JP2001511619A - ワイヤレス通信システムにおいてパワー制御セットポイント閾値を調整するための方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムにおいてパワー制御セットポイント閾値を調整するための方法および装置

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JP2001511619A JP2000504671A JP2000504671A JP2001511619A JP 2001511619 A JP2001511619 A JP 2001511619A JP 2000504671 A JP2000504671 A JP 2000504671A JP 2000504671 A JP2000504671 A JP 2000504671A JP 2001511619 A JP2001511619 A JP 2001511619A
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    • H04B1/1027Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference assessing signal quality or detecting noise/interference for the received signal

Abstract

(57)【要約】 ワイヤレス通信システムにおいてパワー制御セットポイント閾値(216)を調整する方法を提供する。本方法は、受信機において、移動通信ユニットから通信信号を受信して、被受信通信信号を形成する段階と、前記被受信通信信号に基づいて第1信号品質インジケータ(193)を生成する段階と、前記被受信通信信号に基づいて第2信号品質インジケータ(194)を生成する段階と、被推定信号対雑音比(98)を生成する段階とを含む。本方法はさらに、第2信号品質インジケータ基準(206)を中心にした所定の基準領域(605)を設定する段階であって、前記第2信号基準インジケータ基準(206)は、前記第1信号品質インジケータ(193)に関連する、段階と、前記第2信号インジケータ(194)と前記所定の基準領域(605)との間の比較に基づいて、前記パワー制御セットポイント閾値(216)を調整する段階とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、さらに詳しくは、ワイヤ
レス通信システムにおいてパワー制御セットポイント閾値を調整するための方法
および装置に関する。
【0001】 (関連発明) 本発明は、1996年3月15日に出願された出願番号第08/616,54
2号「通信システムにおけるパワー制御のための方法および装置(Method and Ap
paratus for Power Control in a Communication System)」(整理番号CE02
994R),1996年6月27日に出願された出願番号第08/672,15
5号「通信システムにおけるレート判定のための方法および装置(Method and Ap
paratus for Rate Determination in a Communication System)」(整理番号C E03142R)および1996年3月15日に出願された出願番号第08/6
16,797号「通信システムにおけるパワー制御のための方法および装置(Met
hod and Apparatus for Power Control in a Communication System)」(整理番
号CE02979R)に関連する。
【0002】 (従来の技術) 符号化通信信号を利用する通信システムは、当技術分野で周知である。このよ
うなシステムの一つに、本明細書においてIS−95Aとして記される米国電気
通信工業会暫定規格95A(Telecommunication Industry Association Interim
Standard 95A)(TIA/EIA IS−95A)において規定されるような、 直接シーケンス符号分割多元接続(DS−CDMA:direct sequence code div
ision multiple access)セルラ通信システムがある。IS−95Aによると、 DS−CDMAシステムで用いられる符号化通信信号は、基地サイトのカバー・
エリア(coverage area)において通信する移動または携帯無線電話機などの通信 ユニットから、システムの基地サイトに、共通の1.25MHz帯域幅で送信さ
れる信号からなる。
【0003】 符号化通信信号を利用する通信システムは、移動通信ユニットの送信エネルギ
を制御するチャネル・パワー制御方法を採用することが知られている。逆方向リ
ンク(移動通信ユニットから基地サイト)のパワー制御は、各移動通信ユニット
からのパワーができるだけ最小のパワー・レベルにて基地サイトに着信すること
を保証するように、移動通信ユニットによって送信されるパワーを変える。移動
通信ユニットの送信パワーが低すぎる場合、音声品質は劣化する。移動通信ユニ
ットのパワーが高すぎる場合、移動通信ユニットは高品質の音声を有するかもし
れないが、スペクトル拡散システムにおける各移動通信ユニットの信号が同一周
波数上で一般に送信されるので、それによって生じる余分な干渉がシステム容量
全体を劣化させる。雑音スペクトル密度に対する情報ビット当たりのエネルギの
比として定義される、雑音密度当たりのビット・エネルギ、すなわち、Eb/N
o、に反比例する雑音の大きさは、他の移動通信ユニットの送信のそれぞれの受
信信号パワーに正比例する。従って、信号の堅牢性(integrity)、すなわち、フ レーム消去レート(FER:frame erasure rate)によって特徴付けられる堅牢
性を維持しながら、できるだけ最も低いパワー・レベルにて送信することが移動
通信ユニットにとって有利である。
【0004】 また、送信が実質的に同じパワー・レベルにて基地局によって受信されるよう
に、すべての移動通信ユニットのパワーをダイナミックに調整することが望まし
い。これを達成するためには、最寄りの送信機が最も離れた送信機のパワーに比
べて、最大80dBだけ自局のパワーを低減することが必要である。
【0005】 CDMA通信システムにおいて逆方向チャネル・パワーを制御する現在の方法
については、米国電子工業会暫定規格95A(TIA/IS−95A)のセルラ
・システム遠隔ユニット基地局互換性規格(Cellular System Remote Unit 0Base
Station Compatibility Standard)において説明されている。TIA/IS−9
5Aで説明されているように、パワー制御グループが移動通信ユニットから送信
され、基地局によって受信される。基地局は、パワー制御グループのエネルギを
セットポイント閾値(setpoint threshold)と比較し、それに応じてパワーアップ
またはパワーダウンするように、移動通信ユニットにパワー調整コマンドを送信
することによって、移動通信ユニットに指示する。通常状態では、このような閉
ループ・パワー制御方法を利用することによって、受信信号のEb/Noを実質
的に一定レベルに維持するセットポイント閾値が得られる。しかし、変化する状
態では、例えば、移動局が変化する速度で移動している場合、与えられたFER
に対して異なるEb/Noが必要になる。従って、一定のEb/Noを維持する
と、異なる状態では移動局について異なるFERが生じる。
【0006】 ゆえに、閾値調整が生じる時間期間を低減しながら、移動通信システムのパワ
ー・レベル必要性を調整する、ワイヤレス通信システムにおいてパワー制御セッ
トポイント閾値を調整するための方法および装置が必要とされる。
【0007】 (好適な実施例の説明) ワイヤレス通信システムにおいてパワー制御セットポイント閾値を調整するた
めの方法を提供する。本方法は、受信機において、移動通信ユニットから通信信
号を受信して、被受信通信信号を形成する段階と、前記被受信通信信号に基づい
て、第1信号品質インジケータを生成する段階と、前記被受信通信信号に基づい
て、第2信号品質インジケータを生成する段階と、被推定信号対雑音比を生成す
る段階とを含む。本方法はさらに、第2信号品質インジケータ基準を中心にした
所定の基準領域を設定する段階であって、前記第2信号品質インジケータ基準は
前記第1信号品質インジケータに関連する、段階と、前記第2品質インジケータ
と前記所定の基準領域との間の比較に基づいて、前記パワー制御セットポイント
閾値を調整する段階とを含む。
【0008】 デコーダに応答するコントローラが提供される。一般的にいうと、前記コント
ローラは、復号された被受信通信信号に基づいて、第1信号品質インジケータを
受信する手段と、前記復号された被受信通信信号に基づいて、第2信号品質イン
ジケータを受信する手段とを含む。前記コントローラはさらに、第2信号品質イ
ンジケータ基準を生成する手段であって、前記第2信号品質インジケータ基準は
前記第1信号品質インジケータに関連する、手段と、前記第2信号品質基準イン
ジケータ基準を中心にした所定の基準領域を設定する手段と、前記第2信号品質
インジケータと前記所定の基準領域との間の比較に基づいて、パワー制御セット
ポイント閾値を調整する手段とを含む。
【0009】 ここで、同様な参照番号は同様な構成要素を表す図面を参照して、図1は、符
号分割多元接続(CDMA)デジタル無線電話システムなどの、ワイヤレス通信
システム100を示す。基地局810,812,814は、基地局812が担当
するエリア820内で動作する移動局816と通信する。エリア822,824
は、基地局814,810がそれぞれ担当する。基地局810,812,814
は、基地局コントローラ850などの集中コントローラに結合され、この基地局
コントローラ850は、とりわけ、プロセッサ862およびメモリ864を含み
、またこの基地局コントローラは、同様にプロセッサ862およびメモリ864
を含む移動交換局(mobile switching center)860に結合される。
【0010】 基地局810,812,814と移動局816との間の多元接続ワイヤレス通
信は、無線周波数(RF)チャネルを介して行われ、このRFチャネルは、音声
,データおよびビデオなどのデジタル通信信号が送信される物理的な経路を提供
する。基地局から移動局への通信は、順方向リンク・チャネル上で行われる、一
方、移動局から基地局への通信は逆方向リンク・チャネル上にある。さらに、移
動通信ユニットのチャネル・パワー制御は、逆方向リンク上で行われる。CDM
Aチャネル化(channelization)を利用する通信システムについては、TIA暫定
規格IS−95A "Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for
Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular Systems, Telecommunications
Industry Association, Washington, D.C. July 1993" [IS−95A]およ び"TIA Telecommunications System Bulletin: Support for 14.4 kbps Data Ra
te ad PCS Interaction for Wideband Spread Spectrum Cellular Systems," Fe
bruary 1996 [公報]において詳細に説明されており、IS−95Aおよび公報
はともに本明細書に参考として含まれる。
【0011】 図1に示すように、順方向通信信号813は、基地局812によって移動局8
16に、ページング・チャネル(Paging Channel)またはトラヒック・チャネル(T
raffic Channel)などのIS−95順方向リンク・チャネル上で送信される。逆 方向通信信号815は、移動局816によって基地局812に、アクセス・チャ
ネル(Access Channel)またはトラヒック・チャネルなどのIS−95逆方向リン
ク・チャネルを介して送信される。
【0012】 データおよび音声だけでなく、順方向通信信号813は、パワー制御ビット(
PCB:power control bit)を搬送し、このパワー制御ビットは、レイリー/ リシアン・フェージング(Reyleigh/Rician fading),干渉レベル変動(例えば、
音声アクティビティまたは負荷),送信アンテナと受信アンテナの利得の差およ
び他の関連損に応答して、フィードバック・アルゴリズムを介して、移動局81
6の送信パワーを変更する。移動局816の送信パワーは、基地局812などの
ソース基地局において、順方向通信信号812に重畳された被送信PCBの受信
時に変更される。
【0013】 図2は、逆方向通信信号815を生成する、移動局816などの移動局で用い
られる送信機10のブロック図である。音声,ビデオまたは他の種類の情報でも
よいデータ・ビット・ストリーム17は、可変レート符号器(variable-rate cod
er)19に入り、この可変レート符号器19は、変化する送信データ・レートを 有する一連の送信チャネル・フレームからなる信号21を生成する。各フレーム
の送信データ・レートは、データ・ビット・ストリーム17の特性に依存する。
【0014】 エンコーダ・ブロック28は、畳み込みエンコーダ(convolutional encoder) 30およびインタリーバ(interleaver)32を含む。畳み込みエンコーダ30で は、送信チャネル・フレームは、フレームの以降の復号を容易にする畳み込み符
号化アルゴリズムなどの周知のアルゴリズムを利用して、レート1/3エンコー
ダによって符号化される。インタリーバ32は、ブロック・インタリーブ方法な
ど、周知の手法を利用して、フレームの内容をシャッフルすべく動作する。
【0015】 図3に示すように、デジタル符号化・インタリーブされたビットの各フレーム
34は、6個の符号化ビットからなる96個のグループを含み、全部で576ビ
ットある。6符号化ビットの各グループは、ウォルシュ符号(Walsh code)など、
64個のシンボルのうちの一つに対するインデクス35を表す。ウォルシュ符号
は、64×64アダマール行列、すなわち、2の累乗である次元を有するビット
の正方行列の一つの行または列に対応する。一般に、ウォルシュ符号を構成する
ビットは、ウォルシュ・チップ(Walsh chips)という。
【0016】 図2に戻って、フレーム34における96個のウォルシュ符号インデクス35
のそれぞれは、M次直交変調器(M-ary orthogonal modulator)36に入力され、
このM次直交変調器36は、好ましくは64次直交変調器である。各入力された
ウォルシュ符号インデクス35について、M次直交変調器36は、出力38にお
いて、対応する64ビットのウォルシュ符号W39を生成する。従って、M次直
交変調器36に入力される各フレーム34について、一連の96個のウォルシュ
符号W39が生成される。
【0017】 スクランブラ/拡散器(scrambler/spreader)ブロック40は、とりわけ、周知
のスクランブル手法を利用して、擬似ランダム雑音(PN)シーケンスをこの一
連のウォルシュ符号W39に適用する。ブロック42において、スクランブルさ
れた一連のウォルシュ符号W39は、OQPSK(offset quaternary phase-shi
ft keying)変調プロセスまたは他の変調プロセスを利用して位相変調され、アッ
プコンバートされ、アンテナ46から通信信号S(T)12として送信される。
【0018】 図4は、通信信号S(T)12(図2に図示)として移動局816によって当
初送信された通信信号R(T)18を受信する、基地局812(図1に図示)な
どの基地局内の受信機60の部分的なブロック図を示す。通信信号S(T)12
は、マルチパス・フェージング,経路損(path loss)および陰影妨害(shadowing)
を受けて、被受信通信信号R(T)18になる。受信機60は、好ましくは、多
数の指(fingers)を有するレーキ受信機(RAKE receiver)であるが、一つの指しか
図示していない。受信機60は、コヒーレントでも、非コヒーレントでも、擬似
コヒーレントでもよい。
【0019】 アンテナ62は、多数の被受信フレームからなる通信信号R(T)18を受信
する。通信信号R(T)18の濾波,周波数ダウンコンバートおよび位相復調な
どのフロントエンド処理は、ブロック64における周知の方法および回路によっ
て行われる。
【0020】 ブロック64からの被処理信号65は、デスクランブラ/逆拡散器(de-scramb
ler/de-spreader)ブロック66に入る。デスクランブラ/逆拡散器ブロック66
は、とりわけ、スクランブラ・ブロック44(図2に図示)によって一連のウォ
ルシュ符号W39(これも図2に図示)に適用されたPN符号を除去する。IS
−95逆方向リンク・チャネルでは、被受信信号18の受信フレームは、96個
の被受信シンボル、すなわち、ウォルシュ符号を含み、これらはそれぞれ64ビ
ット長である。しかし、被受信ウォルシュ符号は、さまざまなチャネル・パラメ
ータによって送信中に変更されており、受信機60に対しては、単純に被受信信
号サンプルとして現れる。ただし、本明細書では、被受信ウォルシュ符号は、被
受信ウォルシュ符号RW68という。
【0021】 図4に戻って、各被受信ウォルシュ符号RW68は、デスクランブラ/逆拡散
器66を出た後、高速アダマール変換(FHT:Fast Hadamard Transform)な どの直交復調器70に入力される。FHT70は、そのサイズに応じて、加算器
のアレイとして、あるいは多重化した加算器(multiplexed adder)として、市販 のハードウェアを利用して構築できる。あるいは、FHT70は、モトローラ社
製DSP、パート番号56166などのデジタル信号プロセッサ(DSP)また
は特定用途向け集積回路(ASIC)を利用して構築してもよい。
【0022】 被受信ウォルシュ符号RW68を受信すると、FHT70は多数の出力信号7
2を生成する。ウォルシュ符号RW68当たり、64個の出力信号72がFHT
70によって生成される。各出力信号72は、M次直交変調器36(図2に図示
)によって生成された64個のウォルシュ符号W39のうちの一つを参照するイ
ンデクスを有する。従って、IS−95逆方向リンク・チャネルでは、被受信ウ
ォルシュ符号グループRW68がFHT70に入力されると、64個の被送信ウ
ォルシュ符号39に相関する64個の出力信号72が生成される。なお、インデ
クスを有するだけでなく、各出力信号72は、関連した複素数C(図示せず)も
有することを理解されたい。複素数の実数部および虚数部のそれぞれに、7ビッ
トが好ましくは割り当てられるが、それよりも少ないまたは多いビットも可能で
ある。簡単なように、インデクスおよび複素数は、総じて出力信号72と記す。
【0023】 各出力信号72はさらに、関連したエネルギ値C2(図示せず)を有し、この
エネルギ値C2は、出力信号72に関連する複素数Cを大きさ2乗(magnitude-s
quaring)することによって一般に算出されるウォルシュ・シンボル・エネルギ値
として表すことができる。ウォルシュ・シンボル・エネルギ値C2は、FHT7
0に入力された被受信ウォルシュ符号RW68のグループに対応するウォルシュ
符号W39を出力信号72がインデクスする信頼度(measure of confidence)ま たは尤度(likelihood)に一般に対応する。最大のウォルシュ・シンボル・エネ ルギ値を有する出力信号72のインデクスは、勝利ウォルシュ・シンボル・エネ
ルギ値(winning Walsh symbol energy)74として表される関連エネルギ値を有 する勝利ウォルシュ・インデクス(winning Walsh index)として表すことができ る。勝利ウォルシュ・シンボル・エネルギ値74は、任意の適切なビット幅を有
してもよく、例えば、14ビット幅でもよい。
【0024】 出力信号72を処理すると、デインタリーバ(de-interleaver)78および畳み
込みデコーダ80を含んでもよいデコーダ76は、被受信信号R(T)18をさ
らに復調し、被送信通信信号S(T)12を推定する。デコーダ76の要素は当
技術分野で周知であり、さまざまな方法で構築できる。復調プロセスの後、図2
に示すエンコーダ28と実質的に同様なリエンコーダ(re-encoder)(図示せず)
は、図3に示す被送信デジタル符号化・インタリーブされたビットを再生して、
当技術分野で周知の方法に従ってさらに処理するためにこれらをBSC850に
転送する。
【0025】 図1に戻って、IS−95Aはサーボループ(servo-loop)を規定し、信号エネ
ルギ変動を検出し、周知の開ループパワー制御アルゴリズムならびに閉ループパ
ワー制御アルゴリズムを利用して、移動局816の送信パワーを調整することに
よりこれらの変動を補償する。移動局816において実行される開ループ・パワ
ー制御は、経路損および陰影妨害により逆方向通信信号815および順方向通信
信号813が受ける共通あるいは対称的な損失を補償することを試みる。内ルー
プ(inner loop)と外ループ(outer loop)からなる閉ループ・パワー制御は、逆方
向通信信号815が受ける高速(レイリー/リシアン)フェージングを補償し、
かつ順方向通信信号813と逆方向通信信号815との間の非対称損失を補償す
るように設計される。内ループは、移動局816と基地局との間で分配され、パ
ワー制御ビット(以下で説明する)を送信することにより、フィードバック機構
を提供する。パワー制御ビットは、順方向通信信号813上でシンボルを穴あけ
する(puncturing)ことによって送信される。パワー制御ビットは、基地局820
において最適な信号対雑音レベルを達成するように、移動局816の送信パワー
を変える。パワー制御ビットが値1または0であるかの判定は、内ループ比較器
(以下で説明する)からの出力に基づく。
【0026】 図4を参照して、6つの勝利ウォルシュ・シンボル・エネルギ値は、1.25
ms毎に一つのパワー制御グループを表す。6つの勝利ウォルシュ・シンボルの
累算は、アキュムレータ75において行われ、被推定Eb/Noを表すパワー制
御グループ・メトリック98を生じる。
【0027】 パワー制御グループ・メトリック98は、内ループ比較器95によって、外ル
ープ・セットポイント・コントローラ300からの出力と比較される。外ループ
・セットポイント・コントローラ300は、現行の方法を利用して、一般にハー
ド・フレーム品質情報という、フレーム品質情報、例えば、フレーム消去(FE
:frame erasure)出力、をデコーダ76から受信する。外ループ・セットポイン
ト・コントローラ300から出力される外ループ・セットポイント閾値93(以
下で説明する)は、移動局816の一貫した通話品質を維持するために、フレー
ム品質の大きな変化を防ぐべく20ms毎に更新される。
【0028】 図5は、次のようにして外ループ・セットポイント・コントローラ300にお
いて実施されるように、外ループ・セットポイント閾値93を経時的に調整する
ことによって生成される、従来の鋸歯パターン500を示す。初期セットポイン
ト閾値は、受信機60の感度に対応する予定の公称動作ポイントに基づいて選択
され、高速アタック(fast attack)から低速減衰(slow decay)期間によって特徴 付けられるように、経時的に変化する。減衰速度は、FERの所要値によって決
定される。外ループ・セットポイント・コントローラ300は、フレーム消去が
生じるまで、受信した各フル・レート・フレームについて実質的に小さい所定の
量だけ、外ループ・セットポイント閾値93を低減する。フレーム消去が生じる
と、外ループ・セットポイント閾値93は、あるステップ・サイズだけ増加され
る。このステップ・サイズはあらかじめ決められ、消去がフル・レート・フレー
ムであるかサブ・レート・フレームであるかどうかに依存する。経時的に、得ら
れた外ループ・セットポイント閾値93は、大きな増加とそれに続く多くの小さ
な減少という形式で、ダイナミックに変化し、その結果、図5に示す鋸歯パター
ン500の様相を呈する。
【0029】 図4において、外ループ・セットポイント閾値93は、内ループ比較器95に
おいてパワー制御グループ・メトリック98と比較されるが、比較器は当技術分
野で周知である。内ループ比較器出力94の値が負である場合、内ループ比較器
95はパワー制御ビット1をマルチプレクサ105に送り、このパワー制御ビッ
ト1は、移動局816によって受信されると、移動局816の送信パワーを1d
Bだけ低減する。比較器出力94の値が正の場合、内ループ比較器95はパワー
制御ビット0をマルチプレクサ105に送り、このパワー制御ビット0は、移動
局816によって受信されると、移動局816の送信パワーを1dBだけ増加す
る。従って、PCG上で測定された勝利ウォルシュ・シンボルエネルギと、被受
信通信信号R(T)18のFERとによって構成されるパワー制御グループ・メ
トリック98に応答して、受信機60によって生成されるPCBに対する移動局
816の応答は、移動局816の以降の送信パワーを調整するためのフィードバ
ック機構を提供する。
【0030】 この従来のアルゴリズムは、閾値レベルが長い期間のフレーム・エラー、例え
ば、移動局816が十分高いパワー・レベルで送信していない、あるいは高速に
変化する条件を受けながら送信している場合のフレーム・エラーに寄与しないこ
とを保証しようとしているが、移動局816の送信パワー・レベルは、長い時間
期間で必要以上に高いままとなることがあり、不必要にシステム雑音に寄与する
ことがある。
【0031】 本発明の好適な実施例において、図6は、本発明による、図4に示すような外
ループ・セットポイント・コントローラ300のブロック図を示す。デコーダ・
ブロック76は、被受信信号72などの通信信号を復調器70から受信する。フ
レーム消去FE(図4に関連して説明)などの第1信号品質インジケータ193
を生成するだけでなく、デコーダ・ブロック76は、各フレームについて、例え
ば、シンボル・エラー・レートである第2信号品質インジケータ194,q、を
生成し、これはソフト・フレーム品質インジケータと一般にいう。
【0032】 図6を参照して、第1信号品質インジケータ193FEに関連する出力は、フ
ィルタ・ブロックf3(FE)202において、所定の数のフレームでの平均フ レーム消去レートを算出するために用いられ、平均(FER)204を生成する
。平均FER204は、第2信号品質インジケータ基準206,qr、を調整す るために用いられる。この調整は、フィルタ・ブロックf3(FE)202を介 して測定された平均FER204と、あらかじめ決められたターゲットFER2
07、例えば、0.01、との間の差に基づく。
【0033】 変数δは、消去間の被推定平均時間と、消去間のターゲット時間との間の差を
表し、δ=FER-1−0.01-1によって表すことができる。
【0034】 δ<0の場合、qrはα1|FER-1−0.01-1|β1だけ減少される。
【0035】 δ>0の場合、qrはα2|FER-1−0.01-1|β2だけ増加され、ここで αsおよびβsは所定の定数である。よって、第2信号品質インジケータ基準2
06,qr、の値は、デコーダ76から出力された第1信号品質インジケータ1 93から推定されたFERに応じて、経時的に増減する。
【0036】 第1信号品質インジケータ193を生成するのと実質的に同時に、デコーダ・
ブロック76は第2品質インジケータ194,q、を生成する。第2信号品質イ
ンジケータ194は、フィルタ関数ブロック196,f1(q)、に入力される 。現フレームと前フレームについて平均化した、平均の第2信号品質インジケー
タ194に基づく値を表す出力f1(q)198は、フィルタ関数ブロック19 6から出力され、比較器200に入力される。
【0037】 比較器200は、出力f1(q)198の値を、出力208におけるqrの値と
比較し、比較器出力Δ210を生成する。比較器出力210は、次式によって表
すことができる。
【0038】 Δ=f1(q)−qr 比較器出力Δ210は、セットポイント・コントローラf2(Δ)212に入 力され、セットポイント・コントローラf2(Δ)出力214を生成する。比較 器出力Δ210が所定の値604(図7に関連して説明),δ、よりも小さい、
すなわち、|Δ|<δである場合、セットポイント・コントローラf2(Δ)出 力214は0であり、そのためパワー制御セットポイント閾値216を変えない
。比較器出力210が所定の値604,δ、よりも高い、すなわち、Δ>δであ
る場合、セットポイント・コントローラf2(Δ)出力214は、パワー制御セ ットポイント閾値216をf2(Δ)=κ1Δだけ増加させ、ここでκ1は所定の 定数であり、よってパワー制御セットポイント閾値216を増加する。比較器出
力210が所定の値604,δ、よりも低い、すなわち、Δ<−δである場合、
セットポイント・コントローラf2(Δ)出力214は、パワー制御セットポイ ント閾値216をf2(Δ)=κ2Δだけ減少させ、ここでκ2は所定の定数であ り、よってパワー制御セットポイント閾値216を低減する。
【0039】 図7において、所定の値604,δ、は、第2信号品質インジケータ基準20
6より上および下の等距離として示され、所定の基準領域605,2δ、を形成
する。図6に関連して説明したように、第2信号品質インジケータ基準206,
r、の値は、フィルタ・ブロックf3(FE)202によって推定されたFER
に応じて経時的に可変であり、それにより第2信号品質インジケータ基準206
,qr、を上下に調整する。平均した第2信号品質インジケータ194に基づく 値を表す出力f1(q)198も示されている。
【0040】 よって、セットポイント・コントローラf2(Δ)出力214は、鋸歯パター ン500に比べて実質的に滑らかなパワー制御セットポイント閾値216を生成
する。図8は、本発明の好適な実施例に従って、パワー制御セットポイント閾値
218によって生成されたパターンの例と、従来の方法に従って生成された鋸歯
パターン500との間の比較を示す。
【0041】 フィルタ・ブロックf3(FE)202,フィルタ関数ブロックf1(q)19
6およびセットポイント・コントローラf2(Δ)212は、デジタル信号プロ セッサ(DSP)を利用して構築してもよく、あるいは特定用途向け集積回路(
ASIC)動作として内蔵してもよい。
【0042】 図6に戻って、パワー制御セットポイント閾値出力218と、少なくとも一つ
の被受信勝利ウォルシュ・シンボルの被推定信号対雑音比またはPCG上で測定
された勝利ウォルシュ・シンボル・エネルギを表すパワー制御グループ・メトリ
ック98とは、パワー制御コマンド219を生成するために用いられ、このパワ
ー制御コマンド219は、PCB230の値が1であるか0であるかどうかを以
降で決定する。パワー制御セットポイント閾値216およびパワー制御グループ
・メトリック98は、内ループ比較器95において比較され、パワー制御コマン
ド219が得られる。パワー制御コマンド219の値が負の場合、内ループ比較
器95はパワー制御ビット230の値1をマルチプレクサ105に送り、このパ
ワー制御ビット230の値1は、移動局816(図1)によって受信されると、
移動局816の送信パワーを1dBだけ低減する。パワー制御コマンド219の
値が正の場合、内ループ比較器95はパワー制御ビット230の値0をマルチプ
レクサ105に送り、このパワー制御ビットの値0は、移動局816によって受
信されると、移動局816の送信パワーを1dBだけ増加する。従って、PCG
上で測定された勝利ウォルシュ・シンボル・エネルギと第1信号品質インジケー
タ193とによって構成されるパワー制御グループ・メトリック98と、被受信
通信信号R(T)18の第2信号品質インジケータ194とに応答して、受信機
60によって生成されるPCBに対する移動局816の応答は、移動局816の
以降の送信パワーを調整するためのフィードバック機構を提供する。
【0043】 別の実施例では、第2信号品質インジケータ194は、総合メトリック(TM
:total metric)または他のソフト品質インジケータとなるように選択してもよ
い。フレーム消去FE(図4に関連して説明)などの第1信号品質インジケータ
193を生成するだけでなく、デコーダ・ブロック76は、各フレームについて
、第2信号品質インジケータ194,q、例えば、総合メトリックを生成し、こ れはソフト・フレーム品質インジケータともいう。
【0044】 図6に戻って、第1信号品質インジケータ193,EE、に関連する出力は、
フィルタ・ブロックf3(FE)202において、所定の数のフレームでの平均F
ERを算出するために用いられ、平均フレーム消去レート(FER)204を生
成する。平均FER204は、第2信号品質インジケータ基準206,qr、を 調整するために用いられる。この調整は、測定された平均FER204と、あら
かじめ決められたターゲットFER207、例えば、0.01との間の差に基づく
【0045】 変数δは、消去間の被推定平均時間と、消去間のターゲット時間との間の差を
表し、δ=FER-1−0.01-1として表すことができる。
【0046】 δ<0の場合、qrはα1|FER-1−0.01-1|β1だけ増加される。
【0047】 δ>0の場合、qrはα2|FER-1−0.01-1|β2だけ減少され、ここで αsおよびβsは所定の定数である。よって、第2信号品質インジケータ基準2
06,qr、の値は、デコーダ76から出力された第1信号品質インジケータ1 93から推定されたFERに応じて、経時的に増減する。
【0048】 第1信号品質インジケータ193を生成するのと実質的に同時に、デコーダ・
ブロック76は第2品質インジケータ194,q、を生成する。第2信号品質イ
ンジケータ194は、フィルタ関数ブロック196,f1(q)、に入力される 。現フレームと前フレームについて平均化した、平均の第2信号品質インジケー
タ194に基づく値を表す出力f1(q)198は、フィルタ関数ブロック19 6から出力され、比較器200に入力される。
【0049】 比較器200は、出力f1(q)198の値を、出力208におけるqrの値と
比較し、比較器出力Δ210を生成する。比較器出力210は、次式によって表
すことができる。
【0050】 Δ=f1(q)−qr 比較器出力Δ210は、セットポイント・コントローラf2(Δ)212に入 力され、セットポイント・コントローラf2(Δ)出力214を生成する。比較 器出力Δ210が所定の値604(図7に関連して説明)、δ、よりも小さい、
すなわち、|Δ|<δである場合、セットポイント・コントローラf2(Δ)出 力214は0であり、そのためパワー制御セットポイント閾値216を変えない
。比較器出力210が所定の値604,δ、よりも高い、すなわち、Δ>δであ
る場合、セットポイント・コントローラf2(Δ)出力214は、パワー制御セ ットポイント閾値216をf2(Δ)=κ1Δだけ減少させ、ここでκ1は所定の 定数であり、よってパワー制御セットポイント閾値216を低減する。比較器出
力210が所定の値604,δ、よりも低い、すなわち、Δ<−δである場合、
セットポイント・コントローラf2(Δ)出力214は、パワー制御セットポイ ント閾値216をf2(Δ)=κ2Δだけ増加させ、ここでκ2は所定の定数であ り、よってパワー制御セットポイント閾値216を増加する。
【0051】 外ループ・セットポイント・コントローラ300は基地局812にある受信機
60(図4)と同位置にあることが示されているが、外ループ・セットポイント
・コントローラ300は、集中コントローラ、例えば、BSC850にあっても
よい。従って、デコーダ76から出力される第1信号インジケータ193および
第2信号インジケータ194は、BSC850における外ループ・セットポイン
ト・コントローラ300に転送して、パワー制御コマンド219を生成するよう
に処理してもよい。
【0052】 さらに、デコーダ76は、BSC850などの集中コントローラにあってもよ
い。従って、第1信号インジケータ193および第2信号インジケータ194を
利用して算出されるパワー制御セットポイント閾値216は、基地局812に転
送してもよい。パワー制御セットポイント閾値216を基地局812に転送した
後、パワー制御コマンド219は、図6に関連して説明した方法に従って生成で
きる。
【0053】 上記のいずれの場合でも、移動局816に関連する複数の被受信通信信号R(
T)18は、デコーダ76などの複数のデコーダによる複数の復調・復号された
信号と、それに続いて、複数の第1信号品質インジケータおよび第2品質インジ
ケータを生じる。外ループ・セットポイント・コントローラ300は、複数の信
号品質インジケータから、最も高い加重・加算された品質値を有する第1信号品
質インジケータ193および第2信号品質インジケータ194を選択する。
【0054】 IS−95A逆方向リンク・チャネルについて特に言及してきたが、本発明は
、順方向リンクIS−95Aチャネルを含むがそれに限定されない任意のデジタ
ル・チャネルに適用可能であり、また欧州のTDMAシステムであるGSM(Gro
upe Special Mobile),日本のTDMAシステムであるPDC(Pacific Digital
Cellular)および米国のTDMAシステムである暫定規格54(IS−54)な どのすべてのTDMAシステムにおけるすべての順方向および逆方向リンクTD
MAチャネルにも適用可能である。
【0055】 セルラ方式のデジタル通信システムに適用される本発明の原理は、パーソナル
通信システム,トランクド・システム(trunked systems),衛星システムおよび データ・ネットワークを含むがそれらに限定されない他の種類の通信システムに
も適用される。同様に、あらゆる種類のデジタル無線周波数チャネルに適用され
る本発明の原理は、無線周波数シグナリング・チャネル,電子データ・バス,ワ
イヤライン・チャネル,光ファイバ・リンクおよび衛星リンクなど、他の種類の
通信チャネルにも適用される。
【0056】 さらに、発明の他の形式、ならびに上記の特定の実施例以外の実施例は、特許
請求の範囲およびその同等の精神および範囲から逸脱せずに考案できることは明
白である。例えば、いわゆるソフト・フレーム品質インジケータを利用する2つ
の方法について、本明細書では説明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 典型的なワイヤレス通信システムのブロック図である。
【図2】 通信信号波形を生成する従来の基地局送信機のブロック図である
【図3】 図2に示す送信機によって生成される従来のデジタル符号化・イ
ンタリーブされたフレームを示す図である。
【図4】 図2に示す送信機によって生成された通信信号波形を受信する受
信機の部分的なブロック図である。
【図5】 図4に示す通信信号を受信する装置によって生成される外ループ
・セットポイント閾値を示す図である。
【図6】 本発明による、図4に示すような外ループ・セットポイント・コ
ントローラのブロック図である。
【図7】 図6に示す外ループ・セットポイント・コントローラによって生
成される、第2信号品質インジケータ基準を示す図である。
【図8】 本発明の好適な実施例によるパワー制御セットポイント閾値パタ
ーンと、図5に示す従来の外ループ・セットポイント閾値パターンとの間の比較
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ティー・ラブ アメリカ合衆国イリノイ州バーリントン、 ハウ・ストリート、817 (72)発明者 リー・マイケル・プロクター アメリカ合衆国イリノイ州カリー、ヒラリ ー・レーン1002 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 5K067 BB02 CC10 DD45 EE02 EE10 EE16 GG08 GG11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信ユニットを含む符号分割多元接続通信システムにお
    いて、パワー制御セットポイント閾値を調整する方法であって: 前記移動通信ユニットから通信信号を受信して、被受信通信信号を形成する段
    階; 前記被受信通信信号に基づいて、第1信号品質インジケータを生成する段階; 前記被受信通信信号に基づいて、第2信号品質インジケータを生成する段階; 被推定信号対雑音比を生成する段階; 第2信号品質インジケータ基準を中心にした所定の基準領域を設定する段階で
    あって、前記第2信号品質インジケータ基準は、前記第1信号品質インジケータ
    に関連する、段階;および 前記第2品質インジケータと前記所定の基準領域との間の比較に基づいて、前
    記パワー制御セットポイント閾値を調整する段階; によって構成されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第1信号品質インジケータは、フレーム消去情報からな
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記基準領域が中心とする前記第2信号品質インジケータ基
    準は、前記フレーム消去情報の特性に基づいて可変であることを特徴とする請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記フレーム消去情報の特性は、フレーム消去レートをさら
    に含んで構成されることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第2品質インジケータは、シンボル・エラー・レート・
    インジケータ,総合メトリックおよび他の品質インジケータからなるグループか
    ら選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 パワー制御コマンドは、前記パワー制御セットポイント閾値
    と、少なくとも一つの被受信シンボルの被推定信号対雑音比とに基づいて生成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 パワー制御コマンドは、前記パワー制御セットポイント閾値
    と、パワー制御グループ内のシンボルの被推定信号対雑音比とに基づいて生成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記被推定信号対雑音比は、復調器によって生成されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2品質インジケータは、複数の被復調通信
    信号から得られた複数のこのようなインジケータから選択されることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2品質インジケータは、最良の合成・加
    重した品質値に基づいて選択されることを特徴とする請求項9記載の方法。
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