JP2001516893A - 再帰反射性要素の製造方法 - Google Patents

再帰反射性要素の製造方法

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JP2001516893A
JP2001516893A JP2000512101A JP2000512101A JP2001516893A JP 2001516893 A JP2001516893 A JP 2001516893A JP 2000512101 A JP2000512101 A JP 2000512101A JP 2000512101 A JP2000512101 A JP 2000512101A JP 2001516893 A JP2001516893 A JP 2001516893A
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ピー. マザーズ,ジェイムス
エム. ハンパル,キャサリーン
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 強度が増し、保持された反射性がより高いセラミック再帰反射性要素の製造方法である。本発明の方法は、以下のステップにより再帰反射性要素を形成することを含んでなる。a)ガラスフレークを提供するステップ、b)該ガラスフレークを第1の遮断層でコーティングし、コーティングされたガラスフレークを生成するステップ、c)光学的要素を提供するステップ、d)該光学的要素を第2の遮断層で任意にコーティングするステップ、e)該光学的要素と該コーティングされたガラスフレークとをブレンドするステップ、f)該光学的要素および該コーティングされたガラスフレークを熱し、該光学的要素および該コーティングされたガラスフレークを攪拌する間に該フレークを球状化するステップ、g)該光学的要素および該球状化されたガラスフレークを更に熱し、該光学的要素および該球状化されたフレークを攪拌する間に該光学的要素を該球状化されたガラスフレークに部分的に埋め込むステップ、およびh)部分的に埋め込まれた光学的要素を有する該球状化されたフレークを冷却するステップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、道路上を走行する運転者を誘導し方向を指示するために舗道マーキ
ングに配置され得る再帰反射性要素の製造方法に関する。
【0002】 背景技術 道路を走行する運転者を誘導し方向を指示する舗道マーキング(例、塗料、テ
ープ、個々に配置された物品)の使用については周知である。日中マーキングは
周囲の光の下で有効に合図を送り運転者を誘導するのに十分に認識可能であり得
る。しかしながら夜間は、特に主な照明源が運転者が運転する自動車のヘッドラ
イトであるとき、ヘッドライトからの光は舗道およびマーキングを非常に低い入
射角度で照射し、大部分は運転者から離れて反射するため、マーキングは一般に
運転者を適切に誘導するのには不十分である。この理由から、再帰反射特性を有
する改良された舗道マーキングが使用されるのである。
【0003】 再帰反射とは、入射束の大部分がその向きを光源に向かって戻るように表面上
に入射された光が反射するメカニズムのとこである。道路上の分離帯など最も一
般的な再帰反射性舗道マーキングは、透明なガラスまたはセラミック光学的要素
を新しく塗装されたライン上に落とし、光学的要素が部分的にその中に埋め込ま
れるようにして作られる。透明な光学的要素はそれぞれ球形レンズとして働き、
したがって入射光が光学的要素を通って基部の塗料またはシート中の顔料粒子を
照射する。顔料粒子は光を分散し、光の一部の向きを光学的要素中に戻し、次い
でこの光の一部は光源に向かって戻される。
【0004】 所望の光学的効果を提供することに加えて、舗道マーキングは交通や風化、悪
天候、および費用の制圧に耐えなければならない。
【0005】 やや垂直のまたは上向きに配置された表面は、水平の表面よりも再帰反射の方
向付けをより良くする。従って、舗道マーキングに垂直面を組み入れる数多くの
試みがなされ、一般にはマーキング面に突出物を提供することが試みられた。更
に垂直面は、再帰反射のメカニズムを妨害する雨天の際の再帰反射面上の水の層
の積層を防ぎ得る。
【0006】 垂直面を提供する一つの方法は、舗道マーキングラインに沿って間隔を空けて
突起した舗道マーカーを配置することである(例、米国特許第3,292,50
7号、同第4,875,798号)。これらのマーカーは比較的大きく、概して
幅が数センチメートルで、高さが5〜20ミリメートルである。一般に、マーカ
ーは異なる構成要素を結合することを要求し、うちいくつかは事前に個別に形成
あるいは注型されている。従って、マーカーの製造には比較的コストがかかる。
マーカーのサイズは、通行する乗り物からの実質的な衝撃力を受ける。結果とし
て、マーカーは舗道に実質的に固定されていなければならない。これにより、取
り付けコストおよび磨耗した際の取り外しコストが増す。更に、マーカーは間隔
を空けて適用されるため、所望の連続する明るいラインではなく、光の明るい部
分は不連続となる。
【0007】 舗道マーキング型押テープは、垂直面を提供する第2の手段である(例、米国
特許第4,388,359号、同第4,069,281号、同第5,417,5
15号)。型押突出物の垂直面上に透明な光学的要素を選択的に配置することに
より、非常に有効なマーキング材料が得られる。しかしながら、このようなテー
プは従来の塗装されたマーキングに比べて比較的高価であり、従って、街灯がな
い交差点や踏切などの危険な地域に限って使用されることが多い。また、これら
の型押テープは磨耗し易いポリマー材料で構成されている。
【0008】 再帰反射のための垂直面を提供する第3の手段は、複合再帰反射性要素または
凝結体である(例、米国特許第3,254,563号、同第4,983,458
号)。多くの変形が周知であるが、再帰反射性要素はコア表面中に埋め込まれた
光学的要素を本質的に有するコアを有する。いくつかの周知の実施態様もまたコ
ア全体に分散し磨耗に際し曝露される光学的要素を含む。コアの形状は不規則で
あってもよく、球体、四面体、円板、正方形のタイル等に成形されてもよい。再
帰反射性要素は安価な塗装されたマーキングに埋め込むことができるため有利で
ある。
【0009】 再帰反射性要素は主にポリマーコアまたはバインダからなる。着色コアまたは
バインダは拡散反射板として働くことが多い。この配置により、球形の光学的要
素を水平面または垂直面上に使用することが可能になる。他の構成は、金属銀な
どの正反射板を含む透明な光学的要素を有する。金属面は光源に向って光の向き
を戻し、着色コアを必要としない。光学の構造上、舗道マーキングの塗料(水平
面)に埋め込まれていると鏡面コーティングされた光学的要素はさほど効果がな
く、再帰反射性要素の垂直面に埋め込まれていればより効果的であろう。
【0010】 別の再帰反射性要素の構成(米国特許第3,252,376号)は、球形の光
学的要素を使用せずに球形のポリマーコアの表面上で正反射板として作用する銀
メッキされたガラスフレークのみを有する。
【0011】 別の周知の構成は、プラスチック小球体(レンズ)が小球体の底部に取り付け
られたガラスの光学的要素の層の上に入射光を屈折させる再帰反射性要素である
。次いでガラスの光学的要素は、鏡面コーティング上または光学的要素の下に配
置されたフィルム上に光を集め、次いで光は元の進路に沿って光源に向かって反
射して戻る(例、米国特許第4,072,403号、同第4,652,172号
、同第5,268,789号)。
【0012】 着色コアと垂直面に埋め込まれたガラスの光学的要素とを有する成形されたポ
リマーの再帰反射性要素は、米国特許第3,418,896号に開示されている
。これらの再帰反射性要素は、着色ポリマーを断面の形状が異なるロッドに押し
出すことによって形成される。ガラスの光学的要素は硬化する前にポリマーの表
面に埋め込まれ、次いでロッドは切り取られて所望の要素を形成する。
【0013】 ポリマーの再帰反射性要素は残念なことに、特に交通量の多い地域で磨耗し易
く、風化により劣化し易い。これらの制限を克服するためのある試みにおいて、
再帰反射性要素はセラミックコアおよび金属の鏡面コーティングを施したガラス
の光学的要素を有して構成された。
【0014】 構成の1つのタイプは、ポリマーコーティングに埋め込まれた鏡面金属コーテ
ィングを有するガラスの光学的要素を有するポリマーバインダで覆われた石また
はガラスの球体コア(米国特許第3,043,196号および同第3,175,
935号)である。
【0015】 米国特許第3,556,637号に開示されている別の構成は、ガラス球体お
よびポリマーバインダによりガラス球体の底部に取り付けられたガラスの光学的
要素の層を有する。ガラスの光学的要素の下側の金属フィルムは正反射板として
働く。
【0016】 他の周知の構成は、再帰反射性要素および滑り抵抗性粒子(欧州特許第0,3
22,671号)の両方として作用する複合レンズ要素を含む。コアとして働く
滑り抵抗性粒子(コランダム粒子またはガラス球体のいずれか)は、拡散反射板
として作用する着色ポリマーバインダでコーティングされている。
【0017】 ガラスコア全体およびコアの表面に埋め込まれたガラスの光学的要素を有する
セラミック要素は、米国特許第3,171,827号に開示されている。薄い金
属フィルムは光学的要素とガラスコアとを分離し効率の良い鏡面再帰反射システ
ムを提供する。代わりに、高屈折率(2.0より上)の光学的要素が使用される
。これらの高屈折率の光学的要素は、反射裏材を必要とせずに光を反射すること
ができるとされている。
【0018】 小さいガラスの光学的要素が表面に埋め込まれた透明なガラス球体を有するセ
ラミック再帰反射性要素は、米国特許第3,274,888号および同第3,4
86,952号に開示されている。ここでも薄い金属フィルムは光学的要素とガ
ラス球体とを分離し効率の良い鏡面再帰反射システムを提供する。要素は一時的
にポリマーバインダを使用して金属化光学的要素をガラス球体にまずコーティン
グして形成される。コーティングされた球体は次いで回転式キルン内で超過の光
学的要素と共に回転される。温度がガラス球体の軟化温度を超えると、光学的要
素は球体の表面に埋め込まれる。後に、フィルムは光学的要素の曝露部分からエ
ッチングされる。
【0019】 国際特許出願第97/28471号では、不透明なセラミックコアおよび特に
コアに埋め込まれたセラミック光学的要素を含む再帰反射性要素が開示されてい
る。表面に埋め込まれた透明な光学的要素と組み合わせ、拡散反射セラミックコ
アにより、灰色の配色も金属の正反射板と関連した錆易さも無く、驚くほど明る
い再帰反射性要素が得られる。これらの全セラミック再帰反射性要素は、磨耗お
よび風化の影響に対して非常に改良された抵抗性を有するが、再帰反射性要素の
寿命を延ばすために耐圧潰性が高いことが望ましい。
【0020】 発明の開示 本発明により、強度が増し保持された反射性がより高いセラミック再帰反射性
要素の製造方法が得られる。本発明の方法は、以下のステップにより再帰反射性
要素を形成することを含んでなる。 a)ガラスフレークを提供するステップ、 b)該ガラスフレークを第1の遮断層でコーティングし、コーティングされた
ガラスフレークを生成するステップ、 c)光学的要素を提供するステップ、 d)該光学的要素を第2の遮断層で任意にコーティングするステップ、 e)該光学的要素と該コーティングされたガラスフレークとをブレンドするス
テップ、 f)該光学的要素および該コーティングされたガラスフレークを熱し、該光学
的要素および該コーティングされたガラスフレークを攪拌する間に該フレークを
球状化するステップ、 g)該光学的要素および該球状化されたガラスフレークを更に熱し、該光学的
要素および該球状化されたフレークを攪拌する間に該光学的要素を該球状化され
たガラスフレークに部分的に埋め込むステップ、および h)部分的に埋め込まれた光学的要素を有する該球状化されたフレークを冷却
するステップ。
【0021】 プロセス全体にわたって攪拌が継続されることが好ましい。
【0022】 再帰反射性要素は実質的に球状であり、縁および先の鋭さを和らげ、道路上の
再帰反射性要素の耐圧潰性および耐チッピング性を高める。
【0023】 実施態様の詳細な説明 本発明により、セラミック再帰反射性要素の製造方法が得られ、これは特に液
体舗道マーキングに再帰反射を付与するのに有用である。セラミック再帰反射性
要素は、ポリマー材料の助けなしに最終形態で結合される。これらの再帰反射性
要素は金属を含まなくてもよく、あるいは代わりに光学的要素は金属層で部分的
にコーティングされていてもよい。結果として生じたセラミック再帰反射性要素
は、実質的に球状である。この形状により、縁および先の鋭さが和らげられ、道
路上で再帰反射性要素の耐圧潰性および耐チッピング性が高められる。更に、高
密度のガラスフレークを再造形することにより形成される球状形は多孔率が低い
ため、再帰反射性要素の内部的強度が高められ得る。耐圧潰性および耐チッピン
グ性が増すことで、この強度が高められることは証明される。
【0024】 国際特許出願第97/28471号では、セラミック再帰反射性要素を準備す
るための様々な方法が開示されている。最も便利な方法の一つに、ガラスフレー
ク(一般に厚さ0.5〜1.5mm、幅1〜3mm)と球形の光学的要素との混
合物をガラスフレークの軟化点より高い温度で攪拌する方法がある。結果として
生じた再帰反射性要素はガラスフレークのほぼ原形を保持する。
【0025】 本発明により、光学的要素を埋め込む前にガラスフレークを球状化する方法が
得られる。フレークは光学的要素を埋め込む前に球状化されていなければならな
い。なぜなら光学的要素がガラスフレークの表面にいったん埋め込まれると、形
状は更に変化しないからである。論理に縛られずに、光学的要素の存在は形状の
変化を抑制し得る。なぜならガラスフレークの球状化によって必要とする表面の
面積は小さくなるからである。従って表面の面積を小さくするために、光学的要
素はガラスフレークの表面から取り除かなければならないであろう。
【0026】 球状の再帰反射性要素は、再帰反射性要素の輪郭が包囲する面積をそれと同等
の周囲を有する円の面積との比較によって定義される。この比率が約0.90よ
り大きいとき、再帰反射性要素は球状であるとみなされる。
【0027】 再帰反射性要素は、不透明な拡散反射するセラミックコアの表面に部分的に埋
め込まれた透明なセラミック微小球などのセラミック光学的要素の層からなり、
光学的要素の曝露面に入射する光の中にはそれによって屈折してコアに入るもの
がある一方で、光学的要素の埋め込まれた部分に再び入るためにそこで反射する
ものがあり、またほぼ光源の方向に向かって光学的要素の埋め込まれた部分に再
び入るために屈折する。一般に、再帰反射性要素のサイズは直径約0.5mm〜
約3mmの範囲である。ここで使用される「セラミック」とは、結晶質(X線回
折図形の特性を生じるのに十分な規則的原子構造を有する物質)または非晶質(
X線回折図形の特性の欠乏により証明される原子構造において長距離の規則性を
持たない物質)の無機物質のことである。非晶質セラミックはガラスとしてより
一般的に知られている。本発明の不透明なセラミックコアは、非晶(ガラス)相
と結晶相との混合物を含むことがよくあるであろう。
【0028】 光学的要素 本発明において、様々なセラミック光学的要素(例、微小球)を使用してもよ
い。一般に、再帰反射の最善の効果を得るために、光学的要素の屈折率は約1.
5〜約2.6である。光学的要素の直径は、そのサイズ、形状、およびコアまた
はガラスフレークの形状寸法と一致するのが好ましい。本発明の好ましいコアの
寸法は直径が約0.5〜約5mmである。一般に、直径約50〜約1000μm
の光学的要素が好適に使用されてもよい。光学的要素の直径対コアの直径の比率
は約1:2以下であるのが好ましい。使用される光学的要素は、効果的なコーテ
ィングおよび光学的効率のために比較的狭い範囲に分布しているのが好ましい。
【0029】 光学的要素は所望により、非晶相、結晶相、または組合せを含んでなる。光学
的要素は、容易に磨耗されない無機材料からなる。好適な光学的要素は、ガラス
で形成され、好ましくは屈折率が約1.5〜約1.9である微小球を含む。最も
広く使用される光学的要素は、珪酸ソーダ石灰(soda−lime−sili
cate)ガラスでできている。耐久性は許容できるが、屈折率はわずか約1.
5であり、再帰反射の明るさを非常に制限してしまう。本発明に使用され得る耐
久性が改良された屈折率がより高いガラス光学要素は米国特許第4,367,9
19号に開示されている。
【0030】 好ましくは、ガラス光学的要素が使用される場合、再帰反射性要素の製造はガ
ラス光学的要素の軟化温度よりも低い温度で行われ、光学的要素が形状を維持で
き、さもないと質が落ちる。光学的要素の軟化温度は、すなわちガラスが流動す
る温度は、一般に少なくとも約100℃であり、好ましくは200℃であり、再
帰反射性要素を形成するのに使用されたプロセスの温度よりも上である。
【0031】 耐久性および屈折率の更なる改良は、米国特許第3,709,706号、同第
4,166,147号、同第4,564,556号、同第4,758,469号
、および同第4,772,511号に開示されている微晶質セラミック光学的要
素を使用して得られた。より好ましいセラミック光学的要素は米国特許第4,5
64,556号、および同第4,758,469号に開示されており、全体とし
て本願明細書中に参照されている。これらの光学的要素は、少なくとも1つの金
属酸化物を含む少なくとも1つの結晶相を含む。これらのセラミック光学的要素
はまた、シリカなどの非晶相を含んでもよい。光学的要素は耐引掻性および耐チ
ッピング性であり、比較的硬く(ヌープ硬さが700より上)、比較的屈折率が
高く作られている。
【0032】 任意に、光学的要素は金属(例、アルミニウム)で蒸気コーティングされても
よい。蒸気コーティング光学要素の説明に関して、本願明細書中に参照されてい
る米国特許第2,963,378号(Palmquist et al.)を参
照されたい。
【0033】 光学的要素はジルコニア、アルミナ、シリカ、チタニア、およびこれらの混合
物を含んでもよい。
【0034】 結晶相を有する光学的要素が使用される場合、再帰反射性要素の製造温度は光
学的要素の結晶質成分において結晶生長が生じる温度を超えないのが好ましい。
さもなければ光学的要素は変形するか透明性を失うことになる。光学的要素の透
明性は、ある程度結晶のサイズを可視光を分散し始めるサイズより小さく維持す
ることによる。一般に、再帰反射性要素を形成するのに使用されるプロセスの温
度は約1100℃に制限され、1050℃より低いのが好ましい。より高いプロ
セスの温度は、対応する再帰反射効果の損失によって光学的要素を曇らせ得る。
【0035】 光学的要素は、埋め込まれているバインダ(例、マーキング塗料)と合うよう
に着色されてもよい。本願明細書中で使用され得る着色セラミック光学的要素を
準備する技術は、米国特許第4,564,556号で開示されている。硝酸第二
鉄(赤またはオレンジ)などの着色剤を、存在する金属酸化物全体の約1〜5重
量%の量で加えてもよい。特定のプロセス条件の下で2つの無色の配合物の相互
作用により色が与えられてもよい(例、TiOおよびZrOは相互作用によ
り黄色を生成し得る)。
【0036】 ガラスフレーク ガラスフレークによる拡散反射は、本発明の再帰反射性要素の再帰反射の性能
を決定する上で重要な要因である。
【0037】 ガラスは低温度で加工でき、故に低コストであるため、魅力的なコア材料であ
る。しかしながら、従来のガラスは、コア材料としての使用に望まれる光の散乱
を提供しない完全に高密度の単一相材料である傾向がある。ガラス相と結晶相の
両方を含む特別なクラスのセラミックは、優れた散乱を提供することで周知であ
る。これらの材料は、セラミック上のコーティングとして施される場合不透明な
うわぐすりとして、また金属上のコーティングとして施される場合は不透明なほ
うろうとして周知である。不透明なうわぐすりおよび不透明なほうろうは大量の
ガラスを含むため、本願明細書においても、不透明ガラスと呼ばれる。
【0038】 不透明なうわぐすりおよび不透明なほうろうの両方において屈折率が一般に約
1.5〜1.6のケイ酸塩が使用される。屈折率の十分な差異を得るために、屈
折率が高い分散層を不透明ガラスに使用するのが望ましい。この目的で一般に使
用される材料(不透明剤すなわち不透明にするために添加する薬剤)は、屈折率
が約2.04の酸化錫(SnO)、屈折率が約1.9〜約2.05のジルコン
(ZrSiO)、屈折率が約2.35のチタン酸カルシウム(CaTiO
、および屈折率が約2.5〜約2.7のチタニア(TiO)、アナターセ、お
よびルチルを含む。
【0039】 本願明細書において好適なその他の例示的不透明剤は、CaTiOSiO
屈折率約1.95〜2.09)、CaTi(屈折率約2.16〜約2.
22)、NaTiSi(屈折率約1.91〜約2.02)、BaTi
(屈折率約2.4)、MgTi(屈折率約約2.11〜約2.23)
、およびMgTiO(屈折率約1.95〜約2.3)を含むがこれらに限定は
されない。
【0040】 好ましくは、不透明にするのに必要であり、従って光を十分分散する結晶相は
、溶融ガラスに不透明剤を溶かし、結晶相が沈殿しないようにガラスを急冷し、
次いで沈殿が起こるのに十分な温度であるが結晶が急速に生長しない程度の低さ
の温度まで再度熱した際に結晶相を沈殿させることによって達成される。しかし
ながら、不透明剤がガラスに溶解せず、別の成分として添加される場合もある。
ほとんどのチタニア不透明ガラスは、ほうろうが一般に約700℃より高温で加
熱されるまでその大部分が溶液中にある15〜20重量%のチタニアを含む。チ
タニアは一般に約0.2μmのサイズで結晶中に沈殿する。ジルコンは約120
0℃で多くのガラスへの溶解度が約5重量%である。ジルコンの通常のうわぐす
りへの溶解度は約8〜10重量%であり、ジルコンの多くがガラスから沈殿する
一方で、ジルコンのいくらかは溶融ガラス中に溶けずに残る。従って、うわぐす
りに使用されるジルコン原材料は、ガラス配合にに加えられる前に細かい結晶の
サイズ(すなわち、一般に約0.05μm〜約1.0μm)に粉砕されるのが好
ましい。
【0041】 様々なチタニアおよびジルコンの不透明ガラスは市販されている。ガラスおよ
び不透明剤は同種の単一材料(すなわち、溶解次いで冷却および粉砕されたフレ
ークまたは粉末として販売される結果材料を形成するために製造業者は成分をブ
レンドして加熱した)として入手可能である。ガラスフレークおよび不透明剤の
粉末は両方とも、別々に得られ、次いで製造プロセスにおいて結合される。ジル
コニア(ZrO)もまた不透明添加剤として使用される。この場合、ジルコニ
アはベースのガラスにおいてジルコンを形成するためにシリカと反応することが
よくある。所望であれば、更なる不透明剤を不透明フリットに加えてもよい。例
えば、追加のジルコン粉末をジルコン不透明ガラスフリットに加えてもよい。不
透明剤がこのような方法で使用される場合、0.05〜1μmのサイズの粉末が
特に有用である。このサイズはガラス中の粉末の完全な溶液の助けとなり、また
はガラスが既に不透明剤で飽和されている場合、溶解していない材料が分散に望
ましいサイズであることを保証する。製造プロセスにおいては、粉末不透明剤お
よびガラス粉末は完全に且つ一様に混ぜられていることが好ましい。成分のいず
れも凝集塊にならないように完全に混合するのが好ましい。一般に、当業者に周
知であるように、適切な混合および分散剤の使用により、凝集塊は避けられる。
【0042】 ガラスフレークは、10倍率の光学顕微鏡を使用して視覚的に観察した場合、
実質的に多孔性ではない。一般に、コア(ガラスフレーク)のサイズは直径約0
.5mm〜約4mmであり、好ましくは直径約1.2mm〜約2mmである。
【0043】 コア材料は、透明度を低め光学的要素の形状を歪めそれによって最終的な製品
の再帰反射性能を損なうため、光学的要素と反応せず且つ可溶性ではないのが好
ましい。
【0044】 遮断層材料 第1の遮断層はガラスフレークをコーティングし、球状化する前に光学的要素
がガラスフレーク(すなわち、コア)に部分的に埋め込まれるのを防ぐ。論理に
縛られることなく、遮断層はガラスフレークの表面の軟化温度を上げ、これによ
り光学的要素が埋め込まれる前にガラスフレークの球状化を可能にするとされて
いる。
【0045】 第1の遮断層はガラスフレークに組み入れられる。好適な第1の遮断層は、ゾ
ルからのシリカ(silica from sol)、チタニア粉末、マイカ粉
末、およびこれらの混合物を含むがこれらに限定はされない。粉末材料が第1の
遮断層として使用される場合、粉末が自然とガラスフレークの表面に接着し、ブ
レンド中に表面上に均等に分配されるのが好ましい。プロセスの簡略化のため、
本発明の好ましい材料はゾルからのシリカである。ゾルからのシリカが第1の遮
断層材料として使用される場合、ガラスフレークは薄い連続フィルムでコーティ
ングされ、一般にコーティングの厚さは1ミクロンより薄い。粉末材料が第1の
遮断層として使用される場合、一般に粉末のサイズは1ミクロンより細かく粉砕
されている。
【0046】 一般に、ガラスフレークに基づき第1の遮断層材料約0.01〜約0.5重量
%が使用され、好ましくはガラスフレークに基づき約0.025〜約0.3重量
%である。約0.01重量%より低いレベルの材料は球状化に不利に影響を与え
、0.5重量%より高いレベルの材料は光学的要素の埋め込みのためにより高い
温度を必要とする。温度が上がると生産コストがかかり、ガラスフレークの着色
にも影響を与え得る。
【0047】 第2の遮断層は光学的要素上に任意にコーティングされる。この層は第1の遮
断層がガラスフレークから離れるのを防ぎ得る。他の点では、ガラスフレークに
元々接着する粉末は、プロセス中通常大量に存在する光学的要素の表面に移され
てもよい。粉末材料が第2の遮断層として使用される場合、粉末はガラスフレー
クの表面に自然に接着し、ブレンド中表面上に均等に分配されるのが好ましい。
一般に、加えられると、約0.01〜約0.3重量%、好ましくは約0.05〜
約0.2重量%の第2の遮断層が光学的要素をコーティングするのに使用される
。第2の遮断層材料が更に使用されると、再帰反射性要素の明るさは弱くなり得
る。
【0048】 好適な第2の遮断層材料は、チタニア、ジルコニア、およびシリカ(ゾルから
の)を含むが、これらに限定はされない。
【0049】 また、ガラスフレークの表面に結合することで、ガラスフレークからの第1の
遮断層の損失を避けることも可能である。これを達成する便利な方法は、コーテ
ィングされたガラスフレークをガラスの軟化点よりほんの少し高い温度まで加熱
し、粉末をガラス表面に部分的に埋め込むことである。
【0050】 遮断層材料は、再帰反射性要素の他の成分と不利に相互作用することはない。
遮断層材料の屈折率は高く、光を分散させるのが好ましい。なぜなら材料はガラ
スフレークまたは光学的要素上に、特に光学的要素のガラスフレークとの接触部
上に残り得るからである。
【0051】 第1と第2の遮断層の材料は、同じであっても異なっていてもよい。同じ材料
が使用される場合、それぞれの層で使用される粒子のサイズは異なってもよい。
【0052】 ガラスフレーク上の遮断層がガラスに結合されていない場合、明るさを増すた
めに再帰反射性要素を形成後に洗うのが望ましい。洗うことで光学的要素の外面
に接着した遮断材料が取り除かれ、明るさが増す。
【0053】 任意の添加剤 他の材料が再帰反射性要素内に含まれてもよい。これらは準備中にコア材料に
加えられても、供給者によりコア材料に加えられても、且つ/または光学的要素
でコーティングする間に再帰反射性要素に加えられてもよい。このような材料の
実例は、顔料、滑り抵抗性粒子、再帰反射性要素とバインダとの機械的結合を強
くする粒子を含む。
【0054】 着色再帰反射性要素を生産するために顔料がコア材料に加えられてもよい。特
に黄色の舗道マーキングには黄色が望ましい。例えば、センターラインによく使
用される黄色の液体舗道マーキングと美学的によりよく調和させるために黄色を
提供するためにプラセオジムを混ぜたジルコン((Zr,Pr)SiO)およ
びTiOと結合したFeまたはNiOを加えてもよい。例えば黄色また
は青色などの色を与えるために着色うわぐすりまたはほうろうもまた市販のもの
を購買してもよい。
【0055】 光学的反応を高める顔料が加えられてもよい。例えば、酸化ネオジム(Nd
)またはチタン酸ネオジム(NdTiO)が加えられる場合、認められ
る色は照明の光のスペクトルによる。
【0056】 滑り抵抗性粒子は再帰反射性要素の表面上の光学的要素の代わりに用いられて
もよい。滑り抵抗性粒子は、歩行者、自転車、および自動車が滑るのを減少する
ために再帰反射性および非再帰反射性舗道マーキング上で有用である。滑り抵抗
性粒子は、例えば、石英、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、またはその他の研削
媒体などのセラミックであり得る。好ましい滑り抵抗性粒子は、米国特許第4,
937,127号、同第5,053,253号、同第5,094,902号、お
よび同第5,124,178号で開示されているアルミナを多く含むセラミック
球状体(spheroid)を含み、これらの開示は本願明細書中に参照されて
いる。 滑り抵抗性粒子のサイズは、一般に約200〜約800μmである。
【0057】 方法 本発明により、実質的に球形のセラミック再帰反射性要素の形成方法が得られ
る。結果として得られる再帰反射性要素の強度は高められ、反射性は保持される
【0058】 再帰反射性要素は連続攪拌を使用して形成される。再帰反射性要素が連続的に
攪拌される連続法または回分法が使用されてもよい。
【0059】 第1ステップは、ガラスフレークを第1の遮断層でコーティングすることを含
む。一般に、ガラスフレークの重量に基づき約0.01〜約0.5重量%の第1
の遮断層材料が、材料の実質的に連続する層がガラスフレークの表面上にコーテ
ィングされるまでガラスフレークとブレンドされる。
【0060】 任意に、ガラスフレークはコーティングの後で遮断層をガラスフレークに結合
するために過熱されてもよい。結合ステップは、粉末材料が第1の遮断層材料と
して使用される場合特に有用である。例えば、ガラスフレークは約1〜約2分間
で約500℃〜約700℃まで加熱されてもよい。時間および温度は、材料およ
び攪拌方法によって決まる。加熱条件は、粉末者断層がガラスフレークにしっか
りと取付けられ、その後の取り扱いまたは光学的要素と接触することにより取り
外されることがないのがこのましい。
【0061】 任意に、第2の遮断層は、光学的要素の表面上にコーティングされる。この第
2の遮断層材料は、材料の実質的に連続する層が光学的要素の表面上にコーティ
ングされるまで光学的要素とブレンドされる。
【0062】 第3ステップにおいては、任意にコーティングされた光学的要素がコーティン
グされたガラスフレークと混ぜ合わされる。光学的要素とガラスフレークとの比
率は重量ベースで約10:1であるのが好ましい。この比率は装置、プロセス条
件等により異なり得る。しかしながら、光学的要素とガラスフレークとの比率は
、光学的要素が塊になる、すなわち後のプロセスステップの間にガラスフレーク
が互いに結合するのを最小限にとどめるのに十分であるのが好ましい。
【0063】 第4ステップにおいては、任意にコーティングされた光学的要素とコーティン
グされたガラスフレークとの混合物が加熱または燃焼され(すなわち、圧縮また
は密集させるために、または何らかの方法でその条件を変更するためにセラミッ
クに熱処理が施され)、ガラスフレークを球状化する。一般に、燃焼温度は約2
〜3分間に約750℃〜約875℃である。しかしながら、装置によって温度お
よび時間は異なり得る。燃焼プロセス中、ガラスフレークと光学的要素との混合
物は、例えば回転式キルン内で連続して攪拌される。この上げられた温度で、不
透明剤はガラス中に沈殿し、フレークは球状化し、光学的要素はガラス中に部分
的に埋め込まれる。燃焼温度によりガラスフレークは軟化するが、この温度は光
学的要素の破損を防げるのに十分な低さである。
【0064】 温度が上昇される間、光学的要素は球状化されたガラスフレークまたはコア中
に部分的に埋め込まれる。光学的要素は、プロセス中および使用中に光学的要素
を十分支持できる深さまでコアに埋め込まれるのが好ましい。直径の30%より
深く埋め込まれた球状光学的要素は、一般にコア中の光学的要素を効果的に支持
するであろう。好ましくは、光学的要素がその平均直径の約30%〜約80%の
深さまで埋め込まれ、より好ましくは、平均直径の約40%〜約60%の深さま
で埋め込まれている。光学的要素がその直径の約30%よりも浅く埋め込まれて
いる場合、再帰反射性要素から容易に外れる傾向にある。80%より深く埋め込
まれると、光学的要素に届くことができる光量は意に反して制限される。
【0065】 本発明の再帰反射性要素は一般に、光学的要素によって実質的に覆われている
。光を再帰反射することを意図した再帰反射性要素の表面は、その大部分に光学
的要素を欠くことがないのが好ましい。光学的要素は、光を再帰反射することを
意図した表面上に本質的に密集している。
【0066】 光学的要素が埋め込まれた後、球状再帰反射性要素によって室温が下げられる
。冷却速度は再帰反射性要素の強度に影響する。再帰反射性要素が急速に冷却さ
れ過ぎると、再帰反射性要素は熱衝撃により破壊される。例えば、小さな亀裂ま
たは傷が生じ、これによって耐チッピング性が低下し耐圧潰性も低下する。
【0067】 評価手順 1.再帰反射性要素の球体特性 再帰反射性要素のバッチの球体特性は、再帰反射性要素のサンプルの外形から
決定された。球体の外形とこれらの外形との偏差が測定され、球状再帰反射性要
素に定められた基準に合う再帰反射性要素の百分率は決定された。
【0068】 個々の再帰反射性要素をテレビカメラを備える顕微鏡で見た。コンピュータの
ビデオカード上に画像を獲得し、1997年8月にダウンロードされた公有のN
IH画像ソフトウェアプログラム(米国国立衛生研究所で開発され、インターネ
ット上のhttp://rsb.info.nih.gov/nih−imag
e/で入手可能)を使用して分析した。各再起反射性要素の外形は、NIH画像
の多角形ツール(polygon tool)を使用して描かれた。トレーシン
グは、個々の光学的要素の外形は無視してガラスコアの表面に沿った路に従って
行われた。図2の濃い黒線は一般的な再帰反射性要素の外形のトレーシングを示
している。トレーシングの周長(P)および密閉面積(A)はNIH画像におけ
る測定値の特徴により決定される。外形の球形偏差は、外形の面積を同じ周長の
円の面積と比較することによって定められた。同等の面積(A)は式:
【化1】 A=P/4π によって決定された.
【0069】 A/A比率は、外形がより円形になるに従って1.0の値に近づき、非円形
の外形に対しては1未満になるであろう。図3はトレーシングの例および対応す
るA/A値を示す。
【0070】 この方法は、再帰反射性要素を一方の方向からのみ見た場合は、誤解を招き得
る。例えば、一方向から見たディスクの外形は円形であるが、90度回転させた
方向から見ると、矩形である。この曖昧さを防ぐために、各再起反射性要素はそ
れぞれ90度回転させた2方向から見た。再帰反射性要素を特徴づけるために最
低値A/Aが使用された。
【0071】 20個の再帰反射性要素のサンプルが各プロセスバッチのために測定された。
バッチの球形特性を定めるために、面積比率が約0.90以上の再帰反射性要素
のパーセントを使用した。
【0072】 2.再帰反射性要素の耐チッピング性および耐圧潰性 セラミック再帰反射性要素を高速道路のマーキングとしてテストした経験から
、以下の3つの劣化が明らかになった。1)再帰反射性要素が多数の小さな破フ
レークに壊れた、粉砕、2)再帰反射性要素の小さな部分が壊れ、特に縁が鋭く
壊れた、チッピング、および3)光学的要素の暴露された部分がなくなり、光学
的要素のこれらの部分が残ったガラスコアに埋め込まれるように、セラミック光
学的要素が壊れた、光学的要素の剪断。これらすべてのタイプの損傷が、高速道
路での性能を予測するために開発された耐研磨性テストにおいて観察された。
【0073】 50gの再帰反射性要素のサンプルを内径11.4cm、容量1300mlの
00サイズの磁製ミルボール(mill jar)(オハイオ州、アクロン、N
orton Chemical Process Products)に、直径
3.8cm、密度3.4g/ccの8個の高密度アルミナ球体(ニュージャージ
ー州、Mahwah、U.S.Stoneware Corp.)とともに入れ
た。ミルボールを60rpmで10分間隔で6回回転した。各回後毎に、18メ
ッシュ(1mm)より小さくひかれた再帰反射性要素の部分は、排除され廃棄さ
れた。6回繰り返した後に残っていたもとの再帰反射性要素の百分率は、耐研磨
性として報告された。再帰反射性要素の耐研磨性は約70%より大きいのが好ま
しい。
【0074】 3.再帰反射性要素の再帰反射輝度 ASTM標準E809−94aの手順に従って、再帰反射率(R)を入射角
度−4.0°、観測角度0.2°で測定した。これらの測定に使用した光度計は
防衛公告第T987,003号に記述されている。再帰反射性要素の数層で底を
覆うのに十分な量の再帰反射性要素は小皿に置かれた。再帰反射性要素の表面を
均等にし、要素が覆う面積内に光ビームが完全に当たるように皿を光度計に配置
した。再帰反射性要素の再帰反射率は約3カンデラ/ルクス/mより大きいの
が好ましい。
【0075】 適用 本発明の方法を使用して作られた再帰反射性要素は、湿潤塗料、熱硬化性材料
、または高温(hot)熱可塑性材料としてバインダ上に滴下または瀑下されて
もよい(例、米国特許第3,849,351号、同第3,891,451号、同
第3,935,158号、同第2,043,414号、同第2,440,584
号、および同第4,203,878号)。これらの適用において、バインダ(す
なわち、塗料、熱硬化性材料、または熱可塑性材料)は部分的に埋め込まれ部分
的に突出する向きの再帰反射性要素を保持する母材を形成する。母材は、エポキ
シ樹脂またはポリウレタンなどの耐久性がある2つの成分システムで、あるいは
熱可塑性ポリウレタン、アルキド樹脂、アクリル、ポリエステルなどで形成され
てもよい。また、母材として働き本願明細書中の再帰反射性要素を含むコーティ
ング組成物は、本発明の範囲内に熟慮される。
【0076】 一般に、本発明の方法を使用して作られた再帰反射性要素は、従来の記述され
る装置の使用を通して道路またはその他の表面に適用される。再帰反射性要素は
表面上のランダムな位置にまたは所望であれば所定のパターンに滴下され、各正
規反射性要素は、塗料、熱可塑性材料等に埋め込まれ接着するするようにとどま
る。異なるサイズの再帰反射性要素が使用される場合は、それらは一般に表面上
に均等に配分される。塗料またはその他のフィルム形成材料が完全に硬化された
とき、再帰反射性要素はしっかりとその位置に保持され非常に効果的な反射マー
カーを提供する。
【0077】 また、本発明の再帰反射性要素は舗道マーキングとして使用される予備形成さ
れたテープに使用されてもよい。
【0078】 以下の実施例は様々な特定の特性、利点、および本発明のその他の詳細を説明
する。これらの実施例において挙げられる特定の材料および量、またその他の条
件や詳細は、本発明の範囲をむやみに制限するような方法で解釈されるべきでは
ない。百分率は重量%である。
【0079】 実施例 実施例1:非遮断層(比較) −11、+18メッシュのサイズのガラスフレーク(オハイオ州、クリーブラ
ンド、Ferro Corp.、XT−1370)をセラミック光学的要素(米
国特許第4,564,556号に開示されているように準備された屈折率1.7
6のジルコニアシリカ)と光学的要素:フレークの重量比約10:1で混ぜた。
混合物を約775℃で回転式管状炉内で加熱した。この時のホットゾーン(ho
t zone)における滞留時間は約2分だった。このプロセスの間、光学的要
素はその直径の約半分がガラスフレークの表面に埋め込まれた。18メッシュの
篩を通して回転式キルンから出される量をスクリーニングして超過の光学的要素
を完成した再帰反射性要素から分離した。
【0080】 完成した再帰反射性要素は、鋭い縁にいくらか丸みを帯びたことを除いて元の
ガラスフレークの形状を維持した。比表面積の測定法を使用した再帰反射性要素
の形状の分類は、球形再帰反射性要素を表すのに使用される約0.90の値を僅
か約10%超過していると示した。耐圧潰性および耐チッピング性を決定する研
磨テスト(grinding test)によると、残存値は約57.8%であ
った。再帰反射性要素において約5.8(カンデラ/ルクス/m)の再帰反射
性輝度値(R)が測定された。
【0081】 実施例2:ガラスフレークおよびセラミック光学的要素上の粉末遮断層 −11、+18メッシュのサイズのガラスフレーク(XT−1370)を0.
3重量%のTiO粉末(デラウェア州、ウィルミントン、Dupont Ch
emicals、R700)と混ぜた。混合中TiOは自然にガラスフレーク
の表面をコーティングした。セラミック光学的要素(屈折率1.76のジルコニ
ア−シリカ)を約0.3重量%のTiO粉末(R700)と混ぜた。激しい攪
拌により、TiOは光学的要素の表面をコーティングした。コーティングされ
た光学的要素対コーティングされたガラスフレークを10:1の割合で回転式キ
ルン内で結合した。キルンの温度は約825℃、ホットゾーンにおける滞留時間
は約2分だった。18メッシュの篩を通して回転式キルンから出される量をスク
リーニングして超過の光学的要素を完成した再帰反射性要素から分離した。水が
入ったジャーの中で再帰反射性要素を約1時間混転し、TiO粉末を光学的要
素の曝露面から洗い落とした。
【0082】 反射性要素は主として球形であり、セラミック光学的要素がその直径の約半分
不透明ガラスコアに埋め込まれている。再帰反射性要素のコアを折ると、実質的
に非孔性であることが分かった。すなわち、希に孤立した孔が観察されただけで
あった。比表面積の測定法を使用した再帰反射性要素形物の分類は、球形再帰反
射要素を表すのに使用された約0.90の値を約90.0%超えたことを示した
。耐圧潰性および耐チッピング性を決定するのに使用された研磨テストによると
、残存値は71.2%であった。約4.0(カンデラ/ルクス/m)の再帰反
射輝度値(R)が再帰反射性要素上で測定された。
【0083】 実施例3: ガラスフレークに結合する粉末遮断層、セラミック光学的要素上の
非遮断層 −11、+18メッシュのサイズのガラスフレーク(XT−1370)を0.
3重量%のTiO粉末(R700)と混ぜた。コーティングされたフレークを
回転式管状炉内で約650℃で燃焼した。この時のホットゾーンにおける滞留時
間は約2分だった。次いで、燃焼されたフレークとコーティングされていないセ
ラミック光学的要素(屈折率1.76のジルコニア−シリカ)は10:1の重量
比で回転式キルン内で結合された。キルンの温度は825℃で、ホットゾーンに
おける滞留時間は約2分だった。18メッシュの篩を通して回転式キルンから出
される量をスクリーニングして超過の光学的要素を完成した再帰反射性要素から
分離した。
【0084】 反射性要素は主として球形であり、セラミック光学的要素がその直径の約半分
不透明ガラスコアに埋め込まれている。再帰反射性要素のコアを折ると、実質的
に非孔性であることが分かった。すなわち、希に孤立した孔が観察されただけで
あった。比表面積の測定法を使用した再帰反射性要素形物の分類は、球形再帰反
射要素を表すのに使用された約0.90の値を約80.0%超えたことを示した
。耐圧潰性および耐チッピング性を決定するのに使用された研磨テストによると
、残存値は80.2%であった。約4.5(カンデラ/ルクス/m)の再帰反
射輝度値(R)が再帰反射性要素上で測定された。
【0085】 実施例4: ガラスフレーク上のコロイド状ゾル遮断層、セラミック光学的要素
上の非遮断層 コロイド状シリカゾル(イリノイ州 60638、シカゴ、Nalco Ch
emical Company、1042)を使用して0.05重量%のSiO
コーティングを−10、+18メッシュのサイズのガラスフレーク(XT−1
370)に適用した。シリカゾルを#54 Whatman濾紙を通して濾過し
、次いで水を加えてシリカ含有量約0.4重量%に薄めた。薄められたゾルをガ
ラスフレークと混ぜ、乾燥するまで加熱された回転式ドラム内で混転した。次い
で、コーティングされていないセラミック光学的要素(屈折率1.76のジルコ
ニア−シリカ)とフレークは10:1の重量比で回転式キルン内で結合された。
キルンの温度は800℃で、ホットゾーンにおける滞留時間は約2分だった。1
8メッシュの篩を通して回転式キルンから出される量をスクリーニングして超過
の光学的要素を完成した再帰反射性要素から分離した。
【0086】 反射性要素は主として球形であり、セラミック光学的要素がその直径の約半分
不透明ガラスコアに埋め込まれている。再帰反射性要素のコアを折ると、実質的
に非孔性であることが分かった。すなわち、希に孤立した孔が観察されただけで
あった。。比表面積の測定法を使用した再帰反射性要素形物の分類は、球形再帰
反射要素を表すのに使用された約0.90の値を約90.0%超えたことを示し
た。耐圧潰性および耐チッピング性を決定するのに使用された研磨テストによる
と、残存値は77.0%であった。約5.6(カンデラ/ルクス/m)の再帰
反射輝度値(R)が再帰反射性要素上で測定された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学的要素14が部分的に埋め込まれているコア12を有する球
形要素10の斜視図である。
【図2】 要素の球形特性を定めるのに使用される面積のトレーシングまた
は輪郭16を示す再帰反射性要素の外形である。
【図3a−d】 複数の異なる再帰反射性要素の外形の輪郭である。A/A
o比率は(3a)が0.77、(3b)が0.88、(3c)が0.93、およ
び(3d)が0.97である。 図面は、理想化されたものであり範囲を決めるものではなく、単に説明するた
めのものであり制限するものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW Fターム(参考) 2D064 AA01 AA22 BA05 CA07 CA09 EA03 EB22 EB26 JA01 2H042 EA07 EA14 EA17

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ガラスフレークを提供するステップと、 b)該ガラスフレークを第1の遮断層でコーティングし、コーティングされた
    ガラスフレークを生成するステップと、 c)光学的要素を提供するステップと、 d)該光学的要素を第2の遮断層で任意にコーティングするステップと、 e)該光学的要素と該コーティングされたガラスフレークとをブレンドするス
    テップと、 f)該光学的要素および該コーティングされたガラスフレークを熱し、該光学
    的要素および該コーティングされたガラスフレークを攪拌する間に該フレークを
    球状化するステップと、 g)該光学的要素および該球状化されたガラスフレークを更に熱し、該光学的
    要素および該球状化されたフレークを攪拌する間に該光学的要素を該球状化され
    たガラスフレークに部分的に埋め込むステップと、 h)部分的に埋め込まれた光学的要素を有する該球状化されたフレークを冷却
    するステップと、 を含んでなる再帰反射性要素の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ガラスフレークが不透明ガラスを含む、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記不透明ガラスが、TiO(アナターゼ)、TiO
    ルチル)、およびZrSiOからなる群より選択される1つ以上のガラス不透
    明剤を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ガラスフレークが熱され、球状化される前に前記不透明
    剤を沈殿させる、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ガラスフレークのサイズが約0.5mm〜約4mmであ
    る、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ガラスフレークが実質的に多孔性ではない、請求項1に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の遮断層が、シリカ(ゾルからの)、チタニア、マ
    イカ、およびこれらの混合物からなる群より選択される物質を含む、請求項1に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の遮断層が、該ガラスフレークの表面における該ガ
    ラスフレークの軟化温度を引き上げる一方で前記ガラスフレークが球状化を許容
    する物質を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の遮断層が、前記ガラスフレークに基づき約0.0
    1〜約0.5重量%である、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ガラスフレークを前記第1の遮断層でコーティングし
    た後、加熱して該第1の遮断層を該フレークに結合する、請求項1に記載の方法
  11. 【請求項11】 前記ガラスフレークを約500℃〜約700℃まで熱する
    、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記光学的要素が、非晶相、結晶相、またはこれらの混合
    物を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記光学的要素が金属で蒸気コーティングされている、請
    求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の遮断層が、シリカ(ゾルからの)、チタニア、
    ジルコニア、およびこれらの混合物からなる群より選択される物質を含む、請求
    項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の遮断層が、前記第1の遮断層が前記ガラスフレ
    ークから離れ前記光学的要素をコーティングするのを妨げる物質を含む、請求項
    1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の遮断層が、前記ガラスフレークに基づき約0.
    05〜約0.20重量%である、請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の遮断層と前記第2の遮断層とが同じ物質を含む
    、請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の遮断層と前記第2の遮断層とが異なる物質を含
    む、請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ガラスフレークが、約750℃〜約875℃で球状化
    される、請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記光学的要素がその平均直径の約30%〜約80%の深
    さまで部分的に埋め込まれている、請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 部分的に埋め込まれた光学的要素を有する前記球状フレー
    クが、熱衝撃を最小限にするように冷却される、請求項1に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記再帰反射性要素の再帰反射率(R)が約3カンデラ
    /ルクス/mより大きい、請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記再帰反射性要素の耐研磨性が約70%より大きい、請
    求項1に記載の方法。
  24. 【請求項24】 a)結合剤と、 b)請求項1に記載の方法により製造された1つ以上の再帰反射性要素と、 を含む舗道マーキング。
  25. 【請求項25】 前記再帰反射性要素の直径が約0.5mm〜約3mmであ
    る、請求項1に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記再帰反射性要素のA/A比率が少なくとも約0.9
    0である、請求項1に記載の方法。
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