JP2001514523A - 加水分解タンパク質および繊維ブレンドを含む栄養組成物 - Google Patents

加水分解タンパク質および繊維ブレンドを含む栄養組成物

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Abstract

(57)【要約】 小児の疝痛および成人の便秘および下痢を制御するための繊維の使用は充分に受け入れられている。本発明は、とりわけ、加水分解タンパク質および/またはアミノ酸および食物繊維を含有する液体栄養調合物に関する。本発明は、物理的安定性および高密度の製品の課題を、可溶性/発酵性繊維を不溶性/非発酵性繊維と可溶性/発酵性繊維とのブレンドとともに使用することにより克服するものである。本発明はまた、疝痛、下痢、短腸症候群および他の胃腸疾患を治療するための、アミノ窒素源として加水分解タンパク質および/または遊離アミノ酸を用いた栄養製品での生理的有効量の繊維の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 加水分解タンパク質および繊維ブレンドを含む栄養組成物 本発明は、一般に、繊維を含む液体栄養製品に関し、さらに詳しくは、小児の 疝痛(colic)の管理に有用な繊維ブレンド(fiber blend)を含み加水分解タン パク質を含有する小児用調合物に関する。本発明はまた、加水分解タンパク質お よび/またはアミノ酸、および下痢その他の疾患の管理に有用な全食物繊維を高 レベルで含む医用栄養製品にも関する。技術背景 繊維は、疝痛、下痢、短腸症候群(short gut syndrome)、腸機能障害、クロ ーン病、胃腸管の不耐および吸収不良を患うヒトの治療に重要な成分である。 疝痛は、今日の小児科学が直面している最も混乱した主題の一つである。「疝 痛」の標準的な定義の不在のなかで、「疝痛を患う小児」についての一つの研究 を他の研究と比較することは困難である。さらに、標準的な定義が不在であるた め、疝痛の原因および/または管理を評価する研究には種々の問題を有する小児 の群および全く問題を有しない小児の群との異質な群を包含していることは疑い ない。 小児科学の文献中の多くの報告は、疝痛が母乳で育てた小児および調合乳で育 てた小児の両者の少なくとも10%から30%もの高率で起こることを示唆して いる。疝痛は、しばしば、夕方の時間帯に一般に起こる予期しない泣き喚き(cr ying or fussing)のエピソードとして記載される。器質的または身体的な原因 も非器質的な病因も確認されていないが、それにも拘わらず、疝痛の治療の試み として幾つかの比較的多様な治療法が用いられている。疝痛が何らかの形で完全 なタンパク質に対する食物アレルギーに関連すると考える研究者に対して、ある 種の調合物は加水分解物を含んでおり、その際、該調合物中のタンパク質は分解 されてアレルギー応答を低減させている。現在行われている他の治療法では、鎮 静剤または痙痙剤をしばしば用いている。疝痛を患う小児の治療に用いるさらに 他の治療法は、機械的な揺り動かしまたは振動デバイス(mechanical rocking o r vibrating devices)の使用を包含する。残念ながら、これら治療法はしばし ば有効でない。 繊維は、固形食物が小児の食事の一部となってからは(一般に生後4〜6箇月 )通常の食事の構成分となる。繊維は、小児が穀類、果物および野菜などの食品 を消化できるようになった後にのみ、小児の食事中に含ませられる。そのような ものとして、食物繊維は、通常、疝痛を患う小児の食事の構成分ではない。 本発明の前までは、加水分解タンパク質を含む小児用調合物中に繊維が意図的 に含ませられることはなかった。典型的な加水分解タンパク質または低アレルギ ー性(hypoallergenic)調合物は短期間静置しただけで相分離を起こしやすく、 食物繊維の添加は多くの繊維が本来持っている不溶性のために安定性の問題をま すます悪化させるのみである。さらに、繊維は粘度を増大させるため、生理的に 有効なレベルでの食物繊維の導入は高粘度の液体を生成し、これは乳首またはチ ューブでの摂食に適当でない。 加水分解調合物の物理的安定性は、相分離が、摂食者がバランスの悪い栄養を 摂取するという結果を引き起こすために重要である。瓶で摂食している間の相分 離はまた、調合物の香味の変化のために小児による摂食拒否ともなりうる。本発 明は、その一部において、相分離の増大や乳首または摂食チューブで摂食するの には粘凋すぎる製品という結果を引き起こすことなく、加水分解タンパク質を含 む調合物中に繊維ブレンドを導入する方法に関する。本発明に従って製造した調 合物は、疝痛、小児の下痢および食物繊維が積極的な影響を及ぼし得る他の胃腸 管状態の管理に有用であろう。 便秘および下痢は、腸摂食(enteral feedings)を行っている成人患者の実質 パーセントにおける問題である。下痢は、患者にとって不快であるばかりでなく 、水分、電解質および他の栄養分を奪うため患者の健康にとって極めて危険であ る。この問題は、患者が腸機能障害、外科手術などのために基本的なまたは加水 分解した腸用栄養調合物を必要とするときに一層深刻になる。これら患者におけ る下痢の制御はとりわけ重要である。 下痢の制御または管理のために繊維を使用することはよく知られている。食物 繊維は、EnsureR with Fiber、JevityRおよびPediaSureR with Fiberなどの腸栄 養調合物中に含まれている。これら製品はいずれも、アボット・ラボラトリー ズのロス・プロダクツ・ディビジョン、コロンバス、オハイオにより市販されて いる。生理的に有効なレベルの食物繊維を加水分解したまたは基本的な医用栄養 物に含有させることに伴う主要な問題は、製品の安定性である。加水分解したま たは基本的な医用栄養物は、本来、相分離を起こしやすい。食物繊維の添加は、 ある種の繊維の不溶性の特性のために製品の不安定性を悪化させるだけである。 また、生理的に有効なレベルの種々の繊維は、高粘度の製品、それゆえチューブ での摂食に適しない製品を生成する。それゆえ、チューブでの摂食や乳首での摂 食を排除する過度の粘性を避けながら、貯蔵寿命またはエマルジョン安定性の向 上した食物繊維含有製品に対する必要性が存在する。 Hwangらの米国特許第5,416,077号には、物理的安定性の改善された液 体栄養物が開示されている。限られた沈降を有するこの栄養物は、50〜100 0ppmのイオターカラギーナン、および場合によりイオターカラギーナンとカ ッパーカラギーナンとの全濃度の25%未満の濃度のカッパーカラギーナンを含 む。この特許は、タンパク質成分がもはや製品エマルジョンに安定性を付与しな い程度まで加水分解された加水分解調合物の特別の問題は扱っていない。 Masorらの米国特許第5,492,899号には、4種のヌクレオチドを特定の レベルおよび範囲で含む小児用調合物が開示されている。この特許はまた、該発 明による調合物の消費により下痢の制御および免疫系の昂進が可能であることを 示唆している。米国特許第5,492,899号の教示を参照のため本明細書中に 引用する。 Mahmoudの米国特許第4,670,268号には、炭水化物、脂質、タンパク質 加水分解産物、ビタミンおよびミネラル並びにオクテニルコハク酸無水物により 修飾したデンプンを含む低アレルギー性調合物が開示されている。この特許は、 加水分解タンパク質を含む小児用調合物の物理的安定性に関するものであるが、 かかる製品に繊維を添加することに伴う別の問題は扱っていない。 Garlebらの米国特許第5,085,883号は、栄養製品のための食物繊維のブ レンドを教示している。このブレンドは、5〜50重量%の可溶性かつ発酵性の 繊維、5〜20重量%の可溶性かつ非発酵性の繊維、および45〜80重量%の 不溶性かつ非発酵性の食物繊維を含む。アラビアゴム、カルボキシメチルセル ロースナトリウムおよびおよびカラスムギ外皮繊維が該発明に有用であると開示 されている。この特許は、加水分解タンパク質含有調合物の特別の必要性につい ては扱っておらず、許容しうる物理的安定性を有する栄養製品を製造するために 繊維ブレンド成分のレベルを計算する方法は開示していない。米国特許第5,0 85,883号の教示を参照のため本明細書中に引用する。 Behrらの米国特許第5,104,677号は、液体栄養物のための食物繊維ブレ ンドと脂質系との組み合わせを教示している。食物繊維系は、5〜50%の可溶 性かつ発酵性の食物繊維、5〜20%の可溶性かつ非発酵性の食物繊維、および 45〜80%の不溶性かつ非発酵性の食物繊維を含む。この製品の全カロリーの 10%未満が飽和脂肪酸を含み、この製品の全カロリーの10%以下がポリ不飽 和脂肪酸を含み、この製品中のn−3脂肪酸に対するn−6脂肪酸の比は2〜1 0の範囲である。好ましくは、繊維系は、アラビアゴム、カルボキシメチルセル ロースナトリウムおよびカラスムギ外皮繊維である。 Borschelらの米国特許第5,021,245号は、小児の疝痛の治療に使用する ための小児用調合物に関する。この調合物は、タンパク質、脂質、炭水化物およ び調合物1L当たり3.1〜14.1グラム(「gms」または「g」)のダイズ多糖 を含む。この特許は、本発明と密接に関連している。しかしながら、この文献に は、加水分解タンパク質を含む調合物中へ繊維系を導入することに伴う問題への 解決については開示も示唆もなされていない。アボット・ラボラトリーズのロス ・プロダクツ・ディビジョン、コロンバス、オハイオにより販売されているIsom ilRDFとして知られる小児用調合物は、この特許の市販態様である。 Schmidlらの米国特許第5,472,952号は、下痢の管理のために部分的に 加水分解したペクチンを含む、栄養的に完全な食品組成物に関する。この特許は 、広範に加水分解した(すなわち、ピークの分子量が3,300またはそれ以下 )ペクチンが下痢を制御する能力を失うことから、加水分解の程度が重要である ことを教示している。この特許には、特定の加水分解したカルボキシメチルセル ロースを他の繊維とともに用いて、乳首やチューブによる摂食を可能とするに充 分低い粘度を保持しながら物理的安定性の向上した加水分解栄養物を製造するこ とについては開示も示唆もなされていない。 Josephらの米国特許第4,765,981号には、オートミールの水性抽出物を 経口投与することを含む、小児疝痛の治療方法が開示されている。沸騰させたオ ートミールは水溶性オリゴ糖または繊維の水溶液となると思われる。この特許に は、加水分解調合物に使用するための本発明の進歩的な繊維ブレンドについては 開示も示唆もなされていない。 Greenbergの米国特許第5,260,279号には、可溶性の繊維、とりわけ加 水分解したグアールガムまたはペクチンを含む栄養的に完全な組成物が開示され ている。この特許は、加水分解タンパク質含有栄養物に付随する特別の問題は扱 っておらず、製品の物理的安定性を予測するための等式(equation)の使用につ いても示唆していない。 それゆえ、有意の数の小児において疝痛の症状を有意に低減させる、加水分解 タンパク質を含む改良された小児用調合物に対する必要性が存在する。また、繊 維を含み、エマルジョン安定性が改善され、チューブによる摂食を容易にする粘 度を有する、高残留性(high residue)、加水分解医用栄養製品に対する必要性 が存在する。発明の要約 本発明は、繊維を含む栄養製品、とりわけ、小児の疝痛、下痢および他の疾患 の管理に有用な繊維ブレンドを含む、加水分解タンパク質を含有する小児用調合 物または医用栄養製品に関する。本発明の第一の側面は、物理的安定性の改善さ れた低粘度の液体栄養調合物を提供するものであり、該調合物は、下記のものを 含む: a.加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物より選ばれたアミノ窒 素源;および b.全食物繊維ブレンド、該繊維ブレンドは調合物1L当たり3〜15gの濃度 であり、該繊維ブレンドは可溶性/非発酵性の繊維並びに不溶性/非常発酵性の 繊維、可溶性/発酵性の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一つ の繊維を含み;該全食物繊維ブレンドの濃度(g/l)を(T)、10〜40重 量%の範囲であってよい可溶性の全食物繊維のパーセントを(S)、および20 〜80の範囲であってよい非発酵性の繊維である可溶性繊維の重量パーセントを (C)としたとき、式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S ‐0.00119×C2+0.00302×S2が3.0に等しいかまたはそれ以下でなければなら ない。 上記低粘度の液体栄養調合物はさらに、脂質、炭水化物、ビタミンおよびミネ ラルよりなる群から選ばれた少なくとも一つの成分を含む。場合により、これら 付加的成分のすべてが栄養調合物中に含まれる。好ましくは、アミノ窒素源は、 調合物1L当たり10〜70gの濃度であり、脂質は調合物1L当たり20〜4 5gの濃度であり、炭水化物(食物繊維からのものを含む)は調合物1L当たり 60〜190gの濃度である。さらに好ましくは、タンパク質の濃度は13〜2 0g/lであり、炭水化物の濃度は70〜100g/lであり、食物繊維のブレ ンドは7〜12g/lの濃度である。 アミノ窒素源は、遊離のアミノ酸、加水分解したダイズタンパク質、加水分解 したカゼイネート(caseinates)、加水分解したホエーおよびこれらの混合物よ りなる群から選ばれる。 好ましい繊維ブレンドは、可溶性/非発酵性繊維成分として、加水分解カルボ キシメチルセルロース、および繊維ブレンドの他の成分として、カラスムギ外皮 繊維、アラビアゴム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシペクチン 、高メトキシペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、エンドウ外皮 繊維、ダイズ外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維およびトウモロコシふす まよりなる群から選ばれた少なくとも一つの繊維を含む。最も好ましい繊維ブレ ンドは、加水分解CMC、アラビアゴムおよびカラスムギ外皮繊維の混合物であ る。脂質は、ダイズ油、ココヤシ油、ココヤシ油のフラクション、トウモロコシ 油、ベニバナ油、高オレインベニバナ油、落花生油、パームオレイン油、オリー ブ油、マリン油(marine oil)、卵黄油、ヒマワリ油、高オレインヒマワリ油、 カノラ(canola)油、菜種油、キノコ油(fungal oils)およびラードおよびこ れらの混合物よりなる群から選ばれる。 上記等式の変数はT、SおよびCを含む。Tは5〜10g/lの範囲であり、 Sは20〜40の範囲であり、好ましくは、Tは6〜10g/lの範囲であり、 Sは25〜35の範囲であり、Cは20〜40または60〜80の範囲であり、 さらに好ましくは、Tは約10g/l、Sは約35、Cは約20である。最も好 ましい調合物は、約2.8g/lのアラビアゴム、約6.5g/lのカラスムギ繊 維および約0.7g/lのCMCを含む。可溶性/非発酵性の繊維(C)は、2 %wt/wt水溶液として0.2〜3.5Pa・sの粘度を有する。 本発明の第二の側面は、疝痛、下痢、短腸症候群、腸機能障害、クローン病、 胃腸管の不耐および吸収不良から選ばれる疾患を患うヒトの治療方法を提供する ものであり、該方法は、治療を要するそのようなヒトに低粘度の液体栄養調合物 を腸内投与することを含み、該調合物は、下記のものを含む: a.加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物より選ばれたアミノ窒 素源;および b.全食物繊維ブレンド、該繊維ブレンドは調合物1L当たり3〜15gの濃度 であり、該繊維ブレンドは可溶性/非発酵性の繊維並びに不溶性/非常発酵性の 繊維、可溶性/発酵性の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一つ の繊維を含み;該全食物繊維の濃度(g/1)を(T)、10〜40重量%の範 囲であってよい可溶性の全食物繊維のパーセントを(S)、および20〜80の 範囲であってよい非発酵性の繊維である可溶性繊維の重量パーセントを(C)と したとき、式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S ‐0.00119×C2+0.00302×S2が3.0に等しいかまたはそれ以下でなければなら ない。 本発明の他の側面は、食物繊維およびアミノ窒素源を含み物理的安定性が改善 された腸内調合物の製造方法であって、 (a)可溶性/非発酵性の成分並びに不溶性/非発酵性の繊維、可溶性/発酵性 の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一つの繊維を含む全食物繊 維ブレンド(T)を、可溶性繊維である全食物繊維の重量パーセント(S)が1 0〜40の範囲であり、および非発酵性である可溶性繊維の重量パーセント(C )が20〜80の範囲であり、上記T、SおよびCの値を式: 8.473‐0.9167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S +0.00139×C×S‐0.00119×C2+0.00302×S2に代入したときに、3.0に等しい かまたはそれ以下の数が得られるように選択し、ついで (b)3〜15g/Lの濃度の該全食物繊維ブレンド(T)を、脂質源、炭水化 物源並びに加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物よりなる群から 選ばれたアミノ窒素源と混合する ことを含む方法を提供する。 本発明の他の側面は、出願明細書に記載される。発明の簡単な説明 本発明において利用する食物繊維源は、可溶性、不溶性、発酵性および非発酵 性なる術語により特徴付けることができる。数多くのタイプの食物繊維が知られ ており、利用できる。本明細書および請求の範囲において食物繊維とは、ヒト消 化管中の酵素により小さな分子に分解され、血流中に吸収される食物のあらゆる 成分をいうものと理解される。これら食物成分は、たいてい、セルロース、ヘミ セルロース、ペクチン、ゴム、ムチン質、およびリグニンである。繊維は、その 化学組成および物理構造、それゆえその生理的機能が有意に異なっている。 生理的機能に影響を及ぼす繊維(繊維系)の特性は、溶解性および発酵性であ る。溶解性に関しては、繊維は、所定のpHの緩衝液中で可溶化する繊維の能力 に基づいて可溶性と不溶性のタイプに分けられる。繊維源は、それに含まれる可 溶性繊維および不溶性繊維の量が異なっている。本明細書および請求の範囲にお いて「可溶性」および「不溶性」の食物繊維は、アメリカン・アソシエーション ・オブ・シリアル・ケミスツ(American Association of Cereal Chemists)(A ACC)方法32−07を用いて決定される。本明細書および請求の範囲において 「全食物繊維」または「食物繊維」とは、AACC方法32−07により決定された 可溶性繊維と不溶性繊維との合計であり、重量%で繊維源の少なくとも70%が 食物繊維を含むものをいうと理解される。本明細書および請求の範囲において、 「可溶性」食物繊維源とは食物繊維の少なくとも60%がAACC方法32−07に より決定された可溶性食物繊維である繊維源であり、「不溶性」食物繊維源とは 全食物繊維の少なくとも60%がAACC方法32−07により決定された不溶性食 物繊維である繊維源である。 可溶性食物繊維源の代表例は、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロースナ トリウム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシペクチン、高メトキ シペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、カラギーナンおよびオオ バコ種子である。数多くの市販源の可溶性食物繊維を利用できる。たとえば、ア ラビアゴム、加水分解カルボキシメチルセルロース、グアールガム、低メトキシ ペクチンおよび高メトキシペクチンはベルカンプ、メリーランドのTIC Gums,In c.から入手できる。オオムギグルカンおよびカラスムギグルカンは、オマハ、 ネブラスカのMountain Lake Specialty Ingredients,Inc.から入手できる。オ オバコ種子は、ノースベルゲン、ニュージャージのMeer Corporationから入手で き、カラギーナンはフィラデルフィア、ペンシルベニアのFMC Corporationから 入手できる。 不溶性食物繊維の代表例は、カラスムギ外皮繊維、エンドウ外皮繊維、ダイズ 外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維、セルロースおよびトウモロコシふす まである。不溶性食物繊維もまた数多くの市販のものを利用できる。たとえば、 トウモロコシふすまは、シカゴ、イリノイのQuaker Oatsから入手でき、カラス ムギ外皮繊維はケンブリッジ、ミネソタのCanadian Harvestから入手でき、エン ドウ外皮繊維はウイニペッグ、カナダのWoodstone Foodsから入手でき、ダイズ 外皮繊維およびカラスムギ外皮繊維はラバル、メリーランドのThe Fibrad Group から入手でき、ダイズ子葉繊維はセントルイス、ミズーリのProtein Technologi es Internationalから入手でき、テンサイ繊維はミネアポリス、ミネソタのDelt a Fiber Foodsから入手でき、セルロースはサドルブルック、ニュージャージー のJames River Corp.から入手できる。 繊維の第二の記述的な特性は、ヒト大腸中に存在する嫌気性細菌による発酵を 受ける能力である。食物繊維は、その発酵性において有意に異なる。本明細書お よび請求の範囲において「非発酵性」なる語は、40重量%未満、好ましくは3 0重量%未満の比較的低い発酵性を有する食物繊維を意味するものと理解され、 「発酵性」なる語は60重量%以上、好ましくは70重量%以上の比較的高い発 酵性を有する食物繊維を意味するものと理解される。 本明細書および請求の範囲において、発酵性は「Fermentability of Various Fiber Sources by Human Fecal Bacteria In Vitro」、AMERICAN JOURNAL OF CL INICAL NUTRITION,1991;53:1418-1424に記載された手順により決定される。こ の手順はまたGarlebらの米国特許第5,085,883号にも記載されており、こ れら両文献の教示を参照のため本明細書中に引用する。発酵性の食物繊維源の代 表例は、アラビアゴムおよびグアールガムである。非発酵性の食物繊維源の代表 例は、カルボキシメチルセルロース(CMC)、オオバコ種子、カラスムギ外皮 繊維およびトウモロコシふすまである。 本発明の一つの側面は、1L当たり3〜15gの全食物繊維を含み物理的安定 性が改善された加水分解タンパク質栄養物の製造を可能とする等式の発見にある 。この等式は、可溶性繊維のレベルおよび可溶性/非発酵性繊維である可溶性繊 維のパーセントを選択するのに用いる。該等式による繊維ブレンドは、加水分解 タンパク質を含む栄養製品の物理的安定性を改善する。 本発明はまた、一部、他の食物繊維、加水分解たんぱく質および/または遊離 のアミノ酸を含む栄養調合物に物理的安定性を付与するのに加水分解した可溶性 /非発酵性繊維が有効であるとの発見に基づく。加水分解のメカニズムは重要で はないと思われるが、過度に加水分解された可溶性/非発酵性繊維はエマルジョ ンを安定化するうえで有効ではなく、一方、充分に加水分解されていないと濃く て粘性の製品が得られチューブまたは乳首で摂食することができないものとなる ことから、加水分解の程度は重要である。加水分解は酸性条件、塩基性条件また は酵素的条件により行うことができ、加水分解溶液の粘度の変化によりモニター する。 小児用調合物は、乳首中の適切な流れが得られるように約50センチポアズ( cp)または0.05パスカル−秒(Pa・s)を超えない粘度を有していなけ ればならない。粘度は0.025Pa・s以下であるのが好ましく、さらに好ま しくは0.01〜0.025Pa・sである。本明細書および請求の範囲において 「低粘度」なる語は、60rpm(1分間当たりの回転数)のNo.1軸(spin dle)を室温にて用いたブルックフィールド粘度計(Brookfield Viscometer)に より測定して005Pa・s未満の粘度を意味する。医用栄養組成物は、チュー ブによる栄養物の適切な送り込みを可能とするように、約100 センチポアズ未満の粘度を有していなければならない。 最終製品の粘度を0.05Pa・s未満とするために、繊維成分による粘度を 制御しなければならない。本明細書および請求の範囲において「加水分解した可 溶性/非発酵性繊維」および「可溶性/非発酵性繊維」なる語は、60rpmの RV#1軸を有するブルックフィールド粘度計を用いて室温(20〜25℃)に て2%wt/wt水溶液として測定したときに0.2〜3.5Pa・s(200〜 3,500cp)の粘度を有する可溶性/非発酵性繊維を意味する。加水分解し た可溶性/非発酵性繊維の一例は、ベルカンプ、メリーランドのTIC GUMS,Inc .から市販されているTIC PretestedR TicaloseR CMC 350である。この製品は、 セルロースに由来し、苛性ソーダと反応させることにより加水分解して最終濃度 を得たカルボキシメチルセルロースナトリウムである。栄養製品中の有用なCM Cのレベルは、栄養製品中に存在する他の食物繊維および全食物繊維のレベルの 関数として変わる。本発明において有用な他の食物繊維源としては、不溶性/非 発酵性繊維(たとえば、カラスムギ外皮繊維)および可溶性/発酵性繊維(たと えば、アラビアゴム)が挙げられる。 栄養製品において物理的安定性と粘度との適切なバランスを達成するため、本 発明者らが実験により導いた等式により全食物繊維のレベルを決定する。本発明 は、加水分解タンパク質および製品1リットル当たり3〜15グラムの繊維を含 む物理的安定性が改善された栄養製品を製造することを欲する者が、下記等式を 用いて、許容しうる製品を生成するであろう全食物繊維(T)、可溶性繊維(S )および可溶性/非発酵性繊維(C)のレベルを定めることができるとの発見に 一部、基づいている。該等式の変数は以下のとおりである: T=全食物繊維ブレンド(TDF)(g/l);3〜15の範囲であってよい S=可溶性であるTDFブレンドのパーセント;10〜40の範囲であってよい C=非発酵性である可溶性繊維のパーセント;20〜80の範囲であってよい 等式においてパーセント値はすべて整数として使用しており、小数以下は表し ていない。等式の結果は、許容しうる物理的安定性を有し0.05Pa・s未満 の最終製品粘度を有する製品であるためには3.0またはそれ以下でなければな らない。この予測式は、 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S‐ 0.00119×C2+0.00302×S2≦3.0 である。 この予測式を用いるには、T、SおよびCについて特定の範囲の値を選択し、 それを該等式に代入する。該等式の結果が3.0またはそれ以下であれば、その 栄養製品の物理的安定性は許容しうるものであろう。物理的安定性の詳細および 3.0またはそれ以下であることの意味は以下に記載する。 本発明の使用に際して、以下のことを説明に挙げる。たとえば、栄養士であれ ば栄養的に適切なレベルの炭水化物、脂質および加水分解タンパク質を有する仮 説的な栄養製品を製造することを望むであろう。この仮説的な栄養製品は、たと えば、術後の患者、クローン病を患う患者、胃腸管の不耐または完全なタンパク 質の吸収が困難である患者のために加水分解タンパク質の使用を必要とする。栄 養士であればまた、チューブで摂食でき(低粘度)、胃腸管の運動性を促進する ために高レベルの(すなわち、少なくとも10g/l)食物繊維を含む仮説的な 栄養製品を望むであろう。それゆえ、栄養士が、TDFブレンドの30%が可溶 性繊維でなければならず、TDFブレンドが10g/lでなければならないとの 選択をなしたならば、上記等式は「加水分解CMCとしての可溶性繊維の50% は安定な製品を生成するか?」となる。これら値を上記等式中に挿入すると、 8.473‐0.39167×(10)‐0.37357×(30)+0.08099×(50)+0.01167×(10) ×(30)+0.00139×(50)×(30)‐0.00119×(50)×(50)+0.00302×(30 )×(30)=8.473‐3.9167‐11.2071+4.0495+3.501+2.085‐2.975+2.718=2 .7277が得られ、それゆえ、提案された仮説的製品は許容しうる物理的安定性お よび粘度を有するであろう。 上記等式(各要素と物理的安定性との間の関係を示す)が複雑であるため、所 定の範囲内にあるT、SおよびCのすべての組み合わせが3.0またはそれ以下 の製品安定性スコアを与えるようにT、SおよびCの範囲を設定することは一般 に可能ではない。これら要素の一つ、たとえばCの実際的にはあらゆる値につい て、3.0またはそれ以下の製品安定性スコアを与える残りの2つの要素(すな わちTおよびS)の値が存在することは真実である。上記等式中に用いるT、S およびCの値は単位なしであること、それゆえ、たとえば5g/lは5として用 いられ、CMCである可溶性繊維の20%は20として用いられる(パーセント の値はすべて整数で用いられ、小数以下は表していない)ことに注意すべきであ る。 本明細書および請求の範囲において加水分解タンパク質なる語は、動物および 植物源からの加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物などの、当該 技術分野で知られたアミノ窒素の食物源を意味する。しかしながら、加水分解の 程度は変わるものであり、本発明の一つの側面は、タンパク質が栄養組成物中で 安定化剤または乳化剤として機能する能力を実質的に失うまでタンパク質分子を 分解してあることである。それゆえ、本発明の方法により、エマルジョン(物理 的)安定性の向上した要素(elemental)(アミノ酸のみ)またはタンパク質加 水分解調合物を製造することができる。 本発明の栄養製品は、そのタンパク質源として、加水分解したダイズタンパク 質、加水分解したホエータンパク質、加水分解したミルクタンパク質またはそれ らのブレンドを有するのが好ましい。本発明に従って製造した高レベルの食物繊 維を含む栄養製品は、一般に加水分解タンパク質を10〜70g/lの濃度にて 含む。小児用調合物のためのタンパク質濃度は、調合物1L当たり10〜25g であるのが好ましく、13〜20gであるのが最も好ましい。成人のタンパク質 レベルは高く、たとえば、40〜70g/lである。いずれの場合も脂質は調合 物1L当たり10〜45gの濃度であり、全食物繊維を含む炭水化物は調合物1 L当たり60〜190gの濃度である。小児用調合物の脂質は、さらに好ましく は調合物1L当たり24〜38gであり、炭水化物はさらに好ましくは調合物1 L当たり約70〜約90gであり、該全食物繊維ブレンドは調合物1L当たり3 〜10gである。医用栄養物の脂質は、さらに好ましくは調合物1L当たり10 〜20gであり、炭水化物はさらに好ましくは調合物1L当たり約150〜約1 85gであり、該全食物繊維ブレンドは調合物1L当たり5〜15gである。 本発明による調合物に有用な脂質または脂肪は、あらゆる知られた摂取可能な 動物由来、植物由来または微生物由来の脂質であってよい。さらに詳しくは、脂 質は、ダイズ油、ココヤシ油、ココヤシ油のフラクション、トウモロコシ油、高 オレインベニバナ油、落花生油、パームオレイン油、オリーブ油、マリン油、卵 黄油、高オレインヒマワリ油、カノラ油、菜種油、キノコ油およびラードおよび これらの混合物よりなる群から選ばれる。 本発明のさらに好ましい態様において、該タンパク質はその源が加水分解カゼ インであり、該脂質はその源がダイズ油とココヤシ油とのブレンドであり、該炭 水化物は、食物繊維からのものを除いてその源がショ糖またはコーンシロップま たはそのブレンドである。 本発明の一つの態様において、調合物は、カゼイン加水分解物および遊離のア ミノ酸からなる窒素源であって、調合物1L当たり約19gの濃度であるもの; 調合物1L当たり約37gの濃度であり、その源がダイズ油、ベニバナ油および ココヤシ油のブレンドである脂質;調合物1L当たり約75gの濃度であり、そ の源が食物繊維からのもの以外はショ糖およびタピオカデンプンである全食物繊 維を含む炭水化物を含む。 本発明の商業上の利点は、高レベルの食物繊維を含み、許容しうる物理的安定 性および粘度を有する加水分解栄養物を製造するための比較的容易かつ安価な手 段にある。本発明の他の側面および利点は、以下の記載、実施例および添付の請 求の範囲から明らかとなるであろう。 とりわけ、本発明は、疝痛および下痢の症状を緩解させるべく調合した加水分 解したまたは要素栄養物に関する。本発明はまた、物理的安定性が向上し許容し うる粘度を有する、繊維含有加水分解調合物の製造方法にも関する。 本発明の腸用調合物は、許容しえない粘度を付与することなく液体栄養物の物 理的安定性を高める特定のレベルにて加水分解タンパク質および/またはアミノ 酸および繊維のブレンドを用いる点において従来技術と異なる。 本発明の調合物の他の繊維源は、不溶性/非発酵性繊維および可溶性/発酵性 繊維の所定のブレンドとともに用いる可溶性/非発酵性繊維のレベルを与える上 記等式により決定した繊維のブレンドである。該等式は、許容しうる粘度(すな わち、乳首で摂食またはチューブで摂食するのに充分なほど薄い)を有し、しか も物理的安定性が向上した液体製品を設計するのに用いる。 本発明において有用な不溶性/非発酵性繊維の一つは、Protein Technologies Internationalから市販されているダイズ繊維、Fibrim 300Rであり、表1に示す 組成を有する。 本発明において有用な可溶性/非発酵性繊維の代表例は、加水分解カルボキシ メチルセルロース(CMC)である。好ましいCMCは、ベルカンプ、メリーラ ンドのTIC Gums,Inc.から市販されているTIC PretestedR TicaloseR CMC 350 である。CMC350は、セルロース由来のカルボキシメチルセルロースナトリ ウムである。これは無味無臭であり、カロリーもない。CMCは水溶性であり、 他のCMCに比べて低粘度の調合物を生成する。水中のCMC350の2重量% の溶液は、RV#1軸を有するブルックフィールド粘度計により測定して2.2 0〜3.10Pa・sの粘度を与える。この溶液の室温でのpHは6.0〜8.5 である。また、TIC PretestedR TicaloseR CMC 15F Powderもまた本発明におい て有用であり、これはCMC350よりもさらに加水分解されたものであり、 上記のようにして測定して0.3Pa・s未満の粘度を与える。本発明の一つの 側面は、最終製品において比較的低粘度を与える加水分解CMCを繊維ブレンド に用いなければならないという発見に関する。 下記表IIおよびIIIにおいて、全食物繊維は「炭水化物」含量の項目中に含ま れることにも注意すべきである。さらに、本発明の目的のためには「食物繊維」 、「繊維」および「全食物繊維」なる語が、特に断りのない限り同義語として解 釈しなければならない。 実際の使用に際しては、本発明の調合物は、疝痛を患う小児や長期のチューブ 摂食者などの増加レベルの食物繊維を摂取することで利益を蒙りうる個体によっ て消費される。小児および成人用の代表的な調合物を表IIに示す。 本発明の栄養調合物は、一般に実施例1に示す方法を用いて調製する。食物繊 維を含む医用栄養物の製造のより詳細な方法は、Behrらの米国特許第5,104, 677号に記載されており、該教示を参照のため本明細書中に引用する。食物繊 維を含む小児用栄養調合物の製造のより詳細な方法は、Borschelらの米国特許第 5,021,245号に記載されており、該教示を参照のため本明細書中に引用す る。 この特定の実施例において、小児用調合物は、本願の出願時点で小児調合物法 (Infant Formula Act)に従った適切な栄養分を含んでいる。本発明の独特の調 合物はまた、粉末の形状にて、または濃縮液体として調製することもできる。本 発明は以下の実施例に基づいて一層よく理解されるであろうが、これら実施例は 説明のために挙げたものであって、本発明を限定するものと解してはならない。実施例 実施例1 ベースとなる調合物は、下記組成を有する市販の小児用調合物であった。 カラギーナンを含む対照試料を繊維ブレンドなしで調製して、以下に記載する 物理的安定性の評価の比較の基準とした。 調合物1L当たり5、10および15mgの全食物繊維(TDF)を用いて3 つの実験調合物を調製した。繊維ブレンドは、CMC(TIC PretestedR Ticalos eR CMC 15F)、アラビアゴムおよびカラスムギ外皮繊維の混合物であった。これ ら実験試料は以下のようにして調製した。 1kgの植物油をブレンドし、37〜49℃(100〜120°F)に加熱し た。この油ブレンドに、前もってブレンドした油溶性ビタミン(ビタミンA、ビ タミンD、ビタミンEおよびビタミンK)および適当な量(各試料について表IV に示す量となるように)のアラビアゴムを加え、均一になるまで攪拌した。アラ ビアゴムはベルカンプ、メリーランドのTIC Gums,Inc.から提供された。 17.3kg(38lbs.)の水を適当な容器に加え、60〜66℃(140〜 1500°F)に加熱した。ついで、無機塩(10gの水酸化カルシウム、25 gのリン酸二カルシウム、40gのクエン酸カルシウム)、5gのアミノ酸(L −トリプトファンおよびL−チロシン)、600gのカゼイン加水分解物、およ び炭水化物(600gのデンプンおよび1250gのショ糖)を水に加え、均一 になるまで攪拌した。適量のカラスムギ外皮繊維およびCMCを加えて表IVに示 すレベルとした。ついで上記油ブレンドを加えて加工ブレンド(processing ble nd)とした。カラスムギ外皮繊維は、ベッドフォード、メインのOpta Food Ingr edients,Inc.から提供された。 加工前に上記ブレンドのpHを6.65〜6.85に調節した。生成物を乳化ポ ンプで汲み上げ、140〜156℃(285〜310°F)に加熱し、74〜8 5℃(165〜185°F)に冷却し、ホモジナイズし、1〜8℃(34〜45 °F)に冷却した。 1〜8℃(34〜45°F)にて48時間保持した後、14gの塩化マグネシ ウム、12gの塩化ナトリウム、3gの塩化カリウム、13gのリン酸二カリウ ム、10gのクエン酸カリウム、0.1gのヨウ化カリウム、2gの硫酸鉄、9 gのL−シスチン、0.5gのL−カルニチン、3.5gの塩化コリン、アスコル ビン酸、および前もってブレンドした水溶性ビタミンを含む溶液を加えることに よりバッチを完成させた。さらに水を加えてバッチを676kcal/lに希釈した。 この生成物を0.23kg(8オンス)のガラス瓶に充填し、密閉し、攪拌レト ルトクッカー(retort cooker)中で滅菌した。 表IVは、生成した各試料について調合物1L当たりのg数として各繊維のレベ ルを示す。 ついで、上記対照試料および実験試料を、市販の製品が工場から消費の地点ま で運ばれる途中で経験することをシミュレートした貯蔵条件に供した。さらに、 試験パラメーターは、繊維含有小児用調合物の振盪缶の開缶および冷蔵庫中での 48時間の貯蔵をシミュレートするものである。それゆえ、試料を最初、室温で 2箇月貯蔵した。ついで、試料を少なくとも15秒間(上下および左右の両方向 の動きにて)、非常に激しく攪拌させて沈降物をすべて分散および懸濁させた。 振盪後、試料を24時間冷蔵した。 ついで、試料を振盪または攪拌することなく冷蔵から取り出し、物理的安定性 の程度の順に研究室のベンチトップに置いた。試料が対照(カラギーナン、繊維 なし)にどれだけよく似ているかのスケールにより試料を評価したが、1は最も 物理的に安定であり、10は完全な失敗であった。下記は、各評定数についての 物質的な外観を記載したものである。評定数 記載 1 試料は完全に均質である 2 底部近くにごくわずかの沈降物生成または分離 3 明らかな沈降、しかし色は対照とほとんど同一である 4 曇った狭いバンドを生成(通常、低部に近く) 5 ほとんど透明な狭いバンドの生成(通常、低部に近く) 6 一層暗色/黄褐色の領域が瓶の中央に生成し始める 7 明らかな色および密度の変化が中心部に起こる 8 非常に明瞭なホエー層が生成し、これはかなり(fairly)透明ないし 濁っている 9 ホエー層はほとんど半透明である 10 すべてのクリーム分が上昇してしまい、ほとんど透明なホエー層を生 成した 評価後、試料をさらに24時間、できるだけ穏やかに冷蔵に戻した。試料を冷 蔵から取り出し、ベンチトップ上に置き、再び評価した。試料を室温でさらに3 0日間、ベンチ上に残留させた。この30日の期間の終わりに、各瓶の横にメー トル定規を当てて各分離層の高さを記録することによって、沈降/ホエー/クリ ームの測定値を各試料について記録した。測定値を得てから、試料を振盪し、冷 蔵して置いた。試料を24時間の時点で評価し、冷蔵し、48時間の時点で評価 し、上記と同様にベンチトップ上で30日間静置した。沈降/ホエー/クリーム の測定値を得、ついで試料を振盪し、冷蔵に戻した。24時間後、試料を評価し 、冷蔵に戻し、さらに24時間後に評価し、ついでベンチトップ上に静置した。 10日後、沈降/ホエー/クリームの測定値を再び得、製造から6箇月の日時に 到るまで試料をベンチトップ上に残留させた。 製造後6箇月の時点で沈降/ホエー/クリームの測定値を得、上記と同様に試 料を振盪し、冷蔵して置いた。冷蔵下で48時間後、試料を許容度の順にベンチ トップ上に置き、その結果を記録した。 表Vは、「6箇月−48時間振盪評価」で集積したデータを示す。この表は、 試料の番号、可溶性繊維としてのTDFの重量%(CMCとアラビアゴム)、C MCである可溶性繊維の重量%および物理的安定性のスコアを各試料について示 す。 3.0またはそれ以下の物理的安定性の評定が許容しうる評定として決定され た。3.0またはそれ以下の評定を有する繊維含有製品は、小児による消費が栄 養バランスの懸念と取り組む時点まで相分離を示さなかった。 この実験デザインから、食物繊維を高レベルで含有し、許容しうる物理的安定 性および粘度を有する調合物の製造を可能とする等式が得られた。 実施例II CMC15Fの代わりにTIC PretestedR TicaloseR CMC 350 Powderを用いた 他は実施例Iの手順を用いた。CMC350はセルロースに由来するカルボキシ メチルセルロースナトリウムであり、RV#1軸を用いてブルックフィールド粘 度計により測定したときに2%wt/wtの水溶液として3.1Pa・sの最大 粘度を有する。実施例Iと同様、種々の調合物を調製し、試験した。実施例Iに 示した基準に基づいて唯一の許容しうる生成物は以下のものであった: TDF 5g/l,40%可溶性およびCMCとして20%の可溶性 TDF 10g/l,25%可溶性およびCMCとして20%の可溶性 TDF 10g/l,25%可溶性およびCMCとして50%の可溶性 TDF 15g/l,10%可溶性およびCMCとして20%の可溶性 TDF 15g/l,10%可溶性およびCMCとして80%の可溶性 TDF 15g/l,40%可溶性およびCMCとして80%の可溶性 この実施例は、より高粘度のCMCもまた本発明において有用であるが、上記 等式の解空間(solution space)を外れる生成物もまた数多く存在することを示 している。 実施例III この対照実験は、CMC15の代わりにTIC Gums,Inc.からのTIC PretestedR TicaloseRとして知られる加水分解していないCMCを用いた他は実施例Iに 示した手順を用いた。CMC2500は、60rpmのRV#1軸を用いてブル ックフィールド粘度計により測定したときに2%wt/wtの水溶液として10 00〜2000Pa・sの粘度を有するカルボキシメチルセルロースである。こ の実施例は、生成物がゲル化し、それゆえ処理不能であったため失敗に終わった 。この実施例は、RV#1軸を用いてブルックフィールド粘度計により2%wt /wtの水溶液として測定したときに3.5Pa・sを超える粘度を有するCM Cが本発明の範囲外であることを示している。 結論 本発明による改良された繊維含有加水分解栄養調合物は、本発明の繊維ブレン ドを利用しない調合物に比べて物理的安定性が改善されている。本発明はまた、 小児の疝痛、下痢、短腸症候群および他の小児科疾患の治療に有用な、加水分解 タンパク質を含む物理的に安定な調合物をも提供する。食物繊維を含有し、良好 な貯蔵性(製品の安定性)および許容しうる粘度を示す製品を調製するに際して 医学および小児栄養産業で直面する課題は独特のものである。これら製品に含ま れる高レベルのミネラル、ビタミンおよび繊維のため、今日に到るまで栄養産業 はこの長年抱かれ続けてきた必要性に対する解決を与えることができないでいる 。本明細書に記載した本発明を用いることにより、該産業は、許容しえない粘度 となることなく改善された物理的安定性を示し生理的に有効なレベルの全食物繊 維を含有する加水分解栄養製品を調製および提供することができる。医療社会で は、小児の疝痛およびチューブで摂食する患者の下痢の管理の助力となるであろ う新たな製品に対する必要性が継続している。 本発明のプロセス、生成物および方法を詳細に記載したが、本発明は記載した 正確な実施例に限られるものではなく、以下の請求の範囲において定める本発明 の範囲から逸脱することなく本発明において変化および改変をなし得ることが理 解されなければならない。
【手続補正書】 【提出日】平成11年10月28日(1999.10.28) 【補正内容】 (1)請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2)明細書第13頁最下行にある「トウモロコシ油、」の後に『ベニバナ油、 』を挿入する。 (3)同第14頁1〜2行にある「卵黄油、」の後に『ヒマワリ油、』を挿入す る。 (4)同第15頁下から6行にある「CMC」を『CMC350』と補正する。 (5)同第24頁8行にある「PretestedR TicaloseR」の後に『CMC2500 』を挿入する。 (別紙) 請求の範囲 1.(a)加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物より選ばれた アミノ窒素源;および (b)全食物繊維ブレンド、該繊維ブレンドは調合物1L当たり3〜15gの濃 度であり、該繊維ブレンドは可溶性/非発酵性の繊維並びに不溶性/非常発酵性 の繊維、可溶性/発酵性の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一 つの繊維を含み;該全食物繊維ブレンドの濃度(g/l)を(T)、10〜40 重量%の範囲であってよい可溶性の全食物繊維のパーセントを(S)、および2 0〜80の範囲であってよい該可溶性/非発酵性の繊維である可溶性繊維の重量 パーセントを(C)としたとき、式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S ‐0.00119×C2+0.00302×S2が3.0に等しいかまたはそれ以下でなければなら ない を含む、物理的安定性の改善された低粘度の液体栄養調合物。 2.脂質、炭水化物、ビタミン、およびミネラルよりなる群から選ばれた少な くとも一つの成分をさらに含む、請求項1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 3.該アミノ窒素源が調合物1L当たり10〜70gの濃度であり、該脂質が 調合物1L当たり20〜45gの濃度であり、該炭水化物(食物繊維からのもの を含む)が調合物1L当たり60〜190gの濃度である、請求項2に記載の低 粘度の液体栄養調合物。 4.該アミノ窒素源が、遊離のアミノ酸、加水分解したダイズタンパク質、加 水分解したカゼイネート、加水分解したホエーおよびこれらの混合物よりなる群 から選ばれたものである、請求項1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 5.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロースと、カラスムギ 外皮繊維、アラビアゴム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシペク チン、高メトキシペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、エンドウ 外皮繊維、ダイズ外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維およびトウモロコシ ふすまよりなる群から選ばれた少なくとも一つの繊維との混合物である、請求項 1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 6.Tが5〜10g/lの範囲であり、Sが20〜40の範囲である、請求項 1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 7.Tが6〜10g/lの範囲であり、Sが25〜35の範囲であり、Cが2 0〜40または60〜80の範囲である、請求項6に記載の低粘度の液体栄養調 合物。 8.Tが約10g/l、Sが約35、Cが約20である、請求項7に記載の低 粘度の液体栄養調合物。 9.該繊維ブレンドが、加水分解CMC、アラビアゴムおよびカラスムギ繊維 の混合物である、請求項8に記載の低粘度の液体栄養調合物。 10.約2.8g/lのアラビアゴム、約6.5g/lのカラスムギ繊維および 約0.7g/lのCMCを含む、請求項9に記載の低粘度の液体栄養調合物。 11.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスムギ 外皮繊維およびアラビアゴムの混合物である、請求項5に記載の低粘度の液体栄 養調合物。 12.該脂質が、ダイズ油、ココヤシ油、ココヤシ油のフラクション、トウモ ロコシ油、ベニバナ油、高オレインベニバナ油、落花生油、パームオレイン油、 オリーブ油、マリン油、卵黄油、ヒマワリ油、高オレインヒマワリ油、カノラ油 、菜種油、キノコ油およびラードおよびこれらの混合物よりなる群から選ばれた ものである、請求項2に記載の低粘度の液体栄養調合物。 13.該アミノ窒素源の濃度が13〜20g/lであり、該炭水化物の濃度が 70〜100g/lであり、該食物繊維のブレンドが7〜12g/lの濃度であ り、該食物繊維のブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスム ギ外皮繊維およびアラビアゴムの混合物であり、可溶性繊維の重量パーセントが 全食物繊維の25〜35%の範囲であり、加水分解カルボキシメチルセルロース である可溶性繊維の重量%が20〜40または60〜80の範囲である、請求項 2に記載の低粘度の液体栄養調合物。 14.疝痛、下痢、短腸症候群、腸機能障害、クローン病、胃腸管の不耐およ び吸収不良から選ばれる疾患を患うヒトの治療方法であって、治療を要する該ヒ トに低粘度の液体栄養調合物を腸内投与することを含み、該調合物が、下記のも のを含む: (a)加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物より選ばれたアミノ 窒素源;および (b)全食物繊維ブレンド、該繊維ブレンドは調合物1L当たり3〜15gの濃 度であり、該繊維ブレンドは可溶性/非発酵性の繊維並びに不溶性/非常発酵性 の繊維、可溶性/発酵性の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一 つの繊維を含み;該全食物繊維の濃度(g/l)を(T)、10〜40重量%の 範囲であってよい可溶性の全食物繊維のパーセントを(S)、および20〜80 の範囲であってよい該可溶性/非発酵性の繊維である可溶性繊維の重量パーセン トを(C)としたとき、式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S ‐0.00119×C2+0.00302×S2が3.0に等しいかまたはそれ以下でなければなら ない ことを特徴とする方法。 15.該調合物が、脂質、炭水化物、ビタミン、およびミネラルよりなる群か ら選ばれた少なくとも一つの成分 をさらに含む、請求項14に記載のヒトの治療 方法。 16.該アミノ窒素源が調合物1L当たり10〜70gの濃度であり、該脂質 が調合物1L当たり20〜45gの濃度であり、該炭水化物(食物繊維からのも のを含む)が調合物1L当たり60〜190gの濃度である、請求項15に記載 のヒトの治療方法。 17.該アミノ窒素源が、遊離のアミノ酸、加水分解したダイズタンパク質、 加水分解したカゼイネート、加水分解したホエーおよびこれらの混合物よりなる 群から選ばれたものである、請求項14に記載のヒトの治療方法。 18.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロースと、カラスム ギ外皮繊維、アラビアゴム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシペ クチン、高メトキシペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、エンド ウ外皮繊維、ダイズ外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維およびトウモロコ シふすまよりなる群から選ばれた少なくとも一つの繊維との混合物である、請求 項14に記載のヒトの治療方法。 19.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスムギ 外皮繊維およびアラビアゴムの混合物である、請求項18に記載のヒトの治療方 法。 20.該脂質が、ダイズ油、ココヤシ油、ココヤシ油のフラクション、トウモ ロコシ油、ベニバナ油、高オレインベニバナ油、落花生油、パームオレイン油、 オリーブ油、マリン油、卵黄油、ヒマワリ油、高オレインヒマワリ油、カノラ油 、菜種油、キノコ油およびラードおよびこれらの混合物よりなる群から選ばれた ものである、請求項15に記載のヒトの治療方法。 21.食物繊維およびアミノ窒素源を含み物理的安定性が改善された腸用調合 物の製造方法であって、 (a)可溶性/非発酵性の成分並びに不溶性/非発酵性の繊維、可溶性/発酵性 の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一つの繊維を含む全食物繊 維ブレンド(T)を、可溶性繊維である全食物繊維の重量パーセント(S)が1 0〜40の範囲であり、および可溶性/非発酵性である可溶性繊維の重量パーセ ント(C)が20〜80の範囲であり、上記T、SおよびCの値を式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S ‐0.00119×C2+0.00302×S2に代入したときに、3.0に等しいかまたはそれ以 下の数が得られるように選択し、ついで (b)3〜15g/Lの濃度の該全食物繊維ブレンド(T)を、脂質源、炭水化 物源並びに加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物よりなる群から 選ばれたアミノ窒素源と混合する ことを含む方法。 22.該TDFブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロースと、カラス ムギ外皮繊維、アラビアゴム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシ ペクチン、高メトキシペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、エン ドウ外皮繊維、ダイズ外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維およびトウモロ コシふすまよりなる群から選ばれた少なくとも一つの繊維との混合物である、請 求項21に記載の方法。 23.該TDFブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスム ギ外皮繊維およびアラビアゴムの混合物である、請求項22に記載の方法。 24.所定量の液体で再構成したときに請求項1に記載の液体栄養調合物を生 成するように調合した粉末栄養調合物。 25.該栄養調合物が小児用調合物である、請求項1に記載の低粘度の液体栄 養調合物。 26.該液体栄養調合物が小児用調合物である、請求項14に記載の方法。 27.該可溶性/非発酵性の繊維が、2%wt/wt水溶液として0.2〜3. 5Pa・sの粘度を有する、請求項1に記載の低粘度の液体栄養調合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チュムラ,ジェイムズ・エヌ アメリカ合衆国43147オハイオ州ピッカリ ントン、オールダム・アベニュー12883番 (72)発明者 ハストン,トッド・エイ アメリカ合衆国43331オハイオ州コロンバ ス、コーチフォード・ドライブ4778番 (72)発明者 マローン,ウィリアム・ティ アメリカ合衆国43235オハイオ州コロンバ ス、スモールウッド・ドライブ1259番 (72)発明者 オストロン,カリン・エム アメリカ合衆国43068オハイオ州レイノル ズバーグ、クウォーリー・クリフ7788番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物より選ばれた アミノ窒素源;および (b)全食物繊維ブレンド、該繊維ブレンドは調合物1L当たり3〜15gの濃 度であり、該繊維ブレンドは可溶性/非発酵性の繊維並びに不溶性/非常発酵性 の繊維、可溶性/発酵性の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一 つの繊維を含み;該全食物繊維ブレンドの濃度(g/l)を(T)、10〜40 重量%の範囲であってよい可溶性の全食物繊維のパーセントを(S)、および2 0〜80の範囲であってよい該可溶性/非発酵性の繊維である可溶性繊維の重量 パーセントを(C)としたとき、式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S ‐0.00119×C2+0.00302×S2が3.0に等しいかまたはそれ以下でなければならな い を含む、物理的安定性の改善された低粘度の液体栄養調合物。 2.脂質、炭水化物、ビタミン、およびミネラルよりなる群から選ばれた少な くとも一つの成分をさらに含む、請求項1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 3.該アミノ窒素源が調合物1L当たり10〜70gの濃度であり、該脂質が 調合物1L当たり20〜45gの濃度であり、該炭水化物(食物繊維からのもの を含む)が調合物1L当たり60〜190gの濃度である、請求項2に記載の低 粘度の液体栄養調合物。 4.該アミノ窒素源が、遊離のアミノ酸、加水分解したダイズタンパク質、加 水分解したカゼイネート、加水分解したホエーおよびこれらの混合物よりなる群 から選ばれたものである、請求項1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 5.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロースと、カラスムギ 外皮繊維、アラビアゴム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシペク チン、高メトキシペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、エンドウ 外皮繊維、ダイズ外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維およびトウモロコシ ふすまよりなる群から選ばれた少なくとも一つの繊維との混合物である、請求項 1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 6.Tが5〜10g/lの範囲であり、Sが20〜40の範囲である、請求項 1に記載の低粘度の液体栄養調合物。 7.Tが6〜10g/lの範囲であり、Sが25〜35の範囲であり、Cが2 0〜40または60〜80の範囲である、請求項6に記載の低粘度の液体栄養調 合物。 8.Tが約10g/l、Sが約35、Cが約20である、請求項7に記載の低 粘度の液体栄養調合物。 9.該繊維ブレンドが、加水分解CMC、アラビアゴムおよびカラスムギ繊維 の混合物である、請求項8に記載の低粘度の液体栄養調合物。 10.約2.8g/lのアラビアゴム、約6.5g/lのカラスムギ繊維および 約0.7g/lのCMCを含む、請求項9に記載の低粘度の液体栄養調合物。 11.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスムギ 外皮繊維およびアラビアゴムの混合物である、請求項5に記載の低粘度の液体栄 養調合物。 12.該脂質が、ダイズ油、ココヤシ油、ココヤシ油のフラクション、トウモ ロコシ油、ベニバナ油、高オレインベニバナ油、落花生油、パームオレイン油、 オリーブ油、マリン油、卵黄油、ヒマワリ油、高オレインヒマワリ油、カノラ油 、菜種油、キノコ油およびラードおよびこれらの混合物よりなる群から選ばれた ものである、請求項2に記載の低粘度の液体栄養調合物。 13.該アミノ窒素源の濃度が13〜20g/lであり、該炭水化物の濃度が 70〜100g/lであり、該食物繊維のブレンドが7〜12g/lの濃度であ り、該食物繊維のブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスム ギ外皮繊維およびアラビアゴムの混合物であり、可溶性繊維の重量パーセントが 全食物繊維の25〜35%の範囲であり、加水分解カルボキシメチルセルロース である可溶性繊維の重量%が20〜40または60〜80の範囲である、請求項 2に記載の低粘度の液体栄養調合物。 14.疝痛、下痢、短腸症候群、腸機能障害、クローン病、胃腸管の不耐およ び吸収不良から選ばれる疾患を患うヒトの治療方法であって、治療を要する該ヒ トに低粘度の液体栄養調合物を腸内投与することを含み、該調合物が、下記のも のを含む: (a)加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物より選ばれたアミノ 窒素源;および (b)全食物繊維ブレンド、該繊維ブレンドは調合物1L当たり3〜15gの濃 度であり、該繊維ブレンドは可溶性/非発酵性の繊維並びに不溶性/非常発酵性 の繊維、可溶性/発酵性の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一 つの繊維を含み;該全食物繊維の濃度(g/l)を(T)、10〜40重量%の 範囲であってよい可溶性の全食物繊維のパーセントを(S)、および20〜80 の範囲であってよい該可溶性/非発酵性の繊維である可溶性繊維の重量パーセン トを(C)としたとき、式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×T×S+0.00139×C×S ‐0.00119×C2+0.00302×S2が3.0に等しいかまたはそれ以下でなければなら ない ことを特徴とする方法。 15.該調合物が、脂質、炭水化物、ビタミン、およびミネラルをさらに含む 、請求項14に記載のヒトの治療方法。 16.該アミノ窒素源が調合物1L当たり10〜70gの濃度であり、該脂質 が調合物1L当たり20〜45gの濃度であり、該炭水化物(食物繊維からのも のを含む)が調合物1L当たり60〜190gの濃度である、請求項15に記載 のヒトの治療方法。 17.該アミノ窒素源が、遊離のアミノ酸、加水分解したダイズタンパク質、 加水分解したカゼイネート、加水分解したホエーおよびこれらの混合物よりなる 群から選ばれたものである、請求項14に記載のヒトの治療方法。 18.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロースと、カラスム ギ外皮繊維、アラビアゴム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシペ クチン、高メトキシペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、エンド ウ外皮繊維、ダイズ外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維およびトウモロコ シふすまよりなる群から選ばれた少なくとも一つの繊維との混合物である、請求 項14に記載のヒトの治療方法。 19.該繊維ブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスムギ 外皮繊維およびアラビアゴムの混合物である、請求項18に記載のヒトの治療方 法。 20.該脂質が、ダイズ油、ココヤシ油、ココヤシ油のフラクション、トウモ ロコシ油、高オレインベニバナ油、落花生油、パームオレイン油、オリーブ油、 マリン油、卵黄油、高オレインヒマワリ油、カノラ油、菜種油、キノコ油および ラードおよびこれらの混合物よりなる群から選ばれたものである、請求項15に 記載のヒトの治療方法。 21.食物繊維およびアミノ窒素源を含み物理的安定性が改善された腸用調合 物の製造方法であって、 (a)可溶性/非発酵性の成分並びに不溶性/非発酵性の繊維、可溶性/発酵性 の繊維およびそれらの混合物から選ばれた少なくとも一つの繊維を含む全食物繊 維ブレンド(T)を、可溶性繊維である全食物繊維の重量パーセント(S)が1 0〜40の範囲であり、および可溶性/非発酵性である可溶性繊維の重量パーセ ント(C)が20〜80の範囲であり、上記T、SおよびCの値を式: 8.473‐0.39167×T‐0.37357×S+0.08099×C+0.01167×TX×S+0.00139×C× S‐0.00119×C2+0.00302×S2に代入したときに、3.0に等しいかまたはそれ以 下の数が得られるように選択し、ついで (b)3〜15g/Lの濃度の該全食物繊維ブレンド(T)を、脂質源、炭水化 物源並びに加水分解タンパク質、アミノ酸およびそれらの混合物よりなる群から 選ばれたアミノ窒素源と混合する ことを含む方法。 22.該TDFブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロースと、カラス ムギ外皮繊維、アラビアゴム、グアールガム、カンキツ属ペクチン、低メトキシ ペクチン、高メトキシペクチン、オオムギグルカン、カラスムギグルカン、エン ドウ外皮繊維、ダイズ外皮繊維、ダイズ子葉繊維、テンサイ繊維およびトウモロ コシふすまよりなる群から選ばれた少なくとも一つの繊維との混合物である、請 求項21に記載の方法。 23.該TDFブレンドが、加水分解カルボキシメチルセルロース、カラスム ギ外皮繊維およびアラビアゴムの混合物である、請求項22に記載の方法。 24.所定量の液体で再構成したときに請求項1に記載の液体栄養調合物を生 成するように調合した粉末栄養調合物。 25.該栄養調合物が小児用調合物である、請求項1に記載の低粘度の液体栄 養調合物。 26.該液体栄養調合物が小児用調合物である、請求項14に記載の方法。 27.該可溶性/非発酵性の繊維が、2%wt/wt水溶液として0.2〜3. 5Pa・sの粘度を有する、請求項1に記載の低粘度の液体栄養調合物。
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