JP2001517040A - 圧縮ビデオプログラムのシームレススプライシング - Google Patents

圧縮ビデオプログラムのシームレススプライシング

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JP2001517040A JP2000512361A JP2000512361A JP2001517040A JP 2001517040 A JP2001517040 A JP 2001517040A JP 2000512361 A JP2000512361 A JP 2000512361A JP 2000512361 A JP2000512361 A JP 2000512361A JP 2001517040 A JP2001517040 A JP 2001517040A
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Abstract

(57)【要約】 圧縮ビデオプログラミングをシームレスにスプライシングするシステムが開示されている。スプライスデータ内の種々パラメータは、そのスプライスに従って正しい処理が行われるように調整される。カレントプログラムと次プログラムの両方における許容スプライスポイント (permissible splice point) は、望ましいスプライス時間 (splice time) に最も合致したものが判断されて、カレントプログラムから次プログラムへの移行がシームレスに行われるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (1.技術分野) 本発明は、ビデオプログラミングの配信に関する。より詳細には、本発明は、
圧縮ディジタルビデオプログラミングをシームレスにスプライシングすることに
関する。
【0002】 (2.発明の背景) スプライシングシステム (splicing system) は、ケーブルテレビジョンのヘ ッドエンド、衛星アップリンク施設、テレビジョンステーション、および編集ラ
ボラトリで使用されている。これらのシステムは、2つの異なるプログラム間を
スイッチングしたり、プログラムの中に広告を挿入したり、あるいはプログラム
コンテンツを単純に編集したりするために使用されている。今日では、ほとんど
すべてのプログラムスプライシングは、非圧縮アナログまたはディジタルソース
に応用されている。将来には、圧縮形式で存在する、異なるプログラムをスプラ
イシングする必要が起こるはずである。
【0003】 圧縮プログラムをスプライシングしようとすると、いくつかの問題が起こって
いる。例えば、MPEGなどの標準に準拠してディジタルに圧縮されたプログラムは
、圧縮ビットストリームの中の先行情報と後続情報と一緒に解釈されるときに、
復号器だけに意味のある多数のコードワードシーケンスを含んでいる。具体的に
は、圧縮標準は、先の時刻の瞬間から行われた変更だけを符号化して、送信する
ことを規定している場合がある。そのために、任意のロケーションでカレントプ
ログラム (current program) に単純に割り込みをかけることができず、また、 同じような理由で、割り込みポイントで新しいプログラムを単純に挿入すること
ができない。さもなければ、再構築されたプログラムのプレゼンテーションの間
に可視的および可聴的に人工的なものが目立つ可能性がある。
【0004】 第2の問題は、圧縮比の短期的変動に対処するために、圧縮プログラムが送信
側と受信側の両方でレートバッファ (rate buffer) を使用していることが原因 で起こっている。従って、圧縮プログラムが任意の時点で検査されるとき、受信
側のレートバッファを伝播していくために必要な時間を考慮に入れない限り、特
定のデータユニットの意図するプレゼンテーション時間を判断することは困難で
ある。この情報がなければ、スプライスの時間、従って、カレントプログラムに
割り込みをかける正確なポイントを正確に判断することができない。
【0005】 データ圧縮ステップの期間、符号器は、受信側のレートバッファが許容される
占有限界値内に保たれて、オーバフローとアンダフローが共に起こらないようす
る役割を果たしている。一般的に、圧縮標準は、同じ圧縮ビットストリームを受
信するすべての受信側が、同一のバッファ占有レベルを示すように設計されてい
る。このことは第3の問題を引き起こす原因になっている。スプライスされるプ
ログラムは、相互に独立して符号化されるのが一般であるからである。従って、
オーバフローとアンダフローのどちらもが、2プログラム間の移行によって引き
起こされないと考えることはできない。これは、カレントプログラム用に利用さ
れる符号器が、スプライスの正確な時間に特定のバッファの占有レベルを想定し
ているのに対し、次プログラム用に利用される符号器が、別のレベルを当然に想
定しているからである。これらの想定された2つの占有レベルが同一でなければ
、オーバフローまたはアンダフローが起こる可能性があり、このことは可視的お
よび/または可聴的な人工的なものの原因になっている。
【0006】 第4の問題は、リマルチプレクサ (remultiplexer) またはストリーム再フォ ーマッティングシステムが、スプライシングシステムの出力に結合されている場
合、圧縮プログラミングをスプライシングすることに関連して起こっている。リ
マルチプレクサは、複数のプログラムを共通信号に再結合するために使用される
のに対し、再フォーマッティングシステムは、プログラムと特定の配信システム
とを結ぶインタフェースとなるために使用されている。これらのシステムのどち
らも、異なる時刻参照値に同期された2つまたはそれ以上の圧縮プログラムが同
時にまたは順次に与えられたとき、正しく機能することを停止する場合がある。
例えば、1つまたは2つ以上のプログラムが毎秒29.97001フレームの表示レート
に基づいて符号化され、他方、1つまたは2つ以上の異なるプログラムが毎秒29
.96999フレームの表示レートに基づいて符号化されていた場合、この変化量が意
図する受信側のキャプチャレンジ内に十分に収まっている場合でも、問題が起こ
る可能性がある。リマルチプレクサが、それぞれの符号器の各々によって想定さ
れているオリジナルレート以外のレートでシーケンスを再送すると、データレー
トのミスマッチ (mismatch) がリマルチプレクサで起こるために、存在するバッ
ファ容量は最終的にオーバフローまたはアンダフローすることになる。単純なス
プライシングシステムでも、ある種の再フォーマッティング操作を実行しなけれ
ばならないために、また、多くのスプライシングシステムはもっと大きなスイッ
チおよびリマルチプレクサに統合化される可能性があるために、スプライサ (sp
licer) の有用性と汎用性が制限されるのを避ける目的でこの問題に対する解決 が必要になる。さらに、多くのスプライシング問題を取り扱う方法は、再フォー
マッティングやリマルチプレクシングの問題を解決するのにも役立つはずである
【0007】 圧縮ディジタルプログラムのスプライシングには多くの問題が係わっているた
めに、非シームレスによる解決方法が提案されている。例えば、スプライスの持
続時間は、カレントプログラムと次プログラムの間に短時間のサイレントブラッ
クインターバル (silent black interval) を挿入することで延長することがで きる。このインターバル期間の間に、受信側レートバッファを空にすることがで
きるので、新しいプログラムを既知のバッファ占有レベルから開始することがで
きる。このインターバルは、2つの符号化ビットストリーム間の独立性を作り出
すタスクを単純化することもできる。しかし、この非シームレススプライシング
手法を実装しても、スプライス時間の不正確性と時刻参照値のミスマッチの問題
は解決しない。
【0008】 上述した問題を解消する完全シームレススプライシングシステムがあると、好
都合であり、従って、本発明はかかるシステムを提供することを目的としている
【0009】 (発明の開示) 上述した説明から理解されるように、圧縮ビデオプログラミングを完全にシー
ムレスにスプライシングする方法およびシステムを開発することが望まれており
、しかも、かかるシステムがあると好都合である。従って、本発明は、前記セク
ションで説明したいくつかの現象が原因で起こる画像または音声の人口的なもの
を引き起こすことなく、第2の、または「次」プログラムが、第1の、または「
カレント」圧縮プログラムの後に続くようにスプライシングされるようにした、
圧縮ビデオプログラムのスプライシングシステムを提供することを目的としてい
る。
【0010】 スケジュールされたスプライス時間は、カレントプログラムと次プログラムに
おいて許容スプライス時間と一致していないのが一般である。これらの時間の2
つは、トリプルコインシデンス (triple coincidence) を達成するためにシフト
させる必要があるが、これはシームレススプライシングでは不可欠である。これ
を行う1つの方法は、相互に相対的に近接していると共に、スケジュールされた
スプライス時間に相対的に近接している2つのプログラム内にあって、ペアのス
プライス時間を探し出すことである。そのあと、実際のスプライス時間は、カレ
ントプログラム内の許容スプライス時間と一致するように、スケジュールされた
スプライス時間からシフトさせることができ、次プログラムは望みのトリプルコ
インシデンスを達成するために、必要に応じて遅延させることができる。しかし
、もっと単純な方法と装置でも、ほぼ同程度の良好結果が達成されるので、本発
明の好ましい実施形態では、スケジュールされたスプライス時間とカレントプロ
グラムの許容スプライスポイントの相対位置が使用されている。
【0011】 本発明のシームレススプライシングの、1つの実施形態では、2つのプログラ
ムプロセッサが使用され、これらのプロセッサはスケジューラに応答して、カレ
ントプログラムをいつカットアウト (cut out) すべきか、次プログラムをいつ カットイン (cut in) すべきかを、スケジュールされたスプライス時間に基づい
て判断するようにしている。任意の時点では、これらのプログラムプロセッサの
一方はアクティブモードにあって、カレントプログラムを処理しており、他方の
プログラムプロセッサはスタンバイモードにあり、アクティブプロセッサからの
スプライスコマンド (Splice command) を待っている。アクティブプロセッサは
、スプライスされたプログラム内のフレームすべてを再構築するために必要なデ
ータのすべてが、出力データストリームに組み込まれるようにする。また、アク
ティブプログラムプロセッサは、該当する時間にスプライスコマンド信号をスタ
ンバイプログラムプロセッサに出すことも受け持っている。
【0012】 スタンバイプログラムプロセッサは、次データストリームが、スプライスポイ
ント後に挿入されていない先行データと関係のないものを入れることがないよう
にする。また、スタンバイプログラムプロセッサは、該当ポイントが次プログラ
ムのどこにあるかを判断して、カレントプログラムの最後に次プログラムを付加
することも行う。そのあと、スタンバイプログラムプロセッサは、次プログラム
ストリームを時間的にシフトし、次プログラムコンテンツを調整するといった、
種々の機能を実行すると共に、圧縮プログラムストリーム内のすべての埋め込み
パラメータが、行われた変更を反映するように正しく調整されることを保証する
【0013】 (表記および用語) 以下の詳細説明では、圧縮ビデオプログラミングの処理に関係する技術用語が
使用されている。以下の説明の理解を容易にするために、以下はこれらの用語の
定義を示したものである。
【0014】 シームレススプライシング(seamless splicing):可視的または可聴的に人工 的なものを引き起こすことなく、フィールド境界上でカレントプログラムをカッ
トアウトし、次プログラムをカットインすることによってプログラムを作ること
【0015】 許容スプライスポイント(permissible splice point PSP):プログラム内の フィールド境界であり、そこで圧縮プログラムをカットアウトまたはカットイン
して、圧縮スプライスプログラムが、スプライスプログラム内のフィールドのす
べてを再構築するために必要なデータのすべてを収容するようにする。
【0016】 統計的多重化(statistical multiplexing):多数の圧縮プログラムを1つの信
号になるように結合し、複雑化したプログラムには多くのチャネル容量を割り当
て、複雑でないプログラムには少ない容量を割り当てるようにするプロセス。
【0017】 フィールド、フレーム(field, frame):フレームは単一の完全TVイメージで
ある。インタレースが使用されるときは、各フィールドはフレームの偶数ライン
または奇数ラインのどちらかを含んでいる。
【0018】 フィールド/フレームモード(field/frame mode):インタレーステレビジョン
信号を符号化するとき、ある種のビデオ圧縮システムで使用されている適応プロ
セス。フィールドベースまたはフレームベースの処理手法は、通常ブロックごと
の単位またはフレームごとの単位で、どちらかが選択される。
【0019】 MPEG:動画専門家グループ(Motion Picture Experts Group)。ディジタルテレ
ビジョン信号に関して国際標準化機構で採用されている圧縮システム。
【0020】 データストリーム(data stream):圧縮形式または非圧縮形式のデータシンボ ルのシーケンスであり、ビデオ、オーディオ、または他のタイプのデータ情報の
単一チャネルを表しているもの。
【0021】 プログラム(program):テレビジョンプロダクションに関連する、すべてのビ デオ、オーディオ、および他の情報を収容しているデータストリームの集まり。
【0022】 圧縮プログラム(compressed program):イメージおよびサウンド品質を重大に
損なうことなくデータレートが減少されているプログラムを表すデータストリー
ム。
【0023】 カレントプログラム(current program):スプライスの直前に送信されたプロ グラム。
【0024】 次プログラム(next program):スプライスの直後に送信されたプログラム。
【0025】 レートバッファ(rate buffer):異なる伝送レート間を調整するために使用さ れるバッファ。
【0026】 バッファオーバフロー、アンダフロー(buffer overflow, underflow):バッフ
ァが一杯になったため着信した追加データを受け入れることができないとき、ま
たは追加データの必要時にバッファが空であるとき起こる事態。
【0027】 リマルチプレクサ(remultiplexer):複数の同時並行プログラムを1つの信号 になるように結合するために使用されるマルチプレクサ。
【0028】 再フォーマッタ(reformatter):特定の配信システムの要求条件を受け入れる ように信号を再構成する装置。
【0029】 多重化(multiplexing):一般的に、複数のデータストリームを1つに結合する
こと。
【0030】 Mux, demux:一般的に、多重化の作用を実行すること、およびその作用を元に
戻すこと。
【0031】 入力、出力マルチプレクス(Input, Output Multiplex):各々が復号化プロセ スを実装するために必要なビデオデータ、オーディオデータ、および他のデータ
からなる、入力および出力プログラムを表すためにMPEGで使用されている非慣用
語。この意味で使用される「マルチプレクス」と、結合プロセスを意味するため
に使用される「マルチプレクス」との区別は、文脈から明らかにされる。
【0032】 パケット(packet):伝送される情報の一部がグループ化されたデータのブロッ
ク。各パケットはヘッダとペイロードを収容している。ヘッダはパケットを完全
に識別し、オリジナルデータストリームがパケットのペイロードから正しく再組
み立てされるようになっている。複数の異なるデータストリームを1つのパケッ
トストリームに入れて送信することができる。
【0033】 スケジューリングシステム(scheduling system):意図するスプライシング時 間を生成するための手段。多くの場合、意図するスプライシング時間は、人間の
編集者によって求められる。他の場合には、意図するスプライシング時間は、プ
ログラム伝送に含まれる1つまたは2つ以上のデータストリームに埋め込まれた
情報から求められる。スプライスされるプログラムのスプライシング時間のリス
トはプレイリスト(playlist) とも呼ばれている。スケジューリングシステムは 本発明の一部ではない。
【0034】 プレゼンテーション時間(presentation time):復号化イメージが受信側で表 示される時間。
【0035】 復号化時間(decoding time):圧縮イメージが受信側で復号化される時間。イ メージは常にその受信と同じ順序で復号化される。復号化時間は、イメージがプ
レゼンテーション順序で受信されないときはプレゼンテーション時間と異なる。
【0036】 タイムスタンプ(time stamp):プログラムの特定エレメントのプレゼンテーシ
ョン時間または復号化時間を示すためにプログラムのデータストリームに埋め込
まれる付属データ。
【0037】 DTS, PTS:復号化タイムスタンプ (decoding time stamp)、プレゼンテーショ
ンタイムスタンプ (presentation time stamp)のこと。プログラムデータに組み
入れることができる。
【0038】 時刻参照値(clock reference):特定のプログラムデータが受信された瞬時の 絶対クロック時間を示すデータ。
【0039】 PCR:プログラム時刻参照値(program clock reference)。特定のプログラムに
適用される時刻参照値。このプログラムを復号化または表示する受信側は、受信
したPCRに一致するように自身の内部時刻参照値を調整しなければならない。
【0040】 イントラフレーム(Iフレーム)(Intra Frame (I-Frame):単一のオリジナル
フレームのデータだけを使用して符号化され、従って、プログラム内の他のデー
タから独立して復号化できるフレーム。
【0041】 予測フレーム(Pフレーム)(Predicted Frame(P-Frame):対応するオリジナ ルフレームと1つまたは2つ以上の先行フレームからのデータを使用して符号化
されるフレーム。
【0042】 双方向予測フレーム(Bフレーム)(Bi-directionally Predicted Frame (B-F
rame):Pフレームに似ているが、先行フレームと後続フレームの両方からのデ ータを使用する。
【0043】 アンカフレーム(Anchor Frame):別のフレームを予測するために使用されるI
またはPフレーム。Bフレームは2つのアンカフレームをもつ。これらは最も近
接した先行IまたはPフレームおよび最も近接した後続IまたはPフレームであ
る。
【0044】 PAT:プログラムアソシエーションテーブル(program association table)。受
信されたマルチプレクスに含まれるプログラムを識別するためにMPEG標準で定義
されているテーブル。
【0045】 PMT:プログラムマップテーブル(program map table)。受信されたマルチプレ
クスに含まれる特定プログラムのデータストリームを識別するためにMPEG標準で
定義されているテーブル。
【0046】 PID:パケット識別データ (packet identification data)。特定データストリ
ームの各パケットのヘッダに組み入れられる、ユニークなMPEGデータコード。特
定のプログラムのデータストリームに関連付けられた大部分のPIDは、同じマル チプレクスのPATテーブルとPMTテーブルを復号化することで推測することができ
る。PATデータストリームに対応する、すべてのパケットには、0のPID値が割り 当てられる。各プログラムのPMTデータストリームに割り当てられたPIDはPATか ら推測することができる。
【0047】 スプライスコマンド(splice command):実際のスプライスをトリガするパルス
【0048】 シーケンス終了コード(sequence end code):ビデオセグメントの終了を示す ために圧縮MPEGデータストリームに埋め込まれるデータコード。
【0049】 FIFO:先入れ先出し(first-in first-out)。データストリームの可変遅延を実
現するために使用されるバッファ。
【0050】 GOP:ピクチャのグループ(group of pictures)。MPEGでは、Iフレームから始
まる符号化フィールドのシーケンス。クローズド(closed)GOPは、GOP内に含まれ
ていないデータを参照しなくても再構築することができる。オープンGOPは、GOP
の開始時に受信された最初のIフレームの前に表示される1つまたは2つ以上の
Bフレームを含むことができる。このようなBフレームは、先行GOPの最後のアン
カフレームを参照しないと再構築することができない。
【0051】 テンポラルリファレンス(temporal reference):表示の順序を示すために各符
号化ビデオイメージのヘッダに組み入れられるMPEGコードワード。
【0052】 VBR:可変ビットレート(variable bit rate)。符号化データレートがイメージ
の複雑性と共に変化するという、圧縮システムの特性。
【0053】 (発明の実施形態) 以下、圧縮ビデオプログラミングのシームレススプライシングを実現するため
の方法および装置について説明する。なお、以下では、MPEG圧縮ディジタルビデ
オプログラムをスプライシングする実施形態を中心にして本発明を説明している
が、本発明の概念および方法は、他の圧縮テクノロジを基礎とするシームレスス
プライシングシステムで使用するのにも適している。以下の詳細説明では、特定
のデータタイプや種々の制御情報といったように、具体的な説明を多数示すこと
によって本発明を十分に理解できるようにしている。しかし、当業者ならば理解
されるように、本発明はかかる具体的詳細がなくても実施可能である。その他の
場合には、本発明の理解を容易にするために、周知の制御構造およびシステムコ
ンポーネントの詳細説明は省略している。
【0054】 多くの場合、本発明によって実現されるコンポーネントは、階層的、機能的レ
ベルで説明されている。構成要素の多くは、周知の構造、具体的には種々の圧縮
ビデオ信号処理手法に関連するものとして示されている構造を使用して構成する
ことが可能である。さらに、本発明のシステム内に組み入れられるロジックに関
しては、この分野の通常の知識を有するものならば、実験が不適切なものでない
限り、特定の方法を実現できる程度に機能とフロー図が説明されている。また、
当然に理解されるように、本発明の手法は種々の技術を使用して実現することが
できる。例えば、以下に詳しく説明されているスプライシングシステムの種々コ
ンポーネントは、コンピュータシステム上で稼動するソフトウェアで実現するこ
とも、マイクロプロセッサ、専用集積回路 (application-specific integrated
circuit)、プログラマブルロジックデバイス、あるいはこれらの種々組み合わせ
を利用するハードウェアで実現することも可能である。当業者ならば理解される
ように、本発明はどの特定実現手法にも限定されるものではなく、この分野の通
常の知識を有するものならば、かかるコンポーネントで実行される機能が一度で
も説明されていれば、実験が不適切なものでない限り、種々の技術を用いて本発
明を実現することが可能である。
【0055】 次に、図1を参照して説明すると、図1は汎用マルチプログラムスプライシン
グシステム100を示したものである。この実現形態では、1つまたは2つ以上
のプログラムは、N個の異なるマルチプレクス101a−101Nの各々で受信
される。スケジューリングシステム120は、N個の入力マルチプレクスからの
どのプログラムを選択し、組み合わせた上でM個の出力マルチプレクス110a
−110Mの各々に送り込むかを指定している。各出力マルチプレクス110の
構成に対する変更およびかかる変更の正確な時間も、スケジューリングシステム
120によって制御される。
【0056】 各出力マルチプレクス110は、オプションとして、図1に示すように、複数
のリマルチプレクサまたは再フォーマッタ115a−115Mの1つに送ること
も可能である。リマルチプレクサ115は、スプライシングシステム100から
プログラムマルチプレクスを受信し、複数のプログラムを構成するパケットを並
べ替えて、利用可能なチャネルバンド幅の利用効率を向上する。適当なリマルチ
プレクサの例は、係属中の米国特許出願第08/560,219号、発明の名称「Method a
nd Apparatus for Multiplexing Video Programs for Improved Channel Utiliz
ation」に記載されている。本願発明の譲受人に譲渡済み。そこでの記載内容は 引用により本明細書の一部を構成するものである。別のシステムでは、リマルチ
プレクサまたは再フォーマッタ115によって実行される機能は、スプライシン
グシステム100に組み込むことが可能になっている。
【0057】 図2は、スプライシングシステム100を示す詳細図である。各着信プログラ
ムマルチプレクス101は、N個の異なる入力モジュール210a−210Nの
1つによって受信される。以下に詳しく説明されている他の機能のほかに、入力
モジュール210は、特定のインタフェースに従って受信された信号を、共通バ
ス215上を配信するために必要なフォーマットに変換する。スケジュール変換
ユニット230は、スケジューリングシステム120からの外部生成スケジュー
ルまたはプレイリストを解釈し、M個の出力モジュール220a−220Mの各
々に対する命令に変換する。この例では、これらの命令も同じ共通バス215上
を伝達される。
【0058】 各出力モジュール220は、N個の入力モジュール210の各々から受信され
た、すべてのプログラムへの独立アクセス権をもっている。出力モジュール22
0は、バス215からの特定のプログラムセットを抽出するだけでなく、スケジ
ュール変換ユニット230からの指示に従って、種々の時間に古いプログラムを
カットアウトし、新しいプログラムをカットインして出力マルチプレクスに送り
込むことも行う。
【0059】 各受信MPEGプログラムの各コンポーネントデータストリームには、ビデオ、オ
ーディオ、または他のデータフレームを受信側で復号化し、表示する正確な時間
を指定しているタイムスタンプが埋め込まれている。ビデオの場合には、いくつ
かのフレームをある時刻の瞬間に復号化し、その後の時刻の瞬間に表示または提
示することが可能になっている。そのようなケースとして、先行フレームデータ
と後続フレームデータの両方に依存して、正しく復号化されるようにしたMPEG B
フレームがある。そのために、復号化タイムスタンプ (DTS) とプレゼンテーシ ョンタイムスタンプ (PTS) の両方がビットストリームに組み入れられることも ある。
【0060】 プログラムのタイミングを回復するには、タイムスタンプ単独では不十分であ
る。タイムスタンプは、特定の時刻参照値に関連付けられていることから、また
異なる符号化プログラムによって使用される時刻参照値は相互に独立にできるこ
とから、MPEG標準は、時刻参照値の現在値を、一定の最小周波数でビットストリ
ームに組み入れることを規定している。これらの時刻参照値はPCRとも呼ばれる 。
【0061】 入力モジュール210によって実行される主要タスクの1つは、単一の共通参
照値に対して相対的になるように、すべてのタイムスタンプ(DTSとPTSの両方)
を正規化することである。共通の参照値が現在の時刻(またはスケジューリング
システムと共有される他の参照値)と既知の関係をもつようにすると、データス
トリーム内でスプライスを行うべきロケーションを正確に特定することが可能に
なる。さらに、リマルチプレクサまたは再フォーマッタ115は、各プログラム
コンポーネントの種々フレームを適当なレートで受信側システムに確実に送るこ
とも可能になる。これが可能になったのは、補正されたタイムスタンプが、対応
するデータユニットが復号化に間に合うように、しかしバッファにオーバフロー
が起こる前に、受信側ステーションに到着するようにするために必要な情報を伝
達するようになったためである。
【0062】 タイムスタンプ補正プロセスのもう1つの利点は、ビットストリームに埋め込
まれたPCRにこれ以上依存しなくなったことである。これが必要になるのは、プ ログラムのデータストリームを処理している途中でバッファリング遅延が起こっ
たとき、埋め込まれたPCRの有用性が重大に犠牲にされるからである。つまり、 時刻参照値の有用性が、データストリームに未知の遅延量が生ずると減少するか
らである。同じ共通参照値へのアクセス権をもつ処理エレメントは、プレイバッ
クタイミングを制御するとき補正タイムスタンプを考慮するだけで済むことにな
る。ある時点では、PCRは共通参照値に基づいて再生成しなければならない。こ の実施形態では、PCRはリマルチプレクサユニット115によって再生成される 。
【0063】 補正タイムスタンプを使用して種々の構成ストリームの伝送レートを制御する
ように適応可能である、適当なリマルチプレクサ115は前掲の係属中米国特許
出願に記載されている。この適応性は、図14を参照して以下で詳しく説明して
いるように、パケットのストリームを順序付けて伝送するためのフローチャート
を使用して達成されている。
【0064】 タイムスタンプを単一の共通参照値に正規化するプロセスは図3に示されてい
るが、同図には入力モジュール210の詳細バージョンが示されている。プログ
ラムマルチプレクスは、入力インタフェース310を通して受信される。PCRカ ウンタ315は、受信マルチプレクス内の各々のプログラムごとに維持されてい
る。(共通PCR参照値をもつ、異なるプログラムは同じPCRカウンタ315を共有
することができる。)今日、MPEGで規定されている形式で符号化されたすべての
タイムスタンプは、90 KHzクロックを基準にしているので、この例での各カウン
タはこれと同じレートでインクリメントされている。PCRがビットストリームの 中で検出されるたびに、これは対応するカウンタ315をロードするために即時
に使用される。別の方法として、もっと高度な位相同期ループカウンタによる解
決方法を採用することも可能である。
【0065】 個別的PCRカウンタのほかに、共通システム参照値にロックされた共有PCRカウ
ンタ325も維持されている。タイムスタンプが受信されるたびに(DTSまたはP
TS)、そのタイムスタンプは、システムPCR参照値カウンタ325にストアされ たカウンタ値と、特定プログラムのPCR参照値に対応するカウントとの現在の差 分として計算される補正値と加算される。ビットストリームに埋め込まれたタイ
ムスタンプは、その結果と置き換えられる。PCR抽出、タイムスタンプ抽出、お よびタイムスタンプ挿入のプロセスは、それぞれ図4、5、および6のフローチ
ャートに詳しく示されている。これらのフローチャートはMPEG標準に固有のもの
である。
【0066】 図4は、PCR抽出のプロセスを示すフローチャートである。MPEGでは、これは ビットストリームから抽出し、プログラムアソシエーションテーブル (PAT) を 復号化することによって行われる。このテーブルはマルチプレクスを構成するプ
ログラムを示し、プログラムマップテーブル (PMT) の所在を突き止めるために 必要な情報を収めている。なお、PMTも同じマルチプレクスに埋め込まれている 。各PMTは多重化プログラムの1つと関連付けられており、特定プログラムのビ デオ、オーディオ、および他のコンポーネントを識別するために必要な情報を収
めている。具体的には、この情報はパケットID (PID) の形になっている。PIDは
すべてのパケットのヘッダに埋め込まれており、マルチプレクスの単一データス
トリームコンポーネントの、すべてのパケットを識別するには1つのPID値だけ が使用される。PMTは、プログラムのタイミングを再構築するために使用されるP
CRを収めているデータストリームも指定している。PATに対応するPIDは常に固定
しており、従って既知であるのに対し、PMTのPIDおよびプログラムのストリーム
コンポーネントのPIDは、それぞれPATテーブルとPMTテーブルを読み取ることに よって推測されるのが通常である。
【0067】 手順はスタートボックス410から開始し、最初のステップでは、ステップ4
20で次パケットが着信ストリームから取得される。パケットが、ステップ43
0でPATパケットであれば、ステップ440で、各プログラムのPMT PIDが抽出さ
れる。パケットがPATパケットでなければ、ステップ450で、それが既知のPMT
パケットであるかどうかが判断される。そうであれば、ステップ460で、特定
プログラムのPCR PIDが抽出され、プロシージャはリターンして次パケットを取 得する。パケットがステップ450で既知のPMTパケットでなければ、判定ボッ クス470で、そのパケットがPCRをもつパケットであるかどうかが判断される 。そうでなければ、プロシージャはリターンして次パケットを取得する。それが
、PCRが組み込まれたパケットであれば、ステップ480で、PCRが抽出され、ス
テップ490で、そのPCRは特定プログラム用に割り当てられた出力ポートにコ ピーされる。そのあと、プロシージャはステップ420へリターンして次パケッ
トを再び取得する。
【0068】 図5は、タイムスタンプ抽出の手順であり、この手順は、スタートボックス5
10から開始し、最初のステップでは、ステップ520で次の着信パケットを取
得する。そのパケットが、判定ステップ530でPATパケットであると判断され れば、ステップ535で、各プログラムのPMT PIDが抽出される。パケットが、 判定ステップ530でPATパケットでなければ、判定ステップ540で、パケッ トが、既知のPMTパケットであるかどうかが判断される。そうであれば、ステッ プ545で、各ストリームコンポーネント(ビデオ、オーディオおよび/または
データ)のPIDが抽出される。パケットが既知のPMTパケットでなければ、判定ボ
ックス550で、パケットが、プログラムの1つの既知コンポーネントであるか
どうかが判断される。そうであれば、判定ボックス560で、復号化タイムスタ
ンプ(DTS)がパケットに存在するかどうかが判断される。そうであれば、そのDTS
は、ステップ570で、特定プログラム用に割り当てられた出力ポートにコピー
される。そのあと、判定ボックス580で、PTSがパケットに存在するかどうか が判断され、そうであれば、ステップ590で、そのPTSは、プログラムに割り 当てられた出力ポートにコピーされる。
【0069】 図6は、タイムスタンプ挿入の手順を示す図であり、この手順はスタートボッ
クス610から開始し、最初のステップでは、ステップ615で次パケットが取
り出される。そのパケットが、判定ボックス620でPATパケットであれば、各 プログラムのPMT PIDがステップ625で抽出される。パケットが、判定ステッ プ640で既知のPMTパケットであれば、特定プログラムの各ストリームコンポ ーネントのPIDが、ステップ645で抽出される。パケットが、ステップ650 で、プログラムの1つの既知コンポーネントであれば、判定ボックス660で、
DTSがパケットに存在するかどうかが判断される。そうであれば、ステップ67 0で、そのDTSは特定プログラムに割り当てられた入力ポートから受信されたDTS
で置き換えられる。そのあと、判定ボックス680で、PTSがパケットに存在す るかどうかが判断される。そうであれば、そのPTSは、ステップ690で、特定 プログラムに割り当てられた入力ポートから受信されたPTSで置き換えられる。 次パケットがステップ615で再び取り出される前に、パケットはステップ63
0で出力にコピーされる。
【0070】 図7は、出力モジュール220の詳細ブロック図を示したものである。図示の
実施形態では、各出力モジュール220は、共通バス215から選択された複数
のプログラムを単一の多重化出力信号110になるように結合し、この信号は出
力インタフェース715から伝播される。単一のプログラムスプライサ (progra
m splicer) 720は、各出力プログラム725に対応するオーディオおよびビ デオを処理する。プログラムスプライサ720は、カレントプログラムのオーデ
ィオとビデオコンポーネントおよび次プログラムのビデオコンポーネントを、バ
スから受信されたスケジュール制御情報で構成されたペアのデマルチプレクサ7
40から受信する。スケジュール制御情報は、スケジューラ(図1)が発生源で
あり、カレントプログラムから次プログラムへの次の移行を実行するためのスプ
ライス時間を含んでいる。移行が完了すると、次プログラムはカレントプログラ
ムになり、スケジューラは新しい次プログラムをセットし、新しいすプライス時
間を指定する。
【0071】 シームレススプライシングは、異なるタイプのビデオフレームが受信され、表
示用に並べ替えられるという、特定のシーケンスで行われる。図8はMPEGからの
例を示す図である。図に示すように、カレントストリームと次ストリームの両方
のフレームは、これらが受信される順序(復号化順序)でシーケンスになってい
る。また、図8には、本発明の方法に従ってスプライシングされた結果のストリ
ームも示されている。この結果は、復号化順序とプレゼンテーション順序の両方
で示されている。なお、プレゼンテーション順序は、各フレームに割り当てられ
たインデックスによって指定されている。このインデックスは、テンポラルリフ
ァレンス (temporal reference) とも呼ばれている。Bフレームはアンカフレー ム(Bフレームに先行し、その後に続く最近接IまたはPフレーム)が分からな いと再構築できないので、両方のアンカフレームは最初に送信されなければなら
ない。一般的に、復号化時間とプレゼンテーション時間は、Bフレームの場合と
同じである (PTS=DTS)。しかし、アンカフレームは、次アンカフレームが復号化
される前に提示されない。この時間までは、受信されたすべてのBフレームが最
初に復号化され、提示されなければならない。
【0072】 スプライスを実行するときの最初のステップでは、各フレームに関連付けられ
たタイムスタンプが、スケジュールされたタイムスタンプと比較される。タイミ
ングの正確性を最大限にするには、プレゼンテーションタイムスタンプ (PTS) を使用すべきであり、比較テストはIまたはPフレームが受信されたときだけ行
うべきである。これは、受信側にアンカフレームを送信し、その前に表示すべき
介在Bフレーム(複数の場合もある)が送信されない場合、Bフレームでストリ
ームに割り込みをかけると、表示に人工的なものが発生するおそれがあるからで
ある。ここで注意すべきことは、MPEGは、すべてのフレームにタイムスタンプを
付随させることを規定していないことである。これは、脱落しているタイムスタ
ンプは、既知のフレームレートとフレーム表示インターバルに基づいて、先行タ
イムスタンプから常に外挿できるからである。
【0073】 スプライシングポイントが見つかると、Iフレームだけがシーケンス内の他の
フレームから独立して復号化できるので、次のステップでは、次ストリームがI
フレームから開始するようにされる。一般的に、Iフレームは、ビットストリー
ムを復号化するために必要な情報を収めている種々のヘッダが付随している。こ
のようなヘッダはすべて、本明細書では、Iフレームの一部であるものとしてい
る。場合によっては、あるストリームから異なる復号化パラメータをもつ別のス
トリームに移行するとき、次ストリームの最初のIフレームは、パラメータ設定
値の変更を伝達するために必要なヘッダを組み入れることに失敗する場合がある
。そのような場合には、スプライシングシステムが最近傍に受信した関係ヘッダ
のコピーを挿入するはずであり、さもなければ、かかるヘッダ情報が受信される
までスプライスを延期することが可能である。また、ここで注意すべきことは、
ある種の初期モデルのMPEG受信機は、イメージ解像度に関係するパラメータのよ
うに、異なる符号化パラメータによって特徴付けられた2つのストリーム間のシ
ームレス移行を行う機能を備えていないことである。他のMPEG受信機では、移行
をシームレスに行うためには、「シーケンス終了コード(sequence end code)」 を圧縮ビットストリームに挿入することが要求されている。従って、スプライシ
ングシステムが無条件に、あるいはパラメータ設定値のある種の変更が見つかっ
たとき、移行ポイントで「シーケンス終了コード」を挿入するようにすると、好
都合な場合がある。
【0074】 次ビデオストリーム内の最新Iフレームを、スプライス移行の瞬間と位置合わ
せすることのほかに、スプライサは、Iフレームの後と次IまたはPフレームの
前に現れたすべてのBフレームを削除しなければならない。Bフレームは2つの
アンカフレームに従属しており、そのうちの1つだけがスプライスの後残される
ので、これらの最初のBフレームは正しく再構築することはできない。
【0075】 図9は、本発明によるプログラムスプライサ720の例を示すブロック図であ
る。この特定例では、プログラムスプライサは、2つのプログラムプロセッサ9
10aと910bを含んでいる。任意の時点では、一方のプログラムプロセッサ
だけがアクティブにあり、ビデオデータとオーディオデータを、それぞれORゲー
ト915と920に供給している。この時間の間は、他方のプログラムプロセッ
サはスタンバイモードのままになっている。スタンバイモードにあるプロセッサ
のビデオとオーディオ出力はロジック'0' にセットされ、その間、ビデオとオー
ディオ入力は、次スプライスに備えてキューに置かれている。次スプライスの時
間は、スケジュールコントロールの入力信号925によって与えられる。この信
号は、アクティブのプログラムプロセッサによって常時モニタされている。この
信号は、カレントプログラムをいつカットアウトし、次プログラムをいつカット
インすべきかをアクティブのプログラムプロセッサに指示している。該当時間に
、アクティブのプログラムプロセッサが、カレントプログラムが適当なスプライ
シングポイントにあると判断すると、スプライスコマンド出力信号を生成し、こ
の信号はスタンバイのプログラムプロセッサに送られる。これと同じに、アクテ
ィブのプログラムプロセッサはスタンバイモードにスイッチし、スタンバイのプ
ログラムプロセッサがアクティブになる。スプライスコマンド信号がどちらかの
プログラムプロセッサから受信されるたびに、この信号は、ORゲート930を経
由してGOP補正器940とタイムスタンプ補正器950に送られる。
【0076】 図10は、プログラムプロセッサ910の特定実施形態を示す詳細ブロック図
である。ビデオFIFO1010とオーディオFIFO1015は、スプライスの時間に
プログラムプロセッサの出力を、他方のプログラムプロセッサの出力と位置合わ
せするために使用される。アクティブモード期間は、FIFO制御信号は静的であり
、入力と出力はイネーブルにされ、リセットはディスエーブルになっている。ス
タンバイモード期間は、FIFO制御信号はラッチ1020、1025、1030、
および1035によって判断される。ラッチ1035は、プロセッサがスタンバ
イモードにあるか、アクティブモードにあるかを指定している。スタンバイモー
ドにあるときは、ラッチ1035は、ANDゲート1038と1039がオーディ オとビデオ出力を、それぞれロジック '0' にセットするように作用する。これ と同時に、ラッチ1035は、Iフレーム検出器1040をイネーブルにする。
Iフレームの先頭がビデオ入力信号で検出されるたびに、Iフレーム検出器10
40は、ビデオFIFO1010をリセットさせる。これと同時に、ラッチ1025
はセットになり、IフレームデータがビデオFIFO1010に書き込まれる。また
、Iフレーム検出器1040は、ラッチ1020をセットするので、Bフレーム
検出器1045はBフレームを検出することを開始する。Bフレームの先頭が検
出されると、ラッチ1025は、Bフレーム検出器1045によってクリアされ
るので、BフレームデータがビデオFIFO 1010に書かれるのが禁止される。 これと同時に、ラッチ1025は、I/Pフレーム検出器1050にIフレーム
とPフレームの両方を検出することを開始させる。どちらかのタイプのフレーム
の先頭が検出されると、I/Pフレーム検出器1050は、再びラッチ1025
をセットさせるので、ビデオFIFO1010はデータを受け入れることを再開する
。I/Pフレーム検出器1050は、ラッチ1020もクリアするので、Bフレ
ーム検出器1045によるBフレーム検出は禁止されることになる。そのあと、
すべてのビデオデータがビデオFIFO1010に書かれ、次のIフレームがIフレ
ーム検出器1040によって検出されるまで続けられる。この時点で、ビデオFI
FO1010は再びリセットされ、初期化シーケンスが繰り返される。
【0077】 ビデオFIFO1010がリセットされるたびに、オーディオFIFO1015はラッ
チ1030によってリセットされる。FIFOをリセットすると、その内容が消去さ
れるのが基本である。FIFOは、それがリセットモードにある限り空のままになっ
ている。オーディオFIFO1015は、新しいオーディオフレームがオーディオフ
レーム検出器1055によって検出されるまでリセットモードのままになってい
る。そのあと、オーディオフレーム検出器は、ラッチ1030をクリアするので
、検出されたオーディオフレームはオーディオFIFO1015に書かれるようにな
る。
【0078】 オーディオおよびビデオFIFOをリセットし、イネーブル/ディスエーブルする
このプロセスは、プログラムプロセッサがスタンバイモードのままになっている
限り続けられる。最終的には、スプライスコマンド入力パルスがラッチ1035
をセットにしたとき、プログラムプロセッサはアクティブモードにスイッチし、
FIFO1010からのビデオ出力とFIFO1015からのオーディオ出力は、それぞ
れANDゲート1038と1039を通過していく。ビデオデータは、Iフレーム から始まり、次の後続IまたはPフレームに先行するBフレームを含んでいない
。従って、ビデオストリームは、先行データが欠如していると起こる人工的なも
のはなしで復号化することが可能である。同様に、オーディオストリームは、ビ
デオに近接して位置合わせされた新しいオーディオフレームから開始する。
【0079】 プログラムプロセッサがアクティブモードに入ったあとは、次スプライス入力
信号は、オーディオおよびビデオストリームに埋め込まれたタイムスタンプと絶
えず比較して、再びスタンバイモードに戻れるになっていなければならない。オ
ーディオタイムスタンプはタイムスタンプ抽出器1060によって抽出される。
そのあと、抽出されたタイムスタンプは、オーディオフレーム周期と加算され、
カレントオーディオフレームの完了時間が得られる。このフレーム完了時間が次
スプライスのスケジュールされた時間を超えていると、コンパレータ1065が
判断すると、ANDゲート1038からロジックレベル0'を出力させるので、カレ ントオーディオフレームは削除されることになる。このステップがとられるのは
、カレントプログラムおよび次プログラムのオーディオセグメントにオーバラッ
プすることなく、オーディオフレーム境界にスプライスが現れるようにするため
である。この好ましいケースでは、シームレスなビデオ移行の見返りとして短時
間のサイレントオーディオインターバルが許容されている。
【0080】 ビデオタイムスタンプは、タイムスタンプ抽出器1070によって抽出され、
コンパレータ1075によって次スプライス時間と比較される。抽出されたタイ
ムスタンプが、次スプライス時間より大か等しければ、コンパレータ1075は
、I/Pフレーム検出器1080をイネーブルにする。次のIまたはPフレーム
の先頭が検出されると、I/P検出器1080は、スプライスコマンド出力信号
でパルスを出す。このパルスは、ラッチ1035をクリアし、プログラムプロセ
ッサを再びスタンバイモードにする。スプライスコマンド出力パルスは、他方の
プログラムプロセッサのスプライスコマンド入力信号にも結合され、他方のプロ
グラムプロセッサがスプライスを完了できるようにする。
【0081】 タイムスタンプ抽出器1060と1070を実現する1つの方法は、図5を参
照して説明した通りである。フレーム検出器1040,1045,1050、1
055、および1080を実現する方法は、MPEG標準の精通者には周知である。
時間シフトし、編集したオーディオおよびビデオフレームのシーケンスを生成し
て、プログラムプロセッサ910から出力するためのプロセスは、図11に示す
タイミング図に示されている。信号は、図10を参照して説明した回路のオペレ
ーションに対応している。
【0082】 図9に示されているプログラムプロセッサは、ハードウェアで実現した1つの
例である。アクティブとスタンバイの冗長のプログラムプロセッサについて説明
してきたが、これは多数で、反復的なスプライスを可能にする完全な解決方法の
説明を分かりやすくするためである。しかし、当然に理解されるように、この2
プロセッサによる解決方法は、カレントプログラムをアクティブモードで、次プ
ログラムをスタンバイモードで処理する類似のロジックを実装したシングルの統
合プロセッサで置き換えることが可能である。この場合、スプライスコマンドを
受信すると、次ストリームはカレントプログラムのロジックにスイッチされ、新
しい次プログラムは次プログラムのロジックにスイッチされることになる。この
シングルプロセッサによる代替解決法は、複数の並行プロセスではなく、シーケ
ンシャルプロセスで実現されるのが代表的である、ソフトウェアによるソリュー
ションに特に適している。
【0083】 カレントプログラムと次プログラムストリームがマージされたあと、ある種の
ビットストリームパラメータは、行われた変更のいくつかを反映するように調整
しなければならない。これらのパラメータの1つはテンポラルリファレンスであ
る。これは、各ピクチャグループ (GOP) の中で最初に表示されるフレームのテ ンポラルリファレンスにゼロのテンポラルリファレンスを割り当てることを、MP
EGが規定しているからである。例えば、スプライスの後に続く次プログラムが新
しいGOPから始まっていると想定する。この場合、図8の例を使用して、テンポ ラルリファレンスは2だけデクリメントされなければならない。これは、Iフレ
ームの後に受信された2つの削除済みBフレームは、GOPの最初の2つの表示フ レームになるはずであったからである。このテンポラルリファレンス調整は、次
のGOPヘッダが受信されると停止する。このプロセスは、図12のフローチャー トに示されている。
【0084】 プロセスは、スプライスコマンド信号が検出されるとスタートボックス121
0から開始する。そのあと、最初のステップ1220では、次フレーム(Iフレ
ーム)のテンポラルリファレンスが抽出される。ステップ1230で、変数TRc は、Iフレームの抽出されたテンポラルリファレンスにセットされる。次に、ス
テップ1240で、ビットストリーム内のテンポラルリファレンスは、ゼロに変
更される。判定ボックス1250で、GOPヘッダが検出されたと判断されていれ ば、クローズドGOPビットがステップ1260でセットされる。そのあと、また は、そうでなければ、ステップ1270で、手順は次フレームを待つことになる
。次フレームが、判定ボックス1280でGOPヘッダを含んでいなければ、ステ ップ1290で、TRcの値はビットストリーム内のテンポラルリファレンスから 減算され、プロシージャは、ステップ1270に戻って、次フレームを待つこと
になる。GOPヘッダが、判定ボックス1280で検出されたときは、プロシージ ャは終了する。
【0085】 クローズドGOPとは、グループを構成するフレームの各々がグループの外側で どのフレームも参照しないで再構築できるような、ピクチャの集合である。プロ
グラムスプライシングプロセスが、図9に示す方法とハードウェアに従って、お
よび図8の例に従って実現されていれば、スプライスポイントの後の、最初のGO
Pは、たとえ初期時にオープンであっても常にクローズドになる。図12のフロ ーチャートに示すように、クローズドGOPビットはそのようにセットされる。
【0086】 テンポラルリファレンスとクローズドGOPパラメータの調整が必要なのは、MPE
G標準との互換性を保つためであるが、これらのパラメータは、大部分の既存MPE
G復号器では無視される傾向にある。その代わりに、これらの復号器はタイムス タンプによって表示フレームの順序付けを制御することが予想される。タイムス
タンプがないときは、各復号器はMPEGシーケンスの復号と表示に関する標準化ル
ールに基づいてテンポラルリファレンスを推測している。しかし、無視できない
パラメータとして、復号化タイムスタンプとプレゼンテーションタイムスタンプ
があり、これらのパラメータも、異なるプログラムがスプライシングされるとき
調整しなければならない。異なる時刻参照値間の差分を補償するために入力モジ
ュール210によって調整されていた同じタイムスタンプは、今度は、次ストリ
ームのIフレームをカレントストリームのスプライスポイントと位置合わせする
と発生する時間シフトを補償するために調整されなければならない。
【0087】 第2のタイムスタンプ補正1300を実行する方法を、図13のフローチャー
トを参照して説明する。ビデオFIFO1010(図10)で発生する遅延の持続時
間に対応する補正値は、スプライスの後の、最初のフレームがステップ1330
で受信されると、ステップ1335、1340、および1345で計算される。
DTS1は、ステップ1335で判断される復号化タイムスタンプであり、これは、
スプライスが現れていないと、先行ストリームの対応するフレームに割り当てら
れていたものである。DTS2は、ステップ1340で計算される復号化タイムスタ
ンプであり、これはビデオFIFO1010で発生した遅延に先立って次ストリーム
の最初のフレームに前もって割り当てられていたものである。これらの2タイム
スタンプ間の差分は補正値TScである。この補正値はその後に続くPTS(ステップ
1385)およびDTS(ステップ1375)タイムスタンプに加えられる。ステ ップ1360での例外は、スプライスの直後に次ストリームを開始するために使
用されるIフレームのPTSである。図8の例の場合に得られたスプライスされた ストリームの復号化順序およびプレゼンテーション順序を比較すると分かるよう
に、1つの例外を除き、IアンカフレームとPアンカフレームは、復号化された
後正確に3フレームインターバルで提示される。この遅延は、介在するBフレー
ムおよびその後のフレーム再順序付けによるものである。しかし、スプライスの
後に受信された最初の2フレームは共にアンカフレームであり、その間に表示さ
れるBフレームは存在しないので、再順序付けによる遅延は減少される。このケ
ースでは、Iフレーム(2アンカフレームの最初のもの)は先行ストリームの最
終フレーム(X8p) を表示した直後に表示されることになる。この最終フレームの
プレゼンテーション時間は、Iフレームの復号化時間に等しいので、Iフレーム
のPTSは、先行する最終フレームの表示インターバル時間(ステップ1325で 計算されたもの)を、ステップ1360でIフレームに加算すると求めることが
できる。さらに、表示インターバル時間は、シーケンスがフィールドモードで符
号化されたか、フレームモードで符号化されたかに応じて、およびフィルムから
ビデオへの変換が実装されているかに応じて変化するので、表示インターバルは
、この関係情報(具体的には、MPEGフレームレート値、MPEGフィールド/フレー
ム符号化モード、およびMPEG repeat-first-fieldフラグ)を収めている、ビッ トストリーム内のコードワードを調べることによって判断されるはずである。
【0088】 スプライシングがフレーム境界だけでなく、フィールド境界でも行うことが許
されている場合には、別の問題が起こる可能性がある。従来の定義では、フレー
ムは、一方のフィールドは奇数ラインからなり、他方のフィールドは偶数ライン
からなる2フィールドのペアとして定義されているが、MPEGの定義はそれほど厳
格になっていない。MPEG-2では、時間的に早く現れるフィールドは、奇数ライン
からなるフィールドであっても、偶数ラインからなるフィールドであっても構わ
ない。この区別は、固有のビットストリームフラグ(top-field-firstとも呼ば れる)で行っている。さらに、MPEG-2フレームは、2フィールドインターバルに
スパンするだけでなく、場合によっては、3フィールドインターバルにスパンす
ることが許されている。しかし、3番目のフィールドを符号化する代わりに、フ
ラグがセットされて(repeat-first-fieldとも呼ばれる)、第3フィールドを表
示すること、およびそれが第1フィールドの正確なコピーであることを復号器に
知らせている。なお、連続するフィールドは人工的なものを防止するために、奇
数ラインと偶数ラインの間で交互になっていなければならないので、第2フィー
ルドは繰り返されることはない。
【0089】 例えば、カレントプログラムが偶数ラインからなるフィールドで終わり、次プ
ログラムが同じく偶数ラインからなるフィールドから始まっているとする。共に
偶数ライン(または奇数ライン)からなる、2つの連続フィールドが得られるよ
うなスプライスそれたビットストリームが、MPEGでは許されないのは、このよう
なフィールドは、既存のディスプレイ装置では正確に表示できないためである。
このようなことが起こるのを防止するには、別のステップをとることができる。
好ましい解決方法は、スプライシングポイントに先行するカレントストリームの
最終フレームに対応するrepeat-first-fieldフラグを編集することである。カレ
ントストリームの最後に表示されるフィールドと次ストリームの最初に表示され
るフィールドが、同じ奇数/偶数ラインパリティをもっていれば、repeat-first
-fieldフラグは単純にトグルすることができる。つまり、ロジック'0'の値はロ ジック'1'に変えることが可能であり、逆に、ロジック'1'はロジック'0'に変え ることが可能である。このようにすると、カレントストリームの最終フレームが
正確に1フィールドだけ延長または短縮されるという効果が得られる。場合によ
っては、タイムスタンプ補正係数(TSc) を判断するとき、この偏差が正しく考慮
されるようにする、特別なステップが必要になることがある。
【0090】 いくつかの実施形態では、プログラムスプライシングサブプロセスのいくつか
を、スプライシングシステム100の出力モジュール220にではなく、リマル
チプレクサ/再フォーマッタ115に実装するようにすると、もっと好都合な場
合がある。例えば、リマルチプレクサのタスクの1つとして、結果のマルチプレ
クスのデータレートを制限または調整することがある。このデータレート調整機
能はスイッチングシステムの汎用性を大幅に向上し、可変ビットレート (VBR) ストリームの使用を可能にする。良好な統計リマルチプレクサは、複数のVBRス トリームを単一のマルチプレクスに効率よく結合できるが、任意の時点で効力を
もっている特定のスケジュールによっては、結合データレートがチャネルの利用
可能容量を越える場合があり、その場合には、ある種のデータレート調整機能が
必要になる。かかる場合には、データレートがもっと管理しやすいレートに制限
された後の方が、ポストスプライス調整の一部を実現することが容易になる。一
例として、ソフトウェアベースのリマルチプレクサは十分に余裕のある処理能力
を備えているので、データレートが制限された後で、全部ではないとしても、ス
トリームスプライシング機能の一部を実現することが可能になる。
【0091】 データレート調整機能を備えたリマルチプレクサ115の例は、係属中の米国
特許出願第08/631,084号、発明の名称「Compressed-Video Reencoder System fo
r Modifying the Compression Ratio of Digitally Encoded Video Programs」 に記載されている。本願発明の譲受人に譲渡済み。この様なリマルチプレクサは
、第2の理由によって出力モジュールの出力を有効に結合する。これは、2つの
異なるストリームの間でスイッチングされたあと、受信側バッファ占有レベルが
限界値の範囲内に保たれることを、リマルチプレクサが保証できるからである。
前述したように、このような保証がないと、両方のストリームが同じデータレー
トで符号化されたときでも、バッファにオーバフローまたはアンダフローが起こ
る可能性がある。これが起こるのは、カレントプログラムと次プログラムに対応
する2つの符号器によって、スプライスの時間に想定されていたバッファ占有レ
ベルに差があるためである。どのパケットを次に送信するかを、受信側のバッフ
ァの満杯状態に基づいて判断するプロセスは、図14に示されている。
【0092】 どのパケットを次に送信するかを判断する手順1400は、最初に、判定ボッ
クス1410で、すべての受信側バッファがすでにいっぱいであるかどうかを判
断する。いっぱいであれば、ヌルデータパケット (null data packet) がステッ
プ1420で送信される。そうでなければ、その次フレームのDTSが最小である ストリームのためのデータパケットが、ステップ1430で選択される。このデ
ータパケットを送信すると、受信側バッファにオーバフローが起こる場合には(
判定ボックス1440)、ステップ1450で、次フレームの次に最小のDTSを もつストリームに対応するパケットが選択される。このプロセスは、受信側バッ
ファにオーバフローを起こさないパケットが選択されるまで続けられる。この時
点で、選択されたストリームの次パケットがステップ1460で伝送される。
【0093】 第2の変形実施形態では、リマルチプレクサ115と出力モジュール220が
シングルユニットに統合化されている。
【0094】 以上、圧縮ビデオプログラミングをシームレスにスプライシングする方法およ
びシステムを説明してきた。特定の実施例および実装例を参照して本発明を説明
してきたが、この分野の通常の知識を有するものならば当然に理解されるように
、本発明は種々態様に変更または改良することが可能である。従って、本発明の
精神と範囲は、特許請求の範囲に記載されている事項によって判断されるべきも
のである。
【図面の簡単な説明】
本発明の目的、特徴および利点は、下述する詳細説明の中で明らかにする。
【図1】 本発明を組み入れることができる汎用マルチプログラムスプライシングシステ
ムを示す図である。
【図2】 本発明を組み入れることができるスプライシングシステムを示す詳細ブロック
図である。
【図3】 本発明の一側面に従って、複数のタイムスタンプを単一の共通時刻参照値に正
規化するために使用されるコンポーネントを示すブロック図である。
【図4】 プログラム時刻参照値を受信データストリームから抽出するためのフローチャ
ートを示す図である。
【図5】 タイムスタンプを受信データストリームから抽出するプロセスのフローチャー
トを示す図である。
【図6】 本発明の一側面に従ってタイムスタンプを挿入するプロセスのフローチャート
を示す図である。
【図7】 本発明のスプライシングシステムで使用される出力モジュールを示す詳細ブロ
ック図である。
【図8】 圧縮プログラムデータをスプライシングする詳細の一部を示すための、いくつ
かのフレームシーケンス例を示す図である。
【図9】 本発明に従って使用されるプログラムスプライサを示すブロック図である。
【図10】 本発明に従って使用されるプログラムプロセッサのコンポーネントを示すブロ
ック図である。
【図11】 本発明に従って図10の回路のオペレーションに対応する信号を示すタイミン
グ図である。
【図12】 本発明のスプライシングシステムに従ってプログラムスプライスが行われた後
、テンポラルリファレンスパラメータを調整するためのフロー図ある。
【図13】 本発明のスプライシングシステムに従ってプログラムスプライスの後に続くタ
イムスタンプ調整のためのフロー図である。
【図14】 異なるプログラムに対応するデータパケットを統計的に多重化するプロシージ
ャのフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5C059 KK35 KK36 MA00 PP05 PP06 PP07 RB00 RC04 SS30 UA32 UA38

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1圧縮プログラムの後に続くように第2圧縮プログラムを
    スプライシングするスプライシングシステムであって、 スケジュールされたスプライス時間を特定している情報を受信する手段と、 前記スケジュールされたスプライス時間に応答して、前記第1圧縮プログラム
    を受信し、処理し、出力すると共に、スプライス移行を実行するのに適した、前
    記第1圧縮プログラム内の該当ロケーションを判断し、その後でスプライス移行
    信号を生成する手段と、 前記スプライス移行信号に応答して、受信し、前記第2圧縮プログラムがシー
    ムレスに該第1圧縮プログラムの後に続くように正しくスプライスされることを
    保証する手段と を備えたことを特徴とするスプライシングシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスプライシングシステムにおいて、前記第
    1および第2圧縮プログラムに関連付けられたタイムスタンプを正規化するタイ
    ムスタンプ正規化回路をさらに備えたことを特徴とするスプライシングシステム
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスプライシングシステムにおいて、前記タ
    イムスタンプ正規化回路は、 前記第1および第2圧縮プログラムの受信時に該第1および第2圧縮プログラ
    ムからプログラム時刻参照値を抽出するPCR抽出回路と、 PCR抽出回路から受信されたPCRと同期がとられた第1および第2PCRカウンタ と、 ローカルまたは外部から受信されたシステム時刻参照値と同期がとられたシス
    テムPCRカウンタと、 前記第1および第2圧縮プログラムからタイムスタンプ情報を抽出するタイム
    スタンプ抽出回路と、 前記第1および第2圧縮プログラムのタイムスタンプの補正値をシステムPCR カウンタのカウント値と関連PCRカウンタのカウント値との差分に等しくなるよ うに計算するタイムスタンプ調整回路と、 調整されたタイムスタンプを第1および第2圧縮プログラムに戻すように挿入
    するタイムスタンプ挿入ロジックと を備えたことを特徴とするスプライシングシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のスプライシングシステムにおいて、前記ス
    プライス移行信号に応答する前記手段は、 前記第2圧縮プログラムに対応するビデオ入力信号を遅延する手段と、 前記第2圧縮プログラムに対応する1つまたは2つ以上のオーディオ入力信号
    を遅延する手段と、 前記遅延されたビデオおよびオーディオ信号をスプライス移行信号の受信時に
    出力する手段と を含むことを特徴とするスプライシングシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスプライシングシステムにおいて、前記遅
    延手段は、FIFOとFIFO制御ロジックを備えたことを特徴とするスプライシングシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のスプライシングシステムにおいて、前記ビ
    デオ入力信号の中のイントラ符号化フレーム(Iフレーム)を検出するフレーム
    検出回路をさらに備え、該ビデオフレーム検出回路は、Iフレームデータの検出 時に前記ビデオFIFOロジックをリセットさせるように結合されていることを特徴
    とするスプライシングシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のスプライシングシステムにおいて、 双方向符号化フレーム(Bフレーム)を検出する第1ビデオフレーム検出回路 と、 アンカフレーム(IまたはPフレーム)を検出する第2ビデオフレーム検出回
    路と、 Iフレームの前と次アンカフレームの後に検出されたBフレームがあればそれ
    を削除する手段と をさらに備えたことを特徴とするスプライシングシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のスプライシングシステムにおいて、前記ビ
    デオフレーム検出回路は、Iフレームデータの検出時に前記オーディオFIFOをリ
    セットさせるように結合されており、前記スプライシングシステムは、前記オー
    ディオ入力信号を受信するように結合されていると共に、次オーディオフレーム
    の先頭が検出されるまで前記オーディオFIFOをリセットモードに保つように前記
    オーディオFIFOに結合されているオーディオフレーム先頭検出回路をさらに備え
    たことを特徴とするスプライシングシステム。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のスプライシングシステムにおいて、前記第
    2圧縮ディジタルプログラム内のタイムスタンプを含む埋め込みビットストリー
    ムパラメータを調整する回路をさらに備えたことを特徴とするスプライシングシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 第1圧縮プログラムの後にシームレスに続くように第2圧
    縮プログラムをスプライシングする方法であって、 スケジュールされたスプライス時間を受信するステップと、 前記スケジュールされたスプライス時間の近くでスプライス移行を実行するの
    に適した前記第1圧縮プログラム内の該当ポイントを判断するステップと、 スプライス移行信号を生成するステップと、 前記第2圧縮プログラムを、該第2圧縮プログラムのイントラ符号化ビデオフ
    レーム(Iフレーム)から始まって出力するステップと を備えることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、前記第1および第2圧
    縮プログラムに関連付けられたタイムスタンプを共通参照値に正規化するステッ
    プをさらに備えることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、前記正規化するステッ
    プは、 前記圧縮ディジタルプログラムに関連付けられたプログラム時刻参照値 (PCR)
    信号を抽出するステップと、 システムPCR信号を維持するステップと、 前記圧縮プログラムの受信時に前記圧縮プログラムからタイムスタンプを抽出
    するステップと、 関連PCRカウントとシステムPCRカウントとの現在の差分に等しい補正係数だけ
    前記タイムスタンプをオフセットするステップと、 調整されたタイムスタンプを前記圧縮ディジタルプログラムに戻すように挿入
    するステップと を備えることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法において、前記該当ポイントを判
    断するステップは、 前記第1圧縮プログラムから各々のタイムスタンプを抽出するステップと、 前記タイムスタンプを前記スケジュールされたスプライス時間と比較するステ
    ップと、 前記第1圧縮ディジタルプログラムの中のアンカフレームを検出するステップと
    、 前記スケジュールされたスプライス時間に最も近いアンカフレームの検出時に
    スプライス移行信号を生成するステップと を備えることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法において、前記生成するステップ
    は、前記スケジュールされたスプライス時間の後で第1アンカフレームが検出さ
    れたとき実行されることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の方法において、前記出力するステップ
    は、 前記第2圧縮プログラムをビデオデータFIFOにバッファリングするステップと
    、 符号化ビデオデータのイントラ符号化フレーム(Iフレーム)を探すために前
    記第2圧縮プログラムをモニタリングするステップと、 Iフレームの検出時に、前記ビデオデータFIFOをリセットするステップと、 前記スプライス移行信号の検出時に前記圧縮プログラムを出力するステップと を備えることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、 前記圧縮プログラムデータに関連付けられたオーディオデータをオーディオデ
    ータFIFOにバッファリングするステップと、 前記ビデオデータ FIFOがリセットされたときに始まって前記オーディオデ
    ータFIFOをリセットするステップと、 各イントラフレームのデータの検出に続く、次のオーディオフレームデータの
    先頭を検出するステップと、 前記検出が行われたとき該オーディオFIFOのリセットを終了するステップと をさらに備えることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の方法において、前記Iフレームの後と
    次アンカフレームの前に双方向符号化フレーム(Bフレーム)を検出し削除する
    ステップをさらに備えることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の方法において、前記第2圧縮プログラ
    ムの処理によって変更された埋め込みビットストリームパラメータがあればそれ
    を再調整するステップをさらに備えることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法において、前記調整するステップ
    は、スプライスポイントの後に続く第1グループのフレームのテンポラルリファ
    レンスを調整するステップを備えることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の方法において、前記調整するステップ
    は、前記第2圧縮プログラム内のスプライスポイントの後に続く第1グループの
    フレームのクローズドGOPビットをセットするステップを備えることを特徴とす る方法。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の方法において、前記調整するステップ
    は、カレントプログラムと次プログラムがスプライスの時間に同じフィールドパ
    リティをもっているときフィールドを繰り返すステップを備えることを特徴とす
    る方法。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載の方法において、前記調整するステップ
    は、カレントプログラムと次プログラムがスプライスの時間に同じフィールドパ
    リティをもっているときフィールドを削除するステップを備えることを特徴とす
    る方法。
  23. 【請求項23】 請求項18に記載の方法において、前記調整するステップ
    は、第2圧縮プログラムを第1圧縮プログラムと位置合わせした結果発生した時
    間シフトを補償するように前記第2圧縮プログラムに関連付けられたタイムスタ
    ンプを調整するステップを備えることを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の方法において、前記タイムスタンプ調
    整ステップは、 ビデオデータFIFOで発生した遅延の持続時間に対応する補正値を計算するステ
    ップと、 前記スプライス移行信号の後に続く前記第2圧縮プログラム内の前記タイムス
    タンプのすべてに前記補正値を加算するステップと を備えることを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の方法において、スプライスポイントの
    後に続く第1イントラ符号化フレーム(Iフレーム)に対応するプレゼンテーシ
    ョンタイムスタンプ (PTS) をスプライスポイントに先行する最後のアンカフレ ームの復号化(デコード)タイムスタップ (DTS) にフレーム表示インターバル を加えることによって調整するステップをさらに備えることを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 第1および第2圧縮ビデオプログラムをシームレスにスプ
    ライシングする方法であって、スケジュールされたスプライス時間を前記第1お
    よび第2圧縮プログラム内の許容スプライスポイントと位置合わせするステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の方法において、前記位置合わせするス
    テップは、スケジュールされたスプライス時間をカレントビデオプログラムの最
    も近い許容スプライスポイントに一致するようにシフトするステップを含むこと
    を特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 請求項26に記載の方法において、前記次プログラムをそ
    こに含まれる許容スプライスポイント (PSP) が前記シフトされたスケジュール されたスプライス時間と位置合わせされるまで遅延するステップをさらに備える
    ことを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 請求項10に記載の方法において、スプライスされた出力
    信号は再フォマッタに送られ受信側レートバッファにオーバフローまたはアンダ
    フローが起こるのを防止するように信号のデータレートを調整することを特徴と
    する方法。
  30. 【請求項30】 請求項10に記載の方法において、スプライスされた出力
    信号は、受信側レートバッファにオーバフローまたはアンダフローが起こるのを
    防止するレートで他のプログラム信号と多重化されることを特徴とする方法。
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