JP2001527477A - ダイアモンドマーキング - Google Patents

ダイアモンドマーキング

Info

Publication number
JP2001527477A
JP2001527477A JP55014598A JP55014598A JP2001527477A JP 2001527477 A JP2001527477 A JP 2001527477A JP 55014598 A JP55014598 A JP 55014598A JP 55014598 A JP55014598 A JP 55014598A JP 2001527477 A JP2001527477 A JP 2001527477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
gemstone
diamond
ion beam
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP55014598A
Other languages
English (en)
Inventor
ゴードン チャーターズ スミス,ジェームズ
デイヴィッド ゲアリ スチュワート,アンドルー
Original Assignee
ゲルザン エスタブリッシュメント
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB9710738.7A external-priority patent/GB9710738D0/en
Application filed by ゲルザン エスタブリッシュメント filed Critical ゲルザン エスタブリッシュメント
Publication of JP2001527477A publication Critical patent/JP2001527477A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44BMACHINES, APPARATUS OR TOOLS FOR ARTISTIC WORK, e.g. FOR SCULPTURING, GUILLOCHING, CARVING, BRANDING, INLAYING
    • B44B7/00Machines, apparatus or hand tools for branding, e.g. using radiant energy such as laser beams

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Adornments (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ダイアモンドが電荷を帯びるのを防止させるためにダイアモンド宝石用原石の表面に導電性層を被覆させ、集束イオンビームでマークを形成し、強力な酸化剤でダイアモンド表面を洗浄して適当な深さを有するマークが現れ、ダイアモンドのクラリティ若しくはカラーグレードに損傷を与えずに、ダイアモンド宝石用原石のみがき上げた面に、裸眼では識別できない情報マークを付ける。

Description

【発明の詳細な説明】 ダイアモンドマーキング 発明の背景 本発明は、ダイアモンド又は宝石用原石の表面にマーキングする方法に関する 。マークはいずれのマークでもよいが、本発明は、特にダイアモンド又は宝石用 原石に情報マークを付けることに関する。例えば、ダイアモンドは線引ダイ(wi re-drawing die)又はダイアモンド光学成分のような産業用ダイアモンドである が、クラリティ若しくはカラーグレードを損なうことなしにマークを宝石用原石 のみがき上げた面に付ける際に、本発明は、例えば裸眼では識別できず、また1 0倍ルーペを用いても識別できないマークを付けるように、宝石用原石であるダ イアモンドへのマーキングさせることに特に関心がある。ルーペを用いれば、ク ラリティ評価の国際的に認証された条件で、つまり通常の光の下で、この光は白 色拡散光であり、スポット光ではなく、色収差を補正し、無球面収差の10倍の ルーペを用いて可視性が評価される。マークはシリアル番号により、若しくはブ ランド又は品質マークとして、宝石用原石を独特に確認するために利用され得る 。一般には、マークは適当な倍率と観察条件下で、観察可能であり、宝石用原石 にマークを付けて、原石の価値と外観を損なうべきでなく、好ましくは暗くすべ きでない。 国際特許出願第WO97/03846号には、付けたマークの性質の詳細な説 明があり、投影マスクを利用して紫外線レーザでダイアモンド原石に照射するこ とにより、マークが付けられる。 改善された解像度のマークを作製し、マークを付けるのに必要な時間を短縮す ることが通常望まれており、その結果、例えば、シリアル番号が付けられる。発明 本発明の第一の態様によれば、ダイアモンド又は宝石用原石の表面は集束され たイオンビームてマーク付けされ、そのマークは裸眼では識別できない。本発明 は、本発明の方法によるマークを付けたダイアモンド若しくは宝石用原石と、そ の方法を実行する装置に関するものである。 マーキングはダイアモンド又は宝石用原石の表面に、集束したイオンビームで 直接書き込むことにより行われる。一般にはガリウムイオンが利用されるが、代 替として、他の適当なイオンビームも利用される。照射線量を制限することによ り、炭素原子のスッパタリングを実質的に回避することが可能であり、このスパ ッタリングにより材料が直接除去されてしまう。このことにより、制御された深 さと良好な解像度でマークを付けることが可能となる。照射線量を制限し、十分 な照射線量を与えることにより、入射イオンが結晶格子を不規則化させる。ダイ アモンドの場合には、上記のことにより、例えば、酸又は酸に溶解した硝酸カリ ウムを利用して洗浄可能なダイアモンドはグラファイト様若しくは他の非ダイア モンド構造に変換し、10nm以上の深さ及び/又は70nm以下の深さ、好ましく は20nm以上の深さ及び/又は50nm以下の深さ、典型的には約30nmの深さの ある浅いマークが、暗くなる形跡なしに形成される。プラズマエッチングが酸洗 浄の代替として利用される。 しかしながら、好ましい実施例では、イオンビームによりダイアモンド又は宝 石用原石に生じた乱れた層は、溶融硝酸カリウムのような強力な酸化剤により除 去される。この方法により、より低照射線量でマークを付けることが可能であり 、したがって、或一定のビーム電流で短い時間中にマークを付けることが可能で ある。あるいは、小さなスポットサイズを与える低ビーム電流は、回折格子のよ うな高解像度の特徴のあるマークを形成するのに利用される。 格子不規則化の深さはイオンの範囲により求められる。50keVのガリウム では、この範囲は約30nmである。最小照射線量は1013/cm2程であり、好ま しくは約1014/cm2から1015/cm2である。しかしながら、良好なマークは 適度な照射線量で付けることが可能であり、好ましい最大の照射線量は約1016 /cm2で、約1017/cm2までである。しかしながら、照射線量は利用するイオ ンとエネルギー(keVの単位で測定される)に依存する。イオンビーム照射線 量は、マーキング中のサンプル表面での単位面積当たりの入射イオンの全数であ る。ビーム電流は、約1ナノアンペアであり、ビームエネルギーは約10又は約 30keV以上、及び/又は約100keV、若しくは約50keV以下である 。一連の異なるビームエネルギーで、マークの深さをイオンビーム照射線量に対 してプロットすると、ビームエネルギーの増加とともにマークの深さは増加する ことが分かった。マークの特性は、所望のマーク深さになるように照射線量/エ ネルギーの組合わせを選択することにより最適化される。 マークされるべき領域及び/又は周辺域は、マークを形成する前に、導電性層 、例えば金で被覆され、イオンビームでのマーキングに先立ち電気的接続が生じ 、電荷を帯びるのを防止する。金又は他の被覆物の厚さは、ビームエネルギー及 び照射線量によるマークの深さの変動により変化し、よって、形成させるべきマ ークを最適化するように選択される。 電荷を帯びることを減少させる他の適当な方法が利用される。一つの方法には 、マークを形成させるのに先立ち、マークされるべき領域に低エネルギーイオン ビーム、例えば約3から10keVで照射することであり、そうすることにより ダイアモンド表面を改質させ、その表面を導電性にして、その領域に電気的接続 を生じさせる。好ましい実施例では、マーキング用のイオンビームは、米国特許 明細書第US-463901号で説明されているような電子流出(flo od)銃のような電荷を中和させる装置とともに利用され、ダイアモンド表面の荷 電を防止する。 本発明の第二の態様によれば、ダイアモンド若しくは宝石用原石の少なくとも 一部分に照射し、表面に損傷又は結晶格子の不規則層を生じさせ、酸化剤を用い て前記不規則層を除去する段階から成るダイアモンド若しくは宝石用原石の表面 にマーキングする方法を提供する。 酸洗浄よりも優る本発明の第二の態様の更なる効果は、発煙酸が生じないこと であり、さらに消費された酸は廃棄する必要がなく、よって、工程の安全性を改 善するだけでなく、環境的及び経済的便益をもたらす。 好ましい酸化剤は、溶融硝酸カリウムである。ダイアモンド又は宝石用原石は 硝酸カリウムで被覆され、約380〜550℃の温度で、数分から数時間、好ま しくは約1時間の間、加熱されることが好ましい。 しかしながら、他の適当な強力な酸化剤には、アルカリ金属塩のような溶融化 合物がある。適当な化合物はXnYmの形であり、ここでX基はLi+、Na+、 K+、Rb+、Cs+又は他のカチオンであり、Y基はOH-、NO3 -、O2 2-、O2 - 、CO3 2-又は他のアニオンであり、整数n及びmは電荷バランスを保つように 使われる。化合物の混合物も利用され得る。空気又は他の酸素含有化合物も存在 する。 不規則層を除去するためにかかる酸化剤を使用することにより、イオンの比較 的低照射線量を利用して、形成させるべきマークの所望の深さを可能にする。 好ましい実施例において、ダイアモンド又は宝石用原石は、本発明の第一の態 様で説明したようにイオンビーム、最も好ましくはガリウムイオンビームで照射 される。第二の態様の方法における好ましい実施例は、著しく効率のよい工程で あり、各入射ガリウムイオ ンは、約2、700の炭素原子を最終的に除去する。ダイアモンド以外の材料に は、上記数字は約1-10であろう。 約10秒の合理的で経済的時間で、加工されるべき0.43mmx0.16m mの面積をカバーする英数文字のような比較的大きな構造を可能にするのはダイ アモンドの性質である。 さらに、本発明の方法は、国際特許出願第WO97/09470号で開示され ているシリコンカーバイドのような合成宝石用原石の表面にマークするのにも利 用される。 ダイアモンドの宝石用原石を適当なホルダーに取り付け、面を金の層で被覆す る。サンプルを、FEI又はミクリオン(Micrion)により供給された集束イオ ンビーム源を備えた真空チャンバーに配置させ、ホルダーにより金の層を電気的 に接続させ、ダイアモンドが電荷を帯びないようにさせる。ラスタースキャン、 若しくは例えば静電偏向によるビームを走査させるのと同様に集光ビームを利用 して(代替としては、ダイアモンドを移動させる方法もあるが、あまり実用的で はない)、1015から1016/cm2の照射線量で、イオン源はガリウムであり、 ビーム電流を1ナノアンペア、30から50keVのビームエネルギーで、ダイ アモンド面にマークを直接書き込む。サンプルを真空チャンバーから取出し、酸 で洗浄して不規則層及び金層を取除く。暗くなった形跡がなく、典型的には約3 0nmの深さのある浅いマークが生じる。 本発明は例により、上記の通りに説明され、変形は本発明の精神に反すること なく可能であり、開示した特徴と均等物まで拡張される。さらに、本発明は開示 した個々に特徴があり、本願では暗示する、又は図面若しくはかかる特徴の組合 わせ、又はかかる特徴若しくはその組合わせの一般化において、明示又は暗示す る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月27日(1999.4.27) 【補正内容】 ダイアモンドマーキング 発明の背景 本発明は、ダイアモンド又は宝石用原石の表面にマーキングする方法に関する 。マークはいずれのマークでもよいが、本発明は、特にダイアモンド又は宝石用 原石に情報マークを付けることに関する。例えば、ダイアモンドは線引ダイ又は ダイアモンド光学成分のような産業用ダイアモンドであるが、クラリティ若しく はカラーグレードを損なうことなしにマークを宝石用原石のみがき上げた面に付 ける際に、本発明は、例えば裸眼では識別できず、また10倍ルーペを用いても 識別できないマークを付けるように、宝石用原石であるダイアモンドへのマーキ ングさせることに特に関心がある。ルーペを用いれば、クラリティ評価の国際的 に認証された条件で、つまり通常の光の下で、この光は白色拡散光であり、スポ ット光ではなく、色収差を補正し、無球面収差の10倍のルーペを用いて可視性 が評価される。マークはシリアル番号により、若しくはブランド又は品質マーク として、宝石用原石を独特に確認するために利用され得る。一般には、マークは 適当な倍率と観察条件下で、観察可能であり、宝石用原石にマークを付けて、原 石の価値と外観を損なうべきでなく、好ましくは暗くすべきでない。 国際特許出願第WO97/03846号には、付けたマークの性質の詳細な説 明があり、投影マスクを利用して紫外線レーザでダイアモンド原石に照射するこ とにより、マークが付けられる。米国特許第4、425、769号には、表面に ホトレジストを塗布し、写真的方法によりコンタクトマスクを形成し、イオン化 ガスでカソードボンバードメントによりマスクを介して、スパッターエッチング を生じさせるように宝石用原石をエッチングしてダイアモンド又は他の宝石用原 石にある確認用マークが開示されている。スパッター エッチングでは、マークの深さ及び低解像度が制御しにくい。 改善された解像度のマークを作製し、マークを付けるのに必要な時間を短縮す ることが通常望まれており、その結果、例えば、シリアル番号が付けられる。発明 本発明の第一の態様によれば、ダイアモンド又は宝石用原石の表面は集束され たイオンビームでマーク付けされ、そのマークは裸眼では識別できない。本発明 は、本発明の方法によるマークを付けたダイアモンド若しくは宝石用原石と、そ の方法を実行する装置に関するものである。 マーキングはダイアモンド又は宝石用原石の表面に、集束したイオンビームで 直接書き込むことにより行われる。一般にはガリウムイオンが利用されるが、代 替として、他の適当なイオンビームも利用される。照射線量を制限することによ り、炭素原子のスッパタリングを実質的に回避することが可能であり、このスパ ッタリングにより材料が直接除去されてしまう。このことにより、制御された深 さと良好な解像度でマークを付けることが可能となる。照射線量を制限し、十分 な照射線量を与えることにより、入射イオンが結晶格子を不規則化させる。ダイ アモンドの場合には、上記のことにより、例えば、酸又は酸に溶解した硝酸カリ ウムを利用して洗浄可能なダイアモンドはグラファイト様若しくは他の非ダイア モンド構造に変換し、10nm以上の深さ及び/又は70nm以下の深さ、好ましく は20nm以上の深さ及び/又は50nm以下の深さ、典型的には約30nmの深さの ある浅いマークが、暗くなる形跡なしに形成される。プラズマエッチングが酸洗 浄の代替として利用される。 しかしながら、好ましい実施例では、イオンビームによりダイアモンド又は宝 石用原石に生じた乱れた層は、溶融硝酸カリウムのよ うな強力な酸化剤により除去される。この方法により、より低照射線量でマーク を付けることが可能であり、したがって、或一定のビーム電流で短い時間中にマ ークを付けることが可能である。あるいは、小さなスポットサイズを与える低ビ ーム電流は、回折格子のような高解像度の特徴のあるマークを形成するのに利用 される。 格子不規則化の深さはイオンの範囲により求められる。50keVのガリウム では、この範囲は約30nmである。最小照射線量は1013/cm2程であり、好ま しくは約1014/cm2から1015/cm2である。しかしながら、良好なマークは 適度な照射線量で付けることが可能であり、好ましい最大の照射線量は約1016 /cm2で、約1017/cm2までである。しかしながら、照射線量は利用するイオ ンとエネルギー(keVの単位で測定される)に依存する。イオンビーム照射線 量は、マーキング中のサンプル表面での単位面積当たりの入射イオンの全数であ る。ビーム電流は、約1ナノアンペアであり、ビームエネルギーは約10又は約 30keV以上、及び/又は約100keV、若しくは約50keV以下である 。他の可能なビーム電流は約0.5ナノアンペア若しくは約0.1ナノアンペア である。 一連の異なるビームエネルギーで、マークの深さをイオンビーム照射線量に対 してプロットすると、ビームエネルギーの増加とともにマークの深さは増加する ことが分かった。マークの特性は、所望のマーク深さになるように照射線量/エ ネルギーの組合わせを選択することにより最適化される。 マークされるべき領域及び/又は周辺域は、マークを形成する前に、導電性層 、例えば金で被覆され、イオンビームでのマーキングに先立ち電気的接続が生じ 、電荷を帯びるのを防止する。金又は他の被覆物の厚さは、ビームエネルギー及 び照射線量によるマークの深さの変動により変化し、よって、形成させるべきマ ークを最適化するように選択される。 電荷を帯びることを減少させる他の適当な方法が利用される。一つの方法には 、マークを形成させるのに先立ち、マークされるべき領域に低エネルギーイオン ビーム、例えば約3から10keVで照射することであり、そうすることにより ダイアモンド表面を改質させ、その表面を導電性にして、その領域に電気的接続 を生じさせる。好ましい実施例では、マーキング用のイオンビームは、米国特許 明細書第US-463901号で説明されているような電子流出(flood)銃のよう な電荷を中和させる装置とともに利用され、ダイアモンド表面の荷電を防止する 。 本発明の第二の態様によれば、ダイアモンド若しくは宝石用原石の少なくとも 一部分に照射し、表面に損傷又は結晶格子の不規則層を生じさせ、酸化剤を用い て前記不規則層を除去する段階から成るダイアモンド若しくは宝石用原石の表面 にマーキングする方法を提供する。 約10秒の合理的で経済的時間で、加工されるべき0.43mmx0.16m mの面積をカバーする英数文字のような比較的大きな構造を可能にするのはダイ アモンドの性質である。 さらに、本発明の方法は、国際特許出願第WO97/09470号で開示され ているシリコンカーバイドのような合成宝石用原石の表面にマークするのにも利 用される。 ダイアモンドの宝石用原石を適当なホルダーに取り付け、面を金の層で被覆す る。サンプルを、FEI又はミクリオン(Micrion)により供給された集束イオ ンビーム源を備えた真空チャンバーに配置させ、ホルダーにより金の層を電気的 に接続させ、ダイアモンドが電荷を帯びないようにさせる。ラスタースキャン、 若しくは例えば静電偏向によるビームを走査させるのと同様に集光ビームを利用 して(代替としては、ダイアモンドを移動させる方法もあるが、あまり実用的で はない)、1015から1016/cm2の照射線量で、イオン源はガリウムであり、 ビーム電流を1ナノアンペア、30から50keVのビームエネルギーで、ダイ アモンド面にマークを直接書き込む。サンプルを真空チャンバーから取出し、酸 で洗浄して不規則層及び金層を取除く。暗くなった形跡がなく、典型的には約3 0nmの深さのある浅いマークが生じる。 本発明は例により、上記の通りに説明され、変形は本発明の精神に反すること なく可能であり、開示した特徴と均等物まで拡張される。 請求の範囲 1. 裸眼で識別できないマークを集束イオンビームで形成させることから成る 宝石用原石の表面にマークを付ける方法。 2. 実質的にスパッタリングを回避しながら、裸眼で識別できないマークを集 束イオンビームで形成させることから成る宝石用原石の表面にマークを付ける方 法。 3. 裸眼で識別できないマークを集束イオンビームで形成させることから成る ダイアモンドの表面にマークを付ける方法。 4. 実質的にスパッタリングを回避しながら、裸眼で識別できないマークを集 束イオンビームで形成させることから成るダイアモンドの表面にマークを付ける 方法。 5. 宝石用原石はシリコンカーバイド原石である請求項1又は2記載の方法。 6. 集束イオンビームは宝石用原石若しくはダイアモンドに関して移動する請 求項1乃至5のうちいずれか1項記載の方法。 7. 走査手段は集束イオンビームを移動させるのに利用される請求項6記載の 方法。 8. 走査手段はラスタースキャンからなる請求項7記載の方法。 9. 宝石用原石の少なくとも一部分に照射して表面に不規則層を形成し、酸化 剤を利用して前記不規則層を取除く段階から成る宝石 用原石の表面にマークを付ける方法。 10. ダイアモンドの少なくとも一部分に照射して表面に不規則層を形成し、 酸化剤を利用して前記不規則層を取除く段階から成るダイアモンドの表面にマー クを付ける方法。 11. 宝石用原石はシリコンカーバイド原石である請求項9記載の方法。 12. 宝石用原石又はダイアモンドはイオンビームを利用して照射される請求 項9乃至11のうちいずれか記載の方法。 13. 宝石用原石又はダイアモンドは集束イオンビームを利用して照射される 請求項12記載の方法。 14. 実質的にスパッタリングを回避しながら、宝石用原石又はダイアモンド は集束イオンビームを利用して照射される請求項12記載の方法。 15. 宝石用原石又はダイアモンドの表面を前記集束イオンビームにより照射 して表面に不規則層を形成し、前記不規則層を酸化剤を利用して除去する請求項 1乃至8のうちいずれか記載の方法。 16. 酸化剤は少なくとも一つがXnmの形の化合物であり、ここでX基はL i+、Na+、K+、Rb+、Cs+又は他のカチオンであり、Y基はOH-、NO3 - 、O2 2-、O2-、CO3 2-又は他のアニオンであり、整数n及びmは電荷バランス を保つために使われる請求項9乃至15のうちいずれか記載の方法。 17. 酸化剤は硝酸カリウムである請求項9乃至15のうちいずれか記載の方 法。 18. 宝石用原石又はダイアモンドの少なくとも一部分にイオンビームを照射 して表面に不規則層を形成し、溶融硝酸カリウムで不規則層を実質的に覆うこと により前記不規則層を除去する段階から成る請求項1乃至17のうちいずれか記 載の方法。 19. 宝石用原石又はダイアモンド及び溶融硝酸カリウムの温度は約1時間維 持される請求項18記載の方法。 20. 宝石用原石又はダイアモンドの表面を前記集束イオンビームにより照射 して表面に不規則層を形成し、酸を利用して前記不規則層を除去する請求項1乃 至8のうちいずれか記載の方法。 21. 前記不規則層は酸に溶解した酸化剤を利用して除去される請求項9乃至 15のうちいずれか記載の方法。 22. 前記不規則層は酸に溶解した硝酸カリウムを利用して除去される請求項 21記載の方法。 23. イオンビームは集束され、宝石用原石又はダイアモンドに関して移動す る請求項13乃至22のうちいずれか記載の方法。 24. 走査手段は集束イオンビームを移動させるために利用される請求項23 記載の方法。 25. 走査手段はラスタースキャンからなる請求項24記載の方法。 26. マークを形成するのに先立ち、前記表面を導電性層で被覆させることを 含む請求項1乃至8及び請求項12乃至25のうちいずれか記載の方法。 27. 層が金である請求項26記載の方法。 28. マークされるべき領域はマークが形成されるに先立ち、低エネルギーイ オンビームで照射され、ダイアモンド表面を改質して導電性にする請求項1乃至 8及び請求項12乃至25のうちいずれか記載の方法。 29. 前記低エネルギーイオンビームのエネルギーは約3から約10keVで ある請求項28記載の方法。 30. マークされるべき領域は電荷を中和させる装置を利用して同時に照射さ れる請求項1乃至8及び請求項12乃至25記載の方法。 31. マークは約1017/cm2以下の照射線量で形成される請求項1乃至30 のうちいずれか記載の方法。 32. マークは約1016/cm2以下の照射線量で形成される請求項31記載の 方法。 33. マークは約1015/cm2以下の照射線量で形成される請求項31記載の 方法。 34. マークは約1014/cm2以上の照射線量で形成される請 求項31記載の方法。 35. マークは約1013/cm2以上の照射線量で形成される請求項31記載の 方法。 36. ビーム電流は約1ナノアンペアである請求項1乃至8及び請求項12乃 至35のうちいずれか記載の方法。 37. ビーム電流は約0.5ナノアンペアである請求項1乃至8及び請求項1 2乃至35のうちいずれか記載の方法。 38. ビーム電流は約0.1ナノアンペアである請求項1乃至8及び請求項1 2乃至35のうちいずれか記載の方法。 39. ビームエネルギーは約10から約100keVである請求項1乃至8及 び請求項12乃至38のうちいずれか記載の方法。 40. ビームエネルギーは約30keVから約50keVである請求項39記 載の方法。 41. イオンビームはガリウムイオンビームである請求項1乃至8及び請求項 12乃至40のうちいずれか記載の方法。 42. マークの深さは約10から約70nmである請求項1乃至41のうちいず れか記載の方法。 43. マークの深さは約20から約50nmである請求項42記載の方法。 44. マークの深さは約20から約30nmである請求項42記載の方法。 45. マークは情報マークである請求項1乃至44のうちいずれか記載の方法 。 46. マークは10倍のルーペを利用しても識別できない請求項1乃至45の うちいずれか記載の方法。 47. マークは裸眼で識別できない請求項9乃至45のうちいずれか記載の方 法。 48. マークは宝石用原石又はダイアモンドのみがき上げた面に付ける請求項 1乃至47のうちいずれか記載の方法。 49. 本願の前出の例で実質的に説明したように、宝石用原石の表面にマーク を付ける方法。 50. 本願の前出の例で実質的に説明したように、ダイアモンドの表面にマー クを付ける方法。 51. 請求項1乃至50のうちいずれか記載の方法によりマークを付けた宝石 用原石。 52. 請求項3、4、6乃至8、10乃至48及び50のうちいずれか記載の 方法によりマークを付けたダイアモンド。 53. 請求項5乃至8及び請求項11乃至48のうちいずれか記載の方法によ りマークを付けたシリコンカーバイド宝石用原石。 【手続補正書】 【提出日】平成11年12月14日(1999.12.14) 【補正内容】 請求の範囲 1. 裸眼で識別できないマークを集束イオンビームで形成させることから成る 宝石用原石の表面にマークを付ける方法。 2. 実質的にスパッタリングを回避しながら、裸眼で識別できないマークを集 束イオンビームで形成させることから成る宝石用原石の表面にマークを付ける方 法。 3. 裸眼で識別できないマークを集束イオンビームで形成させることから成る ダイアモンドの表面にマークを付ける方法。 4. 実質的にスパッタリングを回避しながら、裸眼で識別できないマークを集 束イオンビームで形成させることから成るダイアモンドの表面にマークを付ける 方法。 5. 宝石用原石はシリコンカーバイド原石である請求項1又は2記載の方法。6. 宝石用原石の少なくとも一部分に照射して表面に不規則層を形成し、酸化 剤を利用して前記不規則層を取除く段階から成る宝石用原石の表面にマークを付 ける方法。 7. 宝石用原石はシリコンカーバイド原石である請求項6記載の方法。 8. ダイアモンドの少なくとも一部分に照射して表面に不規則層を形成し、酸 化剤を利用して前記不規則層を取除く段階から成るダイアモンドの表面にマーク を付ける方法。 9. 宝石用原石又はダイアモンドはイオンビームを利用して照射される請求項 6乃至8のうちいずれか記載の方法。 10. 宝石用原石又はダイアモンドは集束イオンビームを利用して照射される 請求項9記載の方法。 11. 実質的にスパッタリングを回避しながら、宝石用原石又はダイアモンド は集束イオンビームを利用して照射される請求項9記載の 方法。12. 宝石用原石又はダイアモンドの表面を前記集束イオンビームにより照射 して表面に不規則層を形成し、前記不規則層を酸化剤を利用して除去する請求項 1乃至5のうちいずれか記載の方法。 13. 酸化剤は少なくとも一つがXnmの形の化合物であり、ここでX基はL +、Na+、K+、Rb+、Cs+又は他のカチオンであり、Y基はOH-、NO3 - 、O2 2-、O2−、CO3 2-又は他のアニオンであり、整数n及びmは電荷バラン スを保つために使われる請求項6乃至12のうちいずれか記載の方法。 14. 酸化剤は硝酸カリウムである請求項6乃至12のうちいずれか記載の方 法。 15. 宝石用原石又はダイアモンドの少なくとも一部分にイオンビームを照射 して表面に不規則層を形成し、溶融硝酸カリウムで不規則層を実質的に覆うこと により前記不規則層を除去する段階から成る請求項1乃至14のうちいずれか記 載の方法。 16. 宝石用原石又はダイアモンドの表面は前記集束イオンビームにより照射 されて表面に不規則層を形成し、前記不規則層を酸を利用して除去する請求項1 乃至5のうちいずれか記載の方法。 17. 前記不規則層は酸に溶解した酸化剤を利用して除去される請求項6乃至 12のうちいずれか記載の方法。 18. 前記不規則層は酸に溶解した硝酸カリウムを利用して除去される請求項 17記載の方法。 19. マークを形成するのに先立ち、前記表面を導電性層で被覆させることを 含む請求項1乃至5及び請求項9乃至18のうちいずれか記載の方法。 20. 層が金である請求項19記載の方法。 21. マークされるべき領域はマークが形成されるに先立ち、低エネルギーイ オンビームで照射され、ダイアモンド表面を改質して導電性にする請求項1乃至 5及び請求項9乃至18のうちいずれか記載の方法。 22. マークされるべき領域は電荷を中和させる装置を利用して、同時に照射 される請求項1乃至5及び請求項9乃至18記載の方法。 23. マークは約1017/cm2以下の照射線量で形成される請求項1乃至5及 び請求項9乃至22のうちいずれか記載の方法。 24. マークは約1016/cm2以下の照射線量で形成される請求項23記載の 方法。 25. マークは約1015/cm2以下の照射線量で形成される請求項23記載の 方法。 26. マークは約1014/cm2以上の照射線量で形成される請求項23記載の 方法。 27. マークは約1013/cm2以上の照射線量で形成される請求項23記載の 方法。 28. マークの深さは約10から約70nmである請求項1乃至27のうちいず れか記載の方法。 29. マークの深さは約20から約50nmである請求項28記載の方法。 30. マークの深さは約20から約30nmである請求項28記載の方法。 31. マークは高さが約50ミクロンである文字からなる請求項1乃至30の うちいずれか記載の方法。 32. マークは約2から3ミクロンの幅のラインからなる請求項1乃至31の うちいずれか記載の方法。 33. マークの深さは約100nm以下である請求項1乃至32のうちいずれか 記載の方法。 34. マークは約20:1以上の深さに対する幅のライン比率か らなる請求項1乃至33のうちいずれか記載の方法。 35. マークは情報マークである請求項1乃至34のうちいずれか記載の方法 36. マークは10倍のルーペを利用しても識別できない請求項1乃至35の うちいずれか記載の方法。 37. マークは裸眼で識別できない請求項6乃至36のうちいずれか記載の方 法。 38. マークは宝石用原石又はダイアモンドのみがき上げた面に付ける請求項 1乃至37のうちいずれか記載の方法。 39. 請求項1乃至38のうちいずれか記載の方法によりマークを付けた宝石 用原石若しくはダイアモンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 スチュワート,アンドルー デイヴィッド ゲアリ イギリス国,バークシャー アールジー8 8エスエイチ,レディング,アッシャン ステッド,ジ オールド レクトリ(番地 なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 裸眼で識別できないマークを集束イオンビームで形成させることから成る 宝石用原石の表面にマークを付ける方法。 2. 宝石用原石はダイアモンドである請求項1記載の方法。 3. 宝石用原石はシリコンカーバイド宝石用原石である請求項1記載の方法。 4. 集束イオンビームは宝石用原石に関して操作する請求項1乃至3記載のう ちいずれか1項記載の方法。 5. 走査手段は集束イオンビームを操作させるために利用される請求項4記載 の方法。 6. 走査手段はラスタースキャンからなる請求項5記載の方法。 7. 宝石用原石の少なくとも一部分を照射して表面に不規則層を形成し、酸化 剤を利用して前記不規則層を除去する段階から成る宝石用原石の表面にマークを 付ける方法。 8. 宝石用原石はダイアモンドである請求項7記載の方法。 9. 宝石用原石はシリコンカーバイド宝石用原石である請求項7記載の方法。 10. 宝石用原石はイオンビームを利用して照射される請求項7乃至9記載の うちいずれか1項記載の方法。 11. 宝石用原石は集束イオンビームを利用して照射される請求項10記載の 方法。 12. 集束イオンビームは宝石用原石に関して操作する請求項11記載の方法 。 13. 走査手段は集束イオンビームを操作するために利用される請求項12記 載の方法。 14. 走査手段はラスタースキャンからなる請求項13記載の方法。 15. 宝石用原石の表面は前記集束イオンビームにより照射されて表面に不規 則層を形成し、前記不規則層を酸を利用して除去する請求項1乃至6記載のうち いずれか1項記載の方法。 16. 裸眼で識別できないマークを集束イオンビームで形成することから成る ダイアモンドの表面にマークをつける方法。 17. ダイアモンド表面は前記集束イオンビームにより照射されて表面に不規 則層を形成し、前記不規則層を酸を利用して除去する請求項16記載の方法。 18. ダイアモンドの少なくとも一部分に照射して、ダイアモンドの表面に不 規則層を形成し、酸化剤を利用して前記不規則層を除去する段階からなるダイア モンドの表面にマークを付ける方法。 19. ダイアモンドはイオンビームを利用して照射される請求項18記載の方 法。 20. ダイアモンドは集束イオンビームを利用して照射される請求項19記載 の方法。 21. 集束イオンビームは宝石用原石に関して操作される請求項17又は20 記載の方法。 22. 走査手段は集束イオンビームを操作させるために利用される請求項21 記載の方法。 23. 走査手段はラスタースキャンからなる請求項22記載の方法。 24. 前記不規則層は酸に溶解した酸化剤を利用して除去される請求項15又 は17記載の方法。 25. 前記不規則層は酸に溶解した硝酸カリウムを利用して除去される請求項 24記載の方法。 26. マークは約1017/cm2以下の照射線量で形成される請求項1乃至6、 請求項10乃至17、若しくは請求項19乃至23記載のうちいずれか1項記載 の方法。 27. マークは約1016/cm2以下の照射線量で形成される請求項1乃至6、 請求項10乃至17、若しくは請求項19乃至23記載のうちいずれか1項記載 の方法。 28. マークは約1015/cm2以下の照射線量で形成される請求項1乃至6、 請求項10乃至17、請求項19乃至23、請求項 26又は27記載のうちいずれか1項記載の方法。 29. マークは約1014/cm2以上の照射線量で形成される請求項1乃至6、 請求項10乃至17、請求項19乃至23、若しくは請求項26乃至28記載の うちいずれか1項記載の方法。 30. マークは約1013/cm2以上の照射線量で形成される請求項1乃至6、 請求項10乃至17、請求項19乃至23、若しくは請求項26乃至28記載の うちいずれか1項記載の方法。 31. ビーム電流は約1ナノアンペアである請求項1乃至6、請求項10乃至 17、請求項19乃至23若しくは請求項26乃至30記載のうちいずれか1項 記載の方法。 32. ビーム電流は約0.5ナノアンペアである請求項1乃至6、請求項10 乃至17、請求項19乃至23若しくは請求項26乃至30記載のうちいずれか 1項記載の方法。 33. ビーム電流は約0.1ナノアンペアである請求項1乃至6、請求項10 乃至17、請求項19乃至23若しくは請求項26乃至30記載のうちいずれか 1項記載の方法。 34. ビームエネルギーは約10から約100keVである請求項1乃至6、 請求項10乃至17、請求項19乃至23若しくは請求項26乃至33記載のう ちいずれか1項記載の方法。 35. ビームエネルギーは約30keVから約50keVである請求項34記 載の方法。 36. イオンビームはガリウムイオンビームである請求項1乃至6、請求項1 0乃至17、請求項19乃至23、若しくは請求項26乃至35記載のうちいず れか1項記載の方法。 37. マークの深さは約10から70nmである請求項1乃至36記載のうちい ずれか記載の方法。 38. マークの深さは約20から約50nmである請求項1乃至37記載のうち いずれか記載の方法。 39. マークの深さは約20から約30nmである請求項1乃至38記載のうち いずれか記載の方法。 40. マークを形成するに先立って、導電性層で前記表面を被覆することを含 む請求項1乃至6、請求項10乃至17、請求項19乃至23若しくは請求項2 6乃至39記載のうちいずれか1項記載の方法。 41. 層は金である請求項36記載の方法。 42. マークを形成するに先立ち、マークされるべき領域は低エネルギーイオ ンビームで照射され、ダイアモンド表面を改質し、電気的に導電性にする請求項 1乃至6、請求項10乃至17、請求項19乃至23、又は請求項26乃至39 記載のうちいずれか記載の方法。 43. マークされるべき領域は電荷を中和する装置を利用して同じに照射され る請求項1乃至6、請求項10乃至17、請求項19乃至23若しくは請求項2 6乃至39記載の方法。 44. 前記低エネルギーイオンビームのエネルギーは約3から10keVであ る請求項42記載の方法。 45. マークは情報マークである請求項1乃至44記載のうちいずれか記載の 方法。 46. マークは10倍ルーペを利用しても識別できない請求項1乃至45記載 のうちいずれか記載の方法。 47. マークは裸眼では識別できない請求項7乃至13若しくは請求項18乃 至23記載のいずれか記載の方法。 48. マークは宝石用原石のみがき上げた面につける請求項1乃至47記載の うちいずれか記載の方法。 49. ダイアモンド又は宝石用原石の表面は前記集束イオンビームにより照射 されて表面に不規則層を形成し、前記不規則層は酸化剤を利用して除去される請 求項1乃至6若しくは請求項16記載のうちいずれか1項記載の方法。 50. 酸化剤は硝酸カリウムである請求項7若しくは49記載の方法。 51. 酸化剤は少なくとも一つはXnmの形の化合物であり、ここでX基はL i+、Na+、K+、Rb+、Cs+又は他のカチオンであり、Y基はOH-、NO3 + 、O2 2-、O2-、CO3 2-又はアニオンであり、整数であるn及びmは電荷のバラ ンスを保ちために利用される請求項7、24若しくは50記載の方法。 52. 宝石用原石の少なくとも一部分をイオンビームで照射して表面に不規則 層を形成し、溶融硝酸カリウムで不規則層を実質的に覆うことにより前記不規則 層を除去する段階からなる請求項1乃至51記載のうちいずれか記載の方法。 53. ダイアモンドの少なくとも一部分をイオンビームで照射して表面に不規 則層を形成し、溶融硝酸カリウムで不規則層を実質的に覆うことにより前記不規 則層を除去する段階からなる請求項1乃至52記載のうちいずれか記載の方法。 54. 前記宝石用原石又はダイアモンド及び溶融硝酸カリウムの温度は約1時 間維持される請求項51又は52記載の方法。 55. 本願の前述した例で実質的に説明したように、宝石用原石の表面にマー クを付ける方法。 56. 本願の前述した例で実質的に説明したように、ダイアモンドの表面にマ ークを付ける方法。 57. 請求項1乃至56記載のうちいずれか記載の方法によりマークされた宝 石用原石。 58. 請求項1乃至57記載のうちいずれか記載の方法によりマークされたダ イアモンド。 59. 請求項1乃至57記載のうちいずれか記載の方法によりマークされたシ リコンカーバイド宝石用原石。
JP55014598A 1997-05-23 1998-05-22 ダイアモンドマーキング Ceased JP2001527477A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9710738.7A GB9710738D0 (en) 1997-05-23 1997-05-23 Diamond marking
GB9710738.7 1997-05-23
GB9727365.0 1997-12-24
GB9727365A GB2325392A (en) 1997-05-23 1997-12-24 Diamond marking
PCT/GB1998/001497 WO1998052774A1 (en) 1997-05-23 1998-05-22 Diamond marking

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001527477A true JP2001527477A (ja) 2001-12-25

Family

ID=26311589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55014598A Ceased JP2001527477A (ja) 1997-05-23 1998-05-22 ダイアモンドマーキング

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6391215B1 (ja)
EP (1) EP0984865B1 (ja)
JP (1) JP2001527477A (ja)
CN (1) CN1138648C (ja)
AT (1) ATE232476T1 (ja)
AU (1) AU732638B2 (ja)
CA (1) CA2291041C (ja)
DE (1) DE69811362T2 (ja)
ES (1) ES2190079T3 (ja)
GB (1) GB2339727B (ja)
HK (1) HK1024211A1 (ja)
IL (1) IL124592A (ja)
RU (1) RU2199447C2 (ja)
TW (1) TW495422B (ja)
WO (1) WO1998052774A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016119428A (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 一般財団法人ファインセラミックスセンター ダイヤモンドのエッチング方法、ダイヤモンドの結晶欠陥の検出方法、およびダイヤモンド結晶の結晶成長方法
JP2016534328A (ja) * 2013-10-11 2016-11-04 チョウ タイ フック ジュエリー カンパニー リミテッド ジェムストーン及びダイヤモンドを含む宝石にマーキングを施す方法及び当該方法に従ってマーキングされた宝石

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9727364D0 (en) * 1997-12-24 1998-02-25 Gersan Ets Watermark
GB0103881D0 (en) * 2001-02-16 2001-04-04 Gersan Ets E-beam marking
US6624385B2 (en) * 2001-12-21 2003-09-23 Eastman Kodak Company Method for marking gemstones with a unique micro discrete indicia
GB0302216D0 (en) * 2003-01-30 2003-03-05 Element Six Ltd Marking of diamond
ATE407100T1 (de) * 2003-12-12 2008-09-15 Element Six Ltd Verfahren zum einbringen einer markierung in einen cvd-diamanten
CN1318156C (zh) * 2004-12-23 2007-05-30 彭彤 金刚石拉丝模具的制造方法
US20060144821A1 (en) * 2005-01-04 2006-07-06 Academia Sinica Method for engraving irreproducible pattern on the surface of a diamond
JP4245026B2 (ja) * 2006-09-20 2009-03-25 株式会社豊田中央研究所 被覆膜の除膜方法および被覆部材の再生方法
US20110031213A1 (en) * 2007-07-27 2011-02-10 Yuri Konstantinovich Nizienko Method for Marking Valuable Articles
EP2144117A1 (en) 2008-07-11 2010-01-13 The Provost, Fellows and Scholars of the College of the Holy and Undivided Trinity of Queen Elizabeth near Dublin Process and system for fabrication of patterns on a surface
RU2427041C2 (ru) * 2009-05-08 2011-08-20 Юрий Константинович Низиенко Способ формирования идентификационной метки для маркировки ценных изделий и ценное изделие с ее использованием
RU2427908C1 (ru) 2010-03-29 2011-08-27 Юрий Константинович Низиенко Способ детектирования визуально невидимой идентификационной метки на поверхности ценного изделия, способ его позиционирования в процессе детектирования и детектор для реализации процесса
JP6291568B2 (ja) 2013-05-30 2018-03-14 チョウ タイ フック ジュエリー カンパニー リミテッド 材料にマーキングする方法、材料にマーキングするためのシステム、及び該方法によってマーキングされた材料
RU2644121C2 (ru) * 2016-06-22 2018-02-07 Общество с ограниченной ответственностью "Специальное конструкторское бюро "Инновационно-аналитические разработки" Способ скрытого малоинвазивного маркирования объекта с целью его идентификации
CH713538B1 (de) * 2017-03-02 2020-12-30 Guebelin Gem Lab Ltd Verfahren zum Rückverfolgbarmachen eines Schmucksteins.
RU2698168C1 (ru) * 2018-12-28 2019-08-22 Общество с ограниченной ответственностью "Специальное конструкторское бюро "Инновационно-аналитические разработки" Способ малоинвазивной низкоэнергетической многолучевой записи информации на поверхности объекта с целью длительного хранения, считывания, диагностики и его реализующее устройство - пучковая система записи-считывания и хранения данных
CN114341953A (zh) * 2019-07-02 2022-04-12 动力专家有限公司 标记钻石的方法、由该方法形成的标记以及根据该方法标记的钻石

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4117301A (en) 1975-07-21 1978-09-26 Rca Corporation Method of making a submicrometer aperture in a substrate
US4085330A (en) 1976-07-08 1978-04-18 Burroughs Corporation Focused ion beam mask maker
JPS5812234B2 (ja) 1976-12-24 1983-03-07 一實 奥田 表示入りダイヤモンドの製造方法
GB1588445A (en) 1977-05-26 1981-04-23 Nat Res Dev Toughening diamond
US4200506A (en) 1977-11-08 1980-04-29 Dreschhoff Gisela A M Process for providing identification markings for gemstones
JPS5827663B2 (ja) * 1979-06-04 1983-06-10 富士通株式会社 半導体装置の製造方法
US4392476A (en) 1980-12-23 1983-07-12 Lazare Kaplan & Sons, Inc. Method and apparatus for placing identifying indicia on the surface of precious stones including diamonds
EP0064780A1 (fr) * 1981-05-07 1982-11-17 Maurice Hakoune Procédé de traitement d'une pierre précieuse et pierre précieuse ainsi traitée
JPS58106750A (ja) 1981-12-18 1983-06-25 Toshiba Corp フオ−カスイオンビ−ム加工方法
US4450041A (en) 1982-06-21 1984-05-22 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Chemical etching of transformed structures
US4467172A (en) 1983-01-03 1984-08-21 Jerry Ehrenwald Method and apparatus for laser engraving diamonds with permanent identification markings
US4639301B2 (en) * 1985-04-24 1999-05-04 Micrion Corp Focused ion beam processing
DE3524176A1 (de) 1985-07-05 1987-01-15 Max Planck Gesellschaft Lichtmaske und verfahren fuer ihre herstellung
US4698129A (en) 1986-05-01 1987-10-06 Oregon Graduate Center Focused ion beam micromachining of optical surfaces in materials
ZA874362B (en) 1986-06-20 1988-02-24 De Beers Ind Diamond Forming contacts on diamonds
AT393925B (de) 1987-06-02 1992-01-10 Ims Ionen Mikrofab Syst Anordnung zur durchfuehrung eines verfahrens zum positionieren der abbildung der auf einer maske befindlichen struktur auf ein substrat, und verfahren zum ausrichten von auf einer maske angeordneten markierungen auf markierungen, die auf einem traeger angeordnet sind
EP0363099B1 (en) 1988-10-02 1996-02-28 Canon Kabushiki Kaisha Fine working method of crystalline material
EP0391418B2 (en) 1989-04-06 1998-09-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. A diamond for a dresser
JPH03261953A (ja) * 1990-03-13 1991-11-21 Fujitsu Ltd 微細パターンの形成方法
JP2763172B2 (ja) 1990-03-19 1998-06-11 株式会社神戸製鋼所 ダイヤモンド薄膜のエッチング方法
US5178645A (en) * 1990-10-08 1993-01-12 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Cutting tool of polycrystalline diamond and method of manufacturing the same
US5149938A (en) 1990-10-11 1992-09-22 Harry Winston, S.A. Methods for producing indicia on diamonds
US5410125A (en) 1990-10-11 1995-04-25 Harry Winston, S.A. Methods for producing indicia on diamonds
GB9102891D0 (en) 1991-02-12 1991-03-27 Ici America Inc Cementitious composition
EP0504912B1 (en) * 1991-03-22 1997-12-17 Shimadzu Corporation Dry etching method and its application
US5334283A (en) 1992-08-31 1994-08-02 The University Of North Carolina At Chapel Hill Process for selectively etching diamond
US5702586A (en) 1994-06-28 1997-12-30 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Polishing diamond surface
US5721687A (en) 1995-02-01 1998-02-24 The Regents Of The University Of California Office Of Technology Transfer Ultrahigh vacuum focused ion beam micromill and articles therefrom
US5958799A (en) 1995-04-13 1999-09-28 North Carolina State University Method for water vapor enhanced charged-particle-beam machining
GB9514558D0 (en) 1995-07-17 1995-09-13 Gersan Ets Marking diamond
US5762896A (en) 1995-08-31 1998-06-09 C3, Inc. Silicon carbide gemstones
US5932119A (en) 1996-01-05 1999-08-03 Lazare Kaplan International, Inc. Laser marking system
US5890481A (en) 1996-04-01 1999-04-06 Saint-Gobain/Norton Industrial Ceramics Corporation Method and apparatus for cutting diamond
US6230071B1 (en) 1996-05-24 2001-05-08 The Regents Of The University Of California Depth enhancement of ion sensitized data
WO1997048128A1 (en) 1996-06-10 1997-12-18 De Beers Industrial Diamond Division (Proprietary) Limited Method of making a contact to a diamond
US5773116A (en) 1996-08-01 1998-06-30 The Regents Of The University Of California, Ofc. Of Technology Transfer Focused ion beam micromilling and articles therefrom
TW329553B (en) 1997-02-04 1998-04-11 Winbond Electronics Corp The semiconductor manufacturing process for two-step salicide

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016534328A (ja) * 2013-10-11 2016-11-04 チョウ タイ フック ジュエリー カンパニー リミテッド ジェムストーン及びダイヤモンドを含む宝石にマーキングを施す方法及び当該方法に従ってマーキングされた宝石
JP2016119428A (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 一般財団法人ファインセラミックスセンター ダイヤモンドのエッチング方法、ダイヤモンドの結晶欠陥の検出方法、およびダイヤモンド結晶の結晶成長方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69811362D1 (de) 2003-03-20
IL124592A0 (en) 1998-12-06
RU2199447C2 (ru) 2003-02-27
HK1024211A1 (en) 2000-10-05
TW495422B (en) 2002-07-21
CN1138648C (zh) 2004-02-18
ATE232476T1 (de) 2003-02-15
AU732638B2 (en) 2001-04-26
CA2291041C (en) 2007-03-06
ES2190079T3 (es) 2003-07-16
IL124592A (en) 2002-07-25
GB9927680D0 (en) 2000-01-19
EP0984865A1 (en) 2000-03-15
WO1998052774A1 (en) 1998-11-26
CN1265066A (zh) 2000-08-30
DE69811362T2 (de) 2003-10-16
US6391215B1 (en) 2002-05-21
AU7541298A (en) 1998-12-11
EP0984865B1 (en) 2003-02-12
GB2339727B (en) 2001-10-17
CA2291041A1 (en) 1998-11-26
GB2339727A (en) 2000-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001527477A (ja) ダイアモンドマーキング
CA2316957C (en) Diamond or gemstone marking by plurality of grooves
CA1323667C (en) Method for producing a marking on a spectacle lens
KR0120740B1 (ko) 고 에너지 빔 감광성 유리
US4425769A (en) Method for treating a gem and gem treated with this method
WO1998052774B1 (en) Diamond marking
EP2566653A1 (de) Verfahren zur aufbringung einer datenmarke auf die oberfläche eines diamanten oder brillianten und zur feststellung ihrer echtheit
US6358427B1 (en) Marking diamond
US6524773B1 (en) Polarizing glasses having integral non-polarizing regions
KR100509546B1 (ko) 다이아몬드에 마크를 표시하는 방법
GB2361671A (en) Diamond marking
RU2562619C1 (ru) Способ получения структурированных сплошных и островковых пленок на поверхности стекла
Martin et al. SIMS imaging in the analysis of chemically altered coal surfaces
JPH01230235A (ja) 薄膜形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080619

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080728

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20081111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106