JP2001518349A - 歯科用製品、シェーディングキットおよび方法 - Google Patents

歯科用製品、シェーディングキットおよび方法

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JP2001518349A
JP2001518349A JP2000514578A JP2000514578A JP2001518349A JP 2001518349 A JP2001518349 A JP 2001518349A JP 2000514578 A JP2000514578 A JP 2000514578A JP 2000514578 A JP2000514578 A JP 2000514578A JP 2001518349 A JP2001518349 A JP 2001518349A
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ハメスフェアー,ポール,デー.
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、歯科用製品のキットおよび製造方法を提供する。第一、第二、および第三材料をラベルの付いた容器に準備する。好ましくは第一、第二および第三材料はペーストまたは粉末である。第一材料は、ほとんど不透明でない層に形成したとき明度の値(L1)を有する。第二材料は、それほど不透明でない層に形成したとき明度の値(L2)を有する。第三材料は、最も不透明な層に形成したとき明度の値(L3)を有する。第三の明度の値は第二の明度の値を超え、第二の明度の値は第一の明度の値を超える。第三の明度の値(L3)と第一の明度の値(L1)の間の明度の値の差は、CIE L***単位で10未満である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 これは、その全てが参照により本明細書に組み込まれている1995年5月3
1日出願の米国特許出願番号08/456,151の一部継続出願(Case
1724‐DIV)であり、1994年6月9日出願の米国特許出願番号08/
257,411の分割出願であって、ここにその全てが参照により本明細書に組
み込まれている米国特許第5,482,732号である。
【0002】 本発明は、色相関性キットおよび歯科用製品のシェーディング方法に関する。
本発明の歯科用製品の色相関法は、シェードガイドにマッチする歯の修復物を提
供する。歯科用色相関性キットを用いることにより、本発明の方法は不透明ない
し半透明の複合材に対し、ほぼ一定の明度の値、色相、および/または彩度を有
する修復物などの歯科用製品を提供する。
【0003】 本発明のキットおよび方法は、一時的および恒久的な歯冠およびブリッジなど
の改良型の歯科用充填材、義歯、歯冠、およびブリッジの作製に有用である。従
来の技術による一時的および恒久的な歯冠およびブリッジの調製については、「
Dentist Desk Reference(歯科医の卓上参考書)」、す
なわち「Materials,Instruments and Equipm
ent」,First Edition,American Dental A
ssociation,Copyright 1981,p.131〜133で
論じられており、その全てが参照により本明細書に組み込まれる。
【0004】 歯冠およびブリッジなどの金属を基材とする複合材の歯科用修復物は、「コー
ピング(coping)」と呼ばれる金属の骨組みを備え、このコーピングは自
然の歯の外観を模倣するために数層の複合材により被覆される。複合材は複数の
層に貼り合わされ、コーピングを覆って貼り合わされる第一層は「不透明複合材
層」と呼ばれ、この目的は金属の骨組みを隠すことである。第一層を覆って貼り
合わされる第二層は「本体複合材層」と呼ばれる。本体複合材層は自然の歯生状
態の象牙質層に似た程度の半透明性を示す。加えて、「乳白色体または象牙質」
複合材の第二層は本体材料と一緒に用いられる。乳白色体の材料は本体複合材層
より不透明であり、好ましくは本体複合材の下に、あるいは修復物が非常に薄い
場合は本体材料の代りに用いられる。好ましくは切り縁材料層が本体材料層を覆
って配置される。切り縁材料層は、自然の歯生状態のエナメル質層の半透明度に
ほぼ等しい半透明度を有する。外面は非常に薄い半透明の層で被覆するか、ある
いは高い光沢まで研磨する。
【0005】 色は、不透明な本体複合材層を色付けすることにより金属を基材とする複合材
でできた歯科用修復物に付与される。患者の自然の歯にできるだけ厳密に似せた
修復物を作ることが歯科用修復物の作製における目標である。
【0006】 最近、全体がセラミックあるいは繊維強化複合材料の歯科用修復物が市場に導
入された。これらの修復物は金属のコーピングをセラミックあるいは複合材の歯
床で置き換え、そして金属の歯床が排除されるため、自然の歯生状態により厳密
に似せることができる。しかし、金属を使わない修復物の場合においてさえ、な
お患者の自然の歯の色にマッチさせる必要性があることは明らかである。全セラ
ミックあるいは全複合材の修復物を色付けする1つの方法は、幾つかの技法のい
ずれかにより歯床を色付けすることである(例えば、色は歯床材料自身に組み込
んでもよく、あるいは歯床をセラミックもしくは有機染料で着色してもよい)。
本体複合材、切り縁層、および上塗り薬は、金属を基材とする修復物の場合と同
様に、セラミックあるいは複合材の歯床越しに硬化させることができる。
【0007】 複合材の修復物は金属の歯床を有しているか有していないかにかかわらず、そ
の外観の色は本体複合材層の色により、および本体複合材層の真下の層の色によ
り影響される。切り縁の複合材および上塗り層は、全くの半透明または透明であ
るか、あるいはせいぜいわずかに色付けされているのみであるため、知覚される
修復物の色にはむしろほとんど貢献しない。自然の歯は半透明層、すなわちエナ
メル質および象牙質を有するため、自然の歯の外観にできるだけ厳密にマッチさ
せるには、修復物はその表面に半透明の層を持たなければならない。しかしなが
ら本体複合材層の半透明性は自然の歯の色とマッチングさせる作業を複雑にする
。本体複合材の厚さは、修復物中央のむしろ厚い層から上歯茎あるいは切り縁の
端の薄い層まで変化する。したがって本体複合材層の厚さは約0.25から1.
5ミリメートルまで変動するのが普通である。この厚さの変動のため、光は観察
者に反射して戻るまでに異なる深さまで本体複合材層に侵入し、すぐ下の層が本
体複合材と正確に同じ色でない場合、修復物の外観の色は本体複合材の厚さとと
もにその表面にわたって変化する。
【0008】 したがって不透明な対象物の視覚的に見分けられる色は、観察者に対して(対
象物の表面から)反射された可視照明光の量により求められる。複合材でできた
歯科用修復物の知覚された色は、主にその下にある、より不透明な層を被覆して
いる半透明の本体複合材層からの拡散反射率の結果である。したがって知覚され
た色は、半透明層の散乱および反射した色に、その下の層から反射された色を加
えた組み合わせである。半透明層の厚さが変動する場合、その下の層からの色が
貢献する量は半透明層の厚さに反比例して変わるであろう。それゆえ半透明層お
よびその下の層の色が密接に関連していない場合、修復物の知覚された色は本体
材料層の厚さに左右されるであろう。
【0009】 したがって、本体複合材がそのすぐ下の層の色とマッチする、複合材でできた
歯科用修復物が提供されることが望ましいことは明らかである。しかしながら、
硬化させた場合に、本体複合材が、そのすぐ下の層の複合材料の色相、彩度、お
よび明度と正確にマッチする歯科用複合材修復物キットはこれまで市販されてい
なかった。得られる従来の技術による修復物は、色相、彩度、あるいは対応する
シェードガイドの構成要素の値とマッチしない。これを補正するために歯科の専
門技術者は、知覚された色がシェードガイドの予め選択した色から望ましくない
程度まで相違するのを防ぐため、不透明な本体複合材の色をしばしば修正し、あ
るいは修復物の様々な部分に複合材染料を塗布せねばならなかった。これは時間
のかかる作業であるのみならず、結果は全く専門技術者の技能に左右された。
【0010】 本発明によれば、その下のより不透明な層の色相、彩度、および明度にマッチ
するように、予め決められた色相、彩度、および明度を有する複合材が作製され
る。たとえ半透明の複合材層の厚さが変化しても、その下の層に被せる半透明の
複合材層を含む複合材の色相、彩度、および明度の若干の違いを観察者が視覚的
には見分けることはできないことが好ましい。
【0011】 本発明の目的は、より不透明な複合材層に被せる少なくとも1種の半透明の複
合材の層を有する、複合材でできた歯科用の修復物調製用キットを提供すること
である。キットは、色付けした半透明のペーストの少なくとも1個のラベル付き
容器および、より不透明な層に用いる複合材の少なくとも1個のラベル付き容器
を含み、半透明のペーストとより不透明な層に用いる複合材料とを硬化させると
き、半透明の複合材とより不透明な複合材の層の色を2つの色の差がCIE色相
角で5度未満になるように分光光度的に一致させる。
【0012】 本発明の目的は、半透明の層に形作られたとき半透明の色相を有する半透明の
ペーストと、不透明の層に形作られたとき不透明の色相を有する不透明のペース
トとを有し、その半透明の色相が不透明の色相のCIE心理測定学的色相角の5
度以内である一組の複合材を用いて、不透明の層を覆う半透明の層を有する歯冠
およびブリッジを作製する方法を提供することである。本発明の歯科用修復物に
おいては、色のマッチした層は、両方とも均一に、かつ相互にマッチする。
【0013】 本明細書で用いる「CIE L***単位」とは1976年標準によるCI E(Commission International de l’E’cl
airage) L***単位を指す。
【0014】 本明細書および歯科用修復技術で用いる「複合材」とは、無機あるいは有機充
填剤を含む樹脂材料を指す。複合材は、歯冠およびブリッジなどの修復物におい
て歯床あるいはコーピングを被覆するために用いられる。歯科用修復物における
複合材の重要な機能は自然の歯生状態の美的外観を提供することである。本明細
書で用いる「複合材」には、上記で定義した歯科用修復物に用いられる複合材料
が含まれ、また繊維で強化した歯科用修復物の歯床が含まれる。
【0015】 本明細書で用いる「均一な色の層」とは、層が全体にわたってほぼ等しい色相
、彩度、および明度を有し、かつ二層の色をマッチさせることの失敗を補正する
ために層の表面部分のみに塗布された複合材染料などがないことを意味する。
【0016】 本明細書で用いる「色のマッチング」とは、より不透明な層に被せる半透明の
複合材層を有する複合材を作製する場合、たとえ半透明の複合材層の厚さが複合
材でできた歯科用修復物中の本体複合材層に対して正常な範囲の厚さ(例えば約
0.5ミリメートルから約1.5ミリメートル)を超えて変動するとしても、観
察者が複合材のほぼ等しい色相、彩度、および明度の非一様性を視覚的に見分け
ることができないことを意味する。色がマッチする場合、無限の光学的厚さの半
透明複合材で測定された色は、不透明複合材と同じである。
【0017】 本発明は、歯科用複合材調製用のキットおよび方法を提供する。第一、第二、
および第三材料をラベルを付けた容器に用意する。好ましくは第一、第二、およ
び第三材料は、液体、ペースト、あるいは粉末である。第一材料はほとんど不透
明でない層に形成されたとき、明度の値(L1)を有する。第二材料はそれほど 不透明でない層に形成されたとき、明度の値(L2)を有する。第三材料は最も 不透明な層に形成されたとき、明度の値(L3)を有する。第三の明度の値は第 二の明度の値を超え、第二の明度の値は第一の明度の値を超える。第三の明度の
値(L3)と第一の明度の値(L1)の間の明度の値の差は、CIE L*** 単位で10未満である。好ましくは、第一材料はほとんど不透明でない層に形成
されたとき第一の色相(H1)を有し、第二材料はそれほど不透明でない層に形 成されたとき第二の色相(H2)を有し、第三材料は最も不透明な層に形成され たとき第三の色相(H3)を有する。好ましくは第一の色相(H1)および第二の
色相(H2)は、第三の色相(H3)のCIE心理測定学的色相角の5度以内であ
る。
【0018】 本発明は、複合材でできた歯科用修復物の調製用キットを提供する。本発明の
好ましい実施態様に従えば、不透明層の上の中間層を覆って半透明層を有する歯
冠およびブリッジを作製するための歯科用複合材用キットが提供される。キット
は、第一、第二、および第三ペーストを有する第一組のペーストを含む。好まし
くは第一ペーストは、第一の粉末から形成され、第二ペーストは第二の粉末から
形成され、第三ペーストは第三の粉末から形成され、キットは例えば各粉末を重
合性の液体と混合することにより形成される。好ましくはキットは、第一、第二
、および第三ペーストを有する第二組のペーストを含む。このペーストは例えば
混合により形成してもよい。
【0019】 第一ペーストは半透明層を形成した場合、第一の不透明度(O1)、第一の色 相(H1)、第一の彩度(C1)、および第一の明度の値(L1)を有する。第二 ペーストは中間層を形成した場合、第二の不透明度(O2)、第二の色相(H2
、第二の彩度(C2)、および第二の明度の値(L2)を有する。第三ペーストは
不透明層を形成した場合、第三の不透明度(O3)、第三の色相(H3)、第三の
彩度(C3)、および第三の明度の値(L3)を有する。第三の不透明度(O3) は第二の不透明度(O2)を超え、第二の不透明度(O2)は第一の不透明度(O 1 )を超える。層は例えばキュアリングにより硬化される。
【0020】 好ましくは各組のペーストに対して、第三の明度の値(L3)は第二の明度の 値(L2)を超え、第二の明度の値(L2)は第一の明度の値(L1)を超える。 第三の明度の値(L3)と第一の明度の値(L1)の間の明度の値の差は、好まし
くはCIE L***単位で10未満であり、より好ましくはCIE L***単位で5未満である。第一の色相(H1)および第二の色相(H2)の各々は 、第三の色相(H3)のCIE心理測定学的色相角の2度未満である。
【0021】 本発明の好ましい実施態様に従って、複数の波長で比較品の歯科用複合材の外
面からの可視光の反射率を測定することにより歯科用複合材の色のマッチング・
システムが提供される。半透明のペーストは、可視光の複数の波長の各々に対し
て百分率で表した反射率を有する外面をもつ歯科用複合材層に形成される。各波
長で半透明層の百分率で表した反射率は、ほぼ一定の割合だけ比較品の百分率で
表した反射率とは異なる。
【0022】 本発明は、様々な半透明性複合材の相互に関連した色調を作るための色相関体
系を備えたシェーディング方法を提供する。このような複合材は、1つの歯科用
色調参照用の物品に対応する歯科用修復物を作製するために組み合わされる。本
発明に従って歯科用複合材製品を形成するために順次貼り合わされる材料間の色
はより忠実に提供される。
【0023】 本発明の好ましい実施態様に従って、歯科の専門技術者は歯冠あるいはブリッ
ジを作るために少なくとも2種類の、しばしば3種類の複合材ペーストを使用す
る。不透明な複合材ペーストは金属の下部構造を隠すために有用である。象牙質
および乳白色の象牙質複合材は、歯の解剖学的組織構造を作るために不透明複合
材上で硬化する。これら後者の複合材は半透明である。重合後、歯は歯科医の処
方箋で指定されたシェードガイドのタブと視覚的にマッチしなければならない。
【0024】 従来の技術による色の調整は、磁器の彩度および明度のマッチングに限られて
いた。半透明材料の色のコーディネートは、試料が「無限の光学的厚さ」よりも
厚くない場合、試料の厚さに左右される。本発明の方法およびキットにおいては
、全部で3種類の色のコーディネートが用いられ、色は固有の色あるいは無限の
光学的厚さでの色に基づく試料にマッチさせる。
【0025】 本発明に従って半透明の複合材の色調を相互に関連させるため、シェーディン
グした複合材は3種類の透明物から作られる。最も透明な複合材の無限の光学的
厚さは、硬化させた試料を作製することにより別途決められる。色のコーディネ
ートと、幾つかの個々の波長(好ましくは400と700mmの間の10以上の
波長で)の各々について試料に伝えられた可視光に対する試料の反射率とがテー
タカラー(Datacolor)分光光度計により測定される。好ましくは、こ
れらの波長は可視波長の範囲にわたって均一に分布する。測定は黒あるいは白の
バックグランド上でなされる。これらの測定から固有の色のコーディネートが決
められる。これらのコーディネートは無限の光学的厚さで色を見積もる。すなわ
ち、この厚さおよびより大きい厚さにおいて、試料の色のコーディネートおよび
反射率の変化はきわめて小さく、バックグランドが白か黒かは問題ではない。
【0026】 次に、顔料を半透明の複合材ペーストの1つに添加する。複合材ペーストの試
料中の顔料の濃度は、シェードガイドのタブと一致するように視覚的に(あるい
は分光光度的に)調整される。これらの試料は、シェードガイドのタブとほぼ同
じ厚さに作製される。1つの半透明複合材の可視的にマッチ(あるいは複数の波
長で分光光度的な反射百分率のマッチ)が得られた後に、より不透明あるいはよ
り不透明でない複合材に、これらの固有の色のコーディネートが最初の複合材の
それにマッチするまで顔料を添加する。
【0027】 色のコーディネートおよび顔料に対する較正データから、所望する色のコーデ
ィネートを有する式が作成される。このようなシステムは不透明かつ乳白色の複
合材の彩度を予測する。CIEの色のコーディネート使用の基礎になる原理、お
よび所与の色のスペクトル応答からそれらの算出は、当業界の色分析技術者にと
っては公知である。例えばCIEの色のコーディネートの算出に用いた方法の解
説は、BillmeyerおよびSaltzman共著、「PRINCIPLE
S OF COLOR TECHNOLOGY」,Second Editio
n,John Wiley & Sons,1981、特に44〜46、80〜
83、および174頁、およびJuddおよびWyszecki著「COLOR
IN BUSINESS,SCIENCE AND INDUSTRY」,T
hird Edition,John Wiley & Sons,1975、
特に139〜169頁を参照されたい。CIEの標準観察者関数と、各波長に対
する様々なCIE光源(例えば日光、白熱灯、および蛍光灯)のスペクトルパワ
ーとの積を与える表は入手可能である。これらの表は評価試験下の試料の標準の
日光、白熱灯、および蛍光灯の光源に対する三刺激値を算出するために用いられ
る。
【0028】 上記のようにこれら3つ組の複合材が準備され、アートガラス ベルガラス(
Artglass Belleglass)ペーストとして販売されている従来
の技術と比較される。明度の値(L*)、色相(h*)、および彩度(C*)、な らびにその象牙質、乳白色の象牙質、および不透明な複合材層の違いは、本発明
の歯科用複合材ペーストのシステムから形成された複合材に対するものである。
色相は、色のコーディネートa*およびb*をグラフに描き、この点をb*(黄色 さ)対a*(赤さ)のグラフの原点と結ぶことにより各点が作る水平面から測定 した角であり、式1から数学的に求められる。彩度は、各点の原点からの距離で
あり、式2から数学的に求められる。数学的に色相および彩度は、 色相=tan-1(b*/a*) (1) 彩度=√(a*2+b*2) (2) で表される。
【0029】 色相、彩度、および明度の値の調和は、本発明に従って作製された複合材にお
いて提供される。したがって、本発明は、調和した色相、彩度、および明度の値
を有する複合材製品の作製に使用するための予めマッチさせた色調を提供する。
【0030】 本発明は、色のマッチング用の一組の複合材ペーストを提供し、1つのペース
トは半透明の複合材用の材料であり、別のペーストは、複合材を硬化したとき複
合材の色がマッチするように第一ペーストより半透明の程度が小さい複合材用の
材料である。本発明により提供される製品はペーストの形態であってもよい。
【0031】 本発明に従ってペーストから形成された複合材層の明度の値は、最も不透明な
ペーストから形成された層から、それほど不透明でないペーストから形成された
層まで、さらにまたほとんど不透明でないペーストから形成された層まで減少す
る。明度の値はほぼ単調に変化する。
【0032】 本発明に従うキット用材料および方法は、好ましくは重合開始剤を含む。本発
明のキット、システム、および方法のためのモノマーなどの重合性材料の重合は
、好ましくは光、熱、あるいは成分の混合により開始される。本発明に従って使
用される材料は、好ましくは重合性のモノマーを含む。本発明に従ってキットお
よび方法に用いる材料に有用な重合開始剤および重合性のモノマーは、DENT
SPLYの米国特許第4,698,373号、第4,711,913号、第4,
814,423号、および第4,863,977号に開示され、特にその中で重
合開始剤およびモノマーを含む重合性材料の開示についてその各々が全て参照に
より本明細書に合体される。本発明に従って使用される重合性材料の例には、ア
ルキル置換アクリレートなどの重合性アクリレートがある。好ましくは本発明に
従って使用されるペーストおよび粉末には、顔料および/または充填剤、例えば
10、20、40、50あるいはこれを超える重量パーセントの有機および/ま
たは無機充填剤粒子を含む。
【0033】 本発明に従って使用される重合性材料の例には、二成分の自己硬化性開始剤、
熱硬化開始剤、および/または光開始剤、例えばカンファーキノンなどの1種ま
たは複数種の重合開始剤がある。
【0034】 高分子の歯科用製品製作用の貯蔵安定性を有する耐分離性の重合性組成物を提
供する。好ましくは耐分離性の重合性組成物は、ポリマーなどの無機および/ま
たは有機粒状材料、重合性材料、および重合性材料の重合を開始させるように適
合させた重合開始剤システムを含む。重合性組成物は、好ましくは25℃で約5
,000から約1,000,000cpsの粘度を有する。
【0035】 本発明に従って好ましくは重合性組成物は、耐分離性の光重合性、熱硬化性、
および/または自己硬化性の組成物である。本発明は、歯冠およびブリッジの製
作において高分子組成物として使用するように適合させた光重合性組成物を提供
する。
【0036】 好ましくは耐分離性の重合性組成物は、約5,000から約1,000,00
0cpsの粘度(25℃)を有する。より好ましくは、VLCの耐分離性の重合
性組成物は、約60,000から約900,000cpsの粘度(25℃)を有
する。本発明の好ましい実施態様に従って光重合性組成物は、ポリマー粒子、約
1,500から約400,000cpsのブルックフィールド粘度(25℃)を
もつ重合性のメタクリレートあるいはアクリレート樹脂組成物、および光開始剤
システムを含む。光重合性組成物は、約5,000から約1,000,000c
psの粘度(25℃)を有する。
【0037】 好ましくは粒状ポリマー充填剤および/または無機充填剤を重合性の液体ある
いは半固体の材料に添加し、約5,000と約1,000,000cpsの間の
粘度を有する耐分離性組成物を形成する。粒状ポリマーは好ましくはポリオレフ
ィン(例えばポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリアクリレート、ポリメタ
クリレート(あるいはポリ(メタ)アクリレートのコポリマー)、あるいはナイ
ロンなどの熱可塑性および/または熱硬化性ポリマーの粒子を含む。好ましくは
メタクリレートあるいはアクリレート化合物の粒状コポリマーなど、この組成物
に用いたポリマーは架橋され、粒状である。好ましくは粒状ポリマーは、メチル
メタクリレートと、エチレングリコールジメタクリレートなどのジメタクリレー
トの架橋したポリマーのブレンド、およびメチルメタクリレートのホモポリマー
である。好ましい耐分離性組成物に利用された架橋した粒状コポリマーは、90
から99.95重量%のメチルメタクリレートと、0.05から10重量%のエ
チレングリコールジメタクリレートとで形成されたポリ(メチルメタクリレート
−共重合エチレングリコールジメタクリレート)である。
【0038】 より好ましくは架橋した粒状のコポリマーは、99から99.9重量%のメチ
ルメタクリレートと、0.1から1重量%のエチレングリコールジメタクリレー
トとで形成される。
【0039】 本発明の重合性組成物は粒状のポリマーを含んでもよい。本発明の好ましい実
施態様では粒状ポリマーは全組成物の約2から約60重量%であり、より好まし
くは10から50重量%であり、最も好ましくは20から40重量%である。好
ましくは本発明に利用された粒状ポリマーの粒径の範囲は約2から約200ミク
ロンである。より好ましくはポリマーの粒径の範囲は約10から150ミクロン
であり、最も好ましくはポリマーの粒径の範囲は約20から100ミクロンであ
る。ポリマーの平均粒径はこの範囲(約150から200ミクロン)の高い端の
方にシフトするので、重合性組成物のポリマー含量を25℃で約5,000〜1
,000,000cpsの粘度をもつ重合性組成物を生成するように増加させる
(55〜60重量%に近づける)。
【0040】 好ましくは本発明の組成物の重合性材料は、メタクリレートあるいはアクリレ
ートなどのエチレン不飽和性の重合性材料を含む。Murphy他の米国特許第
4,844,144号には好適な重合性材料が開示されている。好ましくは重合
性材料は、重合性のウレタンメタクリレートあるいはウレタンアクリレート、な
らびにアクリル酸およびメタクリル酸のエステルからなる。好ましくは重合性材
料は、ウレタン(メタ)アクリレートのブレンドを含み、好ましくはポリメタク
リレートおよび/またはそのコポリマーの粒状ポリマーと共に用いるために25
℃で1ミリリットル当たり約1.10から約1.35グラム(g/ml)の密度
を有する。好ましくは重合性ブレンドは25℃で少なくとも1.12g/mlの
密度を有し、より好ましくは重合性材料は少なくとも1.15g/ml(25℃
)の密度を有する。重合性材料の粘度は好ましくは約4,000から約300,
000cps(25℃)であり、より好ましくは重合性材料の粘度は約10,0
00から約200,000cps(25℃)である。
【0041】 好ましくは重合性組成物の重合開始剤システムの含量は、0.2から7.5重
量%であり、あるいはより好ましくは0.5から5重量%であり、あるいはさら
に一層好ましくは0.7から2.0重量%であり、また最も好ましくは約1.0
重量%である。
【0042】 好ましくは、最も不透明な層とほとんど不透明でない層の間の色相の差は2度
未満、最も好ましくは1度未満である。
【0043】 本発明を具体的な実施例を参照しながら以下に説明する。
【0044】 実施例1 本発明に従って使用されるペースト材料は、下記実施例に記載したように作製
される。
【0045】 2モルのヒドロキシエチル(メタ)アクリレートおよび1モルの2,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネートの単量体反応生成物33.3グラム、シ
ラン処理ガラス粒子9.18グラム、火成シリカ19.16グラム、tert−
ブチルパーイソノナノエート0.41グラム、ベンゾピナコール0.4グラム、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン0.15グラム、およびアクリレートのポ
リマー粒子37.4グラムを混合し、ペーストを形成する。ペーストを3つに分
けて、別々に顔料とブレンドし、ラベル付きの3つの容器に入れる。第一ラベル
の容器の第一部の材料は顔料とブレンドし、ほとんど不透明でない層に形成され
たとき第一の不透明度(O1)および第一の明度の値(L1)を有する材料を用意
する。第二ラベルの容器の第二部の材料は顔料とブレンドし、それほど不透明で
ない層に形成されたとき第二の不透明度(O2)および第二の明度の値(L2)を
有する材料を用意する。第三ラベルの容器の第三部の材料は顔料とブレンドし、
最も不透明な層に形成されたとき第三の不透明度(O3)および第三の明度の値 (L3)を有する材料を用意する。第一材料、第二材料、および第三材料の一部 をブラッシングおよびパッティングにより各々厚さ1.5mm未満の、ほとんど
不透明でない、それほど不透明でない、および最も不透明な層に形成する。第三
の不透明度(O3)は第二の不透明度(O2)を超える。第二の不透明度(O2) は第一の不透明度(O1)を超える。第三の明度の値(L3)は第二の明度の値(
2)を超える。第二の明度の値(L2)は第一の明度の値(L1)を超える。第 三材料はセラミックの支持台(代りに金属あるいは繊維強化の支持台を用いても
よい)上に最も不透明な層を形成し、熱硬化される。第二材料は最も不透明な層
上にそれほど不透明でない層を形成し、熱硬化される。第一材料はそれほど不透
明でない層上にほとんど不透明でない層を形成し、熱硬化され、歯冠およびブリ
ッジを形成する。
【0046】 実施例2 不透明なペーストを、シラン処理二酸化チタン7.1グラム、シラン処理二酸
化ジルコニウム5.8グラム、ウレタンジメタクリレート42.9グラム、トリ
エチレンジメタクリレート16グラム、ジペンタエリトリトールペンタアクリレ
ートホスホリックアシッドエステル(PENTA)3.2グラム、バイエル(B
ayer)社により市販されているtert−ブチルペルオキシベンゾエート(
t−BPD)(Lucirin LR8893X)4.8グラム、ビシクロ(2
,2,1)ヘプタン−2,3−ジオン1,1,7−トリメチル−(IS)(カン
ファーキノン)1.9グラム、フュームドシリカ6.7グラム、メタクリル酸3
.14グラム、ジメチルアミノネオペンチルアクリレート6.74グラム、およ
び顔料1.6グラムを撹拌することにより作製する。
【0047】 実施例3 ほとんど不透明でない(象牙質)ペーストを、トリエチレングリコールジメタ
クリレート、これはまた2−プロペン酸の2−メチル−1,2−エタンジイル−
ビス(オキシ−2,1−エタンジイル)エステル(TEGDMA)として知られ
るもので32部、エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート(EBPAD
MA)32部、シクロジ−2,2’−ビス((4−(3−メタクリルオキシ−2
(1,12−ジオキサ−2,11−ジオキソ−3,10−ジアザドデカン)プロ
ポキシル)フェニル))プロパン32部、および2−プロペン酸の2−メチル−
(1−メチルエチリデン)ビス(4,1−ファナリエンオキシ−2,1−エタン
ジイル)エステル(bisGMA)4部の混合物11.1グラム、シクロジ−2
,2’−ビス((4−(3−メタクリルオキシ−2(1,12−ジオキサ−2,
11−ジオキソ−3,10−ジアザドデカン)プロポキシル)フェニル))プロ
パン55部および2−プロペン酸の2−メチル−1,2−エタンジイル−ビス(
オキシ−2,1−エタンジイル)エステル(TEGDMA)45部の混合物11
.1グラム、2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−メチルフェノール
(BHT)0.0058グラム、1,4−ジエチル−2,5−ジヒドロキシ−ジ
ベンゾエート0.046グラム、メタノンの(2,ヒドロキシ−メトキシフェニ
ル)フェニル0.23グラム、ビシクロ(2.2.1)ヘプタン−2,3−ジオ
ン1,1,7−トリメチル−(IS)(CQ)0.023グラム、エチル−4−
N,N−ジメチルアミノベンゾエート(EDAB)0.009グラム、バリウム
フルオロアルミノボロシリケート(7726)75.2グラム、およびフューム
ドシリカ2.32グラムを撹拌することにより作製する。
【0048】 表1に、アートガラス(ArtGlass)、ベルガラス(Bellegla
ss)、ルシパスト(Lucipast)の不透明複合材と象牙質複合材の間の
明度の値、彩度、および色相の違いを、実施例2(不透明)および実施例3(象
牙質)と比較する。それぞれの不透明なペーストを金属のボタン上にコーティン
グし、重合し、ついで明度の値(L*)、彩度(C*)、および色相(不透明引く
象牙質、CIEの色のコーディネート)を測定する。それぞれのほとんど不透明
でない(象牙質)ペーストは、厚さ3mmのボタンに形作り、重合し、ついで明
度の値、彩度、および色相を測定する。
【表1】 不透明複合材料と象牙質複合材料の間の固有の色の違い 材料 ∂L* ∂C* ∂色相(°) ArtGlass 13.5 0.3 −4.1 BelleGlass 21.6 12.9 −3.0 Licupast 16.4 −0.7 −4.0 実施例2および3 2.5未満 5未満 1未満 (不透明および 象牙質複合材料)
【0049】 本発明をその幾つかの具体的な実施態様に関してかなり詳細に説明したが、こ
れはこのような実施態様に限定されるべきではなく、本発明の精神および添付の
特許請求の範囲から逸脱することなく他の方法に用いることができることは理解
されるであろう。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下にある最も不透明な層から、ほとんど不透明でない層のす
    ぐ下側に置かれたそれほど不透明でない層まで、層の間で明度の値がほぼ単調に
    減少する高分子でできた歯科用製品の製造方法であって、 第一ラベルを付した容器により密封され、前記のほとんど不透明でない層に形
    成されたとき第一の不透明度(O1)および第一の明度の値(L1)を有する第一
    材料と、第二ラベルを付した容器により密封され、前記のそれほど不透明でない
    層に形成されたとき第二の不透明度(O2)および第二の明度の値(L2)を有す
    る第二材料と、第三ラベルを付した容器により密封され、前記の最も不透明な層
    に形成されたとき第三の不透明度(O3)および第三の明度の値(L3)を有する
    第三材料であって、前記のほとんど不透明でない層、それほど不透明でない層、
    および最も不透明な層の厚さが各々1.5mm以下であり、前記第三の不透明度
    (O3)が前記第二の不透明度(O2)を超え、前記第二の不透明度(O2)が前 記第一の不透明度(O1)を超え、 前記第三の明度の値(L3)が前記第二の明度の値(L2)を超え、前記第二の
    明度の値(L2)が前記第一の明度の値(L1)を超える、第一、第二、および第
    三材料を備え、および 前記第三材料を基板上の前記の最も不透明な層に形成し、前記第二材料を前記
    の最も不透明な層上の前記のそれほど不透明でない層に形成し、前記第一材料を
    前記のそれほど不透明でない層上の前記のほとんど不透明でない層に形成するこ
    とからなる方法。
  2. 【請求項2】 前記第三の不透明度(O3)が100パーセント不透明であ る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第二の不透明度(O2)が94パーセントから99パー セント不透明である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第三の明度の値(L3)と前記第二の明度の値(L2)が
    、CIE L***単位で10未満の明度の値の差を有する請求項1に記載の 方法。
  5. 【請求項5】 さらに前記第一材料を硬化し、前記第二材料を硬化し、およ
    び前記第三材料を硬化することからなる請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第一材料が重合性の材料からなり、前記第二材料が重合
    性の材料からなり、および前記第三材料が重合性の材料からなる請求項1に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記第一材料が光開始剤からなり、前記第二材料が光開始剤
    からなり、および前記第三材料が光開始剤からなる請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第一材料が光開始剤および重合性材料からなり、前記第
    二材料が光開始剤および重合性材料からなり、および前記第三材料が光開始剤お
    よび重合性材料からなる請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第一材料が液体、ペースト、あるいは粉末であり、前記
    第二材料が液体、ペースト、あるいは粉末であり、および前記第三材料が液体、
    ペースト、あるいは粉末である、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第一材料がさらに重合性材料からなり、さらに前記第
    一材料中の前記重合性材料を重合して第一の高分子材料を形成することからなる
    、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第二材料がさらに重合性材料からなり、さらに前記第
    二材料中の前記重合性材料を重合して第二の高分子材料を形成することからなる
    、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第三材料がさらに重合性材料からなり、さらに前記第
    三材料中の前記重合性材料を重合して第三の高分子材料を形成することからなる
    、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 ほとんど不透明でない層のすぐ下側に置かれた、それほど
    不透明でない層の下にある最も不透明な層に向かって層の間で明度の値がほぼ単
    調に変化する歯科用複合材を作製するためのキットであって、 第一ラベルを付した容器により密封され、前記のほとんど不透明でない層に形
    成されたとき第一の不透明度(O1)および第一の明度の値(L1)を有する第一
    材料と、第二ラベルを付した容器により密封され、前記のそれほど不透明でない
    層に形成されたとき第二の不透明度(O2)および第二の明度の値(L2)を有す
    る第二材料と、第三ラベルを付した容器により密封され、前記の最も不透明な層
    に形成されたとき第三の不透明度(O3)および第三の明度の値(L3)を有する
    第三材料であって、前記のほとんど不透明でない層、それほど不透明でない層、
    および最も不透明な層の厚さが各々1.5mm以下であり、前記第三の不透明度
    (O3)が前記第二の不透明度(O2)を超え、前記第二の不透明度(O2)が前 記第一の不透明度(O1)を超え、 前記第三の明度の値(L3)が前記第二の明度の値(L2)を超え、前記第二の
    明度の値(L2)が前記第一の明度の値(L1)を超える、第一、第二、および第
    三材料からなる、キット。
  14. 【請求項14】 前記第一材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有する
    重合性材料であり、前記第二材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有する重
    合性材料であり、前記第三材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有する重合
    性材料である、請求項13に記載のキット。
  15. 【請求項15】 前記第一材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有する
    重合性のペーストであり、前記第二材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有
    する重合性のペーストであり、前記第三材料が少なくとも1種類の重合性化合物
    を有する重合性のペーストである、請求項13に記載のキット。
  16. 【請求項16】 前記第一材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有する
    重合性の粉末であり、前記第二材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有する
    重合性の粉末であり、前記第三材料が少なくとも1種類の重合性化合物を有する
    重合性の粉末である、請求項13に記載のキット。
  17. 【請求項17】 色相が最も不透明な層からほとんど不透明でない層まで実
    質的に変らず、明度の値が最も不透明な層からほとんど不透明でない層のすぐ下
    に置かれたそれほど不透明でない層まで層の間で単調に減少し、最も不透明な層
    がそれほど不透明でない層の下にある歯科用製品の製造方法であって、 第一ラベルを付した容器により密封され、前記のほとんど不透明でない層に形
    成されたとき第一の不透明度(O1)および第一の色相(H1)を有する第一材料
    と、第二ラベルを付した容器により密封され、前記のそれほど不透明でない層に
    形成されたとき第二の不透明度(O2)および第二の色相(H2)を有する第二材
    料と、第三ラベルを付した容器により密封され、前記の最も不透明な層に形成さ
    れたとき第三の不透明度(O3)および第三の色相(H3)を有する第三材料であ
    って、前記のほとんど不透明でない層、それほど不透明でない層、および最も不
    透明な層の厚さが各々1.5mm以下であり、前記第三の不透明度(O3)が前 記第二の不透明度(O2)を超え、前記第二の不透明度(O2)が前記第一の不透
    明度(O1)を超え、 前記第三の色相(H3)が前記第二の色相(H2)を超え、前記第二の色相(H 2 )が前記第一の色相(H1)を超える、第一、第二、および第三材料を備え、 前記第三材料を基板上の前記の最も不透明な層に形成し、前記第二材料を前記
    の最も不透明な層上の前記のそれほど不透明でない層に形成し、前記第一材料を
    前記のそれほど不透明でない層上の前記のほとんど不透明でない層に形成するこ
    とからなる、方法。
  18. 【請求項18】 前記の第三の不透明度(O3)が100パーセント不透明 である請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記の第二の不透明度(O2)が94パーセントから99 パーセント不透明である請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第三の明度の値(L3)と前記第一の明度の値(L1
    が、CIE L***単位で10未満の明度の値の差を有する、請求項17に 記載の方法。
  21. 【請求項21】 さらに前記第一材料、前記第二材料、および前記第三材料
    を硬化することからなる請求項17に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第一材料が重合性の材料からなり、前記第二材料が重
    合性材料からなり、および前記第三材料が重合性材料からなる請求項17に記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 前記第一材料が光開始剤からなり、前記第二材料が光開始
    剤からなり、および前記第三材料が光開始剤からなる請求項17に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第一材料が光開始剤および重合性材料からなり、前記
    第二材料が光開始剤および重合性材料からなり、および前記第三材料が光開始剤
    および重合性材料からなる請求項17に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記第一材料が液体、ペースト、あるいは粉末であり、前
    記第二材料が液体、ペースト、あるいは粉末であり、および前記第三材料が液体
    、ペースト、あるいは粉末である、請求項17に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記第一材料がさらに第一の重合性材料からなり、前記第
    一材料中の前記第一の重合性材料を重合して第一の高分子材料を形成することか
    らなり、 前記第二材料がさらに第二の重合性材料からなり、前記第二材料中の前記第二
    の重合性材料を重合して第二の高分子材料を形成することからなり、および 前記第三材料がさらに第三の重合性材料からなり、前記第三材料中の前記第三
    の重合性材料を重合して第三の高分子材料を形成することからなる、請求項17
    に記載の方法。
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