JP2001515943A - インキジェット印刷用インキに用いるフタロシアニン化合物 - Google Patents

インキジェット印刷用インキに用いるフタロシアニン化合物

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JP2001515943A JP2000510807A JP2000510807A JP2001515943A JP 2001515943 A JP2001515943 A JP 2001515943A JP 2000510807 A JP2000510807 A JP 2000510807A JP 2000510807 A JP2000510807 A JP 2000510807A JP 2001515943 A JP2001515943 A JP 2001515943A
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Abstract

(57)【要約】 化合物の任意の形、例えば、塩、立体異性体、両性イオン、多形体、錯体、同位体形、同一種でのその組み合わせ及びその混合物を含む式(I): 【化1】 [式中、Mは金属またはHを表し;Pcは式(2): 【化2】 のフタロシアニン核を表し;Lは、場合により置換されたC1-30ヒドロカルビルを含む結合基を表し;Aは、アミノ及び少なくとも1個のプロトン化可能な窒素原子を含む場合により置換されたC1-30ヒドロカルビルの少なくとも1個を含む基を表し;但し、Aはヒドロキシ、カルボキシ及びスルホの少なくとも1個により置換されたアルキル基以外のものを含み;R1は独立して、任意の置換基及び場合により置換されたC1-15ヒドロカルビルの少なくとも1個を含む基を表し;zは、0〜4の整数を表し;wは、1〜5の整数を表し;w+zの合計は1〜5であり;及びx及びyはそれぞれ独立してゼロではない数を表し;x+yの合計の平均は約1〜約6であり;但し、前記任意の置換基は、カルボキシ、スルホ、ヒドロキシ、アミノ、メルカプト、シアノ、ニトロ及びハロの少なくとも1個を含む]の好適なフタロシアニン化合物は、インキジェット印刷用インキの着色剤として有用である。本発明は、かかるインキで支持体をインキジェット印刷する方法も開示する。このようにして印刷される支持体は、紙、オーバーヘッドプロジェクタースライド及びテキスタイル材料の1種以上から選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、本発明の化合物、かかる化合物を含むインキ組成物、及びインキジ
ェット印刷(IJP)でのかかるインキの使用に関する。IJPは、ノズルが支持体と接
触しないでインキ液滴が細いノズルから支持体上に噴射される非-衝撃印刷法で ある。
【0002】 IJPで使用される着色剤及びインキに対しては多くの厳しい性能要件がある。 例えば、これらの着色剤及びインキは、優れた耐水堅牢度、耐光性及び光学密度
を有するはっきりした、にじみのない画像を提供するのが望ましい。支持体に適
用したときにぼやけないようにするためにインキが早く乾燥することが求められ
ることが多いが、クラスターでプリンターが操作できなくならないように、イン
キジェットノズルのチップにクラスト(外皮)ができないようにしなければならな
い。インキは細いノズルを塞いでしまう沈殿物を形成したり分解することなく、
長期間の貯蔵でも安定でなければならない。
【0003】 以下に列記する化合物は、当業界で公知のものである。 欧州特許第0684292号は、以下の化合物(但し、Pcは以下に定義するフタロシア
ニン核である)を開示する。
【0004】
【化8】
【0005】 ケミカルアブストラクト(CAS)105038-63-9は、式I:
【0006】
【化9】
【0007】 の化合物を開示する。 CAS104994-17-4は、式II:
【0008】
【化10】
【0009】 の化合物を開示する。 CAS104994-15-2は、式III:
【0010】
【化11】
【0011】 の化合物を開示する。 上記化合物は本質的に公知であるが、IJPにおける着色剤としての使用に関し ては知られていない。
【0012】 意外にも、本出願人は、特定のフタロシアニン化合物により非常に優れた光学
密度、耐光性及び/または耐水堅牢度を備えた印刷物が得られ、IJPで使用する ための着色剤として特に有用であることを発見した。
【0013】 本発明により、化合物の任意の形、例えば、塩、立体異性体、両性イオン、多
形体、錯体、同位体形、同一種でのその組み合わせ及びその混合物を含む式(I) :
【0014】
【化12】
【0015】 [式中、Mは金属またはHを表し; Pcは式(2):
【0016】
【化13】
【0017】 のフタロシアニン核を表し; Lは、場合により置換されたC1-30ヒドロカルビルを含む結合基を表し; Aは、アミノ及び少なくとも1個のプロトン化可能な窒素原子を含む場合により 置換されたC1-30ヒドロカルビルの少なくとも1個を含む基を表し;但し、Aはヒ
ドロキシ、カルボキシ及びスルホの少なくとも1個により置換されたアルキル基
以外のものを含み; R1は独立して任意の置換基及び場合により置換されたC1-15ヒドロカルビルの少 なくとも1個を含む基を表し; zは、0〜4の整数を表し;wは、1〜5の整数を表し;w+zの合計は1〜5であり;及 び x及びyはそれぞれ独立してゼロではない数を表し;x+yの合計の平均は約1〜約6 であり; 但し、前記任意の置換基は、カルボキシ、スルホ、ヒドロキシ、アミノ、メルカ
プト、シアノ、ニトロ及びハロの少なくとも1個を含み; 但し、MがCuであり;x及びyがいずれも1.5であり;zが0であり;wが1であり;L がp-SO2C2H4であるとき;Aは-NHCN以外のものであり; 式(1)は、上記定義の式I、II、IIIから選択される化合物及びそのプロトン塩以 外の化合物である]の少なくとも1種の化合物を提供する。
【0018】 本明細書中で使用する「ヒドロカルビル」なる用語は、1個以上の炭素原子及
び場合により1個以上の他の好適なヘテロ原子、好ましくは窒素、酸素及び/ま
たは硫黄と共に1個以上の水素原子を含む任意の基部分を表す。より好ましくは
、「ヒドロカルビル」なる用語は、以下の部分:アルキル、アルコキシ、アルカ
ノイル、カルボキシ、アルカノイルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニ
ル、アルキルスルホニル、カルバモイル、スルファモイル、アルキルアミノ及び
/またはアルカノイルアミノの任意のもの及びその組み合わせを含む。ヒドロカ
ルビル部分は、1個以上の二重及び/または三重の炭素と炭素との結合及び/ま
たは芳香族部分をも含むことができる。上記で使用する「アルキル」またはその
等価物(例えば、アルカ:alk)なる用語は、好適な場合には、二重結合、三重結 合及び/または芳香族部分(例えば、アルケニル、アルキニル及び/またはアリ ール)を含む部分を包含する用語によって置換することができるものとする。本 明細書で使用する「ハロ」なる用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード、
好ましくはフルオロ及びクロロを表す。
【0019】 置換基として本明細書中で記載する任意の基は、他に記載しない限り一価の基
を指す。3個以上の原子の鎖を含む基は、鎖全体または一部が線状、分岐である
か及び/または環(スピロ及び/または融合環を含む)を形成することができる基
を意味する。特定の原子の総数は特定の置換基について記載され、例えばC1-n
ドロカルビルとは、1〜n個の炭素原子を含むヒドロカルビル部分を意味する。本
明細書中に示される任意の式において、1個以上の環置換基[例えば、式(1)中の
置換基R1]が環上の任意の特定の原子に結合したものとして示されていない場合 には、その置換基は環上の原子に結合した任意のHで置き換えることができ、化 学的に好適な環上の任意の利用可能な位置に配置することができる。
【0020】 本発明の別の特徴では、化合物の任意の好適な形、例えば、塩、立体異性体、
両性イオン、多形体、錯体、同位体形、同一種でのその組み合わせ及びその混合
物を含む式(3):
【0021】
【化14】
【0022】 [式中、Mは好適な金属またはHを表し; Pcは上記定義の式(2)のフタロシアニン核を表し; Lは、場合により置換されたC1-30ヒドロカルビルを含む好適な結合基を表し; Aは、アミノ及び少なくとも1個のプロトン化可能な窒素原子を含む場合により 置換されたC1-30ヒドロカルビルの少なくとも1個を含む基を表し;但し、Aはヒ
ドロキシ、カルボキシ及びスルホの少なくとも1個により置換されたアルキル基
以外のものを含み; R1は独立して任意の置換基及び場合により置換されたC1-15ヒドロカルビルの少 なくとも1個を含む好適な基を表し; zは、0〜4の整数を表し;wは、1〜5の整数を表し;w+zの合計は1〜5であり;及 び x及びyはそれぞれ独立してゼロではない数を表し;x+yの合計の平均は約1〜約6 であり; 但し、前記任意の置換基は、カルボキシ、スルホ、ヒドロキシ、アミノ、メルカ
プト、シアノ、ニトロ及びハロの少なくとも1個を含む]の好適な化合物を含む 着色剤と好適な媒体とを含むIJPにおいて使用するのに好適なインキを提供する 。
【0023】 好ましくは本発明のインキにおいて式(3)の化合物は、染料、より好ましくは 主にシアン色を含む染料を構成する。 (例えば、本明細書中で記載する組成物の成分、置換基及び/または化合物に 関して使用する)「許容可能な」または「好適な」なる用語は、例えば、インキ に望ましい特性を与えるか、かかるインキを配合するのに好適な任意の不活性キ
ャリヤ及び/または希釈剤と混和可能であることによってIJPで使用するのに好 適であることを意味するものとする。本明細書で記載する方法に関して、好適な
化合物とは、さらに特定の反応に耐えるようなものである。IJPで使用するのに 特に許容可能であるためには、式(1)及び(3)の化合物はエイムズ試験で陰性であ
ってもよい。
【0024】 式(1)及び(3)において、Mが金属であるとき、金属は任意の好適な金属または 同一錯体内のその混合物から選択することができる。金属は任意の好適な酸化状
態で存在することができ、中性または帯電(即ち、イオン)していてもよい。金属
は1個以上の酸素原子に結合していても良い。Mの好ましい金属は、Li、Na、K、
Mg、Ca、Ba、Al、Si、Sn、Pb、Rh、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni及び/また はCu、より好ましくはSc、Ti、Va、Cr、Mn、Fe、Co、Zn、Ni及び/またはCu、最
も好ましくはNi及び/またはCuを含む。式(1)及び(3)の好ましい化合物は、MがC
uであるようなものである。
【0025】 式(1)及び(3)の好ましい化合物は、式中、zは0または1であり;zが1であると き、R1はカルボキシ、カルボキシC1-6アルキル、スルホ、C1-6アルキル、C1-6
ルコキシ、ハロ、シアノ、ニトロ、アミノ、C1-6アルキルアミノジ(C1-6アルキ ル)アミノ、C6-12アリールアミド(例えば、ベンズアミド)及びC1-6アルキルスル
ファモイルから独立して選択される基を表し; LはC1-15ヒドロカルビル基を表し; Aはピペラジニル(場合によりR2によりN-置換されている);-OR3;-SR3;及び1 個以上のR3で場合により置換されたアミノから選択された場合により置換された
基を表し;但し、 R2は1個以上のアミノ(このアミノは、1個以上のC1-6アルキルにより場合によ りN-置換されている)により場合により置換されているC1-6アルキルを含み; R3はR2及び/または-N(C2H2)2Yを含み;但しYはNH、NR2またはOを表し; wは1であり、及び; x及びyはそれぞれ1〜3を表し、x+yの合計は1〜4であるようなものである。
【0026】 式(1)及び(3)のより好ましい化合物は、式中、MはCuであり; LはスルホニルC1-15アルキレンを表し; AはピペラジニルC1-4アルキルアミノ;N,N-ジC1-4アルキルアミノC1-4アルキル アミノ;モルホリノC1-4アルキルアミノ;及び/またはピペラジニルを含み; zは0であり;及び x及びyはいずれも2であるようなものである。
【0027】 式(1)及び(3)の特定の化合物は、本明細書に例示した化合物;その任意の好適
な塩、好ましくはアンモニウム塩;及びその任意の好適な混合物を含む。 式(1)及び(3)の化合物は、本明細書の構造に示された形態(即ち、遊離塩基形)
であってもよいが、塩の形態が好ましい。式(1)及び(3)の塩は、酸性及び/また
は塩基性である式(1)及び(3)の化合物と1種以上の有機及び/または無機塩基及
び/または酸から形成されていても良い(例えば、酸及び/または塩基付加塩)。
式(1)及び(3)の塩は、一価及び/または多価酸及び/または塩基から形成されて
いてもよい全ての許容可能な塩を含む。式(1)及び(3)の塩は許容可能なキラル酸
及び/または塩基から形成された全ての光学異性体の塩及び/またはかかる塩の
光学異性体の任意の混合物(例えば、ラセミ体混合物)を全て含む。好ましい塩は
、アルカリ金属塩、特にリチウム、ナトリウム及びカリウム塩、アンモニウム及
び置換アンモニウム塩である。特に好ましい塩はアンモニア及び揮発性アミン類
との塩である。染料は公知の方法を使用して塩に転化することができる。本発明
は、式(1)及び(3)の全ての許容可能な塩及びその任意の好適な混合物を含む。
【0028】 式(1)及び(3)の特定の化合物は、1種以上の立体異性体、例えば、光学異性体
、ジアステレオマー、幾何異性体、互変異性体、配座異性体及び/または同一種
で可能なその好適な組み合わせとして存在することができる。本発明は、式(1) 及び(3)の化合物の全ての許容可能な立体異性体及びその任意の好適な混合物を 含む。
【0029】 式(1)及び(3)の特定の化合物は、1種以上の双性イオン、例えば、イオン性電
荷の2個以上の中心を含む種として存在することができる。本発明は、式(1)及 び(3)の全ての許容可能な双性イオンとその任意の好適な混合物を含む。
【0030】 式(1)及び(3)の特定の化合物は、1種以上の多形体、例えば、相、結晶形、ア
モルファス形、固溶体、侵入型化合物及び/またはその任意の好適な混合物とし
て存在することができる。本発明は、式(1)及び(3)の全ての許容可能な多形体及
びその任意の好適な混合物を包含する。
【0031】 式(1)及び(3)の特定の化合物は、本明細書に示されている金属錯体の他に、1
種以上の他の錯体、例えば、キレート、溶媒和物、他の有機金属錯体、及び/ま
たは他の好適な配位子との錯体の形態で存在することができる。かかる錯体は、
式(1)及び(3)の化合物及びまたは基質(substrate)が配位子として作用する許容 可能な基質の間で形成することができる。基質は溶媒和物を形成するために1種
以上の許容可能な溶媒を含むことができる。錯体は化学式通りでなくてもよく、
例えば錯体が水和物である場合、半-水和物、一水和物及び/または二水和物を 含み得る。本発明は、式(1)及び(3)の全ての許容可能な錯体とその任意の好適な
混合物を包含する。
【0032】 式(1)及び(3)の特定の化合物は、式(1)及び(3)中の1個以上の原子が1個以上
の好適な同位体を含む1種以上の同位体形として存在することができる。種々の
同位体の天然比は、例えば、式(1)及び(3)の特定の化合物中の特定の12C原子が より少ない14C及び/または13C同位体によって実質的に置換され得る好適な手段
によって変えることができる。場合により式(1)及び(3)の特定の同位体形は放射
性であってもよい。式(1)及び(3)の特定の同位体形は画像装置(例えば、X-線、 陽電子放出断層X線写真法及び/または核磁気共鳴)での選択的画像化用の手段;
及び/またはIJPでの式(1)及び(3)の化合物の作用形式を調査するための工具と して使用することができる。本発明は、式(1)及び(3)の全ての許容可能な同位体
形及びその任意の好適な混合物を包含する。
【0033】 本発明は、望ましくない特性を示すためIJPでの使用に直接的に許容可能では ないものであっても式(1)の全ての化合物に関する。そのようなものであっても 、かかる化合物は、例えば、IJPに関する研究工具及び/または診断補助として 及び/または式(1)及び(3)の許容可能な化合物の製造及び/または精製における
中間体として本発明の分野で有用である。
【0034】 式(1)及び(3)の化合物は、以下に記載の方法及び同様のフタロシアニン化合物
に関して従来法と同様の他の好適な方法により製造することができる。 式(1)及び(3)の化合物(式中、Lは、SO2C2H4である)の製造法は、式(4):
【0035】
【化15】
【0036】 の化合物と式AH(式中、Pc、R1及びAは上記定義通りである)の化合物とを反応さ せることを含む。式(4)の化合物(式中、MはCuであり、zは0であり、wは1である)
は、市販されている。
【0037】 本発明の化合物を形成する反応は、当業界で記載されてきた条件下で実施する
ことができ、式(1)及び(3)の化合物は、例えば、噴霧乾燥または沈澱形成後に濾
過する公知の方法により単離することができる。
【0038】 好ましくは、本発明のインキは、 (a)式(3)の化合物0.01〜30部;及び (b)液状媒体または低融点固体媒体70〜99.99部 を含み、但し、全ての部は重量であり、部(a)+(b)の数=100である。
【0039】 成分(a)の部数は0.1〜20が好ましく、0.5〜15がより好ましく、1〜5部が特に 好ましい。成分(b)の部数は99.9〜80が好ましく、99.5〜85がより好ましく、99 〜95部が特に好ましい。
【0040】 媒体が液体である場合、成分(a)は成分(b)中に完全に溶解するのが好ましい。
成分(a)は20℃における成分(b)中での溶解度が少なくとも10%であるのが好まし い。これによって、より稀薄なインキを製造し、貯蔵時に液体媒体が蒸発する場
合でも着色剤が沈澱形成する可能性を低下させるのに使用し得る濃縮物を製造す
ることができる。
【0041】 好ましい液体媒体としては、水、水と有機溶媒との混合物、及び水を含まない
有機溶媒が挙げられる。 媒体が水と有機溶媒との混合物を含む時、水対有機溶媒の重量比は99:1〜1:9
9が好ましく、99:1〜50:50がより好ましく、95:5〜80:20が特に好ましい。 好ましくは水と有機溶媒との混合物を含む有機溶媒は、水-混和性有機溶媒また はかかる溶媒の混合物である。液体媒体は、水を含み、好ましくは2種以上、よ
り好ましくは2〜8種類の水溶性有機溶媒を含むことができる。
【0042】 好ましい水-混和性有機溶媒は、 C1-6アルカノール類、好ましくはメタノール、エタノール、n-プロパノール、イ
ソプロパノール、n-ブタノール、sec-ブタノール、tert-ブタノール、n-ペンタ ノール、シクロペンタノール及び/またはシクロヘキサノール; 線状アミド類、好ましくはジメチルホルムアミド及び/またはジメチルアセトア
ミド; ケトン類及び/またはケトン-アルコール類、好ましくはアセトン、メチルエー テルケトン、シクロヘキサノン及び/またはジアセトンアルコール; 水-混和性エーテル類、好ましくはテトラヒドロフラン及び/またはジオキサン ; ジオール類、好ましくはC2-12ジオール類(例えば、ペンタン-1,5-ジオール、エ チレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレング
リコール、ヘキシレングリコール及び/またはチオジグリコール)及び/または オリゴ-及び/またはポリ-アルキレングリコール類(例えば、ジエチレングリコ ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール及び/またはポリプロ
ピレングリコール); トリオール類、好ましくはグリセロール及び/または1,2,6-ヘキサントリオール
; ジオール類のC1-4アルキルエーテル類、好ましくはC2-12ジオール類のモノC1-4 アルキルエーテル類:[例えば、2-メトキシエタノール、2-(2-メトキシエトキシ
)エタノール、2-(2-エトキシエトキシ)-エタノール、2-[2-(2-メトキシエトキシ
)エトキシ]-エタノール、2-[2-(2-エトキシエトキシ)-エトキシ]-エタノール及 び/またはエチレングリコールモノアリルエーテル]; 環式アミド類、好ましくは2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、N-エチル-2-
ピロリドン、カプロラクタム及び/または1,3-ジメチルイミダゾリドン; 環式エステル類、好ましくはカプロラクトン; スルホキシド類、好ましくはジメチルスルホキシド及び/またはスルホラン;及
び/または その任意の好適な混合物を含む。
【0043】 より好ましい水溶性有機溶媒は、 環式アミド類(例えば、2-ピロリドン、N-メチル-ピロリドン及びN-エチル-ピロ リドン); ジオール類(例えば、1,5-ペンタンジオール、エチレングリコール、チオジグリ コール、ジエチレングリコール及びトリエチレングリコール); ジオール類のC1-4アルキルエーテル類(例えば、2-メトキシ-2-エトキシ-2-エト キシエタノール);及び その任意の好適な混合物から選択される。
【0044】 好ましい液体媒体は、 (a)水75〜95部;及び (b)ジエチレングリコール、2-ピロリドン、チオジグリコール、N-メチルピロリ ドン、シクロヘキサノール、カプロラクトン、カプロラクタム及びペンタン-1,5
-ジオールから選択される1種以上の溶媒を全体で25〜5部; を含み、但し、部は重量であり、部(a)+(b)の合計=100である。
【0045】 別の好ましい液体媒体は、 (a)水60〜80部; (b)ジエチレングリコール2〜20部;及び (c) 2-ピロリドン、N-メチルピロリドン、シクロヘキサノール、カプロラクトン
、カプロラクタム、ペンタン-1,5-ジオール及びチオジグリコールから選択され る1種以上の溶媒を全体で0.5〜20部; を含み、但し、部は重量であり、部(a)+(b)+(c)の合計=100である。
【0046】 本発明のインキに好適な媒体の別の例としては、水と1種以上の溶媒の混合物
を含み、これらは米国特許第4,963,189号、同第4,703,113号、同第4,626,284号 及び欧州特許第0425150-A号明細書に記載されている。
【0047】 液体媒体が水を含まない有機溶媒を含む場合(即ち、水1重量%未満)、溶媒は30
℃〜200℃の沸点を有するのが好ましく、40℃〜150℃がより好ましく、50℃〜12
5℃が特に好ましい。有機溶媒は水-非混和性、水-混和性またはかかる溶媒の混 合物であってもよい。好ましい水-混和性有機溶媒は、上述の任意のもの及びそ の混合物を含む。好ましい水-非混和性溶媒は、脂肪族炭化水素類;エステル類(
例えば、酢酸エチル)、塩素化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン)、エーテル 類(例えば、ジエチルエーテル)及びその混合物を含む。
【0048】 液体媒体が水-非混和性有機溶媒を含む時、液体媒体中で染料の溶解度を促進 するために極性溶媒(C1-4アルカノール)を含むのが好ましい。液体媒体が水を含
まない有機溶媒である場合、ケトン(特に、メチルエチルケトン)及び/またはア
ルコール(特にC1-4アルカノール、特にエタノールまたはプロパノール)を含むの
が特に好ましい。
【0049】 水を含まない有機溶媒は、1種類の有機溶媒または2種以上の有機溶媒の混合
物であってもよい。媒体が水を含まない有機溶媒であるとき、2〜5種類の異なる
有機溶媒の混合物を含むのが好ましい。これによって、インキの乾燥特性及び貯
蔵安定性をよく制御することができる媒体を選択することができる。
【0050】 水を含まない有機溶媒を含むインキ媒体は、迅速な乾燥時間が必要とされる場
合、特に疎水性で非-吸湿性の支持体、例えば、プラスチック、金属及びガラス 上に印刷するときに特に有用である。
【0051】 好ましい低融点固体媒体は、60℃〜125℃の範囲の融点を持つ。好適な低融点 固体としては、長鎖脂肪酸またはアルコール類、好ましくはC18-24鎖を持つもの
、及びスルホンアミド類がある。式(3)の染料は低融点固体中に溶解するか、そ の中に微細分散することができる。
【0052】 インキはIJP用のインキで都合良く使用される追加の成分、例えば、粘度及び 表面張力改質剤、腐蝕防止剤、殺生物剤、コゲーション(kogation)減少剤及びイ
オン性若しくは非-イオン性であってもよい界面活性剤を含み得る。
【0053】 本発明の別の態様では、本明細書中に定義するインキ、インキジェットプリン
ターによって支持体に適用することを含む支持体上に画像を印刷する方法を提供
する。
【0054】 インキジェットプリンターは、小さなオリフィスを経て支持体上に噴射される
液滴の形態で支持体にインキを適用するのが好ましい。好ましいインキジェット
プリンターは、圧電性インキジェットプリンター及びサーマルインキジェットプ
リンターである。サーマルインキジェットプリンターでは、プログラムされたパ
ルスの熱がオリフィスに隣接したレジスタによってリザーバ中のインキに適用さ
れ、これによって支持体とオリフィスとの間を相対的に移動する間に支持体に向
かって小さな液滴の形態でインキが噴射される。圧電性インキジェットプリンタ
ーでは、小さな結晶の振動によってオリフィスからインキが噴射される。
【0055】 支持体は好ましくは、紙、プラスチック、テキスタイル(布)、金属またはガラ
スであり、紙、オーバーヘッドプロジェクタースライドまたはテキスタイル材料
がより好ましく、紙が特に好ましい。好ましい紙は、酸性、アルカリ性または中
性であってもよい、平滑または処理紙である。
【0056】 本発明の別の態様では、本明細書中に定義したインキ及び/または着色剤及び
/または本明細書中で定義した方法によって印刷した紙、オーバーヘッドプロジ
ェクタースライドまたはテキスタイル材料を提供する。
【0057】 支持体がテキスタイル材料のとき、本発明のインキは、 i)インキジェットプリンターを使用してテキスタイル材料にインキを適用し;次
いで ii)好適な温度、好ましくは50℃〜250℃に印刷したテキスタイル材料を加熱して
、該材料上でインキを固着すること によってテキスタイル材料に適用するのが好ましい。
【0058】 好ましいテキスタイル材料は、天然、合成及び半-合成材料である。好ましい 天然テキスタイル材料の例としては、木材、絹、毛及びセルロース材料、好まし
くは、綿花、ジュート、大麻、亜麻(flax)及び亜麻布(linen)が挙げられる。好 ましい合成及び半-合成材料の例としては、ポリアミド類、ポリエステル類、ポ リアクリロニトリル類及びポリウレタン類が挙げられる。
【0059】 テキスタイル材料は、増粘剤及び場合により水溶性塩基並びにヒドロトロープ
剤(hydrotropic agent)を含む水性予備処理組成物で処理し、上記段階i)の前に
乾燥したものが好ましい。
【0060】 予備処理組成物は、増粘剤を含む水中の塩基及びヒドロトロープ剤の水溶液を
含むのが好ましい。特に好ましい予備処理組成物は、欧州特許第0534660-A号明 細書により詳細に記載されている。
【0061】 本発明を以下の実施例によってさらに説明する。他に記載しない限り、全ての
部及び百分率は重量である。実施例1
【0062】
【化16】
【0063】 の製造 a)CuPc(SO2Cl)4の製造 温度を50℃未満に保持しながら、銅フタロシアニン(115g)を撹拌したクロロス
ルホン酸(310ml)に30分かけて少しずつ添加した。混合物を50℃で30分撹拌し、1
時間で135℃〜140℃に徐々に加熱した。混合物の温度を140℃に保持し、3時間撹
拌し、次いで室温に冷却した。
【0064】 混合物を45℃に加熱し、温度を45〜50℃に保持しながら三塩化リン(52.3g)を1
時間15分で滴下添加した。混合物の温度を90℃に上げ、その温度に3時間保持し 、次いで室温に冷却した。
【0065】 得られた溶液を、0℃の温度に保持した氷(1kg)、水(200ml)、濃塩酸(44ml)及 び塩化ナトリウム(40g)の撹拌混合物に注いだ。沈澱した生成物を減圧濾過して 集め、氷冷塩酸溶液(0.5M,2l)で洗浄してペースト状物を得、これを減圧乾燥す るとCuPc(SO2Cl)4が得られた。これを直接次の段階で使用した。 b)
【0066】
【化17】
【0067】 の製造 段階a)からの塩化スルホニルを水(500ml)と氷(500g)中のp-アミノベンゼンス ルファトエチルスルホン(112.4g)の混合物に添加した。この混合物を10〜15分撹
拌し、次いで混合物のpHを苛性溶液で6.5〜7.0に上げた。2N NaOHを添加してpH
を7.0に保持しながら、混合物を室温で18時間撹拌した。塩化ナトリウム(10%重 量/容積)をこの混合物に添加し、これを20分間撹拌し、混合物のpHを濃塩酸で2.
5に調整した。混合物をさらに30分撹拌し、得られた沈殿物を減圧濾過により集 め、氷冷塩水(10%)で洗浄し、減圧乾燥すると生成物954.8gが得られた。 c)表記化合物の製造 上記段階b)の化合物(318g)を蒸留水(700g)中で撹拌し、溶液のpHを2N NaOHで
6.5〜7.0に調整した。1-(2-アミノエチル)ピペラジン(34.05g)をこの溶液に添加
し、混合物を80〜85℃に加熱し、その温度で18時間保持した。
【0068】 混合物を室温に冷却し、塩化ナトリウム(20%重量/容積)を添加し、混合物のpH
を濃塩酸で7.0に調整した。混合物を撹拌し、10℃に冷却し、その温度でさらに3
0分撹拌した。得られた沈殿物を減圧濾過により集め、塩水(20%)で洗浄してペー
スト状物を得、これをオーブン中、減圧乾燥すると表記化合物が得られた。実施例2
【0069】
【化18】
【0070】 の製造 段階1cで使用した1-(2-アミノエチル)ピペラジンの代わりにN,N-ジメチルエチ
レンジアミン(23.18g)を使用して、実施例1の記載通りにこの化合物を製造した
実施例3
【0071】
【化19】
【0072】 の製造 段階1cで使用した1-(2-アミノエチルピペラジン)の代わりに4-(3-アミノプロ ピル)モルホリン(37.93g)を使用して、実施例1の記載通りにこの化合物を製造 した。実施例4
【0073】
【化20】
【0074】 の製造 段階1cで使用した1-(2-アミノエチルピペラジン)の代わりにピペラジン(22.65
g)を使用して、実施例1の記載通りにこの化合物を製造した。実施例5
【0075】
【化21】
【0076】 の製造 段階1cで使用した1-(2-アミノエチル)ピペラジンの代わりに1,4-ビス(3-アミ ノプロピル)ピペラジン(52.68g)を使用して、実施例1の記載通りにこの化合物 を製造した。 上述の如く製造した例示の化合物1〜5を、以下の如くその精製アンモニウム
塩に転化した。それぞれの例示化合物を蒸留水に溶解した。その溶液を濾過し、
濾液の容積を4lに調整した。溶液を逆浸透により脱塩した。アンモニアで飽和さ
せたDowex HGRW樹脂を含むイオン交換カラム内にその溶液を通すことによって 、溶解したナトリウム塩をアンモニウム塩に転化した。かくして得られたアンモ
ニウム塩溶液を濾過し、水を濾液から蒸発させると、以下に記載の如くインキ中
に直接使用するのに好適な精製アンモニウム塩が得られた。インキ 式(1)の化合物のインキジェット印刷における有効性を以下に示す。上述の如 く製造したアンモニウム塩2部を水と2-ピロリドン(90:10容積比)の混合物98部 中に溶解することによって、それぞれ例示の染料を別々に含むインキを製造した
。サーマルインキジェットプリンターを使用して平滑紙上にインキを印刷すると
明るいシアン(青緑色)印刷物が得られ、これは優れた光学密度、優秀な耐水堅牢
度および耐光性を備えていた。
【0077】 例示の染料を含む別のインキを以下の表に記載の如く製造することができる。
表中、第1欄中の番号(実施例番号と印されている)はインキ中で使用すべき染料
の実施例の番号を示す。染料はその遊離酸形及び/または任意の好適な塩(例え ば、アンモニウム塩)の形態であってもよい。次の第2欄の数字は、関連する成 分の部の数を指し、全ての部は重量である。インキは熱または圧電インキジェッ
ト印刷により紙に適用することができる。
【0078】 以下の略号を表中で使用する。 PG=プロピレングリコール;DEG=ジエチレングリコール;NMP=N-メチルピロリド ン;DMK=ジメチルケトン;NaST=ステアリン酸Na;IPA=イソプロパノール;MEOH=
メタノール;2P=2-ピロリドン;MIBK=メチルイソブチルケトン;CET=セチルアン
モニウムブロミド;TBT=第3級ブタノール;TDG=チオジグリコール;BDL=ブタン
-2,3-ジオール;PHO=Na2HPO4;P12=プロパン-1,2-ジオール;CHL=シクロヘキサ ノール;及びPDL=ペンタン-1,5-ジオール。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】
【0086】
【表8】
【0087】
【表9】
【0088】
【表10】
【0089】
【表11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 2H086 BA05 BA19 BA21 BA22 BA55 4H057 AA01 BA24 BA26 DA01 DA23 FA17 GA06 HA01 JA10 JB03 4J039 BC05 BC07 BC19 BC33 BC44 BC47 BC54 BC60 BE01 BE02 CA06 FA02 FA03 GA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物の任意の形、例えば、塩、立体異性体、両性イオン、多形
    体、錯体、同位体形、同一種でのその組み合わせ及びその混合物を含む式(I): 【化1】 [式中、Mは金属またはHを表し; Pcは式(2): 【化2】 のフタロシアニン核を表し; Lは、場合により置換されたC1-30ヒドロカルビルを含む結合基を表し; Aは、アミノ及び少なくとも1個のプロトン化可能な窒素原子を含む場合により 置換されたC1-30ヒドロカルビルの少なくとも1個を含む基を表し;但し、Aはヒ
    ドロキシ、カルボキシ及びスルホの少なくとも1個により置換されたアルキル基
    以外のものを含み; R1は独立して、任意の置換基及び場合により置換されたC1-15ヒドロカルビルの 少なくとも1個を含む基を表し; zは、0〜4の整数を表し;wは、1〜5の整数を表し;w+zの合計は1〜5であり;及 び x及びyはそれぞれ独立してゼロではない数を表し;x+yの合計の平均は約1〜約6 であり; 但し、前記任意の置換基は、カルボキシ、スルホ、ヒドロキシ、アミノ、メルカ
    プト、シアノ、ニトロ及びハロの少なくとも1個を含み; 但し、MがCuであり;x及びyがいずれも1.5であり;zが0であり;wが1であり;L がp-SO2C2H4であるとき;Aは-NHCN以外のものであり; 式(1)は、式I、II、IIIから選択される化合物及びそのプロトン塩以外のもので あり、但し、式Iは、 【化3】 であり、式IIは、 【化4】 であり、及び式IIIは、 【化5】 である]の少なくとも1種の化合物。
  2. 【請求項2】 化合物の任意の形、例えば、塩、立体異性体、両性イオン、多形
    体、錯体、同位体形、同一種でのその組み合わせ及びその混合物を含む式(3): 【化6】 [式中、Mは金属またはHを表し; Pcは請求項1に定義の式(2)のフタロシアニン核を表し; Lは、場合により置換されたC1-30ヒドロカルビルを含む好適な結合基を表し; Aは、アミノ及び少なくとも1個のプロトン化可能な窒素原子を含む場合により 置換されたC1-30ヒドロカルビルの少なくとも1個を含む基を表し;但し、Aはヒ
    ドロキシ、カルボキシ及びスルホの少なくとも1個により置換されたアルキル基
    以外のものを含み; R1は独立して、任意の置換基及び場合により置換されたC1-15ヒドロカルビルの 少なくとも1個を含む基を表し; zは、0〜4の整数を表し;wは、1〜5の整数を表し;w+zの合計は1〜5であり;及 び x及びyはそれぞれ独立してゼロではない数を表し;x+yの合計の平均は約1〜約6 であり; 但し、前記任意の置換基は、カルボキシ、スルホ、ヒドロキシ、アミノ、メルカ
    プト、シアノ、ニトロ及びハロの少なくとも1個を含む]の好適な化合物を含む 着色剤と好適な媒体とを含む、IJPにおいて使用するのに好適なインキ。
  3. 【請求項3】 インキジェットプリンターを使用して請求項2に記載のインキで
    支持体に印刷する方法。
  4. 【請求項4】 前記支持体が、紙、オーバーヘッドプロジェクタースライド及び
    テキスタイル材料の1種以上から選択される、請求項2に記載のインキで印刷し
    た支持体。
  5. 【請求項5】 前記方法が、 i)インキジェット印刷によりテキスタイル材料にインキを適用し;次いで ii)好適な温度に前記テキスタイル材料を加熱して、該材料上でインキを固着す る 段階を含む、請求項2に記載のインキでテキスタイル材料を着色する方法。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の任意のインキで着色したテキスタイル材料。
  7. 【請求項7】 請求項1または2のいずれかに記載の式(1)または(3)(式中、Mは
    Cuであり、Lは、SO2C2H4である)の少なくとも1種の染料の製造法であって、式(
    4): 【化7】 の化合物と式AH(式中、Pc及びAは上記定義通りである)の化合物とを反応させる ことを含む、該方法。
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