JP2001510456A - ヘモグロビンの前外傷性使用 - Google Patents

ヘモグロビンの前外傷性使用

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JP2001510456A JP52262998A JP52262998A JP2001510456A JP 2001510456 A JP2001510456 A JP 2001510456A JP 52262998 A JP52262998 A JP 52262998A JP 52262998 A JP52262998 A JP 52262998A JP 2001510456 A JP2001510456 A JP 2001510456A
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Abstract

(57)【要約】 外科手術または侵襲性処置の前にヘモグロビン調製物を患者に投与する工程を包含する、外科手術または侵襲性処置の後の回復を改善するための方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘモグロビンの前外傷性使用 発明の背景 本発明は、外科手術または侵襲性医学的処置のような外傷を経る前に、ヘモグ ロビン調製物を哺乳動物に投与することによって、治癒もしくは回復を加速する ための方法、または罹患率および死亡率を減少させるための方法に関する。 ヘモグロビン、赤血球に見出される酸素保有色素は、医学的技術における広範 な種々の治療的使用に使用されている。ヘモグロビンは、酸素を輸送および放出 するための血液置換物として主に使用される。高血圧、出血、ショック、虚血、 感染、貧血、浮腫、血栓症、脳卒中、低酸素、悪液質、心停止、または他の状態 を処置するためにもまた使用されている。これらの状態は、患者が状態を示した 後に、または患者が創傷または傷害を患った後、または患者が外科手術を経験し た後に処置される。 ヘモグロビンはまた、肺瘍の処置のための化学療法剤または放射線を受ける患 者における前処置として(米国特許第5,428,007号;WO92/20368,WO92/20369) 、内部一酸化窒素の産生によって誘導される全身性高血圧または敗血性ショック の予防または処置のため(米国特許第5,296,466号)、患者における定常状態ヘ モグロビン濃度を維持するための方法における術中期間または外科手術の間に( WO95/03068)、ならびに自己血液を使用する方法における外科手術の前に使用さ れる術中血液希釈処置の一部として(米国特許第5,344,393号および同第5,451,2 05号)投与されている。 治癒および回復を加速するための、ならびに外科処置および侵襲性医学的処置 に関連する罹患率および死亡率を低減するための新たな治療法のための必要性が 存在する。発明の要旨 それゆえ、本発明の目的のうち、外科手術または侵襲性医学的処置の後の回復 を改善するためのヘモグロビン調製物を提供すること、およびそのための方法を 提供することが注目され得る。 本発明は、外科手術または侵襲性医学的処置の後の回復を改善するための方法 であって、有効量のヘモグロビン調製物を、外科手術または侵襲性医学的処置を 経験しようとしている患者に投与する工程を包含する方法を提供する。 本発明の適用性のさらなる範囲は、以下に提供される詳細な説明から明らかに なる。しかし、以下の詳細な説明および実施例が、本発明の好ましい実施態様を 示している一方で、例示のみとして与えられることが理解されるべきである。な ぜなら、本発明の精神および範囲内で種々の変化および改変が、この詳細な説明 から当業者に明らかになるからである。発明の詳細な説明 以下の詳細な説明は、本発明を実施する点で当業者を補助するために提供され る。そうであっても、この詳細な説明は、本明細書中で論議される実施態様にお ける改変および変更が、本発明の発見の精神または範囲から逸脱せずに当業者に よって行われ得るので、本発明を過度に限定すると解釈されるべきではない。 本明細書中で引用される参考文献のそれぞれの内容は、その全体が参考として 本明細書中で援用される。 本発明において、ヘモグロビン調製物が、外科処置または侵襲性医学的処置を 経験しようとしている哺乳動物(例えば、ヒト患者)に投与される。この処置か ら生じる有益な効果、すなわち外科手術後の改善された回復には、外科処置後の 治癒および回復に必要とされる時間の短縮、ならびに外科処置後の罹患率および /または死亡率の確率の減少が挙げられる。 発明のいかなる特定の理論に縛られることを望まないが、これらの効果は、部 分的に、ヘモグロビンによって誘導される「前条件付け」効果に起因し得る。患 者が、例えば、外科手術、侵襲性医学的処置、または事故から生じる外傷(すな わち、創傷または傷害)を患っている場合、この外傷は、患者のホメオスタシス を妨害する。患者の身体は、ホメオスタシスを回復するために外傷に対して生物 学的に反応する。この反応は、本明細書中で、天然に生じるストレス応答と言わ れる。身体のストレス応答が不適切な場合、または外傷を患った充分後に起こる 場合、患者は疾患をより発症しやすくなる。ヘモグロビン調製物が、患者が外傷 を患う前に患者に投与される場合、ヘモグロビンは、患者の身体内で天然に生じ るストレス応答を誘発し、それにより外傷に伴う生理学的ストレスに対して身体 を準備させる。ストレス応答は、身体が、生理学的ストレスが生じた場合にそれ に応答する準備ができるように、外傷が起こる前に開始される。この前処置は、 ストレス応答の誘発における身体の遅延を排除し、それにより外傷の後の治癒お よび回復を加速し、そして罹患率および死亡率を低減する。 本明細書中で使用される用語「外科手術」は、手動または操作的方法による、 疾患、傷害、および奇形の処置をいう。一般的な外科処置には、腹部外科手術、 耳外科手術、ベンチ外科手術、心臓外科手術、動形成外科手術、保存的外科手術 、美容外科手術、細胞減少性外科手術、歯科外科手術、歯科顔面外科手術、一般 外科手術、大手術、小手術、Moh's外科手術、心臓切開手術、臓器移植手術、整 形外科手術、形成外科手術、精神科外科手術、撓骨外科手術、再構築外科手術、 音波外科手術、定位的外科手術、構造的外科手術、胸動脈外科手術、および獣医 学的外科手術が含まれるが、これらに限定されない。本発明の方法は、身体の任 意の部分(上記のもの、および任意の一般外科手術、大手術、小手術、または最 小侵襲性外科手術を含むが、これらに限定されない)を取り扱う任意の型の外科 手術を経験しようとしている患者に適切である。 最小侵襲性外科には、皮膚の穿刺または切開、または装置もしくは外来物質の 身体への挿入が含まれる。最小侵襲性外科手術の非限定的な例には、動脈または 静脈のカテーテル処置、経尿道的切除、内視鏡検査(例えば、腹腔鏡検査法、気 管支鏡検査、尿検査、咽頭鏡検査、膀胱鏡検査、子宮鏡検査、胃鏡検査、結腸鏡 検査、腔鏡診検査、腹腔鏡検査、S字結腸鏡検査、およびオルソスコピー)、お よび血管形成術(例えば、バルーン血管形成術、レーザー血管形成術、および経 皮経管血管形成)が含まれる。 本発明の方法は、任意の型の侵襲性医学的処置(これは、しばしば患者に外傷 を引き起こす)を経験する予定の患者に適切である。侵襲性医学的処置には、一 般カテーテル処置(すなわち、液体を除去または導入するためのカテーテルの身 体の任意の空間への挿入)、および挿管(すなわち、チューブの体腔または中空 器官への挿入)が含まるがこれらに限定されない。挿管には、例えば、気管内挿 管、鼻内挿管、経鼻挿管、経口挿管、および経口気管内挿管が含まれるが、これ らに限定されない。 本発明の方法におけるヘモグロビンの有用な用量は、外科手術、侵襲性医学的 処置、または外傷の後の治癒または回復に必要な時間を低減する用量、あるいは 外科手術または外傷の後の罹患率または死亡率の確率を低減する用量である。 これらの結果は、約10mg/kg体重から約5,500mg/kg体重の範囲、より好ましく は約25mg/kg体重から約1,000mg/kg体重の範囲、そして最も好ましくは約50mg/kg 体重から約400mg/kg体重の範囲のヘモグロビン用量で達成し得る。 このような有効量のヘモグロビンの投与は、非経目的に、例えば、静脈内また は動脈内の、注射、注入、または動脈カニューレ処置(適切な臨床的状況におい て)、手術前的にまたは患者が侵襲性医学的処置または他の外傷を経験する前に 行われ得る。このような有効量は、単回用量で、または一連の複数回サブ用量で 投与され得る。単回用量または複数回サブ用量の各々は、ゆっくりとした連続的 注入によって投与され得る。 外科手術、侵襲性医学的処置または他の外傷の後の治癒または回復に必要とさ れる時間を減少するための、またはこのような外科手術もしくは外傷の後の罹患 率および/もしくは死亡率の確率を減少させるためのヘモグロビンの投与は、外 科手術または外傷の前約72時間から約12時間以内に、より好ましくは約48時間か ら約18時間以内に、最も好ましくは外科手術または外傷の前約36時間から約24時 間以内に与えられるような単回用量または複数回サブ用量を介してであり得る。 本明細書で使用される場合、用語「ヘモグロビン」には、グロビンまたはグロ ビン様ポリペプチドおよびヘムを含み、そして生理学的に適合可能なキャリア中 で哺乳動物の血流中に導入された場合に、細胞、組織、または器官に酸素を輸送 および放出し得る、すべての酸素運搬タンパク質が含まれる。用語「ヘモグロビ ン」には、すべての天然に存在するヘモグロビンおよび天然に存在しないヘモグ ロビンが含まれる。用語「ヘモグロビン調製物」には、生理学的に適合可能なキ ャリア中のヘモグロビン、または生理学的に適合可能なキャリアで再構成される 凍結乾燥したヘモグロビンが含まれるが、全血、赤血球細胞、またはパックされ た赤血球細胞は含まれない。 天然に存在するヘモグロビンには、細胞内に天然に存在するヘモグロビンと同 一のあらゆるヘモグロビンが含まれる。天然に存在するヘモグロビンは、主とし て野生型ヘモグロビンであるが、天然に存在する変異体ヘモグロビンも含まれる 。野生型ヘモグロビンは、天然の細胞内に最も一般に見出されるヘモグロビンで ある。野生型ヒトヘモグロビンとしては、ヘモグロビンA、すなわち、2つのα -および2つのβ-グロビン鎖を有する正常成人ヒトヘモグロビンが挙げられる。 変異体ヘモグロビンは、少なくとも1つのアミノ酸の置換、付加、または欠失の ような変異の結果として野生型ヘモグロビンのアミノ酸配列と異なるアミノ酸配 列を有する。成人ヒト変異体ヘモグロビンは、ヘモグロビンAのアミノ酸配列と は異なるアミノ酸配列を有する。天然に存在する変異体ヘモグロビンは、ヒトに よって改変されていないアミノ酸配列を有する。本発明の天然に存在するヘモグ ロビンは、産生される方法によって限定されない。このような方法には、代表的 には、例えば、赤血球溶解および精製、組換え産生、およびタンパク質合成が挙 げられる。 天然に存在しないヘモグロビンには、細胞内に天然に存在するヘモグロビンお よび化学的に改変されたヘモグロビンのアミノ酸配列とは異なるアミノ酸配列を 有する変異体ヘモグロビンが含まれる。このような天然に存在しない変異体ヘモ グロビンは、その調製方法によって限定されないが、代表的には、例えば、組換 えDNA技法、トランスジェニックDNA技法、タンパク質合成、および他の変異誘導 方法を含む、当該技術分野で公知の1つ以上のいくつかの技法を使用して産生さ れる。 化学的に改変されたヘモグロビンは、他の化学部分によって結合したまたはカ プセル化された天然または非天然ヘモグロビン分子である。例えば、ヘモグロビ ン分子は、ピリドキサル-5'-ホスフェートすなわちヘモグロビン分子の酸素結合 特徴を変化させるための他の酸素親和性改変部分に、架橋したまたは重合化した ヘモグロビンを形成するための架橋剤に、あるいは結合したヘモグロビンを形成 するための結合剤に、結合され得る。結合し、重合化し、そして架橋したヘモグ ロビンは、一般的に、非改変ヘモグロビンよりも長い血管内保持時間を示す。 本発明での実施において使用され得るヘモグロビン改変技法のいくつかの例は 、科学文献に記載されている(R.M.Winslow(1992)Hemoglobln-Based Red Cel l Substitutes,The Johns Hopkins University Press,Baltimore,MDによって 総説される)。本発明での使用のための化学的に改変されたヘモグロビンを調製 するためのいくつかの代表的な方法は、以下に記載される。 ヘモグロビンは、その酸素結合親和性を改良するために改変され得る。ヘモグ ロビン分子の2,3-ジホスホグリセレート結合部位に結合し、ヘモグロビン分子の 酸素親和性を減少させ、そして血管内保持を延長させる試薬は、米国特許第4,52 9,719号および第5,380,824号(ピリドキサル-5'-ホスフェート)、米国特許第4, 600,531号(カルボキシル-、ホスホネート-、ホスフェート-、スルホネート-、 またはスルフェート-フェニルエステル-含有化合物、例えば、モノ(3,5-ジブロ モサリチル)フマレート)、米国特許第5,268,500号(アリールウレイド酸化合物 )、米国特許第5,382,680号(2[4-(((ベンジル)アミノ)カルボニル)フェノキシ]- 2-メチルプロピオン酸)、ならびに米国特許第5,290,803号および第5,432,191号 に記載される。一般的に、ヘモグロビンが酸素を輸送および放出し得るようにヘ モグロビンを調製または改変する任意の方法が、本発明の方法で適切である。好 ましくは、ヘモグロビンは、約20と約45mmHgとの間のP5Oを有する。 カプセル化されたヘモグロビンは、物質内にヘモグロビンを保持するが、物質 から通過させるためにヘモグロビンおよび反応産物と反応させるために、より小 さい分子が物質を通過することを可能にする物質によって囲まれるヘモグロビン である。ヘモグロビンをカプセル化するための物質は、米国特許第4,343,715号 (ポリウレタン、アクリルゲル、無水マレイン酸ポリマー、エポキシポリマー、 無水グルタロン酸ポリマー)、米国特許第5,061,688号、第5,217,648号、および 第5,438,041号(油乳化液)、ならびに米国特許第4,322,311号、第4,324,683号 、および第4,390,521号(ポリマー)に記載される。 結合したヘモグロビンは、ヘモグロビンに共有またはイオン結合した少なくと も1つの非ヘモグロビン分子である。いくつかの実施熊様では、非ヘモグロビン 分子はまた、ヘモグロビン分子間の分子間架橋を形成し得る。結合する物質およ びヘモグロビン結合体を調製するための方法は、WO 91/07190(ポリアルキレン グリコール)、米国特許第4,670,417号、第5,091,176号、第5,219,564号、第5,2 34,903号、第5,312,808号、および第5,386,014号、WO 94/04193、WO 94/09027、 ならびに日本国特許第59-104323号および第61-053223(ポリアルキレンオキシド )、米国特許第5,349,001号および第5,405,877号(サイクリックイミドチオン活 性化ポリアルキレンオキシド)、米国特許第4,301,144号(ポリアルキレングリ コール、アルキレングリコールコポリマー、アルコール-ポリアルキレングリコ ールエーテルコポリマー、カルボン酸-ポリアルキレングリコールエステルコポ リマー、およびアミン-ポリアルキレングリコール誘導体)、米国特許第4,267,2 34号、第4,267,435号、および第4,369,226号(ポリグルタルアルデヒド)、カナ ダ特許出願第2,074,852号(ジビニルスルホン)、米国特許第4,412,989号(ポリ エーテル)、米国特許第4,377,512号(イヌリン)、米国特許第5,079,337号およ び第5,110,909号(ポリサッカライド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ リドン、ポリメタクリレート、ポリペプチド、ポリアルキレングリコール、ヒド ロキシアルキルスターチ、およびデキストラン)、米国特許第4,920,194号(ス ルホン化グリコサミノグリカンフラグメント、例えば、ヘパリン)、米国特許第 4,970,156号(活性タンパク質)、米国特許第4,336,248号(ジアルデヒド)、米 国特許第4,900,780号(ヒドロキシエチルスターチまたはテトロン酸ポリマー) 、ならびに米国特許第4,698,387号、第4,935,465号、および5,514,780号に記載 される。 架橋したヘモグロビンは、架橋化剤によってグロビンまたはグロビン様タンパ ク質サブユニット間で分子内連結される。サブユニットは、ヘモグロビン分子の 1つのグロビンまたはグロビン様タンパク質である。分子内架橋は、ヘモグロビ ンがインビボで投与される場合、グロビンまたはグロビン様タンパク質の解離を 抑制する。ヘモグロビンAは、例えば、ダイマーが架橋されないならば、2つの α-βグロビンダイマーに解離し得る。架橋したヘモグロビンおよびその調製の 方法は、米国特許第4,529,719号および第4,600,531号(ビス(3,5-ジブロモサリチ ル)フマレート)のようなジフェニルエステル誘導体を使用するα-α結合)、米 国特許第4,001,401号および第4,053,590号(ハロゲン化シクロアルカン、ジエ ポキシド、およびジアゾベンジジンを使用するα-βグロビン結合)、米国特許 第4,857,636号(オリゴポリサッカライドに由来するアルデヒド)、米国特許第5 ,334,705号(ベンセントリカルボキシレート)、WO94/21682(ジまたはトリサッ カライドを使用するβ-βグロビン結合)、米国特許第5,290,919号および第5,38 37,672号(二価または三価化合物)、米国特許第5,334,707号(アシルホスフェ ートエステルを使用するβ-βまたはα-α結合)、米国特許第5,362,885号およ びWO92/09630(ジメチルアジピミデートまたはジメチルスベリミデートのような イミドエステル)、米国特許第5,514,780号(ポリカルボン酸)、米国特許第5,3 99,671号およびWO 90/13309(β-β結合)、および米国特許第4,473,496号(ジ アルデヒド)に記載される。 重合化ヘモグロビンは、ヘモグロビン分子間で分子間結合される。重合化は、 一般的に、ヘモグロビンの分子量を増加させ、これはその血管内半減期を改良す る。重合化ヘモグロビンを調製するための重合化剤は、係属中の米国特許出願番 号第08/149,679号、第08/173,882号、第08/480,593号、および第08/473,459号、 米国特許第4,777,244号(脂肪族ジアルデヒド)、米国特許第5,349,054号(ベン ゼンペンタカルボキシレート)、WO 94/14460(トランスグルタミナーゼ)、な らびにEP 201618(グルタルアルデヒド)に記載される。 ヘモグロビンはまた、上記の方法の組み合わせによって改変され得、例えば、 日本国特許第59-089629号、第59-103322号、および第59-104323号(ヘモグロビ ンのピリドキサル-5'-ホスフェート改変およびポリエチレングリコール結合)、 米国特許第5,248,766号(テトラマーヘモグロビンのオキシランとの架橋および 重合化)、米国特許第4,650,786号、第4,710,488号、および第4,900,816号(ヘ モグロビンのイノシトールホスフェートアルデヒド改変およびポリサッカライド 結合)、米国特許第5,189,146号および第5,364,932号(分子内および分子間架橋 のためのジ-またはポリアルデヒド)、EP 361719(ピリドキシル化、ジカルボン 酸ハロ-エステル架橋、および重合化)、WO 90/13309(分子内架橋のためのピリ ドキサル-5-ホスフェート誘導体および重合化のためのグルタルアルデヒド)、 米国特許第5,439,882号(過ヨウ素酸酸化されたATP分子内架橋および過ヨウ素酸 酸化されたアデノシン重合化)、米国特許第4,826,811号および第5,194,590号 (ピリドキシル化およびグルタルアルデヒド重合化)、ならびに米国特許第4,52 9,719号(ジアスピリンエステルで分子内架橋されそしてピリトキシル化される )に記載される。 組換え産生したヘモグロビンは、組換えDNA方法論によって、例えば、部位特 異的変異誘発、遺伝子融合によって、あるいは遺伝子操作したプラスミドを、微 生物(例えば、細菌もしくは酵母)、培養した細胞(例えば、昆虫細胞、哺乳動 物細胞、または植物細胞)、トランスジェニック植物、トランスジェニック動物 、または任意の他の宿主細胞もしくは生物に、トランスフェクトすることによっ て産生され、ここで、プラスミドは、グロビンタンパク質、融合タンパク質、ま たは酸素を可逆的に結合し得るグロビンに類似のタンパク質をコードする核酸ポ リマー(例えば、cDNA)を含む。組換え変異体および人工ヘモグロビンならびに それらの細胞培養物または液体中での産生は、米国特許第5,449,759号および第5 ,028,588号、ならびにWO 88/09179、AU 614525、GB 2234749 B、およびEP 35870 8B1に記載される。ジ-αおよびジ-βグロビン様ポリペプチドならびに細菌およ び酵母で産生される他のヘモグロビン改変体、ならびに他の融合したヘモグロビ ンは、WO 90/13645、WO 91/16349、EP 561245 A1およびAU 614525に記載される 。非天然マルチマーヘモグロビン様タンパク質は、WO 93/09143に記載される。 トランスジェニックブタからのヒトヘモグロビンの産生および回収は、WO 92/22 646、WO93/25071、およびWO 95/04744に記載される。赤血球および非赤血球細胞 に由来するヘモグロビンの調製および精製のための方法は、WO 92/22646、WO 93 /25071、WO 95/04744、WO 95/14038、およびWO 96/15151に記載される。 本発明の方法に有用なヘモグロビンはまた、発熱物質、毒素、および他の夾雑 物を含まない。発熱物質を含まないヘモグロビンは、発熱を生じる夾雑物を全く 含まないヘモグロビン、またはヘモグロビンが投与される患者に生理学的に受容 可能である発熱を生じる夾雑物の量を含むヘモグロビンである。細菌内毒素は、 赤血球に由来するヘモグロビンを夾雑する。内毒素は、赤血球がヘモグロビンを 得るために破壊される場合に放出される。細菌のような非赤血球宿主細胞で産生 される組換えヘモグロビンはまた、哺乳動物に投与される場合に毒性または発熱 性応答を誘起し得るタンパク質、毒素、またはポリサッカライドのような細胞性 成分と夾雑になり得る(Rietschelら(1992)Scientific American 267:54-61; Suffrediniら(1989)New Eng.J.Mcd.321:280-287)。 本発明での使用のためのヘモグロビンはまた、間質を含まない。間質は、溶解 した赤血球に由来するヘモグロビンを夾雑する不溶性細胞膜フラグメントであり 、これは、毒性であり、そして呼吸困難、気管支痙撃、低血圧症、不整脈、汎発 性血管内凝固症候群、補体の活性化、ならびに虚血性および急性炎症に付随する 腎臓、心筋、および肝臓変化を引き起こすことが報告されている(Feola(1988 )Surgery,Gynecology & Obstetrics 166:211-222;MacDonaldら(1988)F.A.S .E.B.J.2(6)Abstr.8217;Stoneら(1979)Surgery,Gynecology & Obsietric s 149:874-876;Rabinerら(1967)J.Exp.Med.126:1127-1142)。本発明の目 的のために、「間質フリーのヘモグロビン」は、本明細書で定義されたようなヘ モグロビンであり、間質を全く含まないか、または患者において生理学的に受容 可能な(すなわち、有害な副作用を引き起こさない)濃度で間質を含むかのいず れかである。間質を全く含まない、間質フリーのヘモグロビンには、非赤血球で 産生される組換えヘモグロビンが含まれる。生理学的に受容可能なレベルで間質 を含む、間質フリーのヘモグロビンには、例えば、赤血球由来の精製されたヘモ グロビンが含まれる。 ヘモグロビンは、好ましくは約1と約20g/dlとの間のヘモグロビンまで、生理 学的に受容可能な溶液への超遠心分離によって透析または交換され得る。溶液は 、一般的に、全血と等張の生理学的に適合可能な電解質ベヒクルを含み、そして これはヘモグロビンの可逆的酸素運搬および送達特性を維持する。生理学的に受 容可能な溶液は、例えば、生理学的生理食塩水、生理食塩水-グルコース混合物 、リンゲル溶液、乳酸加リンゲル溶液、ロック-リンゲル溶液、クレブス-リンゲ ル溶液、ハートマン平衡化溶液、ヘパリン加クエン酸ナトリウム-クエン酸-デキ ストロース溶液、およびポリマー血漿置換物(例えば、ポリエチレンオキシド、 ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、およびエチレンオキシド-プロ ピレングリコール濃縮物)であり得る。このような溶液は、有害な副作用なしに 、例えば、静脈内または動脈内注射または注入によって、非経口投与され得る。 ヘモグロビンはまた、貯蔵のために凍結乾燥され、そして使用前に再構成され得 る。 このような溶液または凍結乾燥した粉末を調製するための方法は、当該技術分野 で公知である。 本発明の方法での使用に好ましいヘモグロビンは、2つのαサブユニット間の フマレート架橋を生成するために、ビス(3,5-ジブロモサリチル)-フマレートと 架橋したヘモグロビンである(DCLHbTM、Baxter Healthcare,Deerfield,Illino isによって製造される)。この架橋したヘモグロビンは、米国特許第4,598,064 号、第4,600,531号、およびRE 34,271に、クロマトグラフィー工程を除いたその 調製方法とともにより十分に記載される。このヘモグロビンは、好ましくは、米 国特許第4,831,012号、4,861,867号、第5,128,452号、および第5,281,579号、な らびに米国特許出願番号第07/207,346号に開示される条件下で製造される。 実際に、好ましいDCLHbTM溶液は、Baxter Healthcare Corporationによって製 造されそして本発明に有用であり、これは、平衡化電解質溶液中に10g/dlの改変 したテトラマーヘモグロビンを含む。産物は、HbsAg、HIV-1および2、ならびHCV についてテストされそして陰性であることが見いだされているボランティアドナ ーからのヒト赤血球のユニットから調製される。製造の間、赤血球はヘモグロビ ンを放出するために浸透圧的に溶解される。限界濾過後、間質フリーのヘモグロ ビンは、2つのαサブユニットを連結するフマリル部分を有する安定化したテト ラマーヘモグロビンを産生するために、ジアスピリン架橋剤と反応する。架橋後 、反応混合物は、ウイルス脱活性化をもたらしそして外来タンパク質を沈殿させ るために加熱される。沈殿物は、濾過によって除去される。次いで、DCLHbTMは 濃縮され、そして生理学的電解質ベヒクルにダイアフィルトレートされる。得ら れる溶液は、全血と等浸透圧、高膨張性(約40torr)であり、そして表1に示す 組成を有する。 表1 10 %ジアスピリン架橋したヘモグロビン溶液の化学的アッセイ このように本発明は記載されたが、本発明は多くの様式で変更され得ることが 明らかである。このような変更は、本発明の意図および範囲からの逸脱とみなさ れず、そして当業者に明らかであるようなすべてのそのような改変および等価物 は、以下の請求の範囲内に含まれることが意図される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.外科手術または侵襲性医学的処置の後の回復を改善するための方法であっ て、患者を外科手術または侵襲性医学的処置にスケジュールする工程、および該 外科手術または該処置の前にヘモグロビン調製物を該患者に投与する工程を包含 し、ここで該外科手術または処置が、該投与の開始後約12時間を超える時間に行 われるべきであることを考慮に入れた後にスケジュールされる、方法。 2.前記侵襲性医学的処置が、カテーテル処置または挿管である、請求項1に 記載の方法。 3.前記哺乳動物がヒトである、請求項1に記載の方法。 4.請求項1に記載の方法であって、前記ヘモグロビン調製物が、細胞内解離 を防止するか、または血管内持続性を増大するように化学的に改変されているヘ モグロビンを含有する溶液である、方法。 5.請求項4に記載の方法であって、前記ヘモグロビンが、約20と約45mmHgと の間のP50値の範囲内で酸素結合親和性を示す、方法。 6.請求項1に記載の方法であって、前記ヘモグロビンが、架橋ヘモグロビン 、結合体化ヘモグロビン、カプセル化ヘモグロビン、およびポリマー化ヘモグロ ビンからなる群から選択される、方法。 7.請求項6に記載の方法であって、前記架橋ヘモグロビンが、ジアスピリン 架橋ヘモグロビンである、方法。 8.請求項1に記載の方法であって、前記有効量のヘモグロビン調製物が、1 キログラム体重あたり約10ミリグラムのヘモグロビンから1キログラム体重あた り約5,500ミリグラムのヘモグロビンを含有する、方法。 9.請求項1に記載の方法であって、前記有効量のヘモグロビン調製物が、1 キログラム体重あたり約25ミリグラムヘモグロビンから1キログラム体重あたり 約1,000ミリグラムヘモグロビンを含有する、方法。 10.請求項1に記載の方法であって、前記有効量のヘモグロビン調製物が、 1キログラム体重あたり約50ミリグラムヘモグロビンから1キログラム体重あた り約400ミリグラムヘモグロビンを含有する、方法。 11.請求項1に記載の方法であって、前記投与が、前記外科手術または前記 処置の前に、約72時間から約12時間の範囲の時間に行われる、方法。 12.請求項1に記載の方法であって、前記投与が、前記外科手術または前記 処置の前に、約48時間から約18時間の範囲の時間に行われる、方法。 13.請求項1に記載の方法であって、前記投与が、前記外科手術または前記 処置の前に、約36時間から約24時間の範囲の時間に行われる、方法。 14.請求項1に記載の方法であって、前記ヘモグロビン調製物が、非経口投 与のための生理学的に受容可能な溶液の形態である、方法。 15.請求項14に記載の方法であって、前記生理学的に受容可能な溶液が、 約1g/dlから約20g/dlまでのヘモグロビンを含む、方法。 16.請求項1に記載の方法であって、前記有効量のヘモグロビン調製物が、 単回用量で、または一連の複数回サブ用量で投与される、方法。 17.外科手術または侵襲性医学的処置後の患者において治癒を改善するため の方法であって、1キログラム体重あたり約50ミリグラムのヘモグロビンから1 キログラム体重あたり約400ミリグラムのヘモグロビンを含有するヘモグロビン 調製物を、該外科手術または該処置の前に、72時間と約12時間との間の時間内に 、患者に投与する工程を包含する、方法。 18.請求項17に記載の方法であって、前記ヘモグロビンが、架橋ヘモグロ ビン、結合体化ヘモグロビン、カプセル化ヘモグロビン、およびポリマー化ヘモ グロビンからなる群から選択される、方法。 19.請求項18に記載の方法であって、前記架橋ヘモグロビンが、ジアスピ リン架橋ヘモグロビンである、方法。 20.請求項18に記載の方法であって、前記投与が、前記外科手術または前 記処置の前に、約48時間から約18時間の範囲の時間に行われる、方法。 21.請求項18に記載の方法であって、前記投与が、前記外科手術または前 記処置の前に、約36時間から約24時間の範囲の時間に行われる、方法。 22.外科手術または侵襲性医学的処置の後の患者において治癒を改善するた めの方法であって、1キログラム体重あたり少なくとも約10ミリグラムの濃度の ヘモグロビンを含有するヘモグロビン調製物を、該外科手術または該処置の前に 、約72時間と約12時間との間の時間内に投与する工程を包含し、ここで該患者は 、該時間の間に該濃度以上のヘモグロビン調製物のいかなる他の用量も受けない 、方法。 23.請求項22に記載の方法であって、前記架橋ヘモグロビンが、ジアスピ リン架橋ヘモグロビンである、方法。 24.請求項22に記載の方法であって、前記濃度が、1キログラム体重あた り少なくとも約25ミリグラムヘモグロビンである、方法。 25.請求項22に記載の方法であって、前記濃度が、1キログラム体重あた り少なくとも約50ミリグラムヘモグロビンである、方法。 26.請求項22に記載の方法であって、前記投与が、前記外科手術または前 記処置の前に、約48時間から約18時間の範囲の時間において行われる、方法。 27.請求項22に記載の方法であって、前記投与が、前記外科手術または前 記処置の前に、約36時間から約24時間の範囲の時間において行われる、方法。
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