JP2001516292A - 眼用レンズを製造するためのポリマー処理システム - Google Patents

眼用レンズを製造するためのポリマー処理システム

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Abstract

(57)【要約】 液体樹脂を重合化するために熱および光の組合せを使用する眼用レンズを製造するためのレンズ製造システムがパーソナルコンピュータ基本式構成を有している。電子バラスト装置がこのシステムにおける光供給源からの光を調整する。このシステムに必要とされるすべての冷却が当該システムの電力供給装置の冷却ファンにより行われる。バーコード読取ペンが材料と樹脂との間の相容性を調べて適正な硬化処理を確実に行なうようにすると共に、モデムがシステムの遠隔アクセスを可能にして当該システムの自動的な再注文および在庫管理を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】 眼用レンズを製造するためのポリマー処理システム 発明の背景 光学的予備成形物、ウエハまたは単一焦点レンズ上に樹脂の薄層を硬化するこ とにより眼用レンズを形成する方法およびシステムは、例えば米国特許第5,2 19,497号に記載されるように、よく知られている。さらに、米国特許第5 ,178,800号には付加的視力の場所を選択する方法およびその硬化レンズ 材料が開示されている。加えて、米国特許第5,470,892号および同第5 ,147,585号に開示されるような、単一視力レンズ上にモノマー樹脂層を 重合するための熱と光の組合せ使用が知られている。なお、これらの特許は本明 細書に参考文献として含まれる。 制御された熱的プロファイルに加えて、上記のレンズ製造システムは硬化ラン プから供給される光の持続時間を制御して眼用レンズを製造する。典型的には、 この光は放射線曝露を制御するために機械的シャッターによって調整される。し かしながら、このような機械的シャッターは光の調整に関して必ずしも必要な制 御をし得ない。さらに、これらのシャッターを構成する機械的部品は破損しやす いためにレンズ製造システムの信頼性を損なう恐れがある。加えて、一部のレン ズ製造システムは液晶空間光モジュレータ(LCSLMs)を使用しており、当 該モジュレータは透明状態における固有に制限された光透過率のためにシステム 動作中において過熱しやすい。 さらに、既知のレンズ製造システムは熱エネルギーの処理において比較的低効 率である。この結果、レンズキャスティングシステムが一般に多数個のファンお よび/または循環ポンプによる過剰冷却を必要とする。 既知のレンズ製造システムを使用する視力測定医およびレンズ製造者が直面す る別の問題は単一焦点レンズや他の工学的予備成形物のほとんどの在庫を維持す ることである。さらに、多数種のレンズ材料、樹脂および伴われるシステムの硬 化サイクルの選択における潜在的間違いの恐れが常に存在する。従って、改善さ れた眼用レンズ製造システムが必要とされている。発明の開示 それゆえ、本発明は従来技術における上記のような不都合点を最小にするよう に構成された改善した眼用レンズ製造システムを提供する。このシステムは、単 一焦点レンズ上の樹脂層を硬化するために熱および紫外光および/または可視光 の組み合わせを用いる迅速で高効率な眼用レンズの製造を行なう特異的な構成要 素の組み合わせを含む。特に、本発明は光学的な樹脂組成により一般に15分乃 至40分の間の極めて短い硬化時間による高品質な眼用レンズを製造するオフィ ス内(in-office)処理が可能なレンズ製造システムを提供する。このシステム は特に二焦点および多焦点眼用レンズの製造に好適であるが、単一焦点レンズ上 の均一な樹脂層を硬化するためにも使用できる。 本発明のシステムはマイクロプロセッサにより制御され、パーソナルコンピュ ータを基本構成とするレンズ製造システムの開発を可能にする。パーソナルコン ピュータ基本式(personal computer-based)システムの使用によって、本発明 の2種類の特徴の実施が容易になる。光学的スキャナまたはバーコード走査手段 (scanning wand)またはペンが備えられていて、樹脂チューブ材および単一視 力レンズエンベロープに関する情報を自動的に読み取って本発明のシステムにお いて処理される全ての処方(prescriptions)を当該システムが完遂することを可 能にしている。また、この情報における走査処理は上記のマイクロプロセッサに よる材料と樹脂との間の適合性の確認および適当な硬化サイクルの実行の確認を 可能にする。 加えて、本発明のシステムは当該システム内に記憶した情報の遠隔アクセスを 可能にするモデムを備えている。このように本発明のシステムにモデムを搭載す ることによって、レンズ製造材料の自動的な再注文およびこれに続く仕入れが大 幅に容易になる。 このシステムは極めて再現性のよい硬化作用をもたらす高度に一定の熱および 紫外および/または可視光線を供給する。これらの作用は硬化室からランプを分 離してこれらのランプを冷却する空気の流れを供給することによってシステムの 光源効率を最大にすることにより改善される。具体的に言えば、システム用の電 力供給の冷却ファンが当該システムの冷却に必要なほとんど全ての冷却作用を行 なうように用いられる。このことは付加的な冷却ファンや循環ポンプを備える必 要がなく、より静かなシステムを供給できるという利点がある。 また、このシステムは硬化ランプを制御するために使用される一組の電子バラ スト(ballasts)に供給される電力を制御することによって硬化ランプからの光 を一時的に調整するための機構を提供する。このような光源を調整するための電 子バラストの使用により、機械的シャッターやLCSLMのような従来技術にお いて使用される調整手段に伴う問題を解消する。 また、このシステムは極めて低い電力しか必要としない特異的かつ高効率な熱 エネルギー制御方法を提供する。この熱制御システムの部分として、区分プレナ ム(divider plenum)が装置における硬化室内に備えられており、加熱要素から 入る熱空気と硬化室から流出する帰還空気を分離する。この区分プレナムは硬化 室内に配置されて同硬化室内の温度バランスを調節することができる。 図面の簡単な説明 本発明の上記およびその他の特徴および利点が図面に基づく以下の詳細な説明 によりさらに明らかとなる。 図1は本発明に従うレンズ製造システムの概略的斜視図である。 図2は図1のレンズ製造システムにおける電子的システムを示す電子ブロック 図である。 図3は図1のレンズ製造システムにおける熱的および光学的システムを示す概 略的前面図である。 図4は図1のレンズ製造システムにおける硬化室の側断面図である。 図5は図1のレンズ製造システムにおける硬化室の前断面図である。 図6は図1のレンズ製造システムにおける後断面図である。 図7は図1のレンズ製造システムにおける選択された熱的特性のプロット図で あって、オーブン温度、成形型温度、ランプ温度と代表的硬化サイクルに対応す るランプ使用サイクルが示されている図である。 図8は図1のレンズ製造システムの自動在庫管理および処理パラメータの特徴 を示す概略図である。 発明の詳細な説明 レンズ製造システムの現在において好ましい実施形態を図1に示す。このシス テム10はコンピュータ基本式構成(computer-based architecture)を有してい て、単一焦点レンズ上の樹脂層を硬化するために熱および光化学作用放射線、特 に紫外光および/または可視光線の組合せを使用して眼用レンズ、特に二焦点レ ンズおよび多焦点レンズを製造するための硬化室を備えている。この硬化室は断 熱オーブン12および当該オーブン12の上方および下方に配置される紫外光お よび/または可視光供給源14を備えている。これらの光源14は成形型トレイ 16を配置したオーブンの内部に紫外光および/または可視光を供給する。以下 にさらに詳しく説明するが、電子バラスト18がこれらの光源により硬化室に供 給される光を制御する。 単一視力レンズ上で硬化される樹脂を収容する成形型が成形型トレイ16上に 置かれている。ディスペンサ組立体20が成形型トレイの成形型内に樹脂を自動 的に配給する。現在において好ましいと思われる実施形態の一例においては、こ のディスペンサ組立体20はステッパモータ22(図2参照)および当該システ ム内の廃棄可能な注射器から樹脂を放出するプランジャーを備えている。ステッ パモータ22は0.01ミリリットル程度まで精密に樹脂を配給できるのが好ま しい。さらに、システムの配給能力を高めるために付加的なディスペンサ組立体 24を加えることができる。 これらの構成要素はシステム10の外殻部11の中に収容されており、この外 殻部は冷間圧延スチールにより構成されているのが好ましいが、アルミニウムや プラスチックのような他の適当な材料によって形成されていてもよい。 バックライト式液晶ディスプレイ26がシステムの状態を表示して、ユーザに システム情報を与える。ランプ(照射時間)、硬化状態およびオーブン条件のよ うな他のシステム情報はシステムの状態表示パネル30の前面に沿って配置され る発光ダイオード(LED’s)28上に表示される。さらに、システム前面の キーパッド29によってオペレータは種々の選択操作およびデータ入力ができる 。 光センサーまたはバーコード走査板31によって、レンズの加工処理パラメー タに関連する樹脂およびレンズ材料データのような関連情報のシステム内への入 力を容易にしている。加えて、システムにおけるモデム33(図2参照)が、単 一視力レンズ、ウエハおよび樹脂のような眼用レンズ製造プロセスにおいて使用 する材料の再注文(reordering)およびこれに続く仕入れ(stocking)を自動的に行 なうことを容易にしている。また、このシステム10はシステムソフトウエアを インストールおよびグレードアップするためのフロッピーディスクドライブ32 を備えている。 図2は電子制御システムの好ましい実施形態を示している図である。本発明の 電子制御システムにおける心臓部は、好ましくはIntel386,486またはInt el586マイクロプロセッサを備えるマザーボード34である。このマザーボード 34の使用により、本発明のレンズ製造システムはパーソナルコンピュータ(P C)基本式構成を有することができ、現在入手可能な他の非コンピュータ基本式 レンズ製造システムに優る幾つかの別々の利点を有している。例えば、PC基本 式構成はCまたはC++のような高度な言語レベルにおけるシステム用ソフトウ エアの開発および維持能力を提供する。さらに、PC基本式構成の別の利点はパ ーソナルコンピュータ用に構成された付加的および補足的なハードウエアが利用 できることである。パーソナルコンピュータ、の場合に利用できるモジュール「 プラグアンドプレイ(plug and play)」技法を利用することによって、開発時 間における投資およびマザーボード34と協働するバーコード走査手段31やモ デム33のような付帯設備費用を最小にしながら新しい重要な特徴をレンズ製造 システムに加えることができる。 インターフェイスボード36は標準的ATバスを介してマザーボード34とシ ステムの残りの要素との間の連携を行なう。このインターフェイスボード36の 主たる目的はATバスとシステムの構成要素との間に必要なロジックリンクを提 供することである。すなわち、インターフェイスボード36は一組の切替電子装 置38にデジタルロジックを供給し、当該装置内において電力切替に用いられる 全てのロジックレベルがデジタル電子装置の残部から光学的に分離されている( optically isolated)。例えば、光学的に分離された駆動装置40,42が、金 属酸化物半導体電解効果型トランジスタ(MOSFETs)のようなトランジス タをオン−オフして電子バラスト18への12ボルト直流電力を接続または除去 するために使用される。 オーブン12の加熱要素44は115ボルト交流電力または240ボルト交流 電力を供給され、零交叉検出部に内蔵されるTRIACの光学的に分離された切 替によって制御される。この零交叉検出部はAC切替中の不所望なノイズを阻止 する。また、この零交叉検出部は加熱要素44のパルス幅調整制御を容易にして システムの一定な高効率の加熱を行なう。 直流モータ46はオーブンファン48を回転するために使用され、当該オーブ ンファン48は硬化室内の熱を循環する。このモータを制御するために使用する ロジックレベルもまた光学的に分離されていてハイパワーMOSFETを介して 制御される。加えて、硬化室内に配置される熱センサー50が温度情報をインタ ーフェイスボード36に直接に供給する。 マルチI/Oボード52はシステムのコンピュータのマザーボード34とハー ドドライブ54との間の連携を行なう。このハードドライブ54はシステムソフ トウエアおよびシステムオペレータの材料使用履歴の記憶のために使用される。 このマルチI/Oボード52もまた3.5インチディスクドライブのようなフロ ッピーディスクドライブ32と連携しており、このディスクドライブはシステム ソフトウエアのインストールおよびグレードアップに使用される。さらに、この マルチI/Oボード52はバーコード走査手段31への連携ポートを備えており 、この走査手段は樹脂チューブ材およびレンズエンベロープ上のバーコードを介 してシステム内にレンズおよび樹脂に関する情報を直接に入力するために使用さ れる。 光センサー56は配給組立体20のステッパモータ22の動作を制限するため に使用される。この配給組立体20は充填スイッチ58を押すことにより起動し 、このスイッチ58はインターフェイスボード36に直接に接続している。 加えて、キーパッド29がシステムオペレータによるインターフェイス36へ の命令の直接の入力を可能にしており、これによって命令がマザーボード34に 送られる。システム状態情報を供給するバックライトLCDディスプレイ26も またインターフェイスボードに接続されており、インターフェイスボードはマザ ーボードから当該LCDディスプレイに情報を伝達する。 システムの電力供給装置55は標準的なPC電力供給装置であって、この供給 装置はマザーボード、ハードおよびフロッピードライブならびに電子バラスト装 置のようなPC構成要素を動作するのに十分な容量を有している。このような構 成にすることによって、単一の電力供給装置を必要とするかなり簡単な構成が可 能になる。さらに、以下に説明するように、冷却システムは簡単ではあるが好適 な構成を備えていて、当該システムにおいて、電力供給装置の冷却ファン57が ランプおよび電子バラスト装置を含むシステム内の種々の電子構成要素のほとん ど全てに必要な冷却を行なう。 図3は本発明の光システムおよび熱システムの現在において好ましいと思われ る実施形態を示している図である。高度に制御された熱および紫外および/また は可視光の組合せが使用されて硬化室内に置かれた単一焦点レンズ上の液体樹脂 を重合する。好ましくは、光供給源14はシステムの熱供給源から分離され断熱 されている。図3乃至図6によって分かるように、光供給源14は硬化オーブン 12の上方および下方に配置されている。加熱したオーブンの外側にこれらの光 供給源を配置することによって、オーブンよりもはるかに低い温度にランプを保 ちながらランプ効率を最大にすることができる。例えば、オーブンが220°F (華氏220°)のように高温であっても、ランプは80°F乃至120°Fの 間の温度に維持される。このようなランプの低温維持はランプ寿命を長くするこ とおよびランプ効率を良好にする点で重要である。 光供給源14は300ナノメートル乃至400ナノメートルの間の最大照度を 有するPhillips社のPLS−9W/08、PLS−9W/10またはPLS−9 W/27のような紫外および/または可視蛍光管ランプのいずれかであるのが好 ましい。これらのランプは異なるライン周波数(50ヘルツまたは60ヘルツ) で動作するが、より高い周波数での動作によってより良好なランプ効率が生じる 。 電子バラスト18は光供給源14からの紫外光および/または可視光を調整す るように備えられている。この電子バラスト装置の使用は光を調整する清浄な方 法である。電子バラスト装置に供給される直流電力を切り替えることによって、 ランプのオン−オフ動作を行なって樹脂に供給される紫外光および/または可視 光の量を容易に計測できる。このような構成は既に述べた理由により液晶空間光 モジュレータや機械的シャッターの使用よりも好ましい。上述したように、MO SFETが電子バラスト装置18に対する12ボルト直流電力の接続または除去 を行なうように備えられているのが好ましい。この電子バラスト装置はライン電 圧または周波数の変化にかかわらずランプに一定のAC電力を供給する。現在好 ましいと思われる実施形態においては、電子バラスト装置はBodine社の12TP L7−9Eまたはこれらの等価物であり、12ボルト直流供給源から20キロヘ ルツ乃至30キロヘルツの交流電力を生じる。上述のように、この電子バラスト 装置はPC電力供給装置の12ボルトレールにより電力供給されるのが好ましい 。 オーブン12はステンレススチールやアルミニウムのような耐久性材料により 構成されており、グラスファイバーや高温発泡ゴムのような適当な材料によって 断熱されている。光供給源14は硬化オーブンの外側に配置されており、光ポー ト60がオーブン12の中に配置されていて硬化室の中に光を伝達できるように なっている。図3乃至図6に示す実施形態においては、2個の光ポート60が硬 化オーブン12の上面62および下面64にそれぞれ備えられていて、硬化オー ブンの中の成形型に光が伝達できるようになっている。これらの光ポート60は 、好ましくは、360ナノメートル乃至600ナノメートルで少なくとも90% の光透過率を有する高温ガラスにより構成されている。これらの光ポートを固定 するために、ステンレススチールまたは陽極酸化冷間圧延スチールおよび高温発 泡ゴムガスケットにより構成した金属リングが使用される。 光ポート60は好ましくはコリメータ反射装置66により囲まれていてオーブ ン12の中に入る光が確実に均一になるようになっている。この均一な光の強度 は単一焦点レンズ上に付加的な光学レンズを形成するための樹脂を均一硬化する ために重要である。 図4乃至図6は硬化室の詳細を示している図である。すなわち、図4は硬化オ ーブン12の側断面図であり、ガラスファイバーまたは発泡断熱材68の層によ って被覆されている。光ポート60は紫外光または可視光が上方および下方から 硬化オーブン内に入るのを可能にしている。成形型トレイ16が硬化オーブン1 2の中に配置されていて、金属トレイ72によって所定位置に保持される一対の 成形型70を備えている。これらの成形型70はガラスまたはプラスチックとす ることができ、好ましくは、クラウンガラスの研削によって、またはポリカーボ ネート、ポリプロピレンまたはポリエチレンポリプロピレンコポリマーのような 透明プラスチックの成形によって形成される。 硬化オーブン12の動作中に、液体樹脂および一対のプラスチック単一視力レ ンズが成形型70の中に入れられる。その後、オーブンが抵抗加熱要素44から かご型(squirrel cage)ファン48を介する空気の吹き付けにより加熱される 。このファン48は直流モータ46により駆動され、その回転軸に沿ってモータ の方向に空気を引き込んで全方向に空気を吹付けるように構成されている。特別 に構成された区分プレナム74が加熱要素と成形型の間に配置されていてオーブ ン中に加熱空気を循環しやすくしている。 図5において、硬化オーブン12の前断面図が示されている。この図において は、区分プレナム74はオーブンの幅よりも約45%短く示されている。このこ とによって、熱空気は加熱要素44からオーブン12の上部75を介して均一に オーブンの中に入り、当該オーブンの底部から帰還空気がオーブンの左下部77 および右下部79を介して均一に引き戻される。なお、区分プレナム72の位置 はオーブンに対して左または右に移動して当該オーブン内の温度バランスを調整 できるようになっている。 加えて、熱センサー50がオーブン12の右上角部81に配置されている。こ の熱センサー50の位置はオーブン温度を正確に代表的に計測する上で重要であ る。一般に、図5に示される配置は、オーブンファン48の反時計方向の回転の 場合に、最大空気層流の計測点として一致している。 冷却システムの付加的な特徴が図6に示されており、同図はシステム全体の後 断面図である。一対のルーバー(louvers)80がシステムの側壁部に配置されて いて、システム内への空気の流入を可能にしている。これらのルーバー80は一 組のダクト部品82により被覆されており、当該ダクト部品82はルーバーを介 する好ましくない光漏れを防ぎながらランプ上に空気を当てる。これらのダクト により引き込まれた冷たい空気はシステム供給源55上の冷却ファン57により システムの下半分に導かれる。このように空気の流れを制御することによって、 最も冷たい空気がランプ14を通過して当該ランプにより発生した熱を除去する と共にランプの動作を極めて高効率に維持する。残りの空気流はシステム10の 内側左下部85に取り付けたシャーシ84に配置したシステム電子機器を通過す る。このシャーシ84は、システムにバーコード走査手段31を接続するために 使用されるマルチI/Oボード52のシリアルポートに容易にアクセスできるよ うに構成されている。加えて、モデム33もまたシャーシ84の後部を介して容 易にアクセスできる。 この冷却システムは上述の光および熱システムと協働作用して樹脂の適正な硬 化処理を行なう。なお、この樹脂の適正な硬化処理はオーブンの熱制御によって も影響を受ける。現在好ましいと思われる実施形態においては、オーブン温度は 比例微積分(Proportional,Integral,Derivative:PID)制御アルゴリズムにより 厳密に制御される。このPID制御アルゴリズムは本明細書に添付の補足事項( Appendix)Aに記載されており、本明細書に参考として含まれる。このアルゴリ ズムは加熱要素に供給される電力のパルス幅調整制御に対する適正な使用率(d uty cycle)を決定するために使用される。このようにして、過度量を最小にしつ つ温度設定点に到達できる。加熱電力のパルス幅調整もまた最大使用率を当該技 術分野において使用される異なる交流電圧レベルに調節することができる。好ま しくは、100%の最大使用率において120交流ボルトで350ワットの加熱 要素がシステムに使用される。電力が電圧の2乗に比例するので、同一のヒータ は25%の最大使用率において240交流ボルトで350ワットの電力を消費す る。このようにして、同一の加熱要素は120交流ボルトまたは240交流ボル トで使用でき、樹脂を硬化するのに要する全熱エネルギーを与える。この結果、 本発明のレンズ製造システムは世界中で使用できる。 一般に、硬化オーブンの熱制御装置は一定で再現性のある硬化処理を行なうた めに一定制限内で動作する必要がある。好ましい実施形態においては、システム は以下のような熱制御特性を有する。すなわち、(1)硬化サイクルを通して設 定点温度の±5°F内でオーブン内の実行空気温度が制御される、(2)左右の 成形型の温度差が7.5°F以上にならない、(3)温度傾斜率が好ましくは1 5°F/分以下に制御される、(4)オーブン内の温度が220°Fを超えない ことである。 同様に、一定で再現性のある硬化処理を行なうのにランプ強度が一定制限内で あることが必要である。現在好ましい実施形態においては、このランプ強度は3 90ナノメートルの公称波長において1平方センチメートル当たり2000ミリ ジュール乃至3000ミリジュールの間である。種々の材料およびレンズ仕様に よる繰り返し実験を通して、これらの熱的および光学的制御レベルおよびこれら の制限が最終製品における一定した結果を維持するために必要であることが決定 された。さもなければ、耐キズ性、接着性、および光学的および外観的品質等の 特性が悪影響を及ぼすこともあり得る。 図7は本発明により製造した一対の眼用レンズの代表的硬化プロファイルを例 示している図である。上方の破線87はシステムのソフトウエア内にプログラム された温度設定点を示している。この温度プロファイルは樹脂化学特性、レンズ 材料の種類およびレンズ構成の種類を含む種々のファクターによって決められる 。また、上方の実線89はJ型熱電対によりオーブンの中心において測定した実 際のオーブン温度である。加えて、中央の破線91は左側成形型70aの温度を 示し、中央の実線93は右側成形型70bの温度を示している。 これらの線が示すように、厳密に空気の流れを均一化している結果として、成 形型温度は左から右に非常に一致している。成形型温度はガラスやプラスチック 成形型の大きな熱容量のために空気温度に対して概ね遅延する。このことはレン ズ製造の熱的プロファイルの開発を考慮する上で重要である。 また、図7は硬化処理中におけるシステムのランププロファイルを示している 図である。すなわち、硬化処理の最初の5分間において、光はオン状態になって おらず、成形型、レンズおよび樹脂は暗くなっていて僅かにウォームアップ状態 になっている。動作サイクルにおける次の5分間において、オーブン温度が緩や かな傾斜で上昇して、オーブンの上部および底部から光化学作用放射線供給源の 同時点滅が行なわれる。この最初の10分間後に、ランプが継続的にオン状態に なり、オーブン温度が最終の保持温度に到達するまで傾斜して増加し続ける。 オーブンを加熱している間に、硬化室内の他の温度をモニターすることが重要 であり、これらの温度は硬化処理後に間接的に影響を及ぼす。図7における下部 の実線95はシステム内の上方ランプの中心近傍の空気温度を示している。この 場合に注意すべきことは、この実線によりランプ14a近傍の温度が硬化サイク ルの最初の10分間において緩やかにではあるが確実に降下している一方で、同 一期間内にオーブンが約115°Fから130°Fに昇温していることである。 このことはオーブンとランプとの間の熱移動が極めて小さいことを示している。 最初の10分間の後にランプが継続してオン状態になると、ランプ近傍の空気温 度が硬化サイクルの終点で約120°Fまで徐々に上昇することが分かる。この ことはランプ近傍の熱の主供給源がランプ自体であることを示している。 さらに、図7の底部近傍の下部破線97はシステム内の下部ランプ14bの中 心近傍における空気温度を示している。上部ランプと同様の傾向に従うが、下部 ランプの温度はその場所におけるわずかに優れた空気循環のために105°Fを 超えることはない。 加えて、図7の底部近傍におけるより長い破線99はシステム内のデジタル電 子機器近傍の空気温度を示している。この場合、温度は全硬化サイクル中におい て110°F以下の比較的低い温度に保たれる。図7に示すように、硬化オーブ ン12からシステム内の残部への熱エネルギーの実際の漏れは極めて少ない。 次に図8において、システム10の構成要素としての走査手段31およびモデ ム33の使用を詳細に説明する。システムのPC基本式構成に伴って、これらの 構成要素は本発明において在庫を自動的に追跡および再注文するだけでなく製造 する眼用レンズの処理パラメータを発生することを可能にする。例えば、樹脂チ ューブ100は樹脂の化学特性、消費期限、バッチ番号および特異的認識番号に ついてのバーコード情報102を含むことができる。同様に、レンズエンベロー プ106上のバーコード情報104は、例えば、材料の種類、レンズ(焦点)距 離、非点収差についての情報および特異的認識番号を含むことができる。バーコ ード走査手段31によりシステム内にこの情報を読み取ることによって、システ ムオペレータは当該システムにより使用される材料に関する完全な記録保持のた めに必要な情報をシステムに供給でき、これによってシステムで処理される全て のレンズ処方を遂行できる。加えて、このような情報によりシステムは材料と樹 脂の間の適合性を自動的に確かめて適当な硬化サイクルを確実に行なうことがで きる。 コード化したデータはシステム後部のシリアルポートを介してシステム内に直 接に入力される。モデムライン33はシステムの遠隔アクセスを可能にし、レン ズキャスティングの全記録を中央オフィス110に供給(download)できる。この 結果、中央オフィス110がシステム所在地からのキャスティング情報(log)を 調べると、システムオペレータの在庫に戻すことを要する正確な材料がシステム オペレータの要請に応じて運送または空輸により輸送できる。このことはシステ ムオペレータおよび材料供給者の両者にとって重要な利点を与える。すなわち、 システムオペレータは、製造者からの迅速な材料仕入れが可能であれば、材料の 在庫をより少なく維持できる。加えて、材料供給者はその地域市場におけるシス テムの全使用平均量に基づいて生産予定を立てることができる。さらに、キャス ティング情報の遠隔アクセスにより、システムオペレータの所在地における現場 検査を行なうことなく、現状の材料在庫を現場で維持することができる。 以上、本発明の種々の実施形態を図示しかつ説明したが、当該技術分野におけ る熟練者であれば、本発明の趣旨に逸脱することなく多くの変更態様が可能であ ることが理解できる。従って、特別に断らないに限りにおいて本発明は以下に記 載する特許請求の範囲内において実施できると解するべきである。補足事項A INNOTECHレンズシステムチャンバーPID制御アルゴリズム序文 オーブン温度を所望温度(設定値)に正確に制御(調整)するために、調節可 能な数学的方程式が実行される。この方程式は比例微積分(PID)方程式と呼 ばれるが、微分成分は使用されていない。このPID方程式は、設定値(所望) 温度および実際(実測)温度値との間の誤差に直接比例する比例成分(P項(P term))と、誤差値の履歴を示す積分成分(I項(Iterm))を有して いる。加熱調整には、ウォームアップモード(Warm)、デフォールトモード (Default)および硬化モード(Curing)の3種のモードがある。 この積分項は加熱調整モードに応じて2種の方法により計算される。 上記PID方程式は、 PIDout=Pterm+Iterm ここで、熱調整モードに応じて、 Pterm=PconstWARM*(誤差値) Iterm*=IconstWARM*(最新の6個の誤差値の平均) または、 Pterm=PconstDEFAULT*(誤差値) Iterm=IconstDEFAULT*(最新の6個の誤差値の平均) または、 Pterm=PconstCURE*(誤差値) Iterm=ItermPREVIOUS+[誤差値*(2/IconstC URE)] 550msの時間間隔毎にオーブン加熱が1回オンおよび1回オフになる。こ の550msの時間間隔は50個の11ms増加部分(increments)に分割されて いる。任意の550msの時間間隔の開始時にオーブン加熱がオンになる。その 後、上記のPIDout値に基づいて、オーブン加熱が50個の可能な11ms 増加部分の1個においてオフになり、このオフ状態が次の550ms時間間隔の 開始時まで維持される。この550ms時間間隔においてオーブン加熱がオンで ある時間およびオーブン加熱がオフである時間を使用率(Duty Cycle)と呼ぶ。例 えば、オーブン加熱が550msの時間間隔の半分(25*11ms=275m s)だけオンであれば、使用率は50%になり、5分の1の場合(10*11m s=110ms)には使用率は20%になる。このオン−オフ使用率はオーブン 加熱がオフに維持される命令がでるまで各550ms毎に繰り返される。 上記のPconst値およびIconst値はユーティリティメニューにおい て変更可能である。すなわち、これらの値は0乃至99の範囲で調節できる。P const値の場合、その値が高くなるほど誤差値に対する補正比例応答がより 大きくなる。また、ウォームアップ(WARM−UP)およびデフォールト(D EFAULT)モード中のIconst値の場合、その値が高くなるほど誤差値 の直接的履歴に基づく補正積分応答がより大きくなる。また、硬化(CURIN G)モード中のIconst値の場合は、その値が低くなるほど補正応答がゼロ 誤差を生じるのに必要な値について「零点規正(zero-in)」するのがより迅速 になる。 PID方程式中の比例項(Pterm)および積分項(Iterm)を計算す ると、 Pterm=PconstCURE*TEMPerrとなり、 Iterm=ItermPREVIOUS+[(TEMPerr*(1/Ic onstCURE))となる。 ここで、ItermPREVIOUSは既知の平均値測定値からの計算値であ る。PID出力値を計算する。 各秒において3回A/D熱センサー値が読み取られ3要素円形バッフッ内に記 憶され、これら3個の最新の読取値の平均が計算される。 次の550ms時間間隔の開始時に、新しく測定した温度が最新の平均A/D 熱センサー読取値に基づいて計算される。この測定された温度値(TEMPme as)は以下のようにして計算される。 すなわち、 A/D読取値=0を70°Fと等価とする。 A/D読取値=255を230°Fと等価とする。 これによって、全温度領域=230°F−70°F=160°Fとなる。 従ってTEMPmeas=70°F+xとなり、 x=0°Fから160°Fまでの値となる。 このことは以下の比率として表せる。 x°F/160°F=y計数値/255、ここでy=A/D読取値(0−25 5) 従って、TEMPmeas=70°F+x°F =70°F+[y*(1600F/255)] ウォームアップまたはデフォールトモードの場合、 最新の設定値温度(TEMPset)とTEMPmeasとの間の誤差値(T EMPerr)および平均誤差値(ERRORavg)を計算する。 TEMPerr=TEMPset−TEMPmeas ERRORbuff=ERRORbuff+TEMPerr (ERRORbuffは常に最新の6個のTEMPerrの合計を含む) ERRORavg=ERRORbuff/6 PID方程式における比例項および積分項を計算する。これらの定数(constan ts)は加熱調整モードによってDEFAULT値およびWARM値のいずれかで ある。 Pterm=PconstDEFAULT*TEMPerr Iterm=IconstDEFAULT*ERRORavg PIDout=Pterm+Iterm 硬化モードの場合、 TEMPerr=TEMPset+TEMPmeas使用率を計算する。 この使用率はPID出力に基づく。550ms時間間隔が開始すると、加熱が オフになるまでOFF計数値(cnts)=11msの数(可能な50個以外) が増加(increment)する。 以下の比率により、 OFF計数値/50=PIDout/500 使用率=OFF計数値/50×100%になる。 上記の値500は許容される最大PIDout値である。このことは500よ りも大きいかこれに等しいPIDout値が50個の11ms増加部分すなわち 100%の使用率に等しいことを意味する。 この使用率はオーブンヒータに供給されるAC電圧レベルによって減衰(減少 )する。AC電圧=120交流ボルトであれば、電力の減衰(使用率)は必要で ない。しかしながら、240交流ボルトのAC電圧(2倍の電圧=4倍のワット 数、4/1比率)はオーブンヒータに供給される電力の4対1減衰(使用率)を 必要とする。 従って、OFF計数値(減衰)=[x*(100−ATTENconst)] /100となり、 使用率=OFF計数値(減衰)/50となる。 要するに、 550ms時間間隔の開始時において、オーブン加熱がオフになるまでの11 ms時間間隔の数(50以内)がPID出力値(可能に減衰される)に基づいて 計算される。その後、(少なくとも1個の11ms時間間隔のオン状態が計算さ れると)オーブン加熱がオンになる。計算された数の11ms時間間隔が経過す ると、オーブン加熱がオフになり、この処理が次の550ms時間間隔で繰り返 されるまでオフ状態に維持される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 バッカ,スティーブン,エム アメリカ合衆国、24073 バージニア州、 クリスチャンズバーグ、ローズランド・ド ライブ 110 (72)発明者 ヤング,ドナルド アメリカ合衆国、06854 コネチカット州、 ノーウォーク、レッジャーブルック・ドラ イブ 94

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.眼用レンズを製造するためのパーソナルコンピュータ制御式レンズ製造シ ステムにおいて、 硬化室と、 レンズ製造システムを制御するためのマイクロプロセッサとから成り、前記硬 化室およびマイクロプロセッサが単一ユニットの中に一体に収容されていること を特徴とするシステム。 2.さらに、前記マイクロプロセッサに機能的に連結されている光学的スキャ ナから成る請求の範囲1に記載のレンズ製造システム。 3.さらに、前記マイクロプロセッサに機能的に連結されているモデムから成 る請求の範囲1に記載のレンズ製造システム。 4.前記光学的スキャナがバーコード走査手段から成る請求の範囲2に記載の レンズ製造システム。 5.さらに、前記硬化室の外側に配置されて当該硬化室から断熱されている少 なくとも1個の光供給源から成る請求の範囲3に記載のレンズ製造システム。 6.さらに、前記少なくとも1個の光供給源を調整するための電子バラスト装 置から成る請求の範囲5に記載のレンズ製造システム。 7.さらに、前記システムに対して必要なほぼ全ての冷却を行なう冷却ファン を有する電力供給装置から成る請求の範囲6に記載のレンズ製造システム。 8.眼用レンズを製造するためのレンズ製造システムにおいて、 少なくとも1個の光供給源と、 前記少なくとも1個の光供給源を調整するための少なくとも1個の電子バラス ト装置とから成ることを特徴とするシステム。 9.さらに、前記少なくとも1個の電子バラスト装置を制御するための電子的 手段から成る請求の範囲8に記載のレンズ製造システム。 10.前記電子的手段がパワートランジスタから成る請求の範囲9に記載のレ ンズ製造システム。 11.眼用レンズを製造するためのレンズ製造システムにおいて、 硬化室と、 レンズ製造システムを制御するためのマイクロプロセッサとから成り、前記硬 化室およびマイクロプロセッサが単一ユニット内に一体に収容されており、さら に、 冷却ファンを有するマイクロプロセッサ電力供給装置から成り、 前記電力供給装置の冷却ファンが当該システムに必要なほぼ全ての冷却を行な うことを特徴とするシステム。 12.さらに、前記硬化室の外側に配置されている少なくとも1個の光供給源 と、前記ファンに対向する前記ユニットの端部に配置される複数のルーバーとか ら成る請求の範囲11に記載のレンズ製造システム。 13.さらに、前記複数のルーバーに対応して冷却空気を少なくとも1個の光 供給源に向けるダクト部品から成る請求の範囲12に記載のレンズ製造システム 。 14.眼用レンズを製造するためのレンズ製造システムにおいて、 上部および底部を有する硬化室と、 前記硬化室の中に配置されている成形型トレイと、 前記硬化室の後方で当該硬化室の上部のほぼ近傍に配置されている加熱要素と 、 前記加熱要素のほぼ直下で前記硬化室の底部の近傍に配置されているオーブン ファンと、 前記加熱要素からの熱空気の流れと前記オーブンファンへの帰還空気の流れを 分離するための区分プレナムとから成り、当該プレナムが前記硬化室内の前記成 形型と前記加熱要素との間に配置されていることを特徴とするシステム。 15.前記硬化室が一定の幅を有する後壁部を有しており、前記区分プレナム が当該後壁部の幅よりも実質的に小さい一定の幅を有している請求の範囲14に 記載のレンズ製造システム。 16.前記区分プレナムの幅が前記硬化室の後壁部の幅の約55%である請求 の範囲15に記載のレンズ製造システム。 17.眼用レンズを製造するためのパーソナルコンピュータ制御式レンズ製造 システムにおいて、 硬化室と、 前記硬化室に熱を供給するための手段と、 前記硬化室に光を供給するための手段と、 前記システム内に一体に収容されて前記熱供給手段と光供給手段を制御するた めのマイクロプロセッサ手段とから成り、 前記レンズ製造システムがパーソナルコンピュータ基本式構成を有しているこ とを特徴とするシステム。 18.さらに、眼用レンズの処理パラメータに対してコード化した情報を光学 的に走査するための手段から成る請求の範囲17に記載のレンズ製造システム。 19.さらに、眼用レンズの処理パラメータを記憶するための手段から成る請 求の範囲18に記載のレンズ製造システム。 20.さらに、前記レンズ製造システムに遠隔アクセスするための手段から成 る請求の範囲19に記載のレンズ製造システム。
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