JP2001511213A - エチレン重合または共重合のためのチーグラー・ナッタ触媒 - Google Patents

エチレン重合または共重合のためのチーグラー・ナッタ触媒

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Abstract

(57)【要約】 エチレンを重合または共重合するための触媒が、表面ヒドロキシル基を有するシリカをジアルキルマグネシウム化合物と炭化水素スラリー中で反応させ、生成物を四塩化炭素と反応させ、生成物を四塩化チタンを反応させ、次に生成物を塩化ジメチルアルミニウムと反応させることによって製造される。この触媒を使用して製造したポリマーは2モードまたは3モードの分子量分布、28〜70のMFR値を有し、そして単一の反応器内で製造される。生成物は異なる平均分子量の少なくとも2種の成分を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 エチレン重合または共重合のためのチーグラー・ナッタ触媒 本出願は、1993年9月15日に出願された同時係属出願番号08/121, 821号(これは1993年1月5日に出願された出願番号08/008,85 4号の一部継続であった)の一部継続出願であり、これらの各々は依存し、そし て明らかに参照によって本明細書中に組み入れられる。 本発明は、0.918〜0.945g/ccの密度及び比較的狭い分子量分布 (MWD)を有する線状ポリエチレン樹脂の製造のための触媒に関する。そのよ うな樹脂は優秀な泡安定性をもって、高速で高ストーク(stalk)押出装置 で加工でき、そして比較的広いMWDを有するポリエチレン樹脂からつくられた フィルムに対してはるかに改善された靭性を有するフィルムをつくる。 本発明は、エチレン及びアルファオレフィンを共重合する方法、そのような共 重合のための触媒、及びそのような触媒を製造するための方法に関する。本発明 の特別の面は、低密度及び中密度の、エチレンとアルファ−オレフィンとの線状 コポリマー(LLDPE、MDPE)を製造する方法に関する。 本発明に従って製造される樹脂は、比較的非常に高い分子量を有するポリマー 成分を含み、そしてそれらのMWDは多モードである。これらのポリマーから製 造された吹き込みフィルムは、優秀な衝撃及び引き裂き性を示す。さらに、この 樹脂は高スターク押出技術によってフィルムへと加工できる。 高−スターク押出装置において使用される全ての商業的ポリエチレン樹脂は、 80〜200のMFR値によって示される、比較的広いMWDを有する。比較的 広いMWDを有する樹脂は高−スターク押出装置上で良好な加工性を示すが、そ れらのフィルムの、引き裂き強度のような強靱性は比較的乏しい。 対照的に、比較的狭いMWDを有するポリエチレン樹脂は高スタークフィルム 押出装置に適していない。しかし、我々は比較的狭いMWDを有するポリエチレ ン樹脂でさえ、その樹脂が非常に高い分子量のポリマー分子のかなりの画分を含 むときには、そのような装置で加工できることを見いだした。さらに、そのよう な樹脂は、衝撃強度及び引き裂き抵抗のような優秀なフィルム特性を示す。 LLDPEまたはMDPE樹脂のMWDの測定法の一つはそのメルトフロー比 (MFR)であり、これは与えられた樹脂についての、高負荷メルトインデック ス(HLMIまたはI21)のメルトインデックス(MLまたはI2)に対する比 :MFR=I21/I2である。MFR値はポリマーのMWDのだいたいの指標で ある。MFR値が高い程、MWDが広い。フィルム用途の普通のポリエチレン樹 脂は通常比較的低いMFR値、例えば15〜30を有する。 エチレンとアルファ−オレフィンとを共重合して多モードで、28〜70範囲 のMFR値によって示される比較的狭いMWDの生成物生じるための高活性触媒 を提供することが本発明の目的である。高い生産性で2モードのMWDを有する 生成物を生じる、エチレンとアルファ−オレフィンを共重合するための触媒方法 を提供することが本発明の追加の目的である。 本発明の担持されたアルファ−オレフィン重合触媒組成物は多工程法において 製造される。 触媒製造のための方法は、 (i)反応性ヒドロキシル基を有する、固体の孔質無機担体の非極性溶媒中のス ラリーを与えること;(ii)ヒドロキシル基を有する前記担体をRMgR’化合 物(式中、R及びR’は1〜12炭素原子のアルキル基であり、そして同じでも 異なっていてもよい)で含浸して中間体を形成すること、ここで該中間体は1よ りも大きいMg:ヒドロキシル基比を有し;(iii)工程(ii)の中間体をハ ロゲン含有試薬で処理して工程(iii)の中間体を形成すること;(vi)工程 (iii)の中間体をTiCl4で処理して0.5よりも大きいTi/Mg比を 有する触媒前駆体を形成すること;(v)触媒前駆体をハロゲン化ジアルキルアル ミニウム化合物を組み合わせることを含んで成り、ここでハロゲン含有試薬は前 記担体、前記RMgR’、前記TiCl4及び前記アルミニウムよりなる触媒の 活性を増すために有効である。 本発明はまた、本発明の触媒組成物の存在下に実施される、エチレンとアルフ ァ−オレフィンとの共重合法に関する。 図1は、実施例1の生成物前駆体を含んで成る触媒で製造した樹脂のGPCク ロマトグラムである。 図2は、実施例2の生成物前駆体を含んで成る触媒で製造した樹脂のGPCク ロマトグラムである。 図3は、実施例3の生成物前駆体を含んで成る触媒で製造した樹脂のGPCク ロマトグラムである。 図4は、実施例4の生成物前駆体を含んで成る触媒で製造した樹脂のGPCク ロマトグラムである。 図5は、実施例5の生成物前駆体を含んで成る触媒で製造した樹脂のGPCク ロマトグラムである。 図6は、実施例6の触媒生成物で製造した樹脂のGPCクロマトグラムである 。 図7は、触媒中にDMACの代替としてトリメチルアルミニウム(TEAL) を使用した触媒で製造したLLDPE樹脂のGPCクロマトグラムである。 図8はトリメチルアルミニウム(TMA)をDMACの代替として触媒内で使 用した触媒で製造したLLDPE樹脂のGPCクロマトグラムである。 この触媒はオレフィン重合において新規な触媒効果を示す。ポリオレフィン重 合及び共重合において、触媒は2モード及び3モードの分子量分布生成物を単一 の反応器内で製造する。ここで、2モードの分子量分布は、本発明の触媒によっ て製造された樹脂が第1の比較的低い分子量成分、及び前記第1成分よりも比較 的高い分子量の第2成分を含むことを意味する。 ここで使用する、3モードの分子量分布は、本発明の触媒によって製造された 樹脂が、分子量において互いに異なる3種の成分、第1の比較的低い分子量成分 、前記第1成分よりも比較的中間の分子量の第2成分及び3種の成分のうち最高 の分子量を有する第3成分を含むことを意味する。2モードまたは3モードの生 成物内の高分子量成分の量は、5〜50重量%であることができる。 このように製造された樹脂は、25〜80、好ましくは30〜75、そして最 も好ましくは35〜70のMFR I21/I2.16を示す。 フィルムへと加工された樹脂は、優れた落槍衝撃性及び縦方向(MD)引き裂 き性を示す。落槍衝撃はASTM D−1709の方法A(38.1mmの槍、 及び0.66mの落下高さ)によって測定される。MD引き裂きはASTM D −1922によって測定され、そしてグラム[1ミル(厚さ)あたりのグラム] で報告される。例えば、本発明のフィルムは、1.0ミル厚のフィルムについて 50g〜1500g、好ましくは100gから800g以上、そして最も好まし くは>400g〜>800gの試験落槍性を示す。>800gの落槍衝撃値は、 フィルム上に800gの質量の槍が落ちる回数の50%より多くポリマーフィル ムに孔があかないことを意味する。従って、好ましい生成物は400〜1500 、好ましくは800〜1500の範囲の落槍衝撃値を示す。通常の0.918密 度のLLDPEは、80〜90の落槍値及び100のMD引き裂きを示す。従っ て、本発明の触媒によって製造された樹脂は落槍衝撃強度及び高い縦方向(MD )引き裂き強度の両方を組み合わせたフィルム靱性を示す。従って、該フィルム は従来既知の触媒で製造されたフィルムを上回る落槍における20〜100%改 善を示すと同時に100gより大きいMD引き裂き値を維持する。 通常のチーグラー触媒から製造されるものに比較して予期されない性質を示す 重合生成物を与えることに加えて、重合生成物は高ストーク押出法において使用 できる。慣用の触媒のLLDPEが高ストーク押出機上で操作できないので、0 .94未満、0.93未満の密度を示す本発明の触媒によって製造された生成物 についてこのことは全く予期できない。 本発明の新規な触媒組成物は、前駆体組成物及びそのための活性剤としてのD MAC(塩化ジメチルアルミニウム)のようなハロゲン化ジアルキルアルミニウ ムを含む。 本発明に従って製造される前駆体はそれらがつくられる方法によって以下に記 述される。 担体物質は固体の粒状で、多孔質の、好ましくは無機物質である。これらの担 体物質は珪素及び/またはアルミニウムの酸化物のような無機物質を含む。担体 物質は1ミクロン〜250ミクロン、好ましくは10ミクロン〜150ミクロン の平均粒子サイズを有する乾燥粉末の形態で使用される。担体物質はまた多孔質 であり、そして少なくとも3m2/g、そして好ましくは少なくとも50m2/g の表面積を有する。担体物質は乾燥(すなわち吸収水無し)しているべきである 。担体物質の乾燥は、100〜1000℃、好ましくは600℃で加熱すること によって実施される。担体物質がシリカのときは、それは少なくとも200℃、 好ましくは200〜850℃、そして最も好ましくは600℃に加熱される。担 体物質は、本発明の触媒組成物を製造するために少なくともいくらかの活性ヒド ロキシル(OH)基を有する。 最も好ましい態様において、担体はシリカであり、これは第1の触媒合成工程 におけるその使用の前に乾燥窒素または乾燥空気で流動化し、600℃で4〜1 6時間加熱することによって脱水されて、1gあたり0.7ミリモルの表面ヒド ロキシル基濃度を達成する。最も好ましい態様のシリカは高表面積の非晶質シリ カ(表面積=300m2/g、1.65cm3/gの細孔体積)であり、そsれは 、W.R.Grace and companyのDavisonケミカル部門 によってDavison 952またはDavison955の商品名下で市販 されている物質である。該シリカは球形粒子の形態、例えばスプレードライ法に よって得られるようなものである。 担体物質は、非−極性溶媒内でスラリー化され、そして得られたスラリーを少 なくとも1種の有機マグネシウム化合物と接触される。溶媒内の担体物質のスラ リーは、担体を溶媒内に、好ましくは攪拌しながら、導入し、そして混合物を2 5〜100℃、好ましくは40〜60℃に加熱することによって調製される。ス ラリーを次に、加熱を前述の温度で継続しながら、前述の有機マグネシウム化合 物と接触させる。 有機マグネシウム化合物は実験式 RmMgR'n (式中、R及びR’は同じまたは異なるC2〜C12アルキル基、好ましくはC4〜 C10アルキル基、さらに好ましくはC4〜C8アルキル基であり、そして最も好ま しくはR及びR’の両方がブチル基であり、そしてm及びnはそれぞれ、m+n がMgの価数に等しいことを条件として0、1または2である)を有する。 最も好ましいハロゲン含有試薬はCCl4、四塩化炭素である。 適切な非極性溶媒はここで使用する全ての反応体、すなわち有機マグネシウム 化合物、ハロゲン含有試薬及び遷移金属化合物が、少なくとも部分的に可溶性で あり、そして反応温度で液体である物質である。好ましい非−極性溶媒は、イソ ペンタン、ヘキサン、n−ヘプタン、オクタン、ノナン及びデカンのようなアル カン類であるが、シクロヘキサンのようなシクロアルカン並びにベンゼン及びエ チルベンゼンのような芳香族化合物を含む他の種々の化合物を使用し得る。最も 好ましい非極性溶媒はイソペンタンである。使用前に、非極性溶媒は、シリカゲ ル及び/または分子篩を通しての例えばパーコレーションによって精製して微量 の水、酸素、極性化合物、及び触媒活性に悪影響し得る他の物質を除くべきであ る。 本触媒の合成の最も好ましい態様において、溶液内の過剰の有機マグネシウム が他の合成用化学物質と反応して担体の外側に沈殿し得るので、担体上に物理的 及び化学的に付着するだけの量の有機マグネシウム化合物を添加することが重要 である。担体の乾燥温度は有機マグネシウム化合物が利用できる担体上の部位の 数に影響する。乾燥温度が高い程、部位の数が少ない。従って、有機マグネシウ ム化合物のヒドロキシル基に対する正確なモル比は変化し、そして何らの過剰の 有機マグネシウム化合物を溶液内に残さずに担体上に付着するような量の有機マ グネシウム化合物だけが添加されることを確実にするためにケースバイケースの 基準で決定されるべきである。さらに、担体上に付着した有機マグネシウム化合 物のモル量が担体上のヒドロキシル基のモル含量よりも大きいと考えられる。従 って、以下に示されるモル比は単におおよそのガイドラインとしての意味であり 、そしてこの態様における有機マグネシウム化合物の正確な量は、上に議論した 官能的制限によって制御されなければならない。すなわち、担体上の付着できる 量よりも多くてはならない。もしその量よりも多く溶媒に添加されると、過剰な ものは合成に含まれる他の化合物と反応し得、それによって担体の外側の沈殿を 形成し、これは我々の触媒の合成において有害であり、避けられなければならな い。担体上に付着するよりも多くない有機マグネシウム化合物の量は、溶媒中の 担体のスラリーに有機マグネシウム化合物をスラリーに、スラリーを攪拌しなが ら、有機マグネシウム化合物が溶媒中に溶液として検出されるまで添加すること によるような、どのような慣用の手段によっても決定できる。 例えば、600℃で加熱されたシリカ担体について、スラリーに加えられる有 機マグネシウム化合物の量は固体担体上のヒドロキシル基(OH)に対するMg のモル比が1:1〜3:1、好ましくは1.1:1〜2:1、さらに好ましくは 1.2:1〜1.8:1、そして最も好ましくは1.4:1であるようなもので ある。シリカ担体上のMg添加量はシリカ1gあたり0.7〜1.3ミリモルの Mgであり得る。有機マグネシウム化合物は非極性溶媒中に溶解して溶液を形成 し、これから有機マグネシウム化合物が担体上に付着する。 担体上に付着するより過剰の量の有機マグネシウム化合物を加え、その後に例 えば濾過及び洗浄によって過剰の有機マグネシウム化合物を除くことも可能であ る。しかし、この代替は上述の最も好ましい態様よりも望ましくない。 担体と接触した有機マグネシウム化合物を含むスラリーを、遷移金属化合物の 非存在下にハロゲン含有試薬で処理する。反応は通常、色変化によって検出され る。ハロゲン含有試薬は四塩化炭素及びトリクロロエタンより成る群から選択さ れる。そして最も好ましくは四塩化炭素である。ハロゲン含有試薬の有機マグネ シウムに対するモル比は0.3〜3の範囲、さらに好ましくはハロゲン試薬/M g比は0.46〜2.57、そして最も好ましくは1.32であることができる 。四塩化炭素添加はシリカ1gあたり0.6〜1.8ミリモルの範囲であり得る 。ハロゲン含有試薬での処理の温度は20℃〜60℃である。この処理工程の効 果は触媒の活性及びフローインデックス応答を増す。 このスラリーを非極性溶媒に可溶性の少なくとも1種の遷移金属化合物と接触 させる。この合成工程は、25〜65℃、好ましくは30〜60℃、そして最も 好ましくは40〜55℃で実施される。好ましい態様において、添加する遷移金 属化合物の量は担体上に付着できるよりも多くない。例示として、シリカ上に添 加されるチタンはシリカ1gあたり0.7〜1.3ミリモルの範囲、そして好ま しくはシリカ1gあたり1.0ミリモルであることが注意される。従って、Mg の遷移金属に対する正確なモル比及び遷移金属の担体上のヒドロキシル基に対す る正確なモル比は例えば担体乾燥温度に依存して変化し、ケースバイケースの基 準で決定されなければならない。例えば、200〜850℃に加熱されたシリカ について、遷移金属化合物の量は、担体上のヒドロキシル基に対する、遷移金属 化合物由来の遷移金属のモル比が、1〜2.0、好ましくは1.2〜1.8であ るようなものである。また遷移金属化合物の量は、Mg:遷移金属のモル比が0 .5〜2.0、好ましくは0.7〜1.3、そして最も好ましくは1.0である ようなものである。 ここで使用される適切な遷移金属化合物は、化合物が非極性溶媒に可溶性であ ることを条件として、Fisher サイエンティフィックカンパニー、カタロ グ番号5−702−10(1978年)によって発表された、元素の周期表のI VA、VA、VIAまたはVIII族の金属の化合物である。そのような化合物 の非限定例はチタン及びバナジウムのハロゲン化物、例えば四塩化チタン(Ti Cl4)、四塩化バナジウム(VCl4)、バナジウムオキシトリクロライド(VOC l3)、チタン及びバナジウムのアルコキシド(アルコキシド部分が1〜20、好 ましくは1〜6個の炭素原子の分岐または非分岐アルキル基を有する)である。 好まし遷移金属化合物はチタン化合物、好ましくは四価チタン化合物である。最 も好ましいチタン化合物は四塩化チタンである。 そのような遷移金属化合物の混合物も使用でき、そして含まれる遷移金属化合 物に限定は課されない。単独で使用し得るどの遷移金属化合物も、他の遷移金属 化合物と組み合わせても使用し得る。 前駆体の合成の後、非極性溶媒をゆっくりと、例えば蒸留または蒸発によって 除去する。合成混合物から非極性溶媒を除去する温度は、得られる触媒組成物の 生産性に影響し得る。低い溶媒除去温度は高い溶媒除去温度で製造したものより も活性である触媒組成物をつくる。この理由から、非極性溶媒を40〜65℃、 好ましくは45〜55℃、そして最も好ましくは55℃で、乾燥、蒸留または蒸 発、あるいは他の慣用の方法によって除去するのが好ましい。過剰量のハロゲン 含有試薬は非極性溶媒と同時に除去できる。過剰量のハロゲン含有試薬はシリカ の濾過及び洗浄によって、遷移金属化合物の添加の前に除去し得る。最も好まし い前駆体組成物は、シリカ1gあたり1.00ミリモルのジブチルマグネシウム (DBM);1.32ミリモルの四塩化炭素及び1.00ミリモルのTiCl4を 含む。 得られた自由流動性の粉末(ここで触媒前駆体と呼ぶ)を活性剤と組み合わせ る。本発明の前駆体の活性剤との組み合わせは非常に高いあkっ性を有するアル ファ−オレフィン重合触媒をつくることが見いだされた。 ここで使用する活性剤は、ハロゲン化ジアルキルアルミニウム、例えばDMA C(塩化ジメチルアルミニウム)である。活性剤は、本発明の固体触媒成分の重 合活性を促進するために少なくとも有効な量で使用される。活性剤の量は15: 1〜1000:1、好ましくは20:1〜300:1、そして最も好ましくは2 5:1〜100:1のAl:Tiモル比を与えるのに十分である。 操作可能性のいかなる理論にも束縛されることを望むものではないが、本発明 の触媒組成物は、担体を順次、非極性溶媒中の担体のスラリーに添加される触媒 成分で化学的に含浸することによって製造されると考えられる。従って、全ての 触媒合成化学成分は合成に使用される非極性溶媒中に可溶性でなければならない 。触媒合成手順は、非極性溶媒(液体)に順次添加される化学成分と、固体担体 物質またはそのような物質によって担持される触媒中間体(固体)との間の化学 反応に基づくので、試薬の添加の順序も重要であり得る。従って、反応は固体− 液体反応である。例えば、触媒合成手順は、固体触媒担体の孔の外側に非極性溶 媒に不溶性の反応生成物を形成する、非極性溶媒中の2以上の試薬の反応を避け るような方法で実施されなければならない。そのような不溶性反応生成物は、担 体または触媒中間体の反応を不可能にし、そして触媒組成物の固体担体上へ組み 込まれない。 本発明の触媒前駆体は、水、酸素及び他の触媒毒の実質的な不存在下で調製さ れる。そのような触媒毒はどのような周知の方法、例えば調製を窒素、アルゴン または他の不活性ガスの雰囲気下で行うことによって、触媒調製工程中に除去で きる。触媒中に使用される非極性溶媒の精製もこれに関して助けになる。 触媒は、その場で、活性剤と触媒を別々に重合媒質に添加することによって活 性化し得る。触媒を活性化剤と、それらの重合媒質内への導入前に、例えばそれ らを重合媒質内に導入する前に−40℃〜100℃の温度で2時間まで混合する ことも可能である。 DMC活性剤は、前駆体組成物の固体成分の重合活性を促進するために少なく とも有効な量で使用される。 触媒は、重合反応器内で、活性剤及び触媒前駆体を別々に重合媒質に加えるこ とによって活性化され得る。触媒前駆体を活性化剤と、それらの重合媒質内への 導入前に、例えばそれらを重合媒質内に導入する前に−40℃〜100℃の温度 で2時間以下の時間混合することも可能である。 活性剤の量は通常、触媒組成物中のチタン1g原子あたり活性剤のモル数で示 され、チタン1g原子あたり5〜300、好ましくは20〜200モルのDMA Cで変化する。 エチレン及びアルファ−オレフィンとその混合物は、本発明による触媒によっ て、どのような適切な方法によっても重合される。そのような方法は、サスペン ション中、溶液中または気相中で実施される重合を含む。攪拌床反応器及び、特 に流動床反応器内で起こる気相重合反応が好ましい。 本発明に従ってポリエチレンコポリマーを製造するための特に望ましい方法は 流動床反応器内のものである。そのような反応器及び操作方法はNowlinら の米国特許第4,481,301号によって記述されるものと同じであり、その 全内容は参照によってここに組み込まれる。 ポリマーの分子量は既知の方法、例えば水素を使用して制御し得る。重合が比 較的低温、例えば70〜105℃で実施されるときは、本発明に従って製造した 触媒を使用して、分子量は水素で適切に制御し得る。分子量制御は、反応器内で の水素のエチレンに対する比が増すときに、ポリマーのメルトインデックス(I2 )の増加によって証明される。 本発明の触媒の存在下で製造したポリマーの、メルトフロー比(MFR)値に よって示される分子量分布は、0.92〜0.94g/ccの密度、及び0.1 〜0.7のI2を有するLLDPE生成物について26〜70に変わる。本技術 の当業者に既知のように、そのようなMFR値は比較的狭い分子量分布の指標で あり、該生成物が高速フィルム吹き込み法においてより小さい分子配向を示し、 それゆえより大きいフィルム強度を有するので、それによってポリマーを低密度 フィルム用途に特に適切にする。 本発明の触媒で重合した樹脂からつくったフィルムの物理的機械的性質は、ト リエチルアルミニウムのようなトリアルキルアルミニウムで重合した樹脂のもの よりも良好である。 本発明に従って製造した触媒の生産性は、100psiのエチレン分圧あたり 、触媒前駆体1gあたり少なくとも1000gポリマー、そして5000gポリ マー程度に大きくなり得る。 本発明に従って製造されたポリエチレンポリマーはエチレンのホモポリマーま たはエチレンと1種以上のC3〜C10アルファ−オレフィンとのコポリマーであ り得る。従って、2種のモノマー単位を有するコポリマー、並びに3種のモノマ ー単位を有するターポリマーが可能である。そのようなポリマーの具体例は、エ チレン/プロピレンコポリマー、エチレン/1−ブテンコポリマー、エチレン/ 1−ヘキセンコポリマー、エチレン/4−メチル−1ペンテンコポリマー、エチ レン/1−ブテン/1−ヘキセンターポリマー、エチレン/プロピレン/1−ヘ キセンターポリマー及びエチレン/プロピレン/1−ブテンターポリマーを含む 。最も好ましいポリマーはエチレンと、1−ヘキセン、1−ブテンまたは4−メ チル−1−ペンテンとのコポリマーである。 本発明に従って製造されたエチレンコポリマーは好ましくは、約80重量%の エチレン単位、そして最も好ましくは90%のエチレン単位を含む。 以下の実施例は本発明の本質的特徴をさらに示す。しかし、実施例において使 用される特定の反応体及び反応条件が本発明の範囲を限定しないことは、本技術 の当業者に明らかである。 実施例において製造されるポリマーの性質は次の試験方法によって決定された 。密度 :ASTM D−1505 − プラークをつくり、そして1時間100℃ において状態調節して平衡結晶度に近づけた。次に密度の測定を密度勾配カラム で行った(g/ccで報告)。メルトインデックス(MI),I2 :ASTM D−1238 − 条件E190 ℃で測定(g/10分で報告)。高負荷メルトインデックス(HLMI),I21 :ASTM D−1238−条件F −上記メルトインデックス試験において使用した10.5倍の重りで測定。メルトフロー比(MFR)=I212 コモノマー含量 :エチレンコポリマーのコモノマー含量は、論文”T.E.Nowlin ,Y.V.Kissin and K.P.Wagner,HIGH ACTIVITY ZIEGLER-NATTA CATALYST FOR THE PREPARATION OF ETHYLENE COPOLYMERS,Journal of Polymer Science:Part A: Polymer Chemistry,Volume 26,pages 755-764(1988)に記述される赤外分光法 によって測定された。n−ヘキサン抽出物 :(食品接触用途のために意図されるポリエチレンのために 使用されるFDA試験)。1.5ミルの厚さのフィルムの200平方インチ試料 を、1”×6”の大きさでほぼ0.1mgの重さのストリップに切断した。スト リップを容器内に置き、そして50±℃で、300mLのn−ヘキサンで2時間 抽出した。次に抽出物をデカントして、風袋を計った培養皿に移した。真空デシ ケーター内で抽出物を乾燥した後、培養皿をほぼ0.1mgに計った。もとの試 料に標準化された抽出物を次にn−ヘキサン抽出物の重量画分として報告した。落槍衝撃 :ASTM D1709 自由落下落槍法(F50)引裂強度 :ASTM D−1922 実施例 実施例1 触媒(A):3.04gの955−600シリカ、次いで約40mLの乾燥ヘプ タンを、磁気攪拌棒を入れた100mLのなす型フラスコに図り取った。フラス コを62℃の油浴内に置いた。次に4.2mLのジブチルマグネシウム(0.7 36ミリモル/mL)をシリカ/ヘプタンスラリーに加えた。フラスコの内容物 を45分間攪拌した。次に、2.8mLの、1−ブタノールの2.156Mヘプ タン溶液をフラスコに加え、そして内容物を55分間攪拌した。[注意:シリカ 1gあたり1.0ミリモルのMg、シリカ1gあたり2.0ミリモルのブタノー ル、及び2.0のブタノール/Mgのモル比を使用した]。最後に、3.3mL の四塩化チタン(0.918Mヘプタン溶液)をフラスコに加え、そして攪拌を 45分間継続した。最後に、溶媒を窒素パージによってフラスコから除去し、そ して3.8gの白色の自由流動性の粉末を得た。実施例2 触媒(B):3.04gの955−600シリカ、次いで約40mLの乾燥ヘプタ ンを、磁気攪拌棒を入れた100mLのなす型フラスコに図り取った。フラスコ を63℃の油浴内に置いた。次に2.55mLのジブチルマグネシウム(0.7 54ミリモル/mL)をシリカ/ヘプタンスラリーに加えた。フラスコの内容物 を90分間攪拌した。次に、2.55mLの、ジブチルマグネシウム(0.7 54ミリモル/mL)をシリカ/ヘプタンスラリーに加えた。フラスコの内容物 を90分間攪拌した。次に3.3mLの四塩化チタン(ヘプタン中の0.918 M溶液)をフラスコに加え、そして攪拌を45分間継続した。最後に、溶媒をフ ラスコから窒素パージで除去し、そして3.5gの暗褐色の自由流動性粉末を得 た。実施例3 触媒(C):5.06gの955−600シリカ、次いで約75mLの乾燥ヘプタ ンを、磁気攪拌棒を入れた300mLのなす型フラスコに図り取った。フラスコ を55℃の油浴内に置いた。次に6.88mLのジブチルマグネシウム(0.7 36ミリモル/mL)をシリカ/ヘプタンスラリーに加えた。フラスコの内容物 を80分間攪拌した。次に、4.16mLの、四塩化炭素の1.606Mヘプタ ン溶液をフラスコに加え、そして内容物を45分間攪拌した。[注意:シリカ1 gあたり1.0ミリモルのMg及びシリカ1gあたり1.32ミリモルの四塩化 炭素を使用した]。最後に、5.52mLの四塩化チタン(0.918Mヘプタ ン溶液)をフラスコに加え、そして攪拌を45分間継続した。最後に、溶媒を窒 素パージによってフラスコから除去し、そして5.59gの淡褐色の自由流動性 の粉末を得た。実施例4 触媒(D):207.1gの955−600シリカをオーバーヘッド攪拌機を備え た3リットルの4つ首丸底フラスコに図り取った。フラスコを約60℃の油浴内 に置き、そして1300mLの乾燥ヘプタンをフラスコに加えた。次に、282 mLのジブチルマグネシウム(0.736ミリモル/mL)をシリカ/ヘプタン スラリーに5分間にわたって加えた。次に25mLの1,1,1トリクロロエタ ンを40秒でフラスコに加え、そして内容物を60分間攪拌した。次に、20. 5mLの四塩化チタンをフラスコに加え、そして攪拌を60分間継続した。最後 に、溶媒を窒素パージによってフラスコから除去し、そして230gの淡褐色の 自由流動性の粉末を得た。実施例5 触媒(E):6.00gの955−600シリカ、次いで約100mLの乾燥ヘ プタンを、磁気攪拌棒を入れた300mLのなす型フラスコに図り取った。フラ スコを55℃の油浴内に置いた。次に、8.15mLのジブチルマグネシウム( 0.736ミリモル/mL)をシリカ/ヘプタンスラリーに加えた。フラスコの 内容物を62分間攪拌した。次に、0.88mLのテトラエチルオルトシリケー トをフラスコに加え、そして内容物を128分間攪拌した。最後に、1.76m Lの四塩化チタン(3.41Mヘプタン溶液)をフラスコに加え、そして攪拌を 57分間継続した。最後に、溶媒を窒素パージによってフラスコから除去し、そ して3.4gの自由流動性の粉末を得た。実施例6 触媒(F):触媒前駆体をヤマグチらの米国特許第3,989,881号及びKa rolらのヨーロッパ特許出願第84103441.6の教示に従って合成した 。 (a)前駆体の調製 機械攪拌機を備えた12リットルのフラスコ内に、41.8g(0.439モ ル)の無水MgCl2及び2.5リットルのテトラヒドロフラン(THF)を入 れた。この混合物に、29.0(0.146モル)のTiCl3、0.33のA lCl3粉末を1/2時間にわたって加えた。次にこの混合物を、すべての材料 を完全に溶解するために、さらに1/2時間加熱した。 別に、500gのシリカを600℃に加熱することによって加熱し、そして3 リットルのイソペンタン中でスラリー化した。このスラリーを、TEALの20 重量%ヘキサン溶液186mL(これは攪拌シリカスラリーに1/4時間にわた り加えた)と共に予熱した。得られた混合物を次に窒素パージ下に60℃におい て4時間にわたり乾燥して、5.5重量%のアルミニウムアルキルを含む乾燥し た自由流動性の粉末を得た。 予備処理したシリカを次に上述のように調製した触媒前駆体の溶液に加えた。 得られたスラリーを1/4時間攪拌し、そして次に溶媒(THF)を窒素パージ 下に60℃において4時間にわたり乾燥して、触媒前駆体の自由流動性分粉末を 得た。結果及び検討 ポリマー中のHMW成分の量への触媒のタイプの影響を決定するために、実施 例1〜6の6種の異なる触媒前駆体を、助触媒としてのDMACで評価した。実 験室スラリー重合データを表Iにまとめた。触媒Dについて記述される、これら の試験における典型的なスラリー重合条件は次の通りである。1.6リットルの ステンレス鋼オートクレーブに53℃において、0.750リットルの乾燥ヘプ タン、0.120リットルの乾燥1−ヘキセン及び3.0ミリモルの塩化ジメチ ルアルミニウム(DMAC)を、ゆっくりとした窒素パージ下に充填した。反応 器を閉じ、攪拌速度を900rpmに設定し、内部温度を85℃に上げ、そして 内部圧力を8.0psiから59psiに水素で上げた。エチレンを導入して圧 力を200psigに維持した。次に、0.0192gの触媒Dをエチレン過剰 圧で反応器に導入し、そして温度を60分継続し、次にエチレン供給を停止し、 そして反応器を室温まで冷却した。59.4gの収量のポリエチレンを集めた。 このポリマーのフローインデック(HLMI)は8.67であり、そしてメルト フロー比(HLMI/MI)は38.0であり、そしてポリマーは1.40モル %の1−ヘキセンを含んでいた。各タイプの触媒で製造したポリマーのGPCガ スクロマトグラムを図1〜6に示した。 表I 実験室スラリー重合データ *活性剤としてのDMAC 5種の触媒A〜Eの各々は、スラリー及び気相反応器の両方において、触媒F よりも大きなHMW成分を得た。触媒Fはスラリー重合条件下で7.2重量%の HMW成分を与えたが、該5種の触媒は9.2〜13.4重量%のHMW成分を スラリー中で与えた。 表IIは触媒F、触媒E及び触媒についての気相流動床パイロットプラント生 成物データをまとめたものである。 表II パイロットプラント重合データ このデータは、触触媒Cが最も多い量の(16.6重量%)のHMW成分を有 するポリマーを与えるが、触媒E及びFが12.7重量%及び8.3重量%のH MW成分を各々製造したことを示す。 触媒A、B、C及びEの4種の触媒は、スラリー重合において実質的な量のL MW成分を与えた。スラリー反応器内で、触媒D及び触媒Fは多くのLMW成分 を生成しなかった。図1〜6はスラリー反応器内で操作された各触媒についての GPCクロマトグマムを示す。 触媒C、E及びFを流動床パイロットプラント内で評価し、これらの触媒によ って製造された樹脂のGPCクロマトグラムは明らかなLMW成分を含んでいな かった。このデータから、我々が使用した重合条件下にポリマー成分上の方法の 影響があることが推論される。スラリー中で、これらの触媒で製造した樹脂は3 モードのMWDを有する。しかし、同じ触媒は、LMW成分が実質的に無い樹脂 をパイロットプラント内で製造した。 実施例3の前駆体と組み合わせて、DMAC助触媒を用いて製造した樹脂の相 対泡安定性は、次の表に記述される。 1.0ミルのフィルムの性質(Alpine) 4:1BUR,120ポンド/時,27"スターク高さ これはこの出願を、その親出願に対し相互参照するものである。本出願は、1 993年1月5日に出願された同時係属出願番号08/008,854号[(こ れは1991年6月10日に出願された出願番号07/712,298号の規則 62の継続である(現在は放棄された)]の一部継続出願である。次の対照実施 例1〜9は共通して所有される出願番号08/121.821号からのものであ る。触媒前駆体の調製 全ての操作は窒素雰囲気下で、標準のシュレンク(Schlenk)技術を使用して実 施された。200mLのシュレンクフラスコ内に、前もって窒素パージ下に60 0℃で16時間乾燥した7.0gのDavison等級955シリカを入れた。 ヘキサン(90mL)をシリカに加えた。ジブチルマグネシウム(7.0ミリモ ル)を50〜55℃において攪拌されたスラリーに加え、そして攪拌を1時間継 続した。ハロゲン含有試薬(9.2ミリモル)をスラリー(50〜55℃)に加 え、攪拌を1時間継続した。TiCl4(7.0ミリモル)を反応媒質(50〜 55℃)に加え、そして攪拌をさらに1時間継続した。ヘキサンを次に50〜5 5℃において窒素パージで蒸留によって除去した。収量は、使用したハロゲン含 有試薬に依存して8.0〜9.3gに変化した。重合 エチレン/1−ヘキセンコポリマーをこれらの触媒を使用して、同じ重合条件 下で製造した。典型的な例を以下に示す。 50℃においてゆっくりとした窒素パージ下に1.6リットルのステンレス鋼 オートクレーブに750mLの乾燥ヘキサン、30mLの乾燥1−ヘキセン及び 3.0ミリモルのトリエチルアルミニウムを充填した。反応器を閉じ、そして攪 拌を900rpmに増し、そして内部温度を85℃に上げた。内部圧力を水素で 12psiに上げた。エチレンを導入して圧力を120psiaに維持した。内 部温度を80℃に下げ、20.0mgの触媒前駆体をエチレン過剰圧で反応器内 に導入し、そして内部温度を85℃に上げて維持した。重合を60分間継続し、 そして次にエチレン供給を停止し、そして反応器を室温まで冷却させた。ポリエ チレンを集めて空気乾燥した。 触媒の生産性並びにポリマーのフローインデックス及びメルトフロー比(I21 /I2)を下に示す。触媒を次の順序に従って製造した。 (1)gポリエチレン/g触媒/時/100psiエチレン (2)重合反応器内の水素圧力 従って、本発明にしたがって、上述の目低及び利点を十分に満足する組成物が 提供されたことが明らかである。本発明をその特定の態様と結びつけて記述して きたが、多くの代替、修正及び変更が前述の記載にそって本技術の当業者には明 らかであることは明白である。従って、請求の範囲の精神及び広い範囲内でその ような全ての代替、修正及び変更を含むことが意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イッシン,ユリー・ヴィクトロヴィッチ アメリカ合衆国ニュージャージー州08816 ―1623,イースト・ブランズウィック,パ イン・リッジ・ドライブ 35 (72)発明者 ミンク,ロバート・アイヴァン アメリカ合衆国ニュージャージー州07059 ―5732,ウォーレン,ゲーツ・アベニュー 30エイ (72)発明者 ノウリン,トーマス・エドワード アメリカ合衆国ニュージャージー州08512, クランバリー,ペリン・パス 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エチレンのポリマー及びコポリマーを含む2モードまたは3モードの分子 量分布の生成物を製造するための触媒組成物であって、 生成物が単一の反応器内で製造され、そして生成物が28〜70の範囲のMF Rを有し、 生成物が少なくとも2種の成分を含み、生成物の5〜50重量%が該2種の成 分の1つであり、そして生成物が第2の成分を有志、該2種の成分の該1つが第 2の成分よりも大きい分子量を有し、 触媒が (i)非極性溶媒及び−OH基を有する固体多孔質シリカのスラリーを与え、 (ii)該シリカをRMgR’で含漬して中間体(ii)を形成し,ここで−O H基:Mgの比は1未満であり、R及びR’の各々は炭素原子数4〜10のアル キルであり、そして同じでも異なっていてもよく、そしてRMgR’は該極性溶 媒内に可溶性であり;(iii)中間体(ii)を一定量の四塩化炭素で処理し、 その量は四塩化炭素:RMgR’モル比が0.3〜3を与えて工程(iii)の 生成物を形成するのに有効であり;(iv)(iii)の後、工程(iii)の生 成物をTiCl4で処理して触媒前駆体を形成し、ここで−OH:Ti比は1未 満であり;そして(v)触媒前駆体を助触媒としての塩化ジメチルアルミニウム で処理して触媒前駆体を活性化すること を含んでなる工程によって形成される、前記の触媒組成物。 2.工程(ii)及び(iv)が40〜60℃の範囲の温度で実施される、請 求項1に記載の触媒組成物。 3.R及びR’がC4〜C8アルキル基である、請求項2に記載の触媒組成物。 4.R及びR’がそれぞれブチル基である、請求項3に記載の触媒組成物。 5.非極性溶媒が周囲温度で液体である、請求項4に記載の触媒組成物。 6.工程(iv)で存在するTiCl4の量が、Mg:Tiのモル比が0.5 〜2であるようなものである、請求項2に記載の触媒組成物。 7.工程(iv)で存在するTiCl4の量が、Mg:Tiのモル比が0.7 5〜1.5であるようなものである、請求項6に記載の触媒組成物。 8.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル比 が1:1〜3:1であるようなものである、請求項6に記載の触媒組成物。 9.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル比 が1.1:1〜2:1であるようなものである、請求項7に記載の触媒組成物。 10.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル 比が1.2:1〜1.8:1であるようなものである、請求項8に記載の触媒組 成物。 11.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル 比が1.4:1であるようなものである、請求項10に記載の触媒組成物。 12.工程(i)においてシリカが溶媒と接触する前に、シリカを少なくとも 200℃の温度に加熱する、請求項11に記載の触媒組成物。 13.シリカを600℃の温度に加熱する、請求項12に記載の触媒組成物。 14.加熱後に、シリカが0.7ミリモル/gの表面ヒドロキシル基濃度、3 00m2/gの表面積、及び1.65m3/gの孔体積を有する、請求項13に記 載の触媒組成物。 15.エチレンのポリマー及びコポリマーを含む2モードまたは3モードの分 子量分布の生成物を製造するための触媒組成物であって、 生成物が単一の反応器内で製造され、そして生成物が28〜70の範囲のMF Rを有し、 生成物が少なくとも2種の成分を含み、生成物の5〜50重量%が該2種の成 分の1つであり、そして生成物が第2の成分を有し、該2種の成分の該1つが第 2の成分よりも大きい分子量を有し、 触媒が (i)非極性溶媒及び−OH基を有する固体多孔質シリカのスラリーを与え、 (ii)該シリカをRMgR’で含漬して中間体(ii)を形成し,ここで−O H基:Mg比は1未満であり、R及びR’の各々はブチルであり、そしてRMg R’は該極性溶媒内に可溶性であり;(iii)中間体(ii)を一定量の四塩化 炭素で処理し、その量は0.3〜3の四塩化炭素:RMgR’モル比を与えて 工程(iii)の生成物を形成するのに有効であり;(iv)(iii)の後、工 程(iii)の生成物をTiCl4で処理して触媒前駆体を形成し、ここで−O H:Ti比は1未満であり;そして(v)触媒前駆体を助触媒としての塩化ジメ チルアルミニウムと組み合わせて触媒前駆体を活性化すること を含んでなる工程によって形成される、前記の触媒組成物。 16.工程(ii)及び(iv)が40〜60℃の範囲の温度で実施される、 請求項15に記載の触媒組成物。 17.非極性溶媒が周囲温度で液体である、請求項16に記載の触媒組成物。 18.工程(iv)で存在するTiCl4の量が、Mg:Tiのモル比が0. 5〜2であるようなものである、請求項16に記載の触媒組成物。 19.工程(iv)で存在するTiCl4の量が、Mg:Tiのモル比が0. 75〜1.5であるようなものである、請求項18に記載の触媒組成物。 20.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル 比が1:1〜3:1であるようなものである、請求項18に記載の触媒組成物。 21.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル 比が1.1:1〜2:1であるようなものである、請求項19に記載の触媒組成物 。 22.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル 比が1.2:1〜1.8:1であるようなものである、請求項20に記載の触媒 組成物。 23.工程(i)で使用する有機マグネシウム化合物の量がMg:OHのモル 比が1.4:1であるようなものである、請求項22に記載の触媒組成物。 24.工程(i)においてシリカが溶媒と接触する前に、シリカを少なくとも 200℃の温度に加熱する、請求項23に記載の触媒組成物。 25.シリカを600℃の温度に加熱する、請求項23に記載の触媒組成物。 26.加熱後に、シリカが0.7ミリモル/gの表面ヒドロキシル基濃度、3 00m2/gの表面積、及び1.65m3/gの孔体積を有する、請求項25に記 載の触媒組成物。
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