JP2001514567A - 心臓不整脈を治療するための方法と装置 - Google Patents

心臓不整脈を治療するための方法と装置

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Abstract

(57)【要約】 このような治療を必要とする患者の心臓の細動除去又は電気的除細動を実行するインプラントされるシステムが、複数の主電極(A50、B51)、電源(図示せず)及び制御回路(内側(13))を備える。少なくとも1つの補助電極(c25)も含むのが望ましい。複数の主電極(A50、B51)は、心臓(RV32)の第1の部分中の事前決定された電流経路に沿って細動除去パルスを送出するように構成されており、この電流経路が心臓の第2の部分(LV34)中の弱いフィールド領域を画定している。この少なくとも1つの補助電極(C52)は、補助パルスを、一次ショックフィールド強度が最小又はこれに近い心臓の部分に送出するように構成されている。この制御回路は主電極(A50、B51)、補助電極(C52)及び電源(図示しない)と動作可能に結合しており、この制御回路は、補助電極(C52)を通って弱いフィールド領域中での伝搬に中止を誘導するに十分な補助パルス(図示せず)を含む電気的除細動シーケンスを送出するように構成されていて、この送出の後に細動除去パルスが、弱いフィールド領域中での伝搬の中止間に主電極(A50、B51)を通って送出される。

Description

【発明の詳細な説明】 心臓不整脈を治療するための方法と装置 発明の分野 本発明は、心臓不整脈、特に心室性細動あるいは心室性線維攣縮(ventricula rfibrillation)の治療のための方法とインプラント可能な(implantable)装置 に関する。 発明の背景 インプラント可能な細動除去装置の開発における目的の1つは、ショックコン デンサー(shock capacitor)の大きさを小さくし、それによりインプラント可 能な装置を小型化できるように、この装置が生起するショックの強さを弱めるこ とである。この目標を達成するためにいくつかの方法が試みられている。Tacker らへの米国特許第4,780,145号には、心室全体にわたる電極間の電流密度が均一 でない、単一パルス細動除去システムの問題が論じられている。Tackerは、2つ の細動除去パルスが異なる電流経路に沿って送出される、続発パルスによる多重 電流経路の細動除去方式について述べている。 Adamsらへの米国特許第5,536,764号とBergらへの米国特許第5,344,430号の両 方とも、2つ以上の続発するパルスを用いたインプラント可能な細動除去システ ムについて述べているが、しかしやはり全てのパルスが細動除去パルスである。 同様に、Kallokへの米国特許第5,324,309号は、時間的に重なり合う続発する細 動除去パルスについて述べている。Adamsらは、4つの別々の細動除去の試みの 後に、ある線維攣縮あるいは細動のエピソード(fibrillation episode)におい て変換閾値が時間とともに増加するために治療を終了したことと、患者が長く続 く細動の後に脳障害に苦しむ傾向があることを指摘している。それ故、初 期の試行により細動除去に成功する可能性を増大させることが強く望まれている 。それは、ショック強度の低減とは常に両立するとは限らない目標である。 他のインプラント可能な細動除去装置は、ペーシング(pacing)パルスまたは 処置前パルスを用いる。Krollらへの米国特許第5,366,485号とMowerらへの米国 特許第4,559,946号の両方とも、細動除去パルスとしてペーシングパルスまたは 処置前パルスが同じ電極を通って送出される細動除去装置について述べている。 Adamsへの米国特許第4,693,253号とHedbergへの米国特許第5,431,682号の両方と も、ペーシングパルスが細動除去の後に送出される細動除去装置について述べて いる。Kreyenhagenらへの米国特許第5,282,836号は、別々の細動除去電極のセッ トを通って送出される細動除去パルスに先立って、ペーシングパルスがペーシン グ電極を通って送出される、心房の細動除去装置について述べている。 Plessらへの米国特許第5,489,293号は、連続した心拍数または電位図の変化、 または不整脈中の特徴を感知すると同時に、続発する細動除去ショックを迅速に 与えることによって、心臓の頻脈性不整脈を治療するための低電圧細動除去装置 について述べている。 Hedbergらへの米国特許第5,464,429号は、細動除去パルスに先行して送出され る刺激パルスが(前者は別個の細動除去電極を通って送出される)、ペーシング 電極として通常は働く電極を通って送出される装置について述べている。刺激パ ルスの大きさは、ペーシングパルスより大きく、細動除去パルスより小さく、ま た、刺激電極の周りに治療抵抗性領域(refractory area)が作り出されると言 われている。しかしながら、刺激パルスは、細動除去電極の弱い電界領域に特に 置かれる電極よりもむしろ、ペーシング電極として供する電極を経由して送出さ れている。二相細動除去パルス(biphasic defibrillation pulse)の第一相に 対する、逆極性(reverse polarity)の刺激パルスの使用については開示されて いない。 (InControl社の)Adamsらへの米国特許第5,282,837号(また分割出願第5,282 ,837号を参照)は、図1とその添付テキストにおいて、第1先端電極42が左心 室に隣接する冠状静脈洞内に、第2環状電極44が左心房下の冠状静脈洞内に、 そして第3電極46が右心房または上大静脈内にあるように、リード線36が冠 状静脈洞内に挿入される、心房細動除去装置とその方法について述べている。第 1電極は感知電極として働き、第2電極は(冠状静脈洞内において)感知と細動 除去電極として働き、第3電極は感知と細動除去電極として働く(5欄57行か ら6欄12行を参照)。 Adamsらへの米国特許第5,433,729号(PCTの国際公開第WO92/18198号に対応す る)は、Adamsの‘837のCIPである。Adamsの‘729は、図9とその添付 テキストにおいて、上述の内容に基づいて構成されたリードシステム250につ いて述べている。第1(右心室)リード252は、長く大表面積の電極256、 末端または先端の感知電極258とリング状または近位の電極260を備えてな る。感知電極258と260は、右心室の壁内にそしてそれと接して設置され、 長い電極256は右心房内に置かれる。第2の(冠状静脈洞)リード254は、 先端または末端の検出電極264、リング状のまたは近位の検出電極266と第 2の長く大表面積の電極262を備えてなる。末端と近位の電極264、266 は、どちらも左心室に隣接して大静脈内にあり、長い電極264は、左心房下の 冠状静脈洞内にある。右心室感知電極258、260は、第一検出増幅器50の 入力サイト50a,50bに連結されていて、大静脈検出電極264、266は 、第二検出増幅器52の入力サイト52a,52bに連結されている。これは、 右心室と左心室の感知を提供し、また心房へのエネルギー伝播の同期を取るため の脱分極活性波の非同時的な検出を提供する(15欄34行から16欄54行; 5欄62−64行を参照)。 (Medtronic社の)Mehraへの米国特許第5,014,696号は、冠状静脈洞の開口 に隣接する領域から大静脈内まで延びた冠状静脈洞電極が、皮下プレート電極と 右心室電極と組み合わせて用いられる、心内膜細動除去電極システムについて述 べている。冠状静脈洞電極78は、左心室の空洞86を取り囲む(5欄50行〜 51行と図5B)。それは、「電極78が大静脈80を通って心臓の尖79の方 に向かって上から下に延びないようにすることが重要である。」と述べられてい る(5欄28行〜30行)。(Medtronic社の)Mehraらへの米国特許第5,165,403 号は、「冠状静脈洞と大心臓静脈内に」置かれる心房細動除去電極112につい て述べている。 (1988年12月15日に出願された、Medtronic社の)Bardyへの米国特許 第5,099,838号は、皮下プレート電極と右心室電極との組み合わせてが用いられ る大静脈内の細動除去電極について述べている。大静脈電極に関して、5欄20 行〜33行において、「そのように取り付けられた場合、長い細動除去電極78 は、冠状静脈洞74の開口に隣接する点から大静脈80内に延びる」とはっきり 記載している。これは、一般に心室細動除去電極74から適切に間隔を置いた大 表面積細動除去電極を提供し、左心室77の領域内における適切な電流配分を与 えている。電極78をできるだけ心臓の周りに広げることが望ましい。しかしな がら、電極78を、大静脈80を通って下向きに心臓の尖79に向かって延ばさ ないようにすることが重要である。なぜならば、そうした場合、冠状静脈洞と右 心室の電極が互いに接近して、適切な電流配分を妨げるからである。(1991 年8月27日に出願の)Bardyへの米国特許第5,193,535号は、さらに大静脈電極 について述べている。7欄31〜35行において、「冠状静脈洞のリードは、冠 状静脈洞内と大静脈内112部位に置かれる細長い電極を提供し、それは、おお よそ大静脈が心尖に向かって下方に向きを変える点に達するまで、心臓の周囲に 延びている」と記載されている。 (Siemensの)Bowaldらへの米国特許第5,431,583号は、電極が冠状静脈洞を 通って心臓の末梢静脈内に配置される、心室細動除去電極システムについて述べ ている。そこにおいて用語「末梢静脈」は、「心臓の基部と頂部の間を走る冠状 の血管の静脈側」を含むものとして定義されている。これは、中小の心臓静脈と 心臓の基部から頂部まで走る部分の大心臓静脈を含む。この「末梢静脈」の定義 ゆえに、心臓の基部に沿って走る、先行技術の電極システムにおける電極配置の 場所として用いられた大心臓静脈の部分が除外されている。電極は、内壁に対し て圧力を加えるよう螺旋形をしており(4欄14〜17行)、血液は妨げられず にその螺旋形の内部を通って流れることができる(4欄46〜48行)(またBo waldへの米国特許第5,423,865号を見よ)。このようなステント型の電極は調節 または除去が難しい。単純なショックのパターンのみがBowaldにおいては述べら れていて、有効な電極構成とショックパターンは、示唆も開示もされていない。 (Medtronic社の)Minらへの米国特許第5,690,686号は、冠状静脈洞または大 静脈若しくはその両方の電極が、右心房または上大静脈若しくはその両方の電極 と皮下電極と、インプラント可能な細動除去装置のハウジングの形で連結してい る、心房細動除去の方法について述べている。また、その装置は心房または心室 若しくはその両方の細動除去装置として使用されることが望ましいとも述べられ ている(2欄26〜35行)。 前述の観点により、本発明の第1の目的は、心外膜電極の配置のために胸腔へ の侵入を必要としない、心臓不整脈治療のためのインプラント可能なシステムを 提供することである。 本発明の第2の目的は、特に心室性細動の場合に、第1電気的除細動パルスを 投入する際の電気的除細動の成功可能性が増大されるインプラント可能な電気的 除細動システムを提供することである。 本発明の第3の目的は、電気的除細動(カルジオバージョン)のショック強度 、 特に細動除去のショック強度の低減を可能にする、心臓不整脈治療のためのイン プラント可能なシステムを提供することである。 発明の概要 本発明の第1の態様は、患者の心臓の細動除去または電気的除細動(カルジオ バージョン)のためのインプラント可能なシステムである。このシステムは、複 数の主電極と、電源、制御回路を備えてなる。複数の主電極は、心臓の第1の部 分の所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送出するために構成されるととも に、これらの主電極の第1の電極は、冠状静脈洞を通って左心室の表面の静脈内 に配置できるよう構成されている。その制御回路は、電源と主電極と有効に結合 され、またそれは、主電極を経由して細動除去パルスを送出するために構成され ている。 本発明の第2の態様は、心臓の細動除去または電気的除細動(カルジオバージ ョン)による治療を必要とする患者のためのインプラント可能なシステムである 。このシステムは、複数の主電極と、少なくとも1つの補助電極、電源、制御回 路を備えてなる。この複数の主電極は、細動除去パルスを心臓の第1の部分にお ける所定の電流経路を経由して送出するように構成されているとともに、その電 流経路が心臓の第2の部分における弱電界領域を規定するようになっている。そ の弱電界領域は、細動除去ショックの電界強度が最小の部分またはその近辺であ る心臓の一部分である。少なくとも1つの補助電極は、補助パルスを弱電界領域 へ送出するために構成されている。制御回路は、主電極、補助電極、電源と有効 に結合され、補助電極を経由して弱電界領域内の膜透過電位を変えるに十分な補 助パルスを含む電気的除細動パルス列を送出するように、またそれに引き続いて 、弱電界領域内の補助パルスによって与えられる電気生理学的効果が存在する間 に、主電極を経由して細動除去パルスを送出するように構成される。 前述の装置の1つの好ましい実施態様は、細動除去の治療を必要とする患者の 心臓の心室にインプラント可能な装置である。そのシステムは、複数の主電極、 少なくとも1つの補助電極、電源、制御回路を備えてなる。複数の主電極は、心 臓の第1の部分内の所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送出するように構 成され、その電流経路が心臓の第2の部分内の弱電界領域を規定するようになっ ている。当該少なくとも1つの補助電極は、補助パルスを弱電界領域へ送出する ために構成されていると共に、この補助電極は、冠状静脈洞を通り、左心室の表 面上の血管内に位置付けるように構成されている。制御回路は主電極、少なくと も1つの補助電極と電源と有効に結合され、該制御回路が、単一相補助パルスを 含む電気的除細動パルスの連続を補助電極を経由して送出し、引き続いて二相細 動除去パルスを主電極経由で送出するように構成される。細動除去パルスは、補 助パルス送出後20ミリセカンド以内に送出され、細動除去パルスの第1相は補 助パルスと反対の極性になっている。 主電極と補助電極は、1つ以上の経静脈リード(transvenous lead)によって担 持されてもよいし、またインプラント可能な細動除去ハウジングによりその外表 面において電極を担持してもよい。 本発明の別の実施態様においては、続発する電気的除細動パルスの順序を逆転 してもよい。主電極経由の細動除去パルスを発し、引き続いて、弱電界領域内の 一次パルスによって与えられる電気生理学的効果がまだ残っている間に補助電極 経由で弱電界領域内の膜透過電位を変えるに十分な補助パルスが送出される。そ れ以外では、2つのショックのパラメータ(時間間隔、ショック強度、および極 性)は同じである。しかしながら、補助パルスが、一次または細動除去パルスの 後に送出される場合、補助パルスは、二相パルスであることが好ましい(ここで 、一次パルスは単一相に選択されているかもしれない)。 本発明のさらに別の目的は、患者の心臓の電気的除細動(カルジオバージョン) または細動除去のために有効な電極リードである。そのリードは、末端部分を有 する経静脈電極リード(transvenous electrode leads)を含み、端末部分の右心 房心耳または右心室流出路内における位置付けのために構成され、主電極は、電 極リードに接続され、その端末部分上に置かれる。 本発明の前述のそして他の目的と態様は、ここの図面と以下に示す実施例にお いて、より一層詳細に説明される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明を実施するための装置における好ましい電極配置のセットの図 である。 図2は、本発明の装置において用いられる制御回路の概略図である。 図3は、本発明を実施するために用いることができる波形図である。 図4は、本発明を実施するために用いることができる好ましい波形図である。 図5は、本発明を実施するための装置における心臓電極の配置の好ましいセッ ト図である。 図6は、図5に示される装置を実施するために用いられる心内膜電極の図であ る。 図7は、本発明の装置が、どのようにして導出治療(therapy delivered)を 制御するために修正されるかを示す概略図である。 図8は、下記の実施例1に用いられる制御を含む、13の治療手続きを示す概 略図である。 図9は、図8に基づく補助ショックを用いるパルス方式のための細動除去閾値 における平均送出エネルギーのヒストグラムを示すグラブである。 図10は、ジュールではなく立ち上がり電圧として表されている送出エネルギ ーを除いた図9に類似しているグラフである。 図11は、下記の実施例2に記述する閉胸した犬のモデルにおける経静脈電極 (tranvenous electrodes)の配置の概略図である。 図12は、下記の実施例2で用いられる7つの治療プロトコルの概略図である 。 図13aは、本発明を実施するために用いることができる波形と電極構成セッ トの図である。 図13bは、本発明を実施するために用いることができる波形と電極構成セッ トの図である。 図13cは、本発明を実施するために用いることができる波形と電極構成セッ トの図である。 図13dは、本発明を実施するために用いることができる波形と電極構成セッ トの図である。 発明の詳細な説明 本発明は、(電気的除細動(カルジオバージョン)を含む)細動除去のための ショックまたはパルスを伴う、心房性細動を含むあらゆる形態の心臓頻脈性不整 脈の治療に用いることができる。特に、多形性心室性頻脈と心室性細動(線維攣 縮)の治療に用いることが好ましい。 解剖学的には、心臓は、繊維性骨格と、弁、大動脈幹、肺動脈、心臓チャンバ ーの筋肉塊(すなわち、左右の心房および左右の心室)とを備えてなる。図1に 示される心臓30の概略図示部分は、右心室“RV”32、左心室“LV”34 、右心房“RA”36、左心房“LA”38、上大静脈48、冠状静脈洞“CS ”42、大心臓静脈44、左肺動脈45と、冠状静脈洞口(coronary sinusostiu m)または“os”40を含む。 心臓内の血流の原動力は、心筋の活発な収縮によってもたらされる。この収縮 は電気的信号として検出することができる。心臓の収縮は、SA結節の細胞とそ れを包囲する心房の心筋繊維において始まる波動パターンからはじまり、それか ら心房に進み、引き続いてAV結節を通過して、少し遅れて心室内に進行する電 気的刺激によって引起こされる。 心拍周期の開始は、通常、体表面心電図における小さな正の波であるP波によ る。このP波は、心房の脱分極を引起こす。P波に引き続いて、120ミリセカ ンド(ms)の時定数を持って実質上一定である心拍周期部分が来る。 本発明の様々な実施態様を、図1を参照して示す。図1の細動除去装置10は 、密封された電気回路15を含むインプラント可能なハウジング13を含む(図 2を参照)。このハウジングは、ハウジングの活性的な外側の部分16を含む電 極を含む。ハウジング13は、G.Bardyによる米国特許第5,292,338号に述べられ ている周知の技術に従って、患者の左または右の胸部内に(例えば、左または右 の胸部の皮下または筋肉下、または、左または右(左が好ましい)の腹部の皮下 または筋肉下であって、ここで左の胸部が最も好ましい)インプラントあるいは 移植されることが好ましい。 このシステムは、第1カテーテル20と第2カテーテル21を備えてなる。そ の何れも、心臓への外科手術による切開を必要とせずに、心臓内に(典型的には 上大静脈または下大静脈を通って)挿入することができる。ここで用いられる用 語「カテーテル」は、「スタイレット(stylet)」を含むものであり、用語「リー ド」と相互に代替的に用いられる。カテーテル20、21のいずれも、それぞれ 電極リード20a,20b,21aを含んでいる。 図1に示すように、このシステムは、上大静脈または無名静脈内にある電極A 50、右心室内にある電極B51と左心室の後外側面上の静脈内に(例えば、後 方心臓静脈の先端部の3分の1または大心臓静脈の先端部の半分内に)ある電極 C52を含んでなる。ハウジング16の活性的な外側の部分は、第4の電極Dと して機能する。ここで、前述の位置における電極を記号“A”から“D”で示す 。 電極Cは、中空な電極でもよく、静脈内にあるときは、血液がその電極(例え ば、血管壁として働くステント型の電極)を通って流れることができる。または 電極Cは、中空でない電極でもよく、静脈内にあるときは、血液がその電極の周 りを流れることができるように(すなわち、形および大きさにおいて)構成され る。中空でない電極が好ましい。電極Cは、その全体が左心室の後外側面上の静 脈内にあってもよく、または(細長い電極の場合のように)冠状静脈洞内に延び てもよい。 電極Cの位置は、冠状静脈洞に、まず従来のガイド線が通る案内カテーテルを 契合させることで決めることができる。回転する案内カテーテルの先端は、蛍光 透視鏡の案内にしたがって望まれる位置まで進む。その上に電極Cが取り付けら れているリード21は、ガイド線を通り過ぎて適切な位置まで進む。ガイド線は 引っ込められ、電極Cはリードシステムに組み込まれる。そのような電極は、こ こでは中空でない電極であると考えられている。 図2は、検出された心臓信号を増幅するための1つ以上の増幅器(図示しない) を含む電子回路15を収容するインプラント可能ハウジング13の1つの実施例 を示している。増幅された信号は、心室性細動あるいは心室性線維攣縮(または 、装置が構成されている特定の治療に応じて、他の不整脈)が存在するかどうか を判断する検出器70によって解析される。検出器70は、当業者に周知のいく つかの中の1つでよい。図示されているように検出信号は電極A50によって与 えられるが、検出電極は、二極構造のような複数の信号を伴う複数の検出電極で あってもよく、またそれは、例えばCSのような従来技術において周知の別の心 臓領域内に置かれる電極であってもよい。ここでは、検出器への入力ラインは、 もし検出のみを提供するのであれば、検出器への入力を供給する複数のラインで あってもよい。 細動除去電極は、代替例として、心臓周期を検出するように構成されてもよい し、それに隣接する位置に置かれたより小さな検出電極を有するものであっても よく、制御装置によって指示される所定の心臓領域へ所定の刺激ショック出力を 与えるとともに、電子装置のパッケージへ入力を与える。 電子回路15はまた、コントローラ74へ同期化情報を供給するための心臓周 期モニター(「同期化モニター72」)を含む。以下に述べるように、同期化は 一般にRV内での心臓の活動を検出することによって行われるが、この同期化は 、細動除去電極と組み合わせることができる他の検出電極、または、心室性線維 攣縮(細動)を誘発する可能性を低減するために、心臓周期の敏感な時間間隔の 間、細動除去ショックパルスが送出されないようにするために別個に用いること ができる他の検出電極を含むことができる。 多数のキャパシタおよび制御回路の構成を用いることができる。電源は単一の キャパシタを含むことができ、また制御回路は、補助パルスおよび細動除去パル スの両方が単一のキャパシタの放電によって発生するように構成してもよい。電 源は第1キャパシタおよび第2キャパシタを含んでもよく、また制御回路は、補 助パルスが第1キャパシタの放電によって発生し、細動除去パルスが第2キャパ シタの放電によって発生するように構成してもよい。さらに別の実施態様に於い ては、電源は第1および第2キャパシタを含み、また制御回路は、補助パルスが 第1および第2キャパシタの両方の(同時的または逐次的な)放電によって発生 し、細動除去パルスも同様に第1および第2キャパシタの放電によって発生する ように構成してもよい。 本発明を実施するために用いてもよい1つの細動除去波形を図3に示す。図3 は、二相性で切断または打ち切られた(truncated)指数関数波形を示す。ここで 述べられたように様々な異なる波形を用いることができる一方で、補助パルスが 一次パルスまたは細動除去パルスに先行して送出され、かつ補助パルスが異なる 電流経路を通って送出されたときに、驚くほど良い結果が得られる。特に驚くべ き発見は、補助パルスが細動除去パルスの第1位相とは反対の極性にあるときに 、さらに良い結果が得られることである。そのような、単一相補助先行パルスを 伴う二相切断指数関数波形の一次パルスを図4に示す。前記の波形は、当業者に 周 知の方法によって変更することがでる(例えば、切断された波形を送出できる、 波形は時間依存性のまたは時間に関して固定された傾斜である等)。 補助パルスの持続時間は、0.5または1ミリセカンドから5または10ミリ セカンドの間でもよく、一般に2ミリセカンドのパルスが好ましい。補助パルス の終了から一次パルスの立ち上がりまでの時間間隔は、1または2ミリセカンド から10、15または20ミリセカンドの間でもよく、一般に約5ミリセカンド の遅れが好ましい。 最適な、補助パルスと一次パルスの間隔は、治療が施されるときの心筋組織の リズムおよび状態のタイプによって変更することができる。それ故、制御回路は また、心臓のリズムの特徴(例えば、活性時間間隔または連続する活性時間間隔 の動体的パターン)を検出し、そして最適な補助ショックと一次ショックの時間 間隔を(例えば、マイクロプロセッサのメモリに記憶されたルックアップ表から )選択するように構成してもよい。 一次パルスおよび補助パルスのパーセント傾斜は、それぞれ10、20または 30パーセントから50または60パーセントの間でもよい。パーセント傾斜= {(Vo−Vf)×100}/Voである。ここで、Voはパルスの初期電圧、 Vfはパルスの最終電圧である。Vfは、連続する多数の相を有するショックの 最終相の最終電圧のことである。 一般に制御回路は、補助パルスがピーク電流の40%または50%を超えない ように、また細動除去パルスの送出エネルギー(ジュールで)の20%または3 0%を超えないように構成される。好ましい実施態様においては、補助パルスの 後縁電圧は、細動除去パルスの立ち上がり電圧に(±10ボルトで)等しい。特 定の電圧、電流およびエネルギー出力は、組織の状態および治療される特定の疾 患といった要因に依存する。一般に補助パルスは、20または30ボルトから2 00または250ボルトの間のピーク電圧を有し、50から150ボルトのピー ク電圧範囲が好ましい。補助パルスのエネルギーは、0.01から1または2ジ ュールの間でよい。細動除去パルスのエネルギーは、5または10ジュールから 30、40または50ジュールの間でもよい。目下の発明の目的は、インプラン ト可能な細動除去装置の小型化を可能にすることであり、それは前述の細動除去 パルスのエネルギー範囲によって可能となる。こうして、本発明のさらに別のア スペクトは、ハウジング、ハウジングに収容される電源、およびハウジングに収 容されかつ電源に有効に結合された制御回路を備えたインプラント可能な細動除 去装置である。制御回路は、前述の連続した電気的除細動パルスを送出するため に構成される。前述の範囲に基づいて、電源におけるキャパシタの最大蓄電容量 は、5.01から52ジュールの間でもよく、10または15から20ジュール の間が最も好ましい。こうして、そのような電源のためのハウジングの体積は、 35立方センチメートル以下であることが好ましい(しかし典型的には少なくと も5立方センチメートル)。 前述の好ましい波形のためのいかなる特定の理論にも拘束されないことを望む が、ペーシングパルス以上かつ細動除去パルス以下の大きさを有する補助パルス は、興奮性の復活の固有パターンに有効に作用して実質的に変更し、それによっ て、膜透過電位の上昇を経て、不活性ナトリウムイオン伝導チャネルによって、 伝播の局所的な停止を引起こすものと考えられる。重要なことは、補助パルスに よって影響を受けた組織部分は、一次または細動除去パルスについての弱電界領 域内にある組織であるということである。補助パルスが作用する弱電界領域は、 一次パルスの最弱電界領域を含むように選ばれるべきである。好ましい実施態様 において、その弱電界領域は一般に、先端から基部へ延びる、左心室の左側面で ある。 本発明のインプラント可能システムの多くの異なる実施態様が、特定の電極の 使用および組み合わせのための制御回路の特定の構成にしたがって、図1、2の 装置および図3、4の波形を用いて実行することが可能である。 表1は、本発明の第1の実施態様を示す。頻脈性不整脈の状態が検出され、コ ントローラ74内のアルゴリズムによって再確認された後、図3の電気ショック の形態における治療が、キャパシタ78の放電によって、心臓に施される。この 実施態様のための好ましい電極の組み合わせを、下の表1に示す。ここにおける 全ての表において、“+”は、電極が電気的に共通であることを表し、また“− >”は、電流(逆も可)を表す。 表2は、本発明の第2の実施態様を示す。この実施態様は、補助パルスの使用 を導入し、4つの可能な構成を図4に示す。補助パルスは、一次パルスまたは細 動除去パルスとは異なる電極を通って送出される。 表2に従って構成された装置の1つの実施態様において、制御回路は、1つの キャパシタのみが両方のパルス送出に関わり、また治療効果を達成するために、 異なる電極セットの放電回路への切替えが行われるように構成される。この実施 態様に於いては、補助パルスの後縁は一次パルスの前縁に等しい。 表2に従って構成された装置の別の実施態様において、制御回路は、補助パル スおよび一次パルスが別々のキャパシタから発生するように構成される。例えば 、もしキャパシタ放電波形の時定数を制御することが設計の目的であるならば( 時 定数は抵抗およびキャパシタンスの産物である)、さらにまた、補助経路に沿っ たショックへの抵抗(電圧の電流に対する比)が、一次経路に沿ったそれよりも 2重に高いと仮定するならば、そのときは補助キャパシタのキャパシタンスは、 一次ショックキャパシタのそれの半分でもよい。さらに、2つのキャパシタ方式 の場合は、パルスの相対的強さを別々にすることができる。このようにして、最 小補助ショック強度を適用して補助ショックおよび一次ショックの間の相乗的作 用を生じ、それにより、効果的な細動除去のためのショック強度要求を最小化す る。 下の表3および図5は、本発明の別の実施態様を示す。そこにおいて、電極C 52があるとき、細弱電界を経験している心臓領域において心内膜静脈透過の細 長いリード23の上に付加的な電極E53を置くことにより有利な効果が強めら れる。この場所における弱電界領域は、右心室コーヌスの部位内にある。具体的 には、電極Eは、右心房心耳または右心室流出路内に置くことができる。このた めに、電極はリード本体の最末端部分に置かれるべきである。この実施態様にお ける電極組み合わせのための1つの構成が表3に示される。 適当な経静脈(transvenous)の細長い電極リード23の2つの実施態様が図6 に示される。それに伴う図6aは、リード23の先端に置かれるペース/検出電 極54を示す。一方、主電極53の遠端は、ペース/検出電極のごく近傍の組織 からの検出へのショックの影響を最小化するように、先端から10乃至15ミリ メートルの距離に置かれる。心房の活動の検出は、ペース/検出電極54および 、電極D16のように心臓から離れたショックコイルまたは電極のような、いく つかの不活性電極間の電位差を測定することによって行われる。6bの実施態様 において、一対のペース/検出電極54、54’は、主電極53の近傍に置かれ る。 主電極は、長さが15から25ミリメートルで、最も好ましいのは20ミリメー トルであり、直径が約4から6フレンチであるのが好ましい。一対のリング電極 (長さが2−4ミリメートルで、直径は少なくともリード本体のそれに等しい) は、主電極から10乃至20ミリメートルの近傍に置かれる。システム10が心 房および心室内の電気的律動をモニターするように構成されているときは、リー ド24上のペーシングおよび検出能力が特に重要である。 下の表4は、図4の波形を作る図3の装置とともに、本発明の3つの追加的な 実施態様を示す。 図7は、本発明を実施するのに関わる電極が、持ち込まれた治療を変更するた めにどのようにして用いられるかを概略的に示すフローチャートである。図7に おいて、電極Cは、電極リズム情報の検出を可能にし、さらに、インプラントさ れた装置が、特定のリズム特性に適応させた治療を選択する情報を用いることを 可能にする。図7において、電極CおよびBは検出の間電気的に共通であり、結 合された信号は、検出モジュールに送り込まれ、引き続いて、特性の抽出、検出 された特性を考慮した治療の適用、および治療の実施がなされる。例えば、ショ ックが送出される時間は、細動除去ショックのための最適時間を選択して最も重 要な電気生理学的効果を生み出すアルゴリズムによって決定される。治療の他の 適用例は、補助パルスおよび一次パルス間の連結間隔である。単独でまたは結合 され重みをつけられて用いられ得る特徴は、平均活性化間隔、正および負の勾配 閾値である。共通の電極CおよびDの代りに、電極B、Cおよび共通の不活性電 極(電極AまたはD)間において記録された電気記録図を、別々に検出モジュー ル 60に送り込むことができる。特徴抽出アルゴリズムは、それぞれの電気記録図 信号からの特徴を、個別的にまたは弁別的に吟味調査することができる。すでに 述べたように、抽出された特徴は、それから治療の適用を導き治療の実施を最適 化するために用いられる。 本発明の追加的な実施態様が下の表5に示される。それは、図5に示される電 極配置および図13に与えられる波形と併せて、本発明のショックおよび電極の ための追加的な構成を表す。 表5において、電流は、陽極(+)から負極(−)への矢印の方向によって表 される。最も好ましい構成は、表5および図13Cにおける5番である。二相の 一次パルスまたは細動除去パルスの後に二相補助パルスが続き、補助パルスの第 1位相は一次パルスの第2位相と逆の極性にあり、一次パルスは右心室電極Bお よび2つの電気的に共通な電極A、D間に送出され、補助パルスは、左心室電極 Cおよび2つの電気的に共通な電極A,D間に送出される。 本発明の代りの実施態様において、表2から表5で示されている実施態様のた めの一次パルスおよび補助パルスの順序は、逆転されてもよい。 前述のシステムは、インプラントあるいは移植された細動除去または電気的除 細動(カルジオバージョン)のシステムを提供するために、従来の外科手術の技 術を用いて、またはここで公開された内容を考慮した熟練外科医にすでに周知の 技術を用いて、患者にインプラントすることができる。 本発明の機能およびその結果へ影響を与えることなく、追加的な特徴をまた加 えることができる。そのような追加的な特徴は、雑音抑制または多重波検出装置 (RおよびT)、明白な故障を低減するための書き込みチェック、電気的除細動 の前の警告、プログラム化された遅延介入、二極構造の検出電極、エネルギー流 出低減のための断続的に活性化される細動除去検出器、パルス発生器からのライ ンを最小化するためのスイッチ装置等のような安全機能を含むが,しかしそれに 限定されるものではない。 システムは、インプラント可能なシステムとして上述されてきたが、本発明は また、患者の心臓内で短時間の間電極を位置付けするためのカテーテルを用いる 外部システムに組み込むことができる、ということが当業者に周知である。 本発明は、以下の限定的でない実施例においてさらに説明される。 例1 閾値下の臨界的に時間が定められた1相性の心外膜の前ショックが、豚におけ る経静脈法の2相細動除去閾値を減少させる。 本実施例は、1相の補助ショックの強度と1相の補助ショックの時期的に早発 (temporal prematurety)とが、2相の初期ショックの細動除去閾値の強度にか なりの影響を与えることを示している。 動物モデルの調製:家畜豚(30〜35kg)に筋肉注射でケタミン(takemine: 20mg/kg)を注射して安定させた。約15分後、耳の主要な静脈に刺した 20ゲージの針を介してペントバルビタールナトリウム(30mg/kg)の静 脈ボーラス注射をして麻酔を誘発した。気管内チューブを挿入し、カフを膨張し 、閉路換気を供給した。心電計モニターリードを、前肢と後肢の清潔にして剃っ た部分に配置した。動物を、仰向けにして両肢を縛りテーブルに固定した。ペン トバルビタールナトリウム(0.05mg/kg/分)の静脈点滴を継続して、 外 科用の深い麻酔を維持した。静脈注射のスクシニルコリン(1mg/kg)で骨 格筋麻痺を誘発し、一時間毎に、0.25から0.50mg/kgの投薬量を維 持した。適当な程度に麻酔を滴定するために、ペントバルビタールナトリウム( 10〜20mg)の静脈注射をさらに行った。殺菌した0.9%塩水溶液(2〜 5ml/kg/分)を内部頚静脈に刺される中心静脈カテーテルを通して注入し た。大腿部の動脈を外科的に露出し、鼠径静脈切開(inguinal cutdown)をして 分離した。4フレンチのポリウレタン製カテーテルを挿入し、その先端を大動脈 に下向きに進ませた。中心動脈圧は、連続して、モニター(Hewlett Packard Co rp.)に表示された。麻酔の程度を、継続して、強い肢圧に対する心臓反射や、 顎の調子、基礎心臓速度、基礎心臓圧を試験して観察した。動脈血液電解(K+ ,HCO3とCa+)、血液ガス(pO2,pCO2)とpHを30〜60分毎に測 定した。電解を水和(作用)流体に添加して、換気速度と換気量を調節して異常 値を修正する。食道の温度を連続して観察した。正常体温(36℃〜38℃)を維 持するために加熱水循環マットを用いた。 正中胸骨切開術で胸部を切開した。開創器を取り付け、心臓と周囲の臓器を露 出した。心膜を心臓の基底と頂部とを接続する軸に沿って注意して切開した。心 膜架台を形成して胸部空洞内に非開胸位置に心臓を持ち上げた。それぞれの実験 の間、正常な生理塩水をその表面に流して、プラスチックのシートを胸部にかぶ せて、空洞を心臓の表面を湿った状態にし、かつ暖かく保った。 細動除去用電極配置:初期ショック用に2個と1相補助ショック用に2個と、 4個の細動除去用電極をこの研究に用いた。市販のリードシステムに取り付けら MN)を右の頚部静脈切開を通して導入した。遠位コイル電極(長さ4.0cm) を右の心室尖に蛍光透視鏡ガイダンスで進ませた。近位コイル(長さ6.8cm )を遠位先端で右心房と上大静脈との接合の頭部1から2cmに配置した。遠位 と 近位カテーテル電極をすべての二相ショックを送出するために用いた。 1相補助ショックを送出するために、直径2mmのプラチナ被膜チタンコイル から作られる同軸楕円によって形成される心外膜を左心室の自由壁の側部先端面 に縫い合わせた。このコイルパッチ電極は、約15cm2に制限し、頂部から底 までの約2/3の距離に、頂部から延在した。6.8cmの長さの6フレンチチ タンコイル電極、帰電極を左頚部静脈に配置した。 電極を挿入後、切開された心膜の縁は、架台つなぎを交差して、ゆるやかな牽 引療法をして向かい合わせた。胸部開創器をはずしたが、胸部を外科的に閉鎖し なかった。創傷した胸部を不浸透性のプラスチックのドレープでおおい、心臓を 暖かく湿った状態に保った。 試験方法:それぞれの動物における各13回実験処理について細動除去閾値を 無作為の順序で測定した。 細動:心室性細動を、右心室に配置した心内膜リードのページング先端電極に 使用された60Hz交流電流(50〜100mAピークツーピーク値)で誘発し た。すべてのエピソードにおいて、細動除去試験ショックを送出する前に、細動 を少なくても10秒、多くても12秒にわたって持続させた。試行により細動を 止め損ねたとき、経静脈法のカテーテルリードステムを介して与えられる救済シ ョックにより、心臓の細動を直ちに止めさせた。動物は、それぞれの試験ショッ クの間少なくとも4分間回復させた。 細動除去波形:外部の細動除去器を用いて、2つの異なる電流経路に1相と2 相の打ち切られた形の指数関数的なショックを送出した。単相ショックを“補助 ”パルス、2相ショックを“一次”パルスとここでは称する。同時に加えられる とき、両パルスの立上がり縁が時間的に一致することになる。続発してショック を与えるとき、補助パルスと一次パルスの結合間隔は、補助パルスの立下がり縁 と一次パルスの立上がり縁との間の時間として定義される。 すべての2相ショックは、VENTAK(R)の外部の電気的除細動器・細動除 去器(モデル2815,CPI/Guidant Corp.,St Paul,MN)によって送出された。 この装置は、全体的に見て80%の固定チルトを有するショックを送出する。静 電電気容量は、140μFである。総波形持続時間は、ショックインピーダンス によって異なる。第一の相は、常時総持続時間の60%であった。立上がり縁電 圧は1ボルトのステップで調節可能である。 研究用細動除去器で単相ショックを送出した。研究用細動除去器は、150μ Fの効果的な静電電気容量で一定持続時間ショック(1〜20ms)を送出する 。本研究において、1相補助パルスは、常時持続時間5msであった。両ショッ ク生成装置のコンデンサー放電の開始は、外部的に低振幅(1〜5ボルト)パル スを用いて誘発された。市販の電流源(Bloom Stimulator,Bloom & Assoc.,Read ing,PA)を用いて、補助パルスと一次パルスとの間の相対タイミングを制御する ために用いられる1msトリガーパルスを2つの異なる出力チャネルに生成した 。 細動除去が電極極性によって影響されることが示されたので、細動除去電極の 極性をそれぞれの実験において制御した。左心室電極を細動除去器出力回路のア ノード端子(正)に常時接続し、右心室細動除去コイル電極をカソード端子(負 )に常時接続した。 実験記録:一般に、それぞれの実験は、電気的に誘発される心室性細動の多数 のエピソードによって存立した。それぞれの細動除去試験の観察された結果に設 定した規則を適用して、それぞれの実験処置の細動除去閾値を明確に限定可能に したショック強度を選択した。細動除去閾値を測定するために、改変されたPurd ue技術を用いた。簡単に言えば、試験ショックの強度を結果(成功または失敗) に応じて調節した。最初の動物におけるそれぞれの処置の第一の細動除去試験シ ョックは、400Vであった。その後の実験において、先の動物から中間の動物 へと初期試験ショック強度を調節した。第一の試験ショックが失敗した場 合、次のショック電圧を80V増加し、成功した場合には80Vに減少した。成 功した試験(成功から失敗または失敗から成功)の第一の逆の結果後、ショック 強度ステップを40Vに減少した。試験は、第二の結果の逆を得るまで続けられ 、その後、失敗した場合強度を20V増加し、成功した場合強度を20V減少し た。心室の細動を止めた最低のショック強度を細動除去閾値として定義した。 本研究において、われわれは、1)補助パルスのピーク電圧と2)補助パルス と一次パルスの結合間隔による第一のショックの細動除去閾値の2つの変化の影 響を調査した。一次パルスのみを制御処理として用いた。50V,100Vおよ び150Vの3つの単相補助パルス強度を試験した。補助パルスと一次パルスの 結合間隔を組み合わせてそれぞれの補助パルス強度を試験した。補助パルスの立 下り縁と一次パルスの立上がり縁との間の時間として限定された4つの補助パル スと一次パルスの結合間隔の5ms(同時にショックを送出する)、1ms、2 0msおよび40msを試験した。2つの変化と制御の組み合わせは、第9図に 示されるように13の処置を生じた。実験処置をそれぞれの動物で無作為に試験 した。 データ取得:ショック強度の測定が細動除去電極に対して直接行われるとき、 細動除去閾値の測定はより正確で精密である。したがって、細動除去パルスの電 流と電圧とは、波形分析器(モデル6100,Data Precision, Inc.,Danvers,MA)による4:1と200:1の分割機で測定さ れた。アナログ電流と電圧信号を20kHでディジタル化して、バッファに保存 した。それぞれの細動除去が視覚検査されとき、ディジタル化された波形を表示 した。カスタム分析器ソフトウェアを用いて、立上がり縁と立下り縁の時間と振 幅を限定して、それぞれのパルスに送出されたショックインピーダンスと総エネ ルギーを計算した。送出されたピーク電圧、ピーク電流、ショックインピーダン スおよびエネルギーをそれぞれの試験ショックで記録した。 分析と結果:それぞれの処置の細動除去閾値でそれぞれのパルスのピーク電圧 、ピーク電流、送出されたエネルギーおよびショックインピーダンスを8つの動 物で計算した。補助パルスを使用する処置のため、平均総送出エネルギー値は、 単相パルスに送出されるエネルギーを含む。平均ピーク電流とピーク電圧値は、 常に、2相一次パルスの強度を反映する。 Student Newmann−Keulの試験での変化の繰り返された測 定分析を用いて、処置中のピーク電圧、ピーク電流、送出されたエネルギーおよ びショックインピーダンスを計算した。手段間の相違は、P<0.05のとき、 かなりであると考えられる。特に記載されていない場合、すべて報告された値は 、平均±SDである。 実験処置のそれぞれの細動除去閾値において送出される平均エネルギーは、第 9図に示されている。制御処置の平均細動除去は24±10.4Jであった。単 相補助パルスが2相一次パルスに同時に送出されるとき、細動除去閾値は、かな り低かった(〜50%)。50、100および150Vの単相パルスで送出され た平均エネルギーは、それぞれに、0.09J,0.38Jおよび0.87Jで あった。が、同時処置間ではあまり相違はなかった。同様に、1msの補助パル スと一次パルスの結合間隔による処置用の細動除去閾値は、制御よりかなり低く 、同時処置とは異なり、単相パルスの強度が、細動除去閾値の減少量に影響を与 えたことを示す傾向があった。 続いて起こる細動除去閾値に必要なピーク電圧は、送出されるエネルギーの傾 向に非常に類似する傾向がある。第10図は補助パルスを伴う細動除去閾値およ び補助パルスを伴わない細動除去閾値の一次パルスの平均ピーク電圧を示してい る。補助パルスと一次パルスとが同時に印可されるとき、ピーク電圧細動除去閾 値は、約25%減少された。20msおよび40msの補助パルスと一次パルス の結合間隔では、細動除去閾値は、50Vおよび100Vの補助ショックの制御 に比べて相違がなかった。が、20ms補助パルスと一次パルスの結合間隔を有 する150V補助ショックの細動除去閾値は、制御処置(P<0.05)に比べ てかなり低かった。 例2 二重ショックのシングルコンデンサ使用 非開胸における細動除去方法: 本実施例は、シングルコンデンサ使用と経静脈法リードシステムとによる上述 の実施例1に明らかにされる二重ショック細動除去治療の可能性を立証する。 動物モデルの準備:総計6種類の動物を調査した。調整の方法は、本質的にそ れぞれの動物に対して同一であった。必要な場合、雑種犬(26−36kg)を ケタミン(10mg/kg)の筋肉注射をして安定させた。約15分後、撓側皮 静脈に通されるカテーテルを介してペントバルビタールナトリウム(30mg/ kg)の静脈ボーラス注射をして麻酔を誘発した。気管内チューブを挿入し、カ フcuffを膨張し、閉路換気を供給した。心電計モニターリード線を前肢と後肢の 清潔にして剃った部分に置いた。動物を、仰向けにして両肢を縛りテーブルに固 定した。深い麻酔の外科的面をペントバルビタールナトリウム(0.05mg/ kg/分)の連続点滴で維持した。静脈注射のスクシニルコリン(1mg/kg )で骨格筋麻痺を誘発し、一時間毎に、0.25から0.50mg/kgの投薬 量で維持させた。ペントバルビタールナトリウム(10−20mg)の静脈注射 をさらに行い、外科的処置を行う前に適当な程度に麻酔を滴定した。殺菌した0 .9%塩水溶液(2−5ml/kg/分)を内部頚静脈に刺される中心静脈カテ ーテルを通して注入した。大腿部の動脈を外科的に露出し分離した。 4フレンチポリウレタン製カテーテルを挿入し、その先端を大動脈に下向きに 進ませた。中心動脈圧は、連続して、モニター(Hawlett Packar d Corp.)に表示された。麻酔の程度を、日常の業務として、強度の肢圧 や、顎の調子、基礎心臓速度、血圧に反応する心臓反射を試験して観察した。動 脈血液電解、血液ガスおよびpHを、30−60分毎に測定した。電解を水和( 作用)流体に添加して、換気速度と換気量を調節して異常値を修正した。食道の 温度を連続して観察した。正常体温(36℃−38℃)を維持するために加熱水 循環マットを用いた。 胸部は、正中胸骨切開術で切開された。開創器を取り付け、心臓および周囲の 臓器を露出した。心膜を心臓の基底と頂部とを接続する軸に沿って注意して切開 した。心膜架台を形成して胸部空洞内に非開胸位置に心臓を持ち上げた。胸部が 本研究の初期段階の間開かれているとき、正常な塩水をその表面に流して、プラ スチックのシートを胸部にかぶせて、空洞を心臓の表面を湿った状態にし、かつ 暖かく保った。 細動除去用電極配置:初期ショック用に2個と単相補助ショック用に2個と、 4個の細動除去用電極をこの研究に用いた(第11図を参照)。市販のリードシ 4,CPI/Guidant Cor.,St.Paul,MN)を右の頚部静 脈切開を通して導入した。遠位コイル電極(長さ4.0cm)を右の心室尖に蛍 光透視鏡ガイダンスで進ませた。近位コイル(長さ6.8cm)を遠位先端で右 心房と上大静脈との接合の頭部1から2cmに配置した。遠位と近位カテーテル 電極をすべての二相ショックを送出するために用いた。 単相補助ショックを送出するために用いられる左心室電極への経静脈法導入を 模擬実験するために選んだ。左心室電極の位置を制御したいので、このアクセス を取った。蛍光透視鏡のみを用いて左心室電極を非開胸に導入して配置すること は従来にないことである。不適当な位置は、本研究の結果に悪い影響を与えるこ とになる。したがって、開胸モデルを模擬実験することに努力してきた。本目的 を達成するために、左心室コイル電極(3フレンチ,3cmの長さ、チタンで被 膜した白目プラチナ)を後心臓静脈に挿入した。さらに、左心室電極を配置した 後、胸部を閉じて真空にした。本処置により、細動除去試験を行ったときに、非 開胸の音量導体標数が、あったことを確信した。後−横左心室を露出するために 心臓の頂を持ち上げて、3フレンチコイル電極を後心臓静脈に挿入した。約1c mが静脈の外にあるように、18ゲージのカテーテルの短い部分を一部挿入した 。静脈の逆流により位置が適当であったことを確信した。細動除去コイルの特別 に設計された先端をミクロ導入シースとして作用するカテーテルとかみ合わせた 。カテーテルと細動除去電極とを注意深く静脈に進ませて、ひと針で固定した。 この技術を用いて、6種類の動物のすべての後心臓静脈内に左心室細動除去電極 に配置することに成功した。 単相補助ショックの帰電極、6.8cmの長さの6フレンチチタンコイル電極 を左頚部静脈に配置した。第11図参照。 電極を挿入後、切開された心膜の縁は、架台つなぎを交差して、ゆるやかな牽 引療法をして向かい合わせた。胸部開創器を除去し、胸部は外科的には三層に閉 鎖された。試験チューブを挿入し、連続して吸引をして、胸の空洞を真空にした 。 試験方法:細動除去閾値をそれぞれの動物における7回の実験処理のそれぞれ について無作為の順序で測定した。 細動:心室性細動を、右心室に配置された心内膜リードのページング先端電極 に印可された60Hz交流電流(50−100mAピークツーピーク値)で誘発 した。すべてのエピソードにおいて、細動除去試験ショックを加える前に、細動 を少なくて10秒、多くて12秒持続させた。試験が細動を止め損ねたとき、経 静脈法のカテーテルシステムを介して与えられる救済ショックで、心臓の細動を 直ちに止めさせた。動物は、それぞれの試験ショックの間少なくとも4分間生き 返らせた。 細動除去波形:外部の細動除去器を用いて、2つの異なる電流経路に単相と2 相の打ち切られた形の(truncated)指数関数的なショックを送出した。単相ショ ックを“補助”パルス、2相ショックを“一次”パルスとここでは称する。 三つのパルス概要を本研究において試験し、第12図に示されている。単向性 ショックが、制御処置として用いられた。単向性で続発性のショックが、試験処 置として用いられた。従来の経静脈法ショックベクトル(RV->SVC)を用 いて単向性ショックを与えた。単向性ショックをショックベクトルRV+LV- >SVCで電極に印可した。前の章に記述されている方法に類似する方法で、続 発性ショックを与えた。が、本研究において、試験された補助−一次結合間隔( 補助パルスの立下り縁と一次パルスの立上がり縁との間の時間として限定されて いる)は、1ms,5ms,10msおよび20msであった。 すべての続発性ショック処置のために、シングルコンデンサの波形を模倣した 。このように、補助パルスの立下がり縁は、一次パルスの立上がり縁に等しく( ±10V)に設定された。 2相一次ショックを、研究用細動除去器によって上述の実施例1に記述されて究用細動除去器をプログラムに組み込み、シングルコンデンサによる切断された 指数関数波形を模倣した。第一の相の持続時間は、4ms、第二の相の持続時間 は、3msであった。第一の相の立下がり縁は、第二の相の立上がり縁に等しか った(±10V)。 全ての単相ショックは、研究用細動除去器で送出した。研究用細動除去器は、 150μFの効果的な静電電気容量で一定持続時間ショック(1〜20ms)を 送出する。本研究において、単相補助パルスは、常時持続時間5msであった。 両ショック生成装置のコンデンサ放電の開始は、外部的に低振幅(1〜5vol ts)パルスを用いて誘発された。市販の電流源(Bloom Stimula tor,Bloom & Assoc.,Reading,PA)を用いて、補 助パルスと一次パルスとの間の相対タイミングを制御するために用いられる1m sトリガーパルスを2つの異なる出力チャネルに生成した。 細動除去が電極極性によって作用されることが示されたので、細動除去電極の 極性をそれぞれの実験において制御した。左心室電極を細動除去器出力回路のア ノード端子(正)に常時接続し、右心室細動除去コイル電極をカソード端子(負 )に常時接続した。2指向性ショックを与えるとき、心室電極を右心室電極に沿 って、外部細動除去器のカソード端子に接続した。 実験記録:一般に、それぞれの実験は、上述の実施例1に記述されるように実 施された。心室の細動を止めた最小のショック強度が、細動除去閾値として限定 された。 データ取得:データ取得は、本質的には、上述の実施例1に記述されのと同じ 方法で実施された。 分析と結果:データ分析は、本質的には、上述の実施例1に記述されるのと同 じ方法で実施された。 第12図に関して示されるように、細動除去閾値で送出されたエネルギー必要 条件は、二重ショック処置4,5,6でかなり低く、7(P<0.05)であっ た。単向性ショック(処置1と3)および二指向性ショック(処置2)の細動除 去閾値で送出された平均エネルギー間の相違は、統計的に有意ではなかった。さ らに、20msの結合間隔を有する続発性ショックが、1msの結合間隔を有す る続発性ショックと比べてより多くの細動除去のエネルギーを必要とした(15 .4±7.21J対10.2±4.1J、P=0.076、ことを示す傾向があ るが、続発性ショックの細動除去閾値で送出された平均エネルギー間の相違は、 統計的に有意ではなかった。 例3 LV電極を組み込んでいる続発性波形細動の効力に関する 前ショックと後ショックの傾き変化の効果 本実験において、続発性波形の最大効果を左心室電極(LVA)を組み込んで いる4個の電極構成を用いて10匹の豚で試験した。広い範囲(20〜60%) にわたって前ショックと後ショックのチルトを変化させて、9つの左心室(LV )前ショック/右心室(RV)後ショック波形を試験した。TREADTM装置(Guida nt Corporation Cardiac Pacemakers(CPI),4100 Hamline Avenue North,St. Paul,MN55112-5798から購入可能)とRV前ショック/後ショック波形を制御と して用いた。 方法:豚には、テラゾール(Telazol)、ケタミンとキラジン(xylazine)の混合 物(50mg/mlのチルタミン(tiletamine)、50mg/mlのケタミン、5 0mg/mlのキラジン(xylazine)の2.5mlのIM注入で事前に麻酔をかけ 、それからカニューレを挿入された耳の静脈を介して注入されるペントタル(pen tothal)ナトリウム(50mg/ml)で麻酔をかけた。これらはカフcuffのつ いた気管内チューブで豚に挿管され、人工呼吸器を取り付けられ、酸素/イソフ ルレイン(isoflurane)の混合物で維持される。 Pacemakers(CPI)より購入可能)を右心室に頚部静脈通して挿入した。MINI II 型の“活性容器(active can)”エミュレーター(容器canという)を挿入するた めに、鎖骨下の皮下のポケットを左胸郭に設けた。血圧を観察すために動脈線を 頚動脈に設置した。 本研究のLVAリードとして3cmのDBS電極を用いた。LVAリード線を インプラントするために、第一に、正中胸骨切開術を行った。それから露出した 心膜を切開し、電極を側管状静脈の通路に近い位置にある心外膜に縫い合わせた 。心膜をそれから縫い合わせて閉じた。第5肋骨間の胸壁を通してLVAリード 線を取り出した。排水のために胸部管を付け加えた。それから胸骨切開を閉じ、 胸 部を真空にした。プロトタイプのLVAリードを模擬実験するために、外部抵抗 の15オームをLVAリード線に接続した。前ショックと後ショックのRVベク トルは、RV->上大静脈(SVC)+容器canであった。前ショックと後ショ ックとのLVベクトルは、LV->SVC+容器canであった。実験記録は、1 1の試験構成を有していた。 1.TRIAD(RV->SVC+容器can(コントロール)) 2.LV前ショック、20%チルト前ショック/20%チルト後ショック 3.LV前ショック、20%チルト前ショック/40%チルト後ショック 4.LV前ショック、20%チルト前ショック/60%チルト後ショック 5.LV前ショック、40%チルト前ショック/20%チルト後ショック 6.LV前ショック、40%チルト前ショック/40%チルト後ショック 7.LV前ショック、40%チルト前ショック/60%チルト後ショック 8.LV前ショック、60%チルト前ショック/20%チルト後ショック 9.LV前ショック、60%チルト前ショック/40%チルト後ショック 10.LV前ショック、60%チルト前ショック/60%チルト後ショック 11.RV前ショック、5ms固定持続時間前ショック/40%チルト後ショッ ク(コントロール) LV前ショック試験波形(上記番号2−10)は、第13c図番号5と表5番 号5の波形に対応し、一貫して、5ms遅延を伴う固定チルト2相の、60:4 0持続割合、切断された指数関数波形の前ショックであり、それから、固定チル ト、60:40持続割合、2相の切断された指数関数波形の前ショックであった 。RV前ショック波形(II)は、5msの遅延を伴う5ms固定持続時間単相 前ショックであり、また40%固定チルト、60:402相後ショックであった 。 模擬試験を行った静電(電気)容量は、すべての続発性試験構成では15オーム であった。AWAGの任意の波形生成器を用いて波形を送出した。電圧、電流と エネルギーデータを、自動化されたデータ収集システムで収集した。 ショックコイルに対して直列に配置した2個の9ボルトの電池で、細動を誘発 した。表面ECGの乱れと血圧の減少とによって細動を確認した。試験ショック を行う前に、10秒間にわたって細動を許した。失敗した場合、2815ECD を用いて、動物を生き返らせた。失敗した後、前ショックの立上がり縁電流を1 0パーセント増加し、成功した後、10パーセント減少した。いずれにしても、 細動誘発試行の間の2分で動物を回復させた。3回の反転が観察されるまで、増 加と減少の処置を続けた。 結果:結果を下記の表6に要約する。 低い第一のショックチルトを有する波形は、送出されたエネルギー観点から見 ると良好であったが、電圧と蓄積されたエネルギー観点から見ると良くなかった 。LV前ショックは、注目に値するほどRV前ショックより優ってはいなかった (上述の番号11を参照)。最良の波形は、40/40LV前ショック波形(上述 の番号6)であり、小蓄積されたエネルギー条件を有するTRIAD波形(上述 の 番号1)に比べて、かなり低い電流、電圧とエネルギーを有した。 例4 RV前ショック二重波形細動除去に関する 前ショックと後ショックとの傾き変化の効果 続発性波形の最大効果を、左心室電極(LVA)を組み込んでいる4個の電極 構成を用いて10匹の豚で試験した。前ショックチルト(tilt)/後ショックチ ルトを変化する7つのRV前ショック/LV前ショック波形を試験した。前ショ ック/後ショック極性、1相/2相処置、2相/2相の前ショック/後ショック 処置と様々な構成をも試験した。標準のTRIAD構成とLV前ショック/RV後シ ョック波形を制御として用いた。 方法:本質的に上述の例と同一の方法で、本例を実施した。重ねて、前ショッ クと後ショックとのRVベクトルは、RV->SVC+容器canであった。前 ショックと後ショックとのLVベクトルは、LV->SVC+容器canであっ た。 実験は、9つの試験構成を有した。 1.TRIAD(RV->SVC+容器can(制御) 2.RV2相前ショック、40%チルト前ショック/20%チルト後ショック 正 正、 3.RV 2相前ショック、40%チルト前ショック/40%チルト後ショッ ク 正 正、 4.RV 2相前ショック、60%チルト前ショック/20%チルト後ショッ ク 正 正、 5.RV 2相前ショック、60%チルト前ショック/40%チルト後ショッ ク 正 正、 6.RV 2相前ショック、40%チルト前ショック/40%チルト後ショッ ク 正 負(後ショックの第一の相は、後ショックの第一の相に対向する極性に ある)、 7.RV 1相前ショック、40%チルト前ショック/40%チルト後ショッ ク 正 負、 8.RV 1相前ショック、40%チルト前ショック/40%チルト後ショッ ク 正 正、 9.LV 2相前ショック、40%チルト前ショック/40%チルト後ショッ ク 正 正、 正は、RV負->SVC正+容器can正の極性を示す。 波形2〜5を、RV前ショック波形の前ショックまたは後ショック若しくはそ の両方のチルト関係を試験するようにデザインした。40%と60%との前ショ ックチルトと、20%と40%との後ショックチルトを用いた。波形3との組み 合わせて、波形6,7と8を設計して、逆極性の後ショックを用いての効果、ま た単相前ショックあるいは2相前ショックを用いての効果を研究した。前の実施 例で効能があることが分かった波形9のLV前ショック波形を追加制御として含 むことにした。 結果 結果を下記の表7に要約する。 すべての二重ショック波形は、送出されたエネルギー、電圧と蓄積されたエネ ルギーについて、TRIADグループ(1)に比べてかなり良好であった。前ショッ クと後ショックの40%のチルトは、効能があり、電圧、電流とエネルギー条件 に関して良い妥協策であった。前ショックに対してRVを用いると、前ショック チルトと後ショックチルトに対してLVを用いるのと同じ効果がある(構成3対 9)。2相または1相前ショックは、重要でなかった(構成2,3対7,8)。 前ショックと後ショックの相対極性は、1相前ショックに対して重要である(構 成7対8)が、2相に対して重要でない(構成3対6)。構成6が現在では最も 好ましい。 前述のことは、本発明を例証するものであり、制限として解釈されるものでは ない。本発明は、下記の請求の範囲で明確にされ、そこに含まれる請求の範囲と 同等のものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月22日(1999.4.22) 【補正内容】 請求の範囲(補正) 1. 心臓の細動除去又は電気的除細動を行う、そのような治療を必要とする患 者のためのインプラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、前記電源とに動作可能に結合した制御回路で あって、この制御回路が、前記補助電極を通る前記弱電界領域中における伝搬の 中止を誘導するに十分な補助パルスを含む電気的除細動シーケンスを送出し、そ れに続いて、前記弱電界領域中での前記伝搬の中止の間に、細動除去パルスを前 記主電極を通って送出するように構成されている制御回路と を備えてなり、 前記制御回路が、二相補助パルスと二相細動除去パルスを送出し、その細動除 去パルスの第1の相がその補助パルスに対して極性が反対であるように構成され ているシステム。 2. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち下がり電圧が前記細動除去パルス の立ち上がり電圧と等しいように構成されていることを特徴とする請求項1に記 載のシステム。 3. 前記制御回路が、0.5から10ミリ秒の持続時間の単相性補助パルスを 送出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 4. 前記制御回路が、前記補助パルス後、20ミリ秒以内に前記細動除去パル スを送出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム 。 5. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って、後部心臓静脈の上 1/3又は心臓大静脈の上半分中に位置するように構成されていることを特徴と する請求項1に記載のシステム。 6. 前記少なくとも1つの補助電極の各々が経静脈リード線によって担持され ていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 7. 前記電源がコンデンサーを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステ ム。 8. 前記電源が単一のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、前記補助 パルスと前記細動除去パルスの双方が前記単一のコンデンサーの放電によって発 生するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 9. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1のコンデンサーの放電によって発生し、前記細動除去パ ルスが前記第2のコンデンサーの放電によって発生するように構成されているこ とを特徴とする請求項1に記載のシステム。 10. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、 前記補助パルスが前記第1と第2のコンデンサーの放電によって発生し、前記細 動除去パルスが前記第1と第2のコンデンサーの放電によって発生するように構 成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 11. 前記制御回路が、前記補助パルスが前記細動除去パルスのピーク電流の 50%以下で、送出エネルギの30%以下であるように構成されていることを特 徴とする請求項1に記載のシステム。 12. 心臓の心室の細動除去を行う、そのような治療を必要とする患者のため のインプラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓の左心室の表面上 の静脈中に位置するように構成されている少なくとも1つの補助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、前記電源とに動作可能に結 合した制御回路であって、前記制御回路が、二相補助パルスを含む電気的除細動 シーケンスを前記補助電極を通って送出し、これに続いて、二相細動除去パルス が前記主電極を通って流れ、前記細動除去パルスが前記補助パルス後20ミリ秒 以内に送出され、前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスに対して極性 が反対となるように構成されている制御回路と を備えてなるシステム。 13. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち下がり電圧が前記細動除去パル スの立ち上がり電圧に等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項 12に記載のシステム。 14. 上大静脈又は無名静脈中に位置するように構成された第1の主電極と、 右心室中に位置するように構成された第2の主電極と を含んでなることを特徴とする請求項12に記載のシステム。 15. 前記第1と第2の主電極が、共通の経静脈リード線によって担持されて いることを特徴とする請求項14に記載のシステム。 16. 上大静脈又は無名静脈中に位置するように構成された第1の主電極と、 右心室中に位置するように構成された第2の主電極と、 右心室コーヌス近傍に位置する第2の補助電極と を含んでなることと、 前記制御回路が前記1相性補助パルスを前記第1と第2の補助電極を通って送 出するように構成されていること を特徴とする請求項12に記載のシステム。 17. 前記第2の補助電極が、右心耳の前部部分又は右心室流出路の中に位置 するように構成されていることを特徴とする請求項16に記載のシステム。 18. 前記第2の補助電極が、経静脈リード線によって担持され、また、前記 第2の補助電極が前記経静脈リード線の末端に位置されることを特徴とする請求 項16に記載のシステム。 19. 前記第1と第2の主電極が、共通の経静脈リード線によって担持される ことを特徴とする請求項16に記載のシステム。 20. 前記電源が単一のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、前記補 助パルスと前記細動除去パルスの双方が前記単一のコンデンサーの放電によって 発生するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のシステム。 21. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、 前記補助パルスが前記第1のコンデンサーの放電によって発生し、前記細動除去 パルスが前記第2のコンデンサーの放電によって発生するように構成されている ことを特徴とする請求項12に記載のシステム。 22. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、 前記補助パルスが前記第1と第2のコンデンサーの放電によって発生し、前記細 動除去パルスが前記第1と第2のコンデンサーの放電によって発生するように構 成されていることを特徴とする請求項12に記載のシステム。 23. 心臓の細動除去又は電気的除細動を行う、そのような治療を必要とする 患者のためのインプラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、前記電源とに動作可能に結合した制御回路で あって、この制御回路が、前記主電極を通って細動除去パルスを含む電気的除細 動シーケンスを送出し、それに続いて、前記弱電界領域中での伝搬の中止を誘導 するに十分な補助パルスが前記補助電極を通って流れるように構成されている制 御回路と を含んでなり、 前記制御回路が、二相補助パルスと二相細動除去パルスを送出するように構成 され、また、前記制御回路が、前記補助パルスの立ち上がり電圧が前記細動除去 パルスの立ち下がり電圧に等しくなるように構成されていることを特徴とするシ ステム。 24. 前記制御回路が、0.5から10ミリ秒の持続時間の1相補助パルスを 送出するように構成されていることを特徴とする請求項23に記載のシステム。 25. 前記制御回路が、前記補助パルス後20ミリ秒以内に前記細動除去パル スを送出するように構成されていることを特徴とする請求項23に記載のシステ ム。 26. 前記少なくとも1つの補助電極が冠静脈洞を通って前記心臓の左心室の 表面上の静脈中に位置するように構成されていることを特徴とする請求項23に 記載のシステム。 27. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って、後部心臓静脈の 上1/3又は心臓大静脈の上半分の中に位置するように構成されていることを特 徴とする請求項23に記載のシステム。 28. 前記複数の主電極のそれぞれが経静脈リード線によって担持されること を特徴とする請求項23に記載のシステム。 29. 前記少なくとも1つの補助電極のそれぞれが経静脈リード線によって担 持されることを特徴とする請求項23に記載のシステム。 30. 前記電源がコンデンサーを含むことを特徴とする請求項23に記載のシ ステム。 31. 前記電源が単一のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、前記補 助パルスと前記細動除去パルスの双方が前記単一のコンデンサーの放電によって 発生するように構成されていることを特徴とする請求項23に記載のシステム。 32. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、 前記補助パルスが前記第1のコンデンサーの放電によって発生し、前記細動除去 パルスが前記第2のコンデンサーの放電によって発生するように構成されている ことを特徴とする請求項23に記載のシステム。 33. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、 前記補助パルスが前記第1の第2のコンデンサーの放電によって発生し、前記細 動除去パルスが前記第1と第2のコンデンサーの放電によって発生するように構 成されていることを特徴とする請求項23に記載のシステム。 34. 心臓の心室の細動除去を必要とする患者のためのインプラント可能なシ ステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓 の左心室の表面上の静脈中に位置するように構成されている少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、前記電源とに動作可能に結 合している制御回路であり、前記制御回路が、二相細動除去パルスを含む電気的 除細動シーケンスを前記主電極を通って送出し、これに続いて、二相補助パルス が前記補助電極を通って流れ、前記補助パルスが前記補助パルス後20ミリ秒以 内に送出され、前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスに対して極性が 反対となるように構成されている制御回路と、 を含んでなり、前記システムがさらに、 上大静脈又は無名静脈中に位置するように構成されている第1の主電極と、 右心室中に位置するように構成された第2の主電極と、 右心室コーヌス近傍に位置する第2の補助電極と を含んでなり、 前記制御回路が、前記1相補助パルスを前記第1と第2の補助電極を通って送 出するように構成されていることを特徴とするシステム。 35. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち上がり電圧が前記細動除去パル スの立ち下がり電圧に等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項 34に記載のシステム。 36. 前記第2の補助電極が、右心耳の前部部分又は右心室流出路の中に配置 されるように構成されていることを特徴とする請求項34に記載のシステム。 37. 前記第2の補助電極が、経静脈リード線によって担持され、また、前記 第2の補助電極が前記経静脈リード線の末端に位置することを特徴とする請求項 34に記載のシステム。 38. 前記第1と第2の主電極が、共通の経静脈リード線によって担持される ことを特徴とする請求項34に記載のシステム。 39. 前記電源が単一のコンデンサーを有し、また、前記制御回路が、前記補 助パルスと前記細動除去パルスとの双方が前記単一のコンデンサーの放電によっ て発生するように構成されていることを特徴とする請求項34に記載のシステム 。 40. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、 前記補助パルスが前記第1のコンデンサーの放電によって発生し、前記細動除去 パルスが前記第2のコンデンサーの放電によって発生するように構成されている ことを特徴とする請求項34に記載のシステム。 41. 前記電源が第1と第2のコンデンサーを含み、また、前記制御回路が、 前記補助パルスが前記第1と第2のコンデンサーの放電によって発生し、前記細 動除去パルスが前記第1と第2のコンデンサーの放電によって発生するように構 成されていることを特徴とする請求項34に記載のシステム。 42. 患者の心臓の電気的除細動又は細動除去にとって有用な電気リード線で あって、前記電極リード線が、 末端部分を有する細長い経静脈電極であり、前記リード線が右心耳内に前記末 端部分を位置させるように構成されている細長い経静脈リード線と、 前記電極リード線に接続され、また、前記末端部分に位置付けされた主電極と を含んでなり、さらに、 前記末端部分のところで前記電極リード線に接続された二次ペース電極または 感知電極若しくはその両方を含んでなり、 前記二次ペース電極または感知電極若しくはその両方が前記主電極に近接した 位置で前記電極リード線に接続されている電極リード線。 43. 前記二次ペース電極または感知電極若しくはその両方が1対のリング電 極を備えてなることを特徴とする請求項42に記載の電極リード線。 44. 心臓の心室の細動除去の治療を必要とする患者のための移植可能なシス テムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定し、前記複数の主電極が右心室中に配置されるよう に構成された電極を含む複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記少なくとも1つの補助電極が冠静脈洞を通って前記心臓の 左心室の表面上にある静脈中に位置するように構成されている少なくとも1つの 補助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、前記電源とに動作可能に結 合した制御回路であって、前記制御回路が、二相細動除去パルスを含む電気的除 細動シーケンスを前記主電極を通って送出し、それに続いて、二相補助パルスが 前記補助電極を通って流れ、前記補助パルスが前記細動除去パルス後20ミリ秒 以内に送出されるようにする制御回路と を備えなり、 前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスと極性が反対となるシステム 。 45. 前記患者の左胸郭領域中に埋め込まれるように構成されたハウジングを さらに備えてなるシステムであって、前記ハウジングが前記電源と前記制御回路 を含み、前記ハウジングが第2の主電極として働く活性外部部分を提供すること を特徴とする請求項44に記載のシステム。 46. 前記補助パルスが、前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されるこ とを特徴とする請求項45に記載のシステム。 47. 上大静脈又は無名静脈中に位置するように構成された第2の主電極をさ らに含んでなることを特徴とする請求項44に記載のシステム。 48. 前記補助パルスが、前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されるこ とを特徴とする請求項47に記載のシステム。 49. 前記患者の左胸郭領域中に埋め込まれるように構成されたハウジングで あって、前記ハウジングが前記電源と前記制御回路を含み、前記ハウジングが第 2の主電極として働く活性外部部分を提供するハウジングと、 上大静脈又は無名静脈中に位置するように構成された第3の主電極と、 をさらに含んでなり、 前記第2と第3の主電極が電気的に共通であることを特徴とする請求項44に 記載のシステム。 50. 前記補助パルスが前記補助電極と、前記第2と第3の電気的に共通であ る主電極との間に送出されることを特徴とする請求項49に記載のシステム。 51. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち上がり電圧が前記細動除去パル スの立ち下がり電圧に等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項 44に記載のシステム。 52. 心臓の心室を細動除去の治療を必要とする患者のためのインプラント可 能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定し、前記複数の主電極が右心室中に位置するように 構成された電極を含む複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記少なくとも1つの補助電極が冠静脈洞を通って前記心臓の 左心室の表面上の静脈中に配置されるように構成されている少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、前記電源とに動作可能に結 合した制御回路であり、前記制御回路か、補助パルスを含む電気的除細動シーケ ンスを前記補助電極を通って送出し、それに続いて、二相細動除去パルスが前記 主電極を通って流れ、前記細動除去パルスが前記補助パルス後20ミリ秒以内に 送出されるように構成されている制御回路と を含んでなり、 前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスに対して極性が反対となり、 前記患者の左胸郭中に埋め込まれるように構成されたハウジングをさらに備え 、前記ハウジングが前記電源と前記制御回路を含み、また、前記ハウジングが第 2の主電極として働く活性外部部分を提供することを特徴とするシステム。 53. 前記補助パルスが、前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されるこ とを特徴とする請求項52に記載のシステム。 54. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち上がり電圧が前記細動除去パル スの立ち下がり電圧に等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項 52に記載のシステム。 55. ハウジングと、 前記ハウジング内に含まれる電源であって、前記電源が蓄積コンデンサーを含 む電源と、 前記ハウジング内の含まれる前記電源と動作可能に結合した制御回路であって 、前記制御回路が補助パルスと細動除去パルスを含む電気的除細動シーケンスを 送出するように構成された制御回路と を含んでなり、 前記ハウジングが35立方センチ未満の体積を有するインプラント可能な細動 除去装置。 56. 前記電源が、バッテリをさらに含んでなることを特徴とする請求項55 に記載のインプラント可能な細動除去装置。 57. 前記制御回路が、前記細動除去パルスが前記補助パルスに後に続き、ま た、前記補助パルスの立ち下がり電圧が前記細動除去パルスの立ち上がり電圧に 等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項55に記載のインプラ ント可能な細動除去装置。 58. 前記制御回路が、前記補助パルスが前記細動除去パルスの後に続き、ま た、前記細動除去パルスの立ち下がり電圧が前記補助パルスの立ち上がり電圧に 等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項55に記載のインプラ ント可能な細動除去装置。 59. 前記ハウジングが少なくとも5立方センチの体積を有することを特徴と する請求項55に記載のインプラント可能な細動除去装置。 60. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の弱電 界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、電源とに動作可能に結合した制御回路であっ て、前記制御回路が、前記弱電界領域中における伝搬の中止を誘導するに十分な 補助パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記補助電極を通って送出し、それ に続いて、前記弱電界領域での伝搬の前記中止の間に前記主電極を通して細動除 去パルスを送出するように構成されている制御回路と、 を含んでなり、 前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓の左心室の表面 上にある静脈中に位置するように構成されているシステム。 61. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、電源とに動作可能に結合した制御回路であっ て、前記制御回路が、前記弱電界領域中における伝搬の中止を誘導するに十分な 補助パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記補助電極を通って送出し、それ に続いて、前記弱電界領域中での伝搬の中止の間に前記主電極を通じて細動除去 パルスを送出するように構成されている制御回路と、 を含んでなり、 前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓の左心室の後部 横方向表面上の静脈中に位置するように構成されているシステム。 62. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中に弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、前記電源とに動作可能に結合した制御回路で あって、前記制御回路が、前記弱電界領域中での伝搬の中止を誘導するに十分な 補助パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記補助電極を通って送出し、それ に続いて、前記弱電界領域で前記伝搬の中止の間に前記主電極を通って細動除去 パルスを送出するように構成されている制御回路と を含んでなり、 前記複数の主電極の各々が経静脈リード線によって担持されているシステム。 63. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中に弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極、前記補助電極と前記電源と動作可能に結合した制御回路であって 、前記制御回路が、前記弱電界領域中での伝搬の中止を誘導するに十分な補助パ ルスを含む電気的除細動シーケンスを前記補助電極を通って送出し、それに続い て、細動除去パルスが前記主電極を通って、前記弱電界領域での前記伝搬の中止 の間に送出されるように構成されている制御回路と、 を含んでなり、 前記電源が20から400マイクロファラッドのコンデンサーを含むシステム 。 64. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中に弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、前記電源とに動作可能に結合した制御回路で あって、前記制御回路が、細動除去パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記 主電極を通って送出し、それに続いて、前記弱電界領域中での伝搬の中止を誘導 するに十分な補助パルスが前記補助電極を通って流れるように構成されている制 御回路と を含んでなり、 前記制御回路が0.5から10ミリ秒の持続時間の1相補助パルスを送出する ように構成されているシステム。 65. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、前記電源とに動作可能に結合した制御回路で あって、前記制御回路が、細動除去パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記 主電極を通って送出し、それに続いて、前記弱電界領域中での伝搬の中止を誘導 するに十分な補助パルスが前記補助電極を通って流れるように構成されている制 御回路と を含んでなり、 前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓の左心室の後部 横方向表面上の静脈中に位置するように構成されているシステム。 66. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であり、前記電流経路が前記心臓の第2の 部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、前記電源とに動作可能に結合した制御回路で あって、前記制御回路が、細動除去パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記 主電極を通って送出し、それに続いて、前記弱電界領域中での伝搬の中止を誘導 するに十分な補助パルスが前記補助電極を通って流れるように構成されている制 御回路と を含んでなり、 前記電源が20から400マイクロファラッドのコンデンサーを含むシステム 。 67. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 に部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記補助電極と、前記電源とに動作可能に結合した制御回路で あって、前記制御回路が、細動除去パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記 主電極を通って送出し、それに続いて、前記弱電界領域中での伝搬の中止を誘導 するに十分な補助パルスが前記補助電極を通って流れるように構成されている制 御回路と を含んでなり、 前記制御回路が、前記補助パルスがピーク電流の50%以下であり、また、前 記細動除去パルスの送出エネルギの30%以下となるように構成されているシス テム。 68. 心臓の細動除去又は電気的除細動の治療を必要とする患者のためのイン プラント可能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記少なくとも1つの補助電極が冠静脈洞を通って前記心臓の 左心室の表面上の静脈中に位置するように構成されている少なくとも1つの補助 電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、前記電源とに動作可能に結 合した制御回路であって、前記制御回路が、二相細動除去パルスを含む電気的除 細動シーケンスを前記主電極を通って送出し、それに続いて、二相パルスが前記 補助電極を通って流れ、前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスに対し て極性が反対となるように構成されている制御回路と を含んでなり、 前記システムが、 上大静脈と無名静脈中に位置するように構成された第1の主電極と、 右心室中に位置するように構成された第2の主電極と を含んでなるシステム。 69. 心臓の心室の細動除去の治療を必要とする患者のためのインプラント可 能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定する複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓 の左心室の表面上の静脈中に位置するように構成されている少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、電源とに動作可能に結合し た制御回路であって、前記制御回路が、二相細動除去パルスを含む電気的除細動 シーケンスを前記主電極を通って送出し、それに続いて、二相補助パルスが前記 補助電極を流れ、前記補助パルスが前記補助パルス後20ミリ秒以内に送出され 、前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスに対して極性が反対となるよ うに構成されている制御回路と を含んでなるシステム。 70. 前記第1と第2の主電極が共通の経静脈リード線によって担持されるこ とを特徴とする請求項69に記載の移植可能システム。 71. 心臓の心室の細動除去の治療を必要とする患者のためのインプラント可 能なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定し、前記複数の主電極が右心室中に位置するように 構成された電極を含む複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓 の左心室の表面上の静脈中に位置するように構成されている少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、前記電源とに動作可能に結 合した制御回路であって、前記制御回路が、補助パルスを含む電気的除細動シー ケンスを前記補助電極を通って送出し、それに続いて、二相細動除去パルスが前 記主電極を通って流れ、前記細動除去パルスが前記補助パルス後20ミリ秒以内 に送出されるように構成されている制御回路と を含んでなり、 前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスに対して極性が反対になり、 上大静脈又は無名静脈中に位置するように構成された第2の主電極を含んでな るシステム。 72. 前記補助パルスが、前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されるこ とを特徴とする請求項71に記載のシステム。 73.心臓の心室の細動除去の治療を必要とする患者のためのインプラント可能 なシステムであって、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中において所定の電流経路に沿って細動除去パルスを送 出するように構成された複数の主電極であって、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱電界領域を画定し、前記複数の主電極が右心室中に位置するように 構成された電極を含む複数の主電極と、 前記弱電界領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも1つの補 助電極であって、前記少なくとも1つの補助電極が、冠静脈洞を通って前記心臓 の左心室の表面上の静脈中に位置するように構成されている少なくとも1つの補 助電極と、 電源と、 前記主電極と、前記少なくとも1つの補助電極と、前記電源とに動作可能に結 合した制御回路であって、前記制御回路が、補助パルスを含む電気的除細動シー ケンスを前記補助電極を通って送出し、それに続いて、二相性細動除去パルスが 前記主電極を通って流れ、前記細動除去パルスが前記補助パルス後20ミリ秒以 内に送出されるように構成されている制御回路と を含んでなり、 前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスに対して極性が反対となり、 前記システムが、 前記患者の左胸郭中に埋め込まれるように構成されたハウジングであって、前 記ハウジングが前記電源と前記制御回路を含み、前記ハウジングが第1の主電極 として働く活性外部部分を提供するハウジングと、 上大静脈又は無名静脈中に位置するように構成された第3の主電極と、 をさらに含んでなり、 前記第2と第3の主電極が電気的に共通であるシステム。 74. 前記補助パルスが前記補助電極と、前記第2と第3の電気的に共通の主 電極との間で送出されることを特徴とする請求項73に記載のシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イデカー,レイモンド・イー アメリカ合衆国、35205 アラバマ、バー ミンガム、アーリントン・アヴェニュー・ サウス 2600、アーリントン・コート 76 (72)発明者 ブッカー,ロバート・エス,ザ・サード アメリカ合衆国、55113 ミネソタ、セン ト・ポール、ラーペンター・アヴェニュー 1270 (72)発明者 ハーン,スティーヴン・ジェイ アメリカ合衆国、55126 ミネソタ、ショ アヴュー、ハーバー・コート 495 【要約の続き】 での伝搬の中止間に主電極(A50、B51)を通って 送出される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 患者の心臓の細動除去又は電気的除細動のためのインプラント可能システ ムにおいて、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中の事前決定された電流経路に沿って細動除去パルスを 送出するように構成された複数の主電極と、 冠状静脈洞中を通って前記心臓の左心室の表面上の静脈内に配置されるように 構成された前記主電極の内の第1の主電極と、 前記心臓の右心室中に配置されるように構成された前記主電極の内の第2の主 電極と、 電源と、 前記電源及び前記主電極と動作可能に結合している制御回路と を備え、 前記制御回路が細動除去パルスを前記主電極を通って送出するように構成され 、また、前記第1と第2の主電極が前記細動除去パルスに対して電気的に共通の 電極であることを特徴とするシステム。 2. 前記主電極の内の第1の主電極が、冠状静脈洞を通って前記心臓の左心室 の前横方向表面上の静脈内に配置されるように構成されていることを特徴とする 請求項1に記載のシステム。 3. 前記主電極の各々が静脈透過リード線によって担持されることを特徴とす る請求項1に記載のシステム。 4. 前記電源がキャパシタを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム 。 5. 前記電源が1つのキャパシタを含み、また、前記補助パルスと前記細動除 去パルスの双方が前記1つのキャパシタの放電によって発生されるように前記制 御回路が構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 6. このような治療をする必要がある患者の心臓の細動除去又は電気的除細動 のためのインプラント可能システムにおいて、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中の予め決定された電流経路に沿って細動除去パルスを 送出するように構成された複数の主電極であり、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱いフィールド領域を画定する複数の主電極と、 前記弱いフィールド領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも 1つの補助電極と、 電源と、 前記主電極、前記補助電極及び前記電源と動作可能に結合した制御回路であり 、前記制御回路が、前記弱いフィールド領域中伝搬の中止を誘導するに十分な補 助パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記補助電極を通って送出するように 構成され、その送出に続いて、前記弱いフィールド領域中での伝搬の中止の間に 細動除去パルスが前記主電極を通って送出される制御回路とを備えることを特徴 とするシステム。 7. 前記制御回路が二相補助パルスと二相細動除去パルスを送出するように構 成され、前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスと極性が逆であること を特徴とする請求項6に記載のシステム。 8. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち下がり電圧が前記細動除去パルス の立ち上がり電圧に等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項7 に記載のシステム。 9. 前記制御回路が、0.5から10ミリ秒の持続時間を持つ単相補助パルス を送出するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 10. 前記制御回路が、前記補助パルス後20ミリ秒以内に前記細動除去パル スを送出するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載のシステム 。 11. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠状静脈洞を通って前記心臓の左心 房の表面上の静脈中に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項 6に記載のシステム。 12. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠状静脈洞を通って前記心臓の左心 室の後部横方向表面上の静脈中に配置されるように構成されていることを特徴と する請求項6に記載のシステム。 13. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠状静脈洞を通って後部心臓静脈の 上1/3又は心臓大静脈の上半分の中に配置されるように構成されていることを 特徴とする請求項6に項記載のシステム。 14. 前記複数の主電極の各々が静脈透過リード線によって担持されることを 特徴とする請求項6に記載のシステム。 15. 前記少なくとも1つの補助電極の各々が都下静脈リード線によって担持 されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 16. 前記電源がキャパシタを含むことを特徴とする請求項6に記載のシステ ム。 17. 前記電源が20から400マイクロファラッドのキャパシタを含むこと を特徴とする請求項6に記載のシステム。 18. 前記電源が1つのキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前記補助 パルスと前記細動除去パルスの双方が前記1つのキャパシタの放電によって発生 するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 19. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1のキャパシタの放電によって発生し、前記細動除去パル スが前記第2のキャパシタの放電によって発生するように構成されていることを 特徴とする請求項6に記載のシステム。 20. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生し、前記細動除 去パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生するように構成され ていることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 21. 前記制御回路が、前記補助パルスがピーク電流の50%以下であり、前 記細動除去パルスの送出エネルギの30%以下であるように構成されていること を特徴とする請求項6に記載のシステム。 22. このような治療の必要がある患者の心臓の心室の細動除去のためのイン プラント可能システムにおいて、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中の予め決定された電流経路に沿って細動除去パルスを 送出するように構成された複数の主電極であり、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱いフィールド領域を画定する複数の主電極と、 前記弱いフィールド領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも 1つの補助電極であり、前記少なくとも1つの補助電極が冠状静脈洞を通って前 記心臓の左心室の表面上の静脈中に配置されるように構成された少なくとも1つ の補助電極と、 電源と、 前記主電極、前記少なくとも1つの補助電極及び前記電源と動作可能に結合し た制御回路であり、前記制御回路が、前記補助電極を通って二相補助パルスを含 む電気的除細動シーケンスを送出するように構成され、その送出に続いて、二相 細動除去パルスが前記主電極内を流れ、前記細動除去パルスが前記補助パルス後 20ミリ秒以内に送出され、前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスと 極性が逆である制御回路とを備えるシステム。 23. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち下がり電圧が前記細動除去パル スの立ち上がり電圧と等しいことを特徴とする請求項22に記載のシステム。 24. 前記静脈が前記心臓の左心室の後横方向表面上にあることを特徴とする 請求項22に記載のシステム。 25. 前記静脈が後部冠状静脈の上1/3又は心臓大静脈の上半分にあること を特徴とする請求項22に記載のシステム。 26. 上大静脈中又は無名静脈中に配置されるように構成されている第1の主 電極と、 右心室中に配置されるように構成されている第2の主電極と を備えることを特徴とする請求項22に記載のシステム。 27. 前記第1と第2の主電極が共通の静脈透過リード線によって担持される ことを特徴とする請求項26に記載のシステム。 28.上大静脈又は無名静脈中に配置されるように構成された第1の主電極と、 右心室中に配置されるように構成された第2の主電極と、 右心室コーヌス近傍に位置付けされた第2の補助電極と を備え、 前記単相補助パルスを前記第1と第2の補助電極を通って送出するように構成 されたことを特徴とする請求項22に記載のシステム。 29. 前記補助電極が、右心房心耳の前部部分又は右心房流出路の中に配置さ れるように構成されていることを特徴とする請求項28に記載のシステム。 30. 前記第2の補助電極が静脈透過リード線によって担持され、また、前記 第2の補助電極が前記静脈透過リード線の末端に位置付けされることを特徴とす る請求の第2の一範囲第28項記載のシステム。 31. 前記第1と第2の主電極が共通の静脈透過リード線によって担持される ことを特徴とする請求の範囲第28項記載のシステム。 32. 前記電源が1つのキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前記補助 パルスと前記細動除去パルスの双方が前記1つのキャパシタの放電によって発生 するように構成されていることを特徴とする請求項22に記載のシステム。 33. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1のキャパシタの放電によって発生し、前記細動除去パル スが前記第2のキャパシタの放電によって発生するように構成されていることを 特徴とする請求項22に記載のシステム。 34. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生し、前記細動除 去パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生することを特徴とす る請求項22に記載のシステム。 35. このような治療の必要がある患者の心臓の細動除去又は電気的除細動の ためのインプラント可能システムにおいて、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中の予め決定された電流経路に沿って細動除去パルスを 送出するように構成された複数の主電極であり、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱いフィールド領域を画定する複数の主電極と、 前記弱いフィールド領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも 1つの補助電極と、 電源と、 前記主電極、前記補助電極及び前記電源と動作可能に結合した制御回路であり 、前記制御回路が、細動除去パルスを含む電気的除細動シーケンスを前記主電極 を通って送出するように構成されており、この送出後に、前記弱いフィールド領 域中での伝搬の中止を誘導するに十分な補助パルスが前記補助電極を通って流れ る制御回路とを備えることを特徴とするインプラント可能システム。 36. 前記制御回路が、二相補助パルスと二相細動除去パルスを送出するよう に構成されていることを特徴とする請求項35に記載のシステム。 37. 前記制御回路が、二相補助パルスと二相細動除去パルスを送出するよう に構成されていることを特徴とする請求項35に記載のシステム。 38. 前記制御回路が、0.5から10ミリ秒の持続時間を持つ単相補助パル スを送出するように構成されていることを特徴とする請求項35に記載のシステ ム。 39. 前記制御回路が、前記補助パルスから20ミリ秒以内に前記細動除去パ ルスを送出するように構成されていることを特徴とする請求項35に記載のシス テム。 40. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠状静脈洞を通って前記心臓の左心 室の表面上の静脈中に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項 35に記載のシステム。 41. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠状静脈洞を通って前記心臓の左心 室の後横方向表面上の静脈中に配置されるように構成されていることを特徴とす る請求項35に記載のシステム。 42. 前記少なくとも1つの補助電極が、冠状静脈洞を通って後部心臓静脈の 上1/3又は心臓大静脈の上半分のどちらかの中に配置されるように構成されて いることを特徴とする請求項35に記載のシステム。 43. 前記複数の主電極の各々が静脈透過リード線によって担持されることを 特徴とする請求項35に記載のシステム。 44. 前記少なくとも1つの補助電極の各々が静脈透過リード線によって担持 されることを特徴とする請求項35に記載のシステム。 45. 前記電源がキャパシタを含むことを特徴とする請求項35に記載のシス テム。 46. 前記電源が20から400マイクロファラッドのキャパシタを含むこと を特徴とする請求項35に記載のシステム。 47. 前記電源が1つのキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前記補助 パルスと前記細動除去パルスの双方が前記1つのキャパシタによって発生するよ うに構成されていることを特徴とする請求項35に記載のシステム。 48. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1のキャパシタの放電によって発生し、前記細動除去パル スが前記第2のキャパシタの放電によって発生するように構成されていることを 特徴とする請求項35に記載のシステム。 49. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生し、前記細動除 去パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生するように構成され ていることを特徴とする請求項35に記載のシステム。 50. 前記制御回路が、前記補助パルスがピーク電流の50%以下で、また、 前記細動除去パルスの送出エネルギの30%以下であるように構成されているこ とを特徴とする請求項35に記載のシステム。 51. このような治療を必要としている患者の心臓の心室の細動除去のための インプラント可能システムにおいて、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中の予め決定された電流経路に沿って細動除去パルスを 送出するように構成された複数の主電極であり、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱いフィールド領域を画定する複数の主電極と、 前記弱いフィールド領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも 1つの補助電極であり、前記少なくとも1つの補助電極が冠状静脈洞を通って前 記心臓の左心室の表面上の静脈中に配置されるように構成されている少なくとも 1つの補助電極と、 電源と 前記主電極、前記少なくとも1つの補助電極及び前記電源と動作可能に結合し ている制御回路であり、前記制御回路が、二相細動除去パルスを含む電気的除細 動シーケンスを前記主電極を通って送出し、この送出の後で、前記補助電極を通 って二相パルスが流れ、前記補助パルスが前記補助パルス後20ミリ秒以内に送 出 され、前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスと極性が逆である制御回 路と を備えることを特徴とするシステム。 52. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち上がり電圧が前記細動除去パル スの立ち下がり電圧と等しいように構成されていることを特徴とする請求項51 に記載のシステム。 53. 前記静脈が前記心臓の左心室の後横方向表面上にあることを特徴とする 請求項51に記載のシステム。 54. 前記静脈が後部心臓静脈の上1/3中又は心臓大静脈の上半分中にある ことを特徴とする請求項51に記載のシステム。 55.上大静脈又は無名静脈中に配置されるように構成された第1の主電極と、 右心室に配置されるように構成された第2の主電極とを備えることを特徴とす る請求項51に記載のシステム。 56. 前記第1と第2の主電極が共通の静脈透過リード線によって担持される ことを特徴とする請求項54に記載のシステム。 57.上大静脈又は無名静脈中に配置されるように構成された第1の主電極と、 右心室中に配置されるように構成された第2の主電極と、 右心室コーヌス近傍に位置付けされた第2の補助電極と、 を備え、 前記制御回路が、前記第1と第2の補助電極を通って前記単相補助パルスを送 出するように構成されていることを特徴とする請求項51に記載のシステム。 58. 前記第2の補助電極が、右心房心耳の前部部分又は右心室流出路の中に 配置されるように構成されていることを特徴とする請求項57に記載のシステム 。 59. 前記第2の補助電極が静脈リード線によって担持され、また、前記第2 の補助電極が前記静脈透過リード線の末端上に位置付けされていることを特徴と する請求項51に記載のシステム。 60. 前記第1と第2の主電極が共通の静脈リード線によって担持されること を特徴とする請求項57に記載のシステム。 61. 前記電源が1つのキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前記補助 パルスと前記細動除去パルスの双方が前記1つのキャパシタの放電によって発生 するように構成されていることを特徴とする請求項51に記載のシステム。 62. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1のキャパシタの放電によって発生し前記細動除去パルス が前記第2のキャパシタの放電によって発生するように構成されていることを特 徴とする請求項51に記載のシステム。 63. 前記電源が第1と第2のキャパシタを含み、また、前記制御回路が、前 記補助パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生し前記細動除去 パルスが前記第1と第2のキャパシタの放電によって発生するように構成されて いることを特徴とする請求項51に記載のシステム。 64. ハウジングと、 前記ハウジング内に包含された電源であり、前記電源が蓄積用キャパシタを含 む電源と、 前記ハウジング内に包含され、前記電源と動作可能に結合した制御回路であり 、前記制御回路が、0.01から2ジュールの補助パルスと5から50ジュール の細動除去パルスを含む電気的除細動シーケンスを送出するように構成されてい る制御回路と、 を備えることを特徴とするインプラント可能細動除去装置。 65. 前記電源が二相補助パルスと二相細動除去パルスを送出するように構成 されていることを特徴とする請求項64に記載のインプラント可能細動除去装置 。 66. 前記電源が0.05から1ジュールの補助パルスと5から30ジュール の細動除去パルスを送出するように構成されたことを特徴とする請求項65に記 載のインプラント可能細動除去装置。 67. 前記制御回路が、前記細動除去パルスが前記補助パルスの後に続き、ま た、前記補助パルスの立ち下かり電圧が前記細動除去パルスの立ち上がり電圧に 等しいように構成されていることを特徴とする請求項64に記載のインプラント 可能細動除去装置。 68. 前記制御回路が、前記補助パルスが前記細動除去パルスの後に続き、ま た、前記細動除去パルスの立ち下がり電圧が前記補助パルスの立ち上がり電圧に 等しいように構成されていることを特徴とする請求項64に記載のインプラント 可能細動除去装置。 69. 末端部分を有する細長い静脈透過電極リード線であり、前記リード線が 、右心房心耳又は右心室流出路の内部に前記末端部分を配置されるように構成さ れているリード線と、 前記電極リード線に接続され、前記末端部分上におかれた主電極と を備えることを特徴とする患者の熱の電気的除細動又は細動除去のための有用な 電極リード線。 70. 前記末端部分で前記電極リード線に接続される二次ペース/感知電極を さらに備えることを特徴とする請求項69に記載の電極リード線。 71. 前記二次ペース/感知電極が前記主電極に対して末端にある位置で前記 電極リード線に接続されることを特徴とする請求項69に記載の電極リード線。 72. 前記二次ペース/感知電極が前記主電極に近接した位置で前記電極リー ド線に接続されることを特徴とする請求項69に記載の電極リード線。 73. 前記二次ペース/感知電極が1対のリング電極を備えることを特徴とす る請求項72に記載の電極リード線。 74. このような治療を必要とする患者の心臓の心室を細動除去するインプラ ント可能システムにおいて、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中の予め決定された電流経路に沿って細動除去パルスを 送出するように構成された複数の主電極であり、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱いフィールド領域を画定し、前記複数の主電極が右心室中に配置さ れるように構成された電極を含む複数の主電極と、 補助パルスを前記弱いフィールド領域に送出するように構成された少なくとも 1つの補助電極であり、前記少なくとも1つの補助電極が冠状静脈洞を通って前 記心臓の左心室の表面上の静脈中に配置されるように構成されている少なくとも 1つの補助電極と、 電源と、 前記主電極、前記少なくとも1つの補助電極及び前記電源と動作可能に結合し た制御回路であり、前記制御回路が、二相細動除去パルスを含む電気的除細動シ ーケンスを前記主電極を通って送出し、この送出の後に二相補助パルスが前記補 助電極を通って流れ、前記補助パルスが前記細動除去パルス後20ミリ秒以内に 送出される制御回路と を備え、 前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスと極性が逆であることを特徴 とするシステム。 75. 前記患者の左胸郭領域中にインプラントされるように構成されたハウジ ングをさらに備え、前記ハウジングが前記電源と前記制御回路を包含し、前記ハ ウジングが第2の主電極として働く活性外部部分を有することを特徴とする請求 項74に記載のシステム。 76. 前記補助パルスが前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されること を特徴とする請求項75に記載のシステム。 77. 上大静脈又は無名静脈中に配置されるように構成された第2の主電極を さらに備えることを特徴とする請求項74に記載のシステム。 78. 前記補助パルスが前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されること を特徴とする請求項77に記載のシステム。 79. 前記患者の左胸郭領域中にインプラントされるように構成されたハウジ ングであり、前記ハウジングが前記電源と前記制御回路を包含し、前記ハウジン グが第2の主電極として働く活性外部部分を有するハウジングと、 上大静脈又は無名静脈中に配置されるように構成された第3の主電極とを備え 、 前記第2と第3の主電極が電気的に共通であることを特徴とする請求の範囲第7 4項記載のシステム。 80. 前記補助パルスが前記補助電極と、第2及び第3の電気的に共通してい る主電極との間に送出されることを特徴とする請求項79に記載のシステム。 81. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち上がり電圧が前記細動除去パル スの立ち下がり電圧に等しいように構成されていることを特徴とする請求項74 に記載のシステム。 82. 前記静脈が前記心臓の左心室の後横方向表面上にあることを特徴とする 請求項74に記載のシステム。 83. 前記静脈が後部心臓静脈の上1/3又は心臓大静脈の上半分の中にある ことを特徴とする請求項74に記載のシステム。 84. このような治療を必要としている患者の心臓の心室の細動除去を実行す るインプラント可能システムにおいて、前記システムが、 前記心臓の第1の部分中の予め決定された電流経路に沿って細動除去パルスを 送出するように構成された複数の主電極であり、前記電流経路が前記心臓の第2 の部分中の弱いフィールド領域を画定し、前記複数の主電極が、右心室中に配置 されるように構成された電極を含む複数の主電極と、 前記弱いフィールド領域に補助パルスを送出するように構成された少なくとも 1つの補助電極であり、前記少なくとも1つの補助電極が、冠状静脈洞を通って 前記心臓の左心室の表面上にある静脈中に配置されるように構成されている少な くとも1つの補助電極と、 電源と、 前記主電極、前記少なくとも1つの補助電極及び前記電源と動作可能に結合し た制御回路であり、前記制御回路が、補助パルスを含む電気的除細動シーケンス を前記補助電極を通って送出するように構成され、この送出の後で二相細動除去 パルスが前記主電極を通って流れ、前記細動除去パルスが前記補助パルス後20 ミリ秒以内に送出される制御回路と、 を備え、 前記細動除去パルスの第1の相が前記補助パルスと極性が逆であることを特徴 とするシステム。 85. 前記患者の左胸郭領域中にインプラントされるように構成されたハウジ ングをさらに含み、前記ハウジングが前記電源と前記制御回路を包含し、前記ハ ウジングが第2の主電極として働く活性外部部分を有することを特徴とする請求 項84に記載のシステム。 86. 前記補助パルスが前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されること を特徴とする請求項85に記載のシステム。 87. 上大静脈又は無名静脈中に配置されるように構成された第2の主電極を さらに備えることを特徴とする請求項84に記載のシステム。 88. 前記補助パルスが前記補助電極と前記第2の主電極間に送出されること を特徴とする請求項87に記載のシステム。 89. 前記患者の左胸郭領域中にインプラントされるように構成されたハウジ ングであり、前記ハウジングが前記電源と前記制御回路を包含し、前記ハウジン グが第2の主電極として働く活性外部部分を有するハウジングと、 上大静脈又は無名静脈中に配置されるように構成された第3の主電極ととをさ らに備え、 前記第2と第3の主電極が電気的に共通していることを特徴とする請求項87 に記載のシステム。 90. 前記補助パルスが前記補助電極とと、前記第2及び第3の電気的に共通 した主電極との間に送出されることを特徴とする請求項89に記載のシステム。 91. 前記制御回路が、前記補助パルスの立ち上がり電圧が前記細動除去パル スの立ち下がり電圧と等しいように構成されていることを特徴とする請求項84 に記載のシステム。 92. 前記静脈が前記心臓の光心室の後横方向表面上にあることを特徴とする 請求項51に記載のシステム。 93. 前記静脈が後部心臓静脈の上1/3又は心臓大静脈の上半分中にあるこ とを特徴とする請求項84に記載のシステム。
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