの街にテーマを統一して同一の敷地内に、エン
タランスゲートAと、このエンタランスゲートAから反
時計方向に沿ってガーデンテラスB、幼児用遊戯コース
Dと、擬似工事現場施設Eと、1階に自然の面白さを実
体験できる施設Fと2階に児童用アスレチック施設Gが
配置されたマンション施設Hと、児童用遊戯コースI
と、メリーゴーランド方式の模型飛行機施設Jと、タウ
ンプラザKと、擬似体験用遊戯コースLと、が上記敷地
内に形成された道路Rに沿って配置されていると共に、
上記児童用遊戯コースIとメリーゴーランド方式の模型
飛行機施設JとタウンプラザK及び擬似体験用遊戯コー
スLの各遊戯施設間を周回するようにレールを敷設し、
このレールに沿ってチンチン電車C4が自走可能に配置
されている。尚、図中符号Mは水遊び場を、Nはトイレ
を、Pは広場や滑り台等の遊戯具が適宜配置された裸足
で遊べる遊び場を夫々示している。
【0027】エンタランスゲートAは、図示はしていな
いが、遊戯施設を開閉するゲートや入場券売り場等、従
来の遊戯施設と同様に構成することができる。
【0028】ガーデンテラスBは、四季折々の草花が植
えられていると共に、例えば、各施設毎に設定された施
設キャラクタのヌイグルミや人形が配置されており、キ
ャラクタで施設の特徴が判別できるように配慮されてい
る。
【0029】幼児用遊戯コースDは、3歳から5歳まで
の児童が一人で自走車両C1を操舵できるように、図3
及び図4に示すように、サーキット1内に周回ガイドラ
イン2が描かれていると共に、該サーキット1の境界部
には、図示はしないが、縁石或はガードレールが立設さ
れ、自走車両C1がサーキット1の外へ飛び出すことが
ないように配慮されている。
【0030】また、上記サーキット1の外側には、サー
キット1内の自走車両C1から見えないように、遠隔操
作スイッチSWが必要台数分(図示の形態例では10
台)、配置されている。
【0031】この遠隔操作スイッチSWは、サーキット
1内を自走する自分の子供が乗った車両C1に対して、
緊急停止とバック作動させることができるように構成さ
れており、スピードの出し過ぎや方向転換等が不能とな
ったときに、子供に気付かれることなくアシストするこ
とができるように構成されている。
【0032】このように構成された幼児用遊戯コースD
で用いられる自走車両C1は、特に図示はしないが、バ
ッテリー電源(図示せず)と、前輪操舵機構と、アクセ
ルペダルと、ブレーキペダルと、クラクション機構と、
方向指示器3,3と、で従来の小型電気自動車とほぼ同
様に構成されているので、その詳細な説明をここでは省
略するが、3〜5歳の子供でも一人で操舵走行できるよ
うに構成されている。尚、この自走車両C1の場合に
は、操舵の複雑性を排除し、かつ、安全性を確保するた
めに、搭乗者の意思ではバックできないように構成され
ている。
【0033】また、上記自走車両C1には、サーキット
1に白色ペイントで描かれた周回ガイドライン2を車載
センサーが検知して反応し音楽を鳴らす音発生装置が配
設されており、周回ガイドライン2に沿って自走車両C
1が走行している間は音楽が途切れないように構成する
ことで、子供が自らの意思によって走行状態を判別でき
るように構成されている。勿論、この発明にあっては、
これに限定されるものではなく、例えば、上記周回ガイ
ドライン2に沿って金属を所定間隔毎に埋設し、この金
属を車載センサー(図示せず)で検知して音楽を鳴らす
ように構成してもよい。
【0034】このように構成された自走車両C1のサー
キット1内における運転状態は、周回ガイドライン2に
沿って一定時間内にどれだけ運転できたかを基準に判別
され、上記音発生装置に内蔵したデジタルタイマー回路
で音発生時間を集計し、一定時間以上音が発生した場合
には、上記サーキット1の出口付近に配設されたリーダ
ライター装置V2を介して、料金清算用の磁気式プリペ
イドカードに「合格」を表す識別記号を書き込み記録す
ると共に、上記プリペイドカードには、「合格おめでと
う」等の幼児が喜ぶ文字や符号若しくは当該施設のキャ
ラクタが印字若しくは押印される。
【0035】勿論、上記リーダライター装置V2で読み
取られた情報は、前記タウンプラザKの管理センターに
設置されたメインコンピュータ装置へと送信され、プリ
ペイドカード番号とともに記録される。尚、上記プリペ
イドカードは、本発明では入場券を兼ねており、所望金
額を清算できるように構成された公知の磁気式プリペイ
ドカードと同様に構成されており、当該施設Dを利用す
る場合には、入り口に設置されたリーダライター装置V
1に挿入して利用料金の精算が行なわれた後、持ち主に
返却される。勿論、このリーダライター装置V1で読み
取られた情報も前記メインコンピュータ装置にリアルタ
イムで送信され記録される。
【0036】擬似工事現場施設Eは、土木工事中のイメ
ージで設計されており、図5に示すように、該施設Eに
は、児童が運転可能な工事車両の一種であるショベルカ
ー4が複数台配置されていて、アーム5を実際のショベ
ルカーと同じように操作することで、砂場の砂をショベ
ル6で掘り入れ、別の場所まで運んで廃棄できるように
構成されている。対象年齢は3歳以上である。
【0037】このように遊戯施設の途中に、街並みを建
築している最中のイメージが得られる擬似工事現場施設
Eを配置することで、普段の日常生活では危険で近寄る
ことができない場所と同様のイメージ場所で、日常では
運転できない特殊車両を安全に運転して楽しむことがで
きるので、遊び心をかき立てることができる。
【0038】マンション施設Hは、図6乃至図8に示す
ように、1階に自然の面白さを実体験できる施設Fと2
階に児童用アスレチック施設Gが配置されている。
【0039】そして、上記自然の面白さを実体験できる
施設Fは、空気の実験室Qと、光の実験室Sと、音の実
験室Tと、動物と楽しむ部屋Uと、から構成されてお
り、これらの各部屋には、キャラクタ名が夫々付されて
いる。
【0040】空気の実験室Qは、「空気って面白い」を
コンセプトとし、図9に示すように、部屋全体が空気を
膨らませて形成されていると共に、室内には、中に潜る
と空気が外に吸い出される暖炉7や、手を入れると風が
勢い良く吹出すテレビ8及び空気が充填されたフワフワ
柱9等の器具又は装置が配置されている。また、床や壁
その他の部材にも空気を充填して、部屋全体にフワフワ
感を付与するように構成されている。勿論、この部屋に
配置されるものは、上記のものに限定されるものではな
く、適宜の形状のものをアレンジして配置することがで
きる。
【0041】音の実験室Tは、図10に示すように、チ
ューリップ等の花に触ると音が出る花形鍵盤10や花形
打楽器11、自分の声を様々な音声に変換する自動変声
機12、踏むと音が鳴る器具13、坐ると音がでる器具
14、蔦型の伝音機15等の器具或は装置が設置されて
いる。勿論、この部屋に配置されるものは、上記のもの
に限定されるものではなく、シンセサイザー等を利用し
た音響楽器をアレンジして配置してもよい。
【0042】光の実験室Sは、図11に示すように、部
屋の壁や天井に蓄光塗料を塗装すると共に、蓄光塗料が
塗着された多数のボール16を床に敷設してボールプー
ルを形成し、また、天井に配設された照明やミラーボー
ルを用いて、上記壁や天井及びボール16に3原色調波
長光を照射したり、普通では見えないブラックライトを
照射したり、フラッシュ光を照射して蓄光塗料が塗布さ
れた壁に自分の姿を残像させたり、或は、エフェクトマ
シーンによる光の不思議さを体験することができる器具
或は装置を配置して構成されている。勿論、この部屋に
配置されるものは、上記のものに限定されるものではな
く、光に関する各種アイテム機材を配置して構成しても
よい。
【0043】このように構成することで、自然の面白さ
を実体験できる施設Fにあっては、光や空気、音の不思
議さを体験し、自然の面白さを実感することができる。
【0044】次に、動物と楽しむ部屋Uは、図12に示
すように、前記光の実験室Sと連通して両部屋を往来す
ることができるように構成されており、入口に近い部分
には、ボールプールの抗菌処理が施されたボール17を
ヌイグルミ動物であるネコ18,イヌ19,ヤギ20,
ウシ21の各口に入れると作動して当該動物の鳴き声が
発せられる音声装置(図示せず)が配設されて構成され
ている。
【0045】そして、上記ヌイグルミ動物の口に入れら
れたボール17は、洗浄装置で洗浄された後集められ、
ヌイグルミのニワトリ22が産卵するように該ニワトリ
22を通じてボールプール内へと返されるように構成さ
れている。
【0046】また、上記鳴き声を発するヌイグルミの動
物18乃至22が配置された部屋の奥には、動物が大好
物の食べ物を楽しみながら探すことができるエリアが配
置されており、該エリアには、例えば、ヌイグルミロボ
ットのゾウ23やサル24及びウサギ25が配置されて
おり、当該ヌイグルミロボット動物が大好物であると設
定された餌を口に入れると、喜ぶ動作や鳴き声を発し、
嫌いなものは吐き出すように構成されている。具体的に
は、餌にセンサーを埋設し、ヌイグルミロボット動物の
口には、該センサー情報を検知する検出器を配設し、セ
ンサー信号が設定されている信号と合致する場合には、
餌を飲み込むように作動させると共に、音声発生装置を
作動させ、また、センサー信号が設定されている信号と
合致しない場合には、餌を吐き出すようにロボットを作
動制御して構成することができる。
【0047】このように動物と楽しむ部屋Uを構成する
ことで、各動物の形態や動作、鳴き声、大好物の餌を視
覚と聴覚とで確認することができ、しかも、ボール或は
ヌイグルミの餌をヌイグルミ動物の口に入れる、という
遊びを通じて上記確認行為を繰り返すことができるの
で、効率的な学習効果を期待できる、という作用効果が
得られる。
【0048】次に、マンション施設Hの2階に配置され
る児童用アスレチック施設Gは、「マンション建設中」
のイメージをコンセプトとし、室内には、図13に示す
ように、ネジに見立てたゴム製グリップを手掛かり足掛
かりにデッキの上によじ上って遊ぶビスクライム26
と、ロープに取り付けられた木製のブロックの上をバラ
ンスをとりながら渡る揺れる足場27と、剥き出しの配
管材をよじ登ったり配管に取り付けられている対のラッ
パで話をすることができる配管クライム28と、クルク
ル回るクレーンに掴まって資材置き場の間を落ちないよ
うに渡って遊ぶことができる巨大クレーン29と、行き
止まりや抜け道が随所に設けられた少し窮屈な3層の立
体迷路30と、いろいろな工具の形に切り抜かれたパネ
ルの穴に身体を合わせて潜り抜けて遊ぶことができる工
具のトンネル31と、縦横無尽に張り巡らされた太いコ
ードをかき分けながら潜り抜けて遊ぶことができるジャ
ングルコード32と、中央部に配設されたネットタワー
33と、から構成されており、日常生活では児童の立ち
入りが禁止されているため反対に児童が非常に興味のあ
る工事現場に模した遊戯具を配置することで、あたかも
工事現場で遊んでいるような体験を楽しむことができ
る。勿論、この部屋に配置されるものは、上記のものに
限定されるものではなく、適宜の形状のものをアレンジ
して配置することができる。
【0049】また、上記ネットタワー33は、図14に
示すように、上記自然の面白さを実体験できる施設Fと
児童用アスレチック施設Gとを、児童が縦横無尽に張り
巡らされた網34を手掛かり足掛かりに行き来できるよ
うに連通接続されて構成されており、該ネットタワー3
3内には、動物を楽しむ部屋Uで動物の鳴き声を聞くゲ
ームで使用されたボール17を洗浄した後、その一部の
ボール17がネットタワー33の1階部分の天井部に回
動自在に配設された樋容器35内に溜められ、一定重量
となったときに、「獅子脅し」のように回動して溜めら
れたボール17が降るように落下供給されるように構成
されている。
【0050】このようにネットタワー33を構成するこ
とで、異なる遊び体験ができる2つの部屋F,Gを、安
全に、かつ、楽しみながら往復して遊ぶことができ、し
かも、動物を楽しむ部屋Uで使用されたボール17を効
率よく活用して、これをネットタワー33内の上部から
降り注ぐように供給する斬新な遊び空間を容易に演出す
ることができるので、遊び心をより満足させ、楽しみな
がら児童の体力アップを図ることもできる。
【0051】児童用遊戯コースIは、5歳以上の児童が
一人で自走車両C2を操舵できるように、図15に示す
ように、サーキット36に白色ペイントで描かれた周回
ガイドライン37を車載センサーが検知して反応し音楽
を鳴らす音発生装置が配設されており、周回ガイドライ
ン37に沿って自走車両C2が走行している間は音楽が
途切れないように構成することで、子供が自らの意思に
よって走行状態を判別できるように構成されている。勿
論、この発明にあっては、これに限定されるものではな
く、例えば、上記周回ガイドライン37に沿って金属を
所定間隔毎に埋設し、この金属を車載センサー(図示せ
ず)で検知して音楽を鳴らすように構成してもよい。ま
た、サーキット36の境界部には、図示はしないが、縁
石或はガードレールが立設され、自走車両C2がサーキ
ット36の外へ飛び出すことがないように配慮されてい
る。
【0052】そして、上記サーキット36には、簡単な
交通ルールを楽しみながら習得できるように、信号機3
8と、踏み切り39と、クランクコース40と、細くな
った道41と、S字コース42と、凹凸コース43が形
成されていると共に、これら各所には、キャラクター人
形で形成された標識が配置されており、上記各所におけ
る交通ルールを分かり易く解説してくれるように構成さ
れている。
【0053】自走車両C2は、一人で運転する場合には
7歳以上が対象年齢であるが、付き添いが同乗した場合
には、5歳以上であれば運転することができるように構
成されている。
【0054】即ち、上記自走車両C2は、図16と図1
7に示すように、街並みを際立たせるために可愛いイメ
ージを踏襲しながら自家用車イメージの2人乗りで設計
されており、車体44と、前輪45,45と、後輪4
6,46と、バッテリー47と、モータ48と、前後進
レバー49と、操舵機構50と、コントローラ51と、
ウインカーレバー52と、点数を表示するLED或は液
晶パネル53と、シートベルト54と、樹脂バンパー5
5と、該樹脂バンパー56に取り付けられた追突防止用
センサー57と、アクセルペダル及び同乗者も踏むこと
ができる大きさに形成されたブレーキペダル(共に図示
せず)と、で、従来公知の電気自動車と同様に構成され
ているので、各機構の詳細な説明をここでは省略する。
【0055】このように構成された自走車両C2のサー
キット36内における運転状態は、周回ガイドライン3
7の白色ペイントを車載センサーで検知し、路面の白い
円の上を通ると点数が加算され、次ぎのような場合に
は、減点することで得点表示されるように構成されてい
る。減点される場合としては、例えば、信号機38を赤
信号で通過した場合や、踏み切り39で一時停止を怠っ
た場合、クランクコース40で縁石に接触した場合、細
くなった道41で衝突した場合、S字コース42で縁石
に接触した場合、或は、凹凸コース43でコースから外
れた場合には、減点され、得点が一定の点数以上となっ
た場合には、前記プリペイドカードに、前記幼児遊戯コ
ースDで採用された方式と同じ方式で「合格」を表す識
別記号を書き込み記録すると共に、上記プリペイドカー
ドには、「児童遊戯コース合格おめでとう」等の児童が
喜ぶ文字や符号若しくは当該施設のキャラクタ等が印字
若しくは押印される。
【0056】勿論、特に図示はしないが、前記幼児遊戯
コースDに配設されたリーダライター装置V1,V2と
同様に設置されたリーダライター装置で読み取られた合
格情報や金銭情報は、前記タウンプラザKの管理センタ
ーに設置されたメインコンピュータ装置へと送信され、
プリペイドカード番号とともに記録される。勿論、上記
合格点数に達した場合には、上記プリペイドカードとは
別に、ゴールドカード免許証を発行するように構成して
もよい。このゴールドカード免許証の発行は、上記メイ
ンコンピュータ装置からの指令で児童遊戯施設Iに配置
された発行機から発行するように構成することもでき、
この場合には、当該ゴールドカード免許証の番号等もプ
リペイドカード番号とリンクさせて記憶保存するのが望
ましい。
【0057】また、メリーゴーランド方式の模型飛行機
施設Jは、図18に示すように、複数機の複葉機58が
アーム59を介して回転しながら上下作動できるように
構成されていると共に、エリア内から飛び立つイメージ
を与えるため、施設の意匠を飛行場風に構成し、かつ、
飛行音もでるように構成し、さらに、操縦レバーに配設
されたボタンを押すことで機関銃の発射音が出るように
構成する。対象年齢は4歳以上を対象とする。
【0058】タウンプラザKは、メインコンピュータ装
置(図示せず)が設置された管理センターや休憩場、軽
食喫茶等が収容されている。
【0059】擬似体験用遊戯コースLは、7歳以上の児
童が一人で、例えば、図20に示すような街並みZを自
走車両C3で操舵できるように、図19に示すように、
サーキット60内の周回道路61に所要間隔毎にセンサ
ー(図示せず)が埋設されていると共に、該サーキット
60の境界部には、図示はしないが、縁石或はガードレ
ールが配設され、自走車両C3がサーキット60の外へ
飛び出すことがないように配慮されている。
【0060】そして、上記サーキット60には、簡単な
交通ルールと危険予知及び危険回避の学習を楽しみなが
ら習得できるように、いきなり水が道路に撒かれる設定
の場所62と、でこぼこ道63と、工事現場64と、踏
み切り65と、消火栓が壊れて水が噴出している場所6
6と、ガソリンスタンド67と、トラックが横道から擬
似的に急に飛び出してくる場所68と、ドライブスルー
69と、交差点70と、駐車場71と、が実際の街並み
を走るシチュエイションに模して配置されており、子供
は、自走車両C3を運転して、決められたコースを走行
するのではなく、自らの意思で自由に運転することがで
きるように構成されている。尚、本コースLにおいて
も、児童用遊戯コースIと同様に、上記各所に、キャラ
クター人形で形成された標識を配置し、上記各所におけ
る交通ルールを分かり易く解説してくれるように構成し
てもよい。
【0061】自走車両C3は、上記したように、一人で
運転する場合には7歳以上が対象年齢であるが、付き添
いが同乗した場合には、3歳以上であれば運転すること
ができるように構成されている。
【0062】即ち、上記自走車両C3は、図16と図1
7に示すように、街並みを際立たせるために可愛いイメ
ージを踏襲しながら自家用車イメージの2人乗りで設計
されており、基本的には、前記自走車両C2と同様に、
車体72と、前輪73,73と、後輪74,74と、バ
ッテリー75と、モータ76と、前後進レバー77と、
操舵機構78と、コントローラ79と、ウインカーレバ
ー80と、点数を表示する液晶パネル81と、シートベ
ルト82と、樹脂バンパー83と、該樹脂バンパー83
に取り付けられた追突防止用センサー84と、アクセル
ペダル及び同乗者も踏むことができる大きさに形成され
たブレーキペダル(共に図示せず)と、で構成されてお
り、加えて、車体72の上部を庇85で覆って構成され
ている他は、前記自走車両C2と同様に構成されている
ので、その詳細な説明をここでは省略する。
【0063】このように構成された自走車両C3のサー
キット60内における運転状態は、周回道路61に描か
れた白色ペイントをセンサーにより検知し、この白色ペ
イントで描かれた円の上を通るたびに得点が加算され、
次ぎのような場合には減点されることで、得点表示され
るように構成される。減点される場合としては、例え
ば、いきなり水が道路に撒かれる設定の場所62で水を
避けきれなかった場合や、でこぼこ道63でコースから
外れた場合、工事現場64を徐行して通りぬけられなか
った場合、踏み切り65で一旦停止を怠った場合、消火
栓が壊れて水が噴出している場所66で水に濡れないよ
うに回避できなかった場合、ガソリンスタンド67で例
えば洗車がうまくできなかった場合、トラックが横道か
ら擬似的に急に飛び出してくる場所68で回避動作がう
まくできなかった場合、ドライブスルー69でうまく買
い物をできなかった場合、交差点70で赤信号を無視し
て通過した場合、駐車場71で車庫入れがうまくできな
かった場合には、減点され、得点が一定の点数以上とな
った場合には、前記プリペイドカードに、前記幼児・児
童遊戯コースD,Iで採用された方式と同じ方式で「合
格」を表す識別記号を書き込み記録すると共に、上記プ
リペイドカードには、「擬似体験用遊戯コース合格おめ
でとう」等の児童が喜ぶ文字や符号若しくは当該施設の
キャラクタ等が印字若しくは押印される。
【0064】勿論、本コースLにも、特に図示はしない
が、前記幼児・児童遊戯コースD,Iに配設されたリー
ダライター装置V1,V2と同様のリーダライター装置
が設置されており、該リーダライター装置で読み取られ
た合格情報や金銭情報は、前記タウンプラザKの管理セ
ンターに設置されたメインコンピュータ装置へと送信さ
れ、プリペイドカード番号とともに記録される。勿論、
上記合格点数に達した場合には、上記プリペイドカード
とは別に、ゴールドカード免許証を発行するように構成
してもよい。このゴールドカード免許証の発行は、上記
メインコンピュータ装置からの指令で擬似体験用遊戯施
設Lに配置された発行機から発行するように構成するこ
ともでき、この場合には、当該ゴールドカード免許証の
番号等もプリペイドカード番号とリンクさせて記憶保存
するのが望ましい。
【0065】チンチン電車C4は、図23乃至図26に
示すように、上記児童用遊戯コースとメリーゴーランド
方式の模型飛行機施設とタウンプラザ及び擬似体験用遊
戯コースの各遊戯施設間を周回するように車輪86,8
6で自走可能に構成されていると共に、中央に案内用の
レールが配設されており、図26に示すように、運転席
87に配置された操作レバー88を前に倒すことで前進
し、後へ倒すことで、停止するように構成されており、
対象年齢以上の児童或は保護者が自ら操舵することによ
って各施設間を移動できるように構成されている。尚、
図26中符号89は、「チンチン」という音を出すため
のペダルスイッチを示している。また、上記周回コース
に沿って、例えば、トンネルや陸橋等に類した設備を配
した場合には、該電車C4が通過するときに、擬似音を
流すように構成することで、実際に電車の運転をしてい
るような気分を味わえるようにするのが望ましい。
【0066】このように構成することで、請求項2に記
載の遊戯施設にあっては、請求項1の各遊戯施設間を移
動するときにも、自動車とは異なり、かつ、児童にも人
気があるチンチン電車を自らが運転して移動することが
できるので、遊戯心をさらに駆り立てることができる。
【0067】上記各遊戯コースD,I,Lには、前記し
たように、リーダライター端末機V1,V2及びこれと
同じ端末機(図示せず)を夫々配設し、これら各リーダ
ライター端末機を、当該施設の管理センターに設置され
ているメインコンピュータ装置(CPU、MPU)に通
信可能に接続し、上記3歳から5歳までの児童は、上記
幼児用遊戯コースDでの操舵を知得した後、これを承認
するカードを幼児用遊戯コースDに設置されているリー
ダライター端末機で発行して貰い、該カードを上記児童
用遊戯コースIのリーダライター端末機に読み取らせる
ことで該児童用遊戯コースIでの運転が許可され、ま
た、上記擬似体験用遊戯コースLでの運転は、対象年齢
以上の者と、上記児童用遊戯コースIでの操舵技術習得
カードを保有する者が擬似体験用遊戯コースLに設置さ
れているリーダライター端末機に読み取らせることで許
可されるようにコンピュータ管理したり、合格点数を獲
得したものには、後記するゴールド様免許証のような賞
状に類するカード等を発行して、競技意欲を増進せし
め、さらには、このゴールド様免許証で、遊園地内の食
べ物や飲み物及び乗り物の割引券として使用できるよう
に構成してもよい。
【0068】即ち、この発明においては、上記各遊戯コ
ースD,I,Lで得られた得点を、上記管理センターに
設置されているメインコンピュータ装置で集計し、この
得点表示を、上記各遊戯コースD,I,Lの各リーダラ
イター端末機に出力すると共に、該リーダライター装置
には、特に図示はしないが、免許証発行機を接続し、該
免許証発行機は、上記メインコンピュータ装置或はリー
ダライター装置からの得点情報に基づいて、90点以上
を獲得した児童には、図27と図28に示すようなゴー
ルド様免許証Zを、90点以下の児童には、図29に示
すような普通様免許証Yを発行するように構成されてい
る。
【0069】そして、上記メインコンピュータ装置は、
各遊戯コースD,I,Lで、90点以上の得点が得られ
たことを検知したときには、図30ステップ110に示
すように、上記各遊戯コースD,I,Lのゴール付近に
設けられたゴールゲート100のランプ類101を点滅
させ、かつ、ファンファーレ(図示せず)が鳴るように
各スイッチをオン制御するように構成されている。
【0070】従って、ステップ110でゴールした児童
は、ステップ111において、係員から、写真も名前等
も何ら記載されていないゴールド様免許証Zが手渡され
る。そして、未記入ゴールド様免許証Zを手にした児童
は、ステップ112でゴールド様免許証発行施設Wに入
り、該施設Wでゴールド様免許証Zを係員に提出して、
写真入り免許証とする場合には、パウチするカードと交
換し、写真入りカードに、住所、氏名、生年月日等を入
力(ステップ113)し、ステップ114で写真ブース
において写真を撮ってもらい、コンピュータに入力した
後、該写真を写真入りカードにプリントアウトしてもら
った後、ステップ115で完成品を受け取る。
【0071】また、普通様免許証の場合には、図31に
示すように、ゴール(ステップ120)した児童は、ス
テップ121において、係員から、写真も名前等も何ら
記載されていない普通様免許証Yが手渡される。そし
て、未記入普通様免許証Yを手にした児童は、そのまま
持ち帰って家で写真を貼ってもよいが、ステップ122
に示すように、免許証発行施設Wに入り、該施設Wで普
通様免許証Zを係員に提出して、写真入り免許証とする
場合には、代金を支払ってパウチするカードと交換し、
写真入りカードに、住所、氏名、生年月日等を入力(ス
テップ123)し、ステップ124で写真ブースにおい
て写真を撮ってもらい、コンピュータに入力した後、該
写真を写真入りカードにプリントアウトしてもらった
後、ステップ125で完成品を受け取る。
【0072】このように、この形態例に係る遊戯施設に
あっては、3歳児以上の児童が一人で車両C1,C2又
はC3の運転技術を段階的に習得することができるの
で、児童の自立心を向上させることができると共に、遊
びながら交通ルールを、同一の施設内で自然に学ぶこと
ができる。この場合、上記各遊戯施設は、上記敷地内の
道路沿いに順に配置し、この間を街並みに似せてデコレ
イトすることで、散歩気分で各遊戯施設を、隣町へと移
動する感覚で移動できるように構成されている。
【0073】
【発明の効果】この発明に係る遊戯施設は、以上のよう
に構成されているため、3歳児以上であれば一人で車両
を操舵することができ、しかも、段階的に運転技術は勿
論、交通ルールのレベルアップを、ゲーム感覚で楽しみ
ながら同一遊戯施設内で自然に知得することができる社
会教育の場としても有意義な遊戯施設を提供することが
できる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る遊園地の俯瞰
説明図である。
【図2】同遊園地の平面図である。
【図3】同遊園地の3歳から5歳までの児童が一人で自
走車両を操舵できる幼児用遊戯コースを示す平面図であ
る。
【図4】同幼児用遊戯コースで用いられる自走車両の正
面斜視図である。
【図5】同遊園地の工事現場施設に配置されるショベル
カーの構成を示す説明図である。
【図6】同遊園地に配設された自然の面白さを実体験で
きる施設の外観斜視図である。
【図7】同自然の面白さを実体験できる施設の1階部分
の平面図である。
【図8】同自然の面白さを実体験できる施設の2階部分
の平面図である。
【図9】同自然の面白さを実体験できる施設の空気の部
屋を示す斜視説明図である。
【図10】同自然の面白さを実体験できる施設の音の部
屋を示す斜視説明図である。
【図11】同自然の面白さを実体験できる施設の光の部
屋を示す斜視説明図である。
【図12】同自然の面白さを実体験できる施設の動物と
楽しむ部屋を示す斜視説明図である。
【図13】同自然の面白さを実体験できる施設の2階部
分の設備を分解して示す斜視説明図である。
【図14】同自然の面白さを実体験できる施設の1階部
分と2階部分とを連絡するネットタワーの斜視説明図で
ある。
【図15】同児童用遊戯コースの平面図及び当該コース
の施設を順に拡大して示す説明図である。
【図16】同遊園地の児童用遊戯コースで5歳以上の児
童が一人で操舵できる自走車両の斜視図である。
【図17】同自走車両の構成を示す右側面図である。
【図18】同遊園地に配置されるメリーゴーランド方式
の模型飛行機施設の斜視図である。
【図19】同擬似体験用遊戯コースの平面図及び当該コ
ースの施設を順に拡大して示す説明図である。
【図20】同遊園地の7歳以上の児童が一人で自走車両
を操舵できる擬似体験用遊戯コースの外観構成例を示す
説明図である。
【図21】同自走車両の斜視図である。
【図22】同自走車両の右側面図である。
【図23】同遊園地の各遊戯施設間を連絡するチンチン
電車の斜視図である。
【図24】同チンチン電車の正面図である。
【図25】同チンチン電車の右側面図である。
【図26】同チンチン電車の運転席の構成を示す斜視説
明図である。
【図27】同施設において発行するゴールド様免許証の
表面図である。
【図28】同ゴールド様免許証の裏面図である。
【図29】同施設において発行する普通様免許証の表面
図である。
【図30】同ゴールド様免許証の発行プロセスを示すフ
ロー図である。
【図31】同普通様免許証の発行プロセスを示すフロー
図である。
【符号の説明】
C1,C2,C3 自走車両 C4 チンチン電車 D 幼児用遊戯コース E 擬似工事現場施設 F 自然の面白さを実体験できる施設 G 児童用アスレチック施設 H マンション施設 I 児童用遊戯コース J メリーゴーランド方式の模型飛行機施設 K メインコンピュータ装置が設置されているタウンプ
ラザ L 擬似体験用遊戯コース M 水遊び場 R 道路 Q 空気の実験室 S 光の実験室 T 音の実験室 U 動物と楽しむ部屋 V1,V2 リーダライター装置 Y 普通様免許証 Z ゴールド様免許証 7 中に潜ると空気が外に吸い出される暖炉 8 手を入れると風が勢い良く吹出すテレビ 9 空気が充填されたフワフワ柱 10 花形鍵盤 11 花形打楽器 12 自動変声機 13 踏むと音が鳴る器具 14 坐ると音がでる器具 15 蔦型の伝音機 16,17 蓄光塗料が塗着されたボール 18 ヌイグルミのネコ 19 ヌイグルミのイヌ 20 ヌイグルミのヤギ 21 ヌイグルミのウシ 22 ヌイグルミのニワトリ 23 ヌイグルミロボットのゾウ 24 ヌイグルミロボットのサル 25 ヌイグルミロボットのウサギ 26 ビスクライム 27 揺れる足場 28 配管クライム 29 巨大クレーン 30 3層の立体迷路 31 工具のトンネル 32 ジャングルコード 33 ネットタワー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の敷地内に、3歳から5歳までの児
    童が一人で自走車両を操舵できる幼児用遊戯コースと、
    5歳以上の児童が一人で自走車両を操舵できる児童用遊
    戯コースと、7歳以上の児童が一人で自走車両を操舵で
    きる擬似体験用遊戯コースと、を上記敷地内に形成され
    た道路に沿って配置すると共に、上記各遊戯コースに
    は、リーダライター端末機を夫々配設し、これら各リー
    ダライター端末機は、当該施設の管理センターに設置さ
    れているメインコンピュータ装置に通信可能に接続され
    ており、上記3歳から5歳までの児童は、上記幼児用遊
    戯コースでの操舵を知得した後、これを承認するカード
    を幼児用遊戯コースに設置されているリーダライター端
    末機で発行して貰い、該カードを上記児童用遊戯コース
    のリーダライター端末機に読み取らせることで該児童用
    遊戯コースでの運転が許可され、上記擬似体験用遊戯コ
    ースでの運転は、対象年齢以上の者と、上記児童用遊戯
    コースでの操舵技術習得カードを保有する者が擬似体験
    用遊戯コースに設置されているリーダライター端末機に
    読み取らせることで許可されるようにコンピュータ管理
    されてなる遊戯施設。
  2. 【請求項2】 前記各遊戯施設間は、前記敷地内に敷設
    されたレールに沿って自走可能なチンチン電車を対象年
    齢以上の児童或は保護者が自ら操舵することによって移
    動可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊戯施
    設。
  3. 【請求項3】 前記敷地内には、水遊び場や擬似工事現
    場、自然の面白さを実体験できる施設、メリーゴーラン
    ド方式の模型飛行機施設の全てが、或は、適宜選択され
    て配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2のいずれかに記載の遊戯施設。
  4. 【請求項4】 前記擬似工事現場には、児童が運転可能
    なショベルカー等の工事車両が配置されていることを特
    徴とする請求項3に記載の遊戯施設。
  5. 【請求項5】 前記自然の面白さを実体験できる施設に
    は、部屋全体が空気を膨らませて形成されていると共
    に、室内には、中に潜ると空気が外に吸い出される暖炉
    や、手を入れると風が勢い良く吹出すテレビ、空気が充
    填された柱等の器具又は装置が適宜選択されて配設され
    てなる空気の実験室が設営されていることを特徴とする
    請求項3又は請求項4のいずれかに記載の遊戯施設。
  6. 【請求項6】 前記自然の面白さを実体験できる施設に
    は、部屋の壁や天井に蓄光塗料を塗装すると共に、蓄光
    塗料が塗着された多数のボールを敷設し、天井に配設さ
    れた照明やミラーボールを用いて、上記壁や天井及びボ
    ールに3原色調波長光を照射したり、ブラックライトを
    照射し、或は、エフェクトマシーンによる光の不思議さ
    を体験することができる器具或は装置が適宜選択して配
    設されてなる光の実験室が設営されていることを特徴と
    する請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の遊戯施
    設。
  7. 【請求項7】 前記自然の面白さを実体験できる施設に
    は、花形鍵盤、花形打楽器、自動変声機、踏むと音が鳴
    る器具、坐ると音がでる器具、蔦型の伝音機等の器具或
    は装置が適宜選択されて配設されてなる音の実験室が設
    営されていることを特徴とする請求項3乃至請求項6の
    いずれかに記載の遊戯施設。
  8. 【請求項8】 前記自然の面白さを実体験できる施設に
    は、ボールを擬似動物の口に入れると当該動物の鳴き声
    が発せられる装置が室内に設営されていることを特徴と
    する請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の遊戯施
    設。
  9. 【請求項9】 前記自然の面白さを実体験できる施設に
    は、児童用アスレチック施設が付設されていることを特
    徴とする請求項3乃至請求項8のいずれかに記載の遊戯
    施設。
  10. 【請求項10】 前記児童用アスレチック施設には、ビ
    スクライム、揺れる足場、配管クライム、巨大クレー
    ン、立体迷路、工具のトンネル、ジャングルコード等の
    工事現場に模した遊戯具が適宜選択されて配置されてい
    ることを特徴とする請求項9に記載の遊戯施設。
  11. 【請求項11】 前記自然の面白さを実体験できる施設
    と児童用アスレチック施設とは、児童が網材等で形成さ
    れた手掛かり部材で行き来できるネットタワーで連通接
    続されていることを特徴とする請求項9又は請求項10
    のいずれかに記載の遊戯施設。
  12. 【請求項12】 前記ネットタワー内には、請求項8で
    使用されたボールが洗浄された後、該ボールがネットタ
    ワー上部から降るように供給されることを特徴とする請
    求項11に記載の遊戯施設。
  13. 【請求項13】 前記幼児用遊戯コースと、児童用遊戯
    コースと、擬似体験用遊戯コースと、で得られた得点
    は、前記管理センターに設置されているメインコンピュ
    ータ装置で集計された得点表示を、上記各遊戯コースの
    リーダライター端末機に出力し、該リーダライター装置
    には免許証発行機を接続し、該免許証発行機は、上記メ
    インコンピュータ装置或はリーダライター装置からの得
    点情報に基づいて、90点以上を獲得した児童には、ゴ
    ールド様免許証を、90点以下の児童には普通様免許証
    を発行することを特徴とする請求項1に記載の遊戯施
    設。
  14. 【請求項14】 前記ゴールド様免許証は、写真、住
    所、氏名、生年月日等を入力し、パウチしたものを無料
    で発行されることを特徴とする請求項13に記載の遊戯
    施設。
  15. 【請求項15】 前記メインコンピュータ装置は、各遊
    戯コースで、90点以上の得点が得られたことを検知し
    たときには、上記各遊戯コースのゴール付近に設けられ
    たゴールゲートのランプ類を点滅させ、かつ、ファンフ
    ァーレが鳴るようにスイッチをオン制御することを特徴
    とする請求項13に記載の遊戯施設。
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