JP2001519496A - 圧縮成形され、挿入された熱硬化性ドア採光窓枠、埋め込み成形品および装飾パネル - Google Patents

圧縮成形され、挿入された熱硬化性ドア採光窓枠、埋め込み成形品および装飾パネル

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JP2001519496A
JP2001519496A JP2000515757A JP2000515757A JP2001519496A JP 2001519496 A JP2001519496 A JP 2001519496A JP 2000515757 A JP2000515757 A JP 2000515757A JP 2000515757 A JP2000515757 A JP 2000515757A JP 2001519496 A JP2001519496 A JP 2001519496A
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sidelight
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ロナルド シー ミンケ
ユージーン アール ディヴィス
ジー ダニエル テンプレトン
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サーマ トルー コーポレイション
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    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/54Fixing of glass panes or like plates
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    • E06B3/7001Coverings therefor; Door leaves imitating traditional raised panel doors, e.g. engraved or embossed surfaces, with trim strips applied to the surfaces

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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ドア組立体は、熱硬化性材料で構成され、圧縮成形された外殻(1,4)と、別々に製作されたドア採光窓枠と、パネル及び/又は埋め込み成形品(10)を有する。別々に成形された部材は、圧縮成形された外殻(1,4)とほぼ同一の着色可能性、光沢、表面模様などを呈し、更に、別々に成形された部材に損傷を与えることなく剥離が可能である。非一体のドア構成要素は、それを固着する表面に対して接着で接合することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、耐久性があり、取り付けた屋外側ドア又はサイドライトに施された
着色色彩に調和し、また、着色および表面保護膜を、塩化メチレンをベースにし
たもののような過激な仕上げ用剥離剤で剥離する場合、重大な劣化を逃れる、挿
入可能で、または、接着可能であり、剥離が可能であるドア採光窓枠、埋め込み
成形品および装飾パネルを製作することに関する。
【0002】 (背景技術) ドアの採光窓は、屋外側ドア又はサイドライト内に取付けられた窓である。ド
ア採光窓組立体又はカセットは、一般に内側および外側の成形された外周枠部材
からなり、それらの外周枠部材はドア採光窓枠であり、ガラス、プラスチック又
はその他の材料でできた枠の間にある中心パネルの周囲に固定具で両方が互いに
しっかりと固定される。ドア採光窓枠は、ドア又はサイドライトに対して反対側
から留められ、特に、ドア採光窓枠取付けることになるドアの厚みの違いを吸収
するように留められる。装飾パネルは、一般に、ドア採光窓枠組立体に類似して
、ガラス製のような透明又は半透明パネルの代わりに、頑丈なパネルで作られる
。そのパネルは、枠および中心パネル製造に用いられたプロセスによって予定さ
れているように、周囲枠に対して望みのままに一体にしてもよいし、或いは、周
囲枠に挿入してもいい。埋め込み成形品(プラントオン成形品)は別体の周囲枠
部材であり、埋め込み成形品を取り付ける屋外側ドア又はサイドライトに対して
しっかりと固定される。固定具はねじを含んでもよいし、或いは、枠部材に一体
になったかかり付きの取付部材を含んでもよい。
【0003】 ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルのデザインは、従来技術に
おいては、マッコネルによる米国特許第4,523,408号および第4,83
9,989、およびジョアンニによる仏国特許第2328095号によって図示
されたように、知られている。一般に、ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および
装飾パネルは、通常、スタンプ成形された、プレス成形された及び/又は圧延成
形されたスチール;射出成形されたポリスチレン、塩化ビニル(PVC)又はガ
ラス繊維強化熱可塑性プラスチック;型で製作されたポリウレタン発泡樹脂製品
;並びに、例えば、PVC、スチレン−マレイン酸アンヒドリン/PVCの同時
押し出しされたラミネート材(SMA/PVC)のような押し出し成形をされ組
立体となった熱可塑性プラスチック;で製造され、或いは、形づくりをした木材
で製作される。取り付けるドアに対するドア採光窓枠、埋め込み成形品、および
装飾パネルの出来映えと美観特性は、一般に成形のプロセスと使用される材料と
で決定される。
【0004】 中にドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルを挿入するドアおよび
サイドライトは、通常、木材、スチール、塩化ビニル、ガラス繊維強化シート成
形用コンパウンド、および木質繊維を充填した熱硬化性フェノール樹脂で作られ
る。ドアおよびサイドライト製造業においては、ある製造業者からのドア採光窓
が、別の製造業者によって製造されたドアおよびサイドライトに使用されること
があるということに注目すべきである。
【0005】 多くの顧客によって希望されるのは、屋外側ドアとサイドライトとを木材の色
彩と木目とを模倣するように着色することである。違いの分かる顧客は、ドア採
光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルの着色が、ドア採光窓カセットを組
み込むドア又はサイドライトの暗さ、色彩、又は木目表面模様にマッチしない場
合、異議を唱える。ドア、ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルの
着色においては、非常に多くの問題点が共通している。
【0006】 スチールのドアおよびサイドライト、ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および
装飾パネルは、たとえ木材に似せて表面模様が付けられていたにしても、着色し
た木材のドアおよびサイドライトの模造品として、一般に受け入れられない。そ
のようなドアは通常、着色ではなく、塗装される。PVCのドアおよびサイドラ
イト、ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルもまた、一般に、着色
されない。即ち、暗い色により、太陽に直接さらされる間、ドア表面が大いに熱
されることになるからである。通常、外殻温度が大略85℃を超えて上昇すると
、PVCは歪み、捩れてしまう。参考までに、ガラスの雨戸とドアとの間の空間
温度は、米国の殆どの地域において、少なくとも年に1回は95℃に達する可能
性がある。加えて、熱可塑性プラスチック上の着色皮膜は、PVCの比較的高い
線膨張係数に起因する顕著な膨張収縮により生じたウィットネス・ラインを受け
るであろう。
【0007】 ガラス繊維強化材の追加、および、PVCのマイクロセルラー発泡成形も、そ
の他の材料、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)のマイ
クロセルラー発泡成形も、いずれにおいても、熱可塑性プラスチックに対する最
近の改良は、線膨張係数を減少させ、耐熱性を向上させ、それによって、消滅と
まではいかないが、歪みおよびその証拠を示すという問題点を緩和させている。
しかしながら、結果として生じた製品は、着色された場合には、依然として、圧
縮成形された熱硬化性樹脂のドアとマッチすることがない。強化されたPVCお
よびマイクロセルラー発泡成形された熱可塑性プラスチックのドアは、商業的に
入手できない。
【0008】 着色が可能なスチールのドアおよびサイドライトは従来技術において知られて
いる。これらの製品は、PVCの薄いプラスチゾルコーティングで覆われたスチ
ールのドアとサイドライトで構成される。PVCの表面は木材の木目を真似した
表面模様付けをすることができる。現行では、このドア又はサイドライトの表面
の複製が目的で製造されるドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルは
ない。しかし、たとえ、このようなドアなどがあったとしても、これらのPVC
の表面から表面保護膜と着色とを、通常用いられる過激な溶剤を用いて剥離する
と、プラスチゾルのPVC表面が修復不能な程に損傷してしまう。
【0009】 木材のドアおよびサイドライト、ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾
パネルは、特に化粧板が用いられた場合においては、美観的には満足できるもの
であった。しかしながら、そのような製品は湿気に伴う膨張収縮により、並びに
、太陽に曝されることにより、紫外線によって木材基板が劣化するので、維持す
るのが難しいことは有名である。種類が異なること、無作為に木材を切断しての
接合を頻繁に使用すること、並びに、種類内において自然の多様性があること、
個々の板内において自然の多様性があることに起因する、木材の色彩および表面
模様の多様性があるために、マッチングは格段に難しい。表面保護膜と着色とを
これらのドアから剥離することは非常に困難であり、漂白剤を実際に使用するこ
とを含むプロセスだあって、このプロセスは、しばしば成功しないことがある。
加えて、装飾パネルは、しばしば、ドア又はサイドライト組立体と一体に作られ
るため、したがって、パネルだけが損傷を受けたとしても、ドア又はサイドライ
ト組立体全てを交換しなければならない。
【0010】 ドアおよびサイドライト組立体は、シート成形用コンパウンド又は木質繊維を
有するフェノール基剤のレゾール樹脂を圧縮成形することによって作られる。こ
れらのドアは着色を施すことが意図してあり、また追加的には木材の木目を模擬
する目的の表面模様付けを特徴にしている。実施例は、米国特許第4,550,
540号および米国仮出願シリアル番号第60/010,838号に示されるド
ア組立体を含む。木材の木目を模擬するのに必要であった材料の実施例は、米国
特許第5,537,789号に示される。これらの全ての米国特許等をここに援
用する。
【0011】 米国特許第4,720,951号に開示されているように、一体成形された熱
硬化性樹脂の装飾パネルを有し、一体成形された熱硬化性樹脂のドア採光窓枠を
伴う圧縮成形されたドアおよびサイドライト組立体により、改良された美観、耐
久性、および調和する着色能力を持つ製品の製造を可能にする。加えて、表面保
護膜と着色とが、剥離剤によって、これらの製品から一層たやすく除去される。
しかしながら、一体成形されたガラス・ユニットが駄目になった場合、ドア又は
サイドライト組立体の全てを、相当な費用で交換しなければならない。挿入可能
なドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルを使用することと反対に、
匹敵する数だけの在庫ユニットを維持するのに必要な倉庫費及び/又は製品配送
のリード・タイムは、受容出来ないほど増大する。
【0012】 その上、一体成形された装飾パネルを有するドア又はサイドライト組立体を製
造し、輸送することは非常に困難である。ドア採光窓又はサイドライト面の基準
面面積が小さいので、クラッシュするのを防ぐために熱硬化性材料中に強度の追
加を必要とするか、又は、持ち上げられた表面を保護するため、成形されたトレ
イを必要とする。これら両方の代替案は実質的な製造費用の追加となる。これら
の理由により、ドア又はサイドライト中に後付けで挿入することができるドア採
光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルが、取扱の容易さとともに、製造お
よび在庫費用を低減する好ましい試みとして市場に受け入れられてきた。
【0013】 着色が可能である周囲枠を有する成形されたドア採光窓枠、埋め込み成形品、
および装飾パネルは、密度190〜400kg/m3を有する成型した発泡ポリ ウレタンを用いて製造されてきた。しかしながら、着色を受け入れるには、比較
的高い重量パーセンテージで顔料および無機質の固形物を含有するプライマーコ
ーティングを最初に施されなければならない。成型した固いポリウレタン又はポ
リウレタン・ラミネートの屋外側表面を使用したドア組立体は経済的でなかった
し、また商業的に成功していない。中にドア採光窓枠および装飾パネルを挿入し
た固い成型したポリウレタンでできた一層小さなサイドライト・パネル組立体は
、商業的に導入されてきたが、その後、使用をやめて、圧縮成形された熱可塑性
プラスチックのサイドライト組立体によって置換された。
【0014】 プライマ処理され成型した発泡ポリウレタンが挿入された枠、埋め込み成形品
、および装飾パネルは、着色能力が圧縮成形されたドアの着色能力に最も近い。
しかしながら、違いの分かる顧客にとって、調和は、依然として、一般に受容出
来るものではない。商業的に実行が可能である密度 (約190〜400kg/
3)の発泡ポリウレタンにおいては、これらの枠、埋め込み成形品、および装 飾パネルは輸送および組み付けの間、依然として非常に脆弱である。これらの枠
、埋め込み成形品、および装飾パネルは、それらを組立てるときに用いられるね
じによってねじ山剥離を受けやすく、プライマーコーティングが容易に摩滅に曝
される。ポリウレタンが脂肪族化合物ジイソシアネートで作られない限り、太陽
に曝されることになるドア採光窓およびその他の製品は、着色および表面保護膜
の摩滅又は風化に起因して急速に劣化してしまう可能性がある。
【0015】 約300〜1200kg/m3 の範囲の密度を有し、耐久性があって着色が可
能であるドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルが、強化熱可塑性プ
ラスチックを低圧射出成形して作られてきていた。結果としての製品は、圧縮成
形で製造された外殻より多孔性である。その結果、ドア又はサイドライトの外殻
と等量の着色をドア採光窓枠表面に施すことにより、ドア採光窓枠の着色が一層
暗くなる。違いの分かる顧客は、この違いを許容できないことに気づく。低圧射
出成形で作られた枠、埋め込み成形品、および装飾パネルの着色を行う間の多孔
性の影響を減少させるため、大変な努力と技量とが費やされたに違いない。これ
らの努力と技量には、装飾パネル又はドア採光窓枠の美観表面を塗装シンナーの
ような揮発性の希釈液で浸透させることと、ドア採光窓枠の又は装飾パネルの美
観表面を密封剤で下塗りすることと、親和性のある溶剤で着色を希釈することと
が含まれる。どの技術も、ドア外殻およびドア採光窓枠組立体を仕上げるのにか
かる時間の増大を必要とする。従って、ユーザにとって一般的に受け入れ難い経
済的な犠牲がある。加えて、塩化メチレンをベースとした剥離剤のような過激な
塗装剥離剤に曝して20分を超過すると、美観表面の材料が軟化し、プライマー
が除去される。
【0016】 従って、取り付ける圧縮成形された熱可塑性樹脂のドア外殻の色彩と美観とに
マッチするように経済的に着色することができて、耐久性があり、挿入が可能で
あるドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルを作り出す材料とプロセ
スについての必要性がある。その材料とプロセスとにより、美観表面を損傷する
ことなく表面保護膜と着色とをたやすく剥離することができ、歪むことなく使用
温度に耐える能力があるドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルを作
りださなければならない。さらに望ましいのは、複雑な固定具を必要とすること
なしに、ドア枠に取り付けることができ、パネルにおいて、ドアに穴を切る必要
なしに取付けることのできるドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネル
が作り出されることである。
【0017】 (発明の開示) 本発明は、熱硬化性で、非発泡性の樹脂材料に硬化可能な材料を圧縮成形する
ことによって製造される挿入可能で剥離可能なドア採光窓枠、埋め込み成形品、
および装飾パネルに関する。これらのドア採光窓、埋め込み成形品、および装飾
パネルは、ドア外殻又は厚板と別個に製造され、ここでは「非一体のドア構成要
素」と称する。硬化可能な材料は、前もって重合させられているか、或いは、成
形する時に更に重合する有機質の樹脂、強化用繊維、無機質又は有機質の充填剤
で構成され、このような添加剤は、成形を援助するのに通常使用され、或いは、
例えば、難燃性又は抗菌劣化性のような特性を添加するために通常使用され、こ
の硬化可能な材料は、成形のプロセス中、又は、成形のプロセス後に、熱硬化性
で耐溶剤性の材料になる。
【0018】 ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルは屋外側美観表面と屋内側
表面とを有する。屋外側表面は、それと調和したものにすることが希望される圧
縮成形された熱硬化性樹脂のドア外殻に類似した表面模様の図柄を含むのがよく
、それらの図柄は、一般に、成形用工具生地につけられた表面模様によって前も
って決定された平坦部分又はくぼみで構成される。これらのくぼみは、工具の表
面内にエッチング又は他の手段で生成され、木目に似た美的外観を高めるために
、木目を模擬する図柄を産み出し、並びに、着色処理プロセスの間、顔料を機械
的に閉じ込めておくのに役立つ。
【0019】 本発明の主目的は、上に取付ける圧縮成形された熱硬化性樹脂のドア外殻の色
彩と美観とに調和するように、経済的に着色することができ、耐久性があり、挿
入可能なドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルを提供することにあ
る。
【0020】 本発明のその他の目的および利点は、好ましい実施例および付随の図面の詳細
を綿密に調べることで明確になることであろう。
【0021】 (発明を実施するための最良の形態) (実施例1) 添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。本実施例において、ドア採光窓
枠1は次の系統のコンパウンドからとった成形用コンパウンドで構成される。即
ち、バルクの(又はドーの)成形用コンパウンド;混練成形用コンパウンド;A
MCとして知られている射出成形用コンパウンド;厚肉成形用コンパウンド;化
学的に密にされた種類と、物理的に密にされた種類の両方の種類のシート成形用
コンパウンド;一層好ましくは、エポキシ、ビニル・エステル、フェノール性の
ジシクロペンタジエンをベースとしたポリエステル・バルクのシート成形用のコ
ンパウンドであり、最も好ましいのは、不飽和ポリエステルのシート成形用コン
パウンドである。この材料は、5から72重量パーセント、望ましくは17〜2
5重量パーセント、最も好ましくは19〜22重量パーセントの長さ2〜3mm
の裁断されたストランドのS−ガラスの繊維状ガラスである繊維状ガラス強化物
と、不活性の充填剤と、成形品剥離剤と、成形用樹脂内のその他の添加物を含む
。他の強化物、例えば、木材およびリグノセルロース繊維、アラミド繊維、炭素
繊維、又は雲母のような鉱物強化物が、繊維状のガラスの代わりをすることがで
きる。充填剤は、木材、おが屑、木毛、並びに、炭酸カルシウムのような無機質
の充填剤を含んでよい。スチレンのような、ビニル単量体と混合された不飽和ポ
リエステル重合体は、熱と圧力の下で硬化されて、熱硬化性の圧縮成形されたド
ア採光窓枠を成形する成形用の樹脂である。適性のある成形用コンパウンドが、
クローケルに対する米国特許第3,772,241号およびプラットなどに対す
る米国特許第3,883,612号に開示されており、これらの特許をここに援
用する。発泡性材料を生じる硬化可能な材料は、本発明に適さない。
【0022】 好ましいシート成形用組成物は樹脂部分に添加物部分を混合することで作られ
、添加物部分は濃厚剤、充填剤、顔料などの従来のSMC添加物を含み、樹脂部
分は硬化可能な樹脂、触媒、他の成分を含む。樹脂部分と添加物部分の相対的な
量は、特定の応用例に適するように変化させることが可能であるが、通常は、重
量が約18:1である。
【0023】 樹脂部分は、好ましくは60:40の比率の、スチレンで薄められたアルキド
変性プロピレン・グリコール・マレエート樹脂と、スチレンで薄められた高衝撃
ポリスチレンとを含む。これらの両方の樹脂が、例えば、ミズーリ州カンサス市 のクック・コンポジット・アンド・ポリマから商業的に入手可能である。樹脂部
分はまた、相対量として前述の樹脂100部に対して、4.0部のポリビニルア
セテート;1.56部のt−ブチルペルオキシベンゾエート触媒;1.56部の
カルシウム・ステアレート;オハイオ州シンシナチ市のクァンタム・ケミカルか
らFN510として入手可能な2.08部のマイクロファイン・ポリエチレン;
0.31部のPEP100、ペンシルバニア州アレンタウン市のエア・プロダク
トから入手可能な炭酸カルシウム支持体に対する有機コバルト化合物;ジョージ
ア州ノークロス市のヒューバからヒューバW−4炭酸カルシウムとして入手可能
な197.60部の炭酸カルシウム充填剤を含む。全部を混合したものに対して
、裁断したS−ガラス(25.4mm(1インチ)の公称長さをもつ)が約22
重量パーセントの量だけ加えられる。
【0024】 このドア採光窓枠は、壁においては1.25mmから4mmの間の厚さを有し
、好ましくは1.25から2.5mmの間の厚さを有し、もし、ねじボスがある
場合には、ねじボスにおいて2.0mmから2.6mmの厚さを有する。製品の
密度は、主としてプレス機械中にチャージされた材料の量とプレス圧力によって
決定される場合、約1500〜2350kg/m3の間の範囲である。圧縮圧力 は、温度150℃から180℃において、1000から15,000kPaで変
化し、好ましくは、2,500から5,100Kpaで変化するのがよい。ドア
採光窓枠の屋外側の美観表面は、予め決められた深さ0.10mmだけ強化用の
繊維を本質的に欠いている。この樹脂が豊富にある表面は、着色を受け入れるの
役だつ。表面模様がないドア採光窓枠は、その表面に実際は繊維を有してもよく
、美的に受け入れ可能なドア採光窓枠を作るために、成形中か、二次的装飾作業
中のいずれかの間に、元の位置に付けられる装飾用の表面を必要とし、したがっ
て、繊維は、着色により、目撃されなくなる。
【0025】 図1および図2を参照すると、ドア採光窓枠は屋外側美観表面4と、屋内側表
面10とを有する。ドア採光窓組立体において、1対の相対する圧縮成形された
ドア採光窓枠が、次に述べるもの、即ち、ガラスシート3、装飾用カット・ガラ
ス8、ケイミング7、および密封剤6のうちの1つ又は複数で構成された中央の
パネルを囲む。加えて、高温用のプラスチック・インサート、スペーサ、乾燥剤
、熱伝達を低下させる目的でデザインされたコーティングおよびフィルムのよう
なよく知られた部材は、明瞭にするために図示しない。屋外側ドア採光窓枠の屋
内側表面は、接着剤、枠と中央のパネルの屋外側表面との間に付けられた水不浸
透性の密封剤5を有する。
【0026】 本来、圧縮成形されたドア外殻を形成するときに同一の材料を使用するのがよ
い。圧縮成形されたドア又はサイドライト外殻組立体には、挿入可能なドア採光
窓組立体を受け入れるための穴が作られる。ドア又はサイドライト外殻表面に隣
接するドア採光窓組立体の屋外側ドア採光窓枠の屋内側表面は、ドア採光枠と圧
縮成形されたドア組立体の戸外側表面との間に取り付けられた水不浸透性の密封
剤9を有するのがよい。ドア採光窓組立体は、以下に示すもの、即ち、即ち、プ
レスフィットバーブ、インターロックする歯付きのグリップ、最も普通にはねじ
がを含むいくつかある固定方法のうちのいずれかを用いて、ドア又はサイドライ
ト組立体に固定される。本実施例においては、ねじ2が屋内側ドア採光窓枠の最
も外側からドア採光窓枠に一体成形されたねじボスの中に付けられる。
【0027】 図3および図4は、枠17およびスナップ・ファスナ18からなる埋め込み成
形品を示す。
【0028】 (実施例2) 本実施例においては、装飾パネル20(図5、図6)は、主としてフェノール
性ホルムアルデヒドをベースとした樹脂系と、最大断面が19μm未満であり、
最小長さが1.25mmを超え、好ましくは、長さが3mmから6mmである木
材繊維で構成される。本実施例において、天候に曝される面に使用される材料は
、ここに援用するPCT特許出願シリアル番号PCT/US97/14920号
および米国特許出願シリアル番号第08/791,023号において与えられる
。フェノール−ホルムアルデヒド樹脂系は、フェノールおよびホルムアルデヒド
・レゾール;フェノール−ホルムアルデヒド−メラミン・レゾール;別のメラミ
ン樹脂コーティングを伴ったフェノール・ホルムアルデヒド・レゾール;フェノ
ール−ホルムアルデヒド・ノボラック;又はシラン、シロキサン、ポリシロキサ
ン、又は高分子量のポリウレタン・コーティングの何れかを伴うフェノール−ホ
ルムアルデヒド・ノボラック;好ましくは、メラミン・コーティングを伴ったレ
ゾール又はシロキサン・コーティングを伴ったノボラック;最も好ましくは、湿
気水蒸気の伝達制御のためのシロキサン・コーティングと、水を弾くための別の
水をベースとしたシロキサン・コーティングとが均一に混合されたものを含んだ
複数のプリ・プレス用のシロキサン・コーティングを伴ったノボラック:を含ん
でいる樹脂系統から選択することができる。屋内側条件にのみ曝される装飾パネ
ル周辺枠12は、ユリア−ホルムアルデヒド、メラミン強化ユリア−ホルムアル
デヒド、又はメラミン−ユリア樹脂を利用することができる。パネルの屋内側領
域14、16は、それぞれ、屋外側外周12、屋内側外周15と同一の材料で構
成される。パネルはねじ13を介して取付けられる。密封用ガスケット17はパ
ネルの屋外側のまわりを密封する。
【0029】 屋外側装飾パネル15のための本実施例においては、リグノセルロースの繊維
材料に加えられたフェノール−ホルムアルデヒド・ノボラックを用いるのが好ま
しく、木材繊維を用いるのが最も好ましく、シングル・ディスク又はダブル・デ
ィスクの精製機中で、蒸気圧力が350〜2370Kpaの下で用いるのが好ま
しく、920〜1750Kpaの下で用いるのが一層好ましく、1400〜17
00Kpaの下で用いるのが最も好ましい。新しい硬材の木片は、リグノセルロ
ースの好ましい源であるが、しかしながら、乾いた木材、パレットのような都会
の木屑、および農業用のリグノセルロース材料を使用してもよい。屋内側装飾パ
ネルを作ることになる樹脂系は、屋外側美観表面程には対候性に影響されやすく
ない。材料の基準となる色彩は、成形された製品の密度、繊維をさらす温度、そ
の繊維をさらす時間の長さによって予め定められる。密度は、プレス機械にチャ
ージされた材料の量と、必要とされる圧縮圧力とによって予め定められる。温度
は、使用される蒸気圧力によって予め定められる。本実施例においては、密度は
1.02〜2.08kg/cm3であるのが好ましく、1.33〜1.66kg /cm3であるのが最も好ましい。圧縮圧力は1000から15,000Kpa に変えることができ、好ましくは、2,500から5,100Kpaに変えるの
がよい。
【0030】 屋外側の耐候性のために、樹脂は全材料のオーブン乾燥基準重量で4〜24重
量パーセントであり、好ましくは10〜15重量パーセントの構成であるべきで
ある。繊維および充填剤は、処理支援用およびその他の特性のための添加物を含
む配合物のバランスをとって、70〜90重量パーセントの構成であるべきであ
る。組立体の屋内側に使用される装飾パネルについては、樹脂含有量は全材料の
オーブン乾燥基準重量で1〜24重量パーセントの範囲にあり、好ましくは4〜
8重量パーセントの範囲にすることができる。
【0031】 再び、図5および図6を参照すると、装飾パネル壁16および14は厚みが1
.75mmから22.5mmの範囲である。本実施例においては、壁の厚みは公
称が3mmであり、もし使われるとしたら、ねじボスの壁21は公称が5mmで
ある。装飾パネルとドア外殻とを調和させることは樹脂系と密度の点からみて好
ましい。
【0032】 (実施例3) かなりの顧客が好む明るい色彩の着色を達成するために、例えば、暗めの色彩
の装飾パネルに、塗装プライマ処理のように、明るい色彩にした装飾表面を用い
ることが必要であろう。これらの暗めのパネルは、実施例2で概述した方法およ
び材料で作り出すことができる。この場合、密度の範囲は1.02〜2.08k
g/cm3であり、1.66〜2.08kg/cm3、であるのが最も好ましく、
蒸気圧力はシングル・ディスク又はダブル・ディスクの精製機中で350〜23
70Kpaの系であり、1700〜2300Kpaであるのが一層好ましく、1
800〜2200Kpaであるのが最も好ましい。フェノール・ノボラック樹脂
の含有量は、1〜24重量パーセントの範囲であることができるが、家屋の屋外
側の天候に曝されるパネルについては10〜15重量パーセントであるのが好ま
しく、屋内側の条件に曝されるパネルについては4〜8重量パーセントであるの
が好ましい。
【0033】 装飾表面は、フィルム、樹脂含浸ウェブ、化粧版、積層版又は塗装保持プライ
マを用いて作るのがよい。比較的高分子量のポリウレタン重合体から作り出され
た塗料保持プライマが好まれ、好ましくは、約50,000重量平均分子量を超
える熱可塑性プラスチックのウレタン・コーティング;数量平均分子量が100
,000〜300,000の多糖類樹脂、最も好ましくは、100,000〜2
00,000の多糖類樹脂;アクリル性ウレタンのハイブリッド重合体;スチレ
ン−アクリル性の重合体樹脂;塩化ビニリデン・コーティング;エチレン−塩化
ビニル・コーティング、好ましくは、43%の固形アルキルアルコキシシロキサ
ンの20〜40重量パーセントの乳濁液から処方されたもの;例えば、ワッカ(
登録商標)43A、例えば、シーラ・サイエンス(登録商標) シロキサン・プ ラス(登録商標)、又は、ワッカ1306のような0.1〜5重量パーセントの50
%固形シロキサン重合体;30〜50重量パーセントの43%固形アクリル樹脂
、例えば、BF グッドリッチ(登録商標) カーボセット(登録商標)、0.1〜
10重量パーセントの樹脂で、例えば、ガラス転移点が11℃から35℃の間の
エチレン塩化ビニル樹脂のようなシロキサンおよびアクリル樹脂より低いガラス
転移点であるもの、例えばエア・プロダクツ(登録商標) エアフレックス(登 録商標)4514、並びに、追加の溶剤、活性剤、殺菌剤、防黴剤、充填剤、49.
8重量パーセントまで添加が可能な増量材;ワックス;並びに、それらの組み合
わせのものである。
【0034】 この好ましい実施例においては、数量平均分子量が100,000〜300,
000の多糖類樹脂、最も好ましくは100,000〜200,000の多糖類
樹脂が、スチレン−アクリル性重合体樹脂;塩化ビニリデン・コーティング;エ
チレン−塩化ビニル・コーティング、好ましくは、43%の固形アルキルアルコ
キシシロキサンの20〜40重量パーセントの乳濁液から処方されたもの;例え
ば、ワッカ(登録商標)43A、0.1−5重量パーセントの50%の固形シロキ サン重合体;例えばシーラ・サイエンス(登録商標)シロキサン・プラス(登録
商標)、又は、ワッカ1306;30〜50重量パーセントの43%の固形アクリル
樹脂、例えば、BF グッドリッチ(登録商標) カーボセット(登録商標);0.
1〜10重量パーセントの樹脂で、例えば、ガラス転移点が11℃から35℃の
間のエチレン塩化ビニル樹脂のようなシロキサンおよびアクリル樹脂より低いガ
ラス転移点のもの、例えば、エア・プロダクツ(登録商標) エアフレックス( 登録商標)4514、並びに、追加の溶剤、活性剤、殺菌剤、防黴剤、充填剤および
49.8重量パーセントまで添加が可能な増量材;ワックス;並びに、それらの
組み合わせのものと共に用いられる。
【0035】 この好ましい実施例においては、数量平均分子量が100,000〜300,
000の多糖類樹脂、最も好ましくは、100,000〜200,000の多糖
類樹脂が、スチレン−アクリル性重合体樹脂と共に用いられる。このプライマに
より、表面にわたって一層明るめに色づけされた顔料が相対的に均一に離散する
ことを許容し、同時に、実施例2又は実施例3において概述した材料で成形され
た装飾パネルの表面に固有の異なる多孔性の多様な領域内への吸収に格差がない
ように制限することで美観の利点を強化する。このことにより、違いの分かる顧
客のために、広い範囲の着色色彩が入手可能であるという結果をもたらすが、プ
ライマ処理がなされていない表面を使用するということからくる経済的および耐
久性の利点を減らす。
【0036】 従って、本発明は、相対する内部成形部材および外部成形部材で構成され、こ
れらの部材が一般に同じ材料から形成され、、中にドア採光窓枠を挿入する成形
されたドア外殻又はサイドライト外殻とほぼ同じ表面模様で特徴づけされたドア
採光窓枠又は装飾パネルに関し、これらの構成部品は熱硬化性の成形用樹脂、又
は、成形プロセス中、或いは、成形後の処理により熱硬化性になる成形用樹脂で
作られる。ドア採光窓枠又は装飾パネルは、好ましくは、ガラス繊維強化シート
成形用コンパウンドである熱硬化性成型用樹脂、又は、リグノセルロース繊維充
填のフェノールコンパウンドである熱硬化性成型用樹脂で作られる。
【0037】 外部の成形された部材は、好ましくは、天候への暴露を長くするのに適したも
のである。この目的のために、例えば、外部の成形されたドア採光窓枠は、1以
上の疎水剤を含み、或いは、疎水剤でコーティングされ、リグノセルロース性繊
維を充填したフェノールコンパウンドである熱硬化性成形用樹脂からなることが
できる。好ましくは、リグノセルロース性繊維を充填したフェノールコンパウン
ドは、主として、フェノール−ホルムアルデヒド・ノボラックであり、また疎水
剤は反応官能基グループを有するオルガノシロキサン樹脂及び/又はオルガノシ
ラン樹脂である。好ましい疎水剤は反応官能基グループを有するオルガノシロキ
サン樹脂又はシラン樹脂を含む。一次アミノ官能基シロキサンは、精製機中でリ
グノセルロース繊維と均一に混ぜることができ、或いは、シランは成形に先立っ
てリグノセルロース繊維の梨地表面に加えることができる。
【0038】 本発明は更に、相対する内部成形部材および外部成形部材を含むドア採光窓枠
又は装飾パネルに関し、これらの部材は、中にドア採光窓枠又は装飾パネルを挿
入することになっている成形されたドア外殻又はサイドライト外殻とほぼ同じ表
面模様で成形され、ドア採光窓枠又は装飾パネルは、着色色彩と、色彩の均一性
と、光沢とを、並びに、着色色彩、色彩の均一性、および光沢に密接に調和して
いる表面模様外観とを、並びに、中にドア採光窓枠又は装飾パネルを挿入するド
ア外殻又はサイドライト外殻の表面模様外観を示す。ドア採光窓枠又は装飾パネ
ルは、ドア採光窓枠又は装飾パネルに施された着色および表面保護膜が、特に主
成分として塩化メチレンのような強力な溶剤を使用する塗装剥離剤を用いたとき
、肉眼で見えるような損傷を与えることなしに、剥離が可能な材料で構成される
【0039】 本発明のドア採光窓枠、装飾パネル、又は埋め込み成形部材は、熱硬化性成形
用材料、又は、成形プロセス中、或いは、成形後の処理により熱硬化性となる成
形用材料をベースとした組成物で作られ、それらの組成物は、圧力が1,000
から15,000Kpaの下で、予め定められた1.25から19mmの厚さに
成形され、成形作業は温度121℃〜218℃で行われる。好ましい第1の実施
例においては、ドア採光窓枠、装飾パネル、又は埋め込み成形部材は、成形温度
150℃〜180℃において、2,500から5,100Kpaで成形されるシ
ート成形用コンパウンドで成形される。第2の好ましい実施例においては、ドア
採光窓枠、装飾パネル、又は埋め込み成形品部材は、木質繊維と混合されたノボ
ラック・フェノール−ホルムアルデヒドの1〜24重量%を含む組成物で成形さ
れ、成形温度が200℃〜218℃において、2,500から51,000Kp
aの範囲で成形される。このような成形用組成物はここでは「ノボラック/部分
的に蒸解された木質繊維組成物」と称する。
【0040】 更なる実施例において、ドア採光窓枠、装飾パネル、又は埋め込み成形部材は
、屋外側の暴露を長くするのに適したものであり、熱硬化性成形用材料、又は、
成形プロセス中、或いは、成形後の処理により熱硬化性となる成形用材料をベー
スとした組成物で作られ、これらの組成物は、それらの組成物を挿入するドア外
殻又はサイドライト外殻とほぼ同一の材料であり、これらの組成物は、コーティ
ングが含浸されていて、部材中への湿気と湿分蒸気の転移を制限し、部材は、温
度が121℃〜218℃において、圧力が1,000から15,000Kpaの
下で、予め定められた厚み1.25から19mmに成形される。最も好ましくは
、ドア採光窓枠、装飾パネル、又は埋め込み成形部材は、繊維精製プロセス中に
加えられた木質繊維と均一に混合され、梨地成形の前に繊維と混合され、或いは
、プレスを行う前に梨地上に含浸された1〜24重量%のノボラック・フェノー
ル−ホルムアルデヒドを含む組成物で成形される。この組成物は、組成物の部分
であった繊維と精製中に均一に混合され、組成物の梨地成形の前に繊維中に混合
され、プレスを行う前に組成物の梨地上に含浸され、或いは、組成物の梨地に付
けられ、又は、加圧成形作業の部分として組成物の梨地と接触する工具の表面に
対して付けられたアルキルアルコキシ−シロキサンで作られ、組成物の梨地の表
面層は、シランコンパウンドが含浸され、組成物は圧力が2,500から5,1
00Kpaで成形温度が200℃〜218℃で成形される。
【0041】 また更なる実施例においては、埋め込み成形品は、成形された部材を含み、こ
の部材は、中に前記埋め込み成形品が固定されることになる成形されたドア外殻
又はサイドライト外殻とほぼ同一の材料で成形され、ほぼ同一の表面模様の特徴
づけがなされ、これらの部材は熱硬化性成形用樹脂、又は、成形プロセス中、或
いは、成形後の処理により熱硬化性となる成形用樹脂、好ましくは、ガラス繊維
強化シート成形用コンパウンド、又は、リグノセルロース性繊維充填のフェノー
ルコンパウンドで作られる。他の実施例にあるように、これらの屋外側埋め込み
成形品は、天候にさらすのを長くするのに適しており、最も好ましくは、疎水剤
を有するリグノセルロース繊維充填フェノールコンパウンドを含む。疎水剤は、
好ましくは、反応官能基グループを有するオルガノシロキサン樹脂及び/又はオ
ルガノシラン樹脂を含む。最も好ましくは、埋め込み成形品が、上に埋め込み成
形品を置く、或いは、埋め込み成形品を挿入する成形されたドア外殻又はサイド
ライト外殻とほぼ同一の表面模様を伴って成形され、更に、着色色彩、色彩の均
一性、光沢、並びに、表面模様外観を示し、着色色彩、色彩の均一性、光沢は、
中に埋め込み成形品を置く、或いは、埋め込み成形品を挿入するドア外殻又はサ
イドライト外殻の表面模様の外観に極めて近似して調和している。これらの埋め
込み成形品は、好ましくは、たとえ、剥離剤が主成分に塩化メチレンを用いてい
るものだとしても、塗料剥離剤を用いて、目に見える損傷を与えることなしに剥
離が可能である。
【0042】 本発明はまた、ドア外殻自体とほぼ同一の色彩と色彩の深みとを有する上述の
着色されたドア採光窓枠又はその他の構成部品を提供するために、少なくとも1
つの圧縮成形された外殻と、少なくとも1つの別々に製造されたドア採光窓枠、
装飾パネルと、又は、本発明の埋め込み成形品とを含むドア組立体に関し、それ
は前からあるドア・パネルと同一の着色、或いは、ほぼ同一の着色に着色するこ
とができる。換言すれば、別々に製造された構成部品は、ドア外殻自体とほぼ同
一の方法での着色がなされる。
【0043】 ドア採光窓枠、埋め込み成形品、および装飾パネルは、米国特許第4,523
,408号および第4,839,989号に記述されているそれらの部材ように
、成形物品に予期される困難さの故に、本発明の熱硬化性樹脂組成物で、従来製
造されなかったと思われる。しかしながら、意外にも分かったことは、相対的に
複雑な成形品であっても、本発明のプロセスによって製造できることである。
【0044】 その上、意外にも分かってきたのは、ドア採光窓および埋め込み成形品および
パネルは、アタッチメントという物理的方法を必要とすることなしに製造するこ
とができる。これらの構成要素は、ドア採光窓枠の場合には、同時に密封剤とし
ての役割も果たすフイルム接着剤によってドアの上に取付けられる。装飾パネル
等の場合には、フイルム接着剤を用いることにより、従来技術によって開示され
たように、反対側から挿入され、合わせられる構成部品を受け入れるために、初
めに穴をドア中に形成することなしに、パネル類を取り付けることができる。こ
の構造により、一層強固で、一層耐候性のある組立体とすることを見込むことが
できる。
【0045】 変形実施例においては、1つのドア採光窓枠部材は単純に成形され、接着剤に
よって接着するように設計することができ、合わせる部材はねじ、変形可能なイ
ンサートなどによって、従来から取付け可能な設計である。そのような場合では
、ドア採光窓のガラスが破損した場合、従来の取付け部材を除去することによっ
て、早急に取替えることができる。
【0046】 例えば、10枚のパネルを備えた標準のドア平板には、熱的な撓みと捩れが測
定された。接着テープで取り付けられたパネルを有するドア平板は、ドアの上側
が大きく撓み、ドアの下側がドアの上側より少なく撓み、全面にわたってほぼ同
じ熱的撓みを示した。接着したパネルのドアの捩り強さは傑出していたが、しか
しながら、切り欠きとその切り欠きの中に従来の(ねじ)固定方法で取付けられ
たパネルを有する類似ドアのほぼ3倍の捩れ強さを示していた。
【0047】 多くの接着テープが適しており、多くの接着テープは商業的に入手可能である
。しかしながら、好ましいテープは、3M社によって製造されたVHB4930
である。一般にパネルに接合されるドア平板上の領域は、ワックス、成形品剥離
剤などを除去するために、過激な溶剤で洗浄することが必要である。適している
溶剤は、3Mから入手可能なテーププリマー94である。イソプロパノール、メ
チルエチルケトン、および類似の溶剤も適している。接着で接合された構成要素
は、耐候性において付着力が減る兆候を示さず、或いは、無機アルコール類、グ
ラス・プラス(登録商標) ウインドウ・クリーナ、ファスト・n・イージー(
登録商標) アモニア・クリーナ、アセトン、3Mブランドのセイフェスト・ス
トリッパー・ストリッピング・コンパウンド、又は、ツァール(登録商標) 塩
化メチレンをベースとした塗料およびワニス除去剤にさらしても、付着力が減る
兆候を示さなかった。
【0048】 請求項において、表面を意味するものとしての用語「外側」は、ドアなどの内
方である「内側」表面に対するものとして、ドア採光窓枠、埋め込み成形品、又
は装飾パネルを固定するドア外殻の表面、サイドライト表面などを意味する。用
語「屋外側」は、ビルディングの屋内側に面する「屋内側」に対するものとして
、家屋又はビルディングの構成要素に対してさらされる表面を意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドア採光窓組立体の構成部品としてのドア採光窓枠の前面正面図である。
【図2】 図1の線2−2における断面図である。
【図3】 埋め込み成形品の前面正面図である。
【図4】 埋め込み成形品を示す、図3の線4−4における断面図である。
【図5】 装飾パネルの前面正面図である。および
【図6】 装飾パネル組立体中の構成部品としての2つの装飾パネルを示す、図5の線6
−6における前面正面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テンプレトン ジー ダニエル アメリカ合衆国 インディアナ州 46845 フォート ウェイン アレン カウンテ ィー ウイローウィンド コート 12024 Fターム(参考) 2E016 AA02 BA07 BA08 CB02 CB04 DA06 DB03 DC01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化された非発泡性の熱硬化性圧縮成形品を含むことを特徴
    とする、着色可能で剥離可能な非一体のドア構成要素。
  2. 【請求項2】 前記硬化された熱硬化性圧縮成形品が、シート成形用コンパ
    ウンド、バルク成形用コンパウンド、厚肉成形用コンパウンド、およびノボラッ
    ク/部分的に蒸解された木質繊維組成物からなるグループから選択された熱硬化
    可能な組成物で製作されることを特徴とする請求項1に記載の非一体のドア構成
    要素。
  3. 【請求項3】 圧縮成形された外側表面を伴って製作され、前記外側表面に
    対して、1つ以上の着色可能で剥離可能な請求項1に記載の非一体のドア構成要
    素が取り付けられることを特徴とするドア又はサイドライト。
  4. 【請求項4】 圧縮成形された外側表面を伴って製作され、前記外側表面に
    対して、1つ以上の着色可能で剥離可能な請求項2に記載の非一体のドア構成要
    素が取り付けられることを特徴とするドア又はサイドライト。
  5. 【請求項5】 前記非一体のドア構成要素は、前記外側表面が受け入れた前
    記処理と比べて前記非一体のドア構成要素に異なった処理を行うことなしに、前
    記ドア又はサイドライトの前記外側表面と同じ程度にまで着色を受け入れるもの
    であることを特徴とする請求項3に記載のドア又はサイドライト。
  6. 【請求項6】 前記非一体のドア構成要素は、前記外側表面が受け入れた前
    記処理と比べて前記非一体のドア構成要素に異なった処理を行うことなしに、前
    記ドア又はサイドライトの前記外側表面と同じ程度にまで着色を受け入れること
    を特徴とする請求項4に記載のドア又はサイドライト。
  7. 【請求項7】 非一体のドア構成要素の一対となっている合せ面の少なくと
    も1つの側が、前記外側表面にテープ接着剤によって固定されることを特徴とす
    る請求項3に記載のドア又はサイドライト。
  8. 【請求項8】 非一体のドア構成要素の一対となっている合せ面の両側が、
    前記外側表面にテープ接着剤によって固定されることを特徴とする請求項4に記
    載のドア又はサイドライト。
  9. 【請求項9】 非一体のドア構成要素の一対となっている合せ面の両側が、
    前記外側表面にテープ接着剤によって固定されることを特徴とする請求項5に記
    載のドア又はサイドライト。
  10. 【請求項10】 非一体のドア構成要素の一対となっている合せ面の両側が
    、前記外側表面にテープ接着剤によって固定されることを特徴とする請求項6に
    記載のドア又はサイドライト。
  11. 【請求項11】 非一体のドア構成要素を固定するドア又はサイドライトを
    製作する方法であって、非一体のドア構成要素は、非一体のドア構成要素を固定
    するドア又はサイドライトの外側表面と同じ程度の着色を受け入れ、着色可能で
    、剥離可能である非発泡性熱硬化性の圧縮成形された構成要素を備え、 前記非一体のドア構成要素を固定することになる前記ドア又はサイドライトの
    前記外側表面を、1以上の有機溶剤の接着を促進する量で拭く段階と、 引き続いて、前記外側表面と前記非一体のドア構成要素との間に位置決めされ
    たテープ接着剤によって、前記非一体のドア構成要素を前記外側表面に接合する
    段階と、 を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 前記非一体のドア構成要素が2つの合せ面を有し、前記合
    せ面のうちの1つは前記ドア又はサイドライトの2つの相対する面の各々に固定
    され、前記2つある副構成要素のうちの1つだけが、前記テープ接着剤で接着接
    合され、前記2つある副構成要素のうちの第2番目は、非接着的手段で前記ドア
    又はサイドライトに固定されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
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