JP2002000082A - 植物栽培箱 - Google Patents
植物栽培箱Info
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- JP2002000082A JP2002000082A JP2000192960A JP2000192960A JP2002000082A JP 2002000082 A JP2002000082 A JP 2002000082A JP 2000192960 A JP2000192960 A JP 2000192960A JP 2000192960 A JP2000192960 A JP 2000192960A JP 2002000082 A JP2002000082 A JP 2002000082A
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- cultivation box
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/24—Structural elements or technologies for improving thermal insulation
- Y02A30/254—Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B80/00—Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
- Y02B80/32—Roof garden systems
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】軽量で組み立てが容易であり、設置面の凹凸を
吸収することができ、底面から根が伸びだすことがな
く、ビル屋上などのコンクリート構築物の緑化に好適に
用いることができる植物栽培箱を提供する。 【解決手段】方形の底面と４個の側面を有する植物栽培
箱において、栽培箱がワンピースのプラスチックシート
により形成され、底面と側面の境界線において側面シー
トが上方に垂直に折り曲げられて上向側面を形成し、箱
高さの線において側面シートが箱内方向に折り返されて
下向側面を形成し、上向側面に水抜き穴が設けられ、上
向側面の側端に設けられた継ぎしろが隣接する上向側面
と下向側面に挟持されることにより、箱形状を維持する
ことを特徴とする植物栽培箱。
吸収することができ、底面から根が伸びだすことがな
く、ビル屋上などのコンクリート構築物の緑化に好適に
用いることができる植物栽培箱を提供する。 【解決手段】方形の底面と４個の側面を有する植物栽培
箱において、栽培箱がワンピースのプラスチックシート
により形成され、底面と側面の境界線において側面シー
トが上方に垂直に折り曲げられて上向側面を形成し、箱
高さの線において側面シートが箱内方向に折り返されて
下向側面を形成し、上向側面に水抜き穴が設けられ、上
向側面の側端に設けられた継ぎしろが隣接する上向側面
と下向側面に挟持されることにより、箱形状を維持する
ことを特徴とする植物栽培箱。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物栽培箱に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、軽量で組み立てが容易
であり、設置面の凹凸を吸収することができ、底面から
根が伸びだすことがなく、ビルの屋上などのコンクリー
ト構築物上の緑化に好適に用いることができる植物栽培
箱に関する。
る。さらに詳しくは、本発明は、軽量で組み立てが容易
であり、設置面の凹凸を吸収することができ、底面から
根が伸びだすことがなく、ビルの屋上などのコンクリー
ト構築物上の緑化に好適に用いることができる植物栽培
箱に関する。
【０００２】
【従来の技術】都心の気温が上昇するヒートアイランド
現象の緩和や、ビルの断熱効果による省エネルギーを目
的として、ビル屋上の緑化が進められている。また、高
速道路などの美観を保ち、運転者の疲労を癒すために、
中央分離帯にも植物が植えられる。さらに、広場や中庭
など、植物が植栽される場所は多い。従来は、このよう
にビル屋上などに植物を植栽するためには、底面に水抜
き穴を有するプラスチック製や陶器製の方形のプランタ
ーが用いられていた。方形のプランターは、農園などで
植物を栽培し、植物が根づいたときにビル屋上に運んで
敷き詰めることにより、簡単にビル屋上などを緑化する
ことができる。しかし、ビル屋上などのコンクリート面
は完全な平面ではなく、微細な凹凸があり、また、小粒
の砂や石が散在する場合が多いので、敷き詰められたプ
ランターに凹凸が生じ、美観が損なわれるという問題が
あった。また、底面の水抜き穴から植物の根が伸びだし
てコンクリートに侵入し、コンクリートを破壊するとい
う問題もあった。さらに、ビル屋上や道路の中央分離帯
を緑化するためには大量のプランターを使用するので、
軽量化と低価格化が望まれていた。
現象の緩和や、ビルの断熱効果による省エネルギーを目
的として、ビル屋上の緑化が進められている。また、高
速道路などの美観を保ち、運転者の疲労を癒すために、
中央分離帯にも植物が植えられる。さらに、広場や中庭
など、植物が植栽される場所は多い。従来は、このよう
にビル屋上などに植物を植栽するためには、底面に水抜
き穴を有するプラスチック製や陶器製の方形のプランタ
ーが用いられていた。方形のプランターは、農園などで
植物を栽培し、植物が根づいたときにビル屋上に運んで
敷き詰めることにより、簡単にビル屋上などを緑化する
ことができる。しかし、ビル屋上などのコンクリート面
は完全な平面ではなく、微細な凹凸があり、また、小粒
の砂や石が散在する場合が多いので、敷き詰められたプ
ランターに凹凸が生じ、美観が損なわれるという問題が
あった。また、底面の水抜き穴から植物の根が伸びだし
てコンクリートに侵入し、コンクリートを破壊するとい
う問題もあった。さらに、ビル屋上や道路の中央分離帯
を緑化するためには大量のプランターを使用するので、
軽量化と低価格化が望まれていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽量で組み
立てが容易であり、設置面の凹凸を吸収することがで
き、底面から根が伸びだすことがなく、ビル屋上などの
コンクリート構築物上の緑化に好適に用いることができ
る植物栽培箱を提供することを目的としてなされたもの
である。
立てが容易であり、設置面の凹凸を吸収することがで
き、底面から根が伸びだすことがなく、ビル屋上などの
コンクリート構築物上の緑化に好適に用いることができ
る植物栽培箱を提供することを目的としてなされたもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、プラスチックシー
トから形成された植物栽培箱は軽量で、設置面の微細な
凹凸を自己の変形によって吸収することができ、水抜き
穴を植物栽培箱の側面に設けることにより、根の伸びだ
しによるコンクリートの破壊を防止し得ることを見いだ
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、（１）方形の底面と４個の側面を有
する植物栽培箱において、栽培箱がワンピースのプラス
チックシートにより形成され、底面と側面の境界線にお
いて側面シートが上方に垂直に折り曲げられて上向側面
を形成し、箱高さの線において側面シートが箱内方向に
折り返されて下向側面を形成し、上向側面に水抜き穴が
設けられ、上向側面の側端に設けられた継ぎしろが隣接
する上向側面と下向側面に挟持されることにより、箱形
状を維持することを特徴とする植物栽培箱、（２）プラ
スチックシートの厚さが、０.２〜１.２mmである第１項
記載の植物栽培箱、及び、（３）上向側面と下向側面の
間に、４個の側面を一周する補強材が設けられてなる第
１項記載の植物栽培箱、を提供するものである。さら
に、本発明の好ましい態様として、（４）プラスチック
シートが、ポリプロピレンシートである第１項記載の植
物栽培箱、及び、（５）水抜き穴の位置が、底面を基準
にして箱高さの１５〜３０％である第１項記載の植物栽
培箱、を挙げることができる。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、プラスチックシー
トから形成された植物栽培箱は軽量で、設置面の微細な
凹凸を自己の変形によって吸収することができ、水抜き
穴を植物栽培箱の側面に設けることにより、根の伸びだ
しによるコンクリートの破壊を防止し得ることを見いだ
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、（１）方形の底面と４個の側面を有
する植物栽培箱において、栽培箱がワンピースのプラス
チックシートにより形成され、底面と側面の境界線にお
いて側面シートが上方に垂直に折り曲げられて上向側面
を形成し、箱高さの線において側面シートが箱内方向に
折り返されて下向側面を形成し、上向側面に水抜き穴が
設けられ、上向側面の側端に設けられた継ぎしろが隣接
する上向側面と下向側面に挟持されることにより、箱形
状を維持することを特徴とする植物栽培箱、（２）プラ
スチックシートの厚さが、０.２〜１.２mmである第１項
記載の植物栽培箱、及び、（３）上向側面と下向側面の
間に、４個の側面を一周する補強材が設けられてなる第
１項記載の植物栽培箱、を提供するものである。さら
に、本発明の好ましい態様として、（４）プラスチック
シートが、ポリプロピレンシートである第１項記載の植
物栽培箱、及び、（５）水抜き穴の位置が、底面を基準
にして箱高さの１５〜３０％である第１項記載の植物栽
培箱、を挙げることができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の植物栽培箱は、方形の底
面と４個の側面を有する植物栽培箱において、栽培箱が
ワンピースのプラスチックシートにより形成され、底面
と側面の境界線において側面シートが上方に垂直に折り
曲げられて上向側面を形成し、箱高さの線において側面
シートが箱内方向に折り返されて下向側面を形成し、上
向側面に水抜き穴が設けられ、上向側面の側端に設けら
れた継ぎしろが隣接する上向側面と下向側面に挟持され
ることにより、箱形状を維持する植物栽培箱である。図
１(ａ)は、本発明の植物栽培箱の一態様の展開図であ
り、図１(ｂ)は、その斜視図である。本態様の植物栽培
箱は、方形の底面１と４個の側面２を有し、ワンピース
のプラスチックシートより形成されている。底面と側面
の境界線３において、側面シートが上方に垂直に折り曲
げられて上向側面４を形成し、箱高さの線５において、
側面シートが箱内方向に折り返されて下向側面６を形成
する。上向側面には、水抜き穴７が設けられている。ま
た、上向側面の側端に設けられた継ぎしろ８が、隣接す
る上向側面と下向側面に挟持されることにより、箱形状
が維持される。
面と４個の側面を有する植物栽培箱において、栽培箱が
ワンピースのプラスチックシートにより形成され、底面
と側面の境界線において側面シートが上方に垂直に折り
曲げられて上向側面を形成し、箱高さの線において側面
シートが箱内方向に折り返されて下向側面を形成し、上
向側面に水抜き穴が設けられ、上向側面の側端に設けら
れた継ぎしろが隣接する上向側面と下向側面に挟持され
ることにより、箱形状を維持する植物栽培箱である。図
１(ａ)は、本発明の植物栽培箱の一態様の展開図であ
り、図１(ｂ)は、その斜視図である。本態様の植物栽培
箱は、方形の底面１と４個の側面２を有し、ワンピース
のプラスチックシートより形成されている。底面と側面
の境界線３において、側面シートが上方に垂直に折り曲
げられて上向側面４を形成し、箱高さの線５において、
側面シートが箱内方向に折り返されて下向側面６を形成
する。上向側面には、水抜き穴７が設けられている。ま
た、上向側面の側端に設けられた継ぎしろ８が、隣接す
る上向側面と下向側面に挟持されることにより、箱形状
が維持される。
【０００６】本発明の植物栽培箱は、プラスチックシー
トの型抜きにより図１(ａ)に示すような形状とすること
ができるので、射出成形によるプラスチック製のプラン
ターや、高温での焼成を必要とする陶器製の植木鉢など
に比べて、極めて経済的に製造することができる。ま
た、本発明の植物栽培箱は、農園などで使用を始めるま
では、型抜きされたままの状態で積み重ねて貯蔵、運搬
することができるので、物流に要する費用も、プラスチ
ック製のプランターや陶器製の植木鉢に比べて極めて軽
微である。本発明の植物栽培箱を使用するときは、底面
と側面の境界線において側面シートを上方に垂直に折り
曲げて上向側面を形成し、次いで箱高さの線において側
面シートを箱内方向に折り返して下向側面を形成すると
ともに、上向側面の側端に設けられた継ぎしろを、隣接
する上向側面と下向側面の間に挟持せしめて、箱形状を
維持させる。底面と側面の境界線、箱高さの線及び上向
側面と継ぎしろの境界線には、プラスチックシートの型
抜きと同時に、あるいは別工程で、雌雄の罫型を用いて
罫を入れることができる。折り曲げ線に罫を入れること
により、植物栽培箱の組み立てが容易になる。本発明の
植物栽培箱は、継ぎしろを上向側面と下向側面で挟持す
ることにより、十分な形状維持性が与えられ、特に内部
に植物栽培土を入れた場合には、形状が損なわれるおそ
れはないが、必要に応じて、上向側面と下向側面を接合
することもできる。上向側面と下向側面を接合する方法
に特に制限はなく、例えば、インパルスシーラー、ヒー
トシーラー、高周波ウェルダー、超音波シーラーなどに
より熱的に溶着することができ、あるいは、ワイヤース
テッチャーなどを用いて機械的に接合することもでき
る。
トの型抜きにより図１(ａ)に示すような形状とすること
ができるので、射出成形によるプラスチック製のプラン
ターや、高温での焼成を必要とする陶器製の植木鉢など
に比べて、極めて経済的に製造することができる。ま
た、本発明の植物栽培箱は、農園などで使用を始めるま
では、型抜きされたままの状態で積み重ねて貯蔵、運搬
することができるので、物流に要する費用も、プラスチ
ック製のプランターや陶器製の植木鉢に比べて極めて軽
微である。本発明の植物栽培箱を使用するときは、底面
と側面の境界線において側面シートを上方に垂直に折り
曲げて上向側面を形成し、次いで箱高さの線において側
面シートを箱内方向に折り返して下向側面を形成すると
ともに、上向側面の側端に設けられた継ぎしろを、隣接
する上向側面と下向側面の間に挟持せしめて、箱形状を
維持させる。底面と側面の境界線、箱高さの線及び上向
側面と継ぎしろの境界線には、プラスチックシートの型
抜きと同時に、あるいは別工程で、雌雄の罫型を用いて
罫を入れることができる。折り曲げ線に罫を入れること
により、植物栽培箱の組み立てが容易になる。本発明の
植物栽培箱は、継ぎしろを上向側面と下向側面で挟持す
ることにより、十分な形状維持性が与えられ、特に内部
に植物栽培土を入れた場合には、形状が損なわれるおそ
れはないが、必要に応じて、上向側面と下向側面を接合
することもできる。上向側面と下向側面を接合する方法
に特に制限はなく、例えば、インパルスシーラー、ヒー
トシーラー、高周波ウェルダー、超音波シーラーなどに
より熱的に溶着することができ、あるいは、ワイヤース
テッチャーなどを用いて機械的に接合することもでき
る。
【０００７】本発明の植物栽培箱は、底面に水抜き穴が
なく、上向側面に水抜き穴を有している。そのために、
水抜き穴から根が伸びだして、気づかぬうちにコンクリ
ートに侵入し、コンクリートを破壊するような事故のお
こるおそれがない。また、上向側面と下向側面が重ね合
わされているので、植物栽培土が水抜き穴から洩れだす
おそれもない。雨水や過剰な給水は、上向側面と下向側
面の間隙を通過して水抜き孔から流出する。プラスチッ
クの射出成形品の場合、側面に水抜き穴を設けようとす
ると、複雑な金型が必要になるが、本発明の植物栽培箱
においては、プラスチックシートの型抜き時に、同時に
側面の水抜き穴を形成することができる。本発明の植物
栽培箱において、水抜き穴の位置に特に制限はなく、栽
培する植物の種類や、植物栽培箱に入れる植物栽培土の
量などにより、適宜選択することができるが、多くの場
合、底面を基準として箱高さの１５〜３０％の範囲にあ
ることが好ましい。本発明の植物栽培箱は、プラスチッ
クシートで形成されているので、ビル屋上などに設置し
たとき、コンクリート面に多少の凹凸があっても、ま
た、コンクリート面に砂や小石があっても、プラスチッ
クシートが変形して凹凸を吸収するので、多数の植物栽
培箱をビル屋上などに配列しても、箱高さが揃って美観
を保つことができる。本発明の植物栽培箱に用いるプラ
スチックシートの厚さに特に制限はないが、０.２〜１.
２mmであることが好ましく、０.５〜０.８mmであること
がより好ましい。プラスチックシートの厚さが０.２mm
未満であると、植物栽培箱の形態保持性が損なわれるお
それがある。プラスチックシートの厚さが１.２mmを超
えると、折り曲げ加工性と底面の凹凸吸収性が損なわれ
るおそれがある。本発明の植物栽培箱に用いるプラスチ
ックシートの材質に特に制限はなく、例えば、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビ
ニルなどを挙げることができる。これらの中で、ポリプ
ロピレンシートは、強度、ヒンジ性、剛性などを兼ね備
えているので、特に好適に用いることができる。
なく、上向側面に水抜き穴を有している。そのために、
水抜き穴から根が伸びだして、気づかぬうちにコンクリ
ートに侵入し、コンクリートを破壊するような事故のお
こるおそれがない。また、上向側面と下向側面が重ね合
わされているので、植物栽培土が水抜き穴から洩れだす
おそれもない。雨水や過剰な給水は、上向側面と下向側
面の間隙を通過して水抜き孔から流出する。プラスチッ
クの射出成形品の場合、側面に水抜き穴を設けようとす
ると、複雑な金型が必要になるが、本発明の植物栽培箱
においては、プラスチックシートの型抜き時に、同時に
側面の水抜き穴を形成することができる。本発明の植物
栽培箱において、水抜き穴の位置に特に制限はなく、栽
培する植物の種類や、植物栽培箱に入れる植物栽培土の
量などにより、適宜選択することができるが、多くの場
合、底面を基準として箱高さの１５〜３０％の範囲にあ
ることが好ましい。本発明の植物栽培箱は、プラスチッ
クシートで形成されているので、ビル屋上などに設置し
たとき、コンクリート面に多少の凹凸があっても、ま
た、コンクリート面に砂や小石があっても、プラスチッ
クシートが変形して凹凸を吸収するので、多数の植物栽
培箱をビル屋上などに配列しても、箱高さが揃って美観
を保つことができる。本発明の植物栽培箱に用いるプラ
スチックシートの厚さに特に制限はないが、０.２〜１.
２mmであることが好ましく、０.５〜０.８mmであること
がより好ましい。プラスチックシートの厚さが０.２mm
未満であると、植物栽培箱の形態保持性が損なわれるお
それがある。プラスチックシートの厚さが１.２mmを超
えると、折り曲げ加工性と底面の凹凸吸収性が損なわれ
るおそれがある。本発明の植物栽培箱に用いるプラスチ
ックシートの材質に特に制限はなく、例えば、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビ
ニルなどを挙げることができる。これらの中で、ポリプ
ロピレンシートは、強度、ヒンジ性、剛性などを兼ね備
えているので、特に好適に用いることができる。
【０００８】図２は、本発明の植物栽培箱の他の態様の
展開図である。図１(ａ)に示す態様においては、継ぎし
ろが４個の上向側面のそれぞれ一側端に設けられていた
が、本態様においては、継ぎしろが、相対する２個の上
向側面の両側端に設けられている。本態様の植物栽培箱
も、組み立てると図１(ｂ)に示される形状と同一の形状
となる。本発明の植物栽培箱においては、上向側面と下
向側面の間に、４個の側面を一周する補強材を設けるこ
とができる。図３(ａ)は、補強材の一態様の斜視図であ
り、図３(ｂ)は、補強材の他の態様の斜視図である。図
３(ａ)に示す態様の補強材９は、強度と剛性を有する帯
状物で形成された枠構造を有している。図３(ｂ)に示す
態様の補強材１０は、強度と剛性を有する線状物で形成
された枠構造を有している。図４は、本発明の植物栽培
箱に補強材を設置する方法を示す説明図である。底面と
側面の境界線３において、側面シートを上方に垂直に折
り曲げて上向側面４を形成し、継ぎしろ８を隣接する上
向側面の内側に折り込んでおく。次いで、補強材９を４
個の上向側面に接するように植物栽培箱の中に入れ、箱
高さの線５において下向側面６を箱内方向に折り返し
て、継ぎしろと補強材を包み込むように挟持する。本発
明に用いる補強材の材質に特に制限はなく、帯状物とし
ては、例えば、プラスチック板、プラスチック段ボー
ル、金属板などを挙げることができ、線状物としては、
例えば、金属線などを挙げることができる。本発明の植
物栽培箱は、補強材を設けることにより強度と剛性が大
きくなり、形態保持性がさらに向上するので、より厚さ
の薄いプラスチックシートを用いて、より大型の植物栽
培箱を製造することが可能となる。
展開図である。図１(ａ)に示す態様においては、継ぎし
ろが４個の上向側面のそれぞれ一側端に設けられていた
が、本態様においては、継ぎしろが、相対する２個の上
向側面の両側端に設けられている。本態様の植物栽培箱
も、組み立てると図１(ｂ)に示される形状と同一の形状
となる。本発明の植物栽培箱においては、上向側面と下
向側面の間に、４個の側面を一周する補強材を設けるこ
とができる。図３(ａ)は、補強材の一態様の斜視図であ
り、図３(ｂ)は、補強材の他の態様の斜視図である。図
３(ａ)に示す態様の補強材９は、強度と剛性を有する帯
状物で形成された枠構造を有している。図３(ｂ)に示す
態様の補強材１０は、強度と剛性を有する線状物で形成
された枠構造を有している。図４は、本発明の植物栽培
箱に補強材を設置する方法を示す説明図である。底面と
側面の境界線３において、側面シートを上方に垂直に折
り曲げて上向側面４を形成し、継ぎしろ８を隣接する上
向側面の内側に折り込んでおく。次いで、補強材９を４
個の上向側面に接するように植物栽培箱の中に入れ、箱
高さの線５において下向側面６を箱内方向に折り返し
て、継ぎしろと補強材を包み込むように挟持する。本発
明に用いる補強材の材質に特に制限はなく、帯状物とし
ては、例えば、プラスチック板、プラスチック段ボー
ル、金属板などを挙げることができ、線状物としては、
例えば、金属線などを挙げることができる。本発明の植
物栽培箱は、補強材を設けることにより強度と剛性が大
きくなり、形態保持性がさらに向上するので、より厚さ
の薄いプラスチックシートを用いて、より大型の植物栽
培箱を製造することが可能となる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の植物栽培箱は、軽量で組み立て
が容易であり、設置面の凹凸を吸収することができ、底
面から根が伸びだすことがないので、ビル屋上などのコ
ンクリート構築物上の緑化に好適に用いることができ
る。
が容易であり、設置面の凹凸を吸収することができ、底
面から根が伸びだすことがないので、ビル屋上などのコ
ンクリート構築物上の緑化に好適に用いることができ
る。
【図１】図１は、本発明の植物栽培箱の一態様の展開図
及び斜視図である。
及び斜視図である。
【図２】図２は、本発明の植物栽培箱の他の態様の展開
図である。
図である。
【図３】図３は、補強材の斜視図である。
【図４】図４は、補強材設置方法の説明図である。
１ 方形の底面 ２ 側面 ３ 底面と側面の境界線 ４ 上向側面 ５ 箱高さの線 ６ 下向側面 ７ 水抜き穴 ８ 継ぎしろ ９ 補強材 １０ 補強材
Claims (3)
- 【請求項１】方形の底面と４個の側面を有する植物栽培
箱において、栽培箱がワンピースのプラスチックシート
により形成され、底面と側面の境界線において側面シー
トが上方に垂直に折り曲げられて上向側面を形成し、箱
高さの線において側面シートが箱内方向に折り返されて
下向側面を形成し、上向側面に水抜き穴が設けられ、上
向側面の側端に設けられた継ぎしろが隣接する上向側面
と下向側面に挟持されることにより、箱形状を維持する
ことを特徴とする植物栽培箱。 - 【請求項２】プラスチックシートの厚さが、０.２〜１.
２mmである請求項１記載の植物栽培箱。 - 【請求項３】上向側面と下向側面の間に、４個の側面を
一周する補強材が設けられてなる請求項１記載の植物栽
培箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000192960A JP2002000082A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 植物栽培箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000192960A JP2002000082A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 植物栽培箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002000082A true JP2002000082A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18692027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000192960A Pending JP2002000082A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 植物栽培箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002000082A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2435651A (en) * | 2006-09-28 | 2007-09-05 | John William Farley | Manually foldable water permeable receptacle |
| JP2015119693A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 株式会社オーティス | 植栽容器用シート、植栽容器および植栽容器用シートの形成方法 |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192960A patent/JP2002000082A/ja active Pending
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