JP2001519494A - ハンマ - Google Patents
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- JP2001519494A JP2001519494A JP2000515096A JP2000515096A JP2001519494A JP 2001519494 A JP2001519494 A JP 2001519494A JP 2000515096 A JP2000515096 A JP 2000515096A JP 2000515096 A JP2000515096 A JP 2000515096A JP 2001519494 A JP2001519494 A JP 2001519494A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21B—EARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B4/00—Drives for drilling, used in the borehole
- E21B4/06—Down-hole impacting means, e.g. hammers
- E21B4/14—Fluid operated hammers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
ドリルストリングに装着されるのに適した一端のトップサブ(12)とピストン室を画定しドリルビット(14)を収容するのに適した他端のドリルビット支持体(13)とを有する円筒形ケーシング(11)と、該一端と該他端との間の往復運動のため該ピストン室内に収容されたピストン(27)とから成り、該ケーシングの内壁と摺動・密閉嵌合する中央部分が該ピストンに形成され、該中央部分が該トップサブ(12)に近接した一端に第1肩部(X)を備え、該ピストンは、該ピストン(27)が衝突位置に移動するとドリルビットに衝突する一端部(28)を有し、該一端部(28)が、該ピストンが衝突位置にある時にドリルビット支持体(13)および/またはピストン室の内面と密閉嵌合してピストン室と該一端部(28)とドリルビット支持体(13)との間に第1空間(A)を画定するように構成され、該トップサブに近接したケーシング(21)の内壁の長さの一部に該ケーシング(21)の長さの一部に沿って軸方向に離間した位置に2組の流体送りポート(24,25)が設けられ、該ピストン(27)が衝突位置にある時に該ピストンが該ケーシングの内壁および第1組の流体ポート(25)と協働して該ピストンが該ドリルビット支持体(13)から離間関係にある位置である上昇位置まで該ピストン(27)を移動させるように該ピストン(27)の外側ラジアル面および/またはピストン室のラジアル面が形成され、該ピストンがトップサブの付近にある時に該ピストンが該ピストンの外側ラジアル面および第2組のポート(24)と協働してピストンとトップサブの間の第2空間(B)に流体を流入させてピストンを衝突位置に移動させるように、ピストンの外側ラジアル面および/またはピストン室のラジアル面が形成され、ピストンが完全上昇位置に移動するにつれて第2空間(B)への流体の流入が少なくとも減少する、ダウンホールハンマ。
Description
【0001】 (技術分野) 本発明は、ダウンホールハンマに関するものである。
【0002】 (背景技術) ダウンホールハンマは通常、ハンマ動作を実施するためハンマの往復動作に圧縮
空気を利用する。長年、ハンマの性能を向上させるためにはハンマに送られる空
気の圧力を著しく増大させることが、このようなハンマの特徴であった。しかし
従来設計によるハンマでは増大した圧力に対応するような大きな設計上の変化は
見られないため、結果的に、ハンマ内で発生する応力の増大による圧力の増大に
は対処できないという結果が生じた。そのうえ従来のハンマは送られてきた加圧
流体内のエネルギーを完全には利用していなかった。
空気を利用する。長年、ハンマの性能を向上させるためにはハンマに送られる空
気の圧力を著しく増大させることが、このようなハンマの特徴であった。しかし
従来設計によるハンマでは増大した圧力に対応するような大きな設計上の変化は
見られないため、結果的に、ハンマ内で発生する応力の増大による圧力の増大に
は対処できないという結果が生じた。そのうえ従来のハンマは送られてきた加圧
流体内のエネルギーを完全には利用していなかった。
【0003】 本発明の先行技術の例には、米国特許第4,084,646号と米国特許第4
,790,390号と米国特許第4,819,746号とオーストラリア公告特
許第40793/96号がある。現在ハンマに使われている高い流体圧力に伴う
問題は、ハンマに加圧流体を導入して最小量の流体で最大の効果を達成する方法
に関するものである。ハンマに流体を送ってピストンが完全上昇位置となった時
に衝突位置までピストンを移動させることが、上述の各明細書に開示された従来
の方法である。その結果、ピストンが減速し、方向を変え、加速する時には、加
圧流体が新たに噴射される。これは加圧流体からの利用可能なエネルギーの効果
的な利用から成るものでなく、その結果、関連するポートが必要以上に長い時間
、開くことになる。そのうえ、加圧流体に同伴される潤滑剤は摺動嵌合している
ハンマの表面に直接送られることが重要だが、先行技術の少なくとも一部にはこ
れは見られない。さらに先行技術ハンマの多くは、ハンマの本体を通るポートを
設ける、および/またはピストンの中央ボアの両端にカウンタボアを設けること
により、ハンマの動作に必要な弁を形成する。この特徴は結果的にピストンの構
造的な弱さを生み、ピストンの質量を減少させてハンマのドリル加工能力を下げ
ることになる。
,790,390号と米国特許第4,819,746号とオーストラリア公告特
許第40793/96号がある。現在ハンマに使われている高い流体圧力に伴う
問題は、ハンマに加圧流体を導入して最小量の流体で最大の効果を達成する方法
に関するものである。ハンマに流体を送ってピストンが完全上昇位置となった時
に衝突位置までピストンを移動させることが、上述の各明細書に開示された従来
の方法である。その結果、ピストンが減速し、方向を変え、加速する時には、加
圧流体が新たに噴射される。これは加圧流体からの利用可能なエネルギーの効果
的な利用から成るものでなく、その結果、関連するポートが必要以上に長い時間
、開くことになる。そのうえ、加圧流体に同伴される潤滑剤は摺動嵌合している
ハンマの表面に直接送られることが重要だが、先行技術の少なくとも一部にはこ
れは見られない。さらに先行技術ハンマの多くは、ハンマの本体を通るポートを
設ける、および/またはピストンの中央ボアの両端にカウンタボアを設けること
により、ハンマの動作に必要な弁を形成する。この特徴は結果的にピストンの構
造的な弱さを生み、ピストンの質量を減少させてハンマのドリル加工能力を下げ
ることになる。
【0004】 本発明の目的は、従来ハンマの問題点の幾つかを少なくとも部分的に克服する
ダウンホールハンマを提供することである。
ダウンホールハンマを提供することである。
【0005】 (発明の開示) したがって本発明は、ドリルストリングへの取付けに適した一端のトップサブ
と、ピストン室を画定しドリルビットを収容するのに適した他端のドリルビット
支持体とを備えた円筒形のケーシングと、該一端と該他端の間の往復運動のため
ピストン室に収容されたピストンとから成るダウンホールハンマにあり、該ピス
トンには該ケーシングの内壁と摺動・密閉嵌合する中央部分が形成され、該中央
部分はトップサブに近接した端部に第1肩部を備え、ピストンは、ピストンが衝
突位置に移動した際にドリルビットと衝突する一端部を有し、該一端部は、ピス
トンが衝突位置にある時にドリルビット支持体および/またはピストン室の内面
と密閉嵌合してピストン室の内壁と該一端部と該ドリルビット支持体との間に第
1空間を画定するように構成され、トップサブの近くに位置するケーシングの内
壁の長さの一部は、ケーシングの長さの一部に沿って軸方向に離間した位置に2
組の流体送りポートを備え、ピストンの外側ラジアル面またはピストン室のラジ
アル面は、ピストンが衝突位置にある時にケーシングの内壁および第1組の流体
ポートと協働して、流体を第1空間に流入させてドリルビット支持体からピスト
ンが離間した位置にある上昇位置までピストンを移動させるように形成され、ピ
ストンの外側ラジアル面またはピストン室のラジアル面は、ピストンがトップサ
ブの付近にある時にケーシングの内壁および第2組のポートとピストンを協働さ
せてピストンとトップサブの間の第2空間に流体を流入させてピストンを衝突位
置に移動させられるように形成され、ピストンが完全上昇位置に移動するにつれ
て第2空間への流体の流入が少なくとも減少する。
と、ピストン室を画定しドリルビットを収容するのに適した他端のドリルビット
支持体とを備えた円筒形のケーシングと、該一端と該他端の間の往復運動のため
ピストン室に収容されたピストンとから成るダウンホールハンマにあり、該ピス
トンには該ケーシングの内壁と摺動・密閉嵌合する中央部分が形成され、該中央
部分はトップサブに近接した端部に第1肩部を備え、ピストンは、ピストンが衝
突位置に移動した際にドリルビットと衝突する一端部を有し、該一端部は、ピス
トンが衝突位置にある時にドリルビット支持体および/またはピストン室の内面
と密閉嵌合してピストン室の内壁と該一端部と該ドリルビット支持体との間に第
1空間を画定するように構成され、トップサブの近くに位置するケーシングの内
壁の長さの一部は、ケーシングの長さの一部に沿って軸方向に離間した位置に2
組の流体送りポートを備え、ピストンの外側ラジアル面またはピストン室のラジ
アル面は、ピストンが衝突位置にある時にケーシングの内壁および第1組の流体
ポートと協働して、流体を第1空間に流入させてドリルビット支持体からピスト
ンが離間した位置にある上昇位置までピストンを移動させるように形成され、ピ
ストンの外側ラジアル面またはピストン室のラジアル面は、ピストンがトップサ
ブの付近にある時にケーシングの内壁および第2組のポートとピストンを協働さ
せてピストンとトップサブの間の第2空間に流体を流入させてピストンを衝突位
置に移動させられるように形成され、ピストンが完全上昇位置に移動するにつれ
て第2空間への流体の流入が少なくとも減少する。
【0006】 本発明の好適な特徴によれば、ドリルビット支持体はさらに、ドリルビット支
持体からピストン室に延在する、ケーシングに支持された環状ブシュから部分的
に成り、ピストンの一端部は直径の小さな第2肩部を中央部分の近接端部に備え
、第2肩部の面積は第1肩部の面積より大きく、一端部は、ピストンが衝突位置
にある時に環状ブシュと密閉嵌合して第1空間を画定する。
持体からピストン室に延在する、ケーシングに支持された環状ブシュから部分的
に成り、ピストンの一端部は直径の小さな第2肩部を中央部分の近接端部に備え
、第2肩部の面積は第1肩部の面積より大きく、一端部は、ピストンが衝突位置
にある時に環状ブシュと密閉嵌合して第1空間を画定する。
【0007】 本発明の好適な特徴によれば、ケーシングの内壁の長さの一部は、ドリルビッ
ト支持体の方向にトップサブから延在する内側スリーブにより画定され、トップ
サブから送られた流体と連通するプレナム空間がスリーブとケーシングの間に設
けられ、スリーブには前記流体ポートの組が設けられる。従来の特徴の好適な特
徴によれば、内側スリーブは、ピストン室の内面のうち小さな直径を持つ一部と
なる。
ト支持体の方向にトップサブから延在する内側スリーブにより画定され、トップ
サブから送られた流体と連通するプレナム空間がスリーブとケーシングの間に設
けられ、スリーブには前記流体ポートの組が設けられる。従来の特徴の好適な特
徴によれば、内側スリーブは、ピストン室の内面のうち小さな直径を持つ一部と
なる。
【0008】 本発明の好適な特徴によれば、ピストンの他端部は直径が小さく、内側スリー
ブと摺動・密閉嵌合する少なくとも2個の環状リブが他端部に沿って軸方向に離
間した位置に形成されており、ピストン室のラジアル面とピストンのラジアル面
と最内リブと第1肩部との間に第3空間が画定される。本発明の好適な特徴によ
れば、ピストンが衝突位置またはその付近にある時、第3空間は第1空間に開放
される。本発明のこの特徴の好適な形態によれば、ピストンの表面とピストン室
との協働形成物により、第3空間と第1空間の間に連通が成立する。一実施例に
よれば、最内リブは第1組のポートと協働して第3空間への流体の送りを制御し
、ピストンが上昇位置に接近すると第3空間への流体の流れは閉じる。別の実施
例によれば、第1組のポートは第3空間と常に連通する。前の好適な形態の好適
な特徴によれば、ピストン表面とピストン室の協働形成物は、中央部分の表面に
形成され、第1肩部から中央部分の中間位置まで延在する複数のフルート状のリ
セスと、ケーシングの内面に形成された1個以上のリセスとから成る。前の好適
な特徴の一実施例によれば、フルート状リセスは、概ね同じ程度かつ概ね同じ方
向にピストンの長手方向軸に対して角オフセットしている。
ブと摺動・密閉嵌合する少なくとも2個の環状リブが他端部に沿って軸方向に離
間した位置に形成されており、ピストン室のラジアル面とピストンのラジアル面
と最内リブと第1肩部との間に第3空間が画定される。本発明の好適な特徴によ
れば、ピストンが衝突位置またはその付近にある時、第3空間は第1空間に開放
される。本発明のこの特徴の好適な形態によれば、ピストンの表面とピストン室
との協働形成物により、第3空間と第1空間の間に連通が成立する。一実施例に
よれば、最内リブは第1組のポートと協働して第3空間への流体の送りを制御し
、ピストンが上昇位置に接近すると第3空間への流体の流れは閉じる。別の実施
例によれば、第1組のポートは第3空間と常に連通する。前の好適な形態の好適
な特徴によれば、ピストン表面とピストン室の協働形成物は、中央部分の表面に
形成され、第1肩部から中央部分の中間位置まで延在する複数のフルート状のリ
セスと、ケーシングの内面に形成された1個以上のリセスとから成る。前の好適
な特徴の一実施例によれば、フルート状リセスは、概ね同じ程度かつ概ね同じ方
向にピストンの長手方向軸に対して角オフセットしている。
【0009】 本発明の好適な特徴によれば、最外リブは第2組のポートと協働して第2空間
への流体の送りを制御し、ピストンが衝突位置から上昇位置に移動する間、最外
リブはピストン室内面の形成物と協働して第2組のポートから第2空間へ流体を
流入させ、ピストンが完全上昇位置に接近するにつれて環状リブの一つは第2組
のポートと嵌合して第2空間への流体の流れを少なくとも制限する。好適な実施
例によれば、他端部には環状リブが2個設けられ、環状リブの一つは最内組のリ
ブから成る。別の実施例によれば、他端部には環状リブが3個設けられ、中間リ
ブは環状リブの一つから成る。前の実施例の好適な特徴によれば、環状リブの一
つは、ドリルビットが衝突位置から軸方向外側に移動する際に、第3空間との連
通から第1組のポートを閉じる。
への流体の送りを制御し、ピストンが衝突位置から上昇位置に移動する間、最外
リブはピストン室内面の形成物と協働して第2組のポートから第2空間へ流体を
流入させ、ピストンが完全上昇位置に接近するにつれて環状リブの一つは第2組
のポートと嵌合して第2空間への流体の流れを少なくとも制限する。好適な実施
例によれば、他端部には環状リブが2個設けられ、環状リブの一つは最内組のリ
ブから成る。別の実施例によれば、他端部には環状リブが3個設けられ、中間リ
ブは環状リブの一つから成る。前の実施例の好適な特徴によれば、環状リブの一
つは、ドリルビットが衝突位置から軸方向外側に移動する際に、第3空間との連
通から第1組のポートを閉じる。
【0010】 別の好適な特徴によれば、衝突位置から上昇位置までピストンが移動する間に
トップサブからピストン室に延在する中央筒状要素と協働して該要素と摺動・密
閉嵌合する中央筒状要素と協働する中央ボアが、ピストンに形成される。中央ボ
アが中央筒状要素との嵌合状態から外れると、中央ボアにより流体は第2空間か
ら排出される。一実施例によれば、ハンマは逆循環ハンマで、中央筒状要素はド
リルビットに延出する軸方向延長部を備え、該筒状延長部は中央ボアと密閉嵌合
しない。別の実施例によれば、ピストンのボアに流入した制限された流体の流れ
をドリルビット支持体により支持されたドリルビットから排出させる出口が、中
央筒状要素の外端に設けられており、ドリルビットは、ピストンが衝突位置にあ
る時と、衝突位置から上昇位置へのピストン動作の一部において、ボアと密閉・
摺動嵌合するフート弁を支持する。
トップサブからピストン室に延在する中央筒状要素と協働して該要素と摺動・密
閉嵌合する中央筒状要素と協働する中央ボアが、ピストンに形成される。中央ボ
アが中央筒状要素との嵌合状態から外れると、中央ボアにより流体は第2空間か
ら排出される。一実施例によれば、ハンマは逆循環ハンマで、中央筒状要素はド
リルビットに延出する軸方向延長部を備え、該筒状延長部は中央ボアと密閉嵌合
しない。別の実施例によれば、ピストンのボアに流入した制限された流体の流れ
をドリルビット支持体により支持されたドリルビットから排出させる出口が、中
央筒状要素の外端に設けられており、ドリルビットは、ピストンが衝突位置にあ
る時と、衝突位置から上昇位置へのピストン動作の一部において、ボアと密閉・
摺動嵌合するフート弁を支持する。
【0011】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明は、三つの特定実施例に関する以下の説明から、より一層理解できるだ
ろう。
ろう。
【0012】 各実施例は、毎分2,000から25,00サイクル程度の動作サイクル速度
、50から65ミリ程度の行程で、高い入口側圧力により効率的な動作を行なう
ハンマに関する。
、50から65ミリ程度の行程で、高い入口側圧力により効率的な動作を行なう
ハンマに関する。
【0013】 図1,2,3,4,5,9,11に図示された第一実施例は、一端でトップサ
ブ12を他端でドリルビット支持体13を支持する円筒形のケーシング11から
成り、トップサブ12とドリルビット支持体13の間におけるケーシング内の空
間により、ピストン室が設けられる。ドリルビット支持体は、ドリルビット支持
体13内の二つの端部位置の間で制限摺動動作が可能なドリルビット14を摺動
自在に支持する。ドリルビット14は、ドリルビット支持体に支持されるととも
にドリルビット14のアンビル17に設けられた環状リブ16と嵌合するビット
保持リング15により、ドリルビット支持体13内に保持されている。ドリルビ
ット支持体はさらに、ビット保持リング15からケーシングへと延在する軸受ブ
シュ10から成る。
ブ12を他端でドリルビット支持体13を支持する円筒形のケーシング11から
成り、トップサブ12とドリルビット支持体13の間におけるケーシング内の空
間により、ピストン室が設けられる。ドリルビット支持体は、ドリルビット支持
体13内の二つの端部位置の間で制限摺動動作が可能なドリルビット14を摺動
自在に支持する。ドリルビット14は、ドリルビット支持体に支持されるととも
にドリルビット14のアンビル17に設けられた環状リブ16と嵌合するビット
保持リング15により、ドリルビット支持体13内に保持されている。ドリルビ
ット支持体はさらに、ビット保持リング15からケーシングへと延在する軸受ブ
シュ10から成る。
【0014】 第一実施例のハンマは逆循環ハンマから成り、トップサブ12とドリルビット
支持体13との間に延在する中央管18を備えている。中央管の最外端は、ドリ
ルビット支持体に収容されたドリルビットの内側ボアの内壁19により摺動自在
かつ密閉状態で収容されている。
支持体13との間に延在する中央管18を備えている。中央管の最外端は、ドリ
ルビット支持体に収容されたドリルビットの内側ボアの内壁19により摺動自在
かつ密閉状態で収容されている。
【0015】 トップサブ12は、ハンマへの空気の流れを制御するとともに、ケーシングの
長さの一部にわたってトップサブから内向きに延在してケーシング11の内壁と
スリーブ21との間に環状空間22を画定するスリーブ21を支持する、チェッ
ク弁アセンブリ20を備えている。図9Aに見られるように、トップサブに収容
されたスリーブ21の端部には、チェック弁20の部分に一組の孔23が形成さ
れているため、スリーブ21とケーシング11の間の空間22に空気が流入する
。ピストン室に収容されたスリーブ21の一部には、2組のポート24,25が
設けられ、ポートの組24,25はスリーブ21に沿って軸方向に離間している
。
長さの一部にわたってトップサブから内向きに延在してケーシング11の内壁と
スリーブ21との間に環状空間22を画定するスリーブ21を支持する、チェッ
ク弁アセンブリ20を備えている。図9Aに見られるように、トップサブに収容
されたスリーブ21の端部には、チェック弁20の部分に一組の孔23が形成さ
れているため、スリーブ21とケーシング11の間の空間22に空気が流入する
。ピストン室に収容されたスリーブ21の一部には、2組のポート24,25が
設けられ、ポートの組24,25はスリーブ21に沿って軸方向に離間している
。
【0016】 ケーシング11の内部により画定されるピストン室は、ドリルビット14がド
リルビット支持体13内の最内位置にある時に一端がドリルビット14のアンビ
ル17と当接する図1のような衝突位置と、他端がトップサブ12に近接する図
2のような上昇位置との間で移動可能となるように、ケーシング11内に摺動自
在に収容されたピストン26を支持する。スリーブ21の最外端とドリルビット
支持体13との間における移動のためピストン26がケーシングの内壁により摺
動自在かつ密閉状態で収容されるように、ケーシング11の内径に概ね対応する
径を持つ概ね中央の部分27が、ピストン26に設けられている。したがって中
央部分は、トップサブに近い端部に第1肩部Xとドリルビット支持体に近い端部
に肩部Yとを備え、第2肩部の面積は第1肩部の面積よりも大きい。さらにピス
トンの中央部分27は、第1肩部Xから中央部分27の長さの一部にわたって延
在する1組のフルート状リセス33を備えている。図11のように、フルート状
リセスは、各リセスが同じ方向に同じ角度でオフセットするように、ピストンの
中央長手方向軸に対して角オフセットしている。ケーシング内でピストンが往復
運動を行なうと、軸受ブシュ10の内端近くだが該内端から軸方向に離間した位
置においてケーシング11の内面に形成された環状凹部34とリセスが、循環式
に協働する。ピストン室の内部でピストンが往復摺動動作を行なうと、ピストン
が衝突位置に接近するにつれて、リセス33と凹部34とが循環式に相互に連通
する。
リルビット支持体13内の最内位置にある時に一端がドリルビット14のアンビ
ル17と当接する図1のような衝突位置と、他端がトップサブ12に近接する図
2のような上昇位置との間で移動可能となるように、ケーシング11内に摺動自
在に収容されたピストン26を支持する。スリーブ21の最外端とドリルビット
支持体13との間における移動のためピストン26がケーシングの内壁により摺
動自在かつ密閉状態で収容されるように、ケーシング11の内径に概ね対応する
径を持つ概ね中央の部分27が、ピストン26に設けられている。したがって中
央部分は、トップサブに近い端部に第1肩部Xとドリルビット支持体に近い端部
に肩部Yとを備え、第2肩部の面積は第1肩部の面積よりも大きい。さらにピス
トンの中央部分27は、第1肩部Xから中央部分27の長さの一部にわたって延
在する1組のフルート状リセス33を備えている。図11のように、フルート状
リセスは、各リセスが同じ方向に同じ角度でオフセットするように、ピストンの
中央長手方向軸に対して角オフセットしている。ケーシング内でピストンが往復
運動を行なうと、軸受ブシュ10の内端近くだが該内端から軸方向に離間した位
置においてケーシング11の内面に形成された環状凹部34とリセスが、循環式
に協働する。ピストン室の内部でピストンが往復摺動動作を行なうと、ピストン
が衝突位置に接近するにつれて、リセス33と凹部34とが循環式に相互に連通
する。
【0017】 中央部分27とピストンの一端との間でピストンの一端部28の直径が小さく
なっているのは、軸受ブシュ10内に密閉状態で収容するためである。さらにピ
ストンの一端部28には、軸受ブシュ10の内面と密閉状態で嵌合するような直
径を持つ、軸方向に離間した一対の環状リブ35,36が設けられている。
なっているのは、軸受ブシュ10内に密閉状態で収容するためである。さらにピ
ストンの一端部28には、軸受ブシュ10の内面と密閉状態で嵌合するような直
径を持つ、軸方向に離間した一対の環状リブ35,36が設けられている。
【0018】 中央部分27とピストンの他端との間でピストンの他端部29の直径が小さく
なっているのは、スリーブ21内に密閉状態で収容するためである。他端部の密
閉部分は、スリーブ21の内壁と摺動自在かつ密閉状態で嵌合するような外径を
各々が持つ3個の環状リブ30,31,32から成る組により画定される。リブ
30,31,32は、ピストン26の端部29の長さに沿って軸方向に離間して
いる。
なっているのは、スリーブ21内に密閉状態で収容するためである。他端部の密
閉部分は、スリーブ21の内壁と摺動自在かつ密閉状態で嵌合するような外径を
各々が持つ3個の環状リブ30,31,32から成る組により画定される。リブ
30,31,32は、ピストン26の端部29の長さに沿って軸方向に離間して
いる。
【0019】 さらに、トップサブに近接する部分においてスリーブの内面には、図1と9B
に見られるように、一組のフルート状リセス37が形成されている。
に見られるように、一組のフルート状リセス37が形成されている。
【0020】 トップサブに近接した中央管18の部分には、ピストン27がトップサブに近
接した上昇位置にある時と、上昇位置に近づいたり離れたりする時にピストン2
7の内側ボアと密閉嵌合するように、直径を増大させた拡大密閉部分38が管の
残りの部分に形成されている。
接した上昇位置にある時と、上昇位置に近づいたり離れたりする時にピストン2
7の内側ボアと密閉嵌合するように、直径を増大させた拡大密閉部分38が管の
残りの部分に形成されている。
【0021】 ピストンの構成と、ケーシング11とスリーブ21とドリルビット支持体13
と中央管18との相互作用との結果、ピストンとハンマの残りの部品と間には三
つの空間が形成されるが、これら空間は、ピストンの両端でこれら空間に循環式
に送られた加圧流体にピストンの往復運動および/またはハンマからの流体の排
出を実施させることにより、ピストンの往復運動に役立つ。これら空間は、ピス
トンの一端部28とケーシング11の両壁と第2肩部Yと軸受ブシュ10との間
に形成された第1空間Aと、ピストンの他端とトップサブとの間に形成された第
2空間Bと、ピストンの他端部29のラジアル面とケーシングの内壁とスリーブ
21との間に形成された第3空間Cとから成る。
と中央管18との相互作用との結果、ピストンとハンマの残りの部品と間には三
つの空間が形成されるが、これら空間は、ピストンの両端でこれら空間に循環式
に送られた加圧流体にピストンの往復運動および/またはハンマからの流体の排
出を実施させることにより、ピストンの往復運動に役立つ。これら空間は、ピス
トンの一端部28とケーシング11の両壁と第2肩部Yと軸受ブシュ10との間
に形成された第1空間Aと、ピストンの他端とトップサブとの間に形成された第
2空間Bと、ピストンの他端部29のラジアル面とケーシングの内壁とスリーブ
21との間に形成された第3空間Cとから成る。
【0022】 使用時には、ハンマが図1のような衝突位置にある時、一端部28に設けられ
た最外リブは軸受ブシュ10と密閉嵌合して、ピストンの一端とアンビル17と
の間の空間から第1空間Aを隔離する。ピストンがこの位置にある時、ピストン
のリセス33はケーシングの壁の凹部34と連通し、その結果、リセス33とケ
ーシング内壁の凹部34とを介して第1空間Aが第4空間Dと連通する。さらに
、ピストンの他端部29の最外リブ32と中間リブ31はそれぞれ、スリーブ2
1の内面と密閉嵌合するのに対して、最内リブ30はスリーブ21の外側に離間
する。この結果、第1流体ポート24は最外リブ32により密閉閉鎖されるが、
第2組のポートは第4空間Dと開放連通する。結果的に、加圧流体が第3空間C
に流入し、リセス33と凹部34とを介した第1空間Aと第3空間Cとの連通の
結果、加圧流体は第1空間Aにも流入し、この流体圧力が第2肩部に強くかかる
ために第1肩部Xと第2肩部Yに加えられる力に差が生じ、その結果、図1の衝
突位置から図2の上昇位置へとピストンが駆動され、その間に図3の中間位置を
通過する。さらにピストンが衝突位置にある時と衝突位置に近づく時または衝突
位置から離れる時に、中央管18とピストンの内側ボアとの間に設けられた環状
空間を介して、第2空間Bがドリルビット支持体の排出部と連通する。したがっ
てピストンが図2の上昇位置へと移動すると、第2空間B内の何らかの加圧流体
はピストンのボアを介して第3空間Cに移動し、ここからドリルビット支持体1
3のボア孔へ排出される。
た最外リブは軸受ブシュ10と密閉嵌合して、ピストンの一端とアンビル17と
の間の空間から第1空間Aを隔離する。ピストンがこの位置にある時、ピストン
のリセス33はケーシングの壁の凹部34と連通し、その結果、リセス33とケ
ーシング内壁の凹部34とを介して第1空間Aが第4空間Dと連通する。さらに
、ピストンの他端部29の最外リブ32と中間リブ31はそれぞれ、スリーブ2
1の内面と密閉嵌合するのに対して、最内リブ30はスリーブ21の外側に離間
する。この結果、第1流体ポート24は最外リブ32により密閉閉鎖されるが、
第2組のポートは第4空間Dと開放連通する。結果的に、加圧流体が第3空間C
に流入し、リセス33と凹部34とを介した第1空間Aと第3空間Cとの連通の
結果、加圧流体は第1空間Aにも流入し、この流体圧力が第2肩部に強くかかる
ために第1肩部Xと第2肩部Yに加えられる力に差が生じ、その結果、図1の衝
突位置から図2の上昇位置へとピストンが駆動され、その間に図3の中間位置を
通過する。さらにピストンが衝突位置にある時と衝突位置に近づく時または衝突
位置から離れる時に、中央管18とピストンの内側ボアとの間に設けられた環状
空間を介して、第2空間Bがドリルビット支持体の排出部と連通する。したがっ
てピストンが図2の上昇位置へと移動すると、第2空間B内の何らかの加圧流体
はピストンのボアを介して第3空間Cに移動し、ここからドリルビット支持体1
3のボア孔へ排出される。
【0023】 ピストンが中間位置(図3参照)にある時、ピストンの中央部分に設けられた
リセス33はケーシングの凹部34から外れて、第1空間Aにさらに流体が流入
することを防止し、ピストンの他端部29の最内リブ30はスリーブ21と密閉
嵌合して、この時第3空間Cにさらに流体が流入しないように第2組の流体ポー
ト25を第3空間Cから隔離する。さらに、図3のように、他端部29の最外リ
ブ32は第2組のポート24から外れる。
リセス33はケーシングの凹部34から外れて、第1空間Aにさらに流体が流入
することを防止し、ピストンの他端部29の最内リブ30はスリーブ21と密閉
嵌合して、この時第3空間Cにさらに流体が流入しないように第2組の流体ポー
ト25を第3空間Cから隔離する。さらに、図3のように、他端部29の最外リ
ブ32は第2組のポート24から外れる。
【0024】 ピストンが上昇位置にさらに移動すると、第1空間Aがドリルビット支持体の
排出部を介してハンマの外部と連通するように、ピストンの他端部28の最外リ
ブ36がドリルビット支持体から外れる。この位置ではさらに、ピストンのボア
が中央管18の密閉部38と密閉嵌合し、第2空間Bを密閉隔離するとともに、
他端部の最外リブ32は内側フルート37を有するスリーブの一部に収容される
。その結果、スリーブの内面に形成されたフルート状リセス37を介して第1組
の流体ポート24が第2空間Bと開放連通して、加圧流体が第2空間Bに流入す
る。この流体は、ピストンの中央部分の第1肩部Xに加えられる圧力により上昇
位置に近づく際にピストンを減速させる役割を持つピストンの他の面に圧力を加
えるのに役立つ。しかし、ピストンが完全上昇位置に近づく前に、中間リブが第
1組のポートと嵌合して最終的に第1組の孔を閉じる。このように第2空間への
流体の送りを制限することにより、ピストンの運動量を利用してピストンを完全
上昇位置に移動させられる。完全上昇位置で第2空間と第3空間とにエントラッ
プされた圧縮流体により加えられる流体圧力はピストンに力を加え、図3に図示
された中間位置を通過してピストンを衝突位置まで移動させる。ピストンが完全
上昇位置から移動すると、ピストンの移動につれて第2空間Bと第3空間Cに新
たな流体が噴射され、第2空間Bと第3空間Cにそれぞれ収容されたエントラッ
プ圧縮流体によりピストンに最初に供給されたエネルギーを補給する役割を持つ
第1および第2組のポートが開く。
排出部を介してハンマの外部と連通するように、ピストンの他端部28の最外リ
ブ36がドリルビット支持体から外れる。この位置ではさらに、ピストンのボア
が中央管18の密閉部38と密閉嵌合し、第2空間Bを密閉隔離するとともに、
他端部の最外リブ32は内側フルート37を有するスリーブの一部に収容される
。その結果、スリーブの内面に形成されたフルート状リセス37を介して第1組
の流体ポート24が第2空間Bと開放連通して、加圧流体が第2空間Bに流入す
る。この流体は、ピストンの中央部分の第1肩部Xに加えられる圧力により上昇
位置に近づく際にピストンを減速させる役割を持つピストンの他の面に圧力を加
えるのに役立つ。しかし、ピストンが完全上昇位置に近づく前に、中間リブが第
1組のポートと嵌合して最終的に第1組の孔を閉じる。このように第2空間への
流体の送りを制限することにより、ピストンの運動量を利用してピストンを完全
上昇位置に移動させられる。完全上昇位置で第2空間と第3空間とにエントラッ
プされた圧縮流体により加えられる流体圧力はピストンに力を加え、図3に図示
された中間位置を通過してピストンを衝突位置まで移動させる。ピストンが完全
上昇位置から移動すると、ピストンの移動につれて第2空間Bと第3空間Cに新
たな流体が噴射され、第2空間Bと第3空間Cにそれぞれ収容されたエントラッ
プ圧縮流体によりピストンに最初に供給されたエネルギーを補給する役割を持つ
第1および第2組のポートが開く。
【0025】 第一実施例のようにハンマを構成した結果、流体圧力はピストンに順に加えら
れてピストンを衝突位置に移動させ、流体圧力は常に加えられるのでなく間欠的
に適当な時に供給される。特に、空気が第3空間Cに間欠的に供給されることに
より、ピストンが衝突位置にある時、ピストンが上昇位置へと上昇行程を行なえ
るように第3空間Cから第1空間に流体が流入する。続いてピストンが上昇位置
に近づくと、ピストンの減速が望ましい時には上昇行程の上限で第3空間Cと第
2空間Bとに流体が流入する。しかし第2空間への流体の送りは上昇位置へのピ
ストン移動の上限で少なくとも制限され、ピストンの行程は最大化される。
れてピストンを衝突位置に移動させ、流体圧力は常に加えられるのでなく間欠的
に適当な時に供給される。特に、空気が第3空間Cに間欠的に供給されることに
より、ピストンが衝突位置にある時、ピストンが上昇位置へと上昇行程を行なえ
るように第3空間Cから第1空間に流体が流入する。続いてピストンが上昇位置
に近づくと、ピストンの減速が望ましい時には上昇行程の上限で第3空間Cと第
2空間Bとに流体が流入する。しかし第2空間への流体の送りは上昇位置へのピ
ストン移動の上限で少なくとも制限され、ピストンの行程は最大化される。
【0026】 ピストンが衝突位置にある時に、第3空間Cを介して第1空間Aに空気を送る
第2組の流体ポート25にピストンの他端部29の中間リブ31が近接すること
は、本実施例のさらなる特徴である。ハンマが軟弱な地盤で使用されるという場
合には、ドリルビットがドリルビット支持体に対して外向きにずれてその結果ド
リル加工の効率が下がり加圧流体が無駄になる状況が生じるのは珍しいことでは
ない。本実施例は、ドリルビット14がドリルビット支持体13に対して外向き
にずれた場合に他端部29に設けられた中間リブ31が第2組の流体ポートと嵌
合して第4空間Dと第1空間Aへの空気の流入を制限、もしくは遮断してハンマ
を停止させるという点で、この慣例を回避できる。
第2組の流体ポート25にピストンの他端部29の中間リブ31が近接すること
は、本実施例のさらなる特徴である。ハンマが軟弱な地盤で使用されるという場
合には、ドリルビットがドリルビット支持体に対して外向きにずれてその結果ド
リル加工の効率が下がり加圧流体が無駄になる状況が生じるのは珍しいことでは
ない。本実施例は、ドリルビット14がドリルビット支持体13に対して外向き
にずれた場合に他端部29に設けられた中間リブ31が第2組の流体ポートと嵌
合して第4空間Dと第1空間Aへの空気の流入を制限、もしくは遮断してハンマ
を停止させるという点で、この慣例を回避できる。
【0027】 ハンマを停止させる必要がある時は、アンビル17に設けられた環状リブ16
がドリルビット保持リング15によって支持されるようにドリルビットがドリル
ビット支持体13内で外向きに移動して(つまり排出位置)、ボア孔の底からハ
ンマを持ち上げる。その結果、次のピストン下降行程では、ピストンの他端部2
8に形成された最内部31がドリルビット支持体と密閉嵌合して、第1空間Aを
第3空間Cから隔絶するとともに第1組の流体ポート24を第2空間Bと自由に
連通し、ピストンの他端に最初に加えられた加圧流体がピストンのボアからドリ
ルビット支持体の排出部に流出するように、ドリルストリングとさらに嵌合する
。
がドリルビット保持リング15によって支持されるようにドリルビットがドリル
ビット支持体13内で外向きに移動して(つまり排出位置)、ボア孔の底からハ
ンマを持ち上げる。その結果、次のピストン下降行程では、ピストンの他端部2
8に形成された最内部31がドリルビット支持体と密閉嵌合して、第1空間Aを
第3空間Cから隔絶するとともに第1組の流体ポート24を第2空間Bと自由に
連通し、ピストンの他端に最初に加えられた加圧流体がピストンのボアからドリ
ルビット支持体の排出部に流出するように、ドリルストリングとさらに嵌合する
。
【0028】 図5,6,7,8に図示された第二実施例は第一実施例と対応する形態を持つ
ため、同じ参照番号が使用され、ピストンの他端部29に設けられたリブの数を
除いて、第一実施例の説明は第二実施例にも等しく適用される。第二実施例の場
合、ピストンの他端部は第一実施例の最外リブ32と最内リブ31にそれぞれ対
応する2組のリブのみを備えている。その結果、第2組の流体ポートはハンマの
往復運動時に第3空間Cとの連通から隔離される。さらにピストンが図6の完全
上昇位置に近づくと、ピストンの他端部の最内リブ31は第1組のポートを閉鎖
して第2空間Bへの加圧流体の送りを制限する。第二実施例はより低い流体圧力
で利用できることが予想できるだろう。
ため、同じ参照番号が使用され、ピストンの他端部29に設けられたリブの数を
除いて、第一実施例の説明は第二実施例にも等しく適用される。第二実施例の場
合、ピストンの他端部は第一実施例の最外リブ32と最内リブ31にそれぞれ対
応する2組のリブのみを備えている。その結果、第2組の流体ポートはハンマの
往復運動時に第3空間Cとの連通から隔離される。さらにピストンが図6の完全
上昇位置に近づくと、ピストンの他端部の最内リブ31は第1組のポートを閉鎖
して第2空間Bへの加圧流体の送りを制限する。第二実施例はより低い流体圧力
で利用できることが予想できるだろう。
【0029】 図10,10A,10B,10C,10Dに図示された第三実施例は、ハンマ
が従来型ハンマであることを除いて第一実施例と対応する形態を持つため、同じ
参照番号が使用され、第一実施例の説明は第三実施例にも等しく適用される。第
三実施例に関する相違点は、ピストン室内に端部を持つ中央管18に関するもの
である。中央管18は閉鎖されているか、または地盤の条件から必要ならば、ド
リルビット支持体を介してボア孔に排出される調節量の流体をピストンのボアへ
送るチョーク40を収容することができ、これによりハンマ動作の結果チョーク
とピストン室とから排出された流体が、ドリルビット14により発生した切削物
をドリルストリングとボア孔の間の表面に運ぶ。
が従来型ハンマであることを除いて第一実施例と対応する形態を持つため、同じ
参照番号が使用され、第一実施例の説明は第三実施例にも等しく適用される。第
三実施例に関する相違点は、ピストン室内に端部を持つ中央管18に関するもの
である。中央管18は閉鎖されているか、または地盤の条件から必要ならば、ド
リルビット支持体を介してボア孔に排出される調節量の流体をピストンのボアへ
送るチョーク40を収容することができ、これによりハンマ動作の結果チョーク
とピストン室とから排出された流体が、ドリルビット14により発生した切削物
をドリルストリングとボア孔の間の表面に運ぶ。
【0030】 各実施例の変形によれば、スリーブ21の内端とケーシングの内壁との接合部
には、第3空間Cに常に加圧流体を送る一以上の孔が設けられている。所望なら
ば、第3空間Cへの流体を制限するため孔を制限してもよい。さらに所望ならば
、第1組のポート25の代わりに孔を設けてもよい。
には、第3空間Cに常に加圧流体を送る一以上の孔が設けられている。所望なら
ば、第3空間Cへの流体を制限するため孔を制限してもよい。さらに所望ならば
、第1組のポート25の代わりに孔を設けてもよい。
【0031】 ハンマに送られた加圧流体は、ピストン室とピストンの壁の間に設けられた空
間を通過して、その結果、流体とともに搬送された潤滑剤は、潤滑剤を必要とす
るピストンとピストン室の両面に直接運ばれる。ある種の先行技術(例えばAU
−B−40793/96)のハンマの例では、潤滑剤を同伴する流体は、ハンマ
のうち潤滑剤の作用が重要ではない部分に搬送され、重要な面への潤滑剤の分布
は間接的である。
間を通過して、その結果、流体とともに搬送された潤滑剤は、潤滑剤を必要とす
るピストンとピストン室の両面に直接運ばれる。ある種の先行技術(例えばAU
−B−40793/96)のハンマの例では、潤滑剤を同伴する流体は、ハンマ
のうち潤滑剤の作用が重要ではない部分に搬送され、重要な面への潤滑剤の分布
は間接的である。
【0032】 第1空間に加圧流体を流入させることのできるピストンのフルート状リセス3
3が角オフセットしていることは、各実施例の特徴である。この結果、ケーシン
グ内でピストンをゆっくりと回転させる力がピストンに加えられるが、この力は
、ピストンとケーシングの間の隣接表面を容易に潤滑させて、結果的にピストン
とスリーブと軸受ブシュと中央管とケーシングにおける磨耗を概ね均一にすると
考えられる。
3が角オフセットしていることは、各実施例の特徴である。この結果、ケーシン
グ内でピストンをゆっくりと回転させる力がピストンに加えられるが、この力は
、ピストンとケーシングの間の隣接表面を容易に潤滑させて、結果的にピストン
とスリーブと軸受ブシュと中央管とケーシングにおける磨耗を概ね均一にすると
考えられる。
【0033】 ピストンを衝突位置に移動させるため、加圧流体がピストンの他端と第1肩部
の間の圧力表面に導入されることは、実施例のさらなる特徴である。そのうえ、
すでにピストンに加えられたエネルギーを新たな噴射が補給するように、いった
んピストンが下降行程を開始すると、新たな加圧流体が間欠的かつ連続的に噴射
される。さらに、ピストンが減速し方向を変え加速する時点である完全上昇位置
に近づく時に加圧流体の第2空間への導入が制限されるので、この噴射方法によ
り、加圧流体の利用が一層効果的となる。
の間の圧力表面に導入されることは、実施例のさらなる特徴である。そのうえ、
すでにピストンに加えられたエネルギーを新たな噴射が補給するように、いった
んピストンが下降行程を開始すると、新たな加圧流体が間欠的かつ連続的に噴射
される。さらに、ピストンが減速し方向を変え加速する時点である完全上昇位置
に近づく時に加圧流体の第2空間への導入が制限されるので、この噴射方法によ
り、加圧流体の利用が一層効果的となる。
【0034】 ハンマへのバルブ形成はすべてピストンの本体にカウンタボアやポートを設け
ることによってではなくピストンとケーシングにフルートやリセスなどを形成す
ることによって設けられるので、ピストンの質量を最大化できることは、本実施
例のさらなる特徴である。
ることによってではなくピストンとケーシングにフルートやリセスなどを形成す
ることによって設けられるので、ピストンの質量を最大化できることは、本実施
例のさらなる特徴である。
【0035】 本明細書を通して(存在するならば特許請求の範囲も含めて)、他の箇所で必
要とされていない限り、”comprise”(「から成る」)の語または”comprises ”や”comprising”のような変形は、記載された整数または整数の群を含むこと
を意味するが他の整数または整数の群を除外するものではないと理解される。
要とされていない限り、”comprise”(「から成る」)の語または”comprises ”や”comprising”のような変形は、記載された整数または整数の群を含むこと
を意味するが他の整数または整数の群を除外するものではないと理解される。
【0036】 本発明の範囲は上述した実施例の特定範囲に限定する必要はなく、特に第一お
よび第二実施例は逆循環ハンマに関するものであるが、本発明はこれに限定され
ず、流体と切削物とがドリルストリングとボア孔との間の表面に戻される従来型
のダウンホールハンマに関するものでもよい。 (産業上の利用可能性)
よび第二実施例は逆循環ハンマに関するものであるが、本発明はこれに限定され
ず、流体と切削物とがドリルストリングとボア孔との間の表面に戻される従来型
のダウンホールハンマに関するものでもよい。 (産業上の利用可能性)
【図1】 衝突位置にあるピストンを示す第一実施例によるハンマの側方断面図である。
【図2】 上昇位置にあるピストンを示す第一実施例によるハンマの側方断面図である。
【図3】 上昇位置と衝突位置の間の中間位置にあるピストンを示す第一実施例によるハ
ンマの側方断面図である。
ンマの側方断面図である。
【図4】 排出位置にあるピストンを示す第一実施例によるハンマの側方断面図である。
【図5】 衝突位置にあるピストンを示す第二実施例による側方断面図である。
【図6】 上昇位置にあるピストンを示す第二実施例によるハンマの側方断面図である。
【図7】 中間位置にあるピストンを示す第二実施例によるハンマの側方断面図である。
【図8】 排出位置にあるピストンを示す第二実施例によるハンマの側方断面図である。
【図9A】 図1に示されたスリーブのA−A断面図である。
【図9B】 図1に示されたスリーブのB−B断面図である。
【図9C】 図1に示されたスリーブのC−C断面図である。
【図9D】 図1に示されたスリーブのD−D断面図である。
【図10】 排出位置にあるピストンを示す第三実施例によるハンマの側方断面図である。
【図10A】 図10に図示されたスリーブのA−A断面図である。
【図10B】 図10に示されたスリーブのB−B断面図である。
【図10C】 図10に示されたC−C断面図である。
【図10D】 図10に示されたD−D断面図である。
【図11】 第一実施例によるピストンの側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 時に該ピストンが該ケーシングの内壁および第1組の流 体ポート(25)と協働して該ピストンが該ドリルビッ ト支持体(13)から離間関係にある位置である上昇位 置まで該ピストン(27)を移動させるように該ピスト ン(27)の外側ラジアル面および/またはピストン室 のラジアル面が形成され、該ピストンがトップサブの付 近にある時に該ピストンが該ピストンの外側ラジアル面 および第2組のポート(24)と協働してピストンとト ップサブの間の第2空間(B)に流体を流入させてピス トンを衝突位置に移動させるように、ピストンの外側ラ ジアル面および/またはピストン室のラジアル面が形成 され、ピストンが完全上昇位置に移動するにつれて第2 空間(B)への流体の流入が少なくとも減少する、ダウ ンホールハンマ。
Claims (19)
- 【請求項1】 ドリルストリングに装着されるのに適した一端のトップサブ
とピストン室を画定しドリルビットを収容するのに適した他端のドリルビット支
持体とを有する円筒形ケーシングと、該一端と該他端との間の往復運動のため該
ピストン室内に収容されたピストンとから成り、該ケーシングの内壁と摺動・密
閉嵌合する中央部分が該ピストンに形成され、該中央部分が該トップサブに近接
した一端に第1肩部を備え、該ピストンは、該ピストンが衝突位置に移動すると
該ドリルビットに衝突する一端部を有し、該一端部は、該ピストンが衝突位置に
ある時に該ドリルビット支持体および/または該ピストン室の内面と密閉嵌合し
て該ピストン室と該一端部と該ドリルビット支持体との間に第1空間を画定する
ように構成され、該トップサブに近接した該ケーシングの内壁の長さの一部に該
ケーシングの該長さの一部に沿って軸方向に離間した位置に2組の流体送りポー
トが設けられ、該ピストンが衝突位置にある時に該ピストンが該ケーシングの内
壁および第1組の流体ポートと協働して該ピストンが該ドリルビット支持体から
離間関係にある位置である上昇位置まで該ピストンを移動させるように該ピスト
ンの外側ラジアル面および/またはピストン室のラジアル面が形成され、該ピス
トンが該トップサブの付近にある時に該ピストンが該ピストンの外側ラジアル面
および第2組のポートと協働してピストンとトップサブの間の第2空間に流体を
流入させてピストンを衝突位置に移動させるように形成され、ピストンが完全上
昇位置に移動するにつれて第2空間への流体の流入が少なくとも減少する、ダウ
ンホールハンマ。 - 【請求項2】 前記ドリルビット支持体がさらに、該ドリルビット支持体か
ら前記ピストン室に延在するように前記ケーシングに支持された環状ブシュから
部分的に成り、前記ピストンの一端部が直径の小さな第2肩部を前記中央部分に
近接する端部に備え、該第2肩部の面積が前記第1肩部の面積より大きく、該ピ
ストンが前記衝突位置にある時に前記一端部が該環状ブシュと密閉嵌合して第1
空間を画定する、請求項1に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項3】 前記ケーシングの内壁の長さの一部が、前記トップサブから
前記ドリルビット支持体の方向に延在して該トップサブから送られた流体と連通
するプレナム空間を該スリーブと前記ケーシングの間に形成する内側スリーブに
より画定され、前記流体ポートの組が該スリーブに設けられる、請求項1または
2に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項4】 前記内側スリーブが、前記ピストン室の内面のうち直径の小
さな部分となる、請求項3に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項5】 前記ピストンの前記他端部の直径が小さく、前記内側スリー
ブと摺動・嵌合する少なくとも二つの環状リブが該他端部に沿って軸方向に離間
して形成され、前記ピストン室のラジアル面と前記ピストンのラジアル面と最内
リブと前記第1肩部との間に第3空間が画定される、請求項3または4に記載の
ダウンホールハンマ。 - 【請求項6】 前記ピストンが前記衝突位置または該位置の付近にある時に
前記第3空間が第1空間に開口する、請求項5に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項7】 前記ピストンと前記ピストン室の表面の協働形成物により、
前記第3および第1空間の連通が成立する、請求項6に記載のダウンホールハン
マ。 - 【請求項8】 前記最内リブが前記第1組のポートと協働して前記第3空間
への流体の送りを制御し、前記ピストンが前記上昇位置に近づくと該第3空間へ
の流体の流れが閉じられる、請求項5,6,7に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項9】 前記第1組のポートが前記第3空間と常に連通する、請求項
5,6,7に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項10】 前記最外リブが前記第2組のポートと協働して前記第2空
間への流体の送りを制御し、前記ピストンが前記衝突位置から前記上昇位置に移
動する間に該最外リブが前記ピストン室の内面の形成物と協働して該第2組のポ
ートから該第2空間へ流体を流入させ、該ピストンが完全上昇位置に近づくにつ
れて前記環状リブの一方が該第2組のポートと嵌合して該第2空間への流体の流
れを少なくとも制限する、請求項5,6,7,8,9に記載のダウンホールハン
マ。 - 【請求項11】 前記他端部に2個の環状リブが設けられ、該環状リブの一
つが最内組のリブから成る、請求項10に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項12】 前記他端部に3個の環状リブが設けられ、中間リブが該環
状リブの一つから成る、請求項10に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項13】 前記ドリルビットが前記衝突位置から軸方向外向きに移動
すると、前記環状リブの一方が前記第3空間との連通から前記第1組のポートを
閉じる、請求項10,11,12に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項14】 前記トップサブから前記ピストン室に延在して前記ピスト
ンが衝突位置から上昇位置に移動する間に中央筒状要素と協働して該要素と摺動
・密閉嵌合する中央ボアが該ピストンに形成され、該中央ボアが該中央筒状要素
との嵌合から外れると該中央ボアにより流体が前記第2空間から排出される、前
出請求項のいずれか一つに記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項15】 前記ハンマが逆循環ハンマであり、前記ドリルビットに延
出する軸方向延長部が前記中央筒状要素に設けられ、該軸方向延長部が前記中央
ボアと密閉嵌合する、請求項14に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項16】 前記ドリルビット支持体により支持される前記ドリルビッ
トから排出される流体の前記ピストンの前記ボアへの流入を制限するため、前記
中央筒状要素の外端に出口が設けられ、該ピストンが衝突位置にある時と、該ピ
ストンの該衝突位置から上昇位置への移動の一部において、該ボアにより密閉・
摺動嵌合するフート弁を、該ドリルビットが支持する、請求項14に記載のダウ
ンホールハンマ。 - 【請求項17】 前記ピストンと前記ピストン室の表面の協働形成物が、前
記中央部分の表面に形成され該中央部分の前記第1肩部から中間位置まで延在す
る複数のフルート状リセスと、前記ケーシングの内面に形成された一以上のリセ
スとから成る、請求項7に記載のダウンホールハンマ。 - 【請求項18】 前記フルート状リセスが概ね同じ角度で概ね同じ方向に前
記ピストンの長手方向軸から角オフセットしている、請求項17に記載のダウン
ホールハンマ。 - 【請求項19】 実質的には添付図面に関連してここに記載されたダウンホ
ールハンマ。
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