【発明の詳細な説明】
熱交換装置
本発明は、通路内を案内される2つのガス状流体間の熱交換装置に関する。
米国特許第4537247号明細書に基づいて、このように通路内を案内され
る2つのガス状流体間の熱交換装置は公知であり、その場合、流体を案内する通
路を仕切る隔壁から通路内へ侵入する熱管(つまり熱交換管)によって熱交換が
行なわれる。
各熱管は、隔壁から、温度の高い方の流体を案内する通路内へ侵入する長さ区
分を有しており、該長さ区分は、距離を隔てて別の管によって包囲されている。
この包囲管は外面にエナメル層を有している。熱管と包囲管との間には、例えば
グリースのような熱伝導性物質が充填されている。加熱すべき流体を案内する通
路内へ侵入する熱管の長さ区分はフィンを装備している。
公知の構造の欠点は、温度の高い方の流体を案内する通路内における付加的な
包囲管によって、製作費が著しく増大することである。また包囲管と熱管との間
の空間に熱伝導性物質を充填することによって熱伝導率が著しく劣化するので、
その結果、所定の熱伝達仕事量を保証するためには、より多数の熱管を組込むこ
とが必要になり、それによって製造費は更に増大することになる。
包囲管のエナメル成膜処理にも拘わらず、該包囲管の腐食を絶対的な確実さで
防止することはできない。腐食した場合には著しく経費の嵩む仕方で、熱管を包
囲管及び熱伝導性物質と一緒に交換することが必要である。これに関連して、包
囲管を隔壁内に固定することが厄介であるばかりでなく、熱伝導性物質を内蔵す
る、包囲管と熱管との間の領域を、加熱すべき流体を案内する通路に対して付加
的にシールする必要がある。
従来技術を出発点とする本発明の課題は、熱管によって、通路内を案内される
2つのガス状流体間の熱交換を行なう熱交換装置を改良して、温度の高い方の流
体によって負荷される領域における腐食発生率を低くするように考慮するばかり
でなく、また組付け・組外しを簡便にすると共に、特に熱管の状態検査を問題な
く行えるようにすることである。
前記課題を解決するための本発明の構成手段は、請求項1の特徴部に記載した
点にある。
本発明の主要点はモジュール構造に他ならない。このモジュール構造に基づい
て、1つの蒸発室及び1つの凝縮室並びに複数本の熱管を備えたケーシング状の
モジュールを全体的に、熱放出流体並びに熱吸収流体を案内する互いに隣接した
通路内へ、しかも流体案内
方向が垂直方向、それとも水平方向の如何に関わらず、そっくり組込むことが可
能になる。
更なる重要な点は、熱管を特別にモジュール内に組込んだことである。該熱管
は蒸発室から、該蒸発室と凝縮室との間に位置する検査空間並びに前記凝縮室を
経て、前記凝縮室からガス密に仕切られた点検室内へ延在している。これに伴っ
て得られる利点は、熱交換装置の運転前にもその運転中にも前記検査空間を介し
て、前記検査空間を蒸発室及び凝縮室から仕切っている隔壁内における熱管支承
部の気密性を絶えず検査できることである。例えば熱交換装置の運転前に前記検
査空間を空気で負荷して検査空間内の空気圧を監視することが可能である。空気
圧が低下すれば、これは漏れを意味している。圧力勾配の大きさに応じて、或い
は熱交換中の流体特性に応じて、例えば流体が一方の室から他方の室内へ移流す
ることのないような圧力下にある遮断ガスによって検査空間を負荷することも可
能である。例えば攻撃性の煙道ガスと燃焼用空気のような、熱交換中の流体の許
容不能な混合は、これによって排除される。
凝縮室からガス密に仕切られた点検室内へ熱管端部を侵入させることによって
、連続運転中にも点検室の閉鎖機構(蓋)を取り外して、熱管端部の温度をチェ
ックすることが可能である。異状温度は、熱管がもはや完全では無いことを意味
している。熱管は、隔壁の
貫通域においても、凝縮室と点検室との間の貫通域においても交換可能に支承さ
れているので、個々の熱管を、必要に応じて問題なく交換することが可能である
。
熱管の耐用寿命は、蒸発室内に位置している熱管の長さ区分に耐食処理を施し
たことによって、更に向上される。
凝縮室内に位置している熱管の長さ区分は、夫々熱吸収流体の性質及び温度に
関連して任意に構成することができる。
例えば請求項2に記載したように、凝縮室内に位置している熱管の長さ区分に
防食処理を施しておくことも可能である。これは例えば、加熱すべき流体が同じ
く攻撃性である場合に有利である。
熱管の長さ区分に防食処理を施す場合、請求項3に記載した有利な実施形態に
よれば、防食手段はエナメル塗工層から成っている。該エナメル塗工層は、熱管
の外表面に直接塗被されている。
流体が低攻撃性であるか又は攻撃性を全く有していない場合には、凝縮室内に
おける熱管長さ区分に防食処理を施す必要はない。熱交換要求に応じて、凝縮室
内の熱管長さ区分はフィンを有せず、或いは請求項4に記載したようにフィンを
装備することもできる。フィンの装備は熱交換面積を増大させる。これによって
熱交換効率が等しければ、より少ない本数の熱管を使
用することが可能である。従ってフィン装備にも拘わらず、より低廉な、つまり
より経済的な製造が得られる。
請求項5に記載の構成手段によって、本発明の有利な実施形態が得られる。す
なわち請求項5によれば、前記のモジュールには、温度の高い方の流体の流動方
向で見て別のモジュールが前置されている。このような配置・構成は、温度の高
い方の流体が確実に、硫酸露点よりも高い温度を有している場合に選ばれる。こ
の場合、前置モジュールの蒸発室内に位置している熱管長さ区分は、防食手段を
有する必要はない。凝縮室内に位置している熱管長さ区分はフィンを装備してい
ても、或いは装備していなくてもよい。両モジュールは直接相前後して配置され
、従って熱管の熱交換条件に所期のように適合される。
また前置モジュール内に位置している熱管も、凝縮室からガス密に仕切られた
点検室内へ侵入しているのが有利である。この構成に基づいて該熱管も連続運転
中にやはり温度を監視することができる。
検査空間を蒸発室及び凝縮室から仕切る隔壁内における、並びに凝縮室を点検
室から仕切る隔壁内における熱管の支承はシールリングを介して行なわれ、該シ
ールリングは熱管の組外し及び再組付けを可能にする。また請求項6に記載した
手段によって構成するのも有利である。この場合、隔壁の領域では円錐形の雄ね
じ山付きカラーは熱管の外周面に溶接されている。雄ねじ山の円錐化によって、
隔壁内における熱管の位置固定化と同時に気密性も保証される。
更に請求項7に記載したように、円筒形又は円錐形のビード成形体を介して熱
管を隔壁内へ挿嵌することも可能である。
特に熱交換中の流体の攻撃性に関連して、請求項8に記載したように、検査空
間は、蒸発室の方に向かっても凝縮室の方に向かっても、夫々ガス不透過性物質
の充填された室によって仕切られているのが有利である。前記ガス不透過性物質
は例えばプラスチック又はコンクリートである。
最後に本発明によれば請求項9に記載したように、温度の高い方の流体の流動
方向で見て、蒸発室内に位置している熱管の長さ区分に洗浄装置を前置しておく
ことも考えられる。要するに該洗浄装置は同じくモジュール内に位置しており、
かつ熱管の表面を清浄に維持するために役立つ。
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
第1図は第1実施形態による熱交換装置の概略的な鉛直方向の縦断面図である
。
第2図は第2実施形態による熱交換装置の概略的な鉛直方向の縦断面図である
。
第3図は第3実施形態による熱交換装置の概略的な鉛直方向の縦断面図である
。
第4図は第1図の部分IVの拡大図である。
第5図は第2図の部分Vの拡大図である。
第6図は第4実施形態による熱交換装置の横断面図である。
第7図は別の実施形態による熱交換装置の第4図相当図である。
第1図では熱交換装置は符号1で示されている。熱交換装置1はケーシング状
のモジュール2を有しており、該モジュールは、互いに隣り合った2つの通路3
,4内に直角に横切って組込まれている。通路3は高熱煙道ガスとしての熱放出
流体Aを案内し、また通路4は燃焼用冷空気としての熱吸収流体Bを案内する。
モジュール2は1つの蒸発室5と1つの凝縮室6を有している。蒸発室5は、
相互問隔をとって配置されている2つの隔壁7,8によって、凝縮室6から仕切
られている(第4図も参照)。両隔壁7,8は1つの検査空間9を画成し、該検
査空間には、接続管片10を介して所定圧の空気を給気可能である。
凝縮室6は、着脱可能なボトムプレート11によって、蓋13を有する接続管
片12内に形成された点検室14から仕切られている。
蒸発室5から少なくとも1列の複数本の熱管15が、検査空間9及び凝縮室6
を経て点検室14内にまで延在している。
蒸発室5内に位置している熱管15の長さ区分16
は、防食手段としてエナメル層17を備えている。凝縮室6内に位置している熱
管15の長さ区分18は複数のフィン19を有している。
両隔壁7,8内で熱管15はシールリング20を介して支承される。また接続
管片12のボトムプレート11内においても熱管15は前記のようなシールリン
グ20によって支承される。
蒸発室5内へ流入する流体A(高熱煙道ガス)はその熱を、熱管15内に位置
している熱伝達流体へ放出するので、蒸発室5からは、冷却された流体A1が流
出する。熱管15内を熱伝達流体によって搬送される熱は、凝縮室6内で冷たい
流体B(燃焼用冷空気)に放出されるので、凝縮室6からは、加熱された流体B
1が流出する。
両隔壁7,8内における熱管15の支承部の気密性を検査するために検査空間
9が使用される。例えば接続管片10を介して所定圧の空気が吹込まれる。空気
圧が監視され、該空気圧が低下すれば、これは漏れがあることを示す。
他面において、漏れが確認された場合、蒸発室5内の流体Aの圧力及び/又は
凝縮室6内の流体Bの圧力よりも高い圧力をもった遮断空気を、接続管片10を
介して吹込むことも可能である。このようにすれば流体Aが蒸発室5から凝縮室
6内へ、或いは流体Bが凝縮室6から蒸発室5内へ移流することはあり得ない。
点検室14を介して熱管15内の温度を監視することが可能である。この監視
のためには蓋13が取り外されねばならない。取り外しても点検室14は、ボト
ムプレート11によって依然として凝縮室6から仕切られている。しかしながら
、点検室14内へ侵入している熱管15の自由端にはアプローチでき、従って温
度を検査することが可能である。
第2図に示した熱交換装置1aでは、第1図に示したモジュール2には直接に
、別のケーシング状のモジュール21が前置されている。このケーシング状のモ
ジュール21は、1つの蒸発室22並びに、1つの隔壁23によって前記蒸発室
から仕切られた1つの凝縮室24を有している。
蒸発室22から、少なくとも1列の複数本の熱管25が、隔壁23及び凝縮室
24を経て接続管片12内の点検室14内へ延在し、前記接続管片12はボトム
プレート11によって凝縮室24から気密に仕切られている。前記接続管片12
は蓋13を有している。
隔壁23内における熱管25の位置固定は、第5図に示したように円錐形の雄
ねじ山付きカラー26によって行なわれ、該雄ねじ山付きカラーは、熱管25の
円周側に溶接によって固着されており、かつ隔壁23内に設けた対応した雌ねじ
孔27内に螺入される。
しかしこの位置固定は、第5図の下半部に示したように、隔壁23の対応した
切欠部42内に装嵌された
円錐形のビード成形体41によって行なうこともできる。また円筒形ビード成形
体も考えられる。
蒸発室22内へ侵入する熱管25の長さ区分28は防食手段を有していない。
それというのは蒸発室22内へ流入する高熱の流体Aの温度が、硫酸露点よりも
著しく高いからである。
凝縮室24内に位置している熱管25の長さ区分29は複数のフィン19を有
している。
モジュール21の蒸発室22内へ流入する高熱の流体Aは、熱管25内の伝達
流体並びに後置のモジュール2の熱管15内の伝達流体を加熱する。次いで該モ
ジュール2の蒸発室5からは、冷却された流体A1が流出する。
伝達流体は熱を、モジュール21,2の凝縮室24,6内に位置する熱管25
,15の長さ区分29,18へ搬送するので、モジュール2の凝縮室6内へ流入
する冷たい流体Bは加熱され、かつ、モジュール21の凝縮室24から、加熱さ
れた流体B1が流出する。
なお念のために付記しておくが、第1図及び第2図では流体流は鉛直方向に存
在している。これに基づいて熱管15,25はモジュール2,21内では、水平
線に対して3°やや傾斜させて配置されている。
第3図に示した熱交換装置1bは、原理的には第2図に示した熱交換装置1a
であるが、流体が本実施例では水平方向に流動する点だけが異なっているにすぎ
ない。従って重複説明はここでは省略する。
第6図に示した熱交換装置1cでは流体はやはり鉛直方向に流動する。流体を
案内する通路3,4内に1つのモジュール2aが、第1図及び第4図に示したモ
ジュールのように組込まれている。しかしながら、このモジュール2aにおける
熱管30、つまり蒸発室5a内へ侵入する長さ区分31及び凝縮室6a内へ侵入
する長さ区分39はその全長にわたってエナメル層17を防食手段として有して
いる。
更に図面から判る通り、蒸発室5内では、該蒸発室内に位置している熱管30
の長さ区分31の上位に洗浄装置32が設けられており、該洗浄装置を介して熱
管30の表面を洗浄することが可能である。
その他の点では、第6図の熱交換装置1cは第1図の熱交換装置1に等しいの
で、重複して説明する必要はない。
第7図に示した実施形態は、第4図に示した実施形態に類似している。しかし
ながら本実施形態は、接続管片34を有する検査空間33の他に、複数の導入接
続管片40を備えた、ガス不透過性物質35の充填された室36を示しており、
該室によって検査空間33は、蒸発室37の方に向かっても凝縮室38の方に向
かっても仕切られている。その他の点では第7図の実施形態は、第4図の実施形
態に相当するので、ここでの重複説明は省く。
符号の説明
1,1a,1b,1c 熱交換装置、2,2a ケーシング状のモジュール、
3,4 通路、5 蒸発室、6 凝縮室、7,8 隔壁、9 検査空間、10
接続管片、11 ボトムプレート、12 接続管片、13 蓋、14 点検室、
15 熱管、16 熱管の長さ区分、17 エナメル層、18 熱管の長さ区分
、19 フィン、20 シールリング、21 ケーシング状のモジュール、22
蒸発室、23 隔壁、24 凝縮室、25 熱管、26 雄ねじ山付きカラー
、27 雌ねじ孔、28,29 熱管の長さ区分、30 熱管、31 熱管の長
さ区分、32 洗浄装置、33 検査空間、34 接続管片、35 ガス不透過
性物質、36 室、37 蒸発室、38 凝縮室、39 熱管の長さ区分、40
導入接続管片、41 円錐形のビード成形体、42 切欠部、A 高熱煙道ガ
スとしての熱放出流体、A1 冷却された流体、B 燃焼用冷空気としての熱吸
収流体、B1 加熱された流体DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Heat exchange equipment
The invention relates to a heat exchange device between two gaseous fluids guided in a passage.
According to U.S. Pat. No. 4,537,247, such a guide is provided in the passage.
Heat exchange devices between two gaseous fluids are known, in which case a fluid-guiding passage is provided.
Heat exchange by heat pipes (that is, heat exchange pipes) that enter the passages from the partition walls that separate the roads
Done.
Each heat pipe has a length section that enters from the partition wall into the passage for guiding the hotter fluid.
The length section is surrounded by another tube at a distance.
This surrounding tube has an enamel layer on the outer surface. Between the heat pipe and the surrounding pipe, for example,
It is filled with a thermally conductive material such as grease. A guide to guide the fluid to be heated
The length section of the heat pipe that enters the road is equipped with fins.
A disadvantage of the known structure is that additional heat is introduced in the passage for guiding the hotter fluid.
The surrounding tube adds significantly to the production costs. Also between the surrounding tube and the heat tube
Filling the space with a heat conductive material significantly deteriorates the heat conductivity,
As a result, a larger number of heat tubes must be incorporated to guarantee a given heat transfer work.
Is required, which further increases the manufacturing cost.
Despite the enamel film formation process on the surrounding tube, the corrosion of the surrounding tube with absolute certainty
It cannot be prevented. In the event of corrosion, wrap the heat tube in a very costly manner.
It needs to be replaced together with the enclosure and the thermally conductive material. In this connection,
Fixing the enclosure inside the bulkhead is not only troublesome, but also incorporates a thermally conductive material.
Add the area between the surrounding tube and the heat pipe to the passage for guiding the fluid to be heated
Need to be sealed.
The object of the invention starting from the prior art is guided in a passage by a heat tube.
An improved heat exchange device for exchanging heat between two gaseous fluids to increase the temperature of the higher temperature stream
Just consider reducing the rate of corrosion in areas loaded by the body
Not only, but also easy to assemble and disassemble.
It is to be able to do well.
Means for solving the above-mentioned problems of the present invention are described in the characterizing part of claim 1.
On the point.
The main point of the present invention is nothing but a module structure. Based on this module structure
A casing with one evaporation chamber, one condensation chamber and multiple heat tubes.
The modules are generally adjacent to each other to guide the heat release fluid as well as the heat absorption fluid
Fluid guide into passage
Can be completely integrated regardless of whether the orientation is vertical or horizontal
It will work.
A further important point is that the heat tubes are specially integrated into the module. The heat tube
From the evaporation chamber, the inspection space located between the evaporation chamber and the condensation chamber and the condensation chamber
Through the condensing chamber into a gas-tightly separated inspection chamber. With this
The advantage gained is that the heat exchange device can be operated via the inspection space both before and during operation.
And a heat pipe support in a partition partitioning the inspection space from an evaporation chamber and a condensation chamber.
The ability to constantly check the tightness of the department. For example, before the heat exchanger
It is possible to load the inspection space with air and monitor the air pressure in the inspection space. air
If the pressure drops, this indicates a leak. Depending on the magnitude of the pressure gradient,
Depends on the fluid properties during heat exchange, for example, fluid is transferred from one chamber to the other
The inspection space can be loaded with a blocking gas at a pressure that will not
Noh. Allow fluids during heat exchange, such as aggressive flue gases and combustion air.
Unacceptable mixing is thereby eliminated.
By injecting the heat pipe end from the condensation chamber into the gas-tight partitioned inspection room
During the continuous operation, remove the closing mechanism (lid) of the inspection room and check the temperature of the heat pipe end.
It is possible to lock. Abnormal temperature means the heat tube is no longer perfect
are doing. The heat tube is
Exchangeable in both the penetration area and the penetration area between the condensation chamber and the inspection room
So that individual heat tubes can be replaced as needed without any problems
.
The service life of the heat pipe is determined by subjecting the length of the heat pipe located in the evaporation chamber to corrosion treatment.
By doing so, it is further improved.
The length of the heat pipe located in the condensation chamber depends on the properties and temperature of the heat absorbing fluid.
It can be arbitrarily configured in association with the above.
For example, as described in claim 2, the length section of the heat pipe located in the condensation chamber
It is also possible to perform anticorrosion treatment. This means, for example, that the fluids to be heated are the same
It is advantageous when it is aggressive.
If the length section of the heat pipe is subjected to anticorrosion treatment, an advantageous embodiment according to claim 3 is provided.
According to the description, the anticorrosion means consists of an enamel coating. The enamel coating layer is a heat tube
Directly coated on the outer surface of the
If the fluid is of low aggression or has no aggression,
It is not necessary to apply anticorrosion treatment to the length of the heat pipe in the room. Condensing chamber according to heat exchange requirements
The heat tube length section inside has no fins or has fins as claimed in claim 4.
Can also be equipped. The provision of fins increases the heat exchange area. by this
If the heat exchange efficiency is equal, use fewer heat tubes.
It is possible to use Therefore, despite the fin equipment, it is cheaper, that is,
More economical production is obtained.
Advantageous embodiments of the invention are obtained by means of the measures according to claim 5. You
In other words, according to claim 5, the flow of the higher temperature fluid is provided in the module.
Another module is prefixed in the direction. Such an arrangement and configuration can
It is selected when either fluid has a temperature definitely above the sulfuric acid dew point. This
In the case of, the heat pipe length section located in the evaporation chamber of the
No need to have. The heat tube length section located in the condensation chamber is equipped with fins.
Or may not be equipped. Both modules are placed directly behind one another
Thus, the heat exchange conditions of the heat tubes are adapted as desired.
The heat pipe located in the front module was also gas-tightly separated from the condensation chamber.
Advantageously, it has penetrated into the inspection room. Based on this configuration, the heat tube also operates continuously
During the temperature can still be monitored.
Inspect the inside of the partition separating the inspection space from the evaporation chamber and the condensation chamber, and the condensation chamber
The support of the heat tubes in the bulkhead separating from the chamber is carried out via seal rings,
The ring allows removal and reassembly of the heat tube. Claim 6
It is also advantageous to construct by means. In this case, a conical male in the area of the bulkhead
The collar with a ridge is welded to the outer peripheral surface of the heat tube. By conicalization of the external thread,
At the same time as the position of the heat tube in the partition is fixed, airtightness is also guaranteed.
Further, as described in claim 7, heat is applied through a cylindrical or conical bead molding.
It is also possible to insert the tube into the septum.
Particularly in connection with the aggressiveness of the fluid during heat exchange, the inspection cavity is
The space between the gas impervious substance and the evaporation chamber and the condensation chamber, respectively.
Is advantageously partitioned by a chamber filled with The gas impermeable material
Is, for example, plastic or concrete.
Finally, according to the invention, the flow of the hotter fluid is defined in claim 9.
The washing device is placed in front of the length section of the heat pipe located in the evaporation chamber, as viewed in the direction.
It is also possible. In short, the cleaning device is also located in the module,
And it helps to keep the surface of the heat tube clean.
Next, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic vertical longitudinal sectional view of a heat exchange device according to a first embodiment.
.
FIG. 2 is a schematic vertical longitudinal sectional view of a heat exchange device according to a second embodiment.
.
FIG. 3 is a schematic vertical longitudinal sectional view of a heat exchange device according to a third embodiment.
.
FIG. 4 is an enlarged view of part IV of FIG.
FIG. 5 is an enlarged view of a portion V of FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the heat exchange device according to the fourth embodiment.
FIG. 7 is a diagram corresponding to FIG. 4 of a heat exchange device according to another embodiment.
In FIG. 1, the heat exchanger is designated by the reference numeral 1. Heat exchange device 1 is casing-like
Module 2 comprising two passages 3 adjacent to each other.
, 4 at right angles. Passage 3 releases heat as hot flue gas
The fluid A is guided, and the passage 4 guides a heat absorbing fluid B as cold air for combustion.
The module 2 has one evaporation chamber 5 and one condensation chamber 6. The evaporation chamber 5
It is separated from the condensing chamber 6 by two partitions 7, 8 which are arranged at a mutual distance.
(See also FIG. 4). The partition walls 7 and 8 define one inspection space 9,
The inspection space can be supplied with air of a predetermined pressure through the connection pipe piece 10.
The condensing chamber 6 is connected to a connecting pipe having a lid 13 by a detachable bottom plate 11.
It is separated from an inspection room 14 formed in the piece 12.
At least one row of a plurality of heat tubes 15 is provided from the evaporation chamber 5 to the inspection space 9 and the condensation chamber 6.
And extends into the inspection room 14.
Length section 16 of heat tube 15 located in evaporation chamber 5
Has an enamel layer 17 as anticorrosion means. Heat located in the condensation chamber 6
The length section 18 of the tube 15 has a plurality of fins 19.
The heat pipe 15 is supported in both partitions 7, 8 via a seal ring 20. Also connect
Even in the bottom plate 11 of the tube piece 12, the heat pipe 15
Supported by group 20.
Fluid A (high-temperature flue gas) flowing into the evaporation chamber 5 transfers its heat to the heat pipe 15.
As a result, the cooled fluid A1 flows from the evaporation chamber 5
Put out. The heat carried by the heat transfer fluid in the heat pipe 15 is cold in the condensation chamber 6.
Since the fluid B is discharged to the fluid B (cool air for combustion), the heated fluid B
1 flows out.
Inspection space for inspecting the airtightness of the support part of the heat tube 15 in both partition walls 7 and 8
9 is used. For example, air of a predetermined pressure is blown through the connection pipe piece 10. air
The pressure is monitored and if the air pressure drops, this indicates a leak.
On the other side, if a leak is confirmed, the pressure of the fluid A in the evaporation chamber 5 and / or
The shut-off air having a pressure higher than the pressure of the fluid B in the condensing chamber 6 is passed through the connecting pipe 10.
It is also possible to blow through. In this way, the fluid A is transferred from the evaporation chamber 5 to the condensation chamber.
6 or the fluid B cannot flow from the condensation chamber 6 into the evaporation chamber 5.
It is possible to monitor the temperature inside the heat pipe 15 via the inspection room 14. This monitoring
To do so, the lid 13 must be removed. Even if it is removed, the inspection room 14
Is still separated from the condensing chamber 6 by the plate 11. However
Can approach the free end of the heat pipe 15 which has penetrated into the inspection room 14 and
It is possible to check the degree.
In the heat exchange device 1a shown in FIG. 2, the module 2 shown in FIG.
, Another casing-like module 21 is provided in front. This casing-shaped module
The joule 21 includes one evaporating chamber 22 and one partition wall 23 for the evaporating chamber.
And has one condensing chamber 24 partitioned from
At least one row of the plurality of heat tubes 25 is formed from the evaporation chamber 22 by the partition wall 23 and the condensation chamber.
24, into the inspection room 14 in the connecting piece 12, said connecting piece 12
The plate 11 is airtightly separated from the condensing chamber 24. The connection pipe piece 12
Has a lid 13.
The position of the heat pipe 25 in the partition wall 23 is fixed by a conical male as shown in FIG.
This is done by a threaded collar 26, which is
Corresponding female screw fixed on the circumferential side by welding and provided in the partition wall 23
It is screwed into the hole 27.
However, as shown in the lower half of FIG.
Fitted in notch 42
It can also be performed by a conical bead molding 41. Also cylindrical bead molding
The body is also conceivable.
The length section 28 of the heat tube 25 that enters the evaporation chamber 22 has no anticorrosion means.
That is, the temperature of the high-temperature fluid A flowing into the evaporation chamber 22 is lower than the sulfuric acid dew point.
This is because it is extremely high.
The length section 29 of the heat tube 25 located in the condensation chamber 24 has a plurality of fins 19.
are doing.
The high-temperature fluid A flowing into the evaporation chamber 22 of the module 21 is transmitted through the heat pipe 25.
The fluid as well as the transfer fluid in the heat tube 15 of the downstream module 2 is heated. Next,
From the evaporation chamber 5 of the joule 2, the cooled fluid A1 flows out.
The transfer fluid transfers heat to heat tubes 25 located in the condensing chambers 24,6 of the modules 21,21.
, 15 to the length sections 29, 18 so that they flow into the condensation chamber 6 of the module 2.
The cold fluid B is heated and heated from the condensing chamber 24 of the module 21.
The drained fluid B1 flows out.
It should be noted that the fluid flow exists in the vertical direction in FIGS.
Are there. On the basis of this, the heat tubes 15, 25 are horizontal in the modules 2, 21.
It is arranged at an angle of 3 ° to the line.
The heat exchange device 1b shown in FIG. 3 is, in principle, the heat exchange device 1a shown in FIG.
However, the only difference is that the fluid flows in the horizontal direction in this embodiment.
Absent. Therefore, a duplicate description is omitted here.
In the heat exchange device 1c shown in FIG. 6, the fluid also flows in the vertical direction. Fluid
One module 2a is provided in the guiding passages 3, 4 in the mode shown in FIGS.
It is built in like a joule. However, in this module 2a
Into the heat tube 30, ie into the length section 31 which enters into the evaporation chamber 5a and into the condensation chamber 6a
Length section 39 has an enamel layer 17 as an anticorrosion means over its entire length.
I have.
Further, as can be seen from the drawing, in the evaporating chamber 5, the heat tubes 30 located in the evaporating chamber
A cleaning device 32 is provided above the length section 31, and heat is supplied through the cleaning device.
It is possible to clean the surface of the tube 30.
Otherwise, the heat exchange device 1c of FIG. 6 is equivalent to the heat exchange device 1 of FIG.
Therefore, there is no need to duplicate explanations.
The embodiment shown in FIG. 7 is similar to the embodiment shown in FIG. However
However, in the present embodiment, in addition to the inspection space 33 having the connection pipe piece 34, a plurality of
Shown is a chamber 36 filled with gas impermeable material 35 with a connecting piece 40,
With this chamber, the inspection space 33 is directed both toward the evaporation chamber 37 and toward the condensation chamber 38.
Once more partitioned. Otherwise, the embodiment of FIG. 7 is different from the embodiment of FIG.
Therefore, a duplicate description is omitted here.
Explanation of reference numerals
1, 1a, 1b, 1c heat exchange device, 2, 2a casing-like module,
3,4 passage, 5 evaporation room, 6 condensation room, 7,8 partition, 9 inspection space, 10
Connection pipe piece, 11 bottom plate, 12 connection pipe piece, 13 lid, 14 inspection room,
15 heat pipe, 16 heat pipe length division, 17 enamel layer, 18 heat pipe length division
, 19 Fin, 20 Seal ring, 21 Casing-like module, 22
Evaporation chamber, 23 bulkhead, 24 condensation chamber, 25 heat tubes, 26 external thread collar
, 27 Female thread hole, 28, 29 Length of heat pipe, 30 Heat pipe, 31 Length of heat pipe
Section, 32 Cleaning device, 33 Inspection space, 34 Connection piece, 35 Gas impermeable
Substances, 36 chambers, 37 evaporation chambers, 38 condensation chambers, 39 heat pipe length divisions, 40
Inlet connection pipe piece, 41 conical bead molding, 42 notch, A high-temperature flue gas
Heat release fluid as heat source, A1 cooled fluid, B heat absorption as cold air for combustion
Collected fluid, B1 heated fluid