JP2001527120A - ホワイトミネラルオイルのクレーによる処理方法 - Google Patents

ホワイトミネラルオイルのクレーによる処理方法

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JP2001527120A
JP2001527120A JP2000525502A JP2000525502A JP2001527120A JP 2001527120 A JP2001527120 A JP 2001527120A JP 2000525502 A JP2000525502 A JP 2000525502A JP 2000525502 A JP2000525502 A JP 2000525502A JP 2001527120 A JP2001527120 A JP 2001527120A
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イエンニ、ナディーヌ
ブー、チャン
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Abstract

(57)【要約】 RCS仕様を満たさない、ひどく汚染されたホワイトミネラルオイルを、トンシルCO630Gのような酸処理ベントナイトクレーを用いて処理する。この処理によって得られるホワイトオイル製品は、USP等級のホワイトオイルになり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、特定の粘土吸着剤を通してろ過することにより、USPグレードの
ホワイト油(ホワイトオイル)を製造する方法に関するものである。
【0002】 現在の方法で製造するホワイト油は、USPおよび工業グレード(テクニカル
グレード;工業銘柄)のホワイト油に関する21CFR172.878、21C
FR178.3620(a)、21CFR178.3620(b)、または21
CFR178.3620(c)の規制要件に直面する。ホワイト鉱油(ホワイト
ミネラルオイル)は、潤滑油範囲粘度と350°F以上の標準的な沸点をもつ石
油原油の蒸留物から製造される。通常、ホワイト油の製造は、油を精製するため
の、かつホワイト油としての油の特性を劣化させる汚染物質を取り除くための、
1つまたは複数の品質改良ステップを含んでいる。普遍的な品質改良ステップ
は、水素処理、水素化、ろ過、溶媒精製および/または脱ロウのような精製処理
を含んでいる。最後の微量汚染物質を除去する最終ステップは、1つまたは複数
の水素化反応ステップ、酸処理ステップおよび/または最終ろ過ステップを含ん
でもよい。ホワイト鉱油を製造する従来方法は、蒸留物の酸処理であった。従来
は、蒸留物を酸で処理し、粘土処理により精製して酸処理で生成した副生物を除
去した。米国特許第4,024,026号および米国特許第4,053,367
号は、粘土処理により炭化水素からオレフィン性材料のような不純物を除去する
ことを開示している。粘土処理のための通常の接触材料は、酸性アルミノシリケ
ートであり、ボウキサイトまたはモルデナイト粘土のような天然産出材料または
合成材料でもよく、アルミナ、シリカ、マグネシアまたはジルコニア、或いは同
様な特性を示す幾つかの他の化合物を含んでいてもよい。適切であると教示され
た典型的粘土は、フィルトロール24、フィルトロール25、フィルトロール6
2、アタパルガイトとトンシル粘土である。
【0003】 また、ホワイト鉱油は、水素化法を使用して製造されている。Rauschの
米国特許第3,459,656号は、2工程の接触水素化により工業グレードお
よび食用グレードのホワイト鉱油を製造する方法を開示している。第1水素化工
程の触媒は、耐硫黄性の非貴金属水素化触媒のうちのいずれかであると教示され
ている。第2水素化工程の触媒は、白金族金属−助触媒である。米国特許第5,
294,327号は、溶媒抽出または酸処理の従来工程によらずに、所望の食用
グレード品質のホワイト鉱油を製造する3工程水素処理を開示している。
【0004】 水素化方法は通常の操業時には許容されるホワイト油を生成するが、例えば工
程異常または供給原料(feed)の変動の結果として「規格外」製品が生まれ
る可能性がある。このような規格外製品は、USPグレードのホワイト油の全要
件をパスするために、付加的な費用と複雑な工程で、第2処理を必要とするであ
ろう。米国特許第5,098,556号は、接触水素化により生成した規格外ホ
ワイト油に存在するRCSを除去するための方法を開示しており、その方法は規
格外油をスメサイト粘土、具体的には酸処理モンモリロナイト、例えばベントナ
イトまたはアタパルジャイトのような漂白粘土と接触させる方法である。‘55
6号特許によれば、RCS値が約2.5〜3.5のホワイト油は、規格外と考え
られているが、粘土精製法で処理できる。4またはそれ以上のRCS値をもつホ
ワイト油は、通常処理できないことが判っていた。ホワイト油の粘土処理は、R
CS値を2.5以下に低下させる。‘556号特許は、このRCS試験に関する
数値を明確に説明していない。
【0005】 ホワイト鉱油の易炭化物質(RCS)の測定は、ASTMD565−88(1
993年再承認)に記述がある。この試験は、ホワイト油サンプルをH2SO4
抽出し、抽出後の油層の色と酸層の色を評価することからなる。ホワイト油サン
プルは、油層が色変化を示さず、かつ酸抽出層が参照標準比色液に比較して暗色
でないときには、RCS試験をパスしていると判断できる。必ずしも必要ではな
いが、酸抽出層は、例えばASTMカラー・スケール(ASTMD1500−9
6)またはガードナ・カラー・スケール(ASTMD1544−80、1989
年再承認)を用いてさらに色分析をしてもよい。本明細書では、用語「RCS
値」は、酸抽出層からの酸抽出層の色を言う。特に断りのない限り、色をAST
Mカラー・スケールと比較して、ASTMカラー・スケールごとの数値で色を表
す。
【0006】 ‘556号特許の方法は、2.5〜3.5のRCS値をもつホワイト油に限定
される。しかし、精製業者の管理を超える状態は、より深刻に汚染されたホワイ
ト油の生成を生むことになる。追加の水素化または他の一層費用がかかりかつ難
しい手段に訴えることなく、このような深刻に汚染された規格外の油を品質改良
するための低費用かつ効果的方法が望まれている。
【0007】 (発明の概要) 従って、テクニカルグレードのホワイト油から少ない費用および大きな通入量
でUSP等級のホワイト油を製造する方法を提供することが本発明の目的であ
る。RCS値が大きい水素化ホワイト油原料(ホワイトオイル原料油、ホワイト
オイル供給原料)からホワイト油を製造するための改良された方法を提供するこ
とが本発明の別な目的である。石油留出油からホワイト油を製造するための改良
された方法を提供することが本発明の別な目的である。少ない費用および高い効
率でUSP等級の満足できるホワイト油を製造するために、RCS値が大きいテ
クニカルグレードのホワイト油を濾過する方法を提供することが本発明の別な目
的である。これらのそして別な目的はここに記載する発明を実施する当業者にと
っては明らかであろう。
【0008】 従って本発明は、ホワイト油を製造するために酸で活性化された粘土を収納す
るフィルター床にホワイト油供給原料を通過させて濾過することからなるホワイ
ト油の製造方法を提供し、この方法ではASTM D565−88に従ってRC
S試験にかけられる時に、ASTM D1500のカラーが4.5より大きい酸
抽出物がホワイト油供給原料によって生成され、またこのRCS試験にかけられ
る時に、ASTM D1500のカラーが2.5以下である酸抽出物が生成され
る。
【0009】 本方法で製造されるホワイト油はUSP等級のホワイト油に関するRCSの要
求に合格する。酸で活性化された好ましい粘土は、酸で活性化されたカルシウム
ベントナイトである。酸で活性化された最も好ましいカルシウムベントナイトは
Tonsil CO630Gである。
【0010】 別な態様では、ホワイト油供給原料は鉱油供給原料(鉱油原料油)を再生可能
な収着剤に通過して濾過する工程から得られる。この態様では、 a)第1の収着段階で鉱油供給原料を再生可能な粘土収着剤と接触して、RC
S試験にかける時にASTM D1500カラーが4.5より大きい酸抽出物を
生成するホワイト油供給原料を製造し、そして b)a)の段階からのホワイト油供給原料を再生可能でない粘土収着剤と接触
して、RCS試験にかける時にASTM D1500カラーが約2.5より小さ
い酸抽出物を生成するUSP等級のホワイト油を製造する ことからなるホワイト油を製造する方法が提供される。
【0011】 再生可能な好ましい粘土収着剤はボーキサイトである。再生可能でない好まし
い粘土収着剤は酸で活性化された粘土である。再生可能でない一層好ましい粘土
収着剤は酸で活性化されたカルシウムベントナイトである。再生可能でない最も
好ましい粘土収着剤はTonsil CO630Gである。
【0012】 別な態様ではホワイト油供給原料は水素化プロセスから得られる。この態様で
は、 a)鉱油供給原料と水素を水素化反応条件で水素化触媒と接触して、RCS試
験にかける時にASTM D1500カラーが4.5より大きい酸抽出物を生成
する水素化された流出物を製造し、そして b)水素化された流出物の少くとも一部を、酸で活性化されたカルシウムベン
トナイトの入ったフィルター床に通過して濾過し、RCS試験にかける時にAS
TM D1500カラーが2.5以下である酸抽出物を生成するホワイト油を製
造する ことからなるホワイト油の製造方法が提供される。
【0013】 好ましい水素化触媒は白金−パラジウム合金と酸化物マトリックスとからな
り、この場合、合金中の白金とパラジウムとのモル比は2.5:1〜1:10で
ある。
【0014】 ここに開示する好ましい方法では、特定の物理化学的特性を有する粘土収着剤
が利用される。従って別な態様では、以下の特性 嵩密度、g/l 400−700 遊離水分(2時間、110℃)、最大百分率 <8% 強熱減量(2時間、1000℃)、最大百分率 <12% pH(10%懸濁液、濾過後) 2.0−4.0 遊離酸度、mg KOH/g 2.5−3.5 全酸度、mg KOH/g 7.0−13.0 表面積、m2/g 150−350 微小細孔体積(0−80nm)、ml/g 0.20−0.40 粒子寸法 16メッシュ(1mm)を通過 >90% 80メッシュ(180μm)を通過 <10% を有する、酸で活性化されたカルシウムベントナイトの入ったフィルター床にホ
ワイト油供給原料を通過して、RCS試験にかける時にASTM D1500カ
ラーが2.5以下である酸抽出物を生成するホワイト油を製造することからなる
ホワイト油の製造方法が提供される。
【0015】 別な要因もあるが、特に本発明は、ひどく汚染されたホワイト油供給原料から
粘土での濾過を用いてUSP等級のホワイト油を製造する方法を見出したことに
基づいている。本方法は水素化または酸処理という追加的段階のような一層困難
で費用の嵩む工程に対する安価かつ有効な代替的工程を提供する。粘土濾過工程
には、ホワイト油供給原料のRCS値をUSP等級のホワイト油の製造において
許容できる水準まで低下するのに驚くほど有効であることの判っている粘土を使
用することが包含される。この目的のために普通に教示されている慣用的な収着
剤は、著るしく汚染されたこのホワイト油供給物を処理するのに使用される時に
満足すべきホワイト油を生成しない。特に本発明は、製造中の混乱に際してまた
は輸送に際してホワイト油がひどく汚染された後に、このホワイト油をUSP規
格のホワイト油まで品質を向上するための安価で有効な方法を提供する。
【0016】 (本発明の詳細な説明) 本発明はいくつかの好ましくない汚染物を供給原料から除去するために選定さ
れた接触物質の固定床を通過させてホワイト油供給原料を処理することからな
る。粘土濾過として別に知られる粘土処理は、本記載においては、液相の炭化水
素から汚染物を除去する能力を有する接触物質の固定床に液相の炭化水素流を通
過することをさす。このような汚染物には有色物質、特定な紫外線吸収能を有す
る分子、単環および多環の芳香族化合物などがある。本方法では、酸で活性化さ
れた粘土はこのような汚染物に対して驚くほど強い親和性を有する。従って本発
明の粘土濾過工程を用いることにより、高品質のホワイト油が少ない操業費で一
貫して製造されることができる。
【0017】 汚染物を除去するための本方法は、収着法また吸着法であると本記載では認定
される。接触物質は収着剤または吸着剤であると認識され、また除去された汚染
物は収着物または吸着物と認識される。収着、吸着という用語または関連する用
語の使用は、接触物質の固定床による汚染物の除去について言及するものであ
り、汚染物が除去される特定的な化学的機構を意味したりあるいはこれに限定し
たりはしない。
【0018】 本記載においてホワイト油は、食品/食品包装に安全に使用できる鉱油である
と規定される。ホワイト油は、実質的にパラフィン性およびナフテン性である、
石油から得られる液体炭化水素の混合物である。本方法で製造されるホワイト油
はUSP等級およびテクニカルグレードのホワイト油に関する、U.S.Reg
ulation 21CFR172.878、21CFR178.3620
(a)、21CFR178.3620(b)または21CFR178.3620
(c)の要求に合格し、これらの規制はすべて96年4月1日の版であって、こ
れらは参照によって本記載に加入されている。USP等級のホワイト油は、炭素
化が容易な物質に関するUnited States Pharmacopei
a(U.S.P.)XX(1980)、532ページにおける試験での要求に合
格するように精製される。このホワイト油はU.S.P.XVIIの400ペー
ジにおける硫黄化合物に関する試験での要求にも合格する。本発明で製造される
ホワイト油はD565−88(1993年に再認可)に従ってRCS試験にかけ
られる時、2.5以下のASTM D1500カラーを有しあるいはGardn
erカラースケールによる10以下のカラーを有する。
【0019】 USP等級のホワイト油は無色であり、冷時に無臭であり、無味であり、水お
よびアルコールに不溶であり、蛍光をほとんど有することなくまたリトマス中性
であることが要求される。このホワイト油は炭素化の容易な物質に関する、多核
化合物に関するそして0℃で固体のパラフィンに関する試験にも合格せねばなら
ない。テクニカルグレードのホワイト油はきびしさがこれよりいくらかゆるい要
求に合格する。本方法で製造されるホワイト油は350°Fを越え、望ましくは
450°Fを越え、そして一層望ましくは550°Fを越える大気圧沸点を有
し、また40℃で約4〜約120センチストークス(cSt)という広い範囲に
ある粘度を有する。食品および食品包装で使用するためには、初留点は450°
Fまたはそれ以上でありそしてASTM D156−82によって測定される場
合、最低20のセイボルトカラーを有するのが好ましい。一般にホワイト油は粘
度の等級で分類される。あらゆるホワイト油について必要ではないが、脱ロウ油
製品の粘度指数が少くとも約60、望ましくは少くとも約70、一層望ましくは
少くとも約80、そしてさらに望ましくは少くとも約95であるのがいくつかの
場合に好ましいであろう。
【0020】 好適なホワイト油は、添加される酸化防止剤に由来する何らかの吸収能に関し
て紫外線吸収能の補正を行った後、「Journal of the Asso
ciation of Official Analytical Chemi
sts」45巻(1962年)、66ページに規定される仕様に合格する。白色
の鉱油は、意図する効果を生むのに必要な量を越えない量で、食品中に許容され
る任意の酸化剤を含有してよい。白色の鉱油は、菓子以外の食品に添加すること
の意図される香料、スパイス、香味料および栄養剤の濃厚物を含有するカプセル
または錠剤の中のもしくはこれらの上の離型剤、結合剤および潤滑剤として;特
別なダイエットに使用するための食品を含有するカプセルおよび錠剤の中のもし
くはこれらの上の離形剤、結合剤および潤滑剤として;空気の侵入、蒸発および
醗酵時の野生の酵母の汚染を防止しまたは遅延するための、酢またはワインの製
造での醗酵液上の浮遊体として;食品中の消泡剤として;パン製造における離型
剤および潤滑剤として;乾燥果物および乾燥野菜における離形剤として;卵白固
形物中での離形剤として;生の果物および野菜上での保護被覆として;冷凍肉中
でホットメルトコーティングとして;ピックルズの熟成で使用する塩水上の保護
用浮遊物として;菓子の製造で使用される成型用澱粉中に;酵母の製造における
離型剤、結合剤および潤滑剤として;食品用のソルビン酸中の粉化防止剤とし
て;菓子製造での離型剤としてまた密封かつみがきのための薬剤として;また小
麦、トーモロコシ、大豆、大麦、米、ライ、エンバクおよびソルガムのための粉
末抑制剤として使用されあるいは使用が企図される。ホワイト油はポリマー用の
可塑化剤または増量剤として、食品包装用の接着剤として使用されてもよく、あ
るいはコーキング剤または密封剤として使用されてよい。ホワイト油はハンドロ
ーションおよびボデーローション、日焼手入用品、口紅、メーキャップ、メーキ
ャップ落し、コールドクリーム、ヘアケア製品のような化粧品中での成分として
使用されてもよく、超油脂化石けんおよび浴用油に使用されてもよい。
【0021】 ホワイトミネラルオイルについて記載された要件に合うように、この発明の方
法においてホワイトオイル供給原料が処理される。この処理工程は大部分の芳香
族類を除去して該オイルのUV性質を改良する。この方法において、該オイルに
臭いおよびカラーを与えている分子がまた除去される。オイルをろ過するために
用いられる個体吸着剤は一般に250〜2000ミクロンの粒径範囲にある。所
望ならば、オイルは固体吸着剤を用いての処理中に、好ましくは50℃〜300
℃の範囲、さらに好ましくは50℃〜120℃の範囲で加熱されてもよい。場合
により、窒素のような不活性ガスをオイル中に通過させてもよい。原則として、
本方法に従って固体吸着剤により処理されるオイルの量は、吸着剤を再生するか
または入れ換える前に、吸着剤のトン当り、オイルの、2,000〜80,00
0ガロン、好ましくはトン当り5,000〜40,000ガロン、さらに好まし
くはトン当り7,500〜20,000ガロンにある。好ましい方法は、単一の
クレイろ過工程でホワイトオイル供給原料を処理することを包含する。
【0022】 本方法において、RCS前駆体、特に単環式および二環式環芳香族類およびオ
レフィン類を除去するために特に適しているクレイまたはクレイ様物質を含有し
ているフィルター床に通過させてホワイトオイル供給原料がろ過される。好まし
いクレイは再生可能でない(このことは溶媒洗浄により、加熱によりそして(ま
たは)吸着剤から汚染物装入を除去しそしてホワイトオイル生成物を造るための
その所望の活性および能力に吸着剤を戻すために当業界において知られている他
の方法により、少なくとも経済的に魅力的な程度にまで、クレイが容易に再生さ
れないことを意味する)。
【0023】 本方法において好ましい吸着剤は酸−活性化クレイである。酸−活性化クレイ
はSociety of Mining Engineers of AIME
(会報)Vol.282第1901頁〜第1910頁におけるD.R.Tayl
orおよびD.B.JenkinsによるAcid−activated Cl
aysにおいて一般に記載されている(この全体的開示を参照することにより本
明細書に組み入れる)。酸活性化クレイは、オイル類から着色物質を吸着するた
めのその能力を高めるために鉱酸で処理された非膨潤性ベントナイトとして定義
される。ベントナイトは、主なミネラルがモンモリロナイトであり、スメクタイ
トクレイミネラルグループの未端部員がアルミナシートのまわりの二枚のシリカ
シートサンドイッチから構成される三層構造により特徴づけられる、クレイ鉱石
である。モンモリロナイトの代表的な(しかし非限定的な)式は以下のとおりで
ある:
【0024】
【化1】 Si8(Al3.34Mg0.66)O20(OH)4・0.66Na
【0025】 本発明に従ってホワイトオイルを造るための特に好ましい吸着剤は、酸活性化
カルシウムベントナイトクレイである。クレイの混合物は本発明のために適当で
あるけれども、好ましいクレイは以下の性質を有する酸活性化カルシウムベント
ナイトクレイである。
【0026】
【表1】
【0027】 製品名Tonsil CO 630Gを有する、インドネシアのSud−Ch
emieからの酸活性化クレイがこの適用のために好ましいクレイである。To
nsil CO 630Gの特徴的性質は以下のとおりである:
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】 第II表において示されるように、化学分析は2時間110℃で乾燥されたサ
ンプルに基づいている。
【0031】 本方法を用いて生成されたホワイトオイルは、従来の方法を用いて造られたホ
ワイトオイルと比較したときに、驚くべきほどに低い濃度の単環式環芳香族化合
物を有するとしてさらに特徴づけられる。
【0032】 D565−88(1993年に再認可)に従うRCS試験に付されたときに、
本方法へのホワイトオイル供給原料は、4.5より大、または5.0より大ある
いは6.0より大でさえある、ASTM D1500カラーを有する酸抽出物を
生成する。ホワイトオイル供給原料は、一般に約350°F以上の沸点を有しそ
して100℃で測定して、約3.5cStより大きいそして好ましくは約6cS
tより大きい粘度を有する。供給原料は一般に、石油粗製オイルの蒸留物から誘
導される。好ましい供給原料は、本方法を用いての処理のまえに、例えば、水素
処理、水素添加、ろ過、溶媒精製および(または)脱ろうを用いて品質が高めら
れた。
【0033】 特に、本方法におけるホワイトオイル供給原料は水素添加触媒上で適当な石油
供給原料を水素添加することにより造られてよい。水素添加は、約190℃〜約
400℃の範囲の温度、約400psig〜約4000psig(2.76〜2
7.6MPa)の圧力、約0.1〜約20/時間の空間速度(LHSV)そして
潤滑油ベースストックのバレル当り約400〜約20,000標準立法フィート
(SCF/bbl)(60.6〜3030リットルH2/kgのオイル)の水素
循環速度で典型的には行なわれる。使用される水素添加触媒はホワイトオイル留
分内のオレフィン類、ジオレフィン類および着色体を水素添加するのに十分に活
性であるだけでなく、また存在するすべての芳香族類の含有量を適当に低い水準
にまで減少させるのに十分に活性でなければならない。
【0034】 適当な水素添加触媒は慣用の金属系水素添加触媒、特にタングステンおよびモ
リブデンのような第VI族金属そしてコバルト、ニッケル、パラジウムおよび白
金のような第VIII族金属を包含する。金属は、ボーキサイト、アルミナ、シ
リカゲル、シリカ−アルミナ複合体および結晶性アルミノシリケートゼオライト
類のような担体と、典型的には組み合わされている。パラジウムおよび(また
は)白金は好ましい水素添加金属である。所望ならば、非貴金属の第VIII族
金属がモリブデン酸塩と共に用いられることが出来る。金属の酸化物類または硫
化物類が用いられることが出来る。適当な触媒は米国特許第3,852,207
号、同第4,157,294号、同第3,904,513号および同第4,67
3,487号(これらの特許を参照することにより本明細書に組み入れる)に開
示されている。
【0035】 水素添加工程は、生成物が技術級(テクニカルグレード)またはUSP級ホワ
イトミネラルオイルとして適当化するまえに除去されなければならない芳香族
類、着色体および臭い源を除去するのに第1段階として有利である。本ホワイト
オイル方法への精油所流供給原料の品質あるいは脱ろう工程および(または)水
素添加工程の処理条件の厳格性に依存して、水素添加工程からの水素添加オイル
生成物は、食品級および技術級ホワイトオイルのための法規21CFR172.
878、21CFR178.3620(a)、21CFR178.3620
(b)または21CFR178.3620(c)の少なくとも1つの或る要件ま
たはすべての要件を満たすことが出来る。適当な水素添加方法は米国特許第5,
393,408号(この特許の全体の開示を、すべての目的のために参照するこ
とにより本明細書に組み入れる)に記載されている。特に好ましい水素添加触媒
は、合金中の白金対パラジウムのモル比が約2.5:1〜約1:10、好ましく
は約2:1〜約1:5そして最も好ましくはその白金対パラジウム比が1:1〜
1:4である、白金−パラジウム合金および酸化物マトリックスを包含する。そ
のような触媒および水素添加方法は米国特許出願シリアル第08/883,00
6号(この特許の全体の開示を、すべての目的のために参照することにより本明
細書に組み入れる)において開示されている。
【0036】 別法として、ホワイトオイル供給原料は、クレイフィルター予備処理を用いて
造られることが出来る。予備処理のための適当な固体吸着剤の例はボーキサイ
ト、フラー土、アタパルジャイト、モンモリロナイト、ハロイサイト、海泡石、
そして酸で活性化されているかまたは活性化されていない、吸着性および脱色性
がある他のクレイを包含する。オイルを予備処理するために用いられる固体吸着
剤は一般に250〜2000ミクロンの粒径範囲にある。所望ならば、オイル
は、固体吸着剤を用いての予備処理中に、好ましくは50℃〜300℃の範囲、
さらに好ましくは50℃〜120℃の範囲で加熱されることが出来る。場合によ
り窒素のような不活性ガスをオイル中に通過させてよい。原則として、本発明に
従って固体吸着剤により予備処理されたオイルの量は、吸着剤が再生されるかま
たは入れ換えられる前に、吸着剤のトン当り、2,000ガロン〜約80,00
0ガロンのオイル、好ましくはトン当り5,000〜40,000ガロンのオイ
ルにある。
【0037】 前処理工程用の好ましい吸着剤(sorbent)は再生可能な吸着剤であ
る。かかる再生可能な吸着剤は吸着性能の有意な損失無しで多数回再生できる。
ボーキサイトは本プロセス用の一つの適する再生可能な吸着剤である。吸着体
(adsorbent)の再生は吸着体を加熱して吸着剤を追い出す及び/又は
吸着体を第二の溶剤と接触させて吸着質(sorbate)を除去するの一つ又
はそれ以上を包含する。
【0038】 ボーキサイトのような再生可能な吸着剤は例えば芳香族化合物の除去、完成
(finished)ホワイトオイルのセイボルト色度(Saybolt co
lor)の改良、及びこの濾床(filter bed)の有効寿命の延長には
有効である。しかしながら、かかる再生可能な吸着剤は一般的にはRCS値に対
して殆ど効果がない。従って、再生可能な吸着剤の床は本発明の濾床に先立って
使用されてもよいが、それは本方法には要求されない。実際、本発明の好ましい
ベントナイトクレー(bentonite clay)は完成ホワイトオイルの
セイボルト色度をも改良することが判明し、従って、本方法の多数の応用におい
て多段床システムに対する必要性を解消する。
【0039】 適する前処理プロセスは、たとえば、水素化分解(hydrocrackin
g)、水素化処理、溶剤抽出、及び/又は流度点を低下させるための脱蝋をも包
含してもよい。脱蝋は当分野で既知の通常の手段により例えば溶剤脱蝋により又
は触媒脱蝋により行われてもよい。本方法に有効であろう触媒脱蝋プロセスは当
分野では、例えば、その全開示が本明細書中に全ての目的のために組み入れられ
米国特許第5,282,958号で周知である。SAPO−11含有触媒を用い
る脱蝋プロセスは例えば米国特許第4,859,311号、第4,921,59
4号、第5,149,421号及び第5,413,695号に開示されている。
SSZ−32含有触媒を用いる脱蝋プロセスは例えば米国特許第5,300,2
10号、第5,397,454号及び第5,376,260号に開示されてい
る。
【0040】 水素化前の品質改善された鉱油(mineral oil)供給原料は、好ま
しくは、硫黄含量が約200ppm未満、窒素含量が約100ppm未満であ
り、そして約80より大きい粘度指数を有し、85より大きいそして90より大
きくさえある粘度指数が好ましい。水素化プロセスに向かう脱蝋された供給原料
は一般に10℃未満の流動点を有しており、0℃未満そして約−5℃未満でさえ
ある流動点がより好ましい。
【0041】 実施例 第III表には、USP級のホワイトオイルの製造において様々なホワイトオ
イル供給原料のRCS値を減少させるのに試験された吸着剤が列挙されている。
【0042】
【表4】
【0043】 実施例1 500ニュートラル リューベ ベース ストック(Neutral Lub
e Base Stock)を2段床(two−bed)濾過システムに9〜1
2滴/分の速度で通した:各床は指定された吸着剤(ポロセル(Poroce
l)20/60ボーキサイト又はトンシル(Tonsil)CO630G酸活性
化カルシウムベントナイトのどちらか)を75g含有していた。芳香族化合物と
色体質を除去するためにそしてトンシル吸着剤床の寿命を延ばすために多段床試
験にボーキサイト床を使用した。次いで、100ニュートラル リューベ ベー
ス ストックを使用して試験を繰り返した。結果は第IV表に掲載されている。
第IV表では、濾過前のベースストックについてのRCS結果は「処理無し(N
o Treat)」の欄に示されている。ASTM色単位(color uni
t)は報告された場合は括弧内に開示されている。図2はASTM D1500
カラースケール(color scale)とガードナー(Gardner)D
1544カラースケールとの間の換算用のカラースケール比較を示す。
【0044】 第IV表にまとめられている各試験では、ベースストックを濾過システムに指
定された時間数の間通して濾過した。指示された時間では、濾過された油のサン
プルを集めてRCS試験を行った。酸抽出層の色をASTMカラースケール及び
/又はガードナーカラースケールを使用して分析した。試験サンプルは処理後の
酸層のガードナーカラーが11.0以下であった場合にはRCS試験を合格した
とみなされた。代わりに、試験サンプルは処理後の酸層のASTMカラーが2.
5以下であった場合にはRCS試験を合格したとみなされた。RCS試験方法は
正式には内径1.7cmの栓付きメスシリンダー(パイレックス(Pyrex)
2982)の中で5mLの油と5mLの硫酸を一緒に振とうすることを包含して
いた。ガードナーカラースケールでの酸層の色はメスシリンダーの中の酸層の色
を標準ガードナーカラー装置の中の標準の色と比較することによって測定され
た。ASTMカラーはASTM D1500−96手順を使用し、幾つかのRC
S測定からの複合酸層を使用して、測定された。
【0045】 第IV表に示されたデータからは、両供給材料が、100ニュートラル リュ
ーベ ベース ストックについては12.5(ガートナーカラー)のRCS値を
もって、そして500ニュートラル リューベ ベース ストックについては1
8(ガードナーカラー)までのRCS値をもって、高度に汚染されていたことが
理解できる。これら供給材料では、ボーキサイト吸着剤は、新鮮なボーキサイト
を使用しても、たった6時間の処理でさえ、RCS値を有意な程度には低下させ
なかった。他方、トンシル(Tonsil)クレーは同じ試験条件下で46〜4
8時間までは許容されるホワイトオイル生成物を生じた。
【0046】 実施例2 更に、多数のクレー吸着剤が、100ニュートラル リューベ ベース スト
ック及び2つの異なる500ニュートラル テクニカル ホワイトオイルのサン
プルを使用して、試験された。結果は第V表に掲載されている。100ニュート
ラル リューベ ベース ストックは特に処理するのが困難であった。低い供給
流量で、許容されるホワイトオイル(11.0未満のガードナーカラー)を生成
する唯一の吸着剤はポロセル20/60ボーキサイトとトンシルCO630Gの
組合せであった。
【0047】 500ニュートラル テクニカル ホワイトオイルAをもって試験された吸着
剤のうちの3種類だけが、許容されるホワイトオイル生成物を生じた:トンシル
CO630Gは少なくとも46〜48時間、トンシルCO616Gは少なくとも
26〜28時間、及び水素処理用触媒サンプルは少なくとも18時間。残りは、
全て11.0より大きいRCS値を有するオイルを生じた。
【0048】 僅かにより高い温度及び油供給流量での500ニュートラル テクニカル ホ
ワイトオイルBをもってする第二の試験は、F−24(正式にはフィルトロール
24)、ホワイトオイルを脱色するのに慣用されているもう一つのモントモリロ
ナイト(montmorillonite)、の有効性を、本クレー吸着剤と比
較する。ボーキサイト単独は許容されるホワイトオイルを生成しなかった。トン
シルCO630Gは少なくとも22〜24時間は許容されるホワイトオイルを生
成した。ボーキサイト(ポロセル20/60)とトンシルCO630Gの組合せ
は少なくとも36時間は許容されるホワイトオイルを生成した。ボーキサイトと
F−24の組合せは26〜28時間は許容されるホワイトオイルを生成した。こ
の実施例は本発明の吸着剤がF−24よりも優れていることを示している。
【0049】
【表5】
【0050】 実施例3 図1は、許容できるホワイトオイル製品を製造する色々なクレーの能力を求め
る試験の結果を示すものである。各吸着剤は次のように試験された。吸着剤クレ
ー75グラムを円筒容器に仕込んだ。ホワイトオイル原料油は、VGOを水素化
分解し、その水素化分解生成物を0℃未満の流動点まで脱蝋し、そしてその脱蝋
油を白金/パラジウム含有水素化触媒により水素化することによって製造された
100中性潤滑油ベースオイル(100 Neutral lube base
oil)であった。RCSガードナーカラー値が12.0であるホワイトオイ
ル原料油の各試料を、上記クレーに78°Fの温度において12滴/分で通し、
通過させた。濾過された油の試料を周期的に採集し、そしてガードナーカラース
ケールを用いてRCSテストで試験して、このテストから得られる酸抽出物の色
を調べた。その酸抽出物の色を、図1において、各吸着剤について濾過時間に対
してプロットした。11.0以下のRCSガードナーカラー値が許容できると考
えられる。11.5以上のRCSガードナーカラー値を与える油は規格外である
と考えられる。4種の吸着剤、即ちトンシル(Tonsil)CO614G、ト
ンシルCO616G、トンシルCO630GおよびF−24が試験された。デー
ターは、トンシルCO630Gが5.5程度の低いRCSガードナーカラー値を
与え、そして使用クレー1トンにつき濾過油12,000ガロンを越える量まで
許容できる製品を与えたことを示している。他の吸着剤で、8.5未満のRCS
ガードナーカラー値を有する製品を与えるものは一つもなく、また不合格になる
前に油7,000ガロン/トン・クレーより多い量を処理したものは一つもなか
った。F−24は試験された4種の吸着剤の内で最も効果の少ない吸着剤であっ
て、飽和になる前に油4000ガロン/トン・クレーしか処理しなかった。トン
シルCO630Gは、明らかに、他の吸着剤より、全テストを通じて他の吸着剤
に対して低いカラー値であることと、製品が最早許容できないホワイトオイル
(即ち、11.0より大のガードナーカラー値)となる前の、トンシルCO63
0Gの保存寿命(useful life)が長いことの両性質に関して優れて
いた。このデーターは、明らかに、高度に汚染された供給原料からUSPグレー
ドのホワイトオイルを製造することに対するトンシルCO630Gの驚くべき有
効性を示している。
【0051】
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】 100ニュートラル潤滑剤基油から色を除去することに関して種々の粘土の収
着能力を比較するグラフである。
【図2】 ASTM(D1500)カラースケールとGardner(D1544)カラ
ースケールとの間の近似的変換を行うためのカラースケールの比較図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホワイトオイル原料油を、酸で活性化されたクレーを含有す
    る濾床に通して濾過してホワイトオイルを製造する工程を含んで成るホワイトオ
    イルの製造方法にして、該ホワイトオイル原料油は、これをRCSテストに付し
    たときにASTM D1500のカラー値として4.5より大きい値を有する酸
    抽出物を生成させ、また該ホワイトオイルは、これをRCSテストに付したとき
    にASTM D1500のカラー値として2.5以下の値を有する酸抽出物を生
    成させる、上記の方法。
  2. 【請求項2】 前記ホワイトオイル原料油が、これをRCSテストに付した
    ときに5.0より大きい、酸抽出物のASTM D1500のカラー値を有する
    酸抽出物を生成させるものである、請求項1による方法。
  3. 【請求項3】 前記ホワイトオイル原料油が、これをRCSテストに付した
    ときに6.0より大きい、酸抽出物のASTM D1500のカラー値を有する
    酸抽出物を生成させるものである、請求項2による方法。
  4. 【請求項4】 前記酸活性化クレーが酸で活性化されたカルシウムベントナ
    イトである、請求項1による方法。
  5. 【請求項5】 前記酸活性化カルシウムベントナイトクレーが次の性質: 嵩密度、g/L 400−700 自由水分率(2時間、110℃)、%(最大) <8% 強熱減量(2時間、1000℃)、%(最大) <12% pH(10%懸濁液、濾過済み) 2.0−4.0 遊離酸度、mg−KOH/g 2.5−3.5 総酸度、mg−KOH/g 7.0−13.0 表面積、m2/g 150−350 微孔容積(0−80nm)、mL/g 0.20−0.40 粒度 >90%:16メッシュ(1mm)を通る <10%:80メッシュ(180μm)を通る を有する、請求項4による方法。
  6. 【請求項6】 前記酸活性化クレーがトンシルCO630Gである、請求項
    1による方法。
  7. 【請求項7】 前記酸活性化カルシウムベントナイトクレーがトンシルCO
    630Gである、請求項5による方法。
  8. 【請求項8】 前記ホワイトオイル原料油を、クレーフィルターによる予備
    処理段階から再生可能な吸着剤を用いて回収する、請求項1による方法。
  9. 【請求項9】 前記再生可能吸着剤がボーキサイトである、請求項8による
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ホワイトオイル原料油が工業銘柄のホワイトオイルで
    ある、請求項1による方法。
  11. 【請求項11】 前記ホワイトオイルが、米国薬局方XXX(1980年)
    の、易炭素化性物質についてのテスト要件を満足するものである、請求項1によ
    る方法。
  12. 【請求項12】 前記ホワイトオイルがUSPグレードのホワイトオイルで
    ある、請求項1による方法。
  13. 【請求項13】 前記ホワイトオイルがUSPグレードのホワイトオイルで
    ある、請求項11による方法。
  14. 【請求項14】 前記ホワイトオイル原料油が、鉱油原料油および水素を水
    素化反応条件下で、白金−パラジウム合金および酸化物マトリックスを含んで成
    る水素化触媒と接触させることにより製造されたものであり、ここで該合金中の
    白金対パラジウムのモル比は2.5:1〜1:10である請求項1による方法。
  15. 【請求項15】 前記酸活性化クレーが酸で活性化されたカルシウムベント
    ナイトである、請求項14による方法。
  16. 【請求項16】 前記酸活性化カルシウムベントナイトが次の性質: 嵩密度 450−650g/L 自由水分率(2時間、110℃)、%(最大)<8% 強熱減量(2時間、1000℃)、% <12% pH(10%懸濁液、濾過済み) 2.2−3.2 遊離酸度 2.5−3.5mg−KOH/g 総酸度、mg−KOH/g 8.0−13.0mg 表面積 200−300m2/g 微孔容積(0−80nm) 0.25−0.40mL/g を有する、請求項15による方法。
  17. 【請求項17】 前記酸活性化カルシウムベントナイトがトンシルCO63
    0Gである、請求項16による方法。
  18. 【請求項18】 次の: a)鉱油原料油を、第一吸着段階で、再生可能な吸着剤と接触させて、RCS
    テストに付したときにASTM D1500のカラー値として4.5より大きい
    値を有する酸抽出物を生成させるホワイトオイル原料油を製造し;そして b)工程a)からの該ホワイトオイルを、非再生性の、酸で活性化されたクレ
    ーと接触させて、RCSテストに付したときにASTM D1500のカラー値
    として約2.5以下の値を有する酸抽出物を生成させるホワイトオイルを製造す
    る 工程を含んで成る、ホワイトオイルの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記酸活性化クレーが酸で活性化されたカルシウムベント
    ナイトである、請求項18による方法。
  20. 【請求項20】 前記酸活性化カルシウムベントナイトが次の性質: 嵩密度 450−650g/L 自由水分率(2時間、110℃)、%(最大)<8% 強熱減量(2時間、1000℃)、% <12% pH(10%懸濁液、濾過済み) 2.2−3.2 遊離酸度 2.5−3.5mg−KOH/g 総酸度、mg−KOH/g 8.0−13.0mg 表面積 200−300m2/g 微孔容積(0−80nm) 0.25−0.40mL/g を有する、請求項19による方法。
  21. 【請求項21】 前記酸活性化カルシウムベントナイトがトンシルCO63
    0Gである、請求項20による方法。
  22. 【請求項22】 前記再生可能吸着剤がボーキサイトである、請求項18に
    よる方法。
  23. 【請求項23】 前記ホワイトオイル原料油が工業銘柄のホワイトオイルで
    あり、そして前記ホワイトオイルがUSPグレードのホワイトオイルである、請
    求項18による方法。
  24. 【請求項24】 ホワイトオイル原料油を、次の性質: 嵩密度、g/L 500−600g/L 自由水分率(2時間、110℃)、%(最大) <6% 強熱減量(2時間、1000℃)、% <10% pH(10%懸濁液、濾過済み) 2.4−3.0 遊離酸度、mg−KOH/g 2.7−3.3 総酸度、mg−KOH/g 9.0−12.0 表面積、m2/g 230−250 微孔容積(0−80nm)、mL/g 0.30−0.35 を有する、酸で活性化されたカルシウムベントナイトを含んで成る濾床を通過さ
    せて、RCSテストに付したときにASTM D1500のカラー値として2.
    5以下の値を有する酸抽出物を生成させるホワイトオイルを製造する 工程を含んで成る、USPグレードのホワイトオイルを製造する方法。
  25. 【請求項25】 前記ホワイトオイル原料油が工業銘柄のホワイトオイルで
    あり、そして前記ホワイトオイルがUSPグレードのホワイトオイルである、請
    求項24による方法。
  26. 【請求項26】 前記酸活性化カルシウムベントナイトがトンシルCO 6
    30Gである、請求項24による方法。
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