JP2001509460A - ばら荷品を輸送および貯蔵するときに外部支持構造体とともに使用するためのいわゆるライナーの形態の袋状内部層 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ばら荷品を輸送および貯蔵するときに外部支持構造体（２）とともに使用するためのいわゆるライナー（１）の形態の袋状内部層に関する。ライナー（１）には支持部材（１１）が設けられ、ライナー袋はその支持部材に向かって折りたたまれおよび／または巻かれ、それによって自己支持型パッケージが形成される。ライナー（１）には充填用のソケット（１２）と排出用のソケット（１３）とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、流動性のおよび粒状のばら荷品（バルク品）を輸送および貯蔵する
ときに外部支持（収容）構造体とともに使用するためのいわゆるライナーの形態
の袋状内部層に関する。

【０００２】 ばら荷品（バルク品、かさ扱い品、bulk goods）は、注ぎ、ポンプで汲み揚げ
（pump）、またはすくって汲む（ladle）ことができるのに対して、ケース品（ 箱品、容器品、外装品、case goods）がしばしば取上げ（拾い上げ、pick up） られる点で、両者の取扱いは異なる。その２つのタイプの品物の間の相違を説明
するための例としてミネラル・ウォーター（鉱水）を挙げることができる。ミネ
ラル・ウォーターは、ばら荷品扱いとしてポンプ汲み揚げおよび注入するために
タンクに入れて供給するか、またはケース扱いとしてボトル（瓶）または缶の形
で供給することができる。そのようなばら荷品扱いできる物質の例として、種々
の粘着性を有する流体または流動性の物質、粒子、粉末、穀粒、小粒（granulat
e）またはペースト状の物質がある。そのような物質の例として、さらに、産業 用化学物質、食品産業における半製品および完成品、また、油、燃料および石炭
さらにプラスチック小粒のような石油（岩石）化学製品（petro-chemical produ
cts）がある。

【０００３】 ライナー（liner）は収容されている品物を外部支持ケース（または外部収容 ケース、外側容器）から分離するために使用される。そのような外部ケースは例
えばパレット容器（パレット・コンテナ）によって構成されていてもよい。その
ようなパレット容器は例えば下側のパレット形状の木製部分と上側の多層カード
ボード（厚紙）部分とからなる。そのような容器として知られている他の実施形
態として、完全に金属またはポリマー材料製のパレット基体（ベース）が付加さ
れた箱形の容器が挙げられる。そのような容器は、意図された用途の重量が過大
でない場合には折りたたみ式または組立式（collapsible）であってもよい。ラ イナーを使用する理由は例えば食品産業における衛生上の観点による。その他の
理由は、外部支持構造体（外側支持構造体、外部収容構造体、外側運搬構造体、
外側装着構造体、carrying outer structure）即ち容器そのものがその収容した
物質によって損傷（ダメージ、損害）を受けたり、収容した物質が湿気に敏感で
あったりまたは空気に敏感であったり、またはマイグレーション、移動、流動も
しくは移行（migration）の問題があったりすることによる。

【０００４】 ライナーは、支持構造体の内部構成として形成された完全に閉じた袋の形状を
有するという利点がある。また、ライナーには充填ソケットまたは排出ソケット
を設けることができる。その支持構造体には排出ソケットと整合する開口が設け
られていてもよい。

【０００５】 ライナーに関する現在最も一般的な問題は、ライナーに充填できる状態にする
にはその前にライナーを手で拡げなければならないので、ライナーがかなり使用
しにくいことである。使用可能な全てのソケットは容器の適正な位置に適正な向
きに取付けなければならない。これは最も時間を要する作業であり、ライナーに
おける意図しない折り目（しわ）のせいで充填が始まったときにライナーが裂け
て漏出が生じたりすることさえある。排出ソケットが様々な理由でわずかに適正
な位置からずれている場合には、その排出（空にする作業、emptying）は非常に
妨害される。そのために排出に使用される結合手段（カップリング）がソケット
と適正に連結せず、それによってライナーからの排出が急に制御不可能および停
止不可能になる事態が生じることがある。これは、もちろん不都合であるが、さ
らにライナーが危険な品物を輸送するのに使用されるときには危険でもある。そ
のような品物としては、例えば、可燃性のまたは酸化剤の物質、有毒物質、腐食
性物質、発癌性物質または突然変異発生確率を高める物質がある。

【０００６】 本発明によれば、上述の問題を解決し、それによってライナーをより短い時間
でより安全に取扱うことができる。本発明は、ばら荷品（バルク品）を輸送およ
び貯蔵（保存）するときに外部支持構造体とともに使用するためのいわゆるライ
ナーの形態の袋状内部層に関する。本発明は、ライナーに支持部材（supporting
member）が設けられ、その支持部材に向かってライナー袋が折りたたまれおよ び／または巻かれることを特徴としている。それによって自己支持型パッケージ
が形成される。さらに、ライナーには充填用のソケットと排出用のソケットとが
設けられている。その支持部材には保護フラップ（蓋、板）を設けることが好ま
しく、そのフラップは折りたたみ線（ライン）を介して支持部材に取付けられて
いて、そのフラップは、充填前の取扱い中にライナーが損傷（ダメージ）を受け
ないようにライナーを保護する内側位置から使用モードの外側位置へと変化（移
行）できるようになっている。

【０００７】 その支持部材（支持構造）は、外部支持構造体の側壁のうちの少なくとも１つ
にまたは外部支持構造体の蓋に設けられた対応する取付け手段と協働する（inte
ract with）ように設計されたフック（hook）、ガーダ（girder）、フランジ（f
lange）等を設けることによって、外部支持構造体の側壁のうちの少なくとも１ つの側に取付けられるように構成されることが好ましい。

【０００８】 そのような外部支持構造体はいわゆるパレット容器（container）によって適 当に構成される。そのようなパレット容器はポリマー材料によって適当に形成で
きるが、金属で形成することもできる。

【０００９】 充填ソケットは、外部支持構造体に取付けたときにライナーの上部に配置され
るのが好ましい。排出ソケットは外部支持構造体の底部における排出用凹部（凹
所、recess）に対応する或る位置に配置されることが好ましい。支持部材には、
充填ソケットのための充填ソケット案内ホルダ（guiding filling socket holde
r）と、排出ソケットのための排出ソケット案内ホルダ（guiding emptying sock
et holder）とを設けることが好ましい。

【００１０】 充填ソケット案内ホルダは、ヒンジ（ちょうつがい）を介して支持部材の主要
部に配置することが好ましい。それによって、その自己支持型ライナー・パッケ
ージは、容器として実際に使用される前の収縮し格納されそれによって保護され
た状態（位置）において少なくとも充填ソケットを用いて取扱うことができる。
また、排出ソケット案内ホルダーもそのようなヒンジを介して支持部材の主要部
に配置されてもよい。この構成は、排出点（排出位置）が容器底部の中央に位置
している場合に特に適している。その理由は、パレット容器のこの部分（中央の
排出点）に届かせまたは達する（reach）ようにするのは通常困難だからである 。

【００１１】 充填ソケットにはチューブ状の延長部または伸縮部（伸縮形態）（extension ）が適正に形成されており、その延長部は、外部支持構造体の側壁に沿って、ラ
イナー袋の内側において、外部支持構造体の底部に向かって充填ソケットから垂
直に延びる。それによってライナーの充填および膨張が容易に行われ、それによ
って意図しない折り目（しわ）およびポケットの形成を回避できる。

【００１２】 排出ソケットはバタフライ・バルブ（蝶型弁）の形態の閉止装置（closing de
vice）を含んでいるのが適当である。その閉止装置はフープ形状（環状、輪状）
のバルブ・シート（弁座）およびバルブ（弁）を含んでおり、そのバルブは、ヒ
ンジを介してバルブ・シートに可動形態で取付けられていることによって内側に
開く。ヒンジはバルブ・シートの内側端縁部（端部）に配置さている。バルブは
、ライナーから排出するときにバルブが開放状態（位置）においてその流れを制
限しないようにライナー袋の内側に向かって押し込まれることによって開く。

【００１３】 袋状内部層は充填前に特定のパターンで折りたたまれ、そのパターンによって
その袋状内部層は充填されるときに所望の形状に自動的に拡がることが可能にな
る。

【００１４】 その折りたたみ式または組立式の容器には加熱装置を設けることができる。そ
のような加熱装置は、例えば、容器の基体（ベース）および／または側部に配置
されたプレート（板）によって構成することができる。加熱装置には電気エネル
ギが供給されるのが適当であるが、加熱装置は加熱循環流体または気体（ガス）
を含んだチューブによって構成してもよい。そのような加熱装置は、容器の内容
物（中味）が通常の室温では固体であったりまたは粘性の高いときに使用される
。そのような内容物の考え得る例として、チョコレート、或る野菜油、或るワッ
クスおよび樹脂が挙げられる。

【００１５】 本発明によるライナーは折りたたまれた状態でユーザに配送される。ライナー
は、実際に使用される前の輸送および取扱いの間はフラップおよび支持部材によ
って保護される。ライナーは、支持部材を用いて外部支持構造体の側壁のうちの
１つの側において立った状態（固定状態、不動状態、stranding）に配置するこ とによって外部支持構造体に容易に配設される。排出ソケットを所定位置に案内
（ガイド）するときに支持部材が使用できるので、外部支持構造体に対してフィ
ッタ（取付手段）を上昇させることなくまたは外部支持構造体内にフィッタを下
降させることなく、排出ソケットを容易に所定位置に配置することができる。次
いで、フラップおよび充填ソケット案内ホルダは貯蔵（収容）状態（位置）から
使用モード状態（位置）に移行して、ライナー袋そのものが解放されて使用でき
る状態になる。支持部材は、側壁のうちの１つの側に寄って立っているので、内
容物の圧力によってそれが所定位置に保持される前に（まで）転倒したりひっく
り返ったりし（turn over）ないよう或る形態で取付けられている。それは、協 働するフック等を使用することによって、またはいわゆるウェルクロ・ストリッ
プス（ＷＥＬＣＲＯ−ｓｔｒｉｐｓ（登録商標））、接着剤またはクランプを使
用することによって実現できる。

【００１６】 バルク取扱い用の容器にはしばしば蓋が設けられている。そのような蓋は、そ
れに開口またはハッチ（窓）が設けられている場合には充填前に取付けてもよい
。次いで、ライナーは、充填ソケット案内ホルダをその蓋に配置された対応する
フック等と協働させることによって所要の立った（固定、不動）状態（位置）に
保持できる。

【００１７】 本発明を発明の様々な実施形態を示す添付図面を用いてさらに説明する。

【００１８】 図１はパレット容器の形態の外部支持構造体２の一部の断面図である。本発明
によるライナー１がそのパレット容器内に配置されている。ライナー１には支持
部材１１が設けられており、ライナー袋そのものはその支持部材に向かって折り
たたまれている。支持部材１１には充填ソケット１２用の案内ホルダ１２’と排
出ソケット１３用の案内ホルダ１３’とが設けられている。支持部材１１にはさ
らにフック１４が設けられており、そのフック１４は、容器の側壁２１における
Ｌ字型の外形（輪郭）を有する対応する手段２４と協働する。それによってライ
ナー１、充填ソケット１２および排出ソケット１３は充填前および充填中におい
て所定位置に案内され保持される。パレット容器には底部２３と側壁２１が交じ
わる点（位置）に凹部２２が設けられている。その凹部２２は排出ソケット１３
を収容するように構成されている。ライナー袋は、意図する内容物が充填されて
いるときにそれに従って自然に膨張することを可能にする特定のパターンで折り
たたまれている。

【００１９】 図２はパレット容器の形態の外部支持構造体２の第２の実施形態の断面図であ
る。本発明の第２の実施形態によるライナー１がそのパレット容器内に配置され
ている。ライナー１には支持部材１１が設けられており、ライナー袋そのものは
支持部材１１に向かって折りたたまれている。支持部材１１には充填ソケット１
２用の案内ホルダ１２’と排出ソケット１３用の案内ホルダ１３’とが設けられ
ている。充填ソケット１２用の案内ホルダ１２’にはさらにフック１４が設けら
れており、そのフック１４は、その容器に配置された蓋２５におけるＬ字型の外
形（輪郭）を有する対応する手段２４と協働する。ライナー１、充填ソケット１
２および排出ソケット１３は充填前および充填中において所定位置に案内され保
持される。支持部材１１にはさらに、底部と側部が交わる点（位置）に、および
支持部材１１の主要部と充填ソケット１２用の案内ホルダ１２’の間に、ヒンジ
１５が設けられている。これによって、ライナー１をパレット容器内に組込むこ
とが容易になる。パレット容器の底部２３の中央には排出ソケット１３を収容す
るための凹部２２が設けられている。ライナー袋は、意図する内容物が充填され
ているときにそれに従って自然に膨張することを可能にする特定のパターンで折
りたたまれている。

【００２０】 図３は本発明によるライナー１の排出ソケット１３の付近の各部品を示してい
る。排出ソケット１３は、バタフライ・バルブの形態の閉止装置３０を含んでい
る。その閉止装置はフープ状（環状、輪状）のバルブ・シート（弁座）３１およ
びバルブ３２を含んでおり、そのバルブ３２はヒンジ３３を介してバルブ・シー
ト３１に可動形態で取付けられていてそれによって内側に開く。ヒンジ３３はバ
ルブ・シート３１の内側端縁部（端部）に配置さている。バルブは、ライナー袋
の内側に向かって押し込まれることによって開く。バルブ３２は、その開放状態
（位置）において、ライナー１から排出するときにその流れを制限しない。

【００２１】 本発明は本発明の範囲内で種々の形態に変形することができるので、本発明は
実施形態に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、本発明による、ライナー１を有するパレット容器の形態の外部支持構
造体２の部分断面図を示している。

【図２】 図２は、本発明による、ライナー１を有するパレット容器の形態の外部支持構
造体２の第２の実施形態の断面図を示している。

【図３】 図３は、排出ソケット１３を有するライナー１の部分断面図を示している。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年１月７日（２０００．１．７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (71)出願人 Ｓ−284 80 Ｐｅｒｓｔｏｒｐ， Ｓｗ ｅｄｅｎ Ｆターム(参考） 3E067 AA03 AA04 AA05 AB01 AB26 AC01 BA08C BA12B BB01C BB11C BB13C BB14B BB14C BC07B EA32 EB27 ED02 FA02 FC01 3E070 AA31 AB01 GA11 RA03 RA16

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ばら荷品を輸送および貯蔵するときに外部支持構造体（２）
   とともに使用するためのいわゆるライナー（１）の形態の袋状内部層であって、
   上記ライナー（１）に支持部材（１１）が設けられ、ライナー袋が上記支持部
   材に向かって折りたたまれおよび／または巻かれ、それによって自己支持型パッ
   ケージが形成され、上記ライナー（１）には充填用のソケット（１２）と排出用
   のソケット（１３）とが設けられていることを特徴とする、袋状内部層。
2. 【請求項２】 上記支持部材（１１）に保護フラップが設けられており、こ
   の保護フラップは折りたたみ線を介して上記支持部材に取付けられていて、上記
   保護フラップは、充填前の取扱い中に損傷を受けないよう上記ライナー（１）を
   保護する内側位置から使用モードの外側位置へと変化することができるようにな
   っていることを特徴とする、請求項１に記載のライナー（１）。
3. 【請求項３】 上記支持構造体（１１）は、上記外部支持構造体（２）の側
   壁（２１）のうちの少なくとも１つにまたは上記外部支持構造体の蓋（２５）に
   設けられた対応する取付け手段と協働するように設計されたフック、ガーダ、フ
   ランジ等（１４）を設けることによって上記外部支持構造体（２）の上記側壁（
   ２１）のうちの少なくとも１つの側に取付けられるように構成されていることを
   特徴とする、請求項１または２に記載のライナー（１）。
4. 【請求項４】 上記充填ソケット（１２）は上記外部支持構造体（２）内に
   取付けられたときに上記ライナー（１）の上部に配置されることを特徴とする、
   請求項１乃至３のいずれかに記載のライナー（１）。
5. 【請求項５】 上記排出用ソケット（１３）は上記外部支持構造体（２）の
   底部（２３）における排出用凹部（２２）に対応する位置に配置されることを特
   徴とする、請求項１乃至４のいずれかに記載のライナー（１）。
6. 【請求項６】 上記支持部材（１１）には上記充填ソケット（１２）用の充
   填ソケット案内ホルダ（１２’）と上記排出ソケット（１３）用の排出ソケット
   案内ホルダ（１３’）とが設けられていることを特徴とする、請求項１乃至５の
   いずれかに記載のライナー（１）。
7. 【請求項７】 少なくとも上記充填ソケット案内ホルダ（１２’）はヒンジ
   （１５）を介して上記支持部材（１１）の主要部に配置され、それによってその
   自己支持型ライナー・パッケージは、容器として実際に使用される前の格納され
   それによって保護された状態において少なくとも上記充填ソケット（１２）を用
   いて取扱うことができることを特徴とする、請求項６のいずれかに記載のライナ
   ー。（１）
8. 【請求項８】 上記充填ソケット（１２）にはチューブ状延長部が設けられ
   ており、この延長部は、上記外部支持構造体（２）の側壁（２１）に沿って、上
   記ライナー袋の内側において、上記外部支持構造体（２）の底部（２３）に向か
   って上記充填ソケットから垂直に延び、それによって上記ライナー（１）の充填
   および膨張が容易に行われることを特徴とする、請求項１乃至７のいずれかに記
   載のライナー（１）。
9. 【請求項９】 上記排出ソケット（１３）はバタフライ・バルブの形態の閉
   止装置（３０）を含んでおり、この閉止装置（３０）はフープ状バルブ・シート
   （３１）とバルブ（３２）とを含んでおり、上記バルブはヒンジ（３３）を介し
   て上記バルブ・シートに可動形態で取付けられることによって内側に開き、上記
   ヒンジ（３３）は上記バルブ・シート（３１）の内側端部に配置されており、そ
   れによって上記バルブ（３２）は、上記ライナーから排出されるときに上記バル
   ブ（３２）が開放状態において流れを制限しないように上記ライナー袋内に押し
   込まれることによって開くことを特徴とする、請求項１乃至８のいずれかに記載
   のライナー（１）。
10. 【請求項１０】 上記袋状内部層は充填前は或るパターンで折りたたまれて
    おり、このパターンによって上記袋状内部層は充填されるときに所定の形状に自
    動的に拡がることが可能になることを特徴とする、請求項１乃至９のいずれかに
    記載のライナー（１）。