【発明の詳細な説明】
新規のテトラゾール
本発明の適用分野
本発明は、医薬品の製造のために製薬工業で用いられる新規の6−[(テトラ
ゾール−5−イル)フェニル]ベンゾナフチリジンに関する。
背景技術
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2123328号明細書および米国特許第3
899494号明細書には、血小板凝固の顕著な抑制によって区別される置換ベ
ンゾナフチジンが記載されている。
発明の開示
特に6−フェニル環の置換により欧州特許第247971号明細書およびWO
91/17991の化合物と異なる、下記により詳細に記載された式Iの次の化
合物は、驚くべきことに特に有利な性質を有することが見い出された。
従って、本発明は式I:
〔式中、
R1は1〜4C−アルキルであり、
R2はヒドロキシ、1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜
7C−シクロアルキルメトキシ、あるいはフッ素によって完全にまたは大部分が
置換された1〜4C−アルコキシであり、
R3はヒドロキシ、1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜
7C−シクロアルキルメトキシ、またはフッ素で完全にまたは大部分が置換され
た1〜4C−アルコキシであり、または、
R2およびR3は一緒になって1〜2C−アルキレンジオキシ基であり、
R4はR5によって置換されたフェニル基であり、
この場合、R5は基R6によって置換されたテトラゾール−5−イル基であり、
この場合R6は水素、1〜10C−アルキル、3〜7C−シクロアルキル、3〜
7C−シクロアルキルメチルまたはAr−1〜4C−アルキルであり、
この場合ArはR7および/またはR8によって置換されたか、あるいは置換さ
れていないフェニル基であり、
かつR7およびR8は互いに独立して1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アル
コキシである]の化合物および該化合物の塩に関する。
本発明の一つの実施態様は、
R1が1〜4C−アルキルであり、
R2がヒドロキシ、1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜
7C−シクロアルキルメトキシ、あるいはフッ素によって完全にまたは大部分が
置換された1〜4C−アルコキシであり、
R3がヒドロキシ、1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜
7C−シクロアルキルメトキシ、あるいはフッ素によって完全にまたは大部分が
置換された1〜4C−アルコキシであり、
または、R2およびR3が一緒になって1〜2C−アルキレンジオキシ基であり
、
R4がR5によって置換されたフェニル基であり、
この場合R5は基R6で置換されたテトラゾール−5−イル基であり、
この場合R6は水素、1〜7C−アルキル、3〜7C−シクロアルキル、3〜7
C−シクロアルキルメチルまたはAr−1〜4C−アルキルであり、
この場合ArはR7および/またはR8によって置換されたか、あるいは置換さ
れていないフェニル基であり、
かつR7およびR8が互いに独立して1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アル
コキシである、式Iの化合物および該化合物の塩である。
1〜4C−アルキルは炭素原子1〜4個を含有する直鎖または分枝のアルキル
基を表す。挙げられてもよ
い例は、ブチル基、イソブチル基、第2級ブチル基、第3級ブチル基、プロピル
基、イソプロピル基および好ましくはエチル基およびメチル基である。
1〜4C−アルコキシは、酸素原子に加え、炭素原子1〜4個を含有する直鎖
または分枝の基で表す。挙げられてもよい例は、ブトキシ基、イソブトキシ基、
第2級ブトキシ基、第3級ブトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基および
、好ましくは、エトキシ基およびメトキシ基である。
3〜7C−シクロアルコキシは、シクロプロピロキシ、シクロブチロキシ、シ
クロペンチロキシ、シクロヘキシロキシおよびシクロヘプチロキシであり、その
中でもシクロプロピロキシ、シクロブチロキシおよびシクロペンチロキシが好ま
しい。
3〜7C−シクロアルキルメトキシは、シクロプロピルメトキシ、シクロブチ
ルメトキシ、シクロペンチルメトキシ、シクロヘキシルメトキシおよびシクロへ
プチルメトキシであり、その中でもシクロプロピルメトキシ、シクロブチルメト
キシおよびシクロペンチルメトキシが好ましい。
フッ素によって完全にまたは大部分が置換された1〜4C−アルコキシの例は
、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ基、ペルフルオロエトキシ基
および1,2,2−トリフルオロエトキシ基、特に、1,2,2,2−テトラフ
ルオロエトキシ基、トリフ
ルオロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、かつ好ましくは、ジ
フルオロメトキシ基である。
1〜2C−アルキレンジオキシは、例えばメチレンジオキシ基(-O-CH2-O-)
およびエチレンジオキシ基(-O-CH2-CH2-O-)を表す。
1〜10C−アルキルは、炭素原子1〜10個を含有する直鎖または分枝のア
ルキル基を表す。挙げられてもよい例は、デシル基、ノニル基、オクチル基、ヘ
プチル基、イソヘプチル(5−メチルヘキシル)基、ヘキシル基、イソヘキシル
(4−メチルペンチル)基、ネオヘキシル(3,3−ジメチルブチル)基、ペン
チル基、イソペンチル(3−メチルブチル)基、ネオペンチル(2,2−ジメチ
ルプロピル)基、ブチル基、イソブチル基、第2級ブチル基、第3級ブチル基、
プロピル基、イソプロピル基、エチル基およびメチル基である。
3〜7C−シクロアルキルは、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキチル基およびシクロヘプチル基を表す。5〜7C−シクロ
アルキル基のシクロペンチル基、シクロヘキチル基およびシクロヘプチル基は、
好ましくは挙げられてもよい。
3〜7C−シクロアルキルメチルは、前述の3〜7C−シクロアルキル基の1
種によって置換されたメチ
ル基を表す。挙げられてもよい例は、シクロペンチルメチル基およびシクロヘキ
チルメチル基である。
Ar−1〜4C−アルキルは、上記に定められたアリール基の1種によって置
換された前述の1〜4C−アルキル基の1種を表す。挙げられてもよい例は、p
−メトキシベンジル基、フェネチル基およびベンジル基である。
置換によって左右される式Iの適した化合物は、すべての酸付加塩またはすべ
ての塩基との塩である。特に調剤で通常用いられる無機酸および有機酸、および
無機塩基の薬理学上認容可能な塩は挙げられてもよい。これらの適したものは、
一方で、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、酢酸、クエン酸、D−
グルコン酸、安息香酸、2−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、酪酸、ス
ルホサリチル酸、マレイン酸、ラウリン酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、シ
ュウ酸、酒石酸、エンボリック酸、ステアリン酸、トルエンスルホン酸、メタン
スルホン酸、または3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のような酸との水溶性酸付
加塩および難水溶性酸付加塩であり、この場合これらの酸を、1塩基酸か多塩基
酸のどちらが関わるか、およびどちらの塩が好ましいかにより依存し、等モル質
量比あるいは異なった比で、塩の生成中に用いる。
もう一方で、例えば1H−または2H−テトラゾール−5−イル置換の場合に
は、塩基との塩もまた適し
ている。挙げられてもよい塩基との塩の例としては、アルカリ金属塩(リチウム
、ナトリウム、カリウム)またはカルシウム塩、アルミニウム塩、マグネシウム
塩、チタニウム塩、アンモニウム塩、メグルミン塩、またはグアニジン塩であり
、この場合もここで塩基を等モル質量比または異なる比で、塩の生成中に用いる
。
処理生成物として最初に得られる、薬理学上認容可能ではない塩は、例えば本
発明による化合物の工業的規模における製造で、当業者に公知の方法によって薬
理学上認容可能な塩に変換される。
専門的知識によれば、これらの塩と同様に本発明による化合物は、例えば結晶
状に解離する場合に、種々の量の溶剤を含むことができる。従って、本発明の範
囲に含まれるのは、すべての溶剤および特に式Iの化合物の塩のすべての水和物
のみでなく、すべての溶剤および特に式Iの化合物のすべての水和物である。
強調されるべき式Iの化合物は、
R1が1〜2C−アルキルであり、
R2が1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜7C−シクロ
アルキルメトキシ、あるいはフッ素によって完全にまたは大部分が置換された1
〜4C−アルコキシであり、
R3が1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜7C−シクロ
アルキルメトキシ、あるい
はフッ素によって完全にまたは大部分が置換された1−4C−アルコキシであり
、または、
R2およびR3が一緒になって1〜2C−アルキレンジオキシ基であり、
R4がR5によって置換されたフェニル基であり、
この場合R5は基R6によって置換された、テトラゾール−5−イル基であり、
この場合R6は水素、1〜7C−アルキル、3〜7C−シクロアルキル、3〜7
C−シクロアルキルメチル、またはAr−1〜4C−アルキル、
この場合Arは、R7および/またはR8によって置換されたかまたは置換され
ていないフェニル基であり、
かつR7およびR8が互いに独立して1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アル
コキシであるようなもの、および該化合物の塩である。
特に強調されるべき式Iの化合物は、
R1がメチルであり、
R2が1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜7C−シクロ
アルキルメトキシ、あるいはフッ素によって完全にまたは大部分が置換された1
〜2C−アルコキシであり、
R3が1〜4C−アルコキシ、3〜7C−シクロアルコキシ、3〜7C−シクロ
アルキルメトキシ、あるいはフッ素によって完全にまたは大部分が置換された1
〜2C−アルコキシであり、
R4がR5によって置換されたフェニル基であり、
この場合R5は、基R6によって置換されたテトラゾール−5−イル基であり、
この場合R6は水素、1〜7C−アルキル、5〜7C−シクロアルキル、3〜7
C−シクロアルキルメチルまたはAr−1〜2C−アルキルであり、
この場合ArはR7によって置換されたか、あるいは置換されていないフェニル
基であり、
かつR7が1〜2C−アルキルまたは1〜2C−アルコキシであるようなもの、
および該化合物の塩である。
好ましい式Iの化合物は、Rlがメチルであり、
R2が1〜4C−アルコキシであり、
R3が1〜4C−アルコキシであり、
R4がR5によって置換されたフェニル基であり、
この場合R5は、基R6で置換されたテトラゾール−5−イル基であり、
この場合R6は水素、1〜7C−アルキル、シクロヘキシルメチルまたは4−メ
トキシベンジルであるようなもの、および該化合物の塩である。
好ましい式Iの化合物の一つの実施態様は、
R1がメチルであり、
R2がメトキシまたはエトキシであり、
R3がメトキシまたはエトキシであり、
R4がR5によって置換されたフェニル基であり、
この場合R5は、基R6によって置換されたテトラゾール−5−イル基であり、
この場合R6は、水素、メチル、エチル、シクロヘキシルメチルまたは4−メト
キシベンジルであるようなもの、および該化合物の塩である。
殊に好ましい式Iの化合物は、
R1がメチルであり、
R2がエトキシであり、
R3がメトキシまたはエトキシであり、
R4がR5によって置換されたフェニル基であり、
この場合R5は基R6によって置換されたテトラゾール−5−イル基であり、
この場合R6は水素、メチル、エチル、プロピル、ヘキシル、シクロヘキシルメ
チルまたは4−メトキシベンジルであるようなもの、および該化合物の塩である
。
式Iの化合物は、4aおよび10b部位にキラル中心を有するキラル化合物で
ある。
したがって本発明は、すべての考えうる純粋なジアステレオ異性体および純粋な
光学異性体の双方、ならびにラセミ化合物を含有する任意の混合比のこれらの混
合物を有する。式Iの好ましい化合物は、4aおよび10b位の水素原子が互い
にシスであるものである。純粋なシス光学異性体は特に好ましい。
これに関連して、式Iの特に好ましい化合物は、出発物質として生じてもよい
旋光度[α]D 22=−57.1°(c=1、メタノール)の化合物(−)−シス
−4−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルピペリジン二
塩酸塩として同じ4aおよび10b位の絶対的配置を有し、かつそれはドイツ連
邦共和国特許第4217401号に記載されている。
光学異性体は公知の方法(例えば、相当するジアステレオ異性体化合物の生成
および分離による)で、分離されてもよく、または立体選択的合成法によって生
成されてもよい。このような生成過程および合成方法は、例えば欧州特許第24
7971号明細書およびドイツ連邦共和国第4217401号に記載されている
。
式Iの化合物のテトラゾール−5−イル基R5は、ベンゾナフチジン環を基に
したオルト位、メタ位またはパラ位のフェニル基R4のいずれにおいても結合し
てよい。
好ましい式Iの化合物は、ベンゾナフチリジン環を
基にしたメタまたはパラ位のフェニル基R4と結合させたテトラゾール−5−イ
ル基R5を有するものである。これに関する式Iの特に好ましい化合物は、テト
ラゾール−5−イルR5をパラ位結合したものである。
上記に示された意味を有するR1、R2、R3、R4およびR5、ならびにR
6が水素である式Iの化合物は、互いに平衡状態にある2つの互変異性型で生じ
る(テトラゾール−5−イルR5の1Hおよび2H型)。したがって本発明は、
任意の混合比において双方の互変異性型を有する。
テトラゾール−5−イル基R5への置換基R6(R6はHではない)の結合に
よって、2つの互変異性型の互変換は阻害される。したがって本発明はさらに、
双方が純性かつ任意の混合比の、基6によって置換された式Iの化合物、1H−
および2H−テトラゾール−5−イルに関する。しかしながら、式Iの化合物は
、基R6(R6はHではない)の1種によって2位を置換されたテトラゾール−
5−イルであるものが好ましい。
さらに本発明は、上記に示された意味を有するR1、R2、R3、R4である
式Iの化合物およびその塩の生成過程に関する。
本方法は次の点で特徴付けられる:
a)R1、R2およびR3が上記に示された意味を有
し、R4はテトラゾール−5−イル基R5によって置換されたフェニル基であり
、この場合テトラゾール−5−イル基R5自身は、水素であるR6によって置換
された式Iの化合物の製造過程において、R1、R2およびR3が上記に示され
た意味を有し、かつR4がシアン基によって置換されたフェニル基である、相当
する式Iの化合物を、アルカリ金属アジ化合物およびハロゲン化合物塩と反応さ
せるか、あるいは
b)R1、R2およびR3が上記に示された意味を有し、R4がテトラゾール−
5−イル基R5によって置換されたフェニル基であり、この場合テトラゾール−
5−イル基R5自身は水素ではないR6によって置換された、式Iの化合物の生
成において、相当する式II
の化合物は、環縮合に施され、かつその中で必要に応じて、a)またはb)によ
って得られる式Iの化合物の塩は、その後遊離化合物に変換される。
必要に応じて、得られる式Iの化合物を誘導によって式Iの他の化合物に変え
てもよい。例えば、R4がR5によって置換されたフェニル基であり、かつR6
が置換されていない1H−または2H−テトラゾール
−5−イル基である式Iの化合物を、アルキル化反応によって、相当する式Iの
置換されたテトラゾール化合物に変換してもよく、そのテトラゾール環の水素を
R6に挙げられる基によって、置き換えてもよい。反応は便宜上、当事者に公知
の方法、例えば1H−または2H−テトラゾール化合物が、塩基の存在下で式R
6−Xの化合物と反応することによって同様に実施され、この場合R6は水素を
除く上記の意味を有し、かつXは例えば塩素、臭素、ヨウ素原子または硫化アル
キル基のような適した脱離基である。通常アルキル化された形の1−および2−
置換のテトラゾール局所異性体混合物は、結晶化またはクロマトグラフィーのよ
うな当事者に公知の方法で、適した補助材料上に分離される。同様のテトラゾー
ルのアルキル化および局所異性体の分離は、例えば、J-Med.Chem.1996,39,2354
に記載されている。
環縮合は、ビシュラーナパラルスキ(Bischler-Napieralski)による(J.Chem
.Soc.,1956,4280-4282)当業者に公知の方法で、適した縮合剤例えば、ポリリン
酸、五塩化リン、三塩化リン、五酸化二リン、塩化チオニルまたは好ましくはオ
キシ塩化リンの存在下の不活性溶剤例えば、クロロホルムのような塩素化された
炭化水素あるいはトルエンまたはキシレンのような環状炭化水素中で、またはア
セトニトリルのような他の不活性溶剤で、あるいは過剰の縮合剤を用いることで
他の溶剤を用いずに、好ましくは使用した溶剤または縮合剤を高い温度で、特に
沸騰温度で、実施される。
R1、R2、R3およびR4が上記に示した意味を有する式IIは、相当する
式III
[式中、
R1、R2およびR3が上記に示した意味を有する]の化合物から、R4が上記
の意味を有し、かつYが適した脱離基、好ましくは塩素原子である、式R4−C
O−Yの化合物との反応によって、容易に得ることが可能である。例えば、次の
例に記載したベンゾル化を、アインホルン法(Einhorn Process)、ショッテン
・バウマン反応(The Schotten-Baumann Variant)によって、またはJ.Chem.Soc
.(C),1971,1805-1808に記載されているように実施する。
式R4−CO−Yの化合物は、知られたものであるか、あるいは当業者に公知
方法の反応によって、R4が上記に示された意味を有する、相当するカルボン酸
R4−COOHから生成されてもよい。
R4が上記に示された意味を有するR4−COOHの化合物が、知られたもの
かあるいは当業者に公知の方法で、テトラゾール成分中の置換されていないアル
カリ2−,3−または4−(1H−または2H−テトラゾール−5−イル)ベン
ゾエートを供給するアルカリ金属アジ化合物およびアンモニアのハロゲン化合物
塩との反応によってアルカリ2−,3−,4−シアノベンゾエートから得られて
もよい。この型の反応は、例えばJ.Med.Chem.1993,36,3246に記載されている
。必要に応じて、中間化合物は、上記に記載されたように式Iの1H−または2
H−テトラゾール化合物に、あるいは前述の文献にあるように、塩基の存在下で
、式R6−Xの化合物とのアルキル化によって、R4がR5によって置換された
フェニル基であり、R5が基R6によって置換された1H−または2H−テトラ
ゾール−5−イル基であり、かつR6は水素ではないが、R6として上記に挙げ
られた意味を有する1種である、アルカリ−R4−カルボキシレートに変換され
てもよい。
シス/トランスラセミ混合物および式IIIの純粋なシスラセミ化合物の製造
は、例えば米国特許第3,899,494号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第2123328号明細書、同第1695782号明細書に記載されている
。式IIIの化合物の純粋なシス光学異性体は、たとえば、欧州特許第0247
971号明細書およびドイツ連邦共和国特許第4217401号明細書に開示さ
れたような処理によって得ることが可能である。
本発明による物質は当業者に公知の方法で、例えば真空中で溶剤を留去し、か
つ適した溶剤から得られる残留物を再結晶化することによって、あるいは通常の
精製法の一つ、例えば適した保持体上のカラムクロマトグラフィーによって、解
離および精製される。
塩は、適した溶剤、例えば塩化メチレンまたはクロロホルムのような塩素化され
た炭化水素、あるいは好ましい酸または塩基を含有する、あるいは好ましい酸ま
たは塩基が後に付加された、低分子量脂肪酸アルコール(エタノール、イソプロ
パノール)中に遊離化合物を溶解することによって得られる。塩は溶剤を用いな
い濾過、再析出、析出によって、または溶剤の蒸発により付加塩として得られる
。得られた塩はアルカリ化または酸性化によって遊離化合物に変換されてもよく
、またそれは同様に塩に変換されてもよい。この方法で、薬理学的に認容可能で
はない塩を認容可能な塩に変換することが可能である。
次の例は、本発明の詳細を限定することなく例証するために提供する。さらに
その製法が明確に記載されていない式Iの他の化合物については、同様の方法ま
たは通常の処理技術を用いる当業者に公知の方法で製造されてもよい。
例において、m.p.は融点、hは時間、RTは室温、EFは実験式、MWは
分子量、calc.は計算したことを意味する。例で挙げられた化合物およびそ
の塩は本発明の好ましい対象物である。
実施例 最終生成物
1.(−)−シス−8,9−ジメトキシ−2−メチル−6−[4−(1H−およ び2H−テトラゾール−5−イル)フェニル−1,2,3,4,4a,10b− ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン
(−)−シス−6−(p−シアノフェニル)−8,9−ジメトキシ−2−メチ
ル−1,2,3,4,4a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフ
チリジン(出発化合物A)6.87g、アジ化ナトリウム1.37gおよび塩化
アンモニウム0.26gを、窒素雰囲気下でDMF40ml中で、35時間に亘
り110℃に加熱する。大部分のDMFを留去した後、残留物を、飽和炭酸水素
ナトリウムとn−ブタノールとの間に分配する。有機相を水で洗浄し、かつ濃縮
する。固体残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、また主要生
成物画分を分離し、濃縮する。固体の発泡残留物を、ジエチルエーテルおよび石
油エーテル1:1の混合物で撹拌しながら洗浄し、かつ吸引濾過する。表題化合
物3.85gがm.p.215−220℃(不明確)のわずかに黄色がかった微
細粉末として得られる。
EF:C22H24N6O2,MW:404.47
旋光度 [α]D 20=−76.9°(c=1、メタノ
ール)。
2.(−)−シス−8,9−ジメトキシ−2−メチル−6−[4−(2H−2− エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,10b− ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
(−)−シス−3(3,4−ジメトキシフェニル)−4−[4−(2H−2−
エチルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピペリジン(出発
化合物E)1.72gを、オキシ塩化リン6mlおよびアセトニトリル20ml
中で16時間に亘り、還流下で沸騰するまで加熱する。過剰のオキシ塩化リンを留
去した後、残留物を、ジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリムとの間に分配する
。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮する。固体残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィーによって精製し、また主要生成物の画分を分離し、
濃縮する。固体残留物を少量のメタノールに溶解し、この溶液を等量のHCl水
溶液で処理し、濃縮する。固体残留物を、メタノール/ジエチルエーテル中で再
析出させる。
EF:C24H28N6O2×1.3HCl×1.2H2O,
MW:501.55
旋光度 [α]D 20=−31.2°(c=1、メタノール)
相当する出発化合物F〜W(下記に記載)から出発し、次の表題化合物を実施
例2と同様に得る。
3.(−)−シス−8,9−ジエトキシ−2−メチル−6−[4−(2H−2− エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,10b− ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C26H32N6O2×HCl×0.95H2O,
MW:514.17;m.p.177〜180℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−62.1°(c=1、メタノール)。
4.(−)−シス−8,9−ジメトキシ−2−メチル−6−[4−(2H−2− メチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,10b− ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン
EF:C23H26N6O2,
MW:418.50;m.p.194℃
旋光度:[α]D 20=−121.0°(c=1、メタノール)。
5.(−)−シス−8,9−ジエトキシ−2−メチル−6−[[4−[2H−2 −(4−メトキシベンジル)テトラゾール−5−イル]フェニル]−1,2,3 ,4,4a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C32H36N6O3×1.15HCl×0.75H2O,MW:608.12
;
m.p.139〜145℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−17.4°(c=1、メタノール)。
6.(−)−シス−8,9−ジエトキシ−2−メチル−6−[4−(2H−2− メチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,10b− ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C25H30N6O3×1.15HCl×H2O,MW:506.50;
m.p.161〜168℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−34.7°(c=1、メタノール)。
7.(−)−シス−8,9−ジメトキシ−2−メチル−6−[[4−「2H−2 −(4−メトキシベンジル)テトラゾール−5−イル]フェニル]−1,2,3 ,4,4a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C30H32N6O3×1.25HCl×0.67H2O,MW:582.30
;m.p.151〜152℃
旋光度:[α]D 20=−5.75°(c=1、メタノール)。
8.(−)−シス−8,9−ジエトキシ−2−メチル−6−[4−(2H−2− シクロヘキシメチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4 a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C31H40N6O2×1.15HCl×1.20H2O,MW:592.27
;
m.p.172〜180℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−17.2°(c=1、メタノール)。
9.(−)−(シス)−9−エトキシ−8−メトキシ−2−メチル−6−[4− (2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4 a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン
EF:C25H30N6O2,MW:503.44;m.p.151〜152℃
旋光度:[α]D 20=−106.4°(c=1、メタノール)。
相当する塩酸塩の融点:
EF:C25H30N6O2×1.03HCl×1.05H2O,MW:503.44
;m.p.182〜185℃(不明確)
10.(−)−(シス)−8−エトキシ−9−メトキシ−2−メチル−6−[4 −(2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4, 4a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c],[1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C25H30N6O2×HCl×0.7H2O,MW:495.68;m.p.
189〜193℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−75.9°(c=1、メタノール)。
11.(−)−シス−8,9−ジエトキシ−2−メチル−6−[3−(2H−2 −エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,10b −ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C25H32N6O2×1.05HCl×0.6H2O,MW:509.68;
m.p.140〜153℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−97.0°(c=1、メタノール)。
12.(−)−シス−9−エトキシ−8−メトキシ−2−メチル−6−[3−( 2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a ,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C25H30N6O2×HCl×0.75H2O,MW:496.46;m.p
.146〜160℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−145.3°(c=l、メタノール)。
13.(−)−シス−8−エトキシ−9−メトキシ−2−メチル−6−[3−( 2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a ,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C25H30N6O2×HCl×0.60H2O,MW:493.83;m.p
.146℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−117.1°(c=1、メタノール)。
14.(−)−シス−8,9−ジメトキシ−2−メチル−6−[3−(2H−2 −エチルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,10b −ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C24H28N6O2×1.03HCl×0.69H2O,MW:482.47
;m.p.148〜160℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−92.2°(c=1、メタノール)。
15.(−)−シス−9−エトキシ−8−メトキシ−2−メチル−6−[4−( 2H−2−ヘキシルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4 a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C29H38N6O2×1.1HCl×0.5H2O,MW:552.79;m
.p.120〜135℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−49.7°c=1、メタノール)。
16.(−)−シス−9−エトキシ−8−メトキシ−2−メチル−6−[4−( 2H−2−プロピルテトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4 a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン塩酸塩
EF:C26H32N6O2×HCl×0.95H2O,MW:552.79;m.p
.143〜160℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−60.0°(c=1、メタノール)。
次の2つの化合物は、化合物1について記載された方法と同様にして得られる
。
17.(−)−シス−8,9−ジエトキシ−2−メチル−6−[4−(1Hおよ び2H−2−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4,4a,1 0b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン
EF:C24H28N6O2×0.61H2O,MW:443.5;m.p.239〜
244℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−62.3°(c=1、メタノール)。
18.(−)−シス−9−エトキシ−8−メトキシ−2−メチル−6−[4−( 1Hおよび2H−2−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4, 4a,−10b−ヘキサヒドロベンゾ[c][1,6]ナフチリジン
EF:C23H26N6O2×1.43H2O,
MW:444.2;m.p.225〜232℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−76.0°(c=1、メタノール)。出発化合物
A.(−)−シス−6−(p−シアノフェニル)−8,9−ジメトキシ−2−メ チル−1,2,3,4,4a,−10b−ヘキサヒドロベンゾ[c],[1,6 ]ナフチリジン
実施例2に記載された方法と同様に、表題化合物は(−)−シス−3−(3,
4−ジメトキシフェニル−4−(4−シアノベンズアミド)−1−メチルピペリ
ジンを縮合に使用する場合に得られる(化合物C)。
M.p.171〜174℃。
EF:C22H23N3O2,MW:361.45;m.p.171〜174℃。
B.(−)−シス−6−(p−シアノフェニル)−8,9−ジエトキシ−2−メ チル−1,2,3,4,4a,10b−ヘキサヒドロベンゾ[c],[1,6] ナフチリジン
実施例2に記載された方法と同様に、表題化合物は(−)−シス−3−(3,
4−ジエトキシフェニル−4−(4−シアノベンズアミド)−1−メチルピペリ
ジン(化合物D)を縮合に使用する場合に得られる。
EF:C24H27N3O2,MW:389.51;
旋光度:[α]D 20=−55.2°(c=1、メタノール)。
C.(−)−シス−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−(4−シアノベ ンズアミド)−1−メチルピペリジン
ジクロロメタン60ml中の4−シアノ塩化ベンゾイル(4−シアノ安息香酸
5.6gおよび塩化チオニルから得た)の溶液を、室温で10分間に亘り、ジク
ロロメタン100mlおよびトリエチルアミン5.6ml中の(−)−シス−4
−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルピペリジン(相当
する二塩酸塩(旋光度[α]D 20=−57.1°(c=1、メタノール)を希薄
な水酸化ナトリウム溶液で処
理した後、遊離塩基をジクロロメタンで抽出することによって得た)10gの溶
液に滴加する。約2時間に亘る撹拌の後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液
約150mlで抽出し、有機相をさらに2回に亘り毎回水150mlで洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥する。濃縮後に残存する粘稠な残留物を、カラムクロマ
トグラフィーによって精製する。真空内で濃縮された主要生成物の画分は、固体
の泡を形成する残留物11.2gを提供する。結晶状の表題化合物はアセトン中
での再析出によって得られる。
EF:C22H25N3O2,MW:379.46;m.p.141℃
D.(−)−シス−3−(3,4−ジエトキシフェニル)−4−(4−シアノベ ンズアミド)−1−メチルピペリジン
アミン成分として(−)−シス−4−アミノ−3−(3,4−ジエトキシフェ
ニル)−1−メチルピペリジン(化合物U)を用いて、化合物Cと同様に得た。
EF:C24H29N3O3,MW:407.52;m.p.119〜121℃
一般式R4−CO−Xの相当する4−(アルキルテトラゾール−5−イル)ベ
ンゾイルクロリドから出発し、次の表題化合物が、実施例Cと同様に得られる。
E.(−)−シス−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−[4−(2H− 2−エチルテトラゾール− 5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピペリジン
EF:C24H30N6O3,MW:450.55;m.p.166〜167℃
旋光度:[α]D 20=−93.9°(c=1、メタノール)。
F.(−)−シス−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−[4−(2H− 2−メチルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピペリジン
EF:C23H28N6O3,MW:436.52;m.p.155−157℃(不明
確)
旋光度:[α]D 20=−59.6°(c=1、メタノール)。
G.(−)−シス−3−(3,4−ジメトキシフェニル)−[4−[2H−2− (4−メトキシベンジル)テトラゾール−5−イル]ベンズアミド]−1−メチ ルピペリジン
EF:C30H34N6O4,MW:542.64;m.p.153〜154°
旋光度:[α]D 20=−83.6℃(c=1、メタノール)。
H.(−)−シス−3−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−4−[3−(2H −2−エチルテトラゾー ル−5−イル)−ベンズアミド]−1−メチルピペリジン
EF:C24H30N6O3,MW:450.54;m.p.69−82℃(不明確)
旋光度:[α]D 20=−28.2°(c=1、メタノール)。
一般式R4−CO−Xの相当する4−(アルキルテトラゾール−5−イル)ベ
ンゾイルクロリドから出発し、アミン成分として、旋光度[α]D 20=−35.
1°(二塩酸塩、固体泡沫の形の粗生成物、c=1、メタノール)を有する(−
)−シス−4−アミノ−3−(3,4−ジエトキシフェニル)−1−メチルピペ
リジン(化合物U)が使用される場合に、次の表題化合物は、化合物Cの製造方
法と同様に得られる。
I.(−)−シス−3−(3,4−ジエトキシフェニル)−4−[4−(2H− 2−エチルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピペリジン
EF:C26H34N6O3,MW:478.60;m.p.151.5〜152.5
℃
旋光度:[α]D 20=−91.4°(c=1、メタノール)。
K.(−)−シス−3−(3,4−ジエトキシフェニル)−4−[4−(2H− 2−メチルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピペリジン
EF:C25H32N6O3,MW:464.6;m
.p.176.5〜177.5℃
旋光度:[α]D 20=−89.4°(c=1、メタノール)。
L.(−)−シス−3−(3,4−ジエトキシフェニル)−[4−[2H−2− (4−メトキシベンジル)テトラゾール−5−イル]ベンズアミド]−1−メチ ルピペリジン
EF:C32H38N6O4,MW:570.7;m.p.163.5〜164.5℃
旋光度:[α]D 20=−80.8°(c=1、メタノール)。
M.(−)−シス−3−(3,4−ジエトキシフェニル)−4−[4−(2H− 2−シクロヘキシルメチルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチ ルピペリジン
EF:C31H42N6O3,MW:546.72;m.p.98〜99℃
旋光度:[α]D 20=−83.5°(c=1、メタノール)。
N.(−)−シス−(3,4−ジエトキシフェニル)−4−[4−(2H−2− エチルテトラゾール−5−イル)−ベンズアミド]−1−メチルピペリジン
EF:C26H34N6O3,MW:478.60;m.p.136℃
一般式R4−CO−Xの相当する4−(アルキルテ
トラゾール−5−イル)ベンゾイルクロリドから出発し、アミン成分として、(
−)−シス−4−アミノ−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−1−
メチルピペリジン(化合物V)を使用する場合に、次の表題化合物が化合物Cの
製造方法と同様にして得られる。
O.(−)−シス−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−4−[4− (2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)−ベンズアミド]−1−メチルピ ペリジン
EF:C25H32N6O3,MW:464.57;m.p.165〜167.5℃
旋光度:[α]D 20=−89.7°(c=1、メタノール)。
P.(−)−シス−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−4−[3− (2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)−ベンズアミド]−1−メチルピ ペリジン
EF:C25H32N6O3,MW:464.57;m.p.137〜138℃
旋光度:[α]D 20=−56.7°(c=1、メタノール)。
Q.(−)−シス−3−(3−エトキシ−4−メトキシフフェニル)−4−[4 −(2H−2−ヘキシルテトラゾール−5−イル)−ベンズアミド]−1−メチ ル ピペリジン
EF:C29H40N6O3,MW:520.68;m.p.101.5〜102.5
℃
旋光度:[α]D 20=−85.3°(c=1、メタノール)。
R.(−)−シス−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)−4−[4− (2H−2−プロピルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピ ペリジン
EF:C26H34N6O3,MW:478.60;m.p.160〜161℃
旋光度:[α]D 20=−88.0°(C=1、メタノール)。
一般式R4−CO−Xの相当する(4−アルキルテトラゾール−5−イル)ベ
ンゾイルクロリドから出発し、アミン成分として(−)−シス−4−アミノ−3
−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)−メチルピペリジン(化合物W)を
使用する場合に、次の表題化合物が化合物Cの製造方法と同様にして得られる。
S.(−)−シス−3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)−4−[4− (2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピペ リジン
EF:C25H32N6O3,MW:464.57;m.p.183〜184℃
T.(−)−シス−3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)−4−[3− (2H−2−エチルテトラゾール−5−イル)ベンズアミド]−1−メチルピペ リジン
EF:C25H32N6O3,MW:464.57;m.p.135〜136℃
旋光度 [α]D 20=−59.6°(c=1、メタノール)。
本明細書中に記載された実施例中において、相当する3,4−ジエトキシ、3
−エトキシ−4−メトキシ、または3−メトキシ−4−エトキシ化合物を使用す
る場合に、次の表題化合物が、ドイツ連邦共和国特許第4217401号明細書
に記載された方法と同様に得られる。
U.(−)−シス−4−アミノ−3−(3,4−ジエトキシフェニル)−1−メ チルピペリジン二塩酸塩
EF:C16H26N2O2×2HCl;MW:351.32;固体泡沫の形の粗生成
物として得られた;m.p.120℃の収縮および緩やかな潮解から、約150
℃までの不明確な融点範囲;
旋光度 [α]D 20=−35.1°(二塩酸塩、c=1、メタノール)。V.(−)−シス−4−アミノ−3−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル) −1−メチルピペリジン二塩酸塩
EF:C15H24N2O2×2HCl×0.96H2O,MW:354.52,m.
p.252〜254℃
旋光度:[α]D 20=−65.5°(c=1、メタノール)
W.(−)−シス−4−アミノ−3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル) −1−メチルピペリジンジ二塩酸塩
EF:C15H24N2O2×2HCl×0.32H2O,MW:346.06;m.
p.241〜243℃
旋光度 [α]D 2O=−59.5°(c=1、メタノール)。
商業的価値
本発明による化合物は、該化合物を商業的に利用可能なものとする価値ある薬
理学的特性を有する。環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ型3および型4の
選択的抑制剤(PDE3,PDE4)として、これらは一方では気管支の治療法
(拡張および線毛刺激の作用、また呼吸数増加作用および呼吸性衝動増加作用に
よる気道閉塞の治療のため)に適しているが、他方では殊に例えば、気道(喘息
予防)、皮膚、腸管、眼、関節の炎症性の性質をもつ疾患の治療に適しており、
この疾患は、化学伝達物質、例えばインターフェロン
、腫瘍壊死因子の1種、インターロイキン、ケモキン、コロニー刺激因子、成長
因子、脂質媒介物質(例えば、特にPAF、血小板活性化因子)、細菌性因子(
例えばLPS)、免疫グロブリン、酸素の遊離基および遊離基に関するもの(例
えば窒素、一酸化炭素NO)、生体アミン(例えばヒスタミン、セロトニン)、
キニン(ブラジキニン)、神経系化学伝達物質(例えば物質P、ニューロキニン
)、タンパク質、例えば白血球の粒状含量(特に好酸球のカチオンタンパク質)
および付着性タンパク質(例えばインテグリン)によって仲介される。本発明に
よる化合物は、例えば気管支系領域中の血液循環および遠心性尿排泄の平滑筋弛
緩作用を有する。さらに本発明による化合物は、例えば気管支系における線毛振
動増加作用を有する。
これに関連して、本発明による化合物は、低毒性、良好なヒト受容性、良好な
腸管内吸収、かつ広い治療範囲、副作用の不在および良好な水溶性といった高い
生物学的利用能により区別される。
これらのPDE抑制の性質のために、本発明による化合物は人体医学および獣
医学における治療法の場合に使用されてもよく、この場合この化合物は例えば次
の疾病;種々の要因(気管支炎、アレルギー性気管支炎、気管支喘息)からの、
急性および慢性(特に炎症性およびアレルゲン誘発性)の気道疾患;線毛活性の
減少または線毛クリアランス要求の増加を伴う疾患(
気管支炎、膵臓線維症);皮膚病(特に増殖型、炎症型およびアレルギー型)例
えば、乾癬(尋常性)、毒性およびアレルギー性の接触湿疹、アトピー性湿疹、
脂漏性湿疹、単純苔癬、日焼け、肛門痒み症、円形脱毛症、肥厚性瘢痕、円板状
エリテマトーデス、ろ胞性および広範性膿皮症、内因性および外因性の座瘡、酒
土性座瘡および他の増殖性、炎症性さらにアレルギー性の皮膚疾患;TNFおよ
びロイコトリエンの過剰な放出に基づく疾患、すなわち例えば、関節炎型の疾患
(リウマチ性関節炎、リウマチ性脊椎炎、骨関節炎および他の関節の症状)、全
身性エリテマトーデス、免疫系の疾患(AIDS)、AIDSに関連する脳症、
真性糖尿病(型I、自己免疫性糖尿病)、多発性硬化症およびウイルス、細菌ま
たは寄生虫から誘発されるタイプの髄鞘脱落症、大脳マラリアまたはライム病、
ショック症状(敗血性ショック、エンドトキシンショック、グラム陰性菌敗血症
、毒素ショック症候群およびARDS(成人呼吸困難症候群)ならびに、胃腸領
域中の全身性炎症(クローン病および潰瘍性結腸炎);上部気道(咽頭、鼻)お
よびその隣接域(副鼻腔、眼)におけるアレルギー性および/または慢性の偽免
疫反応に基づく疾患、例えばアレルギー性鼻炎/アレルギー性副鼻腔炎、慢性鼻
炎/慢性副鼻腔炎、アレルギー性結膜炎さらに鼻ポリープ;ならびに記憶疾患お
よびアルツハイマー病といった中枢神経系の疾患、カ
ンジタ症、リーシュマニア症およびらい病の治療および予防のために使用されて
もよい。
また、血管緊張低下活性のために、本発明による化合物は、種々の要因、例え
ば高い肺動脈圧およびそれに伴う随伴性の徴候による高血圧疾患の治療、勃起機
能不全または腎結石と関連した腎臓および尿管の痛痛の治療に使用されてもよい
。
しかし、これらのcAMP増加反応のために、さらに本発明による化合物は、
PDE抑制剤により治療できる例えば心不全のような心疾患に使用されてもよく
、さらに抗血栓物質、血小板凝集阻止物質として使用されてもよい。
さらに本発明は、前述の疾病の1種を患うヒトを含む哺乳類の治療方法に関す
る。この方法は、治療上有効かつ薬理学的に認容可能な量の本発明による化合物
の1種またはそれ以上を、それら疾病を患う哺乳類に投与することからなる。
また本発明は、これらの疾病、特に挙げられた疾病の治療および/または予防
に使用するための、本発明による化合物に関する。
さらに本発明は、挙げられた疾病の治療および/または予防のための医薬品に
関し、かつそれらは、1種またはそれ以上の本発明による化合物を含む。
そのうえ本発明は、挙げられた疾病の治療および/または予防に使用される医
薬品の製造のための、本発
明による化合物の使用に関する。
有利なことに、さらに本発明による物質は、cAMP刺激等をもたらす他の物
質、例えばプロスタグランジン(PGE2、PG12およびプロスタサイクリン
)およびこれらの誘導体との組合せに適しており、例えばフォルスコリンおよび
その関連物質のようなアデニル酸シクラーゼ、またはカテコールアミンおよびア
ドレナリン受容体作用物質、特にベーター模擬体のような間接的にアデニル酸シ
クラーゼを刺激する物質を指示する。この場合には、前記物質は、組合せの場合
にcAMP分解抑制作用により、相乗的な、過剰相加作用を示す。これは例えば
、肺高血圧症の治療のために、PGE2との組合せた物での使用の場合に生ずる
。
医薬品は当業者に公知の方法で製造される。医薬品として、本発明による化合
物(=有効な化合物)は、単独で、あるいは好ましくは適切な製薬学的添加剤例
えば、錠剤、コーチング錠、カプセル剤、坐剤、パッチ、乳濁液、懸濁液、ゲル
剤または溶液の形のものと組み合わせて使用されてもよく、この場合、有効な化
合物の含量は有利には0.1%〜95%である。
当業者であれば、専門的な知識に基づいて、望ましい医薬品製剤に適した添加
剤のことは熟知している。溶剤、ゲル形成剤、軟膏基剤および他の有効な化合物
の賦形剤とともに例えば、酸化防止剤、分散剤、乳化
剤、保存剤、溶解助剤または浸透促進剤は使用可能である。
気道疾患の治療のために、本発明による化合物は、さらに好ましくは吸入によ
り投与される。この目的で、該化合物は、粉末(好ましくは微粉化された形状)
として直接的に、または該化合物を含有する溶液あるいは懸濁液の噴霧によって
投与される。調製および投与形態に関しては、例えば、欧州特許第163965
号明細書中の発明の詳細な説明に引用されている。
皮膚病の治療のために、本発明による化合物は特に局所的な適用に適した医薬
品の形態で使用される。これら医薬品製造のために、本発明による化合物(有効
な化合物)は、好ましくは適した製薬学的添加剤と混合させ、かつ適した医薬品
製剤を得るために付加的に処理をおこなう。挙げられてもよい医薬品製剤は、例
えば粉末剤、乳濁液、懸濁液、噴霧剤、オイル剤、軟膏、脂性軟膏、クリーム剤
、ペースト剤、ゲル剤または溶液である。
本発明による医薬品は、自体公知の方法によって製造される。有効な化合物の
投与は、PDE抑制剤の通常の量の程度で行われる。したがって、皮膚病の治療
のための局所的な適用形態(たとえば軟膏)は、有効な化合物を例えば0.1〜
99%の濃度で含む。吸引による投薬量は、通常0.1〜3mg/日である。全
身療法(p.o.またはi.v.)の場合の常用量は、0.0
1〜10mg/kg/日である。生物学的研究
細胞レベルでのPDE4抑制の研究で、炎症細胞の活性は特に重要性を有する
。挙げられてもよい例として、好中球のFMLP(N−ホルミルメチオニルロイ
シルフェニルアラニン)により誘発された超酸化物の産生があり、それはルミノ
ールによって強化された化学発光によって測定されてもよい[McPhail LC,Stru
m SL,Leone PA and Sozzani S,The neutrophil respiratory burst mechanism
.In“Immunology Series”1992,57,47-76;ed.Coffey RG(Marcel Decker,New Yo
rk-Basel-Hong Kong)]。
化学発光を抑制する物質、および/またはサイトカインの分泌、および/また
は炎症細胞内の炎症増加化学伝達物質、例えば、Tリンパ球、単球、マクロファ
ージおよび顆粒白血球の分泌は、PDE4またはPDE3およびPDE4を抑制
するものである。特に後者のホスホジエステラーゼ群の同位酵素は特に顆粒白血
球を代表する。この同位酵素の抑制により細胞内のサイクリックAMP濃度の増
加、ひいては細胞活性の抑制が生じる。したがって本発明の物質によるPDE4
抑制は、炎症過程における免疫抑制の中心的な指標である(Giembycz MA,Could
isoenzyme-selective phosphodiesterase inhibitors render bronchodilatory
therapy redundant in the treatment of bronchial
asthma? Biochem Pharmacol 1992,43 2041-2051;Torphy TJ et al.,Phosphodi
esterase inhibitors:new opportunities for treatment of asthma.Thorax19
91,46,512-523;Schudt C et al.,Zardaverine:acyclic AMP PDE3/4 inhibit
or.In“New Drug For Asthma Therapy”,379-402,Birkhaeuser Verlag Basel
1991;Schudt C et al.,Influence of selective phosphodiesterase inhibito
rs on human neutrophi l functions and levels of cAMP and Ca.Naunyn-Schm
iedebergs Arch Pharmacol 1991,344, 682-690;Tenor H and Schudt C,Analys
is of PDE isoenzyme profiles in cells and tissues by pharmacological met
hods.Int“Phosphodiesterase Inhibitors”,21-40,“The Handbook of Immu
nopharmacology”,Academic Press,1996;Hatzelmann A et al.,Enzymatic an
d functional aspects of dual-selective PDE3/4-inhibitors.In“Phosphodie
sterase Inhibitors”,147-160,“The Handbook of Immunopharmacology”,A
cademic Press,1996.)。
A.方法論
1.PDE同位酵素の抑制
PDE活性はシンプソン(Thompson)ら(1)に従っていくつかの修正(2)
がなされた上で測定された。試験試料は、40mMトリスHCl(pH7.4)
、5mMMgCl2、0.5μM cAMPまたはc
GMP、[3H]cAMPまたは[3H]cGMP(約50,000cpm/試料
)を含有し、PDE同位酵素による特異的な添加については、下記に詳細が記載
されており、総試料量200μl中の抑制剤および酵素溶液のアリコートの濃度
が指摘された。DMSO中で研究すべき化合物の保存溶液を、PDEの活性に対
する1つの効果を避けるために、試験試料中のDMSO含量が1容量%を超えな
い程度の濃度で調製し、37℃で5分に亘るプレインキュベーションの後、反応
は基質(cAMPまたはcGMP)の添加によって開始された。試料を37℃で
さらに15分に亘りインキュベートした。反応を0.2NHClの添加によって
終結させた。氷上で10分間の冷却および5’−ヌクレオチダーゼ(ガラガラヘ
ビ属のアトロトキシン由来のヘビ毒)25μgの添加の後、混合物を再び37℃
で10分間インキュベートし、次いでこの試料をQAEセファデックスA−25
カラムに導入した。このカラムを30mMギ酸アンモニウム2ml(pH6.0
)で溶出した。溶出液の放射活性を測定し、かつ相当する空試験値によって修正
した。加水分解されたヌクレオチドの割合は、元来の基質濃度の20%を超える
ことはなかった。
牛の脳からのPDE1(Ca2+/カルモジュリン依存型):この同位酵素の抑制
を、Ca2+(1mM)およびカルモジュリン100mMの存在下で、基質とし
てのcGMP(3)を用いて検査した。
ラットの心臓からのPDE2(cGMP−刺激型)クロマトグラフ法で精製さ
れ[Schudt et al.(4)]、cGMPの存在下で基質としてcAMPを用いて
検査した。
PDE3(cGMP−抑制型)およびPDE5(cGMP−特異的)を基質と
してのcAMPまたはcGMPを用いて、ヒト血小板のホモジェネート中[schu
dt et al.(4)]で検査した。
PDE4(cAMP−特異的)を、ヒト多形核リンパ球(PMNL)[リンパ
球濃縮物より解離されたSchudt et al.(5)参照]の細胞質ゲル中で、基質と
してcAMPを用いて検査した。PDE3抑制剤モタピゾン(1μM)は、血小
板の汚染に由来するPDE3活性を抑制するために使用された。
2.統計値
IC50値は、グラフパッドインプロットプログラム[GraphPad InPlotTM(Gra
phPad Software Inc.,Philadelphia,USA)]を用いた非線形回帰による濃度抑制
曲線で測定された。 B.結果
次の第1表には、本発明の化合物のために上記項目A1によって決定された抑
制濃度[-log IC50(mol/l)としての抑制濃度]は、種々のPDE同位酵素につ
いて示されている。化合物の番号は例の番号と一致する。
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY
,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU
,BA,BG,BR,CA,CN,CZ,EE,GE,
HU,ID,IL,JP,KR,LT,LV,MK,M
X,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,TR
,UA,US,VN,YU,ZW
(72)発明者 ヴォルフ リューディガー ウルリッヒ
ドイツ連邦共和国 コンスタンツ ヘーベ
ルシュトラーセ 3
(72)発明者 トーマス マーティン
ドイツ連邦共和国 コンスタンツ ゾネン
ビュールシュトラーセ 73
(72)発明者 トーマス ベーア
ドイツ連邦共和国 コンスタンツ ブラー
ラーシュトラーセ 16
(72)発明者 ロルフ−ペーター フンメル
ドイツ連邦共和国 ラドルフツェル アル
トボールシュトラーセ 32
(72)発明者 アルミン ハッツェルマン
ドイツ連邦共和国 コンスタンツ アルタ
ー ヴァル 3
(72)発明者 ヒルデガルト ボス
ドイツ連邦共和国 コンスタンツ フルー
アヴェーク 3アー
(72)発明者 ロルフ ボイメ
ドイツ連邦共和国 コンスタンツ ボール
シュトラーセ 13
(72)発明者 ハンス−ペーター クライ
ドイツ連邦共和国 アレンスバッハ イム
ヴァインベルク 3ベー
(72)発明者 ディートリッヒ ヘフナー
ドイツ連邦共和国 コンスタンツ ベート
ーヴェンシュトラーセ 5
(72)発明者 カール−ヨーゼフ ゲーベル
ドイツ連邦共和国 ラドルフツェル イム
キルヒェンタール 12
(72)発明者 ディーター フロッケルツィ
ドイツ連邦共和国 アレンスバッハ アッ
カーヴェーク 26