JP2001516021A - 偏波モード分散の高いレベルを示す光ファイバの識別方法 - Google Patents

偏波モード分散の高いレベルを示す光ファイバの識別方法

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JP2001516021A
JP2001516021A JP2000510013A JP2000510013A JP2001516021A JP 2001516021 A JP2001516021 A JP 2001516021A JP 2000510013 A JP2000510013 A JP 2000510013A JP 2000510013 A JP2000510013 A JP 2000510013A JP 2001516021 A JP2001516021 A JP 2001516021A
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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01M11/31Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
    • G01M11/3109Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR
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Abstract

(57)【要約】 偏波モード分散(PMD)の高いレベルを示す光ファイバの識別方法を提供する。本方法は、光時間領域後方散乱(OTDR)測定から得られる差分図によってなされる。このような差分図の周期パターンは、PMDの高いレベルを有するファイバにおいて見出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバに関し、特に、偏波モード分散(PMD)の高いレベル
を示す光ファイバの識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PMDは、ファイバ光通信システムの設計において重要な因子となって
いる。ネットワーク内を長い距離だけ伝搬した後に、1つのデジタル・パルスが
時間領域(time domain)内で拡幅されて、隣接パルスとの識別が出来なくなる 場合、PMDの影響がファイバシステムにおいて顕著となる。PMDによって拡
幅されるパルスは、データ伝送にエラーをもたらし、パルス送信速度若しくは接
続されるファイバ媒体における最大距離を大幅に制限し得るのである。
【0003】 故に、ファイバ製造の当業者においては、特に、高データ信号速度の長距離通
信システムを対象とした製品向けのファイバに低いPMDを付与することに注目
しているのである。しかしながら、PMDを直接計測するには、高価な処理手段
を必要とする。故に、低いPMD光ファイバであっても、高いPMDファイバに
おける測定と同様に、簡便且つ間接的に測定できれば、測定(品質管理)コスト
を減じて、引いては全体的な製造コストを減じて、当業界において大きな価値を
有するであろう。光時間領域後方散乱測定(OTDR)は、光ファイバの各種の特性
を計測するために用いられている。OTDRは、光導波路ファイバにレーザ光の短い
パルスを送信して、光源へ向けて後方散乱してくる光の微小な一部分を観測する
ことによって動作する。典型的なパルス幅は、0.5メートル(5ナノ秒)から、20
00メートル(20マイクロ秒)までの範囲である。
【0004】 通常、かかる試験においては、ファイバは、「ピグテール」の如き、公知の比
較的短い長さのファイバ(例えば、1キロメータの長さのファイバ)によって、
OTDRに接続される。OTDRでは信頼できる情報を得ることの出来ないファイバの始
点の如きデッドゾーン(deadzone、非線形領域)を、このピグテールは、減じる
のである。更に、性能を向上させるためには、屈折率補償油がピグテールとファ
イバとの間の接続部に使用され得る。
【0005】 典型的なOTDR図を図1に示す。dBで表される戻りパワーは、y軸に沿ってプロ
ットされ、ファイバの距離は、x軸に沿ってプロットされる。この図の多様な特
徴は、参照番号1から9によって識別される。ここで、番号1は、OTDRとピグテ
ールとの間の接合部で生じる反射を示す。番号2は、ピグテールから得られる軌
跡を示す。番号3は、当該試験におけるピグテールの終点位置、すなわちファイ
バの始点の位置を示す。番号4は、ピグテールとテストファイバとの間の接合に
よって生じる反射及びこれに関連するデッドゾーンを示す。番号5は、図の情報
が信頼できるデッドゾーン近傍端部(ファイバの始点)の後方の最初の位置を示
す。番号6は、ファイバの始点とファイバの物理的端部(ファイバの終点)との
間のファイバの軌跡を示す。番号7は、ファイバの終点を示す。番号8は、ファ
イバの端部で起こる反射を示す。番号9は、OTDR図の固有雑音レベルを示す。
【0006】 OTDR図の周期パターンに関するいくつかの文献が刊行されている。例えば、19
95年1月24日のTIA 6.6.5定例会(Standards Meeting)において、ケーシ・シァ ア・オブ・フォトン・カイネティクス(Casey Shaar of Photon Kinetics)に「
凹凸を有するファイバ効果(Bumpty Fiber Effects)」と題するレポートが掲載さ
れている。このレポートでは、OTDR図のリプル状パターンを報告している。この
リプルは、偏波効果によって若しくはOTDR光源スペクトルによって生じると述べ
ている。
【0007】 このレポートのリプルは、本発明のものとは異なる。すなわち、それらは、本
発明の周期パターンよりも非常に短い周期(例えば、2から3キロメートルである
のに対して、200から300メートル)を有しており、波長(例えば、1310ナノメー
トルから1550ナノメートルまで)とともに大きく変化し、特に、ファイバの両端
部から観測したときに大きく変化するのである。さらに、この文献のリプルは、
生のOTDR図においてある「特徴」(周期間隔、大きさ、形)を有しているが、モ
ードフィールド直径(MFD)の図において異なる特徴(リプルは、建設的にま
たは破壊的に加わり得る)を有している。対照的に、本発明における生のOTDR図
の周期は、MFD図の位相と結合して、周期毎の振幅を増加させるが、周期間隔
及び形は不変である。
【0008】 ガーンハム(Garnham)氏の米国特許第5,518,516号では、プリフォームのレイ
ダウン工程の間に導入される螺旋形の隆起によって生じるとされるOTDR図のリプ
ルについて記載している。この特許では、この種のリプルを除去するためのプリ
フォームの製造方法を述べている。ブランクの全ての長さに亘って、おおむね延
在しているリプルについて、ガーンハム氏は述べているが、本発明の課題である
リプルは、ブランクの異なる部分で開始し且つ終了している。すなわち、ガーン
ハム氏の述べたタイプのリプルは、PMDの高いレベルに相関していないことが
判る。
【0009】 本発明に関して、前述のフォトン・カイネティクス誌だけでなく、ガーンハム
特許も、OTDR図又はMFD図におけるリプルは、PMDの高いレベルを示すファ
イバの識別に使用し得ることの、いかなる示唆をも含まない点に注意することが
重要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記を鑑みて、本発明の目的は、PMDの高いレベルを示す光ファイバを識別
するための改良された方法を提供することにある。更に詳細には、本発明の目的
は、この種のファイバを識別するための容易に使用することの出来る間接的な方
法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記及び他の目的を成し遂げるために、本発明は、光ファイバにおける偏波モ
ード分散の高いレベルを検出する方法を提供する。当該方法は、 a) OTDRを使用して光ファイバの第1の端部に光を照射するステップと、 b) ファイバからOTDRへ反射されて戻る光を検出して、ファイバの第1の端部
からファイバの長さ方向に沿った距離の関数として、検出された反射光の振幅か
らなる第1群の値を生成するステップと、 c) OTDR(ステップ(a)において使用されるものと同じOTDR若しくは異なるOTD
R)を使用して光ファイバの第2の端部に光を照射するステップと、 d) ファイバからOTDRへ反射されて戻る光を検出して、ファイバの第2の端部
からファイバの長さ方向に沿った距離の関数として、検出された反射光の振幅か
らなる第2群の値を生成するステップと、 e) 第1群の値及び第2群の値から、ファイバの長さ方向に沿ったファイバの
モードフィールド直径の変化を示す値である第3群の値を形成するステップと、 f) 第3群の値のファイバの長さ方向に沿った距離の関数として、少なくとも
1つの所定の特徴を有するPMDの高いレベルを示す周期パターンを検出するス
テップ、と、からなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本明細書に添付の図面は、本発明の好適な実施例を示すとともに、発明の詳細
な説明の記載とともに本発明の原理の説明を与える。言うまでもなく、図面及び
発明の詳細な説明の記載は、記述的なものであって、本発明に制限を与えるもの
ではないことを理解されるであろう。
【0013】 以下の用語及び略手順は、本発明における好適な実施例に適合する。 (1) 後方散乱図:光導波路ファイバの一端部からOTDRによって計測した後方 散乱パワーの対数プロットである。これは、通常、一本のプロット線となる。前
述の第1群及び第2群の値は、後方散乱図としてプロットされ得る。 (2) 茶色の端部/緑色の端部:一方向性のOTDR測定が行われる特定の端部。緑
色の端部及び茶色の端部の用語は、上記及び特許請求の範囲においては、第1の
端部及び第2の端部に対応している。
【0014】 (3) 双方向性反転:茶色の端部から計測したとき、図は、両方の位置で反転 して、緑の端部からの図と一列の値に反転される。位置の反転は、実際のファイ
バの始点及び終点の識別、ピグテール及び端部反射の除去及び茶色端部図とのオ
フセット値の加算を必要とする。端部の識別は、ピグテールスプライス及びファ
イバ端部での反射を用いて行い得る。OTDR図の較正は、反射タイプの不連続性を
有するファイバを使用して行うことができる。双方向性反転は、高いPMDファ
イバを識別するために使用される第3群の値を得る際に実行される。
【0015】 (4) 差分図:茶色の端部図が双方向反転された後の茶色の端部及び緑色の端 部の図の間の差である。茶色の端部図が方向だけでなく、値も反転されるならば
、差分図は単に茶色の端部と緑色の端部図を加えることによって得ることができ
る。差分図は、第3群の値の好ましい形態を構成する。 (5)MFD変化プロット:所望とする場合、差分図は、以下の方程式を使用し てMFD変化プロットに変換することができる。
【0016】
【数1】 ここで、xはファイバに沿った距離、MFD(0)はファイバの端部(x=0)でのモ
ードフィールド直径の計測値、y(x)は差分図である。MFD変化プロットは、所
望の場合、第3群の値として使用することが出来る。 本発明によれば、これらの差分図において、周期パターンを示すPMDの高い
レベルを有するファイバを見出した。図2及び3は、この効果を示す。ここで、
図2は、PMDの低いレベルを示す5つのファイバの差分図を示す。一方、図3
は、PMDの高いレベルを示す5つのファイバを示す。これらの図を比較すると
、明らかに、高いPMDファイバにおいて、周期パターンを示すことがわかる。
【0017】 特に、周期パターンの間隔の決定の如き、周期パターンの間隔の定量化は、図
4に示される手順によって、好ましくは実行される。 図4Aは、最初の生データ、詳細には、OTDR測定によって得られた差分図を示
す。この図の生データは、1,238の差分図値(0...last)からなり、ファイバの 長さ方向に沿って、0.0102キロメートル毎のデータポイント間の間隔(δ)を有
する。
【0018】 定量化法における第1のステップとして、生データは、例えば、ノイズを減じ
る9-タップボックスカーフィルタ(9-tap boxcar filter)を使用して、好まし くはスムージングされる。図4Bは、図4Aにこのようなフィルタを加えた結果
を示す。 傾斜データは、このようにしてスムージングされたデータから得られる。決定
された傾斜値("ym"値)に対する適当な"window"は、例えば、100のデータ・ポ イント、すなわち、δ=0.0102キロメートルでは約1キロメートルである。 半サイクル計算は、1/2サイクルから次までの遷移点を識別する閾値を用いて 、図4Cの傾斜データを換算する。図4Dは、遷移点で第1のカットを得るため
に、図4Cのデータに以下の方程式を適用した結果を示す。ここで閾値("thres
h")は、0.02dB/kmに選択されている。
【0019】
【数2】 ここで、「if(基準a,b)」は、基準が満たされていれば、値「a」を有し、満
たされなければ値「b」を有する。 遷移点の識別を完成させるために、以下の方程式が図4Dのデータに適用され
て、図4Eのデータを生成する。
【0020】
【数3】 半サイクル計算は、以下の手順を用いて、図4Eのデータに容易に実行される
。ここで変数「level」は、半サイクルの番号に等しい。
【0021】
【数4】 図4Eのデータにおいて、この手順は、7回の半サイクル(level = 7)を計算 している。定量化における最終的なステップとして、差分図の周期変化の間隔(
period値)は、データポイントの番号(last値)、データポイントの間の間隔(
δ値)及び半サイクルの数(level値)を用いて、以下の如く計算される。
【0022】
【数5】 図4のデータにおいて、計算された周期は、3.605キロメートルであった。
【0023】 図4を得るために用いられる特定の”window”及び”threshold”の値は、図 示のためだけに用いられるものである。より一般的には、図4に示される以外の
公知の技術である各種の定量化手段が、周期挙動に対して差分図(若しくは他の
MFDを表すデータ)を分析するために使用し得る。例えば、傾斜値(例えば|y
m|値)は、実験的に得られ、十分な変化が差分図にあるか確認するた閾値が差分
図に適用される(slope threshold)。また、MFD値は実験的に得られ、そし て、最小のMFD差(すなわち、ファイバの最大MFD値と最小MFD値との差
)は、周期挙動解析のための前提条件として用いられ得る。
【0024】 実行された周期パターンの定量化は、PMDの高いレベルを有するファイバを
識別して、品質管理工程を確定するために使用され得る。本目的のために使用さ
れ得るパラメータは、周期パターンの間隔、パターンの最大傾斜、パターンの最
小傾斜及びパターンの最大ピークとピークの差である。これらのパラメータの組
合せは、許容されない製品を識別する際に使用され得る。
【0025】 例えば、以下の基準は、許容できるPMDレベルを有するファイバ(例えば、
図2に示されるタイプの差分図を有するファイバ)から、許容できないPMDレ
ベルのファイバ(例えば、図3に示されるタイプの差分図を有するファイバ)を
区別するのに適していると判る。0.02dB/kmの閾値を使用して、図4のステップ によって決定される周期が、1.5キロメートルから10キロメートルの範囲内であ るならば、このファイバは拒絶される。本基準を適用する際に、ファイバは、0.
025dB/kmより大きい|ym|値及び少なくとも0.04ミクロンのMFD差分値を有する
と最初に決定される。
【0026】 他の定量的な基準は、当業者であれば、本開示に基づいて、特定のファイバ毎
に決めることができる。一般に、この種の基準は、各種のファイバのPMD値を
計測して、さらにそれらのファイバの差分図の定量的な基準を計測して、PMD
値を定量的な基準に関連させることによって決められる。 上記したように、データはファイバの比較的短い長さ、例えば約1キロメート
ルといったファイバから出力される。比較的小さい輸送スプール(shipping spo
ol)上へ巻かれた後に、この測定は行われる。この巻き取りは、より大きなバル
クスプール若しくは線引き装置から直接行われる。ある場合、周期間隔は、大き
いため、ファイバの短い長さでは明瞭にならない。このような場合、全てのガラ
ス・ブランクから線引きされるファイバにおいて、さらに長い長さを用いて引き
出されるデータからMFD図を作成して、このデータから周期を決定してもよい
【0027】 このような測定を行う1つの方法としては、OTDRを用いたシングルブランクか
ら個々にファイバの小さなリールを測定して、ファイバの個々のリールについて
MFD図を生成することである。全てのブランクがこのような方法で計測された
あと、ファイバの各リールからのデータの追加の処理が、データを入力したオフ
ラインのコンピュータによって実行され、全ブランクについて1つのMFD図を
表す値の第4群の値を生成する。周期の決定は、この全ブランク地図及びブラン
ク領域、すなわちファイバのいくつかのリール分について行って、周期的な挙動
が識別されることを含む。
【0028】 周期パターンは、PMD特性を必ずしも決定的に推測し得るものではないこと
に留意する必要がある。例えば、あるファイバは、周期的に見えるが、低いPM
D値を有し得る。例えば、前述のガーンハム氏の特許に記載されているタイプの
リプルは、高いPMDレベルでないが、周期パターンを有するファイバである。
作用については、いかなる特定の理論によっても拘束されるものではないが、こ
れは、製品のタイプ及び製造設備に依存すると考えられている(例えば、ある炉
のタイプは、他よりも周期図と高いPMDとの間に良好な相互関係を有する)。
加えて、高いPMDの全ての例における根本的な原因は、公知ではない。これら
の原因の幾つかは、差分図の均一性(MFD図の一様性)に関連するものではな
い。故に、この種の図における周期パターンを捜すことによっては識別できない
。本開示は、当業者であれば、周期パターンがPMDレベルを予測させる場合で
あっても、また、させない場合であっても識別させるのである。
【0029】 ここで記載されている数値演算は、各種コンピュータ及びソフトウェアを使用
して実行され得る。例えば、これらの動作は、マサチューセッツ州ケンブリッジ
のマス・ソフト(MathSoft)社から市販されているマス・キャド(MATHCAD)及 びプログラム製造業者の詳細に従ってプログラムを実行することの可能なコンピ
ュータを使用して行うことができる。
【0030】 本発明の好適な及び他の実施例を前述したが、更なる実施例は当業者によって
、以下の請求項に記載の本発明の範囲から見出され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 OTDRによって生じた後方散乱を示す図である。
【図2】 PMDの低いレベルを有するファイバの差分を示す図である。
【図3】 PMDの高いレベルを有するファイバの差分を示す図である。
【図4A】 PMDの高いレベルを有するファイバの差分図における周期的
な性質を定量化するための手順を示す図である。
【図4B】 PMDの高いレベルを有するファイバの差分図における周期的
な性質を定量化するための手順を示す図である。
【図4C】 PMDの高いレベルを有するファイバの差分図における周期的
な性質を定量化するための手順を示す図である。
【図4D】 PMDの高いレベルを有するファイバの差分図における周期的
な性質を定量化するための手順を示す図である。ここで、実線はytj値、点線はy
mj値である。
【図4E】 PMDの高いレベルを有するファイバの差分図における周期的
な性質を定量化するための手順を示す図である。ここで、実線はytj値、点線はp
revj値である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月18日(2000.2.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AL,AM,A T,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA ,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,GH,GM,HR,HU,ID,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU, ZW

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの偏波モード分散の高いレベルを検出する方法で あって、 a) 光学的時間領域反射率計(OTDR)を使用して光ファイバの第1の端部に光
    を照射するステップと、 b) ファイバからOTDRへ反射されて戻る光を検出して、ファイバの前記第1の
    端部からファイバの長さ方向に沿った距離の関数として、検出された反射光の振
    幅からなる第1群の値を生成するステップと、 c) OTDRを使用して光ファイバの第2の端部に光を照射するステップと、 d) ファイバからOTDRへ反射されて戻る光を検出して、ファイバの前記第2の
    端部からファイバの長さ方向に沿った距離の関数として、検出された反射光の振
    幅からなる第2群の値を生成するステップと、 e) 前記第1群の値及び前記第2群の値から、ファイバの長さ方向に沿ったフ
    ァイバのモードフィールド直径の変化を示す値である第3群の値を形成するステ
    ップと、 f) 前記第3群の値のファイバの長さ方向に沿った距離の関数として、少なく
    とも1つの所定の特徴を有するPMDの高いレベルを示す周期パターンを検出す
    るステップと、 からなることを特徴とする光ファイバの偏波モード分散の高いレベルを検出す
    る方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップe)における前記第3群の値は、前記第1群の 値と前記第2群の値の間の差であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第3群の値は、前記第1群の値と前記第2群の値の間の
    差から得られるモードフィールド直径の値によって構成されることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップf)は、 i) 前記第3群の値をスムージングするステップと、 ii) スムージングした前記第3群の値を傾斜値に変換するステップと、 iii) 傾斜値の周期数を数えるステップと、 からなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つの所定の特徴は、前記第3群の値の周期
    間隔、前記第3群の値の最大の傾斜値、前記第3群の値の最小の傾斜値、前記第
    3群の値の最大ピークとピークの差の値及び前述の値の2つ以上の組合せ値、か
    らなる群から選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1つの所定の特徴は、前記第3群の値の周期
    間隔であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 ステップ(a)から(e)は、単一のブランクから線引きされるフ
    ァイバの少なくとも2以上の個々の長さにおいて実行されることを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 ファイバの前記個々の長さにおける各前記第1群の値、前記
    第2群の値及び前記第3群の値は、接続されて、ファイバの総長さに沿ったファ
    イバのモードフィールド直径の変化を示す第4群の値を形成することを特徴とす
    る請求項7記載の方法。
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Cited By (3)

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