JP2001518212A

JP2001518212A - 安全オンライン取引処理法及びシステム

Info

Publication number: JP2001518212A
Application number: JP53974698A
Authority: JP
Inventors: シクタス，テイモシイ
Original assignee: チャ！テクノロジーズサービシス，インコーポレイテッド
Priority date: 1997-03-13
Filing date: 1998-03-12
Publication date: 2001-10-09
Also published as: KR20000076224A; US5903721A; EA001825B1; WO1998040809A2; NO994428D0; IL131874A0; DE1008022T1; CA2283933A1; WO1998040809A3; ES2150892T1; NO994428L; EA199900825A1; BR9809045A; AU6549498A; EP1008022A2

Abstract

(57)【要約】ヴェンダーコンピュータとユーザーコンピュータとの間の安全なオンライン取引を実行するための方法であって、ヴェンダーとユーザーコンピュータはネットワークと相互に接続されている。ユーザーコンピュータが取引要求メッセージをヴェンダーコンピュータにコンピュータネットワークを介して送信し、その金融取引要求は、ユーザーコンピュータに固有のユーザー確認データからなる。取引要求の受信に応答して、ヴェンダーコンピュータは、前記コンピュータネットワークに相互に接続したトラストサーバーコンピュータに取引承認要求を送信し、その取引承認要求はユーザー確認データおよび要求された取引を表示するデータからなり、取引承認要求の受信に応答して、トラストサーバーコンピュータは、ユーザー確認データを使用しかつユーザー確認データの認証のためにユーザーコンピュータと通信することによって、ユーザーコンピュータを認証し、そして、トラストサーバーは、認証工程をパスする際に、取引を承認する。

Description

【発明の詳細な説明】安全オンライン取引処理法及びシステム技術分野本発明は、オンライン電子商業、特に、オンライン取引の一部としてクレジット番号またはその他の支払い手段を送信することなく、購入者の身元及び信用度を証明することによりインターネットを介して行われるオンライン取引を承認するための安全手順に関する。背景技術インターネットは、非常に速いペースで変わらずに普及しており、今日の主要な通信及び情報環境のひとつとなってきている。しかし、それにも拘わらず、その電子商業の促進手段としての能力は充分には認識されていない。これは、今日のネットワークが機密性の高い金融情報を伝送するのに充分な程度に安全でないからである。新規な暗号化方法が絶えず開発されているにも拘わらず、このような暗号化方法は、見た所ハッカーの能力を越えることがないようである。多くのユーザーは、最も安全化されたネットワーク通信パスを介してでさえ、クレジットカード番号や住所でさえも誰かに盗聴される機会を与えてしまうことを欲していない。今日の電子商業の最大の問題は、ユーザーに信用がないこと、及び商業の道具としてインターネットを使用することに対する心理的な障害である。従来のシステムは、この要求に応ずる努力の結果として開発されてきた。例えば安全電子取引（ＳＥＴ）と呼ばれるシステムが提案された。ＳＥＴのソフトウエア及びこのシステムを支持する金融機関の口座によれば、ユーザーは、インターネットワールドワイドウエブ（ｗｗｗ）サイトに行き、購入する製品を選択し、マウスをクリックすることによりこの製品を注文することができる。この注文は処理され、購入者の身元及び口座が証明され、取引が完成する。それが小切手または例えばクレジットカード口座またはディジキャシュ（ＤＩＧＩＣＡＳＨ）或いはファーストヴァーチャル（ＦＩＲＳＴＶＩＲＴＵＡＬ）のような他の支払いシステムであれ、電子支払いを支持する金融機関（例えばマスターカードまたはヴィサ）が銀行としてこれを行う。ユーザーが口座を開設すると、彼は銀行からサーティフィケイトと呼ばれる電子ファイルを受信する。この電子ファイルは、オンライン購入のためのクレジットカードのように機能する。これは、パブリックキーを含むユーザーに関する情報を包含し、有効期限を有し、その有効性を保証するために銀行によりディジタルサインがなされている。他方、銀行とビジネスをするマーチャント（商人）もまた、マーチャントのパブリックキーと銀行のパブリックキーとの両方を含むサーティフィケイトを得ている。このサーティフィケイトはまた、銀行によりサインされ、マーチャントが適法な者であることを示している。マーチャントのキーは注文に用いられ、銀行のキーは支払いに用いられる。ユーザーはマーチャントに、ウエブページデータトランスファまたはその類似手段を介してイーメイルにより、購入したい製品またはサービスを示す。以下に述べる一連の出来事が数秒の内に生じて終わる。第１に、ユーザーのソフトウエアがマーチャントのサーティフィケイトのコピーを受信し、このサーティフィケイトが銀行によってサインされていることから有効な店と取り引きをしていることを確認する。ユーザーのソフトウエアは、マーチャントへ、すべてサインされた３つのアイテム、すなわちマーチャントのパブリックキーで暗号化された注文情報、銀行のパブリックキーにより暗号化され（従ってマーチャントは見ることができない）支払い情報、及びこの注文のためだけに用いることができる支払いを保証するメッセージダイジェストをマーチャントへ送る。これら３つのアイテムを受けた後、マーチャントはユーザーのディジタル署名をチェックする。マーチャントは、ユーザーの情報を第三者（必ずというわけではないが、おそらくは銀行）に送り、このユーザーが間違いのない者であることを確認する。ついで、マーチャントはユーザーに、注文を受けたことを示すメッセージを送る。マーチャントはまた、銀行のパブリックキーを用いて銀行にサインしたメッセージを送る。このメッセージは、顧客の支払い情報（マーチャントが傍受することができない）及びマーチャントのサーティフィケイトを包含する。銀行は、まずマーチャントが適法な者であることを確認し、ついで今受けたメッセージの署名をチェックして、このメッセージが適法であることを確かめる。銀行は、顧客からの同封支払い情報を開封し、これが正しいものであることを確認する。銀行はまた、この支払い情報がこのマーチャントに向けられたものであり、この特定の注文に関するものであることを確かめる。銀行はサインをなし、マーチャントに対する許可を暗号化し、これにより商品を積み出すことができる。このＳＥＴシステムは、様々な理由から批判された。そのひとつは、ユーザーのコンピュータ内のキーボードドライバに付属するキーストロークスチールプログラムが、それがディジタルワレットプログラムの存在によって活性化されるまで、休眠状態におかれることである。これは、実行されたキーストロークを記録し（暗号化前に）、このキーストロークを第三者に送る。このようなファントムプログラムは、金融機関により知らずして配布された、一見正常な変更された電子商業ソフトウエアパッケージを内側から広めてしまうことになる。ＳＥＴ手順は、これもまた潜在的な弱点である暗号化に重く依存している。サーティフィケイトは、ＳＥＴの保安スキームにおける主要な部分を担っている。サーティフィケイトに解号に対する数学的な抵抗を与えるパラメータは、当初の暗号キーの長さである。ＳＥＴのサーティフィケイトは、充分に大きな安全性を与えると感じられる１０２４ビット長さのキーを用いる。しかし、如何なる暗号に基づいたスキームをもってしても、ハッカーは、充分な時間及び充分なコンピュータ能力を与えられればコードを破ることができる。暗号法に全面的に依存する問題点は、この暗号が解読されるならば全く意味がないことである。悪いことに、もし暗号が第三者によって行われ、適法なユーザーに気付かれなければ、偽りの保安状態が続くことになる。電子取引のより強い安全性が、特定の暗号スキームに単純に信頼するよりも、或種のバックアップメカニズムを持たなければならない。他の従来の電子商業スキームにおいては、ファーストヴァーチャルシステムが、如何なる型式の暗号化にも依存せず、ユーザーのクレジットカード番号は電話で集め、非感受性取引情報はインターネットを介して送るようにしている。さらに、イーメイル、ＦＴＰ、テレネット、及びワールドワイドウエブを包含する現存のインターネットアプリケーションプロトコルの頂点にバイヤーフィードバックメカニズムがある。これらのプロトコルはアイデンティティ（身元）の証拠を担持していないので、ファーストヴァーチャルは、イーメイルによるコールバックに基づく支払いシステムを用いている。金融取引を処理することが求められると、バイヤーの口座を見て、このバイヤーに取引の有効性を確認するイーメイルメッセージが送られる。バイヤーは、イエス、ノー、またはフロード（偽）と応答することができる。バイヤーがイエスと云った時だけに、金融取引は開始される。さらにまた、ファーストヴァーチャルのイーメイル依存性及びヴァーチャルピン（ＶｉｒｔｕａｌＰＩＮ）は、いくつかの理由により、それ自体潜在的なハッカーによる精査を可能としている。第１に、イーメイルは、これた周知のポートを用いており、簡単なツール及び基本的なＳＭＴＰ（シンプルメイルトランスファプロトコル）の理解で、こっそり調べることができるので、これを打ち破ることは比較的容易である。さらに、遅いイーメイルゲートウエイ（例えば商業的に提供されている多くのオンラインサービスにより用いられているようなゲートウエイ）の場合、メールの配信は、１日に１回またはそれ以上程度の割合で取り上げることができる。さらにまた、ヴァーチャルピンはスタティックなもので、本人になりすますことができる。電子支払いのための異なったスキームが、トークンを含むディジタルワレットに基づいてディジキャッシュにより開発されている。トークンは、銀行により有効化され（ディジタルにカウンターサインされ）るが、銀行は、各個のユーザーまではこのトークンを追跡することはできない。従来のシステムのどれもが、例えばインターネットのような非安全ネットワークを介して大規模に実施されるに充分な安全電子商業手順を提供できない。従来技術の欠点の第１の理由は、暗号への依存とともに、インターネットを介する感受性金融データの送信にある。従って、本発明の目的は、オンライン取引の一部としてクレジットカード番号を送信することなく、購買者のアイデンティティ及び信用度を認証することにより、インターネットを介して行われるオンライン取引を承認する安全手順及びシステムを提供することにある。本発明の更なる目的は、取引承認プロセスの一部としてインターネットを介するデータの送信のために暗号に依存しないようなシステムを提供することにある。本発明の別の目的は、ユーザー（購入者）及び予め登録されたヴェンダー（売り主）を有するトラストブローカーのような第三者を利用するシステムであって、トラストブローカーがインターネットを介して送信されない内部記憶データを利用することによりユーザーを認証することによって取引を有効化できるようにするシステムを提供することにある。発明の開示上述及びその他の目的に従って、ヴェンダーのコンピュータとユーザーのコンピュータとがその間のデータ通信のためのコンピュータネットワークに相互接続される、ヴェンダーコンピュータとユーザーコンピュータとの間の安全オンライン取引を遂行する方法が提供される。この方法は、ユーザーコンピュータがコンピュータネットワークを介してヴェンダーコンピュータに取引要求メッセージを送信し、この取引要求メッセージは、ユーザーコンピュータに独特のユーザー確認データを包含し、この取引要求の受信に応答してヴェンダーコンピュータは、コンピュータネットワークに相互接続されたトラストサーバーコンピュータに、ユーザー確認データ及び要求された取引を示すデータを包含する取引認証要求を、この取引承認要求の受信に応答して送信する。トラストサーバーコンピュータは、ユーザー確認データを用いることによりユーザーコンピュータを確認し、ユーザー確認データの認証のためにユーザーコンピュータと通信する。トラストサーバーは、認証段階を合格した時に取引を承認する。特に、ユーザーコンピュータは、ユーザーコンピュータに特有のユーザー登録番号、取引要求の時間に相関する時間スタンプデータ、及びユーザーコンピュータに特有の内部記憶ユーザーマトリックスの第１の関数としてユーザー認証番号を生成し、ユーザー登録番号、時間スタンプデータ及び計算されたユーザーマトリックスの第２の関数としてネットワークプロトコルを与え、ユーザー登録番号、時間スタンプデータ、要求された取引を示す第１のデータ、及びユーザーコンピュータに関連するネットワークアドレスを包含する取引要求メッセージを、コンピュータネットワークを介してヴェンダーコンピュータへ送信することにより、取引要求を遂行する。信託ブローカーへヴェンダーコンピュータにより送信される取引承認要求は、ユーザー登録番号、時間スタンプデータ、要求された取引を示す第２のデータ、及びユーザーコンピュータに関連するネットワークアドレスを包含する。トラストサーバーコンピュータは、受信したユーザー登録番号を利用することによりユーザーマトリックスを計算し、受信したユーザー登録番号、受信した時間スタンプデータ及び計算したユーザーマトリックスの第１の関数として信託サーバー認証番号を生成し、受信したユーザー登録番号、受信した時間スタンプデータ及び計算されたユーザーマトリックスの第２の関数として、予想されるネットワークプロトコルポート番号を計算する。トラストサーバーは、ヴェンダーコンピュータから受信したユーザーコンピュータネットワークアドレス及び計算された予想ネットワークプロトコルポート番号を利用してユーザーコンピュータと通信する。トラストサーバーは、ユーザーコンピュータからユーザー認証番号を得て、これを、生成したトラストサーバー認証番号と比較する。この比較段階がパスすると、ユーザーコンピュータが認証されたものであることを示し、この比較段階で失敗するか、計算されたポート番号が有効でない時は、ユーザーコンピュータは認証されない。ユーザー認証番号生成のための第１の関数は、訃算されたユーザーマトリックスの第３の関数としてユーザーマトリックスを合成する段階を包含し、トラストサーバー認証番号を生成する第１の関数は、計算されたユーザーマトリックスの第３の関数としてトラストサーバーユーザーマトリックスを合成する段階を包含する。さらに、ユーザー認証番号生成用の第１の関数は、ユーザー登録番号と時間スタンプデータとを合成されたユーザーマトリックスからユーザー認証番号を抽出するのに利用され、トラストサーバー認証番号生成用の第１の関数は、ユーザー登録番号と時間スタンプデータを利用して、合成トラストサーバーユーザーマトリックスからトラストサーバー認証番号を抽出する。このように、本発明は、今日の電子商業の問題点を解決し、インターネットの量的な電子商業の潜在的な可能性を利用する新規なオンライン支払い方法にあることが明らかである。本発明は、現存する信用関係を既に有し、従ってオンライン取引を実行するのに金融データを必要とせず要求を通信することを必要とするだけのサーバーとクライアントとからなる場合の完全な解決策である。このシステムは、感受性データまたは金融データの通信なしに、インターネットを介して安全電子商業を行う能力を提供するものである。暗号化するものはなく、従ってハッカーに狙われるものはない。たとえオンライン接続が盗聴されても、電話線で通信される情報は、全体システムの一部だけを構成するだけで、計算の産物であるので利用価値がない。これは、有効に再利用できるスタチック情報とは相反して動的なものであるからである。ヴェンダーの製品またはサービスに関心のあるユーザーは、既に埋め込みの取引要求ボタンを備えているヴェンダーのウエブページに単にアクセスするだけでよい。このようにすることにより、クライアントのソフトウエアは、ユーザーの機械に自動的にダウンロードされる。取引要求ボタンがクリックされると、クレジットカード番号やアドレスを打ち込むことなく取引がおこなわれる。ユーザーが取引を支持してから、それが実行されるまで、数秒間である。最後に、トラストサーバーシステムの一体部分としてユーザークライアントはマルチメディアインターフェイスを採用している。取引要求ボタンは、魅力的なアニメーション画として表されている。これをクリックすると、アニメーション画が音声効果を伴って変化する。そして、取引が承認されると、アニメーション画が例えばチャチャというような音の音響効果を伴って更に変化する。ヴェンダーは、電子商業を提供しこれに従事するためにウエブサイトを必要とする。この取引認証システムを用いるためには、任意所望の手段（郵便、ファックス、電話、またはインターネット）を介してトラストブローカーに登録する。それで、そのウエブページに簡単なＨＴＭＬタッグを加え、それぞれ提供された取引ごとに情報を詳記する。このようなウエブページをヒットするユーザーは、このページを見るためにブロウザアドオンのようなユーザークライアントソフトウエアモジュールを必要とする。従って、もしこれが既にインストールされていなければ、数秒間で自動的にダウンロードされて、機械にインストールされる。ユーザーが彼の第１回目の取引に携わることを要求する場合、彼は、任意好適な手段（郵便、ファックス、電話、またはインターネット）を介してトラストサーバーに登録し、彼のユーザー登録番号を受け取らなければならない。ユーザークライアントにおいてこの登録番号と彼の選択したＰＩＮとを入力すると、短い導入セッションが、これとトラストサーバーとの間に生じて、その後互いにオンラインを認識することが可能となる。その後、最初の取引を行うことができる。ＰＩＮは単にユーザークライアントにアクセスするキーとして役立つだけで、電話線を介して送られることはないことを注意されたい。取引を要求するためには、ユーザーは、埋設されたボタンをクリックし、彼のＰＩＮを入力するだけでよい。そうすると、その他のことは全部自動的に行われる。この要求はヴェンダーを介してトラストサービスへ送られる。要求が受信されると、トラストサーバーは、取引を実行する希望を証明するためにユーザークライアントにより使用されたのと同じアルゴリズムを用いてユーザーの機械を認証する。ユーザーの信用度がはっきりとし、ユーザーコンピュータのアイデンティティ（同一性）が認証されると、取引は実行され、その状態がユーザーに示される。これらのすべては数秒の間に行われる。このシステムは、生じたすべての取引をデータベースに正確に記録し、ヴェンダー及びユーザーに、彼らがかかわった取引を毎日或いは月ごとに報告する。図面の簡単な説明第１図は、本発明の通信を例示するトップレベルブロック図である。第２図は、関係者間の１回の取引とデータ流れを示す簡略化されたブロック図である。第２ａ図は、本発明を実行するためにユーザーに表示される典型的なウエブページを例示する図である。第３図は、本発明方法のトップレベルフローチャートである。第４ａ図は、本発明の走査検索機能の詳細なフローチャートである。第４ｂ図は、本発明のユーザー取引機能の詳細なフローチャートである。第４ｃ図は、本発明のヴェンダー機能の詳細なフローチャートである。第４ｄ図は、本発明のトラストサーバー機能の詳細なフローチャートである。第５図は、本発明のソフトウエアコンポーネントアーキテクチュアを例示する図である。第６図は、本発明を実行するユーザーコンピュータの機能性を示すブロック図である。発明を実施するための最良の形態第１図は、本発明のシステム１０のトップレベルを示すブロック図である。ユーザー１、ユーザー２、．．．ユーザーｎと示された複数個のユーザーコンピュータ１２は、例えばインターネットサービスプロバイダー（ＩＳＰ）へ接続されたダイアルアップモデム、インターネットへ接続されているネットワークへの直接接続などの当業界において知られている確証の手段によりインターネット１６へ相互接続されている。インターネット１６は、相互間に情報の交換を許容する相関コンピュータネットワークの地球規模のネットワークである。インターネット１６がこの好適な実施例に使用されているが、本発明は、相互接続されたコンピュータ間での安全取引が望まれる任意のコンピュータネットワークに適用することができる。典型的には、ユーザーコンピュータ１２は、市販されている走査検索クライアントソフトウエアパッケージを介してインターネットにアクセスされる家庭用またはビジネス用のパーソナルコンピュータである。ヴェンダー１、ヴェンダー２、．．．ヴェンダーｎとして示した複数個のヴェンダーコンピュータ１４が、当業界において知られている各種の手段のひとつにより同様にインターネット１６に相互接続されている。ヴェンダーコンピュータ１４は、例えばインターネットに接続されたホスト上で作動する適宜なサーバーでよい。トラストサーバー１８はまた、第１図に示されるインターネットに相互接続され、任意のユーザーコンピュータ１２と任意のヴェンダーコンピュータ１４との間の取引を認証する目的のトラストブローカーとして作用する。これらユーザーコンピュータ１２及びヴェンダーコンピュータ１４は、後述するようにして、ともに初めはトラストサーバー１８に登録されなければならない。トラストサーバー１８は、点線で示すように信用交換所２０に接続されている。信用交換所は、本発明の一部となるものではないが、トラストサーバー１８から取引を要求するユーザーの信用度を決定するために、当業界で知られている任意の手段（例えばダイアルアップモデム接続）によりトラストサーバー１８によりアクセスされる。ユーザーコンピュータ、ヴェンダーコンピュータ及びトラストブローカーのそれぞれは、特定のネットワークに供給されているような当業界において周知の通信プロトコルにより互いに通信することができる。このようにして、この好適な実施例のインターネット接続では、当業界で周知のＴＣＰ／ＩＰプロトコルスイートが、それぞれの者により、ここに記載のような取引へ提供される。第２図及び第３図は、ユーザーコンピュータ１２と、ユーザーが望む取引に関連するヴェンダーコンピュータ１４と、トラストサーバーコンピュータ１８との間のデータの流れを例示している。ユーザーは、ステップ１において走査検索中このプロセスを開始する。ここで、かれは、購入したいアイテムを記載しているページが見られるまで、例えばネットスケープ（Ｎｅｔｓｃａｐｅ）のようなインターネットブロウザを介して各種のヴェンダーからページをダウンロードする。図２ａに示すように、ユーザーは、マウスかまたはコンピュータ１２に関連するその他の指示装置を用いてスクリーンページ２２内に埋設されたコントロールをクリックして、例えばＨＴＭＬ（ハイパーテキストマークアップラングエッジ）フォーマットにおいてアイテムを指示することにより、ステップ２において購入するアイテムを選択して取引要求をなす。第２ａ図において、ユーザーは、関連するコントロール２０をクリックすることにより時計を購入することを選択する。取引可能化コントロールの選択は、以下に記載する内部処理を開始し、取引要求メッセージはインターネットにより、公知のインターネットプロトコル手順で選択されたヴェンダーコンピュータ１４へ送信される。ついで、ユーザーコンピュータ１２は、トラストサーバー１８からの次の通信まで一時的な待機状態に移行する。ヴェンダーコンピュータ１４は、ユーザーコンピュータ１２からの要求メッセージを受け取ると、ステップ３においてインターネットを介してトラストサーバー１８へ、この取引要求のイメージを送信する。この取引要求イメージに沿って、ヴェンダーコンピュータ１４は、トラストサーバー１８へ、要求しているユーザーコンピュータ１２のＩＰネットワークアドレスを送信する。これは、トラストサーバー１８が、取引の認証に先だってユーザーコンピュータ１２の同一性を認証することを許容する。ヴェンダーコンピュータ１４は、この取引のための処理を完了し、他のユーザーからの他の取引要求を待つこととなる。ついで、トラストサーバーは、取引要求承認を促進させるために実質的に同時に２つの独立の機能を行う。ステップ４に示す１つの機能は、要求された取引のためのユーザーの信用度を決定するために、例えば直接ダイアルアップモデム接続のような当業界において知られている任意の手段を介して信用交換所と通信することである。トラストサーバー１８は、ユーザーのアイデンティティと、要求されたクレジットの額とを知って、取引要求に含まれているデータから取引を承認する。もしも信用交換所がクレジットの理由から要求を承認しないと、トラストサーバー１８は、この取引要求に応ぜず、このことをユーザーに注意する。ヴェンダー必要性は、応じない取引の場合には決して注意されない。同時に、ステップ５においてトラストサーバー１８は、内部処理及びユーザーコンピュータ１２とのデータ通信を行い、ユーザーコンピュータ１２のアイデンティティを認証し、取引を承認する。トラストサーバー１８は、ヴェンダーコンピュータ１４により送信されたデータからユーザーコンピュータ１２のＩＰアドレスを知る。トラストサーバー１８は、ユーザーマトリックス認証番号（ＵＭＡＮ）と呼ばれるデータの一片を得て、これを、ユーザーのアイデンティティの関数として内部的に計算されたトラストサーバーマトリックス認証番号（ＴＳＭＡＮ）と比較する。両方のマトリックス認証番号が一致すると、ユーザーは認証されたものと考えられ、取引がステップ６において承認される。このようにして、取引要求承認用の本発明の三角網手順は、第２図に示した三者プロセスから明らかである。ユーザーコンピュータ１２及びヴェンダーコンピュータ１４は、ともに予めトラストサーバー１８に登録されている。トラストサーバー１８は、トラスト及び認証サービスを実行するトラストブローカーとして作用する。ヴェンダーは、トラストサーバー１８を信頼し、ユーザーを認証するその方法に依存する。これは、トラストサーバー１８は登録されたユーザーにより要求された取引だけを許容するからである。ユーザーはトラストサーバーに予め登録されているので、トラストサーバーは、ユーザーコンピュータ１２に知られているだけの認証情報を要求することができる。本発明にとって重要なことは、ユーザーのクレジットカード番号またはその他の同様な感受性のある情報は取引承認プロセスの一部として当事者間に伝達されないことである。その代わりに、ユーザーは、詳細に後述するように安全な通信手段、例えば直接電話接続、ファックス、郵便、その他によってトラストサーバーに登録している。一旦トラストサーバーがユーザーを登録すると、ユーザーはインターネットを通じて感受性の高い金融情報またはその他の電子支払い手段を伝送する必要なく、クレジット承認のためクレジットカード番号を用いることができる。このプロセスの更なる有益な結果は、ヴェンダーコンピュータ１４はユーザーのクレジットカード番号またはその他の支払い口座番号を提供されることがなく、このようにして、このシステムにおいてヴェンダーフラウドの機会が減少することである。ヴェンダーが得られる唯一の情報は、購入されるアイテム及びユーザー同定情報（ユーザーへの発送を可能にする）である。この好適な実施例の特定の手順を、第４Ａ図、ないし第４Ｄ図を参照して説明する。ユーザーが所望の取引のためにインターネット上で走査検索するステップ１は、第４Ａ図のフローチャートに詳細に示されている。ユーザーは、ユーザーコンピュータのユーザーブロウザクライアントソウフトウエアを使って、標準のインターネット走査検索コマンドを実行する。インターネットブロウザは、例えばヴェンンダーコンピュータ１４のＩＰアドレスに関連するＵＲＬ（ユニオンリソースロケーション）にアクセスするコントロールとしてＨＴＭＬ埋設タッグを用いて、選択したヴェンダーコンピュータ１４に適当な走査検索コマンドを発する。これに応答して、ヴェンダーコンピュータ１４は、ユーザーに示すようにユーザーブロウザクライアント埋設ウエブページに送信する。一旦ユーザーが購入しようとする所望のアイテムまたはサービスを、ヴェンダーのウエブページのＨＴＭＬフォーマットに見い出すと、ユーザーは、この選択したアイテムに関係する埋設コントロール上をクリックする。ユーザークライアントソフトウエアモジュールは、このコントロールによってアクセスされ、取引要求を実行するために適当な機能を行う。図４Ｂ図は、ユーザーコンピュータ１２のあるユーザークライアントソフトウエアモジュールにより実行される詳細なステップを例示している。もしもユーザークライアントソフトウエアモジュールがユーザーコンピュータに存在しない、すなわちユーザーがそれまでに本発明のの取引要求システムにアクセスしていなかった場合には、埋設されたコントロールは、承認されたＦＴＰサイトから適宜なインストールルーチンを自動的にダウンロードして、ユーザーコンピュータにユーザークライアントモジュールをインストールするように進む。ユーザークライアントモジュールがインストールされているが、直面する取引がユーザーが行う最初の取引であると、クライアントモジュールは、ダイアログボックスを介してユーザーに、ユーザーを独特に識別する、予め与えられた登録番号を入力するように促す。ユーザーは、例えばファックスまたは無料金電話のような安全な通信手段を介してトラストサーバー１８との登録プロセスにより登録番号を得ることができる。ユーザーは、トラストサーバーのオペレータに、氏名、住所その他及びクレジットカードまたは将来の取引に利用しようとする他の支払いメカニズムを提供する。トラストサーバーは、ユーザーに独特のユーザー登録番号を与え、これに沿ってローカルベータベースにユーザー情報を記録する。このようにして、とトラストサーバーがヴェンダーから取引要求を受けた時、これは、ヴェンダーから供給されたユーザー登録番号を受け入れ、データベースから、取引に用いられるクレジットカード番号を包含するユーザー確認情報を取ってくる。このようにして、トラストサーバーとの最初の安全な通信の後は、ユーザーは、従来の電子商業システムによって要求されているようにインターネット上でクレジットカード番号またはその他のデータを送信する必要がなくなる。ユーザーが最初の取引要求のために一度登録番号を入力した後、ユーザーはまた、次の取引セッションのためにＰＩＮを入力することが要求される。ＰＩＮはユーザークライアントにアクセスすることだけに用いられ、インターネットの通信に用いられることはない。セッションごとにＰＩＮを入力することを要求することにより、ユーザーのコンピュータを不法に使用する非認証者が取引（ユーザーの金融支払いスキームまたはクレジットカード番号を使用する取引）をする機会をなくすことができる。このように、後から続くセッションにおいて、ＰＩＮが要求され、これが正しく入力されない場合には、ユーザークライアントへのアクセスは拒否され、取引要求は、このシステムではなされ得ない。さらに、最初の取引要求セッションでは、ユーザーマトリックスが、このシステムで見い出される独特のハードウエアであるアイデンティファイヤ（同一性識別器）の機能として生成される。例えば、ユーザークライアントはユーザーのハードドライブからシリアル番号を取ってきて、これを処理してユーザーマトリックスを生成する。これは、トラストサーバーとの次ぎに続く処理及び認証のためにユーザーのハードドライブに局部的に記憶される。第２の変数すなわちユーザーマトリックス認証番号（ＵＭＡＮ）は、最初の取引要求のためにだけにユーザーマトリックスに等しく設定される。取引要求が最初のものでない場合、すなわちユーザーがそれ以前にこのシステムを使用している場合には、ユーザークライアントモジュールはＵＭＡＮをユーザー登録番号（メモリから持ってきたもの）、ユーザーマトリックス（メモリからもってきたもの）及びユーザーコンピュータのリアルタイムクロックに相関する時間スタンプフィールドの関数として計算する。時間スタンプは付加的な安全性の特色である。これは要求はされていないが、それぞれの取引要求に伴って変化し、このシステムを欺くことが更に困難になるので、好適なのである。ＵＭＡＮを生成するのに用いられる機能部分は、任意の丈夫な機能生成器でよく、３つの入力変数を取り、出力を計算する。この機能部分は、乗算器、マトリックス形成器、シフトレジスタなどでよい。ＵＭＡＮを生成するのに用いられる同形の機能生成器はまた、トラストサーバー１８上に蓄積され、トラストサーバーにより用いられて、トラストサーバーマトリックス認証番号ＴＳＭＡＮを生成して、ユーザーコンピュータ１２を認証する。ユーザークライアントモジュールは、ＴＣＰ／ＩＰ形式毎に、プロトコール・ポート番号ＰＯＲＴを割り当てて開くために、ユーザー登録番号、ユーザーマトリクス、および時間スタンプ領域を使用する。ＵＭＡＮを計算するために使用される関数生成プログラムと似てはいるが必ずしも同一ではない関数生成プログラムがＰＯＲＴ演算のために使用される。即ち、ＰＯＲＴは３つの入力変数をもち、出力を計算する強力な任意な関数であれば良い。その関数は、乗算器、マトリクス演算器、シフトレジスタ等であっても良いＵＭＡＮ認証演算に関して、ＰＯＲＴを生成するために使用される同一の関数生成プログラムはトラストサーバー１８に格納されて、ユーザーコンピュータ１２と通信するためにプロトコール番号ＰＯＲＴを生成するためにトラストサーバーによって使用されるであろう。ユーザークライアントモジュールは、インターネットを通してヴェンダーコンピュータ１４と通信するための取引要求メッセージを組み立てる。取引要求メッセージはユーザー登録番号、時間スタンプ領域、および購入のために選択された項目を表示した取引データからなる。取引データはＳＫＵ、カタログ番号等の形式であっても良く、かつ、取引データは随意的に、購入のために選択した項目の価格を記述しても良い。もし、その価格データが省略される場合には、承認に際してトラストサーバー１８にそのメッセージを再送する場合には、ヴェンダーコンピュータ１４は価格データを追加しなければならない。それから、取引要求メッセージはインターネットを通して、ＨＴＴＰ（hypert ext transfer protocolハイパーテキスト伝送プロコール）のような適宜なプロトコールによってヴェンダーコンピュータ１４に送られる。ＨＴＴＰはその分野では周知であり最近ではインターネット上で、送信データパケット（IP data-gr ams，ＩＰデータグラム）の流行のモードである。本発明に特に関係のあるのは、ヴェンダーコンピュータ１４は、ＨＴＴＰの要求のヘッダーから、源コンピュータ、即ちユーザーコンピュータ１４のＩＰアドレスを引き出すという受信側の能力である。しかしながら、受信側がコンピュータネットワーク上のアドレスの送付を引き出すことができるという任意の送信プロトコールが実施可能であるので、本発明はＨＴＴＰによって使用されるものに限られることはない。もし、使用された送信プロトコールがこのような情報を提供しないのであれば、ユーザーコンピュータによるメッセージの組み立ての間に、取引要求メッセージが提供されなければならない。取引要求メッセージのヴェンダーコンピュータ１４への送信の後、ユーザーコンピュータ１２は開かれたプロトコールポートＰＯＲＴを通してトラストサーバー１８からの通信が完了していない待ち状態に入る。図４ｃに示すように、ヴェンダーコンピュータ１４は、インターネットを介して、取引要求メセージを受け、トラストサーバーに対して伝送の用の取引承認要求を組み立てる。取引承認要求は本質的には取引要求メッセージのイメージであって、ユーザー登録番号および取引要求メッセージから得られた時間スタンプ領域と、購入のために選択された項目を表示する取引データ、特にその価格からなる。もしユーザーコンピュータ１２がＳＫＵまたはカタログ番号のみを提供するのであれば、ヴェンダーコンピュータ１４はトラストサーバー１８に送られた取引承認要求内に含めるためにその項目の価格を最初に調べなければならない。取引承認要求はユーザーコンピュータ１２、すなわち、取引要求メッセージにあるＨＴＴＰ要求ヘッダーから得られたＩＰアドレス、を含む。このようにして、ヴェンダーコンピュータ１４からトラストサーバー１８に提供された情報はユーザー（ユーザー登録番号を介して）のアイデンティテイ、ユーザーコンピュータ（ＩＰアドレスを介して）のネットワーク上の位置、購入された項目の価格、および取引が要求された時刻である。トラストサーバー１８はユーザーの信用貸しする価値を決定するとともに彼の身元を法的に認証する情報を使用するだろう。ヴェンダーコンピュータ１４は、今や、この発明の目的達成のための回路から外れる。そして、それは他のユーザーからの引き続く取引要求のために待機状態となる。ヴェンダーは、もし取引が承認されまたは拒否されるならば、適当な手段により報告されるであろう。トラストサーバー１８はヴェンダーコンピュータ１４から取引承認要求を受けると、図４ｄに示すように、２つの独立で本質的に同様なプロセスを実行することに着手する。トラストサーバー１８は照合要求を開きそしてポインターとしてユーザー登録番号を用いて、内部データベースにアクセスすることによってユーザーのアイデンティティに関する情報を読み取りに行く。トラストサーバーは、メッセージから開かれた価格データとともにこの識別情報を使用して、ユーザーが、希望する取引を実行するための適当な信用をもっているか否かを決定するために信用交換所と通信をとる。これはファックス、電話、ダイアルアップモデムまたはインターネットによって行われる。信用交換所が、決定をもって返送し、もし拒否するならば、処理は終了しそしてユーザーはコミュニケーションチャネルによって以下に示すように知らされ、もし承認するのであれば、トラストサーバーは認証工程によって続行する。もし、このユーザーによって要求された最初の取引ではないのであれば、トラストサーバーは、ユーザー登録番号をそのデータベースへのポインターとして実行し、そこから、特別の使用のために以前に蓄えられたユーザーマトリクスを読出しにいく。トラストサーバーはそれから、ユーザー登録番号、ユーザーマトリクス（メモリから読み出された）、および受信した時間スタンプ領域の関数としてトラストサーバーマトリクス認証番号（ＴＳＭＡＮ）を計算する。ＴＳＭＡＮを生成するために使用された関数はユーザーコンピュータ１２に格納され、ユーザーコンピュータによってＵＭＡＮを生ずるために使用された関数と同一である。ユーザークライアントモジュールは、予想されたネットワークプロトコールポート番号ＰＯＲＴ＿ＥＸＰを計算するためにユーザー登録番号、ユーザーマトリクス、および時間スタンプ領域を使用する。ＴＳＭＡＮの認証計算に関して、ＰＯＲＴ＿ＥＸＰを生成するために使用した同一の関数生成プログラムはユーザーコンピュータ１２に格納され、ユーザーコンピュータによって、トラストサーバー１８との通信のためにプロトコル番号ＰＯＲＴを生成するために使用される。トラストサーバーは、それから、ヴェンダーコンピュータ１４から受信したＩＰアドレスへのデータ要求および計算されたプロトコールポート番号ＰＯＲＴ＿ＥＸＰを送ることによって、ユーザーコンピュータ１２とインターネットを介して通信を開始する。この要求の受信を完了していない一時的な待ち状態にあるユーザーコンピュータ１２は、それから、開かれたＰＯＲＴを通してＵＭＡＮの値をトラストサーバーに返送する。トラストサーバー１８は、ＵＭＡＮを受信し次第、ユーザーコンピュータの認証のためにＵＭＡＮと計算されたＴＳＭＡＮとを比較する。もし、比較工程をパスするならば（ＵＭＡＮ＝ＴＳＭＡＮ）、取引が承認され（クレジットチェックをパスするならば）、ユーザーコンピュータ１２はインターネット接続中であれば知らされる。信用交換所は取引について知らされ、それに従って、その記録を更新する。ヴェンダーは究極的には、取引が承認されたことを知らされ、その結果、ヴェンダーは取引の一部を実行することができる、すなわち、購入された商品をユーザーに送る。ヴェンダーは、クレジットカードの取引のためにその分野で用いられる任意の手段によって取引に対して支払いがされるであろう。もし、比較工程が失敗するならば、取引は拒否され、ユーザーコンピュータ１２はインターネット接続中に知らされる。取引の状況は、トラストサーバー１８によって、それに続く解析および処理のために内部データベースに格納される。本発明の三角綱手順は信用基盤の上に都合良く立脚している。ここで、そのトラストサーバーは、予備登録工程を通じて、ユーザーおよびヴェンダーコンピュータのアイデンティティの知識を有している。クレジットカード番号のような要注意の情報は取引の間には通信されないので、データは暗号化されることなく通過することができる。従来技術のシステムにおけるような暗号化に関する信頼は望ましくないのは、十分な時間が与えられれば、盗み聞きする者は不法に取引を解読して、システムを、関与する全ての関係者に害を与えるように茶化すことができる。このシステムでは、盗み聞きする者はシステムを茶化すために必要とするデータの一部を捕獲することができるのみであるので、トラストサーバーによって要求された認証データ（ＵＭＡＮ）は時間スタンプの関数として変更されるであろう。本質的に、トラストサーバーおよびユーザーは、各当事者にのみ知られ、ユーザー登録番号の関数として蓄積されている変数に応じて、「進行中に」（リアルタイムで）生成する確認データパターンの知識をもっている。もちろん、データパターンは、各取引のために進行中に計算されるというよりもむしろメモリに蓄積されることができる。しかし、そのような実施例に対するメモリの要件は、非常に大きくまた高価である。マトリクスのみを格納し、それを、同一の関数生成プログラムによって要求される場合にマトリクスを生成するために使用することによって、メモリの記憶要件は非常に軽減される。図書館の隠喩によるシステムの有効なアナロジーがある。ユーザーコンピュータおよびトラストサーバーは同一の図書館をもっていると考えると、いずれかの本がクライアントに一般的には世間には知られることなく書かれる。トラストサーバーが認証データを要求した場合、ユーザーの図書館におけるある本のある語句を要求している。トラストサーバーは同一の図書館をもっているので、その要求が正しいユーザーによって答えられているならば、その語が何であるかを知っている。本質において、ユーザーコンピュータはトラストサーバーに対して、「私は、あなたの図書館の第１壁の第９棚にある第４２番目の本の第１６章にある第４段落からの第１２番目の語をあなたに提供するつもりである。」と言っている。正しい語に対するこのマップは、ユーザー登録番号および取引要求メッセージを介した時間スタンプを介して提供される。トラストサーバーは、ユーザーコンピュータがどの語を待っているであろうということをこの変数から決定することができる。非暗号化形式によるインターネットを介して通信される特定の語は必ず要求から要求へ変化するであろうから、同一のユーザーにとってさえ、盗み聞きする者がシステムを茶化すことができないので、彼は彼が利用できる同一の図書館をもたない限り、特別の要求を満足させるであろう語を予想する方法はない。このように１語の捕獲は盗み聞きする者に何の利益をもたらさない。好ましい実施例において、その関数は、入力変数としての登録番号、マトリクス番号、および時間スタンプを生成するためにＵＭＡＮおよびＴＳＭＡＮ操作を生ずるために使用された。例えば、１６×１６マトリクスは、登録番号、マトリクスおよび時間スタンプの一部の、種々の予め定めた結合を形成することによって生ずることができた。そして、特定の位置は、同一の変数の他の予め定めた結合を使用することによって、ＵＭＡＮおよびＴＳＭＡＮとを関連付けることができる。時間スタンプは要求から要求へ変化するので、ＵＭＡＮおよびＴＳＭＡＮもまた変化する。他の実施例においては、ヴェンダーコンピュータ１４は、認証工程から除いても良い。ユーザーコンピュータ１２およびトラストサーバー１８は直接的に相互に通信する。この実施例においては、ユーザーは取引要求のメッセージを直接にトラストサーバーに送り、プロトコールポートは開かれそしてこのような通信のために使用される。他のものは本質的に前の実施例と同様のままである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＵ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＪＰ，ＫＲ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＳＧ，ＴＲ，ＵＡ，ＶＮ，ＹＵ

Claims

【特許請求の範囲】１．ヴェンダーコンピュータとユーザーコンピュータとの間の安全なオンライン取引を実行するための方法であって、前記ヴェンダーコンピュータおよび前記ユーザーコンピュータはそれらの間でのデータ通信のためにデータコンピュータネットワークと相互に接続しており、その方法は次の工程からなる。ａ）前記ユーザーコンピュータが前記ヴェンダーコンピュータに取引要求メッセージを前記コンピュータネットワークを介して送信し、その金融取引要求は前記ユーザーコンピュータに固有のユーザー確認データを有しており、ｂ）その取引要求の受信に応答して、前記ヴェンダーコンピュータは、前記コンピュータネットワークと相互に接続したトラストサーバーコンピュータに取引承認要求を送り、その取引承認要求はユーザー確認データおよび要求された取引を示すデータを有しており、ｃ）前記取引承認要求の受信に応答して、前記トラストサーバーコンピュータはユーザーの確認データを使用するユーザーコンピュータを認証し、かつ、ユーザー確認データの認証のためにユーザーコンピュータと通信し、ｄ）トラストサーバーは認証工程に合格すると取引を承認する。２．ヴェンダーコンピュータとユーザーコンピュータとの間の安全なオンライン取引を実行するための方法であって、前記ヴェンダーコンピュータおよび前記ユーザーコンピュータはそれらの間でのデータ通信のためにデータコンピュータネットワークと相互に接続しており、ヴェンダーコンピュータは要求の際に、それに固有のネットワークアドレスと関連しており、その方法は次の工程からなる。ａ）前記ユーザーコンピュータは、次の工程からなる取引要求を実行する。 i）ユーザー認証番号を、ユーザーコンピュータに固有のユーザー確認番号と、取引要求の時間に関係する時間スタンプデータと、ユーザーコンピュータに固有の内部的に格納されたユーザーマトリクスとの第１の関数として、生成し、 ii）ユーザー登録番号、時間スタンプデータおよびユーザーマトリクスとの第２の関数としてネットワークプロトコールポート番号を割り当て、 iii）取引要求メッセージをヴェンダーコンピュータにコンピュータネットワークを通して送信するとともに、その取引要求メッセージは、ユーザー登録番号、時間スタンプデータ、要求された取引を表示する第１のデータ、およびユーザーコンピュータと関連するネットワークアドレスからなり、ｂ）その取引要求の受信に応答して、前記ヴェンダーコンピュータは、前記コンピュータネットワークと相互に接続したトラストサーバーコンピュータに取引承認要求を送信し、その取引承認要求は (i) ユーザー登録番号、 (ii) 時間スタンプデータ、 (iii) 要求された取引を表示する第２のデータ、および (iv) ユーザーコンピュータと関連したネットワークアドレスからなり、ｃ）前記ヴェンダーコンピュータからの前記取引承認要求の受信に応答して、前記トラストサーバーコンピュータは、 (i) 受信したユーザー登録番号をアドレスとしてメモリを参照するために使用することによって内部メモリから、ユーザーマトリクスを計算し、 (ii) 受信したユーザー登録番号、受信した時間スタンプデータおよび計算されたマトリクスの第１の関数として、トラストサーバー認証番号を生成させ、 (iii) 受信したユーザー登録番号、受信した時間スタンプデータおよび計算されたユーザーマトリクスの第２の関数として予想するネットワークポート番号を計算し、 (iv) コンピュータネットワークを介して、ヴェンダーコンピュータから受信したユーザーコンピュータネットワークアドレスおよび計算された予想されたネットワークプロトコールポート番号を使用することによって、通信し、 (v) ユーザーコンピュータからユーザー認証番号を得て、 (vi) 得られたユーザー認証番号と生成したトラストサーバー認証番号とを比較し、かつ、 (vii)ユーザーコンピュータは、比較工程に合格した場合には、ユーザーコンピュータが認証されたことが知らされ、かつ比較工程が失敗した場合には、ユーザーコンピュータが認証されなかったことを知らせることによって、ユーザーコンピュータを認証する。３．ユーザー認証番号を生成するための第１の関数は、ユーザーマトリクスの第３の関数としてユーザーマトリクスを合成する工程を有し、トラストサーバー認証番号を生成するための第１の関数は、トラストサーバーユーザーマトリクスを計算したマトリクスの第３の関数として合成する工程を有している請求項２に記載の方法。４．ユーザー認証番号を生成する第１の関数は、合成ユーザーマトリクスからユーザー認証番号を引き出すためにユーザー登録番号および時間スタンプを使用し、トラストサーバー認証番号を生成するための第１の関数は、合成トラストサーバーユーザーマトリクスからトラストサーバー認証番号を引き出すためにユーザー登録番号および時間スタンプを使用している請求項３に記載の方法。５．ヴェンダーコンピュータとユーザーコンピュータとの間の安全なオンライン取引を実行するための方法であって、前記ヴェンダーコンピュータおよび前記ユーザーコンピュータはそれらの間でのデータ通信のためにデータコンピュータネットワークと相互に接続しており、ヴェンダーコンピュータは要求の際に、それに固有のネットワークアドレスと関連しており、その方法は次の工程からなる。ａ）前記ユーザーコンピュータは、次の工程からなる取引要求を実行する。 (i) ユーザー認証番号を、ユーザーコンピュータに固有のユーザー確認番号と、ユーザーコンピュータに固有の内部的に格納されたユーザーマトリクスとの第１の関数として、生成し、 (ii) ユーザー登録番号およびユーザーマトリクスとの第２の関数としてネットワークプロトコールポート番号を割り当て、 (iii) 取引要求メッセージをヴェンダーコンピュータにコンピュータネットワークを通して送信するとともに、その取引要求メッセージは、ユーザー登録番号、要求された取引を表示する第１のデータ、およびユーザーコンピュータと関連するネットワークアドレスからなり、ｂ）その取引要求の受信に応答して、前記ヴェンダーコンピュータは、前記コンピュータネットワークと相互に接続したトラストサーバーコンピュータに取引承認要求を送信し、その取引承認要求は (i) ユーザー登録番号、 (iii) 要求された取引を表示する第２のデータ、および (iv) ユーザーコンピュータと関連したネットワークアドレスからなり、ｃ）前記ヴェンダーコンピュータからの前記取引承認要求の受信に応答して、前記トラストサーバーコンピュータは、 (i) 受信したユーザー登録番号をアドレスとしてメモリを参照するために使用することによって内部メモリから、ユーザーマトリクスを計算し、 (ii) 受信したユーザー登録番号、および計算されたマトリクスの第１の関数として、トラストサーバー認証番号を生成し、 (iii) 受信したユーザー登録番号、および計算されたユーザーマトリクスの第２の関数として予想するネットワークポート番号を計算し、 (iv) コンピュータネットワークを介して、ヴェンダーコンピュータから受信したユーザーコンピュータネットワークアドレスおよび計算された予想されたネットワークプロトコールポート番号を使用することによって、通信し、 (v) ユーザーコンピュータからユーザー認証番号を得て、 (vi) 得られたユーザー認証番号と生成したトラストサーバー認証番号とを比較し、かつ、 (vii) ユーザーコンピュータは、比較工程に合格した場合には、ユーザーコンピュータが認証されたことが知らされ、かつ比較工程が失敗した場合には、ユーザーコンピュータが認証されなかったことを知らせることによって、ユーザーコンピュータを認証する。６．ユーザー認証番号を生成する第１の関数は、ユーザーマトリクスの第３の関数としてユーザーマトリクスを合成する工程からなり、トラストサーバー認証番号を生成するための第１の関数は、計算されたマトリクスの第３の関数としてトラストサーバー・ユーザーマトリクスを合成する請求項５に記載の方法。７．ユーザー認証番号を生成するための第１の関数は、合成したユーザーユーザーマトリクスからユーザー認証番号を引き出すためにユーザー登録番号を使用し、トラストサーバー認証番号を生成するための第１の関数は、合成ユーザーユーザーマトリクスからユーザー認証番号を引き出すためにユーザー登録番号を使用し、トラストサーバー認証番号を生成するための第１の関数は、合成トラストサーバーユーザーマトリクスからトラストサーバー認証番号を引き出すためにユーザー登録番号を使用している請求項６に記載の方法。８．ユーザーコンピュータによって生成したユーザー認証番号は、取引要求の時刻に関連する時間スタンプデータの第１の関数であり、ユーザーコンピュータによって、ヴェンダーコンピュータに送信された取引要求メッセージは時間スタンプデータを有し、ヴェンダーコンピュータによってトラストサーバーコンピュータに送信された取引承認要求は、時間スタンプを有しており、トラストサーバーコンンユータによって生成したトラストサーバー認証番号は、受信した時間スタンプデータの第１の関数である請求項５に記載の方法。９．ユーザーコンピュータによって、割り当てられたネットワークプロトコルポート番号は、取引要求の時刻に関連した時間スタンプデータの第２の関数であり、ユーザーコンピュータによってヴェンダーコンピュータに送信された取引要求メッセージは時間スタンプデータを有し、ヴェンダーコンピュータによってトラストサーバーに送信された取引承認要求は時間スタンプデータを有し、予想されたネットワークプロトコールポート番号は受信した時間スタンプデータの第２の関数として計算された請求項５に記載の方法。１０．ヴェンダーコンピュタとユーザーコンピュータとの間の安全なオンライン取引を実行するための方法であって、前記ヴェンダーコンピュータおよび前記ユーザーコンピュータはそれらの間でのデータ通信のためにデータコンピュータネットワークと相互に接続しており、ヴェンダーコンピュータは要求の際に、それに固有のネットワークアドレスと関連しており、その方法は次の工程からなる。ａ）前記ユーザーコンピュータは、次の工程からなる取引要求を実行する。 (i) ユーザー認証番号を、ユーザーコンピュータに固有のユーザー確認番号と、取引要求の時間に関係する時間スタンプデータとの第１の関数として、生成し、 (ii) ユーザー登録番号、および時間スタンプデータの第２の関数としてネットワークプロトコールポート番号を割り当て、 (iii) 取引要求メッセージをヴェンダーコンピュータにコンピュータネットワークを通して送るとともに、その取引要求メッセージは、ユーザー登録番号、時間スタンプデータ、要求された取引を表示する第１のデータ、およびユーザーコンピュータと関連するネットワークアドレスからなり、ｂ）その取引要求の受領に応答して、前記ヴェンダーコンピュータは、前記コンピュータネットワークと相互に接続したトラストサーバーコンピュータに取引承認要求を送り、その取引承認要求は (i) ユーザー登録番号、 (ii) 時間スタンプデータ、 (iii) 要求された取引を表示する第２のデータ、および (iv) ユーザーコンピュータと関連したネットワークアドレスからなり、ｃ）前記ヴェンダーコンピュータからの前記取引承認要求の受信に応答して、前記トラストサーバーコンピュータは、 (i) 受信したユーザー登録番号および受信した時間スタンプデータの第１の関数として、トラストサーバー認証番号を生成させ、 (iii) 受信したユーザー登録番号および受信した時間スタンプデータをユーザマトリクスの第２の関数として予想するネットワークポート番号を計算し、 (vi) コンピュータネットワークを介して、ヴェンダーコンピュータから受信したユーザーコンピュータネットワークアドレスおよび計算された予想されたネットワークプロトコールポート番号を使用することによって、通信し、 (v) ユーザーコンピュータからユーザー認証番号を得て、 (vi) 得られたユーザー認証番号と生成したトラストサーバー認証番号とを比較し、かつ、 (vii) ユーザーコンピュータは、比較工程に合格した場合には、ユーザーコンピュータが認証されたことが知らされ、かつ比較工程が失敗した場合には、ユーザーコンピュータが認証されなかったことを知らせることによって、ユーザーコンピュータを認証する。１１．ユーザーコンピュータによって生成したユーザー認証番号は、ユーザーコンピュータに固有の内部的に格納されたユーザーマトリクスの第１の関数であり、トラストサーバーコンピュータは、メモリから、受信したユーザーの登録番号をメモリアドレスとして使用することによってユーザーマトリクスを読み出し、トラストサーバーコンピュータによって生成したトラストサーバー認証番号は、計算されたユーザーマトリクスの第１の関数である請求項１０に記載の方法。１２．ユーザーコンピュータに割り当てられたネットワークプロトコールポート番号は、ユーザーコンピュータに固有の内部的に格納されたユーザーマトリクスの第２の関数であり、トラストサーバーコンピュータはメモリから、受信したユーザー登録番号をメモリアドレスとして使用することによって読み出し、予想されたネットワークプロトコールポート番号は、計算されたユーザーマトリクスの第２の関数としてトラストサーバーコンピュータによって計算されたものである請求項１０に記載の方法。