JP2001510975A - 音響信号衝突の空間角に対する出力信号の従属関係を電子的に選択する方法および補聴器装置 - Google Patents

音響信号衝突の空間角に対する出力信号の従属関係を電子的に選択する方法および補聴器装置

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JP2001510975A
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    • H04R25/50Customised settings for obtaining desired overall acoustical characteristics
    • H04R25/505Customised settings for obtaining desired overall acoustical characteristics using digital signal processing

Abstract

(57)【要約】 所定の物理的距離に少なくとも2つの音響/電気変換器(2a、2b)を有する音響ビーム形成器が提案されている。2つの変換器の出力信号の相互位相同期が検出され(27)、定数あるいは周波数依存係数を乗算される。変換器(2a、2b)の出力信号の乗算された位相同期および少なくとも1つに対する依存性(46、48)において、2つの変換器が相互に置かれた実物理的距離とは異なり、特にこの距離よりもかなり大きい互いからの仮想距離に2つの変換器があるかのように変換器(2a、2b)に対する音響信号の空間衝突方向に対する従属関係がある電気出力信号が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野・従来の技術】
本発明は、一般的に、音響信号が例えば多指向性マイクロホンによるような少
なくとも2つの音響/電気変換器によって受信され、このような変換器のそれぞ
れの出力信号が増幅の空間特性によって重み付けられた音響信号を示す出力信号
を発生するように電子トランスデューサ装置によって電子的に計算される本発明
による技術に向けられている。したがって、この出力信号は、あたかも音響信号
の受信が例えば一致した受信ローブあるいは受信ビームを有するアンテナによっ
て行われたかのように空間増幅特性によって重み付けられた受信音響信号を示す
。したがって、本発明は、一般的に、電子的にプリセットされ、多分電子的に調
整され、かつ適合にされた“ローブ”に向けられている。
【0002】 図1は、音響信号のこのような“ビーム形成”に関する公知の当該技術を最も
一般的に示している。それによって、少なくとも2つの多指向性音響/電気変換
器2aおよび2bであり両者それ自体は、その衝突方向θにかかわりのない従って
衝突方向θに対して実質的に重み付けされていない音響信号を第1および第2の
電気出力信号A1およびA2に変換する変換器が提供される。出力信号A1および A2は、入力信号A1、A2から出力信号Arを発生する電子トランスデューサ装置
3に供給される。装置3のブロック内に示されるように、信号A1,2は、A1ある
いはA2のいずれかを示す結果信号Arを生じるように処理されるが、さらに空間
増幅関数F1(θ)によって重み付けられる。したがって、音響信号が空間角θ で衝突するという事実、すなわちトランスデューサ装置2a、2bが空間角を音
響発生源と“認識する”という事実に依って音響信号は、選択的に増幅されても
よい。それによって、このような公知の方式は、提供されるような変換器の物理
的位置および固有の“ローブ”に厳密に拘束される。
【0003】 トランスデューサ装置3内で信号処理を実行する1つの方式は図2の助けによ
って例証される。それによって、全てのこのような方式は、2つの変換器2aお よび2bの所定の相互の物理的距離Ppにより、音響信号の受信間の時間遅れdt
が変換器2aおよび2bで生じるという事実に基づいている。
【0004】 変換器2aによって受信された単一周波数ωの音響信号を考察すると、この変 換器は、出力信号 (1) A1=A sinωt, を生じ、 したがって、第2のトランスデューサ2bは下記による出力信号を発生し、 (2) A2=A sinω(t+dt), その結果、dtは、下記の式によって示され、 (3) dt=Ppsinθ/c それにおいて、cは音速である。
【0005】 下記の量だけ例えばA1を時間遅れさせることおよび (4) τ=Pp/c 第3の信号として時間遅延信号A1′の差、すなわち以下の式から結果信号Ar
形成することによって、 (5) A1′=A sinω(t+τ)、および (2) A2=A sinω(t+dt), 周波数ωで考察されると、トランスデューサ装置3のブロックで示されるような
空間カルジオイド重み付け出力信号Arが生じる: (6) |Ar|=|A1′−A2|=2A sin(ω(τ−dt)/2) =2A sin(ω(τ−Pp *sinθ/c)/2)。
【0006】 θ=90°で、Arはゼロになり、かつ θ=−90°で、Arは以下のようになる: (7) Armax=2A sinωPp/c。
【0007】 2つの全指向性次数変換器の出力信号のこのような処理は、図3に示されるよ
うな第1次カルジオイド重み関数F1(θ)をもたらす。高次音響/電気変換特 性、すなわち“ローブ”を有する変換器をそれぞれ選択することおよび/または
3つ以上の変換器を使用することによって、高次m重み関数Fm(θ)が実現で きる。
【0008】 図4において、周波数f=ω/2πの関数として第1次カルジオイド重み付け
から生じる振幅Armax特性が示されている。さらに、第2次カルジオイド重み付
け関数F2(θ)が示されている。それによって、図1の2つの変換器2aおよび
bの物理的距離Ppは12mmであるように選択される。 (8) fr=c/(4Pp) である周波数frではっきりと分かるように、 第1次カルジオイドで+6dBおよび第2次カルジオイドで+12dBの最大増
幅が生じる。Pp=12mmの場合、frは約7KHZである。
【0009】 図4から、frに関する低周波数および高周波数に対するかなり大きいロール オフ、すなわち、かなり大きい増幅の減少が認識される。
【0010】 このようなあるいは同様な種類のビーム形成に対する技術は、例えば、米国特
許第4,333,170号(音響発生源検出)、ヨーロッパ特許出願第0381
498号(双指向性マイクロホン)あるいはコイケノリオ他の「一対の圧力マイ
クロホンを介する音源方向の分離の可能性の検証(Verification of the Possib
ility of Separation of Sound Source Direction via a Pair of Pressure Mic
rophones)」(Electronics and Communications in Japan, part 3 ,Vol.77,
No.5,1994,page 68 〜75)から公知である。
【0011】 このようなビームを形成するために少なくとも2つの変換器と併用される従来
技術にかかわりなく、距離Ppは、例えば数式(8)から分かるように重要な要 素であり、生じる増幅/角度の従属関係を直接に決定する。
【0012】 このような技術が狭帯域信号検出のために使用される場合あるいは少なくとも
2つの変換器を大きい相互の物理的距離Ppで幾何学的に備えるのに厳しい制限 がない場合、数式(8)は、特別の不利な条件のものではないかもしれない。
【0013】 それにもかかわらず、特に補聴器応用に関しては、frがトランスデューサの 物理的距離Ppに反比例するという事実は、補聴器応用の場合、音声認識のため に約4KHZまでの音声周波数帯域がさらに最短可能相互距離Ppで取り付けられ
るべき少なくとも2つのトランスデューサによって検出可能であるべきという事
実によって、重大な欠点である。これらの2つの要件には矛盾がある。すなわち
、より低いfrが実現されればされるほど、益々より大きい距離Ppが要求される
【0014】 したがって、本発明の第1の目的は、公知の音響“ビーム形成”のPpの従属 関係に関して直面する欠点を取り除くことにある。
【0015】 本発明の第1の目的は、電子トランスデューサ装置の入力に作動するように接
続された少なくとも第1および第2の音響/電気変換器に、空間方向から音響信
号が衝突し、前記空間方向に対する前記電子トランスデューサ装置の電気出力信
号の従属関係を電子的に選択し、かつそれによって第1および第2の電気信号を
それに入力する方法であって、 定数あるいは周波数従属係数を乗算された前記第1および第2の電気信号の相互
位相同期に、およびさらに前記第1および第2の電気信号の少なくとも1つに従
属している第4の電気信号に従属関係にある少なくとも1つの第3の電気信号を
生成するステップと; 前記第1および第2の電気信号の少なくとも1つに従属している前記第3の電気
信号および第5の電気信号の従属関係にある前記トランスデューサ装置の前記出
力信号を生成するステップとを含むことを特徴とする方法を提供するに到ったこ
とである。
【0016】 それによって、2つの変換器の実際の物理的相互距離にかかわりなく、前記従
属関係を選択し、それによって変換器を予め選択し、多分変換器を適合させ、調
整し、あたかも少なくとも2つの変換器が実際にある所とは完全に異なる物理的
位置に物理的に配置されているかのように従属関係を生じることが可能になる。
【0017】 発明方法を実現する第1の好ましい方法では、第4の電気信号は、第1および
第2の電気信号の中の1つからだけに直線的に従属しているように選択され、そ
れによって好ましくはこのような第1あるいは第2の電気信号によって直接形成
される。
【0018】 それにもかかわらず、発明方法を実現するための現在のより好ましい方法では
、第4の電気信号は第1および第2の電気信号の両方に従属している。好ましい
形態では、第4の電気信号は、所定のあるいは調整可能な“ローブ”特性、すな
わち空間衝突方向に対して従属関係にある。それによって“ローブ”実現の好ま
しい形態では、第4の電気信号は、第1および第2の信号の中の一方を遅延させ
ることによって発生され、それから遅延信号および前記第1および第2の信号の
中の他方の未遅延信号を加算する。それによって、第4の電気信号、それ自体は
、衝突角従属関係に対する増幅を有するので、図1〜図4の助けによって論議さ
れるような従属関係による例として言わば“ローブ”に関して規定する。
【0019】 本発明方法を実現するための他の好ましい形態では、それ自体あるいは今述べ
られた第4の信号を発生するどちらかの方法と組み合わされ、特に“ローブ”特
性を有する第4の信号を発生することと組み合わされて、第1および第2の電気
信号の少なくとも1つの直接従属関係あるいは線形従属関係にある第5の電気信
号を生成し、それによって好ましくは第5の電気信号として前記第1および第2
の電気信号を1つ使用することが提案される。
【0020】 それによって、およびまたそれ自体あるいは第4の電気信号を発生するどちら
かの方法と組み合わされ、特に“ローブ”従属関係を有する第4の電気信号を発
生することと組み合わされて、第1および第2の信号の一方を遅延させ、遅延信
号および前記第1および第2の信号の他方を加算することによって第1の形態で
実現される空間衝突角に対して“ローブ”従属関係がある第5の電気信号もまた
生成することが提案されている。それによって、“ローブ”特性に関して規定す
るように生成された第4の電気信号はそのとき同じ“ローブ”特性を有する第5
の電気信号として直接使用されてもよいことが明白となる。
【0021】 本発明方法のさらに明らかな好ましい実現形態においておよび現在まで、かつ
更なる説明を通じて述べられた好ましい実現形態のいずれかと組み合わせて、そ
のそれぞれのスペクトル表示の第1および第2の電気信号を生成し、それによっ
て第1および第2の信号のそれぞれのスペクトル成分の相互位相同期の従属関係
にあり、定周波数独立係数あるいは周波数従属係数と乗算された少なくとも1つ
の第3の電気信号を生成することが提案されている。
【0022】 他の好ましい動作モードでは、周波数従属乗算係数は、少なくとも第1の近似
において周波数に反比例するように選択される。
【0023】 特に補聴器応用に注目すると、そういう訳で、本発明は最も適しているが、明
らかに他の方法に応用され得て、多くて20mmである第1および第2の変換器
の実際の物理的距離、それによって位相同期乗算係数に対して少なくとも従属関
係にある仮想距離は2つの変換器の相互の物理的距離よりも大きいように選択さ
れることが提案されるのであり、換言すると、空間角度からのトランスデューサ
装置の出力信号の従属関係は、あたかも物理的には変換器が実際にある所よりも
かなり大きい相互距離に備えられているかのようになる。このような技術が特に
補聴器応用におけるような任意の空間が制限された応用において非常に重要な長
所の技術であることは言うまでもない。
【0024】 前述の目的を解決し、特に補聴器を実現するために、それで、少なくとも2つ
の音響/電気変換器の物理的位置にかかわりなく、所望の受信ローブは、要求に
従って適合され、多分調整され得て、所定の物理的位置だけ互いから離隔された
少なくとも2つの音響/電気変換器を含む音響/電気変換器装置によって発明性
をもって実現され、それによって、少なくとも2つの変換器は、第1および第2
の電気出力信号をそれぞれ発生し、それにおいて、前記音響/電気変換器の出力
は、その関数が前記変換器が音響信号を受信する空間角度に対して従属している
増幅関数によって前記変換器の前記第1および第2の出力信号に対して従属して
いる出力信号を発生する電子トランスデューサ装置に作動するように接続され、 −その入力が前記変換器の出力に作動するように接続され、かつその出力で位
相差依存信号を発生する位相差検出装置と、 −その一方の入力が前記位相差検出装置の出力に作動するように接続された位
相処理装置であって、前記処理装置の少なくとも1つの第2の入力が係数値選択
源に作動するように接続され、前記位相処理装置の第3の入力が前記少なくとも
2つの変換器の入力の中の少なくとも1つに作動するように接続され、前記位相
処理装置が、前記一方の入力および前記少なくとも1つの第2の入力の信号によ
る位相同期によって前記第3の入力の信号による出力信号をその出力で発生する
ことと、 −一方の入力が前記位相処理装置の出力に作動するように接続され、第2の入
力が前記少なくとも2つの変換器の少なくとも1つの出力に作動するように接続
されている少なくとも2つの入力を有するビーム形成器処理装置とを備えている
。 本発明の全ての態様の下で、このように (9) Pv>Pp を実現することが可能である。
【0025】 これは、特に補聴器応用のためのような特に低空間応用のためのものである。
【0026】 それによって、トランスデューサの仮想距離Pv、すなわち発明性をもって実 現されるような角度従属関係を得るように物理的に実現されねばならない変換器
の距離が導入される。
【0027】 それによって、数式(8)によれば、frはより低い周波数にシフトされても よい。すなわち、今まで可能であった距離よりもかなり小さいマイクロホンの物
理的距離で音声認識のための音声周波数帯域(<4KHZ ) におけるfr値を申 し分なく実現することが可能になる。
【0028】 それにもかかわらず、位相差に一定係数を乗算することは図4によるロールオ
フに影響を及ぼさない。このロールオフは、著しく改善され、言われているよう
に周波数の所定の関数が少なくとも第1の近似において音響信号の周波数に反比
例する関数として選択される場合、図4による拡大された周波数帯域Brをもた らす。
【0029】 本発明の他の目的は、説明が添付図面に関して進むにつれて明らかになる。
【0030】 例えば、図3および図4による第1次カルジオイドに関しては、0.5〜4K
Zの平坦周波数特性、したがって位相差によって乗算されるような周波数従属 関数をそれに応じて選択することによってより低い周波数およびより高い周波数
の増幅の明確に定義されたロールオフを有する著しく拡大された周波数帯域Br に達することができる。
【0031】 前述されるように、図1〜図4において、公知のビーム形成技術は、互いから
離隔された少なくとも2つの音響/電気トランスデューサに基づき、かつその相
互の物理的距離Ppに直接基づいている。
【0032】 図5において、(6)によるポインタ図が示されている。
【0033】 次に、本発明の基本的なアイディアは、さらに簡略された1つのω周波数例の
助けにより説明される。本発明のように実現されたポインタ図が図6に示されて
いる。図6による信号A2およびA1の位相差ωdtは、下記のようになる。 (10)ωdt=ω(Ppsinθ/c)=△ψ。
【0034】 この位相差は決定され、周波数に対して従属関係にある値と乗算されるので、
定数M0≠1でも有り得る関数M(ω)のそれぞれの値を有する。
【0035】 例えば、A2の図6のそれぞれのポインタによる2つの信号A1、A2の中の一 方を、 Mω・△ψあるいはM0・△ψだけ 移相することによって、移相ポインタA2vを生じる。dtがMωあるいはM0に よる量だけより大きかった場合、したがって、“仮想トランスデューサ”が、 (11)Pv=Mω・Ppあるいは (12)Pv=M0・Pp に対して仮想距離Pvだけトランスデューサlaから離れて置かれた場合、このポ
インタも生じるであろう。
【0036】 簡単にするために1つの単一周波数を考察すると、 Mω=M0 と記述することができる。
【0037】 仮想τvに関しては、 (13)τv=Mω・τおよび (3v)dtv=Mω・Pp(sinθ/c)である。
【0038】 本発明により、下記の式を得る。 (1v)A1=A1v=Asinωt (2v)A2v=Asinω(t+dtv)=Asinω(t+Mωdt) (5v)A1v=Asinω(t+Mωτ) (6v)Arv=2Asin(Mω・ω(τ−dt)/2) (8)に関しては、さらに下記の式を得る: frv=c/4MωPp=(1/Mω)・fr
【0039】 それから、あまりにも高いfrをもたらす所与のPpに対して、Mω>1である
と、frvは係数Mωだけ減少されることが分かる。図7において、特に、本発明
の方法を実施して本発明の補聴器装置にするために本発明の装置の第1の好まし
い実現形式が簡単な方法で概略的に示されている。それによって、音響/電気ト
ランスデューサ2aおよび2bの出力信号はそれぞれのA/D変換器20a、20
bに供給され、その出力は、高速フーリエ変換装置22aおよび22bの入力と
しての時間領域/周波数領域変換器(TFC)の入力である。したがって、スペ
クトル位相差検出装置27は、定数のセットcnを乗算される全てのn個のスペ クトル周波数成分に対する位相差△ψnを検出する。Mが関数、Mωであるなら ば、Cnは異なる周波数に対して異なる可能性があり、周波数従属関数あるいは 係数を示す。一方、位相差△ψnが同一のc0=cn≠1を乗算される場合、これ は定数M0を使用することに一致する。
【0040】 (3v)によるこの乗算はスペクトル乗算装置28で行われる。したがって、 そのスペクトル表示の信号A1は、乗算器装置28によって出力された乗算スペ クトル位相差信号だけスペクトル移相器29でスペクトル移相される。
【0041】 図7によれば、そのスペクトル表示で、本発明のようにスペクトル移相された
信号A1、すなわちA1(ω,△ψ′n)は、あたかもトランスデューサ2aが距 離Pv=MωPpだけトランスデューサ2bから離れているように、そのスペクト
ル表示のA2と一緒にスペクトル計算装置23で計算される。その結果生じるス ペクトルは、逆高速フーリエ変換装置24によるように周波数/時間領域変換器
(FTC)によって逆変換されてAr#を生じる。
【0042】 それによって、図1〜図4の助けによって記載された技術、すなわち時間遅延
技術を使用して時間領域で変換された技術以外のビーム形成技術は装置23で使
用されてもよい。
【0043】 それにもかかわらず、時間遅延技術が好ましい。
【0044】 図4に注目すると、仮想上拡大された相互距離を持って“仮想”変換器を発明
性をもって導入することによって、特に補聴器応用に対して非常に有利である高
利得周波数frをより低い周波数の方へシフトすることが可能になることが説明 された。周波数依存関数Mωの代わりに、定数M0が説明されるように位相差に 関して乗算される場合、これに早くも達する。
【0045】 本発明の好ましいモードでは、周波数従属関数Mωは、少なくとも第1の近似
で下記のように選択される。 (14) Mω〜1/ω それによって、図4とは異なって、ロールオフが全然なく、ターゲット方向の利
得は所望の周波数領域にわたって一定であることに達する。関数Mωを適当に選
択することによって、例えば、所定の周波数範囲内、例えば、より低く、より高
い周波数で規定されたロールオフに対して0.5〜4KHZ内で平坦な特性に達 することが可能である。関数Mωを適当に選択することで、実用的には任意の種
類のビーム形成を行うことができる。
【0046】 高次カルジオイド重み付け関数を生成するために、点線によって図7に示され
、装置23の入力信号をもまた計算するので、3つの変換器を“模擬”するよう
な非移相出力信号A1をさらに使用することが無条件に可能である。
【0047】 図8は、図7の表示と同様な機能ブロック/信号フロー表示の本発明の装置の
現在の好ましい実施例を示している。図7の助けによって既に説明されたブロッ
クおよび信号は同じ参照番号によって図8に規定されている。
【0048】 乗算装置28の外側の位相スペクトル、すなわち△ψ′1....nは、その信号が
特に第1次あるいは高次カルジオイド従属関係のような衝突角θに対して予め選
択された従属関係を有するスペクトル表示でもある信号Akr1....n(ω,θ)
に加算装置29′で加算される。
【0049】 この信号Akr1....n(ω1....n,θ)を実現し、図2〜図4に関する説明に
従うために、そのスペクトル表示の出力信号A1(ω)およびA2(ω)は、ビー
ム形成器32に導かれるが、これはビーム形成器23′に統合されてもよく、例
えば図2のビーム形成器により形成される。それによって、図8に示されるよう
なビーム形成器32の代わりに、第1次カルジオイド特性とは異なる特性を生じ
る他の種類のビーム形成器がそこで実現されてもよいことをはっきりと述べなけ
ればならない。
【0050】 それから、スペクトルAkr1....n(ω1....n,θ)は、△ψ′1....nだけ位
相加算装置29′によって移相されて、図8に示されるようなスペクトルAkr 1....n (ω1....n,△ψ′1....n,θ)であるこの装置29′の出力信号を生じ
る。この信号Akr1....n(ω1....n,θ)ならびに加算装置29′の出力信号
は、ビーム形成器装置23′に導かれて、そこでそれらの信号が好ましくは33
で示されるように再び加算される。
【0051】 ビーム形成器装置32の出力で、衝突角θに対して実カルジオイド従属関係が
ある信号が発生されるのに対して、装置29′の出力で、したがって移相後、衝
突角に対する従属関数は仮想的に置かれた変換器により実現される。加算する場
合、ビーム形成器装置23′内の装置33のように、装置32の出力の実カルジ
オイド従属関係が第1次カルジオイドであるならば、第2次カルジオイドによる
衝突角θに対する出力信号Arの従属関係を生じる。
【0052】 したがって、図9に示されるように、より一般的な表示において、装置27の
出力の位相差スペクトルは、c1〜cnにより修正される移相器装置35に提供さ
れる。
【0053】 一般化された移相器35は、2つの変換器2a、2bの中の1つの出力信号の
中の1つおよび/または移相される前記変換器出力信号からのビーム形成から生
じる信号を直接受信できる。図9において、これは、ビーム形成器37から移相
器35にフィードバックされる信号経路によって示される。このフィードバック
は、図8に注目すると、ビーム形成器32と加算装置29′との間の信号経路に
一致する。図9によれば、図8のビーム形成器32は全ビーム形成器装置37に
統合される。
【0054】 図9のその一般化された形式のビーム形成器37は、変換器2a、2bの出力
信号および一般化された移相器35の出力信号の少なくとも1つを受信する。
【0055】 熟練家にとっては、 ・3つ以上の実変換器を使用でき、および/または ・2つ以上のMω関数あるいはc0あるいはc1...nのセットの中の2つ以上を2
つ以上の“仮想トランスデューサ”信号を1つあるいは2つ以上の実変換器信号
のそれぞれから発生するために使用できることは明らかである。
【0056】 物理的変換器および仮想変換器の数、これらの変換器のその特性および仮想“
再配置”を選択すると、空間重み関数は選択的に調整できる。
【0057】 その主要な目的の下での本発明は、物理的に装備された変換器の仮想相互変換
器位置が電子的には提供されるという事実により、所定の小さい距離によってだ
け分離される少なくとも2つの変換器で任意の所望のビーム形成を実用的に実現
することを可能にする。
【0058】 それによって、周波数に対して従属している、特に逆従属している変換器の仮
想距離を実現することで特に確定されるロールオフはこのような仮想トランスデ
ューサによって著しく減少できる。変換器の周波数Mω依存仮想距離を選択する
ことによって、仮想上、周波数選択変換器の配列が確立される。補聴器装置に関
しては、少なくとも2つのトランスデューサ、すなわち、マイクロホン間の実距
離は、多くて20mmであるように、好ましくはそれ以下に選択される。
【0059】 図10は、最も一般的な形式で、本発明によるようなおよび前述のような本発
明の全ての実施例に共通である原理手続きおよび装置構造を示している。
【0060】 少なくとも2つの音響/電気変換器2a、2bの出力信号から得られた第1およ
び第2の電気信号S1およびS2はトランスデューサ装置3に入力される。
【0061】 装置3内には、図7、図8あるいは図9の装置27による位相差検出装置が装
備されている。位相差検出装置27は、装置3の入力、したがって変換器2a、
2bの出力に作動するように接続されているそれぞれの入力を有する。位相差検
出装置27の出力は、図10の破線‐点線で示されているように位相処理装置4
0の入力に作動するように接続されている。位相差処理装置は、定数あるいは周
波数依存係数hを発生する係数値選択源42に接続されている第2の入力を有す
る。位相処理装置の第3の入力は、“AND”あるいは“EX‐OR”従属関係
の結合装置44によって概略的に示されるように少なくとも2つの変換器2aお
よび2bのそれぞれの出力に作動するように接続されている。位相処理装置40
は、処理装置40の第3の入力に印加された信号S4および27から位相処理装 置への第1の入力および42から位相処理装置への第2の入力に印加された信号
に従って出力信号S3を発生する。
【0062】 位相差検出装置の出力に作動するように接続されている位相処理装置の第1の
入力の信号は、装置28によって定数あるいは周波数依存係数を乗算され、信号
結合装置46で、処理装置の出力信号、すなわち信号S3は、定数あるいは周波 数依存係数を乗算された変換器の出力信号の相互位相同期およびその信号S4が 変換器2a、2bの出力信号の少なくとも1つに従属している処理装置40の第3
の入力に印加される信号S4に対して依存状態でこのように発生される。装置4 6において、装置28の出力でのような信号S4および乗算位相同期信号の両方 からの信号S3の従属関係F1が生成される。
【0063】 図7のA1(ω)あるいは図8および図9のAkr1....n(ω1....n,θ)に 一致する信号S3は、図7〜図9のような装置23あるいは23′もしくは37 によるビーム形成器処理装置48への入力である。ビーム形成器処理装置は、変
換器2a、2bの出力信号の少なくとも1つに従属しているS5が供給される第2 の入力を備えている。出力信号は、“EX‐OR”あるいは“AND”組み合わ
せのブロック50によって概略的に示されるようにこのように作動するようにビ
ーム形成器処理装置48に接続されている。
【0064】 図11において、2つの音響/電気変換器2a、2bに衝突する音響信号の単一
周波数1KHZで図8による本発明の装置で測定された“ローブ”あるいは指向 性特性がdBで示されている。この装置では、 変換器2a、2b: 全指向性マイクロホン、 KNOWLES EK 7263 物理的距離Pp: 12mm τ: 35μsec c: 1KHZで2および4KHZで2 音声通信20(1960)、229〜240、手を用いなくてもいい電気通信 のためのマイクロホンアレイ、8.83のGary W.Elcoに規定されるような指向 性指数が生じた。
【0065】 図12において、図11による測定のために使用された本発明の装置の結果あ
るが、4KHZの単一周波数音響衝突信号の結果が示されている指向性指数は7 .98となる。
【0066】 第2次カルジオイドによる指向性特性が図8による手続きから生じる。これは
、4つの変換器が4つの変換器の中のそれぞれの2つの間に24mmの間隔を規
定する2a、2bのような4つの音響/電気変換器によって従来のように実現され
ねばならない。したがって、12mmの相互距離を有する2つの音響/電気変換
器だけを有する本発明の方法および装置で、あたかも4つの音響/電気変換器が
24mmの相互距離と併用されたかのように指向性の結果に達することが分かっ
た。
【図面の簡単な説明】
【1図】 従来技術により形成する指向性ビームを有する2つのトランスデューサの音響
受信機の機能ブロック図を示している。
【2図】 ブロック図形式で示された図1の装置に組み込むことができるような従来技術
のビーム形成技術の中の1つを示している。
【3図】 3次元カルジオイドビームの2次元表示、すなわち音響信号の入射角の関数と
しての増幅特性を示している。
【4図】 第1および第2次カルジオイド関数のための図3による最大増幅値の周波数従
属関係を示している。
【5図】 図2による技術、さらに従来技術から生じるポインタ図を示している。
【6図】 図5(従来技術)に基づいているが、本発明装置によって実行される発明方法
性をもつポインタ図を示している。
【7図】 特に本発明が実現される発明性のもつ補聴器装置の発明装置の第1の実現形式
の簡略ブロック図を示している。
【8図】 本発明の方法および装置の現在の好ましい実現形式の簡略ブロック図を示して
るいる。
【9図】 一般化された形式の本発明方法により作動する発明性を有する装置の簡略ブロ
ック図を示している。
【10図】 本発明方法により作動する発明性を有する装置の一般的な信号フロー/機能ブ
ロック図を示している。
【11図】 図8による本発明の方法および本発明の装置から生じる測定された指向性特性
を示している。
【12図】 図8による本発明の方法および装置から生じる図11による表示の第2の指向
性特性を示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月17日(2000.1.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子トランスデューサ装置の入力に作動するように接続され
    た少なくとも第1および第2の音響/電気変換器に、空間方向から音響信号が衝
    突し、前記空間方向に対する前記電子トランスデューサ装置の電気出力信号の従
    属関係を電子的に選択し、かつそれによって第1および第2の電気信号をそれに
    入力する方法であって、 定数あるいは周波数従属係数を乗算された前記第1および第2の電気信号の相
    互位相同期に、およびさらに前記第1および第2の電気信号の少なくとも1つに
    従属している第4の電気信号に従属関係にある少なくとも1つの第3の電気信号
    を生成するステップと; 前記第1および第2の電気信号の少なくとも1つに従属している前記第3の電
    気信号および第5の電気信号の従属関係にある前記トランスデューサ装置の前記
    出力信号を生成するステップとを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 それによって前記第1あるいは第2の電気信号に従属してい
    る信号として前記第4の電気信号を生成することを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 それによって前記第1および第2の電気信号に従属するよう
    な前記第4の電気信号を生成することを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 それによってカルジオイド従属関係のように前記空間方向か
    ら所定のあるいは調整可能な従属関係のある信号として前記第4の電気信号を生
    成することを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 それによって前記第1および第2の電気信号の中の一方を遅
    延させ、かつ前記遅延信号および前記第1および第2の信号の他方を加算するこ
    とによって前記第4の電気信号を生成することを特徴とする請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 それによって前記第1および第2の電気信号の一方に従属し
    ているような前記第5の電気信号を生成する請求項1〜4の中の1つの方法。
  7. 【請求項7】 それによって前記第1および第2の電気信号の両方に従属し
    ているような前記第5の電気信号を生成する請求項1〜4の中の1つの方法。
  8. 【請求項8】 それによってカルジオイド従属関係のように前記空間方向か
    ら所定のあるいは調整可能な従属関係のある信号として前記第5の電気信号を生
    成することを特徴とする請求項1〜5あるいは請求項7の中の1つの方法。
  9. 【請求項9】 それによって前記第1および第2の電気信号の中の一方を遅
    延させ、かつ前記遅延信号および前記第1および第2の信号の他方を加算するこ
    とによって前記第5の電気信号を生成することを特徴とする請求項1〜5あるい
    は請求項7もしくは請求項8の中の1つの方法。
  10. 【請求項10】 それによって前記第5の電気信号を生成することによって
    前記第4の電気信号を生成することを特徴とする請求項1〜9の中の1つの方法
  11. 【請求項11】 それによってそのそれぞれのスペクトル表示における前記
    第1および第2の電気信号を生成し、かつ前記係数を乗算され、かつ前記第4の
    電気信号の従属関係にある、前記第1および第2の信号のそれぞれのスペクトル
    成分の相互位相同期の従属関係にある前記少なくとも1つの第3の電気信号を生
    成することを特徴とする請求項1〜10の中の1つの方法。
  12. 【請求項12】 それによって周波数に反比例するような前記係数を選択す
    ることを特徴とする請求項1〜11の中の1つの方法。
  13. 【請求項13】 互に所定の物理的距離だけ離隔された少なくとも2つの音
    響/電気変換器を含み、それによって少なくとも2つの変換器が、それぞれ第1
    および第2の電気出力信号を生成し、かつ前記音響/電気変換器の出力が、前記
    電子トランスデューサ装置に作動するように接続され、同トランスデューサ装置
    は増幅関数によって前記変換器の前記第1および第2の出力信号から従属関係に
    ある出力信号を発生し、その関数が空間角に従属し、それに基づいて前記変換器
    が音響信号を受信する音響/電気トランスデューサ装置であって、 その入力が前記変換器の出力に作動するように接続され、かつその出力で位相
    差従属信号を生成する位相差検出装置と、 その1つの入力が前記位相差検出装置の出力に作動するように接続される位相
    処理装置であって、前記処理装置の少なくとも1つの第2の入力が係数値選択源
    に作動するように接続され、前記位相処理装置の第3の入力が前記少なくとも2
    つの変換器の出力の少なくとも1つに作動するように接続され、前記位相処理装
    置が、前記1つの入力および前記少なくとも1つの第2の入力の信号による位相
    同期によって前記第3の入力の信号による出力信号をその出力に生成する位相差
    処理装置と、 一方の入力が前記位相処理装置の出力に作動するように接続され、第2の入力
    が前記少なくとも2つの変換器の少なくとも1つの出力に作動するように接続さ
    れている少なくとも2つの入力を有するビーム形成器処理装置とを備えているこ
    とを特徴とする音響/電気トランスデューサ装置。
  14. 【請求項14】 前記係数値選択源が定数あるいは周波数従属信号値を生成
    することを特徴とする請求項13の装置。
  15. 【請求項15】 前記位相処理装置の前記第3の入力が前記少なくとも2つ
    の変換器の一方の出力に作動するように接続されていることを特徴とする請求項
    13あるいは14の装置。
  16. 【請求項16】 前記位相処理装置の前記第3の入力がビーム形成器装置の
    出力に接続され、その入力が前記少なくとも2つの変換器の出力に作動するよう
    に接続されていることを特徴とする請求項13〜15の中の1つの装置。
  17. 【請求項17】 前記ビーム形成器装置がさらに加算装置を含み、その一方
    の入力が前記少なくとも2つの変換器の中の1つの出力に作動するように接続さ
    れ、その他方の入力が時間遅延装置を介して前記少なくとも2つの変換器の他方
    の出力に作動するように接続されることを特徴とする請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 前記ビーム形成器処理装置の前記第2の入力が前記少なく
    とも2つの変換器の中の1つに作動するように接続されていることを特徴とする
    請求項13〜17の中の1つの装置。
  19. 【請求項19】 前記ビーム形成器処理装置の前記第2の入力が加算装置の
    出力に作動するように接続され、その一方の入力が時間遅延装置を介して前記少
    なくとも2つの変換器の中の1つの出力に接続され、前記加算装置の第2の入力
    が前記少なくとも2つの変換器の前記第2の変換器の出力に作動するように接続
    されていることを特徴とする請求項13〜18の中の1つの装置。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも2つの変換器の出力が、一方が他の加算装
    置の入力に時間遅延装置を介して作動するように接続され、前記他の加算装置の
    出力が前記位相処理装置の前記第3の入力および前記ビーム形成器処理装置の前
    記第2の入力に作動するように接続されていることを特徴とする請求項13〜1
    9の中の1つの装置。
  21. 【請求項21】 前記少なくとも2つの変換器の出力がそれぞれのアナログ
    /ディジタル変換器および時間領域/周波数領域変換装置を介して発生され、前
    記位相差検出装置、前記位相処理装置および前記ビーム形成器処理装置が周波数
    領域で作動し、前記トランスデューサ装置の出力が周波数領域/時間領域変換装
    置を介して発生されることを特徴とする請求項13〜20の中の1つの装置。
  22. 【請求項22】 補聴器装置であり、前記少なくとも2つの変換器が多くて
    20mmの相互の物理的距離を有することを特徴とする請求項13〜21の中の
    1つの装置。
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