JP2001520371A - 電子部品の試験における試験液としてのヒドロフルオロエーテルの使用 - Google Patents

電子部品の試験における試験液としてのヒドロフルオロエーテルの使用

Info

Publication number
JP2001520371A
JP2001520371A JP2000516212A JP2000516212A JP2001520371A JP 2001520371 A JP2001520371 A JP 2001520371A JP 2000516212 A JP2000516212 A JP 2000516212A JP 2000516212 A JP2000516212 A JP 2000516212A JP 2001520371 A JP2001520371 A JP 2001520371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
electronic component
liquid
hydrofluoroether
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000516212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4002393B2 (ja
JP2001520371A5 (ja
Inventor
マーク・ダブリュー・グレンフェル
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー filed Critical ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Publication of JP2001520371A publication Critical patent/JP2001520371A/ja
Publication of JP2001520371A5 publication Critical patent/JP2001520371A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4002393B2 publication Critical patent/JP4002393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/04Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point
    • G01M3/20Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using special tracer materials, e.g. dye, fluorescent material, radioactive material
    • G01M3/22Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using special tracer materials, e.g. dye, fluorescent material, radioactive material for pipes, cables or tubes; for pipe joints or seals; for valves; for welds; for containers, e.g. radiators
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/04Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point
    • G01M3/20Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using special tracer materials, e.g. dye, fluorescent material, radioactive material
    • G01M3/22Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using special tracer materials, e.g. dye, fluorescent material, radioactive material for pipes, cables or tubes; for pipe joints or seals; for valves; for welds; for containers, e.g. radiators
    • G01M3/226Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using special tracer materials, e.g. dye, fluorescent material, radioactive material for pipes, cables or tubes; for pipe joints or seals; for valves; for welds; for containers, e.g. radiators for containers, e.g. radiators
    • G01M3/229Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using special tracer materials, e.g. dye, fluorescent material, radioactive material for pipes, cables or tubes; for pipe joints or seals; for valves; for welds; for containers, e.g. radiators for containers, e.g. radiators removably mounted in a test cell
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/04Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point
    • G01M3/06Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point by observing bubbles in a liquid pool
    • G01M3/10Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point by observing bubbles in a liquid pool for containers, e.g. radiators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、電子部品を本質的に不燃性であるヒドロフルオロエーテルを含む試験液に暴露するステップを含む電子部品を試験する方法を提供する。好ましくは試験液は、90重量%〜100重量%のヒドロフルオロエーテルから成る。ヒドロフルオロエーテルが使用できる電子部品の試験方法の例としては、密封されたキャビティの気密性試験、熱衝撃試験、液体バーンイン試験、および環境応力スクリーニング試験(ESS)が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、不活性試験液を使用した電子部品の試験に関する。
【0002】 発明の背景 電子部品はそれらの意図される用途次第で、それらの性能を保証するために様
々な試験にかけられる。例えばマイクロエレクトロニクス、半導体およびその他
の部品は、その他の部品との結合のために、リード線が回路から保護パッケージ
の外部に伸びる保護パッケージ材料内のキャビティ中に密封されることが多い。
保護パッケージは回路を所定位置に保持し、破損につながる腐触、酸化、衝撃、
取扱い、温度およびその他の問題からそれを保護することを意図する。このよう
な密封された電子部品パッケージの信頼できる作動を確実にするために、それら
の気密性を試験することが要求される。さらに電子部品は、実際の作動条件をシ
ミュレートし、このような条件下でのそれらの性能を保証するために、熱衝撃試
験、環境応力スクリーニング(ESS)および液体バーンイン試験にかけられる
ことが多い。
【0003】 前述の試験は、典型的に不活性試験液の使用を伴う。不活性の試験液としては
、過フッ素化炭素化合物をはじめとする様々なフッ素化炭素化合物が使われてき
た。例えば米国特許番号第4,920,785号では、電子部品パッケージ気密
性試験におけるFC−40、FC−72およびFC−84などの3M Comp anyのFLUORINERTTM Electronic Liquidsの使用
が開示されている。米国特許番号第4,955,726号では、熱衝撃試験、液
体バーンイン試験、および電子部品パッケージ気密性試験における試験液として
のペルフルオロポリエーテルの使用が開示されている。
【0004】 米国特許番号第4,736,621号では、電子部品パッケージ気密性試験に
おける不活性液体としてのフルオロペルヒドロフルオレンの使用が開示されてい
る。米国特許番号第4,896,529号では、大リーク試験中での指示液とし
てのペルフルオロ−2,3,4−トリメチルペンタンの使用が開示されている。
米国特許番号第5,369,983号では、密封された電子部品パッケージ内で
大リークおよび微細リークを同時に試験できるようにする試験液が、さらに開示
されている。試験液は過フッ素化された化合物を含む。
【0005】 環境応力スクリーニング(「ESS」)試験については、Bauerfein
dらの米国特許番号第5,187,432号で述べられている。この試験は、バ
ーンイン試験を実施するのに必要な時間を短縮するために開発された。この方法
では装置の公称電圧を超えるバイアス電圧を短時間かけながら、装置を不活性液
体の冷浴と不活性液体の熱浴の間で循環させる。冷浴は最高温0℃に保持され、
一方熱浴は最低温65℃に保持される。
【0006】 これらの各試験は、試験液としてペルフルオロカーボン液を使用する。ペルフ
ルオロカーボン液は、沸点および凝固点、密度、耐電圧、表面張力、化学および
熱安定性、および外観をはじめとするそれらの物理的性質のために、有用である
ことが分かっている。電子装置の環境試験では、これらの物理的性質のいずれか
または全てが重要であるかもしれない。MIL−STD−883Eでは、電子部
品試験におけるペルフルオロカーボンの使用を命じている。
【0007】 ペルフルオロカーボンは塩素を含有しないために地球のオゾン層を破壊せず、
モントリオール協定の下で段階的に廃止されない。しかしそれらの化学的安定性
および長期の大気中の寿命のために、高い地球温暖化ポテンシャル(GWP)を
有するとみなされ、それらの使用はだんだんと制限されている。したがって試験
において要求される性能を示し、オゾン層破壊ポテンシャル(ODP)を有さず
低い地球温暖化ポテンシャルを示す、電子部品を環境試験するための新しい液体
の必要性がある。
【0008】 発明の要約 本発明は、電子部品を試験液に暴露するステップを含み、前記試験液が本質的
に不燃性であるヒドロフルオロエーテルを含むことを特徴とする電子部品を試験
する方法を提供する。好ましくは試験液は、90重量%〜100重量%のヒドロ
フルオロエーテルから成る。
【0009】 発明の詳細な説明 ヒドロフルオロエーテルは、電子回路ボードまたは電子部品パッケージなどの
電子部品の性能試験のために、典型的に使用される種々の試験法において使用す
るのに適切な試験液であることが分かっている。発明の方法で使用されるヒドロ
フルオロエーテルは、本質的に不燃性である。典型的にヒドロフルオロエーテル
は、ASTM D 56−87に従って実施される密閉式引火点試験において試験
した際に、引火点を示さない。適切なヒドロフルオロエーテルは、典型的に一般
式、 Rf(ORh)n (式中、Rfは過フッ素化されたアルキル基であり、Rhはアルキル基であり、n
は1〜3の数であり、Rfに含有される炭素原子の数は全てのRh基に含有される
炭素原子の総数を超える。)に対応する。
【0010】 好ましくはRfは2〜8個の炭素原子を含み、直鎖または分枝鎖ペルフルオロ アルキル基、ペルフルオロアルキル基を含有するペルフルオロシクロアルキル基
、ペルフルオロシクロアルキル基、1つ以上のカテナリー原子を有する直鎖また
は分枝鎖ペルフルオロアルキル基、1つ以上のカテナリー原子を有するペルフル
オロアルキル基を含有するペルフルオロシクロアルキル基、および1つ以上のカ
テナリー原子を有するペルフルオロシクロアルキル基からなる群より選択される
【0011】 最も好ましくはnは1であり、Rfは3〜約9個の炭素原子を有する直鎖また は分枝鎖ペルフルオロアルキル基、5〜約7個の炭素原子を有するペルフルオロ
シクロアルキル含有ペルフルオロアルキル基、および5〜約6個の炭素原子を有
するペルフルオロシクロアルキル基からなる群より選択され、Rhはメチルまた はエチル基であり、Rfは1つ以上のカテナリーヘテロ原子を含有でき、Rf中の
炭素原子数とRh中の炭素原子数の合計は4以上である。
【0012】 代表例としては、以下の化合物が挙げられる。
【化2】 および1,1−ジメトキシペルフルオロシクロヘキサン。
【0013】 発明の方法で使用するのに適したヒドロフルオロエーテルは、無水で極性の非
プロトン性溶媒中における、対応する過フッ素化されたフッ化アシルまたは過フ
ッ素化されたケトンと、無水フッ化アルカリ金属(例えばフッ化カリウムまたは
フッ化セシウム)または無水フッ化銀との反応によって調製される過フッ素化さ
れたアルコキシドのアルキル化によって調製できる(例えばフランス特許広報番
号第2,287,432号およびドイツ特許広報番号第1,294,949号で
述べられる調製方法を参照されたい。)代案としては、フッ素化された第三級ア
ルコールを例えば水酸化カリウムまたは水素化ナトリウムなどの塩基と反応させ
て、過フッ素化された第三級アルコキシドを製造し、次にそれをアルキル化剤と
の反応によってアルキル化することができる。
【0014】 製法中で使用するのに適したアルキル化剤としては、硫酸ジアルキル(例えば
硫酸ジメチル)、ハロゲン化アルキル(例えばヨウ化メチル)、アルキルp−ト
ルエンスルホネート(例えばメチルp−トルエンスルホネート)、アルキルペル
フルオロアルカンスルホネート(例えばメチルペルフルオロメタンスルホネート
)などが挙げられる。適切な極性の非プロトン性溶媒としては、ジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジメチルエーテル、およびジエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどの非環式エーテルと、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、炭
酸ジエチル、炭酸プロピレン、および炭酸エチレンなどのカルボン酸エステルと
、アセトニトリルなどのアルキルニトリルと、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジエチルホルムアミド、およびN−メチルピロリドンなどのアルキルア
ミドと、ジメチルスルホキシドなどのアルキルスルホキシドと、ジメチルスルホ
ン、テトラメチレンスルホン、およびその他のスルホランなどのアルキルスルホ
ンと、N−メチル−2−オキサゾリドンなどのオキサゾリドンと、およびそれら
の混合物とが挙げられる。
【0015】 (アルコキシ置換されたペルフルオロ化合物の調製に使用するための)過フッ
素化されたフッ化アシルは、電解質として無水フッ化水素(Simons EC F)またはKF.2HF(Philips ECF)のどちらかを使用して、対 応する炭化水素カルボン酸(またはその誘導体)の電気化学的フッ素化(ECF
)によって調製できる。過フッ素化されたフッ化アシルおよび過フッ素化された
ケトンも、(フッ素ガスとの直接フッ素化により、対応する炭化水素または部分
的にフッ素化されたカルボン酸エステルから調製できる)過フッ素化されたカル
ボン酸エステルの解離によって調製できる。解離は反応条件下で、過フッ素化さ
れたエステルをフッ化物イオン源に接触させて(米国特許番号第3,900,3
72号(Childs)で述べられる方法を参照されたい)、あるいはエステル
を気体の非ヒドロキシル求核試薬、液体の非ヒドロキシル求核試薬、および少な
くとも1つの非ヒドロキシル求核試薬(気体、液体、または固体)とアシル化剤
に対して不活性の少なくとも1つの溶剤との混合物からなる群より選択される少
なくとも1つの開始剤に組み合わせて達成できる。
【0016】 解離に用いることができる開始剤は、気体または液体の非ヒドロキシル求核試
薬、および気体、液体、または固体の非ヒドロキシル求核試薬(群)および過フ
ッ素化されたエステルと求核性反応できる溶剤(以下「溶剤混合物」と称する)
の混合物である。少量のヒドロキシル求核試薬の存在は許容される。適切な気体
または液体の非ヒドロキシル求核試薬としては、ジアルキルアミン、トリアルキ
ルアミン、カルボキサミド、アルキルスルホキシド、アミンオキシド、オキサゾ
リドン、ピリジンなどとそれらの混合物が挙げられる。溶剤混合物中で使用する
のに適切な非ヒドロキシル求核試薬としては、気体または液体の非ヒドロキシル
求核試薬、並びに例えばフッ化物、シアン化物、シアナート、ヨウ化物、塩化物
、臭化物、アセテート、メルカプチド、アルコキシド、チオシアネート、アジ化
物、ジフッ化トリメチルシリル、亜硫酸水素塩、およびアルカリ金属の形態で使
用できるビフッ化アニオン、アンモニウム、アルキル置換されたアンモニウム(
モノ、ジ、トリ、またはテトラ置換)、または第四級ホスホニウム塩、およびそ
れらの混合物などの固体の非ヒドロキシル求核試薬が挙げられる。このような塩
は概して市販されるが、所望するならば、例えばM.C.SneedおよびR.
C.BrastedがComprehensive Inorganic Che
mistry、第6巻(The Alkali Metals)、61−64ペー ジ、D.Van Nostrand Company,Inc.、New Yor k(1957)で、またH.KoblerらがJustus Liebigs A
nn.Chem.1978、1937で述べるものなどの既知の方法によって調
製できる。1,4−ジアゾビシクロ[2.2.2]オクタンなども適切な固体求
核試薬である。
【0017】 ヒドロフルオロエーテルが使用できる電子部品試験法の例としては、密封され
たキャビティの気密性試験、熱衝撃試験、液体バーンイン試験、および環境応力
スクリーニング試験(ESS)が挙げられる。安全上の理由から、ヒドロフルオ
ロエーテルは不燃性であるように選択される。原則としてヒドロフルオロエーテ
ルは、C−F結合の数がC−C結合数とC−H結合数との合計を超える(OC−
F>C−H+C−C)化合物中では可燃性でない。より正確で信頼できる方法は
、密閉式引火点試験ASTM D 56−87である。
【0018】 特定のヒドロフルオロエーテルの選択は、使用する試験方法に左右される。一
般にヒドロフルオロエーテルは、沸点および凝固点が試験を実施するのに十分な
液体範囲を提供するように選択される。さらにヒドロフルオロエーテルは、試験
条件に対して典型的に熱および化学安定性を示すべきである。いくつかの環境試
験において使用するために、耐電圧、密度、および表面張力などのその他の物理
的性質を考慮することもできる。例えば重量増加試験による気密性試験において
、試験液としてのヒドロフルオロエーテルの選択で、好ましくは試験液の密度が
考慮される。リーク試験における試験液としてのヒドロフルオロエーテルの選択
では、好ましくは表面張力が考慮され、液体が小さな漏れ口に浸透できるように
選択される。電子装置にバイアス電圧がかけられる試験では、試験液としてのヒ
ドロフルオロエーテルの選択において好ましくは耐電圧が考慮される。ヒドロフ
ルオロエーテルの表面張力は典型的に14ダイン/cm未満で、密度は典型的に
1.4〜1.6gm/mLの範囲であり、耐電圧は典型的に9000V/mmを
超える。
【0019】 気密シールは、多種多様な用途において使用される。例えば電子工業ではソリ
ッドステート装置の連続した作動を保証するために、それらを周囲大気から保護
しなくてはならない。湿気を含有する周囲空気は、装置内に蓄積して腐触および
破損を引き起こす。高度信頼性装置は、気密密閉されたセラミックパッケージに
装置を封入することで保護されることが多い。しかしあらゆるパッケージに対し
てゼロリーク率を得ることは不可能である。パッケージを試験し、リーク率が特
定の内部密封容積に対して設定基準未満であるかどうかを判定しなくてはならな
い。
【0020】 セラミックパッケージに対して用いられる最も一般的な基準は、米軍標準規格
(「MIL−STD」)883E、方法1014.9で提供される。標準リーク
率は、リークの高圧側が1気圧(760絶対トル)でリークの低圧側が1絶対ト
ル未満のリーク経路を25℃で通過する乾燥空気のリーク率を基準とする。
【0021】 大リーク試験においては、乾燥空気1x100atm−cc/秒および1x1 0-5atm−cc/秒の間のリーク率が試験される。本発明に従ってヒドロフル
オロエーテルが、それらの低表面張力のために大リーク開口部に浸透する液体と
して使用できる。大リーク試験はバブルテスト、重量増加試験、および赤外線検
出などの分析技術によってヒドロフルオロエーテルが検出される試験を含んでも
良い。これらの試験は非破壊性である。
【0022】 バブルテストを伴う大リーク試験は、典型的に(a)電子部品パッケージを検
出液浴中で急激加圧するステップと、(b)電子部品パッケージを検出液浴から
取り出して、電子部品パッケージを乾燥させるステップと、(c)電子部品パッ
ケージを検出液の沸点を超える温度で指示液に浸漬するステップと、(d)リー
クを示バブルが出現するかどうか観察するステップをこの順で含む。ヒドロフル
オロエーテルは、検出液または指示液として使用できる。
【0023】 バブルテストの典型的な実施態様は、電子部品パッケージを「爆撃チャンバー
」に入れることを伴う。検出液は90psia(0.62MPa)までの圧力の
下で、リークのあるパッケージ内に向けて12.5時間まで「爆撃」され、検出
液が装置中のあらゆるリークに押し込まれる。爆撃後、パッケージを取り出して
乾燥させる。
【0024】 次にパッケージをリーク検出のためにバブルタンク内に入れる。バブルタンク
は指示液を含有する。指示液は典型的に約125℃+/−5℃に加熱される。パ
ッケージを指示液中に約2インチの最低深度で浸漬する。パッケージ中にリーク
があれば、パッケージキャビティ内の検出液が蒸発してバブル形成を引き起こす
。照明した平坦な黒色背景に対して、バブルの形成とサイズをモニターする。3
0秒以内にバブルが形成しなければ、パッケージには大リークがないと見なされ
る。
【0025】 重量増加試験は一般的に使用される別の大リーク試験であり、MIL−STD
−883E、方法1014.9、試験条件Eで述べられている。重量増加試験は
、検出液がリークを通じてパッケージ内に押し込まれた後に、パッケージの重量
変化を測定することによってリークを検出する。重量増加試験は(a)電子部品
パッケージを秤量するステップと、(b)電子部品パッケージを検出液浴中で急
激加圧するステップと、(c)電子部品パッケージを検出液浴から取り出して電
子部品パッケージを乾燥させるステップと、(d)電子部品パッケージを秤量す
るステップを含み、電子部品パッケージの重量増加はリークを示す。この発明に
従って、ヒドロフルオロエーテルは検出液として使用できる。
【0026】 この方法の実施態様に従って、試験される電子部品パッケージを清浄にし、乾
燥して秤量する。次にパッケージをそれらの内部容積によって「セル」内にグル
ープ分けする。内部容積0.01cc未満のパッケージを0.5mg区切りのセ
ルに入れ、内部容積0.01cc以上のパッケージを1mg区切りのセルに入れ
る。
【0027】 パッケージは典型的に5トル減圧に1時間入れられる。減圧を破ることなくヒ
ドロフルオロエーテル検出液を爆撃チャンバーに入れて、パッケージを覆う。パ
ッケージを例えば75psia(0.52MPa)に2時間加圧する。高感度の
部品に対しては、より長い爆撃サイクルでより低い圧力を使用することもできる
。爆撃後、部品を約2分間風乾する。
【0028】 パッケージを個別に秤量して分類する。パッケージが1.0mg以上増量する
場合、リークありとして不合格にする。パッケージの分類の際、セル1個を超え
てずれるあらゆるパッケージは不合格品と見なされる。パッケージの重量が低下
する場合は、125℃で8時間乾燥させた後に再試験しても良い。
【0029】 用いることができる別の大リーク試験は、赤外線検出などの分析技術による検
出液の検出を伴う。したがってこの方法は、(a)電子部品パッケージを検出液
浴中で急激加圧することにより、検出液をキャビティ内に取り込ませることを試
みるステップと、(b)前記電子部品パッケージを検出液から取り出して、一定
量の検出液をキャビティからリークの徴候として蒸発させ放出させるステップと
、(c)放出される検出液蒸気を分析技術によって検出するステップをこの順で
含む。検出液としてはヒドロフルオロエーテルが使用できる。
【0030】 このような方法は、Etessの米国特許番号第4,920,785号で述べ
られており、典型的にNIDTM試験と称される。爆撃ステップの後にパッケージ
から放出される検出液(ヒドロフルオロエーテル)の量は、試験チャンバーから
のガス体の赤外線吸収を測定することによって測定できる。測定された量は、大
リークのサイズに比例する。NIDTM試験手順では、その他の測定機器も使用で
きる。これらの機器としては、赤外線分光計、熱伝導検出器、光イオン化検出器
、および電子捕獲検出器が挙げられる。Web Technology,Inc .(テキサス州ダラス)が製造する検出システムは、赤外線吸収検出を用いる。
【0031】 気密シール試験(バブルテスト、重量増加試験、およびNIDTM試験)で、検
出液として使用するのに好ましいヒドロフルオロエーテルは、以下の表1の通り
である。
【0032】
【表1】 表1
【0033】 C511−O−C25(沸点96℃)およびc−C611−O−CH3(沸点1 01℃)も検出液として使用できる。
【0034】 125℃を超える沸点を有するヒドロフルオロエーテルも指示液としてバブル
テストで使用できる。これらの例を表2に示す。
【0035】
【表2】 表2
【0036】 ヒドロフルオロエーテルは、電子部品の熱衝撃試験においても試験液として使
用できる。典型的に熱衝撃試験は、電子部品を温度−75℃〜−25℃で第1の
液体に曝すステップと、電子部品を温度100℃〜210℃で第2の液体に曝す
ステップを含む。電子部品は、第1および第2の液体の間を数回循環させること
ができる。続いて電子部品の物理的および電気的特性を試験する。熱衝撃試験の
様式については、MIL−STD−883E、方法1011.9で述べられてい
る。ヒドロフルオロエーテルはその沸点および凝固点次第で、第1および第2の
液体として使用できる。
【0037】 熱衝撃試験のためには、装置を第1の液体に75℃〜−25℃の温度で接触さ
せ、部品を第1の液体から取り出して第2の液体に100℃〜210℃の温度で
接触させる。ヒドロフルオロエーテルは、低温の液体、高温の液体またはその双
方の役割を果たすことができる。したがって低温の液体の役割を果たすヒドロフ
ルオロエーテルは、−25℃未満、そして好ましくは−75℃未満の凝固点を有
さねばならない。高温の液体の役割りを果たすヒドロフルオロエーテルは、10
0℃を超える沸点(MIL−STD−883E、方法1011.9、試験A)、
125℃を超える沸点(方法1011.9、試験B)または150℃を超える沸
点(方法1011.9、試験C)を有さねばならない。このようにして沸点およ
び凝固点の要求条件の双方を満たすヒドロフルオロエーテルは、第1および第2
の液体の双方として使用できる。熱浴に対する+10℃、および冷浴に対する−
10℃の温度可動域は許容される。1つの浴槽から他の浴槽へ、そして他の浴槽
から元の浴槽への電子装置の移動は、10秒間未満の非常に短時間で行われるこ
とが典型的に要求される。
【0038】 電子部品の熱衝撃試験において使用されるヒドロフルオロエーテルは、好まし
くは0.5〜0.8mW/cm−℃の熱伝導度、および0.24〜0.27ca
l/g−℃の比熱を有する。第1の液体として使用できる好ましいヒドロフルオ
ロエーテルとしては、表3に示すものが挙げられる。
【0039】
【表3】 表3
【0040】 第2の液体として使用できる好ましいヒドロフルオロエーテルとしては、C611OCH3、並びに表2に列挙した125℃を超える沸点を有するものが挙げ られる。
【0041】 ヒドロフルオロエーテルは、環境応力スクリーニング(ESS)試験で使用す
るのにも適している。このような試験は典型的に、例えば1年間のような長期に
わたる電子部品の作動をシミュレートするために実施される。
【0042】 試験は典型的に、 (a)電子部品を不活性液体の冷浴に浸漬するステップと、 (b)最高作動電圧を超える電源電圧を第1の既定時間が経過した時点で電子部
品にかけるステップと、 (c)電源電圧を電子部品から外すステップと、 (d)電子部品を第2の既定時間内に、不活性液体の冷浴から熱浴に移動するス
テップと、 (e)電子部品を熱浴中に浸漬しながら、最高作動電圧を超える電源電圧を電子
部品にかけるステップと、 (f)電源電圧を電子部品から外すステップと、 (g)ステップ(a)から(f)を既定のサイクル数反復するステップを含む。
【0043】 熱衝撃試験の場合について既述したように、ヒドロフルオロエーテルの凝固点
と沸点、および冷浴と熱浴中で使用される実際の温度次第で、ヒドロフルオロエ
ーテルが冷浴および/または熱浴中で使用できるかもしれない。この方法の1つ
の特定実施態様に従って、0℃未満の温度で冷浴が使用され、65℃を超える温
度で熱浴が使用される。この方法のさらに別の実施態様に従って、−20℃の温
度で冷浴が使用され、85℃を超える温度で熱浴が使用される。この後者の実施
態様の冷浴で使用される適切なヒドロフルオロエーテルは、C49−O−CH3 およびC49−O−CH2CH3である。後者の実施態様の熱浴中で使用される適
切なヒドロフルオロエーテルとしては、C49−O−C37(沸点94℃)およ
びC511−O−C25(沸点96℃)並びに上記の表1および2で言及された ものが挙げられる。環境応力試験における低温液体として有用な代表的ヒドロフ
ルオロエーテルとしては、表3に示すものが挙げられる。
【0044】 試験する電子部品を試験液としての温度100℃のヒドロフルオロエーテルに
入れ、電子部品に電気を供給して、試験液の温度を125℃〜250℃の範囲の
温度に徐々に上昇させることで、液体バーンイン試験も実施できる。このような
バーンイン試験で使用するヒドロフルオロエーテルは、試験で使用する最高温を
超える沸点を有するべきである。
【0045】 ヒドロフルオロエーテルは、液体バーンイン試験で使用するのにさらに適切で
ある。液体バーンイン試験は、時間および応力依存性破損を引き起こす固有の欠
陥、または製造上の異常に起因する欠陥がある限界ぎりぎりの装置をスクリーニ
ングまたは除外する目的で実施される。集積回路に最高定格作動条件以上の応力
をかけることが、この試験の意図である。
【0046】 液体バーンイン試験においては、マイクロ電子装置を装置のタイプおよびその
性能と設計仕様次第で、特定の試験条件に曝す。装置または回路に電圧をかけな
がら、装置を一定時間間隔で特定温度に曝す。一般にバーンイン試験は、試験す
る電子部品を100℃の温度で試験液としてのヒドロフルオロエーテルに入れ、
電圧を電子部品にかけながら、試験液の温度を125℃〜250℃の範囲の温度
に徐々に上昇させて実施される。このようなバーンイン試験で使用されるヒドロ
フルオロエーテルは、試験で使用される最高温を超える沸点を有するべきである
。この試験の温度は、ハイブリッドまたはハイブリッド回路として知られる大型
装置以外では、一般に125℃を超える。一定温度で必要な時間は、MIL−S
TD−883Eにより規定されている。
【0047】 発明を制限することを意図しない以下の実施例によって、発明を例証する。
【0048】 実施例 実施例1 この実施例では、減圧および加圧推進力によりヒドロフルオロエーテルが、標
準サイズのリーク毛細管を通る通過について試験する。減圧について試験するた
めに、様々なリーク率のガラス毛細管(General Electricから 入手できる)のためのレザバーを液体C49OCH3サンプルで満たした。中隔 ポートを含有する弁を特別に取り付けたバルブをレザバーの反対側のガラス毛細
管に取り付けた。弁を閉じたままバルブを吸引した。次に弁を開けて毛細管開口
部に減圧をかけて、バルブ内のヒドロフルオロエーテルを集めた。バルブを1時
間後に試料採取した。加圧流量を評価するために、C49OCH3を含有するレ ザバーを28psig(1448トル)に加圧し、ヒドロフルオロエーテルを大
気圧のサンプルバルブから試料採取した。電子捕獲検出(ECD)を使用するH
ewlett Packard 5890ガスクロマトグラフ(GC)を用いて、
毛細管を通過してバルブに入ったC49OCH3物質の存在を検出した。表4は C49OCH3の標準リークサイズ(毛細管製造元によって提供される)、そし て引き続く減圧または加圧に1時間暴露した後の平均GC反応を示す。
【0049】
【表4】 表4 *GC濃度はECDを通じて測定され、近似値である。
【0050】 上の表からC49OCH3が、10-5atm−cc/秒を超える標準リーク率 に対応する毛細管サイズを通過できることが分かる。
【0051】 実施例2 ヒドロフルオロエーテルの有効性を判定するために、実際の装置を試験した。
これらの装置は大手電子メーカーによって提供され、標準的なセラミックデュア
ルインラインパッケージ(C−Dip)である。大手電子メーカーによって提供
される装置は、実際の製造リーク試験からの既知の大リーク、微細リーク、およ
びゼロリーク品である。
【0052】 MIL−STD−883Eによって要求されるパラメータを使用して、6個の
既知の大リーク品を試験した。装置を35分間排気して検出液としてのC49
CH3で覆い、90psig(4653トル)で65分間加圧した。それらを検 出液から取り出した後、装置をTrio−Techバブルステーション中でFL
UORINERT FC−40TM(3M Companyから入手できる)指示液
に125℃で浸漬した。あらゆる装置から大量のC49OCH3バブルが放出さ れて30秒以内に泡立ちが止み、キャビティから検出液が完全になくなったこと
が示唆された。
【0053】 実施例3 C49OC25を検出液として使用し、実施例2に述べたようにして2個の大
リーク、2個の微細リーク、および2個のゼロリークC−Dipを試験した。バ
ブルテストは、双方の大リーク品および片方の微細リークからバブルが放出され
ることを示した。もう一方の微細リーク品および双方のゼロリーク品は、バブル
を放出しなかった。
【0054】 実施例4 熱衝撃試験、液体バーンイン試験、およびESS試験におけるヒドロフルオロ
エーテルの適切さを判定するために、代表的ヒドロフルオロエーテルのグレーツ
数(NGs)およびプラントル数(NPr)をBouchop,D.F.およびAl
ves,G.E.の「Dimensionless Numbers」、CHE M.ENG.PROG.、55、第9号、pp.55〜64(1959)で述べ
られた式に従って計算し、代表的ペルフルオロカーボンについて計算したこれら
の数と比較した。グレーツ数は、液体の熱容量と層流中の伝導性熱伝達との比率
を定める。プラントル数は、強制または自由対流条件に対する運動量拡散率と液
体の熱拡散率比率を定める。これらの計算結果は次の通りである。
【0055】
【表5】 同様のグレーツ数計算値は、熱容量の伝導性熱伝達に対する比率が、ペルフルオ
ロカーボンとヒドロフルオロエーテルに対して本質的に同一であり、層流条件下
でほぼ同等の性能を有するはずであることを示す。ヒドロフルオロエーテルのよ
り高いプラントル数は、ヒドロフルオロエーテルのより低い粘度と、わずかによ
り高い熱伝導度のためである。したがってヒドロフルオロエーテルは、より高い
熱拡散性とより低い流れ抵抗性を示すべきである。したがってグレーツ数および
プラントル数は、ヒドロフルオロエーテルが、熱衝撃、バーンイン、およびES
S試験に対する適切な候補であることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を試験液に暴露するステップを含み、前記試験液が
    本質的に不燃性であるヒドロフルオロエーテルを含むことを特徴とする電子部品
    を試験する方法。
  2. 【請求項2】 方法が、 (a)電子部品パッケージ内の密封されたキャビティの気密性を試験するための
    気密シール試験方法、 (b)熱衝撃試験方法、 (c)環境応力スクリーニング試験方法、および (d)液体バーンイン試験方法 からなる群より選択される請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記方法が、電子部品パッケージ内の密封されたキャビティ
    の気密性を試験するための気密シール試験である請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記気密シール試験が、 (a)電子部品パッケージを検出液浴中で急激加圧するステップと、 (b)前記電子部品パッケージを前記検出液浴から取り出して、電子部品パッケ
    ージを乾燥させるステップと、 (c)電子部品パッケージを前記検出液の沸点を超える温度で指示液に浸漬する
    ステップと、 (d)リークを示すバブルが出現するかどうか観察するステップ をこの順で含む大リーク試験であって、前記試験液が前記検出液または前記指示
    液である請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記気密シール試験が、 (a)前記電子部品パッケージを秤量するステップと、 (b)電子部品パッケージを検出液浴中で急激加圧するステップと、 (c)前記電子部品パッケージを前記検出液浴から取り出して、電子部品パッケ
    ージを乾燥させるステップと、 (d)前記電子部品パッケージを秤量するステップ をこの順で含む大リーク試験であって、前記電子部品パッケージの重量増加がリ
    ークを示し、前記試験液が前記検出液である請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記気密シール試験が、 (a)電子部品パッケージを検出液浴中で急激加圧することにより、検出液をキ
    ャビティ内に取り込ませることを試みるステップと、 (b)前記電子部品パッケージを前記検出液から取り出して、一定量の検出液を
    前記キャビティからリークの徴候として蒸発させ放出させるステップと、 (c)放出される検出液蒸気を分析技術によって検出するステップ をこの順で含む大リーク試験である請求項3に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記方法が熱衝撃試験である請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記熱衝撃試験が前記電子部品を温度−75℃〜−25℃で
    第1の液体に曝すステップと、前記電子部品を温度100℃〜210℃で第2の
    液体に曝すステップを含み、前記試験液が前記第1の液体および/または前記第
    2の液体である請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ヒドロフルオロエーテルが−25℃未満の凝固点を有し
    、および/または100℃を超える沸点を有する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ヒドロフルオロエーテルが−25℃未満の凝固点およ
    び100℃を超える沸点を有し、前記試験液が前記第1および第2の液体として
    使用される請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記方法が環境応力スクリーニング試験である請求項1に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記環境応力スクリーニング試験が、 (a)前記電子部品を不活性液体の冷浴に浸漬するステップと、 (b)最高作動電圧を超える電源電圧を第1の既定時間が経過した時点で電子部
    品にかけるステップと、 (c)電源電圧を電子部品から外すステップと、 (d)電子部品を第2の既定時間内に、不活性液体の冷浴から熱浴に移動するス
    テップと、 (e)電子部品を熱浴中に浸漬しながら、最高作動電圧を超える電源電圧を電子
    部品にかけるステップと、 (f)電源電圧を電子部品から外すステップと、 (g)ステップ(a)から(f)を既定のサイクル数反復するステップ を含み、前記試験液が前記冷浴の前記不活性液体および/または前記熱浴の前記
    不活性液体である請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記冷浴が0℃未満の温度に、前記熱浴が65℃を超える
    温度に保持される請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記方法が液体バーンイン試験である請求項1に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記液体バーンイン試験が、前記電子部品を100℃で前
    記試験液に入れるステップと、それに電圧をかけるステップと、前記試験液の温
    度を125℃〜250℃の温度に徐々に上昇させるステップを含む請求項14に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ヒドロフルオロエーテルが、式、 Rf(ORh)n (式中、Rfは過フッ素化されたアルキル基であり、Rhはアルキル基であり、n
    は1〜3の数であり、Rfに含有される炭素原子数は全てのRh基に含有される炭
    素原子の総数を超える。)に対応する請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ヒドロフルオロエーテルが、C49−OCH3、C4 9 −OC25、c−C611CF2−OCH3およびCF3−O−c−C611−CF 2 −O−CH3からなる群より選択される請求項1〜15のいずれかに記載の方法
  18. 【請求項18】 前記試験液が前記検出液であり、前記ヒドロフルオロエー
    テルがC37OC25、C49OCH3、C49OC25、C511OCH3、C511OC25、C49OC37およびc−C611−OCH3からなる群より選択
    される請求項4に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記試験液が前記指示液であり、前記ヒドロフルオロエー
    テルがC715−OCH3、C715−OC25、c−C611−CF2−OC25 、CF3−O−C−C611−CF2−OCH3およびC817OCH3からなる群よ
    り選択される請求項4に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ヒドロフルオロエーテルが、 【化1】 からなる群より選択される請求項7に記載の方法。
JP2000516212A 1997-10-15 1997-10-15 電子部品の試験における試験液としてのヒドロフルオロエーテルの使用 Expired - Lifetime JP4002393B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1997/018772 WO1999019707A1 (en) 1997-10-15 1997-10-15 Use of hydrofluoroethers as test liquid in the testing of an electronic component

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001520371A true JP2001520371A (ja) 2001-10-30
JP2001520371A5 JP2001520371A5 (ja) 2005-12-22
JP4002393B2 JP4002393B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=22261888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000516212A Expired - Lifetime JP4002393B2 (ja) 1997-10-15 1997-10-15 電子部品の試験における試験液としてのヒドロフルオロエーテルの使用

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1021696B1 (ja)
JP (1) JP4002393B2 (ja)
KR (1) KR100532174B1 (ja)
AU (1) AU5081598A (ja)
DE (1) DE69710103T2 (ja)
WO (1) WO1999019707A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017524692A (ja) * 2014-07-16 2017-08-31 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハイドロフルオロエーテルオレフィン及びその使用方法
JP6381848B1 (ja) * 2018-06-06 2018-08-29 三菱電機株式会社 半導体装置の試験方法、および半導体装置の製造方法
JP6381854B1 (ja) * 2017-10-10 2018-08-29 三菱電機株式会社 半導体装置の試験方法、および半導体装置の製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6444917B1 (en) 1999-07-23 2002-09-03 American Superconductor Corporation Encapsulated ceramic superconductors
US20030007543A1 (en) * 2001-06-14 2003-01-09 3M Innovative Properties Company Use of fluorinated ketones as test fluids in the testing of electronic components
US11077327B1 (en) 2017-11-27 2021-08-03 National Technology & Engineering Solutions Of Sandia, Llc Degradation of chemical agents using metal-organic framework compositions

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4920785A (en) * 1984-06-21 1990-05-01 Web Technology, Inc. Hermeticity testing method and system
IT1201416B (it) * 1985-04-24 1989-02-02 Montefluos Spa Perfluoropolieteri impiegati come fluidi per il testing nell'elettronica
US5187432A (en) * 1991-10-28 1993-02-16 At&T Bell Laboratories Environmental stress screening process
US5369983A (en) * 1992-04-17 1994-12-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Detection medium and method for use in hermetic seal testing

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017524692A (ja) * 2014-07-16 2017-08-31 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハイドロフルオロエーテルオレフィン及びその使用方法
JP6381854B1 (ja) * 2017-10-10 2018-08-29 三菱電機株式会社 半導体装置の試験方法、および半導体装置の製造方法
WO2019073519A1 (ja) * 2017-10-10 2019-04-18 三菱電機株式会社 半導体装置の試験方法、および半導体装置の製造方法
JP6381848B1 (ja) * 2018-06-06 2018-08-29 三菱電機株式会社 半導体装置の試験方法、および半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69710103T2 (de) 2002-07-18
KR100532174B1 (ko) 2005-11-30
DE69710103D1 (de) 2002-03-14
WO1999019707A1 (en) 1999-04-22
JP4002393B2 (ja) 2007-10-31
AU5081598A (en) 1999-05-03
EP1021696B1 (en) 2002-01-23
EP1021696A1 (en) 2000-07-26
KR20010031113A (ko) 2001-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5369983A (en) Detection medium and method for use in hermetic seal testing
US20030007543A1 (en) Use of fluorinated ketones as test fluids in the testing of electronic components
JP3015158B2 (ja) ガスセンサー
Phillips et al. Liquid viscosity of halocarbons
EP0168972B1 (en) Hermeticity testing method and system
JP4002393B2 (ja) 電子部品の試験における試験液としてのヒドロフルオロエーテルの使用
Putz et al. Evaluation of pressure-driven captive bubble surfactometer
Lall et al. Multiphysics-modeling of corrosion in copper-aluminum interconnects in high humidity environments
JP2004522939A (ja) 容器の漏れを測定する方法
JP2010038819A (ja) 電子部品の試験方法
Dermarderosian et al. Water vapor penetration rate into enclosures with known air leak rates
US3548636A (en) Method for detecting leaks in hermetically sealed containers
Piotrowska et al. Contamination, potential bias and humidity effects on electrical performance and corrosion reliability of electronic devices
Tuḡrul Capillarity effect analysis for alternative liquid penetrant chemicals
US4736621A (en) Lean testing of electrical or electrical components
Byun et al. Vapor-Liquid equilibria measurement of carbon dioxide+ 1-hexene and carbon dioxide+ 2-ethyl-1-butene systems at high pressure
Lin et al. Adhesion degradation and water diffusion in nanoporous organosilicate glass thin film stacks
Ko et al. Humidity and Corrosion Analysis and Design
Merrett Methods and limitations of assessing the hermeticity of semiconductor component encapsulations
CN215296308U (zh) 一种流体相容性测定装置
GB2177514A (en) Leak testing of electrical or electronic components
Goswami et al. On the applicability of MIL-Spec-based helium fine leak test to packages with sub-micro liter cavity volumes
Brandewie et al. Investigation of surface failure mechanisms in semiconductor devices by envelope ambient studies
Gillespie Semiconductor seal testing
JP2004061128A (ja) ヒートパイプのリーク検査方法およびその検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070330

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070817

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term