JP2001519759A - 造血細胞の保護 - Google Patents

造血細胞の保護

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ドゥ パズレテ,エベリン デシャープ
コルボル,ピエール
ショーブ,マリア―テレサ
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コルボル,ピエール
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Abstract

(57)【要約】 薬物療法または放射線療法を受けている被検者の造血細胞の再生を促進する方法であり、該方法は、(i)被検者にAcSDKPまたはそのアゴニストの第一用量、薬物療法および放射線療法の間、造血細胞の分芽増殖を減らすのに効果的な量である第一用量を投与すること、(ii)被検者にアンジオテンシン変換酵素抑制剤の第二用量、アンジオテンシン転換酵素によって該AcSDKPまたはそのアゴニストの分解を減らすのに効果的量である第二用量を投与すること、および(iii)該薬物療法または放射線療法後に、被検者に造血増殖因子の第二用量、造血細胞の分芽増殖を刺激するのに効果的な量である第二用量を投与することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 造血細胞の保護 発明の背景 急性および慢性骨髄毒性は、癌治療における主要な制限因子である。それらは 二つの原因と関係がある。第一は、細胞への細胞毒性薬剤または放射線の致死効 果により、およびより成熟した骨髄区画の枯渇によって生ずるフィードバックメ カニズムにより幹細胞の分化が原因する造血細胞(例えば多分化能性幹細胞およ び他の前駆細胞)数の減少である。第二は、幹細胞の自己再生能力の減少であり 、これは直接的(突然変異)および間接的(幹細胞集団の加齢)効果に関連があ る。骨髄動力学における刺激剤および阻害剤は、損傷および回復パターンの誘導 に顕著な役割を果たす(ツビアナ(Tubiana,M.)等、ラジオセラピー アンド オンコロジー 29;1,1993)。 細胞毒性薬物療法の結果である急性骨髄抑制(myelosuppression)は、腫瘍治 療の服用量制限因子としてよく知られている。他の正常組織は逆の影響を受けて いるかもしれないが、骨髄は薬物療法または放射線療法等の増殖-特異的療法に 特に感受性がある。 脾臓コロニー形成単位(CFU-S)で測定されたように、自己再生している多能 造血性幹細胞は、造血システムの発生に関与する(Till,J.E.,et al.,Radiat .Res.14:213,1961)。この幹細胞は主に静止状態であり、成熟細胞の再生は直 線的な造血前駆細胞の部分分化によって証明される。この段階では、この幹細胞 はすでに増殖しまたは増殖を開始する細胞のみに影響を及ぼす薬物療法や放射線 療法への攻撃に比較的耐性 がある。主に静止状態にあるが分化に関する細胞の充分な供給を保証する骨髄幹 細胞区画は、有糸核分裂のある状態における細胞成分のおよそ10%ほどである (Lajtha,L.G.,In Stem Cells,Ed:C.S.Potten,Churchill Livingstone,Ed inburgh,1-11,1983)。薬物療法または放射線療法の間、最初の治療は、骨髄内 の増殖している造血細胞と同様に増殖している悪性腫瘍または感染細胞を殺すが 、静止したCFU−Sには影響を及ぼさない。それゆえ治療前に与えられたこの 状況は、細胞集団が比較的抵抗があるため治療に都合がよい。しかしながら続く 治療はこれらが補充的な分芽増殖をはじめるため幹細胞集団の厳しい損傷の原因 となる。 発明の要約 本発明は、薬物療法または放射線療法を受けている被検者における造血細胞の 再生を促進する方法に関する。 より詳しくは、本発明の方法は以下のステップを含む。 (i)被検者へのAcSDKP(CH3−CO−Ser−Asp−Lys−Pr o−OH)またはそのアゴニストの第一用量の投与、この第一用量は、薬物療法 または放射線療法の間に造血細胞の分芽増殖を減らすのに効果的な量である。 (ii)アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤の第二用量の被検者への投 与、該第二用量は、該アンジオテンシン変換酵素によって、AcSDKPまたは そのアゴニストの分解を減らすのに効果的な量である。および (iii)薬物療法または放射線療法の後、被検者に造血増殖因子の第二用量を 投与すること、この第二用量は造血細胞の分芽増殖を刺激するのに効果的な量で ある。更に以下で論じられるように、「薬物療法」と は、細胞毒性薬剤を使用して増殖している細胞を殺すプロセスを意味する。前記 「薬物療法の間」という語は、投与された細胞毒性薬剤の効能が続く期間を意味 する。一方、前記「薬物療法の後」という語は、同じまたは別の造血増殖因子の いずれかの投与にかかわらず、および投与された細胞毒性薬剤の効能の持続にか かわらず、細胞毒性薬剤の投与後に造血増殖因子が投与されるというすべての状 況を意味する。 「アゴニスト」とは、アナログ(1箇所以上の修飾部を有する)または所望す る同じ活性、例えば造血細胞の分芽増殖を抑制しまたは刺激する化合物のフラグ メントを意味する。「ACE阻害剤」とは、基質へのACEの結合を抑制できる 化合物を意味する。ACE阻害剤の例として、カプトプリル(captopril)、エ ナラプリル(enalapril)およびフシノプリル(fusinopril)を含む。 上記方法で使用される造血増殖因子には、これらに制限されるものではないが 、天然、合成、または修飾されたインターロイキンのようなサイトカインまたは そのアゴニスト(すなわちIL−L、IL−3、IL−6、IL−11またはそ のアゴニスト)、G−CSF(すなわち、顆粒白血球コロニー形成刺激因子)、 GM−CSF(すなわち、顆粒白血球/マクロファージーコロニー形成刺激因子 )、エリスロポイエチン(erythropoietin)、幹細胞因子および白血病阻止因子が 含まれる。 この方法の一つの実施例において、被検者は細胞毒性薬剤で薬物療法を受けて いる。「細胞毒性薬剤」とは、例えば腫瘍細胞、ウイスル感染細胞または造血細 胞等の増殖している細胞を殺す薬剤を意味する。上記方法で使用できる細胞毒性 薬剤には、これらに制限されるものではないが、シクロホスファミド(cyclopho sphamide)、タキソール(taxol)、5-フルオロウラシル(5-fluorouracil)、アド リアマイシン(adriamycin)、シスプラチン(cisplatinum)、メトトレキセート(me thotrexate)、シト シン アラビノシド(cytosine arabinoside)、マイトマイシンC(mitomycin C) 、プレドニゾン(prednisone)、ビンデシン(vindesine)、カルボプラチン(carbo platinum)、ビンクリスチン(vincristine)および上記の化合物のアゴニストを 含む。細胞毒性薬剤は、例えばAZT(3’−アジド−デオキシチジン)(3'-azido -3'-deoxythimidine)等の抗ウイルス薬であってもよい。この方法のもう一つの 実施例において、被検者は放射線療法を受けている。ここで使用される「薬物療 法」および「放射線療法」の語は、細胞毒性薬剤または照射投与によって、増殖 している細胞を殺す過程に関することに留意されたい。 本発明の方法が薬物療法に応用されると、造血抑制因子は、例えば、細胞毒性 薬剤の投与前、間、その後などの薬物療法の前、間、その後に被検者に投与でき る。いずれにしても、造血抑制因子の投与に続いて造血増殖因子が投与されるこ とが好ましい。本発明の方法が放射線療法に応用されるとき、造血抑制因子は、 放射線療法の前またはその間(すなわち、放射線照射の前またはその間)に投与 してもよい。造血抑制因子を投与するタイミングは、薬物療法または放射線療法 の状態(すなわち、薬物療法において使用される細胞毒性薬剤の半減期)と同様 、その因子の半減期、その抑制力の持続期間、投与経路その他に依存することに 留意されたい。 ACE阻害剤は、造血抑制因子とともに投与することが好ましい。 本発明の実施に使用される造血抑制因子または成長因子の効果的な量は、投与 方法、被検者の年齢および体重、治療を受ける被検者の状態によって変化する。 最終的にはそれは獣医師または医師により決定される。獣医師または医師によっ て定められた阻止因子、ACE阻害剤または成長因子このような量は、ここで「 効果的な量」という。 また造血抑制因子、ACE阻害剤および造血増殖因子は、治療を受 けている状態への適切な経路により投与されることに留意されたい。好ましくは 、治療を受けている被検者の血流に注入される事である。しかし、静注、皮下、 筋肉内、腹腔内、経鼻、経口などの経路が、治療を受けている状態や使用化合物 の活性によって変わりうることは、当業者に容易に理解される。使用化合物の半 減期が短くまたは長期持続活性を欠いているときには、皮下注入ポンプを使用す る継続投与が望ましいことに留意されたい。逆に、使用因子の半減期が長くまた は長期持続活性を有する場合には、単回または間欠投与が可能であるかまたはそ れが好ましい。 阻止因子、ACE阻害剤、または増殖因子は、製剤の公知技術方法による単位 剤形の製薬学的組成物成分として存在することが簡便である。全ての方法は、1 以上の補助的成分を構成する担体と活性成分とを結合するステップを含む。一般 に、タブレットまたは粉末の製剤は、均一かつ親密に細扮された固形担体と活性 成分とを混合して調製され、タブレットの場合には、必要に応じて所望の形状お よび大きさに成型される。 本発明の他の特徴および効果は、以下の図面および好ましい実施例の説明、更 に加えられた請求の範囲から明らかである。 発明の詳細な説明 当業者は、この明細書に基づいてその最も広い範囲で本発明を利用できる。従 って以下の特定の実施例は、単に例示として文言上解釈され、開示内のいかなる 類似方法の他のものを制限するものではない。 定義がない場合には、ここで使われる全ての技術的、科学的用語は、本発明が 属する技術分野の当業者が一般に理解するものと同じ意味を有する。また、全て の刊行物、特許出願、特許およびここで言及される他の引用文は、引用したもの とする。 AcSDKPまたはそれのアゴニストは、造血細胞の分芽増殖を抑制する本発 明の実施の造血抑制因子として使用される。一方、「造血抑制因子」の語は、A cSDKPまたはそれのアゴニストを意味する。AcSDKPの適切なアゴニス トは、ティエリー(Thierry)ほか(J.med.chem.33:2122、1990)およびロビンソ ンほか(ステムセルス(Stem Cell s)11:422、1933)に記載されている。 一方、本発明の実施で使用される造血増殖因子は、例えばサイトカインのよう に、造血細胞の分芽増殖を刺激することでがきる化合物である。好適なサイトカ インは、インターロイキン、GM−CSFおよびG−CSFを含む。例えば、前 述のパラグラフにおいて引用したアール、ファン、ヘモポイエチックグロースフ ァクターアンドモノヌクレアファゴサイト カルゲス1993(R,Van Furth(ed) 、Hemopoietic Growth Factors and Mononuclear Phagocytes(Karges 1993))お よびモーア(Moor,M.artticle)を参照のこと。 インターロイキン−1(IL−1)は、放射線致死量に対し、単独で(Neta、 R.等、J.J Immunol.136 2483、1986)、または骨髄転移に関与し(Oppenheim,J ,J等、Blood 74:2257、1989)、およびシクロホスファミド等の化学療法剤に対 し、ドラマティックな造血性保護薬および回復効果を有する(Castelli、M.P.、 等J.Immunol.140:3830、1988、Futami.H.等、J.Immunol.145:4121、1990 、Fibbe、W.E.等、Exp.Hematol.17:805、1989)。GM−CSFおよびG− CSFは、ヒトにおける試験(Steward,W.P.,等Cancer Treat,Rev.17:77、19 90;Gianni,A.M.,等.J.Clin.Oncol.B:768,1990)と同様に、照射後(Tanikawa ,S.,等Exp.Hematol.17:883,1989;Schuening,F.G.,等Blood 74:1308,1989) 、または前治療モードにおける化学療法薬での治療(Moore,M.A.S.,等Proc.Nat l.Acad.Sci.U SA 84:7134,1987;Welte,K.,等J.Exp.Med.165:941,1987)で際だった回復促 進効果を有する。 アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤の例として、スルフィドリル含有 阻害剤(例えばカプトプリル(captopril)、フェンチアプリル(fentiapril) 、ピバルプリル(pivalpril)、ゼエフェノプリル(zefenopril)、アノアラセ プリル(ano-alacepril))、ジカルボキシル含有ACE阻害剤(例えばエナラ プリル(enalapril)、リシノプリル(lisinopril)、ベンゼプリル(benzepril)、 インドラプリル(indolapril)、ペントプリル(pentopril)、インダラプリル(i ndalapril)およびクリアザプリル(cliazapril))およびリン含有ACE阻害 剤(例えばフシノプリル(fusinopril))を含む。ジャクソン(Jackson)等、レ ニンとアンジオテンシン、グッドマン及びギルマンの薬理学的基礎、第9版ハー ドマン(Hardman)等(McGraw Hill、1996)。 本発明の方法が薬物療法に応用されるとき、使用される細胞毒性薬剤は、シク ロホスファミド、タキソール、ダウノルビシン、5-フルオロウラシル、アドリア マイシン、シスプラチン、メトトレキセート、シトシンアラビノシド、マイトマ イシンC、プレドニゾン、ビンデシン、カルボプラチンおよびビンクリスチンを 含む。細胞毒性の薬剤は、増殖している細胞を破壊することでがきる抗ウイルス 性化合物であってもよい。細胞毒性薬剤の一般的な説明のために、サタ(Sathe 、M.)等、カンサーケモセラピューチッタ エージェント(Cancer Chemotherap eutic Agents)臨床データハンドブック(Handbook of clinical Data(1978))が 参照される。 本発明の方法は、また放射線療法も応用することもでき、電離性波または粒子 のいずれも含む。電離性波の例は、X線およびγ線を含む。電離性粒子の例は、 α線、β線、中性子、電子および陽子を含む。放射線 療法は、外部または内部的に投与することができる。外部放射線療法の例は、X 線単位、ガンマ線単位、電子ビームおよび中性子ビームを含む。内部放射線療法 は、密封されおよび封印されてない線源を含む。密封線源の例として、コバルト ビーム単位、セシウムビーム単位、ストロンチウムアプリケータ、イットリウム ロッドまたはペレット、金粒子、またはラジウム、コバルトまたはセシウム針ま たは管を含む。非密封線源の例として、ヨウ素、リン、金およびイットリウムを 含む。ワルター(Walter、J.)カンサー アンド ラジオセラピー(Canser and Radiotherapy)チャーチル リビングストン(ChurchillLivingstone)1977、 マクナリー(N.J.McNally)、ザ サイエンチフィック ベーシス オブ モダ ン ラジオセラピー(The Scientific Basis of Mordern Radiotherapy;British Institute of Radiology 1989)、およびフランツ ブシュクおよびロバート G.ポーカー(Franz Buschke and Robert G.Porker)ラジエーション セラピ ー カンサー マネージメント(Radiation Therapy Cancer Management;Grove & Stratton 1972))参照。 本発明の好適な実施例において、被検者は本発明の方法に従い治療の繰り返さ れたサイクルを受ける。好ましくは、後続のサイクルは造血増殖因子の投与が終 了した後、および被検者の血球数(例えば白血球数)が治療として許容範囲内の レベル(獣医師または医師によって決定される)に戻った後に開始される。 明らかな理由により、本発明の方法は放射線療法および薬物療法が連結して行 われる治療に応用できる。 薬物療法において、造血抑制因子であるACE阻害剤および細胞毒性の薬剤が 投与された後、造血増殖因子が1−7日(好ましくは、1−5日、より好ましく は、2−3日)投与されることが好ましい。同様に、 放射線療法において、造血増殖因子は照射が完了された後に投与されることが好 ましい。 更なる記載なしで当業者は、この明細書に基づいてその最も広い範囲で本発明 を利用できる。従って、以下の特別の実施例は、単に例示として文言上解釈され 、開示内のいかなる類似方法の他のものを制限するものではない。 分析法 分析法は、薬物療法の間における造血細胞の分芽増殖の造血増殖因子、ACE 阻害剤および造血抑制因子との結合の効果を観るよう計画された。研究は、集中 療法(例えば多サイクル)が行えるように、骨髄の前駆細胞区画が薬物療法の細 胞傷害効果から適切に保護されているかを知るために、および骨髄救済の必要な しに短縮された白血球減少の底における負の効果の期間を知るために行われた。 被検者は次のように措置された(すなわち、Ara−C、シトシンアラビノシ ドの略記号、細胞毒性薬剤としてダウノルビシン(daunorubicine);造血抑制 因子としてAcSDKP;ACE阻害剤としてカプトプリル;および造血増殖因 子としてG−CSFを用いて)。 患者は、1−9日間のAcSDKPおよびカプトプリルを投与される。AcS DKPは、25μg/kg/日で持続点滴静脈内注射により投与される。カプト プリルは、12時間ごとに濃度50−100mg/kg/日(クレアチニンクリ アランスに従い)で投与される。Ara−Cは、濃度200mg/m2/日で3 −9日間、持続性注入により投与される。ダウノルビシンは、濃度45μg/m2 /日で3−6日間、3時間以上の持続性注入によって投与される。G−CSF (LenogastrinTM)は、濃度5μg/kg/日で30分間静脈内注入によって、 12日から形成 不全の回復(最大30日まで)まで投与される。 特許協カ条約出願WO93/25571(これにより本願明細書に引用したも のとする)に記載されている過程により調製されたACSDKPは、シグマケミ カル Co,.セントルイス、MOから入手できる。Ara−C(AracytineTM) は、アップジョン研究所(パリ、フランス)から、レノガストリン(LenogastrinTM )は、イムニックス リサーチ・デペロープメント、シアトル、WAから購入 した。カプトプリル(CaptolaneTM)は、ベロン研究所(Bellon;Neuilly Sur Seine 、フランス)から購入した。ダウノルビシン(CerubidineTM)は、ベロン研究所から購 入した。 他の実施例 前記記述は、本発明の特別の実施例を制限するものではない。しかしながら、 本発明のいくつかのまたはすべての利点の達成に関し、本発明は変化しまたは修 正されるであろう。このような実施例は以下の請求の範囲内に含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61K 37/24 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (71)出願人 コルボル,ピエール フランス国,エフ−75007 パリ,リュ ドゥ セーブル 88 (71)出願人 ショーブ,マリア―テレサ フランス国 エフ−92310 セーブル,リ ュ デ ブルエール 32,レジデンス デ ュ パーク エッフェル (72)発明者 ボグデン,アーサー,イー アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 02673,ウェスト ヤーマス,アルドン ロード 7 (72)発明者 デシャープ ドゥ パズレテ,エベリン フランス国,エフ―76016 パリ,アベニ ュー テオフィル―ゴーチェ,60 (72)発明者 コルボル,ピエール フランス国,エフ―75007 パリ,リュ ドゥ セーブル 88 (72)発明者 ショーブ,マリア―テレサ フランス国,エフ―92310 セーブル,リ ュ デ ブルエール 32,レジデンス デ ュ パーク エッフェル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.薬物療法または放射線療法を受けている被検者の造血細胞の再生を 促進する方法であり、該方法は、 被検者にAcSDKPまたはそのアゴニストの第一用量、薬物療法および放射 線療法の間、造血細胞の分芽増殖を減らすのに効果的な量である第一用量を投与 することを含み、 被検者にアンジオテンシン変換酵素抑制剤の第二用量、アンジオテンシン転換 酵素によって該AcSDKPまたはそのアゴニストの分解を減らすのに効果的量 である第二用量を投与することを含み、および 該薬物療法または放射線療法後に、 被検者に造血増殖因子の第三用量、造血細胞の分芽増殖を刺激するのに効果的 な量である第三用量を投与することを含む。 2.該被検者がAcSDKPの第一用量を投与されている、請求の範囲 第1項記載の方法。 3.該アンジオテンシン転換酵素阻害剤が、カプトプリル(captopril) 、フェンチアプリル(fentiapril)、ピバルプリル(pivalpril)、ゼフェノプ リル(zefenopril)、アノアラセプリル(ano-alacepril)、エナラプリル(enal april)、リシノプリル(lisinopril)、ベンゼプリル(benzepril)、インドラプ リル(indolapril)、ペントプリル(pentopril)、インダラプリル(indalapril )、クリアザプリル(cliazapril)およびフシノプリル(fusinopril)である請 求の範囲第2項記載の方法。 4.該アンジオテンシン転換酵素阻害剤が、カプトプリルである請求の 範囲第3項記載の方法。 5.該造血増殖因子がサイトカインである請求の範囲第2項記 載の方法。 6.該造血増殖因子がインターロイキンである請求の範囲第5項記載の 方法。 7.該造血増殖因子がG−CSFである請求の範囲第5項記載の方法。 8.該造血増殖因子がGM−CSFである請求の範囲第5項記載方法。 9.該造血増殖因子がサイトカインである請求の範囲第3項記載の方法 。 10.該造血増殖因子がGM−CSFである請求の範囲第9項記載の方 法。 11.該造血増殖因子がG−CSFである請求の範囲第9項記載の方法 。 12.該造血増殖因子がインターロイキンである請求の範囲第9項記載 の方法。 13.被検者が細胞毒性薬剤で薬物療法を受けている請求の範囲第1項 記載の方法。 14.該細胞毒性の薬剤が、シクロホスファミド(cyclophosphamide) 、ダウノマイシン(daunorubicine)、タキソール(taxol)、5-フルオロウラシル (5-fluorouracil)、アドリアマイシン(adriamycin)、シスプラチン(cisplatinum )、メトトレキセート(methotrexate)、シトシンアラビノシド(cytosine arabino side)、マイトマイシンC(mitomycin C)、プレドニゾン(prednisone)、ビンデシ ン(vindesine)、ダウノルビシン(daunorubicine)、カルボプラチン(carbopla tinum)、AZTまたはビンクリスチン(vincristine)またはそれらのアゴニストで ある請求の範囲第13項記載の方法。 15.該細胞毒性薬剤がシトシンアラビノシドである請求の範囲第14 項記載の方法。 16.該造血抑制因子がAcSDKPであり、該アンジオテンシン変換 酵素がカプトプリルであり、該造血増殖因子がGM−CSFである請求の範囲第 15項記載の方法。 17.該造血抑制因子がAcSDKPであり、該アンジオテンシン変換 酵素がカプトプリルであり、該造血増殖因子がG−CSFである請求の範囲第1 5項記載の方法。 18.被検者が放射線療法を受けている請求の範囲第1項記載の方法。 19.該造血抑制因子がAcSDKPであり、該アンジオテンシン変換 酵素がカプトプリルであり、該造血増殖因子がGM−CSFである請求の範囲第 18項記載の方法。 20. 該造血抑制因子がAcSDKPであり、該アンジオテンシン変 換酵素がカプトプリルであり、および該造血増殖因子がG−CSFである請求の 範囲第18項記載の方法。
JP52780597A 1996-02-01 1997-01-31 造血細胞の保護 Pending JP2001519759A (ja)

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