JP2002000283A - カンジダ菌種の高塩耐性突然変異体によりエリスリトールを製造するための発酵方法 - Google Patents
カンジダ菌種の高塩耐性突然変異体によりエリスリトールを製造するための発酵方法Info
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- JP2002000283A JP2002000283A JP2000184755A JP2000184755A JP2002000283A JP 2002000283 A JP2002000283 A JP 2002000283A JP 2000184755 A JP2000184755 A JP 2000184755A JP 2000184755 A JP2000184755 A JP 2000184755A JP 2002000283 A JP2002000283 A JP 2002000283A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、カンジダ菌種の塩耐性突然変異体
[カンジダ・マグノリアエ(Candida magnoliae) SR101:
KCCM-10160]を用いてエリスリトールを高い生産性で
製造するための発酵方法に関する。 【解決手段】培養の環境条件、例えば培地成分、pH、
温度、通気率および撹拌速度などを最適化することによ
り、エリスリトールを最大限に産生させる最適発酵条件
下でエリスリトールを製造する発酵方法による。
[カンジダ・マグノリアエ(Candida magnoliae) SR101:
KCCM-10160]を用いてエリスリトールを高い生産性で
製造するための発酵方法に関する。 【解決手段】培養の環境条件、例えば培地成分、pH、
温度、通気率および撹拌速度などを最適化することによ
り、エリスリトールを最大限に産生させる最適発酵条件
下でエリスリトールを製造する発酵方法による。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カンジダ菌種の塩
耐性突然変異体[カンジダ・マグノリアエ(Candida mag
noliae) SR101: KCCM-10160]を用いてエリスリトール
を高い生産性で製造するための発酵方法に関し、更に詳
しくは、培養の環境条件、例えば培地成分、pH、温
度、通気率および撹拌速度などを最適化して、エリスリ
トールを最大限に産生させる最適条件下でエリスリトー
ルを製造するための発酵方法に関する。
耐性突然変異体[カンジダ・マグノリアエ(Candida mag
noliae) SR101: KCCM-10160]を用いてエリスリトール
を高い生産性で製造するための発酵方法に関し、更に詳
しくは、培養の環境条件、例えば培地成分、pH、温
度、通気率および撹拌速度などを最適化して、エリスリ
トールを最大限に産生させる最適条件下でエリスリトー
ルを製造するための発酵方法に関する。
【0002】
【従来の技術】四炭素糖アルコールの一つであるエリス
リトールは天然に存在する物質であり、自然界に広く分
布している。他の大部分のポリオールと同様に、これは
海草およびマッシュルームの代謝物質または貯蔵化合物
である。メロン、ブドウおよび西洋梨のような果実もま
たエリスリトールを含有している。エリスリトールは、
多くの場合バクテリア、菌類および酵母によって産生さ
れるので、ワインまたはビールのような発酵食品系、お
よび加工野菜、例えば醤油または東洋ビーンペーストた
る味噌の中にも、しばしば存在している。
リトールは天然に存在する物質であり、自然界に広く分
布している。他の大部分のポリオールと同様に、これは
海草およびマッシュルームの代謝物質または貯蔵化合物
である。メロン、ブドウおよび西洋梨のような果実もま
たエリスリトールを含有している。エリスリトールは、
多くの場合バクテリア、菌類および酵母によって産生さ
れるので、ワインまたはビールのような発酵食品系、お
よび加工野菜、例えば醤油または東洋ビーンペーストた
る味噌の中にも、しばしば存在している。
【0003】エリスリトールは、10%溶液でショ糖の
60〜70%の甘さを有する中甘味性増量剤である。そ
の高い正の溶液エンタルピーは、結晶性物質に強い冷却
効果を与える。エリスリトールはショ糖に極めて近い味
を持ち、苦い後味がないので、アスパルテームのような
強甘味料と組み合わせて味を改善するのに理想的であ
る。
60〜70%の甘さを有する中甘味性増量剤である。そ
の高い正の溶液エンタルピーは、結晶性物質に強い冷却
効果を与える。エリスリトールはショ糖に極めて近い味
を持ち、苦い後味がないので、アスパルテームのような
強甘味料と組み合わせて味を改善するのに理想的であ
る。
【0004】分子が小さいため、エリスリトールは強い
束一性、即ち強い氷点降下および沸点上昇効果だけでな
く、高い浸透圧を有する。その低い吸湿性および溶液粘
度が相まって、食品の水分活性を低下させたり制御する
のに極めて有用である。その天然起源、例えば果実およ
び野菜からのエリスリトールの生産は、量が比較的少な
いので実際的ではない。エリスリトールは、メソ−酒石
酸塩の還元、4,6-o-エチリデン-D-グルコースの酸化お
よび還元、デアルデヒド澱粉の加水分解、または水素添
加によって化学的に製造することができる。化学的方法
によるエリスリトールの製造は高価であると認められて
きたので、微生物を用いて効果的にエリスリトールを製
造する代替方法を開発するのは価値あることである。
束一性、即ち強い氷点降下および沸点上昇効果だけでな
く、高い浸透圧を有する。その低い吸湿性および溶液粘
度が相まって、食品の水分活性を低下させたり制御する
のに極めて有用である。その天然起源、例えば果実およ
び野菜からのエリスリトールの生産は、量が比較的少な
いので実際的ではない。エリスリトールは、メソ−酒石
酸塩の還元、4,6-o-エチリデン-D-グルコースの酸化お
よび還元、デアルデヒド澱粉の加水分解、または水素添
加によって化学的に製造することができる。化学的方法
によるエリスリトールの製造は高価であると認められて
きたので、微生物を用いて効果的にエリスリトールを製
造する代替方法を開発するのは価値あることである。
【0005】エリスリトールは、微生物学的方法によ
り、好浸透性酵母、特にトルロプシス(Torulopsis)属の
種、例えばトルロプシス・マグノリアエ(T. magnolia
e)、トルロプシス・ベラチリス(T. veratilis)およびト
ルロプシス・カンジダ(T. candida);エンドマイコプシ
ス・コダチ(Endomycopsis chodati);ハンセヌラ・スペ
リクルサ(Hansenula supelliculsa);ピキア・ミソ(Pic
hia miso);モニリエラ・トメントーサ変種ポリニス(Mo
nilliella tomentosa var. pollinis);トリゴノプシス
・バリアビリス(Trigonopsis variabilis);トリコスポ
ロノイデス(Trichosporonoides);カンジダ・ゼイラノ
イデス(Candida zeylanoides);およびオーレオバシジ
ウム(Aureobasidium)を用いて産生させることができ
る。ロイコノストク・オエノス(Leuconostoc oenos)の
ような幾つかのバクテリアもまたエリスリトールを産生
できる。モニリエラ・トメントーサ変種ポリニスは、グ
ルコース35.7%を含有する培地上でエリスリトール
を45.6%の収率で産生した。この株を用いたエリス
リトールの産生は、グリセロールおよびリビトールなど
のような副生物のため、工業的規模には適用されなかっ
た。エリスリトールの工業的生産は、オーレオバシジウ
ムの突然変異体で実施されてきた。この突然変異体は、
日研化学および日本の国立研究所の共同研究により単離
され、開発された。この突然変異体は、グルコース2
2.5%を含有する培地上で47.6%の収率および2
g/L―hの容量生産性でエリスリトールを産生した。
しかしながら、この菌類の培養は酵母の培養よりも一層
困難さを有している。
り、好浸透性酵母、特にトルロプシス(Torulopsis)属の
種、例えばトルロプシス・マグノリアエ(T. magnolia
e)、トルロプシス・ベラチリス(T. veratilis)およびト
ルロプシス・カンジダ(T. candida);エンドマイコプシ
ス・コダチ(Endomycopsis chodati);ハンセヌラ・スペ
リクルサ(Hansenula supelliculsa);ピキア・ミソ(Pic
hia miso);モニリエラ・トメントーサ変種ポリニス(Mo
nilliella tomentosa var. pollinis);トリゴノプシス
・バリアビリス(Trigonopsis variabilis);トリコスポ
ロノイデス(Trichosporonoides);カンジダ・ゼイラノ
イデス(Candida zeylanoides);およびオーレオバシジ
ウム(Aureobasidium)を用いて産生させることができ
る。ロイコノストク・オエノス(Leuconostoc oenos)の
ような幾つかのバクテリアもまたエリスリトールを産生
できる。モニリエラ・トメントーサ変種ポリニスは、グ
ルコース35.7%を含有する培地上でエリスリトール
を45.6%の収率で産生した。この株を用いたエリス
リトールの産生は、グリセロールおよびリビトールなど
のような副生物のため、工業的規模には適用されなかっ
た。エリスリトールの工業的生産は、オーレオバシジウ
ムの突然変異体で実施されてきた。この突然変異体は、
日研化学および日本の国立研究所の共同研究により単離
され、開発された。この突然変異体は、グルコース2
2.5%を含有する培地上で47.6%の収率および2
g/L―hの容量生産性でエリスリトールを産生した。
しかしながら、この菌類の培養は酵母の培養よりも一層
困難さを有している。
【0006】したがって、この発明では、自然界から単
離されたカンジダ種の野生酵母株を、EMS(エチル−
メタノールスルホネート)処理により突然変異させた。
突然変異体の一つは、グルコースからのエリスリトール
収率、容量生産性および塩耐性において野生株よりも優
れた特性を有する。カンジダ種の突然変異体を使用する
ことにより、最大限のエリスリトール産生のための培養
環境条件の最適化が行われた。
離されたカンジダ種の野生酵母株を、EMS(エチル−
メタノールスルホネート)処理により突然変異させた。
突然変異体の一つは、グルコースからのエリスリトール
収率、容量生産性および塩耐性において野生株よりも優
れた特性を有する。カンジダ種の突然変異体を使用する
ことにより、最大限のエリスリトール産生のための培養
環境条件の最適化が行われた。
【0007】
【発明の概要】本発明の目的は、エリスリトールを高い
生産性で製造するために、カンジダ・マグノリアエ(Can
dida magnoliae) SR101の新規な突然変異体細胞を提供
することであり、この新規細胞は、ブダペスト条約に基
づき1999年5月21日に韓国微生物カルチャーセン
ターに受託番号KCCM-10160として寄託された。
生産性で製造するために、カンジダ・マグノリアエ(Can
dida magnoliae) SR101の新規な突然変異体細胞を提供
することであり、この新規細胞は、ブダペスト条約に基
づき1999年5月21日に韓国微生物カルチャーセン
ターに受託番号KCCM-10160として寄託された。
【0008】本発明の他の目的は、韓国微生物カルチャ
ーセンターに受託番号KCCM-10160として寄託されたカン
ジダ・マグノリアエ(Candida magnoliae) SR101の突然
変異体細胞を用いてエリスリトールを最大限に産生させ
るための最適発酵方法を提供することである。この方法
は、 i)単糖類また二糖類培地を、下記の発酵条件: a) エリスリトールの最大産生のための培地組成が、1
0〜50(w/v)%のグルコース、0.2〜2.0(w/v)%
の酵母エキス、0.1〜10(w/v)%のKH2PO4、
0.1〜5.0(w/v)%の(NH4)2SO4および0.0
1〜1.0(w/v)%のMgSO4・7H2Oを含有する、 b) 培地のpHが6〜8である、 c) 培養温度が26〜30℃である、 d) 通気率が培地体積当たり毎分0.75〜2.0体積
の空気である(vvm)、 e) 撹拌速度が300〜1200rpmである、に制御
することにより、細胞により発酵させる工程、 ii) エリスリトール産生期中の培養液に、KCl含有溶
液をその濃度が2〜10%となるように連続的または間
欠的に添加する工程、 iii) 発酵培養物から細胞を除去する工程、および iv) 前記工程iii)の発酵培養物からエリスリトールを分
離して回収する工程を含む。
ーセンターに受託番号KCCM-10160として寄託されたカン
ジダ・マグノリアエ(Candida magnoliae) SR101の突然
変異体細胞を用いてエリスリトールを最大限に産生させ
るための最適発酵方法を提供することである。この方法
は、 i)単糖類また二糖類培地を、下記の発酵条件: a) エリスリトールの最大産生のための培地組成が、1
0〜50(w/v)%のグルコース、0.2〜2.0(w/v)%
の酵母エキス、0.1〜10(w/v)%のKH2PO4、
0.1〜5.0(w/v)%の(NH4)2SO4および0.0
1〜1.0(w/v)%のMgSO4・7H2Oを含有する、 b) 培地のpHが6〜8である、 c) 培養温度が26〜30℃である、 d) 通気率が培地体積当たり毎分0.75〜2.0体積
の空気である(vvm)、 e) 撹拌速度が300〜1200rpmである、に制御
することにより、細胞により発酵させる工程、 ii) エリスリトール産生期中の培養液に、KCl含有溶
液をその濃度が2〜10%となるように連続的または間
欠的に添加する工程、 iii) 発酵培養物から細胞を除去する工程、および iv) 前記工程iii)の発酵培養物からエリスリトールを分
離して回収する工程を含む。
【0009】
【発明の具体的な説明】本発明は、カンジダ・マグノリ
アエの変異体細胞を用い、培養条件を最適化することに
より、エリスリトールを高い収率および高い容量生産性
で得る方法に関する。本発明に用いられる突然変異体細
胞は、下記の方法により単離される。
アエの変異体細胞を用い、培養条件を最適化することに
より、エリスリトールを高い収率および高い容量生産性
で得る方法に関する。本発明に用いられる突然変異体細
胞は、下記の方法により単離される。
【0010】カンジダ菌種はコーム(comb)からスクリー
ニングされた。コームの一片を、グルコース40%およ
び酵母エキス1.0%を含有する培地中に移し、30℃
でインキュベートした。培養液を希釈し、グルコース2
0%、酵母エキス1.0%および寒天2.0%を含有す
る寒天プレート上で30℃にてインキュベートした。得
られたコロニーを、グルコース10%および酵母エキス
1.0%からなる発酵培地上でインキュベートした後、
培養液を遠心して細胞を除去し、上澄み液をエリスリト
ール定量のため分析した。高エリスリトール産生株をエ
リスリトール産生のために選別した。この株はMicroche
ck Co. によりカンジダ・マグノリアエ(Candida magnol
iae)であると同定された。
ニングされた。コームの一片を、グルコース40%およ
び酵母エキス1.0%を含有する培地中に移し、30℃
でインキュベートした。培養液を希釈し、グルコース2
0%、酵母エキス1.0%および寒天2.0%を含有す
る寒天プレート上で30℃にてインキュベートした。得
られたコロニーを、グルコース10%および酵母エキス
1.0%からなる発酵培地上でインキュベートした後、
培養液を遠心して細胞を除去し、上澄み液をエリスリト
ール定量のため分析した。高エリスリトール産生株をエ
リスリトール産生のために選別した。この株はMicroche
ck Co. によりカンジダ・マグノリアエ(Candida magnol
iae)であると同定された。
【0011】この株を、グルコース2.0%、酵母エキ
ス1.0%およびペプトン1.0%を含有する成長培地
上でインキュベートした。成長させた後、培養液を、グ
ルコース10%、酵母エキス0.8%、ペプトン0.3
%および寒天2.0%を含有する寒天プレート上に広
げ、次いで得られたコロニーを、グルコース0.1%、
酵母エキス1.0%および寒天2.0%を含有する胞子
形成培地上に移した。形成された胞子をオートクレーブ
処理蒸留水で採取し、10mMの2-メルカプトエタノー
ルを30分間添加して、リチカーゼ(lyticaze)0.5m
g/mlで4時間処理することにより選別した。
ス1.0%およびペプトン1.0%を含有する成長培地
上でインキュベートした。成長させた後、培養液を、グ
ルコース10%、酵母エキス0.8%、ペプトン0.3
%および寒天2.0%を含有する寒天プレート上に広
げ、次いで得られたコロニーを、グルコース0.1%、
酵母エキス1.0%および寒天2.0%を含有する胞子
形成培地上に移した。形成された胞子をオートクレーブ
処理蒸留水で採取し、10mMの2-メルカプトエタノー
ルを30分間添加して、リチカーゼ(lyticaze)0.5m
g/mlで4時間処理することにより選別した。
【0012】選別された胞子をEMS(エチルメタノー
ルスルホネート)で処理し、30%のグルコース、18
%のKCl、0.1%の酵母エキスおよび2.0%の寒
天を含有する培地上でインキュベートした。高塩耐性突
然変異体を選別するために急速成長する突然変異体とし
て、単一のコロニーを選別した。選別されたコロニーを
発酵培地上に移し、エリスリトール産生活性を振盪フラ
スコ中で試験した。
ルスルホネート)で処理し、30%のグルコース、18
%のKCl、0.1%の酵母エキスおよび2.0%の寒
天を含有する培地上でインキュベートした。高塩耐性突
然変異体を選別するために急速成長する突然変異体とし
て、単一のコロニーを選別した。選別されたコロニーを
発酵培地上に移し、エリスリトール産生活性を振盪フラ
スコ中で試験した。
【0013】30℃および240rpmで72時間イン
キュベートした後、高エリスリトール産生突然変異体を
選別した。最終的に、突然変異体細胞として成長コロニ
ーを単離し、得られたものを本発明における産生株とし
て使用した。これらの突然変異体細胞は、ブダペスト条
約に基づき韓国微生物カルチャーセンターに受託番号KC
CM-10160として寄託された。
キュベートした後、高エリスリトール産生突然変異体を
選別した。最終的に、突然変異体細胞として成長コロニ
ーを単離し、得られたものを本発明における産生株とし
て使用した。これらの突然変異体細胞は、ブダペスト条
約に基づき韓国微生物カルチャーセンターに受託番号KC
CM-10160として寄託された。
【0014】以下に、突然変異体細胞を用いてエリスリ
トールを産生させるための発酵方法を説明する。種培養 カンジダ・マグノリアエの細胞(KCCM-10160)を、40〜
60mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプトン
1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−m
Lフラスコ中で30℃および240rpmにて48時間
培養し、この種培養物を、主培養でエリスリトールを産
生させるために250−mlフラスコまたは5−L発酵
器に移した。
トールを産生させるための発酵方法を説明する。種培養 カンジダ・マグノリアエの細胞(KCCM-10160)を、40〜
60mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプトン
1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−m
Lフラスコ中で30℃および240rpmにて48時間
培養し、この種培養物を、主培養でエリスリトールを産
生させるために250−mlフラスコまたは5−L発酵
器に移した。
【0015】主培養 発酵培地でのフラスコ実験を、26〜30℃および30
0〜1200rpmで60〜100時間行った。発酵培
地は、炭素源としてのグルコース10〜50%および酵
母エキス0.2〜2.0%からなり、無機源として、
0.1〜5.0%の(NH4)2SO4、0.1〜10%
のKH2PO4および0.01〜1.0%のMgSO4・
7H2Oを用いた。実験目的のためグルコース濃度を調
節した。発酵器中でのバッチ培養および供給バッチ培養
を、26〜30℃および初期pH7で行った。通気率は
0.75〜2.0vvmの範囲であった。撹拌速度は3
00〜1200rpmであった。供給バッチ培養は、グ
ルコース10〜40%を連続的または間欠的に添加する
ことにより、グルコース濃度5〜10%で行った。
0〜1200rpmで60〜100時間行った。発酵培
地は、炭素源としてのグルコース10〜50%および酵
母エキス0.2〜2.0%からなり、無機源として、
0.1〜5.0%の(NH4)2SO4、0.1〜10%
のKH2PO4および0.01〜1.0%のMgSO4・
7H2Oを用いた。実験目的のためグルコース濃度を調
節した。発酵器中でのバッチ培養および供給バッチ培養
を、26〜30℃および初期pH7で行った。通気率は
0.75〜2.0vvmの範囲であった。撹拌速度は3
00〜1200rpmであった。供給バッチ培養は、グ
ルコース10〜40%を連続的または間欠的に添加する
ことにより、グルコース濃度5〜10%で行った。
【0016】発酵法は、好ましくは供給バッチ法によ
る。培地中のグルコースが完全に消費された後、炭水化
物分析カラムを装着した高速液体クロマトグラフィーに
よりエリスリトール量を測定する。乾燥細胞重量は、6
00nmでの光学密度と乾燥細胞重量との関係から作成
された検量線を用いて評価される。グルコースはジニト
ロサリチル酸法により測定される。
る。培地中のグルコースが完全に消費された後、炭水化
物分析カラムを装着した高速液体クロマトグラフィーに
よりエリスリトール量を測定する。乾燥細胞重量は、6
00nmでの光学密度と乾燥細胞重量との関係から作成
された検量線を用いて評価される。グルコースはジニト
ロサリチル酸法により測定される。
【0017】測定されたエリスリトール収率は、グルコ
ース消費の35〜55%であり、容積生産性は0.7g
/L−hである。最後に、発酵培地を遠心して細胞およ
び他の残留物を除去し、上澄み液を濾過して透析し、エ
リスリトールを得る。
ース消費の35〜55%であり、容積生産性は0.7g
/L−hである。最後に、発酵培地を遠心して細胞およ
び他の残留物を除去し、上澄み液を濾過して透析し、エ
リスリトールを得る。
【0018】
【実施例】本発明を下記の実施例により更に詳細に説明
する。実施例は単なる例示であって、本発明はこれらに
限定されるものではない。
する。実施例は単なる例示であって、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0019】
【実施例I】 突然変異体細胞の単離 カンジダ菌種をコーム(comb)からスクリニーングした。
コームの一片を、グルコース40%および酵母エキス
1.0%を含有する培地中に移し、30℃でインキュベ
ートした。培養液を希釈し、グルコース20%、酵母エ
キス1.0%および寒天2.0%を含有する寒天プレー
ト上で30℃にてインキュベートした。得られたコロニ
ーを、グルコース10%および酵母エキス1.0%から
なる発酵培地上でインキュベートした後、培養液を遠心
して細胞を除去し、上澄み液を分析してエリスリトール
量を決定した。エリスリトール産生のために、高エリス
リトール産生株を選別した。この株はMicrocheck Co.
によりカンジダ・マグノリアエ(Candida magnoliae)で
あると同定された。
コームの一片を、グルコース40%および酵母エキス
1.0%を含有する培地中に移し、30℃でインキュベ
ートした。培養液を希釈し、グルコース20%、酵母エ
キス1.0%および寒天2.0%を含有する寒天プレー
ト上で30℃にてインキュベートした。得られたコロニ
ーを、グルコース10%および酵母エキス1.0%から
なる発酵培地上でインキュベートした後、培養液を遠心
して細胞を除去し、上澄み液を分析してエリスリトール
量を決定した。エリスリトール産生のために、高エリス
リトール産生株を選別した。この株はMicrocheck Co.
によりカンジダ・マグノリアエ(Candida magnoliae)で
あると同定された。
【0020】この株を、グルコース2.0%、酵母エキ
ス1.0%およびペプトン1.0%を含有する成長培地
上で30℃にて48時間インキュベートした。成長させ
た後、培養液を、グルコース10%、酵母エキス0.8
%、ペプトン0.3%および寒天2.0%を含有する寒
天プレート上に広げ、30℃で36時間インキュベート
し、次いで得られたコロニーを、グルコース0.1%、
酵母エキス1.0%および寒天2.0%を含有する胞子
形成培地上に移した。胞子は4℃で4日後に形成され
た。形成された胞子をオートクレーブ処理蒸留水で採取
し、10mMの2-メルカプトエタノールを30分間添加
して、リチカーゼ(lyticaze)0.5mg/ml(100,000
単位)で4時間処理することにより胞子を選別した。選
別された胞子をEMSで30分間処理した。チオスルフ
ェート5%の添加により反応を停止させた。胞子を、3
0%のグルコース、18%のKCl、0.1%の酵母エ
キスおよび2.0%の寒天を含有する培地上でインキュ
ベートし、高塩耐性突然変異体を選別した。急速成長す
る突然変異体として、単一のコロニーを選別した。選別
されたコロニーを発酵培地50mL上に移し、エリスリ
トール産生活性を250mL振盪フラスコ中で試験し
た。30℃および240rpmで72時間インキュベー
トした後、高エリスリトール産生の突然変異体を選別し
た。最終的に、成長コロニーを単離し、突然変異体細胞
として得て、本発明における産生株として使用した。こ
れらの突然変異体細胞は、韓国微生物カルチャーセンタ
ーに受託番号KCCM-10160として寄託された。
ス1.0%およびペプトン1.0%を含有する成長培地
上で30℃にて48時間インキュベートした。成長させ
た後、培養液を、グルコース10%、酵母エキス0.8
%、ペプトン0.3%および寒天2.0%を含有する寒
天プレート上に広げ、30℃で36時間インキュベート
し、次いで得られたコロニーを、グルコース0.1%、
酵母エキス1.0%および寒天2.0%を含有する胞子
形成培地上に移した。胞子は4℃で4日後に形成され
た。形成された胞子をオートクレーブ処理蒸留水で採取
し、10mMの2-メルカプトエタノールを30分間添加
して、リチカーゼ(lyticaze)0.5mg/ml(100,000
単位)で4時間処理することにより胞子を選別した。選
別された胞子をEMSで30分間処理した。チオスルフ
ェート5%の添加により反応を停止させた。胞子を、3
0%のグルコース、18%のKCl、0.1%の酵母エ
キスおよび2.0%の寒天を含有する培地上でインキュ
ベートし、高塩耐性突然変異体を選別した。急速成長す
る突然変異体として、単一のコロニーを選別した。選別
されたコロニーを発酵培地50mL上に移し、エリスリ
トール産生活性を250mL振盪フラスコ中で試験し
た。30℃および240rpmで72時間インキュベー
トした後、高エリスリトール産生の突然変異体を選別し
た。最終的に、成長コロニーを単離し、突然変異体細胞
として得て、本発明における産生株として使用した。こ
れらの突然変異体細胞は、韓国微生物カルチャーセンタ
ーに受託番号KCCM-10160として寄託された。
【0021】
【実施例II】 突然変異体細胞の発酵によるエリスリト
ールの産生 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、主培養でエリスリトールを
産生させるために250−mlフラスコに移した。発酵
培地でのフラスコ実験を、28℃、初期pH7および2
40rpmで84時間行った。発酵培地は、炭素源とし
ての25%のグルコースおよび0.5%の酵母エキス、
0.2%の(NH4)2SO4、0.5%のKH2PO4お
よび0.04%のMgSO4・7H2Oからなっていた。
ールの産生 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、主培養でエリスリトールを
産生させるために250−mlフラスコに移した。発酵
培地でのフラスコ実験を、28℃、初期pH7および2
40rpmで84時間行った。発酵培地は、炭素源とし
ての25%のグルコースおよび0.5%の酵母エキス、
0.2%の(NH4)2SO4、0.5%のKH2PO4お
よび0.04%のMgSO4・7H2Oからなっていた。
【0022】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、10%グルコースからのエ
リスリトール量を測定した。得られたエリスリトールは
25g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−hで
ある。
を装着したHPLCにより、10%グルコースからのエ
リスリトール量を測定した。得られたエリスリトールは
25g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−hで
ある。
【0023】
【比較例I】 野生型細胞の発酵によるエリスリトール
の産生 カンジダ・マグノリアエの野生型細胞を、50mLの成
長培地(グルコース2.0%、ペプトン1.0%、酵母
エキス1.0%)を含有する250−mLフラスコ中で
30℃および240rpmにて48時間培養し、この種
培養物を、エリスリトール産生用の250−mlフラス
コに移した。発酵培地でのフラスコ実験を、28℃、初
期pH7および240rpmで108時間行った。発酵
培地は、炭素源としての25%のグルコースおよび0.
5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、0.
5%のKH2PO4および0.04%のMgSO4・7H2
Oからなっていた。
の産生 カンジダ・マグノリアエの野生型細胞を、50mLの成
長培地(グルコース2.0%、ペプトン1.0%、酵母
エキス1.0%)を含有する250−mLフラスコ中で
30℃および240rpmにて48時間培養し、この種
培養物を、エリスリトール産生用の250−mlフラス
コに移した。発酵培地でのフラスコ実験を、28℃、初
期pH7および240rpmで108時間行った。発酵
培地は、炭素源としての25%のグルコースおよび0.
5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、0.
5%のKH2PO4および0.04%のMgSO4・7H2
Oからなっていた。
【0024】108時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより、10%グルコースからの
エリスリトール量を測定した。得られたエリスリトール
は17g/Lであり、容積生産性は0.16g/L−h
である。
ムを装着したHPLCにより、10%グルコースからの
エリスリトール量を測定した。得られたエリスリトール
は17g/Lであり、容積生産性は0.16g/L−h
である。
【0025】
【実施例III】 エリスリトール産生に対する初期pH
の効果 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の2
50−mlフラスコに移した。発酵培地でのフラスコ実
験を、28℃および240rpmで84時間行った。発
酵培地は、炭素源としての25%のグルコースおよび
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4および0.04%のMgSO4・
7H2Oからなっていた。エリスリトール産生に対する
pHの効果を調査した。
の効果 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の2
50−mlフラスコに移した。発酵培地でのフラスコ実
験を、28℃および240rpmで84時間行った。発
酵培地は、炭素源としての25%のグルコースおよび
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4および0.04%のMgSO4・
7H2Oからなっていた。エリスリトール産生に対する
pHの効果を調査した。
【0026】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、初期pH5.0でのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
1.4g/Lであり、容積生産性は0.25g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、初期pH6.0でのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは23.6
g/Lであり、容積生産性は0.28g/L−hであ
る。
を装着したHPLCにより、初期pH5.0でのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
1.4g/Lであり、容積生産性は0.25g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、初期pH6.0でのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは23.6
g/Lであり、容積生産性は0.28g/L−hであ
る。
【0027】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、初期pH7.0でのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
5.0g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、初期pH8.0でのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは18.6
g/Lであり、容積生産性は0.22g/L−hであ
る。
を装着したHPLCにより、初期pH7.0でのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
5.0g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、初期pH8.0でのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは18.6
g/Lであり、容積生産性は0.22g/L−hであ
る。
【0028】
【実施例IV】 エリスリトール産生に対する温度の効果 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の2
50−mlフラスコに移した。発酵培地でのフラスコ実
験を、初期pH7.0および240rpmで84時間行
った。発酵培地は、炭素源としての25%のグルコース
および0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2S
O4、0.5%のKH2PO4および0.04%のMgS
O4・7H2Oからなっていた。エリスリトール産生に対
する温度の効果を調査した。
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の2
50−mlフラスコに移した。発酵培地でのフラスコ実
験を、初期pH7.0および240rpmで84時間行
った。発酵培地は、炭素源としての25%のグルコース
および0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2S
O4、0.5%のKH2PO4および0.04%のMgS
O4・7H2Oからなっていた。エリスリトール産生に対
する温度の効果を調査した。
【0029】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、26℃でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは15.0g/
Lであり、容積生産性は0.18g/L−hである。8
4時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装着したHP
LCにより、28℃でのエリスリトール量を測定した。
得られたエリスリトールは25.0g/Lであり、容積
生産性は0.30g/L−hである。
を装着したHPLCにより、26℃でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは15.0g/
Lであり、容積生産性は0.18g/L−hである。8
4時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装着したHP
LCにより、28℃でのエリスリトール量を測定した。
得られたエリスリトールは25.0g/Lであり、容積
生産性は0.30g/L−hである。
【0030】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、30℃でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは20.7g/
Lであり、容積生産性は0.25g/L−hである。
を装着したHPLCにより、30℃でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは20.7g/
Lであり、容積生産性は0.25g/L−hである。
【0031】
【実施例V】 エリスリトール産生に対するKCl濃度
の効果 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の2
50−mlフラスコに移した。発酵培地でのフラスコ実
験を、28℃および240rpmで84時間行った。発
酵培地は、炭素源としての25%のグルコースおよび
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4および0.04%のMgSO4・
7H2Oからなっていた。エリスリトール産生に対する
KCl濃度の効果を調査した。
の効果 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の2
50−mlフラスコに移した。発酵培地でのフラスコ実
験を、28℃および240rpmで84時間行った。発
酵培地は、炭素源としての25%のグルコースおよび
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4および0.04%のMgSO4・
7H2Oからなっていた。エリスリトール産生に対する
KCl濃度の効果を調査した。
【0032】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、0.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
5.0g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、1.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは25.2
g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−hであ
る。
を装着したHPLCにより、0.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
5.0g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、1.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは25.2
g/Lであり、容積生産性は0.30g/L−hであ
る。
【0033】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、3.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
3.3g/Lであり、容積生産性は0.28g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、5.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは27.6
g/Lであり、容積生産性は0.33g/L−hであ
る。
を装着したHPLCにより、3.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
3.3g/Lであり、容積生産性は0.28g/L−h
である。84時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装
着したHPLCにより、5.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは27.6
g/Lであり、容積生産性は0.33g/L−hであ
る。
【0034】84時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、6.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
6.5g/Lであり、容積生産性は0.32g/L−h
である。
を装着したHPLCにより、6.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
6.5g/Lであり、容積生産性は0.32g/L−h
である。
【0035】
【比較例II】 野生型細胞を用いたエリスリトール産生
に対するKCl濃度の効果 カンジダ・マグノリアエの野生型細胞を、50mLの成
長培地(グルコース2.0%、ペプトン1.0%、酵母
エキス1.0%)を含有する250−mLフラスコ中で
30℃および240rpmにて48時間培養し、この種
培養物をエリスリトール産生用の250−mlフラスコ
に移した。発酵培地でのフラスコ実験を、28℃および
240rpmで108時間行った。発酵培地は、炭素源
としての25%のグルコースおよび0.5%の酵母エキ
ス、0.2%の(NH4)2SO4、0.5%のKH2PO
4および0.04%のMgSO4・7H2Oからなってい
た。エリスリトール産生に対するKCl濃度の効果を調
査した。
に対するKCl濃度の効果 カンジダ・マグノリアエの野生型細胞を、50mLの成
長培地(グルコース2.0%、ペプトン1.0%、酵母
エキス1.0%)を含有する250−mLフラスコ中で
30℃および240rpmにて48時間培養し、この種
培養物をエリスリトール産生用の250−mlフラスコ
に移した。発酵培地でのフラスコ実験を、28℃および
240rpmで108時間行った。発酵培地は、炭素源
としての25%のグルコースおよび0.5%の酵母エキ
ス、0.2%の(NH4)2SO4、0.5%のKH2PO
4および0.04%のMgSO4・7H2Oからなってい
た。エリスリトール産生に対するKCl濃度の効果を調
査した。
【0036】108時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより0.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
7.0g/Lであり、容積生産性は0.16g/L−h
である。108時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを
装着したHPLCにより1.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは24.0
g/Lであり、容積生産性は0.22g/L−hであ
る。
ムを装着したHPLCにより0.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
7.0g/Lであり、容積生産性は0.16g/L−h
である。108時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを
装着したHPLCにより1.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは24.0
g/Lであり、容積生産性は0.22g/L−hであ
る。
【0037】108時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより2.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
3.7g/Lであり、容積生産性は0.26g/L−h
である。108時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを
装着したHPLCにより3.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは14.2
g/Lであり、容積生産性は0.13g/L−hであ
る。
ムを装着したHPLCにより2.0%KClでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
3.7g/Lであり、容積生産性は0.26g/L−h
である。108時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを
装着したHPLCにより3.0%KClでのエリスリト
ール量を測定した。得られたエリスリトールは14.2
g/Lであり、容積生産性は0.13g/L−hであ
る。
【0038】
【実施例VI】 発酵器中での通気率の変化によるエリス
リトールの産生カンジダ・マグノリアエの突然変異体細
胞(KCCM-10160)を、50mLの成長培地(グルコース
2.0%、ペプトン1.0%、酵母エキス1.0%)を
含有する250−mLフラスコ中で30℃および240
rpmにて48時間培養し、この種培養物を、エリスリ
トール産生用の5−L発酵器に移した。発酵培地での発
酵器実験を、28℃、初期pH7.0および500rp
mで行った。発酵培地は、炭素源としての25%のグル
コースおよび0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH
4)2SO4、0.5%のKH2PO4、5.0%のKCl
および0.04%のMgSO4・7H2Oからなってい
た。エリスリトール産生に対する通気率の効果を調査し
た。
リトールの産生カンジダ・マグノリアエの突然変異体細
胞(KCCM-10160)を、50mLの成長培地(グルコース
2.0%、ペプトン1.0%、酵母エキス1.0%)を
含有する250−mLフラスコ中で30℃および240
rpmにて48時間培養し、この種培養物を、エリスリ
トール産生用の5−L発酵器に移した。発酵培地での発
酵器実験を、28℃、初期pH7.0および500rp
mで行った。発酵培地は、炭素源としての25%のグル
コースおよび0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH
4)2SO4、0.5%のKH2PO4、5.0%のKCl
および0.04%のMgSO4・7H2Oからなってい
た。エリスリトール産生に対する通気率の効果を調査し
た。
【0039】205時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより、0.75vvmでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
31.2g/Lであり、容積生産性は0.64g/L−
hである。205時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、1.00vvmでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは14
3.3g/Lであり、容積生産性は0.70g/L−h
である。
ムを装着したHPLCにより、0.75vvmでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
31.2g/Lであり、容積生産性は0.64g/L−
hである。205時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、1.00vvmでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは14
3.3g/Lであり、容積生産性は0.70g/L−h
である。
【0040】205時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより、1.50vvmでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
25.0g/Lであり、容積生産性は0.61g/L−
hである。
ムを装着したHPLCにより、1.50vvmでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
25.0g/Lであり、容積生産性は0.61g/L−
hである。
【0041】
【実施例VII】 発酵器中でのグルコース濃度の変化に
よるエリスリトールの産生 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の5
−L発酵器に移した。発酵培地での発酵器実験を、28
℃、初期pH7.0、1.0vvmおよび500rpmで
行った。発酵培地は、炭素源としてのグルコースおよび
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4、5.0%のKClおよび0.0
4%のMgSO4・7H2Oからなっていた。エリスリト
ール産生に対するグルコース濃度の効果を調査した。
よるエリスリトールの産生 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の5
−L発酵器に移した。発酵培地での発酵器実験を、28
℃、初期pH7.0、1.0vvmおよび500rpmで
行った。発酵培地は、炭素源としてのグルコースおよび
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4、5.0%のKClおよび0.0
4%のMgSO4・7H2Oからなっていた。エリスリト
ール産生に対するグルコース濃度の効果を調査した。
【0042】63時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、10%グルコースでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
9.1g/Lであり、容積生産性は0.46g/L−h
である。120時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを
装着したHPLCにより、15%グルコースでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは6
4.9g/Lであり、容積生産性は0.54g/L−h
である。
を装着したHPLCにより、10%グルコースでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは2
9.1g/Lであり、容積生産性は0.46g/L−h
である。120時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを
装着したHPLCにより、15%グルコースでのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは6
4.9g/Lであり、容積生産性は0.54g/L−h
である。
【0043】160時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより、20%グルコースでのエ
リスリトール量を測定した。得られたエリスリトールは
87.2g/Lであり、容積生産性は0.55g/L−
hである。205時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、25%グルコースでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
43g/Lであり、容積生産性は0.70g/L−hで
ある。
ムを装着したHPLCにより、20%グルコースでのエ
リスリトール量を測定した。得られたエリスリトールは
87.2g/Lであり、容積生産性は0.55g/L−
hである。205時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、25%グルコースでのエリ
スリトール量を測定した。得られたエリスリトールは1
43g/Lであり、容積生産性は0.70g/L−hで
ある。
【0044】205時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより、30%グルコースでのエ
リスリトール量を測定した。得られたエリスリトールは
117g/Lであり、容積生産性は0.57g/L−h
である。
ムを装着したHPLCにより、30%グルコースでのエ
リスリトール量を測定した。得られたエリスリトールは
117g/Lであり、容積生産性は0.57g/L−h
である。
【0045】
【実施例VIII】 発酵器中でのショ糖濃度の変化による
エリスリトールの産生 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の5
−L発酵器に移した。発酵培地での発酵器実験を、28
℃、初期pH7.0、1.0vvmおよび500rpm
で行った。発酵培地は、炭素源としてのショ糖および
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4、5.0%のKClおよび0.0
4%のMgSO4・7H2Oからなっていた。エリスリト
ール産生に対するショ糖濃度の効果を調査した。
エリスリトールの産生 カンジダ・マグノリアエの突然変異体細胞(KCCM-10160)
を、50mLの成長培地(グルコース2.0%、ペプト
ン1.0%、酵母エキス1.0%)を含有する250−
mLフラスコ中で30℃および240rpmにて48時
間培養し、この種培養物を、エリスリトール産生用の5
−L発酵器に移した。発酵培地での発酵器実験を、28
℃、初期pH7.0、1.0vvmおよび500rpm
で行った。発酵培地は、炭素源としてのショ糖および
0.5%の酵母エキス、0.2%の(NH4)2SO4、
0.5%のKH2PO4、5.0%のKClおよび0.0
4%のMgSO4・7H2Oからなっていた。エリスリト
ール産生に対するショ糖濃度の効果を調査した。
【0046】65時間の発酵の後、炭水化物分析カラム
を装着したHPLCにより、10%ショ糖でのエリスリ
トール量を測定した。得られたエリスリトールは26.
1g/Lであり、容積生産性は0.40g/L−hであ
る。154時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装着
したHPLCにより、20%ショ糖でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは78.3g/
Lであり、容積生産性は0.51g/L−hである。
を装着したHPLCにより、10%ショ糖でのエリスリ
トール量を測定した。得られたエリスリトールは26.
1g/Lであり、容積生産性は0.40g/L−hであ
る。154時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装着
したHPLCにより、20%ショ糖でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは78.3g/
Lであり、容積生産性は0.51g/L−hである。
【0047】175時間の発酵の後、炭水化物分析カラ
ムを装着したHPLCにより、20%ショ糖でのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは10
5g/Lであり、容積生産性は0.60g/L−hであ
る。250時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装着
したHPLCにより、40%ショ糖でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは126g/L
であり、容積生産性は0.50g/L−hである。
ムを装着したHPLCにより、20%ショ糖でのエリス
リトール量を測定した。得られたエリスリトールは10
5g/Lであり、容積生産性は0.60g/L−hであ
る。250時間の発酵の後、炭水化物分析カラムを装着
したHPLCにより、40%ショ糖でのエリスリトール
量を測定した。得られたエリスリトールは126g/L
であり、容積生産性は0.50g/L−hである。
【0048】
【発明の効果】本発明におけるカンジダ・マグノリアエ
KCCM-10160は、グルコースまたはショ糖からエリスリト
ールを高い収率および高い生産性で産生させることがで
き、気泡の発生が殆どなく、グリセロールのような副生
物を生成せず、その結果、回収が容易である。これらの
利点はエリスリトールの可能な商業的製造にとって極め
て重要である。
KCCM-10160は、グルコースまたはショ糖からエリスリト
ールを高い収率および高い生産性で産生させることがで
き、気泡の発生が殆どなく、グリセロールのような副生
物を生成せず、その結果、回収が容易である。これらの
利点はエリスリトールの可能な商業的製造にとって極め
て重要である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12N 1/16 (C12N 1/16 G C12R 1:72) C12R 1:72) (C12N 1/16 (C12N 1/16 A C12R 1:72) C12R 1:72) (72)発明者 セオ ジン ホー 大韓民国 キュングギ−ドー スングナム −シ ブーンダング−ク セオヒュン−ド ング 292 インクワング エーピーティ ー. 311−601 (72)発明者 リュウ イェン ウー 大韓民国 ソウル カングナム−ク アプ クジュング−ドング ヒュンダイ エーピ ーティー. 31−1005 (72)発明者 ジュング ソー リュン 大韓民国 ソウル ソングパ−ク チャム シル−ドング 86 アジア スンソーチョ ン エーピーティー. 1−901 (72)発明者 キム サング ヨング 大韓民国 キュングギ−ドー クワングミ ュング−シ チュルサン−3−ドング ジ ョーゴング エーピーティー. 1214− 404 Fターム(参考) 4B064 AC05 CA06 CC06 CC07 CC09 CC10 CC12 CD02 DA10 4B065 AA73X AC08 AC14 BA18 BB02 BC02 BC03 BC05 BC09 BC10 CA05 CA07 CA41
Claims (2)
- 【請求項1】韓国微生物カルチャーセンターに受託番号
KCCM-10160として寄託されたカンジダ・マグノリアエ(C
andida magnoliae) SR101の突然変異体細胞を用いてエ
リスリトールを産生させるための発酵方法であって、こ
の方法は、 i)単糖類また二糖類培地を、下記の発酵条件: a) エリスリトールの最大産生のための培地組成が、1
0〜50(w/v)%のグルコース、0.2〜2.0(w/v)%
の酵母エキス、0.1〜10(w/v)%のKH2PO4、
0.1〜5.0(w/v)%の(NH4)2SO4および0.0
1〜1.0(w/v)%のMgSO4・7H2Oを含有する、 b) 培地のpHが6〜8である、 c) 培養温度が26〜30℃である、 d) 通気率が培地体積当たり毎分0.75〜2.0体積
の空気である、 e) 撹拌速度が300〜1200rpmであるに制御す
ることにより、細胞により発酵させる工程、 ii) エリスリトール産生期中の培養液に、KCl含有溶
液をその濃度が2〜10%となるように連続的または間
欠的に添加する工程、 iii) 発酵培養物から細胞を除去する工程、および iv) 前記工程iii)の発酵培養物からエリスリトールを分
離して回収する工程を含む。 - 【請求項2】 カンジダ・マグノリアエSR101の新規細
胞(KCCM-10160)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000184755A JP2002000283A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | カンジダ菌種の高塩耐性突然変異体によりエリスリトールを製造するための発酵方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000184755A JP2002000283A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | カンジダ菌種の高塩耐性突然変異体によりエリスリトールを製造するための発酵方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002000283A true JP2002000283A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18685161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000184755A Pending JP2002000283A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | カンジダ菌種の高塩耐性突然変異体によりエリスリトールを製造するための発酵方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002000283A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102703334A (zh) * | 2012-06-08 | 2012-10-03 | 江南大学 | 一株产赤藓糖醇的菌株及用其生产赤藓糖醇的方法 |
DE102012104719A1 (de) | 2011-12-07 | 2013-06-13 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
-
2000
- 2000-06-20 JP JP2000184755A patent/JP2002000283A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012104719A1 (de) | 2011-12-07 | 2013-06-13 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
CN102703334A (zh) * | 2012-06-08 | 2012-10-03 | 江南大学 | 一株产赤藓糖醇的菌株及用其生产赤藓糖醇的方法 |
CN102703334B (zh) * | 2012-06-08 | 2013-10-30 | 江南大学 | 一株产赤藓糖醇的菌株及用其生产赤藓糖醇的方法 |
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