JP2001525064A - 地震データ取得システム - Google Patents

地震データ取得システム

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JP2001525064A JP54864598A JP54864598A JP2001525064A JP 2001525064 A JP2001525064 A JP 2001525064A JP 54864598 A JP54864598 A JP 54864598A JP 54864598 A JP54864598 A JP 54864598A JP 2001525064 A JP2001525064 A JP 2001525064A
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Abstract

(57)【要約】 地震データ取得システムは本発明はフィールド内に配置された新規データ取得ユニット(NDAU)との同期及び通信のために、一連のほぼ同一な地震ショット(SISS)を利用することを特徴としている。各SISS地震ショットは各NDAUとの同期を提供してNDAUがその内部クロックの時間ずれを訂正できるように、注意深くタイミング決めされている。さらに、各NDAUは多数のメニューを有するようにプログラムされており、これらのメニューは地震源から受け取った地震ショットを解釈するのに利用される。かくて、中央即ち司令サイトから各NDAUへの通信が容易となり、プロダクションスケジュールやその他の変数の変更を行うことができる。加えて、開示された地震データ取得システムは可動SISS源サイトと、プロダクションとSISSショットとの重ね合わせとを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 地震データ取得システム (発明の属する技術分野及び背景技術) エネルギー産業の当業者は地下岩盤層の特性や内容に特に関心が有る。これは 地層の性質が分かればその地層から炭化水素を見つけて回収する見込みをつける ことができるからである。しかしながら、地面に井戸穴を掘るには費用がかかり 、また井戸穴のすぐまわりの層に関する情報がせいぜい与えられるだけである。 したがって、広い領域に亘って地下の岩質の性質を決定するには何らかの非侵入 技術が好ましい。これに応えて、非侵入探査地震学技術が開発されてきた。 探査地震学は炭化水素、鉱石、水、地熱溜及び考古学的サイトのような鉱物床 をつきとめて限定するための人工的に発生された音波すなわち地震波を扱うもの である。探査地震学はまた、工学用の地質情報を得るのに利用できる。このため 、探査地震学は地下や海底の岩質構造や分布について結論付けるために、他の地 球物理学的データ、せん孔データ及び地質データとともに利用されるデータを提 供する。 探査地震学のために開発された方法は油層の評価や油層のモニタリングのよう な用途で、油田開発に及んで適用されてきた。地震反射法は探査及び油田開発に 利用される一つの主要な応用地震学である。この地震反射法は地震波が面基準の 音響源から岩盤層を通って遠隔の面基準の地震レシーバに伝わるまでに要する時 間の測定を本質的に含んでいる。受信された地震信号のその他の様々なパラメー タも測定される。様々な地震レシーバへの伝達時間とその他のパラメータとを知 ることによって、地震波の経路を推測することができる。これらを知ることは、 地震源とレシーバの周囲の領域における地面の下に何があるかをつきとめるため の助けとなる。同様に、海洋探査地震学についても類似のアプローチが利用され る。 図1は上側岩質層110と下側岩質層120とを有する岩盤層100の断面図 を示している。音響源すなわち地震源130と、この地震源に対して直線状に配 列された地震レシーバ140,142及び144も示されている。地震レシーバ 140,142及び144はワイヤ或いは光ファイバーケーブル(図1には示さ れていない) によって互いに接続されまたデータ取得ユニット(data acquisition unit)(D AU)180にも接続されている。地震源130,地震レシーバ140,142 及び144、及びDAU180は陸上基準用途には、一般に全て地面あるいはそ の近くに配置される。海洋基準用途には、これらの要素は一般に大洋のような水 塊の表面またはその近くに配置されるが、水底近くに配置することもできる。 地震源130は線状経路150,160及び170によって特徴づけられた地 震波を記録された時間t0で発生する。産業上では多くの様々なタイプの地震源 システムが様々な種類の地震探索用に利用される。これらの地震源システムは様 々な方法、例えば、海洋タイプか陸上タイプか、インパルスタイプかノンインパ ルスタイプか、分布タイプか非分布タイプかにより、或いは地震源強度により類 別できる。 インパルス源方法では、地震源からエネルギーのバーストが突然(一般に50m sec未満)に放出される。これによって、短い地震源さざ波(wavelet)(一般に20 0msec未満の期間)が生じる。このようなインパルス状地震波を作るための一つ の一般的なアプローチは多数の掘削されあるいはせん孔された穴内に爆薬を入れ て、それらを個々にまたは同時に爆発させることである。もう一つのアプローチ はエアガン法であり、この方法は例えば殆どの沖合探索のようなかなりの水深を 有する領域用に支配的な方法である。エアガンは水深が浅い場合でも首尾良く採 用されている。陸上エアガンシステムはエアガンを半球状の水を充填した容器内 に入れる車両搭載システムと、オーガ取り付けされたエアガンすなわち”マッド ガン(mudgun)”とを有している。 陸、場合によっては海洋環境での探索に利用される一つの非インパルス方法と してヴァイブロシーズ法(Vibroseis method)が有る。当業者に周知のように、こ の方法は長さで5〜25秒の比較的低エネルギー長周期のさざ波によって特徴づ けられている。サイト探索のような浅い探索のための地震源には大槌(sledge ha mmer)の利用をも含む低エネルギー法を利用できる。特定の探索に利用する地震 源の選択にあたっては、エネルギーレベル、コスト、環境的配慮、機動性、地熱 タイプや地球物理学的特性及び対象を考慮しなければならない。 いずれの場合にせよ、線状経路150,160及び170を有する地震波は岩 質110の弾性及び特性に対応する第1の速度V1で上側岩盤層110を通過し て伝わ る。岩盤層110と岩盤層120との間の海面15に到達すると、線状経路15 0,160及び170で示した地震波はスネルの法則(Snell's law)に従って反 射部分と屈折部分とに分かれる。反射部分151,161及び171は上記第1 の速度V1で地面105に向かって戻る。これらの反射部分はそれぞれ時間t1, t2及びt3で地震レシーバ140,142及び114に到達する。地震レシーバ 140,142及び114は陸上基準用途では一般に受振器であるが、海洋環境 では水中聴音器であってよく、また或る海洋用途ではこれらの二つの何らかのハ イブリッドであってよい。屈折部分152,162,172は岩質120の特性 に依存する第2の速度V2で地殻100内により深く伝わり続ける。線状経路1 52,162及び172で示された地震波は下側岩質120の下方のより深い位 置の岩盤層(図示しない)でさらに反射され、それによって、地層のさらに深い 層に関するデータを提供する。 各地震波が地震源130から対応する地震レシーバ140,142及び144 へ伝わる時間は単純な引き算で求めることができる。すなわち、線状経路150 及び151を含む第1の地震反射部分の伝播時間はt1−t0である。その結果、 岩盤層110の深さdとその特性を従来周知のように算出することができる。地 震源130とレシーバ140,142及び144が動き回る場合、集められるデ ータが多くなるほどこれらの計算精度は向上する。同様に、地震源や地震レシー バをさらに追加することでより多くのデータが与えられる。 探査地震学の初期の努力では、全ての地震レシーバを中央の記録サイトすなわ ち司令サイトにケーブル或いはワイヤでつないで、各地震源を用意ができた時に 着火していた。初期の探査地震学システムでは、限られた数の地震源ポイントと レシーバが全て司令サイトの近くに配置されていたので、このようなアプローチ により問題が提起されることはなかった。しかしながら、より多くの地震源とよ り多くの地震レシーバを利用してより多くの解を得ることが早晩望まれていた。 さらに、カバーできる範囲を広くしようとすると、もっと多くの地震レシーバを 中央のサイトからさらに離れたところに配置する必要が有った。レシーバの数が 増すことにより、全ての地震レシーバを中央のサイトにワイヤやケーブルで接続 することは経済的でなくなってきた。 このような問題を緩和するための近年におけるアプローチは図2に示すように 限 られた数の受振器を多数のデータ取得ユニット(DAU)にワイヤで接続するも のである。司令(HQ)サイト200はデータ取得ユニット(DAU)280か ら隔れて位置しており、このデータ取得ユニットは無線アッセンブリ281もし くは遠隔測定ケーブル(telemetry cable)282を有している。DAU280は ワイヤもしくはケーブル210によって多数の受振器240〜243に接続され ており、また他の複数のDAUに接続することもできる。特定のDAUにはより 多くの数の受振器がしばしば接続されており、近年における適用では、各DAU に24もしくはそれ以上の受振器がしばしば接続される。ワイヤ210は光ファ イバー或いは金属導体を有するものであって良い。DAUの無線リンク281も しくはケーブルリンク282は発振器情報がDAUにおいて受信されると即座に その情報をHQサイト200に送信でき、或いは、DAUは関連する情報を即座 の伝送もしくは後での伝送のために関連するメモリに記憶できる。無線リンク2 81やケーブルリンク282もHQサイト200からのコマンドやインストラク ションを検出して、DAUクロックのプロジェクトのHQサイトにおけるマスタ ークロックとの同期を保つのに利用される。 DAU280は、(1)受振器や水中聴音器のようなアナログセンサからの信 号を受信する、(2)受振信号にフィルタリングや増幅のような信号調節を行う 、(3)信号を高忠実度でデジタル化する、(4)無線リンク281において或 いはケーブルリンク282によって受信された制御コマンドに応答する、(5) 自己テストを行なって品質保証情報を中央のシステムに与える、(6)信号の正 確に計時されたサンプリングを行う、及び(7)隣接する複数のDAUのような 他のシステム要素とコミュニケートする、を含む様々な機能を有している。 さて、図3を参照すると、今日の3−D地震データ取得システムは、4平方マ イルを越える領域をカバーするために、数百或いは数千すらもの受振器とDAU とを採用している。受振器ライン1〜4は301,302,303及び304で それぞれ示されており、各受振器ラインは多数の受振器を一連のDAUに接続し ている。図3に戻ると、地震源ラインA及びBは多数の地震源ポイントを表して いる。321〜328で示した8本の中間点ラインも図示されている。完成する と、このシステムはほぼ経路330に沿ってかえる跳び式(leap−frog manner) に物理的に動かさ れ、それによって”刈幅”(swath)パターンができるので、このアプローチは” 刈幅技法”(swath technique)として知られている。 このようなシステムの各DAUは付属する受振器で受信される地震信号のサン プリングを計時するための内部クロックを含んでいる。これらのシステムに生じ る欠点は各レシーバにおいて記録された到達時間が正確で依存するに足るように するために複数のDAUを同期させる要求にある。つまり、探査地震システムか ら得られるデータの多くは地震波のポイント源からレシーバまでの伝播時間の正 確な測定に依存しているので、この伝播時間を正確に測定することが必須のこと となっている。しかしながら、複数のDAUの内部クロック間に時間的なずれが あると、データの信頼性がなくなってしまう。 DAUの内部クロックはいかなる適当なタイプのものであっても良いが、一般 には温度補償された種類の水晶発振器或いは低精度の未補償クロックである。温 度補償された水晶発振器は1×10のマイナス6乗の精度(1×10-6)の安定 性を有しており、10分間で最大0.6ミリ秒のずれを生じる。従って、時間の ずれを対処しないままにするとすぐに大きな問題となる。オーブン制御された水 晶発振器クロックは一般に5×10のマイナス8乗のパワー(5×10-8)の安 定性を有しており、これはこのクロックは100分間で最大0.3ミリ秒のずれ を生じることを意味する。このオーブン制御された水晶発振器クロックが生じる 時間ずれは温度補償されたものよりも少ないけれども、約2時間の後には時間の ずれはやはり受け入れることのできないものとなってしまう。さらに、オーブン 制御された水晶発振器は温度補償された水晶発振器よりも高価であり、消費電力 が大きい。かくて、両方の種類で、しかも特に、高価でなく、低価格で低精度の クロックについて時間ずれを排除できるシステムが望まれていた。これにはDA Uへのケーブル或いは無線に直接依存しない同期方法が要求される。 全地球位置発見システム(global positioning system)(GPS)の衛星を利 用してDAUの内部クロックを同期化することは知られている。しかしながら、 このアプローチはDAUと衛星との間に濃い林冠やその他の種類の障害物がある 場合には実行できない。これはプロダクションスケジュールの信頼性を損なう重 大な欠点である。さらに、DAUの内部クロックの同期化にGPSを利用するに は付加的なコ ストにつながる付加的な部品が必要となる。さらに、このアプローチでは司令サ イトと各DAUとの間のコミュニケーションを提供することはできない。 図2に戻ると、DAUの内部クロックと司令位置200のマスタークロックと の間を同期化するために無線281もしくはケーブルリンク282を利用するこ とは周知である。中央のサイトから各DAUへの直接かつ瞬時のコミュニケーシ ョンを可能とするためにコミュニケーションリンクを利用することも有用である 。しかしながら、無線遠隔測定が有効に作用して地震探索についての普遍的な解 を与えることを阻害する多くの弊害や欠点が有り、また、ケーブルリンクはまた 、同様有効に作用することを阻害する多くの弊害や欠点が有る。 例えば、無線遠隔測定は山岳地帯や密度の濃い森林域において信頼性のあるコ ミュニケーションを提供することはできないであろう。無線も例えばタクシーの ルーチンシステムやビル障害物によりかなりの無線妨害を受けるので、都市部で は不向きである。無線はまた石油精製所の近くでは不適当であり、そこでは無線 は適正な精製作業の妨げとなる。無線のライセンス要件や十分な無線帯幅を利用 できないことがさらに事態を困難なものとしている。無線システムの資本金コス トやメンテナンスコスト及び無線を修復する間の運転停止時間が克服すべき最大 の経済的なハードル及び難事業遂行のためのハードルとなっている。無線通信に はまた、例えばDAUから中央のシステムへ大量の地震データを送るのに時間が かかるという他の欠点もあり、これは運転効率を非常に悪くする。無線システム についてのこれら及びその他の問題が新規な地震探査システムに対する要望を生 み出した。 DAU相互の間のケーブルリンクもまた大きな欠点が有る。ケーブルリンクは オペレータにとってレイアウトしたりピックアップしたりするのにコスト高であ る。さらに、損傷しやすく、修繕が高くつく。電気的な漏れがしばしば生じて、 送信された信号が非常に劣化する。ケーブルに問題が生じている間に運転が遮断 することによる成果の損失はケーブルの利用についての最大の欠点である。光フ ァイバーケーブルについても、電気的な漏れが要因とならないことを除き、同様 な種類の問題が有る。しかしながら、この光ファイバーの修理コストは従来のも のよりも高くすらある。 従って、無線通信への依存性が少ないケーブルレスシステムを提供するために 多 くの努力が払われてきている。従来の努力では、DAUから中央のサイトへの無 線リンクを無くして、中央のサイトからDAUへの一方向無線リンクだけで、D AUそれ自体に地震データを記録しかつ記憶する試みが行われてきた。これによ って無線通信の欠点を少なくすることはできても、依然としてプロジェクトHQ サイトからDAUへの無線通信に依存している。この通信が失われるとDAUは 動作しなくなる。 従来のシステムには他にも問題が有り、かくて、これらの問題の多くを解決し ないしは最小とする探査地震学システムが必要となっている。このようなシステ ムは理想的には、あらゆるタイプの従来技術システムに優る多くの利点を有し、 さらには、無線ベースの通信体系の多くの利益を欠点を生じることなく得ること のできるようなものである。このようなシステムは無線ベースのシステムやその 他の従来技術のシステムと組み合わせることで、そこに到達できなかったか、或 いはいろいろな理由で不都合のあった探索領域の或る部分の地震探査を行えるよ うに利用することもできる。理想的には、このシステムは探査地震学以外のさら に種々の用途に利用できるものである。 (発明の開示) 本発明はフィールド内に配置された新規データ取得ユニットにおいて受け取ら れる、一連のほぼ同一な地震ショット(a series of nearly identical seismic shots)(SISS)の固定サイトからの発生を含む地震データ取得システムを特 徴としている。これらのSISSショットのタイミングは新規データ取得ユニッ トの各々に配置された時間クロックの内部クロックずれを補償するのに利用でき る。これらのSISSショットのタイミングはまた遠隔の新規データ取得ユニッ トと通信してデータをそこに送るために変形することができる。それに代えて、 SISSショットは新規データ取得ユニットとの同期と通信との両方に利用でき る。 つまり、本発明は従来の装置の様々な問題を克服できるようにする特徴及び利 点の組合せを有している。上記した様々な特徴やその他の特徴は以下の本発明の 好ましい実施形態の詳細な説明を読むことによって、また添付の図面を参照する ことによって、当業者に即座に明白となるであろう。 (図面の簡単な説明) 本発明の好ましい実施形態をより詳細に説明するために、次に添付の図面を参 照されたい。図において、 図1は岩盤層の断面図である。 図2はデータ取得ユニットと付属の地震レシーバとを示すものである。 図3は地震探査のための3−D”刈幅”技法を示す説明図である。 図4は新規データ取得ユニットのフィールド配置を示す線図である。 図5は新規データ取得ユニットを示すものである。 図6はデータ転送ユニットの概念を示す説明図である。 図7は携帯式のデータ転送ユニットを示すものである。 図8は地震ショットのためのNDAUの聴音のフローチャートである。 図9はSISSを同期のためだけに利用する場合の時間ラインを示すものであ る。 図10はSISSを通信に利用する場合の時間ラインを示すものである。 図11はSISS同期ショットを含む通信SISSに対する時間ラインである 。 図12は”対ショット”法の一例に対する時間ラインである。 図13はSISSとプロダクショット周波数源とを重ね合わせるための時間− 周波数グラフである。 表1〜表11はSISS通信ショットとの利用に適したメニュー構造のメニュ ーである。 (発明の実施の形態) 本発明の教示に基づいて作られた人工地震データ捕集システムを図4に示す。 図には、それぞれ一連の略同一の地震性爆発(発破)(a series of nearly ide ntical seismic shot,SISS)の発生場所として適当な固定サイト(fixed site )410及び412、プロダクションショット位置(production shot location )420及び422、データ捕集ユニット(data acquisition units,DAU)4 30〜440が示されている。各DAUは、例えば、ジオフォン(受振器)(geoph ones)のような地震レシーバ(seismic receiver)に接続されている。プロダク ション ショット位置420及び422は、先行技術と同様、データ収集と、地下の岩盤 組成の性質を決定するために用いられる。必ずしも必要ではないが、都合が良け れば、プロダクションショット(production shots)に使用される震源位置は、SI SS爆発のために使用される場所と同一でも良い。以下に説明するように、本発明 では、SISSを、種々のDAU430〜440を同期させ及び/又は通信させるため に使用する。固定サイト410及び412からの適当な時間間隔の地震性ショッ トとDAU430〜440の適当なプログラミングとを組み合わせることにより、 無線通信又はケーブル(有線)通信の欠点を持たない地震性通信を利用する丈夫 で柔軟性のある地震性探査システムとなる。あるいは、本教示のシステムは、例 えば、電波通信(radio link)のような、他の通信手段とともに使用して、高速 性と信頼性の向上のために、あるいは、障害物や他の問題によって接続できない 地域まで伸ばすこともできる。より拡大すれば、本教示のシステムは、遠隔操作 処理ができるあらゆる種類のパラメータを制御するのに使用することができる。 さらに、震源と受振器との両方の設置場所の地表位置は、図4に示す実施形態に おいては適切であるが、好ましくは、例えば、震源、受振器又はDAUといった本 発明における少なくとも一部が、ボーリングした穴や鉱山などの地表下に設置さ れる。 図5に、本発明の教示に基づいて構成された新データ捕集ユニット431を示 す。新データ捕集ユニット(novel data acquisition unit,NDAU)は、防水性 ハウジング500、ライン512を通してジオフォンなどのセンサ(図示しない )に取り付けられたデータポート(data port)510、信号調節装置(signal conditioner)及び前置増幅器(プリアンプ、preamplifier)ユニット525、 アナログ−デジタル変換器520、デジタル信号処理装置(digital signal pro cessor)530及びCPU540を有する。また、CPU540(及び他の構成要素) に取り付けられて、動力制御センタ(power control center)及び内部バッテリ ー560とNDAU入力/出力データポート570が設けられている。動力制御セン タ及び内部バッテリ560は、さらに、補助外部動力供給装置565に接続され ている。好ましくは、動力制御センタ及び内部バッテリ560も必要に応じて他 の要素に接続される。水晶発振器クロック(quartz oscillator clock)550 、ハード−ディスクドライヴ(HDD)542、及び目盛り544も、CPU540に接 続している。 NDAUの動力制御センタ及び内部バッテリ560は、CPU540(及び他の構成要 素)に供給される動力を調整する。外部動力供給装置565は、NDAUの内部バッ テリを増大させたり、内部バッテリの代用となったりする。外部動力は、例えば 、太陽電池、小型水力発電装置、燃料電池、風力発電装置、熱発電装置、又は他 の適当な発電装置によって供給される。エネルギー節約のため、NDAUは、好まし くは、作動(full operation)中も低電力消費で、「スリープ」モードを含む電 力節約能力を有する。時計550は、オーブン制御(oven-controlled)又は他 の様々な温度補償クリスタルオシレータのいずれでも良いが、本形態では、要望 に応じてより粗雑な種々のオシレータを用いることもできる。 ハードディスクドライヴ542はジオフォンが数日間に渡って記録するデータ を蓄積するのに十分なメモリを有する。しかし、正確なNDAUのHDDのメモリ容量 は、プロダクションスケジュールに依存する。例えば、NDAU内の大容量記憶装置 (bulk storage)として、500メガバイトのハードディスクを使用した場合、通 常の状況において、32ビットサンプリング(sampling)で30,000トレース(trace )以上蓄積することができる。もし、このNDAUが、6チャネル有しているならば、 これは5000回のショット分で、1日12時間2分ごとのショットで12日以上の 記録に相当する。非ショット(non-shot)検出能力と地震性データの圧縮手法の適 用によって、実用的な、記憶容量がかなり小さいNDAUを設計することができる。 より詳細に説明すると、各HDD542で必要とされるメモリ量を最小化するため の最初の試みは、デジタル信号プロセッサ530によるデジタルデータ圧縮であ る。NDAU内の必要とされるメモリを最小化するための2番目の試みは、記録時間 から「待ち時間(dead time)」を排除することである。それにもかかわらず、N DAUが十分なメモリを有しない場合は、オペレータが適当な情報を読み込むため にNDAUまで出かけることによって、不十分な量のメモリのためにデータを損失す るのを防ぐことができる。 HDDは、別のRAMメモリを用いることによって除去することができる。また、DS P(デジタル信号処理装置)は、CPUでその機能を果たせる場合は削除することが できる。 図4に示すように、探査地震学チームは、複数のNDAU430〜440をそれぞ れ予定された様々な場所に設置する。設置の時期は、各NDAUの内部時計をリセッ ト又は同期させるのに都合の良いときである。各NDAUは、地面にあって、司令部 にある親時計と物理的に接続することは不可能であるため、データ伝送ユニット (data transfer unit,DTU)に内蔵される高精度の地面時計が使用される。DTU がNDAUに接続されている間は、各NDAUを他の命令によってプログラミングするの に都合の良い時期でもある。 データ伝送ユニットの概略を図6に示す。親時計の時刻や起爆計画などの情報 や命令は、プロジェクト司令部600で発信される。配備チームによって各新デ ータ捕集ユニットを地面に設置する前に、命令若しくは指令610が、データ伝 送ユニット700に供給される。NDAU430〜432が地面に設置されると、デ ータ移送ユニット700は、物理的又は間接的接続によって、各命令又は指令6 10に従ってプログラムを作成したり、「発火用意」をさせたりする。この発火 用意段階には、NDAUの時計をDTUの時計に同期させること、NDAUの機能の分析的 な保証、及び各NDAUのID(station ID)と位置座標の読込み(loading)を含む 。以下に説明するように、DTUは、この時点で、特定のプログラム構造又はプロ グラムを、各NDAUについて設定することもできる。これらのプログラムは、SISS との組み合わせで、特定の探査作業中に、NDAUを変更したりプログラムし直した りするのに使用される。プロダクションサイクルの後で、各NDAUは地面から回収 される。この期間は、NDAUから情報を読み込むだけでなく、DTUを各NDAUと連結 して分析を行うのに都合の良い時期である。読み込まれた情報は、その後、プロ ジェクト司令部(HQ)600に伝送される。HQサイトでは、電算処理によって、 ショット比較で予測可能又は認識可能なNDAUによるエラーが検出され、補償され る。 次に、図7に示すように、移動式のDTU700は、CPU740、より高精度の時 計750、メモリ744、ハードディスクドライヴ(HDD)742、及び動力制 御/バッテリ760を有する。動力制御/バッテリ760は必要に応じてDTU7 00の他の構成要素に連結している。また、図に示すように、CPU740に接続 されてデータ入力/出力ポート710が設けられている。ハードディスクドライ ヴ742について必要とされる典型的な記憶容量は、10ギガバイトのデータで ある。また、動力制御センタ及び内部バッテリ760は、再充電や交換が必要と なる前 に少なくとも1日分の作動できる容量を有する。データポート710としては、 例えば、プロジェクト司令部から、あるいは、特定のNDAUへなど、あらゆるデー タ転送にかかる時間を最小化するため、NDAUに対して双方向に高速でデータを転 送する手段を用いることが好ましい。データポート710自体は、あらゆる状況 下において効果的で信頼性のある限り、どのような電気的手段でも良い。電線通 信(リンク)(wire link)、ファイバーオプティック(ガラス繊維)通信(fib er-optic link)、短波長通信(short range radio link)、又はテープやディ スク等の物理的メディアによる移送等はすべて適用可能な手段である。相応じて 、図5に示すNDAUのデータポート570は、同じ形式のデータ転送手段を有する 。 図4に戻って、一番目のNDAU430及び連結されているジオフォンを地面に設 置した状態で、一連の略同一の地震性ショット(SISS)は、好ましくは、固定サ イト410から始められる。ここで、固定サイト410からキャリブレーション ショットを受け取る前には、実質的にNDAUの内部時計550の時間ドリフトは発 生しない。キャリブレーションショットは、特定のNDAUで受信された最初のSISS ショットとして定義される。キャリブレーションショット及び後続のSISSショッ トは、予め決定され予めプログラミングされている時間間隔で発生される。ここ で、十分なシグナル−ノイズ比(signal−to-noise ratio)が与えられていると 、キャリブレーションショットとその後のショットとは、交差相関(cross-corr elate)され、時間間隔の遅れが測定される。交差相関(cross-correlation)の他 に、例えば、反転などの数学的比較処理が、交差相関と同様の結果を得るのに使 用することができる。NDAUにおいて測定された時間間隔が予め決定されている時 間間隔と異なるときは、NDAUのCPUは、この検出された時間ドリフトを補償する ために、内部時計を再同期させる。この一連の動作は、地面に配置されたそれぞ れのNDAUでおこなわれる。より一層時間ドリフトを最小化するため、DTU700 がNDAUに接続されている間にキャリブレーションショットを行うことが望ましい 。NDAUで受け取った信号に対して、適切なシグナル−ノイズ(S/N)比を確保する ため、NDAUをDTUから切り離すのに先立って、二番目のSISSショットが与えられ て、第1の交差相関が計算され、シグナル−ノイズ比の適正性が決定される。S/ N比が予め決定したレベルより低いときは、震源、レシーバ又は配信処理が変更 されて、新しいテ ストが実行される。 連続的な品質保証のため、少なくとも1つのNDAUは、配線あるいは他の双方向 通信(例えば、無線電信)でHQサイトと連結されている。固定サイトの震源作動 は記録され、NDAUで計算された時間ドリフトに対する較性の計算及び適用が可能 となるようにモニターされる。この最終的な較正は、HQサイトでNDAUのデータが 編集された後でも良い。あるいは、後続のSISSの通信手段によってNDAUに通信さ れ、NDAU側で適用されても良い。 図8に、一つのNDAUのCPUにおける、時間ドリフトの較正動作を示すフローチ ャートを示す。図8について説明すると、ステップ800において、静止した期 間が、プロダクションショットもSISSショットも発生しない期間中に生じる。地 震性ショットの間隔を置くことは、相互干渉を低減し、シグナル−ノイズ比を改 善するの有効である。ステップ805において、NDAUのCPUは、最初のSISSショ ットを検知する。このショットは、キャリブレーションショットであってもよい 。このCPUは、このショットの受信をステップ810で完了する。ステップ82 0で、CPUは、1またはそれ以上のプロダクションショットを検知する。ステッ プ805と810、及びステップ820は、予めプログラムされたプロダクショ ンスケジュールに基づいて生じるものであり、これらのいずれもが、他の特別な 回路において必ずしも存在するわけではない。ステップ830において、CPUは 、次のSISSショットを検知する。このNDAUは、ステップ835において、当該次 のあるいはその次のSISSショットの受信を完了する。最も間近に受信した二つの ショットが、ステップ840でCPUによって交差相関処理され、あるいは他の対 比処理がなされて、より早期のショットと次のショットとの計測時間のずれがス テップ850で算出される。あるいは、CPUは、先のSISSショットを組み合わせ である参照値を用いてもよい。シグナル−ノイズ比も、ステップ850で決定さ れる。ステップ860では、CPUは、ステップ850で算出した計測時間の遅れ が、予め設定されたインターバル時間に等しいかどうかを判断する。もし計測上 の遅れと予め予定された遅れとが一致したら、NDAUの内部時計による時間ドリフ トがないとされ、CPUは、ステップ820に再び戻って、プロダクションショッ トを検知する。一方、もし、計測上の遅れが、プログラム上の遅れと等しくない 場合、CPUは、ステップ 870で、内部時計を同期させて、その後、ステップ820で、プロダクション ショットを検知する。SISSショットのペア(対)を対比しながら、プロダクショ ンスケジュールの終期まで、あるいは、NDAUが他の外部ソースにより妨害される まで、この工程が継続する。 図9(スケールに対応して記載されていないが)は、NDAUの内部時計の同期の ためにだけ使用される一つのSISSに対応する時間軸を示している。図にはプロダ クション時間930を挟む、SISS記録持続時間910と920が示されている。 SISS記録持続時間910は、静止時間940に次いで実施され、最大クロックド リフト期間961と962間のターゲットショット時間950と、リッスン時間 955、とを含んでいる。SISS記録持続時間920は、静止時間942に次ぎ、 ターゲットショット時間952と、最大クロックドリフト時間963,964、 とを含んでいる。SISS記録持続時間920は、さらに、第二のリッスン時間95 6も含んでいる。 SISS記録持続時間910,920と、これに先行する静止時間とは、この実施 形態においては、キャリブレーションショット及び同期ショットのための時間と して設けられている。各SISS記録持続時間の正確なスタート時間と終了時間とは 、各NDAUにおいて保持された、プログラムド時間ウインドウズのスタート時間と 終了時間によって決定される。各NDAUにより地震性同期ショットのために設けら れる時間は、プロダクションショットが発生される期間をはさんで予めプログラ ムされたスケジュールに基づいて間隔を置いて設定されている。各プロダクショ ンショット時間930は、1以上のプロダクションショットを含んでいる。また 、SISS記録持続時間920に引き続いて、追加のプロダクションショット時間及 びSISS記録持続時間があってもよい。 SISS記録持続時間910についてみると、ターゲットショット時間950は、 固定サイトから地震性ショットを受信する予見されたあるいはプログラムされた 時間を意味する。しかしながら、各NDAUは、その内部時計にあるかもしれないド リフト時間を補償する必要があるため、地震性ショットのためのターゲット時間 950に先んじて実際にデータを記録しなければならない。時間961の時間的 な長さは、最大時計ドリフト時間に等しいかあるいはそれよりも長い。典型的に は、100ミリ秒あれば、時計ドリフト及び震源でのわずかな時間的誤差を補償 するには十分である。各NDAUは、時間軸において反対方向での内部時計の潜在的 なドリフト時間を計測しなければならず、追加の最大時計ドリフト時間962の ためのデータを記録しなければならない。NDAUは、SISSショット波群の受信を確 保するために、好ましくは、リッスン時間955と両方向での最大時計ドリフト 時間との合計時間の間、データをとるようにする。リッスン時間955は、1秒 程度かもしれないし、もし、ヴァイブロスソース(Vibroseis source)がSISS連続 波として選択されれば、30秒程度までの、必要な長さであるかもしれない。 前述のように、NDAUによって受信されるSISSの第1のショットは、キャリブレ ーションショットと定義される。そのようなショットからの波動群は、SISS記録 持続時間910の間に到着する。第2のショットからの波動群は、スケジュール どうりに遅れて、SISS記録持続時間920の間に到着し、このショットは、同期 ショットとして用いられる。SISS記録持続時間910及びSISS記録持続時間92 0の間に受信されるこれらのショットは、その後、交差相関処理され、あるいは 、他の対比処理がなされて、NDAUの内部時計のドリフトが決定され、較正される 。他の個々のプロダクションショットの際に存在する時間ドリフトは、既知の時 間ドリフトデータによって補正される。 例えば、キャリブレーションショットと次の同期ショットの間に発生する、ND AUの内部時計の時間ドリフトは、これらのショットとプログラムされたインター バルと計測されたインターバルの差(すなわち、計測上のインターバル−プログ ラム上のインターバル=クロック時間ドリフト)として算出される。引き続いて 起こる同期ショットは対とされ、分析されて、NDAU内部時計ドリフトが計算され る。その後のSISS記録持続時間中に発生し、信号の強調化がなされた追加の同期 ショットは、交差相関処理やピークの検出の正確性を改善するのに用いられる。 加えて、地震性ソースユニットは、適切な時間に正確に追加のショットを発する わけではないので、キャリブレーションショットにつづくSISSの追加のショット は、時間的誤差のある地震源からのショットに応じた時間偏差を補償するために 分析される。固定サイトソースは、モニターされ、その作動状態が記録される。 そして、この情報は、その後のNDAUの内部時計のドリフト調整に利用される。 各静止時間940,942とは、その前の地震性ショットが、次のショットの 受信を妨害しないような十分な長さとされる。おおよそ4秒間の静止時間が、地 震性の妨害を減衰するのに十分な時間と予想される。より短い時間の静止時間を 採用することもできるが、そのような短時間の静止時間は、各NDAUにおいて受信 される同期ショットのシグナル−ノイズ比を劣化させる。このため、静止時間9 40,942の延長は、先の地震性ショットからの妨害が存在する際の受信シグ ナルのシグナル−ノイズ比を改善する方法でもある。 SISSは、各NDAUと情報伝達するのにも用いることができる。SISSがNADUとの情 報伝達の方法として使用される場合、設定された関連するSISSのショット間の予 め設定されたインターバルは、それぞれ異なっていてもよい。図10には、静止 時間1000、SISSショット1インターバル1010、バッファ(緩衝)時間1 020.及びSISSショット2インターバル1015、を含む時間軸が示されてい る。SISSショット2インターバルに引き続いて、しばしば、バッファ時間及びS ISSショットインターバルが追加される(図示せず)。 SISSショット1インターバルは、ターゲットショット時間1040−1043 の序数(図10では、例えば、4である)に分割される。この序数は、各SISSシ ョットインターバルが有する数値(各ショットが有するターゲット時間の数)で ある。各ターゲットショット時間は、ユニット時間ステップ1045と呼ばれる 時間を隔てて前後のショット時間と離間されている。したがって、各SISSのショ ットインターバルの期間には、序数に対応する複数のユニット時間ステップとリ ッスン時間とを含んでいる。ユニット時間ステップは、少なくとも2回を必要と し、好ましくは4回であり、最大クロックドリフト1048の大きさにもよる。 ユニット時間ステップ1045が長ければ、NDAUがターゲット時間1040−1 043のうちから最も近いターゲット時間を確実に決定するのに有効である。こ のため、その時間は、一つのSISSショットに対応される。SISSショットインター バルの最初のターゲット時間は、最も速いショット時間1060として定義され る一方、最後のショット時間は、最終ショット時間1065と呼ばれる。SISSシ ョット1インターバルは、また、リッスン時間1025を含む。この目的は、図 9に関連して述べたように、リッスン時間955と同様である。 静止時間1000は、地震性ショット(SISSもプロダクションショットも)が 発生されず、また、先のショットと影響が減衰する、静かな状態である。時間的 間隔をおいた地震性ショットが、その後、予めプログラムされたSISSショット1 インターバル期間中に、SISSショットソースから受信される。この地震性ショッ トは、例えば、序数0〜3に対応して、異なる4つのターゲット時間1040− 1043において検知される。そして、この地震性ショットは、どのターゲット 時間がそのショット時間に最も近いかに依存して、NDAUに対して異なる指示を伝 達する。かかるショットは、情報を伝達するので、伝達性ショットとされる。ク ロックドリフトがあると、受信した地震性ショットは、(NDAUの内部時計に基づ いては)ターゲット時間1040−1043のうちの正確な一つに取り込まれる べきものとして決定されそうにもない状態となる。このため、NDAUのCPUは、最 も近いターゲット時間のショットを正確な地震ショット時間として選択する。 適当なバッファ時間1020の後、SISSショット2インターバル1015の間 、追加の伝達性ショット波群が、各NDAUに到達する。好ましくは、バッファ時間 1020は、引き続くSISSショットからの信号群における妨害を最小限にするの に十分な長さを有するべきである。例えば、4秒のバッファ時間が適当である。 しかしながら、長いバッファ時間は、大量の情報(たくさんのSISS伝達性ショッ ト)がNDAUに伝達されねばならない場合には、避けた方がよい。このバッファ時 間1020は、通常、静止時間1000よりも短い。それでもなお、バッファ時 間1020の最も短い長さは、プロジェクトの基盤によりプロジェクトごとに異 なり、また、地質調査によって決定される。さらに、SISSショット2インターバ ルの後に、次のSISSショットインターバル(図示せず)がある。このSISSショッ トインターバルは、多くの場合、プロダクションショットによって何の妨害も受 けない。 好ましくは、最後のSISSショットインターバル(すなわち、各SISSの最後のシ ョット)は、パリティショットとして設けられている。このパリティショットは 、冗長及びエラーのチェックのために用いられる。パリティショットは、最も近 い整数に丸められた、先行するSISSのショット回数の平均値とすることができる 。例えば、5回のSISSショットが実施されたとき、3個のSISSショットが情報を 伝達する(最初のSISSショットは、キャリブレーションショットであるので)。 こ れらの序数は、それぞれ、1,30、及び16に等しい。したがって、パリティ ショットは、これらの平均値である15.67に最も近い整数であって、その序 数である16に対応するターゲット時間に到着するように設定される。また、パ リティショットは、先行する伝達性ショットの総和に等しくすることもできる。 前述した例では、パリティショットは、47という序数を有することになる。通 常、SISSパリティショットインターバルは先行する伝達性ショットターゲット時 間の総和に等しい序数を有することが必要である。 上記した情報伝達方法は各種変形されていてもよい。たとえば、各SISSショッ トインターバルは、2つの序数を有していてもよい。各SISSショットインターバ ルは、0又は1であってもよい。一連のSISSショットインターバル中に含まれる データは二進数を供給するように並べられる。もう一つの二進数を利用する方法 が、同期されたたった1個のプロトコールからより複雑なコミニュケーションプ ロトコールに切り替えするのに用いられる。例えば、例外的な環境下においての み、各SISSに2以上のショットが取り込まれるように、プロジェクトが計画され 、予定がたてられる。SISSごとに2回のショットを用いることにより、その後の SISSショットが、より複雑なメニューに基づいて実施され、本来のスケジュール からのずれを許容することを示す能力が保持される。 データを伝達するのに加えて、伝達性ショットは、DNAUの内部時計を同期する のにも使用される。NDAUのCPUは、実際に受信した信号とそれに最も近いターゲ ット時間との時間差を計測することにより、その内部時計の時間ドリフトを計算 する。例えば、ユニット時間ステップ1045が、20ミリ秒に設定されていた ら、SISSショットが、SISSユニット時間ステップの整数倍のみ発生することが知 られていることから、時間ドリフトによって導入される10ミリ秒未満の誤差は 校正される。NDAUの内部時計を同期化し情報を伝達するのの両方に用いられるSI SSショットは、S/Cショットと呼ばれる。 この発明のもう一つの実施形態は、各SISSショットインターバルの前に初期同 期ショットを用いる。図11の時間軸について説明すると、同期ショットターゲ ット時間1100と、これに続く、SISSショットインターバル1010,101 5、とが示されている(SISSショットインターバル1015も、図示しないが、 リッスン時間を含んでいる。)。静止時間1000が、同期ショットを十分に減 衰させるため、SISSショットインターバルの前に付与され、そして、さらに最大 ドリフト時間1110が示されている。最大ドリフト時間1110は、同期ショ ットのターゲット時間1100の前にあり、ターゲット時間1100の後には、 もう一つのドリフト時間1112がある。ターゲット時間1100に対応する同 期ショットは、DNAUの内部時計を同期化させるためだけに用いられる。このSISS の後のショットは、情報を伝達するのに用いられる。これらの後のショットは、 S/Cショットであってもよい。 ターゲット時間1100に対応する同期ショットを有することにより、SISSシ ョットインターバル間のバッファ時間を短くすることができる。きれいな同期シ ョットの波形が、最初の交差相関処理に有効であり、また、その後の伝達性ショ ットあるいはS/Cショットについてより低いシグナル−ノイズ比を補うために 有効であるからである。このような同期ショットは、また、伝達性ショットにつ いての可能性あるエラーを修正する。例えば、時間ドリフトが予想されるドリフ トより大きいと、伝達性ショットは、間違ったターゲット時間1040−104 3に最も近いと判断されることがある。このことは、一つのSISSショットに対応 する伝達値の取り違えという結果となる。しかしながら、本形態の同期ショット は、独立してNDAUの内部時計のドリフト量を示す。この結果、DNAUのCPUは、適 切に、伝達されたコマンドを処理することができる。このような自由度は、オペ レータがプログラムされたユニット時間ステップを短縮化するのを許容する。 この発明のもう一つの実施形態では、ペアードショット(paired-shot)法を採 用することができる。この方法では、各プロダクションショットは、一つのSISS ショットに対応するか、もしくは、一つのSISSショットと対とされるが、各SISS ショットは、かならずしも一つのプロダクションショットと対とされる必要はな い。この方法は、必要に応じて同期化を発生させ、プロダクションショットに関 連付けられるSISSショットについてのクロックドリフトの修正を実質的に排除す る。さらに、このアプローチは、プロダクションショットと同じファイル上での 同期ショットを有し、このショットは、エラー修正において有用であり、また、 そのシステムにおけるオペレータの信頼性を向上させる。 図12を参照すると、第1のSISSのターゲット時間は第1のプロダクショ ンショットのターゲット時間に対して第1のリッスン時間と第1のバッファ時間 プラス最大ドリフトだけ先行する。同様に、第2のSISSのターゲット時間は 第2のプロダクションショットのターゲット時間に対して先行する。SISS及 びプロダクションショットからの波連(wave train)を含む一つの確認記録がとら れる。リッスン時間及び静止時間が各プロダクションショットとそれに続くSI SSのターゲット時間の間に挿入される。認識できるように、SISSショット とプロダクションショットのいずれかがある特定のショット対の中に先ず発生し 得る。しかしながら、第1のショットは第2のショットに対して可干渉である、 同期ショットは通常その対の第1ショットである。静止時間はバッファ時間より も長いのが一般的である。場合によっては、プロダクションショットは予期され ているにもかかわらず起こらないことがある。そうした場合のために、記録は全 域にわたって取られるべきであり、NDAU処理においては、プロダクションシ ョットのないことがエネルギーレベルや最初のブレークのミッシング等の示現に よって検出される。記録のプロダクションショット部分はNDAUによって保存 メモリへと廃棄される。随意であるが、SISSショットがS/Cショットとし て使用される場合には、他の伝達要求がこれを阻害しない限り、S/Cショット はそれに付随するプロダクションショットがないことを確認することができる。 SISSショットが同期データではなく情報伝達のために使用される場合には 、各伝達又はS/C SISSショットに対応する値はDTUによって各NDA U内でプログラムされた1セットのメニュー(Menus)によるコマンド及び情報へ 翻訳される。各メニューはNDAUのCPUが遅延を所望の情報へと翻訳するこ とを可能にする遅延値対メッセージ情報の表である。NDAUの特定のモデルの ために、一般メニューが確立された。これは、そのNDAUの能力に対する最も 一般的なケースを限定する。各一般メニューは多くの変数から構成されていて、 素因数アイデンティファイア(unique identifire)を含む。標準デフォルト(省 略時解釈)を所定の他の変数に対して設けることが可能である。変数に対する一 般デフォルトがない場合には、SISSのみによって決定することができるため 、一般メニューは直接使用することが可能である(どのメニューとしても)。与 えられたプ ロジェクトのために、単一のプロジェクトメニューが確立される。これは、適用 可能な一般メニューの全てのパラメータを含み、適用するプロジェクトに特有の (project-specific)全てのパラメータを付加している。このプロジェクトメニュ ーはある変数も確立する。この変数は設定されたデフォルト値によってプロジェ クトすなわちプロダクション計画を通して変化しない。プロジェクトメニューは さらに他の変数のためのプロジェクト範囲及び妥当値を限定する。プロジェクト メニューはさらに多数のサブセットいわゆる「セットメニュー」に分割可能であ る。各セットメニューはさらに他の変数を限定し、変化し得るパラメータの数を 減少させる。パラメータの例はPTWの開始及び終了時間、ユニットステップ時 間、及び最早及び最遅ショット時間を含む記録計画である。メニューにおける他 のパラメータは一定のゲインセッティング、サンプル期間、記録長さ、記録間隔 及びフィルターセッティングである。さらに別のパラメータはさきのソースドリ フトのインディケーションである。SISSは次の適用可能なセットメニュー(S et Menu)及びPTWの開始及び終了時間のアイデンティフィケーションも伝達可 能である。 一部のパラメータはメニューの中に明確に記録されるのではなく、SISS内 でショットインターバル時間及び/又はショットの数から演算によって算出され る。想像するところ、一つの特定のプロジェクトには何百という多数のセットの メニューが必要とされる。しかしながら、通常その数は20未満である。低レベ ルのメニューを限定する利点はSISSにおけるショットの数を制限されること 、SISSの完了までの時間と労力を低減されること、及び伝達中の誤動作の機 会が極小化されることである。 SISSはセットメニュー等の別の特定のメニューを与え、それによって、別 のデフォルト値を設定するのに使用できる。また、SISSは別の一般メニュー を与えるのにも使用可能である。表1〜11は一般メニュー(General Menu)、プ ロジェクトメニュー(Project Menu)及びセットメニュー(Set Menus)の例であり 、添付書類Aに記載されている。さらに、SISSはNDAUの一部のみに指令 を出して、たとえば、それに続くコマンドをスリープすなわち無視したり、メニ ューを変更したりすることができる。 どのデバイスをSISS信号のソースとして使用するかについての決定は従来 技術に示されているのと同様な多くの条件(consideration)をもとに行われる。 さらに、SISSの信号ソースは同じロケーションからの複数のショットを必要 とし、その好ましいファイアリング間隔は10秒未満である。一般に、1ミリ秒 のターゲット時間内に発火するソースが適している。このことは、化学爆薬はS ISSソースとしては一般に不適切であることを意味する。その理由は、(爆薬 は一般に炸裂部分に近い地殻を変化させるため、SISSの波形に著しい変動を 与えるという事実に加えて)化学爆薬は迅速にリロード(reload)できないからで ある。さらに適したソースにはエアーガンその他の衝撃ソースが含まれる。バイ ブロセイス(Vibroseis)も適している。これは、また、オーバーラップスイープ( overlapping sweeps)の有無に関係なく使用される複数のソースユニットを可能 にする。バイブロセイスSISSソースが選択されるならば、SISSの持続時 間(duration)は長くなり、その結果として、NDAUにかかる計算要求が増大す る。ショット間に長い間隔が許容されるならば、より遅いリロード信号ソースを 使用することができる。この場合、ショット間の間隔が増大される必要がある。 海に適用される場合には、別のある条件が関係する。エアーガンソースに対し ては、先のデトネーション(detonation)からのバブルが次のデトネーションまで に表面に分散するのに時間がかかることに注意が払われなくてはならない。水深 が極めて浅い水域では、エアーガンを展開するのに作業船(anchored or spudded barge)を使用できる。 ソースユニットは従来技術で周知の方法でトリガできる。また、それぞれのソ ースユニットは、GPS又はOCXOベースのクロックなどの極めて正確なクロ ックを使用して、それが所定のスケジュールで活性化するとともにプロジェクト HQへの無線又は有線でのリンクに依存しなようにすることができる。OCXO ベースのクロックが選択される場合には、それらは少なくとも一日一回又は二回 マスタークロックと同期させる必要がある。これはDTUへの物理的結合によっ て又は無線すなわちGPSコンタクトによって行うことができる。ワイヤーライ ン又は無線でリンクされたブラスタ(blasters)を使用することもSISSショッ トの発火に対する実際的な手段である。ただし、これらの手段が特定の観測領域 において実際的である場合に限られる。SISSソースはその性能の質的確認す るために監視及び記録することができる。所望の性能からのずれはNDAUドリ フトの計算における補正の計算に使用でき、また、NDAUデータがプロジェク トHQで収集された後で適用できる。先のSISSからのソースドリフトが後の SISSによって伝達される場合には、NDAUはこの補正を実行することがで きる。 バイブロセイスソースがSISSショット用及びプロダクションショット用の 両方のために選択される場合には、SISSショット及びプロダクションショッ トはオーバーラップ可能である。これは必要ならば記録時間の短縮を可能にする 。ただし、二つのソースが連続してトリガされる場合に限られる。このように、 このアプローチは特に上記の「ペアーショット(paired-shot)」法に適用可能で あるとともに適している。 図13を参照すると、SISSショット及びプロダクションショットがこのよ うにオーバーラップする場合には、プロダクションショットについてはスイープ 周波数バンド(swept frequency band)を使用し、SISSショットについては単 一周波数を使用するのが好ましい。すなわち、固定サイトSISSショットは特 別に設計され、数オクターブにわたるリニアースイープであるノーマルスイープ に代わって、持続時間の長い単一周波数スイープ(すなわち、モノスイープ(mon o-sweep))を使用できるようになっている。単一周波数ではなく、狭い帯域の周 波数バンドを使用することもできる。SISSショットでは、選択された周波数 又は周波数バンドにおいて、極めて大きい信号−ノイズ比が得られる。この信号 −ノイズ比はノーマルスイープにおいてこの周波数で得られるものよりも大きい 。選択された周波数が極めて低い場合、例えば、10Hzの場合、単位距離当たり の減衰は極めて小さい。高い信号−ノイズ比と低い減衰とが組み合わされ、優れ た長距離伝達及び同期性能が達成される。 この方法におけるプロダクションショットは、また、好ましくはSISS地震 探査システムでの使用に特に適している。プロダクションサイトスイープは、そ の周波数がSISS周波数バンド外の周波数を占めることによって、SISSシ ョット用に使用されるのを避けるように設計することができる。そうすることに よって、それぞれのSISSショットの信号−ノイズ比が改善される。また、オ ーバーラップスペクトルが発生した場合には、プロダクションショットのスイー プは、二つの方法で、単一周波数がSISSショット用に選択されるのを抑制す ることができる。第1のアプローチは、プロダクションスイープ1310をSI SSショット1330の周波数又は周波数バンドを越えて急速に加速することで ある。これは、SISSショットに対応する周波数をわずかに下回る周波数から SISSショットに対応する周波数をわずかに上回る周波数までの範囲における プロダクションスイープに対する周波数変化速度を増大させる。その結果として 、狭い範囲のSISSショットにおいて極めて短時間の振動が発生する。第2の アプローチは、プロダクションスイープ1320に対して振幅すなわちノッチフ ィルタを使用して、SISSショット近辺の狭い帯域においてプロダクションス イープの振幅を減少することである。 信号処理法が組み合わせ記録に含まれる二つのデータセットを分離するのに使 用することができる。たとえば、DFT(離散フーリエ変換)を固定サイト信号 のための振幅及び位相測定を引き出すための記録に適用できる。プロダクション ショットに対して、DFTも使用される。その場合、SISS周波数におけるミ ッシングプロダクション信号を見積もるのに有用な補間(interpolation)が用い られる。また、FFT(高速フーリエ変換)その他の方法も使用可能である。エ アーガンなどの衝撃プロダクションソースの適用においては、信号の干渉に起因 するデグラデーション(degradations)を許容できる場合には、単一周波数バイブ ロセイスソースが使用される。その場合、記載された方法が同時に使用される。 全ての適用において、単一周波数法は、しかしながら、SISSショットの時 間シフトを制限する。これは、等しい又はほとんど等しい振幅のピークの間の相 互関数における識別の困難性のためである。そのため、時間/位相シフトは周知 の位相シフトキーイングモジュレーション法と同様に最大180度に制限される 。クロックドリフト及び導入誤差は有用な時間/位相シフトを180度未満に低 減する。当業者であれば認識できるように、このことは低周波数はより大きい時 間シフトを与えることを意味する。10Hzといった低周波数が使用される場合に は、予想されるクロックドリフトを補正するとともに少ない値すなわち4ビット 程度 のメニュー情報を伝達するための十分な許容可能な時間シフトがある。これはN DAUによって保持された一連の複雑メニュー(complex menus)の一つを呼び出 すことは適切である。連続スイープを使用して、それぞれがメッセージの一部を 搬送できるようにすることによって、さらに複雑な情報を伝達できる。 単一周波数SISSスイープを用いて複雑なメッセージを伝送する別の方法は SISSショットの有無に基づいて情報を決定することである。位相シフトでは なく、予定された時間において、固定サイト単一周波数バイブロセイスソースは 予め設定された時間(たとえば、20秒)でスイープを発する。これはNDAU によって「1」と解釈される。予定された時間にスイープが発せられない場合に は、NDAUはこれを「0」と解釈する。所定数のビット及び対応する総メッセ ージ時間が予め予定される。このアプローチの一つの利点は、ノイズはショット の位相及び振幅を乱すけれども、ショット(又は、それがないこと)がNDAU によって検出される限り、メッセージが伝送され得るということである。このた め、他の伝達プロトコルがノイズ又は距離の問題に起因して実行不可能である場 合には、この単一周波数アプローチは使用可能である。それにもかかわらず、よ り好ましいノイズ状態の下では、信号の位相も情報の伝達に使用可能である。 さらに別の適用は選択された単一周波数を第2の周波数に変更することである 。選択された第2の周波数も低くなくてはならない。ただし、非調和の第1周波 数及び好ましくは低周波数(例えば、10Hz及び15Hz)に対するミッドオクタ ーブ位置においてである。単一周波数におけるエネルギー集中の利点は若干コン プロマイズされているが、この適用は一サイクルを越える有用な位相範囲に及ぶ 。対を成すスイープは結合して情報を伝達できる。 図4を参照すると、SISSソースのための固定サイトロケーション410の 選択においては、条件として、選択されたサイトにおけるソースの予想されるカ ップリング、操作HQへの近接、最も遠いNDAUまでの距離、既存設備への損 害を与える可能性、その地方の住民及び操作員の安全、及び環境保護が含まれる 。好ましくは、全てのSISSファイアリング前又はその最中に責任のあるSI SS操作チームによって現地プレゼンス及び目視監視がある。 サイト410,412は「固定」サイトとして参照されているが、特定の固定 サイト内からのSISSショット発生のロケーションにおいて許容し得るバリエ ーションがある。このようなバリエーションは複数ソースを可能にするため、連 続するSISSショットの時間拘束はより容易に達成される。複数ソースは同時 に、特に、キャリブレーションショットのためのショットであり、信号強度を増 大させるためのショットである。 単一の固定サイトにおけるソースユニット間の最大距離は、NDAUレシーバ へのトラベル時間がピーク時間解釈における最大予想誤差未満のSISSユニッ ト時間ステップ(Unit Time Step)の半分を越えて変化してはならないという条件 によって決まる。たとえば、ユニット時間ステップが20ミリ秒で、最大誤差が 4ミリ秒の場合、トラベル時間は6ミリ秒だけ変化する。注目の最も遅いエネル ギーが8フィート/ミリ秒で移動する場合、SISSソースユニットは伝達方向 に最大48フィートで分離され得る。さらに、ソースユニットの間隔がプログラ ムされたユニット時間ステップを増大させることによって増大され得るという点 において、これは可変最大距離である。しかしながら、留意すべきは、SISS ショットが同期又はS/Cショットとして使用されるときには、より正確な固定 サイトすなわち不正確な固定サイト(予め設定されたソースショットシーケンス 、対応する予めプログラムされたNDAU等)によって導入された誤差を補正す る何らかの手段は好ましいということである。 観測地域のマグニチュードにより、全プロジェクトを通じてSISSロケーシ ョンのための単一のサイトを使用することができないときには、固定サイト41 0,412等の複数のサイトを使用する必要がある。これはSISSソースから 最も遠いNDAUまでの最大距離を減少させる。複数のSISSソースロケーシ ョンも有用である。理由は、所定の観測地域については、単一のSISSソース ロケーションの使用に比べて低いSISSソースエネルギーが必要とされるから である。これは、新固定サイトはNDAU位置の近くに配置可能であるためであ る。 観測領域内の複数のSISSソースロケーションのための二つの想定された実 行が存在する。第1の実行は、第1のロケーションからプロジェクトの先の相を 処理し、SISSロケーションを移動させ、新SISSロケーションからプロジ ェクトを継続する。これは、全NDAUセットが単一のSISSロケーションか ら常時到達する限りにおいて、カバーされるべき範囲を観測するために何回も繰 り返される。 この第1の実行はプロダクション操作の「スウォース(swath)」動作に対応す る「ロールアロング(roll along)」SISSサイトを可能にする。たとえば、S ISS発生のための第1の固定サイトは一日の始めに設定できる。一日の終わり には、第2のSISS固定サイトは新たなロケーション(たとえば、一日の最後 のプロダクションショットのロケーション)に設定することができる。したがっ て、この第2のSISS固定サイトはキャリブレーションショットを発生する。 その後間もなく(たとえば、TCXOが使用される場合には、10分未満)、同 期ショットすなわちフルSISSが第1の固定サイトにおいて発生され、新サイ トからのキャリブレーションショットの時間が正確に指定される。各記録はND AUによって処理され、どのキャリブレーションショットサイトが使用されたか を識別し、第1のサイトを使用するドリフトを計算する。日の始めにおいては、 二つの別のSISSショットが第2の固定サイトで発生され、一夜のドリフトの 計算を可能にしている。このシーケンスはプロダクションスケジュールを通して 継続することができる。 第2の実施の形態はこれらのロケーションからのSISSショットの同時デト ネーションのための二つ以上の(広く分離された)SISSロケーションを利用 している。これにより、NDAUが配置されている領域全体で良好な信号レベル が可能となる。これら複数のサイトはそのプロジェクトの間一定であり、観測が 進むにつれて変化する。 しかしながら、どんな場合でも、NDAUの同期を確実にするために、それぞ れの新SISSサイトが確立された後に、SISSがとられ、この新サイトが含 めるとともに不要なサイトが捨てられる。この新サイトからのSISSは最初の キャリブレーションショット及び信号のエンハンスメントに必要なその他のショ ットを含む必要がある。その後、少なくとも二つ以上のSISSショットは先に 確立されたSISSサイトからとられなくてはならない。この先のサイトからの 最終ショットは新サイトからの最初のキャリブレーションショットの後にできる だけ速やかにとられる。その後、NDAUは受信された波列を処理し、同期を行 うとともに時間ドリフトを除去する。最初ののSISSショットが新SISSサ イトでとられときに、時間ドリフトの補間すなわちインテリジェント処理により 、マスタークロック時間の最適見積もりが実施される。旧サイトにおけるSIS Sと新サイトにおけるキャリブレーションショットとの間の時間間隔が長くなれ ばなるほど、計算に導入され得る時間誤差は大きくなる。一般に、10分未満間 隔は誤差の大きさを許容レベルに維持する。場合によっては、最後のSISSは 旧サイトから伝達される。その際、第1のキャリブレーションショットは逆の順 序で新サイトから形成される。この場合、時間ドリフト修正の補間ではなく補外 (extrapolation)が適用される。補外が用いられる場合、同程度の精度を維持す るためには、二つのイベント間の間隔が短かくされる必要がある。 NDAUクロックの時間ドリフトから発生する不確実さをさらに低減するため に、別の方法を使用することができる。たとえば、クロックのドリフト大きさは 同期ショットの時間において所定の精度で決定することができるけれども、プロ ダクションショットは同期ショットの間で発生することが多い。したがっって、 プロダクションショットは同期ショットから時間的に遠くなることが可能であり 、プロダクションショットの時間におけるクロックドリフトを見積もるために、 その後補外が使用されなくてはならない。直線補間を使用することができるけれ ども、NDAUに近い状態の記録はある変数とNDAUの内部クロックの時間ド リフトとの間の相関を与える。たとえば、温度はクロックドリフトの範囲に対し て相関関係があることがわかっており、温度のずれが大きいとNDAUのクロッ クはより急速にドリフトする。NDAUのクロック温度及びクロックドリフトを 相互に関連させることによって、改良された補間を得ることができる。時間ドリ フト及び温度ヒストリをそれぞれ特定のNDAUによって利用して、クロックド リフトのインテリジェント補間すなわち予測をすることができる。同様なアプロ ーチを使用して、キャリブレーションショットがNDAUによって受信されたと きに存在し得るクロックのドリフトを見積もることができる。さらに、HQもし くは遠隔サイトで記録されてNDAUにおける測定に導入された誤差は、その後 の処理によって、NDAUの記録からしばしば削除することができる。 この発明の好ましい実施の形態が示されるとともに記載されているが、その変 形はこの発明の精神及び開示をから逸脱することなく当業者によってされ得る。 ここに記載された実施の態様は単なる例であり、限定ではない。システム及び装 置の多くの変更及び変形は発明の範囲に含まれる。したがって、保護の範囲はこ こに記載された実施の形態に制限されず、以下のクレームによってのみ制限され 、その範囲はクレームの記載事項と同等なすべての事項を含む。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月26日(1999.4.26) 【補正内容】 1. フィールド地震データ収集の方法であって、 (a)固定サイト(410)から少なくとも第1及び第2の地震ショットを有 する一連のほぼ同一の地震ショットを与える(1330)段階と、 (b)前記固定サイトから離れた地震レシーバ(431)において前記第1( 810)及び第2(835)の地震ショット信号列を受信する段階と、 (c)前記第1及び第2の地震ショットからの信号列間の到達時間の差を測定 する(850)段階と、 を有する方法。 24. 地震データ収集システムであって、 複数のほぼ同一の地震ショットの発生に適した少なくとも一つの地震ソース( 410)と、 前記地震ショットの受信に適するとともに前記地震ショットに対応する波形の 電気的発生に適した地震レシーバ(431)と、 前記地震レシーバからの前記波形を比較するようにプログラムできるプロセッ サ(540)と、 を有し、前記複数の地震ショットは時間的に相互に離間され、前記プロセッサ による比較によって選択された対の前記地震ショット間の前記時間間隔の大きさ が設定されるシステム。新クレーム34 34. (d)前記到達時間の差から誤差を除去する段階をさらに有し、前記誤 差は前記受信のロケーションから離れた場所で記録される請求項1に記載の方法 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 2,238,585 (32)優先日 平成10年5月15日(1998.5.15) (33)優先権主張国 カナダ(CA) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. フィールド地震データ収集の方法であって、 (a)固定サイトから少なくとも第1及び第2の地震ショットを有する一連の ほぼ同一の地震ショットを与える段階と、 (b)前記固定サイトから離れた地震レシーバにおいて前記第1及び第2の地 震ショット信号列を受信する段階と、 (c)前記第1及び第2の地震ショットからの信号列間の到達時間の差を測定 する段階と、 を有する方法。 2. 前記測定する段階が前記第1及び第2の地震ショットの信号列を比較する 段階を含む請求項1に記載の方法。 3. 前記地震レシーバはクロックを有するデータ収集ユニットに接続され、前 記クロックは最大予想時間ドリフトを有し、前記固定サイトは前記第1及び第2 の地震ショット及び前記最大予想時間ドリフトによって限定可能な領域を有する 請求項1に記載の方法。 4. (d)前記地震レシーバに対応するクロックのクロックドリフト期間を計 算する段階をさらに有し、前記クロックドリフト期間は前記第1及び第2の地震 ショットからの信号列に対する前記測定された到達時間差及び前記第1及び第2 の地震ショット信号列に対して予め設定された到達時間差に基づいている請求項 1に記載の方法。 5. 前記予め設定された差が前記地震レシーバに接続されたデータ記憶装置に おいて予めプログラムされた間隔である請求項4に記載の方法。 6. 前記第1の地震ショットがプロダクションショットもSISSショットも 発生されていない静止時間分だけ先行している請求項1に記載の方法。 7. (d)前記第1及び第2の地震ショット信号列に対する前記測定された到 達時間差に対応する値を計算する段階をさらに有し、前記値は前記第1及び第2 の地震ショット信号列に対して予め設定された1セットの到達時間差との比較に おける前記測定された差の大きさに基づいている請求項1に記載の方法。 8. 前記セットが通常のカウント数の可能な値を含んでいる請求項7に記載の 方法。 9. (e)前記第1及び第2の地震ショット信号列に対する前記測定された到 達時間差及び前記セットの予め設定された到達時間差のうちの一つの予め設定さ れた到達時間差の両方に基づいてクロックドリフト期間を決定する段階をさらに 有する請求項7に記載の方法。 10. 前記第1及び第2の地震ショットがバッファ時間分だけ離間されている 請求項9に記載の方法。 11. (e)前記第1及び第2の地震ショット信に先行する第3の地震ショッ トを与える段階をさらに有し、前記第3の地震ショットが同期データのみを伝達 する請求項7に記載の方法。 12. (f)前記第1及び第2の地震ショット信に先行する第3の地震ショッ トを与える段階をさらに有し、前記第3の地震ショットが同期データのみを伝達 する請求項9に記載の方法。 13. 前記一連のほぼ同一のショットにはプロダクションショットが分散され ており、それぞれのプロダクションショットには前記一連のほぼ同一のショット の対応するショットが付与されている請求項1に記載の方法。 14. 前記プロダクションショット及び前記一連のほぼ同一のショットに対す る前記ショットは全て振動する地震ソースによって生成され、さらに、前記プロ ダクションショット及び前記一連のショットが多周波数スイープである前記プロ ダクションショット及びほぼ単一周波数である前記一連のショットと重なり合っ ている請求項13に記載の方法。 15. 前記データ収集ユニットは出力保存モードを有し、さらに、前記データ 収集ユニットは前記第2の地震ショットの目標到達時間前の少なくとも最大クロ ックドリフト期間には前記出力保存モードではない請求項3に記載の方法。 16. 前記地震レシーバはデータ収集ユニットに接続され、前記データ収集ユ ニットは最大クロックドリフトを受けるクロック有し、前記セットの予め設定さ れた到達時間差はターゲットショット時間を有し、それぞれのターゲットショッ ト時間はその隣のものから少なくとも前記最大クロックドリフトの二倍離間され ている請求項7に記載の方法。 17. それぞれのターゲットショット時間がユニット時間ステップの整数倍で ある請求項16に記載の方法。 18. 前記固定サイトが可動である請求項1に記載の方法。 19. 前記第1の地震ショットが第1の予め設定されたショット発生時間に近 接する第1の時間に生成され、前記第2の地震ショットが第2の予め設定された ショット発生時間に近接する第2の時間に生成され、前記地震レシーバは対応す るクロックドリフトを有するクロックに接続され、前記方法が、 (d)前記第2の時間と前記第2の予め設定されたショット発生時間との間の 大きさに基づいて前記クロックドリフト期間を修正する段階をさらに有している 請求項1に記載の方法。 20. それぞれのショットが固定サイトソースユニットで生成され、前記固定 サイトソースユニットが関連する高精度クロックに依存して前記ショットのそれ ぞれの発生時期を調節する請求項1に記載の方法。 21. 前記値がプロセッサのための指示に対応する請求項7に記載の方法。 22. 前記フィールド地震データ収集の方法は地震観測の方法でもあり、また 、前記地震レシーバがデータ収集ユニットに取り付けられ、前記データ収集ユニ ットは、 クロックと、 前記クロックに接続されたプロセッサと、 を有している請求項1に記載の方法。 23. 前記地震ショットを与える段階がさらに第3の地震ショットの付与する ことを含み、前記第3の地震ショットがパリティーショットである請求項1に記 載の方法。 24. 地震データ収集システムであって、 複数のほぼ同一の地震ショットの発生に適した少なくとも一つの地震ソースと 、 前記地震ショットの受信に適するとともに前記地震ショットに対応する波形の 電気的発生に適した地震レシーバと、 前記地震レシーバからの前記波形を比較するようにプログラムできるプロセッ サと、 を有し、前記複数の地震ショットは時間的に相互に離間され、前記プロセッサ による比較によって選択された対の前記地震ショット間の前記時間間隔の大きさ が設定されるシステム。 25. 前記プロセッサに取り付けられたクロックをさらに有し、前記プロセッ サが前記時間間隔の前記大きさに基づいて前記クロックを同期させている請求項 24に記載のシステム。 26. 前記プロセッサがヘッドクォターサイトに配置されている請求項24に 記載のシステム。 27. 前記プロセッサは、前記地震ショットに伴う周知誤差に依存して前記大 きさを調節することによって、前記大きさの設定を改善する請求項26に記載の システム。 28. 前記プロセッサはデータ収集ユニット内に収容され、前記データ収集ユ ニットは、 時間的データを与えるクロックをさらに有し、前記クロックは前記プロセッサ に取り付けられ、前記プロセッサは前記波形及び前記時間的データに対して相関 関係を有する請求項24に記載のシステム。 29. 前記データ収集ユニットは、 前記波形のうちの選択された波形の記憶に適するとともに複数のコマンドの記 憶に適したメモリを有し、 前記プロセッサは前記波形に伴う前記時間的データを使用して少なくとも一つ の前記複数のコマンドを選択して実行する請求項28に記載のシステム。 30. 前記複数のコマンドは複数のコマンドメニュー内に組織化され、前記コ マンドの一つが前記メニューのうちの第1のメニューから前記メニューのうちの 第2のメニューへと切り替える請求項29に記載のシステム。 31. 前記プロセッサは地震ショットの波形を比較して前記地震ショット波形 の二つ又はそれ以上の間に時間差を設定するための手段である請求項24に記載 のシステム。 32. 前記比較する手段が前記時間差に基づいてコマンドを実行する請求項3 1に記載のシステム。 33. 前記地震レシーバが動的な水中環境内での設置に適したマイクロハイド ロジェネレータを含む請求項24に記載のシステム。
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